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JPH09119990A - 電子時計用の同期装置 - Google Patents

電子時計用の同期装置

Info

Publication number
JPH09119990A
JPH09119990A JP8221259A JP22125996A JPH09119990A JP H09119990 A JPH09119990 A JP H09119990A JP 8221259 A JP8221259 A JP 8221259A JP 22125996 A JP22125996 A JP 22125996A JP H09119990 A JPH09119990 A JP H09119990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
angle
arms
electronic
synchronizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8221259A
Other languages
English (en)
Inventor
Doris Eckstein
エクステイン ドリス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebauchesfabrik ETA AG
Original Assignee
Ebauchesfabrik ETA AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebauchesfabrik ETA AG filed Critical Ebauchesfabrik ETA AG
Publication of JPH09119990A publication Critical patent/JPH09119990A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H19/00Switches operated by an operating part which is rotatable about a longitudinal axis thereof and which is acted upon directly by a solid body external to the switch, e.g. by a hand
    • H01H19/54Switches operated by an operating part which is rotatable about a longitudinal axis thereof and which is acted upon directly by a solid body external to the switch, e.g. by a hand the operating part having at least five or an unspecified number of operative positions
    • H01H19/56Angularly-movable actuating part carrying contacts, e.g. drum switch
    • H01H19/58Angularly-movable actuating part carrying contacts, e.g. drum switch having only axial contact pressure, e.g. disc switch, wafer switch
    • H01H19/585Angularly-movable actuating part carrying contacts, e.g. drum switch having only axial contact pressure, e.g. disc switch, wafer switch provided with printed circuit contacts
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/001Electromechanical switches for setting or display
    • G04C3/005Multiple switches
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04GELECTRONIC TIME-PIECES
    • G04G9/00Visual time or date indication means
    • G04G9/0082Visual time or date indication means by building-up characters using a combination of indicating elements and by selecting desired characters out of a number of characters or by selecting indicating elements the positions of which represents the time, i.e. combinations of G04G9/02 and G04G9/08

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 時間帯が変化したときにディジタル式表示部
をアナログ式表示部に同期させるようにする時計用の同
期装置において、電子回路が必要とする空間を小さく保
ちつつ、状態の変化をより良く検出することができるよ
うにする。 【解決手段】 同期装置は、筒車によって駆動される接
触輪を具備し、アーム4,6;8,10を有する接触ば
ねが接触輪上に固定される。アーム4,6;8,10
は、プリント回路基板上に分散配置された導電性接触帯
T1からT5と接触する。アーム4,6;8,10の幾
何形態により、接触帯T1からT5が種々の形態に周期
的に接続される。種々の形態を形成する一連の組み合わ
せが周期的に繰り返される。同期装置は更に、接触帯の
或る形態に対応する初期位置を記憶するための電子制御
信号発生装置を具備する。一連の組み合わせが与えられ
ているので、筒車の各移動が検出されることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時刻情報を表示す
るためのアナログ式表示部と、時刻情報を記憶するため
の電子カウンタとを備えた電子時計用の同期装置であっ
て、アナログ式表示部と電子カウンタとを同期させるこ
とを意図された同期装置に関する。本発明は特に、組み
合わされたディジタル式表示部とアナログ式表示部とを
有する時計用の同期装置であって、時間帯が変化したと
きにディジタル式表示部とアナログ式表示部とを同期さ
せるように意図された同期装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】この
ような同期装置が既に提案されている。実際、仏国特許
出願FR−A−2,484,101号は、同期装置を具
備する時計に関し、この同期装置は、分針または秒針を
担持する輪を備え、二つの導電性の薄いストリップが分
針または秒針上をこする。二つの薄いストリップを周期
的に持ち上げて短絡させるために、上述の輪の一方の表
面上に電気的接触手段が設けられる。
【0003】しかしながら、もし輪が急速に回転される
と、機械的な跳ね上がりが発生して短絡を妨げる可能性
がある。更に、跳ね上がりによる情報の欠落を補償する
ように実施されることができる補正および検出精度が非
常に制限される。
【0004】スイス国特許CH−B−653,846号
に、時計用の同期装置であって、日付が変わったときに
アナログ式表示部が、時計内に内包された電子カウンタ
に同期されることを可能にする時計用の同期装置が開示
されている。このスイス国特許CH−B−653,84
6号では、同期装置は、筒車(hour-wheel)のパイプの周
りに位置する環状形状をなす第1のカムを具備する。第
1カムの平坦な環状部分上に取り付けられた導電性の薄
いストリップは傾斜した先端部を有し、この傾斜した先
端部は、時計の電子装置に接続された導電性ストリップ
に向けて延びている。3個のスペーサスタッドが第1カ
ムの板内に配置され、これら3個のスペーサスタッドは
120°間隔の所定の位置に円形状に分散配置される。
突出するスタッドが、第1カムの下方に位置する第2の
回転カム内に配置された切欠きに対面したとき、スタッ
ドを担持する第1カムは、薄い金属で形成された座金の
作用により下方に向けて移動される。この座金は、座金
が平坦にされようとしたときに跳ね戻り、即ち座金が凸
状をなすために座金の方向が変化される。斯くして導電
性の薄いストリップが導電性ストリップに向けて駆動さ
れる。このような装置は以下の問題点を有する。即ち、
導電性の薄いストリップを有する第1カムの移動のため
に、切欠きを担持する第2カムが急速に回転したときに
機械的な跳ね上がりが生じ、この機械的な跳ね上がりに
より情報の欠落が生じ、この情報の欠落は補正のしよう
がない。更に、この装置は、時間帯の変化を検出するよ
うに適合されることが困難である。
【0005】本発明の目的は、上述の従来技術の不利点
を克服することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による同期装置は
『擬似絶対』座標系を有する。即ち、開始位置を知るこ
とにより、時刻情報を指示する針の位置が、有り余る情
報によって遙かに正確に求められることができる。
【0007】この目的のために、筒車が接触輪を駆動
し、数個のアームを有する接触ばねがこの接触輪上に固
定される。これらのアームは、プリント回路基板上に特
定の配置に従って分散配置された導電性接触帯と接触
し、これらの導電性接触帯は、同期装置と協働すると共
に制御信号を発生するための電子装置と協働する。アー
ムの幾何形態により、接触帯は例えば20分毎に異なる
形態で周期的に接続される。種々の可能な形態を形成す
る一連の組み合わせが周期的に繰り返される。電子制御
信号発生装置、例えばマイクロプロセッサが、接触帯の
或る形態に対応した初期位置を記憶し、一連の組み合わ
せが与えられるにつれて、例えば20分毎の筒車の各移
動が検出されることができる。
【0008】本発明の特徴により、同期装置は、同期装
置に接続される電子回路が必要とする空間を小さく保ち
つつ、状態の変化をより良く検出することができる。斯
くして、同期装置が時計内、特に腕時計内に使用される
限りにおいて重要である空間に関する要求が最小に保た
れることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の実施例について説明する。図1に、本発明による
同期装置Dの接触輪1を示す。本発明による同期装置D
は、時間帯のディジタル表示を現在の時刻のアナログ表
示に同期させるために時計内で使用されることを意図さ
れている。接触ばね2が接触輪1上に固定される。本実
施例では、この接触ばね2は4個のアーム4,6,8,
10を有する。接触輪1は、その対称軸線上に位置する
中心Cを有し、接触輪1は時計の歯車列と協働する。接
触輪1は、図示しない時計の筒車(hour-wheel)によって
駆動されるように配置される。本実施例では接触輪1は
12時間輪であるが、この接触輪1は24時間輪である
こともできる。時計仕掛けの歯車によって接触輪1を駆
動する仕方は、当業者にとって公知の方法で成されるこ
とができ、従ってここでは詳細に説明しない。
【0010】接触ばね2は、接触輪1の中心Cにおいて
軸対称をなすように接触輪1に対して取り付けられる。
接触ばね2は図2により詳細に示される。接触ばね2は
導電性材料から形成される。本実施例では接触ばね2は
二対のアーム4,6及び8,10を具備し、これらのア
ーム4,6及び8,10は対称角Ωをなして中心Cから
長手方向外方に延びている。本実施例では対称角Ωは1
80°である。しかしながら接触ばね2は、同一の幾何
形態を有する数対のアームを具備することができる。斯
くして対称角Ωはアームの対の個数に依存する。対称角
Ωは、3対の場合に120°に変化し、また4対の場合
に90°に変化する。接触ばね2はハブ2aを具備し、
このハブ2aは中心C上に心出しされた中央開口部3を
有し、斯くして当業者に公知の方法で接触ばね2が接触
輪1上に組み付けられることが可能ならしめられる。
【0011】図3に、図2に示す接触ばね2のアームの
断面図を示す。対をなす導電性アーム4,6及び8,1
0はハブ2aによって互いに電気的に接続される。各ア
ームは他のアームと同一である。本実施例では、各アー
ム4,6,8,10は三つの異なる部分を有する。図3
には、これらアーム4,6,8,10の一つのみが示さ
れている。第1の部分11は、他のアームの第1の部分
11と共にハブ2aを形成する。接触ばね2の中心から
延びるこの内方部分11は第2の中央部分12と関連
し、好ましくは第2の中央部分12は第1部分11に対
して僅かに傾斜している。第3の部分13がアームの自
由端部を形成し、好ましくは第3部分13はアームの第
2の中央部分12に対して傾斜している。しかしなが
ら、第2部分12および自由端部13は、これら第2部
分12および自由端部13の全体的な傾斜に等しい傾斜
を有する単一の部分によって置き換えられることができ
るということを理解されたい。自由端部13は傾斜され
た先端部を有し、この傾斜された先端部は、接触帯と摩
擦接触するように接触帯に向けて延びている。なお、こ
の詳細については後述する。
【0012】同一対の二つのアームは角度αで以てずら
されている。本実施例の二対のアーム4,6及び8,1
0は中心Cに関して対称的に配置される。本実施例では
角度αは40°であるが、角度αは別の角度に選択され
ることもできる。実際に、アームの配置によって達成さ
れるべき条件、従って角度αの境界値は、接触帯の配置
に依存する。なお、この詳細については後述する。
【0013】図4に、接触帯を概略的に示す。接触帯
は、図1に示す接触輪1の下方に配置されたプリント回
路基板上に、当業者に公知の方法で付着せしめられる。
この回路は、同期装置Dが電子制御信号発生装置P、例
えばマイクロプロセッサに接続されるように同期装置D
と協働する。電子制御信号発生装置Pは、アーム4,
6,8,10が接触帯と接触したときに発生される電気
パルスを受け取るように構成される。
【0014】接触帯は円形状に配置された接触区域を形
成し、斯くして接触帯はリングAを形成する。図4に示
されるように、リングAは数種類の区域、本実施例では
3種類の区域T1またはT2またはT3と、T4と、T
5とを具備する。これらの区域T1またはT2またはT
3と、T4と、T5との各々は、中心角εを有する分離
空間によって互いに分離されている。接触帯の長さは中
心角φによって規定される。接触帯の長さと分離空間の
長さとの合計は繰り返し角γとして規定される。従っ
て、γ=φ+εである。
【0015】図4に、検出区域と称される3個の第1の
接触区域T1,T2およびT3が示される。各第1接触
区域T1,T2,T3は長さφ1 を有し、本実施例では
長さφ1 は約50°である。従ってφ1 >αである。こ
れらの各第1接触区域または各検出区域T1,T2,T
3間の距離はε1 であり、本実施例ではε1 は約10°
である。第1接触区域T1,T2,T3はリングAの第
1の半体(180°)上に規則正しく分散配置される。
【0016】リングAは更に、第2の半体と称される他
方の半体上に、三つの第2の接触区域T4と三つの第3
の接触区域T5とを具備する。各第2接触区域T4の長
さはφ2 であり、各第3接触区域T5の長さはφ3 であ
る。本実施例ではφ2 およびφ3 は約20°である。従
ってφ2 =φ3 <αである。第2接触区域T4および第
3接触区域T5は距離ε2 によって互いに分離されてい
る。なお、本実施例ではε2 は約10°である。第2接
触区域T4はリングAの第2半体上に規則正しく分散配
置される。これらの第2接触区域T4は、検出区域とし
て機能するが、後述するように電力供給区域としても機
能することができる。第3接触区域T5はリングAの第
2半体上に規則正しく分散配置される。第3接触区域T
5は電力供給区域であり、第3接触区域T5は接触区域
T1,T2,T3またはT4の一つと共に、導電性アー
ム4,6,8,10がこれらの接触区域と摩擦接触し始
めた瞬間にパルスを発生する。なお、この詳細について
は後述する。図4に示す実施例では、第3接触区域T5
が第2接触区域T4と交互に分散配置されている。
【0017】アーム4,6,8,10が対称的に配置さ
れる(本実施例では180°で以て対称的に配置され
る)ので、繰り返し角γは対称角Ω内で整数m回だけ繰
り返されなければならない。なお、本実施例では対称角
Ωは180°である。従って次の条件が得られる。 φ≧αならば、m・γ=Ω φ<αならば、2m・γ=Ω ここで、2番目の条件は、第2接触区域T4および第3
接触区域T5のためのものである。パラメータmは、後
述するように接触の継続期間中における位相または時間
の個数に対応する。図4は、Ω=180°でかつm=3
の場合の例を示す。従って、リングAの一方の半体上に
三つの同一の接触帯が存在し、即ち第1の半体上に第1
の区域として三つの接触区域T1,T2,T3が存在す
る。また、リングAの第2の半体上に6個の接触区域が
存在し、即ち第2の区域として三つの接触区域T4が存
在すると共に第3の区域として三つの接触区域T5が存
在する。
【0018】アーム4,6,8,10に対する接触帯T
1からT5の特定の配置により、アーム4,6,8,1
0と接触区域T1からT5との間の接触継続期間を延長
することが可能にされる。斯くして検出分解能が改善さ
れる。このような接触継続期間の延長は、選択される角
度に依存する。一般的に、次の二つの条件が有効である
と言うことができる。 φ<αの場合、α=n・γ−φ=(n−1)・φ+n・ε …(1) φ≧αの場合、α=m・(γ/(m−1))−φ 但しm>2 …(2)
【0019】パラメータ(n−1)は二つのアーム間、
即ち角度α内における接触区域の個数に対応する。上記
条件(1)に関しては、この条件(1)が満たされたと
き、電気的接触区域の長さが2・φに延長されることが
わかる。上記条件(2)に関しては、この条件(2)が
満たされたとき、電気的接触区域の長さが(α+φ)に
延長されることがわかる。従って、後述するように10
°が20分に相当する上述の実施例では、接触区域の長
さは40°+50°=90°になる。この90°は3時
間に相当するので、パラメータmは値3を有する。図4
に示す実施例では、φ1 >αでかつφ2 =φ3 <αであ
る。従ってこの実施例では、φ1 は条件(2)を満たさ
なければならず、一方φ2 およびφ3 は条件(1)を満
たさなければならない。斯くしてn=2およびm=3が
得られる。
【0020】同期装置Dの作動は以下の通りである。ア
ーム4,6,8,10と接触区域T1からT5との組体
は、本発明による同期装置Dの時間帯検出器を形成す
る。一つの時間帯から別の時間帯への変更は使用者によ
って公知の方法で実施される。即ち、例えば本発明によ
る同期装置Dを具備する時計の巻真を引っ張り出し、次
いでアナログ式表示部、例えば時針を前進させることに
よって、一つの時間帯から別の時間帯への変更が実施さ
れる。アナログ式表示部が、使用者によって選択された
時刻に設定される。そのとき、例えば対応する時刻の数
字のみを示す時間帯のディジタル式表示部は、本発明に
よる同期装置Dによって、変更されたアナログ式表示部
に同期されなければならない。
【0021】この目的のため、電子制御信号発生装置、
例えばマイクロプロセッサPは、アナログ式表示部を変
更するために時計の巻真が引き出された瞬間における接
触輪1の位置座標を読み取る。斯くして、発生されるパ
ルスの状態の形態が記憶される。アナログ式表示部とデ
ィジタル式表示部とが同期されなければならない。アナ
ログ式表示部を変化させることによって、接触輪1の位
置がこれに対応して変化せしめられる。アーム4,6,
8,10が接触帯T1からT5と接触し始めたときにア
ーム4,6,8,10が一連のパルスを発生させる。こ
れらのパルスが一緒になって、アナログ式表示部によっ
て与えられた時刻に関係したデータに対応する情報を与
えるコードを形成する。
【0022】一つの状態の継続期間が検出分解能を規定
し、この一つの状態の継続期間はアーム及び接触帯の幾
何形態に依存する。例えば、図1および図4に示される
幾何形態では、20分毎に接触帯が異なる形態に接続さ
れ、この20分は10°の移動に対応する。しかしなが
ら、図示される幾何形態と異なる幾何形態では、状態の
変化が20分、即ち10°以上または以下継続すること
ができるということを理解されたい。分解能は、同期装
置Dの物理的制約および電子的制約、例えば電子回路の
利用可能な空間および電力消費量などを考慮した所望の
結果により決定される。
【0023】本実施例では接触輪1は12時間輪であ
る。接触輪1と協働するアーム4,6,8,10が対称
的な幾何形態を有するので、発生される一連の信号、即
ち可能な異なる形態は6時間(180°)毎に繰り返さ
れる。また本実施例では、状態の変化が20分毎に検出
されることが望まれる。このため、1時間につき3個の
状態が必要とされ、全部で18個の状態が必要とされ
る。斯くして、このことは5個の異なる接触区域(25
=32>18)を必要とする。
【0024】図5に、接触ばね2のアーム4,6,8,
10と接触帯T1からT5とのいくつかの組み合わせを
概略的に示す。図5に示す例では、開始位置は12時
(正午)である。この場合、接触帯T3と接触帯T5と
が互いに接続されることがわかる(図5(a)参照)。
アナログ式表示部の位置が1時間だけ進められると、接
触帯T1,T3およびT4が接続される(図5(b)参
照)。アナログ式表示部の位置が更に1時間だけ進めら
れると、接触帯T1と接触帯T5とが接続される(図5
(c)参照)。アナログ式表示部の位置が更に1時間だ
け進められると、接触帯T1,T2およびT4が互いに
接続される(図5(d)参照)。
【0025】図6に、上述の実施例における一連の18
個の可能な接触区域T1からT5の組み合わせを概略的
に示す。10°毎に状態の変化が起こることがわかる。
T1=0かつT2=0かつT3=0という組み合わせ
は、同期装置Dの故障を示すものとして考慮される。
【0026】マイクロプロセッサPが入力接触区域T
1,T2,T3の状態を読み取ることができるように、
入力接触区域T1,T2,T3に電力が供給されなけれ
ばならない。即ち、検出入力接触区域T1,T2または
T3と電力供給接触区域T5との間の接続が必要とされ
る。この目的のため、接触帯T5は供給電圧Vdd に設定
される。従ってT5=Vdd である。しかしながら、図5
(b)または図5(d)から判るように、接触帯T5は
常に他の接触帯に接続されているわけではない。この場
合には接触帯T4が電力供給接触帯の役割を果たす。実
際、接触帯T4は、一般的に出力部として切り換えら
れ、かつ電圧Vdd に設定される。接触帯T4は、マイク
ロプロセッサPが読み取り中のときのみ入力部として切
り換えられる。このことを達成するために、接触区域T
4はマイクロプロセッサPの入出力ゲートに接続され
る。接触帯T4が電圧Vdd でないならば、接触帯T5は
接触されていない。斯くして接触帯T5は『擬似入力
部』として使用され、その結果18個の状態を検出する
ために必要な5個の接触区域が得られる。
【0027】このような接触帯T4の特定の使用法の結
果、本発明による同期装置Dの空間的要求を増大させる
ような追加の接触帯を必要とすることなく、検出分解能
が増大される。斯くして、接触区域に電力を供給する三
つの異なる可能性、即ちT4およびT5を介した供給、
T5を介した供給、またはT4を介した供給が存在する
ことが判る。
【0028】有利なことに、電気的接触区域は16進法
の数字によって表されることができる。T1の『高(hig
h)』状態に値4を与え、T2の『高』状態に値2を与
え、T3の『高』状態に値1を与え、T4の『高』状態
に値2を与え、かつT5の『高』状態に値1を与えるこ
とにより、18個の可能な状態が次のようになる(図5
および図6による)。
【0029】
【表1】
【0030】制御信号発生装置は更に、マイクロプロセ
ッサPによって読み取られた状態を分析するための手段
を具備する。当然のことながら、この分析は各移動に合
理的に反応しなければならない。
【0031】図7に、初期状態番号9から開始されるア
ナログ式表示部の状態の変化を表す線図を示す。ディジ
タル式表示部は必ずしもアナログ式表示部の各移動に合
わせて変化しなくてもよいことが判る。例えばマイクロ
プロセッサPによって状態9が読み取られると共に記憶
された場合、状態8または状態10はアナログ式表示部
の時針の非常に小さな移動によってもたらされるかも知
れない(図7(a)参照)。従って、一つの状態の単一
の変化は、規定された移動としては考慮されない。この
とき、記憶された状態は元の状態に維持される。最悪の
場合、ほとんど40分の移動、即ちほとんど20度の移
動が、ディジタル式表示部の同期を必要とする時針の飛
び越しとして受け入れられない(図7(b)参照)。
【0032】実際、1時間の変化は原則的に20分の状
態の3回の変化に対応するので、検出されかつ表示部の
同期を必要とする1時間の変化の移動は、時針の開始位
置によって二つから四つの状態の変化に対応する。従っ
て、1時間の飛び越しとして考えられる最小の角度は4
0分または20度よりも僅かに大きい。このときの最悪
の場合、最大の角度は100分または50度よりも僅か
に小さい。
【0033】同様にして、アナログ式表示部の時針の2
時間の飛び越しが分析されることができる。検出されな
ければならない2時間の移動または飛び越しは5個から
7個の状態の移動に対応する。従って、2時間の飛び越
しと見做される最小の角度は80分または40度よりも
僅かに大きい。2時間の飛び越しと見做される最大の角
度は160分または80度よりも僅かに小さい。
【0034】7個よりも多くの状態の変化は、移動の方
向に関する不確実性のために正確に解釈されることがで
きないということに注意されたい。実際、たとえこのよ
うな変化が3時間の飛び越しに対応することが明確であ
る場合でさえも、3時間の検出は8個から10個の状態
の変化に対応する。しかしながら、10個の状態の変化
は検出されることができない。なぜならば、時針が移動
した方向を決定することが不可能であるからである。
【0035】当然のことながら、本発明は上述の特定の
実施例に限定されない。上述の特定の実施例は、本発明
の主題に関する非限定的な例としてのみ解釈される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同期装置の導電性アームを有する
接触ばねを具備する接触輪の概略平面図である。
【図2】図1に示す導電性アームを有する接触ばねの詳
細図である。
【図3】図2に示す接触ばねの導電性アームの概略断面
図である。
【図4】図1に示す接触輪の下方に配置されたプリント
回路基板上の接触帯の配置を示す概略図である。
【図5】接触ばねと接触帯間で形成される幾つかの組み
合わせを示す概略図である。
【図6】18個の一連の可能な接触の組み合わせを示す
概略図である。
【図7】初期状態から始まるアナログ式表示部の状態の
変化を示す線図である。
【符号の説明】
1…接触輪 2…接触ばね 4,6,8,10…アーム T1,T2,T3…第1の接触区域 T4…第2の接触区域 T5…第3の接触区域

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイムベースと、歯車列と、時刻情報を
    表示するために該歯車列によって駆動されるアナログ式
    表示部と、該時刻情報を記憶するための電子カウンタと
    を備えた電子時計用の同期装置(D)であって、該同期
    装置(D)が、該アナログ式表示部と該電子カウンタと
    を同期させるように意図されている、電子時計用の同期
    装置において、 上記歯車列によって駆動されるように配置された接触輪
    (1)を具備し、該接触輪(1)は、互いに電気的に接
    続された少なくとも二対の導電性アーム(4,6;8,
    10)を備え、該導電性アーム(4,6;8,10)は
    該接触輪(1)の軸線方向中心(C)から、該接触輪
    (1)の下方に配置された電子回路基板上に位置する接
    触区域(T1,T2,T3,T4,T5)に向けて長手
    方向に延びており、該対をなす導電性アーム(4,6;
    8,10)は、該中心(C)に関して各対間の対称角
    (Ω)をなして対称的に配置され、同一対の二つのアー
    ム(4,6;8,10)は角度(α)だけずらされてお
    り、 更に、上記電子回路基板に接続され且つ上記同期装置
    (D)と協働する電子制御装置(P)を具備し、 該接触区域(T1,T2,T3,T4,T5)が円形状
    に配置され、かつ該接触区域(T1,T2,T3,T
    4,T5)がリング(A)を形成し、該各接触区域(T
    1,T2,T3,T4,T5)の長さが中心角(φ)を
    有し、該接触区域(T1,T2,T3,T4,T5)が
    中心角(ε)によって互いに分離され、該接触区域が繰
    り返し角(γ=φ+ε)を有し、φ≧αのときに繰り返
    し角(γ)が対称角(Ω)内で整数m回繰り返され、φ
    <αのときに繰り返し角(γ)が対称角(Ω)内で整数
    2m回繰り返され、 更に、上記リング(A)の第1の半体上に規則正しく分
    散配置されたm個の検出用第1の接触区域(T1,T
    2,T3)を具備し、該第1接触区域(T1,T2,T
    3)は、上記角度(α)より大きいか又は該角度(α)
    に等しい長さφ1を有し、 更に、上記リング(A)の第2の半体上に規則正しくか
    つ交互に分散配置されたm個の第2の接触区域(T4)
    とm個の第3の接触区域(T5)とを具備し、該各第2
    接触区域(T4)が長さφ2 を有すると共に該各第3接
    触区域(T5)が長さφ3 を有し、該長さφ2 およびφ
    3 が、二つの接触帯を該アーム(4,6;8,10)と
    接続するように上記角度(α)よりも小さく形成される
    ことを特徴とする、電子時計用の同期装置。
  2. 【請求項2】 上記接触輪(1)が、12時間に1回転
    する12時間輪であることを特徴とする、請求項1に記
    載の電子時計用の同期装置。
  3. 【請求項3】 上記接触輪(1)が、24時間に1回転
    する24時間輪であることを特徴とする、請求項1に記
    載の電子時計用の同期装置。
  4. 【請求項4】 同一対の二つのアーム(4,6;8,1
    0)がずらされる上記角度(α)が40度であることを
    特徴とする、請求項1から3までのいずれか一項に記載
    の電子時計用の同期装置。
  5. 【請求項5】 上記アーム(4,6;8,10)が、上
    記接触輪(1)に関して線対称をなすように取り付けら
    れた接触ばね(2)を構成することを特徴とする、請求
    項1から4までのいずれか一項に記載の電子時計用の同
    期装置。
  6. 【請求項6】 上記各アーム(4,6;8,10)が、
    上記接触輪(1)が位置する平面に対して傾斜した自由
    端部(13)を有することを特徴とする、請求項1から
    5までのいずれか一項に記載の電子時計用の同期装置。
  7. 【請求項7】 上記第2接触区域(T4)が、検出区域
    および電力供給区域の両方として作用するように上記電
    子制御装置(P)の入出力ゲートに接続されることを特
    徴とする、請求項1から6までのいずれか一項に記載の
    電子時計用の同期装置。
JP8221259A 1995-08-22 1996-08-22 電子時計用の同期装置 Pending JPH09119990A (ja)

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