JPH09227779A - 建築用ゴム部材及びその表面の親水性付与方法 - Google Patents
建築用ゴム部材及びその表面の親水性付与方法Info
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- JPH09227779A JPH09227779A JP8352144A JP35214496A JPH09227779A JP H09227779 A JPH09227779 A JP H09227779A JP 8352144 A JP8352144 A JP 8352144A JP 35214496 A JP35214496 A JP 35214496A JP H09227779 A JPH09227779 A JP H09227779A
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Abstract
れた硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化物から
なることを特徴とする建築用ゴム部材。 【効果】 本発明の建築用ゴム部材は、紫外線の照射に
より表面が親水化され、非汚染性に優れ、しかもシール
性が良好であり、このためコーティング、目地に充填施
工、もしくは固形ガスケットとして使用した場合、建
物、目地、及び目地周辺の汚染を起こさず、また耐候性
に優れるものである。
Description
材、コーティング材、ガスケット等の建築用ゴム部材及
びその表面に対する親水性付与方法に関する。
造物におけるコンクリート、サッシなどのジョイント
部、ガラス回りなどは、現在、合成ゴムなどのシーリン
グ材で充填施工する方法が一般的であり、このシーリン
グ材としては、シリコーン系、ポリサルファイド系、ポ
リウレタン系、アクリル系、SBR系、ブチル系など、
各種のものが知られているが、接着性、耐熱耐候性、耐
久性という面からは縮合硬化型のシリコーン系シーリン
グ材が広く使用されている。また、固形ガスケットにお
いては過酸化物加硫型シリコーン系のガスケットが使用
されることが多い。更に近年では、過酸化物加硫型シリ
コーン系のガスケット上に紫外線硬化型のシリコーン系
コーティング材をオーバーコートする手法や、ガラス上
に型枠を設置して白金付加加硫型シリコーンゴム組成物
を注型、硬化、接着させ、ガラス一体型ガスケットを作
成する手法も提案されている。
るシリコーン系のシーリング材、ガスケットには目地周
辺に汚れが広がるという問題が発生している。この現象
は建物の立地条件(外部環境、方位)、目地設計(形
状、接着体)等に大きく依存し、一般に建物周辺の大気
汚染度、降雨の流れ具合、降雨後の乾燥度と著しく相関
があることが判明している。この対策として、落とし目
地や孫目地等の降雨が直接目地に触れないような目地へ
の設計変更、硬化後のシーラントもしくはガスケットの
表面に塗布剤による障壁を作り、汚染を防止する方法等
があるが、前者は設計仕様の変更を伴うため建物の意匠
上の問題が残り、後者は塗布という工程の増加が総合工
賃のアップにつながるため一般的なものとはなっていな
い。
たもので、非汚染性に優れた建築用ゴム部材及びその表
面の親水性付与方法を提供することを目的とする。
発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った
結果、酸化チタン、酸化亜鉛等の光触媒活性を有する粒
子が分散、含有された硬化性オルガノポリシロキサン組
成物の硬化物によりシーリング材、コーティング材、ガ
スケットなどの建築用ゴム部材を製造した場合、これに
紫外線が照射されることで表面が改質されて親水化さ
れ、非汚染性が付与されること、またこれによって建築
用ゴム部材の物性低下をもたらすものではないことを知
見し、本発明をなすに至った。
が分散、含有された硬化性オルガノポリシロキサン組成
物の硬化物からなることを特徴とする建築用ゴム部材を
提供するものである。
本発明の建築用ゴム部材は、光触媒活性を有する粒子を
配合した硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化物
(シリコーンゴム)からなるものである。
サン組成物は、ジオルガノポリシロキサンを主成分とす
るものであるが、その硬化方式は特に制限されず、例え
ば、従来公知の有機過酸化物により加硫するオルガノポ
リシロキサン組成物、縮合型硬化性組成物、白金付加加
硫型組成物、放射線硬化型組成物等が挙げられる。
としては、平均組成式RaSiO(4-a)/2で示されるもの
が好ましい。このRは、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、2−エチルブチル基、オクチル基などの
アルキル基、シクロヘキシル基、シクロペンチル基など
のシクロアルキル基、ビニル基、ヘキセニル基、アリル
基などのアルケニル基、フェニル基、トリル基、キシリ
ル基、ナフチル基、ジフェニル基などのアリール基、ベ
ンジル基、フェニルエチル基などのアラルキル基、ある
いはこれらの基の炭素原子に結合している水素原子の一
部又は全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換したク
ロロメチル基、トリフロロプロピル基、2−シアノエチ
ル基、3−シアノプロピル基などから選択される同一又
は異種の非置換又は置換の好ましくは炭素数1〜12、
特に1〜10の一価炭化水素基であり、aは1.90〜
2.05である。
ルガノポリシロキサン組成物の主体は分子鎖両末端が水
酸基で封鎖されたオルガノポリシロキサンとされるが、
本組成物を良好なゴム物性を示し、機械強度の優れた硬
化物を与えるものとするには、25℃における粘度が2
5cs以上、好ましくは100〜1,000,000c
sのオルガノポリシロキサンを用いることが好ましい。
また、このオルガノポリシロキサンの架橋剤としては、
加水分解性の基を1分子中に2個以上有するシラン、あ
るいはシロキサン化合物が使用されるものである。この
場合、その加水分解性の基としては、メトキシ基、エト
キシ基、ブトキシ基などのアルコキシ基、ジメチルケト
オキシム基、メチルエチルケトオキシム基などのケトオ
キシム基、アセトキシ基などのアシルオキシ基、イソプ
ロペニルオキシ基、イソブテニルオキシ基などのアルケ
ニルオキシ基、N−ブチルアミノ基、N,N−ジエチル
アミノ基などのアミノ基、N−メチルアセトアミド基な
どのアミド基などが挙げられる。
酸基封鎖オルガノポリシロキサン100部(重量部、以
下同様)に対し、2〜50部、特に5〜20部とするこ
とが好ましい。
には、通常、硬化触媒が使用され、これにはジブチル錫
ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジ
オクトエート等のアルキル錫エステル化合物、テトライ
ソプロポキシチタン、テトラn−ブトキシチタン、テト
ラキス(2−エチルヘキソキシ)チタン、ジプロポキシ
ビス(アセチルアセトナ)チタン、チタニウムイソプロ
ポキシオクチレングリコール等のチタン酸エステル又は
チタンキレート化合物、ナフテン酸亜鉛、ステアリン酸
亜鉛、亜鉛−2−エチルオクトエート、鉄−2−エチル
ヘキソエート、コバルト−2−エチルヘキソエート、マ
ンガン−2−エチルヘキソエート、ナフテン酸コバル
ト、アルコキシアルミニウム化合物等の有機金属化合
物、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β
(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン等のアミノアルキル基置換アルコキシシラン、ヘキシ
ルアミン、リン酸ドデシルアミン等のアミン化合物及び
その塩、ベンジルトリエチルアンモニウムアセテート等
の第4級アンモニウム塩、酢酸カリウム、酢酸ナトリウ
ム、蓚酸リチウム等のアルカリ金属の低級脂肪酸塩、ジ
メチルヒドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシルアミ
ン等のジアルキルヒドロキシルアミン、テトラメチルグ
アニジルプロピルトリメトキシシラン、テトラメチルグ
アニジルプロピルメチルジメトキシシラン、テトラメチ
ルグアニジルプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シ
ラン等のグアニジル基を含有するシラン又はシロキサン
等が例示されるが、これらはその1種に限定されず、2
種もしくはそれ以上の混合物として使用してもよい。な
お、これら硬化触媒の配合量は、上記オルガノポリシロ
キサン100部に対し0〜10部、特に0.01〜5部
が好ましい。
金付加型オルガノポリシロキサン組成物である場合に
は、主体として使用されるオルガノポリシロキサンとし
ては、分子鎖末端及び/又は分子鎖中にアルケニル基を
少なくとも2個有するものが使用される。その25℃の
粘度は100〜10,000,000csであることが
好ましい。架橋剤としては、1分子中にSiH基を少な
くとも2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンを用いる。このオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンとしては公知のものを使用することができるが、
25℃の粘度が300cs以下であるものが好ましい。
その使用量は、主成分のオルガノポリシロキサンのアル
ケニル基1モル当りSiH基が0.3〜10モル、特に
0.5〜5モルとすることが好ましい。この組成物に
は、更に硬化触媒を触媒量添加することができる。この
付加反応触媒としては公知のものでよく、第VIII族
の金属又はその化合物、特には白金化合物が好適に用い
られる。この白金化合物としては、塩化白金酸、白金と
オレフィン等との錯体などを挙げることができる。
化物加硫型オルガノポリシロキサン組成物である場合に
は、主体として使用されるオルガノポリシロキサンとし
ては25℃における粘度が100,000〜10,00
0,000csで分子鎖末端及び/又は分子鎖中にビニ
ル基を有するものが好ましく、その硬化触媒としては有
機過酸化物が使用される。有機過酸化物の例としては、
ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイ
ド等のアルキル系有機過酸化物、ベンゾイルパーオキサ
イド、2,4−ジクロルベンゾイルパーオキサイド等の
アシル系有機過酸化物が好適な化合物として用いられ
る。その配合量はオルガノポリシロキサン100部に対
して0.1〜10部、特に0.2〜5部が好ましい。
射線硬化型オルガノポリシロキサン組成物である場合に
は、主体として使用されるオルガノポリシロキサンとし
ては分子鎖末端及び/又は分子鎖中にビニル基、アリル
基、アルケニルオキシ基、アクリル基、メタクリル基等
の脂肪族不飽和基、メルカプト基、エポキシ基、ヒドロ
シリル基などを有するものが用いられる。反応開始剤と
しては、当業界でよく知られているアセトフェノン、プ
ロピオフェノン、ベンゾフェノン、キサントール、フル
オレイン、ベンズアルデヒド、アンスラキノン、トリフ
ェニルアミン、カルバゾール、3−メチルアセトフェノ
ン、4−メチルアセトフェノン、3−ペンチルアセトフ
ェノン、4−メトキシアセトフェノン、3−ブロモアセ
トフェノン、4−アリルアセトフェノン、p−ジアセチ
ルベンゼン、3−メトキシベンゾフェノン、4−メチル
ベンゾフェノン、4−クロロベンゾフェノン、4,4’
−ジメトキシベンゾフェノン、4−クロロ−4’−ベン
ジルベンゾフェノン、3−クロロキサントール、3,9
−ジクロロキサントール、3−クロロ−8−ノニルキサ
ントール、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベ
ンゾインブチルエーテル、ビス(4−ジメチルアミノフ
ェニル)ケトン、ベンジルメトキシケタール、2−クロ
ロチオキサントール等が挙げられる。その配合量はオル
ガノポリシロキサン100部に対して0.1〜20部、
特に0.5〜10部であることが好ましい。
は光触媒活性を有する粒子を配合する。
は、被膜の表面に存在し、表面を疎水性にしている有機
基を分解することのできる程度の、高い光触媒活性を有
するものが使用される。
ば、いずれの光触媒体でもよい。具体的には酸化チタ
ン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化第二鉄、三酸化タングス
テン、三酸化二ビスマス、チタン酸ストロンチウム等
が、特定波長以下の光が照射されると価電子帯の電子が
伝導体に励起され、伝導電子と正孔を生成し得る光触媒
として挙げられるが、中でも酸化チタン及び酸化亜鉛が
好ましく、特に化学的に安定であり、安価であることを
考慮すると光触媒用酸化チタンが好ましい。酸化チタン
の粒子型は問わないが、特に化学的に安定であり、安価
であるアナターゼ型酸化チタンがより好ましい。また、
酸化チタンの光触媒活性は、粒子の平均粒径が小さいほ
ど高く、粒径0.1μm以下、特に20nm以下のもの
を使用するのがよい。ここで、平均粒径とは、粒子の粉
末X線回折した時の結晶の最大ピークの積分幅からSc
herrer式により求められる値である。酸化チタン
粒子は分散媒に分散したゾルのほか、水、溶剤を含有し
たペーストあるいは粉体を使用することができる。ゾル
の分散媒としては水、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、nーブタノール、イソブタノール等のアル
コール類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン等のケトン類が好ましい。
は、禁制帯幅以上のエネルギーを持つ光子を照射する
と、電子と正孔が生成する性質を有する程度の連続周期
性を有する単位格子からなる酸化チタン又はその集合体
であり、その結晶系は上述したようにアナターゼ型、ル
チル型、ブッカイト型等いずれのものでも良い。また、
上記性質を有する限りにおいて、酸化チタンにチタン以
外の金属が接触、固溶していても良い。ここで電子と正
孔が生成する性質を有する程度の連続周期性は、少なく
とも粉末X線回析において50KV−300mAの条件
で結晶の最強ピークが観察される程度以上であれば十分
である。
が、シリコーン硬化物の表面に作用し、表面が親水化さ
れる。なお、これは表面の有機基の一部が正孔と水酸基
との反応で生成する水酸ラジカルや、電子と酸素との反
応で生成するスーパーオキサイドイオン等の活性酸素種
と反応し、水酸基を表面に形成するためと思われる。し
かし、この反応は本研究の長期耐光試験の結果、少なく
とも太陽光レベルの紫外線照射では表面層でしか生じ
ず、シリコーンゴムの内部までは生じないことがラマン
分光等で確認されたものである。
硫酸チタニル、塩化チタニル、チタンアルコキシド等の
チタン化合物を加熱加水分解、アルカリ添加により中
和、気相酸化、及びそれを焼成あるいは水熱処理する
等、特開平7−171408号公報に記載されているよ
うな公知の方法で得られる。
上記した硬化性オルガノポリシロキサン組成物中のオル
ガノポリシロキサン成分100部に対して、5〜40
部、特に10〜30部の量で使用することが好ましい。
5部未満では硬化物の表面に与えられる非汚染性が不十
分であり、40部を超えると非汚染性(親水性)が低下
する傾向にあり、また建築用ゴム部材(シーリング材、
コーティング材、ガスケットなど)が弾性を示さなくな
り、シール性が低下するおそれがある。
1重量%以下であることが好ましい。即ち、シーリング
材、コーティング材、ガスケット等の建築用ゴム部材に
適用する場合、光触媒活性を有する粒子を含有させる工
程において、含水量が1重量%より大きくなると、含有
させる工程中でオルガノポリシロキサン組成物が増粘や
発泡を起こしやすく、組成物のシール性の低下につなが
るおそれがある。
成物には、非汚染性を阻害しない範囲において種々の化
合物を添加することは任意であり、例えばポリエチレン
グリコール又はその誘導体からなるチクソトロピー性付
与剤、焼成煙霧質シリカ、沈降性シリカ、石英粉末、炭
素粉末、タルク及びベントナイトなどの補強剤、アスベ
スト、ガラス繊維、炭素繊維及び有機繊維などの繊維質
充填剤、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、酸化亜鉛、酸化マ
グネシウム、セライトなどの塩基性充填剤、ベンガラ及
び酸化セリウムなどの耐熱性向上剤、耐寒性向上剤、脱
水剤、防錆剤、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン
などの接着性向上剤、トリオルガノシロキシ単位及びS
iO2単位及び/又はモノオルガノシロキシ単位よりな
る網状ポリシロキサンなどの液状補強剤などを必要に応
じてその所定量を添加することができる。
ルガノポリシロキサン組成物を硬化してなるもので、シ
ーリング材、コーティング材、ガスケットなどとして使
用されるが、上記硬化性オルガノポリシロキサン組成物
の成形硬化方法、硬化条件などは、組成物の種類に応じ
た公知の方法、条件を採用することができる。この場
合、得られた建築用ゴム部材は、紫外線を照射すると表
面が親水化されるが、この紫外線照射は大気中の紫外線
や蛍光灯の紫外線等によってもよく、また紫外線ランプ
等の紫外線発生装置を使用することができ、合計照射量
が1J/cm2 以上、特に2J/cm2 以上の紫外線照射
量であることが好ましい。
射により表面が親水化され、非汚染性に優れ、しかもシ
ール性が良好であり、このためコーティング、目地に充
填施工、もしくは固形ガスケットとして使用した場合、
建物、目地、及び目地周辺の汚染を起こさず、また耐候
性に優れるものである。
本発明は下記の実施例に制限されるものではない。な
お、粘度は25℃での測定値を示したものである。
粘したパテ状の試料6を得た。
用いて厚さ2mmのシートを作り、20℃、55%RH
の雰囲気下に7日間放置して、ゴム弾性体とした。次い
で、紫外線照射装置を用いて表面に36J/cm2 の紫
外線を照射した後、表面の水に対する接触角を調べたと
ころ、表1に示した結果が得られた。また、これらの組
成物を白ガラス板状に30×30×2mm厚に塗布し、
20℃、55%RHの雰囲気下に7日間放置して、ゴム
弾性体とし、3ケ月間屋外暴露したところ、表1に併記
した結果が得られた。
白ガラス板状に30×30×2mm厚に塗布し、20
℃、55%RHの雰囲気下に7日間放置して、ゴム弾性
体とし、6ケ月間屋外暴露したところ、表2に示した結
果が得られた。
24時間硬化させ、50×30×210mmのガスケッ
トを得た。
で10分プレス成形し、50×30×210mmのガス
ケットを得た。
灯(80W/cm)1灯、距離10cm、コンベアスピ
ード1m/minで3回照射し、50×30×210m
mのガスケットを得た。
して白ガラス板状にボルトで固定し、6ケ月間屋外暴露
したところ、表3に示した結果が得られた。
を50.0重量部とする以外は実施例4と同様にして硬
化物を得た。これを実施例4と同様に屋外暴露した結
果、汚染性は“△(やや汚れあり)”であった。
サン組成物を用いてガスケットを作成し、そのシール性
を試験した結果、実施例4の組成物から得られたガスケ
ットは、JIS K6301に準じたH型ブロック試験
を行ったところ、伸びが50%でシール性が良好であっ
たが、実施例9の組成物から得られたガスケットは伸び
が10%であり、酸化チタン量が多く、弾性に乏しいた
め、シール性は実施例4のものに比べて劣るものであっ
た。
Claims (6)
- 【請求項1】 光触媒活性を有する粒子が分散、含有さ
れた硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化物から
なることを特徴とする建築用ゴム部材。 - 【請求項2】 光触媒活性を有する粒子の配合量が、硬
化性オルガノポリシロキサン組成物中のオルガノポリシ
ロキサン成分100重量部に対して5〜40重量部であ
る請求項1記載の建築用ゴム部材。 - 【請求項3】 光触媒活性を有する粒子の含水量が1重
量%以下である請求項1又は2記載の建築用ゴム部材。 - 【請求項4】 光触媒活性を有する粒子が酸化チタン又
は酸化亜鉛である請求項1,2又は3記載の建築用ゴム
部材。 - 【請求項5】 建築用ゴム部材が、シーリング材、コー
ティング材又はガスケットである請求項1乃至4のいず
れか1項記載の建築用ゴム部材。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項記載の建
築用ゴム部材の表面を紫外線照射することを特徴とする
建築用ゴム部材表面の親水性付与方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8352144A JPH09227779A (ja) | 1995-12-22 | 1996-12-12 | 建築用ゴム部材及びその表面の親水性付与方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35027295 | 1995-12-22 | ||
JP7-350272 | 1995-12-22 | ||
JP8352144A JPH09227779A (ja) | 1995-12-22 | 1996-12-12 | 建築用ゴム部材及びその表面の親水性付与方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09227779A true JPH09227779A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=26579165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8352144A Pending JPH09227779A (ja) | 1995-12-22 | 1996-12-12 | 建築用ゴム部材及びその表面の親水性付与方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH09227779A (ja) |
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