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JPH09138533A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH09138533A
JPH09138533A JP7295230A JP29523095A JPH09138533A JP H09138533 A JPH09138533 A JP H09138533A JP 7295230 A JP7295230 A JP 7295230A JP 29523095 A JP29523095 A JP 29523095A JP H09138533 A JPH09138533 A JP H09138533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
electrostatic latent
separation mechanism
latent image
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7295230A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuro Ito
卓郎 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP7295230A priority Critical patent/JPH09138533A/ja
Publication of JPH09138533A publication Critical patent/JPH09138533A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録用紙のジャム処理時の感光ドラムの損傷
や汚れを防止する。 【解決手段】 用紙搬送ベルト1を介して感光ドラムに
対して接離可能に設けられた転写ローラ9と、この転写
ローラの動作に応動して用紙搬送ベルトの弛みをとり所
定の張力を与えるテンションローラ12と、転写ローラ
を感光ドラムに対して離間させて用紙搬送ベルトを感光
ドラムから離間した印刷待機時状態にするとともに、転
写ローラを感光ドラムに接近させて用紙搬送ベルトを感
光ドラムに当接した印刷時状態にするリンク機構32
と、このリンク機構が印刷待機時状態になるように付勢
する引張バネ39と、リンク機構を引張バネに抗して印
刷時状態になるように駆動するリンク駆動部41と、こ
のリンク駆動部の動力をリンク機構へ伝達するクラッチ
ソレノイド45とを設け、電源がオフするとリンク駆動
部からリンク機構が切離されてリンク機構が印刷待機状
態となるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザプ
リンタ等の画像形成装置に関し、特にベルト状の搬送手
段を用いて転写紙を搬送する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置として例えばカラ
ーレーザプリンタにおいては、特開昭63−29607
8公報に開示されているようなものが知られている。こ
のカラーレーザプリンタは、図6に示すように装置本体
内部に張設した無端帯状の媒体搬送ベルトとしての用紙
搬送ベルト101に、マゼンタ(M)、シアン(C)、
イエロー(Y)等の複数の印刷ステーション1021 〜
1023 を連続して配置して構成される。各印刷ステー
ション1021 〜1023 は、それぞれ静電潜像保持体
としての感光ドラム103、その周りに配設した帯電器
104、レーザダイオードを備えた露光装置105、現
像装置106等からなる電子写真プロセス機構を備え
る。
【0003】このようなカラーレーザプリンタにおいて
は、従来、用紙搬送べルト101の駆動機構107がブ
ロック化されており、用紙搬送ベルト1の駆動機構10
7全体がカム108によりガイド溝109に沿って上下
することによって各印刷ステーション1021 〜102
3 の感光ドラム3に接離動作するような構成となってい
る。
【0004】具体的には、この用紙搬送べルト101の
駆動機構107は、支持台110上の両端部に1対のガ
イドローラ111,112を取付け、これらガイドロー
ラ111,112に用紙搬送べルト101を掛け渡して
無端状とするとともに、用紙搬送べルト101を挟んだ
上記印刷ステーション1021 〜1023 の感光ドラム
103の対向位置に転写器113を配置して構成され
る。
【0005】上記支持台110の下方にはその両端部に
一対のカム108が設けられ、このカム軸108aは支
持台110に形成されたガイド溝109に挿入されてい
る。このカム108の外形は卵形に形成され、カム10
8に応動して用紙搬送べルト101の駆動機構全体がガ
イド溝109に沿って上下動するようになっている。
【0006】この用紙搬送べルト101は、待機時には
図6(b)に示すように各印刷ステーション1021 〜
1023 の感光ドラム103から離間した状態にあり、
印刷時には同図(b)に示す状態からカム108を図中
点線矢印方向へ駆動して用紙搬送べルト101を駆動機
構107ごと上昇させることにより同図(a)の状態に
して、各感光ドラム103に用紙搬送ベルト101を当
接するようになっている。そして、感光ドラム103や
搬送ベルト101を回転させて印刷可能状態とし、用紙
搬送ベルト101で図中実線矢印方向へ搬送された記録
用紙に各印刷ステーション1021 〜1023 で印刷を
行うことによって、それぞれの色を重ね合せてカラー画
像の形成を行うようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような画
像形成装置においては、感光ドラム103間で記録用紙
がジャムした場合、このジャムを検知してからカム10
8を駆動して用紙搬送ベルト101を下降させるまでに
時間がかかるため、ジャム紙により感光ドラム103を
損傷してしまう虞があるという問題があった。
【0008】また、印刷中にジャムが起こったとき、使
用者がプリンタ本体の電源を切ってしまう場合も考えら
れる。このような場合には、用紙搬送ベルト101と感
光ドラム103が接触しその間にジャム紙が挟まった状
態で停止してしまう。このとき、ジャム紙を取除かずに
再度電源を投入すると、ジャムした状態で起動するた
め、ジャム紙により感光ドラム103を損傷してしまう
虞もある。
【0009】一方、プリンタ本体の電源を切った状態で
ジャム処理窓等を開いてジャム紙を除去しようとしてジ
ャム紙を引張ったりすれば、ジャム紙と感光ドラム10
3とが摩擦して感光ドラム103を損傷してしまう虞が
あり、また転写後に未定着の画像を感光ドラム103に
こすりつけることになり、印刷ステーション1021〜
1023 や機械内部を汚してしまう虞もあった。
【0010】そこで、本発明は、記録用紙のジャム処理
時の感光ドラムの損傷や汚れを防止することができる画
像形成装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、静電潜像保持
体の表面を帯電し、露光により静電潜像を形成し、その
静電潜像を可視像化する印刷ステーションを無端帯状の
媒体搬送ベルト上に複数配置し、媒体搬送ベルトにより
搬送された記録媒体に印刷ステーションにより可視像化
したトナー画像を転写する画像形成装置において、媒体
搬送ベルトを介して静電潜像保持体に対して接離可能に
設けられた転写ローラと、この転写ローラの動作に応動
して媒体搬送ベルトの弛みをとりまた所定の張力を与え
るテンションローラと、転写ローラを静電潜像保持体に
対して離間させて媒体搬送ベルトを静電潜像保持体から
離間した印刷待機時状態にするとともに、転写ローラを
静電潜像保持体に対して接近させて媒体搬送ベルトを静
電潜像保持体に当接した印刷時状態にするためのローラ
接離機構と、このローラ接離機構が印刷待機時状態にな
るように付勢する付勢手段と、ローラ接離機構を付勢手
段に抗して印刷時状態になるように駆動するローラ接離
機構駆動手段と、このローラ接離機構駆動手段からの動
力をローラ接離機構へ伝達する電磁クラッチ手段と、こ
の電磁クラッチ手段を通電してローラ接離機構駆動手段
からの動力をローラ接離機構へ伝達可能とし、電磁クラ
ッチ手段を断電してローラ接離機構駆動手段からの動力
をローラ接離機構から切離すクラッチ駆動手段とを設け
たものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をカラーレーザプリ
ンタに適用した場合の実施の形態を図面を参照して説明
する。
【0013】図1は、本実施の形態にかかるカラーレー
ザプリンタの構成を示す断面図で、21 〜24 は装置本
体内部に張設した無端帯状の媒体搬送ベルトとしての用
紙搬送ベルト1に連続して配置された4個の印刷ステー
ションである。
【0014】各印刷ステーション21 〜24 は、静電潜
像保持体としての感光ドラム3の周囲に帯電器4、露光
装置5、現像装置6、ドラムクリーナ7、除電ランプ8
を対向配置している。各印刷ステーション21 〜23 の
現像装置6はそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)のカラートナーを収納し、また、
印刷ステーション24 の現像装置6はブラック(K)の
トナーを収納し、下部に回転自在に設けた現像ローラ1
0により感光ドラム3にトナーを供給するようになって
いる。
【0015】上記用紙搬送ベルト1は導電材からなり、
その表面を絶縁層で被覆している。そして導電材が接触
するように1対のガイドローラ14,15に掛け渡され
ている。ベルト搬送方向の下流側にあるガイドローラ1
5は駆動ローラであり、図示しない駆動装置に連結して
いる。また、ベルト搬送方向の上流側にあるガイドロー
ラ14は従動ローラであり、用紙搬送ベルト1に張力を
与えるために図示しないバネで懸架している。
【0016】これらガイドローラ14,15の軸は、こ
れら両軸との接線が印刷ステーションの感光ドラム3に
接触しないように離間した状態で、プリンタ本体の筐体
に回転自在に取付けられている。この筐体には上記印刷
ステーション21 〜24 も固定されている。
【0017】また、この用紙搬送ベルト1の内側には、
用紙搬送ベルト1を挟んで各感光ドラム3に対向するよ
うに転写ローラ9が配置されるとともに、用紙搬送ベル
ト1の弛みをとったり所定の張力を維持するテンション
ローラ12が配置されている。この転写ローラ9は導電
部材で構成し、高圧電源により転写電圧を給電する。ま
た、上述したように用紙搬送ベルト1も導電部材で構成
されているため、この転写ローラ9とともに全体で転写
器を構成している。
【0018】これら転写ローラ9及びテンションローラ
12は一体となって図2に示すローラ駆動機構31によ
り、感光ドラム3に対して接離できるようになってい
る。具体的には、このローラ駆動機構31は、用紙搬送
ベルト1の張設方向に沿って設けられ、かつ用紙搬送ベ
ルト1の幅方向に離間して対向配置されたローラ接離機
構としての一対のリンク機構32を備える。図2は、こ
のリンク機構のうち一方側のものを示しており、他方側
のものも同様の構成であるため他方側のものは説明の都
合上省略している。
【0019】このリンク機構32は、用紙搬送ベルト1
の張設方向に沿って同方向へ摺動自在に設けられたリン
クプレート33、転写ローラ9を取付ける転写ローラ用
リンク34及びテンションローラ12を取付けるテンシ
ョンローラ用リンク35で構成される。
【0020】上記転写ローラ用リンク34の基端部はリ
ンクプレート33に上方に向けて回転自在に取付けられ
ており、転写ローラ用リンク34の先端部には転写ロー
ラ9が回転自在に取付けられている。また、テンション
ローラ用リンク35の基端部はリンクプレート33に下
方に向けて回転自在に取付けられており、テンションロ
ーラ用リンク35の先端部には、テンションローラ12
が回転自在に取付けられている。
【0021】これら転写ローラ用リンク34及びテンシ
ョンローラ用リンク35の中間部36,37は、それぞ
れ筐体に固定された支持フレーム38にそれぞれ回転自
在に取付けられている。従って、転写ローラ用リンク3
4及びテンションローラ用リンク35はリンクプレート
33を用紙搬送ベルト1の張設方向に摺動することによ
り揺動し、そのリンク34,35の先端の転写ローラ9
及びテンションローラ12は上下に移動する。
【0022】この場合、リンクプレート33が後述の引
張バネ39側に移動したときには、図3(a)及び図4
(a)に示すように転写ローラ用リンク34が横倒状態
になって感光ドラム3から離間するとともに、テンショ
ンローラ12が立上状態になって用紙搬送ベルト1の弛
みを吸収するようになる(印刷待機時状態)。
【0023】これに対し、リンクプレート33が後述の
引張バネ39と反対側に移動したときには、図3(b)
及び図4(b)に示すように転写ローラ用リンク34が
立上状態になって用紙搬送ベルト1ごと持上げ、この用
紙搬送ベルト1を介して感光ドラム3に当接するととも
に、テンションローラ12が横倒状態になって用紙搬送
ベルト1に所定の張力を維持するようになる(印刷時状
態)。
【0024】これら転写ローラ用リンク34の支持フレ
ーム38への取付位置は、上記リンクプレート33の取
付位置よりも上方にある。このため、これらのリンク取
付位置間の距離に応じて感光ドラム3に対する転写ロー
ラ9の最大離間距離が変わる。従って、この転写ローラ
9の最大離間距離が転写ローラ9上の用紙搬送ベルト1
と感光ドラム3との間に記録用紙がジャムした場合にそ
のジャム紙を容易に取除くことができる程度となるよう
に、上述のリンク取付位置間の距離を決める。
【0025】また、これと同様にテンションローラ用リ
ンク35の支持フレーム38への取付位置は、上記リン
クプレート33の取付位置よりも下方にある。このた
め、これらのリンク取付位置間の距離に応じて用紙搬送
ベルト1に与える張力が変わる。従って、図3(a)及
び図4(a)に示すように転写ローラ9が横倒状態のと
きに用紙搬送ベルト1の弛みをとり、かつ図3(b)及
び図4(b)に示すように転写ローラ9が立上状態のと
きに用紙搬送ベルト1に所定の張力を維持できる程度
に、上述のリンク取付位置間の距離を決める。
【0026】上記リンク機構32のリンクプレート33
の一端は付勢手段としての引張バネ39を介して筐体に
支持されており、リンクプレート33の他端にはプラン
ジャ40を介してローラ接離機構駆動手段としてのリン
ク駆動部41に接続している。このリンク駆動部41
は、このリンク駆動部41を駆動するモータ42、この
モータ42に減速ギア列42a等を介して接続したクラ
ンクギア43、このクランクギア43にクランク44を
介して接続した電磁クラッチ手段としてのクラッチソレ
ノイド45を備える。
【0027】上記クラッチソレノイド45はクランク4
4に接続する端面と反対側の端面がが開口しており、そ
こにソレノイドが収納されている。このソレノイド内に
は、クラッチソレノイド45の開口部からリンクプレー
ト33の他端部がプランジャ40を介して挿入されてい
る。このクラッチソレノイド45は、図示しないプリン
タ本体の制御部からの指令によりクラッチ駆動手段とし
てのクラッチ駆動回路45bを介して電力が供給され、
それによりソレノイドが通電状態にあるか又は断電状態
にあるかによってリンク駆動部41の動力をリンクプレ
ート33に伝えたり、切ったりするものである。
【0028】すなわち、クラッチソレノイド45がオン
状態(通電状態)のときには、上記引張バネ39の付勢
力に抗してプランジャ40をリンクプレート33を引張
ってリンク駆動部41に連結する。これにより、リンク
駆動部41のモータ42を駆動すれば、クランクギア4
3の回転に応じてリンクプレート33がクランク44を
介してクラッチソレノイド45ごと摺動し、転写ローラ
9及びテンションローラ12は上下に移動する。
【0029】また、クラッチソレノイド45がオフ状態
(断電状態)のときには、リンクプレート33はリンク
駆動部41から切離され、リンクプレート33は引張バ
ネ39の付勢力により引張バネ39側へ移動する。これ
により、転写ローラ9はリンク駆動部41の動作とは無
関係に感光ドラム3から離間する。
【0030】上記クラッチ駆動回路45bには、ジャム
処理窓が開かれたか否か(カバーオープン)を検出して
作動する安全スイッチ(図示しない)等が作動したとき
にクラッチソレノイド45を断電する回路などが設けら
れている。
【0031】また、上記リンクプレート33の下方に
は、このローラ駆動機構31の状態、すなわち印刷時状
態又は印刷待機時状態を検出する状態検出センサ46が
設けられている。状態検出センサ46は光透過センサ等
から構成され、リンクプレート33の下部に形成された
動作状態検出突起33aを検出して、この検出信号をプ
リンタ本体の制御部が監視し、ローラ駆動機構31の状
態を検知するようになっている。
【0032】さらに、プリンタ本体について説明すれ
ば、上記用紙搬送ベルト1の搬送開始位置には、図1に
示すようにベルト帯電器11を配置している。このベル
ト帯電器11は用紙搬送ベルト1に記録用紙を帯電吸着
させるためのものである。また、用紙搬送ベルト1の下
方には、記録媒体としての記録用紙18を積層して収納
した給紙装置19を着脱自在に設けている。この給紙装
置19の上側には記録用紙18をピックアップする給紙
ローラ23及び搬送路13へ記録用紙18を導く搬送ロ
ーラ等を設けている。
【0033】一方のガイドローラ14近傍には、給紙装
置19から用紙搬送ベルト1の端部へ記録用紙18を案
内する搬送路13を設けている。また、他方のガイドロ
ーラ15の外側に定着装置20を近接して配置してい
る。
【0034】このプリンタは、給紙装置19から送り込
まれる記録用紙18をベルト帯電器11で用紙搬送ベル
ト1に吸着した後、印刷ステーション21 でイエローの
画像転写を行い、印刷ステーション22 でマゼンタの画
像転写を行い、印刷ステーション23 でシアンの画像転
写を行うことにより、色を重ね合わせてカラー印刷を行
い、定着装置20で熱定着して排紙部21又は22へ排
紙するようになっている。
【0035】このような構成の本実施の形態において
は、印刷待機時には、図3(a)及び図4(a)に示す
ように、リンクプレート33が引張バネ39側に押され
ているため、転写ローラ用リンク34が横倒状態になっ
て感光ドラム3から離間している状態にある。このとき
クラッチソレノイド45はオフとなっているが、プラン
ジャー40がクラッチソレノド45の端面45aに底付
きしているため、この状態は保持される。
【0036】そして、印刷時には、クラッチソレノド4
5をオンするとともに、モータ42を駆動してクランク
ギア43を図3(a)及び図4(a)に示す点線矢印方
向へ回転させる。すると、プランジャ40がソレノドの
磁力によりクラッチソレノド45に吸着し、クラッチソ
レノド45ごとリンクプレート33が引張バネ39の付
勢力に抗して図中実線矢印方向に引張られる。これによ
り、図3(b)及び図4(b)に示すように転写ローラ
用リンク34が立上状態になって転写ローラ9が用紙搬
送ベルト1を持上げて感光ドラム3へ当接する。
【0037】このとき、リンクプレート33の移動に応
じてテンションローラ12も横倒状態となる。これによ
り、用紙搬送ベルト1に所定の張力を保持させることが
できる。
【0038】また、印刷中に用紙のジャム等の異常が発
生した場合はクラッチソレノド45をオフする。また、
プリンタ本体の電源が切られた場合やカバーオープンに
より図示しない安全スイッチ等が動作し電源がオフした
場合には、クラッチソレノド45へ通電されなくなるた
めクラッチソレノド45はオフ状態になる。これによ
り、リンク機構32は図5に示すようにリンク駆動部4
1から切離され、リンクプレート33が転写ローラ9の
自重や引張バネ39の付勢力等により引張バネ39に移
動する。これにより、転写ローラ9は瞬時に横倒状態に
なって用紙搬送ベルト1を感光ドラム3から離間すると
ともに、テンションローラ12も立上状態となって用紙
搬送ベルト1の弛みを解消する。
【0039】これにより、従来のように用紙搬送ベルト
1が感光ドラム3に当接した状態でジャム紙が挟まって
しまうことを防止できるため、容易にジャム紙を取除く
ことができる。このため、ジャム紙を取除くときにも感
光ドラム3を損傷したり汚したりすることを防止するこ
とができる。
【0040】その後、印刷が終了して待機状態へ復帰す
る場合には、クラッチソレノド45をオフするととも
に、モータ42を駆動してクランクギア43を図3
(b)及び図4(b)に示す点線矢印方向(印刷時とは
逆方向)へ回転させる。すると、プランジャ40はクラ
ッチソレノド45から自由になるが、プランジャー40
がクラッチソレノド45の端面45aに底付きした状態
で押され、引張バネ39の復元力も加わってリンクプレ
ート33が図中実線矢印方向(印刷時とは逆方向)へ押
される。これにより、図3(a)及び図4(a)に示す
ように転写ローラ用リンク34は横倒状態になって転写
ローラ9が下降し、用紙搬送ベルト1は感光ドラム3か
ら離間する。
【0041】このとき、リンクプレート33の移動に応
じてテンションローラ12も横倒状態となる。これによ
り、用紙搬送ベルト1の弛みを吸収することができる。
【0042】このように、リンクプレート33の移動に
応じて転写ローラ9とともにテンションローラ12も同
時に移動させて弛みをとったり、張力を与えたりするこ
とができるため、例えば色ずれや位置ずれ等のずれ補正
の基準を表面に印刷できるように構成された伸縮しない
または伸縮が小さい用紙搬送ベルト1にも十分適用でき
る。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、記
録用紙のジャム処理時の感光ドラムの損傷や汚れを防止
することができる画像形成装置を提供できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の要部構成を示す断面図。
【図2】図1に示す転写ローラやテンションローラを駆
動するローラ駆動機構の外観構成の一部を示す斜視図。
【図3】図2に示すローラ駆動機構の作用を説明する図
で、(a)は印刷待機時の場合であり、(b)は印刷時
の場合である。
【図4】図2に示すローラ駆動機構及び用紙搬送ベルト
と感光ドラムとの関係を示す作用説明図で、(a)は印
刷待機時又は異常時の場合であり、(b)は印刷時の場
合である。
【図5】図2に示すローラ駆動機構の異常時の作用を説
明する図。
【図6】従来のカラーレーザプリンタにおける搬送ユニ
ットの作用を説明する図で、(a)は印刷時の場合であ
り、(b)は印刷待機時の場合である。
【符号の説明】
1…用紙搬送ベルト(媒体搬送ベルト) 21 〜24 …印刷ステーション 3…感光ドラム(静電潜像保持体) 9…転写ローラ 12…テンションローラ 18…記録用紙(記録媒体) 31…ローラ駆動機構 32…リンク機構(ローラ接離機構) 39…引張バネ(付勢手段) 41…リンク駆動部(ローラ接離機構駆動手段) 45…電磁クラッチ(クラッチソレノイド) 45b…クラッチ駆動回路(クラッチ駆動手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像保持体の表面を帯電し、露光に
    より静電潜像を形成し、その静電潜像を可視像化する印
    刷ステーションを無端帯状の媒体搬送ベルト上に複数配
    置し、前記媒体搬送ベルトにより搬送された記録媒体に
    前記印刷ステーションにより可視像化したトナー画像を
    転写する画像形成装置において、前記媒体搬送ベルトを
    介して前記静電潜像保持体に対して接離可能に設けられ
    た転写ローラと、この転写ローラの動作に応動して前記
    媒体搬送ベルトの弛みをとりまた所定の張力を与えるテ
    ンションローラと、前記転写ローラを前記静電潜像保持
    体に対して離間させて前記媒体搬送ベルトを前記静電潜
    像保持体から離間した印刷待機時状態にするとともに、
    前記転写ローラを前記静電潜像保持体に対して接近させ
    て前記媒体搬送ベルトを前記静電潜像保持体に当接した
    印刷時状態にするためのローラ接離機構と、このローラ
    接離機構が印刷待機時状態になるように付勢する付勢手
    段と、前記ローラ接離機構を前記付勢手段に抗して印刷
    時状態になるように駆動するローラ接離機構駆動手段
    と、このローラ接離機構駆動手段からの動力を前記ロー
    ラ接離機構へ伝達する電磁クラッチ手段と、この電磁ク
    ラッチ手段を通電して前記ローラ接離機構駆動手段から
    の動力を前記ローラ接離機構へ伝達可能とし、前記電磁
    クラッチ手段を断電して前記ローラ接離機構駆動手段か
    らの動力を前記ローラ接離機構から切離すクラッチ駆動
    手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
JP7295230A 1995-11-14 1995-11-14 画像形成装置 Pending JPH09138533A (ja)

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JP7295230A JPH09138533A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 画像形成装置

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JP7295230A JPH09138533A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 画像形成装置

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