JPH0950893A - 車両用放電灯制御装置 - Google Patents
車両用放電灯制御装置Info
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- JPH0950893A JPH0950893A JP6477696A JP6477696A JPH0950893A JP H0950893 A JPH0950893 A JP H0950893A JP 6477696 A JP6477696 A JP 6477696A JP 6477696 A JP6477696 A JP 6477696A JP H0950893 A JPH0950893 A JP H0950893A
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 12
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B41/00—Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
- H05B41/14—Circuit arrangements
- H05B41/26—Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from DC by means of a converter, e.g. by high-voltage DC
- H05B41/28—Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from DC by means of a converter, e.g. by high-voltage DC using static converters
- H05B41/288—Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from DC by means of a converter, e.g. by high-voltage DC using static converters with semiconductor devices and specially adapted for lamps without preheating electrodes, e.g. for high-intensity discharge lamps, high-pressure mercury or sodium lamps or low-pressure sodium lamps
- H05B41/292—Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions
- H05B41/2921—Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions for protecting the circuit against abnormal operating conditions
Landscapes
- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 放電灯の端子が地絡してもDC/DCコンバ
ータの出力を制限できるようにすること。 【構成】 DC/DCコンバータ31は、負極端子が車
体に接地されたバッテリ1の電圧を昇圧し、正側出力
端、負側出力端間に接続された放電灯4に直流電力を供
給する。DC/DCコンバータ31の出力は、放電灯4
に直列接続されたランプ電流検出抵抗35により検出さ
れるランプ電流とランプ電圧検出抵抗33、34により
検出されるランプ電圧とに基づいてランプ電力演算回路
36及びDC/DCコンバータ駆動回路37により制御
される。放電灯4とランプ電流検出抵抗35との接続点
aは接地されている。このため、放電灯4の正側端子4
a又は負側端子4bが地絡してもランプ電流検出抵抗3
5に電流が流れ、ランプ電力演算回路36及びDC/D
Cコンバータ駆動回路37によりDC/DCコンバータ
31の出力は制限される。
ータの出力を制限できるようにすること。 【構成】 DC/DCコンバータ31は、負極端子が車
体に接地されたバッテリ1の電圧を昇圧し、正側出力
端、負側出力端間に接続された放電灯4に直流電力を供
給する。DC/DCコンバータ31の出力は、放電灯4
に直列接続されたランプ電流検出抵抗35により検出さ
れるランプ電流とランプ電圧検出抵抗33、34により
検出されるランプ電圧とに基づいてランプ電力演算回路
36及びDC/DCコンバータ駆動回路37により制御
される。放電灯4とランプ電流検出抵抗35との接続点
aは接地されている。このため、放電灯4の正側端子4
a又は負側端子4bが地絡してもランプ電流検出抵抗3
5に電流が流れ、ランプ電力演算回路36及びDC/D
Cコンバータ駆動回路37によりDC/DCコンバータ
31の出力は制限される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用前照灯などと
して使用されるメタルハライドランプなど放電灯の点灯
を制御する車両用放電灯制御装置に関するものである。
なお、本発明にいう車両とは、自動車、航空機、船舶を
含む広い意味での車両をいう。
して使用されるメタルハライドランプなど放電灯の点灯
を制御する車両用放電灯制御装置に関するものである。
なお、本発明にいう車両とは、自動車、航空機、船舶を
含む広い意味での車両をいう。
【0002】
【従来の技術】従来からの車両用放電灯制御装置の一例
を図6に示す。
を図6に示す。
【0003】図6において、1は、負極端子が車体に接
地されたバッテリ、2は、ライトスイッチ、3は、放電
灯制御装置、4は、車両用前照灯として使用されるメタ
ルハライドランプなどの放電灯をそれぞれ表している。
地されたバッテリ、2は、ライトスイッチ、3は、放電
灯制御装置、4は、車両用前照灯として使用されるメタ
ルハライドランプなどの放電灯をそれぞれ表している。
【0004】放電灯制御装置3は、バッテリ1の12V
の電圧を300V〜500Vに昇圧して直流電力を放電
灯4に供給するDC/DCコンバータ31と、始動時に
高電圧パルスを放電灯4に供給する高電圧発生回路32
と、放電灯4に印加されるランプ電圧を検出するための
ランプ電圧検出抵抗33、34と、放電灯4に流れるラ
ンプ電流を検出するためのランプ電流検出抵抗35と、
ランプ電圧検出抵抗33、34により検出されるランプ
電圧とランプ電流検出抵抗35により検出されるランプ
電流とに基づいてランプ電力を算出し、このランプ電力
に対応する制御信号をDC/DCコンバータ駆動回路3
7に出力するランプ電力演算回路36と、ランプ電力演
算回路36からの制御信号に従ってDC/DCコンバー
タ31のパワーMOSトランジスタ312のスイッチン
グ動作を制御するDC/DCコンバータ駆動回路37と
から構成される。DC/DCコンバータ31は、1次巻
線311aがライトスイッチ2を介してバッテリ1に直
列接続されるとともに2次巻線311bが整流ダイオー
ド313を介して放電灯4に直列接続されたフライバッ
クトランス311と、DC/DCコンバータ駆動回路3
7の出力に応じてスイッチング動作し、フライバックト
ランス311の1次巻線311aに流れる電流を制御す
るパワーMOSトランジスタ312と、フライバックト
ランス311の2次巻線311bに発生する交流電力を
直流に整流及び平滑化する整流ダイオード313及び平
滑コンデンサ314とからなる。
の電圧を300V〜500Vに昇圧して直流電力を放電
灯4に供給するDC/DCコンバータ31と、始動時に
高電圧パルスを放電灯4に供給する高電圧発生回路32
と、放電灯4に印加されるランプ電圧を検出するための
ランプ電圧検出抵抗33、34と、放電灯4に流れるラ
ンプ電流を検出するためのランプ電流検出抵抗35と、
ランプ電圧検出抵抗33、34により検出されるランプ
電圧とランプ電流検出抵抗35により検出されるランプ
電流とに基づいてランプ電力を算出し、このランプ電力
に対応する制御信号をDC/DCコンバータ駆動回路3
7に出力するランプ電力演算回路36と、ランプ電力演
算回路36からの制御信号に従ってDC/DCコンバー
タ31のパワーMOSトランジスタ312のスイッチン
グ動作を制御するDC/DCコンバータ駆動回路37と
から構成される。DC/DCコンバータ31は、1次巻
線311aがライトスイッチ2を介してバッテリ1に直
列接続されるとともに2次巻線311bが整流ダイオー
ド313を介して放電灯4に直列接続されたフライバッ
クトランス311と、DC/DCコンバータ駆動回路3
7の出力に応じてスイッチング動作し、フライバックト
ランス311の1次巻線311aに流れる電流を制御す
るパワーMOSトランジスタ312と、フライバックト
ランス311の2次巻線311bに発生する交流電力を
直流に整流及び平滑化する整流ダイオード313及び平
滑コンデンサ314とからなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の放電灯制御
装置3において、放電灯4の正側端子4aが車体に接触
することによって地絡が発生すると、放電灯4に電流が
流れなくなり、放電灯4は消灯する。このため、地絡発
生後は、放電灯4への電力供給を停止することが望まし
い。しかし、ランプ電力演算回路36は、地絡発生によ
りランプ電流検出抵抗35により検出されるランプ電流
が零になるため、ランプ電力を地絡発生前のレベルに回
復させるようDC/DCコンバータ31の出力を増大さ
せる制御信号をDC/DCコンバータ駆動回路37に出
力し続け、その結果、DC/DCコンバータ31の出力
が著しく増大してしまう。
装置3において、放電灯4の正側端子4aが車体に接触
することによって地絡が発生すると、放電灯4に電流が
流れなくなり、放電灯4は消灯する。このため、地絡発
生後は、放電灯4への電力供給を停止することが望まし
い。しかし、ランプ電力演算回路36は、地絡発生によ
りランプ電流検出抵抗35により検出されるランプ電流
が零になるため、ランプ電力を地絡発生前のレベルに回
復させるようDC/DCコンバータ31の出力を増大さ
せる制御信号をDC/DCコンバータ駆動回路37に出
力し続け、その結果、DC/DCコンバータ31の出力
が著しく増大してしまう。
【0006】一方、上記従来の放電灯制御装置3におい
て、放電灯4の負側端子4bが車体に接触することによ
って地絡が発生すると、放電灯4は点灯状態を維持する
が、ランプ電力演算回路36は、上述した正側端子4a
が地絡した場合と同様、地絡発生によりランプ電流検出
抵抗35により検出されるランプ電流が零になるため、
ランプ電力を地絡発生前のレベルに回復させるようDC
/DCコンバータ31の出力を増大させる制御信号をD
C/DCコンバータ駆動回路37に出力し続け、その結
果、DC/DCコンバータ31の出力が著しく増大して
しまう。
て、放電灯4の負側端子4bが車体に接触することによ
って地絡が発生すると、放電灯4は点灯状態を維持する
が、ランプ電力演算回路36は、上述した正側端子4a
が地絡した場合と同様、地絡発生によりランプ電流検出
抵抗35により検出されるランプ電流が零になるため、
ランプ電力を地絡発生前のレベルに回復させるようDC
/DCコンバータ31の出力を増大させる制御信号をD
C/DCコンバータ駆動回路37に出力し続け、その結
果、DC/DCコンバータ31の出力が著しく増大して
しまう。
【0007】なお、図示を省略したが、交流点灯方式の
放電灯制御装置においても、上述した直流点灯方式の放
電灯制御装置と同様、放電灯の端子が地絡するとDC/
DCコンバータの出力が増大するという問題がある。
放電灯制御装置においても、上述した直流点灯方式の放
電灯制御装置と同様、放電灯の端子が地絡するとDC/
DCコンバータの出力が増大するという問題がある。
【0008】本発明は、直流点灯方式、交流点灯方式の
車両用放電灯制御装置のいかんを問わず、上記問題点に
かんがみ、放電灯の端子が地絡してもDC/DCコンバ
ータの出力を制限することができる車両用放電灯制御装
置を提供することを目的とする。
車両用放電灯制御装置のいかんを問わず、上記問題点に
かんがみ、放電灯の端子が地絡してもDC/DCコンバ
ータの出力を制限することができる車両用放電灯制御装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る車両用放
電灯制御装置は直流点灯方式による放電灯制御装置であ
る。この放電灯制御装置において、放電灯の2つの端子
のうちランプ電流検出抵抗と放電灯との接続点側の端子
が車体に接触して地絡が発生しても、上記接続点は接地
されているため、放電灯制御装置の動作は、地絡発生前
の動作と同一となる。従って、地絡が発生してもDC/
DCコンバータの出力を制限することができる。一方、
放電灯の2つの端子のうち上記接続点とは反対側の端子
に地絡が発生すると、上記接続点が接地されているた
め、上記接続点と放電灯の地絡発生端子とは同電位とな
り、このため、放電灯には電流が流れないがランプ電流
検出抵抗には依然として電流が流れる。従って、この電
流に基づき決定されるランプ電力は零にならないため、
DC/DCコンバータの出力は制限される。
電灯制御装置は直流点灯方式による放電灯制御装置であ
る。この放電灯制御装置において、放電灯の2つの端子
のうちランプ電流検出抵抗と放電灯との接続点側の端子
が車体に接触して地絡が発生しても、上記接続点は接地
されているため、放電灯制御装置の動作は、地絡発生前
の動作と同一となる。従って、地絡が発生してもDC/
DCコンバータの出力を制限することができる。一方、
放電灯の2つの端子のうち上記接続点とは反対側の端子
に地絡が発生すると、上記接続点が接地されているた
め、上記接続点と放電灯の地絡発生端子とは同電位とな
り、このため、放電灯には電流が流れないがランプ電流
検出抵抗には依然として電流が流れる。従って、この電
流に基づき決定されるランプ電力は零にならないため、
DC/DCコンバータの出力は制限される。
【0010】請求項2に係る車両用放電灯制御装置は交
流点灯方式(矩形波点灯方式)による放電灯制御装置で
ある。この放電灯制御装置において、放電灯の端子が車
体に接触することによって地絡が発生すると、ランプ電
流検出抵抗とインバータの入力端との接続点が接地され
ているため、上記接続点と上記地絡発生端子とは同電位
となり、このため、DC/DCコンバータの一方の出力
端からランプ電流検出抵抗、上記接続点、上記地絡発生
端子、放電灯、インバータの出力端、インバータの入力
端を経てDC/DCコンバータの他方の出力端に至る閉
回路(ただし、放電灯を経由しない場合もある。)が形
成され、ランプ電流検出抵抗には、地絡発生後も依然と
して電流が流れるようになる。このため、この電流に基
づき決定されるランプ電力は、地絡発生時、零になるこ
とはなく、従って、DC/DCコンバータの出力を制限
することができる。
流点灯方式(矩形波点灯方式)による放電灯制御装置で
ある。この放電灯制御装置において、放電灯の端子が車
体に接触することによって地絡が発生すると、ランプ電
流検出抵抗とインバータの入力端との接続点が接地され
ているため、上記接続点と上記地絡発生端子とは同電位
となり、このため、DC/DCコンバータの一方の出力
端からランプ電流検出抵抗、上記接続点、上記地絡発生
端子、放電灯、インバータの出力端、インバータの入力
端を経てDC/DCコンバータの他方の出力端に至る閉
回路(ただし、放電灯を経由しない場合もある。)が形
成され、ランプ電流検出抵抗には、地絡発生後も依然と
して電流が流れるようになる。このため、この電流に基
づき決定されるランプ電力は、地絡発生時、零になるこ
とはなく、従って、DC/DCコンバータの出力を制限
することができる。
【0011】請求項3に係る車両用放電灯制御装置は、
交流点灯方式による放電灯制御装置であって、ランプ電
流検出抵抗をインバータの出力端と放電灯との間に接続
し、放電灯とランプ電流検出抵抗との接続点を接地する
ようにした放電灯制御装置である。この車両用放電灯制
御装置は、請求項2に係る車両用放電灯制御装置とほぼ
同様に動作し、地絡発生時、DC/DCコンバータの出
力を制限することができる。
交流点灯方式による放電灯制御装置であって、ランプ電
流検出抵抗をインバータの出力端と放電灯との間に接続
し、放電灯とランプ電流検出抵抗との接続点を接地する
ようにした放電灯制御装置である。この車両用放電灯制
御装置は、請求項2に係る車両用放電灯制御装置とほぼ
同様に動作し、地絡発生時、DC/DCコンバータの出
力を制限することができる。
【0012】請求項4に係る車両用放電灯制御装置によ
ると、ランプ電流検出抵抗の非アース側端子の電位は正
電位に維持されるため、放電灯を負電圧駆動することが
できる。このため、メタルハライドランプを負電圧駆動
することによりランプ内部に封入されたナトリウムの外
部への漏出すなわちナトリウム損失を防止できることが
周知事実とされているが、上記のように放電灯を負電圧
駆動できることから、メタルハライドランプのナトリウ
ム損失を防止することができる。
ると、ランプ電流検出抵抗の非アース側端子の電位は正
電位に維持されるため、放電灯を負電圧駆動することが
できる。このため、メタルハライドランプを負電圧駆動
することによりランプ内部に封入されたナトリウムの外
部への漏出すなわちナトリウム損失を防止できることが
周知事実とされているが、上記のように放電灯を負電圧
駆動できることから、メタルハライドランプのナトリウ
ム損失を防止することができる。
【0013】請求項5に係る車両用放電灯制御装置によ
ると、地絡発生時にランプ電流検出抵抗に過電流が流れ
るため、過電流検出回路は地絡発生時に過電流を検出す
ることができ、この過電流検出により地絡発生を車両の
乗員に確実に知らしめることができる。
ると、地絡発生時にランプ電流検出抵抗に過電流が流れ
るため、過電流検出回路は地絡発生時に過電流を検出す
ることができ、この過電流検出により地絡発生を車両の
乗員に確実に知らしめることができる。
【0014】請求項6に係る車両用放電灯制御装置によ
ると、点灯始動後、所定時間が経過したことを検出した
後に過電流を検出すると放電灯への電力供給を停止する
ようにしたため、点灯始動直後には放電灯自身の負性抵
抗特性に基づきランプ電流が大きな領域が発生するが、
この領域では過電流検出を行わないようにしたため、こ
の領域において放電灯に対し誤って電力供給を停止する
不具合を招くことはない。
ると、点灯始動後、所定時間が経過したことを検出した
後に過電流を検出すると放電灯への電力供給を停止する
ようにしたため、点灯始動直後には放電灯自身の負性抵
抗特性に基づきランプ電流が大きな領域が発生するが、
この領域では過電流検出を行わないようにしたため、こ
の領域において放電灯に対し誤って電力供給を停止する
不具合を招くことはない。
【0015】請求項7に係る車両用放電灯制御装置によ
ると、DC/DCコンバータ制御回路に備えられたラン
プ電流制限手段を用いて過電流を検出するようにしたた
め、過電流を検出するための特別の回路を設けなくても
過電流検出を行うことができるようになる。
ると、DC/DCコンバータ制御回路に備えられたラン
プ電流制限手段を用いて過電流を検出するようにしたた
め、過電流を検出するための特別の回路を設けなくても
過電流検出を行うことができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0017】[A]第1実施例 図1は、第1実施例に係る直流点灯方式による放電灯制
御装置の回路図を示している。
御装置の回路図を示している。
【0018】図1において、1は、負極端子が車体に接
地されたバッテリ、2は、ライトスイッチ、3は、放電
灯制御装置、4は、車両用前照灯として使用されるメタ
ルハライドランプなどの放電灯をそれぞれ表している。
地されたバッテリ、2は、ライトスイッチ、3は、放電
灯制御装置、4は、車両用前照灯として使用されるメタ
ルハライドランプなどの放電灯をそれぞれ表している。
【0019】放電灯制御装置3は、バッテリ1の12V
の電圧を300V〜500Vに昇圧して直流電力を放電
灯4に供給するDC/DCコンバータ31と、始動時に
高電圧パルスを放電灯4に供給する高電圧発生回路32
と、放電灯4に印加されるランプ電圧を検出するための
ランプ電圧検出抵抗33、34と、放電灯4に流れるラ
ンプ電流を検出するためのランプ電流検出抵抗35と、
ランプ電圧検出抵抗33、34により検出されるランプ
電圧とランプ電流検出抵抗35により検出されるランプ
電流とに基づいてランプ電力を算出し、このランプ電力
に対応する制御信号をDC/DCコンバータ駆動回路3
7に出力するランプ電力演算回路36と、ランプ電力演
算回路36からの制御信号に従ってDC/DCコンバー
タ31のパワーMOSトランジスタ312のスイッチン
グ動作を制御するDC/DCコンバータ駆動回路37と
から構成される。
の電圧を300V〜500Vに昇圧して直流電力を放電
灯4に供給するDC/DCコンバータ31と、始動時に
高電圧パルスを放電灯4に供給する高電圧発生回路32
と、放電灯4に印加されるランプ電圧を検出するための
ランプ電圧検出抵抗33、34と、放電灯4に流れるラ
ンプ電流を検出するためのランプ電流検出抵抗35と、
ランプ電圧検出抵抗33、34により検出されるランプ
電圧とランプ電流検出抵抗35により検出されるランプ
電流とに基づいてランプ電力を算出し、このランプ電力
に対応する制御信号をDC/DCコンバータ駆動回路3
7に出力するランプ電力演算回路36と、ランプ電力演
算回路36からの制御信号に従ってDC/DCコンバー
タ31のパワーMOSトランジスタ312のスイッチン
グ動作を制御するDC/DCコンバータ駆動回路37と
から構成される。
【0020】DC/DCコンバータ31は、1次巻線3
11aがライトスイッチ2を介してバッテリ1に直列接
続されるとともに2次巻線311bが整流ダイオード3
13を介して放電灯4に直列接続されたフライバックト
ランス311と、DC/DCコンバータ駆動回路37の
出力に応じてスイッチング動作し、フライバックトラン
ス311の1次巻線311aに流れる電流を制御するパ
ワーMOSトランジスタ312と、フライバックトラン
ス311の2次巻線311bに発生する交流電力を直流
に整流及び平滑化する整流ダイオード313及び平滑コ
ンデンサ314とを備える。
11aがライトスイッチ2を介してバッテリ1に直列接
続されるとともに2次巻線311bが整流ダイオード3
13を介して放電灯4に直列接続されたフライバックト
ランス311と、DC/DCコンバータ駆動回路37の
出力に応じてスイッチング動作し、フライバックトラン
ス311の1次巻線311aに流れる電流を制御するパ
ワーMOSトランジスタ312と、フライバックトラン
ス311の2次巻線311bに発生する交流電力を直流
に整流及び平滑化する整流ダイオード313及び平滑コ
ンデンサ314とを備える。
【0021】さらに、放電灯制御装置3において、ラン
プ電流検出抵抗35と放電灯4との接続点aは接地され
ている。また、ランプ電流検出抵抗35の非アース側端
子bは、過電流を検出するために端子bの電位と所定の
基準電位V0 とを比較する比較器38の入力端に接続さ
れ、比較器38の出力端は、比較器38による過電流検
出時にDC/DCコンバータ駆動回路37の動作を停止
させるとともに警報回路(図示せず。)などを動作させ
る出力回路39が接続されている。
プ電流検出抵抗35と放電灯4との接続点aは接地され
ている。また、ランプ電流検出抵抗35の非アース側端
子bは、過電流を検出するために端子bの電位と所定の
基準電位V0 とを比較する比較器38の入力端に接続さ
れ、比較器38の出力端は、比較器38による過電流検
出時にDC/DCコンバータ駆動回路37の動作を停止
させるとともに警報回路(図示せず。)などを動作させ
る出力回路39が接続されている。
【0022】次に、図1図示の放電灯制御装置3の主要
な動作を説明する。
な動作を説明する。
【0023】放電灯4の正側端子4aが車体に接触する
ことによって地絡が発生すると、上述した従来装置と同
様、放電灯4に電流が流れなくなり、放電灯4は消灯す
る。しかし、ランプ電流検出抵抗35と放電灯4との接
続点aが接地されているため、ランプ電流検出抵抗35
には、地絡発生後も依然として電流が流れるようにな
る。このため、ランプ電力演算回路36により算出され
るランプ電力は、地絡発生時、零になることはなく、従
って、DC/DCコンバータ31の出力を制限すること
ができる。さらに、地絡発生時、ランプ電流検出抵抗3
5に流れる電流は過電流となるため、比較器38により
過電流を検出でき、出力回路39を介してDC/DCコ
ンバータ駆動回路37の動作を停止させるとともに警報
回路などにより車両の乗員に地絡発生を確実に知らしめ
ることができる。
ことによって地絡が発生すると、上述した従来装置と同
様、放電灯4に電流が流れなくなり、放電灯4は消灯す
る。しかし、ランプ電流検出抵抗35と放電灯4との接
続点aが接地されているため、ランプ電流検出抵抗35
には、地絡発生後も依然として電流が流れるようにな
る。このため、ランプ電力演算回路36により算出され
るランプ電力は、地絡発生時、零になることはなく、従
って、DC/DCコンバータ31の出力を制限すること
ができる。さらに、地絡発生時、ランプ電流検出抵抗3
5に流れる電流は過電流となるため、比較器38により
過電流を検出でき、出力回路39を介してDC/DCコ
ンバータ駆動回路37の動作を停止させるとともに警報
回路などにより車両の乗員に地絡発生を確実に知らしめ
ることができる。
【0024】一方、放電灯4の負側端子4bが車体に接
触することによって地絡が発生した場合には、ランプ電
流検出抵抗35と放電灯4との接続点aが接地されてい
るため、地絡が発生しても放電灯制御装置3は地絡発生
前の動作と同一の動作をする。このため、地絡発生時、
DC/DCコンバータ31の出力を制限することができ
る。
触することによって地絡が発生した場合には、ランプ電
流検出抵抗35と放電灯4との接続点aが接地されてい
るため、地絡が発生しても放電灯制御装置3は地絡発生
前の動作と同一の動作をする。このため、地絡発生時、
DC/DCコンバータ31の出力を制限することができ
る。
【0025】[B]第2実施例 図2は、第2実施例に係る交流点灯方式(矩形波点灯方
式)による放電灯制御装置の回路図を示している。
式)による放電灯制御装置の回路図を示している。
【0026】図2において、放電灯制御装置3は、DC
/DCコンバータ31の直流出力を交流出力に変換して
放電灯4に供給するインバータ40を備える。インバー
タ40は、Hブリッジ回路を構成するパワーMOSトラ
ンジスタ41、42、43、44を備えるとともに、パ
ワーMOSトランジスタ41と44とを、また、パワー
MOSトランジスタ42と43とをそれぞれペアで交互
にオン、オフさせるドライバ回路45、46を備える。
/DCコンバータ31の直流出力を交流出力に変換して
放電灯4に供給するインバータ40を備える。インバー
タ40は、Hブリッジ回路を構成するパワーMOSトラ
ンジスタ41、42、43、44を備えるとともに、パ
ワーMOSトランジスタ41と44とを、また、パワー
MOSトランジスタ42と43とをそれぞれペアで交互
にオン、オフさせるドライバ回路45、46を備える。
【0027】また、高電圧発生回路32の2次巻線32
aと放電灯4とからなる直列回路には、この直列回路と
共に閉回路を形成するようコンデンサ47が接続されて
いる。コンデンサ47は、始動時に2次巻線32aに発
生する高電圧パルスがパワーMOSトランジスタ41〜
44に印加されないよう動作し、パワーMOSトランジ
スタ41〜44を高電圧パルスから保護する。
aと放電灯4とからなる直列回路には、この直列回路と
共に閉回路を形成するようコンデンサ47が接続されて
いる。コンデンサ47は、始動時に2次巻線32aに発
生する高電圧パルスがパワーMOSトランジスタ41〜
44に印加されないよう動作し、パワーMOSトランジ
スタ41〜44を高電圧パルスから保護する。
【0028】また、ランプ電流検出抵抗35は、DC/
DCコンバータ31の出力端とインバータ40の入力端
との間に接続され、ランプ電流検出抵抗35とインバー
タ40の入力端との接続点aは接地されている。また、
ランプ電流検出抵抗35の非アース側端子bは、2次巻
線311bを介して整流ダイオード313のカソードに
接続されている。よって、非アース側端子bの電位は正
電位に維持され、放電灯4を負電圧駆動することができ
る。このため、メタルハライドランプを負電圧駆動する
ことによりランプ内部に封入されたナトリウムの外部へ
の漏出すなわちナトリウム損失を防止できることが周知
事実とされているが、本実施例によると、上記のように
放電灯4を負電圧駆動できることから、メタルハライド
ランプ4のナトリウム損失を防止することができる。そ
の他の構成については、図1の直流点灯方式による放電
灯制御装置3と同様である。
DCコンバータ31の出力端とインバータ40の入力端
との間に接続され、ランプ電流検出抵抗35とインバー
タ40の入力端との接続点aは接地されている。また、
ランプ電流検出抵抗35の非アース側端子bは、2次巻
線311bを介して整流ダイオード313のカソードに
接続されている。よって、非アース側端子bの電位は正
電位に維持され、放電灯4を負電圧駆動することができ
る。このため、メタルハライドランプを負電圧駆動する
ことによりランプ内部に封入されたナトリウムの外部へ
の漏出すなわちナトリウム損失を防止できることが周知
事実とされているが、本実施例によると、上記のように
放電灯4を負電圧駆動できることから、メタルハライド
ランプ4のナトリウム損失を防止することができる。そ
の他の構成については、図1の直流点灯方式による放電
灯制御装置3と同様である。
【0029】また、放電灯4の端子4a又は4bが車体
に接触することによって地絡が発生すると、ランプ電流
検出抵抗35とインバータ40の入力端との接続点aが
接地されているため、接続点aと地絡発生端子4a又は
4bとは同電位となり、このため、DC/DCコンバー
タ31の一方の出力端からランプ電流検出抵抗35、接
続点a、地絡発生端子4a又は4b、放電灯4、インバ
ータ40の出力端、インバータ40の入力端を経てDC
/DCコンバータ31の他方の出力端に至る閉回路(た
だし、放電灯4を経由しない場合もある。)が形成さ
れ、ランプ電流検出抵抗35には、地絡発生後も依然と
して電流が流れるようになる。このため、ランプ電力演
算回路36により算出されるランプ電力は、地絡発生
時、零になることはなく、従って、DC/DCコンバー
タ31の出力を制限することができる。さらに、地絡発
生時、ランプ電流検出抵抗35に流れる電流は過電流と
なるため、比較器38により過電流を検出でき、出力回
路39を介してDC/DCコンバータ駆動回路37の動
作を停止させるとともに警報回路などにより地絡発生を
知らしめることができる。また、ランプ電流検出抵抗3
5は、正の電圧を検出しているため、ランプ電力演算回
路36及び比較器38における信号処理が容易になる。
に接触することによって地絡が発生すると、ランプ電流
検出抵抗35とインバータ40の入力端との接続点aが
接地されているため、接続点aと地絡発生端子4a又は
4bとは同電位となり、このため、DC/DCコンバー
タ31の一方の出力端からランプ電流検出抵抗35、接
続点a、地絡発生端子4a又は4b、放電灯4、インバ
ータ40の出力端、インバータ40の入力端を経てDC
/DCコンバータ31の他方の出力端に至る閉回路(た
だし、放電灯4を経由しない場合もある。)が形成さ
れ、ランプ電流検出抵抗35には、地絡発生後も依然と
して電流が流れるようになる。このため、ランプ電力演
算回路36により算出されるランプ電力は、地絡発生
時、零になることはなく、従って、DC/DCコンバー
タ31の出力を制限することができる。さらに、地絡発
生時、ランプ電流検出抵抗35に流れる電流は過電流と
なるため、比較器38により過電流を検出でき、出力回
路39を介してDC/DCコンバータ駆動回路37の動
作を停止させるとともに警報回路などにより地絡発生を
知らしめることができる。また、ランプ電流検出抵抗3
5は、正の電圧を検出しているため、ランプ電力演算回
路36及び比較器38における信号処理が容易になる。
【0030】なお、上記第2実施例では、ランプ電流検
出抵抗35をDC/DCコンバータ31の出力端とイン
バータ40の入力端との間に接続するようにしたが、ラ
ンプ電流検出抵抗35をインバータ40の出力端と放電
灯4との間に接続し、ランプ電流検出抵抗35と放電灯
4との接続点を接地するよう構成しても、第2実施例と
同様な作用効果を得ることができる。
出抵抗35をDC/DCコンバータ31の出力端とイン
バータ40の入力端との間に接続するようにしたが、ラ
ンプ電流検出抵抗35をインバータ40の出力端と放電
灯4との間に接続し、ランプ電流検出抵抗35と放電灯
4との接続点を接地するよう構成しても、第2実施例と
同様な作用効果を得ることができる。
【0031】[C]第3実施例 図3は、第3実施例に係る放電灯制御装置の回路図、図
4は、図3に示す電力制御回路の回路図を示している。
4は、図3に示す電力制御回路の回路図を示している。
【0032】図3において、50は、過電流検出回路を
含む電力制御回路全体を示し、50a、50bは点灯ス
イッチ2を介して車載バッテリ1に接続される電源入力
端子、50cはDC/DCコンバータ駆動回路37に接
続される電力制御出力端子、50dはコンデンサ314
に接続されるランプ電圧検出端子、50eは電流検出抵
抗35の非アース側端子bに接続されるランプ電流検出
端子をそれぞれ表している。
含む電力制御回路全体を示し、50a、50bは点灯ス
イッチ2を介して車載バッテリ1に接続される電源入力
端子、50cはDC/DCコンバータ駆動回路37に接
続される電力制御出力端子、50dはコンデンサ314
に接続されるランプ電圧検出端子、50eは電流検出抵
抗35の非アース側端子bに接続されるランプ電流検出
端子をそれぞれ表している。
【0033】電力制御回路50は、図4に示すように、
定電圧回路51とランプ電力演算回路(DC/DCコン
バータ制御回路)52と過電流検出回路53とから構成
される。
定電圧回路51とランプ電力演算回路(DC/DCコン
バータ制御回路)52と過電流検出回路53とから構成
される。
【0034】定電圧回路 定電圧回路51はトランジスタ511と定電圧ダイオー
ド512と抵抗513とからなり、車載バッテリ1の電
圧を定電圧Vcに変換する。
ド512と抵抗513とからなり、車載バッテリ1の電
圧を定電圧Vcに変換する。
【0035】ランプ電力演算回路 ランプ電力演算回路52は、回路素子としては演算増幅
回路素子514〜516とトランジスタ517とダイオ
ード518〜520とコンデンサ521、522と抵抗
523〜532と電力調整用抵抗533とから構成さ
れ、機能面からは誤差増幅回路とランプ電圧検出手段と
ランプ電流検出手段とランプ電流制限手段とを構成して
いる (i) 誤差増幅回路 ランプ電力演算回路52において、演算増幅回路素子5
14とコンデンサ521と抵抗523〜525は誤差増
幅回路を構成している。誤差増幅回路において、演算増
幅回路素子514の非反転入力端子の電位V1 は、定電
圧Vcを抵抗524と抵抗525とで分割した基準電位
である。演算増幅回路素子514は基準電位V1 と反転
入力端子側の加算点Xの電位Vxとの電位差に応じた電
圧を出力する。ダイオード518を介して演算増幅回路
素子514に接続されているDC/DCコンバータ駆動
回路37は、この演算増幅回路素子514の出力電圧に
応じたオンオフ・デューティ比でパワーMOSトランジ
スタ312をスイッチング動作させる。フライバックト
ランス311の1次巻線311aには、このパワーMO
Sトランジスタ312のスイッチング動作に基づく1次
電流が流れ、この1次電流に応じた電力が2次巻線31
1bに発生し、この電力が放電灯4に供給される。そし
て、結果的に、演算増幅回路素子514は、加算点Xの
電位Vxを基準電位V1 に保つように動作する。
回路素子514〜516とトランジスタ517とダイオ
ード518〜520とコンデンサ521、522と抵抗
523〜532と電力調整用抵抗533とから構成さ
れ、機能面からは誤差増幅回路とランプ電圧検出手段と
ランプ電流検出手段とランプ電流制限手段とを構成して
いる (i) 誤差増幅回路 ランプ電力演算回路52において、演算増幅回路素子5
14とコンデンサ521と抵抗523〜525は誤差増
幅回路を構成している。誤差増幅回路において、演算増
幅回路素子514の非反転入力端子の電位V1 は、定電
圧Vcを抵抗524と抵抗525とで分割した基準電位
である。演算増幅回路素子514は基準電位V1 と反転
入力端子側の加算点Xの電位Vxとの電位差に応じた電
圧を出力する。ダイオード518を介して演算増幅回路
素子514に接続されているDC/DCコンバータ駆動
回路37は、この演算増幅回路素子514の出力電圧に
応じたオンオフ・デューティ比でパワーMOSトランジ
スタ312をスイッチング動作させる。フライバックト
ランス311の1次巻線311aには、このパワーMO
Sトランジスタ312のスイッチング動作に基づく1次
電流が流れ、この1次電流に応じた電力が2次巻線31
1bに発生し、この電力が放電灯4に供給される。そし
て、結果的に、演算増幅回路素子514は、加算点Xの
電位Vxを基準電位V1 に保つように動作する。
【0036】(ii)ランプ電圧検出手段 演算増幅回路素子515と抵抗531、532とトラン
ジスタ517と抵抗526はランプ電圧検出手段を構成
している。ランプ電圧検出手段において、演算増幅回路
素子515の非反転入力端子の電位V2 は、定電圧Vc
からランプ電圧検出端子50dの電位すなわち負の値で
あるランプ電圧VL を減算した電圧値を抵抗531と抵
抗532とで分割した値であり、また、演算増幅回路素
子515の反転入力端子の電位V3 は非反転入力端子の
電位V2 と等しい。このため、ランプ電圧VL が負の方
向に増大すると電位V2 が低下し、この電位V2 の低下
により電位V3 も低下し、抵抗526を経て加算点Xへ
流入する電流i1 が増大する。一方、ランプ電圧VL が
負の方向に減少すると電位V2 が上昇し、この電位V2
の上昇により電位V3 も上昇し、抵抗526を経て加算
点Xへ流入する電流i1 が減少する。このように、ラン
プ電圧検出手段は、ランプ電圧VL が負の方向へ増大し
た時には加算点Xへ流入する電流i1 を増大させ、一
方、ランプ電圧VL が負の方向へ減少した時には加算点
Xへ流入する電流i1 を減少させる。
ジスタ517と抵抗526はランプ電圧検出手段を構成
している。ランプ電圧検出手段において、演算増幅回路
素子515の非反転入力端子の電位V2 は、定電圧Vc
からランプ電圧検出端子50dの電位すなわち負の値で
あるランプ電圧VL を減算した電圧値を抵抗531と抵
抗532とで分割した値であり、また、演算増幅回路素
子515の反転入力端子の電位V3 は非反転入力端子の
電位V2 と等しい。このため、ランプ電圧VL が負の方
向に増大すると電位V2 が低下し、この電位V2 の低下
により電位V3 も低下し、抵抗526を経て加算点Xへ
流入する電流i1 が増大する。一方、ランプ電圧VL が
負の方向に減少すると電位V2 が上昇し、この電位V2
の上昇により電位V3 も上昇し、抵抗526を経て加算
点Xへ流入する電流i1 が減少する。このように、ラン
プ電圧検出手段は、ランプ電圧VL が負の方向へ増大し
た時には加算点Xへ流入する電流i1 を増大させ、一
方、ランプ電圧VL が負の方向へ減少した時には加算点
Xへ流入する電流i1 を減少させる。
【0037】(iii) ランプ電流検出手段 抵抗528はランプ電流検出手段を構成している。ラン
プ電流検出手段において、ランプ電流iL が増大すると
ランプ電流検出端子50eの電位Viが上昇し、この電
位Viの上昇により加算点Xから抵抗528へ向かって
流出する電流i2 が減少する。一方、ランプ電流iL が
減少するとランプ電流検出端子50eの電位Viが低下
し、この電位Viの低下により加算点Xから抵抗528
へ向かって流出する電流i2 が増大する。このように、
ランプ電流検出手段は、ランプ電流iL が増大した時に
は加算点Xから流出する電流i2 を増大させ、一方、ラ
ンプ電流iL が減少した時には加算点Xから流出する電
流i2 を減少させる。
プ電流検出手段において、ランプ電流iL が増大すると
ランプ電流検出端子50eの電位Viが上昇し、この電
位Viの上昇により加算点Xから抵抗528へ向かって
流出する電流i2 が減少する。一方、ランプ電流iL が
減少するとランプ電流検出端子50eの電位Viが低下
し、この電位Viの低下により加算点Xから抵抗528
へ向かって流出する電流i2 が増大する。このように、
ランプ電流検出手段は、ランプ電流iL が増大した時に
は加算点Xから流出する電流i2 を増大させ、一方、ラ
ンプ電流iL が減少した時には加算点Xから流出する電
流i2 を減少させる。
【0038】(iv)ランプ電流制限手段 演算増幅回路素子516とコンデンサ522と抵抗52
7、529、530とダイオード519、520とはラ
ンプ電流制限手段を構成している。ランプ電流制限手段
において、演算増幅回路素子516の非反転入力端子の
電位V4 は、定電圧Vcを抵抗529と抵抗530とで
分割した基準電位であり、また、演算増幅回路素子51
6の反転入力端子側には抵抗527を介してランプ電流
検出端子50eが接続されている。演算増幅回路素子5
16は、ランプ電流iL が小さい時にはランプ電流検出
端子50eの電位Viが基準電位V4 よりも低いため高
レベル電圧を出力し、ダイオード519を介して電力制
御出力端子50cの電位Vpを高レベルに保ち、DC/
DCコンバータ駆動回路37を高出力状態(パワーMO
Sトランジスタ312を大きなオンオフ・デューティ比
でスイッチング動作させ放電灯4に高電力を印加可能な
状態)におく。一方、演算増幅回路素子516は、ラン
プ電流iL が大きい時にはランプ電流検出端子50eの
電位Viが基準電位V4 よりも高いため低レベル電圧を
出力し、ダイオード519を介して電力制御出力端子5
0cの電位Vpを低レベルに保ち、DC/DCコンバー
タ駆動回路37を低出力状態(パワーMOSトランジス
タ312を小さなオンオフ・デューティ比でスイッチン
グ動作させ放電灯4に低電力を印加させる状態)に保
つ。このように、ランプ電流制限手段はランプ電流iL
が大きい時には放電灯4に低電力を印加させ、ランプ電
流iL を制限するように動作する。
7、529、530とダイオード519、520とはラ
ンプ電流制限手段を構成している。ランプ電流制限手段
において、演算増幅回路素子516の非反転入力端子の
電位V4 は、定電圧Vcを抵抗529と抵抗530とで
分割した基準電位であり、また、演算増幅回路素子51
6の反転入力端子側には抵抗527を介してランプ電流
検出端子50eが接続されている。演算増幅回路素子5
16は、ランプ電流iL が小さい時にはランプ電流検出
端子50eの電位Viが基準電位V4 よりも低いため高
レベル電圧を出力し、ダイオード519を介して電力制
御出力端子50cの電位Vpを高レベルに保ち、DC/
DCコンバータ駆動回路37を高出力状態(パワーMO
Sトランジスタ312を大きなオンオフ・デューティ比
でスイッチング動作させ放電灯4に高電力を印加可能な
状態)におく。一方、演算増幅回路素子516は、ラン
プ電流iL が大きい時にはランプ電流検出端子50eの
電位Viが基準電位V4 よりも高いため低レベル電圧を
出力し、ダイオード519を介して電力制御出力端子5
0cの電位Vpを低レベルに保ち、DC/DCコンバー
タ駆動回路37を低出力状態(パワーMOSトランジス
タ312を小さなオンオフ・デューティ比でスイッチン
グ動作させ放電灯4に低電力を印加させる状態)に保
つ。このように、ランプ電流制限手段はランプ電流iL
が大きい時には放電灯4に低電力を印加させ、ランプ電
流iL を制限するように動作する。
【0039】ランプ電流制限手段は、上記のようにラン
プ電流iL を制限する動作をする他に、地絡による過電
流を検出する動作も行う。すなわち、地絡により過電流
が発生すると、ランプ電流検出端子50eの電位Viが
基準電位V4 よりも大きくなるため演算増幅回路素子5
16は低レベル電圧を出力するようになり、この低レベ
ル電圧によりダイオード520を介して後述する過電流
検出回路53の電位V5 を低レベル電位まで低下させ、
この電位低下により過電流検出回路53は後述するよう
に電力制御出力端子50cの電位Vpを零電位に保ちD
C/DCコンバータ駆動回路37の動作を停止させる。
プ電流iL を制限する動作をする他に、地絡による過電
流を検出する動作も行う。すなわち、地絡により過電流
が発生すると、ランプ電流検出端子50eの電位Viが
基準電位V4 よりも大きくなるため演算増幅回路素子5
16は低レベル電圧を出力するようになり、この低レベ
ル電圧によりダイオード520を介して後述する過電流
検出回路53の電位V5 を低レベル電位まで低下させ、
この電位低下により過電流検出回路53は後述するよう
に電力制御出力端子50cの電位Vpを零電位に保ちD
C/DCコンバータ駆動回路37の動作を停止させる。
【0040】過電流検出回路 過電流検出回路53は、回路素子としてはタイマー回路
534とトランジスタ535〜538と抵抗539〜5
43とから構成され、機能面からは時間検出手段とDC
/DCコンバータ駆動回路動作停止手段と出力保持手段
とを構成している。
534とトランジスタ535〜538と抵抗539〜5
43とから構成され、機能面からは時間検出手段とDC
/DCコンバータ駆動回路動作停止手段と出力保持手段
とを構成している。
【0041】(i) 時間検出手段 タイマー回路534は時間検出手段を構成している。タ
イマー回路534は、点灯始動後すなわちライトスイッ
チ2がオンした後、所定時間例えば40秒の間高レベル
電圧を出力し、この所定時間経過後低レベル電圧を出力
する。
イマー回路534は、点灯始動後すなわちライトスイッ
チ2がオンした後、所定時間例えば40秒の間高レベル
電圧を出力し、この所定時間経過後低レベル電圧を出力
する。
【0042】(ii)DC/DCコンバータ駆動回路動作停
止手段 トランジスタ536〜538と抵抗539、540、5
42、543はDC/DCコンバータ駆動回路動作停止
手段を構成している。DC/DCコンバータ駆動回路動
作停止手段において、点灯始動後、所定時間が経過する
までの間は、タイマー回路534は高レベル電圧を出力
し続けるため、トランジスタ537はオン状態に保た
れ、トランジスタ537のオンオフとは無関係に電位V
6 は低レベル電位に保たれる。このため、トランジスタ
538はオフ状態に保たれ、電力制御出力端子50cの
電位Vpは高レベル電位に保持可能とされる。したがっ
て、点灯始動後、所定時間が経過するまでの間は、上述
したランプ電流制限手段により電位V5 が低レベル電位
に低下してトランジスタ536がオフしてもトランジス
タ537がオン状態に保たれているためトランジスタ5
38はオフ状態に保たれ、電力制御出力端子50cの電
位Vpは高レベル電位に保持可能とされ、DC/DCコ
ンバータ駆動回路37は動作状態に保たれる。
止手段 トランジスタ536〜538と抵抗539、540、5
42、543はDC/DCコンバータ駆動回路動作停止
手段を構成している。DC/DCコンバータ駆動回路動
作停止手段において、点灯始動後、所定時間が経過する
までの間は、タイマー回路534は高レベル電圧を出力
し続けるため、トランジスタ537はオン状態に保た
れ、トランジスタ537のオンオフとは無関係に電位V
6 は低レベル電位に保たれる。このため、トランジスタ
538はオフ状態に保たれ、電力制御出力端子50cの
電位Vpは高レベル電位に保持可能とされる。したがっ
て、点灯始動後、所定時間が経過するまでの間は、上述
したランプ電流制限手段により電位V5 が低レベル電位
に低下してトランジスタ536がオフしてもトランジス
タ537がオン状態に保たれているためトランジスタ5
38はオフ状態に保たれ、電力制御出力端子50cの電
位Vpは高レベル電位に保持可能とされ、DC/DCコ
ンバータ駆動回路37は動作状態に保たれる。
【0043】点灯始動後、所定時間が経過した後は、タ
イマー回路534は今度は低レベル電圧を出力し続ける
ようになり、トランジスタ537はオフ状態に保たれ
る。このような状態において、地絡が発生し過電流が流
れると、上述したようにランプ電流制限手段により電位
V5 が低レベル電位に低下し、トランジスタ536はオ
フする。この時、上記のようにトランジスタ537は既
にオフしているため電位V6 は高レベル電位となり、ト
ランジスタ538はオンし、電力制御出力端子50cの
電位Vpは零電位になり、DC/DCコンバータ駆動回
路37は動作を停止し、放電灯4に対し電力は印加され
なくなる。
イマー回路534は今度は低レベル電圧を出力し続ける
ようになり、トランジスタ537はオフ状態に保たれ
る。このような状態において、地絡が発生し過電流が流
れると、上述したようにランプ電流制限手段により電位
V5 が低レベル電位に低下し、トランジスタ536はオ
フする。この時、上記のようにトランジスタ537は既
にオフしているため電位V6 は高レベル電位となり、ト
ランジスタ538はオンし、電力制御出力端子50cの
電位Vpは零電位になり、DC/DCコンバータ駆動回
路37は動作を停止し、放電灯4に対し電力は印加され
なくなる。
【0044】(iii) 出力保持手段 トランジスタ535と抵抗541は出力保持手段を構成
している。出力保持手段において、上述したように点灯
始動後、所定時間が経過した後に地絡が発生してトラン
ジスタ536がオフし電位V6 が高レベル電位になる
と、トランジスタ535はオンする。このトランジスタ
535のオンによりトランジスタ536のオフ状態は確
実に保持されるようになり、この結果DC/DCコンバ
ータ駆動回路37の動作停止状態が確実に保持される。
なお、この動作停止状態はライトスイッチ2がオフされ
るまで継続する。
している。出力保持手段において、上述したように点灯
始動後、所定時間が経過した後に地絡が発生してトラン
ジスタ536がオフし電位V6 が高レベル電位になる
と、トランジスタ535はオンする。このトランジスタ
535のオンによりトランジスタ536のオフ状態は確
実に保持されるようになり、この結果DC/DCコンバ
ータ駆動回路37の動作停止状態が確実に保持される。
なお、この動作停止状態はライトスイッチ2がオフされ
るまで継続する。
【0045】次に、電力制御回路50の主要な動作を図
5を参照して説明する。
5を参照して説明する。
【0046】時点t0 でライトスイッチ2がオンする
と、所定時間が経過する時点t4 までの間、タイマー回
路534は高レベル電圧を出力する。このため、時点t
0 から時点t4 までの間、トランジスタ537はオン状
態に保たれ、電位V6 は低レベル電位に保たれ、トラン
ジスタ538はオフ状態に保たれ、電力制御出力端子5
0cの電位Vpは高レベル電位に保持可能とされ、DC
/DCコンバータ駆動回路37は動作状態に保たれる。
と、所定時間が経過する時点t4 までの間、タイマー回
路534は高レベル電圧を出力する。このため、時点t
0 から時点t4 までの間、トランジスタ537はオン状
態に保たれ、電位V6 は低レベル電位に保たれ、トラン
ジスタ538はオフ状態に保たれ、電力制御出力端子5
0cの電位Vpは高レベル電位に保持可能とされ、DC
/DCコンバータ駆動回路37は動作状態に保たれる。
【0047】また、時点t1 で放電灯4が放電を開始し
た後、時点t2 から時点t3 までの間、ランプ電流iL
が過電流になると、演算増幅回路素子516の出力が低
レベル電圧となり、電力制御出力端子50cの電位Vp
は低レベル電位となり、DC/DCコンバータ駆動回路
37は低出力状態となり、過電流は制限される。しか
し、演算増幅回路素子516の出力が低レベルになりト
ランジスタ536がオフしても、トランジスタ537は
タイマー回路534によってオン状態に保たれているた
め、トランジスタ538がオンして電力制御出力端子5
0cの電位Vpが零電位になることはなく、したがっ
て、DC/DCコンバータ駆動回路37が動作停止状態
になることはない。
た後、時点t2 から時点t3 までの間、ランプ電流iL
が過電流になると、演算増幅回路素子516の出力が低
レベル電圧となり、電力制御出力端子50cの電位Vp
は低レベル電位となり、DC/DCコンバータ駆動回路
37は低出力状態となり、過電流は制限される。しか
し、演算増幅回路素子516の出力が低レベルになりト
ランジスタ536がオフしても、トランジスタ537は
タイマー回路534によってオン状態に保たれているた
め、トランジスタ538がオンして電力制御出力端子5
0cの電位Vpが零電位になることはなく、したがっ
て、DC/DCコンバータ駆動回路37が動作停止状態
になることはない。
【0048】時点t4 が経過した後に時点t5 で地絡が
発生すると、演算増幅回路素子516の出力は低レベル
電圧になり、トランジスタ536はオンする。この時点
t5では、タイマー回路534の出力は低レベル電圧に
なっており、トランジスタ537はオフ状態となってい
る。したがって、時点t5 で電位V6 は高レベル電位と
なり、トランジスタ538はオンし、電力制御出力端子
50cの電位Vpは零電位となり、DC/DCコンバー
タ駆動回路37は動作を停止する。この時、電位V6 が
高レベル電位になるとトランジスタ535もオンするた
め、トランジスタ536は確実にオフ状態に保たれるよ
うになり、したがって、トランジスタ538のオン状態
は確実に保持され、電力制御出力端子50cの電位Vp
は零電位に確実に保持され、DC/DCコンバータ駆動
回路37の動作停止状態は確実に保持される。なお、こ
の動作停止状態は、ライトスイッチ2がオフされるまで
継続される。
発生すると、演算増幅回路素子516の出力は低レベル
電圧になり、トランジスタ536はオンする。この時点
t5では、タイマー回路534の出力は低レベル電圧に
なっており、トランジスタ537はオフ状態となってい
る。したがって、時点t5 で電位V6 は高レベル電位と
なり、トランジスタ538はオンし、電力制御出力端子
50cの電位Vpは零電位となり、DC/DCコンバー
タ駆動回路37は動作を停止する。この時、電位V6 が
高レベル電位になるとトランジスタ535もオンするた
め、トランジスタ536は確実にオフ状態に保たれるよ
うになり、したがって、トランジスタ538のオン状態
は確実に保持され、電力制御出力端子50cの電位Vp
は零電位に確実に保持され、DC/DCコンバータ駆動
回路37の動作停止状態は確実に保持される。なお、こ
の動作停止状態は、ライトスイッチ2がオフされるまで
継続される。
【0049】以上説明したように、第3実施例に係る車
両用放電灯制御装置によると、点灯始動後、所定時間が
経過したことを検出した後に過電流を検出すると放電灯
4への電力供給を停止するようにしたため、点灯始動直
後に放電灯4自身の負性抵抗特性に基づいてランプ電流
iL が大きな領域が発生するが、この領域では過電流検
出を行わないようにしたため、この領域で放電灯4に対
し誤って電力供給を停止する不具合を招くことはない。
また、DC/DCコンバータ制御回路(ランプ電力演算
回路)52に備えられたランプ電流制限手段516を用
いて過電流を検出するようにしたため、過電流を検出す
るための特別の回路を設けなくても過電流検出を行うこ
とができるようになる。
両用放電灯制御装置によると、点灯始動後、所定時間が
経過したことを検出した後に過電流を検出すると放電灯
4への電力供給を停止するようにしたため、点灯始動直
後に放電灯4自身の負性抵抗特性に基づいてランプ電流
iL が大きな領域が発生するが、この領域では過電流検
出を行わないようにしたため、この領域で放電灯4に対
し誤って電力供給を停止する不具合を招くことはない。
また、DC/DCコンバータ制御回路(ランプ電力演算
回路)52に備えられたランプ電流制限手段516を用
いて過電流を検出するようにしたため、過電流を検出す
るための特別の回路を設けなくても過電流検出を行うこ
とができるようになる。
【図1】第1実施例に係る直流点灯方式による放電灯制
御装置の回路図
御装置の回路図
【図2】第2実施例に係る交流点灯方式(矩形波点灯方
式)による放電灯制御装置の回路図
式)による放電灯制御装置の回路図
【図3】第3実施例に係る交流点灯方式による放電灯制
御装置の回路図
御装置の回路図
【図4】図3に示す電力制御回路の回路図
【図5】電力制御回路の動作を説明するための波形図
【図6】従来からの放電灯制御装置の回路図
1 バッテリ 3 放電灯制御装置 4 放電灯 31 DC/DCコンバータ 33、34 ランプ電圧検出抵抗 35 ランプ電流検出抵抗 36、52 ランプ電力演算回路(DC/DCコンバ
ータ制御回路) 37 DC/DCコンバータ駆動回路(DC/DCコ
ンバータ制御回路) 38 比較器(過電流検出回路) 39 出力回路(過電流検出回路) 40 インバータ 53 過電流検出回路 516 演算増幅回路素子(ランプ電流制限手段) 534 タイマー回路(時間検出手段)
ータ制御回路) 37 DC/DCコンバータ駆動回路(DC/DCコ
ンバータ制御回路) 38 比較器(過電流検出回路) 39 出力回路(過電流検出回路) 40 インバータ 53 過電流検出回路 516 演算増幅回路素子(ランプ電流制限手段) 534 タイマー回路(時間検出手段)
Claims (7)
- 【請求項1】 負極端子が車体に接地されたバッテリの
電圧を昇圧し、正側出力端、負側出力端間に接続された
放電灯に直流電力を供給するDC/DCコンバータと、 前記放電灯に直列に接続され、前記放電灯に流れるラン
プ電流を検出するランプ電流検出抵抗と、 前記放電灯に印加されるランプ電圧を検出するランプ電
圧検出抵抗と、 前記ランプ電流検出抵抗により検出されたランプ電流と
前記ランプ電圧検出抵抗により検出されたランプ電圧と
で決定されるランプ電力に基づいて前記DC/DCコン
バータの直流電力を制御するDC/DCコンバータ制御
回路とを備え、前記放電灯と前記ランプ電流検出抵抗と
の接続点は接地されることを特徴とする車両用放電灯制
御装置。 - 【請求項2】 負極端子が車体に接地されたバッテリの
電圧を昇圧して直流電力を出力するDC/DCコンバー
タと、 前記DC/DCコンバータの直流電力を交流電力に変換
し、出力端間に接続された放電灯に交流電力を供給する
インバータと、 前記DC/DCコンバータの出力端と前記インバータの
入力端との間に接続され、前記放電灯に流れるランプ電
流を検出するランプ電流検出抵抗と、 前記放電灯に印加されるランプ電圧を検出するランプ電
圧検出抵抗と、 前記ランプ電流検出抵抗により検出されたランプ電流と
前記ランプ電圧検出抵抗により検出されたランプ電圧と
で決定されるランプ電力に基づいて前記DC/DCコン
バータの直流電力を制御するDC/DCコンバータ制御
回路とを備え、前記インバータの入力端と前記ランプ電
流検出抵抗との接続点は接地されることを特徴とする車
両用放電灯制御装置。 - 【請求項3】 負極端子が車体に接地されたバッテリの
電圧を昇圧して直流電力を出力するDC/DCコンバー
タと、 前記DC/DCコンバータの直流電力を交流電力に変換
し、出力端間に接続された放電灯に交流電力を供給する
インバータと、 前記インバータの出力端と前記放電灯との間に接続さ
れ、前記放電灯に流れるランプ電流を検出するランプ電
流検出抵抗と、 前記放電灯に印加されるランプ電圧を検出するランプ電
圧検出抵抗と、 前記ランプ電流検出抵抗により検出されたランプ電流と
前記ランプ電圧検出抵抗により検出されたランプ電圧と
で決定されるランプ電力に基づいて前記DC/DCコン
バータの直流電力を制御するDC/DCコンバータ制御
回路とを備え、前記放電灯と前記ランプ電流検出抵抗と
の接続点は接地されることを特徴とする車両用放電灯制
御装置。 - 【請求項4】 前記ランプ電流検出抵抗の非アース側端
子は、前記DC/DCコンバータの正側出力端に接続さ
れることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
車両用放電灯制御装置。 - 【請求項5】 前記ランプ電流検出抵抗の非アース側端
子は、過電流検出回路の入力端に接続されることを特徴
とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用放電灯制
御装置。 - 【請求項6】 前記過電流検出回路は、点灯始動後、所
定時間が経過したことを検出する時間検出手段を備え、
点灯始動後、前記所定時間が経過した後に過電流を検出
すると前記放電灯への電力供給を停止することを特徴と
する請求項5に記載の車両用放電灯制御装置。 - 【請求項7】 前記DC/DCコンバータ制御回路は、
前記ランプ電流検出抵抗の非アース側端子に接続された
ランプ電流制限手段を備え、このランプ電流制限手段が
過電流を検出することを特徴とする請求項6に記載の車
両用放電灯制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6477696A JP3324386B2 (ja) | 1995-06-02 | 1996-03-21 | 車両用放電灯制御装置 |
EP96108484A EP0746186B1 (en) | 1995-06-02 | 1996-05-28 | Control apparatus for a lighting system of a discharge lamp used in various types of vehicles |
DE69624171T DE69624171T2 (de) | 1995-06-02 | 1996-05-28 | Gerät zur Steuerung der Beleuchtung einer Entladungslampe in verschiedenen Fahrzeugtypen |
US08/655,897 US5706185A (en) | 1995-06-02 | 1996-05-31 | Control apparatus for a lighting system of a discharge lamp used in various types of vehicles |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-136752 | 1995-06-02 | ||
JP13675295 | 1995-06-02 | ||
JP6477696A JP3324386B2 (ja) | 1995-06-02 | 1996-03-21 | 車両用放電灯制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0950893A true JPH0950893A (ja) | 1997-02-18 |
JP3324386B2 JP3324386B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=26405886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6477696A Ceased JP3324386B2 (ja) | 1995-06-02 | 1996-03-21 | 車両用放電灯制御装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5706185A (ja) |
EP (1) | EP0746186B1 (ja) |
JP (1) | JP3324386B2 (ja) |
DE (1) | DE69624171T2 (ja) |
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US6747422B2 (en) | 1997-05-16 | 2004-06-08 | Denso Corporation | High-voltage discharge lamp device |
JP2007295641A (ja) * | 2006-04-20 | 2007-11-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 電力変換装置および点灯装置、灯具、車両 |
WO2010050432A1 (ja) | 2008-10-27 | 2010-05-06 | パナソニック電工株式会社 | 照明点灯装置、放電灯点灯装置、及びこれを用いた車両用前照灯点灯装置 |
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US9585234B2 (en) | 2015-03-02 | 2017-02-28 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Lighting device and illuminating device |
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DE69735257T2 (de) * | 1997-07-24 | 2006-11-16 | F. Verdeyen N.V. | Wechselrichter zur Versorgung einer Entladungslampe mit sprunghaft veränderlicher Frequenz |
DE69916668T2 (de) * | 1998-05-08 | 2004-08-19 | Denso Corp., Kariya | Zündtransformator für Gasentadungslampe |
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DE10063328A1 (de) * | 2000-12-19 | 2002-06-27 | Hella Kg Hueck & Co | Einrichtung zum Starten und Betreiben einer Gasentladungslampe in einem Kraftfahrzeug |
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-
1996
- 1996-03-21 JP JP6477696A patent/JP3324386B2/ja not_active Ceased
- 1996-05-28 EP EP96108484A patent/EP0746186B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-05-28 DE DE69624171T patent/DE69624171T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-05-31 US US08/655,897 patent/US5706185A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
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EP0746186B1 (en) | 2002-10-09 |
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JP3324386B2 (ja) | 2002-09-17 |
DE69624171T2 (de) | 2003-06-12 |
EP0746186A1 (en) | 1996-12-04 |
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