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JP4312673B2 - 放電灯装置 - Google Patents

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JP4312673B2
JP4312673B2 JP2004209043A JP2004209043A JP4312673B2 JP 4312673 B2 JP4312673 B2 JP 4312673B2 JP 2004209043 A JP2004209043 A JP 2004209043A JP 2004209043 A JP2004209043 A JP 2004209043A JP 4312673 B2 JP4312673 B2 JP 4312673B2
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Description

本発明は、高圧放電灯を点灯する放電灯装置、特に車両用前照灯に用いるのに好適な放電灯装置に関する。
従来、高圧放電灯(以下、ランプまたはバルブと言う)を車両用前照灯に適用し、車載バッテリ電圧をトランスにて高電圧化した後、この高電圧の極性をインバータにて切り替え、ランプを交流点灯させる放電灯装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この種の放電灯装置では、トランスの1次側において、1次電流を制御するためのスイッチング素子をPWM(パルス幅変調)制御し、ランプへの供給電力を制御するようにしている。つまり、ランプ電圧とランプ電流の関係を規定する所定の制御線に従ってランプへ所望の電力を供給するようにしている。
具体的には、DC−DCコンバータの出力電圧、すなわちHブリッジで構成されるインバータ回路への印加電圧がランプ電圧として用いられ、ランプに与える電力の演算に使用される。
特開平8−321389号公報
現在、車両用前照灯として、定格35W、ランプ電圧85V、ランプ電流0.41Aのランプが使用されている。ランプを車両用前照灯に適用するには、点灯スイッチをオンした後光束を早く立ち上げる(早く明るくする)必要があり、そのために点灯初期に定格電力より大きな電力をランプに印加して光束の立ち上がりを早くしている。
具体的には、現状の35Wランプ(D2S又はD2Rバルブ)では、点灯初期に70W程度の電力をランプに印加し、その後、電力を徐々に減らし安定状態の35Wとなるように制御している。この制御は、ランプ電圧とランプ電流の関係を規定する所定の制御線に従って行われ、例えば、点灯初期のランプ電圧が約27V、安定時電圧が約85Vとなることから、ランプ電圧が27Vから85Vへ58V変化することに応じてランプ電力を70Wから35Wへ減らすようにしている。
一方、現在使用されているランプには微量の水銀が封入されているが、廃棄時の環境汚染の問題を考えると、水銀レス(水銀フリー)のランプを使用するのが望ましい。
この水銀レスのランプを車両用前照灯に適用する場合、その場合にも、従来のランプと同様に、点灯スイッチがオンした後光束を早く立ち上げる(早く明るくする)必要があるため、点灯初期は定格電力より大きな電力をランプに印加して光束の立ち上がりを早くしなければならない。このため、水銀レスの35Wランプでは、点灯初期に90W程度をランプに印加し、その後、電力を徐々に減らし、安定状態の35Wとなるように制御される。この場合、水銀レスのランプでは、安定時のランプ電圧が従来と比べ半分程度の電圧となり、点灯初期においては、ランプ電圧が従来と比べほぼ同程度の電圧で27V前後となる。
このようなランプ電圧特性をもつ水銀レスのランプを従来と同様の制御線に基づく制御によって行うとすると、ランプ電圧が27Vから42Vへ15V変化することに応じてランプ電力を90Wから35Wへ55W減らすように制御することになる。従って、従来のランプでは、58Vの電圧変化に対し35Wの電力減であり、その比率は小さかったが、水銀レスランプでは、15Vの電圧変化に対し55Wの電力減でありその比率は大きくなる。
以下に、このランプ電圧の変化とランプ電力の変化について、具体例を挙げて詳細に説明する。
従来、電力演算に用いられるランプ電圧について考えてみると、ランプ電圧として、特許文献1に示されているように、DC−DCコンバータの出力電圧、すなわち、Hブリッジで構成されるインバータ回路への印加電圧が用いられている。具体的には、ランプ自身による電圧降下の電圧値(真のランプ電圧)に対して、ランプ電流が流れることにより発生するランプ以外での電圧降下の電圧値(スイッチング素子の電圧降下電圧値、高電圧発生コイルの電圧降下電圧値等)を加算した値をランプ電圧として演算に用いている。
従って、オン抵抗0.7オームのMOSトランジスタでインバータ(Hブリッジ)を構成し、高電圧発生コイルのコイル抵抗が1.5オームであるとした場合、従来のランプと水銀レスランプそれぞれの場合のランプ電圧は以下のように示される。
まず、従来のランプの場合には、点灯初期印加電力が70W、ランプ電圧が27Vとすると、ランプ電流が2.6Aとなる。また、安定時印加電力が35W、ランプ電圧が85Vとすると、ランプ電流が0.41Aとなる。このことから、点灯初期インバータへの印加電圧は、次式のように求められる。
(数1)
27+(0.7×2×2.6)+(1.5×2.6)=34.54(V)
また、安定時インバータへの印加電圧は、次式のように求められる。
(数2)
85+(0.7×2×0.41)+(1.5×0.41)=86.2(V)
このため、インバータ印加電圧の変化値は、86.2−34.54=51.7Vとなる。
これに対し、水銀レスのランプの場合には、点灯初期印加電力が90W、ランプ電圧が27Vとすると、ランプ電流が3.3Aとなる。また、安定時印加電力が35W、ランプ電圧が42Vとすると、ランプ電流が0.83Aとなる。このことから、点灯初期インバータへの印加電圧は、次式で求められる。
(数3)
27+(0.7×2×3.3)+(1.5×3.3)=36.57(V)
さらに、安定時インバータへの印加電圧は、次式のように求められる。
(数4)
42+(0.7×2×0.83)+(1.5×0.83)=44.4(V)
このため、インバータ印加電圧の変化値は、44.4−36.57=7.83Vとなる。
従って、従来のランプでは、インバータへの印加電圧にランプ以外での電圧降下分が含まれるため、実際のランプ電圧変化58Vに対しインバータへの印加電圧変化が51.7Vと6%程度低くなる。しかしながら、インバータへの印加電圧の変化量が51.7Vが大きいため、ランプ以外での電圧降下分が影響しても、ランプ電圧変化に対するインバータへの印加電圧の変化量の変化割合は小さい。このため、ランプ以外での電圧降下や回路バラツキ等による影響を前提としてランプ電力演算回路を設計すれば、ランプへの電力を所望の値に制御することが可能である。
一方、水銀レスのランプの場合は、実際のランプ電圧変化値15Vに対しインバータへの印加電圧変化が7.83Vと48%程度低くなる。そして、インバータへの印加電圧の変化量が7.83Vと小さいため、ランプ以外での電圧降下分が大きく影響し、ランプ電圧変化に対するインバータへの印加電圧の変化量の変化割合が大きくなる。このため、水銀レスのランプにおいて、従来方法のインバータへの印加電圧を用いてランプ電力制御を行う場合には、7.83Vの変化でランプ印加電力を55W低減することが必要となる。従って、ランプ以外での電圧降下や回路バラツキ等による影響を前提としてランプ電力演算回路を設計することが難しく、ランプへの電力を精度よく所望の値に制御することが難しい。
換言すれば、従来のランプのように、ランプ電圧として用いられるインバータへの印加電圧の変化量が大きい場合、ランプ電圧にランプ以外での電圧降下分が含まれていても、インバータへの印加電圧の変化量に対する電圧降下電圧値の割合が小さいため、ランプへの電力制御に与える影響が小さい。これに対し、水銀レスのランプのように、ランプ電圧として用いられるインバータへの印加電圧の変化量が小さい場合、ランプ電圧にランプ以外での電圧降下分が含まれていると、インバータへの印加電圧の変化量に対する電圧降下電圧値の割合が大きいため、ランプへの電力制御に与える影響が大きい。
このため、水銀レスのランプを用いた場合に、従来のようにインバータへの印加電圧をランプ電圧として用いたのでは、自動車用の光束立ち上がり特性を規定した規格を満足できないという問題が生じる。
本発明は上記問題に鑑みて成され、水銀入りのランプだけでなく、水銀レスのランプを用いた場合のように点灯初期から安定時までのランプ電圧変化値が小さくなるような場合においても、ランプへの電力制御を良好に行えるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、水銀レスランプにて構成される放電ランプ(2)に直列接続され、放電ランプ(2)に高電圧を印加することにより放電ランプ(2)を点灯させる高電圧発生コイル(71)と、放電ランプ(2)に交流電力を印加するインバータ手段(61)と、放電ランプ(2)に印加されるランプ電圧(VL)を検出するランプ電圧検出手段(200)と、ランプ電圧検出手段(200)が検出したランプ電圧(VL)に基づいて、放電ランプ(2)に印加する電力を調整するランプパワー制御手段(300)とを備え、ランプ電圧検出手段(200)は、ランプ電圧(VL)に加えて放電ランプ(2)に流れるランプ電流(IL)の経路に介在する素子(61a〜61d、71、8)の電圧降下分が含まれた電圧(VLa)と比例する電圧(Va,Vb)から、ランプ電流(IL)が流れる経路に介在する素子の電圧降下電圧値(V1、V2、V4、V5)に比例する電圧(Vc、Vd、Ve、Vf、Vg)を減算した電圧をランプ電圧(VL)として出力するようになっており、ランプパワー制御手段(300)は、ランプ電圧(VL)から該ランプ電圧(VL)の点火初期電圧(VLs)を減算した変化電圧値(ΔVL)の上昇に基づいて放電ランプ(2)に印加する電力を減らすことで放電ランプ(2)を安定状態に移行することを特徴としている。
このように出力されるランプ電圧(VL)に基づいてランプ印加電力を演算制御すれば、ランプ電力演算するためのランプ電圧(VL)が真のランプ電圧(V3)に近いものとなるため、より精度良くランプ電力を制御することができる。そして、ランプパワー制御手段(300)にて、ランプ電圧(VL)から該ランプ電圧(VL)の点火初期電圧(VLs)を減算した変化電圧値(ΔVL)の上昇に基づいて放電ランプ(2)に印加する電力を減らすことで放電ランプ(2)を安定状態に移行することができる。
このような発明は、放電ランプ(2)が水銀レスランプである場合において、特に有効である。
なお、ランプ電流(IL)が流れる経路に介在する素子の電圧降下値としては、例えば、請求項3に示すように、高電圧発生コイル(71)の巻線抵抗での電圧降下値に比例する電圧を減算することができる。また、請求項4に示すように、インバータ手段(6)に備えらえる半導体スイッチング素子(61a〜61d)での電圧降下値に比例する電圧を減算することもできる。さらに、請求項5に示されるように、ランプ電流検出手段(8)での電圧降下値に比例する電圧を減算することも可能である。
請求項6に記載の発明では、ランプ電圧検出手段(200)は、放電ランプ(2)に流れるランプ電流の経路に介在する素子の電圧降下分が含まれた電圧(VLa)に比例する電圧(Va)を抽出する第1の電圧検出手段(200a)と、ランプ電流(IL)が流れる経路に介在する素子の電圧降下電圧値(V1、V2、V4、V5)に比例する電圧(Vc、Vd)を検出する第2の電圧検出手段(200d)と、第1の電圧検出手段(200a)が検出した電圧(Va)から第2の電圧検出手段(200d)が検出した電圧(Vc、Vd)を減算する減算手段(200e)とを備えていることを特徴としている。このような構成により、請求項1に示す発明を具現化することが可能である。
請求項7に記載の発明では、ランプ電圧検出手段(200)は、ランプ電流(IL)が流れる経路に介在する素子の一部の電圧降下電圧値(V1、V2、V4、V5)に比例する電圧(Ve、Vf)を検出する第3の電圧検出手段(200f)を備え、減算手段は、第1の電圧検出手段(200a)が検出した電圧(Va)から、第2の電圧検出手段(200d)が検出した電圧(Vc、Vd)と第3の電圧検出手段(200f)が検出した電圧(Ve、Vf)を減算するようになっていることを特徴としている。このように、第2の電圧検出手段だけでなく、第3の電圧検出手段を備えることも可能である。
この場合、請求項8に示されるように、第3の電圧検出手段(200f)により、定電圧源(221)が発生させる定電圧に基づいて一定の電圧を抽出し、インバータ手段を構成する半導体スイッチング素子(61a〜61d)としてIGBTが用いられる場合に、該IGBTの飽和領域での電圧降下値に相当する電圧を第3の電圧検出手段(200f)にて抽出することが可能である。
請求項9に記載の発明では、ランプ電圧検出手段(200)は、インバータ手段(60)での極性切替えにおける半周期時間のうち、半周期切替初期から、1/30から1/3の時間だけ、サンプルホールドするようになっていることを特徴としている。
半周期時間のうち、半周期切替初期から1/30の時間より短い場合には、正確なサンプルホールドを行うことができない。また、半周期時間のうち、半周期切替初期から1/6よりも長い場合には、真の出力電圧検出ができず、ひいては、正確な電圧制御が困難になってしまう。このため、半周期時間のうち、半周期切替初期から、1/30〜1/3の時間だけ、サンプルホールドすることが好ましい。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る放電灯装置を車両用前照灯に適用した場合の全体構成を示したものである。
図1に示されるように、放電灯装置は、直流電源としての車載バッテリ1により駆動されることで、車両用前照灯であるランプ(高圧放電ランプ)2を点灯するものであり、点灯スイッチ3のオンオフによってランプ2の点灯・消灯が制御される。
放電灯装置は、直流電源回路(DC−DCコンバータ)4、テークオーバ回路5、インバータ回路6、始動回路7、ランプ電流検出用抵抗8等の回路機能部を有している。
DC−DCコンバータ4は、バッテリ1側に配された1次巻線41aとランプ2側に配された2次巻線41bとを有するフライバックトランス41と、1次巻線41aに接続された半導体スイッチとしてのMOSトランジスタ42と、2次巻線41bに接続された整流用ダイオード43と、平滑用コンデンサ44とによって構成されている。このDC−DCコンバータ4により、バッテリ電圧VBを昇圧した昇圧電圧が出力されるようになっている。
すなわち、MOSトランジスタ42がオンすると、1次巻線41aに電流が流れて1次巻線41aにエネルギーが蓄えられ、MOSトランジスタ42がオフすると、1次巻線41aのエネルギーが2次巻線41bに供給される。そして、このような動作を繰り返すことにより、ダイオード43とコンデンサ44の接続点から高電圧が出力される。
テークオーバ回路5は、コンデンサ51と抵抗52から構成され、点灯スイッチ3がオンした後にコンデンサ51が充電されることによって、ランプ2を電極間での絶縁破壊から速やかにアーク放電に移行させるものである。
インバータ回路6は、インバータ手段に相当するもので、ランプ2を交流点灯させるものである、このインバータ回路6は、Hブリッジ回路61とブリッジ駆動回路62、63から構成されている。Hブリッジ回路61は、Hブリッジ状に配置されたMOSトランジスタで構成された半導体スイッチング素子61a〜61dから構成されている。ブリッジ駆動回路62、63は、後述するHブリッジ制御回路400からの信号によって、半導体スイッチング素子61a、61dと半導体スイッチング素子61b、61cを交互にオンオフ駆動する。この結果、ランプ2の放電電流の向きが交互に切り替わり、ランプ2の印加電圧(放電電圧)の極性が反転してランプ2が交流点灯する。
始動回路7は、Hブリッジ回路61の中点電位点とバッテリ1の負極端子との間に設置され、1次巻線71aと2次巻線71bを有するトランス71、ダイオード72、73、抵抗74、コンデンサ75およびサイリスタ76から構成されている。
この始動回路7により、ランプ2の点灯始動がなされる。すなわち、点灯スイッチ3がオンされると、コンデンサ75が充電を開始し、この後、サイリスタ76がオンすると、コンデンサ75が放電を開始し、トランス71を通じてランプ2に高電圧を印加する。その結果、ランプ2が電極間で絶縁破壊し点灯する。
ランプ電流検出用抵抗8は、ランプ電流検出手段に相当するもので、ランプ2に流れる電流(ランプ電流)ILを検出するためのものである。つまり、ランプ電流検出用抵抗8での電圧降下値に基づき、電圧値としてランプ電流ILが求められるようになっている。
上述したMOSトランジスタ42、ブリッジ駆動回路62、63、サイリスタ76は、制御回路10によって制御される。この制御回路10には、DC−DCコンバータ4とインバータ回路6の間のランプ電圧(すなわちインバータ回路6に印加される電圧)およびインバータ回路6からバッテリ1の負極側に流れるランプ電流ILなどが入力されている。
図2に、制御回路10のブロック構成を示す。制御回路10は、PWM制御回路100、ランプ電圧検出回路200、ランプパワー制御回路300、Hブリッジ制御回路400、および高電圧発生制御回路500とを備えて構成されている。
PWM制御回路100は、MOSトランジスタ42のオンオフ駆動するためのものであり、PWM信号を出力することでMOSトランジスタ42を制御する。ランプ電圧検出回路200は、ランプ電圧検出手段に相当するもので、ランプ2に印加される電圧(ランプ電圧)を信号用ランプ電圧VLに変換するものである。ランプパワー制御回路300は、ランプ電圧VLとランプ電流ILを受け取り、これらに基づいてランプ2への供給電力(ランプ電力)を所望値に制御するものである。
Hブリッジ制御回路400は、Hブリッジ回路61を制御するためのものであり、ブリッジ駆動回路62、63に制御信号を出力することで、半導体スイッチング素子61a〜61dのオンオフ駆動を制御する。高電圧発生制御回路500は、サイリスタ76をオンさせてランプ2に高電圧を発生させるための回路である。
次に、上記構成の放電灯装置の点灯動作を説明する。
点灯スイッチ3がオンされると、図1に示す各部に電源が供給される。そして、PWM制御回路100にて、MOSトランジスタ42がPWM制御される。その結果、フライバックトランス41の作動によって、バッテリ電圧VBを昇圧した電圧がDC−DCコンバータ4から出力される。
また、Hブリッジ制御回路400にて、Hブリッジ回路61における半導体スイッチング素子61a〜61dを対角線の関係で交互にオンオフさせる。これにより、DC−DCコンバータ4から出力された高電圧が、Hブリッジ回路61を介して始動回路7のコンデンサ75に供給され、コンデンサ75が充電される。
続いて、高電圧発生制御回路500は、Hブリッジ制御回路400から出力される半導体スイッチング素子61a〜61dの切り替えタイミングを知らせる信号に基づいて、サイリスタ76にゲート駆動信号を出力し、サイリスタ76をオンさせる。そして、サイリスタ76がオンすると、コンデンサ75が放電し、トランス71を通じてランプ2に高電圧が印加される。その結果、ランプ2が電極間で絶縁破壊し、点灯始動する。
この後、Hブリッジ回路61により、ランプ2への放電電圧の極性(放電電流の向き)が交互に切り替えられ、ランプ2が交流点灯される。また、ランプパワー制御回路300によって、ランプ電力が所望値となるように制御され、ランプ2の点灯が維持される。なお、ランプ電圧検出回路200は、インバータ回路6に印加される電圧VLaをランプ電圧として入力し、これを信号電圧となるランプ電圧VLに変換している。このため、ランプパワー制御回路300は、ランプ電圧検出回路200から出力されるランプ電圧VLと、ランプ電流検出用抵抗8の電圧降下値として表されるランプ電流ILとに基づいて、ランプ電力の制御を行う。
以下、ランプパワー制御回路300の詳細について、図3にランプパワー制御回路300の詳細構成を示して説明する。
ランプパワー制御回路300には、点灯初期電圧記憶回路320、ΔVL検出回路350および誤差増幅回路301が備えられている。
点灯初期電圧記憶回路320は、ランプ点灯開始直後のランプ電圧VLを記憶し、記憶したランプ電圧VLsを出力するものである。
△VL検出回路(△VL検出手段)350は、ランプ電圧VLから点灯初期電圧記憶回路320にて記憶したランプ電圧VLsを減算し、ランプ電圧の点灯初期電圧(VLs)からの変化電圧値(ランプ電圧変化値)△VLを求め、ランプ電圧変化値△VLを出力するものである。
誤差増幅回路301は、ランプ2の点灯状態を示す信号であるランプ電圧VLやランプ電流IL等に応じた出力電圧を発生するものであり、誤差増幅回路301の出力がPWM制御回路100に入力されるようになっている。この誤差増幅回路301からの出力電圧が大きくなるほど、PWM制御回路100は、MOSトランジスタ42をオンオフさせるデューティ比を大きくし、ランプ電力を増加させるようになっている。
誤差増幅回路301の非反転入力端子には、基準電圧Vr1が入力され、反転入力端子には、ランプ電力を制御するためのパラメータとなる電圧V1が入力される。このため、誤差増幅回路301は、基準電圧Vr1と電圧V1の差に応じた電圧を出力する。
電圧V1は、ランプ電流ILと、一定電流i1と、第1電流設定回路302にて設定される電流i2と、第2電流設定回路303にて設定される電流i3と、第3電流設定回路304にて設定される電流i4と、第4電流設定回路305にて設定される電流i5に基づいて決定される。
ここで、第1電流設定回路302は、図3に示すように、ランプ電圧VLが高くなるほど電流i2を大きく設定するようになっている。第2電流設定回路303は、図3に示すように、ランプ電圧VLが第1の所定値以下ではi3を零、VLが第2の所定値以上ではi3を一定値、VLが第1の所定値以上かつ第2の所定値以下ではVLが高くなるほどi3を大きく設定するようになっている。第3電流設定回路304は、点灯初期のランプ電圧からのランプ電圧変化値ΔVLが第1の所定値以下ではi4を一定値、第2の所定値以上ではi4を一定値、第1の所定値以上かつ第2の所定値以下ではΔVLが大きくなるほど電流i4を大きく設定ようになっている。第4電流設定回路305は、図3に示すように、点灯後の経過時間Tが長くなるほど電流i5を大きく設定する。例えば、点灯開始から所定時間はi5を零、所定時間が経過した後はその後の経過時間に応じて電流i5を増加させ、点灯開始から数十秒経過後はi5を一定値に設定するようになっている。
なお、第4電流設定回路305においては、別の方法として、点灯開始後、△VLが所定電圧以下ではi5を零、△VLが所定電圧に達した後は、その後の経過時間に応じてi5を増加させ、点灯開始から数十秒経過後はi5を一定値に設定するようにすることもできる。
これら電流i1と電流i2と電流i3と電流i4と電流i5の和は、ランプ電流ILより十分小さく設定されている。
このように構成されるランプパワー制御回路300は、点灯後の経過時間T、ランプ電圧VL、ランプ電流IL、ランプ電圧の変化電圧ΔVLなどに応じた電圧を出力してランプ電力を制御する。具体的には、点灯初期にはランプ電力を大きな値(例えば90W)として、ランプからの光束を早く立ち上げ(早く明るくし)、その後は光束の立ち上がりとともにランプ電力を徐々に低下させていき、ランプ2が安定状態になるとランプ電力を所定値(例えば35W)に制御する。
次に、ランプ電圧検出回路200の詳細について、図4にランプ電圧検出回路200の具体的な構成を示して説明する。
図4において、一点鎖線で囲まれた部分がランプ電圧検出回路200に相当する。この図に示されるように、ランプ電圧検出回路200の入力端子231(点B)には図1に示すDC−DCコンバータ4の出力電圧VLaが入力されている。この出力電圧VLaはランプ電流の流れる経路に介在する各素子の電圧降下電圧V1〜V5の加算した電圧に相当し、数式5のように表される。
(数5)
VLa=V1+V2+V3+V4+V5
ただし、V1は、Hブリッジ回路61を構成するMOSトランジスタからなる半導体スイッチング素子61a(または61c)の降下電圧、V2は、高電圧発生コイル71の2次巻線の降下電圧、V3は、ランプ2の降下電圧(真のランプ電圧)、V4は、インバータ回路を構成するMOSトランジスタからなる半導体スイッチング素子61d(61b)の降下電圧、V5は、ランプ電流検出抵抗8の降下電圧である。これらのうち、V1、V2、V4およびV5は、以下の数式6〜9のように示される。
(数6)
V1=r61a(またはr61c)×IL
ただし、r61a(またはr61c)は、MOSトランジスタからなる半導体スイッチング素子61a(または半導体スイッチング素子61c)のオン抵抗である。
(数7)
V2=r71×IL
ただし、r71は、高電圧発生コイル71の2次側巻線抵抗である。
(数8)
V4=r61d(r61b)×IL
ただし、r61d(またはr61b)は、それぞれMOSトランジスタからなる半導体スイッチング素子61d(または半導体スイッチング素子61b)のオン抵抗である。
(数9)
V5=R8×IL
ただし、R8はランプ電流検出用抵抗8の抵抗値である。
従って、上記した数式5におけるV1、V2、V4およびV5を数式6〜9で示される各値で書き換えると、数式10が導き出される。
(数10)
VLa=V3+(r61a+r71+r61d+R8)×IL
Hブリッジ回路61に入力された電圧VLaは、第1の電圧検出回路200aに備えられる抵抗201と抵抗202で分圧(Va)され、オペアンプ204によるボルテージホロワ回路でインピーダンス変換される。なお、コンデンサ203は、DC−DCコンバータ4のスイッチングによるリップル電圧を低減するためのものである。
また、スイッチ205とコンデンサ207とによりサンプルホールド回路200bが構成されており、オペアンプ204からインピーダンス変換された電圧が出力されると、その出力電圧がサンプルホールド回路200bにて保持される。これにより、Hブリッジ回路61での極性切り替え時に高電圧発生コイル71が発生する過渡電圧の影響を排除できるようになっている。図5は、このHブリッジ回路61での極性切り替え時おける過渡電流の影響を示した図である。この図からも、サンプルホールドを行った場合と行わない場合とで出力電圧に大きな誤差が発生することがわかる。
具体的には、スイッチ205は、ランプ電圧検出回路200の入力端子232に入力されるパルス信号によりオン・オフ制御されるようになっている。このパルス信号は、Hブリッジ制御回路400から送られるもので、Hブリッジの極性切り替えタイミングに同期したものとなっている。従って、スイッチ205がオンの状態であると、コンデンサ207は電圧VLaを抵抗201と抵抗202で分圧した電圧Vaに充電され、オフ状態であると、オフ直前の値をホールドする。この作動により、極性切り替え開始タイミングから一定時間スイッチ205をオフすることで、Hブリッジの極性切り替え時に高電圧発生コイルの2次巻き線が発生する過渡電圧をマスクするようになっている。
具体的には、極性切り替えの半周切替期間のうち、半周期切替初期から1/30の時間よりも短いと正確なサンプルホールドが行えず、逆に、半周期切替初期から1/3の時間よりも長いと真の出力電圧検出ができない。したがって、半周期切替期間のうち、半周期切替初期から、1/30〜1/3の時間だけ、サンプルホールドすることが好ましい。
そして、サンプルホールド回路200bの出力電圧がオペアンプ208によるボルテージホロワ回路200cで更にインピーダンス変換され、電圧Vbが出力される。この電圧Vbは、数式11のように表される。
(数11)
Vb=Va=VLa×(R2/(R1+R2))=VLa×k1
ただし、R1は、抵抗201の抵抗値であり、R2は、抵抗202の抵抗値である。また、k1は次式となる。
(数12)
k1=R2/(R1+R2)
なお、電圧Vbのうち、Hブリッジの極性切り替え時の過渡電圧は、上述したようにマスクにより排除されるため、極性切替え時には、切替え直前の電圧Vbとなる。
このようにサンプルホールドを実施することにより、Hブリッジの極性切り替え時の過渡電圧の影響を排除して、電圧Vbを算出できるため、誤差が小さくなり、制御精度が向上する。
従って、数式11を数式10に代入すると、数式13が導き出される。
(数13)
Vb=V3×k1+(r61a+r71+r61d+R8)×IL×k1
一方、ランプ電圧検出回路200の入力端子233(点D)には図1に示すランプ電流検出抵抗8の降下電圧V5が入力される。入力された電圧V5が第2の電圧検出回路200dを構成する抵抗224と抵抗225で分圧(Vc)され、オペアンプ223によるボルテージホロワ回路でインピーダンス変換されて、電圧Vdが出力される。従って、電圧Vdは、数式14のように表される。
(数14)
Vd=Vc=V5×(R11/(R10+R11))=V5×k2=R8×IL×k2
ただし、R10は、抵抗224の抵抗値であり、R11は、抵抗225の抵抗値である。また、k2は次式となる。
(数15)
k2=R11/(R10+R11)
なお、R8は、電流検出抵抗8の抵抗値であり、ILは、ランプ2に流れるランプ電流である。
そして、これら数式13および数式14で示される電圧Vbと電圧Vdとが、抵抗209、210、212、213とオペアンプ211で構成される減算回路200eに入力される。減算回路200eにおける抵抗209、210、212、213は同じ抵抗値(R3=R4=R5=R6)とされており、ランプ電圧検出回路200の出力端子234から、電圧Vbと電圧Vdとの差で示される電圧VL(=Vb−Vd)が出力されるようになっている。
このため、電圧VLは、上記した数式13および数式14を代入すると、数式16のように示されることが分かる。
(数16)
VL=(V3×k1+(r61a+r71+r61d+R8)×IL×k1)−(R8×IL×k2)
ここで、k2が数式17を満たすように設定されれば、すなわち、数式18の関係を満たしていれば、数式19の関係が導き出される。
(数17)
(r61a+r71+r61d+R8)×IL×k1=(R8×IL×k2)
(数18)
k2=(r61a+r71+r61d+R8)×k1/R8
(数19)
VL=V3×k1
従って、出力電圧VLとして、スイッチング素子61a、61dの電圧降下(V1、V4)、高電圧発生コイル71の2次巻き線の電圧降下(V2)、ランプ電流検出抵抗8の電圧降下(V5)を含まない真のランプ電圧V3だけに比例した電圧が出力されることになる。
すなわち、入力端子231(点B)に印加されるDC−DCコンバータ4の出力電圧VLaを分圧した電圧Vaは、Hブリッジ回路6への入力電圧に比例する電圧である。このため、電圧Vaに、真のランプ電圧V3だけでなく、スイッチング素子61a、61dの電圧降下値V1、V4、高電圧発生コイル71の2次巻き線の電圧降下値V2、ランプ電流検出抵抗8の電圧降下値V5が含まれたものとなっている。
一方、スイッチング素子61a、61dの電圧降下値V1、V4、高電圧発生コイル71の2次巻き線の電圧降下値V2、ランプ電流検出抵抗8の電圧降下値V5は、ほぼランプ電流ILの大きさに比例している。このため、ランプ電流検出用抵抗8での電圧降下値に相当する入力端子233(点D)での電圧を分圧するに際し、上記各電圧降下値V1、V2、V4、V5すべてを考慮して、抵抗R10および抵抗R11の抵抗値を設定すれば、電圧Vcには上記各電圧降下値V1、V2、V4、V5すべてが含まれた電圧に比例したものとすることができる。
従って、電圧Vaをインピーダンス変換する等によって規定される電圧Vbから、電圧Vcをインピーダンス変換することによって規定される電圧Vdを減算回路200eにて減算すること、つまり、真のランプ電圧V3に上記各電圧降下値V1、V2、V4、V5を含んだ電圧に比例する電圧Vbから上記各電圧降下値V1、V2、V4、V5に比例する電圧Vdを減算することで、真のランプ電圧V3のみに比例する電圧VLを取り出すことが可能である。
以上説明したように、本実施形態においては、真のランプ電圧V3にのみ比例する電圧VLを取り出している。そして、この電圧VLが点灯初期電圧記憶回路320に入力されるようにすることで、ランプ電力の演算に用いられるようになっている。
従って、スイッチング素子61a、61dの電圧降下値V1、V4、高電圧発生コイル71の2次巻き線の電圧降下値V2、ランプ電流検出抵抗8の電圧降下値V5が含まれない、真のランプ電圧V3のみに基づいてランプ電力を決定することが可能となる。このため、水銀入りのランプだけでなく、水銀レスのランプを用いた場合のように点灯初期から安定時までのランプ電圧変化値が小さくなるような場合においても、ランプへの電力制御を良好に行えるようにすることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、Hブリッジ回路61を構成する半導体スイッチング素子61a〜61dとしてMOSトランジスタを用いている例を示したが、本実施形態では、IGBTを用いる例について説明する。
第1実施形態のように半導体スイッチング素子61a〜61dとしてMOSトランジスタを用いた場合には、MOSトランジスタでの電圧降下値がドレイン電流(ランプ電流ILに相当)することから、ランプ電流ILが流れるランプ電流検出用抵抗8での電圧降下値に基づいてMOSトランジスタでの電圧降下分を抽出することが可能であった。
これに対し、半導体スイッチング素子61a〜61dをIGBTで構成した場合には、IGBTでの電圧降下値がほぼ一定電圧値となり、コレクタ電流(ランプ電流ILに相当)に対する依存性は低い。従って、本実施形態では、半導体スイッチング素子61a〜61dをIGBTで構成した場合に、ランプ電流ILによらないでIGBTでの電圧降下分を抽出する。
以下、本実施形態における放電灯装置について具体的に説明するが、本実施形態の放電灯装置は、ランプ電圧検出回路200の回路構成を除いて第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図6に、本実施形態におけるランプ電圧検出回路200の回路構成を示す。この図に基づき、本実施形態におけるランプ電圧検出回路200の詳細についての説明を行う。
図6において、一点鎖線で囲まれた部分がランプ電圧検出回路200に相当する。この図に示されるように、ランプ電圧検出回路200の入力端子231(点B)には図1に示すDC−DCコンバータ4の出力電圧VLaが入力されている。この出力電圧VLaはランプ電流の流れる経路に介在する各素子の電圧降下電圧V1〜V5の加算した電圧に相当し、数式20のように表される。
(数20)
VLa=V1+V2+V3+V4+V5
ただし、V1は、Hブリッジ回路61を構成するIGBTからなる半導体スイッチング素子61a(または61c)の降下電圧、V2は、高電圧発生コイル71の2次巻線の降下電圧、V3は、ランプ2の降下電圧(真のランプ電圧)、V4は、インバータ回路を構成するIGBT61d(61b)の降下電圧、V5は、ランプ電流検出抵抗8の降下電圧である。これらのうち、V2およびV5は、以下の数式21、22のように示される。
(数21)
V2=r71×IL
ただし、r71は、高電圧発生コイル71の2次側巻線抵抗である。
(数22)
V5=R8×IL
ただし、R8は、ランプ電流検出用抵抗8の抵抗値である。
従って、上記した数式20におけるV2およびV5を数式21、22で示される各値で書き換えると、数式23が導き出される。
(数23)
VLa=V3+V1+V4+(r71+R8)×IL
Hブリッジ回路61に入力された電圧VLaは、第1の電圧検出回路200aに備えられた抵抗201と抵抗202で分圧(Va)され、オペアンプ204によるボルテージホロワ回路でインピーダンス変換される。なお、コンデンサ203は、DC−DCコンバータ4のスイッチングによるリップル電圧を低減するためのコンデンサである。
また、スイッチ205とコンデンサ207とによりサンプルホールド回路200bが構成されており、オペアンプ204からインピーダンス変換された電圧が出力されると、その出力電圧がサンプルホールド回路200bにて保持される。これにより、Hブリッジ回路61での極性切り替え時に高電圧発生コイル71が発生する過渡電圧の影響を排除できるようになっている。なお、サンプルホールド回路200bの作動については、第1実施形態と同様である。
そして、サンプルホールド回路の出力電圧200bがオペアンプ208によるボルテージホロワ回路200cで更にインピーダンス変換され、電圧Vbが出力される。この電圧Vbは、数式24のように表される。
(数24)
Vb=Va=VLa×(R2/(R1+R2))=VLa×k1
ただし、R1は、抵抗201の抵抗値であり、R2は、抵抗202の抵抗値である。また、k1は次式となる。
(数25)
k1=R2/(R1+R2)
従って、数式24を数式23に代入すると、数式26が導き出される。
(数26)
Vb=V3×k1+(r61a+r71+r61d+R8)×IL×k1
一方、ランプ電圧検出回路200の入力端子233(点D)には図1に示すランプ電流検出抵抗8の降下電圧V5が入力される。入力された電圧V5が第2の電圧検出回路200dに備えられた抵抗224と抵抗225で分圧(Vc)され、オペアンプ223によるボルテージホロワ回路でインピーダンス変換されて、電圧Vdが出力される。従って、電圧Vdは、数式27のように表される。
(数27)
Vd=Vc=V5×(R11/(R10+R11))=V5×k2=R8×IL×k2
ただし、R10は、抵抗224の抵抗値であり、R11は、抵抗225の抵抗値である。また、k2は次式となる。
(数28)
k2=R11/(R10+R11)
なお、R8は、電流検出抵抗8の抵抗値であり、ILは、ランプ2に流れるランプ電流である。
さらに、本実施形態における放電灯装置には第3の電圧検出回路200fが備えられている。この第3の電圧検出回路200fは半導体スイッチング素子61a、61bでの電圧降下分を抽出するものである。第3電圧検出回路200fにおける端子221には、定電圧源が接続されている。この端子221の定電圧を抵抗219と抵抗220で分圧(Ve)され、オペアンプ218によるボルテージホロワ回路でインピーダンス変換されて電圧Vf(=Ve)が出力される。
そして、電圧Vdおよび電圧Vfとが、抵抗217、222、215、216とオペアンプ214で構成される加算回路200gに入力される。加算回路200gにおける抵抗217、222、215、216は同じ抵抗値(R12=R13=R14=R15)とされており、オペアンプ214の出力端子から、電圧Vdと電圧Vfとの和で示される電圧Vg(Vd+Vf)が出力されるようになっている。この電圧Vgは、数式29のように示される。
(数29)
Vg=Vf+Vd=Ve+R8×IL×k2
また、数式26および数式29で示される電圧Vbと電圧Vgとが、抵抗209、210、212、213とオペアンプ211で構成される減算回路200eに入力される。減算回路200eにおける抵抗209、210、212、213は同じ抵抗値(R3=R4=R5=R6)とされており、ランプ電圧検出回路200の出力端子234から、電圧Vbと電圧Vgとの差で示される電圧VL(=Vb−Vg)が出力されるようになっている。
このため、電圧VLは、上記した数式26および数式29を代入すると、数式30のように示されることが分かる。
(数30)
VL=V3×k1+(V1+V4)×k1+(r71+R8)×IL×k1−(Ve+R8×IL×k2)
ここで、Veが数式31を満たし、k2が数式32を満たすように、すなわち、数式33を満たすように設定されれば、数式34の関係が導き出される。
(数31)
Ve=(V1+V4)k1
(数32)
(r71+R8)×IL×k1=R8×IL×k2
(数33)
k2=(r71+R8)×k1/R8
(数34)
VL=V3×k1
従って、出力電圧VLとして、スイッチング素子61a、61dの電圧降下(V1、V4)、高電圧発生コイル71の2次巻き線の電圧降下(V2)、ランプ電流検出抵抗8の電圧降下(V5)を含まない真のランプ電圧V3だけに比例した電圧が出力されることになる。
すなわち、入力端子231(点B)に印加されるDC−DCコンバータ4の出力電圧VLaを分圧した電圧Vaは、Hブリッジ回路6への入力電圧に比例する電圧である。このため、電圧Vaに、真のランプ電圧V3だけでなく、スイッチング素子61a、61dの電圧降下値V1、V4、高電圧発生コイル71の2次巻き線の電圧降下値V2、ランプ電流検出抵抗8の電圧降下値V5が含まれたものとなっている。
一方、高電圧発生コイル71の2次巻き線の電圧降下値V2、ランプ電流検出抵抗8の電圧降下値V5は、ほぼランプ電流ILの大きさに比例している。このため、ランプ電流検出用抵抗8での電圧降下値に相当する入力端子233(点D)での電圧を分圧するに際し、上記各電圧降下値V2、V5を考慮して、抵抗R10および抵抗R11の抵抗値を設定すれば、電圧Vcには上記各電圧降下値V2、V5が含まれた電圧に比例したものとすることができる。
さらに、スイッチング素子61a、61dの電圧降下値V1、V4での電圧降下値は、ほぼ一定電圧値となることから、定電圧源221が発生する定電圧を抵抗219および抵抗220で分圧することで、電圧Veをスイッチング素子61a、61dの電圧降下値V1、V4が含まれた電圧に比例したものとすることができる。
従って、電圧Vaをインピーダンス変換する等によって規定される電圧Vbから、電圧Vcをインピーダンス変換することによって規定される電圧Vdおよび電圧Veをインピーダンス変換することによって規定される電圧Vfを減算回路200eにて減算すること、つまり、真のランプ電圧V3に上記各電圧降下値V1、V2、V4、V5を含んだ電圧に比例する電圧Vbから上記各電圧降下値V1、V2、V4、V5に比例する電圧VdおよびVfを減算することで、真のランプ電圧V3のみに比例する電圧VLを取り出すことが可能である。
以上のように、本実施形態によれば、半導体スイッチング素子61a〜61dをIGBTで構成した場合にも、真のランプ電圧V3にのみ比例する電圧VLを取り出すことができる。従って、この電圧VLを点灯初期電圧記憶回路320に入力し、ランプ電力の演算に用いることで、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、上記各電圧降下値V1、V2、V4、V5に比例する電圧すべてを除去することにより、電圧VLが真のランプ電圧V3に比例した電圧となるようにしている。
しかしながら、これらのうちの少なくとも1つ、好ましくは半分以上の電圧降下分を除去するようにすれば、従来のように電圧降下値V1、V2、V4、V5に比例する電圧すべてが含まれている場合と比べ、より真のランプ電圧V3に近い電圧に基づいてランプ電力を演算することが可能である。従って、このようにしても、上記第1、第2実施形態に示した効果を得ることが可能である。
上記実施例においては、本発明を水銀レスランプに使用する例を示したが、水銀ランプに使用しても良いのは勿論である。
また、本発明は、水銀ランプまたは水銀レスランプにおいて、点灯初期時から安定時までのランプ電圧の変化値が、50V以内の場合に有効である。
また、本発明は、水銀ランプまたは水銀レスランプにおいて、点灯初期時から安定時までのランプ電圧の変化値が、40V以内の場合に、より有効である。
また、本発明は、水銀ランプまたは水銀レスランプにおいて、点灯初期時から安定時までのランプ電圧の変化値が、30V以内の場合に、より有効である。
また、本発明は、水銀ランプまたは水銀レスランプにおいて、点灯初期時から安定時までのランプ電圧の変化値が、20V以内の場合に、よりいっそう有効である。
なお、ランプ電圧VLがランプ2を点灯させてから例えば図7のように変化するとした場合に、本明細書中に示した点灯初期時のランプ電圧VLは、ランプ電圧VLが図7の電圧極小値の時点の値を指し、安定時のランプ電圧VLは、図7の電圧飽和点時点での値を指すものとする。そして、ランプ2における点灯初期時から安定時まで変化値は、ランプ2の種類などによって異なり、例えば図7に示されるように、ランプ2a〜2cというようにそれぞれ変化値がΔVLa〜ΔVLcというように大きく異なっている。このように様々な変化値となる場合において、その変化値が小さいもの程、本発明を適用すると有効である。
本発明の第1実施形態における放電灯装置全体の回路構成を示した図である。 図1に示す制御回路10のブロック構成を示した図である。 図2に示すランプパワー制御回路300の概略構成を示した図である。 図2に示すランプ電圧検出回路200の具体的な回路構成を示した図である。 Hブリッジ回路の切り替え時において、出力電圧が過渡電圧によって受ける影響をサンプルホールドした場合としない場合とで比較した波形図である。 本発明の第2実施形態における放電灯装置のランプ電圧検出回路200の具体的な回路構成を示した図である。 ランプ2を点灯させてからのランプ電圧VLの変化を示した図である。
符号の説明
1…車載バッテリ、2…ランプ、3…点灯スイッチ、4…DC−DCコンバータ、
5…テークオーバ回路、6…インバータ回路、61…Hブリッジ回路、
7…始動回路、8…ランプ電流検出用抵抗、200…ランプ電圧検出回路、
200a…第1の電圧検出回路、200b…サンプルホールド回路、
200c…ボルテージホロワ回路、200d…第2の電圧検出回路、
200e…減算回路、200f…第3の電圧検出回路、200g…加算回路、
300…ランプパワー制御回路。

Claims (9)

  1. 水銀レスランプにて構成される放電ランプ(2)に直列接続され、前記放電ランプ(2)に高電圧を印加することにより前記放電ランプ(2)を点灯させる高電圧発生コイル(71)と、
    前記放電ランプ(2)に交流電力を印加するインバータ手段(61)と、
    前記放電ランプ(2)に印加されるランプ電圧(VL)を検出するランプ電圧検出手段(200)と、
    前記ランプ電圧検出手段(200)が検出した前記ランプ電圧(VL)に基づいて、前記放電ランプ(2)に印加する電力を調整するランプパワー制御手段(300)とを備え、
    前記ランプ電圧検出手段(200)は、前記放電ランプ(2)に流れるランプ電流(IL)の経路に介在する素子(61a〜61d、71、8)の電圧降下分が含まれた電圧(VLa)と比例する電圧(Va、Vb)から、前記ランプ電流(IL)が流れる経路に介在する素子の電圧降下電圧値(V1、V2、V4、V5)に比例する電圧(Vc、Vd、Ve、Vf、Vg)を減算した電圧を前記ランプ電圧(VL)として出力し、
    前記ランプパワー制御手段(300)は、前記ランプ電圧(VL)から該ランプ電圧(VL)の点火初期電圧(VLs)を減算した変化電圧値(ΔVL)の上昇に基づいて前記放電ランプ(2)に印加する電力を減らすことで前記放電ランプ(2)を安定状態に移行することを特徴とする放電灯装置。
  2. 前記ランプパワー制御手段(300)は、前記ランプ電圧(VL)から該ランプ電圧(VL)の点火初期電圧(VLs)を減算した変化電圧値(ΔVL)が第1の所定値以下のときに一定値、前記第1の所定値よりも大きな第2の所定値以上のときに一定値、かつ、前記第1の所定値より大きく前記第2の所定値より小さいときには徐々に大きくなる電流(i4)を設定し、該電流(i4)および前記ランプ電流(IL)に基づいてランプ電力を制御するパラメータとなる電圧(V1)を設定していることを特徴とする請求項1に記載の放電灯装置。
  3. 前記ランプ電圧検出手段(200)は、前記ランプ電流(IL)が流れる経路に介在する素子の電圧降下値として、前記高電圧発生コイル(71)の巻線抵抗での電圧降下値に比例する電圧を減算するようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の放電灯装置。
  4. 前記ランプ電圧検出手段(200)は、前記ランプ電流(IL)が流れる経路に介在する素子の電圧降下値として、前記インバータ手段(6)に備えらえる半導体スイッチング素子(61a〜61d)での電圧降下値に比例する電圧を減算するようになっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の放電灯装置。
  5. 前記ランプ電流を検出するためのランプ電流検出手段(8)を備え、
    前記ランプ電圧検出手段(200)は、前記ランプ電流(IL)が流れる経路に介在する素子の電圧降下値として、前記ランプ電流検出手段(8)での電圧降下値に比例する電圧を減算するようになっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の放電灯装置。
  6. 前記ランプ電圧検出手段(200)は、
    前記放電ランプ(2)に流れるランプ電流(IL)の経路に介在する素子の電圧降下分が含まれた電圧(VLa)に比例する電圧(Va)を抽出する第1の電圧検出手段(200a)と、
    前記ランプ電流(IL)が流れる経路に介在する素子の電圧降下電圧値(V1、V2、V4、V5)に比例する電圧(Vc、Vd)を検出する第2の電圧検出手段(200d)と、
    前記第1の電圧検出手段(200a)が検出した電圧(Va)から前記第2の電圧検出手段(200d)が検出した電圧(Vc、Vd)を減算する減算手段(200e)とを備えていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の放電灯装置。
  7. 前記ランプ電圧検出手段(200)は、
    前記ランプ電流(IL)が流れる経路に介在する素子の一部の電圧降下電圧値(V1、V2、V4、V5)に比例する電圧(Ve、Vf)を検出する第3の電圧検出手段(200f)を備え、
    前記減算手段は、前記第1の電圧検出手段(200a)が検出した電圧(Va)から、前記第2の電圧検出手段(200d)が検出した電圧(Vc、Vd)と前記第3の電圧検出手段(200f)が検出した電圧(Ve、Vf)を減算するようになっていることを特徴とする請求項6に記載の放電灯装置。
  8. 前記第3の電圧検出手段(200f)は、定電圧源(221)が発生させる定電圧に基づいて一定の電圧を抽出するものであり、前記インバータ手段を構成する半導体スイッチング素子(61a〜61d)としてIGBTが用いられる場合に、該IGBTの飽和領域での電圧降下値に相当する電圧が前記第3の電圧検出手段(200f)にて抽出されるようになっていることを特徴とする請求項7に記載の放電灯装置。
  9. 前記ランプ電圧検出手段(200)は、サンプルホールド手段(200b)を備えており、このサンプルホールド手段(200b)により、前記インバータ手段(61)による交流切り替え時に前記第1の電圧検出手段(200a)によって抽出された電圧(Va)をサンプルホールドするようになっていることを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1つに記載の放電灯装置。
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