JPH09324684A - エンジンのアイドル回転数制御装置 - Google Patents
エンジンのアイドル回転数制御装置Info
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- JPH09324684A JPH09324684A JP8143031A JP14303196A JPH09324684A JP H09324684 A JPH09324684 A JP H09324684A JP 8143031 A JP8143031 A JP 8143031A JP 14303196 A JP14303196 A JP 14303196A JP H09324684 A JPH09324684 A JP H09324684A
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
りエンジン回転数が一時的に急上昇する場合でも、エン
ジントルクを減らす側のフィードバック量を過度に溜め
込むことに伴う回転数の落ち込みを防止しつつ前記第1
の目標回転数に収束させる。 【解決手段】 エンジンの運転条件に応じてアイドル時
の目標回転数を第1の目標回転数NSETとして設定手
段31が設定する。フィードバック制御を行う条件の成
立時になると所定の第1の回転数から前記第1の目標回
転数NSETに近づけるように第2の目標回転数NET
ARGETを設定手段33が設定し、エンジン回転数N
Eがこの第2の目標回転数NETARGETに収束する
ように第2の目標回転数NETARGETとの偏差に応
じトルク制御手段を用いてアイドル回転数のフィードバ
ック制御を制御手段34が行う。
Description
転数制御装置に関する。
があると回転数が大きく落ち込むので、この回転数の落
ち込みを防止するためアイドル回転数のフィードバック
制御条件の成立時に回転数がアイドル時の目標回転数N
SETと一致するように吸入空気量制御手段や点火時期
制御手段を用いてアイドル回転数のフィードバック制御
を行うものが従来より知られている。
ドル回転数のフィードバック制御では、吸入空気量の増
加操作よりエンジントルクの上昇までに応答遅れがあ
り、この応答遅れにより負荷急変時の回転落ちに間に合
わないことがあるので、吸入空気量制御手段を用いての
アイドル回転数のフィードバック制御に加えて、トルク
上昇までの応答遅れが小さい点火時期制御手段を用いて
のアイドル回転数のフィードバック制御を併せて行うよ
うにしたものもある(特開昭57−83665号公報参
照)。
うな装置では、アイドル回転数のフィードバック制御に
移行する際に、エンジン回転数と目標回転数NSETと
の偏差が大きい場合は、エンジン回転数が目標回転数N
SETに収束する過程で吸入空気量(または点火時期)
のフィードバック量が大きくなる。特に、積分制御を行
っている場合には、図22に示すように吸入空気量のフ
ィードバック量のうちの積分分がマイナス側に大きく増
加(つまり吸入空気量が大きく減少)するためエンジン
回転数が目標回転数NSETに到達した後に回転数の落
ち込みが生じる。
3のようにシフトダウンによる負荷の急減でエンジン回
転数が一時的に急上昇してエンジン回転数と目標回転数
NSETとの偏差が大きくなった場合に顕著になるの
で、特開平2−70955号公報の装置では、フィード
バック制御中にシフトダウンが行われたときアイドル回
転数のフィードバック制御を所定時間停止してフィード
バック補正の行き過ぎを防止するとともに、このフィー
ドバック制御の停止中に点火時期を一定量進角させる
(つまり積極的に出力を増加させることによって回転数
をもちあげる)ことで、ハンチングを抑制するようにし
ている。しかしながら、この装置では、フィードバック
制御の停止中に負荷変動等が起きてエンジン回転数が大
きく変動したとき、フィードバック制御が働かないため
点火時期を進角させていても回転数が目標回転数NSE
T以下に落ち込む可能性がある。かといって、この回転
落ちを予防するためフィードバック制御の停止中にフィ
ードフォワード的に過大に吸入空気量を増量したので
は、負荷変動等が生じない場合に回転数の上昇により運
転性と燃費が悪化してしまう。
の成立時に所定の第1の回転数よりそのときの実回転数
とアイドル時の目標回転数(第1の目標回転数)NSE
Tとの間に第2の目標回転数NETARGETを設定
し、その第2の目標回転数NETARGETにエンジン
回転数が一致するようにアイドル回転数のフィードバッ
ク制御を行うことにより、特にフィードバック制御中の
負荷の急減によりエンジン回転数が一時的に急上昇する
場合でも、エンジントルクを減らす側のフィードバック
量を過度に溜め込むことに伴う回転数の落ち込みを防止
しつつ前記第1の目標回転数NSETに収束させること
を目的とする。
に示すように、エンジンの運転条件に応じてアイドル時
の目標回転数を第1の目標回転数NSETとして設定す
る手段31と、アイドル回転数のフィードバック制御を
行う条件の成立時か否かを判定する手段32と、この判
定結果よりフィードバック制御を行う条件の成立時に所
定の第1の回転数から前記第1の目標回転数NSETに
近づけるように第2の目標回転数NETARGETを設
定する手段33と、エンジン回転数NEがこの第2の目
標回転数NETARGETに収束するように第2の目標
回転数NETARGETとの偏差に応じトルク制御手段
を用いてアイドル回転数のフィードバック制御を行う手
段34とを設けた。
所定の第1の回転数がフィードバック制御開始回転数で
ある。
おいて前記フィードバック制御が積分制御である。
れか一つの発明において前記第2の目標回転数NETA
RGETを、アイドル状態へのエンジン回転数の降下に
影響する因子に応じて前記第1の目標回転数NSETに
近づけるように設定する。
エンジン回転数の降下に影響する因子が、エンジンの慣
性モーメント、駆動系の慣性モーメント、コレクタ容
積、冷却水温、バッテリ電圧、エンジンと駆動系が結合
している場合における車速の減速度、エンジンと駆動系
が結合している場合におけるエンジン回転数の減速度ま
たはエンジンにより駆動される補機負荷である。
れか一つの発明において前記所定の第1の回転数を初期
値として一次遅れまたは二次遅れで前記第1の目標回転
数NSETに追従する値を前記第2の目標回転数NET
ARGETとして設定するとともに、前記トルク制御手
段が吸入空気量制御手段である。
一次遅れまたは二次遅れの時定数を、エンジンの慣性モ
ーメント、エンジンが駆動系と結合している場合におけ
る駆動系の慣性モーメント、コレクタ容積、冷却水温、
バッテリ電圧、エンジンと駆動系が結合している場合に
おける車速の減速度、エンジンと駆動系が結合している
場合におけるエンジン回転数の減速度、エンジンにより
駆動される補機負荷のいずれか一つに応じて設定する。
一次遅れまたは二次遅れの時定数を前記エンジンの慣性
モーメントが大きいときほど大きくする。
ジンが駆動系と結合している場合に駆動系の慣性モーメ
ントが大きいときほど前記一次遅れまたは二次遅れの時
定数を大きくする。
記一次遅れまたは二次遅れの時定数をコレクタ容積が大
きいときほど大きくする。
記一次遅れまたは二次遅れの時定数を冷却水温が低いと
きほど小さくする。
記一次遅れまたは二次遅れの時定数をバッテリ電圧が低
いときほど小さくする。
ンジンと駆動系が結合している場合に車速の減速度また
はエンジン回転数の減速度が大きくなるほど前記一次遅
れまたは二次遅れの時定数を小さくする。
機負荷がエンジンに作用している場合に補機負荷が大き
くなるほど前記一次遅れまたは二次遅れの時定数を小さ
くする。
記一次遅れまたは二次遅れの時定数が、エンジンの慣性
モーメント、駆動系の慣性モーメント、コレクタ容積、
冷却水温、バッテリ電圧、エンジンと駆動系が結合して
いる場合における車速の減速度、エンジンと駆動系が結
合している場合におけるエンジン回転数の減速度、エン
ジンにより駆動される補機負荷のうちの複数に応じて設
定する場合にその設定される複数の時定数のなかで一番
大きな値である。
記一次遅れまたは二次遅れの時定数が、エンジンの慣性
モーメント、エンジンが駆動系と結合している場合にお
ける駆動系の慣性モーメント、コレクタ容積、冷却水
温、バッテリ電圧、エンジンと駆動系が結合している場
合における車速の減速度、エンジンと駆動系が結合して
いる場合におけるエンジン回転数の減速度、エンジンに
より駆動される補機負荷のいずれか一つに応じて設定す
る場合にその設定される時定数より少し大きな時定数で
ある。
いずれか一つの発明において前記フィードバック制御を
行う条件の成立時に所定の第2の回転数(たとえばNS
ET+300)以上の回転域でエンジン回転数NEより
低い回転数を前記第2の目標回転数NETARGETと
して設定する。
前記所定の第2の回転数(たとえばNSET+300)
以上の回転域でこの第2の回転域未満の回転域よりフィ
ードバックゲイン(比例ゲインや積分ゲイン)を小さい
値に切換える。
いずれか一つの発明において前記フィードバック制御を
行う条件の成立時に所定の第2の回転数(たとえばNS
ET+300)未満の状態より第2の回転数以上となり
ふたたび第2の回転数未満の状態となるとき、第2の回
転数以上の回転域で第2の回転数以上となる直前の前記
第2の目標回転数の値を保持する。
前記第2の目標回転数を保持するときその保持する前よ
りフィードバックゲインを小さい値に切換える。
いずれか一つの発明において前記フィードバック制御を
行う条件の成立時に負荷の急減を検出または推定したと
きその検出時または推定時より所定の時間T0、エンジ
ン回転数NEより少し低い回転数を前記第2の目標回転
数NETARGETとして設定する。
いずれか一つの発明において前記フィードバック制御を
行う条件の成立時に負荷の急減を検出または推定したと
きその検出時または推定時より所定の時間T0、前記負
荷の急減を検出または推定する直前の前記第2の目標回
転数NETARGETの値を保持する。
発明において前記負荷の急減を検出または推定したと
き、その検出時より所定の時間T0、フィードバックゲ
インを前記負荷の急減を検出または推定する直前より小
さい値に切換える。
のいずれか一つの発明において前記負荷の急減が自動変
速機のシフトダウンによる負荷の急減である。
いずれか一つの発明において前記フィードバック制御を
行う条件の成立時にエンジン回転数NEが前記第1の目
標回転数NSET未満となったとき前記第1の目標回転
数NSETを前記第2の目標回転数NETARGETと
して設定する。
前記第1の目標回転数NSET未満の回転域でこの第1
の目標回転域NSET以上の回転域よりフィードバック
ゲインを大きな値に切換える。
態よりアイドル状態への移行に際し、第1の目標回転数
に近づけるように第2の目標回転数を設定し、第1の目
標回転数ではなく、この第2の目標回転数にエンジン回
転数が収束するように第2の目標回転数との偏差に応じ
トルク制御手段を用いてアイドル回転数のフィードバッ
ク制御を行うことから、第2の目標回転数との偏差に基
づいてフィードバック量を演算する第1の発明のほう
が、第1の目標回転数との偏差に基づいてフィードバッ
ク量を演算する従来例よりフィードバック量の値が小さ
くなり、これによって、フィードバック制御を行ってい
ても、特にエンジントルクを減らす側へフィードバック
量を過度に溜め込むことにならないので、エンジントル
クを減らす側へのフィードバック量を過度に溜め込むこ
とに伴う回転数の落ち込みを防止しつつ第1の目標回転
数へと収束させることができる。また、自動変速機のシ
フトダウンなどによる負荷の急減に伴い実回転数が一時
的に大きくなる場合にも、目標回転数との偏差が従来例
より小さくなるので(つまりフィードバック量をエンジ
ントルクを減らす側に過度に減らしていない)、フィー
ドバック制御中にシフトダウンによる吹き上がりが生じ
た場合にも、実回転数が第1の目標回転数に到達した後
に、第1の目標回転数より大きく落ち込むことなく収束
する。
条件の成立時にそのフィードバック制御を停止すること
がないので、フィードバック制御中におけるシフトダウ
ンの途中でエンジンの負荷変動等が起きてエンジン回転
数大きく変化した場合でも、第1の目標回転数より大き
く落ち込ませることなく実回転数を第1の目標回転数へ
と収束させることができる。
状態へのエンジン回転数の降下に影響する因子に応じて
変化するが、第4の発明では、この因子に応じて第2の
目標回転数を第1の目標回転数に近づけるように設定す
るので、第2の目標回転数が実際のエンジン回転数の低
下に準じた回転数となり、これによりフィードバック量
を演算するのに用いる目標回転数との偏差が従来より小
さくなるため、特に不要なフィードバック量の溜め込み
がなくなる。
ミクス(吸入空気量をたとえば増量側に操作してからエ
ンジン回転数が実際に上昇するまでに応答遅れがあると
いうこと)に二次の遅れ要素が含まれていることに対応
して、第6の発明では二次遅れで第2の目標回転数が第
1の目標回転数に追従するように設定するので、吸入空
気量を操作したときの実際のエンジン回転数の応答に近
づくことより、フィードバック制御の応答性がよくなり
(エンジン回転数の第2の目標回転数への収束性が良く
なる)、ひいては第1の目標回転数への収束性を向上す
ることができる。このとき二次遅れを一次遅れで近似し
ても同様の効果が得られる。
態への移行時に、 エンジンの慣性モーメントが大きいときほど、 エンジンが駆動系と結合している場合に駆動系の慣性
モーメントが大きいときほど、 コレクタ容積が大きいときほど エンジン回転数がゆっくり降下することから、第8の発
明ではエンジンの慣性モーメントが大きいほど、エンジ
ンが駆動系と結合している場合に第9の発明では駆動系
の慣性モーメントが大きいときほど、第10の発明では
コレクタ容積が大きいときほどそれぞれ第2の目標回転
数がゆっくり第1の目標回転数に近づくように時定数を
大きくするので、第2の目標回転数が実際のエンジン回
転数の回転数の降下の仕方に近づき、これによって、第
8の発明ではエンジンの慣性モーメントに関係なく、第
9の発明では駆動系の慣性モーメントに関係なく、第1
0の発明ではコレクタ容積に関係なく、エンジン回転数
の落ち込みや不要な積分分の溜め込みを防ぐことができ
る。
態への移行時に、 冷却水温が低いほど、 バッテリ電圧が低いときほど、 エンジンと駆動系が結合している場合に車速の減速度
またはエンジン回転数の減速度が大きくなるほど、 補機負荷がエンジンに作用している場合に補機負荷が
大きくなるほど エンジン回転数が速く降下することから、第11の発明
では冷却水温が低いほど、第12の発明ではバッテリ電
圧が低いときほど、エンジンと駆動系が結合している場
合に第13の発明では車速の減速度またはエンジン回転
数の減速度が大きくなるほど、補機負荷がエンジンに作
用している場合に第14の発明では補機負荷が大きくな
るほどそれぞれ第2の目標回転数が速く第1の目標回転
数に近づくように時定数を小さくするので、第2の目標
回転数が実際のエンジン回転数の回転数の降下の仕方に
近づき、これによって、第11の発明では冷却水温に関
係なく、第12の発明ではバッテリ電圧に関係なく、第
13の発明では車速の減速度やエンジン回転数の減速度
に関係なく、第14の発明では補機負荷に関係なくエン
ジン回転数の落ち込みや不要な積分分の溜め込みを防ぐ
ことができる。
一番大きな値を一次遅れまたは二次遅れの時定数とし
て、また第16の発明では、エンジン回転数の降下に影
響する因子に応じて設定される時定数より少し大きな時
定数を一次遅れまたは二次遅れの時定数として吸入空気
量の減らし方を常に少なめにしておく(つまり吸入空気
量をやや多めに入れる)ことになるので、アイドル回転
数のフィードバック制御中に負荷が増加した場合にも、
回転数の落ち込みを抑制する方向に働き、これによっ
て、より安定してアイドル回転数が保持される。
に負荷の急減によるエンジン回転数の一時的に急上昇に
伴ってエンジン回転数が所定の第2の回転数以上になっ
たときエンジン回転数が再び第2の回転数未満になるま
で、エンジン回転数より少し低い回転数を第2の目標回
転数として設定するので、第2の目標回転数との偏差が
従来より小さくなり、フィードバック制御中に負荷の急
減によるエンジン回転数の一時的に急上昇に伴ってエン
ジン回転数が第2の回転数以上になったとしても、吸入
空気量を減量する側に積分分を減らし過ぎることがなく
なる。
上の回転域でこの第2の回転域未満の回転域よりフィー
ドバックゲインを小さい値に切換えるので、第2の目標
回転数との偏差がさらに小さくなり、エンジントルクを
減量する側へのフィードバック量の減らし過ぎ防止が確
実になる。
に負荷の急減によるエンジン回転数の一時的に急上昇に
伴ってエンジン回転数が所定の第2の回転数未満の状態
より第2の回転数以上になったとき、エンジン回転数が
再び第2の回転数未満になるまで第2の回転数以上とな
る直前の第2の目標回転数の値を保持するので、第2の
目標回転数との偏差が従来より小さくなり、フィードバ
ック制御中に負荷の急減によるエンジン回転数の一時的
に急上昇に伴ってエンジン回転数が第2の回転数未満の
状態より第2の回転数以上になったとしても、エンジン
トルクを減量する側にフィードバック量を減らし過ぎる
ことがなくなる。
持するときその保持する前よりフィードバックゲインを
小さい値に切換えるので、第2の目標回転数との偏差が
さらに小さくなり、エンジントルクを減量する側へのフ
ィードバック量の減らし過ぎ防止が確実になる。
たとき所定の時間、第21の発明ではエンジン回転数よ
り少し低い回転数を第2の目標回転数として設定し、ま
た第22の発明では負荷の急減を検出する直前の第2の
目標回転数の値を保持するので、負荷の急減でエンジン
回転数が吹き上がっても、第2の目標回転数との偏差が
従来より小さくなり、エンジントルクを減量する側にフ
ィードバック量を減らし過ぎることがない。
たは推定)したとき、所定の時間、フィードバックゲイ
ンを小さい値に切換えるので、第2の目標回転数との偏
差がさらに小さくなり、エンジントルクを減量する側へ
のフィードバック量の減らし過ぎ防止が確実になる。
しているときに、アクセルを一瞬踏み込む動作(以下チ
ョイ踏みという)を行うと、燃料の遅れ等によりエンジ
ン回転数が一時的に落ち込む場合がある。このときにま
で、チョイ踏み終了時点の実回転数を初期値として第2
の目標回転数を設定したのでは、第1の目標回転数未満
になっている時間が長くなり、エンストする可能性が高
くなるが、第25の発明では、チョイ踏み終了時点での
実回転数が第1の目標回転数未満の回転域にあれば第1
の目標回転数を第2の目標回転数として設定するので、
フィードバック制御に用いる回転数偏差が、チョイ踏み
終了時点の実回転数を初期値として第2の目標回転数を
設定する場合の回転数偏差より大きくなり、そのぶんエ
ンジントルクを増やす側に制御される。これによって、
エンジン回転数が第1の目標回転数未満になっている時
間が短くなり、チョイ踏み動作による回転数の落ち込み
に伴うエンストを防止することができる。
空気はエアクリーナ2から流入するが、その流量はアク
セルペダルと連動するスロットル弁3により調整され、
この調整された吸入空気がコレクタ4にいったん蓄えら
れたあと分岐管5を経て各気筒のシリンダに供給され
る。燃料はECU11からの噴射信号に基づき燃料噴射
弁6から吸気ポートに向けて噴射される。
パワートランジスタ、点火コイル、ディストリビュータ
12、点火プラグ13からなる点火装置により、シリン
ダ内のガスに点火が行われ、シリンダ内で燃焼したガス
は排気通路8へ排出され、排気中のHC、CO、NOx
が三元触媒9により浄化される。
内蔵されるクランク角センサ15からのRef信号と1
°信号、エアフローメータ16からの吸入空気量信号、
スロットルセンサ17からのスロットル開度信号、水温
センサ18からの冷却水温信号等が入力され、これらに
基づいて運転状態を判断しながら燃料噴射量(空燃比)
と点火時期を制御する。
空気通路19には、ECU11からの出力信号により直
接作動するロータリーソレノイド式の補助空気弁20が
設けられる。補助空気弁20は一定の周波数によりON
−OFF駆動され、ON時間割合が大きくなるほど補助
空気量が増加する。
時間、バッテリ電圧、パワステ油圧スイッチ、エアコン
スイッチ、自動変速機のセレクタ位置などによりアイド
ル時の目標回転数を定めており、アイドル回転数のフィ
ードバック制御条件の成立時になると実際の回転数がア
イドル時の目標回転数と一致するように、上記のON時
間割合(つまりONデューティ)のフィードバック量を
求め、このフィードバック量によって、補助空気弁に与
えるONデューティの基本値を補正する。なお、補助空
気弁20と一体でFICDソレノイド(図示しない)が
構成されており、エアコンの作動時には補助空気弁20
とこのFICDソレノイドにより目標回転数に制御され
るようになっている。
御に移行する際に、エンジン回転数とアイドル時の目標
回転数NSETとの偏差が大きい場合は、エンジン回転
数が目標回転数NSETに収束する過程で吸入空気量
(または点火時期)のフィードバック量が大きくなり、
特に、積分制御を行っている場合にはONデューティの
フィードバック量(吸入空気量のフィードバック量)が
マイナス側に大きく増加(補助空気弁を通過する流量が
大きく減少)するため、エンジン回転数が目標回転数N
SETに到達した後に回転数の落ち込みが生じる。
ードバック制御中のシフトダウンによる負荷の急減でエ
ンジン回転数が一時的に急上昇してエンジン回転数と目
標回転数NSETとの偏差が大きくなった場合に顕著に
なるので、フィードバック制御中にシフトダウンが行わ
れたときアイドル回転数のフィードバック制御を所定時
間停止してフィードバック補正の行き過ぎを防止すると
ともに、このフィードバック制御の停止中に点火時期を
一定量進角させることで、ハンチングを抑制するように
した装置(特開平2−70955号公報)があるが、こ
の装置では、フィードバック制御の停止中に負荷変動等
が起きてエンジン回転数が大きく変動したときフィード
バック制御が働かないため、点火時期を進角させていて
も回転数が目標回転数NSET以下に落ち込む可能性が
ある。
ィードバック制御条件の成立時に所定の第1の回転数よ
りそのときの実回転数とアイドル時の目標回転数(第1
の目標回転数)NSETとの間に第2の目標回転数NE
TARGETを設定し、その第2の目標回転数NETA
RGETにエンジン回転数が一致するように補助空気弁
20を用いてのアイドル回転数のフィードバック制御を
行う。
を、以下のフローチャートにしたがって説明する。
出を行うためのもので、Ref信号の立上がりをトリガ
とする割込みジョブ(以下簡単に「Ref信号割込みジ
ョブ」という)で実行する。
筒エンジンの場合はクランク角で180°毎、6気筒エ
ンジンの場合は120°毎)に立ち上がるRef信号の
間隔TREF[s]をECU11の内蔵タイマにより計
測し、 NE[rpm]=30/TREF[s] …(1) の式によりエンジン回転数NE[rpm]を算出する。
より所定のテーブルTABLE TWを検索して冷却水
温TWを、またステップ4ではスロットルセンサ17の
出力電圧より所定のテーブルTABLE TVOを検索
してスロットル開度TVOを求める。ここで、テーブル
TABLE TWはセンサ出力電圧を冷却水温に、また
テーブルTABLE TVOはセンサ出力電圧をスロッ
トル開度にそれぞれ変換するためのもので、ROMデー
タとして予めECU内に記憶されている。
ータであるため、この点の説明は省略する。
NETARGETを設定するためのもので、これもRe
f信号割込みジョブで実行する。点火時期の設定をRe
f割込みジョブで行っているため、点火時期制御手段を
用いてのフィードバック制御のルーチンもRef信号割
込みジョブであり、そのために必要となる第2の目標回
転数NETARGETも、Ref信号割込みジョブによ
り演算するのである。
ISCFB(始動時に“0”に初期設定)をみる。ここ
で、フィードバックフラグFISCFBは、別の10m
sジョブ(図示しない)により車速、エンジン回転数N
E、スロットル開度TVOに基づいて設定している。た
とえば、次の条件〈1〉かつ条件〈2〉のときにフラグ
FISCFBを“1”にセットし、どちらか一つの条件
でも解除されるとフラグFISCFBを“0”にリセッ
トする。
状態であるとき 条件〈2〉:ニュートラル状態であるかまたはエンジン
回転数が第1の回転数(一定回転数)N1以下であると
き なお、ニュートラル状態のときはスロットル開度が全閉
状態となったときの回転数がフィードバック制御開始回
転数である。また、非ニュートラル状態のときは、必ず
しも第1の回転数N1がフィードバック開始回転数であ
るとはかぎらない。スロットル開度が全閉状態になる前
に、エンジン回転数が第1の回転数N1以下になった場
合はスロットル開度が全閉になった時点での回転数がフ
ィードバック制御開始回転数となる。
結果、FISCFB=1のとき(つまりアイドル回転数
のフィードバック制御条件の成立時)にはステップ1
2、13に進んでエンジン回転数NEが 回転域〈i〉:NSET[rpm]+300[rpm]
≦NE 回転域〈ii〉:NSET≦NE<NSET+300 回転域〈iii〉:NE<NSET の3つのいずれの回転域にあるかを判定する。
のアイドル時の目標回転数のことで、冷却水温TW、始
動後の経過時間、バッテリ電圧、パワステ油圧スイッ
チ、エアコンスイッチ、自動変速機のセレクタ位置など
により予め定めている。たとえば図4に示したように、
セレクタ位置が走行レンジにある場合にエアコンが非作
動状態より作動状態に切換えられるとNSETが所定値
だけアップされる。また、ほぼ40℃以下の低温状態で
セレクタ位置が非走行レンジにあるときには、クリープ
現象が大きくなることもないので、アイドル回転を安定
させるためNSETが高められる。
回転域〈i〉にあるときはステップ12よりステップ1
4に進んで NETARGET=CNQ×NE+(1−CNQ)×NSET …(2) の式により、また上記の回転域〈ii〉にあるときはステ
ップ12、13よりステップ15に進んで NETARGET=CNQ×NETARGET(old) +(1−CNQ)×NSET …(3) ただし、CNQ:加重平均係数[無名数] NETARGET(old):前回のNETARGET の式により第2の目標回転数NETARGETをそれぞ
れ演算する。上記の回転域〈iii〉のときはステップ1
2、13よりステップ16に進んで第1の目標回転数N
SETをそのまま第2の目標回転数NETARGETと
する。
Q≦1なる値であり、(2)式によれば実際のエンジン
回転数NEと第1の目標回転数NSETとの間をCNQ
対(1−CNQ)の割合で内分した値を第2の目標回転
数NETARGETとするわけである。
ック制御開始時の第1回目の目標値である。これに対し
て、(3)式によりサイクリックに演算されるNETA
RGETは、第2回目の目標値である。したがって、
(2)式のNETARGETから(3)式のNETAR
GETに切換わるときにNETARGETに段差が生じ
ないように同じ値のCNQを用いている。この結果、
(3)式のNETARGETは、NEがNSET+30
0(第2の回転数N2)に達する直前に(2)式により
得られるNETARGETの値を初期値として、一次遅
れで第1の目標回転数NSETに近づくことになる。
遅れで与えるようにしたのは、次の理由からである。吸
入空気量からエンジン回転数へのダイナミクスに二次の
遅れ要素が含まれていることに対応して、二次遅れで第
2の目標回転数が第1の目標回転数に追従するように設
定すればよいのであるが、この二次遅れを一次遅れで近
似しても同様の効果が得られることから、計算の簡単な
一次遅れを採用したものである。
Tが〔1〕コースティング(惰行)状態や減速状態でフ
ィードバック制御条件が成立しアイドル状態へ移行する
とき(図8の左側参照)、〔2〕実回転数がほぼNSE
Tに落ち着いている状態より、シフトダウンによる負荷
の急減に伴って実回転数NEがNETARGET+30
0(=N2)以上に一時的に大きくなった場合(図8の
中央参照)、〔3〕負荷変動等により実回転数NEが第
1の目標回転数NSETより落ち込んだ場合(図8の右
側参照)の各場合にどのように設定されるかを図8を用
いて説明する。ただし、NSETは簡単のため一定とす
る。
りアイドル回転数のフィードバック制御に入り、そのあ
と実回転数NE(実線で示す)がほぼ直線的に降下して
C点で第1の目標回転数NSETに達するものとする
と、図示のように第2の目標回転数NETARGET
(破線で示す)は、A−B間でNEとNSETとをCN
Q対(1−CNQ)の割合で内分した値をたどり、B点
からはNSETに対して一次遅れで追従する値となる。
〔2〕の場合については、D−E間でNSETを保持
し、E−F間でNEとNSETとをCNQ対(1−CN
Q)の割合で内分した値をたどり、F点よりNSETに
対して一次遅れで追従する。このようにして〔1〕、
〔2〕の場合ともNETARGETはNEとNSETの
間に設定される。一方、〔3〕の場合についてはH−I
間でNETARGETはNSETに一致する。
答の時定数に相当する値(たとえばCNQが大きくなる
ほどNETARGETがゆっくりとNSETに近づき、
この逆にCNQが小さくなるほどNETARGETがN
SETに速く近づく)であるため、アイドル状態へのエ
ンジン回転数の降下に影響する因子(たとえばエンジン
の慣性モーメント、駆動系の慣性モーメント、コレクタ
容積、冷却水温、バッテリ電圧、エンジン回転数の減速
度、車速の減速度、エンジンと駆動系との結合の有無あ
るいはエンジンに対する補機負荷の結合の有無など)に
基づいて設定する。たとえば、 エンジンの慣性モーメントが大きいとき、 エンジンが駆動系と結合している場合に駆動系の慣性
モーメントが大きいとき、 コレクタ容積が大きいとき は、アイドル状態への移行時にエンジン回転数がゆっく
りと降下するため、そのゆっくりとした応答に合わせて
CNQを大きく設定する(時定数が大きくなる)ことに
より、第2の目標回転数NETARGETをゆっくりと
第1の目標回転数NSETに近づける。
きくなる)、 バッテリ電圧が低いとき(オルタネータ発電量が多く
なり、エンジンにかかる負荷が増大する)、 エンジンと駆動系とが結合している場合に車速の減速
度やエンジン回転数の減速度が大きいとき、 補機負荷がエンジンにより駆動されているとき はアイドル状態への移行時にエンジン回転数が速く降下
するので、その応答に合わせてCNQを小さく設定する
(時定数が小さくなる)ことで、第2の目標回転数NE
TARGETを素早く第1の目標回転数NSETに近づ
ける。
合もNETARGETの変化がエンジン回転数NEの実
際の降下に近づくわけである。
値が別々に定まるわけであるが、〜のすべての場合
を考慮するときは、その中で一番大きい値のCNQを採
用する。吸入空気量の減らし方を常に少なめにしておく
(つまり吸入空気量をやや多めに入れる)ことで、アイ
ドル回転数のフィードバック制御中に負荷が増加した場
合にも、回転数の落ち込みを抑制する方向に働かせ、こ
れによって、より安定したアイドル回転数が保持される
のである。同様にして、〜の場合のうちの1つだけ
を考慮する場合に、その考慮する1つだけの場合に最適
な値より少し大きな値をCNQとして採用することで、
フィードバック制御中に負荷が増加した場合においても
アイドル回転数を安定して保持することができる。
を用いてアイドル回転数のフィードバック制御を行うた
めのもので、図3のジョブに続けてRef信号割込みジ
ョブで実行する。たとえば1つのRef信号の入力によ
り図3のジョブを起動して今回のNETARGETを演
算した後にそのNETARGETを用いて図5のジョブ
により補助空気弁20を動かし、次のRef信号が入力
すると、再び図3のジョブによりNETARGETを演
算し、その演算したNETARGETを用いて図5のジ
ョブを実行するわけである。ただし、フィードバック制
御は簡単のため積分制御で説明する。
ISCFBをみてFISCFB=1のとき(アイドル回
転数のフィードバック制御条件の成立時)はステップ2
2に進み、補助空気弁20に与えるONデューティの基
本値BISC[%]を求める。
ARGET(図3のジョブにより既に得ている)と実回
転数NEとの差ΔN[rpm]を計算し、ステップ24
において I=I(old)+GQFBI×ΔN …(4) ただし、I(old):前回のI GQFBI:積分ゲイン の式により積分分(ONデューティのフィードバック
量)I[%]を求め、ステップ25においては ISCON=BISC+I …(5) の式によりONデューティISCON[%]を計算し、
このISCONをステップ26において補助空気弁制御
用の出力レジスタに転送する。なお、(4)式の積分ゲ
インGQFBIは上記3つの回転域〈i〉、〈ii〉、
〈iii〉とも一定値GQFBNである。Iは始動時に0
に初期設定している。
RGETより実回転数NEが低いとき、積分分Iを大き
く(補助空気弁20を通過する流量を増加)してエンジ
ントルクを増し、この逆に第2の目標回転数NETAR
GETより実回転数NEが高いとき積分分Iを小さくさ
せてエンジントルクを減らすことで、アイドル回転数を
第2の目標回転数NETARGETへと収束させるので
ある。
段を用いてのフィードバック制御において点火装置に与
える点火進角値ADVを演算するためのもので、図5の
ジョブに続けてRef信号割込みジョブで実行する。た
だし、点火時期制御手段を用いてのフィードバック制御
は比例制御である。補助空気弁を用いてのフィードバッ
ク制御に加えて点火時期制御を用いてのフィードバック
制御を行うのは、補助空気弁を用いてのフィードバック
制御には吸入空気量の増加よりエンジントルクの上昇ま
でに応答遅れがあるので、これを補償するためである。
ISCFBをみてFISCFB=1のとき(アイドル回
転数のフィードバック制御条件の成立時)はステップ3
2に進み、エンジン回転数NEから図7を内容とするテ
ーブルTABLE PGOVを検索してアイドル時の基
本点火進角値PGOV[°BTDC]を求める。
ARGET(図3により得ている)と実回転数NEとの
差ΔNを計算し、ステップ34において P=ΔN×GADVFBP …(6) ただし、GADVFBP:比例ゲイン の式により比例分(点火時期のフィードバック量)P
[°]を求め、ステップ35においては ADV=PGOV+P …(7) の式により点火進角値ADV[°BTDC]を計算す
る。
図ったクランク角であり、このADVは点火時期制御用
の出力レジスタに移され、圧縮上死点前のクランク角が
ADVと一致したとき点火コイルの一次電流が遮断され
る。
進角補正し、この逆に比例分Pが負のとき点火時期を遅
角補正することを意味する。第2の目標回転数NETA
RGETより実回転数NEが低いときは、点火時期を進
角補正してエンジントルクを増やし、この逆に第2の目
標回転数NETARGETより実回転数NEが高いとき
は点火時期を遅角補正してエンジントルクを減らすこと
で、アイドル回転数を第2の目標回転数NETARGE
Tへと収束させるのである。
に、コースティング状態や減速状態よりアイドル状態へ
の移行に際し(図8の左側参照)、実回転数NE(実線
参照)がフィードバック制御の制御開始回転数N1より
第2の目標回転数N2(=NSET+300)に達する
までは、NEとNSETをCNQ対(1−CNQ)の割
合で内分した値が、続いてNEがN2に達っしたあとN
SETに達するまではNEを一次遅れで追従する値が第
2の目標回転数NETARGET(破線参照)として設
定され、第1の目標回転数NSETではなく、この第2
の目標回転数NETARGETに実回転数NEが一致す
るように補助空気弁20を用いての積分制御が行われる
ことから、第2の目標回転数NETARGETとの偏差
ΔN(=NETARGET−NE)に基づいて積分分I
を演算する本実施形態のほうが、第1の目標回転数NS
ETとの偏差に基づいて積分分Iを演算する従来例より
積分分Iの値が小さくなり、これによって、積分制御を
行っていても、エンジントルクを減らす側へ積分分を過
度に溜め込むことにならないので、エンジントルクを減
らす側への積分分を過度に溜め込むことに伴う回転数の
落ち込みを防止しつつ第1の目標回転数NSETへと収
束させることができる。
ている状態において、自動変速機のシフトダウンなどに
よる負荷の急減に伴い実回転数NEが第2の回転数N2
以上に一時的に大きくなる場合については、積分ゲイン
等の条件を図22に示した従来例(車速が40km/h
より減速を行ってアイドル状態へ移行させるとき)と同
じにして実験を行ったときの結果を図9に示す。この場
合に、本実施形態では、実回転数NEが急上昇して第2
の回転数N2に達するまではNSETをNETARGE
T(破線参照)として、またNEがN2以上となってい
るあいだNEとNSETをCNQ対(1−CNQ)の割
合で内分した値をNETARGETとして、さらにN2
よりNSETに到達するまでは一次遅れでNSETを追
従する値をNETARGETとして、それぞれ補助空気
弁20を用いての積分制御が行われることから、積分制
御に用いる目標回転数との偏差が従来例より小さくなり
(つまりフィードバック量を過度に減らしていない)、
これにより積分制御中にシフトダウンによる吹き上がり
が生じた場合にも、図9に示したように、エンジン回転
数NEが第1の目標回転数NSETに到達した後に、第
1の目標回転数NSETより大きく落ち込むことなく収
束している。
ドバック制御を停止することがないので、積分制御中に
おけるシフトダウンの途中でエンジンの負荷変動等が起
きてエンジン回転数大きく変化した場合でも、第1の目
標回転数NSETより大きく落ち込ませることなくエン
ジン回転数を第1の目標回転数NSETへと収束させる
ことができる。
踏み込む動作(チョイ踏み動作といわれる)を行ったと
きは燃料の供給遅れ等により、図10に示したように、
実回転数NEが一時的に落ち込むことがある。このとき
にまで、チョイ踏み終了時点の実回転数を初期値として
上記の(3)式により第2の目標回転数NETARGE
T(破線参照)を設定したのでは、第1の目標回転数N
SET未満になっている時間が長くなり、エンストする
可能性が高くなる。
み終了時点での実回転数が第1の目標回転数NSET未
満の回転域にあるため第2の目標回転数NETARGE
T(二点鎖線参照)は第1の目標回転数NSETに等し
いことから、積分制御に用いる偏差ΔN(図で二点鎖線
と実線の間)が、チョイ踏み終了時点の実回転数を初期
値として上記の(3)式により第2の目標回転数NET
ARGETを設定する場合の偏差(破線と実線の間)よ
り大きくなり、そのぶん補助空気弁流量が増える(エン
ジントルクを増やす側に制御される)ので、エンジン回
転数が第1の目標回転数NSET未満になっている時間
が短くなり、チョイ踏み動作による回転数の落ち込みに
伴うエンストを防止することができる。
図12、図13のフローチャートは第3実施形態で、こ
れらは図3に対応する。図3と同一の部分には同一のス
テップ番号をつけ、その説明は省略する。
の積分制御における積分ゲインGQFBIが上記3つの
回転域〈i〉、〈ii〉、〈iii〉とも一定値GQFBN
であったのに対して、これら2つの実施形態は、補助空
気弁20を用いての積分制御における積分ゲインGQF
BIを上記3つの回転域毎に切換え、NSET+300
≦NEの回転域(回転域〈i〉)で前記GQFBNより
も小さな値の所定値GQFBLを、NESET≦NE<
NSET+300の回転域(回転域〈ii〉)で前記のG
QFBNを、NE<NSETの回転域(回転域〈ii
i〉)で前記GQFBNよりも大きな値の所定値GQF
BHを積分ゲインGQFBIに入れるようにしたもので
ある(ステップ41、42、43)。
態に加えて、第2の回転数N2(=NESET+30
0)以上の回転域で積分ゲインGQFBIがGQFBN
よりGQFBLへと小さな値に切換えられるので、第1
の目標回転数NSETへの収束の途中に第1実施形態よ
りもさらに吸入空気量を減量する側への積分分Iを減ら
しすぎることがなくなる。また、NESET未満の回転
域で積分ゲインGQFBIがGQFBNよりGQFBH
へと大きな値に切換えられるので、第1実施形態よりも
積分分Iが補助空気弁流量を増やす側に制御され、これ
によってエンジン回転数が第1の目標回転数NSET未
満になっている時間が短くなる。
ステップ51、52、53、54、55、56を追加し
たもので、エンジン回転数NEがNETARGET+3
00未満の回転域になったあとに、自動変速機のシフト
ダウン等による負荷の急減に伴いNSET+300以上
に上昇したとき、NSET+300以上となる直前に上
記(3)式により演算されているNETARGETの値
を、NEがNSET+300以上であるあいだ保持する
ようにしている。
≧NSET+300のとき図13のステップ51で保持
フラグFHOJIをみる。このフラグFHOJIはFH
OJI=1のときNETARGETの値を保持させるた
めのフラグである。フラグFHOJIは始動時に“0”
に初期設定しているので、当初はステップ51より52
に進み、前回はNE<NSET+300であったかどう
かをみる。前回はNE<NSET+300であった(つ
まり負荷の急減により回転数の上昇があった)ときは、
ステップ53に進んでフラグFHOJIを“1”にセッ
トした後、ステップ54において NETARGET=NETARGET(old) …(8) の式によりNETARGETを演算する。(8)式によ
り前回のNETARGETを今回のNETARGETと
するのであるから、NETARGETを一定値に保持す
るわけである。ここで、保持する値((8)式のNET
ARGET(old))は、NEがNSET+300に達
する直前に図12のステップ15により演算されている
NETARGETの値である。
り、次の制御時からはステップ51よりステップ55に
流れ、NE<NSET+300であるかどうかをみて、
NE<NSET+300となる前はステップ54、41
の操作を繰り返し、NE<NSET+300となったと
きステップ56に進んでフラグFHOJIを“0”にリ
セットしたあと図12のステップ15、42の操作を実
行する。
未満の状態からNSET+300を超えたときその超え
ているあいだフラグFHOJIが“1”にセットされ、
かつNEがNSET+300を超える直前に上記(3)
式により演算されているNETARGETの値が保持さ
れるのである。
転数NETARGETを演算中に負荷の急減に伴うエン
ジン回転数NEの一時的な急上昇があった場合にNET
ARGETがその後どのように設定されるかを図14を
用いてモデル的に説明すると、同図において、負荷の急
減によりJ点からNEが上昇しても、第2の目標回転数
NETARGET(一点鎖線で示す)はN点よりO点へ
と第1の目標回転数NSETに近づいていくためNET
ARGETとNEの偏差ΔNが大きくなるが、K点より
NEがNSET+300以上に上昇しL点で再びNSE
T+300未満になるまでO点の値にNETARGET
が保持される。比較のため同図に第2実施形態の場合を
破線で示すと、ΔN(=NETARGET−NE)は第
2実施形態ほど小さくならないにせよ(このため図15
のように積分分Iが図9の場合よりマイナス側に若干大
きくなっている)、この第3実施形態でも、従来例より
ΔNが小さくなるので、上記(3)式により第2の目標
回転数NETARGETを演算中に負荷の急減に伴うエ
ンジン回転数NEの一時的な急上昇があった場合でも、
吸入空気量を減らす側への積分分Iを減らしすぎること
がなくなる。
れ第4、第5の各実施形態で、図16は第1実施形態の
図3に、図17は第3実施形態の図12、図13に対応
する。これらの実施形態でも図3、図12、図13と同
一の部分には同一のステップ番号をつけている。
数のフィードバック制御条件の成立時にその制御開始時
の回転数をNETARGETの初期値として上記(3)
式により一次遅れでNETARGETを演算し、フィー
ドバック制御中における負荷の急減時にその負荷急減判
定タイミングより所定の時間だけ、第4実施形態では上
記(2)式によりNETARGETを演算し、また第5
実施形態では負荷急減判定タイミングの直前に上記
(3)式により演算されているNETARGETの値を
保持させるようにしたものである。
御条件の成立時にはステップ11よりステップ61に進
んでタイムフラグ(始動時に“0”に初期設定)FTM
をみる。このフラグFTMは後述するように負荷急減フ
ラグFLSDの“0”より“1”への切換タイミングを
起点として所定時間T0のあいだだけ“1”にセットさ
れるフラグであるため、当初はステップ62に進み、負
荷急減フラグ(始動時に“0”に初期設定)FLSDの
“0”より“1”への切換タイミングであるかどうかを
みる。
10msジョブ(図示しない)において車速/NEの変
化率が所定の範囲内(たとえば±10%以内)に収まっ
ていない(つまり負荷が急激に減少している)とき
“1”にセットし、所定の範囲内に収まっているとき
“0”にリセットしている。したがって、負荷急減フラ
グFLSDはFLSD=1のとき負荷急減時を、FLS
D=0のときそうでないことを表す。
“1”への切換タイミング(負荷急減判定タイミング)
になければ、ステップ62よりステップ15に進んで上
記(3)式により第2目標回転数NETARGETを演
算する。このときのNETARGETの初期値はフィー
ドバック制御開始時の回転数(たとえばN1)である。
り“1”への切換タイミングになると、ステップ62よ
りステップ63、64に進んでタイムフラグFTMを
“1”にセットするとともにタイマTMを0にセット
し、ステップ14において上記の(2)式により第2の
目標回転数NETARGETを演算する。
“1”へのセットにより、フィードバック制御条件が成
立している限り、次の制御時からはステップ61よりス
テップ65に流れ、ここでタイマTMをインクリメント
してからインクリメント後のタイマTMをステップ66
において所定時間T0と比較する。
って回転数が一時的に上昇し、再びシフトダウン開始時
点の回転数になるまでの時間を目安にして定める。この
時間T0は実際には実験等によって求めることになる。
プ14の操作を繰り返し、TM≧T0になると、ステッ
プ67でタイマフラグFTMを“0”にリセットしたあ
とステップ15に進んでNETARGETを演算する。
このときのNETARGETの初期値は、タイマTMが
T0に達する直前に上記(2)式により演算されている
NETARGETの値である。
いてステップ14をステップ54に置き換えたもので、
負荷急減判定タイミングよりT0のあいだ、第4実施形
態が上記(2)式によりNETARGETを演算するの
に対し(ステップ14)、第5実施形態は負荷の急減判
定タイミングの直前にステップ15で演算されている値
にNETARGETを保持している(ステップ54)。
また、図17では第2実施形態と同様にステップ41、
42を追加している。
ETがどのように変化するかを、第1実施形態の図8に
対応させてモデル的に図18に示すと、コースティング
状態や減速状態よりアイドル状態への移行時(R−S
間)には、フィードバック制御開始回転数を初期値とし
てNSETを一次遅れでNETARGET(第4実施形
態は破線で、第5実施形態は二点鎖線で示す)が追従す
る。NEがNSETに落ち着いている状態からシフトダ
ウンによる負荷の急減に伴って実回転数NEが一時的に
急上昇するときには、第4実施形態によればT−U間で
NEとNSETをCNQ対(1−CNQ)の割合で内分
した値をたどり、U点からはNSETを一次遅れで追従
するのに対し、第5実施形態によればT−V間でNSE
Tに一致する。
ETへと収束する途中でシフトダウンによる負荷の急減
に伴って実回転数NEが一時的に急上昇するときには、
第4実施形態によればW−X間でNEとNSETをCN
Q対(1−CNQ)の割合で内分した値をたどり、X点
以降はNSETを一次遅れで追従するのに対し、第5実
施形態によればW−X間でY点の値を保持し、Z点より
NSETを一次遅れで追従する。
と同じ条件で行ったときのエンジン回転数NEと吸入空
気量のフィードバック量(積分分Iにより定まる)の変
化を図20、図21に示すように、第4実施形態では図
9の第1実施形態と、また第5実施形態では図15の第
3実施形態と同様の作用効果が得られる。
てのアイドル回転数のフィードバック制御が積分制御で
ある場合で説明したが、積分制御はこの場合に限られな
い。たとえば、点火時期制御手段を用いてのアイドル
回転数のフィードバック制御が積分制御である場合、
空燃比制御手段を用いてのアイドル回転数のフィードバ
ック制御が積分制御である場合でもかまわない。
でなく、それ以外のフィードバック制御(比例制御や微
分制御)に対しても適用することができる。たとえば、
比例制御を行っている場合でも、フィードバック制御開
始時に目標回転数と実回転数の偏差が大きいときはフィ
ードバック量が大きくなり、ハンチングの原因となるか
らである。
ィードバック制御と点火時期制御手段を用いてのフィー
ドバック制御とを重複して行っているように、本発明は
同一の目標回転数NETARGETに対して複数の手段
を用いてフィードバック制御を重複して行う場合にも適
用することができる。
きは、応答性の最も悪い手段に合わせて目標回転数NE
TARGETを設定しなければならない。たとえば、空
気量制御手段と点火時期制御手段(あるいは空燃比制御
手段)との組み合わせでフィードバック制御を行う場合
は、空気量制御手段のほうが応答が遅い(つまり空気量
をトルク増量側に操作してから実際にトルクが上昇する
までの時間が、点火時期をトルク増量側に操作してから
実際にトルクが上昇するまでの時間より長いというこ
と)ため、空気量から回転数へのダイナミクスを考慮に
入れて二次遅れあるいは一次遅れで目標回転数NETA
RGETを演算するのである。
状態よりアイドル状態への移行に際して、フィードバッ
ク制御開始時のエンジン回転数から第1の目標回転数N
SETに近づくように第2の目標回転数NETARGE
Tを演算しているが、所定の第1の回転数から第2の目
標回転数NETARGETの演算を始めても第1の目標
回転数NSETに到達した後に回転数を大きく落ち込ま
せることなく第1の目標回転数へと収束させることがで
きる。
響する因子(エンジンの慣性モーメント、駆動系の慣性
モーメント、コレクタ容積、冷却水温、バッテリ電圧、
エンジンと駆動系との結合の有無、補機負荷等)に応じ
て加重平均係数CNQを設定しているが、簡単にはこれ
ら因子にかかわらず同じにすることもできる。
第2の目標回転数NETARGETを一次遅れで第1の
目標回転数NSETに近づけているが、回転数の落ち込
みを生じない特性の二次遅れで第2の目標回転数NET
ARGETを第1の目標回転数NSETに近づけても、
同様の効果を得ることができる。
次遅れで第2の目標回転数NETARGETを演算して
いるが、これに限定されるものでない。たとえば、フィ
ードバック制御開始回転数からNSETに向かって所定
の減少割合で直線的に近づく値やNSETに向かって階
段状に徐々に近づく値をNETARGETとして演算す
ることもできる。
ック制御が積分制御の場合であるため積分ゲインを切換
える場合で説明したが、これに限定されるものでない。
たとえば、フィードバック制御が比例制御の場合であれ
ば、比例ゲインを切換えることになる。なお、積分ゲイ
ンや比例ゲインの総称はフィードバックゲインである。
の変化率に基づいて負荷の急減時を推定しているが、負
荷の急減時を直接に検出してもかまわない。たとえば、
従来例と同様に、自動変速機のギア位置が2速から1速
にシフトダウンしたことより、あるいは負荷に対するリ
レーがONからOFFになったことより負荷の急減時を
検出する。
減速状態よりアイドル状態への移行に際し、第1の目標
回転数に近づけるように第2の目標回転数を設定し、第
1の目標回転数ではなく、この第2の目標回転数にエン
ジン回転数が収束するように第2の目標回転数との偏差
に応じトルク制御手段を用いてアイドル回転数のフィー
ドバック制御を行うことから、第2の目標回転数との偏
差に基づいてフィードバック量を演算する第1の発明の
ほうが、第1の目標回転数との偏差に基づいてフィード
バック量を演算する従来例よりフィードバック量の値が
小さくなり、これによって、フィードバック制御を行っ
ていても、特にエンジントルクを減らす側へフィードバ
ック量を過度に溜め込むことにならないので、エンジン
トルクを減らす側へのフィードバック量を過度に溜め込
むことに伴う回転数の落ち込みを防止しつつ第1の目標
回転数へと収束させることができる。また、自動変速機
のシフトダウンなどによる負荷の急減に伴い実回転数が
一時的に大きくなる場合にも、目標回転数との偏差が従
来例より小さくなるので(つまりフィードバック量をエ
ンジントルクを減らす側に過度に減らしていない)、フ
ィードバック制御中にシフトダウンによる吹き上がりが
生じた場合にも、実回転数が第1の目標回転数に到達し
た後に、第1の目標回転数より大きく落ち込むことなく
収束する。第1の発明ではまた、フィードバック制御条
件の成立時にそのフィードバック制御を停止することが
ないので、フィードバック制御中におけるシフトダウン
の途中でエンジンの負荷変動等が起きてエンジン回転数
大きく変化した場合でも、第1の目標回転数より大きく
落ち込ませることなく実回転数を第1の目標回転数へと
収束させることができる。
状態へのエンジン回転数の降下に影響する因子に応じて
変化するが、第4の発明では、この因子に応じて第2の
目標回転数を第1の目標回転数に近づけるように設定す
るので、第2の目標回転数が実際のエンジン回転数の低
下に準じた回転数となり、これによりフィードバック量
を演算するのに用いる目標回転数との偏差が従来より小
さくなるため、特に不要なフィードバック量の溜め込み
がなくなる。
ミクスに二次の遅れ要素が含まれていることに対応し
て、第6の発明では二次遅れで第2の目標回転数が第1
の目標回転数に追従するように設定するので、フィード
バック制御の応答性がよくなり(エンジン回転数の第2
の目標回転数への収束性が良くなる)、ひいては第1の
目標回転数への収束性を向上することができる。
態への移行時に、 エンジンの慣性モーメントが大きいときほど、 エンジンが駆動系と結合している場合に駆動系の慣性
モーメントが大きいときほど、 コレクタ容積が大きいときほど エンジン回転数がゆっくり降下することから、第8の発
明ではエンジンの慣性モーメントが大きいほど、エンジ
ンが駆動系と結合している場合に第9の発明では駆動系
の慣性モーメントが大きいときほど、第10の発明では
コレクタ容積が大きいときほどそれぞれ第2の目標回転
数がゆっくり第1の目標回転数に近づくように時定数を
大きくするので、第2の目標回転数が実際のエンジン回
転数の回転数の降下の仕方に近づき、これによって、第
8の発明ではエンジンの慣性モーメントに関係なく、第
9の発明では駆動系の慣性モーメントに関係なく、第1
0の発明ではコレクタ容積に関係なく、エンジン回転数
の落ち込みや不要な積分分の溜め込みを防ぐことができ
る。
態への移行時に、 冷却水温が低いほど、 バッテリ電圧が低いときほど、 エンジンと駆動系が結合している場合に車速の減速度
またはエンジン回転数の減速度が大きくなるほど、 補機負荷がエンジンに作用している場合に補機負荷が
大きくなるほど エンジン回転数が速く降下することから、第11の発明
では冷却水温が低いほど、第12の発明ではバッテリ電
圧が低いときほど、エンジンと駆動系が結合している場
合に第13の発明では車速の減速度またはエンジン回転
数の減速度が大きくなるほど、補機負荷がエンジンに作
用している場合に第14の発明では補機負荷が大きくな
るほどそれぞれ第2の目標回転数が速く第1の目標回転
数に近づくように時定数を小さくするので、第2の目標
回転数が実際のエンジン回転数の回転数の降下の仕方に
近づき、これによって、第11の発明では冷却水温に関
係なく、第12の発明ではバッテリ電圧に関係なく、第
13の発明では車速の減速度やエンジン回転数の減速度
に関係なく、第14の発明では補機負荷に関係なくエン
ジン回転数の落ち込みや不要な積分分の溜め込みを防ぐ
ことができる。
一番大きな値を一次遅れまたは二次遅れの時定数とし
て、また第16の発明では、エンジン回転数の降下に影
響する因子に応じて設定される時定数より少し大きな時
定数を一次遅れまたは二次遅れの時定数として吸入空気
量の減らし方を常に少なめにしておく(つまり吸入空気
量をやや多めに入れる)ことになるので、アイドル回転
数のフィードバック制御中に負荷が増加した場合にも、
回転数の落ち込みを抑制する方向に働き、これによっ
て、より安定してアイドル回転数が保持される。
に負荷の急減によるエンジン回転数の一時的に急上昇に
伴ってエンジン回転数が所定の第2の回転数以上になっ
たときエンジン回転数が再び第2の回転数未満になるま
で、エンジン回転数より少し低い回転数を第2の目標回
転数として設定するので、第2の目標回転数との偏差が
従来より小さくなり、フィードバック制御中に負荷の急
減によるエンジン回転数の一時的に急上昇に伴ってエン
ジン回転数が第2の回転数以上になったとしても、吸入
空気量を減量する側に積分分を減らし過ぎることがなく
なる。
上の回転域でこの第2の回転域未満の回転域よりフィー
ドバックゲインを小さい値に切換えるので、第2の目標
回転数との偏差がさらに小さくなり、エンジントルクを
減量する側へのフィードバック量の減らし過ぎ防止が確
実になる。
に負荷の急減によるエンジン回転数の一時的に急上昇に
伴ってエンジン回転数が所定の第2の回転数未満の状態
より第2の回転数以上になったとき、エンジン回転数が
再び第2の回転数未満になるまで第2の回転数以上とな
る直前の第2の目標回転数の値を保持するので、第2の
目標回転数との偏差が従来より小さくなり、フィードバ
ック制御中に負荷の急減によるエンジン回転数の一時的
に急上昇に伴ってエンジン回転数が第2の回転数未満の
状態より第2の回転数以上になったとしても、エンジン
トルクを減量する側にフィードバック量を減らし過ぎる
ことがなくなる。
持するときその保持する前よりフィードバックゲインを
小さい値に切換えるので、第2の目標回転数との偏差が
さらに小さくなり、エンジントルクを減量する側へのフ
ィードバック量の減らし過ぎ防止が確実になる。
たときには所定の時間、第21の発明ではエンジン回転
数より少し低い回転数を第2の目標回転数として設定
し、また第22の発明では負荷の急減を検出する直前の
第2の目標回転数の値を保持するので、負荷の急減でエ
ンジン回転数が吹き上がっても、第2の目標回転数との
偏差が従来より小さくなり、エンジントルクを減量する
側にフィードバック量を減らし過ぎることがない。
たは推定)したときには、所定の時間、フィードバック
ゲインを小さい値に切換えるので、第2の目標回転数と
の偏差がさらに小さくなり、エンジントルクを減量する
側へのフィードバック量の減らし過ぎ防止が確実にな
る。
しているときに、チョイ踏みを行うと、燃料の遅れ等に
よりエンジン回転数が一時的に落ち込む場合があり、こ
のときにまで、チョイ踏み終了時点の実回転数を初期値
として第2の目標回転数を設定したのでは、第1の目標
回転数未満になっている時間が長くなり、エンストする
可能性が高くなるが、第25の発明では、チョイ踏み終
了時点での実回転数が第1の目標回転数未満の回転域に
あれば第1の目標回転数を第2の目標回転数として設定
するので、フィードバック制御に用いる回転数偏差が、
チョイ踏み終了時点の実回転数を初期値として第2の目
標回転数を設定する場合の回転数偏差より大きくなり、
そのぶんエンジントルクを増やす側に制御される。これ
によって、エンジン回転数が第1の目標回転数未満にな
っている時間が短くなり、チョイ踏み動作による回転数
の落ち込みに伴うエンストを防止することができる。
ートである。
明するためのフローチャートである。
のフィードバック制御を説明するためのフローチャート
である。
フィードバック制御における点火進角値ADVの演算を
説明するためのフローチャートである。
である。
の波形図である。
フィードバック量の変化を示す波形図である。
デル的に説明するための波形図である。
GETの演算を説明するためのフローチャートである。
GETの演算を説明するためのフローチャートである。
GETの演算を説明するためのフローチャートである。
めの波形図である。
のフィードバック量の変化を示す波形図である。
GETの演算を説明するためのフローチャートである。
GETの演算を説明するためのフローチャートである。
説明するための波形図である。
説明するための波形図である。
のフィードバック量の変化を示す波形図である。
のフィードバック量の変化を示す波形図である。
る。
る。
Claims (26)
- 【請求項1】エンジンの運転条件に応じてアイドル時の
目標回転数を第1の目標回転数として設定する手段と、 アイドル回転数のフィードバック制御を行う条件の成立
時か否かを判定する手段と、 この判定結果よりフィードバック制御を行う条件の成立
時に所定の第1の回転数から前記第1の目標回転数に近
づけるように第2の目標回転数を設定する手段と、 エンジン回転数がこの第2の目標回転数に収束するよう
に第2の目標回転数との偏差に応じトルク制御手段を用
いてアイドル回転数のフィードバック制御を行う手段と
を設けたことを特徴とするエンジンのアイドル回転数制
御装置。 - 【請求項2】前記所定の第1の回転数はフィードバック
制御開始回転数であることを特徴とする請求項1に記載
のエンジンのアイドル回転数制御装置。 - 【請求項3】前記フィードバック制御は積分制御である
ことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンの
アイドル回転数制御装置。 - 【請求項4】前記第2の目標回転数を、アイドル状態へ
のエンジン回転数の降下に影響する因子に応じて前記第
1の目標回転数に近づけるように設定することを特徴と
する請求項1から3までのいずれか一つに記載のエンジ
ンのアイドル回転数制御装置。 - 【請求項5】前記エンジン回転数の降下に影響する因子
は、エンジンの慣性モーメント、駆動系の慣性モーメン
ト、コレクタ容積、冷却水温、バッテリ電圧、エンジン
と駆動系が結合している場合における車速の減速度、エ
ンジンと駆動系が結合している場合におけるエンジン回
転数の減速度またはエンジンにより駆動される補機負荷
であることを特徴とする請求項4に記載のエンジンのア
イドル回転数制御装置。 - 【請求項6】前記所定の第1の回転数を初期値として一
次遅れまたは二次遅れで前記第1の目標回転数に追従す
る値を前記第2の目標回転数として設定するとともに、
前記トルク制御手段が吸入空気量制御手段であることを
特徴とする請求項1から3までのいずれか一つに記載の
エンジンのアイドル回転数制御装置。 - 【請求項7】前記一次遅れまたは二次遅れの時定数を、
エンジンの慣性モーメント、エンジンが駆動系と結合し
ている場合における駆動系の慣性モーメント、コレクタ
容積、冷却水温、バッテリ電圧、エンジンと駆動系が結
合している場合における車速の減速度、エンジンと駆動
系が結合している場合におけるエンジン回転数の減速
度、エンジンにより駆動される補機負荷のいずれか一つ
に応じて設定することを特徴とする請求項6に記載のエ
ンジンのアイドル回転数制御装置。 - 【請求項8】前記一次遅れまたは二次遅れの時定数を前
記エンジンの慣性モーメントが大きいときほど大きくす
ることを特徴とする請求項7に記載のエンジンのアイド
ル回転数制御装置。 - 【請求項9】エンジンが駆動系と結合している場合に駆
動系の慣性モーメントが大きいときほど前記一次遅れま
たは二次遅れの時定数を大きくすることを特徴とする請
求項7に記載のエンジンのアイドル回転数制御装置。 - 【請求項10】前記一次遅れまたは二次遅れの時定数を
コレクタ容積が大きいときほど大きくすることを特徴と
する請求項7に記載のエンジンのアイドル回転数制御装
置。 - 【請求項11】前記一次遅れまたは二次遅れの時定数を
冷却水温が低いときほど小さくすることを特徴とする請
求項7に記載のエンジンのアイドル回転数制御装置。 - 【請求項12】前記一次遅れまたは二次遅れの時定数を
バッテリ電圧が低いときほど小さくすることを特徴とす
る請求項7に記載のエンジンのアイドル回転数制御装
置。 - 【請求項13】エンジンと駆動系が結合している場合に
車速の減速度またはエンジン回転数の減速度が大きくな
るほど前記一次遅れまたは二次遅れの時定数を小さくす
ることを特徴とする請求項7に記載のエンジンのアイド
ル回転数制御装置。 - 【請求項14】補機負荷がエンジンに作用している場合
に補機負荷が大きくなるほど前記一次遅れまたは二次遅
れの時定数を小さくすることを特徴とする請求項7に記
載のエンジンのアイドル回転数制御装置。 - 【請求項15】前記一次遅れまたは二次遅れの時定数
は、エンジンの慣性モーメント、駆動系の慣性モーメン
ト、コレクタ容積、冷却水温、バッテリ電圧、エンジン
と駆動系が結合している場合における車速の減速度、エ
ンジンと駆動系が結合している場合におけるエンジン回
転数の減速度、エンジンにより駆動される補機負荷のう
ちの複数に応じて設定する場合にその設定される複数の
時定数のなかで一番大きな値であることを特徴とする請
求項6に記載のエンジンのアイドル回転数制御装置。 - 【請求項16】前記一次遅れまたは二次遅れの時定数
は、エンジンの慣性モーメント、エンジンが駆動系と結
合している場合における駆動系の慣性モーメント、コレ
クタ容積、冷却水温、バッテリ電圧、エンジンと駆動系
が結合している場合における車速の減速度、エンジンと
駆動系が結合している場合におけるエンジン回転数の減
速度、エンジンにより駆動される補機負荷のいずれか一
つに応じて設定する場合にその設定される時定数より少
し大きな時定数であることを特徴とする請求項6に記載
のエンジンのアイドル回転数制御装置。 - 【請求項17】前記フィードバック制御を行う条件の成
立時に所定の第2の回転数以上の回転域でエンジン回転
数より低い回転数を前記第2の目標回転数として設定す
ることを特徴とする請求項1から16までのいずれか一
つに記載のエンジンのアイドル回転数制御装置。 - 【請求項18】前記所定の第2の回転数以上の回転域で
この第2の回転域未満の回転域よりフィードバックゲイ
ンを小さい値に切換えることを特徴とする請求項17に
記載のエンジンのアイドル回転数制御装置。 - 【請求項19】前記フィードバック制御を行う条件の成
立時に所定の第2の回転数未満の状態より第2の回転数
以上となりふたたび第2の回転数未満の状態となると
き、第2の回転数以上の回転域で第2の回転数以上とな
る直前の前記第2の目標回転数の値を保持することを特
徴とする請求項1から16までのいずれか一つに記載の
エンジンのアイドル回転数制御装置。 - 【請求項20】前記第2の目標回転数を保持するときそ
の保持する前よりフィードバックゲインを小さい値に切
換えることを特徴とする請求項19に記載のエンジンの
アイドル回転数制御装置。 - 【請求項21】前記フィードバック制御を行う条件の成
立時に負荷の急減を検出または推定したときその検出時
または推定時より所定の時間、エンジン回転数より少し
低い回転数を前記第2の目標回転数として設定すること
を特徴とする請求項1から16までのいずれか一つに記
載のエンジンのアイドル回転数制御装置。 - 【請求項22】前記フィードバック制御を行う条件の成
立時に負荷の急減を検出または推定したときその検出時
または推定時より所定の時間、前記負荷の急減を検出ま
たは推定する直前の前記第2の目標回転数の値を保持す
ることを特徴とする請求項1から16までのいずれか一
つに記載のエンジンのアイドル回転数制御装置。 - 【請求項23】前記負荷の急減を検出または推定したと
き、その検出時より所定の時間、フィードバックゲイン
を前記負荷の急減を検出または推定する直前より小さい
値に切換えることを特徴とする請求項21または22に
記載のエンジンのアイドル回転数制御装置。 - 【請求項24】前記負荷の急減は自動変速機のシフトダ
ウンによる負荷の急減であることを特徴とする請求項2
1から23までのいずれか一つに記載のエンジンのアイ
ドル回転数制御装置。 - 【請求項25】前記フィードバック制御を行う条件の成
立時にエンジン回転数が前記第1の目標回転数未満とな
ったとき前記第1の目標回転数を前記第2の目標回転数
として設定することを特徴とする請求項1から24まで
のいずれか一つに記載のエンジンのアイドル回転数制御
装置。 - 【請求項26】前記第1の目標回転数未満の回転域でこ
の第1の目標回転域以上の回転域よりフィードバックゲ
インを大きな値に切換えることを特徴とする請求項25
に記載のエンジンのアイドル回転数制御装置。
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