[go: up one dir, main page]

JPH10123849A - 画像形成装置の転写装置 - Google Patents

画像形成装置の転写装置

Info

Publication number
JPH10123849A
JPH10123849A JP8275898A JP27589896A JPH10123849A JP H10123849 A JPH10123849 A JP H10123849A JP 8275898 A JP8275898 A JP 8275898A JP 27589896 A JP27589896 A JP 27589896A JP H10123849 A JPH10123849 A JP H10123849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
shielding plate
sheet
guide
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8275898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3599218B2 (ja
Inventor
Tetsuya Furuyama
哲也 古山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP27589896A priority Critical patent/JP3599218B2/ja
Publication of JPH10123849A publication Critical patent/JPH10123849A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3599218B2 publication Critical patent/JP3599218B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーが用紙ガイドに侵入するのを防止する
ための遮蔽板14を備えた転写装置において、簡単な構
成で遮蔽板14に起因する用紙の汚れ及び転写像のにじ
みを防止すること。 【解決手段】 トナー像が形成される感光体2と、この
感光体2の側方に配置され感光体2との間に転写領域を
形成する転写ロール9と、転写領域の下方に配置され用
紙を転写領域に向かって下から上に案内する一対の対向
する案内部材12,13を有する用紙ガイド8と備えた
画像形成装置の転写装置において、用紙ガイド8は、用
紙の通過時には用紙Pと隙間なく接触し、用紙Pの非通
過時に用紙ガイド8の一方の案内部材13の上端部13
aに接触する可撓性を有する遮蔽板14を備えており、
可撓性を有する遮蔽板14の先端部14aが、用紙ガイ
ド8の一方の案内部材13の上端部13aの方向に屈曲
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置において使用される転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において
は、通常、感光体を一様に帯電し、画像の情報を担持し
た光をその感光体に照射することによりその感光体上に
静電潜像を形成し、その静電潜像をトナーで現像してト
ナー像を形成し、このトナー像を転写器を用いて用紙に
転写することにより、出力画像を得ている。
【0003】感光体上のトナー像を用紙に転写するため
の転写器としては、いくつの方式があるが、感光体に接
触する転写ロールを備えた転写器を使用する場合にも、
一般に、感光体の下方に転写ロールが配置され、トナー
像が用紙に転写される転写領域は感光体の下部に形成さ
れている。転写に当たっては、トナー像をほぼ水平方向
に移動させながら転写する水平転写が行われており、こ
のため、転写領域の側方の用紙搬送方向上流側に、用紙
に転写領域に案内する用紙ガイドが配置されている。こ
の用紙ガイドは、用紙をスムーズに転写領域に案内する
ために用紙の厚さよりも若干広い間隔に保った板状の2
つの案内部材を、通過する用紙の表面(トナー像が転写
される面)側と裏面側に有している。
【0004】また、転写方法としては、例えば、トナー
像とは反対の極性の電圧を転写ロールに印加してトナー
像を静電的に用紙に転写する静電転写法が用いられてい
る。この静電転写法では、転写ロールへの印加電圧のた
めに転写領域と案内部材との間の空間にトナークラウド
が発生し、そのうちの一部が用紙表面側の案内部材の、
用紙に対向する面に付着するおそれがある。この用紙に
対向する面に現像剤が付着すると転写前に用紙表面が汚
されるという不都合がある。
【0005】そこで、この汚れを防止するために、用紙
表面側の案内部材に、トナー像と同極性の電圧を印加し
てトナーの付着を静電的に防止する技術(特開平4−2
08970号公報参照)や、用紙表面側の案内部材の上
方にトナーの付着を防止する汚れ防止用カバーを設ける
技術(特開平4−29257号公報参照)や、上記2つ
の技術を組み合わせた技術(特開平4−29258号公
報参照)が提案されている。
【0006】ところで、近年、画像形成装置内の用紙搬
送距離を短くして画像形成装置を小型化するために、感
光体の側方に転写ドラムを配置してこの側方に転写領域
を形成し、この転写領域の下方に、水平転写で用いる用
紙ガイドと同様の用紙ガイドを、出口を上に向けて設
け、この用紙ガイドに用紙を案内させて転写領域の下方
から用紙に転写領域に搬送し、トナー像をほぼ垂直に移
動させながら転写する垂直転写が行われている。この垂
直転写において上記の静電転写を行うと、水平転写の場
合と同様に、用紙の表面側の案内部材の、用紙に対向す
る面にトナーが付着するおそれがある。この場合、上記
した従来の汚れ防止技術を用いても、用紙ガイドの出口
が上に向けて設けられているため、トナークラウド中の
トナーが重力によって落下して案内部材に付着するた。
このため案内部材へのトナ一付着を防止できず、転写前
の用紙表面が汚されるという問題がある。
【0007】このような問題を解決するために、図8に
示すように、トナー像Tが形成されるドラム状の感光体
2と、この感光体2の側方に配置されトナー像Tを下方
から上方に向って搬送される用紙Pに転写する転写ロー
ル9と、トナー像Tが用紙Pに転写される転写領域の下
方に配置され、用紙Pを上記転写領域に案内する案内手
段である用紙表面側部材12及び用紙裏面側部材13と
を備えた画像形成装置において、その上部が用紙裏面側
部材13の上部と接触するポリエチレンテレフタレート
シート等の可撓性を有する遮蔽板14を設けることが提
案されており、本出願人により特願平7−15919号
として平成7年2月2日に出願されている。
【0008】上記出願明細書に記載の先願の転写装置に
よれば、用紙Pが通過しないときは、可撓性を有する遮
蔽板14の先端部14aは用紙裏面側部材13の上端部
13aと接触しているので、トナークラウド中のトナー
が遮蔽板14、用紙裏面側部材13間に落下することが
防止でき、また、用紙Pが通過するときには、可撓性を
有する遮蔽板14と用紙裏面側部材13の間は、用紙P
の通過により可撓性を有する遮蔽板14が変形して用紙
が通過し得る分だけ押し広げられる。従って、用紙Pの
通過に支障なく遮蔽板14、用紙裏面側部材13間のト
ナー汚れを防止することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
願の転写装置においても、依然幾つの問題が残ってい
る。
【0010】第1に、図8に示されるように、遮蔽板1
4の最先端は、用紙Pとの接触位置よりも上方に位置し
ており、用紙Pから離れているので、トナークラウド中
のトナーが用紙Pと遮蔽板14の最先端部分との間に落
下して遮蔽板14に付着する場合がある。この場合に
は、この遮蔽板14に付着したトナーが用紙Pの表面に
付着して用紙Pの表面、特に、先端部及び後端部を汚す
という問題がある。
【0011】また、転写装置を長期間使用すると、遮蔽
板14が用紙Pと摩擦して遮蔽板14の表面がプラスに
帯電し、感光体2の表面上のマイナス帯電のトナーを静
電吸着するため、遮蔽板14の表面がトナーで汚れる。
そしてこのトナーが用紙に付着して用紙の汚れとなる。
【0012】第2に、用紙Pが遮蔽板14と摩擦して、
剥離帯電により用紙Pの表面がプラスとマイナスに交互
に帯電するため、転写直前の転写ロール52と感光体2
との間のギャップ部において、感光体2の表面上のマイ
ナス帯電のトナーが、用紙Pのプラス帯電部分に向かっ
て飛翔し、「文字ボケ」等の転写像のにじみが発生す
る。
【0013】なお、上記先願の転写装置においては、遮
蔽板14の裏面にマイナスのバイアス電圧を印加するこ
とが記載されており、これにより感光体2の表面上のマ
イナス帯電のトナーに対して静電的な反発力を与えて、
遮蔽板14の先端及び先端近傍へのトナーの付着を防止
し、これにより用紙の汚れを防止している。しかしなが
ら、この方法のみでは十分な効果が得られず、また、新
たにバイアス供給手段を設ける必要が有るので、構造が
複雑化するとともに製造コストの上昇を招くという問題
がある。
【0014】そこで本発明は、トナーが用紙ガイドに侵
入するのを防止するための遮蔽板を備えた転写装置にお
いて、簡単な構成で遮蔽板に起因する用紙の汚れ及び転
写像のにじみを防止することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、トナー像が形
成される像担持体と、この像担持体の側方に配置された
転写器であって前記像担持体との間に転写領域を形成す
る転写器と、前記転写領域の下方に配置され用紙を前記
転写領域に向かって下から上に案内する一対の対向する
案内部材を有する案内手段と備え、前記転写領域におい
て前記像担持体のトナー像を用紙に転写する画像形成装
置の転写装置において、前記案内手段は、用紙の通過時
に前記案内手段の一方の案内部材の上端部が用紙に弾性
的に押しつけられ、用紙の非通過時に前記案内手段の一
方の案内部材の上端部に接触する可撓性を有する遮蔽板
を備えており、前記可撓性を有する遮蔽板の先端部が、
前記案内手段の一方の案内部材の上端部の方向に屈曲さ
れていることを特徴とする。
【0016】また本発明は、トナー像が形成される像担
持体と、この像担持体の側方に配置された転写器であっ
て前記像担持体との間に転写領域を形成する転写器と、
前記転写領域の下方に配置され用紙を前記転写領域に向
かって下から上に案内する一対の対向する案内部材を有
する案内手段と備え、前記転写領域において前記像担持
体のトナー像を用紙に転写する画像形成装置の転写装置
において、前記案内手段は、用紙の通過時に前記案内手
段の一方の案内部材の上端部が用紙に弾性的に押しつけ
られ、用紙の非通過時に前記案内手段の一方の案内部材
の上端部に接触する可撓性を有する遮蔽板を備えてお
り、前記可撓性を有する遮蔽板の基端部の近傍に、他の
部分よりも機械的強度が弱い応力集中部を形成したこと
を特徴とする。
【0017】
【作用】可撓性を有する遮蔽板の先端部が、前記案内手
段の一方の案内部材の上端部の方向に屈曲されている本
発明においては、遮蔽板の先端部が用紙に接触するの
で、案内手段の一方の案内部材と遮蔽板の先端部の間に
隙間が生じることはなく、遮蔽板の先端部の用紙側にト
ナーが付着することがない。
【0018】また、可撓性を有する遮蔽板の基端部の近
傍に他の部分よりも機械的強度が弱い応力集中部を形成
した本発明においては、遮蔽板が応力集中部から折り曲
がって遮蔽板の先端部は平坦状となるので、案内手段の
一方の案内部材と遮蔽板の先端部の間に隙間が生じるこ
とはなく、遮蔽板の先端部の用紙側にトナーが付着する
ことがない。
【0019】また、用紙と遮蔽板との摩擦帯電が軽減さ
れるため、転写像のにじみが改善される。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の画像形成装置
の転写装置の実施例を説明する。図1は、画像形成装置
の転写装置の基本的な構成を示す模式図である。
【0021】画像形成装置1は、矢印2aで示される方
向に回転するドラム状の感光体2と、この感光体2を一
様に帯電させる帯電器3と、感光体2を露光することに
より、潜像を形成する露光手段(図示せず)と、現像剤
により感光体2上の潜像を現像してトナー像を形成する
現像装置4を備えている。さらに、画像形成装置1は、
各種サイズの用紙がそれぞれに収容されている複数の用
紙トレイ(図示せず)から供給された用紙Pを搬送する
1対の搬送ローラ5a,5b及び1対の搬送ガイド6
a,6bと、これらにより搬送されてきた用紙Pを転写
領域7に案内する、転写領域7の下方に配置された用紙
ガイド8と、用紙ガイド8によって転写領域7に案内さ
れてきた用紙Pにトナー像を転写する、感光体2の側方
に配置された転写ロール9を備えており、用紙Pは、転
写領域7の下方から上方に向かって用紙ガイド8に案内
されトナー像が転写された後、定着装置(図示せず)に
送られ、ここで定着されて外部に排出されるように構成
されている。
【0022】上記転写ロール9には、トナー像を用紙P
に転写するために、トナー像の帯電極性(本実施例では
マイナス)とは反対の極性(本実施例ではプラス)の電
圧が電源10から印加され、この電圧により転写領域7
の下方の用紙Pと感光体2の間の空間にはトナークラウ
ド11が発生している。
【0023】次に、用紙ガイド8について説明する。用
紙ガイド8は、用紙ガイド8を通過中のトナー像が転写
される用紙Pの表面側に配置されて用紙Pが進入してく
る姿勢を決定する用紙表面側部材12と、用紙ガイド8
を通過中の用紙Pの裏面側に配置された用紙裏面側部材
13と、下端部が用紙表面側部材12に固定され、上端
部が用紙裏面側部材13の上端部に対して弾性的に接触
するポリエチレンテレフタレート等からなり、トナーク
ラウド11に対する遮蔽板として機能する絶縁性の可撓
性を有する遮蔽板14を備えている。
【0024】用紙裏面側部材13の上端部13aと可撓
性を有する遮蔽板14の先端部14aとは互いに弾性的
に接触しており、用紙Pがこの接触部を通過することに
より可撓性を有する遮蔽板14が撓み、用紙Pの厚さ分
だけ可撓性を有する遮蔽板14が押し広げられる。すな
わち、用紙裏面側部材13と可撓性を有する遮蔽板14
は、用紙Pが通過しないときは互いに接触しており、用
紙Pが通過しているときは通過している用紙Pの表面に
接触する。このため、用紙裏面側部材13と可撓性を有
する遮蔽板14の接触部から、トナークラウド11中の
トナーが用紙ガイド8の内部に侵入することはほとんど
無く、転写前の用紙Pの表面がトナーによって汚される
ことを低減できる。なお、本実施例においては、用紙表
面側部材12は、感光体保護カバーの一部として構成さ
れている。
【0025】ここで、本発明においては、可撓性を有す
る遮蔽板14を、以下の各実施例に示すように、特定の
形状とすることにより、可撓性を有する遮蔽板14に起
因する用紙の汚れ及び転写像のにじみを防止するように
している。
【0026】<第1の実施例>第1の実施例において
は、図2に示すように、可撓性を有する遮蔽板14の先
端部14aを曲げ部15から用紙裏面側部材13の上端
部13a側に向けて折り曲げ、可撓性を有する遮蔽板1
4の先端部14aを用紙裏面側部材13の上端部13a
に弾性的に接触させている。これにより、可撓性を有す
る遮蔽板14の先端部14aにおける用紙裏面側部材1
3と可撓性を有する遮蔽板14との間の隙間がなくなっ
て、転写ギャップ近傍のトナーが可撓性を有する遮蔽板
14の用紙P側の面に付着することがなくなり、用紙P
の表面が汚れを防止することができる。
【0027】また、用紙Pが用紙裏面側部材13と可撓
性を有する遮蔽板14との間を通過するときには、可撓
性を有する遮蔽板14の先端部14aが線状に用紙Pと
接触することになり、可撓性を有する遮蔽板14の中間
部16は用紙Pに接触しないか、或いは、軽く接触する
だけであるので、接触面積が減少し、用紙Pのプラス極
性の摩擦帯電が軽減され、転写像のにじみを防止するこ
とができる。
【0028】更に、図3に示すように、可撓性を有する
遮蔽板14の中間部16が用紙Pから完全に浮くように
することにより、摩擦帯電の影響が大幅に軽減できる。
【0029】なお、上記曲げ部15は、基本的には、用
紙Pの搬送方向に対して直交する方向に形成するが、こ
の方向から若干傾斜して形成することもできる。この場
合には、用紙Pの先端が時差を持って可撓性を有する遮
蔽板14の先端の折り曲がった部分に突入するので、用
紙の先端に対して抵抗力が一度に加わることがなく、紙
詰まりの発生を防止することができる。
【0030】また、曲げ部15を角状に形成するのでは
なく、アール状または多角曲げ状に形成してもよい。こ
の場合も、用紙Pの先端が曲げ部15に突入するとき
に、用紙Pの先端に加わる抵抗力が減少するため、紙詰
まりの発生を防止することができる。
【0031】<第2の実施例>第2の実施例において
は、図4に示すように、可撓性を有する遮蔽板14の基
端部の近傍に、他の部分よりも機械的強度が弱い応力集
中部17を形成し、可撓性を有する遮蔽板14が、この
応力集中部17で折り曲がるようにしている。これによ
り、可撓性を有する遮蔽板14の先端部14aが反り返
るのが防止でき、可撓性を有する遮蔽板14の基端部か
ら先端部14aまではほぼ平坦な平板状となるので、可
撓性を有する遮蔽板14の先端部14aは、用紙裏面側
部材13の先端から浮き上がることなく接触する。した
がって、第1の実施例と同様に、トナーが可撓性を有す
る遮蔽板14の用紙P側の面に付着することがなくな
り、用紙Pの表面が汚れを防止することができる。ま
た、可撓性を有する遮蔽板14の基端部から先端部まで
は強度が低下することはないので、可撓性を有する遮蔽
板14の長手方向の撓みが生じることもない。
【0032】また、可撓性を有する遮蔽板14の先端部
14aのみが用紙Pと接触するので、摩擦帯電の影響が
大幅に軽減でき、転写像のにじみを防止することができ
る。可撓性を有する遮蔽板14に応力集中部17を形成
する手段としては、図5(a)に示すように、可撓性を
有する遮蔽板14の下端部14bの近傍に、用紙Pの搬
送方向に対して直交する方向に連続的に複数の孔14c
を形成する構成を採用することができる。なお、符号1
4dは、遮蔽板14の取り付け穴である。また、図5
(b)に示すように、可撓性を有する遮蔽板14を先端
部14eと基端部14fに分かれた2枚構成とし、先端
部14eを剛性を有する部材で構成し、基端部14fを
可撓性を有する部材で構成すること、或いは、図5
(c)に示すように、可撓性を有する遮蔽板14の下端
部14の近傍に用紙Pの搬送方向に対して直交する方向
に長溝14gを形成すること、或いは、図5(d)に示
すように、可撓性を有する遮蔽板14の基端部を除いた
部分を2枚の板状部材14h,14iの貼り合わせから
構成し基端部を1枚の板状部材14hで構成すること、
或いは、成型或いは板材追加工により可撓性を有する遮
蔽板14の基端部を厚みを他の部分に比べて薄くするこ
と等の技術を採用することができる。
【0033】更に、2枚の板状部材14h,14iを貼
り合わせて可撓性を有する遮蔽板14を構成する場合に
は、図6に示すように、遮蔽板14の裏側、すなわち、
用紙Pとは反対側の板状部材14iを導電性部材から構
成し、この導電性部材からなる板状部材14iに電源1
8からトナーの帯電極性とは逆極性のバイアス電圧を印
加するようにしてもよい。この場合には、感光体2の表
面から用紙ガイドの方向にトナーが飛翔するのを防止し
て、一層トナーの付着を防止することができる。
【0034】図7は、本発明の画像形成装置の転写装置
の第3の実施例を示す模式図である。第3の実施例は、
図3に示す例と同様な構成を有しているが、遮蔽板14
の裏面に導電性パターン14bが設けられており、この
導電性パターン14bに、転写ロール9に高圧電源19
から印加される転写電圧とは逆の極性の電圧が、電源1
8から印加されている点が異なっている。
【0035】第3の実施例においては、図3に示す画像
形成装置の転写装置の効果に加えて、感光体2の表面か
ら用紙ガイドの方向にトナーが飛翔するのを防止して、
一層トナーの付着を防止することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
遮蔽板の先端部が、案内手段の一方の案内部材の上端部
の方向に屈曲されているか、或いは、可撓性を有する遮
蔽板の基端部の近傍に、他の部分よりも機械的強度が弱
い応力集中部を形成したので、遮蔽板の先端部が用紙に
接触し、案内手段の一方の案内部材と遮蔽板の先端部の
間に隙間が生じることはなく、遮蔽板の先端部の用紙側
にトナーが付着することがない。したがって、遮蔽板に
起因する用紙の汚れが防止できる。また、用紙と遮蔽板
との面接触による摩擦帯電がないため、転写像のにじみ
が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置の転写装置の基本的な構成を示
す模式図である。
【図2】 本発明の画像形成装置の転写装置の第1の実
施例を示す模式図である。
【図3】 第1の実施例の変形例を示す模式図である。
【図4】 本発明の画像形成装置の転写装置の第2の実
施例を示す模式図である。
【図5】 可撓性を有する遮蔽板に応力集中部を形成す
る手段を示す模式図である。
【図6】 遮蔽板にバイアス電圧を印加する手段を設け
た例を示す模式図である。
【図7】 本発明の画像形成装置の転写装置の第3の実
施例を示す模式図である。
【図8】 従来の画像形成装置の転写装置を示す模式図
である。
【符号の説明】
1…画像形成装置、2a…矢印、2…感光体、3…帯電
器、4…現像装置、5a,5b…搬送ローラ、6a,6
b…搬送ガイド、7…転写領域、8…用紙ガイド、9…
転写ロール、10…電源、11…トナークラウド、12
…用紙表面側部材、13…用紙裏面側部材、14…可撓
性を有する遮蔽板、14a…先端部、下14b…端部、
14c…孔、14d…取り付け穴、14e…先端部、1
4f…基端部、14g…長溝、14h,14i…板状部
材、15…曲げ部、16…中間部、17…応力集中部、
18…電源、19…高圧電源、P…用紙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像が形成される像担持体と、この
    像担持体の側方に配置された転写器であって前記像担持
    体との間に転写領域を形成する転写器と、前記転写領域
    の下方に配置され用紙を前記転写領域に向かって下から
    上に案内する一対の対向する案内部材を有する案内手段
    と備え、前記転写領域において前記像担持体のトナー像
    を用紙に転写する画像形成装置の転写装置において、 前記案内手段は、用紙の通過時に前記案内手段の一方の
    案内部材の上端部が用紙に弾性的に押しつけられ、用紙
    の非通過時に前記案内手段の一方の案内部材の上端部に
    接触する可撓性を有する遮蔽板を備えており、 前記可撓性を有する遮蔽板の先端部が、前記案内手段の
    一方の案内部材の上端部の方向に屈曲されていることを
    特徴とする画像形成装置の転写装置。
  2. 【請求項2】 前記可撓性を有する遮蔽板の基端部の近
    傍に、他の部分よりも機械的強度が弱い応力集中部を形
    成したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の
    転写装置。
  3. 【請求項3】 トナー像が形成される像担持体と、この
    像担持体の側方に配置された転写器であって前記像担持
    体との間に転写領域を形成する転写器と、前記転写領域
    の下方に配置され用紙を前記転写領域に向かって下から
    上に案内する一対の対向する案内部材を有する案内手段
    と備え、前記転写領域において前記像担持体のトナー像
    を用紙に転写する画像形成装置の転写装置において、 前記案内手段は、用紙の通過時に前記案内手段の一方の
    案内部材の上端部が用紙に弾性的に押しつけられ、用紙
    の非通過時に前記案内手段の一方の案内部材の上端部に
    接触する可撓性を有する遮蔽板を備えており、 前記可撓性を有する遮蔽板の基端部の近傍に、他の部分
    よりも機械的強度が弱い応力集中部を形成したことを特
    徴とする画像形成装置の転写装置。
  4. 【請求項4】 前記可撓性を有する遮蔽板の裏面に転写
    電圧の極性とは,逆の極性の電圧が印加される部位を設
    けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    画像形成装置の転写装置。
JP27589896A 1996-10-18 1996-10-18 画像形成装置の転写装置 Expired - Fee Related JP3599218B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27589896A JP3599218B2 (ja) 1996-10-18 1996-10-18 画像形成装置の転写装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27589896A JP3599218B2 (ja) 1996-10-18 1996-10-18 画像形成装置の転写装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10123849A true JPH10123849A (ja) 1998-05-15
JP3599218B2 JP3599218B2 (ja) 2004-12-08

Family

ID=17561983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27589896A Expired - Fee Related JP3599218B2 (ja) 1996-10-18 1996-10-18 画像形成装置の転写装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3599218B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007320692A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2014005097A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Canon Inc シート搬送装置
US10317832B2 (en) 2017-02-20 2019-06-11 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus to suppress toner adhering to guiding members

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007320692A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
US7809318B2 (en) 2006-05-31 2010-10-05 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus having elastic extension guide member with movable portion
JP2014005097A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Canon Inc シート搬送装置
US10317832B2 (en) 2017-02-20 2019-06-11 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus to suppress toner adhering to guiding members

Also Published As

Publication number Publication date
JP3599218B2 (ja) 2004-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3386235B2 (ja) 転写紙案内装置
JP3110539B2 (ja) 画像形成装置
JPH04301870A (ja) 画像形成装置
JPH0741204A (ja) 画像形成装置
JP3630903B2 (ja) 画像形成装置
JP3599218B2 (ja) 画像形成装置の転写装置
JP3601747B2 (ja) 画像形成装置の転写装置
JPH1124341A (ja) 画像形成装置
JPH0546031A (ja) 転写材担持体への用紙ガイド装置
JPS628181A (ja) 静電分離装置
JPH08211753A (ja) 画像形成装置
JPH07295427A (ja) 定着装置
JPH043085A (ja) 転写装置
JP2559255Y2 (ja) 画像形成装置
JP4143268B2 (ja) 画像形成装置
JPH0656301A (ja) 画像形成装置
JPH068607Y2 (ja) 電子写真装置における転写装置
JPH02163779A (ja) 転写装置
JPH0784462A (ja) 画像形成装置
JP2002132058A (ja) 画像形成装置
JPH08106222A (ja) コロナ放電装置
JPH0756449A (ja) 画像形成装置
JP2001097604A (ja) 画像形成装置
JP2002068522A (ja) 画像形成装置
JPH03217884A (ja) 転写・搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040618

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070924

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120924

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120924

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees