JPH0930919A - 美白化粧料 - Google Patents
美白化粧料Info
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- JPH0930919A JPH0930919A JP18579195A JP18579195A JPH0930919A JP H0930919 A JPH0930919 A JP H0930919A JP 18579195 A JP18579195 A JP 18579195A JP 18579195 A JP18579195 A JP 18579195A JP H0930919 A JPH0930919 A JP H0930919A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 (A)式(1)
【化1】
〔R1 はOHで置換されていてもよいC1〜C40の炭
化水素基またはC1〜C5のヘテロ原子を有する炭化水
素基、R2、R3、R4、R5 及びR6 は、HまたはOH
で置換されていてもよいC1〜C20の炭化水素基、X
は−O−または−CO−O−〕で表されるアミン誘導体
またはその酸付加塩、 (B)尿素または式(2) 【化2】 (R7 はC10〜C24のアルキル基、アルケニル基)
で表されるα−モノグリセリルエーテル、及び (C)L−アスコルビン酸及びその誘導体、ハイドロキ
ノン誘導体、コウジ酸及びその誘導体並びに胎盤抽出物
から選ばれる1種または2種以上の美白剤を含有する美
白化粧料。 【効果】 メラニン色素沈着を抑制する効果に優れ、非
常に優れた皮膚の美白効果を有し、日焼け等によるしみ
及びそばかすの予防及び治療に有効なものである。
化水素基またはC1〜C5のヘテロ原子を有する炭化水
素基、R2、R3、R4、R5 及びR6 は、HまたはOH
で置換されていてもよいC1〜C20の炭化水素基、X
は−O−または−CO−O−〕で表されるアミン誘導体
またはその酸付加塩、 (B)尿素または式(2) 【化2】 (R7 はC10〜C24のアルキル基、アルケニル基)
で表されるα−モノグリセリルエーテル、及び (C)L−アスコルビン酸及びその誘導体、ハイドロキ
ノン誘導体、コウジ酸及びその誘導体並びに胎盤抽出物
から選ばれる1種または2種以上の美白剤を含有する美
白化粧料。 【効果】 メラニン色素沈着を抑制する効果に優れ、非
常に優れた皮膚の美白効果を有し、日焼け等によるしみ
及びそばかすの予防及び治療に有効なものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は美白化粧料に関し、
更に詳しくは、メラニン生成抑制効果、日焼け等による
しみ及びそばかすを予防及び治療することのできる美白
化粧料に関する。
更に詳しくは、メラニン生成抑制効果、日焼け等による
しみ及びそばかすを予防及び治療することのできる美白
化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、健康で美しい肌を保つことが、老
若男女を問わず、重大な関心事となっている。ところ
が、肌は温湿度、紫外線、化粧品、加齢、疾病、ストレ
ス、食習慣等により微妙な影響を受け、そのため、生体
からの水分等の損失を防ぎ、体温の恒常性維持を司る機
能;外界からの物理的・化学的刺激及び種々の細菌から
の身体保護機能;皮膚の弾力性を保持し、表面形態を決
定する機能、メラニンの生成を抑制し制御する機能等の
肌の諸機能の減退や肌の老化等の種々のトラブルが発生
する。
若男女を問わず、重大な関心事となっている。ところ
が、肌は温湿度、紫外線、化粧品、加齢、疾病、ストレ
ス、食習慣等により微妙な影響を受け、そのため、生体
からの水分等の損失を防ぎ、体温の恒常性維持を司る機
能;外界からの物理的・化学的刺激及び種々の細菌から
の身体保護機能;皮膚の弾力性を保持し、表面形態を決
定する機能、メラニンの生成を抑制し制御する機能等の
肌の諸機能の減退や肌の老化等の種々のトラブルが発生
する。
【0003】これらのうち、しみやそばかすに代表され
る肌の色素沈着は、紫外線等の外部刺激やホルモンの異
常、または遺伝的要素等が原因となって色素細胞(メラ
ノサイト)が活性化された結果、色素細胞で合成された
メラニン色素が皮膚内に異常沈着して発生する。
る肌の色素沈着は、紫外線等の外部刺激やホルモンの異
常、または遺伝的要素等が原因となって色素細胞(メラ
ノサイト)が活性化された結果、色素細胞で合成された
メラニン色素が皮膚内に異常沈着して発生する。
【0004】従来、このようなしみ及びそばかすに対す
る予防または治療の方法として、L−アスコルビン酸及
びその誘導体、ハイドロキノン誘導体、コウジ酸及びそ
の誘導体、胎盤抽出物等のメラニン抑制剤が用いられて
いるが、これらの物質は単独で使用した場合、メラニン
生成抑制効果が弱く、化粧品等に配合した場合、充分な
美白効果を発現できないものが多かった。
る予防または治療の方法として、L−アスコルビン酸及
びその誘導体、ハイドロキノン誘導体、コウジ酸及びそ
の誘導体、胎盤抽出物等のメラニン抑制剤が用いられて
いるが、これらの物質は単独で使用した場合、メラニン
生成抑制効果が弱く、化粧品等に配合した場合、充分な
美白効果を発現できないものが多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、メラニン色素沈着を抑制する効果に優れ、しみ及び
そばかすを有効に予防及び治療することのできる美白化
粧料を提供することにある。
は、メラニン色素沈着を抑制する効果に優れ、しみ及び
そばかすを有効に予防及び治療することのできる美白化
粧料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような実情に鑑み、
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、特定のアミン誘導
体またはその酸付加塩(1)、尿素または特定のα−モ
ノグリセリルエーテル(2)及び特定の美白剤とを組み
合わせて用いれば相乗的に美白効果が増強され、しみ及
びそばかすを有効に予防及び治療することのできる美白
化粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、特定のアミン誘導
体またはその酸付加塩(1)、尿素または特定のα−モ
ノグリセリルエーテル(2)及び特定の美白剤とを組み
合わせて用いれば相乗的に美白効果が増強され、しみ及
びそばかすを有効に予防及び治療することのできる美白
化粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、次の成分(A)、
(B)及び(C):
(B)及び(C):
【0008】(A)下記一般式(1);
【0009】
【化3】
【0010】〔式中、R1 は水酸基で置換されていても
よい炭素数1〜40の直鎖、分岐鎖、若しくは環状の炭
化水素基または炭素数1〜5のヘテロ原子を有する炭化
水素基を示し、R2、R3、R4、R5 及びR6 は、同一
または異なって、水素原子または水酸基で置換されてい
てもよい炭素数1〜20の炭化水素基を示し、Xは−O
−または−CO−O−(但し、カルボニル基はR1 と結
合する)を示す〕で表されるアミン誘導体及びその酸付
加塩から選ばれる1種または2種以上、 (B)尿素または一般式(2)
よい炭素数1〜40の直鎖、分岐鎖、若しくは環状の炭
化水素基または炭素数1〜5のヘテロ原子を有する炭化
水素基を示し、R2、R3、R4、R5 及びR6 は、同一
または異なって、水素原子または水酸基で置換されてい
てもよい炭素数1〜20の炭化水素基を示し、Xは−O
−または−CO−O−(但し、カルボニル基はR1 と結
合する)を示す〕で表されるアミン誘導体及びその酸付
加塩から選ばれる1種または2種以上、 (B)尿素または一般式(2)
【0011】
【化4】
【0012】(式中、R7 は、炭素数10〜24の直鎖
または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基を示す)
で表されるα−モノグリセリルエーテル、
または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基を示す)
で表されるα−モノグリセリルエーテル、
【0013】(C)L−アスコルビン酸及びその誘導
体、ハイドロキノン誘導体、コウジ酸及びその誘導体並
びに胎盤抽出物から選ばれる1種または2種以上の美白
剤を含有する美白化粧料を提供するものである。
体、ハイドロキノン誘導体、コウジ酸及びその誘導体並
びに胎盤抽出物から選ばれる1種または2種以上の美白
剤を含有する美白化粧料を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる成分(A)
は、一般式(1)で表されるアミン誘導体またはその酸
付加塩である。一般式(1)中、R1 で示される炭素数
1〜40の直鎖、分岐鎖若しくは環状の炭化水素基とし
ては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、
トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキ
サデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデ
シル基、エイコシル基、ヘンエイコシル基、ドコシル
基、トリコシル基、テトラコシル基、ペンタコシル基、
ヘキサコシル基、ヘプタコシル基、オクタコシル基、ノ
ナコシル基、トリアコンチル基、ヘントリアコンチル
基、ドトリアコンチル基、トリトリアコンチル基、テト
ラトリアコンチル基、ペンタトリアコンチル基、ヘキサ
トリアコンチル基、ヘプタトリアコンチル基、オクタト
リアコンチル基、ノナトリアコンチル基、テトラコンチ
ル基、メチル分岐イソステアリル基、2−エチルヘキシ
ル基、2−ヘプチルウンデシル基、5,7,7−トリメ
チル−2−(1,3,3−トリメチルブチル)−2−オ
クチル基、イソプロピル基等のアルキル基;ビニル基、
アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、
9−オクタデセニル基、9,12−オクタデカジエニル
基等のアルケニル基;シクロプロピル基、シクロブチル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の脂環式炭
化水素基;フェニル基、ナフチル基、トリル基、キシリ
ル基、ベンジル基等の芳香族炭化水素基;コレステリル
基等が挙げられる。
は、一般式(1)で表されるアミン誘導体またはその酸
付加塩である。一般式(1)中、R1 で示される炭素数
1〜40の直鎖、分岐鎖若しくは環状の炭化水素基とし
ては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、
トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキ
サデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデ
シル基、エイコシル基、ヘンエイコシル基、ドコシル
基、トリコシル基、テトラコシル基、ペンタコシル基、
ヘキサコシル基、ヘプタコシル基、オクタコシル基、ノ
ナコシル基、トリアコンチル基、ヘントリアコンチル
基、ドトリアコンチル基、トリトリアコンチル基、テト
ラトリアコンチル基、ペンタトリアコンチル基、ヘキサ
トリアコンチル基、ヘプタトリアコンチル基、オクタト
リアコンチル基、ノナトリアコンチル基、テトラコンチ
ル基、メチル分岐イソステアリル基、2−エチルヘキシ
ル基、2−ヘプチルウンデシル基、5,7,7−トリメ
チル−2−(1,3,3−トリメチルブチル)−2−オ
クチル基、イソプロピル基等のアルキル基;ビニル基、
アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、
9−オクタデセニル基、9,12−オクタデカジエニル
基等のアルケニル基;シクロプロピル基、シクロブチル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の脂環式炭
化水素基;フェニル基、ナフチル基、トリル基、キシリ
ル基、ベンジル基等の芳香族炭化水素基;コレステリル
基等が挙げられる。
【0015】これらの炭化水素基は水酸基で置換されて
いてもよく、このようなものとしては、例えば、ヒドロ
キシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピ
ル基、ヒドロキシヘキシル基、2,3−ジヒドロキシプ
ロピル基、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−3−ヒ
ドロキシキシプロピル基等が挙げられる。
いてもよく、このようなものとしては、例えば、ヒドロ
キシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピ
ル基、ヒドロキシヘキシル基、2,3−ジヒドロキシプ
ロピル基、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−3−ヒ
ドロキシキシプロピル基等が挙げられる。
【0016】R1 で示される炭素数1〜5のヘテロ原子
を有する炭化水素基のヘテロ原子としては、酸素原子、
窒素原子、硫黄原子、リン原子、フッ素原子等が挙げら
れ、これらを有する炭化水素基としてはグリコシル基、
カルボキシメチル基、アミノカルボニルメチル基、1−
(N,N−ジメチルアミノ)エチル基等が挙げられる。
を有する炭化水素基のヘテロ原子としては、酸素原子、
窒素原子、硫黄原子、リン原子、フッ素原子等が挙げら
れ、これらを有する炭化水素基としてはグリコシル基、
カルボキシメチル基、アミノカルボニルメチル基、1−
(N,N−ジメチルアミノ)エチル基等が挙げられる。
【0017】R2、R3、R4、R5 及びR6 で示される
炭素数1〜20の炭化水素基としては、例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル
基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラ
デシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデ
シル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル
基、メチル分岐イソステアリル基、2−エチルヘキシル
基、2−ヘプチルウンデシル基、5,7,7−トリメチ
ル−2−(1,3,3−トリメチルブチル)−2−オク
チル基、イソプロピル基等のアルキル基;ビニル基、ア
リル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、9
−オクタデセニル基、9,12−オクタデカジエニル基
等のアルケニル基;シクロプロピル基、シクロブチル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の脂環式炭
化水素基;フェニル基、ナフチル基、トリル基、キシリ
ル基、ベンジル基等が挙げられる。
炭素数1〜20の炭化水素基としては、例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル
基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラ
デシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデ
シル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル
基、メチル分岐イソステアリル基、2−エチルヘキシル
基、2−ヘプチルウンデシル基、5,7,7−トリメチ
ル−2−(1,3,3−トリメチルブチル)−2−オク
チル基、イソプロピル基等のアルキル基;ビニル基、ア
リル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、9
−オクタデセニル基、9,12−オクタデカジエニル基
等のアルケニル基;シクロプロピル基、シクロブチル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の脂環式炭
化水素基;フェニル基、ナフチル基、トリル基、キシリ
ル基、ベンジル基等が挙げられる。
【0018】これらの炭化水素基は1または2以上の水
酸基で置換されていてもよく、このようなものとして
は、例えば、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチ
ル基、2−ヒドロキシプロピル基、1,2−ジヒドロキ
シエチル基、1,2,3−トリヒドロキシプロピル基、
1,2,3−トリヒドロキシブチル基、1,2,3,4
−テトラヒドロキシブチル基、1,2,3,4−テトラ
ヒドロキシペンチル基、1,2,3,4,5−ペンタヒ
ドロキシペンチル基等が挙げられる。
酸基で置換されていてもよく、このようなものとして
は、例えば、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチ
ル基、2−ヒドロキシプロピル基、1,2−ジヒドロキ
シエチル基、1,2,3−トリヒドロキシプロピル基、
1,2,3−トリヒドロキシブチル基、1,2,3,4
−テトラヒドロキシブチル基、1,2,3,4−テトラ
ヒドロキシペンチル基、1,2,3,4,5−ペンタヒ
ドロキシペンチル基等が挙げられる。
【0019】かかるアミン誘導体(1)のうち、Xが−
O−で、かつR2、R3、R4、R5及びR6 が水素原子の
ものは、公知の化合物である(特開昭62−22804
8号公報)。しかし、それ自身の皮膚に対する作用につ
いては全く知られていなかった。
O−で、かつR2、R3、R4、R5及びR6 が水素原子の
ものは、公知の化合物である(特開昭62−22804
8号公報)。しかし、それ自身の皮膚に対する作用につ
いては全く知られていなかった。
【0020】本発明に使用されるアミン誘導体(1)
は、公知の種々の方法により合成される。例えば、下記
反応式に従って、グリシジルエーテルまたはエステル誘
導体(3)にアミン誘導体(4)を付加させることによ
り合成される。
は、公知の種々の方法により合成される。例えば、下記
反応式に従って、グリシジルエーテルまたはエステル誘
導体(3)にアミン誘導体(4)を付加させることによ
り合成される。
【0021】
【化5】
【0022】〔式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6
及びXは前記と同じ意味を有する〕
及びXは前記と同じ意味を有する〕
【0023】このようにして得られるアミン誘導体
(1)は、更に、必要に応じて、常法により塩酸、硫
酸、硝酸、リン酸等の無機酸塩またはコハク酸、フマル
酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、乳酸、グリコー
ル酸、クエン酸、酒石酸、安息香酸等の有機酸塩とする
ことができる。
(1)は、更に、必要に応じて、常法により塩酸、硫
酸、硝酸、リン酸等の無機酸塩またはコハク酸、フマル
酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、乳酸、グリコー
ル酸、クエン酸、酒石酸、安息香酸等の有機酸塩とする
ことができる。
【0024】成分(A)のアミン誘導体としては、特に
1−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−3−イソステア
リルオキシ−2−プロパノール、1−(2−ヒドロキシ
エチルアミノ)−3−(12−ヒドロキシステアリルオ
キシ)−2−プロパノール、1−(2−ヒドロキシエチ
ルアミノ)−3−メチルオキシ−2−プロパノールが好
ましい。
1−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−3−イソステア
リルオキシ−2−プロパノール、1−(2−ヒドロキシ
エチルアミノ)−3−(12−ヒドロキシステアリルオ
キシ)−2−プロパノール、1−(2−ヒドロキシエチ
ルアミノ)−3−メチルオキシ−2−プロパノールが好
ましい。
【0025】本発明において成分(A)のアミン誘導体
及びその酸付加塩は1種を単独でまたは2種以上を組み
合わせて用いることができ、その配合量は特に制限され
るものではないが、全組成中に0.001〜10重量%
配合するのが好ましく、特に0.001〜2重量%、更
に0.005〜2重量%配合すると、充分な効果が得ら
れるとともに保存安定性も良好となるので好ましい。
及びその酸付加塩は1種を単独でまたは2種以上を組み
合わせて用いることができ、その配合量は特に制限され
るものではないが、全組成中に0.001〜10重量%
配合するのが好ましく、特に0.001〜2重量%、更
に0.005〜2重量%配合すると、充分な効果が得ら
れるとともに保存安定性も良好となるので好ましい。
【0026】本発明で用いられる成分(B)は、尿素ま
たは一般式(2)で示されるα−モノグリセリルエーテ
ルであり、一般式(2)中、R7 で示される炭素数10
〜24の直鎖または分岐鎖のアルキル基としては、例え
ばデシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ペンタデシ
ル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、エイコシル
基、ドコシル基、テトラコシル基、オクタデセニル基、
5,7,7−トリメチル−2−(1,3,3−トリメチ
ルブチル)オクチル基、2−ヘプチルウンデシル基、2
−ヘキシルデシル基、2−オクチルドデシル基等が挙げ
られ、炭素数10〜24の直鎖または分岐鎖のアルケニ
ル基としては、例えばデセニル基、ドデセニル基、ウン
デセニル基、テトラデセニル基、9−オクタデセニル
基、9,12−オクタデカジエニル基等が挙げられる。
これらのうち、特にR7 が炭素数16〜22の直鎖アル
ケニル基または分岐鎖アルキル基であるものが好まし
い。
たは一般式(2)で示されるα−モノグリセリルエーテ
ルであり、一般式(2)中、R7 で示される炭素数10
〜24の直鎖または分岐鎖のアルキル基としては、例え
ばデシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ペンタデシ
ル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、エイコシル
基、ドコシル基、テトラコシル基、オクタデセニル基、
5,7,7−トリメチル−2−(1,3,3−トリメチ
ルブチル)オクチル基、2−ヘプチルウンデシル基、2
−ヘキシルデシル基、2−オクチルドデシル基等が挙げ
られ、炭素数10〜24の直鎖または分岐鎖のアルケニ
ル基としては、例えばデセニル基、ドデセニル基、ウン
デセニル基、テトラデセニル基、9−オクタデセニル
基、9,12−オクタデカジエニル基等が挙げられる。
これらのうち、特にR7 が炭素数16〜22の直鎖アル
ケニル基または分岐鎖アルキル基であるものが好まし
い。
【0027】本発明においては、成分(B)として尿素
及びα−モノグリセリルエーテル(2)を組合わせて用
いることもできる。成分(B)は、全組成中に0.00
1〜10重量%配合するのが好ましく、特に0.001
〜2重量%、更に0.01〜1.0重量%配合すると、
充分な効果が得られるとともに保存安定性も良好となる
ので好ましい。
及びα−モノグリセリルエーテル(2)を組合わせて用
いることもできる。成分(B)は、全組成中に0.00
1〜10重量%配合するのが好ましく、特に0.001
〜2重量%、更に0.01〜1.0重量%配合すると、
充分な効果が得られるとともに保存安定性も良好となる
ので好ましい。
【0028】本発明で用いられる成分(C)の美白剤の
うちアスコルビン酸及びその誘導体としては、特に限定
されるものではなく、例えばL−アスコルビン酸リン酸
エステルの1価金属塩であるL−アスコルビン酸リン酸
エステルナトリウム塩、L−アスコルビン酸リン酸エス
テルカリウム塩、2価金属塩であるL−アスコルビン酸
リン酸エステルマグネシウム塩、L−アスコルビン酸リ
ン酸エステルカルシウム塩、3価金属塩であるL−アス
コルビン酸リン酸エステルアルミニウム塩、またL−ア
スコルビン酸硫酸エステルの1価金属塩であるL−アス
コルビン酸硫酸エステルナトリウム塩、L−アスコルビ
ン酸硫酸エステルカリウム塩、2価金属塩であるL−ア
スコルビン酸硫酸エステルカリウムマグネシウム塩、L
−アスコルビン酸硫酸エステルカルシウム塩、3価金属
塩であるL−アスコルビン酸硫酸エステルアルミニウム
塩、L−アスコルビン酸の1価金属塩であるL−アスコ
ルビン酸ナトリウム塩、L−アスコルビン酸カリウム
塩、2価金属塩であるL−アスコルビン酸マグネシウム
塩、L−アスコルビン酸カルシウム塩、3価金属塩であ
るL−アスコルビン酸アルミニウム塩等を好ましいもの
として挙げることができる。
うちアスコルビン酸及びその誘導体としては、特に限定
されるものではなく、例えばL−アスコルビン酸リン酸
エステルの1価金属塩であるL−アスコルビン酸リン酸
エステルナトリウム塩、L−アスコルビン酸リン酸エス
テルカリウム塩、2価金属塩であるL−アスコルビン酸
リン酸エステルマグネシウム塩、L−アスコルビン酸リ
ン酸エステルカルシウム塩、3価金属塩であるL−アス
コルビン酸リン酸エステルアルミニウム塩、またL−ア
スコルビン酸硫酸エステルの1価金属塩であるL−アス
コルビン酸硫酸エステルナトリウム塩、L−アスコルビ
ン酸硫酸エステルカリウム塩、2価金属塩であるL−ア
スコルビン酸硫酸エステルカリウムマグネシウム塩、L
−アスコルビン酸硫酸エステルカルシウム塩、3価金属
塩であるL−アスコルビン酸硫酸エステルアルミニウム
塩、L−アスコルビン酸の1価金属塩であるL−アスコ
ルビン酸ナトリウム塩、L−アスコルビン酸カリウム
塩、2価金属塩であるL−アスコルビン酸マグネシウム
塩、L−アスコルビン酸カルシウム塩、3価金属塩であ
るL−アスコルビン酸アルミニウム塩等を好ましいもの
として挙げることができる。
【0029】ハイドロキノン誘導体としては特に限定さ
れるものではなく、例えばハイドロキノンと糖の縮合
物、ハイドロキノンに炭素数1〜4のアルキル基を一つ
導入したアルキルハイドロキノンと糖の縮合物等が挙げ
られ、これらのうち好ましいものとしては例えばアルブ
チン等を挙げることができる。
れるものではなく、例えばハイドロキノンと糖の縮合
物、ハイドロキノンに炭素数1〜4のアルキル基を一つ
導入したアルキルハイドロキノンと糖の縮合物等が挙げ
られ、これらのうち好ましいものとしては例えばアルブ
チン等を挙げることができる。
【0030】コウジ酸及びその誘導体としては特に限定
されるものではなく、例えばコウジ酸、コウジ酸モノブ
チレート、コウジ酸モノカプレート、コウジ酸モノパル
ミテート、コウジ酸モノステアレート、コウジ酸モノシ
ンナモエート、コウジ酸モノベンゾエート等のモノエス
テル、コウジ酸ジブチレート、コウジ酸ジパルミテー
ト、コウジ酸ジステアレート、コウジ酸ジオレエート等
のジエステル等を好ましいものとして挙げることができ
る。
されるものではなく、例えばコウジ酸、コウジ酸モノブ
チレート、コウジ酸モノカプレート、コウジ酸モノパル
ミテート、コウジ酸モノステアレート、コウジ酸モノシ
ンナモエート、コウジ酸モノベンゾエート等のモノエス
テル、コウジ酸ジブチレート、コウジ酸ジパルミテー
ト、コウジ酸ジステアレート、コウジ酸ジオレエート等
のジエステル等を好ましいものとして挙げることができ
る。
【0031】胎盤抽出物としては水溶性プラセンタエキ
スとして一般に市販され化粧品原料として使用されてい
るものを用いることができ、例えば牛や豚またはヒト等
の哺乳動物の胎盤を洗浄、除血、破砕、凍結等の工程を
経て、水溶性成分を抽出した後、更に不純物を除去して
得られるものを挙げることができる。
スとして一般に市販され化粧品原料として使用されてい
るものを用いることができ、例えば牛や豚またはヒト等
の哺乳動物の胎盤を洗浄、除血、破砕、凍結等の工程を
経て、水溶性成分を抽出した後、更に不純物を除去して
得られるものを挙げることができる。
【0032】成分(C)としては、これらのうち、特に
アスコルビン酸及びその誘導体または胎盤抽出物を用い
ることが好ましい。
アスコルビン酸及びその誘導体または胎盤抽出物を用い
ることが好ましい。
【0033】成分(C)の美白剤は、1種を単独でまた
は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合
量は特に制限されるものではないが、美白効果、保存安
定性及び使用感の点から、化粧料全量中に0.01〜3
0重量%配合するのが好ましく、特に0.01〜10重
量%、更に0.01〜5重量%配合すると、充分な美白
効果が得られ、かつ安定性も良好なので好ましい。
は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合
量は特に制限されるものではないが、美白効果、保存安
定性及び使用感の点から、化粧料全量中に0.01〜3
0重量%配合するのが好ましく、特に0.01〜10重
量%、更に0.01〜5重量%配合すると、充分な美白
効果が得られ、かつ安定性も良好なので好ましい。
【0034】更に、本発明の美白化粧料には本発明の効
果を損なわない範囲において、上記必須成分の他に、通
常化粧品や医薬部外品、医薬品等に用いられる各種任意
成分を必要に応じて適宜配合することができる。このよ
うな任意成分としては、例えば薬効成分、精製水、エタ
ノール、油性物質、保湿剤、増粘剤、防腐剤、乳化剤、
粉体、紫外線吸収剤、色素、香料、乳化安定剤、pH調整
剤等を挙げることができる。
果を損なわない範囲において、上記必須成分の他に、通
常化粧品や医薬部外品、医薬品等に用いられる各種任意
成分を必要に応じて適宜配合することができる。このよ
うな任意成分としては、例えば薬効成分、精製水、エタ
ノール、油性物質、保湿剤、増粘剤、防腐剤、乳化剤、
粉体、紫外線吸収剤、色素、香料、乳化安定剤、pH調整
剤等を挙げることができる。
【0035】具体的には、薬効成分としては、例えば;
グリチルリチン酸及びその誘導体、ビタミンE及びその
誘導体等を挙げることができる。
グリチルリチン酸及びその誘導体、ビタミンE及びその
誘導体等を挙げることができる。
【0036】また、油性成分としては、例えば流動パラ
フィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン、
ミツロウ、カルナバロウ、オリーブ油、ラノリン、高級
アルコール、脂肪酸、高級アルコールと脂肪酸の合成エ
ステル油、シリコーン油等が挙げられる。
フィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン、
ミツロウ、カルナバロウ、オリーブ油、ラノリン、高級
アルコール、脂肪酸、高級アルコールと脂肪酸の合成エ
ステル油、シリコーン油等が挙げられる。
【0037】保湿剤としては、例えばソルビトール、キ
シリトール、グリセリン、マルチトール、プロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチ
レングリコール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳
酸、乳酸ナトリウム、ポリオキシプロピレン脂肪酸エス
テル、ポリエチレングリコール等が挙げられる。
シリトール、グリセリン、マルチトール、プロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチ
レングリコール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳
酸、乳酸ナトリウム、ポリオキシプロピレン脂肪酸エス
テル、ポリエチレングリコール等が挙げられる。
【0038】増粘剤としては、例えばカルボキシビニル
ポリマー、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルア
ルコール、カラギーナン、ゼラチン等の水溶性高分子;
塩化ナトリウム、塩化カリウム等の電解質が挙げられ
る。
ポリマー、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルア
ルコール、カラギーナン、ゼラチン等の水溶性高分子;
塩化ナトリウム、塩化カリウム等の電解質が挙げられ
る。
【0039】防腐剤としては、例えばメチルパラベン、
エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、
安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム等が挙げ
られる。
エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、
安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム等が挙げ
られる。
【0040】また、乳化剤としては、例えばポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチ
レンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン性界面活
性剤が挙げられる。
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチ
レンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン性界面活
性剤が挙げられる。
【0041】粉体としては、例えばタルク、セリサイ
ト、マイカ、カオリン、シリカ、ベントナイト、バーミ
キュライト、亜鉛華、雲母、雲母チタン、酸化チタン、
酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、
ベンガラ、酸化鉄、群青等が挙げられる。
ト、マイカ、カオリン、シリカ、ベントナイト、バーミ
キュライト、亜鉛華、雲母、雲母チタン、酸化チタン、
酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、
ベンガラ、酸化鉄、群青等が挙げられる。
【0042】また、pH調整剤としては、乳酸−乳酸ナト
リウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム等の緩衝剤が挙
げられる。
リウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム等の緩衝剤が挙
げられる。
【0043】本発明の美白化粧料は常法に従って製造す
ることができる。また、本発明の対象となる美白化粧料
は、皮膚化粧料に限定されるものではなく、医薬部外
品、外用医薬品等を包含するものであり、その剤型もそ
の目的に応じて任意に選択することができ、クリーム
状、軟膏状、乳液状、ローション状、溶液状、ゲル状、
パック状、パウダー状、スティック状等とすることがで
きる。
ることができる。また、本発明の対象となる美白化粧料
は、皮膚化粧料に限定されるものではなく、医薬部外
品、外用医薬品等を包含するものであり、その剤型もそ
の目的に応じて任意に選択することができ、クリーム
状、軟膏状、乳液状、ローション状、溶液状、ゲル状、
パック状、パウダー状、スティック状等とすることがで
きる。
【0044】
【発明の効果】本発明の美白化粧料は、メラニン色素沈
着を抑制する効果に優れ、非常に優れた皮膚の美白効果
を有し、日焼け等によるしみ及びそばかすの予防及び治
療に有効なものである。
着を抑制する効果に優れ、非常に優れた皮膚の美白効果
を有し、日焼け等によるしみ及びそばかすの予防及び治
療に有効なものである。
【0045】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を説明する。但
し、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものでは
ない。
し、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものでは
ない。
【0046】実施例1〜7及び比較例1〜3 以下に示す組成のクリームを製造し、その連続塗布によ
る美白効果を評価した。結果を表4に示す。
る美白効果を評価した。結果を表4に示す。
【0047】(評価方法) UV−B誘導色素斑に対する美白効果試験:被験者20
名の上腕内側部にUV−B領域の紫外線を最小紅斑量の
2倍量を1日1回2日間にわたり照射し誘導した色素斑
に、1日2回、1ケ月間被検部位に試料を連続塗布する
ことによる美白効果を調べた。
名の上腕内側部にUV−B領域の紫外線を最小紅斑量の
2倍量を1日1回2日間にわたり照射し誘導した色素斑
に、1日2回、1ケ月間被検部位に試料を連続塗布する
ことによる美白効果を調べた。
【0048】評価は、色差計(CMS−1200;村上
色彩社製)を用いて測定を行い、得られたマンセル値よ
りL*値を算出し、その回復をあらわすΔΔL*値を求
め、表1の基準に従って評価した。
色彩社製)を用いて測定を行い、得られたマンセル値よ
りL*値を算出し、その回復をあらわすΔΔL*値を求
め、表1の基準に従って評価した。
【0049】
【表1】
【0050】尚、ΔΔL*値は、試料塗布開始直前の試
料塗布被検部位及び試料未塗布被検部位のL*値をそれ
ぞれL0、L0'、連続塗布1ケ月後の各々の部位L*値を
それぞれL1、L1'とし、以下の式により求めた。
料塗布被検部位及び試料未塗布被検部位のL*値をそれ
ぞれL0、L0'、連続塗布1ケ月後の各々の部位L*値を
それぞれL1、L1'とし、以下の式により求めた。
【0051】
【数1】ΔΔL*=(L1−L0)−(L1'−L0')
【0052】また、評価は被検者20名の評価点の平均
値で示した。
値で示した。
【0053】
【表2】 (成分) (重量%) (1) モノステアリン酸グリセリン 5.0 (2) モノステアリン酸ポリエチレングリコール 2.0 (3) スクワラン 8.0 (4) トリオクタン酸グリセリル 8.0 (5) ステアリルアルコール 5.5 (6) ジメチルポリシロキサン(KF−96A(6cs), 信越化学工業社製) 0.2 (7) プロピレングリコール 5.0 (8) エデト酸2ナトリウム 0.1 (9) アミン誘導体(1) (表3) (10)尿素またはα−モノグリセリルエーテル(2) (表4) (11)美白剤 (表4) (12)クエン酸ナトリウム 1.0 (13)精製水 残 量 (14)防腐剤 適 量 (15)香料 適 量
【0054】(製法)油相成分を80℃で加熱溶解し攪
拌しながら60℃に加熱した水相を加え乳化し、攪拌し
ながら室温まで冷却してクリームを得た。
拌しながら60℃に加熱した水相を加え乳化し、攪拌し
ながら室温まで冷却してクリームを得た。
【0055】
【表3】
【0056】
【表4】
【0057】表4の結果から明らかなように、アミン誘
導体(1)と尿素またはα−モノグリセリルエーテル
(2)及び特定の美白剤を配合した美白化粧料は高い美
白効果を有していた。
導体(1)と尿素またはα−モノグリセリルエーテル
(2)及び特定の美白剤を配合した美白化粧料は高い美
白効果を有していた。
【0058】実施例8(ローション)
【表5】 (成分) (重量%) (1) 1,3−ブチレングリコール 8.0 (2) グリセリン 4.0 (3) ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 (4) エタノール 3.0 (5) ポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル 0.3 (6) 1−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−3−メチル 分岐イソステアリルオキシ−2−プロパノール 1.0 (7) 尿素 0.2 (8) α−モノイソステアリルグリセリルエーテル 0.5 (9) 牛胎盤抽出物 (ビオファルコCP−12,一丸ファルコス社製) 1.0 (10)クエン酸ナトリウム 0.5 (11)エデト酸四ナトリウム 1.0 (12)イオン交換水 残 量 (13)香料 適 量 (14)防腐剤 適 量
【0059】(製法)(1)〜(14)の成分を80℃
で加熱溶解しながら攪拌した。系が均一になったら、攪
拌しながら、室温まで冷却してローションを調製した。
で加熱溶解しながら攪拌した。系が均一になったら、攪
拌しながら、室温まで冷却してローションを調製した。
【0060】実施例9(乳液)
【表6】 (成分) (重量%) (1) ジメチルポリシロキサン(6cs) 10.0 (2) ジメチルポリシロキサン(50cs) 10.0 (3) メチルフェニルポリシロキサン (SF577A,東レ・シリコーン社製) 3.0 (4) デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 (5) スクワラン 3.0 (6) ポリオキシエチレン変性シリコーン (SH3775E,東レ・ダウコーニング社製) 3.0 (7) アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン (特開平5-39208 号公報の製造例11に記載の シロキサン誘導体(L)) 2.0 (8) 1−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−3−メチル分 岐イソステアリルオキシ−2−プロパノール 0.2 (9) 尿素 1.0 (10)α−モノイソステアリルグリセリルエーテル 0.5 (11)牛胎盤抽出物 (ビオファルコCP−12,一丸ファルコス社製) 2.0 (12)グリセリン 3.0 (13)キサンタンガム 0.2 (14)エデト酸四ナトリウム 0.1 (15)クエン酸ナトリウム 1.0 (16)イオン交換水 残 量 (17)香料 適 量 (18)防腐剤 適 量
【0061】(製法)(1)〜(8)及び(10)の油
相成分を80℃で加熱溶解し、攪拌しながら、(9)及
び(11)〜(18)の成分を80℃に加熱溶解した水
相を加え均一に乳化した。攪拌しながら室温まで冷却し
て乳液を得た。
相成分を80℃で加熱溶解し、攪拌しながら、(9)及
び(11)〜(18)の成分を80℃に加熱溶解した水
相を加え均一に乳化した。攪拌しながら室温まで冷却し
て乳液を得た。
【0062】実施例10(クリーム)
【表7】 (成分) (重量%) (1) ジメチルポリシロキサン(6cs) 7.0 (2) オクタメチルシクロテトラシロキサン 7.0 (3) メチルフェニルポリシロキサン (SF557A,東レ・ダウコーニング社製) 5.0 (4) アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン (特開平5-39208号公報の製造例11に記載の シロキサン誘導体(L)) 4.0 (5) スクワラン 3.0 (6) 1−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−3−メチル分 岐イソステアリルオキシ−2−プロパノール 0.1 (7) グリセリン 5.0 (8) クエン酸ナトリウム 1.0 (9) α−モノイソステアリルグリセリルエーテル 0.5 (10)L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 3.0 (11)防腐剤 適 量 (12)イオン交換水 残 量 (13)香料 微 量
【0063】(製法)(1)〜(6)及び(9)の油相
成分を70℃で攪拌混合し均一にした。ついでこれらを
攪拌しながら50℃まで冷却し、(7)、(8)及び
(10)〜(13)を50℃で攪拌溶解した水相を加え
て乳化した。その後、攪拌しながら冷却してクリームを
得た。
成分を70℃で攪拌混合し均一にした。ついでこれらを
攪拌しながら50℃まで冷却し、(7)、(8)及び
(10)〜(13)を50℃で攪拌溶解した水相を加え
て乳化した。その後、攪拌しながら冷却してクリームを
得た。
【0064】実施例11(エッセンス)
【表8】 (成分) (重量%) (1) 1,3−ブチレングリコール 8.0 (2) グリセリン 4.0 (3) キサンタンガム 0.3 (4) コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.1 (5) ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 (6) エタノール 3.0 (7) ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンテトラデ シルエーテル 2.0 (8) α−モノイソステアリルグリセリルエーテル 0.2 (9) 尿素 0.6 (10)1−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−3−メチル分 岐イソステアリルオキシ−2−プロパノール 0.05 (11)L−アスコルビン酸ナトリウム塩 2.0 (12)クエン酸 0.15 (13)クエン酸ナトリウム 0.85 (14)エデト酸四ナトリウム 0.1 (15)イオン交換水 残 量 (16)防腐剤 適 量 (17)香料 微 量
【0065】(製法)配合成分を80℃で加熱溶解しな
がら攪拌する。系が均一になったら、攪拌しながら室温
まで冷却してエッセンスを得た。
がら攪拌する。系が均一になったら、攪拌しながら室温
まで冷却してエッセンスを得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/48 A61K 7/48 (72)発明者 増田 光晴 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 下記成分(A)、(B)及び(C): (A)下記一般式(1); 【化1】 〔式中、R1 は水酸基で置換されていてもよい炭素数1
〜40の直鎖、分岐鎖、若しくは環状の炭化水素基また
は炭素数1〜5のヘテロ原子を有する炭化水素基を示
し、R2、R3、R4、R5 及びR6 は、同一または異な
って、水素原子または水酸基で置換されていてもよい炭
素数1〜20の炭化水素基を示し、Xは−O−または−
CO−O−(但し、カルボニル基はR1 と結合する)を
示す〕で表されるアミン誘導体及びその酸付加塩から選
ばれる1種または2種以上、 (B)尿素または一般式(2) 【化2】 (式中、R7 は、炭素数10〜24の直鎖または分岐鎖
のアルキル基またはアルケニル基を示す)で表されるα
−モノグリセリルエーテル、 (C)L−アスコルビン酸及びその誘導体、ハイドロキ
ノン誘導体、コウジ酸及びその誘導体並びに胎盤抽出物
から選ばれる1種または2種以上の美白剤を含有する美
白化粧料。 - 【請求項2】 成分(A)を0.001〜10重量%、
成分(B)を0.001〜10重量%及び成分(C)を
0.01〜30重量%含有する請求項1記載の美白化粧
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18579195A JPH0930919A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 美白化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18579195A JPH0930919A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 美白化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0930919A true JPH0930919A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16176964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18579195A Pending JPH0930919A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 美白化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0930919A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001089357A (ja) * | 1999-09-24 | 2001-04-03 | Alron Japan Inc | L−アスコルビン酸、l−アスコルビン酸誘導体及び/もしくはl−アスコルビン酸含有抽出物の皮膚真皮層への放出方法とその組成物 |
WO2001093825A1 (en) * | 2000-06-09 | 2001-12-13 | Air Liquide Sante (International) | Storage-stable compositions of glycerol monoalkyl ethers |
JP2013121934A (ja) * | 2011-12-12 | 2013-06-20 | Kao Corp | 経皮吸収促進剤 |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP18579195A patent/JPH0930919A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001089357A (ja) * | 1999-09-24 | 2001-04-03 | Alron Japan Inc | L−アスコルビン酸、l−アスコルビン酸誘導体及び/もしくはl−アスコルビン酸含有抽出物の皮膚真皮層への放出方法とその組成物 |
WO2001093825A1 (en) * | 2000-06-09 | 2001-12-13 | Air Liquide Sante (International) | Storage-stable compositions of glycerol monoalkyl ethers |
US6956062B2 (en) * | 2000-06-09 | 2005-10-18 | Air Liquide Santé (International) | Storage-stable compositions of glycerol monoalkyl ethers |
EP1806123A3 (en) * | 2000-06-09 | 2008-03-12 | Air Liquide Santé (International) | Storage-stable compositions of glycerol monoalkyl ethers |
EP2279778A1 (en) * | 2000-06-09 | 2011-02-02 | Air Liquide Santé (International) | Storage-stable compositions of glycerol monoalkyl ethers |
US8592489B2 (en) | 2000-06-09 | 2013-11-26 | Air Liquide Sante (International) | Storage-stable compositions of glycerol monoalkyl ethers |
JP2013121934A (ja) * | 2011-12-12 | 2013-06-20 | Kao Corp | 経皮吸収促進剤 |
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