JPH10107579A - 圧電部品 - Google Patents
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic elements; Electromechanical resonators
- H03H9/15—Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material
- H03H9/17—Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator
- H03H9/178—Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator of a laminated structure of multiple piezoelectric layers with inner electrodes
-
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
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- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic elements; Electromechanical resonators
- H03H9/02—Details
- H03H9/05—Holders or supports
- H03H9/0504—Holders or supports for bulk acoustic wave devices
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-
- H—ELECTRICITY
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- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic elements; Electromechanical resonators
- H03H9/46—Filters
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- H03H9/58—Multiple crystal filters
- H03H9/60—Electric coupling means therefor
- H03H9/605—Electric coupling means therefor consisting of a ladder configuration
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
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- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板と圧電共振子との接続強度に優れ、電気
的信頼性の高い圧電部品を提供する。 【解決手段】 圧電部品10は、パターン電極14,1
6を有する基板12を含む。基板12上には、たとえば
長さ振動モードで振動する圧電共振子18が装着され
る。圧電共振子18のノード点付近には、別途、成形物
として作製された保持部材24が接着される。保持部材
24の平面部24aが、第1の保持手段26で圧電共振
子18の振動電極22bに接着され、保持部材24の平
面部24bが、第2の保持手段28でパターン電極16
に接着される。圧電共振子18の長さ方向における圧電
共振子18と第1の保持手段26との接着長さWは、圧
電共振子18の全長Lの25%以下に設定される。圧電
共振子18の振動電極22aの中央部とパターン電極1
4とは、導電ワイヤ30で接続される。
的信頼性の高い圧電部品を提供する。 【解決手段】 圧電部品10は、パターン電極14,1
6を有する基板12を含む。基板12上には、たとえば
長さ振動モードで振動する圧電共振子18が装着され
る。圧電共振子18のノード点付近には、別途、成形物
として作製された保持部材24が接着される。保持部材
24の平面部24aが、第1の保持手段26で圧電共振
子18の振動電極22bに接着され、保持部材24の平
面部24bが、第2の保持手段28でパターン電極16
に接着される。圧電共振子18の長さ方向における圧電
共振子18と第1の保持手段26との接着長さWは、圧
電共振子18の全長Lの25%以下に設定される。圧電
共振子18の振動電極22aの中央部とパターン電極1
4とは、導電ワイヤ30で接続される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は圧電部品に関し、
特にたとえば、圧電体の機械的共振を利用した圧電共振
子、および、その圧電共振子を用いた発振子,電圧制御
発振器,ディスクリミネータ,フィルタなどの圧電部品
に関する。
特にたとえば、圧電体の機械的共振を利用した圧電共振
子、および、その圧電共振子を用いた発振子,電圧制御
発振器,ディスクリミネータ,フィルタなどの圧電部品
に関する。
【0002】
【従来の技術】図16は、この発明の背景となる従来の
圧電部品における基板への圧電共振子の保持構造を示す
要部断面図解図である。この圧電部品1は、圧電共振子
2を含む。圧電共振子2は、たとえば平面視長方形で板
状の圧電体基板3を含む。圧電体基板3は、たとえば厚
み方向に分極される。圧電体基板3の表面および裏面に
は、それぞれ、電極4aおよび4bが形成される。この
圧電体基板3では、2つの電極4aおよび4b間に信号
を入力することにより、圧電体基板3の厚み方向に電界
が印加され、圧電体基板3が長さ方向に振動する。
圧電部品における基板への圧電共振子の保持構造を示す
要部断面図解図である。この圧電部品1は、圧電共振子
2を含む。圧電共振子2は、たとえば平面視長方形で板
状の圧電体基板3を含む。圧電体基板3は、たとえば厚
み方向に分極される。圧電体基板3の表面および裏面に
は、それぞれ、電極4aおよび4bが形成される。この
圧電体基板3では、2つの電極4aおよび4b間に信号
を入力することにより、圧電体基板3の厚み方向に電界
が印加され、圧電体基板3が長さ方向に振動する。
【0003】この圧電共振子2は、その表面に所定のパ
ターン電極6を有する絶縁基板5上に保持される。圧電
共振子2は、そのノード点付近がたとえば導電性接着剤
などの取付部材7を介して、絶縁基板5に保持される。
この場合、圧電共振子2の裏面には、その長手方向の中
央で、且つ、その幅方向の一端から他端にかけて、導電
性接着剤が塗布されることにより、取付部材7が形成さ
れる。この従来例では、たとえばメタルマスクを用いた
印刷などの方法によって、圧電体基板3の裏面に取付部
材7が形成される。そして、圧電共振子2と絶縁基板5
とが接着され、圧電共振子2の裏面側の電極4bと、絶
縁基板5の表面のパターン電極6とが、機械的かつ電気
的に接続される。
ターン電極6を有する絶縁基板5上に保持される。圧電
共振子2は、そのノード点付近がたとえば導電性接着剤
などの取付部材7を介して、絶縁基板5に保持される。
この場合、圧電共振子2の裏面には、その長手方向の中
央で、且つ、その幅方向の一端から他端にかけて、導電
性接着剤が塗布されることにより、取付部材7が形成さ
れる。この従来例では、たとえばメタルマスクを用いた
印刷などの方法によって、圧電体基板3の裏面に取付部
材7が形成される。そして、圧電共振子2と絶縁基板5
とが接着され、圧電共振子2の裏面側の電極4bと、絶
縁基板5の表面のパターン電極6とが、機械的かつ電気
的に接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図16
に示すような、絶縁基板5への圧電共振子2の保持構造
では、取付部材7がたとえば表面張力などの機械的スト
レスにより丸みをおびるため、圧電共振子2と絶縁基板
5との接着面積が小さくなってしまう。つまり、圧電共
振子2の裏面の電極4bと絶縁基板5のパターン電極6
との接着強度が弱くなる。そのため、圧電共振子2と絶
縁基板5との電気的接続が弱くなり、ひいては、圧電部
品1の電気的信頼性が低下する。さらに、図16に示す
従来の保持構造では、取付部材7自体の厚みが小さいも
のとなるので、絶縁基板5上に圧電共振子2を保持した
とき、圧電共振子2と絶縁基板5とが極めて近接した状
態に配置される。そのため、圧電共振子2の振動と共
に、絶縁基板5が共振現象を起こし、圧電共振子2の電
気的特性に不要なレスポンスを発生させる不具合が生じ
る恐れがあった。
に示すような、絶縁基板5への圧電共振子2の保持構造
では、取付部材7がたとえば表面張力などの機械的スト
レスにより丸みをおびるため、圧電共振子2と絶縁基板
5との接着面積が小さくなってしまう。つまり、圧電共
振子2の裏面の電極4bと絶縁基板5のパターン電極6
との接着強度が弱くなる。そのため、圧電共振子2と絶
縁基板5との電気的接続が弱くなり、ひいては、圧電部
品1の電気的信頼性が低下する。さらに、図16に示す
従来の保持構造では、取付部材7自体の厚みが小さいも
のとなるので、絶縁基板5上に圧電共振子2を保持した
とき、圧電共振子2と絶縁基板5とが極めて近接した状
態に配置される。そのため、圧電共振子2の振動と共
に、絶縁基板5が共振現象を起こし、圧電共振子2の電
気的特性に不要なレスポンスを発生させる不具合が生じ
る恐れがあった。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、基
板と圧電共振子との接続強度に優れ、電気的信頼性の高
い圧電部品を提供することである。
板と圧電共振子との接続強度に優れ、電気的信頼性の高
い圧電部品を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基板と、基板の表面の所定の位置に配置される平面
視長方形板状の圧電共振子と、基板と圧電共振子との間
に配設される保持部材と、圧電共振子と保持部材との間
に配設され、圧電共振子と保持部材とを接着保持するた
めの第1の保持手段と、保持部材と基板との間に配設さ
れ、保持部材と基板とを接着保持するための第2の保持
手段とを含む、圧電部品である。請求項2の発明は、基
板と、基板の表面の所定の位置に配置される平面視長方
形板状の圧電共振子と、基板と圧電共振子との間に配置
され、基板と圧電共振子とを接着保持する第1の保持手
段とを含み、圧電共振子の長さ方向における第1の保持
手段の接着長さが、圧電共振子の長さ方向の長さの25
%以下に設定される、圧電部品である。請求項3の発明
は、圧電共振子は、長手方向を有する基体を含み、基体
は複数の圧電体層と基体の長手方向に直交するように基
体内に配置される複数の電極とが交互に積層された構成
を含む、請求項1または請求項2に記載の圧電部品であ
る。請求項4の発明は、第1の保持手段は柔軟性を有す
る導電性接着剤である、請求項2に記載の圧電部品であ
る。請求項5に記載の発明は、第1の保持手段および第
2の保持手段が、柔軟性を有する導電性接着剤層で形成
される、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の圧
電部品である。請求項6に記載の発明は、保持部材が、
圧電共振子と基板との間を電気的に導通させる導通部を
含む、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の圧電
部品である。請求項7に記載の発明は、基板および圧電
共振子と対向する保持部材の平面部を除く部位に、銅箔
等の金属箔を形成することにより、導通部が形成され
る、請求項6に記載の圧電部品である。
は、基板と、基板の表面の所定の位置に配置される平面
視長方形板状の圧電共振子と、基板と圧電共振子との間
に配設される保持部材と、圧電共振子と保持部材との間
に配設され、圧電共振子と保持部材とを接着保持するた
めの第1の保持手段と、保持部材と基板との間に配設さ
れ、保持部材と基板とを接着保持するための第2の保持
手段とを含む、圧電部品である。請求項2の発明は、基
板と、基板の表面の所定の位置に配置される平面視長方
形板状の圧電共振子と、基板と圧電共振子との間に配置
され、基板と圧電共振子とを接着保持する第1の保持手
段とを含み、圧電共振子の長さ方向における第1の保持
手段の接着長さが、圧電共振子の長さ方向の長さの25
%以下に設定される、圧電部品である。請求項3の発明
は、圧電共振子は、長手方向を有する基体を含み、基体
は複数の圧電体層と基体の長手方向に直交するように基
体内に配置される複数の電極とが交互に積層された構成
を含む、請求項1または請求項2に記載の圧電部品であ
る。請求項4の発明は、第1の保持手段は柔軟性を有す
る導電性接着剤である、請求項2に記載の圧電部品であ
る。請求項5に記載の発明は、第1の保持手段および第
2の保持手段が、柔軟性を有する導電性接着剤層で形成
される、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の圧
電部品である。請求項6に記載の発明は、保持部材が、
圧電共振子と基板との間を電気的に導通させる導通部を
含む、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の圧電
部品である。請求項7に記載の発明は、基板および圧電
共振子と対向する保持部材の平面部を除く部位に、銅箔
等の金属箔を形成することにより、導通部が形成され
る、請求項6に記載の圧電部品である。
【0007】
【作用】この発明では、保持部材を用いることにより、
基板および圧電共振子と対向する平面部が形成されるの
で、第1の保持手段による保持部材と圧電共振子との間
の接着面積、および第2の保持手段による保持部材と基
板との間の接着面積が、従来例よりも大きくなる。その
ため、基板と圧電共振子との接続強度が高くなる。ま
た、この発明では、保持部材を用いるものであるため保
持部材によって、圧電共振子を基板上の所定の位置に保
持した場合、基板と圧電共振子との間に適度な間隔が設
けられる。さらに、本願の第2の発明では、圧電共振子
の長さ方向における圧電共振子と第1の保持手段との接
着長さが、圧電共振子の長さ方向の長さの25%以下に
設定されることにより、この保持手段が圧電共振子の負
荷として作用することがなく、Q値を低下させることが
ない。この圧電部品では、圧電共振子と保持部材との接
着および保持部材と基板との接着のために、第1の保持
手段および第2の保持手段が用いられる。特に、第1の
保持手段および第2の保持手段を導電性接着剤層で形成
することにより、第1の保持手段が圧電共振子と保持部
材とを電気的に接続可能に保持し、第2の保持手段が保
持部材と基板とを電気的に接続可能に保持する。また、
第2の発明の圧電部品において、圧電共振子と基板とを
接着するための第1の保持手段を導電性接着剤とするこ
とにより、圧電共振子と基板とを電気的に接続可能に保
持する。しかも、導電性接着剤層として、柔軟性を有す
るものを用いることにより、圧電共振子の振動漏れが吸
収される。さらに、保持部材に導通部を形成することに
より、保持部材によって、圧電共振子と基板との間を電
気的に導通させることができる。このような導通部とし
ては、基板および圧電共振子と対向する保持部材の平面
部を除く部位に、銅箔等の金属箔からなる導通部を形成
することができ、この導通部を介して電気的に導通可能
となる。
基板および圧電共振子と対向する平面部が形成されるの
で、第1の保持手段による保持部材と圧電共振子との間
の接着面積、および第2の保持手段による保持部材と基
板との間の接着面積が、従来例よりも大きくなる。その
ため、基板と圧電共振子との接続強度が高くなる。ま
た、この発明では、保持部材を用いるものであるため保
持部材によって、圧電共振子を基板上の所定の位置に保
持した場合、基板と圧電共振子との間に適度な間隔が設
けられる。さらに、本願の第2の発明では、圧電共振子
の長さ方向における圧電共振子と第1の保持手段との接
着長さが、圧電共振子の長さ方向の長さの25%以下に
設定されることにより、この保持手段が圧電共振子の負
荷として作用することがなく、Q値を低下させることが
ない。この圧電部品では、圧電共振子と保持部材との接
着および保持部材と基板との接着のために、第1の保持
手段および第2の保持手段が用いられる。特に、第1の
保持手段および第2の保持手段を導電性接着剤層で形成
することにより、第1の保持手段が圧電共振子と保持部
材とを電気的に接続可能に保持し、第2の保持手段が保
持部材と基板とを電気的に接続可能に保持する。また、
第2の発明の圧電部品において、圧電共振子と基板とを
接着するための第1の保持手段を導電性接着剤とするこ
とにより、圧電共振子と基板とを電気的に接続可能に保
持する。しかも、導電性接着剤層として、柔軟性を有す
るものを用いることにより、圧電共振子の振動漏れが吸
収される。さらに、保持部材に導通部を形成することに
より、保持部材によって、圧電共振子と基板との間を電
気的に導通させることができる。このような導通部とし
ては、基板および圧電共振子と対向する保持部材の平面
部を除く部位に、銅箔等の金属箔からなる導通部を形成
することができ、この導通部を介して電気的に導通可能
となる。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、基板および圧電共振
子と第1および第2の保持手段の接着面積を適度に大き
くすることができ、接続強度が改善されるため、それら
の電気的接続が安定し、電気的信頼性の優れた圧電部品
が得られる。しかも、保持部材を用いるものであるた
め、保持部材は適度の厚みを有することとなり、圧電共
振子を基板上の所定の位置に支持するとき、基板と圧電
共振子との間隔を適度な間隔とすることができる。その
ため、従来例に比べて、基板と圧電共振子とが近接する
ことがなく、圧電共振子の振動と共に基板が共振するこ
とを防止し、それにより、圧電共振子の電気的特性に不
要なレスポンスを防止することができる。また、第2の
発明では、圧電共振子の長さ方向における圧電共振子と
第1の保持手段との接着長さを、圧電共振子の長さ方向
の長さの25%以下に設定することにより、第1の保持
手段自体が圧電共振子の負荷として作用することがな
く、そのため、Q値を低下させることもない。さらに、
圧電共振子と保持部材との接着および保持部材と基板と
の接着のために第1の保持手段および第2の保持手段を
形成し、第1の保持手段および第2の保持手段を柔軟性
を有する導電性接着剤層で形成することにより、圧電共
振子の振動漏れを防止する。また、第2の発明でも、圧
電共振子と基板との接着のために第1の保持手段を形成
し、この第1の保持手段を柔軟性を有する導電性接着剤
層で形成することにより、圧電共振子の振動漏れを防止
する。すなわち、圧電共振子の振動とともに基板が共振
現象を起こすことを防止する。そのため、圧電共振子の
電気的特性に不要なレスポンスを発生させるなどの不具
合をより一層防止することができる。また、保持部材に
導通部を形成することにより、保持部材が不導体で形成
されても、たとえば、基板上の所定のパターン電極と圧
電共振子の所定の電極とを電気的に接続することが可能
になる。
子と第1および第2の保持手段の接着面積を適度に大き
くすることができ、接続強度が改善されるため、それら
の電気的接続が安定し、電気的信頼性の優れた圧電部品
が得られる。しかも、保持部材を用いるものであるた
め、保持部材は適度の厚みを有することとなり、圧電共
振子を基板上の所定の位置に支持するとき、基板と圧電
共振子との間隔を適度な間隔とすることができる。その
ため、従来例に比べて、基板と圧電共振子とが近接する
ことがなく、圧電共振子の振動と共に基板が共振するこ
とを防止し、それにより、圧電共振子の電気的特性に不
要なレスポンスを防止することができる。また、第2の
発明では、圧電共振子の長さ方向における圧電共振子と
第1の保持手段との接着長さを、圧電共振子の長さ方向
の長さの25%以下に設定することにより、第1の保持
手段自体が圧電共振子の負荷として作用することがな
く、そのため、Q値を低下させることもない。さらに、
圧電共振子と保持部材との接着および保持部材と基板と
の接着のために第1の保持手段および第2の保持手段を
形成し、第1の保持手段および第2の保持手段を柔軟性
を有する導電性接着剤層で形成することにより、圧電共
振子の振動漏れを防止する。また、第2の発明でも、圧
電共振子と基板との接着のために第1の保持手段を形成
し、この第1の保持手段を柔軟性を有する導電性接着剤
層で形成することにより、圧電共振子の振動漏れを防止
する。すなわち、圧電共振子の振動とともに基板が共振
現象を起こすことを防止する。そのため、圧電共振子の
電気的特性に不要なレスポンスを発生させるなどの不具
合をより一層防止することができる。また、保持部材に
導通部を形成することにより、保持部材が不導体で形成
されても、たとえば、基板上の所定のパターン電極と圧
電共振子の所定の電極とを電気的に接続することが可能
になる。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す分解斜視図
であり、図2はその要部を示す部分拡大断面図である。
この実施例では、たとえば発振子として用いられる圧電
部品について説明する。圧電部品10は、たとえばアル
ミナなどからなる矩形板状の絶縁基板12を含む。絶縁
基板12の表面上には、間隔を隔てて、たとえば2つの
パターン電極14,16が形成される。一方のパターン
電極14は、絶縁基板12の長さ方向の一端側で、か
つ、その幅方向の一端から他端部に向かって直線状に延
びるライン電極14aと、ライン電極14aの長さ方向
の一方側から、絶縁基板12の長さ方向に直線状に延び
るライン電極14bとで形成される。他方のパターン電
極16は、絶縁基板12の長さ方向の他端側で、かつ、
その幅方向の一端から他端部に向かって直線状に延びる
ライン電極16aと、ライン電極16aの長さ方向の一
方側から、絶縁基板12の長さ方向に直線状に延びるラ
イン電極16bとで形成される。なお、図示省略してい
るが、パターン電極14,16は、絶縁基板12の端部
から裏面側に向かって、回り込むように形成される。
であり、図2はその要部を示す部分拡大断面図である。
この実施例では、たとえば発振子として用いられる圧電
部品について説明する。圧電部品10は、たとえばアル
ミナなどからなる矩形板状の絶縁基板12を含む。絶縁
基板12の表面上には、間隔を隔てて、たとえば2つの
パターン電極14,16が形成される。一方のパターン
電極14は、絶縁基板12の長さ方向の一端側で、か
つ、その幅方向の一端から他端部に向かって直線状に延
びるライン電極14aと、ライン電極14aの長さ方向
の一方側から、絶縁基板12の長さ方向に直線状に延び
るライン電極14bとで形成される。他方のパターン電
極16は、絶縁基板12の長さ方向の他端側で、かつ、
その幅方向の一端から他端部に向かって直線状に延びる
ライン電極16aと、ライン電極16aの長さ方向の一
方側から、絶縁基板12の長さ方向に直線状に延びるラ
イン電極16bとで形成される。なお、図示省略してい
るが、パターン電極14,16は、絶縁基板12の端部
から裏面側に向かって、回り込むように形成される。
【0011】この絶縁基板12の表面側には、圧電共振
子として用いられる圧電振動素子18が配設される。圧
電振動素子18は、たとえば平面視長方形板状の圧電セ
ラミックスからなる圧電体基板20を含む。圧電体基板
20には、たとえば、その表面全面に振動電極22aが
形成され、その裏面全面に振動電極22bが形成され
る。この圧電振動素子18は、たとえば長さ振動モード
で振動し、圧電共振子として用いられる。
子として用いられる圧電振動素子18が配設される。圧
電振動素子18は、たとえば平面視長方形板状の圧電セ
ラミックスからなる圧電体基板20を含む。圧電体基板
20には、たとえば、その表面全面に振動電極22aが
形成され、その裏面全面に振動電極22bが形成され
る。この圧電振動素子18は、たとえば長さ振動モード
で振動し、圧電共振子として用いられる。
【0012】この圧電振動素子18は、保持部材24、
第1および第2の保持手段としての柔軟性を有する第1
および第2の導電性接着剤層26および28によって、
絶縁基板12上の所定の位置に取り付けられる。すなわ
ち、保持部材24は、たとえばエポキシ樹脂材料などで
平面視長方形板状の小片に形成される。保持部材24
は、対向する1対の平面部24aおよび24bを有し、
一方の平面部24aが圧電振動素子18の裏面側と対向
し、他方の平面部24bが絶縁基板12の表面側と対向
するように、圧電振動素子18と絶縁基板12との間に
配置される。この場合、保持部材24は、特に、図1に
示すように、圧電振動素子18の長さ方向の中央付近に
対応する位置に配置される。
第1および第2の保持手段としての柔軟性を有する第1
および第2の導電性接着剤層26および28によって、
絶縁基板12上の所定の位置に取り付けられる。すなわ
ち、保持部材24は、たとえばエポキシ樹脂材料などで
平面視長方形板状の小片に形成される。保持部材24
は、対向する1対の平面部24aおよび24bを有し、
一方の平面部24aが圧電振動素子18の裏面側と対向
し、他方の平面部24bが絶縁基板12の表面側と対向
するように、圧電振動素子18と絶縁基板12との間に
配置される。この場合、保持部材24は、特に、図1に
示すように、圧電振動素子18の長さ方向の中央付近に
対応する位置に配置される。
【0013】保持部材24の一方の平面部24a、つま
り、保持部材24の上面には、第1の保持手段として、
たとえば銀などの導電材料のフィラーを柔軟性を有する
シリコンやエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂中に混入し
た、所謂、導電性接着剤26aが接着され、それによ
り、第1の導電性接着剤層26が形成される。そして、
保持部材24の平面部24aは、第1の導電性接着剤層
26により、圧電振動素子18の振動ノード域、すなわ
ち、圧電振動素子18の長さ方向の中央付近に接着され
る。この場合、圧電振動素子18の一方の振動電極22
bの長さ方向の中央に、保持部材24の平面部24aが
接着される。また、第1の保持手段としての第1の導電
性接着剤層26と圧電振動素子18との接着長さWが、
圧電振動素子18の長さ方向の長さ、つまり、圧電振動
素子18の全長Lの25%以下に設定される。この実施
例では、圧電振動素子18は、その長さ方向の長さ、つ
まり、全長Lがたとえば約4.0mmに形成され、その
幅方向の長さが約0.6mmに形成され、その厚みが約
0.4mmに形成されている。
り、保持部材24の上面には、第1の保持手段として、
たとえば銀などの導電材料のフィラーを柔軟性を有する
シリコンやエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂中に混入し
た、所謂、導電性接着剤26aが接着され、それによ
り、第1の導電性接着剤層26が形成される。そして、
保持部材24の平面部24aは、第1の導電性接着剤層
26により、圧電振動素子18の振動ノード域、すなわ
ち、圧電振動素子18の長さ方向の中央付近に接着され
る。この場合、圧電振動素子18の一方の振動電極22
bの長さ方向の中央に、保持部材24の平面部24aが
接着される。また、第1の保持手段としての第1の導電
性接着剤層26と圧電振動素子18との接着長さWが、
圧電振動素子18の長さ方向の長さ、つまり、圧電振動
素子18の全長Lの25%以下に設定される。この実施
例では、圧電振動素子18は、その長さ方向の長さ、つ
まり、全長Lがたとえば約4.0mmに形成され、その
幅方向の長さが約0.6mmに形成され、その厚みが約
0.4mmに形成されている。
【0014】一方、絶縁基板12の表面上には、圧電振
動素子18を取り付ける部位に対応した位置に、第2の
保持手段として、導電性接着剤28aからなる第2の導
電性接着剤層28が形成される。この実施例では、導電
性接着剤28aが、絶縁基板12表面のパターン電極1
6のライン電極16bの長さ方向の先端部に接着され
る。なお、導電性接着剤28aには、先の第1の保持手
段を形成する導電性接着剤26aと同様の導電性接着剤
が用いられる。そして、圧電振動素子18に接着された
保持部材24の他方の平面部24b、つまり、保持部材
24の下端面が、絶縁基板12表面に接着された導電性
接着剤28a上に接着される。さらに、圧電振動素子1
8の振動電極22aは、導電ワイヤ30などによって、
絶縁基板12上のパターン電極14に接続される。この
場合、振動電極22aの長さ方向の中央部と、パターン
電極14のライン電極14bの長さ方向の先端部とに、
導電ワイヤ30が接続される。
動素子18を取り付ける部位に対応した位置に、第2の
保持手段として、導電性接着剤28aからなる第2の導
電性接着剤層28が形成される。この実施例では、導電
性接着剤28aが、絶縁基板12表面のパターン電極1
6のライン電極16bの長さ方向の先端部に接着され
る。なお、導電性接着剤28aには、先の第1の保持手
段を形成する導電性接着剤26aと同様の導電性接着剤
が用いられる。そして、圧電振動素子18に接着された
保持部材24の他方の平面部24b、つまり、保持部材
24の下端面が、絶縁基板12表面に接着された導電性
接着剤28a上に接着される。さらに、圧電振動素子1
8の振動電極22aは、導電ワイヤ30などによって、
絶縁基板12上のパターン電極14に接続される。この
場合、振動電極22aの長さ方向の中央部と、パターン
電極14のライン電極14bの長さ方向の先端部とに、
導電ワイヤ30が接続される。
【0015】さらに、絶縁基板12上には、金属キャッ
プ(図示せず)等が被せられる。このとき、金属キャッ
プ(図示せず)とパターン電極14,16とが導通しな
いように、絶縁基板12およびパターン電極14,16
上に絶縁性樹脂が塗布される。そして、金属キャップ
(図示せず)が被せられることによって、圧電部品10
が作製される。この圧電部品10では、絶縁基板12の
端部から裏面に回り込むように形成された(図示省略)
パターン電極14,16が、外部回路と接続するための
入出力端子として用いられる。
プ(図示せず)等が被せられる。このとき、金属キャッ
プ(図示せず)とパターン電極14,16とが導通しな
いように、絶縁基板12およびパターン電極14,16
上に絶縁性樹脂が塗布される。そして、金属キャップ
(図示せず)が被せられることによって、圧電部品10
が作製される。この圧電部品10では、絶縁基板12の
端部から裏面に回り込むように形成された(図示省略)
パターン電極14,16が、外部回路と接続するための
入出力端子として用いられる。
【0016】ここで、この実施例における保持部材24
の作製方法の一例について、図1および図3などを参照
しながら説明する。まず、たとえば長さ30mm,幅4
mm,厚み0.4mmに形成された圧電振動素子18用
の親基板150が準備される。次に、この親基板150
の表面の幅方向の中央部に、別途、保持部材24用の親
基板(図示せず)から所定の長さ,幅,厚みで切断され
て作製された保持部材24用の成形物152が接着され
る。この場合、成形物152は、たとえば長さ30m
m,幅0.8mm,厚み0.25mmに形成される。こ
の成形物152は、導電性接着剤26aによって、図3
(A)に示すように、親基板150の幅方向の中央部に
接着される。この実施例では、保持部材24用の成形物
152の幅が、圧電振動素子18の全長の約20%に当
たる、0.8mm程度に形成される。
の作製方法の一例について、図1および図3などを参照
しながら説明する。まず、たとえば長さ30mm,幅4
mm,厚み0.4mmに形成された圧電振動素子18用
の親基板150が準備される。次に、この親基板150
の表面の幅方向の中央部に、別途、保持部材24用の親
基板(図示せず)から所定の長さ,幅,厚みで切断され
て作製された保持部材24用の成形物152が接着され
る。この場合、成形物152は、たとえば長さ30m
m,幅0.8mm,厚み0.25mmに形成される。こ
の成形物152は、導電性接着剤26aによって、図3
(A)に示すように、親基板150の幅方向の中央部に
接着される。この実施例では、保持部材24用の成形物
152の幅が、圧電振動素子18の全長の約20%に当
たる、0.8mm程度に形成される。
【0017】その後、親基板150は、圧電振動素子1
8の幅方向の寸法をピッチpとして、この場合、0.6
mmのピッチpで、図3(A)の二点鎖線に示すよう
に、複数箇所切断される。それにより、図3(B)に示
すように、保持部材24を有する圧電振動素子18が作
製される。すなわち、圧電振動素子18の一方主面に
は、その長さ方向の中央部(ノード点付近)に、導電性
接着剤26aからなる第1の導電性接着剤層26(第1
の保持手段)を介して、保持部材24の対向する一方の
平面部24aが接着保持される。
8の幅方向の寸法をピッチpとして、この場合、0.6
mmのピッチpで、図3(A)の二点鎖線に示すよう
に、複数箇所切断される。それにより、図3(B)に示
すように、保持部材24を有する圧電振動素子18が作
製される。すなわち、圧電振動素子18の一方主面に
は、その長さ方向の中央部(ノード点付近)に、導電性
接着剤26aからなる第1の導電性接着剤層26(第1
の保持手段)を介して、保持部材24の対向する一方の
平面部24aが接着保持される。
【0018】この実施例の圧電部品10では、保持部材
24が形成され、この保持部材24が導電性接着剤26
a,28aを介して、圧電振動素子18の長さ方向の中
央部および絶縁基板12上のライン電極16bに接着さ
れているため、圧電振動素子18の端部が絶縁基板12
から離れた状態で配置され、圧電振動素子18の振動が
阻害されない。また、圧電振動素子18のノード点であ
る中央部が保持部材24に固定されるとともに、導電ワ
イヤ30が接続されるため、励振される長さ振動が弱め
られない。
24が形成され、この保持部材24が導電性接着剤26
a,28aを介して、圧電振動素子18の長さ方向の中
央部および絶縁基板12上のライン電極16bに接着さ
れているため、圧電振動素子18の端部が絶縁基板12
から離れた状態で配置され、圧電振動素子18の振動が
阻害されない。また、圧電振動素子18のノード点であ
る中央部が保持部材24に固定されるとともに、導電ワ
イヤ30が接続されるため、励振される長さ振動が弱め
られない。
【0019】この実施例の圧電部品10では、特に、圧
電共振子として用いられる圧電振動素子18が、保持部
材24および保持部材24の平面部24a,24bに接
着される導電性接着剤26a,28aによって、絶縁基
板12上の所定の位置に接着保持される。この場合、一
方の導電性接着剤26aによって保持部材24の平面部
24aが圧電振動素子18に接着され、他方の導電性接
着剤28aによって保持部材24の平面部24bが絶縁
基板12に接着されるため、たとえば図13に示す従来
例に比べて、保持部材24と圧電振動素子18,絶縁基
板12との接着面積を大きくすることができる。
電共振子として用いられる圧電振動素子18が、保持部
材24および保持部材24の平面部24a,24bに接
着される導電性接着剤26a,28aによって、絶縁基
板12上の所定の位置に接着保持される。この場合、一
方の導電性接着剤26aによって保持部材24の平面部
24aが圧電振動素子18に接着され、他方の導電性接
着剤28aによって保持部材24の平面部24bが絶縁
基板12に接着されるため、たとえば図13に示す従来
例に比べて、保持部材24と圧電振動素子18,絶縁基
板12との接着面積を大きくすることができる。
【0020】そのため、絶縁基板12と圧電振動素子1
8との接続強度が改善され、絶縁基板12と圧電振動素
子18の電気的接続が安定し、電気的信頼性の優れた圧
電部品10が得られる。この場合、保持部材24には、
別途、作製された成形物が用いられるので、保持部材2
4は適度の厚みを有することとなり、圧電振動素子18
を導電性接着剤26aおよび28aを介して、絶縁基板
12上の所定の位置に接着保持したとき、絶縁基板12
と圧電振動素子18との間隔を適度な間隔とすることが
できる。したがって、従来例に比べて、絶縁基板12と
圧電振動素子18とが適度な間隔を有することとなり、
それにより、圧電振動素子18の振動と共に絶縁基板1
2が共振することが防止されるので、圧電振動素子18
の電気的特性に不要なレスポンスの発生を防止すること
ができる。しかも、保持部材24には、別途、成形物と
して作製されたものを用いるため、保持部材24自体の
形状寸法を精度よく形成することができ、かつ、安価に
できる。また、保持部材24の成形物の材質,寸法を選
定することにより、圧電振動素子との共振現象,Qの低
下を招かずに、安定した電気的特性が得られる。
8との接続強度が改善され、絶縁基板12と圧電振動素
子18の電気的接続が安定し、電気的信頼性の優れた圧
電部品10が得られる。この場合、保持部材24には、
別途、作製された成形物が用いられるので、保持部材2
4は適度の厚みを有することとなり、圧電振動素子18
を導電性接着剤26aおよび28aを介して、絶縁基板
12上の所定の位置に接着保持したとき、絶縁基板12
と圧電振動素子18との間隔を適度な間隔とすることが
できる。したがって、従来例に比べて、絶縁基板12と
圧電振動素子18とが適度な間隔を有することとなり、
それにより、圧電振動素子18の振動と共に絶縁基板1
2が共振することが防止されるので、圧電振動素子18
の電気的特性に不要なレスポンスの発生を防止すること
ができる。しかも、保持部材24には、別途、成形物と
して作製されたものを用いるため、保持部材24自体の
形状寸法を精度よく形成することができ、かつ、安価に
できる。また、保持部材24の成形物の材質,寸法を選
定することにより、圧電振動素子との共振現象,Qの低
下を招かずに、安定した電気的特性が得られる。
【0021】さらに、この実施例の圧電部品10では、
圧電振動素子18の長さ方向における圧電振動素子18
と第1の保持手段である第1の接着剤層26との接着長
さの比率が、圧電振動素子18の全長、すなわち、圧電
振動素子18の長さ方向の長さの25%以下で且つ適度
な接着面積を確保できるように形成されるため、第1の
保持手段である第1の導電性接着剤層26および保持部
材24自体が圧電振動素子18の負荷として作用するこ
ともなく、Q値を低下させることがない。
圧電振動素子18の長さ方向における圧電振動素子18
と第1の保持手段である第1の接着剤層26との接着長
さの比率が、圧電振動素子18の全長、すなわち、圧電
振動素子18の長さ方向の長さの25%以下で且つ適度
な接着面積を確保できるように形成されるため、第1の
保持手段である第1の導電性接着剤層26および保持部
材24自体が圧電振動素子18の負荷として作用するこ
ともなく、Q値を低下させることがない。
【0022】発明者の実験によれば、この圧電部品10
において、圧電振動素子18の長さ方向の長さ(全長)
をLとし、圧電振動素子18の長さ方向における圧電振
動素子18と第1の保持手段である第1の導電性接着剤
層26との接着部分の長さをWとしたとき、図4に示す
ように、W/Lの比率が25%を超えると、Q値が低下
していき、W/Lの比率が25%以下であれば、Q値が
低下しないことがわかった。また、一般的に、圧電振動
素子を用いた圧電部品においては、圧電振動素子と基板
との間隔が小さくなると、つまり、圧電振動素子と基板
とが近接し過ぎると、圧電振動素子の振動と共に基板が
共振現象を起こしやすくなる。発明者の実験によれば、
上述の実施例の圧電部品10では、圧電振動素子18と
絶縁基板12との間隔Gが0.2mm以下になると、図
5に示すように、圧電振動素子18と絶縁基板12との
共振度合いが増加し、それらの共振現象が起きやすくな
ることがわかった。
において、圧電振動素子18の長さ方向の長さ(全長)
をLとし、圧電振動素子18の長さ方向における圧電振
動素子18と第1の保持手段である第1の導電性接着剤
層26との接着部分の長さをWとしたとき、図4に示す
ように、W/Lの比率が25%を超えると、Q値が低下
していき、W/Lの比率が25%以下であれば、Q値が
低下しないことがわかった。また、一般的に、圧電振動
素子を用いた圧電部品においては、圧電振動素子と基板
との間隔が小さくなると、つまり、圧電振動素子と基板
とが近接し過ぎると、圧電振動素子の振動と共に基板が
共振現象を起こしやすくなる。発明者の実験によれば、
上述の実施例の圧電部品10では、圧電振動素子18と
絶縁基板12との間隔Gが0.2mm以下になると、図
5に示すように、圧電振動素子18と絶縁基板12との
共振度合いが増加し、それらの共振現象が起きやすくな
ることがわかった。
【0023】また、この実施例の圧電部品10では、第
1の保持手段および第2の保持手段が、それぞれ、柔軟
性を有する第1および第2の導電性接着剤層26および
28で形成されるので、それらが圧電振動素子18の振
動漏れを吸収することができる。すなわち、圧電振動素
子18の振動とともに絶縁基板12が共振現象を起こす
ことを防止するため、圧電振動素子18の電気的特性に
不要なレスポンスを発生させるなどの不具合をより一層
防止することができる。
1の保持手段および第2の保持手段が、それぞれ、柔軟
性を有する第1および第2の導電性接着剤層26および
28で形成されるので、それらが圧電振動素子18の振
動漏れを吸収することができる。すなわち、圧電振動素
子18の振動とともに絶縁基板12が共振現象を起こす
ことを防止するため、圧電振動素子18の電気的特性に
不要なレスポンスを発生させるなどの不具合をより一層
防止することができる。
【0024】なお、この実施例の圧電部品10は、IC
などとともに回路基板などに実装され、たとえば、発振
子やディスクリミネータとして用いられる。このような
構造の圧電部品10では、金属キャップ(図示せず)で
密封・保護されているため、リフロー半田などによる取
り付けが可能なチップ部品として使用することができ
る。
などとともに回路基板などに実装され、たとえば、発振
子やディスクリミネータとして用いられる。このような
構造の圧電部品10では、金属キャップ(図示せず)で
密封・保護されているため、リフロー半田などによる取
り付けが可能なチップ部品として使用することができ
る。
【0025】図6はこの発明の他の実施例を示す分解斜
視図であり、図7はその要部を示す部分拡大断面図であ
る。この実施例では、たとえばディスクリミネータ,電
圧制御発振器およびフィルタなどに用いられる圧電部品
について説明する。この圧電部品10は、上述の実施例
の圧電部品10と比べて、特に、保持部材24の上面に
形成される第1の保持手段と保持部材24の下面に形成
される第2の保持手段とを電気的に接続するための導通
部40,42が、保持部材24の側面部に形成されてい
る。なお、図6および図7の図面中、図1,図2および
図3に示す実施例と同一の参照文字または同一名称の部
材については、同一または類似の構造を有するものであ
り、それらの部材の共通部分の説明は簡略化ないし省略
する。
視図であり、図7はその要部を示す部分拡大断面図であ
る。この実施例では、たとえばディスクリミネータ,電
圧制御発振器およびフィルタなどに用いられる圧電部品
について説明する。この圧電部品10は、上述の実施例
の圧電部品10と比べて、特に、保持部材24の上面に
形成される第1の保持手段と保持部材24の下面に形成
される第2の保持手段とを電気的に接続するための導通
部40,42が、保持部材24の側面部に形成されてい
る。なお、図6および図7の図面中、図1,図2および
図3に示す実施例と同一の参照文字または同一名称の部
材については、同一または類似の構造を有するものであ
り、それらの部材の共通部分の説明は簡略化ないし省略
する。
【0026】すなわち、図6および図7に示す実施例の
圧電部品10は、絶縁基板12を含み、絶縁基板12の
表面には、所定のパターン電極14および16が形成さ
れる。絶縁基板12上の所定の位置には、積層構造を有
する圧電振動素子100が接着保持される。
圧電部品10は、絶縁基板12を含み、絶縁基板12の
表面には、所定のパターン電極14および16が形成さ
れる。絶縁基板12上の所定の位置には、積層構造を有
する圧電振動素子100が接着保持される。
【0027】圧電振動素子100は、図8に示すよう
に、長手方向を有する基体102を含む。基体102
は、圧電体材料で形成される。基体102内には、その
長手方向と直交するように配置される複数の電極104
が形成される。したがって、基体102は、複数の圧電
体層と電極104とが交互に積層された構成となってい
る。これらの圧電体層は、1つの電極104の両側で逆
向きとなるように、基体102の長手方向に向かって分
極される。この圧電振動素子100では、基体102の
1つの側面において、2列に絶縁膜106,108が形
成される。一方の絶縁膜106は、基体102の側面に
露出した電極104を1つおきに覆うようにして形成さ
れる。また、他方の絶縁膜108は、絶縁膜106で覆
われていない電極104を覆うようにして形成される。
これらの絶縁膜106,108が形成された2つの列の
上に外部電極110,112が形成される。それによ
り、絶縁膜106で覆われていない電極104が外部電
極110に接続され、絶縁膜108で覆われていない電
極104が外部電極112に接続される。
に、長手方向を有する基体102を含む。基体102
は、圧電体材料で形成される。基体102内には、その
長手方向と直交するように配置される複数の電極104
が形成される。したがって、基体102は、複数の圧電
体層と電極104とが交互に積層された構成となってい
る。これらの圧電体層は、1つの電極104の両側で逆
向きとなるように、基体102の長手方向に向かって分
極される。この圧電振動素子100では、基体102の
1つの側面において、2列に絶縁膜106,108が形
成される。一方の絶縁膜106は、基体102の側面に
露出した電極104を1つおきに覆うようにして形成さ
れる。また、他方の絶縁膜108は、絶縁膜106で覆
われていない電極104を覆うようにして形成される。
これらの絶縁膜106,108が形成された2つの列の
上に外部電極110,112が形成される。それによ
り、絶縁膜106で覆われていない電極104が外部電
極110に接続され、絶縁膜108で覆われていない電
極104が外部電極112に接続される。
【0028】この圧電振動素子100では、基体102
の中央部の圧電体層が分極され、電極102間に電界が
印加されることにより圧電体層が圧電的に活性となる。
しかしながら、基体102の長手方向の両端側は分極さ
れず、また基体102の長手方向の両端部に電極が形成
されていないため、この部分は圧電的に不活性となる。
それにより、基体102の中央部に圧電的に活性な活性
部114が形成され、基体102の両端側に圧電的に不
活性な不活性部116が形成されるしたがって、2つの
外部電極110,112間に信号を与えることにより、
基体102の長手方向の交流電界が活性部114の各圧
電体層に印加され、各圧電体層に伸縮の駆動力が発生
し、全体として基体102に長さ振動モードの基本振動
が励振される。
の中央部の圧電体層が分極され、電極102間に電界が
印加されることにより圧電体層が圧電的に活性となる。
しかしながら、基体102の長手方向の両端側は分極さ
れず、また基体102の長手方向の両端部に電極が形成
されていないため、この部分は圧電的に不活性となる。
それにより、基体102の中央部に圧電的に活性な活性
部114が形成され、基体102の両端側に圧電的に不
活性な不活性部116が形成されるしたがって、2つの
外部電極110,112間に信号を与えることにより、
基体102の長手方向の交流電界が活性部114の各圧
電体層に印加され、各圧電体層に伸縮の駆動力が発生
し、全体として基体102に長さ振動モードの基本振動
が励振される。
【0029】また、図9に示すように、圧電体層の同じ
側において、異なる端部に引き出した電極104を形成
してもよい。これらの2種類の圧電体層を積層すること
により、図10に示すように、基体102の1つの側面
において、2列に電極104が露出する。したがって、
電極104が露出した部分に外部電極110,112を
形成することにより、電極104が1つおきに外部電極
110,112に接続される。
側において、異なる端部に引き出した電極104を形成
してもよい。これらの2種類の圧電体層を積層すること
により、図10に示すように、基体102の1つの側面
において、2列に電極104が露出する。したがって、
電極104が露出した部分に外部電極110,112を
形成することにより、電極104が1つおきに外部電極
110,112に接続される。
【0030】この圧電部品10では、保持部材24の対
向する1対の側面部、つまり、対向する平面部24aお
よび24bを除く平面部24cおよび24dの全面に、
それぞれ、たとえば銅箔等の金属箔からなる導通部40
および42が形成される。そこで、導通部40および4
2を有する保持部材24の作製方法の一例について、図
6,図11等を参照しながら説明する。まず、たとえば
エポキシ樹脂材料などで、所定の大きさに形成された保
持部材24用の親基板200が準備される。次に、この
親基板200の表面および裏面の全面には、たとえば銅
箔等の金属箔202および204が、それぞれ形成され
る。その後、金属箔202,204を有する親基板20
0は、図11(A)の二点鎖線に示すように、たとえば
その幅方向および長さ方向に所定の間隔を隔てて複数箇
所切断される。それにより、たとえば図11(B)に示
すように、その側面部に金属箔からなる導通部40およ
び42が形成された所定の大きさの保持部材24が作製
される。
向する1対の側面部、つまり、対向する平面部24aお
よび24bを除く平面部24cおよび24dの全面に、
それぞれ、たとえば銅箔等の金属箔からなる導通部40
および42が形成される。そこで、導通部40および4
2を有する保持部材24の作製方法の一例について、図
6,図11等を参照しながら説明する。まず、たとえば
エポキシ樹脂材料などで、所定の大きさに形成された保
持部材24用の親基板200が準備される。次に、この
親基板200の表面および裏面の全面には、たとえば銅
箔等の金属箔202および204が、それぞれ形成され
る。その後、金属箔202,204を有する親基板20
0は、図11(A)の二点鎖線に示すように、たとえば
その幅方向および長さ方向に所定の間隔を隔てて複数箇
所切断される。それにより、たとえば図11(B)に示
すように、その側面部に金属箔からなる導通部40およ
び42が形成された所定の大きさの保持部材24が作製
される。
【0031】各保持部材24には、その平面部24aに
導電性接着剤44aおよび48aが接着される。一方、
絶縁基板12上には、パターン電極14のライン電極1
4bおよびパターン電極16のライン電極16bに、導
電性接着剤46aおよび50aが接着される。
導電性接着剤44aおよび48aが接着される。一方、
絶縁基板12上には、パターン電極14のライン電極1
4bおよびパターン電極16のライン電極16bに、導
電性接着剤46aおよび50aが接着される。
【0032】そして、圧電振動素子32の裏面の長さ方
向の中央部(ノード点付近)に、保持部材24の上面
が、導電性接着剤44aおよび48aによって接着され
る。この場合、圧電振動素子100の一方の外部電極1
10と導電性接着剤44aとが接着され、他方の外部電
極112と導電性接着剤48aとが接着される。また、
保持部材24の下面が、導電性接着剤46aおよび50
aによって、絶縁基板12上の所定の位置に接着され
る。この場合、導電性接着剤44aおよび48aの反対
側に位置する保持部材24の下面部分が、それぞれ、導
電性接着剤46aおよび50aに、それぞれ接着され
る。
向の中央部(ノード点付近)に、保持部材24の上面
が、導電性接着剤44aおよび48aによって接着され
る。この場合、圧電振動素子100の一方の外部電極1
10と導電性接着剤44aとが接着され、他方の外部電
極112と導電性接着剤48aとが接着される。また、
保持部材24の下面が、導電性接着剤46aおよび50
aによって、絶縁基板12上の所定の位置に接着され
る。この場合、導電性接着剤44aおよび48aの反対
側に位置する保持部材24の下面部分が、それぞれ、導
電性接着剤46aおよび50aに、それぞれ接着され
る。
【0033】すなわち、この圧電部品10では、圧電振
動素子100の外部電極110と絶縁基板12上のパタ
ーン電極16とが、第1の導電性接着剤層44(第1の
保持手段),導通部40,42および第2の導電性接着
剤層46(第2の保持手段)を介して、機械的かつ電気
的に接続される。さらに、圧電振動素子100の外部電
極112と絶縁基板12上のパターン電極14とが、第
1の導電性接着剤層48(第1の保持手段),導通部4
0,42および第2の導電性接着剤層50(第2の保持
手段)を介して、機械的かつ電気的に接続される。この
実施例においても、先の実施例と同様に、圧電振動素子
100の長さ方向における接着長さが、圧電振動素子1
00の全長、すなわち、圧電振動素子100の長さ方向
の長さの25%以下でかつ適度な接着面積を確保できる
ように形成される。この圧電部品10においては、保持
部材24の側面24cおよび24dにそれぞれ導通部4
0および42を形成したが、どちらか一方の側面にのみ
導通部を形成するようにしてもよい。なお、この実施例
においても、絶縁基板12への圧電振動素子100の保
持構造が、先の実施例と同様に構成されるため、その主
たる作用・効果は先の実施例と同様である。
動素子100の外部電極110と絶縁基板12上のパタ
ーン電極16とが、第1の導電性接着剤層44(第1の
保持手段),導通部40,42および第2の導電性接着
剤層46(第2の保持手段)を介して、機械的かつ電気
的に接続される。さらに、圧電振動素子100の外部電
極112と絶縁基板12上のパターン電極14とが、第
1の導電性接着剤層48(第1の保持手段),導通部4
0,42および第2の導電性接着剤層50(第2の保持
手段)を介して、機械的かつ電気的に接続される。この
実施例においても、先の実施例と同様に、圧電振動素子
100の長さ方向における接着長さが、圧電振動素子1
00の全長、すなわち、圧電振動素子100の長さ方向
の長さの25%以下でかつ適度な接着面積を確保できる
ように形成される。この圧電部品10においては、保持
部材24の側面24cおよび24dにそれぞれ導通部4
0および42を形成したが、どちらか一方の側面にのみ
導通部を形成するようにしてもよい。なお、この実施例
においても、絶縁基板12への圧電振動素子100の保
持構造が、先の実施例と同様に構成されるため、その主
たる作用・効果は先の実施例と同様である。
【0034】図12はこの発明のさらに他の実施例を示
す要部平面図であり、図13はその要部分解斜視図であ
り、図14はその要部を示す部分拡大断面図である。ま
た、図15は、図12,図13および図14に示す圧電
部品の回路図である。この実施例では、たとえば図15
に示すような、梯子型の回路を有するラダー形フィルタ
として用いられる圧電部品について説明する。なお、図
12,図13および図14の図面中、上述の各実施例と
同一の参照文字または同一名称の部材については、同一
または類似の構造を有するものであり、それらの部材の
共通部分の説明は簡略化ないし省略する。この圧電部品
50では、絶縁基板52上に、4つのパターン電極5
4,56,58,60が形成される。これらのパターン
電極54〜60には、間隔を隔てて一列に配置される5
つのランドが形成される。この場合、絶縁基板52の一
端から1番目のランドはパターン電極54に形成され、
2番目のランドおよび5番目のランドはパターン電極5
6に形成され、3番目のランドはパターン電極58に形
成され、4番目のランドはパターン電極60に形成され
る。また、1番目のランドには1つの保持部材62が、
2番目のランドには2つの保持部材64,66が、3番
目のランドには2つの保持部材68,70が、4番目の
ランドには2つの保持部材72,74が、5番目のラン
ドには1つの保持部材76が、それぞれ、導電性接着剤
などで接着される。これらの保持部材62〜76は、間
隔を隔てて一列に配置される。
す要部平面図であり、図13はその要部分解斜視図であ
り、図14はその要部を示す部分拡大断面図である。ま
た、図15は、図12,図13および図14に示す圧電
部品の回路図である。この実施例では、たとえば図15
に示すような、梯子型の回路を有するラダー形フィルタ
として用いられる圧電部品について説明する。なお、図
12,図13および図14の図面中、上述の各実施例と
同一の参照文字または同一名称の部材については、同一
または類似の構造を有するものであり、それらの部材の
共通部分の説明は簡略化ないし省略する。この圧電部品
50では、絶縁基板52上に、4つのパターン電極5
4,56,58,60が形成される。これらのパターン
電極54〜60には、間隔を隔てて一列に配置される5
つのランドが形成される。この場合、絶縁基板52の一
端から1番目のランドはパターン電極54に形成され、
2番目のランドおよび5番目のランドはパターン電極5
6に形成され、3番目のランドはパターン電極58に形
成され、4番目のランドはパターン電極60に形成され
る。また、1番目のランドには1つの保持部材62が、
2番目のランドには2つの保持部材64,66が、3番
目のランドには2つの保持部材68,70が、4番目の
ランドには2つの保持部材72,74が、5番目のラン
ドには1つの保持部材76が、それぞれ、導電性接着剤
などで接着される。これらの保持部材62〜76は、間
隔を隔てて一列に配置される。
【0035】これらの保持部材62〜76には、圧電共
振子として用いられる圧電振動素子100a,100
b,100c,100dの外部電極110,112が、
それぞれ取り付けられる。この場合、図12に示す梯子
型の回路が得られるように取り付けられる。そして、絶
縁基板52上に、金属キャップ(図示せず)がかぶせら
れる。
振子として用いられる圧電振動素子100a,100
b,100c,100dの外部電極110,112が、
それぞれ取り付けられる。この場合、図12に示す梯子
型の回路が得られるように取り付けられる。そして、絶
縁基板52上に、金属キャップ(図示せず)がかぶせら
れる。
【0036】この場合、圧電部品50では、保持部材6
2〜76が、それぞれ、図6および図7に示す実施例で
示した保持部材24と同様の構造を有するものであり、
圧電振動素子100a〜100dは、圧電振動素子10
0と同様の構造を有するものである。さらに、保持部材
62〜76を用いた圧電振動素子100a〜100dの
絶縁基板52への保持構造も、図6および図7に示す実
施例と同様のものである。すなわち、これをたとえば保
持部材66および68を例に挙げて説明すると、図14
に示すように、保持部材66,68の両側面には、銅箔
等の金属箔からなる導通部86a,86bおよび86
a,86bがそれぞれ形成される。そして、保持部材6
6,68の上面は、それぞれ、第1の保持手段としての
柔軟性を有する導電性接着剤層88,88によって、圧
電振動素子100bの外部電極110,112に、それ
ぞれ、接着保持される。また、保持部材66,68の下
面は、それぞれ、第2の保持手段としての柔軟性を有す
る導電性接着剤層90,90によって、絶縁基板52上
のパターン電極56,58にそれぞれ接着される。
2〜76が、それぞれ、図6および図7に示す実施例で
示した保持部材24と同様の構造を有するものであり、
圧電振動素子100a〜100dは、圧電振動素子10
0と同様の構造を有するものである。さらに、保持部材
62〜76を用いた圧電振動素子100a〜100dの
絶縁基板52への保持構造も、図6および図7に示す実
施例と同様のものである。すなわち、これをたとえば保
持部材66および68を例に挙げて説明すると、図14
に示すように、保持部材66,68の両側面には、銅箔
等の金属箔からなる導通部86a,86bおよび86
a,86bがそれぞれ形成される。そして、保持部材6
6,68の上面は、それぞれ、第1の保持手段としての
柔軟性を有する導電性接着剤層88,88によって、圧
電振動素子100bの外部電極110,112に、それ
ぞれ、接着保持される。また、保持部材66,68の下
面は、それぞれ、第2の保持手段としての柔軟性を有す
る導電性接着剤層90,90によって、絶縁基板52上
のパターン電極56,58にそれぞれ接着される。
【0037】したがって、図12,図13および図14
に示す実施例の圧電部品50は、図6および図7に示す
実施例の圧電部品10と同様の作用・効果を有するもの
である。なお、図12,図13および図14に示す圧電
部品50では、図6および図7に示す圧電部品10と比
べて、隣接する圧電振動素子の2つの電極を同じランド
に形成した2つの保持部材に取り付けるため、隣接する
圧電振動素子の2つの電極間で絶縁する必要がなく、隣
接する圧電振動素子を接近することができ、小型化も可
能となる。
に示す実施例の圧電部品50は、図6および図7に示す
実施例の圧電部品10と同様の作用・効果を有するもの
である。なお、図12,図13および図14に示す圧電
部品50では、図6および図7に示す圧電部品10と比
べて、隣接する圧電振動素子の2つの電極を同じランド
に形成した2つの保持部材に取り付けるため、隣接する
圧電振動素子の2つの電極間で絶縁する必要がなく、隣
接する圧電振動素子を接近することができ、小型化も可
能となる。
【図1】この発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示す圧電部品の要部を示す部分拡大断面
図である。
図である。
【図3】図1および図2に示す圧電部品に適用される保
持部材の圧電振動素子への装着方法の一例を示すもの
で、(A)は圧電振動素子用の親基板に保持部材を接着
した状態を示す斜視図であり、(B)は(A)に示す二
点鎖線に沿って親基板を切断して得られた保持部材を備
えた圧電振動素子の拡大斜視図である。
持部材の圧電振動素子への装着方法の一例を示すもの
で、(A)は圧電振動素子用の親基板に保持部材を接着
した状態を示す斜視図であり、(B)は(A)に示す二
点鎖線に沿って親基板を切断して得られた保持部材を備
えた圧電振動素子の拡大斜視図である。
【図4】圧電振動素子の全長における圧電振動素子と保
持部材との接着長さの比率と共振先鋭度との関係を示す
グラフである。
持部材との接着長さの比率と共振先鋭度との関係を示す
グラフである。
【図5】図1および図2に示す実施例における、圧電振
動素子と絶縁基板との間隔と、圧電振動素子および絶縁
基板の共振度合いを示すグラフである。
動素子と絶縁基板との間隔と、圧電振動素子および絶縁
基板の共振度合いを示すグラフである。
【図6】この発明の他の実施例を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図7】図6に示す圧電部品の要部を示す部分拡大断面
図である。
図である。
【図8】図6に示す圧電部品に用いられる圧電振動素子
の一例を示す図解図である。
の一例を示す図解図である。
【図9】図6に示す圧電部品に用いられる圧電振動素子
の他の例の圧電体層と電極との関係を示す平面図であ
る。
の他の例の圧電体層と電極との関係を示す平面図であ
る。
【図10】図9に示す圧電体層と電極とを積層した基体
を用いた圧電振動素子を示す図解図である。
を用いた圧電振動素子を示す図解図である。
【図11】図6および図7に示す圧電部品に適用される
保持部材に形成される導通部の形成方法の一例を示すも
ので、(A)は保持部材用の親基板の表裏面に金属箔を
形成した状態を示す斜視図であり、(B)は(A)に示
す一点鎖線および二点鎖線に沿って親基板を切断して得
られた側面部に導通部を備えた保持部材の拡大斜視図で
ある。
保持部材に形成される導通部の形成方法の一例を示すも
ので、(A)は保持部材用の親基板の表裏面に金属箔を
形成した状態を示す斜視図であり、(B)は(A)に示
す一点鎖線および二点鎖線に沿って親基板を切断して得
られた側面部に導通部を備えた保持部材の拡大斜視図で
ある。
【図12】この発明のさらに他の実施例を示す要部平面
図である。
図である。
【図13】図12に示す圧電部品の要部分解斜視図であ
る。
る。
【図14】図12および図13に示す圧電部品の要部を
示す部分拡大断面図である。
示す部分拡大断面図である。
【図15】図12,図13および図14に示す圧電部品
の回路図である。
の回路図である。
【図16】この発明の背景となる従来の圧電部品におけ
る基板への圧電共振子の保持構造を示す要部断面図解図
である。
る基板への圧電共振子の保持構造を示す要部断面図解図
である。
10,50 圧電部品 12,52 絶縁基板 14,16,54,56,58,60 パターン電極 14a,16a ライン電極 18,100,100a〜100d 圧電振動素子 20,34 圧電体基板 22a,22b 振動電極 24 保持部材 24a,24b 平面部 24c,24d 側面部 26a,28a,44a,46a,48a,50a 導
電性接着剤 26,44,48,88 第1の導電性接着剤層(第1
の保持手段) 28,46,50,90 第2の導電性接着剤層(第2
の保持手段) 30 導電ワイヤ 40,42,86a,86b 導通部 102 基体 104 電極 106,108 絶縁膜 110,112 外部電極 114 活性部 116 不活性部 150 圧電振動素子用の親基板 152 保持部材の成形物 200 保持部材用の親基板 202,204 金属箔
電性接着剤 26,44,48,88 第1の導電性接着剤層(第1
の保持手段) 28,46,50,90 第2の導電性接着剤層(第2
の保持手段) 30 導電ワイヤ 40,42,86a,86b 導通部 102 基体 104 電極 106,108 絶縁膜 110,112 外部電極 114 活性部 116 不活性部 150 圧電振動素子用の親基板 152 保持部材の成形物 200 保持部材用の親基板 202,204 金属箔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉 野 博 秀 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 竹 島 哲 夫 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内
Claims (7)
- 【請求項1】 基板、 前記基板の表面の所定の位置に配置される平面視長方形
板状の圧電共振子、 前記基板と前記圧電共振子との間に配設される保持部
材、 前記圧電共振子と前記保持部材との間に配設され、前記
圧電共振子と前記保持部材とを接着保持するための第1
の保持手段、および前記保持部材と前記基板との間に配
設され、前記保持部材と前記基板とを接着保持するため
の第2の保持手段を含む、圧電部品。 - 【請求項2】 基板、 前記基板の表面の所定の位置に配置される平面視長方形
板状の圧電共振子、および前記基板と前記圧電共振子と
の間に配置され、前記基板と前記圧電共振子とを接着保
持する第1の保持手段を含み、 前記圧電共振子の長さ方向における前記第1の保持手段
の接着長さが、前記圧電共振子の長さ方向の長さの25
%以下に設定される、圧電部品。 - 【請求項3】 前記圧電共振子は、長手方向を有する基
体を含み、前記基体は複数の圧電体層と前記基体の長手
方向に直交するように前記基体内に配置される複数の電
極とが交互に積層された構成を含む、請求項1または請
求項2に記載の圧電部品。 - 【請求項4】 前記第1の保持手段は柔軟性を有する導
電性接着剤である、請求項2に記載の圧電部品。 - 【請求項5】 前記第1の保持手段および前記第2の保
持手段が、柔軟性を有する導電性接着剤層で形成され
る、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の圧電部
品。 - 【請求項6】 前記保持部材は、前記圧電共振子と前記
基板との間を電気的に導通させる導通部を含む、請求項
1ないし請求項5のいずれかに記載の圧電部品。 - 【請求項7】 前記基板および前記圧電共振子と対向す
る前記保持部材の平面部を除く部位に、銅箔等の金属箔
を形成することにより、前記導通部が形成される、請求
項6に記載の圧電部品。
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