JPH0915420A - カラー液晶プロジェクター用カラーフィルタ及びその製造方法 - Google Patents
カラー液晶プロジェクター用カラーフィルタ及びその製造方法Info
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- JPH0915420A JPH0915420A JP16075495A JP16075495A JPH0915420A JP H0915420 A JPH0915420 A JP H0915420A JP 16075495 A JP16075495 A JP 16075495A JP 16075495 A JP16075495 A JP 16075495A JP H0915420 A JPH0915420 A JP H0915420A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】染色法、顔料分散法、印刷法に依らない高光屈
折率材料と低光屈折率材料の交互多層積層による分光透
過率の良好な耐熱性及び耐候性のある無機系の多層膜法
によってカラー化したカラー液晶プロジェクター用カラ
ーフィルタを提供することにある。 【構成】透明基板1上に高屈折率材料と低屈折率材料と
を交互に多層に積層し、それぞれ赤R、緑G、青Bのピ
ーク領域の分光透過率がいずれも85%以上である光吸
収率の少ない多層薄膜干渉フィルタによる、特に強力光
源の発する熱に対して耐熱性のあるカラーフィルタパタ
ーン層Lを備えた。
折率材料と低光屈折率材料の交互多層積層による分光透
過率の良好な耐熱性及び耐候性のある無機系の多層膜法
によってカラー化したカラー液晶プロジェクター用カラ
ーフィルタを提供することにある。 【構成】透明基板1上に高屈折率材料と低屈折率材料と
を交互に多層に積層し、それぞれ赤R、緑G、青Bのピ
ーク領域の分光透過率がいずれも85%以上である光吸
収率の少ない多層薄膜干渉フィルタによる、特に強力光
源の発する熱に対して耐熱性のあるカラーフィルタパタ
ーン層Lを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ(テレビ
カメラ)で撮影されたテレビ画像や録画ビデオ画像、あ
るいは写真カメラで撮影された写真画像をビデオ録画に
より画像変換処理したビデオ画像を、反射型若しくは透
過型映写用スクリーン上に拡大投影して鑑賞するための
カラー液晶プロジェクターに使用するカラー液晶プロジ
ェクター用カラーフィルタ及びその製造方法に関する。
カメラ)で撮影されたテレビ画像や録画ビデオ画像、あ
るいは写真カメラで撮影された写真画像をビデオ録画に
より画像変換処理したビデオ画像を、反射型若しくは透
過型映写用スクリーン上に拡大投影して鑑賞するための
カラー液晶プロジェクターに使用するカラー液晶プロジ
ェクター用カラーフィルタ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会におけるオーディオ・
ビジュアル化の進展に伴って、テレビ画像や録画ビデオ
画像を、反射型若しくは透過型映写用スクリーン上に拡
大投影して画像情報を楽しむ鑑賞スタイルが普及してき
ている。
ビジュアル化の進展に伴って、テレビ画像や録画ビデオ
画像を、反射型若しくは透過型映写用スクリーン上に拡
大投影して画像情報を楽しむ鑑賞スタイルが普及してき
ている。
【0003】テレビ画像や録画ビデオ画像を、反射型若
しくは透過型映写用スクリーン上に拡大投影するために
は、CRT表示方式や液晶表示方式によるカラーテレビ
画像プロジェクターが用いられている。
しくは透過型映写用スクリーン上に拡大投影するために
は、CRT表示方式や液晶表示方式によるカラーテレビ
画像プロジェクターが用いられている。
【0004】上記カラー液晶表示方式のカラーテレビ画
像プロジェクターには、単一のカラー液晶テレビ画面の
前面に単一の拡大光学レンズ系、後面に照明光源をそれ
ぞれ配置して、該レンズ系を介してカラー液晶テレビ画
面を映写スクリーン上に拡大投影するようにした1眼方
式のカラー液晶プロジェクターがある。
像プロジェクターには、単一のカラー液晶テレビ画面の
前面に単一の拡大光学レンズ系、後面に照明光源をそれ
ぞれ配置して、該レンズ系を介してカラー液晶テレビ画
面を映写スクリーン上に拡大投影するようにした1眼方
式のカラー液晶プロジェクターがある。
【0005】また、上記カラー液晶表示方式のカラーテ
レビ画像プロジェクターには、3台のモノクロ液晶テレ
ビ画面のそれぞれ前面に各画面毎にレッド(R)、グリ
ーン(G)、ブルー(B)のうち、その色成分に該当す
る色のカラーフィルタと、拡大光学レンズ系とをこの順
に配置し、前記3台のモノクロ液晶テレビ画面のそれぞ
れ後面に照明光源を配置して、3つのレンズ系を介して
各々モノクロ液晶テレビ画面を映写スクリーン上に拡大
投影するようにした3眼方式のカラー液晶プロジェクタ
ーがある。
レビ画像プロジェクターには、3台のモノクロ液晶テレ
ビ画面のそれぞれ前面に各画面毎にレッド(R)、グリ
ーン(G)、ブルー(B)のうち、その色成分に該当す
る色のカラーフィルタと、拡大光学レンズ系とをこの順
に配置し、前記3台のモノクロ液晶テレビ画面のそれぞ
れ後面に照明光源を配置して、3つのレンズ系を介して
各々モノクロ液晶テレビ画面を映写スクリーン上に拡大
投影するようにした3眼方式のカラー液晶プロジェクタ
ーがある。
【0006】上記1眼方式のカラー液晶プロジェクター
に使用されるカラー液晶テレビ画面は、テレビ画像の各
画素毎にパターン形成したR、G、Bの三色のカラーフ
ィルタパターンと、電荷の印加によつて透光性から遮光
性若しくは遮光性から透光性にそれぞれ分子配向する液
晶とを、1:1にて規則的に配列したカラー液晶表示パ
ネルによりカラー画像が出力表示される。
に使用されるカラー液晶テレビ画面は、テレビ画像の各
画素毎にパターン形成したR、G、Bの三色のカラーフ
ィルタパターンと、電荷の印加によつて透光性から遮光
性若しくは遮光性から透光性にそれぞれ分子配向する液
晶とを、1:1にて規則的に配列したカラー液晶表示パ
ネルによりカラー画像が出力表示される。
【0007】また上記3眼方式のカラー液晶プロジェク
ターに使用される3台のモノクロ液晶テレビ画面は、
R、G、Bの三色の各成分画像に相当する各色成分毎の
モノクロ(白黒)画像をモノクロ液晶表示パネルにより
映し出し、各パネル毎に配置したその色成分に該当する
色のカラーフィルタを介してカラー画像が出力表示され
る。
ターに使用される3台のモノクロ液晶テレビ画面は、
R、G、Bの三色の各成分画像に相当する各色成分毎の
モノクロ(白黒)画像をモノクロ液晶表示パネルにより
映し出し、各パネル毎に配置したその色成分に該当する
色のカラーフィルタを介してカラー画像が出力表示され
る。
【0008】上記カラー液晶プロジェクターは、CRT
表示方式によるカラープロジェクターとは異なり、使用
されるカラー液晶表示パネル本体がブラウン管などのよ
うな蛍光発光機能を備えていないため、カラー液晶表示
パネルの後方若しくは側方にバックライトと称する白色
光の強力な照明光源が配置される。
表示方式によるカラープロジェクターとは異なり、使用
されるカラー液晶表示パネル本体がブラウン管などのよ
うな蛍光発光機能を備えていないため、カラー液晶表示
パネルの後方若しくは側方にバックライトと称する白色
光の強力な照明光源が配置される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に上記カラー液晶
プロジェクターのカラー液晶表示パネルやモノクロ液晶
表示パネルに使用されるR、G、Bの各カラーフィルタ
は、染着性樹脂(ゼラチンなど)を染料により染色する
染色法、顔料を分散させたフォトレジストを使用する顔
料分散法、印刷インキを用いて印刷する印刷法などによ
って、カラーフィルタの着色がされており、現状ではこ
れら有機系のカラーフィルタが主流となっている。
プロジェクターのカラー液晶表示パネルやモノクロ液晶
表示パネルに使用されるR、G、Bの各カラーフィルタ
は、染着性樹脂(ゼラチンなど)を染料により染色する
染色法、顔料を分散させたフォトレジストを使用する顔
料分散法、印刷インキを用いて印刷する印刷法などによ
って、カラーフィルタの着色がされており、現状ではこ
れら有機系のカラーフィルタが主流となっている。
【0010】しかしながら、上記有機系のカラーフィル
タは、染料や顔料を使用しているため、特にレッド系の
染料や顔料は、耐熱性や耐候性がなく、また、酸、アル
カリなどの薬品に対して比較的弱い傾向がある。
タは、染料や顔料を使用しているため、特にレッド系の
染料や顔料は、耐熱性や耐候性がなく、また、酸、アル
カリなどの薬品に対して比較的弱い傾向がある。
【0011】また、上記染色法は、耐熱性、耐光性に欠
け、印刷法は、パターンのサイズ(平面視サイズ)が6
0〜100μm程度であり、微細化に欠ける。
け、印刷法は、パターンのサイズ(平面視サイズ)が6
0〜100μm程度であり、微細化に欠ける。
【0012】また、染色法、顔料分散法、印刷法とも
に、カラーフィルタの各B、G、Rのピーク透過領域で
の分光透過率が低く、特にブルー(青)、グリーン
(緑)のピーク透過領域での分光透過率が80%以下、
レッド(赤)も85%以下と低く、バックライト(照明
光)の光利得など光効率化に欠けるものである。
に、カラーフィルタの各B、G、Rのピーク透過領域で
の分光透過率が低く、特にブルー(青)、グリーン
(緑)のピーク透過領域での分光透過率が80%以下、
レッド(赤)も85%以下と低く、バックライト(照明
光)の光利得など光効率化に欠けるものである。
【0013】そのため、これら染色法、顔料分散法、印
刷法によるカラーフィルタを採用したカラー液晶プロジ
ェクターは、強力な照明光源から発生する熱や、大気の
温湿度変動によるカラーフィルタの劣化が比較的起き易
い。
刷法によるカラーフィルタを採用したカラー液晶プロジ
ェクターは、強力な照明光源から発生する熱や、大気の
温湿度変動によるカラーフィルタの劣化が比較的起き易
い。
【0014】ところで、熱や温湿度に対して強く、ま
た、酸やアルカリなどの薬品に強いカラーフィルタとし
ては、従来より無機化合物の薄膜を多層に積層して多層
薄膜による分光透過によりカラー化した高透過性の干渉
フィルタ(多層薄膜干渉フィルタ)があり、その製造方
法としては、例えば特開昭59−152407号公報、
特開平1−172905号公報、特開平5−45514
号公報、特開平5−45515号公報などに開示されて
いる。
た、酸やアルカリなどの薬品に強いカラーフィルタとし
ては、従来より無機化合物の薄膜を多層に積層して多層
薄膜による分光透過によりカラー化した高透過性の干渉
フィルタ(多層薄膜干渉フィルタ)があり、その製造方
法としては、例えば特開昭59−152407号公報、
特開平1−172905号公報、特開平5−45514
号公報、特開平5−45515号公報などに開示されて
いる。
【0015】しかしながら、これら耐熱性、耐候性、耐
薬品性のあるカラーフィルタは、カラー画像検出用セン
サー(CCD)のカラーフィルタには使用されている
が、カラー液晶プロジェクターには使用されていないの
が現状である。
薬品性のあるカラーフィルタは、カラー画像検出用セン
サー(CCD)のカラーフィルタには使用されている
が、カラー液晶プロジェクターには使用されていないの
が現状である。
【0016】本発明は、染色法、顔料分散法、印刷法に
依らない高光屈折率材料と低光屈折率材料の交互多層積
層による分光透過率の良好な耐熱性及び耐候性のある無
機系の多層膜法によってカラー化したカラー液晶プロジ
ェクター用の多層薄膜干渉フィルタによるカラーフィル
タを提供することにある。
依らない高光屈折率材料と低光屈折率材料の交互多層積
層による分光透過率の良好な耐熱性及び耐候性のある無
機系の多層膜法によってカラー化したカラー液晶プロジ
ェクター用の多層薄膜干渉フィルタによるカラーフィル
タを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、透
明基板上に高屈折率材料と低屈折率材料とを交互に多層
に積層し、それぞれ赤、緑、青のピーク領域の分光透過
率がいずれも85%以上である光吸収率の少ない多層薄
膜干渉フィルタによるカラーフィルタパターンを備えた
ことを特徴とするカラー液晶プロジェクター用カラーフ
ィルタである。
明基板上に高屈折率材料と低屈折率材料とを交互に多層
に積層し、それぞれ赤、緑、青のピーク領域の分光透過
率がいずれも85%以上である光吸収率の少ない多層薄
膜干渉フィルタによるカラーフィルタパターンを備えた
ことを特徴とするカラー液晶プロジェクター用カラーフ
ィルタである。
【0018】次に、本発明の第2発明は、上記第1発明
のカラー液晶プロジェクター用カラーフィルタの前記多
層薄膜干渉フィルタによるカラーフィルタパターンを、
リフトオフ方式を用いてパターン化することを特徴とす
るカラー液晶プロジェクター用カラーフィルタの製造方
法である。
のカラー液晶プロジェクター用カラーフィルタの前記多
層薄膜干渉フィルタによるカラーフィルタパターンを、
リフトオフ方式を用いてパターン化することを特徴とす
るカラー液晶プロジェクター用カラーフィルタの製造方
法である。
【0019】次に、本発明の第3発明は、上記第1発明
のカラー液晶プロジェクター用カラーフィルタの前記多
層薄膜干渉フィルタによるカラーフィルタパターンを、
ドライエッチング方式を用いてパターン化することを特
徴とするカラー液晶プロジェクター用カラーフィルタの
製造方法である。
のカラー液晶プロジェクター用カラーフィルタの前記多
層薄膜干渉フィルタによるカラーフィルタパターンを、
ドライエッチング方式を用いてパターン化することを特
徴とするカラー液晶プロジェクター用カラーフィルタの
製造方法である。
【0020】
【実施例】本発明の第1発明のカラー液晶プロジェクタ
ー用カラーフィルタを、図1の実施例に従って以下に詳
細に説明する。
ー用カラーフィルタを、図1の実施例に従って以下に詳
細に説明する。
【0021】図1は、第1発明のカラー液晶プロジェク
ター用カラーフィルタ、所謂、カラー液晶プロジェクタ
ーに使用されるカラー液晶表示パネルのカラーフィルタ
の側断面図である。
ター用カラーフィルタ、所謂、カラー液晶プロジェクタ
ーに使用されるカラー液晶表示パネルのカラーフィルタ
の側断面図である。
【0022】透明基板1(ガラス基板)の表面には、カ
ラー表示画素領域CPc 毎に設けられた3つの画素パタ
ーン領域Pc (ピクセル領域)に、同一平面形状の青色
(ブルー)パターンB、緑色(グリーン)パターンG、
赤色(レッド)パターンRの画素パターン(ピクセル)
による光透過性のカラーパターン層Lが形成されてい
る。
ラー表示画素領域CPc 毎に設けられた3つの画素パタ
ーン領域Pc (ピクセル領域)に、同一平面形状の青色
(ブルー)パターンB、緑色(グリーン)パターンG、
赤色(レッド)パターンRの画素パターン(ピクセル)
による光透過性のカラーパターン層Lが形成されてい
る。
【0023】それぞれパターンB、G、Rは、高光屈折
率材料(例えば、光屈折率n≧2.0)による薄膜と、
低光屈折率材料(例えば、光屈折率n≦1.5)による
薄膜とを、交互に多層に積層したパターンである。
率材料(例えば、光屈折率n≧2.0)による薄膜と、
低光屈折率材料(例えば、光屈折率n≦1.5)による
薄膜とを、交互に多層に積層したパターンである。
【0024】高光屈折率材料としては、酸化チタン(T
iO2 、光屈折率;2.40)、酸化亜鉛(ZnO)、
硫化亜鉛(ZnS)などが使用され、低光屈折率材料と
しては、二酸化珪素(SiO2 、光屈折率;1.4
6)、一酸化珪素SiO、フッ化マグネシウム(MgF
2 )などが使用される。
iO2 、光屈折率;2.40)、酸化亜鉛(ZnO)、
硫化亜鉛(ZnS)などが使用され、低光屈折率材料と
しては、二酸化珪素(SiO2 、光屈折率;1.4
6)、一酸化珪素SiO、フッ化マグネシウム(MgF
2 )などが使用される。
【0025】各々パターンB、G、Rは、これらの材料
の加熱蒸気を用いて、PVD法(physical v
apor deposition)におけるスパッタリ
ング法、イオンプレーティング法、イオンビーム蒸着法
などイオンアシストによる蒸着法により、透明基板1上
に薄膜を多層に積層してパターン形成されている。
の加熱蒸気を用いて、PVD法(physical v
apor deposition)におけるスパッタリ
ング法、イオンプレーティング法、イオンビーム蒸着法
などイオンアシストによる蒸着法により、透明基板1上
に薄膜を多層に積層してパターン形成されている。
【0026】なお、各薄膜の膜厚は、同一のλ/4程度
(λ;プロジェクター照明光源の波長)が適当であり、
薄膜の積層数は7〜30層の範囲、若しくは9〜30層
の範囲が適当である。
(λ;プロジェクター照明光源の波長)が適当であり、
薄膜の積層数は7〜30層の範囲、若しくは9〜30層
の範囲が適当である。
【0027】各々パターンB、G、Rは、それぞれパタ
ーンB、G、Rの薄膜層間の光屈折率に交互に相違をも
たせたことによって、各々パターンB、G、Rに入射す
る照明光源からの白色光(散乱光又は光学レンズ系によ
る規則的発散光)は、各々パターンB、G、Rを透過す
る分光透過光と、各々パターンB、G、Rの薄膜表面乃
至多層薄膜界面で光屈折率の相違によって生じる表面反
射光とに分離し、分光発色させた干渉フィルタであり、
積層される各薄膜の膜厚と積層数とを、それぞれ各色毎
に適正に設定することにより、所定の色の青色パターン
B、緑色パターンG、赤色パターンRが形成されてい
る。
ーンB、G、Rの薄膜層間の光屈折率に交互に相違をも
たせたことによって、各々パターンB、G、Rに入射す
る照明光源からの白色光(散乱光又は光学レンズ系によ
る規則的発散光)は、各々パターンB、G、Rを透過す
る分光透過光と、各々パターンB、G、Rの薄膜表面乃
至多層薄膜界面で光屈折率の相違によって生じる表面反
射光とに分離し、分光発色させた干渉フィルタであり、
積層される各薄膜の膜厚と積層数とを、それぞれ各色毎
に適正に設定することにより、所定の色の青色パターン
B、緑色パターンG、赤色パターンRが形成されてい
る。
【0028】また、それぞれパターンB、G、Rを透過
する光の透過率は、青、緑、赤のピーク領域の分光透過
率が、いずれも85%〜90%以上の透過率を備えてお
り、パターンB、G、Rにおける光吸収率の少ない干渉
フィルタによるカラーフィルタパターンである。
する光の透過率は、青、緑、赤のピーク領域の分光透過
率が、いずれも85%〜90%以上の透過率を備えてお
り、パターンB、G、Rにおける光吸収率の少ない干渉
フィルタによるカラーフィルタパターンである。
【0029】なお上記本発明のカラーフィルタは、透明
基板1とフィルタパターン層Lとの層間、又は、フィル
タパターン層Lの表面側に、各々パターンB、G、Rの
境界部に沿って、真空蒸着法、スパッタリング蒸着法に
より形成した遮光性薄膜(不透明薄膜)を、フォトリソ
グラフィ法、フォトエッチング法などによりパターン形
成したクロム、酸化クロム、あるいはアルミニウムによ
る細線状のブラックマトリクスパターンが設けられてい
るが図面では省略してある。
基板1とフィルタパターン層Lとの層間、又は、フィル
タパターン層Lの表面側に、各々パターンB、G、Rの
境界部に沿って、真空蒸着法、スパッタリング蒸着法に
より形成した遮光性薄膜(不透明薄膜)を、フォトリソ
グラフィ法、フォトエッチング法などによりパターン形
成したクロム、酸化クロム、あるいはアルミニウムによ
る細線状のブラックマトリクスパターンが設けられてい
るが図面では省略してある。
【0030】次に第2発明のカラー液晶プロジェクター
用カラーフィルタの製造方法を、図2(a)〜(j)の
側断面図に示す製造工程の実施例に従って以下に詳細に
説明する。
用カラーフィルタの製造方法を、図2(a)〜(j)の
側断面図に示す製造工程の実施例に従って以下に詳細に
説明する。
【0031】まず、(a)ガラス製の透明基板1上に、
耐熱性のフォトレジストを塗布し、レジスト層2を塗布
形成する。
耐熱性のフォトレジストを塗布し、レジスト層2を塗布
形成する。
【0032】なお、透明基板1面には、後においてパタ
ーン形成される各フィルタパターンB、G、Rの境界部
に相当する部分に沿って、予めストライプ状、網目状な
ど細線状の遮光性ブラックマトリクスパターン(図示せ
ず)をパターン形成しておくものである。
ーン形成される各フィルタパターンB、G、Rの境界部
に相当する部分に沿って、予めストライプ状、網目状な
ど細線状の遮光性ブラックマトリクスパターン(図示せ
ず)をパターン形成しておくものである。
【0033】ブラックマトリクスパターンのパターン形
成は、真空蒸着法、スパッタリング法などにより、透明
基板1の片面に、全面的にクロム、酸化クロム、アルミ
ニウムなどの遮光性薄膜層を形成した後、フォトリソグ
ラフィ法、フォトエッチング法などにより、フォトレジ
スト、リフトオフ材を用いて、パターン露光処理、現像
処理、パターンエッチング処理などを行って、遮光性薄
膜層を遮光性ブラックマトリクスパターンにパターンニ
ングするものである。
成は、真空蒸着法、スパッタリング法などにより、透明
基板1の片面に、全面的にクロム、酸化クロム、アルミ
ニウムなどの遮光性薄膜層を形成した後、フォトリソグ
ラフィ法、フォトエッチング法などにより、フォトレジ
スト、リフトオフ材を用いて、パターン露光処理、現像
処理、パターンエッチング処理などを行って、遮光性薄
膜層を遮光性ブラックマトリクスパターンにパターンニ
ングするものである。
【0034】続いて、レジスト層2上に、各々カラー表
示画素パターン領域CPc 毎に、例えば1色目のパター
ンGに相当する画素パターン領域Pc をパターン露光
し、現像処理することにより、(b)透明基板1上にレ
ジストパターン2aをパターン形成する。
示画素パターン領域CPc 毎に、例えば1色目のパター
ンGに相当する画素パターン領域Pc をパターン露光
し、現像処理することにより、(b)透明基板1上にレ
ジストパターン2aをパターン形成する。
【0035】続いて、(c)透明基板1及びレジストパ
ターン2a上より、イオンアシスト法により、高光屈折
率材料と低光屈折率材料とを用いて、所定の膜厚と層数
に基づいて交互に薄膜を多層に積層形成することによ
り、緑色層G0 (例えば、層厚1.9μm程度)を積層
形成する。
ターン2a上より、イオンアシスト法により、高光屈折
率材料と低光屈折率材料とを用いて、所定の膜厚と層数
に基づいて交互に薄膜を多層に積層形成することによ
り、緑色層G0 (例えば、層厚1.9μm程度)を積層
形成する。
【0036】続いて、(d)透明基板1上よりレジスト
パターン2aを剥離除去(リフトオフ)することによ
り、透明基板1上の各々カラー表示画素パターン領域C
Pc 毎の画素パターン領域Pc に、緑色のパターンGを
パターン形成する。
パターン2aを剥離除去(リフトオフ)することによ
り、透明基板1上の各々カラー表示画素パターン領域C
Pc 毎の画素パターン領域Pc に、緑色のパターンGを
パターン形成する。
【0037】次に、(e)透明基板1上及び緑色のパタ
ーンG上より全面にフォトレジストを塗布し、パターン
露光することにより、レジストパターン3aをパターン
形成する。
ーンG上より全面にフォトレジストを塗布し、パターン
露光することにより、レジストパターン3aをパターン
形成する。
【0038】続いて、(f)透明基板1及びレジストパ
ターン3a上より、イオンアシスト法により、高光屈折
率材料と低光屈折率材料とを用いて、所定の膜厚と層数
に基づいて交互に薄膜を多層に積層形成することによ
り、赤色層R0 (例えば、層厚1.5μm程度)を積層
形成する。
ターン3a上より、イオンアシスト法により、高光屈折
率材料と低光屈折率材料とを用いて、所定の膜厚と層数
に基づいて交互に薄膜を多層に積層形成することによ
り、赤色層R0 (例えば、層厚1.5μm程度)を積層
形成する。
【0039】続いて、(g)透明基板1上よりレジスト
パターン3aを剥離除去(リフトオフ)することによ
り、透明基板1上の各々カラー表示画素パターン領域C
Pc 毎の画素パターン領域Pc に、赤色のパターンRを
パターン形成する。
パターン3aを剥離除去(リフトオフ)することによ
り、透明基板1上の各々カラー表示画素パターン領域C
Pc 毎の画素パターン領域Pc に、赤色のパターンRを
パターン形成する。
【0040】次に、(h)透明基板1上及び緑色のパタ
ーンG及び赤色のパターンR上より全面にフォトレジス
トを塗布し、パターン露光することにより、レジストパ
ターン4aをパターン形成する。
ーンG及び赤色のパターンR上より全面にフォトレジス
トを塗布し、パターン露光することにより、レジストパ
ターン4aをパターン形成する。
【0041】続いて、(f)透明基板1及びレジストパ
ターン4a上より、イオンアシスト法により、高光屈折
率材料と低光屈折率材料とを用いて、所定の膜厚と層数
に基づいて交互に薄膜を多層に積層形成することによ
り、青色層B0 (例えば、層厚1.10μm程度)を積
層形成する。
ターン4a上より、イオンアシスト法により、高光屈折
率材料と低光屈折率材料とを用いて、所定の膜厚と層数
に基づいて交互に薄膜を多層に積層形成することによ
り、青色層B0 (例えば、層厚1.10μm程度)を積
層形成する。
【0042】続いて、(j)透明基板1上よりレジスト
パターン4aを剥離除去(リフトオフ)することによ
り、透明基板1上の各々カラー表示画素パターン領域C
Pc 毎の画素パターン領域Pc に、青色のパターンBを
パターン形成する。
パターン4aを剥離除去(リフトオフ)することによ
り、透明基板1上の各々カラー表示画素パターン領域C
Pc 毎の画素パターン領域Pc に、青色のパターンBを
パターン形成する。
【0043】これによって、透明基板1上に、各々カラ
ー表示画素パターン領域CPc 毎に干渉膜により着色さ
れた青色のパターンB、緑色のパターンG、赤色のパタ
ーンRによるカラーフィルタパターン層Lがそれぞれパ
ターン配置されたカラー液晶プロジェクター用のカラー
フィルタが製造される。
ー表示画素パターン領域CPc 毎に干渉膜により着色さ
れた青色のパターンB、緑色のパターンG、赤色のパタ
ーンRによるカラーフィルタパターン層Lがそれぞれパ
ターン配置されたカラー液晶プロジェクター用のカラー
フィルタが製造される。
【0044】そして最終的に、必要に応じて、前記パタ
ーン化したカラーフィルタパターン層Lの表面に透明な
合成樹脂を均一に塗布するオーバーコート方式、又はカ
ラーフィルタパターン層Lの表面若しくはカラーフィル
タパターン層Lの表面のオーバーコートの表面をバフ研
磨方式などにより平滑に研磨する表面研磨方式を用いて
平滑化するものである。
ーン化したカラーフィルタパターン層Lの表面に透明な
合成樹脂を均一に塗布するオーバーコート方式、又はカ
ラーフィルタパターン層Lの表面若しくはカラーフィル
タパターン層Lの表面のオーバーコートの表面をバフ研
磨方式などにより平滑に研磨する表面研磨方式を用いて
平滑化するものである。
【0045】なお、上記カラーフィルタの製造方法にお
いては、予めブラックマトリクスパターンを形成した透
明基板1上に、青色のパターンB、緑色のパターンG、
赤色のパターンRをそれぞれパターン形成するものであ
るが、本発明においては、これに限定されるものではな
く、透明基板1上に青色のパターンB、緑色のパターン
G、赤色のパターンRをそれぞれパターン形成した後、
又は、その各パターンB、G、R上にオーバーコートを
施した後にブラックマトリクスパターンをパターン形成
してもよい。
いては、予めブラックマトリクスパターンを形成した透
明基板1上に、青色のパターンB、緑色のパターンG、
赤色のパターンRをそれぞれパターン形成するものであ
るが、本発明においては、これに限定されるものではな
く、透明基板1上に青色のパターンB、緑色のパターン
G、赤色のパターンRをそれぞれパターン形成した後、
又は、その各パターンB、G、R上にオーバーコートを
施した後にブラックマトリクスパターンをパターン形成
してもよい。
【0046】次に第3発明のカラー液晶プロジェクター
用カラーフィルタの製造方法を、図3(a)〜(j)及
び図4(a)〜(d)の側断面図に示す製造工程の実施
例に従って以下に詳細に説明する。
用カラーフィルタの製造方法を、図3(a)〜(j)及
び図4(a)〜(d)の側断面図に示す製造工程の実施
例に従って以下に詳細に説明する。
【0047】まず、図3(a)ガラス製の透明基板1上
に、イオンアシスト法により、高光屈折率材料と低光屈
折率材料とを用いて、所定の膜厚と層数に基づいて交互
に薄膜を多層に積層形成することにより、青色層B
0 (例えば、層厚1.10μm程度)を積層形成する。
に、イオンアシスト法により、高光屈折率材料と低光屈
折率材料とを用いて、所定の膜厚と層数に基づいて交互
に薄膜を多層に積層形成することにより、青色層B
0 (例えば、層厚1.10μm程度)を積層形成する。
【0048】続いて、(b)青色層B0 上に、クロム金
属(Cr)などの金属材料を用いてスパッタリングによ
りエッチングマスク層5を形成した後、(c)エッチン
グマスク層5上にフォトレジスト層6を塗布する。
属(Cr)などの金属材料を用いてスパッタリングによ
りエッチングマスク層5を形成した後、(c)エッチン
グマスク層5上にフォトレジスト層6を塗布する。
【0049】続いて、(d)フォトリソグラフィ法に
て、該フォトレジスト層6を各々カラー表示画素パター
ン領域CPc 毎に、例えば1色目のパターンGに相当す
る画素パターン領域Pc をパターン露光し、現像処理し
て、レジストパターン6aをパターン形成する。
て、該フォトレジスト層6を各々カラー表示画素パター
ン領域CPc 毎に、例えば1色目のパターンGに相当す
る画素パターン領域Pc をパターン露光し、現像処理し
て、レジストパターン6aをパターン形成する。
【0050】続いて、(e)レジストパターン6aをマ
スクパターンとして、金属エッチング用エッチャントを
用いて下層の金属製のエッチングマスク層5をエッチン
グする。
スクパターンとして、金属エッチング用エッチャントを
用いて下層の金属製のエッチングマスク層5をエッチン
グする。
【0051】続いて、(f)レジストパターン6aを有
機溶剤にて除去することにより、青色層B0 上に金属製
のエッチングマスクパターン5aをパターン形成する。
機溶剤にて除去することにより、青色層B0 上に金属製
のエッチングマスクパターン5aをパターン形成する。
【0052】続いて、(g)エッチングマスクパターン
5a上より、青色層B0 に対してドライエッチング(反
応性イオンエッチンク)を行い、各々カラー表示画素パ
ターン領域CPc 毎の青色層B0 の中間部の画素パター
ン領域Pc を除去する。
5a上より、青色層B0 に対してドライエッチング(反
応性イオンエッチンク)を行い、各々カラー表示画素パ
ターン領域CPc 毎の青色層B0 の中間部の画素パター
ン領域Pc を除去する。
【0053】続いて、(h)エッチングマスクパターン
5a上より、イオンアシスト法により、高光屈折率材料
と低光屈折率材料とを用いて、所定の膜厚と層数に基づ
いて交互に薄膜を多層に積層形成することにより、緑色
層G0 (例えば、層厚1.9μm程度)を積層形成す
る。
5a上より、イオンアシスト法により、高光屈折率材料
と低光屈折率材料とを用いて、所定の膜厚と層数に基づ
いて交互に薄膜を多層に積層形成することにより、緑色
層G0 (例えば、層厚1.9μm程度)を積層形成す
る。
【0054】続いて、(i)青色層B0 上より金属製の
エッチングマスクパターン5aを、金属エッチング用エ
ッチンャントを用いて剥離除去して、透明基板1上の各
々カラー表示画素パターン領域CPc 毎の画素パターン
領域Pc に、緑色のパターンGとその両側に青色層B0
をパターン形成する。
エッチングマスクパターン5aを、金属エッチング用エ
ッチンャントを用いて剥離除去して、透明基板1上の各
々カラー表示画素パターン領域CPc 毎の画素パターン
領域Pc に、緑色のパターンGとその両側に青色層B0
をパターン形成する。
【0055】次に、(j)透明基板1上にパターン形成
された緑色のパターンGとその両側の青色層B0 上の全
面に、金属製のエッチングマスク層7をスパッタリング
により形成する。
された緑色のパターンGとその両側の青色層B0 上の全
面に、金属製のエッチングマスク層7をスパッタリング
により形成する。
【0056】続いて、該エッチングマスク層7上よりフ
ォトレジスト層を塗布した後、フォトレジスト層をパタ
ーン露光し、現像処理して、レジストパターンを形成
し、該レジストパターンをエッチングマスクパターンと
して、金属製のエッチングマスク層7を金属エッチング
用エッチャントによりエッチングする。
ォトレジスト層を塗布した後、フォトレジスト層をパタ
ーン露光し、現像処理して、レジストパターンを形成
し、該レジストパターンをエッチングマスクパターンと
して、金属製のエッチングマスク層7を金属エッチング
用エッチャントによりエッチングする。
【0057】そして、図4(a)各々カラー表示画素パ
ターン領域CPc 毎の緑色のパターンGとその片側の青
色層B0 上に、エッチングマスクパターン7aをパター
ン形成する。
ターン領域CPc 毎の緑色のパターンGとその片側の青
色層B0 上に、エッチングマスクパターン7aをパター
ン形成する。
【0058】続いて、図4(b)エッチングマスクパタ
ーン7a上より、一側の青色層B0に対してドライエッ
チング(反応性イオンエッチンク)を行うことにより、
一側の青色層B0 を除去して、他側に青色のパターンB
をパターン形成する。
ーン7a上より、一側の青色層B0に対してドライエッ
チング(反応性イオンエッチンク)を行うことにより、
一側の青色層B0 を除去して、他側に青色のパターンB
をパターン形成する。
【0059】続いて、図4(c)エッチングマスクパタ
ーン7a及び透明基板1上より、イオンアシスト法によ
り、高光屈折率材料と低光屈折率材料とを用いて、所定
の膜厚と層数に基づいて交互に薄膜を多層に積層形成す
ることにより、赤色層R0 (例えば、層厚1.5μm程
度)を積層形成する。
ーン7a及び透明基板1上より、イオンアシスト法によ
り、高光屈折率材料と低光屈折率材料とを用いて、所定
の膜厚と層数に基づいて交互に薄膜を多層に積層形成す
ることにより、赤色層R0 (例えば、層厚1.5μm程
度)を積層形成する。
【0060】続いて、図4(d)エッチングマスクパタ
ーン7aを青色のパターンBと緑色のパターンG上より
金属エッチング用エッチャントを用いて除去することに
よって、透明基板1上に、各々カラー表示画素パターン
領域CPc 毎に干渉膜により着色された、青色のパター
ンB、緑色のパターンG、赤色のパターンRによるカラ
ーフィルタパターン層Lがパターン配置されたカラー液
晶プロジェクター用のカラーフィルタが製造される。
ーン7aを青色のパターンBと緑色のパターンG上より
金属エッチング用エッチャントを用いて除去することに
よって、透明基板1上に、各々カラー表示画素パターン
領域CPc 毎に干渉膜により着色された、青色のパター
ンB、緑色のパターンG、赤色のパターンRによるカラ
ーフィルタパターン層Lがパターン配置されたカラー液
晶プロジェクター用のカラーフィルタが製造される。
【0061】そして最終的に、必要に応じて、前記パタ
ーン化したカラーフィルタパターン層Lの表面に透明な
合成樹脂を均一に塗布するオーバーコート方式、又はカ
ラーフィルタパターン層Lの表面若しくはカラーフィル
タパターン層Lの表面のオーバーコートの表面をバフ研
磨方式などにより平滑に研磨する表面研磨方式を用い
て、平滑化するものである。
ーン化したカラーフィルタパターン層Lの表面に透明な
合成樹脂を均一に塗布するオーバーコート方式、又はカ
ラーフィルタパターン層Lの表面若しくはカラーフィル
タパターン層Lの表面のオーバーコートの表面をバフ研
磨方式などにより平滑に研磨する表面研磨方式を用い
て、平滑化するものである。
【0062】図5は、上記本発明の多層膜法によるカラ
ーフィルタの一使用例を説明するカラー液晶プロジェク
ターの概要側面図である。
ーフィルタの一使用例を説明するカラー液晶プロジェク
ターの概要側面図である。
【0063】透明基板1の片面に多層膜法によるカラー
フィルタパターン層Lを備えた本発明のカラーフィルタ
は、パターン層Lの表面に、表面が平滑化された透明オ
ーバーコート8を備える。
フィルタパターン層Lを備えた本発明のカラーフィルタ
は、パターン層Lの表面に、表面が平滑化された透明オ
ーバーコート8を備える。
【0064】該オーバーコート8の表面には透明電極
(図示せず)を備え、該電極に平行に離間対向して、透
明基板21(対向電極基板)と透明な電極21a(対向
電極)とを備え、両対向する電極のいずれか一方の電極
は、フィルタパターンB、G、Rに対応する形状のマト
リクスパターン電極となっている。
(図示せず)を備え、該電極に平行に離間対向して、透
明基板21(対向電極基板)と透明な電極21a(対向
電極)とを備え、両対向する電極のいずれか一方の電極
は、フィルタパターンB、G、Rに対応する形状のマト
リクスパターン電極となっている。
【0065】前記オーバーコート8表面の電極と、対向
電極21aとの離間対向間には、液晶22が充填シール
され、両電極間に印加する画像表示信号に基づく駆動電
荷量に対応して、液晶22は光透過乃至不透過のいずれ
かに変化して駆動動作する。
電極21aとの離間対向間には、液晶22が充填シール
され、両電極間に印加する画像表示信号に基づく駆動電
荷量に対応して、液晶22は光透過乃至不透過のいずれ
かに変化して駆動動作する。
【0066】また、使用する液晶22の種類によって
は、該液晶22に接するように液晶配向用の配向板(図
示せず)が必要に応じて設けられる。
は、該液晶22に接するように液晶配向用の配向板(図
示せず)が必要に応じて設けられる。
【0067】対向電極21a側、又はカラーフィルタ側
より、光拡散板、光収光性のフレネルレンズ板(凸レン
ズ板)、コリメーターレンズなど(図示せず)を介し
て、照明光源11からの光束11aが照射され、両電極
間に印加する電荷に対応して駆動し、画像表示動作する
液晶22と、本発明のカラーフィルタとを透過したカラ
ー表示画像光の光束11aは、拡大光学レンズ系12
(凸レンズ系)を介して拡大されて、所定の反射型スク
リーンや透過型スクリーンなど映写スクリーン面に投影
されるものである。
より、光拡散板、光収光性のフレネルレンズ板(凸レン
ズ板)、コリメーターレンズなど(図示せず)を介し
て、照明光源11からの光束11aが照射され、両電極
間に印加する電荷に対応して駆動し、画像表示動作する
液晶22と、本発明のカラーフィルタとを透過したカラ
ー表示画像光の光束11aは、拡大光学レンズ系12
(凸レンズ系)を介して拡大されて、所定の反射型スク
リーンや透過型スクリーンなど映写スクリーン面に投影
されるものである。
【0068】以下に、本発明のカラー液晶プロジェクタ
ー用カラーフィルタの製造方法の具体的実施例を示す。
ー用カラーフィルタの製造方法の具体的実施例を示す。
【0069】<実施例1>ガラス製の透明基板上に、ス
ピンコート法によりフォトレジストを塗布し、フォトリ
ソグラフィ法にて、1色目の多層薄膜干渉の透過性のカ
ラーフィルタパターン(例えば緑色のパターンG)の非
形成部に膜厚3.4μm程度のレジストパターンをパタ
ーン形成した。(図2(b)参照)
ピンコート法によりフォトレジストを塗布し、フォトリ
ソグラフィ法にて、1色目の多層薄膜干渉の透過性のカ
ラーフィルタパターン(例えば緑色のパターンG)の非
形成部に膜厚3.4μm程度のレジストパターンをパタ
ーン形成した。(図2(b)参照)
【0070】なお、レジストパターンに使用するフォト
レジストとして、高解像度を持ち、粘土が比較的高く、
厚膜形成が可能な耐熱性のフォトレジストを使用し、例
えば耐熱温度約130℃、粘土56cps程度の特性を
持つ、FH5600F(富士ハント社製)を使用した。
レジストとして、高解像度を持ち、粘土が比較的高く、
厚膜形成が可能な耐熱性のフォトレジストを使用し、例
えば耐熱温度約130℃、粘土56cps程度の特性を
持つ、FH5600F(富士ハント社製)を使用した。
【0071】続いて、前記パターン形成したレジストパ
ターン上より、イオンアシストによる蒸着法にて、高光
屈折率材料と低光屈折率材料とによる薄膜を交互に多層
に積層形成して、総膜厚が約2.0μm(厳密には、
1.94μm)の1色目の多層干渉フィルタとなる緑色
層を形成した。(図2(c)参照)
ターン上より、イオンアシストによる蒸着法にて、高光
屈折率材料と低光屈折率材料とによる薄膜を交互に多層
に積層形成して、総膜厚が約2.0μm(厳密には、
1.94μm)の1色目の多層干渉フィルタとなる緑色
層を形成した。(図2(c)参照)
【0072】なお、積層形成は、イオンアシスト蒸着法
を用い、蒸着条件としては、到達真空圧10-4Pa程
度、イオン化ガスとしてArガス(アルゴンガス)にO
2 (酸素)10%を混合したガスを用い、7SCCMの
ガス流量にて、カフマン型イオン銃(シンクロン社製)
に導入して300eVの出力で照射した。
を用い、蒸着条件としては、到達真空圧10-4Pa程
度、イオン化ガスとしてArガス(アルゴンガス)にO
2 (酸素)10%を混合したガスを用い、7SCCMの
ガス流量にて、カフマン型イオン銃(シンクロン社製)
に導入して300eVの出力で照射した。
【0073】続いて、前記1色目の多層薄膜干渉のカラ
ーフィルタパターン(例えば緑色のパターンG)の非形
成部に形成されているレジストパターンを、中和系の溶
剤(あるいは有機溶剤)にて剥離除去(リフトオフ)し
て、該レジストパターン上の緑色層を透明基板上より除
去し、緑色のパターンをパターン形成した。(図2
(d)参照)
ーフィルタパターン(例えば緑色のパターンG)の非形
成部に形成されているレジストパターンを、中和系の溶
剤(あるいは有機溶剤)にて剥離除去(リフトオフ)し
て、該レジストパターン上の緑色層を透明基板上より除
去し、緑色のパターンをパターン形成した。(図2
(d)参照)
【0074】なお、中和系溶剤として、マイクロポジッ
ト、リムーバ1165(シプレイ社製)を用いて、約9
0℃にて20分間で、前記レジストパターンを完全に剥
離除去した。
ト、リムーバ1165(シプレイ社製)を用いて、約9
0℃にて20分間で、前記レジストパターンを完全に剥
離除去した。
【0075】続いて、2色目の多層薄膜干渉のカラーフ
ィルタパターン(例えば赤色のパターンR)の非形成部
(前記緑色のパターンG上を含めて)に、同様にしてレ
ジストパターンをパターン形成した。(図2(e)参
照)
ィルタパターン(例えば赤色のパターンR)の非形成部
(前記緑色のパターンG上を含めて)に、同様にしてレ
ジストパターンをパターン形成した。(図2(e)参
照)
【0076】続いて、前記パターン形成したレジストパ
ターン上より、イオンアシストによる蒸着法にて、同様
にして、高光屈折率材料と低光屈折率材料とによる薄膜
を交互に多層に積層形成して、総膜厚が約1.5μm
(厳密には、1.54μm)の2色目の多層干渉フィル
タとなる赤色層を形成した。(図2(f)参照)
ターン上より、イオンアシストによる蒸着法にて、同様
にして、高光屈折率材料と低光屈折率材料とによる薄膜
を交互に多層に積層形成して、総膜厚が約1.5μm
(厳密には、1.54μm)の2色目の多層干渉フィル
タとなる赤色層を形成した。(図2(f)参照)
【0077】なお、高光屈折率材料として、二酸化チタ
ン(TiO2 )を用い、レート1.0Å/秒、バックフ
ィルガスとして、酸素(O2 )を、約85SCCM、真
空圧3×10-2Paの分圧で行った。また、低光屈折率
材料として、二酸化珪素(SiO2 )を用い、レート
2.0Å/秒、バックフィルガスは使用せず、真空圧3
×10-3Paで行った。
ン(TiO2 )を用い、レート1.0Å/秒、バックフ
ィルガスとして、酸素(O2 )を、約85SCCM、真
空圧3×10-2Paの分圧で行った。また、低光屈折率
材料として、二酸化珪素(SiO2 )を用い、レート
2.0Å/秒、バックフィルガスは使用せず、真空圧3
×10-3Paで行った。
【0078】続いて、前記2色目の多層薄膜干渉のカラ
ーフィルタパターン(例えば赤色のパターンR)の非形
成部に形成されているレジストパターンを、同様にして
中和系の溶剤(あるいは有機溶剤)にて剥離除去(リフ
トオフ)して、該レジストパターン上の赤色層を透明基
板上より除去し、赤色のパターンRを緑色のパターンG
に隣接してパターン形成した。(図2(g)参照)
ーフィルタパターン(例えば赤色のパターンR)の非形
成部に形成されているレジストパターンを、同様にして
中和系の溶剤(あるいは有機溶剤)にて剥離除去(リフ
トオフ)して、該レジストパターン上の赤色層を透明基
板上より除去し、赤色のパターンRを緑色のパターンG
に隣接してパターン形成した。(図2(g)参照)
【0079】続いて、3色目の多層薄膜干渉のカラーフ
ィルタパターン(例えば青色のパターンB)の非形成部
(前記緑色のパターンG上、及び赤色のパターンR上を
含めて)に、同様にしてレジストパターンをパターン形
成した。(図2(h)参照)
ィルタパターン(例えば青色のパターンB)の非形成部
(前記緑色のパターンG上、及び赤色のパターンR上を
含めて)に、同様にしてレジストパターンをパターン形
成した。(図2(h)参照)
【0080】続いて、前記パターン形成したレジストパ
ターン上より、イオンアシストによる蒸着法にて、同様
にして、高光屈折率材料と低光屈折率材料とによる薄膜
を交互に多層に積層形成して、総膜厚が約1.0μm
(厳密には、1.08μm)の3色目の多層干渉フィル
タとなる青色層を形成した。(図2(i)参照)
ターン上より、イオンアシストによる蒸着法にて、同様
にして、高光屈折率材料と低光屈折率材料とによる薄膜
を交互に多層に積層形成して、総膜厚が約1.0μm
(厳密には、1.08μm)の3色目の多層干渉フィル
タとなる青色層を形成した。(図2(i)参照)
【0081】続いて、前記3色目の多層薄膜干渉のカラ
ーフィルタパターン(例えば青色のパターンR)の非形
成部に形成されているレジストパターンを、同様にして
中和系の溶剤(あるいは有機溶剤)にて剥離除去(リフ
トオフ)して、該レジストパターン上の青色層を透明基
板上より除去し、青色のパターンRを緑色のパターンG
に隣接してパターン形成し、本発明の多層薄膜干渉によ
るカラー液晶プロジェクター用のカラーフィルタを得
た。(図2(j)参照)
ーフィルタパターン(例えば青色のパターンR)の非形
成部に形成されているレジストパターンを、同様にして
中和系の溶剤(あるいは有機溶剤)にて剥離除去(リフ
トオフ)して、該レジストパターン上の青色層を透明基
板上より除去し、青色のパターンRを緑色のパターンG
に隣接してパターン形成し、本発明の多層薄膜干渉によ
るカラー液晶プロジェクター用のカラーフィルタを得
た。(図2(j)参照)
【0082】なお、必要に応じて、該カラーフィルタの
パターン表面を、耐熱性のある透明な合成樹脂(エポキ
シ系樹脂、アミド系樹脂)を用いてオーバーコートする
か、若しくはバフ研磨による表面研磨方式にて研磨し
て、平滑化した。
パターン表面を、耐熱性のある透明な合成樹脂(エポキ
シ系樹脂、アミド系樹脂)を用いてオーバーコートする
か、若しくはバフ研磨による表面研磨方式にて研磨し
て、平滑化した。
【0083】<実施例2>ガラス製の透明基板上に、ス
パッタリング法にて、高光屈折率材料と低光屈折率材料
とによる薄膜を交互に多層に積層形成して、総膜厚が約
1.0μm(厳密には、1.08μm)の透過性の多層
薄膜干渉のカラーフィルタパターン(例えば青色のパタ
ーンB)となる青色層を形成した。(図3(a)参照) なお、蒸着条件として、到達真空圧10-4Pa、透明基
板の加熱温度250〜300℃とした。また、高光屈折
率材料として、二酸化チタン(TiO2 )を用い、レー
ト1.0Å/秒、バックフィルガスとしてアルゴンガス
に酸素(O2 )10%を混合したガスを用い、真空圧
(2×10-3Torr)の分圧で行った。また、低光屈
折率材料として、二酸化珪素(SiO2 )を用い、レー
ト1.0Å/秒、バックフィルガスとしてアルゴンガス
に酸素(O2 )10%を混合したガスを用い、真空圧
(2×10-3Torr)の分圧で行った。
パッタリング法にて、高光屈折率材料と低光屈折率材料
とによる薄膜を交互に多層に積層形成して、総膜厚が約
1.0μm(厳密には、1.08μm)の透過性の多層
薄膜干渉のカラーフィルタパターン(例えば青色のパタ
ーンB)となる青色層を形成した。(図3(a)参照) なお、蒸着条件として、到達真空圧10-4Pa、透明基
板の加熱温度250〜300℃とした。また、高光屈折
率材料として、二酸化チタン(TiO2 )を用い、レー
ト1.0Å/秒、バックフィルガスとしてアルゴンガス
に酸素(O2 )10%を混合したガスを用い、真空圧
(2×10-3Torr)の分圧で行った。また、低光屈
折率材料として、二酸化珪素(SiO2 )を用い、レー
ト1.0Å/秒、バックフィルガスとしてアルゴンガス
に酸素(O2 )10%を混合したガスを用い、真空圧
(2×10-3Torr)の分圧で行った。
【0084】続いて、青色層上の全面に、スパッタリン
グ法にて、クロム金属(Cr)を膜厚約2000Å積層
して、ドライエッチングマスク層を形成した。(図3
(b)参照)
グ法にて、クロム金属(Cr)を膜厚約2000Å積層
して、ドライエッチングマスク層を形成した。(図3
(b)参照)
【0085】続いて、ドライエッチングマスク層上の全
面に、ウエットエッチングマスク層としてフォトレジス
トをスピンコート法にて塗布した。(図3(c)参照)
面に、ウエットエッチングマスク層としてフォトレジス
トをスピンコート法にて塗布した。(図3(c)参照)
【0086】続いて、フォトリソグラフィ法にて、ウエ
ットエッチングマスク層の1色目の多層薄膜干渉の透過
性のカラーフィルタパターン(例えば緑色のパターン
G)の非形成部に、膜厚3.4μm程度のウエットエッ
チングレジストパターンをパターン形成した。(図3
(d)参照)
ットエッチングマスク層の1色目の多層薄膜干渉の透過
性のカラーフィルタパターン(例えば緑色のパターン
G)の非形成部に、膜厚3.4μm程度のウエットエッ
チングレジストパターンをパターン形成した。(図3
(d)参照)
【0087】続いて、前記ウエットエッチングレジスト
パターンをウエットエッチングマスク、硝酸第二セリウ
ムアンモニウム液をエッチャントとして、ドライエッチ
ングマスク層の1色目のパターン(例えば緑色のパター
ンG)形成部をエッチング除去した。(図3(e)参
照)
パターンをウエットエッチングマスク、硝酸第二セリウ
ムアンモニウム液をエッチャントとして、ドライエッチ
ングマスク層の1色目のパターン(例えば緑色のパター
ンG)形成部をエッチング除去した。(図3(e)参
照)
【0088】続いて、前記ウエットエッチングレジスト
パターンを有機溶剤にて溶解除去して、青色層上にクロ
ム金属によるドライエッチングマスクパターンを形成し
た。(図3(f)参照)
パターンを有機溶剤にて溶解除去して、青色層上にクロ
ム金属によるドライエッチングマスクパターンを形成し
た。(図3(f)参照)
【0089】続いて、ドライエッチングマスクパターン
上よりドライエッチング法にて、青色層の1色目のパタ
ーン(例えば緑色のパターンG)形成部をエッチング除
去した。(図3(g)参照) なお、ドライエッチングは、反応性イオンエッチングに
より行い、エッチング条件としてはC2 F6 ガス(又は
HFガス)を、流量10SCCM、ガス圧1.2Paに
て反応室内に導入し、電極上に設置された前記透明基板
に対して、0.25W/cm2 の条件で約1時間印加し
て行った。
上よりドライエッチング法にて、青色層の1色目のパタ
ーン(例えば緑色のパターンG)形成部をエッチング除
去した。(図3(g)参照) なお、ドライエッチングは、反応性イオンエッチングに
より行い、エッチング条件としてはC2 F6 ガス(又は
HFガス)を、流量10SCCM、ガス圧1.2Paに
て反応室内に導入し、電極上に設置された前記透明基板
に対して、0.25W/cm2 の条件で約1時間印加し
て行った。
【0090】続いて、クロム金属によるドライエッチン
グマスクパターン上より、前記青色層と同様にして、ス
パッタリング法にて、高光屈折率材料と低光屈折率材料
とによる薄膜を交互に多層に積層形成して、総膜厚が約
2.0μm(厳密には、1.94μm)の透過性の多層
薄膜干渉のカラーフィルタパターン(例えば1色目の緑
色のパターンG)となる緑色層を形成した。(図3
(h)参照)
グマスクパターン上より、前記青色層と同様にして、ス
パッタリング法にて、高光屈折率材料と低光屈折率材料
とによる薄膜を交互に多層に積層形成して、総膜厚が約
2.0μm(厳密には、1.94μm)の透過性の多層
薄膜干渉のカラーフィルタパターン(例えば1色目の緑
色のパターンG)となる緑色層を形成した。(図3
(h)参照)
【0091】続いて、前記青色層上のクロム金属による
ドライエッチングマスクパターンを硝酸第二セリウムア
ンモニウム液(エッチャント)にて(必要に応じて超音
波を併用)溶解除去して、透明基板上に1色目の緑色の
パターンGをパターン形成した。(図3(i)参照)
ドライエッチングマスクパターンを硝酸第二セリウムア
ンモニウム液(エッチャント)にて(必要に応じて超音
波を併用)溶解除去して、透明基板上に1色目の緑色の
パターンGをパターン形成した。(図3(i)参照)
【0092】続いて、青色層上及び1色目の緑色のパタ
ーンG上より全面に、スパッタリング法にてクロム金属
によるドライエッチングマスク層を形成した。(図3
(j)参照)
ーンG上より全面に、スパッタリング法にてクロム金属
によるドライエッチングマスク層を形成した。(図3
(j)参照)
【0093】続いて、前記同様に、クロム金属によるド
ライエッチングマスク層の全面にフォトレジストを塗布
してウエットエッチングマスク層を形成し、フォトリソ
グラフィ法にて前記1色目の緑色のパターンG上及び2
色目の青色のパターンBの形成部上にウエットエッチン
グマスクパターンを形成した後、下層のクロム金属によ
るドライエッチングマスク層を硝酸第二セリウムアンモ
ニウム液をエッチャントとしてウエットエッチングを行
い、前記1色目の緑色のパターンG上及び2色目の青色
のパターンBの形成部上に、ドライエッチングマスクパ
ターンを形成した。(図4(a)参照)
ライエッチングマスク層の全面にフォトレジストを塗布
してウエットエッチングマスク層を形成し、フォトリソ
グラフィ法にて前記1色目の緑色のパターンG上及び2
色目の青色のパターンBの形成部上にウエットエッチン
グマスクパターンを形成した後、下層のクロム金属によ
るドライエッチングマスク層を硝酸第二セリウムアンモ
ニウム液をエッチャントとしてウエットエッチングを行
い、前記1色目の緑色のパターンG上及び2色目の青色
のパターンBの形成部上に、ドライエッチングマスクパ
ターンを形成した。(図4(a)参照)
【0094】続いて、ドライエッチングマスクパターン
上よりドライエッチング法にて、青色層の3色目のパタ
ーン(例えば赤色のパターンR)形成部をエッチング除
去して、2色目の青色のパターンBをパターン形成し
た。(図4(b)参照) なお、ドライエッチングは、反応性イオンエッチングに
より行い、エッチング条件としては、前記同様にして行
った。
上よりドライエッチング法にて、青色層の3色目のパタ
ーン(例えば赤色のパターンR)形成部をエッチング除
去して、2色目の青色のパターンBをパターン形成し
た。(図4(b)参照) なお、ドライエッチングは、反応性イオンエッチングに
より行い、エッチング条件としては、前記同様にして行
った。
【0095】続いて、クロム金属によるドライエッチン
グマスクパターン上より、前記緑色層と同様にして、ス
パッタリング法にて、高光屈折率材料と低光屈折率材料
とによる薄膜を交互に多層に積層形成して、総膜厚が約
2.0μm(厳密には、1.94μm)の透過性の多層
薄膜干渉のカラーフィルタパターン(例えば3色目の赤
色のパターンR)となる赤色層を形成した。(図4
(c)参照)
グマスクパターン上より、前記緑色層と同様にして、ス
パッタリング法にて、高光屈折率材料と低光屈折率材料
とによる薄膜を交互に多層に積層形成して、総膜厚が約
2.0μm(厳密には、1.94μm)の透過性の多層
薄膜干渉のカラーフィルタパターン(例えば3色目の赤
色のパターンR)となる赤色層を形成した。(図4
(c)参照)
【0096】続いて、前記1色目の緑色のパターンG及
び2色目の青色のパターンB上のクロム金属によるドラ
イエッチングマスクパターンを、硝酸第二セリウムアン
モニウム液(エッチャント)にて(必要に応じて超音波
を併用)溶解除去して、透明基板上に3色目の赤色のパ
ターンRをパターン形成し、各々カラー表示画素パター
ン領域CPc 毎のそれぞれ画素パターン領域Pc に、そ
れぞれ3色の青色パターンB、緑色パターンG、赤色パ
ターンRをパターン形成し、本発明の多層薄膜干渉によ
るカラー液晶プロジェクター用のカラーフィルタを得
た。(図4(d)参照)
び2色目の青色のパターンB上のクロム金属によるドラ
イエッチングマスクパターンを、硝酸第二セリウムアン
モニウム液(エッチャント)にて(必要に応じて超音波
を併用)溶解除去して、透明基板上に3色目の赤色のパ
ターンRをパターン形成し、各々カラー表示画素パター
ン領域CPc 毎のそれぞれ画素パターン領域Pc に、そ
れぞれ3色の青色パターンB、緑色パターンG、赤色パ
ターンRをパターン形成し、本発明の多層薄膜干渉によ
るカラー液晶プロジェクター用のカラーフィルタを得
た。(図4(d)参照)
【0097】なお、必要に応じて、該カラーフィルタの
パターン表面を、透明な耐熱性のある合成樹脂(エポキ
シ系樹脂、アミド系樹脂)を用いてオーバーコートする
か、若しくはバフ研磨による表面研磨方式にて研磨し
て、平滑化した。
パターン表面を、透明な耐熱性のある合成樹脂(エポキ
シ系樹脂、アミド系樹脂)を用いてオーバーコートする
か、若しくはバフ研磨による表面研磨方式にて研磨し
て、平滑化した。
【0098】上記実施例1及び実施例2により得られた
カラーフィルタのそれぞれ耐熱性、耐候性(耐湿性、耐
光性)、精細度、透過率を、下記の条件にて試験し、測
定した結果、各色パターンB、G、Rの色の劣化は知見
されず、良好な結果が得られた。 精細度 パターン形成可能最小パターン;ドットサイズ
直径5μm 透過率 B、G、R各色のピーク領域の分光透過率;8
5%以上
カラーフィルタのそれぞれ耐熱性、耐候性(耐湿性、耐
光性)、精細度、透過率を、下記の条件にて試験し、測
定した結果、各色パターンB、G、Rの色の劣化は知見
されず、良好な結果が得られた。 精細度 パターン形成可能最小パターン;ドットサイズ
直径5μm 透過率 B、G、R各色のピーク領域の分光透過率;8
5%以上
【0099】
【作用】本発明の第1発明のカラー液晶プロジェクター
用カラーフィルタは、透明基板1上に、高屈折率材料と
低屈折率材料とを交互に多層に積層して、青(B)、緑
(G)、赤(R)のピーク透過領域の分光透過率がいず
れも85%以上である光吸収率の少ない多層薄膜干渉フ
ィルタによる耐熱性と耐候性のあるカラーフィルタパタ
ーンLを備えているので、カラー液晶プロジェクターの
カラーフィルタとして使用した際に、プロジェクターの
強力光源から発生する熱や光源に含有する紫外線に対す
る劣化の少ないカラーフィルタとして作用する。
用カラーフィルタは、透明基板1上に、高屈折率材料と
低屈折率材料とを交互に多層に積層して、青(B)、緑
(G)、赤(R)のピーク透過領域の分光透過率がいず
れも85%以上である光吸収率の少ない多層薄膜干渉フ
ィルタによる耐熱性と耐候性のあるカラーフィルタパタ
ーンLを備えているので、カラー液晶プロジェクターの
カラーフィルタとして使用した際に、プロジェクターの
強力光源から発生する熱や光源に含有する紫外線に対す
る劣化の少ないカラーフィルタとして作用する。
【0100】また、本発明の第2発明のカラー液晶プロ
ジェクター用カラーフィルタの製造方法は、多層薄膜干
渉フィルタによるカラーフィルタパターンを、イオンア
シスト法により、無機化合物の高光屈折率材料と低光屈
折率材料との薄膜を、所定膜厚と層数の組合せにより交
互に多層に積層して分光着色し、それをリフトオフ方
式、又はエッチング方式によりパターン化してあるの
で、従来の印刷方式などに比較して、きわめて高精細な
カラーフィルタパターン層Lが得られる。
ジェクター用カラーフィルタの製造方法は、多層薄膜干
渉フィルタによるカラーフィルタパターンを、イオンア
シスト法により、無機化合物の高光屈折率材料と低光屈
折率材料との薄膜を、所定膜厚と層数の組合せにより交
互に多層に積層して分光着色し、それをリフトオフ方
式、又はエッチング方式によりパターン化してあるの
で、従来の印刷方式などに比較して、きわめて高精細な
カラーフィルタパターン層Lが得られる。
【0101】また、得られたカラーフィルタのカラーフ
ィルタパターン層Lの表面を、必要に応じて、透明な合
成樹脂を用いてオーバーコート方式若しくは研磨方式に
て平滑化することにより、平滑化以前においてパターン
形成時にレジストパターンやエッチングマスクパターン
を剥離除去(リフトオフ)、又はフォトレジスト層やエ
ッチングマスク層をエッチングによりパターン形成した
際に、各色のパターンB、G、Rのエッジ部分、又はレ
ジストパターンやマスクパターンのエッジ部分に剥離残
滓や剥離残留物やエッジ部分の立ち上がり(バリなど)
が発生した場合には、それを除去することができる。
ィルタパターン層Lの表面を、必要に応じて、透明な合
成樹脂を用いてオーバーコート方式若しくは研磨方式に
て平滑化することにより、平滑化以前においてパターン
形成時にレジストパターンやエッチングマスクパターン
を剥離除去(リフトオフ)、又はフォトレジスト層やエ
ッチングマスク層をエッチングによりパターン形成した
際に、各色のパターンB、G、Rのエッジ部分、又はレ
ジストパターンやマスクパターンのエッジ部分に剥離残
滓や剥離残留物やエッジ部分の立ち上がり(バリなど)
が発生した場合には、それを除去することができる。
【0102】また、得られたカラーフィルタのカラーフ
ィルタパターン層Lの表面に透明なオーバーコートを施
した後に、該コートの表面をバフ研磨などにより研磨し
て平滑化することにより、カラーフィルタパターン層L
の表面はそのままの状態で、カラーフィルタパターン層
Lの表面をオーバーコートを介して平滑化することがで
きる。
ィルタパターン層Lの表面に透明なオーバーコートを施
した後に、該コートの表面をバフ研磨などにより研磨し
て平滑化することにより、カラーフィルタパターン層L
の表面はそのままの状態で、カラーフィルタパターン層
Lの表面をオーバーコートを介して平滑化することがで
きる。
【0103】このように、カラーフィルタパターン層L
の表面の剥離残滓や剥離残留物やエッジ部分の立ち上が
り(バリなど)を除去することにより、また、カラーフ
ィルタパターン層Lの表面をオーバーコートを介して平
滑化することにより、本発明のカラーフィルタの透明基
板1と、これに平行に所定微細距離を以て離間対向させ
る透明基板による対向電極基板(図示せず)との間に
は、液晶を充填封入するための均一なセルギャップが形
成でき、良質な表示画像の得られる耐熱性及び耐候性、
耐薬品性のあるカラー液晶プロジェクター用のカラーフ
ィルタとしての役割を果たすことができる。
の表面の剥離残滓や剥離残留物やエッジ部分の立ち上が
り(バリなど)を除去することにより、また、カラーフ
ィルタパターン層Lの表面をオーバーコートを介して平
滑化することにより、本発明のカラーフィルタの透明基
板1と、これに平行に所定微細距離を以て離間対向させ
る透明基板による対向電極基板(図示せず)との間に
は、液晶を充填封入するための均一なセルギャップが形
成でき、良質な表示画像の得られる耐熱性及び耐候性、
耐薬品性のあるカラー液晶プロジェクター用のカラーフ
ィルタとしての役割を果たすことができる。
【0104】
【発明の効果】本発明のカラー液晶プロジェクター用カ
ラーフィルタは、染色法や、顔料分散法、あるいは印刷
法に依らない高光屈折率材料と低光屈折率材料の交互多
層積層によって、分光透過率の良好な耐熱性及び耐候性
及び耐薬品性のあるカラーフィルタが得られ、強力光源
を使用したカラー液晶プロジェクター用のカラーフィル
タとして効果的である。
ラーフィルタは、染色法や、顔料分散法、あるいは印刷
法に依らない高光屈折率材料と低光屈折率材料の交互多
層積層によって、分光透過率の良好な耐熱性及び耐候性
及び耐薬品性のあるカラーフィルタが得られ、強力光源
を使用したカラー液晶プロジェクター用のカラーフィル
タとして効果的である。
【図1】本発明のカラー液晶プロジェクター用カラーフ
ィルタの側断面図である。
ィルタの側断面図である。
【図2】(a)〜(j)は本発明のカラー液晶プロジェ
クター用カラーフィルタの製造方法の一実施例の製造工
程を示す側断面図である。
クター用カラーフィルタの製造方法の一実施例の製造工
程を示す側断面図である。
【図3】(a)〜(j)は本発明のカラー液晶プロジェ
クター用カラーフィルタの製造方法の他の実施例の製造
工程を示す側断面図である。
クター用カラーフィルタの製造方法の他の実施例の製造
工程を示す側断面図である。
【図4】(a)〜(d)は本発明のカラー液晶プロジェ
クター用カラーフィルタの製造方法の他の実施例の製造
工程を示す側断面図である。
クター用カラーフィルタの製造方法の他の実施例の製造
工程を示す側断面図である。
【図5】本発明のカラー液晶プロジェクター用カラーフ
ィルタの一使用例を示すカラー液晶プロジェクターの概
要側面図である。
ィルタの一使用例を示すカラー液晶プロジェクターの概
要側面図である。
CPc …カラー表示画素パターン Pc …画素パターン
(ピクセル) L…フィルタパターン層 B…青色パターン G…緑色パターン R…赤色パター
ン B0 …青色層 G0 …緑色層 R0 …赤色層 1…透明基板 2…フォトレジスト層 2a…レジストパターン(リフトオフパターン) 3a…レジストパターン 4a…レジストパターン 5…金属製エッチングマスク層 5a…エッチングマス
クパターン 6…フォトレジスト層 6a…レジストパターン 7…金属製エッチングマスク層 7a…エッチングマス
クパターン 8…透明オーバーコート層(及び透明電極層) 11…照明光源 11a…光束 12…光学レンズ系 21…透明基板 21a…透明電極層 22…液晶
(ピクセル) L…フィルタパターン層 B…青色パターン G…緑色パターン R…赤色パター
ン B0 …青色層 G0 …緑色層 R0 …赤色層 1…透明基板 2…フォトレジスト層 2a…レジストパターン(リフトオフパターン) 3a…レジストパターン 4a…レジストパターン 5…金属製エッチングマスク層 5a…エッチングマス
クパターン 6…フォトレジスト層 6a…レジストパターン 7…金属製エッチングマスク層 7a…エッチングマス
クパターン 8…透明オーバーコート層(及び透明電極層) 11…照明光源 11a…光束 12…光学レンズ系 21…透明基板 21a…透明電極層 22…液晶
Claims (4)
- 【請求項1】透明基板上に高屈折率材料と低屈折率材料
とを交互に多層に積層し、それぞれ赤、緑、青のピーク
領域の分光透過率がいずれも85%以上である光吸収率
の少ない多層薄膜干渉フィルタによるカラーフィルタパ
ターンを備えたことを特徴とするカラー液晶プロジェク
ター用カラーフィルタ。 - 【請求項2】請求項1記載のカラー液晶プロジェクター
用カラーフィルタの前記多層薄膜干渉フィルタによるカ
ラーフィルタパターンを、リフトオフ方式を用いてパタ
ーン化することを特徴とするカラー液晶プロジェクター
用カラーフィルタの製造方法。 - 【請求項3】請求項1記載のカラー液晶プロジェクター
用カラーフィルタの前記多層薄膜干渉フィルタによるカ
ラーフィルタパターンを、ドライエッチング方式を用い
てパターン化することを特徴とするカラー液晶プロジェ
クター用カラーフィルタの製造方法。 - 【請求項4】前記パターン化したカラーフィルタパター
ン表面を、オーバーコート方式若しくは表面研磨方式を
用いて平滑化することを特徴とする請求項2又は請求項
3記載のカラー液晶プロジェクター用カラーフィルタの
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16075495A JPH0915420A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | カラー液晶プロジェクター用カラーフィルタ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16075495A JPH0915420A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | カラー液晶プロジェクター用カラーフィルタ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0915420A true JPH0915420A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=15721748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16075495A Pending JPH0915420A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | カラー液晶プロジェクター用カラーフィルタ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0915420A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980083634A (ko) * | 1997-05-16 | 1998-12-05 | 손욱 | 칼라 액정 표시소자 |
JP2005112446A (ja) * | 2003-10-10 | 2005-04-28 | Toppan Printing Co Ltd | ガラス板の出荷ケース |
KR100505179B1 (ko) * | 1998-04-20 | 2005-11-01 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시장치 |
JP2008070437A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 干渉フィルタ、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、プロジェクション表示装置 |
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US8158307B2 (en) | 2007-02-14 | 2012-04-17 | Fujifilm Corporation | Color filter and method of manufacturing the same, and solid-state image pickup element |
KR20150078967A (ko) * | 2013-12-31 | 2015-07-08 | 도레이케미칼 주식회사 | 색분리 필터를 포함하는 광원장치 |
US9443993B2 (en) | 2013-03-28 | 2016-09-13 | Seiko Epson Corporation | Spectroscopic sensor and method for manufacturing same |
CN113471382A (zh) * | 2021-06-23 | 2021-10-01 | 武汉华星光电技术有限公司 | 显示面板及显示面板制作方法 |
JP2023036539A (ja) * | 2021-09-02 | 2023-03-14 | 晶瑞光電股▲ふん▼有限公司 | Uv、r、g、b、irの任意組み合わせの光学フィルタ構造及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-06-27 JP JP16075495A patent/JPH0915420A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980083634A (ko) * | 1997-05-16 | 1998-12-05 | 손욱 | 칼라 액정 표시소자 |
KR100505179B1 (ko) * | 1998-04-20 | 2005-11-01 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시장치 |
KR100970259B1 (ko) * | 2003-08-04 | 2010-07-16 | 삼성전자주식회사 | 액정표시장치 |
JP2005112446A (ja) * | 2003-10-10 | 2005-04-28 | Toppan Printing Co Ltd | ガラス板の出荷ケース |
US7764340B2 (en) | 2006-09-12 | 2010-07-27 | Panasonic Corporation | Optical interference filter that performs excellent color separation, and liquid crystal display, electroluminescence display and projection display apparatus having the optical interference filter |
JP2008070437A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 干渉フィルタ、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、プロジェクション表示装置 |
JP2009031723A (ja) * | 2007-02-14 | 2009-02-12 | Fujifilm Corp | カラーフィルタ及びその製造方法、並びに固体撮像素子 |
US8158307B2 (en) | 2007-02-14 | 2012-04-17 | Fujifilm Corporation | Color filter and method of manufacturing the same, and solid-state image pickup element |
US9443993B2 (en) | 2013-03-28 | 2016-09-13 | Seiko Epson Corporation | Spectroscopic sensor and method for manufacturing same |
KR20150078967A (ko) * | 2013-12-31 | 2015-07-08 | 도레이케미칼 주식회사 | 색분리 필터를 포함하는 광원장치 |
CN113471382A (zh) * | 2021-06-23 | 2021-10-01 | 武汉华星光电技术有限公司 | 显示面板及显示面板制作方法 |
CN113471382B (zh) * | 2021-06-23 | 2024-03-05 | 武汉华星光电技术有限公司 | 显示面板及显示面板制作方法 |
US12089469B2 (en) | 2021-06-23 | 2024-09-10 | Wuhan China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. | Display panel and manufacturing method of display panel |
JP2023036539A (ja) * | 2021-09-02 | 2023-03-14 | 晶瑞光電股▲ふん▼有限公司 | Uv、r、g、b、irの任意組み合わせの光学フィルタ構造及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040309 |