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JPH0882U - チップ型電子部品 - Google Patents

チップ型電子部品

Info

Publication number
JPH0882U
JPH0882U JP008339U JP833995U JPH0882U JP H0882 U JPH0882 U JP H0882U JP 008339 U JP008339 U JP 008339U JP 833995 U JP833995 U JP 833995U JP H0882 U JPH0882 U JP H0882U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
capacitor
type electronic
substrate
chip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP008339U
Other languages
English (en)
Inventor
紘二 東
秀司 安部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokuriku Electric Industry Co Ltd filed Critical Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Priority to JP008339U priority Critical patent/JPH0882U/ja
Publication of JPH0882U publication Critical patent/JPH0882U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 浮遊容量がほとんど生ぜず、製造も容易で品
質の高いチップ型電子部品を提供する。 【構成】 誘電体の基板10の表面に容量形成電極22
が印刷形成されたコンデンサ12を設ける。低誘電率の
樹脂被膜28を基板10の端面に形成し、この樹脂被膜
28の外側に、コンデンサ12の容量形成電極22と電
気的に接続した端面電極32を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、コンデンサを有し、回路基板の表面に素子が直接はんだ付けされ るチップ型電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンデンサが形成されたチップ型電子部品は、例えば実開昭48−10 5837号公報等に開示されているように、基板表面に抵抗体を形成し、その両 端部に電極を設け、この電極間でコンデンサを形成していた。この電極は、基板 端面に、はんだメッキ等を施して形成していた。また、抵抗器の電極構造として は、特公昭58ー46161号公報に開示されているように、電極部に銀等を含 有した導電性塗料を塗布し、さらにその表面にNi等の金属のメッキを施したも のもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術の場合、コンデンサが設けられたチップ型電子部品では、電極 と他の導体部との間で浮遊容量が生じ、特に小型のチップ部品においてはコンデ ンサ部と電極等との間に十分な間隔を確保することはできず、浮遊容量ができや すく、影響も大きかった。
【0004】 この考案は、上記従来の技術の問題点に鑑みて成されたもので、浮遊容量がほ とんど生ぜず、製造も容易で品質の高いチップ型電子部品を提供することを目的 とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、誘電体の基板表面に容量形成電極が設けられてコンデンサが形成 され、この基板の端面部に、低誘電率の樹脂被膜またはガラス被膜を形成し、こ の被膜の外側に、上記コンデンサの容量形成電極と電気的に接続された端面電極 を、導電性樹脂塗料または導電性メタルグレーズにより印刷形成したチップ型電 子部品である。
【0006】
【作用】
この考案のチップ型電子部品は、端面電極が低誘電率の樹脂被膜等を介して誘 電体の基板端面に形成されているので、端面電極による浮遊容量が極めて小さく 製造も容易なものである。
【0007】
【実施例】
以下この考案の第一実施例について図面に基づいて説明する。この実施例は、 セラミックス等の誘電体の基板10にコンデンサ12と抵抗体14が形成された 表面実装型素子であり、抵抗体14はガラスコート16を介して基板10の表面 に形成されている。基板10の裏面側にもガラスコート18が形成され、ガラス コート16,18の一端部に電極20が形成され、コンデンサ12用の容量形成 電極22も、ガラスコート16,18が設けられていない部分の基板10の表裏 面に形成されている。さらに、抵抗体14は、電極20とコンデンサ12の容量 形成電極22の一方との間に形成され、ガラスコート24で覆われている。そし て、この実施例のチップ型電子部品の表裏面は、ガラスコート26でほぼ全体が 覆われ保護されている。
【0008】 基板10の対向する一対の端面部には、ガラスコート16,18間にまたがる ようにエポキシ樹脂等の低誘電率の樹脂被膜28,30が印刷されている。樹脂 被膜28の外側には、銀塗料等の導電性樹脂塗料による端面電極32が印刷形成 され、この端面電極32は、コンデンサ12と直接に接続している。また、樹脂 被膜30の外側には、抵抗体14に接続した端面電極34が導電性塗料により印 刷形成されている。各端面電極32,34の表面には、Ni、Cu等のメッキ層 36が形成されている。この実施例のコンデンサ12と抵抗体14とは、図2の 実線で示すように、直列回路を形成しているものである。
【0009】 また、樹脂被膜28,30は、ガラスペーストを塗布して形成したガラス被膜 に置き換えても良く、ガラス被膜を使用することにより、端面電極32,34は 、導電性樹脂塗料の他、銀等を含有した導電性メタルグレーズペーストを塗布し て形成しても良いものである。
【0010】 次にこの実施例のチップ型電子部品の製造方法について、図3を基にして説明 する。この実施例のチップ型電子部品は、大きなセラミックス板に、縦横に多数 の素子を形成して分割し、個々のチップ型電子部品を形成するもので、(A)に 示すように、大きな板の基板10の表裏面に、コンデンサ形成部を除いて、ガラ スコート16,18を形成するガラスペーストを順次印刷し乾燥させる。そして 約850℃の温度でガラスコート16,18を焼成する。次に、(B)に示すよ うに、電極20と、コンデンサ12を形成する容量形成電極22とを、導電性メ タルグレーズペースト等で表裏各々印刷形成し、乾燥させる。そして、この電極 20と容量形成電極22とを、約850℃の温度で焼成する。次に(C)に示す ように、メタルグレーズ系の抵抗体14を印刷形成し、乾燥させ約850℃の温 度で焼成する。さらに、抵抗体14を覆うガラスコート24用のガラスペースト を印刷し乾燥させ、約600℃で焼成する。この後、抵抗値を調整するためレー ザトリミングを施しトリミング溝15を形成する。そして(D)に示すように、 表裏面にガラスコート26用のガラスペーストを印刷し、約600℃で焼成する 。そして、大きな基板10を、電極形成部の端面が露出するように短冊状に分割 する。次に(E)に示すように、端面にエポキシ樹脂等の低誘電率の樹脂被膜2 8,30を、ローラー等の印刷手段で形成し、約200℃の温度で焼成する。そ して、導電性樹脂塗料により端面電極32,34を印刷形成し、乾燥し約200 ℃で焼き付ける。この後、短冊状の基板10を各チップ毎に分割し、端面電極3 2,34の表面にメッキ層36を形成して完成する。
【0011】 また、樹脂被膜28,30の代わりにガラス被膜を施す場合は、ガラスペース トを塗布して乾燥させ約600℃で焼成する。そして、その端面電極には、導電 性樹脂塗料の他、焼成温度が高い導電性メタルグレーズペーストも使用すること ができる。導電性樹脂塗料を印刷して形成する場合は、上記と同様に形成し、導 電性メタルグレーズペーストを印刷した場合は、約600℃で焼成する。
【0012】 この実施例のチップ型電子部品は、基板10の端面に、低誘電率の樹脂被膜2 8,30またはガラス被膜を介して端面電極32,34を形成したので、端面電 極32,34と電極20や容量形成電極22との間で、図2の破線で示すような 浮遊容量38がほとんど生じないものである。特に樹脂被膜はガラス被膜より誘 電率が小さく、浮遊容量を生じさせない効果が大きい。
【0013】 この実施例のチップ型電子部品によれば、小型のチップ型電子部品でも浮遊容 量がほとんどなく、高品質の素子を形成することができる。また、低誘電率の樹 脂被膜28,30またはガラス被膜の形成も容易である。特に、樹脂被膜は、焼 成温度も低くてよく、抵抗体14や電極12等に対して、製造途中に熱による悪 影響を与えることがない。
【0014】 次にこの考案の第二実施例について図4に基づいて説明する。ここで上述の実 施例と同様の部材については同一の符号を付して説明する。この実施例のチップ 型電子部品は、上記の実施例のものにおいて、端面電極の一方を省き、裏面に電 極40を、コンデンサ12の裏面側の容量形成電極22と一体に形成したもので ある。その他の構成は上述の実施例と同様であり、基板10にコンデンサ12と 抵抗体14が形成され、抵抗体14がガラスコート16を介して基板10の表面 に形成されている。基板10の裏面側にもガラスコート18が形成され、ガラス コート16,18の一端部に電極20が形成され、コンデンサ12用の容量形成 電極22も、ガラスコート16,18が設けられていない部分の基板10の表裏 面に形成されている。さらに、抵抗体14は、電極20とコンデンサ12の容量 形成電極22の一方との間に形成され、ガラスコート24で覆われている。そし て、この実施例のチップ型電子部品の表裏面も、ガラスコート26でほぼ全体が 覆われ保護されている。コンデンサ12及び抵抗体14に電気的に接続した一方 の端面電極34は、上記の実施例と同様に、ガラス被膜又は樹脂被膜30を介し て、導電性樹脂塗料又は導電性メタルグレーズペーストにより印刷形成されてい る。さらに、電極40の表面に、はんだをメッキしても良い。また、製造方法は 、上記実施例の工程から、端面電極の一方を形成する工程を削除したもので、そ の他は上記と同様である。
【0015】 この実施例によれば、端面電極が内部分は浮遊容量も生じないので樹脂被膜等 も必要なく、容量形成電極22と同時に電極40も形成することができ、製造工 数を大幅に削減することができる。このチップ部品のはんだつけは、リフローは んだ付けにより容易にはんだ付けすることができ、フローはんだ付けにおいても 、回路基板と電極40の間隔等を適度に設定することにより、確実にはんだ付け することができる。
【0016】 次にこの考案の第三実施例について図5に基づいて説明する。ここで上述の実 施例と同様の部材については同一の符号を付して説明する。この実施例のチップ 型電子部品は、上記の第二実施例のものからさらに、ガラスコート16の一端部 を省き、裏面に電極42を、コンデンサ12の裏面側の容量形成電極44と一体 に形成したものである。このコンデンサ12用の容量形成電極44は、印刷範囲 を適宜変更することにより容量を変更可能にしたものである。その他の構成は上 述の第一実施例と同様であり、基板10にコンデンサ12と抵抗体14が形成さ れ、抵抗体14がガラスコート16を介して基板10の表面に形成されている。 基板10の裏面側にもガラスコート18が形成され、ガラスコート16,18の 一端部に電極20が形成され、コンデンサ12用の容量形成電極22も、ガラス コート16が設けられていない部分の基板10の表面に形成されている。さらに 、抵抗体14は、電極20とコンデンサ12の容量形成電極22の一方との間に 形成され、ガラスコート24で覆われている。そして、この実施例のチップ型電 子部品の表裏面も、ガラスコート26でほぼ全体が覆われ保護されている。コン デンサ12及び抵抗体14に電気的に接続した一方の端面電極34は、上記の実 施例と同様に、ガラス被膜又は樹脂被膜30を介して、導電性樹脂塗料又は導電 性メタルグレーズペーストにより印刷形成されている。さらに、電極42の表面 にはんだをメッキしても良い。また、製造方法は、上記実施例の工程から、端面 電極の一方を形成する工程を削除したもので、その他は上記と同様である。
【0017】 この実施例によっても上述の実施例と同様の効果が得られ、製造工数を大幅に 省略することができ、容量の調整も容易に可能である。
【0018】 なお、この考案のチップ型電子部品は、コンデンサと他の素子を組み合わせた ものでも良く、複数のコンデンサや抵抗体等を設けたチップ型電子部品であって も良い。また、低誘電率の樹脂被膜又はガラス被膜は、適宜の材料を選択できる ものであり、端面電極の形状や材質も適宜設定できるものである。
【0019】
【考案の効果】
この考案のチップ型電子部品は、誘電体の基板表面に容量形成電極が設けられ てコンデンサを形成し、この基板の端面部に、低誘電率の樹脂被膜またはガラス 被膜を形成し、その外側に上記コンデンサと接続された端面電極を形成したので 、小型のチップ型電子部品でも相対的に浮遊容量が極めて小さく、高品質の素子 を形成することができる。また、低誘電率の樹脂被膜及び導電性樹脂塗料は、焼 成温度が低く、形成時に素子上の他の部分に熱による悪影響を与えず、製造も容 易で、信頼性の高いチップ型電子部品を安価に大量に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第一実施例のチップ型電子部品の縦
断面図である。
【図2】この実施例のチップ型電子部品の回路図であ
る。
【図3】この実施例のチップ型電子部品の製造工程を示
す図である。
【図4】この考案の第二実施例のチップ型電子部品の縦
断面図である。
【図5】この考案の第三実施例のチップ型電子部品の縦
断面図である。
【符号の説明】
10 基板 12 コンデンサ 14 抵抗体 22,44 容量形成電極 28,30 樹脂被膜 32,34 端面電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01G 4/12 424 9174−5E H01G 1/14 C

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体の基板表面に容量形成電極が設け
    られてコンデンサが形成され、この基板の端面部に電極
    が形成されたチップ型電子部品において、低誘電率の樹
    脂被膜を上記基板の端面に形成し、この樹脂被膜の外側
    に、上記コンデンサの容量形成電極と電気的に接続した
    端面電極を導電性樹脂塗料により形成したことを特徴と
    するチップ型電子部品。
  2. 【請求項2】 誘電体の基板表面に容量形成電極が設け
    られてコンデンサが形成され、この基板の端面部に電極
    が形成されたチップ型電子部品において、低誘電率のガ
    ラス被膜を上記基板の端面に形成し、このガラス被膜の
    外側に、上記コンデンサの容量形成電極と電気的に接続
    した端面電極を導電性樹脂塗料または導電性メタルグレ
    ーズにより形成したことを特徴とするチップ型電子部
    品。
JP008339U 1995-07-17 1995-07-17 チップ型電子部品 Pending JPH0882U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP008339U JPH0882U (ja) 1995-07-17 1995-07-17 チップ型電子部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP008339U JPH0882U (ja) 1995-07-17 1995-07-17 チップ型電子部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0882U true JPH0882U (ja) 1996-01-19

Family

ID=18528485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP008339U Pending JPH0882U (ja) 1995-07-17 1995-07-17 チップ型電子部品

Country Status (1)

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JP (1) JPH0882U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018195760A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 Tdk株式会社 電子部品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018195760A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 Tdk株式会社 電子部品

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