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JPH09328494A - ビス−およびトリス−(μ−オキソ)−ジマンガン錯体塩、それらの製造およびそれらの使用 - Google Patents

ビス−およびトリス−(μ−オキソ)−ジマンガン錯体塩、それらの製造およびそれらの使用

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Publication number
JPH09328494A
JPH09328494A JP24597A JP24597A JPH09328494A JP H09328494 A JPH09328494 A JP H09328494A JP 24597 A JP24597 A JP 24597A JP 24597 A JP24597 A JP 24597A JP H09328494 A JPH09328494 A JP H09328494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
bis
ligand
manganese
oxo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24597A
Other languages
English (en)
Inventor
Ahmed Tafesh
アーメド・タフェシュ
Matthias Beller
マティアス・ベラー
Richard Walter Dr Fischer
リヒャルト・ヴァルター・フィッシャー
Bernd Scharbert
ベルント・シャルベルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst AG filed Critical Hoechst AG
Publication of JPH09328494A publication Critical patent/JPH09328494A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds
    • C11D3/3902Organic or inorganic per-compounds combined with specific additives
    • C11D3/3905Bleach activators or bleach catalysts
    • C11D3/3932Inorganic compounds or complexes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J31/00Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
    • B01J31/16Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing coordination complexes
    • B01J31/18Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing coordination complexes containing nitrogen, phosphorus, arsenic or antimony as complexing atoms, e.g. in pyridine ligands, or in resonance therewith, e.g. in isocyanide ligands C=N-R or as complexed central atoms
    • B01J31/1805Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing coordination complexes containing nitrogen, phosphorus, arsenic or antimony as complexing atoms, e.g. in pyridine ligands, or in resonance therewith, e.g. in isocyanide ligands C=N-R or as complexed central atoms the ligands containing nitrogen
    • B01J31/181Cyclic ligands, including e.g. non-condensed polycyclic ligands, comprising at least one complexing nitrogen atom as ring member, e.g. pyridine
    • B01J31/1815Cyclic ligands, including e.g. non-condensed polycyclic ligands, comprising at least one complexing nitrogen atom as ring member, e.g. pyridine with more than one complexing nitrogen atom, e.g. bipyridyl, 2-aminopyridine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F13/00Compounds containing elements of Groups 7 or 17 of the Periodic Table
    • C07F13/005Compounds without a metal-carbon linkage
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2531/00Additional information regarding catalytic systems classified in B01J31/00
    • B01J2531/70Complexes comprising metals of Group VII (VIIB) as the central metal
    • B01J2531/72Manganese

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  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に入手可能なリガンドを含む新規かつ非
自明なマンガン錯体塩を提供すること。 【解決手段】 式I: [LMn(μ−O)a(μ−OAc)bMnL]xy (I) (式中、AcはC2−C8−アシル基であり、aは1、2
または3であり、bはaが2または3である場合は0で
あり、またはbはaが1である場合は2であり、xは正
電荷の数を示し、2または3であり、Aはアニオンであ
り、yは正電荷を均衡化するのに必要なアニオンAの数
であり、そしてLはN,N−ビス(2−ピリジルメチ
ル)−N−メチルアミンまたはN,N,N',N'−テト
ラキス(2−ピリジルメチル)−1,2−エチレンジア
ミンなどのリガンドである)のビス−および/またはト
リス−(μ−オキソ)−ジマンガン錯体塩が開示および
特許請求の範囲に記載される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビス−および/ま
たはトリス−(μ−オキソ)−ジマンガン錯体塩、それ
らの製造、およびそれらの使用に関する。より詳細に
は、本発明は、式I(下記)のビス−および/またはト
リス−(μ−オキソ)−ジマンガン錯体塩、これらの塩
の製造方法、および、酸化反応のための触媒などの触媒
または酸化漂白剤のための触媒としての使用を含めて、
それらの塩の使用に関する。
【0002】
【従来技術】一連のビス−およびトリス−(μ−オキ
ソ)−ジマンガン錯体塩は、例えば、WO93/255
62;Inorg. Chem. 1989, 28, p.3606-3608;J. Chem.
Soc.Chem. Comm. 1995, p.949-950;Inorg. Chem. 199
4, 33, p.4105-4111;およびNature, Vol.369, p.637-6
39などに既に記載されている。この種のマンガン錯体塩
はEP−A−0458397;EP−A−045839
8;およびEP−A−0544519にも既に記載され
ている。これらのマンガン錯体塩は酸化漂白剤のための
触媒として作用することができる。これらのマンガン錯
体塩はトリアザシクロノナン型のリガンドを含む。この
リガンド並びに従って従来のマンガン錯体塩は複雑な多
段階工程においてのみ製造することができ、従って入手
および使用が困難で費用がかかる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】触媒として有用な新規
なマンガン塩であって、当該塩の入手および使用がより
容易で費用が安く、従って、当該塩が従来のマンガン錯
体塩よりも産業上の利点などの利点を有しているよう
な、より容易に入手可能なリガンドを有している、マン
ガン塩が提供されれば、それは当該技術分野の現状に対
する有意な進歩であろう。
【0004】今回意外なことに、新規かつ非自明である
マンガン錯体塩(即ち、以前に記載も示唆もされてない
塩)であって、酸化反応のための触媒として、例えば酸
化漂白剤のための触媒として、同様に非常に好適である
が、より容易に入手可能なリガンドを意外なことに含
み、従って従来のマンガン錯体塩に対して有意な利点を
提供をする、マンガン錯体塩が存在することが見出され
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、式I: [LMn(μ−O)a(μ−OAc)bMnL]xy (I) (式中、AcはC2−C8−アシル基であり、aは1、2
または3であり、bはaが2または3である場合は0で
あり、またはbはaが1である場合は2であり、xは正
電荷の数を示し、2または3であり、Aは1重または2
重に負に帯電したアニオンであり、yは正電荷を均衡化
するのに必要なアニオンAの数であり、そしてLは式I
IまたはIII:
【化2】 (式中、RはC1−C12−アルキル、C5−C10−シクロ
アルキル、フェニル、NH2、NHR2、N(R22、O
H、OR2またはCOOHであり、R1は水素、C1−C
12−アルキル、C5−C10−シクロアルキル、NH2、N
HR2、N(R22、OH、OR2、COOH、COOR
2、Cl、Br、F、I、またはCNであり、R2はC1
−C12−アルキルまたはC5−C10−シクロアルキルで
あり、gは2または3であり、mおよびnは0または1
から4の整数である。)のリガンドである)からなる新
規なビス−および/またはトリス−(μ−オキソ)−ジ
マンガン錯体塩を提供する。これらの塩は有機化合物の
酸化反応のための触媒として、そして酸化漂白剤中の触
媒として有用である。そして従って、本発明は、有機化
合物の酸化のための触媒、または式Iの塩を含む酸化漂
白剤中の触媒を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】上記に記載したように、本発明
は、式Iの塩、およびこれらの塩を含む触媒に関する。
【0007】式Iの好ましい塩は、置換基R1 が水素で
あり、n=1である塩である。a=3であり、b=0で
ある場合、Lは好ましくは式IIのリガンドである。式
Iの好ましい塩は、a=1およびb=2で、Lが式II
Iのリガンドである塩である。Lが式IIのリガンドで
ある式Iの塩の場合、Rは好ましくはC1−C4−アルキ
ル、さらに好ましくはメチルである。好適なアニオンA
は、F-、Cl-、Br-、I-、NO3 -、ClO4 -、NC
4 -、PF6 -、RSO3 -、RSO4 - 、SO4 2-、BPh
4 - 、および有機化合物、例えば脂肪族および芳香族ア
ルコールおよびカルボン酸、例えばトシレート、アセテ
ートおよびベンゾエートなどのアニオンである。脂肪族
および芳香族カルボン酸およびアルコールなどの有機化
合物のアニオン、およびそのアニオンに関しては一般
に、Streitweiser & Heathcock, Introduction to Orga
nic Chemistry (1976)、例えばChapter17, App. IVが引
用される。この中に開示されるアニオンはいずれも本発
明において使用できる。好ましいアニオンは、PF6 -
ClO4 -、トシレート、アセテートおよびベンゾエート
である。
【0008】本発明のマンガン錯体塩中に存在する式I
IIのリガンドは、例えば、相転換触媒の存在中で2−
(クロロメチル)ピリジニウムクロライドをエチレンジ
アミンと反応させることにより(Synthesis,1992年
6月, pp. 539-540)、あるいは式IIIの置換された
他のリガンドについては同様の方法において、製造され
る。同様の方法において、式IIのリガンドは、2−
(クロロメチル)ピリジニウムクロライドまたは同類の
ピリジニウム化合物をアミンR−NH2と反応させるこ
とにより製造される。式Iを有する本発明のマンガン錯
体塩は、MnCl2およびリガンドを含む水性溶液をH2
2で酸化することにより、Inorg. Chem.1989, 28, 360
6-3608に記載された方法によって、あるいは酸化がアン
モニウムペルオキソジスルフェートを使用して実施され
る、Inorg. Chem. 1994, 33, 4105-4111に記載された方
法と同様の方法によって、製造される。
【0009】従って、本発明は、Mn2+およびLを含む
溶液を酸化することを含む式Iの塩の製造方法を含む。
酸化は、過酸化物またはペルオキソジスルフェートで行
うことができ、過酸化物としてはH22が可能であり、
ペルオキソジスルフェートとしてはアンモニウムペルオ
キソジスルフェートが可能である。溶液としては水性溶
液が可能である。そして、Mn2+は、MnAy、例えば
MnCl2の形態が可能である。
【0010】式Iの得られたマンガン錯体塩は、有機化
合物の酸化のための、特にオレフィン性2重結合の酸化
のための触媒として、そして酸化漂白剤のための触媒と
して使用することができる。本発明の好ましい態様を詳
細に記載してきたが、その多くの自明な改良は本発明の
精神または範囲から離れることなく可能であるため、添
付した特許請求の範囲によって定義される本発明は上記
の説明に記載した特別の詳細点によって決して限定され
るものではないものと理解するべきである。以下の非限
定的実施例は例示のためのみに示されるものであり、本
発明を限定することは意図されない。
【0011】
【実施例】
実施例1:トリス−(μ−オキソ)ビス[N,N−ビス
(2−ピリジルメチル)−N−メチルアミン]ジマンガ
ン(IV)ヘキサフルオロホスフェート 1.74g(8.8mmol)のMnCl2・4H2O、
1.88g(8.8mmol)のN,N−ビス(2−ピ
リジルメチル)−N−メチルアミンおよび1.75g
(9.5mmol)のKPF6を、600mlのエタノ
ールおよび水(2:1)の混合物中に溶解した。溶液を
室温で20分間攪拌し、次いで、5℃に氷浴中で冷却し
た。10mlのH22(3%強度)および2.6mlの
20%強度NaOH水性溶液を添加すると、温度が10
℃まで上昇し、沈殿が形成した。この混合物を5℃で1
時間、そして20℃でさらに1時間攪拌した。沈殿を濾
去し、水で洗浄した。粗収量6.1g。乾燥後、固体を
アセトンで処理し、MnO2が固体として得られた。ア
セトン溶液を不溶性MnO2から濾過し、アセトンを留
去した。これにより1.25gの灰緑色固体が得られ
た。 分析: 計算値:C 40.9% H 3.8% N 10.9% 実測値:C 35.0% H 3.6% N 9.42%
【0012】実施例2:トリス−(μ−オキソ)−ビス
[N,N,N’,N’−テトラキス(2−ピリジルメチ
ル)−1,2−エチレンジアミン]ジマンガン(IV、
IV)ヘキサフルオロホスフェート 25.5mlのエタノールおよび4.5mlの水の混合
物に3回減圧を適用することによって脱ガスし、次い
で、除去しなければMn(II)をMn(IV)に酸化
させてしまう残留酸素を全て除去するために、アルゴン
で処理した。この混合物に、2.47g(5.82mm
ol)のN,N,N’,N’−テトラキス(2−ピリジ
ルメチル)エチレンジアミンを添加した。これにより、
pH8.8を有する黄色溶液が得られた。0.96g
(3.6mmol)のマンガントリアセテート(Mn
(OAc)3・3H2 O)を次いで添加した。溶液は茶
色になり、pH6.2を有していた。続いて、2g(1
4.58mmol)の酢酸ナトリウムを添加し(pH
6.5)、次いでpH5になるまで過塩素酸(55滴)
を添加した。3g(24.48mmol)の過塩素酸ナ
トリウムの添加の後、pH6.1で沈殿が形成した。こ
の反応混合物を4時間放置した。沈殿した結晶を窒素の
下で濾去した。これにより、化合物(μ−オキソ)−ビ
ス−(μ−アセタト)ビス[N,N,N’,N’−(2
−ピリジルメチル)エチレンジアミン]ジマンガンペル
クロレートの粗生成物3.08gが得られた。
【0013】1.15g(0.823mmol)のこの
化合物をエタノールと水との40mlの1:1混合物中
に溶解した。半時間後、4mlのトリエチルアミンを添
加した。反応混合物のpHは11であった。次いで、
3.89g(21.12mmol)のKPF6を添加し
た。15分後、反応混合物を濾過して、不溶性の二酸化
マンガンを除去した。溶媒を濾液から留去し、残渣を、
二酸化マンガンの残存量を除去するためにアセトンで処
理したが、その理由は所望の錯体塩は、二酸化マンガン
とは異なり、アセトン中に容易に可溶であるからであ
る。二酸化マンガンを分離除去した後、アセトンを蒸留
によって除去した。これにより、白色粉末の形態で上記
の錯体塩が得られた。
【0014】実施例3:(μ−オキソ)ビス(μ−ブチ
ラト)ビス[N,N,N’,N’−テトラキス(2−ピ
リジルメチル)−1,2−エチレンジアミン]ジマンガ
ン(III、IV)ペルクロレート 2.47g(5.82mmol)のN,N,N’,N’
−テトラキス(2−ピリジルメチル)−1,2−エチレ
ンジアミンをエタノールと水(5:1)との混合物30
mlに溶解し、次いで、それにMn(OAc)3・3H2
O(0.96g;3.6mmol)を添加した。続い
て、2.2g(20mmol)の酪酸ナトリウムを添加
し、次いで2mlのHClO4(70%強度)を添加し
た。pH7.5を確立した。次いで、3g(24.48
mmol)の NaClO4を添加し、この混合物を室
温で4時間攪拌した。沈殿が形成し、これを濾去し、エ
タノール/水の混合物(85%のエタノール/15%の
2O)で洗浄し、乾燥した。粗収量:2.3g。固体
を70mlのアセトンで処理し、アセトン溶液を不溶性
無機塩から濾過した。アセトンを留去し、エタノール/
水(5:1)から再結晶することにより、上記の錯体塩
が得られた。 分析: 計算値:Mn 7.5% C 49.17% H 4.95% N 11.47% 実測値:Mn 8.0% C 44.8% H 4.5% N 12.1%
【0015】実施例4:ビス(μ−オキソ)ビス[N,
N,N’,N’−テトラキス(2−ピリジルメチル)−
1,2−エチレンジアミン]ジマンガン(III、I
V)ペルクロレート 0.425g(1mmol)のN,N,N’,N’−テ
トラキス(2−ピリジルメチル)−1,2−エチレンジ
アミンおよび0.198g(1mmol)のMnCl2
・4H2Oを6mlの水に溶解した。溶液を室温で30
分間攪拌した。次いで、4滴のH22を添加し、混合物
を室温で1時間攪拌した。続いて、0.13g(1mm
ol)のNaClO4を添加し、混合物を室温で3.5
時間攪拌した。沈殿したマンガン錯体塩を濾去し、Na
ClO4の1モル溶液で洗浄した。 分析: 計算値:Mn 8.4% C 47.77% H 4.47% Cl 8.14% N 12.86% 実測値:Mn 8.4% C 45.1% H 4.3% Cl 8.6% N 11.9%
【0016】上記実施例で使用したリガンドN,N,
N’,N’−テトラキス(2−ピリジルメチル)エチレ
ンジアミンは、Synthesis, 1992, p.539に記載されてい
るように製造した。本発明の好ましい態様を詳細に記載
してきたが、その多くの自明な改良は本発明の精神また
は範囲から離れることなく可能であるため、添付した特
許請求の範囲によって定義される本発明は上記の説明に
記載した特別の詳細点によって決して限定されるもので
はないものと理解するべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リヒャルト・ヴァルター・フィッシャー ドイツ連邦共和国65812 バート・ゾーデ ン,ケーニヒシュタイナー・シュトラーセ 203 (72)発明者 ベルント・シャルベルト ドイツ連邦共和国65934 フランクフルト, ヴェルナー−ボッケルマン−シュトラーセ 17

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I: [LMn(μ−O)a(μ−OAc)bMnL]xy (I) (式中、AcはC2−C8−アシル基であり、aは1、2
    または3であり、bはaが2または3である場合は0で
    あり、またはbはaが1である場合は2であり、xは正
    電荷の数を示し、2または3であり、Aは1重または2
    重に負に帯電したアニオンであり、yは正電荷を均衡化
    するのに必要なアニオンAの数であり、そしてLは式I
    IまたはIII: 【化1】 (式中、RはC1−C12−アルキル、C5−C10−シクロ
    アルキル、フェニル、NH2、NHR2、N(R22
    OH、OR2またはCOOHであり、R1は水素、C1
    12−アルキル、C5−C10−シクロアルキル、NH2
    NHR2、N(R22、OH、OR2、COOH、COO
    2、Cl、Br、F、IまたはCNであり、R2はC1
    −C12−アルキルまたはC5−C10−シクロアルキルで
    あり、gは2または3であり、mおよびnは0または1
    から4の整数である。)のリガンドである)からなるビ
    ス−またはトリス−(μ−オキソ)−ジマンガン錯体
    塩。
  2. 【請求項2】 Lが式IIまたはIII(式中、R1
    水素である)のリガンドである、請求項1に記載の式I
    のマンガン錯体塩。
  3. 【請求項3】 Lが式II(式中、RはC1−C4−アル
    キルである)のリガンドである、請求項1に記載の式I
    のマンガン錯体塩。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の式Iのマンガン錯体塩
    を含む、有機化合物の酸化のための触媒。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の式Iのマンガン錯体塩
    を含む酸化漂白剤中の触媒。
  6. 【請求項6】 Mn2+およびLを含む溶液を酸化するこ
    とを含む、請求項1に記載の式Iの塩を製造するための
    方法。
  7. 【請求項7】 酸化が過酸化物またはペルオキソジスル
    フェートによるものである、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 過酸化物がH22である、請求項7に記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 ペルオキソジスルフェートがアンモニウ
    ムペルオキソジスルフェートである、請求項7に記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 溶液が水性溶液である、請求項6に記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 Mn2+がMnAyの形態で存在してい
    る、請求項6に記載の方法。
  12. 【請求項12】 Mn2+がMnCl2の形態で存在して
    いる、請求項11に記載の方法。
JP24597A 1996-01-04 1997-01-06 ビス−およびトリス−(μ−オキソ)−ジマンガン錯体塩、それらの製造およびそれらの使用 Pending JPH09328494A (ja)

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DE19600161.7 1996-01-04
DE1996100161 DE19600161C1 (de) 1996-01-04 1996-01-04 Bis- und Tris-(mu-oxo)-di-Mangan-Komplexsalze und deren Verwendung

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JPH09328494A true JPH09328494A (ja) 1997-12-22

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JP24597A Pending JPH09328494A (ja) 1996-01-04 1997-01-06 ビス−およびトリス−(μ−オキソ)−ジマンガン錯体塩、それらの製造およびそれらの使用

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EP (1) EP0782998A1 (ja)
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EP0782998A1 (de) 1997-07-09

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