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JPH09261212A - クロック抽出回路 - Google Patents

クロック抽出回路

Info

Publication number
JPH09261212A
JPH09261212A JP8062944A JP6294496A JPH09261212A JP H09261212 A JPH09261212 A JP H09261212A JP 8062944 A JP8062944 A JP 8062944A JP 6294496 A JP6294496 A JP 6294496A JP H09261212 A JPH09261212 A JP H09261212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
phase
circuit
data
retiming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8062944A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Shiozu
真一 塩津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP8062944A priority Critical patent/JPH09261212A/ja
Publication of JPH09261212A publication Critical patent/JPH09261212A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディレイゲートを利用したクロック抽出回路
において、使用温度や電源電圧等の変動による抽出クロ
ックのタイミング変動を抑制し、もって入力データのリ
タイミング処理を的確に行うことができるクロック抽出
回路を提供することを課題とする。 【解決手段】 データ・リタイミング調整回路は、所定
の位相を有する複数のクロックを生成する多位相クロッ
ク生成回路と、入力データのタイミングエッジを検出す
るデータ・エッジ検出回路と、データ・エッジ間の基準
クロック数をカウントし、入力データの中央を設定する
最適位相判定回路と、最適位相クロックを選択する最適
位相選択回路と、最適位相クロックと同等の遅延を入力
データに付加するタイミング調整回路と、最適位相クロ
ックに基づいて遅延された入力データの位相調整を行な
うデータ・リタイミング回路とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック抽出回路
に関し、特に入力されたデータを抽出したクロックでリ
タイミング処理する際、入力データとクロックの位相を
最適化し、タイミングのずれを抑制するクロック抽出回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】入力データからクロック抽出し、入力デ
ータと一致する周波数および位相のクロックを生成する
位相同期回路(phase locked loop:PLL回路)を利
用したクロック抽出回路の例は、たとえば特開平2−1
23566号公報あるいは特開平7−46231号公報
等に示されている。
【0003】図11に従来一般的に用いられているクロ
ック抽出回路の構成を示す。図に示すように、入力デー
タDinは、PLL回路10およびデータ・リタイミング
回路70に共通に入力される。PLL回路10に入力さ
れた入力データDinは、位相比較器11おいて、基準ク
ロックCLKVと位相の比較が行なわれ、位相の誤差に
比例した電圧fupおよびfdownが出力され、この電圧に
よりチャージポンプ12の出力が制御される。チャージ
ポンプ12から出力された誤差電圧は、低域フィルタ1
3により周波数帯域を制限された後、電圧制御発振器
(VCO)14の制御端子に入力される。VCO14
は、制御入力に基づいて、入力データDinとVCO14
の発信周波数差および位相差を低減する方向に基準クロ
ックCLKVを制御する。このようにして、PLL回路
10に入力されたデジタル信号(入力データDin)から
基準クロックCLKVが生成される。
【0004】一方、データ・リタイミング回路70に入
力された入力データDinは、PLL回路10により生成
された基準クロックCLKVに基づいて、位相調整が行
なわれ、抽出データDoutおよび抽出クロックCLK9
が出力される。ここで、PLL回路10の位相比較回路
11の構成を説明すると、入力データDinは、遅延回路
(ディレイゲート)11aにより一定の遅延時間deray
1が付加され、本来の入力データDinとともに、排他的
NOR回路(EXNOR)11bに入力される。EXN
OR11bの出力aは、基準クロックCLKVとともに
NOR回路(NOR)11cに入力される一方、NOT
回路(インバータ)11eにより反転された基準クロッ
クCLKVとともに、NOR11dにも入力される。こ
れらのNOR11c、11dは、入力データDinと基準
クロックCLKVとの位相誤差に比例した電圧fupおよ
びfdownを出力する。
【0005】次に、データ・リタイミング回路70の構
成を説明すると、PLL回路10により生成された基準
クロックCLKVはディレイゲート70bにより一定の
遅延時間delay4が付加され、リタイミング用クロック
bとしてフリップフロップ(FF)70aのC端子に入
力される。また入力データDinは、FF70aのD端子
に入力される。そのため、FF70aの出力Qからは、
リタイミング用クロックbに基づいて位相調整された入
力データDinが抽出データDoutとして出力される。基
準クロックCLKVに遅延時間deray4が付加されたリ
タイミング用クロックbは、インバータ80により反転
され、抽出クロックCLK9として出力される。
【0006】このようなクロック抽出回路1におけるタ
イミングチャートを図12に示す。時刻Tを一周期とす
る入力データDinを入力とするEXNOR11bにより
入力データDinの立上り/立下りのデータ・エッジが検
出されるとともに、ディレイゲート11aにより遅延時
間delay1が、出力aに反映される。つまり、PLL回
路10により生成された基準クロックCLKVは、論理
回路をはじめとする種々の遅延要素により遅延時間を必
然的に有することとなる。そのため、リタイミング用ク
ロック(抽出クロックの反転信号)bにより入力データ
inの位相調整を行うデータ・リタイミング回路70に
おいて、入力データDinに対し、たとえばデータの中央
(1/2T)で立上り動作を行うようにディレイゲート
70bを設けて基準クロックCLKVに遅延時間delay
4を付加して、入力データDinと所定のタイミングを設
定し、位相調整を施した抽出データDoutを得ていた。
【0007】すなわち、従来のクロック抽出回路におい
ては、データ・リタイミング回路70による入力データ
inの位相調整に際し、入力データDinとリタイミング
用クロックbの位相を合わせるために、入力データDin
経路あるいはクロック経路にディレイゲートを設けて、
入力データの中央にリタイミング用クロックbの立上り
タイミングが設定されるように調整していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したクロック抽出
回路1のPLL回路10においては、位相比較器11で
の入力データDinの立上り/立下りエッジの検出のた
め、あるいはデータ・リタイミング回路の基準クロック
CLKVへの遅延時間付加のためにディレイゲート11
aおよび70bが設けられているが、一般にディレイゲ
ートは、周辺温度、電源電圧等の変動に影響されやす
く、またPLL回路10と同等の遅延能力を有するディ
レイゲート70bをデータ・リタイミング回路70に設
置していたため、前述の変動要因に対して同等の誤差を
生じることとなり、基準クロックCLKVのタイミング
の変動幅が拡大して、所望のタイミング位置での入力デ
ータの位相調整ができなくなる問題があった。特に入力
データにジッタが多い場合には、前述したタイミングの
ずれがエラーの原因となり、クロック抽出回路を使用し
た機器の動作不良が深刻となる問題があった。
【0009】本発明の目的は、ディレイゲートを利用し
たクロック抽出回路において、使用温度や電源電圧等の
変動による抽出クロックのタイミング変動を抑制し、も
って入力データのリタイミング処理を的確に行うことが
できるクロック抽出回路を提供することにある。特に、
入力データの所望の位置、たとえば中央(1/2T)に
抽出クロックの立上りタイミングを確実に設定して入力
データの最適なリタイミング処理を行うことにより、エ
ラーの発生を抑制することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、入力信号との位相が比較
され、該位相の誤差に比例した誤差電圧に基づいて前記
入力信号に同期した周波数有する基準クロックを生成す
る位相同期手段と、該基準クロックから所定の遅延を有
する抽出クロックと、前記基準クロックに基づいて前記
入力信号のタイミングを調整制御したリタイミング信号
とを出力するリタイミング調整手段とを具備するクロッ
ク抽出回路において、前記リタイミング調整手段が、前
記基準クロックに基づいて所定の位相を持つ複数の2次
クロックを生成する多位相クロック生成手段と、前記2
次クロックに基づいて前記入力信号の立上りおよび立下
りエッジを検出するデータ・エッジ検出手段と、前記基
準クロックおよび前記データ・エッジ検出手段により検
出された入力信号のエッジに基づいて前記入力信号の位
相を判定する位相判定手段と、前記位相判定手段からの
判定結果に基づいて、前記複数の2次クロックから前記
入力信号の位相調整に用いるクロックを選択し、3次ク
ロックとして出力する位相選択手段と、前記基準クロッ
クから前記3次クロックを生成する際の遅延時間を前記
入力信号に反映するタイミング調整手段と、前記タイミ
ング調整手段により所定の遅延時間を付加された前記入
力信号を、前記3次クロックに基づいて位相調整するリ
タイミング手段と、を有して構成される。
【0011】このような構成により本発明のクロック抽
出回路は、位相同期手段により入力信号(入力データ)
から生成された基準クロックに基づいて、多位相クロッ
ク生成手段における異なる位相の複数の2次クロックの
生成、またデータ・エッジ検出手段における入力信号の
エッジの検出およびタイミング周期毎のパルスの発生が
実行され、位相判定手段により入力データの1周期毎の
基準クロック数がカウントされ、カウント値の1/2、
すなわち入力データの中央の位置を設定し、位相選択手
段によりデータの中央位置に相当する位相の2次クロッ
ク(最適位相クロック)を選択する。タイミング調整手
段により上記の最適位相クロックの設定処理により生じ
る遅延時間相当が入力データに付加され、データ・リタ
イミング手段により最適位相クロックに基づいて入力デ
ータの位相調整処理が施される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の請求項1に係る
クロック抽出回路について図を示して詳しく説明する。
図1に本発明のクロック抽出回路の基本構成を示す。図
1において、PLL回路(位相同期手段)10に入力さ
れる入力データDinは、位相比較器11、チャージポン
プ12、低域フィルタ13および電圧制御発振器(VC
O)14を介して源発振である基準クロックCLKVが
生成される。基準クロックCLKVは分周器15を介し
て所定の分周処理が施され、位相比較器にクロックCL
K1として供給される。ここで、分周器15は、基準ク
ロックCLKVを1/n分周するものであり、本実施例
では1/8分周を行うものとする。
【0013】データ・リタイミング調整回路(リタイミ
ング調整手段)100は、PLL回路10により生成さ
れた分周クロックCLK1に基づいて、所望の位相を有
する複数(8個)のクロックCLK1〜CLK8を生成
する多位相クロック生成回路(多位相クロック生成手
段)20と、入力データDinの立上り/立下りのタイミ
ングエッジを検出し、タイミング周期毎にパルスeを発
生するデータ・エッジ検出回路(データ・エッジ検出手
段)30と、データ・エッジ検出パルスe間の基準クロ
ックCLKV数をカウントし、入力データDinの所望の
位置、たとえば中央(カウント値の1/2)を設定する
設定情報g1〜g3を出力する最適位相判定回路(位相判
定手段)40と、設定情報g1〜g3に基づいて入力デー
タDinの所望の位置に相当する最適位相クロック(リタ
イミング用クロック)hをクロックCLK1〜CLK8
から選択する最適位相選択回路(位相選択手段)50
と、上記最適位相クロックhの設定処理過程で生じる遅
延時間相当の遅延を入力データDinに付加し、遅延デー
タiを出力するタイミング調整回路(タイミング調整手
段)60と、最適位相クロックhに基づいて遅延データ
iの位相調整を行ない、抽出クロックCLK9および抽
出クロックCLK9に同期した抽出データDinを出力す
るデータ・リタイミング回路(リタイミング手段)70
とから構成される。
【0014】次に、本実施例のクロック抽出回路の各構
成について、具体的な回路構成例を示し、タイミングチ
ャートにより動作を説明する。 〔1〕PLL回路 本実施例に示したPLL回路10は、図11に示した構
成と同等であり、このような構成により入力データDin
に同期した基準クロックCLKV(源発振)がVCO1
4から出力される。本発明においては、基準クロックC
LKVを分周器15により1/8分周した分周クロック
CLK1を位相比較器11に比較クロックとして入力
し、入力データDinとの位相比較が行なわれる。
【0015】そのため、図2のタイミングチャートに示
すように、分周器15により分周クロックCLK1の立
上りタイミングを調整(矢印)することにより、位相比
較器11から出力される位相誤差に相当する電圧fup
よびfdownの面積比を変化させることができるため、チ
ャージポンプ12の出力を適切に制御することができ
る。ここで、クロック抽出処理の前提として、入力デー
タDinに周期Tで切り替わる”1”、”0”の繰り返し
パターンを入力する必要がある。 〔2〕多位相クロック生成回路 多位相クロック生成回路20は、図3に示すように、P
LL回路10により生成された分周クロックCLK1を
入力とし、7段のディレイゲート20a〜20fにより
所定の遅延を付加し、位相の異なる複数のクロックCL
K2〜CLK8を出力する。
【0016】図4のタイミングチャートに示すように、
ディレイゲート20a〜20fが有する遅延時間delay
3により、各ディレイゲートの出力から取り出されるク
ロックCLK2〜CLK8は各々delay3の位相差で生
成される。ディレイゲート20a〜20fにより付加さ
れる遅延時間delay3の設定は小さいほど、また生成さ
れる多位相クロックの数が多いほど、後述するデータ・
リタイミング処理の際、入力データDinの中央にクロッ
クの立上りタイミングをより正確に設定することができ
る。 〔3〕データ・エッジ検出回路 データ・エッジ検出回路30は、図4に示すように、入
力データDinに遅延時間delay2を付加し、遅延データ
Dとして出力するディレイゲート30aと、遅延データ
DをD端子入力とし、分周クロックCLK1をC端子入
力とするフリップフロップ(FF)30bと、遅延デー
タDをD端子入力とし、多位相クロック生成回路20に
より出力されるクロックCLK2をC端子入力とするF
F30cと、FF30bおよび30cのQ出力D1およ
びD2を入力とし、排他的NOR論理eを出力するEX
NOR30dから構成される。ここで、ディレイゲート
30aが付加する遅延時間delay2は、上述のPLL回
路10で与えられる遅延よりも大きく設定される。
【0017】このような構成により、図5のタイミング
チャートに示すように、入力データDinに対しdelay2
の遅延時間が付加された遅延データがFF30bにおい
てクロックCLK1のタイミングで保持されてQ出力D
1が得られ、またFF30cにおいてクロックCLK2
のタイミングで保持されてQ出力D2が得られる。次い
で、これらの出力D1およびD2の排他的NOR論理に
よりデータ・エッジを示すパルス出力eが出力される。 〔4〕最適位相判定回路 最適位相判定回路40は、図6に示すように、データ・
エッジ検出回路30から出力されるパルス出力eがS端
子に共通に入力され、基準クロックCLKVがC端子に
入力され、またQ*出力(Q*:Qの反転出力とする)の
反転信号f0がD端子に入力されたFF40aと前段の
FFのQ出力がC端子に入力され、またQ*出力の反転
信号f1〜f3が各々のD端子に入力されたFF40b〜
40dからなる第1のフリップフロップ群と、パルス出
力eがC端子に共通に入力され、FF40b〜40dの
*出力の反転信号f1〜f3を各々D端子入力とし、ま
たQ*出力の反転信号g1〜g3を最適位相の判定情報と
して出力するFF40e〜40gからなる第2のフリッ
プフロップ群とから構成される。
【0018】このような構成により、図7のタイミング
チャートに示すように、データ・エッジ検出回路30か
ら出力される第1のパルス出力e1から第2のパルス出
力e2間をカウント期間として、基準クロックCLKV
のクロック数を第1のフリップフロップ群により計測す
る。このカウント値f1〜f3は、第2のフリップフロッ
プ群により1/2倍、すなわち入力データDinの中央の
位置(1/2T)に相当する位相判定情報g1=”
0”、g2=”0”、g3=”1”として出力する。 〔5〕最適位相選択回路 最適位相選択回路50は、図8に示すように、最適位相
判定回路40から出力される位相判定情報g1を共通の
S端子入力とし、クロックCLK1およびCLK2を各
々D1およびD2端子入力とするMUX論理回路(MU
X)50aと、同様にクロックCLK3およびCLK4
を各々D1およびD2端子入力とするMUX50bと、
クロックCLK5およびCLK6を各々D1およびD2
端子入力とするMUX50cと、クロックCLK7およ
びCLK8を各々D1およびD2端子入力とするMUX
50dとからなる第1のMUX群と、位相判定情報g2
を共通のS端子入力とし、MUX50aおよびMUX5
0bのQ出力を各々D1およびD2端子入力とするMU
X50eと、MUX50cおよびMUX50dのQ出力
を各々D1およびD2端子入力とするMUX50fとか
らなる第2のMUX群と、位相判定情報g3をS端子入
力とし、MUX50eおよびMUX50fのQ出力を各
々D1およびD2端子入力とし、Q出力を最適位相クロ
ックhとして出力するMUX50g(第3のMUX
(群))から構成される。ここで、MUX論理は、S端
子入力が”0”の時D1端子入力がQ出力に反映され、
S端子入力が”1”の時D2端子入力がQ出力に反映さ
れるものである。
【0019】このような構成により、図7および図10
のタイミングチャートに示すように、入力データDin
データ・エッジを示すパルス出力eにより設定されるカ
ウント期間中の場合、最適位相判定回路40から出力さ
れる位相判定情報は、g1=”1”、g2=”1”、g3
=”1”であり、MUX50a〜gは全てS端子に”
1”が入力される。そのため、出力されるクロックh
は、図8の点線のようにクロックCLK8が選択され
る。次にカウント期間終了後の場合、最適位相判定回路
40から出力される位相判定情報は、g1=”0”、g2
=”0”、g3=”1”となり、MUX50a〜fのS
端子に”0”が入力される。そのため、出力されるクロ
ックhは、図8の点線のようにクロックCLK5が選
択される。ここで、最適位相クロックhの選択において
は、図10に示すように、第1、第2および第3のMU
X群により、クロックCLK5およびCLK8には、M
UX3段分の遅延が付加される。 〔6〕タイミング調整回路 タイミング調整回路60は、図9に示すように、データ
・エッジ検出回路30により出力される遅延データDを
D1端子入力とし、S端子が接地されたMUX60a
と、MUX60aのQ出力をD1端子入力とし、S端子
が接地されたMUX60bと、MUX60bのQ出力を
D1端子入力とし、S端子が接地され、Q出力をリタイ
ミング用データiとして出力するMUX60cとから構
成される。
【0020】このような構成により、図10のタイミン
グチャートに示すように、遅延データDには、前述した
最適位相選択回路50において最適位相クロックhに付
加された遅延と同等の遅延(MUX3段分)が付加さ
れ、互いの遅延が打ち消される。 〔7〕データ・リタイミング回路 データ・リタイミング回路70は、図9に示すように、
最適位相選択回路50から出力される最適位相クロック
hをC端子入力とし、タイミング調整回路60から出力
されるリタイミング用データiをD端子入力とし、Q出
力を抽出データDoutとして出力するFF70aにより
構成される。また最適位相クロックhは、インバータ8
0により反転され抽出クロックCLK9として出力され
る。
【0021】このような構成により、図10のタイミン
グチャートに示すように、リタイミング用データiはデ
ータの中央(1/2T)に立上りタイミングを持つ最適
位相クロックh(CLK5)により位相が調整され、抽
出データDoutとして出力される。以後、抽出クロック
CLK9(最適位相クロックの反転信号)の位相と一致
した抽出データDoutが得られる。
【0022】このように、PLL回路10により生成さ
れた基準クロックCLKVおよび分周クロックCLK1
に基づいて、多位相クロック生成回路20、データ・エ
ッジ検出回路30、最適位相判定回路40および最適位
相選択回路50により、入力データDinのリタイミング
処理に最適な位相を有するクロックを抽出し、次いで最
適位相クロックに基づいて、タイミング調整回路60お
よびデータ・リタイミング回路70により、入力データ
inのリタイミング処理を行なうことができる。ここ
で、最適位相クロックの生成の際に、選択対象となる多
位相クロックをPLL回路10の遅延よりも小さいディ
レイゲートを用いて生成しているため、周辺温度や電源
電圧等の変動要因に対して、抽出クロックの変動量を小
さく抑え、入力データDinの所定の位置に立上りタイミ
ングを設定することができるため、データの位相調整を
良好に実施することができる。
【0023】上述した実施例におけるデータ・リタイミ
ング調整制御は、一連のクロックの抽出処理、入力デー
タDinのリタイミング処理を実施する際に、入力データ
inに”1”、”0”の繰り返しパターンを入力する手
法を示したが、所定周期ごとにこのような繰り返しパタ
ーンを入力することにより、あるいは繰り返しパターン
が入力されることにより自動的に実行するように構成す
ることにより、最適位相のクロックが精度良く選択さ
れ、エラー抑制効果を向上させることができる。
【0024】なお、本実施例における多位相クロック生
成のためのディレイゲートの段数、基準クロックCLK
Vのクロック数のカウントおよびデータの所定位置設定
のためのFFの段数、また最適位相のクロックを選択す
るためのMUXの段数は、基準クロックを分周する分周
器(1/n)15の設定に応じて適切に決定される。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクロック
抽出回路によれば、周辺温度、電源電圧の変動に影響さ
れることなく、入力データのタイミングの中央にクロッ
ク信号の立上りタイミングを的確に設定することができ
るため、ジッタの多いデータが入力してもリタイミング
時のエラーの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクロック抽出回路の基本構成を示
す図である。
【図2】本発明に適用される位相同期回路におけるタイ
ミングチャートを示す図である。
【図3】本発明に適用されるデータ・エッジ検出回路お
よび多位相クロック生成回路の一例を示す図である。
【図4】本発明に適用される多位相クロック生成回路に
おけるタイミングチャートを示す図である。
【図5】本発明に適用されるデータ・エッジ検出回路に
おけるタイミングチャートを示す図である。
【図6】本発明に適用される最適位相判定回路の一例を
示す図である。
【図7】本発明に適用される最適位相判定回路における
タイミングチャートを示す図である。
【図8】本発明に適用される最適位相選択回路の一例を
示す図である。
【図9】本発明に適用されるタイミング調整回路および
データ・リタイミング回路の一例を示す図である。
【図10】本発明に適用される最適位相選択回路、タイ
ミング調整回路およびデータ・リタイミング回路におけ
るタイミングチャートを示す図である。
【図11】従来のクロック抽出回路の構成を示す図であ
る。
【図12】従来のクロック抽出回路におけるタイミング
チャートを示す図である。
【符号の説明】
1 クロック抽出回路 10 位相同期回路(PLL回路:位相同期手段) 11 位相比較器 11a 遅延ゲート 11b 排他的NOR回路(EXNOR) 11c、11d NOR回路 11e NOT回路(インバータ) 12 チャージポンプ 13 低域フィルタ 14 電圧制御発振器(VGO) 15 分周器 20 多位相クロック生成回路(多位相クロック生
成手段) 30 データ・エッジ検出回路(データ・エッジ検
出手段) 40 最適位相判定回路(位相判定手段) 50 最適位相選択回路(位相選択手段) 60 タイミング調整回路(タイミング調整手段) 70 データ・リタイミング回路(データ・リタイ
ミング手段) 80 NOT回路(インバータ) 100 データ・リタイミング調整回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号との位相が比較され、該位相の誤
    差に比例した誤差電圧に基づいて前記入力信号に同期し
    た周波数有する基準クロックを生成する位相同期手段
    と、該基準クロックから所定の遅延を有する抽出クロッ
    クと、前記基準クロックに基づいて前記入力信号のタイ
    ミングを調整制御したリタイミング信号とを出力するリ
    タイミング調整手段とを具備するクロック抽出回路にお
    いて、 前記リタイミング調整手段が、前記基準クロックに基づ
    いて所定の位相を持つ複数の2次クロックを生成する多
    位相クロック生成手段と、前記2次クロックに基づいて
    前記入力信号の立上りおよび立下りエッジを検出するデ
    ータ・エッジ検出手段と、前記基準クロックおよび前記
    データ・エッジ検出手段により検出された入力信号のエ
    ッジに基づいて前記入力信号の位相を判定する位相判定
    手段と、前記位相判定手段からの判定結果に基づいて、
    前記複数の2次クロックから前記入力信号の位相調整に
    用いるクロックを選択し、3次クロックとして出力する
    位相選択手段と、前記基準クロックから前記3次クロッ
    クを生成する際の遅延時間を前記入力信号に反映するタ
    イミング調整手段と、前記タイミング調整手段により所
    定の遅延時間を付加された前記入力信号を、前記3次ク
    ロックに基づいて位相調整するリタイミング手段と、を
    有することを特徴とするクロック抽出回路。
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