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JPH09121783A - 魚介類用餌料 - Google Patents

魚介類用餌料

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Publication number
JPH09121783A
JPH09121783A JP8214300A JP21430096A JPH09121783A JP H09121783 A JPH09121783 A JP H09121783A JP 8214300 A JP8214300 A JP 8214300A JP 21430096 A JP21430096 A JP 21430096A JP H09121783 A JPH09121783 A JP H09121783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino acids
plant
fish
amino acid
matrix material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8214300A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Kitano
尚男 北野
Masahiro Matsuda
昌宏 松田
Yasushi Ifuku
靖 伊福
Hisao Maeda
久夫 前田
Yoshifumi Matsuda
善文 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Research Institute for Production Development
Original Assignee
Research Institute for Production Development
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Research Institute for Production Development filed Critical Research Institute for Production Development
Priority to JP8214300A priority Critical patent/JPH09121783A/ja
Priority to US08/817,645 priority patent/US5733539A/en
Priority to EP96927898A priority patent/EP0796564A4/en
Priority to PCT/JP1996/002374 priority patent/WO1997008959A1/ja
Priority to CN96191255A priority patent/CN1172417A/zh
Priority to ES96927898T priority patent/ES2109898T1/es
Publication of JPH09121783A publication Critical patent/JPH09121783A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • A23KFODDER
    • A23K50/00Feeding-stuffs specially adapted for particular animals
    • A23K50/80Feeding-stuffs specially adapted for particular animals for aquatic animals, e.g. fish, crustaceans or molluscs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K10/00Animal feeding-stuffs
    • A23K10/10Animal feeding-stuffs obtained by microbiological or biochemical processes
    • A23K10/12Animal feeding-stuffs obtained by microbiological or biochemical processes by fermentation of natural products, e.g. of vegetable material, animal waste material or biomass
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    • A23K10/30Animal feeding-stuffs from material of plant origin, e.g. roots, seeds or hay; from material of fungal origin, e.g. mushrooms
    • A23K10/37Animal feeding-stuffs from material of plant origin, e.g. roots, seeds or hay; from material of fungal origin, e.g. mushrooms from waste material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K20/00Accessory food factors for animal feeding-stuffs
    • A23K20/10Organic substances
    • A23K20/142Amino acids; Derivatives thereof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02A40/818Alternative feeds for fish, e.g. in aquacultures
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物廃棄物である搾汁滓を原料とする攝食効
率の高い魚介類用餌料を提供し、漁業や水産業に貢献す
る。 【解決手段】 植物搾汁滓の微生物醗酵物又はその粉砕
物を含むマトリックス材料中に炭素原子数が2〜3個で
ある低級アミノ酸Aと炭素原子数が4個以上である高級
アミノ酸Bとを、モル比がA/B=1〜40となるよう
に含有させてなる魚介類用餌料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は植物廃棄物素材を原
料とする魚介類用餌料に関するものである。本発明に言
う魚介類とは魚類、貝類(巻貝、二枚貝、イカ、タコ)
及び節足動物甲殻類(エビ、カニ)を意味するものであ
り、海水、汽水、淡水中に棲息しているものを指す。本
発明はこの魚介類の栽培、養殖、畜養するに当たって餌
料として提供されるものであり漁業や水産業等において
利用される。
【0002】
【従来の技術】微生物醗酵物を魚介類の餌料として用い
る研究は、石油蛋白についてかなり大規模に行われた
が、これは含まれている発癌性物質の存在のため日本で
は実用化はされなかった。一方、植物種子油分離粕は蛋
白含有量は高いが消化し難い多糖類や不揮発性の有毒成
分であるフィトンチッドを含んでいるので、そのままで
は餌料化し難く若干の変性操作を行った後に配合餌料と
して利用されている。またアルコール醗酵粕は優れた蛋
白源ではあるが、蛋白質の含有量とそのアミノ酸のバラ
ンスならびに魚介類の嗜好性に問題があり、トルラ酵母
やクロレラは実用化されているとは言え、そのままでは
摂餌効果と消化効率が期待出来ず、配合飼料の成分にし
たり、特殊な魚介類の餌料にしたり、場合によっては釣
り餌の混合材料に用いたりしているだけである。なお、
トルラ酵母は亜硫酸パルプ廃液にカンジタ・ウティリス
を作用させて得られるもので、このパルプ酵母の細胞膜
はとくに強固であり、加熱乾燥破砕するか、調味料のイ
ノシン酸を製造する目的でリボ核酸を除去するような抽
出作業で細胞膜を弱化させて使用することによって消化
効率を上げている。またクロレラはセルラーゼ処理を施
すとかなり消化率が向上するが、市販のセルラーゼでは
完全にその細胞膜を破砕することは困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、前記背
景技術に内在する諸問題点に鑑み、有用な魚介類用餌料
の提供を技術的課題として、予備的な研究中に得られた
各種の微生物醗酵物を用いて魚介類用の餌料を作製し、
生餌、冷凍生餌、魚粉あるいは市販の配合餌料と比較し
つつ魚介類用餌料としての価値を判断するための試験・
研究を行った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らの基礎的研究
に於いて、魚介類が水中において最初に鋭敏に反応を示
すものはモデル餌料に付着させたアミノ酸に対してであ
ることを認識し、而もアミノ酸は魚介類の味覚物質とし
てよりもまず嗅覚物質として作用しているらしいことが
確認された。
【0005】魚類はその嗅覚を司る鼻腔が口腔と明確に
直結しておらず、眼前の前鼻腔より水を吸入し後鼻腔よ
り水を排出する過程を通じて嗅覚神経を作動させるもの
であり、前鼻腔を閉塞すれば一般に嗅覚が働かなくな
る。なお魚によっては魚体の側線も嗅覚に関係している
ようであるが、この部分は強い作用を有していないよう
に見える。一方、味覚は口周辺、口腔、咽頭部および鰓
腔に分布する味蕾によって餌が近接、接触してはじめて
作動するものである。魚介類の嗅覚伝達については、嗅
覚物質の水中における拡散から予想されるよりも速く嗅
覚細胞に到達する模様であり、現在この機構についても
研究を進めている。また貝類の嗅覚器は鰓腔の入水口部
分にあり、節足動物では鋏脚の基部に1対の嗅覚用小棘
がある。
【0006】以上のような基礎的な知見から技術的な研
究をさらに推進した結果、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、植物搾汁滓の微生物
醗酵物又はその破砕物を含むマトリックス材料中に、炭
素原子数が2〜3個である低級アミノ酸(A)と炭素原
子数が4個以上である高級アミノ酸(B)とを、モル比
A/B=1〜40となるように含有せしめた魚介類用餌
料である。
【0008】本発明の構成を詳しく説明すれば次の通り
である。
【0009】この植物搾汁滓は植物汁、植物果汁、植物
精油、植物加工物抽出汁、植物乳汁およびこれらの混合
物よりなる群から選ばれた少なくとも一つの液汁を植物
体より分離除去した残滓である。また、植物搾汁滓はメ
チル化プリン誘導体以外のアルカロイドおよび有毒配糖
体を実質的に含まないものであり、特に好ましくは、こ
れ等を実質的に含まない植物から得られるものである。
【0010】炭素原子数が2〜3個である低級アミノ酸
(A)がグリシン、α−アラニン、β−アラニン、サル
コシン、セリン、システインおよびタウリンよりなる群
から選ばれた少なくとも一つのアミノ酸であり、また炭
素原子数が4個以上である高級アミノ酸(B)が必須ア
ミノ酸および非蛋白性アミノ酸よりなる群から選ばれた
少なくとも一つのアミノ酸である。
【0011】前記植物の代表的なものはアブラナ科、バ
ラ科、ナス科、マメ科、ミカン科、ブドウ科、ツバキ
科、アカネ科、アナナス科およびイネ科等にわたってい
る。一般に同じ科や近縁の科に属する植物が同族のアル
カロイドを含有する例が多いが、例外的なものとしてプ
リン誘導体がある。例えばアカネ科のコーヒーノキ(コ
ーヒー)、ツバキ科のチャ(茶)のほかムクロジ科(ガ
ラナ)、モチノキ科(マテ茶)、アオギリ科(カカオや
コーラ)があり、さらにプリン誘導体の含有量は少ない
がバンレイシ科、オシロイバナ科、フウロソウ科、キョ
ウチクトウ科等にもわたって広く存在している。カフェ
イン、テオブロミン、テオフィリン等のメチル化プリン
誘導体は疑似アルカロイドと称されるものであって通常
のアルカロイドとは古くから区別されている。すなわち
プリン核を有するヒポキサンチン、キサンチン、グアニ
ン、アデニン、1−メチルグアニン、6−メチルアミノ
プリン、6−ジメチルアミノプリン、2−メチルアデニ
ン、2−メチルアミノ−6−ヒドロキシプリン等はいず
れも核酸塩基であって、細菌、酵母、RNA中に広く分
布し他の毒性を有するアルカロイドとは存在意義が大い
に異なっており、プリン系に属する化合物は植物化学的
見地から見ても不揮発性のフィトンチッドのような二次
代謝産物と言うようなものではないのであり、これらは
本発明に言う植物搾汁滓中に含まれていても差支えない
のである。
【0012】また植物のテルペン化合物以外の不揮発性
のフィトンチッドとしては有毒配糖体がある。この有毒
配糖体とは本発明では加熱や加水分解によっても毒性が
消滅し難い配糖体を指し、例えばタンギニン、セルベリ
ン、ストロファンチン、ジギトキシゲニン、ジギナチゲ
ン、グルコフラングリン、アロイン、プタキロシドある
いはサポニンであり、これらを含有する植物又はその植
物搾汁滓は本発明の原料から可及的に除外されることが
望ましいが、アグリコン(配糖体の糖以外の部分)の構
造とか種類によっては許容されるものもあり、例えばリ
モニン、ヘスペレチン等は含まれていても差し支えな
い。一般に魚介類は毒性の強いアルカロイドや配糖体に
対して極めて鋭敏で、陸上動物のような大きい許容力は
ないものが多い。
【0013】植物搾汁滓の原料の主なものは柑橘類(ミ
カン科)果汁残滓、果実果汁しぼり粕、コーヒー豆抽出
滓、植物油抽出滓、デン粉類の洗浄滓、穀類の洗浄滓、
各種茶類(緑茶、ウーロン茶、紅茶、ほうじ茶、杜仲
茶、柿葉茶、ギムネマ茶、甘草茶、麦茶、玄米茶、ハト
ムギ茶、ヨモギ茶、プーアル茶、バナバ茶、ハーブ茶、
甜凉茶、クコ茶、ドクダミ茶、ハス茶、ルイボス茶、天
台烏薬茶等)からの抽出滓、糖類抽出滓、抽出滓、野菜
ジュース滓、果物、野菜屑や海藻処理屑等であって通常
は棄却するか、焼却するか、効果の期待できない肥料と
か、飼量増量剤にするか等のごとく極めて利用価値の少
ないものである。これ等の成分はセルロース、ヘミセル
ロース、ペクチン、タンニンおよび若干量の糖分であり
粗繊維がかなりの部分を占めており魚介類の餌の嗜好状
況からしても魚介類の好物ではない。
【0014】微生物醗酵物とは上記のような植物搾汁滓
に有用な細菌、酵母、糸状菌、担子菌または藻類を適当
な条件下で繁殖させて、生化学的方法を通じて有用な蛋
白質を含む素材に変換させた生成物である。
【0015】本発明に於いては、上記有用な細菌とは、
乳酸菌、プロピオン酸菌、酢酸菌、シュードモナス属細
菌、エッセリチア属細菌、バチラス属細菌、クロストリ
ジウム属細菌、アゾトバクター属細菌、アゾモナス属細
菌、リゾビウム属細菌、コリネバクテリウム属細菌、ブ
レビバクテリウム属細菌、メチロモナス属細菌等が例示
出来る。
【0016】有用な酵母とは、サッカロミセス属酵母、
チゴサッカロミセス属酵母、クルイフェロミセス酵母、
シゾサッカロミセス属酵母、ハンセヌラ属酵母、ピチア
属酵母、カンジダ属酵母、ロゾトルラ属酵母等を例示出
来る。
【0017】また有用な糸状菌、担子菌又は藻類にはス
トレプトミセス属放線菌、ケカビ属菌、クモノスカビ属
菌、コウジカビ属菌、青カビ属菌、ベニコウジカビ属
菌、ノイロスポラ属菌、不完全菌類、ボトリチス・シネ
ラ属菌、トリコデルマ・ビリデ属菌、スイゼンジノリ
類、スピルリナ類等がある。
【0018】これ等細菌、酵母、糸状菌、担子菌、又は
藻類は、単独又は混合して用いられる。
【0019】これ等微生物のうち、特に本発明において
好ましいものは、乳酸菌、酢酸菌、シュードモナス属細
菌、バチラス属細菌、クロストリジウム属細菌、アゾト
バクター属細菌、サッカロミセス属酵母、チゴサッカロ
ミセス属酵母、ハンセヌラ属酵母、カンジタ属酵母、ロ
ドトルラ属酵母、ストレプトミセス属放線菌、ケカビ属
菌、クモノスカビ属菌、コウジカビ属菌、青カビ属菌、
ベニコウジカビ属菌、ノイロスポラ属菌、トリコデルマ
・ビリデ属菌である。
【0020】微生物のうち例えばクロレラ、藻類、スピ
ルリナのような光を利用する光合成微生物は一般に細胞
殻が堅牢であるためそのままでは餌料としては好ましい
ものではない。
【0021】一般に細菌と酵母とは主として液相での反
応に適し、糸状菌、担子菌は主として固相での反応に適
しているが明確な区別はない。最適生育温度は細菌では
30〜40℃、酵母は20〜30℃、カビ類では25〜
35℃であり、何れの場合でもその生育には下記するよ
うな培地成分と水分とが必要である。
【0022】即ち、培地成分としては糖成分(例えばブ
ドウ糖とか炭水化物)、含窒素成分(例えば含窒素化合
物、酵母エキスとかペプトン或はコーンスティープリカ
ー)、リン酸塩等が必要であり、細菌、酵母、カビ属菌
には各々次のような水溶液が用いられる。例えば酢酸菌
についてはブドウ糖20g,酵母エキス5g,ペプトン
5g,KH2 PO4 6g,MgSO4 ・7H2 O 0.
6g,MnSO4 ・7H2 O 0.3g,CH3 COO
Na・3H2 O 25g,氷酢酸1ml,水1000m
lの混合液(pH5.4)が有用である。また酵母につ
いてはブドウ糖30g,酵母エキス3g,ペプトン5
g,NaNO3 1g,KH2 PO4 3g,K2 HPO4
3g,MgSO4 ・7H2 O 0.3g,水1000m
lの混合液(pH7.0)が良く用いられ、カビに対し
てはブドウ糖10g,酵母エキス5g,ペプトン5g,
KH2 PO4 2g,MgSO4 ・7H2 O 0.3g,
水1000mlの混合液(pH7.0)が良く用いられ
る。ブドウ糖のかわりにアミロースやセルロースと酵母
との混合液を用いてもよいし、酵母エキスやペプトンの
かわりにNH4 NO3,(NH4)2 SO4 あるいは(NH
2)2 COを用いてもよいのは当然である。
【0023】この醗酵方式には、直接的に蛋白質資化
性微生物を加えて蛋白質形成を行わせる方法と、一
旦、糖化酵素、酸、アルカリまたは化学的酸化剤等によ
り処理し次いで蛋白質資化性微生物により蛋白質形成を
行わせる方法とがある。そのいずれを選ぶかは原料の種
類によって異なる。微生物の中では工業的見地からして
細菌、酵母、カビ類が便利であり、これらは酵素遺伝子
導入等により高性能化しうるという利点がある。柑橘類
果汁の搾汁残滓のように可溶性炭水化物や糖分が残留し
ているような場合にはの方法は好ましい方法である。
このようにして得られた微生物醗酵物は粗生成物の場合
でも精製物の場合でも、植物生合成産物の常として、酵
母蛋白等の外側に比較的堅いセルロース様の殻を有して
おり、消化性が悪いのである。
【0024】魚介類用餌料のマトリックス材料にするた
めには、微生物醗酵物の形状を問わず、例えば粉末状あ
るいはペースト状のいずれにせよ、セルロース様の殻を
機械的、物理的、化学的あるいは生化学的に破砕して脆
弱化することが好ましい。これは魚介類が一般に消化器
系統内に炭水化物の消化酵素を僅かしか含んでいないた
めである。しかし乍ら、本発明に於いてはこの脆弱化処
理を施さなくても使用出来る場合もあり、また完全にす
べての殻を破砕したものばかりでなく、部分的に破砕し
たものも使用することが出来る。この殻の破砕には、加
熱(焼成)法、ボールミル法、爆砕法、マイクロ波照射
法、アルカリ溶解法、酵素分解法、電気的分解法等のい
ずれかが用いられる。加熱法については通常100℃以
上、好ましくは120〜180℃程度で適宜な加熱手段
で行えば良い。ボールミル法としては、従来知られてい
るボールミル粉砕法が採用出来、各種のボールミルが使
用出来る。爆砕法とは、爆烈により殻を破砕する方法で
あり、例えば穀類粒の爆砕とかフェザー・ミールの製造
において良く知られている方法である。アルカリ溶解法
とは、アルカリを用いて殻を部分的に溶解除去するもの
で、殻を溶解しうるアルカリ性物質が使用出来、通常ア
ルカリ性物質の水溶液を用いて行う。酵素分解法とは、
酵素を用いて殻を溶解除去する方法であり、殻を溶解出
来る酵素を適宜に選択して使用すれば良い。これ等の破
砕手段はそのいずれかの単独方法、或は2種以上の方法
を組み合わせて用いることが出来る。この破砕物(部分
的破壊物、焼成破壊物、完全破壊物等を含む)は餌料の
基本物質となるものでこれを含むマトリックス材料は次
のアミノ酸配合工程に移される。なお、これは微生物醗
酵物がそのままでは一般の魚介類の嗜好性に対して刺激
を与え難いからである。
【0025】ここでいうマトリックス(人によってはメ
イトリックスともいう)とは、植物搾汁滓の微生物醗酵
物の破砕物のみから成る場合と、この破砕物に更に他の
成分を混入して成る場合のいずれでも良い。いずれにせ
よマトリックスの主体をなすものは良質の固体蛋白質と
原料に付随してきた植物系不純物との混合物であり、場
合により人為的に添加する固体粉末との混合物である。
【0026】このマトリックス材料に炭素原子数2〜3
個である低級アミノ酸(A)と炭素原子数が4個以上で
ある高級アミノ酸(B)とを、その夫々のモル比がA/
B=1〜40となるように含有せしめる。この含有手段
としては基本的に以下の諸法がある。なおA/B=1〜
40からなる比率は魚介類の嗅覚鋭敏性を実験して定め
られたものであり、このアミノ酸処理をしないと餌料と
しての価値は低くなる。その主な混合法は次の通りであ
る。
【0027】AとBとのアミノ酸を粉末状またはペー
スト状でマトリックス材料に含有せしめる。この際Aと
Bとのアミノ酸は各々単独でも、或はそれ等の混合物で
も良い。
【0028】AとBとのアミノ酸を夫々単独で、或は
混合して、水溶液としてマトリックス材料に含有せしめ
る。この際AとBとのアミノ酸は夫々単独でも、或はそ
れ等の混合物でも良い。
【0029】上記及びの場合に、更に夫々に糊料
を併用してマトリックス材料に含有せしめ付着し易くす
る。この場合は特に上記の場合が好適であり、更にA
とBとのアミノ酸の混合水溶液を使用する場合に該糊料
を予め加えておくことは特に好ましい。
【0030】上記で使用する糊料としては、各種のも
のが広い範囲で使用出来るが、合成系糊料よりも天然系
糊料の方が良い。この際の天然系糊料としては、例えば
糖密類(モラセス)、デン粉類、水飴類、コンニャク
粉、ローカストビーンガム、タラガム、グアーガム、ザ
レップマンナン、酵母マンナン、プルラン、カラゲーナ
ン、キトサン、ゼラチン等が、また合成系糊料としては
例えばカルボキシメチルセルローズ塩、ポリビニルアル
コール等を例示することが出来る。
【0031】魚介類用餌料がペレットという形で用いら
れる場合には、のような糊料がマトリックス材料のバ
インダーとして働き、マトリックス材料との混合物をノ
ズルより押出し切断後乾燥すればドライペレットにな
る。この際に粒子設計も行われる。
【0032】マトリックス材料がペーストである場合に
は、の混合物を加え混合すれば良く、場合によっては
その後ノズルより押出して切断し不完全乾燥したり、油
脂等を添加してモイストペレットにすることもできる。
【0033】このアミノ酸の混合に際しては、前段階の
工程或はその後の工程において必要に応じ、増量剤、ミ
ネラル成分、魚粉(フィッシュ・ミール)、植物種子蛋
白、ブラッド・ミール、フェザー・ミール、動物蛋白、
防腐剤、酸化防止剤、ビタミン剤、脂質類(とくに不飽
和脂肪酸分)および強化用添加剤(カロチン、不足して
いるアミノ酸とかアミノ酸オリゴマー等)等の1種又は
2種以上を加えることが出来る。アミノ酸や蛋白質のよ
うな両性電解質はその等電点(pI)が物性を評価する
のに便利であり、pIにおける飽和溶解度がそれらの溶
解度と定義されている。本発明ではそれぞれ固有のpI
を有するAとBとを特殊な割合で組合わせてpIを若干
ずらし魚介類に嗅覚効果を発揮せしめるように工夫され
ている。アミノ酸の水和物の構造には種々異なるものが
あるが、アミノ酸のpIからずらした複対イオン水和物
(クラスレートの一種)を形成させ魚介類の嗅覚に強い
影響を及ぼし、さらにこの効果を魚介類の味覚にも刺激
を与えるように配慮し餌料効果を向上させるようにした
ものである。なお、このようなアミノ酸の効果は陸上動
物については所謂「うま味」の発現以外には全く知られ
ていないのである。
【0034】本発明者らの基礎的研究によるとアミノ酸
の魚介類に対する作用はl−体、d−体およびdl−体
によって異なる。光学不活性な低級アミノ酸(A)には
グリシン、タウリン、サルコシン、β−アラニンがあ
り、とくに前二者は魚介類に対して温和な誘引効果を示
す。一般に魚介類の嗜好性はl−体>dl−体>d−体
の順でありd−体の中には水棲動物の忌避剤として利用
できそうなものもある。
【0035】アミノ酸のジペプチド、トリペプチド、テ
トラペプチド等のオリゴマーの中には水に難溶性のもの
が多く魚介類に対してアミノ酸のような強い嗅覚作用を
呈しないものが多い。微生物醗酵物の特徴は植物蛋白
(例えば大豆蛋白)のアミノ酸組成に似ており、餌料と
してはロイシン、グルタミン酸、チロジン、グリシン、
リジン、メチオニン、アルギニン、アスパラギン酸が少
ない傾向があるのでこのような場合に嗅覚や味覚に関係
がなくてもそれ等を含む誘導体又はオリゴマー等の形で
栄養強化剤として加えてやることができる。
【0036】高級アミノ酸(B)の主なものはバリン、
ロイシン、イソロイシン、ベタイン、スレオニン、アス
パラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミ
ン、リジン、ヒスチジン,アルギニン、フェニルアラニ
ン、チロジン、プロリン、トリプトファン、シスチン、
メチオニンでありその大多数は必須アミノ酸であり、そ
れらは単独もしくは混合物として有用である。
【0037】また非蛋白性アミノ酸としてはα−アミノ
酪酸、γ−アミノ酪酸、オルニチン、アステルビン、カ
ナリン、カナバリン、チトルリン、ジブロムチロジン、
ジヒドロキシフェニルアラニン、ジエンコリック酸、ホ
モシスチン、ジヨードチロジン、イソグルタミン、キヌ
レニン酸、キヌレニン、N−メチルヒドロキシプロリ
ン、ノルバリン、ノルロイシン、オキシプロリン、オク
トピン、オキシリジン、チロキシン、スリナリン、エル
ゴチオネイン、ホスホセリン、メチオニンスルホキシ
ド、メチオニンスルホン、メチオニンメチルスルホニウ
ム塩、システィン酸、シスチンジスルホキシド、フェニ
ルグリシン、イソバリン等がある。これらは必須アミノ
酸と併用した形で少量成分として用いられることが多
い。
【0038】AとBの存在割合はモル比A/B=1〜4
0なる混合物であって、魚介類の嗅覚物質の主体をなす
Bに対してこの効果を相乗的に補助する効果を有するA
が同量モル以上必要であることを示す。この混合法およ
びマトリックス材料に対する配合法は前述したが、混合
法の例を前記の場合について詳しく説明する。
【0039】3lのフラスコに1−グルタミン酸14
7.13g(1モル)およびグリシン225.21g
(3モル)を入れ、これに水を加えて1lにする。フラ
スコに逆流冷却器を付して煮沸すれば混合物は完全に溶
解して透明な溶液となる。この溶液は冷却するとグルタ
ミン酸の結晶その他の水和物等が析出してくる。これを
防止するため天産系糊料を加えると安定化でき、室温で
マトリックス材料と混合できるようになる。本配合剤で
は糊料を用いない場合にはA/B=4〜5、さらに好ま
しくは5〜10に調製し、且つ希釈してやる必要があろ
う。しかし、溶解の難しい例としてはグルタミン酸のか
わりに1−チロジンを用いた場合がありこの時にはA/
B=10〜40にし、且つ希釈しないと溶液の安定性が
得られないようである。
【0040】
【発明の実施の形態】次に、本発明の代表的な実施の形
態として、上記の1−グルタミン酸とグリシンとの混合
した糊料溶液を用いた場合を例にとって説明する。
【0041】グレープ・フルーツ(チトルス・パラジ
ン)の果実を洗浄して圧搾機を用いて搾汁すると液汁と
搾汁滓とが大体半々づつ得られる。この搾汁滓をジュー
スミキサーですりつぶし石灰乳を加えてpHが5.3に
なるようにする。このようにするとペーストは更に脱液
し易くなるので、これを再度圧縮すると最初のグレープ
・フルーツの約20%に相当する液体が得られる。この
液体を減圧濃縮すると糖分が37%、pH5.3のシト
ラス・モラセスをうる。
【0042】培地組成としてNaHPO4 0.6g/
l,KH2PO2 0.4g/l,MgSO4 ・7H2
0.2g/l,FeCl3 ・6H2 O 16.7mg
/l,CuCl2 ・2H2 O 0.80mg/l,Zn
SO4 ・6H2 O 0.18mg/l,MnSO4 ・4
2 O 0.15mg/l,CoCl2 ・6H2
0.18mg/l,(NH4)2 SO4 計15g/l(分
割添加するがここでは合計量を記載),(NH2)2 CO
計7g/l(分割添加するがここでは合計量を記載)の
ものをつくり、これをpH5.8に調整して1lの培養
液とする。これに上記のシトラス・モラセス600gお
よびカンジタ・ウティリス20gを加えて30℃で空気
を吹き込みつつ60時間反応を行わせる。反応後沈殿を
瀘別して水洗、乾燥するとグレープ・フルーツ酵母13
5gが得られるのでこれを乾燥して粉砕すると粗蛋白が
約55%のマトリックス材料が得られる。
【0043】このマトリックス材料に上記の1−グルタ
ミン酸、グリシン混合物を含む糊料液10gを散布した
後乳鉢で充分混合する。ついでこの混合物74g、小麦
グルテン10g、カツオ油10g、ミネラル分(リン酸
一カルシウム40部、乳酸カルシウム20部、リン酸一
カリウム20部、硫酸マグネシウム10部、クエン酸鉄
10部の混合物)4g、ビタミン剤(ビタミンB1 、ア
スコルビン酸カルシウム、コリン、ニコチン酸、パント
テン酸カルシウム、リボフラビン混合物)1g、アルギ
ン酸ナトリウム1gを混合して若干量の水を加えて混練
し混練物を粒状化してモイストペレットにする。これを
7月上旬から6週間、網生簀中のハマチの飼育に使用し
たところ、その生長は生餌区のものと比較して遜色がな
かった。なお、上記グリシンの1/3量を1−α−アラ
ニンとl−プロリンの等量混合物におきかえた場合のハ
マチの誘引率は100%に達し、該モイストペレットを
用いて育てられたハマチは生餌区のハマチに比べて格段
に味がよく、商品的にもすぐれていた。
【0044】魚介類の餌料としての効果を知るために、
天然海水,人工海水および淡水を用いて魚介類を用いて
実験を行った。この場合、一般には天然海水よりも人工
海水を用いたものの方が再現性のある結果が得られた。
また魚介類は採取直後のものより、予め人工海水中で飼
育しておいたものの方が判定し易い結果が得られた。
【0045】植物搾汁滓からの微生物醗酵物はそのまま
でも餌料として用いられるが栄養価を上げるためには、
場合によっては微生物蛋白にまで精製することが好まし
い。この精製は例えば醗酵物をアルカリ処理して蛋白質
を抽出し、炭水化物や塩類を除去した後、酸を加えて等
電点沈殿を行い、その沈殿を分離、脱水し、乾燥後ボー
ルミル粉砕を行って粉末にしてやればよい。
【0046】
【実施例】本発明者らは本発明に関して多数の実験を行
ってきたが、それらの中より本発明の技術的内容を解説
しうるに足る代表的な数例を抽出して以下に実施例とし
て示す。したがって本発明は以下に示された実施例のみ
に限定して解釈されるべきではなく、本発明の趣旨と精
神を逸脱せざる限り、任意にその実施態様を変更して実
施できることは当然である。
【0047】
【実施例1】温州ミカン(チトルス・アウランチウム)
の果実を洗浄し、これを圧搾機を用いて搾汁した場合、
液汁(果汁に若干のd−リモネンを含む混合物)と搾汁
滓とが大体半々ずつ得られる。この搾汁滓には水分が約
80%、d−リモネンが0.5〜数%含まれているが、
これを乾燥したものは炭水化物が15〜20%、粗繊維
が1.5〜2.0%、粗脂肪が約0.2%、粗蛋白が約
1.0%、総窒素分が約1.0%、灰分が0.5〜1.
0%、pHが4.0〜4.5である。このものにはペク
チン質が含まれているため、乾燥前の搾汁滓に石灰乳を
加えて中和(pH5.0〜5.5)して撹拌後、再度圧
縮すると初めの原料果実の約20%程度の液体が得られ
るのでこれを50〜60℃で減圧濃縮する。濃縮物は水
分が20〜25%、糖分が35〜40%、蔗糖が12〜
20%、総窒素分が約0.5〜0.6%、灰分が0.2
〜1.0%、pH5.0〜5.5のシトラス・モラセス
である。
【0048】一方、培地組成としては85%H3 PO4
3.2g/l,KOH 1.2g/l,NaOH 0.
02g/l,MgSO4 ・7H2 O 1.0g/l,F
eCl3 ・6H2 O 15mg/l,CuSO4 ・5H
2 O 0.1mg/l,Kl0.2mg/l,MnSO
4 ・H2 O 1.5mg/l,ZnSo4 ・6H2
1.0mg/l,(NH4)2 SO4 計16g/l(分割添
加するがここでは合計量を記載),(NH2)2 CO 計8
g/l(分割添加するがここでは合計量を記載)なる溶
液を作りpH5.5〜6.6に調整したものを用意して
おく。この水溶液1.2lに上記のシトラス・モラセス
200gを混合し、この培養液にカンジタ・ウティリス
10gを加え25〜35℃で48時間、撹拌しながら空
気を吹き込み醗酵を行わせる。反応後静置すると沈殿が
得られるので、これを瀘別して水洗し減圧乾燥するとミ
カン酵母が約50g(収率約71%)得られた。このも
のは水分4.5%、粗蛋白質50〜60%、脂質0.5
%、炭水化物19〜20%、灰分2.5%が含まれてお
り、魚粉、大豆油粕、アマニ油粕に比較して成分的には
劣っていなかった。ただし、このもの自体では魚介類の
嗅覚に訴える所が少なく、餌料になり得なかったので以
下、アミノ酸賦香する方法ならびに餌料加工法等につい
て示す。
【0049】
【実施例2〜17】実施例1において得られたミカン酵
母50gを小型ボールミルに入れて充分粉砕したマトリ
ックスに表1に示すアミノ酸0.1モル溶解もしくは分
散させた0.5%デンプン水溶液6gを加えて、乳鉢中
で混練し、打錠器にて各々0.5gの錠剤に成型し、室
温で乾燥しデシケーター中で減圧保存する。この錠剤の
円板中央に孔をあけてステンレススチール製の針金を通
して水槽中に吊るして保持できるようにする。プラスチ
ックス製函型水槽に淡水または海水150lを入れ、同
種の魚介類の中型のもの5匹以上を入れて静かにエアー
レーションおよび用水循環瀘過を行う。照明も比較的暗
くしてその水槽の一端の水中に上記の錠剤を静かに挿入
して吊下げ、魚介類の行動を観察する。実験開始後60
分以内に魚介類の総数の60%以上が錠剤付近に集まり
攝餌行動に似た行動を開始する場合を誘引と判断した。
貝類は水管もしくは足を出して探索行動をしようとした
ものの数で判断した。その結果をまとめると表1の通り
である。
【0050】
【表1】
【0051】
【実施例18〜28】実施例2〜17の結果から、さら
に強力な餌料を作るため表2に示すアミノ酸の低級なも
のAと高級なものBとを記載のモル比で混合し、この混
合物をプルラン(α−1,4’−;α−1,6’−グル
カン)の1%水溶液に溶解もしくは分散させる。ここに
得られた混合液3mlを実施例1のミカン酵母マトリッ
クス50gに加えて混練し、実施例2〜17と同じよう
に打錠し試験した結果は表2のとおりである。
【0052】
【表2】
【0053】
【実施例29】実施例1における温州ミカン(チトルス
・アウランチウム)の搾汁滓250gと水100gをジ
ュース・ミキサーに入れ充分粉砕してペースト状にす
る。このペースト中には油溶性の成分が含まれているの
で、これをエーテル抽出しリモネンおよびその他のテル
ペン類、フラボン類を除去する。この除油ペーストを減
圧乾燥して粉砕し粉末となす。この粉末をガラス管に充
填し、その一端を無水硝酸50gを入れたガラスアンプ
ルに連結し、NO2 ガスを自然発生的に粉末に常圧接触
するようにして冷暗室内に1週間保存する。ここに得ら
れた酸化粉末は希水酸化ナトリウム水溶液に完全に溶解
するようになる。この酸化粉末を実施例1に示した培地
組成の水溶液1000mlに混合し、pH5.5〜5.
6に調整したのち、カンジタ・ウティリス10gを加え
て撹拌しつつ空気を吹き込んで20〜30℃で50時間
反応させる。
【0054】反応混合物を瀘別して、水洗、乾燥し粉末
化するとミカン酵母が約40g(水分4.7%、粗蛋白
質59%、脂質0.6%、炭水化物17%、灰分5.3
%)が得られる。この方式をとるとミカン搾汁滓の固形
物のかなりの部分がマトリックス材料になる。しかし、
このもの自身では魚介類の嗅覚を刺激しないので実施例
18〜28と同じようにアミノ酸賦香を行い集魚効果と
攝餌効果を向上させるようにする。
【0055】
【実施例30〜38】1−グルタミン酸1モルおよびグ
リシン3モルを熱水1lに溶解し天産多糖類系の糊料と
してグルコマンナンを加えて安定化した濃アミノ酸液1
0gを表3の各種の植物搾汁滓の微生物醗酵物の破砕物
を含むマトリックス材料50gにスプレー添加して乾燥
後、粉砕し、雑食性の淡水魚用の餌料粉末にする。な
お、このマトリックス材料は表3に示す原料の乾燥粉末
100gをガラス管に入れ実施例29と同様にして部分
化学酸化したものを表3に示す酵母を用いて実施例1に
準じて醗酵を行わせたものである。
【0056】
【表3】
【0057】
【実施例39】バレンシア・オレンジ(チトルス・シネ
ンシス)の果実を洗浄し、これを圧搾機を用いて搾汁し
た場合、液汁(果汁に若干のd−リモネンを含む混合
物)と搾汁滓とが大体半々ずつ得られる。この搾汁滓に
は水分が約80%、d−リモネンが0.7〜1.2%程
度含まれている。これを乾燥したものは炭水化物が14
〜18%、粗繊維が2.2〜2.5%、粗脂肪が約0.
2%、粗蛋白が約1.0%、総窒素分が約1.0%、灰
分が0.8%含まれておりpHが3.7である。これに
0.6%の石灰乳を加えて中和し混練した後30分間放
置すると離水が起こってくるため、これを再度圧縮して
やると初めの原料果実の約25%程度の液体が得られ
る。この液体を減圧濃縮すると糖分が約40%のシトラ
ス・モラセスをうる。
【0058】実施例1の培地組成液1lにこのシトラス
・モラセス200gを混合し、馴致されたミカン酵母8
gを加えて60時間空気を吹き込みつつ醗酵を行わせ分
離,乾燥,粉砕を行うと、バレンシア・オレンジ酵母よ
りなるマトリックス材料約60gが得られた。このもの
は粗蛋白質が約60%含まれており魚粉にくらべて遜色
のない餌料原料にはなるが、魚粉に比べて成分的にリジ
ン、メチオニンやビタミン分がやや不足しているのでこ
れらは別に添加して強化してやる。さらにこの強化餌料
に魚介類に対する嗜好性を満足させるための賦香を行
う。もっとも一般的な賦香料は1−α−アラニン3モ
ル、グリシン1モル、l−グルタミン酸1モルを含む水
性糊状物(糊剤はゼラチン)であり、この糊状物を上記
のバレンシア・オレンジ酵母に3%添加しミキサーで充
分混砕して打錠成型後乾燥する。
【0059】なお、稚魚、仔魚の餌料とする場合には混
砕物を適当なメッシュの篩を通して自然乾燥すればよ
い。
【0060】この餌料は一般の養魚用に魚粉や大豆油粕
のかわり使用することができる。また、栄養価向上剤と
して脂質が要求される場合には、上記混砕物にレシチ
ン、リノレン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ド
コサヘキサエン酸(DHA)等の単独、または2種以上
を合計量にして1〜5%添加しておけばよく、とくに稚
魚や仔魚の場合には、その生長に好結果をもたらす。
【0061】
【実施例40】グレープ・フルーツ(チトルス・パラジ
ン)、ナツミカン(チトルス・ナツダイダイ)およびマ
ンダリン(チトルス・レチキュラタ)の果汁採取用の小
粒果実を同量ずつ混合して水洗する。これを圧搾機を用
いて搾汁した場合の搾汁滓100gと水100gとをジ
ュース・ミキサーに入れ充分破砕してペースト状にす
る。このペーストをエーテル洗浄してd−リモネン,そ
の他のテルペンおよび油状物質を除去する。次に、この
ペースト中に10%過酸化水素水1mlを加え、再び水
100gと混合してジュース・ミキサーに入れて充分混
合する。この混合物に培地[NaHPO4 0.6g/
l,KH2 PO2 0.4g/l,MgSO4 ・7H2
0.2g/l,FeCl3 ・6H2 O 16.7mg
/l,CuCl2 ・2H2 O 0.66mg/l,Zn
So4 ・6H2 O 0.18mg/l,CuSO4 ・5
2 O 0.16mg/l,MnSO4 ・4H2
0.15mg/l,CoCl2 ・6H2 O 0.18m
g/l,(NH4)2 SO4 計15g/l(分割添加するが
ここでは合計量を記載),(NH2)2 CO 計7g/l
(分割添加するがここでは合計量を記載)をpH5.5
〜6.0に調整したもの]を1lを加え、この混合液に
馴致したバレンシア・オレンジ酵母10gを加えて2%
の酵素を混入した空気を吹き込み50時間25〜30℃
で反応を行わせる。反応後、生成した沈殿を瀘別して、
水洗、乾燥後粉砕すると有用な酵母(粗蛋白61%)が
約70%の収率で得られる。この酵母マトリックスに1
−α−アラニン0.2モル、タウリン0.2モル、l−
グルタミン酸0.05モル、l−アスパラギン酸0.0
5モルおよびl−リジン0.05モルを含む混合液5〜
6mlをスプレーして充分混合後成型する。この成型品
を粉砕したものはそのままで熱帯観賞魚用の餌料にな
る。
【0062】
【実施例41】実施例40のマトリックスはその用途に
応じて、魚粉,大豆油粕が混合される。ただし、ハマチ
の場合には大豆油粕を30%以上混入されると消化効率
が低下して生長がやや遅くなる傾向がある。一方、魚粉
の方が配合量の如何にかかわらず生長の良い結果が得ら
れた。このようなマトリックスを配合した餌料はドライ
ペレット、ソフトドライペレット、モイストペレット等
の形にしてハマチを用いて試験に供されたが、いずれに
せよ必須アミノ酸のバランスを充分考慮し、且つ炭水化
物含量を減少させることが必要である。本マトリックス
材料を用いることにより配合餌料は従来の魚粉使用量を
約半分以下に減少させることができる。実施例40の酵
母マトリックスに1−α−アラニン0.2モル、タウリ
ン0.2モル、d,l−メチオニン0.2モル、l−リ
ジン0.2モル及びグリシン0.3モルを含むグアーガ
ム水溶液10〜11mlをスプレーして充分混合後成型
したのちウオブラーペレット、クランブルペレット等に
加工すればハマチに対する攝餌効率が大いに改善され
た。
【0063】
【実施例42】温州ミカン(チトルス・アウランチウ
ム)の果実を搾汁して得られた乾燥搾汁滓(炭化化物1
5〜20%、粗繊維1.5〜2.0%、粗脂肪約0.2
%、粗蛋白約0.1%、総窒素分約1.0%、灰分0.
5〜1.0%、pH4.0〜4.5)を粉砕機にかけて
1〜2mm大の粒状物に粉砕する。この粒状物500g
に水500ml(KH2 PO4 1g,NH4 NO3 3g
含有)を加えて混合した後、120℃,20分間保って
熱滅菌し、30℃まで冷却した後アスペルギルス・オリ
ーゼ10gを加えて25〜30℃で70〜80時間、時
々撹拌して空気を流通させつつ醗酵を行わせる。次いで
この混合物を乾燥、粉砕すれば約600gの粉末が得ら
れる。このものは水分20〜30%、粗蛋白質30〜4
5%、脂質0.5〜1%、炭水化物15〜20%、灰分
3〜5%を含むビール酵母様の臭気を有する淡褐色〜褐
色の粉末であり、実施例20に示す方法により、グリシ
ン0.6モルとl−グルタミン酸0.1モルを含むプル
ラン水溶液によりアミノ酸賦香する。このものはタイ、
ハマチ、チヌに対して70〜80%の誘引率を示した。
【0064】
【実施例43】実施例42のコウジカビ菌を用いて液相
でも反応を行うことが出来る。糖分が50%以上である
癈糖密またはシトラス・モラセス200gを培養液1.
2lと混合し、内容積5lのジャーファーメンターに入
れ、アスペルギルスオリーゼ10gを加えて空気を1v
vm流通しながらゆるやかに撹拌しつつ30℃で72時
間反応を行わせる。この培養液はCH3 COONa・3
2 O 12.0g,CH3 COONH4 7.0g,K
2 HPO4 1.0g,MgSO4 ・7H2 O 1.0
g,FeSO4 ・7H2 O 0.1g,コーンスティー
ブリカー1.0gを水1lに溶解したpH6.0(酢酸
濃度1〜2%)のものを用いる。尚、一般にカビ菌を用
いる場合は細菌や酵母とは異なり菌糸が生長してその先
端に胞子嚢又は分生胞子を生じて増殖する場合が多いの
で、その枝柄を物理的に損傷しないよう注意しつつ通気
と撹拌を温和に行い反応時間を長くしてやる方が好まし
い。次いで、培養終了後、懸濁物を濾別して水洗し、乾
燥すると約60g(収率約80%)の菌体が得られた。
このものは水分5%、粗蛋白質50〜60%、脂質5
%、炭水化物18〜20%、灰分5%であり、僅かに臭
気を有する黄褐色の粉末であった。この生成物は実施例
42と同様にアミノ酸賦香を行ってやると優れた海水魚
用餌料になった。
【0065】
【実施例44〜50】実施例42に於けるアスペルギル
ス・オリーゼのかわりに表4に示す微生物10gを加え
て同じように操作すれば表4の生成物を得る。ただし、
反応温度は27〜30℃で行われた。
【0066】
【表4】
【0067】
【実施例51】実施例42において、反応時間を35時
間にした場合、水分が28%、粗蛋白質30%、脂質
0.2%、炭水化物33%、灰分4%の褐色粉末が得ら
れた。このものは粗蛋白質含有量が低く海水魚用には不
適当であったが、適当な賦香を行えば草食性或は雑食性
のコイ科魚類の養殖餌料として用いることが出来た。即
ち、ここに得られた褐色粉末100gにアミノ酸水溶液
(水1lにl−イソロイシン0.01モル、l−グルタ
ミン酸0.01モル、グリシン0.3モルを溶解し、デ
ン粉糊を加えて水溶液としたもの)10gを散布して充
分混合し、ノズルより線香状に押出して切断し120℃
で乾燥したものを乳鉢に入れて軽く叩してクランブルペ
レットとしたものはフナ、コイ、金魚等の餌として有用
であった。
【0068】
【発明の効果】本発明品は植物搾汁滓の微生物醗酵物又
はその破砕物を含むマトリックス材料中に炭素原子数が
2〜3である低級アミノ酸(A)と炭素原子数が4個以
上である高級アミノ酸(B)とを、そのモル比がA/B
=1〜40となるように含有せしめることを特徴とする
魚介類用餌料に関するものであり、本発明品に含まれる
水中に溶出する特定のアミノ酸によって魚介類の嗅覚、
ひいては味覚にも刺激を与え攝餌効率を高める。
【0069】更に、本発明製品は製造工程中の加熱処理
その他の操作により、無菌、無ウィルス、無毒性にする
ことは容易であり、現在よく発生している魚介類の疾病
や生長不良を防除し、養魚効果を増大せしめると共に、
品質優秀にして美味な魚介類肉を安価に而も大量に市場
に供給できるようになる。したがって、魚粉や大豆油粕
にかわる材料として本発明品は水産界に新しく提供され
るものであり、今後、漁業や水産業等の産業に利益を与
えることが極めて大きいものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物搾汁滓の微生物醗酵物又はその破砕
    物を含むマトリックス材料中に、炭素原子数が2〜3個
    である低級アミノ酸(A)と炭素原子数が4個以上であ
    る高級アミノ酸(B)とを、モル比がA/B=1〜40
    となるように含有せしめることを特徴とする魚介類用餌
    料。
  2. 【請求項2】 植物搾汁滓が植物汁、植物果汁、植物精
    油、植物加工物抽出汁、植物乳汁およびこれ等の混合物
    よりなる群から選ばれた少なくとも一つの液汁を植物体
    より分離除去した残滓である請求項1記載の魚介類用餌
    料。
  3. 【請求項3】 植物搾汁滓がメチル化プリン誘導体以外
    のアルカロイドおよび有毒配糖体を実質的に含まないも
    のである請求項1又は請求項2に記載の魚介類用餌料。
  4. 【請求項4】 炭素原子数が2〜3個である低級アミノ
    酸(A)がグリシン、α−アラニン、β−アラニン、サ
    ルコシン、セリン、システィンおよびタウリンよりなる
    群から選ばれた少なくとも一つのアミノ酸である請求項
    1記載の魚介類用餌料。
  5. 【請求項5】 炭素原子数が4個以上である高級アミノ
    酸(B)が必須アミノ酸および非蛋白性アミノ酸よりな
    る群から選ばれた少なくとも一つのアミノ酸である請求
    項1記載の魚介類用餌料。
JP8214300A 1995-09-01 1996-07-24 魚介類用餌料 Pending JPH09121783A (ja)

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