JPH09209800A - 内燃機関の吸入空気量制御装置 - Google Patents
内燃機関の吸入空気量制御装置Info
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- JPH09209800A JPH09209800A JP8040300A JP4030096A JPH09209800A JP H09209800 A JPH09209800 A JP H09209800A JP 8040300 A JP8040300 A JP 8040300A JP 4030096 A JP4030096 A JP 4030096A JP H09209800 A JPH09209800 A JP H09209800A
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- internal combustion
- combustion engine
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/0002—Controlling intake air
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
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- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
- F02D41/04—Introducing corrections for particular operating conditions
- F02D41/06—Introducing corrections for particular operating conditions for engine starting or warming up
- F02D41/068—Introducing corrections for particular operating conditions for engine starting or warming up for warming-up
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
- F02D41/04—Introducing corrections for particular operating conditions
- F02D41/10—Introducing corrections for particular operating conditions for acceleration
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 始動後リーンバーン制御の解除時の過渡状態
における内燃機関の円滑な運転を確保することができる
内燃機関の吸入空気量制御装置を供する。 【解決手段】 始動後理論空燃比よりもリーン側の空燃
比で運転する始動後リーンバーン制御を受ける内燃機関
において、吸気系に設けられたスロットル弁を駆動して
スロットル開度を内燃機関の運転状態に応じ設定された
目標スロットル開度THNML に制御し吸入空気量を調整
するスロットル開度制御手段と、内燃機関の始動後リー
ンバーン制御の解除を判別する始動後リーンバーン制御
解除判別手段と、車両の加速が所定加速以上の急加速で
あるか否かを判別する急加速判別手段と、前記始動後リ
ーンバーン制御解除判別手段がリーンバーン制御の解除
を判別しかつ前記急加速判別手段が車両の急加速を判別
した場合に、目標スロットル開度THNML の増加分ΔTH
を制限したスロットル開度に前記目標スロットル開度T
HNML を補正するスロットル開度補正手段とを備えた内
燃機関の吸入空気量制御装置。
における内燃機関の円滑な運転を確保することができる
内燃機関の吸入空気量制御装置を供する。 【解決手段】 始動後理論空燃比よりもリーン側の空燃
比で運転する始動後リーンバーン制御を受ける内燃機関
において、吸気系に設けられたスロットル弁を駆動して
スロットル開度を内燃機関の運転状態に応じ設定された
目標スロットル開度THNML に制御し吸入空気量を調整
するスロットル開度制御手段と、内燃機関の始動後リー
ンバーン制御の解除を判別する始動後リーンバーン制御
解除判別手段と、車両の加速が所定加速以上の急加速で
あるか否かを判別する急加速判別手段と、前記始動後リ
ーンバーン制御解除判別手段がリーンバーン制御の解除
を判別しかつ前記急加速判別手段が車両の急加速を判別
した場合に、目標スロットル開度THNML の増加分ΔTH
を制限したスロットル開度に前記目標スロットル開度T
HNML を補正するスロットル開度補正手段とを備えた内
燃機関の吸入空気量制御装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、始動直後に理論空
燃比よりもリーン側の空燃比で運転する始動後リーンバ
ーン制御を受ける内燃機関における吸入空気量制御装置
に関する。
燃比よりもリーン側の空燃比で運転する始動後リーンバ
ーン制御を受ける内燃機関における吸入空気量制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関が始動した直後においては、内
燃機関に供給される混合気の空燃比を理論空燃比よりリ
ッチ側に制御して機関回転の安定性を確保していたが、
排出ガスの有害成分特にHCの除去に関し不利な点があ
った。
燃機関に供給される混合気の空燃比を理論空燃比よりリ
ッチ側に制御して機関回転の安定性を確保していたが、
排出ガスの有害成分特にHCの除去に関し不利な点があ
った。
【0003】しかし近年空燃比をリーン側に制御しても
機関回転の安定性を確保することが可能となってきたた
め、空燃比のフィードバック制御を開始するまで空燃比
をリーン側に制御して機関を運転する始動後リーンバー
ン制御が行われるようになってきた(特公平5−316
46号公報等)。
機関回転の安定性を確保することが可能となってきたた
め、空燃比のフィードバック制御を開始するまで空燃比
をリーン側に制御して機関を運転する始動後リーンバー
ン制御が行われるようになってきた(特公平5−316
46号公報等)。
【0004】しかし始動後リーンバーン制御は、内燃機
関の始動後いかなる運転状態においても行い得るもので
はなく、内燃機関の冷却水温度が所定温度以下の燃料の
霧化等の点で燃焼状態が悪化する低温時や所定温度以上
のベーパの発生が予想される高温時においてリーンバー
ン制御すると、機関回転の安定性の低下や機関のストー
ル等の問題が生じる。
関の始動後いかなる運転状態においても行い得るもので
はなく、内燃機関の冷却水温度が所定温度以下の燃料の
霧化等の点で燃焼状態が悪化する低温時や所定温度以上
のベーパの発生が予想される高温時においてリーンバー
ン制御すると、機関回転の安定性の低下や機関のストー
ル等の問題が生じる。
【0005】また始動後リーンバーン制御中に車両を走
行させると、機関の出力トルクが低下しているために、
機関のストールや加速感の悪化等の問題も生じる。そこ
でかかる問題を解消するため一定の運転条件下では、リ
ーンバーン制御を解除する方法が提案されている(同じ
出願人に係る特願平7−61784号)。
行させると、機関の出力トルクが低下しているために、
機関のストールや加速感の悪化等の問題も生じる。そこ
でかかる問題を解消するため一定の運転条件下では、リ
ーンバーン制御を解除する方法が提案されている(同じ
出願人に係る特願平7−61784号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらスナップ
や発進時等に始動後リーンバーン制御が解除された後、
リーンバーン制御からリッチバーン制御等になる過渡状
態においては、特にアクセルペダルの踏み込みが大きく
スロットル弁のスロットル開度が急に大きくなるような
場合、吸入空気量が速やかに増量されるのに対し、スロ
ットル開度のスロットル開度センサの検出信号の読み込
み遅れや、吸気絶対圧に影響するまでのタイムラグその
他燃料性状の差や吸気管内の燃料付着等の要因で燃料の
供給が間に合わず、したがってリーン状態が発生して、
機関トルクが十分出力されずもたつき感やギクシャク感
等いわゆる加速ヘジテーションやノッキングといった不
具合が生じる。
や発進時等に始動後リーンバーン制御が解除された後、
リーンバーン制御からリッチバーン制御等になる過渡状
態においては、特にアクセルペダルの踏み込みが大きく
スロットル弁のスロットル開度が急に大きくなるような
場合、吸入空気量が速やかに増量されるのに対し、スロ
ットル開度のスロットル開度センサの検出信号の読み込
み遅れや、吸気絶対圧に影響するまでのタイムラグその
他燃料性状の差や吸気管内の燃料付着等の要因で燃料の
供給が間に合わず、したがってリーン状態が発生して、
機関トルクが十分出力されずもたつき感やギクシャク感
等いわゆる加速ヘジテーションやノッキングといった不
具合が生じる。
【0007】このような加速ヘジテーションやノッキン
グは、始動後リーンバーン制御の解除が遅れることによ
っても生じる。本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、始動後リーンバーン制御の解
除時の過渡状態における内燃機関の円滑な運転を確保す
ることができる内燃機関の吸入空気量制御装置を供する
点にある。
グは、始動後リーンバーン制御の解除が遅れることによ
っても生じる。本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、始動後リーンバーン制御の解
除時の過渡状態における内燃機関の円滑な運転を確保す
ることができる内燃機関の吸入空気量制御装置を供する
点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、始動後理論空燃比よりも
リーン側の空燃比で運転する始動後リーンバーン制御を
受ける内燃機関において、吸気系に設けられたスロット
ル弁を駆動してスロットル開度を内燃機関の運転状態に
応じ設定された目標スロットル開度に制御し吸入空気量
を調整するスロットル開度制御手段と、内燃機関の始動
後リーンバーン制御の解除を判別する始動後リーンバー
ン制御解除判別手段と、車両の加速が所定加速以上の急
加速であるか否かを判別する急加速判別手段と、前記始
動後リーンバーン制御解除判別手段がリーンバーン制御
の解除を判別しかつ前記急加速判別手段が車両の急加速
を判別した場合に、前記目標スロットル開度の増加分を
制限したスロットル開度に前記目標スロットル開度を補
正するスロットル開度補正手段とを備えた内燃機関の吸
入空気量制御装置とした。
を達成するために、本発明は、始動後理論空燃比よりも
リーン側の空燃比で運転する始動後リーンバーン制御を
受ける内燃機関において、吸気系に設けられたスロット
ル弁を駆動してスロットル開度を内燃機関の運転状態に
応じ設定された目標スロットル開度に制御し吸入空気量
を調整するスロットル開度制御手段と、内燃機関の始動
後リーンバーン制御の解除を判別する始動後リーンバー
ン制御解除判別手段と、車両の加速が所定加速以上の急
加速であるか否かを判別する急加速判別手段と、前記始
動後リーンバーン制御解除判別手段がリーンバーン制御
の解除を判別しかつ前記急加速判別手段が車両の急加速
を判別した場合に、前記目標スロットル開度の増加分を
制限したスロットル開度に前記目標スロットル開度を補
正するスロットル開度補正手段とを備えた内燃機関の吸
入空気量制御装置とした。
【0009】始動後リーンバーン制御解除判別手段がリ
ーンバーン制御の解除を判別した過渡状態において、急
加速判別手段が車両の急加速を判別すると、スロットル
開度補正手段が目標スロットル開度の増加分を制限する
ので、吸入空気量の増加が抑制されて、リーン状態の発
生する事態が回避され、加速ヘジテーションやノッキン
グ等の発生を防止して、過渡状態における内燃機関の円
滑な運転を確保することができる。
ーンバーン制御の解除を判別した過渡状態において、急
加速判別手段が車両の急加速を判別すると、スロットル
開度補正手段が目標スロットル開度の増加分を制限する
ので、吸入空気量の増加が抑制されて、リーン状態の発
生する事態が回避され、加速ヘジテーションやノッキン
グ等の発生を防止して、過渡状態における内燃機関の円
滑な運転を確保することができる。
【0010】前記始動後リーンバーン制御解除判別手段
は、アクセルペダルの踏み込み量または前記目標スロッ
トル開度に基づき始動後リーンバーン制御の解除を判別
する請求項1記載の内燃機関の吸入空気量制御装置とす
ることで、実際のスロットル弁のスロットル開度の変化
に基づく吸入空気量の増加に先立って、始動後リーンバ
ーン制御の解除による供給燃料の増加を予め行うことを
可能とし、加速ヘジテーションやノッキング等の発生防
止に寄与することができる。
は、アクセルペダルの踏み込み量または前記目標スロッ
トル開度に基づき始動後リーンバーン制御の解除を判別
する請求項1記載の内燃機関の吸入空気量制御装置とす
ることで、実際のスロットル弁のスロットル開度の変化
に基づく吸入空気量の増加に先立って、始動後リーンバ
ーン制御の解除による供給燃料の増加を予め行うことを
可能とし、加速ヘジテーションやノッキング等の発生防
止に寄与することができる。
【0011】前記スロットル開度補正手段は、内燃機関
の運転パラメータ例えば水温に基づき目標スロットル開
度の増加分を制限する制限量を決定する請求項1または
2記載の内燃機関の吸入空気量制御装置とすることで、
内燃機関の水温が低いほど目標スロットル開度の増加を
抑制する等して燃料供給状態に合わせて吸入空気量を適
切に制御することができ、始動後リーンバーン制御の解
除時の過渡状態における一層円滑な内燃機関の運転が可
能である。
の運転パラメータ例えば水温に基づき目標スロットル開
度の増加分を制限する制限量を決定する請求項1または
2記載の内燃機関の吸入空気量制御装置とすることで、
内燃機関の水温が低いほど目標スロットル開度の増加を
抑制する等して燃料供給状態に合わせて吸入空気量を適
切に制御することができ、始動後リーンバーン制御の解
除時の過渡状態における一層円滑な内燃機関の運転が可
能である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図6に図示し説明する。本実施例は車
載内燃エンジンに適用したもので、図1は該内燃エンジ
ンの燃料供給制御システムの全体概略図である。
ついて図1ないし図6に図示し説明する。本実施例は車
載内燃エンジンに適用したもので、図1は該内燃エンジ
ンの燃料供給制御システムの全体概略図である。
【0013】該内燃エンジン1に燃料を供給する吸気路
2は、その上流端にエアクリーナ3が備えられ、途中に
スロットル弁4が吸気路2を開閉自在に配設され、下流
側には燃料噴射弁5が設けられ、エアクリーナ3を介し
て吸気路2に導入された空気は、スロットル弁4によっ
て流量を調節されてインテークマニホールド6に入り、
燃料噴射弁5より噴射される燃料とともに吸気弁7が開
閉する吸気ポートを通じて燃焼室8に流入する。
2は、その上流端にエアクリーナ3が備えられ、途中に
スロットル弁4が吸気路2を開閉自在に配設され、下流
側には燃料噴射弁5が設けられ、エアクリーナ3を介し
て吸気路2に導入された空気は、スロットル弁4によっ
て流量を調節されてインテークマニホールド6に入り、
燃料噴射弁5より噴射される燃料とともに吸気弁7が開
閉する吸気ポートを通じて燃焼室8に流入する。
【0014】流入した混合気は、燃焼してピストン9を
駆動し、排気弁10で開閉される排気ポートを通ってエキ
ゾーストマニホールド11から排気路を経てエンジン外に
排出される。
駆動し、排気弁10で開閉される排気ポートを通ってエキ
ゾーストマニホールド11から排気路を経てエンジン外に
排出される。
【0015】また該内燃エンジン1が搭載される車両の
運転室床面にはアクセルペダル12が配設されており、同
アクセルペダル12はスプリングによりアイドル位置に付
勢され運転者の踏込動作に応じて揺動する。
運転室床面にはアクセルペダル12が配設されており、同
アクセルペダル12はスプリングによりアイドル位置に付
勢され運転者の踏込動作に応じて揺動する。
【0016】図1に示すようにアクセルペダル12とスロ
ットル弁4とは機械的に連結されておらず、アクセルペ
ダル12の踏込量はアクセルペダル12の揺動軸に設けられ
たポテンショメータからなるアクセルセンサ13によって
検出され、スロットル弁4はステップモータ15によって
開閉駆動され、ステップモータ15は電子制御ユニットE
CU20からの駆動信号によって動作するようになってい
る。
ットル弁4とは機械的に連結されておらず、アクセルペ
ダル12の踏込量はアクセルペダル12の揺動軸に設けられ
たポテンショメータからなるアクセルセンサ13によって
検出され、スロットル弁4はステップモータ15によって
開閉駆動され、ステップモータ15は電子制御ユニットE
CU20からの駆動信号によって動作するようになってい
る。
【0017】ステップモータ15の駆動軸15aは、スロッ
トル弁4の弁軸4aと同軸にあって、ギア等の変速連結
具を一切介さずに直接連結部16で連結されている。ステ
ップモータ15の正逆回転角度は、そのままスロットル弁
4の開閉角度となる。このスロットル弁4の開閉角度は
ポテンショメータ等からなるスロットルセンサ17によっ
て検出され、その検出信号はECU20に入力される。
トル弁4の弁軸4aと同軸にあって、ギア等の変速連結
具を一切介さずに直接連結部16で連結されている。ステ
ップモータ15の正逆回転角度は、そのままスロットル弁
4の開閉角度となる。このスロットル弁4の開閉角度は
ポテンショメータ等からなるスロットルセンサ17によっ
て検出され、その検出信号はECU20に入力される。
【0018】吸気路2において、上流側には大気圧セン
サ21が配設され、スロットル弁4の下流には吸入空気の
絶対圧を検出する吸気圧センサ22が設けられ、さらに下
流側には吸入空気の温度を検出する吸気温センサ23が設
けられている。
サ21が配設され、スロットル弁4の下流には吸入空気の
絶対圧を検出する吸気圧センサ22が設けられ、さらに下
流側には吸入空気の温度を検出する吸気温センサ23が設
けられている。
【0019】また内燃エンジン1の燃焼室8付近適宜位
置には冷却水温を検出する水温センサ24、ディストリビ
ュータ内にはクランク角センサ25が設けられ、またエン
ジン回転数センサ26、車速センサ27、駆動輪速度センサ
28が適宜位置に設けられている。以上の各センサの検出
信号はECU20に入力される。
置には冷却水温を検出する水温センサ24、ディストリビ
ュータ内にはクランク角センサ25が設けられ、またエン
ジン回転数センサ26、車速センサ27、駆動輪速度センサ
28が適宜位置に設けられている。以上の各センサの検出
信号はECU20に入力される。
【0020】その他本制御装置においては、バッテリ電
圧を検出するバッテリ電圧センサ29等の各種センサから
の検出信号がECU20に出力されるようになっている。
ここにステップモータ15は、ハイブリッド型の4相ステ
ッピングモータで、2相励磁駆動方式で駆動される。
圧を検出するバッテリ電圧センサ29等の各種センサから
の検出信号がECU20に出力されるようになっている。
ここにステップモータ15は、ハイブリッド型の4相ステ
ッピングモータで、2相励磁駆動方式で駆動される。
【0021】本制御系の概略ブロック図を図2に示す。
ECU20内において燃料供給制御の方はFI−CPU40
が行っており、FI−CPU40は内燃機関の運転状態を
検出する前記各種センサーからの検出信号が入力され、
例えば吸気管内絶対圧PB ,吸気温TA ,エンジン水温
TW ,エンジン回転数NE ,車速Vその他前記アクセル
センサ13からのアクセルペダル角度APS ,スロットル
センサ17からのスロットル弁開度THS 等が入力され、
運転状態に基づき燃料噴射弁5を制御するINJ信号お
よび点火時期を制御するIG信号がゲート41を介して出
力される。
ECU20内において燃料供給制御の方はFI−CPU40
が行っており、FI−CPU40は内燃機関の運転状態を
検出する前記各種センサーからの検出信号が入力され、
例えば吸気管内絶対圧PB ,吸気温TA ,エンジン水温
TW ,エンジン回転数NE ,車速Vその他前記アクセル
センサ13からのアクセルペダル角度APS ,スロットル
センサ17からのスロットル弁開度THS 等が入力され、
運転状態に基づき燃料噴射弁5を制御するINJ信号お
よび点火時期を制御するIG信号がゲート41を介して出
力される。
【0022】ステップモータ15によるスロットル弁4の
開度制御はDBW−CPU45が行っており、前記アクセ
ルセンサー13およびスロットルセンサ17が検出するアク
セルペダル角度APS ,スロットル弁開度THS の信号
が入力され、ステップモータ15を駆動する励磁相φおよ
びデューティDの信号がステップモータ駆動回路46に出
力され、ステップモータ駆動回路46によりステップモー
タ15が駆動される。
開度制御はDBW−CPU45が行っており、前記アクセ
ルセンサー13およびスロットルセンサ17が検出するアク
セルペダル角度APS ,スロットル弁開度THS の信号
が入力され、ステップモータ15を駆動する励磁相φおよ
びデューティDの信号がステップモータ駆動回路46に出
力され、ステップモータ駆動回路46によりステップモー
タ15が駆動される。
【0023】FI−CPU40には、運転状態を検出する
センサのほかアクセルセンサー13やスロットルセンサ17
の検出信号も入力されており、各検出信号を基にした目
標スロットル開度がそれぞれ演算され、これらの情報は
FI−CPU40とDBW−CPU45との間で信号のやり
取りを行っているDP−RAM42を介してDBW−CP
U45に送信されるようになっている。
センサのほかアクセルセンサー13やスロットルセンサ17
の検出信号も入力されており、各検出信号を基にした目
標スロットル開度がそれぞれ演算され、これらの情報は
FI−CPU40とDBW−CPU45との間で信号のやり
取りを行っているDP−RAM42を介してDBW−CP
U45に送信されるようになっている。
【0024】DBW−CPU45は、これらの情報を基に
して途中各種補正を加えて最終的な目標スロットル開度
THO を決定し、スロットル弁4のスロットル開度を最
終目標スロットル開度THO にすべくステップモータ15
に供給する電流の前記励磁相φおよびデューティDを設
定して出力する。なお運転状況あるいは異常状態によっ
てはFI−CPU40側がDP−RAM42に介入してバッ
クアップに入ることができ、このときはDP−RAM42
による送受信は停止する。
して途中各種補正を加えて最終的な目標スロットル開度
THO を決定し、スロットル弁4のスロットル開度を最
終目標スロットル開度THO にすべくステップモータ15
に供給する電流の前記励磁相φおよびデューティDを設
定して出力する。なお運転状況あるいは異常状態によっ
てはFI−CPU40側がDP−RAM42に介入してバッ
クアップに入ることができ、このときはDP−RAM42
による送受信は停止する。
【0025】最終目標スロットル開度THO は、次の
(1) 式のように前記アクセルセンサ13が検出するアクセ
ルペダル角度APS を主として演算される目標スロット
ル開度THNML に加算項としてアイドルスロットル開度
THIDL が加算されて算出される。 THO =THNML +THIDL ………… (1)
(1) 式のように前記アクセルセンサ13が検出するアクセ
ルペダル角度APS を主として演算される目標スロット
ル開度THNML に加算項としてアイドルスロットル開度
THIDL が加算されて算出される。 THO =THNML +THIDL ………… (1)
【0026】同(1) 式よりアイドルスロットル開度TH
IDL は通常アクセルペダル12が踏まれていないアイドル
状態(THNML =0)において最終目標スロットル開度
THO になるもので、アクセルペダル12を踏み始めると
このアイドルスロットル開度THIDL から作用してアク
セルペダル12によるスロットル弁4の開きが始まる。
IDL は通常アクセルペダル12が踏まれていないアイドル
状態(THNML =0)において最終目標スロットル開度
THO になるもので、アクセルペダル12を踏み始めると
このアイドルスロットル開度THIDL から作用してアク
セルペダル12によるスロットル弁4の開きが始まる。
【0027】目標スロットル開度THNML は、アクセル
ペダル角度APS を主にしアイドルスロットル開度TH
IDL を考慮して決定され、予め設定されたマップを検索
して補正された目標スロットル開度THNML を求めるよ
うにしている。
ペダル角度APS を主にしアイドルスロットル開度TH
IDL を考慮して決定され、予め設定されたマップを検索
して補正された目標スロットル開度THNML を求めるよ
うにしている。
【0028】こうして検索された目標スロットル開度T
HNML は直接スロットル弁4の駆動に供されるのではな
く、図4に示すフローチャートに従ってさらに修正がな
されて目標スロットル開度THNML が決定され、この決
定値にアイドルスロットル開度THIDL を加算されて最
終的な目標スロットル開度が設定される。
HNML は直接スロットル弁4の駆動に供されるのではな
く、図4に示すフローチャートに従ってさらに修正がな
されて目標スロットル開度THNML が決定され、この決
定値にアイドルスロットル開度THIDL を加算されて最
終的な目標スロットル開度が設定される。
【0029】上記目標スロットル開度THNML の修正に
際し、始動後リーンバーン制御の解除後は本発明に係る
補正の可能性があるので、まず始動後リーンバーン制御
の解除の判別を行う作業手順を図3のフローチャートに
従って説明する。
際し、始動後リーンバーン制御の解除後は本発明に係る
補正の可能性があるので、まず始動後リーンバーン制御
の解除の判別を行う作業手順を図3のフローチャートに
従って説明する。
【0030】ステップ1では車両のシフトギアが通常走
行モードであるDレンジにあるか否かが判別され、Dレ
ンジ以外のレンジにあれば次のステップ2に進み、Dレ
ンジにあればステップ7に飛んで始動後リーンフラグF
LNを0とし、始動後リーンバーン制御の解除を指示す
る。
行モードであるDレンジにあるか否かが判別され、Dレ
ンジ以外のレンジにあれば次のステップ2に進み、Dレ
ンジにあればステップ7に飛んで始動後リーンフラグF
LNを0とし、始動後リーンバーン制御の解除を指示す
る。
【0031】ステップ2に進んだときは、始動直後のリ
ーンバーン制御を行うべき所定時間が経過したか否かを
判別し、所定時間が経過していないときはステップ3に
進み、経過したときはステップ7に飛び始動後リーンフ
ラグFLNを0とし、始動後リーンバーン制御の解除を指
示する。
ーンバーン制御を行うべき所定時間が経過したか否かを
判別し、所定時間が経過していないときはステップ3に
進み、経過したときはステップ7に飛び始動後リーンフ
ラグFLNを0とし、始動後リーンバーン制御の解除を指
示する。
【0032】ステップ3,4に進んだときは、内燃機関
の水温TW が、始動後リーンバーン制御を支障なく行う
ことができる温度範囲(TWL≦TW ≦T)にあるか否か
を判別し、この温度範囲内にあればステップ5に進み、
温度範囲外にあるとステップ7に飛んで始動後リーンフ
ラグFLNを0とする。
の水温TW が、始動後リーンバーン制御を支障なく行う
ことができる温度範囲(TWL≦TW ≦T)にあるか否か
を判別し、この温度範囲内にあればステップ5に進み、
温度範囲外にあるとステップ7に飛んで始動後リーンフ
ラグFLNを0とする。
【0033】ステップ5に進んだときは、目標スロット
ル開度THNML が、始動後リーンバーン制御を支障なく
行えるヒステリシスを有する上限値THH/L 以下である
か否かを判別しており、上限値THH/L 以下であればス
テップ6に進んで始動後リーンフラグFLNに1を立て始
動後リーンバーン制御を指示し、上限値THH/L を越え
たときはステップ7に飛んで始動後リーンフラグFLNを
0とする。
ル開度THNML が、始動後リーンバーン制御を支障なく
行えるヒステリシスを有する上限値THH/L 以下である
か否かを判別しており、上限値THH/L 以下であればス
テップ6に進んで始動後リーンフラグFLNに1を立て始
動後リーンバーン制御を指示し、上限値THH/L を越え
たときはステップ7に飛んで始動後リーンフラグFLNを
0とする。
【0034】すなわちシフトレンジがDレンジ以外で、
始動後所定時間内にあり、内燃機関の水温TW が所定温
度範囲内にあり、目標スロットル開度THNML が所定上
限値を越えていない条件が全て満足された場合にのみ、
始動後リーンバーン制御を行い始動後リーンフラグFLN
に1を立てておき、上記条件の1つでも満足されない場
合は、始動後リーンバーン制御の解除を指示し始動後リ
ーンフラグFLNを0とし、始動後リーンバーン制御の解
除を指示する。
始動後所定時間内にあり、内燃機関の水温TW が所定温
度範囲内にあり、目標スロットル開度THNML が所定上
限値を越えていない条件が全て満足された場合にのみ、
始動後リーンバーン制御を行い始動後リーンフラグFLN
に1を立てておき、上記条件の1つでも満足されない場
合は、始動後リーンバーン制御の解除を指示し始動後リ
ーンフラグFLNを0とし、始動後リーンバーン制御の解
除を指示する。
【0035】始動後リーンバーン制御を行っている間
に、アクセルペダル12が踏み込まれ発進が予測されるよ
うな場合に、できるだけ速やかに始動後リーンバーン制
御を解除して供給燃料の増量を早めに確保して、加速ヘ
ジテーション等の発生を防止することができる。
に、アクセルペダル12が踏み込まれ発進が予測されるよ
うな場合に、できるだけ速やかに始動後リーンバーン制
御を解除して供給燃料の増量を早めに確保して、加速ヘ
ジテーション等の発生を防止することができる。
【0036】図5は、アクセルペダルが踏み込まれた場
合のアクセルペダル角度APS ,目標スロットル開度T
HNML ,スロットル開度THS の各応答の様子を示した
もので、当然のことながらアクセルペダル角度AP
S (一点鎖線),目標スロットル開度THNML (実
線),スロットル開度THS (破線)の順に応答時間が
長くなっている。
合のアクセルペダル角度APS ,目標スロットル開度T
HNML ,スロットル開度THS の各応答の様子を示した
もので、当然のことながらアクセルペダル角度AP
S (一点鎖線),目標スロットル開度THNML (実
線),スロットル開度THS (破線)の順に応答時間が
長くなっている。
【0037】従来はスロットル開度THS に基づいて始
動後リーンバーン制御の解除を判断していたので(特願
平7−61784号)、吸入空気量の増加に燃料供給が
間に合わずに加速ヘジテーション等が生じるおそれがあ
ったが、本実施の形態では、目標スロットル開度TH
NML (実線)が上限値THH/L を越えた時、始動後リー
ンバーン制御の解除を指示しており、スロットル開度が
大きくなって吸入空気量が増加するのに先立って、始動
後リーンバーン制御の解除がされ供給燃料の増量を予め
行うことが可能であり、加速ヘジテーションやノッキン
グ等の発生防止に寄与することができる。
動後リーンバーン制御の解除を判断していたので(特願
平7−61784号)、吸入空気量の増加に燃料供給が
間に合わずに加速ヘジテーション等が生じるおそれがあ
ったが、本実施の形態では、目標スロットル開度TH
NML (実線)が上限値THH/L を越えた時、始動後リー
ンバーン制御の解除を指示しており、スロットル開度が
大きくなって吸入空気量が増加するのに先立って、始動
後リーンバーン制御の解除がされ供給燃料の増量を予め
行うことが可能であり、加速ヘジテーションやノッキン
グ等の発生防止に寄与することができる。
【0038】なお図5からも明らかなようにアクセルペ
ダル角度APS に基づいて判断するようにしてもよく、
さらに早く始動後リーンバーン制御の解除を指示するこ
とができる。
ダル角度APS に基づいて判断するようにしてもよく、
さらに早く始動後リーンバーン制御の解除を指示するこ
とができる。
【0039】以上のようにして決定された始動後リーン
フラグFLNに基づき、目標スロットル開度THNML の修
正作業である図4のフローチャートが実行される。まず
前記マップの検索がなされ(ステップ11)、アクセルペ
ダル角度APS を基準とした目標スロットル開度TH
NML が検索され、次いで同目標スロットル開度THNML
に大気圧補正係数KPATHと車速補正係数KVVを乗算して
補正し(ステップ12)、ステップ13に進む。
フラグFLNに基づき、目標スロットル開度THNML の修
正作業である図4のフローチャートが実行される。まず
前記マップの検索がなされ(ステップ11)、アクセルペ
ダル角度APS を基準とした目標スロットル開度TH
NML が検索され、次いで同目標スロットル開度THNML
に大気圧補正係数KPATHと車速補正係数KVVを乗算して
補正し(ステップ12)、ステップ13に進む。
【0040】ステップ13では目標スロットル開度の今回
値THNML から目標スロットル開度の前回値rTHNML
を引いた変動幅ΔTHを求めており、ΔTHはその正負から
スロットル弁4を開き方向に駆動するのか閉じ方向に駆
動するのかを示すとともに、車両を加減速させる程度を
も示している。
値THNML から目標スロットル開度の前回値rTHNML
を引いた変動幅ΔTHを求めており、ΔTHはその正負から
スロットル弁4を開き方向に駆動するのか閉じ方向に駆
動するのかを示すとともに、車両を加減速させる程度を
も示している。
【0041】次のステップ14ではΔTHの正負を判別して
おり、正でスロットル弁4を開き方向に駆動し加速する
ときはステップ15に進み、負で閉じ方向に駆動するとき
はステップ23に飛び、目標スロットル開度THNML の修
正は行わない。
おり、正でスロットル弁4を開き方向に駆動し加速する
ときはステップ15に進み、負で閉じ方向に駆動するとき
はステップ23に飛び、目標スロットル開度THNML の修
正は行わない。
【0042】ステップ15に進み加速する場合は、まず前
記始動後リーンフラグFLNが0となって始動後リーンバ
ーン制御が解除になったか否かを判別し、未だ解除され
ていない場合(FLN=1)は、ステップ16に進みタイマ
ーTmがセットされていれば、その解除を行ってステッ
プ23に飛び、始動後リーンバーン制御が解除されたとき
(FLN=0)は、ステップ17に進む。
記始動後リーンフラグFLNが0となって始動後リーンバ
ーン制御が解除になったか否かを判別し、未だ解除され
ていない場合(FLN=1)は、ステップ16に進みタイマ
ーTmがセットされていれば、その解除を行ってステッ
プ23に飛び、始動後リーンバーン制御が解除されたとき
(FLN=0)は、ステップ17に進む。
【0043】ステップ17では、前回の始動後リーンフラ
グrFLNが0であったか否かを判別しており、もし前回
1が立っていれば今回初めて始動後リーンフラグFLNが
0となったすなわち始動後リーンバーン制御が今回初め
て解除になったことを意味し、そのときはステップ18に
進みタイマーTmに所定時間tをセットし、次回からは
ステップ17(rFLN=0となっている)からステップ19
に飛び、タイマーTmのセットをせずに計時を続けるよ
うにする。
グrFLNが0であったか否かを判別しており、もし前回
1が立っていれば今回初めて始動後リーンフラグFLNが
0となったすなわち始動後リーンバーン制御が今回初め
て解除になったことを意味し、そのときはステップ18に
進みタイマーTmに所定時間tをセットし、次回からは
ステップ17(rFLN=0となっている)からステップ19
に飛び、タイマーTmのセットをせずに計時を続けるよ
うにする。
【0044】そしてステップ19ではタイマーTmがタイ
ムアップ(Tm=0)したか否かを判別し、タイムアッ
プするまではステップ20に進み、タイムアップした時点
でステップ23に飛ぶ。このタイマーTmがセットされた
所定時間t内でまず内燃機関の水温TW からΔ上限値Δ
LMA が検索される(ステップ20)。
ムアップ(Tm=0)したか否かを判別し、タイムアッ
プするまではステップ20に進み、タイムアップした時点
でステップ23に飛ぶ。このタイマーTmがセットされた
所定時間t内でまず内燃機関の水温TW からΔ上限値Δ
LMA が検索される(ステップ20)。
【0045】Δ上限値ΔLMA は、車両の加速の程度を示
す目標スロットル開度THNML の変動幅ΔTHの上限値の
ことである。図6は、内燃機関の水温TW からΔ上限値
ΔLMA を検索するマップをグラフに表したものであり、
水温TW が高い程Δ上限値ΔLMA は大きな値が設定され
る。
す目標スロットル開度THNML の変動幅ΔTHの上限値の
ことである。図6は、内燃機関の水温TW からΔ上限値
ΔLMA を検索するマップをグラフに表したものであり、
水温TW が高い程Δ上限値ΔLMA は大きな値が設定され
る。
【0046】すなわち内燃機関の水温TW が高い程、噴
射燃料のうちの燃料に寄与する割合が多くなるので、ス
ロットル開度が大きくなって吸入空気量が増加しても速
やかに燃料の供給が追随することが容易な状態にあるた
め、Δ上限値ΔLMA を大きく設定できる。そこで予め内
燃機関の水温TW に対応した適切なΔ上限値ΔLMA を決
定しておくことで、始動後リーンバーン制御の解除時の
過渡状態における内燃機関の円滑で応答性のよい運転を
可能とする。
射燃料のうちの燃料に寄与する割合が多くなるので、ス
ロットル開度が大きくなって吸入空気量が増加しても速
やかに燃料の供給が追随することが容易な状態にあるた
め、Δ上限値ΔLMA を大きく設定できる。そこで予め内
燃機関の水温TW に対応した適切なΔ上限値ΔLMA を決
定しておくことで、始動後リーンバーン制御の解除時の
過渡状態における内燃機関の円滑で応答性のよい運転を
可能とする。
【0047】ステップ20でかかるΔ上限値ΔLMA が検索
された後は、次のステップ21で目標スロットル開度TH
NML の変動幅ΔTHがΔ上限値ΔLMA と比較され、変動幅
ΔTHがΔ上限値ΔLMA を越えて大きい場合すなわち加速
が急である場合は、ステップ22に進み、目標スロットル
開度の前回値rTHNML にΔ上限値ΔLMA を加算した値
を目標スロットル開度の今回値THNML に設定し、変動
幅ΔTHがΔ上限値ΔLMA に満たないときはステップ21か
らステップ23に飛び、目標スロットル開度の今回値TH
NML は既にステップ11,12で設定された値のままとす
る。
された後は、次のステップ21で目標スロットル開度TH
NML の変動幅ΔTHがΔ上限値ΔLMA と比較され、変動幅
ΔTHがΔ上限値ΔLMA を越えて大きい場合すなわち加速
が急である場合は、ステップ22に進み、目標スロットル
開度の前回値rTHNML にΔ上限値ΔLMA を加算した値
を目標スロットル開度の今回値THNML に設定し、変動
幅ΔTHがΔ上限値ΔLMA に満たないときはステップ21か
らステップ23に飛び、目標スロットル開度の今回値TH
NML は既にステップ11,12で設定された値のままとす
る。
【0048】すなわち目標スロットル開度THNML の変
動幅ΔTHがΔ上限値ΔLMA を越える急加速時には、加速
の増加変動幅を上限値のΔLMA に抑え、スロットル弁12
のスロットル開度の増加を抑制する。このように始動後
リーンバーン制御の解除直後に、アクセルペダル12が大
きく踏み込まれ急加速されるようなときは、目標スロッ
トル開度THNML の増加が抑制されスロットル開度の開
きは制限されるので、吸入空気量の増加は抑えられ、必
要以上のリーン状態を招くことはなく加速ヘジテーショ
ンやノッキング等の不具合の発生を防止して円滑な運転
を実現できる。
動幅ΔTHがΔ上限値ΔLMA を越える急加速時には、加速
の増加変動幅を上限値のΔLMA に抑え、スロットル弁12
のスロットル開度の増加を抑制する。このように始動後
リーンバーン制御の解除直後に、アクセルペダル12が大
きく踏み込まれ急加速されるようなときは、目標スロッ
トル開度THNML の増加が抑制されスロットル開度の開
きは制限されるので、吸入空気量の増加は抑えられ、必
要以上のリーン状態を招くことはなく加速ヘジテーショ
ンやノッキング等の不具合の発生を防止して円滑な運転
を実現できる。
【0049】ただしかかる吸入空気量の増加抑制制御
は、タイマーTmに設定された所定時間t内に限った始
動後リーンバーン制御直後の過渡状態においてのみ実行
される。
は、タイマーTmに設定された所定時間t内に限った始
動後リーンバーン制御直後の過渡状態においてのみ実行
される。
【図1】本発明に係る一実施の形態の内燃エンジンの燃
料供給制御システムの全体概略図である。
料供給制御システムの全体概略図である。
【図2】同燃料供給制御システムの制御系の概略ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】始動後リーンバーン制御の解除判別の作業手順
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図4】目標スロットル開度THNML を決定する作業手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
【図5】アクセルペダル角度APS ,目標スロットル開
度THNML ,スロットル開度THS の応答の様子を示し
た図である。
度THNML ,スロットル開度THS の応答の様子を示し
た図である。
【図6】内燃機関の水温TW に対するΔ上限値ΔLMA を
示す図である。
示す図である。
1…内燃エンジン、2…吸気路、3…エアクリーナ、4
…スロットル弁、5…燃料噴射弁、6…インテークマニ
ホールド、7…吸気弁、8…燃焼室、9…ピストン、10
…排気弁、11…エキゾーストマニホールド、12…アクセ
ルペダル、13…アクセルセンサ、15…ステップモータ、
16…連結部、17…スロットルセンサ、20…ECU、21…
大気圧センサ、22…吸気圧センサ、23…吸気温センサ、
24…水温センサ、25…クランク角センサ、26…エンジン
回転数センサ、27…車速センサ、28…駆動輪速度セン
サ、29…バッテリ電圧センサ、40…FI−CPU、41…
ゲート、42…DP−RAM、45…DBW−CPU、46…
ステップモータ駆動回路。
…スロットル弁、5…燃料噴射弁、6…インテークマニ
ホールド、7…吸気弁、8…燃焼室、9…ピストン、10
…排気弁、11…エキゾーストマニホールド、12…アクセ
ルペダル、13…アクセルセンサ、15…ステップモータ、
16…連結部、17…スロットルセンサ、20…ECU、21…
大気圧センサ、22…吸気圧センサ、23…吸気温センサ、
24…水温センサ、25…クランク角センサ、26…エンジン
回転数センサ、27…車速センサ、28…駆動輪速度セン
サ、29…バッテリ電圧センサ、40…FI−CPU、41…
ゲート、42…DP−RAM、45…DBW−CPU、46…
ステップモータ駆動回路。
Claims (3)
- 【請求項1】 始動後理論空燃比よりもリーン側の空燃
比で運転する始動後リーンバーン制御を受ける内燃機関
において、 吸気系に設けられたスロットル弁を駆動してスロットル
開度を内燃機関の運転状態に応じ設定された目標スロッ
トル開度に制御し吸入空気量を調整するスロットル開度
制御手段と、 内燃機関の始動後リーンバーン制御の解除を判別する始
動後リーンバーン制御解除判別手段と、 車両の加速が所定加速以上の急加速であるか否かを判別
する急加速判別手段と、 前記始動後リーンバーン制御解除判別手段が始動後リー
ンバーン制御の解除を判別しかつ前記急加速判別手段が
車両の急加速を判別した場合に、前記目標スロットル開
度の増加分を制限したスロットル開度に前記目標スロッ
トル開度を補正するスロットル開度補正手段とを備えた
ことを特徴とする内燃機関の吸入空気量制御装置。 - 【請求項2】 前記始動後リーンバーン制御解除判別手
段は、アクセルペダルの踏み込み量または前記目標スロ
ットル開度に基づき始動後リーンバーン制御の解除を判
別することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の吸入
空気量制御装置。 - 【請求項3】 前記スロットル開度補正手段は、内燃機
関の運転パラメータに基づき目標スロットル開度の増加
分を制限する制限量を決定することを特徴とする請求項
1または2記載の内燃機関の吸入空気量制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8040300A JPH09209800A (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | 内燃機関の吸入空気量制御装置 |
EP97101648A EP0787897B1 (en) | 1996-02-05 | 1997-02-03 | Suction air control apparatus of internal combustion engine |
DE69703753T DE69703753T2 (de) | 1996-02-05 | 1997-02-03 | Vorrichtung zur Steuerung der Ansaugluft einer Brennkraftmaschine |
US08/795,311 US5727523A (en) | 1996-02-05 | 1997-02-03 | Suction air control apparatus of internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8040300A JPH09209800A (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | 内燃機関の吸入空気量制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09209800A true JPH09209800A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12576773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8040300A Pending JPH09209800A (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | 内燃機関の吸入空気量制御装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5727523A (ja) |
EP (1) | EP0787897B1 (ja) |
JP (1) | JPH09209800A (ja) |
DE (1) | DE69703753T2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
US5691897A (en) * | 1995-05-30 | 1997-11-25 | Roy-G-Biv Corporation | Motion control systems |
US6047679A (en) * | 1997-04-25 | 2000-04-11 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Control apparatus for an internal combustion engine |
US5967118A (en) * | 1998-01-12 | 1999-10-19 | Ford Motor Company | Method and system for absolute zero throttle plate position error correction |
SE521737C2 (sv) | 1999-03-05 | 2003-12-02 | Volvo Car Corp | Metod för att reducera ämnen i en förbränningsmotors avgaser |
FR2798962B1 (fr) * | 1999-09-24 | 2002-01-18 | Renault | Procede de commande d'un moteur a combustion interne |
JP4356664B2 (ja) | 2005-08-22 | 2009-11-04 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
DE602008001298D1 (de) * | 2007-10-30 | 2010-07-01 | Honda Motor Co Ltd | Drosselventilsteuersystem für einen Verbrennungsmotor |
CN101713308B (zh) * | 2009-09-29 | 2013-01-02 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种可变气门升程的液压阀机构 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3204548A1 (de) * | 1982-02-10 | 1983-08-18 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Elektronisch steuer- und regelbares kraftstoffzumesssystem einer brennkraftmaschine |
FR2622381B1 (fr) * | 1987-10-21 | 1990-03-16 | Electricite De France | Thermoplongeur electrique |
US5190008A (en) * | 1990-02-15 | 1993-03-02 | Fujitsu Ten Limited | Lean burn internal combustion engine |
JPH0531646A (ja) * | 1991-01-08 | 1993-02-09 | Amada Co Ltd | 複合加工機の省エネルギシステム |
JP3325358B2 (ja) | 1993-08-27 | 2002-09-17 | セイレイ工業株式会社 | フォーク回動式フォークリフトのフォーク係止構造 |
JP2888113B2 (ja) * | 1993-10-12 | 1999-05-10 | 三菱自動車工業株式会社 | 希薄燃焼式内燃機関の制御装置 |
DE4341391A1 (de) * | 1993-12-04 | 1995-06-08 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung einer Verstelleinrichtung bei Brennkraftmaschinen in Fahrzeugen |
JPH08144820A (ja) * | 1994-11-22 | 1996-06-04 | Honda Motor Co Ltd | 内燃エンジンのスロットル弁制御装置 |
DE19501299B4 (de) * | 1995-01-18 | 2006-04-13 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung einer Brennkraftmaschine eines Fahrzeugs |
JP3223472B2 (ja) | 1995-02-24 | 2001-10-29 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
US5623906A (en) * | 1996-01-22 | 1997-04-29 | Ford Motor Company | Fixed throttle torque demand strategy |
-
1996
- 1996-02-05 JP JP8040300A patent/JPH09209800A/ja active Pending
-
1997
- 1997-02-03 EP EP97101648A patent/EP0787897B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-02-03 DE DE69703753T patent/DE69703753T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1997-02-03 US US08/795,311 patent/US5727523A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69703753D1 (de) | 2001-02-01 |
DE69703753T2 (de) | 2001-05-10 |
EP0787897A3 (en) | 1999-04-21 |
US5727523A (en) | 1998-03-17 |
EP0787897A2 (en) | 1997-08-06 |
EP0787897B1 (en) | 2000-12-27 |
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060329 |