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JPH09273382A - 水底トンネル用推進機 - Google Patents

水底トンネル用推進機

Info

Publication number
JPH09273382A
JPH09273382A JP11130196A JP11130196A JPH09273382A JP H09273382 A JPH09273382 A JP H09273382A JP 11130196 A JP11130196 A JP 11130196A JP 11130196 A JP11130196 A JP 11130196A JP H09273382 A JPH09273382 A JP H09273382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tunnel
propulsion
jacking machine
working space
assembled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11130196A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Wada
和田憲治
Takao Matsumoto
松本隆夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Taisei Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Taisei Corp
Priority to JP11130196A priority Critical patent/JPH09273382A/ja
Publication of JPH09273382A publication Critical patent/JPH09273382A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】水底トンネルの構築において、海上作業を低減
すること。 【解決手段】推進機の内部にトンネル躯体20が組み立
てられる作業空間を設け、組み立て後のトンネル躯体2
0を反力にして推進ジャッキ13により推進機を前進す
る水底トンネル用推進機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水底でのトンネル
を構築するために使用する推進機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、運河や河川を横断する海底トンネ
ルは、沈埋工法、又はシールド工法で施工されている。
【0003】しかし、従来の沈埋工法では、次のような
問題点がある。 <イ>トンネル躯体を埋設するための掘削領域が大きく
なるため、掘削及び埋戻土量が多くなる。 <ロ>掘削及び埋戻土量が多いと、海水汚濁による環境
問題が発生する。 <ハ>海上作業が多く、航行船舶に影響を与えるため、
作業に制約を受ける。 <ニ>函体製作に仮設ドック及び艤装桟橋が必要とな
る。
【0004】また、従来のシールド工法では、次のよう
な問題点がある。 <イ>海底面からの土被りの厚さがトンネル外径の1.
0倍以上深くする必要があるため、トンネル延長距離が
長くなる。 <ロ>シールドマシンが海底面深くのトンネルで故障す
ると、外側からの修理や取替えが困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水底トンネ
ルの構築において、海上作業を低減する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、水底でのトン
ネルの構築に使用する推進機において、推進機の内部に
トンネル躯体を組み立てる作業空間を設け、組み立て後
のトンネル躯体を反力にして推進ジャッキにより推進機
を前進することを特徴とする、水底トンネル用推進機、
又は、上記水底トンネル用推進機において、作業作業空
間は、推進機本体の外方向に突出する上部作業空間と側
部作業空間16からなることを特徴とする、水底トンネ
ル用推進機にある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。 <イ>水底トンネル用推進機 水底トンネル用推進機は、機内にトンネル躯体20を組
み立てる作業空間を設け、坑口よりトンネル内に搬入さ
れたトンネル躯体20のブロックを組み立て、トンネル
の先端に接続して行き、水底にトンネルを構築するもの
である。
【0008】水底トンネル用推進機の前進の際、前方の
土砂は、海上から浚渫船など一般に知られている方法で
除去してもよく、また、推進機の前部にカッタヘッド3
0など一般に知られた掘削装置を設置し、前方の土砂を
掘削し、掘削土砂をホース等で外部に排出してもよく、
現場の状況に応じて種々の方法が取られる。
【0009】水底トンネル用推進機の例として、例えば
図1乃至図3に示すように、前部に隔壁10を設け、外
周にスキンプレート12を配置し、トンネル構築用の空
間を形成する。スキンプレート12の後部にはテールシ
ール14を設け、構築されたトンネル躯体20の間の気
密性を保持している。スキンプレート12の外周の一部
にトンネル躯体20を組み立てる作業空間を設ける。推
進機の推進力は、組み立てられたトンネル躯体20を反
力にして推進ジャッキ13によって行う。なお、必要な
場合、荷重をかけて推進機の浮力を抑える。
【00010】他の水底トンネル用推進機の例として、
例えば図4に示すように、隔壁10の前部にカッターヘ
ッド30を配置し、カッタヘッド30を回転して前方の
土砂を掘削する。トンネル断面形状に応じて、カッター
ヘッド30の配置や種類等が決められる。
【0011】<ロ>トンネル躯体 トンネル躯体20は、RC構造、ハイブリッド構造や鋼
構造などで構成される。RC構造の場合、トンネル躯体
20の矩形断面を例えば4分割に分割し、陸上の製作ヤ
ードでプレキャストブロックとして製作する。これをト
ンネル内に搬入しPCケーブル等で一体化する。ハイブ
リッド構造、鋼構造の場合、鋼構造の部分を工場などで
例えば4ブロック程度に分割して製作し、トンネル内に
搬入し溶接接合などで一体化する。
【0012】<ハ>作業空間 スキンプレート12の外周から側方に突出して作業空間
壁11を形成し、海底トンネル用推進機内に作業空間を
構築する。作業空間は、例えば推進機の上方に上部作業
空間15と左右横方向に側部作業空間16を有してい
る。上部作業空間15ではリングピース21をクレーン
などで吊り下げ、側部作業空間16を利用してリングピ
ース21をトンネル躯体20の先端に取り付ける。側部
作業空間16は、例えば1m程横方向に突出した空間を
有している。
【0013】以下に、水底トンネルの構築方法を説明す
る。 <イ>トンネル躯体の構築 トンネル坑口から水底トンネル用推進機内にトンネル躯
体用のブロックを搬入する。このブロックをPCケーブ
ルや溶接などで一体化してリングピース21に組み立
て、上部作業空間15からクレーンなどで吊り下げ、ト
ンネル躯体20の先端部に配置する。上部作業空間15
や側部作業空間16を利用して、トンネル躯体20を固
定していたバックストッパ22を取り外し、リングピー
ス21をトンネル躯体20の先端部に取り付ける。
【0014】<ロ>推進機の掘進 取り付けられたトンネル躯体20の先端部に推進ジャッ
キ13を当接して伸長し、その反力で推進機を前方に推
進させる。前方の土砂を掘削する場合、掘削装置を駆動
したり、刃口推進で掘進する。又は、予め掘削したトレ
ンチ内に推進する場合、掘削装置の付いていない推進機
を使用する。
【0015】<ハ>その他の作業 トンネル躯体20の外周の空隙にモルタル等の注入材2
3を注入する。また、リングピース21をトンネル躯体
20の先端に組み立てる際、推進ジャッキ13を縮小
し、トンネル躯体20をバックストッパ22で押える。
また、掘削された土砂は、例えばトンネル内を通して外
部に排出されか、又は、海上の作業船に揚げられ、海水
と分離して、埋め戻し材料として再利用し、一部は捨て
場へ運搬処理される。
【0016】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を得ることが
できる。 <イ>トンネル躯体の構築を推進機内で行うことができ
るので、水上での作業が減り、航行船舶に与える影響を
低減することができる。 <ロ>海底面付近の土被りゼロの状態(オープンの状
態)でトンネルを構築でき、海底深くする必要がないの
で、トンネル長を短くすることができる。 <ハ>任意の断面のトンネルを構築することができる。 <ニ>作業空間でトンネルを構築できるので、品質の高
い構造物を建設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水底トンネル用推進機の図
【図2】図1のII−IIの水底トンネル用推進機の断
面図
【図3】図1のIII −III の水底トンネル用推進機の断
面図
【図4】本発明の他の水底トンネル用推進機の図
【記号の説明】
10・・・隔壁 11・・・作業空間壁 12・・・スキンプレート 13・・・推進ジャッキ 14・・・テールシール 15・・・上部作業空間 16・・・側部作業空間 20・・・トンネル躯体 21・・・リングピース 22・・・バックストッパ 30・・・カッタヘッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水底でのトンネルの構築に使用する推進機
    において、 推進機の内部にトンネル躯体を組み立てる作業空間を設
    け、 組み立て後のトンネル躯体を反力にして推進ジャッキに
    より推進機を前進することを特徴とする、 水底トンネル用推進機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の水底トンネル用推進機に
    おいて、 作業作業空間は、推進機本体の外方向に突出する上部作
    業空間と側部作業空間からなることを特徴とする、 水底トンネル用推進機。
JP11130196A 1996-04-08 1996-04-08 水底トンネル用推進機 Pending JPH09273382A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11130196A JPH09273382A (ja) 1996-04-08 1996-04-08 水底トンネル用推進機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11130196A JPH09273382A (ja) 1996-04-08 1996-04-08 水底トンネル用推進機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09273382A true JPH09273382A (ja) 1997-10-21

Family

ID=14557759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11130196A Pending JPH09273382A (ja) 1996-04-08 1996-04-08 水底トンネル用推進機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09273382A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005111317A1 (en) 2004-05-12 2005-11-24 Bouygues Travaux Publics Process and device for building a tunnel immersed on a sub-sea soil
KR100701885B1 (ko) * 2006-01-18 2007-03-30 주식회사 엠 비개착 관로 건설공법
IT202200008171A1 (it) 2022-04-26 2023-10-26 Mario Burigo Metodo innovativo per la costruzione di tunnel sommersi

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US7766579B2 (en) 2004-05-12 2010-08-03 Bouygues Travaux Publics Process and device for building a tunnel immersed on a sub-sea soil
KR100701885B1 (ko) * 2006-01-18 2007-03-30 주식회사 엠 비개착 관로 건설공법
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WO2023209744A1 (en) 2022-04-26 2023-11-02 Mario Burigo Submerged tunnels

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Effective date: 20040909

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