JPH08507268A - ミラー旋回装置とミラー旋回装置を備えている自動車 - Google Patents
ミラー旋回装置とミラー旋回装置を備えている自動車Info
- Publication number
- JPH08507268A JPH08507268A JP6515039A JP51503994A JPH08507268A JP H08507268 A JPH08507268 A JP H08507268A JP 6515039 A JP6515039 A JP 6515039A JP 51503994 A JP51503994 A JP 51503994A JP H08507268 A JPH08507268 A JP H08507268A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- support plate
- turning device
- support plates
- clamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims abstract description 103
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims abstract description 103
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims abstract description 103
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 25
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 15
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 9
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 12
- 230000006978 adaptation Effects 0.000 description 10
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 5
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 4
- 230000001364 causal effect Effects 0.000 description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- 230000008569 process Effects 0.000 description 4
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 3
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 241000404047 Argyranthemum frutescens Species 0.000 description 1
- 235000008495 Chrysanthemum leucanthemum Nutrition 0.000 description 1
- 101100346656 Drosophila melanogaster strat gene Proteins 0.000 description 1
- 241000759872 Griselinia lucida Species 0.000 description 1
- 241000282376 Panthera tigris Species 0.000 description 1
- 102100030638 Surfeit locus protein 2 Human genes 0.000 description 1
- 101710093351 Surfeit locus protein 2 Proteins 0.000 description 1
- 210000000436 anus Anatomy 0.000 description 1
- GDTBXPJZTBHREO-UHFFFAOYSA-N bromine Chemical compound BrBr GDTBXPJZTBHREO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001010 compromised effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000010292 electrical insulation Methods 0.000 description 1
- 230000005281 excited state Effects 0.000 description 1
- 238000005381 potential energy Methods 0.000 description 1
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R1/00—Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
- B60R1/02—Rear-view mirror arrangements
- B60R1/06—Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R1/00—Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
- B60R1/02—Rear-view mirror arrangements
- B60R1/06—Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior
- B60R1/062—Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior with remote control for adjusting position
- B60R1/07—Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior with remote control for adjusting position by electrically powered actuators
- B60R1/074—Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior with remote control for adjusting position by electrically powered actuators for retracting the mirror arrangements to a non-use position alongside the vehicle
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
- Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
自動車1に対して、後方を見るミラーハウジング205に旋回しうるように接続されているミラー旋回装置。この装置は、自動車に接続されている第1支板10、203、ミラーハウジングに接続されている第2支板20、204、及び2つの支板を互いに対して旋回する作動器210を備えている。装置は、互いに対して2つの支板を保持するクランプカプリング214、64を備えているので、ミラーハウジングの使用位置で振動やあそびは生じない。後方折りたたみ位置と前方折りたたみ位置は、端位置停止手段220で定められ、その位置に常に確実に達せられるようになっている。使用位置を確実にするため、突起70を設けるとよい。また装置は、所定位置に達したら、モーター30をきるためのスイッチ手段216、217、82、83を備えている。
Description
【発明の詳細な説明】
ミラー旋回装置とミラー旋回装置を備えている自動車
本発明は、ミラー旋回装置に関する。詳しく云うと、自動車に対して固着され
るようになっている第1支板、旋回しうるミラーハウジングに接続されるように
なっており、第1支板と旋回しうるように結合されている第2支板、電動モータ
ーとそれと連係しているトランスミッション装置を備え、作動器が第1支板と結
合されている第1作動部、及び第2支板と結合されている第2作動部を有し、第
2支板を第1支板に対し、旋回運動できるようになっている作動器、及び第1、
第2作動部の1つと、第1、第2支板の各1つとの間に設けられている第1クラ
ンプカプリングを備えている自動車に対して、バックミラーのミラーハウジング
に旋回しうるように接続されているミラー旋回装置に関する。
このようなミラー旋回装置は公知であり、自動車の側面に取り付けられるバッ
クミラーのミラーハウジングとミラー基部の組合体の内部に取り付けられるよう
になっている。見た所、ミラーハウジングとミラー基部の組合体は一体をなし、
ミラー基部は、自動車に取り付けられバックミラーを内蔵しているミラーハウジ
ングは、ミラー基部に対して旋回しうるようになっている。
ミラー表面が、自動車の側面と約90度の角度をなすミラーハウジングの使用
位置では、自動車の運転手は、ミラーを通して自動車の後方と側方を見ることが
できる。ミラーハウジングは、自動車の側面に対して突き出ており、旋回運動が
可能で、ミラーハウジングを後方折りたたみ位置へ折り曲げ、そのような突起物
を除去するか縮小させて、自動車とミラーハウジングの組合体の全幅を減らすこ
とができ、例えば、パーキングスペースの狭い所で駐車する時や、通過する自動
車による損傷を防止する効果がある。
旋回運動は、手動操作でできる。
通常高級車の場合であるが、自動車が、上記のようなミラー旋回装置を備えて
いると、運転手は、座席から電動操作でミラーハウジングを後方へ折りたたむこ
とができる。しかし、手動操作の選択は残っており、ミラーハウジングに外力を
かけることにより、使用位置から後方折りたたみ位置へ、またその逆へ、ミラー
ハウジングを手で動かすことができる。
一方、このことは電気的故障の場合、ミラーハウジングを内外へ折りたたむこ
とができ、他方、ミラーハウジングは、破損するより譲歩する方が良いので、損
害の発生から守ることができる。
公知の装置、例えば、オランダ国特許出願第89.02300号の明細書に記
載されたトランスミッション装置は、入力ギアがモーターの出力軸に取り付けら
れており、出力軸は、摩擦カプリングを介して、第1支板と結合されているギア
減速装置を備えている。モーターは、第2支板と固着されている。
電動モーターを作動すると、摩擦カプリングは、ギア減速装置の出力軸を第1
支板に対して固着させ続け、モーターとミラーハウジングは、第1支板に対して
固着されている出力軸まわりに回転する。
外的偶力が、ミラーハウジングにかかると、トランスミッション装置は止まり
、出力軸はミラーハウジングと固着されているものとみなしうる。前記外的偶力
が所定値を越えると、摩擦カプリングはスリップしてミラーハウジングを旋回さ
せる。
この公知の装置は、満足するものであるが、欠点もある。
第1の欠点は、ミラーハウジングにかかる外的偶力の点で、トランスミッショ
ン装置を停止する部品に比較的重い負荷がかかる。
また、トランスミッション装置が、妨害物として機能する前に、ミラーハウジ
ングの使用位置であそびと感じられる前記部品間の避けがたいあそびを乗り越え
ねばならない。それに関連する欠点は、運転中、空気が自動車に沿って流れ、ミ
ラーハウジングに偶然にいろいろな外的偶力をかけることである。
上記あそびにより、ミラーハウジングは、振動するようになる。
他の欠点は、ミラーハウジングが手動操作である時、使用位置はカチッと音が
して段階的に固定する方式の確定的なものではない。これは、手動操作でミラー
ハウジングを旋回した後、運転手はミラーを再調整しなければならないことを意
味する。
公知の装置を電動操作する場合のみ、ミラーハウジングを元の位置に戻せる。
また、公知の装置でミラーハウジングを使用位置から移動するのに必要な外的
偶力は、ミラーハウジングをさらに旋回するのに要する外的偶力と等しく、所要
偶力の大きさは、摩擦カプリングがスリップしないで出せる偶力の最大値で決ま
る。
本発明の目的は、これら欠点を有しないミラー旋回装置を提供することである
。
特に、本発明の目的は、少なくとも使用位置で、第1支板と第2支板が互いに
対してあそびがないミラー旋回装置を提供することである。これは、ミラーハウ
ジングに偶然かかる外的偶力、例えば運転中自動車に沿って流れる空気によって
、ミラー旋回装置が振動したり、または使用位置から旋回するのを防げる。
詳しく云うと、本発明の目的は、使用位置で第1支板と第2支板がある程度互
いに対して固着され、ミラーハウジングの使用位置は、外的調節に関して、適切
に感じられ、再現できるミラー旋回装置を提供することである。
「ある程度固着され」と言うことは、所定のしきい値までなら外的偶力は、第
1支板と第2支板の相関位置を変えようとしないことを意味する。
すなわち、前記しきい値を越えれば、第1支板と第2支板は互いに対して旋回
する。しかし、前記しきい値は、正確に定める必要はない。
上記目的は、ミラーハウジングを使用位置から旋回するのに要する外的偶力は
比較的大きいことを意味する。詳しく云うと、本発明の目的は、比較的大きな外
的偶力が、少なくとも完全にではなく、トランスミッション装置へ伝達されず、
トランスミッション装置の部品は、殆ど全く負荷されず、作動器によって、ミラ
ーハウジングを使用位置から後方折りたたみ位置へ、またはその逆へ旋回するこ
とによりかかる外的偶力は、比較的僅かであるようなミラー旋回装置を提供する
ことである。
その利点は、前記部品を比較的軽く小さくすることができ、かつ摩損すること
なく合成材で作れることである。合成材を使えば、装置を比較的低ノイズで操作
できる効果がある。また電動モーターも比較的低出力のものでよいので、比較的
安価で、小さいものでよいという利点がある。
本発明の他の目的は、手動操作と電動操作で得られる旋回停止端位置(使用位
置と後方折りたたみ位置)は同じであるミラー旋回装置を提供することである。
本発明の他の目的は、各種形式の自動車に用いることができ、左側でも右側で
もサイドミラー装置として使えるミラー旋回装置を提供することである。
使用位置と後方折りたたみ位置との間の旋回角度は、ミラー旋回装置が意図す
る自動車の形式による。しかし公知のミラー旋回装置は、自動車の形式ごとに別
構成にしなければならなかった。1つのタイプが全自動車に適合できれば、製造
も在庫も安上がりになる。
前記目的を実現するため、上記形式のミラー旋回装置は、本発明によれば、第
1と第2支板に対して、第1、第2作動部の1つか、第1、第2支板の各1つを
締めるように、装置の使用位置で活動的であるようになっている第2カプリング
が設けられ、かつ第1と第2支板に対して固着されている端位置停止手段が、少
なくとも後方折りたたみ位置を定めるために設けられており、かつ第1と第2支
板の間に第3クランプカプリングが使用位置を定めるために設けられ、使用位置
から後方折りたたみ位置への旋回方向で、前記第3クランプカプリングのしきい
値が、反対の旋回方向におけるよりも小さく、かつモーター用励起回路に含まれ
ているスイッチ手段が、第1、第2支板の各1つに対して固着されており、第1
、第2作動部の前記1つと結合されているスイッチ操作手段は、スイッチ手段を
作動するために設けられていることを特徴とする。
装置が使用位置にあり、前方折りたたみ位置の旋回方向にある時、第3クラン
プカプリングがおおむね専ら締めつけ力を働かせるのがよい。
好ましい実施例では、第3クランプカプリングは、第1と第2支板の1つに設
けられた突出路、及びそれと協動し、第1と第2支板の他と結合されている突出
部によって設けられている。
突出路は、突出部が第1突出路に触れずに、使用位置と後方折りたたみ位置と
の間をそれに沿って移動する第1突出路、使用位置を定めるため突出部の停止手
段となる突出路停止部、及び突出部が使用位置と前方折りたたみ位置との間をそ
れに沿って移動する第2突出路を備えており、かつ突出部は、弾性部によって突
出路の方向に加圧されており、前記弾性部のバネの力に抗して、突出路停止部か
ら第2突出路へ行くため移動しなければならないことを特徴とする。
従って効果は、正常状態で、手動操作でも電動操作でも、使用位置は確定的に
再現し得るように置くことができ、使用位置を離れたい時は、モーターはそれほ
ど大きな出力を要しない。
本発明の上記及び他の様相、効果、特徴は、図面に基づく、下記の本発明によ
る実施例の説明で明らかになると思う。
図1Aは、自動車に接続されているミラーハウジングの使用位置における部分
平面図である。
図1Bは、自動車に接続されているミラーハウジングの後方折りたたみ位置に
おける部分平面図である。
図2は、本発明の要点を示す自動車に接続されているミラーハウジングの概略
図である。
図3は、本発明によるミラー旋回装置の実施例の平面図である。
図4は、図3に示す実施例の側面図である。
図5は、図3の切断線V−Vにおける断面図である。
図6は、図5に示す実施例の詳細を示す概略図である。
図7は、図2と対比する公知の装置の概略図である。
図8Aは、図4と対比する変形例の側面図である。
図8Bは、図5と対比する変形例の断面図である。
次の用語は、以後次のように用いられる。
1)クランプカプリングのしきい値:
それら部品にかかる外的偶力が所定値、しきい値を越えない限り2つの部品間
のクランプカプリングは一緒になっている。そのしきい値以上であると、クラン
プカプリングは、クランプの働きを失う。このようなクランプカプリングの例は
、クランプの働きを摩擦で得る摩擦カプリングである。
2)摩擦カプリングのスリップ値:
それらの部品にかかる外的偶力が、しきい値より大きい時、摩擦カプリングは
スリップする。その過程で、摩擦カプリングはスリップする動きの方向と反対方
向に摩擦力、スリップ値が働く。スリップ値は、しきい値より通常低いが、同じ
こともある。
図1Aは、自動車1に接続されているサイドミラー装置2の実施例の平面図で
ある。サイドミラー装置2は、自動車1に取り付けられているミラー基部3、そ
れに付着されている第1支板(分かり易くするため図示せず)と、ミラーハウジ
ング5に接続されている第2支板4を備えている。
ミラーハウジング5には、ミラー6が、調節手段7を介して、調節しうるよう
に取り付けられている。調節手段7は、公知の調節手段で、その取扱方法や構造
は主題ではないので、詳述しない。
第2支板4は、第1支板3と旋回軸8まわりに旋回しうるように結合されてお
り、ミラーハウジング5は、自動車1に対して旋回軸8まわりに旋回できる。
図1Aは、ミラーハウジング5が使用位置にある場合を示し、ミラー6の表面
は、自動車1の縦軸とおおむね90度の角度をなし、自動車1の運転手は、いか
なる角度でもミラー6を介して、自動車1の後方を見ることができる。
前記角度の正確な値は、運転手の座高、自動車に対するミラーの取付位置や自
動車の形式による。
図1Aでは、ミラーハウジング5の使用位置は、自動車1の縦軸と直交する旋
回軸8を貫通する面V1と、ミラーハウジング5の選択位置9(図1に示した実
施例では、ミラーハウジング5の先端)とを結んだ面V2との間の角度αによる
ことを特徴とする。
図1Bは、ミラーハウジング5が後方折りたたみ位置にあることを示し、ミラ
ー6の表面は、自動車1の縦軸と平行である。
図1Bでは、ミラーハウジング5の後方折りたたみ位置は、前記面V1とN2
間の角度βによることを特徴とする。
ミラーハウジング5の旋回角度γは、ミラーハウジング5が使用位置から後方
折りたたみ位置へ、またはその逆を旋回する角度であり、従って、旋回角度 γ
=β−αで表わせる。
図7は、オランダ国特許出願第89.02300号の明細書に記載された構成
のサイドミラー装置102の正面図で、作動原理を示す。
サイドミラー装置102は、自動車1のミラー基部3に接続されるようになっ
ている第1支板3と、ミラーハウジング5に接続されるようになっている第2支
板4とを備えている。
第1支板3と第2支板4は、旋回軸108まわりに互いに対して旋回できる。
このため、第1作動部111と第2作動部112を備えている作動器110が
設けられている。
第1作動部111と第2作動部112は、旋回軸108で照準が合わせられる
遊星歯車適合装置の一部をなしており、その詳細については、前記オランダ国特
許出願第89.02300号の明細書を参照されたい。
この遊星歯車適合装置は、遊星歯車適合装置の入力ギアがモーター(図示せず
)によって回転すると、第1作動部111と第2作動部112が旋回軸108ま
わりに互いに対して回転する特性を有している。
前記オランダ国特許出願第89.02300号の明細書に記載された構成では
、モーターは、ミラーハウジング105内に設けられ、第2作動部112は、第
2支板104に固着されており、第1作動部111は、第1支板103と摩擦カ
プリング113を介して、結合されている。
公知の装置の作動は、次のとおりである。
電動操作
モーターは始動し、第1作動部111と第2作動部112を互いに対して回転
させる。摩擦カプリング113は、第1作動部111を第1支板103に対して
保持する。従って、第2支板104は、第1支板103に対して回転し、ミラー
ハウジング5は、自動車に対して旋回する。
後方折りたたみ位置か使用位置かの調節は、第2支板104と第1支板103
との間に結合されているマイクロスイッチによって感知され、そこでモーターの
スイツチがきれ、旋回運動は停止する。
手動操作
ミラーハウジング105は、自動車に対してミラーハウジング105を旋回す
るように、例えば第1支板103に対して第2支板104を回転するように結合
されている。第1作動部111と第2作動部112は互いに対して回転できない
。なぜなら、そのような回転は、遊星歯車適合装置によって妨げられるからであ
る。第1作動部111と第2作動部112は、第2支板104と固着されるもの
としてもよい。
第1支板103に対して、第2支板104、第1作動部111及び第2作動部
112の連結体を旋回しようとすると、摩擦カプリング113で妨げられる。
外的偶力が摩擦カプリング113のしきい値より大きい時、ミラーハウジング
105、第2支板104、第1作動部111及び第2作動部112は、第1支板
103に対して、及び自動車に対して旋回する。
図2は、本発明によるサイドミラー装置202の構成と操作を示す。サイドミ
ラー装置202は、自動車1のミラー基部3に接続されるようになっている第1
支板203と、ミラーハウジング205に接続されるようになっている第2支板
204を備えている。
第1支板203と第2支板204は、旋回軸208まわりに互いに対して旋回
できる。サイドミラー装置202は、第2支板204で、第1作動部211及び
第2作動部212を備える作動器210を備えている。
第1作動部211及び第2作動部212は、モーター(図示せず)で駆動され
ると、旋回軸208まわりに互いに対して回転するようになっている。
第1作動部211及び第2作動部212は、遊星歯車適合装置の2つの出力歯
によって形成されている。
第2作動部212は、第2支板204と固着されているが、一体成形してもよ
い。第1作動部211は、第1支板203と摩擦カプリング113を介して結合
されている。摩擦カプリング113のしきい値は、約4Nmがよい。
第1支板203と第2支板204との間に摩擦カプリング214が備えられ、
摩擦カプリング214のしきい値は、摩擦カプリング213のそれより少なく、
約2Nm相当がよい。
図2では、摩擦カプリング214は、第1支板203と第2支板204との間
に直接結合されているように示されているが、摩擦カプリング214が第1作動
部211と第2支板204との間に結合されるようにしてもよい。
第1支板203と第2支板204との間に、クランプカプリング215がある
。クランプカプリング215は、その作用位置で、第1支板203と第2支板2
04との間を結合し、その解除位置で解除し、自由に互いに対して回転させるこ
とができる。このようなロック手段の一例は、バネ手段により、凹所に押し込む
ボールか歯止めである。
クランプカプリング215は一方向のみに作用するのがよい。
モーター(図示せず)のスイッチ手段217は、第1支板203に取り付けら
れている。スイッチ手段217は、スイッチ操作手段216により、第1作動部
211によって作動する。
また図2に示す端位置停止手段220は、ミラーハウジング205の旋回を端
位置で機械的に停止するようになっている。この端位置停止手段220は、当業
者なら思いつくような適当な構造を有する。端位置停止手段220は、例えば第
1支板203と第2支板204の上の突起としてもよい。
その結果、自動車メーカーは、ミラーハウジングの旋回停止端位置を、ミラー
旋回装置のメーカーと相談することなく、またミラー旋回装置を取り付ける義務
なしに、確定することができる。またミラー旋回装置のメーカーは、旋回停止端
位置に関する自動車の仕様を考慮しないでミラー旋回装置を作れる利点がある。
その結果、ミラー旋回装置を標準品とすることができ、ミラー基部3に対して
ミラーハウジング205の自動車仕様上の使用位置を、ミラー旋回装置がミラー
基部3及びミラーハウジング205に取り付けられる旋回位置を選ぶことによっ
て、定めることができる。
特に、図1A,図1Bにおいて、旋回角度βは、旋回停止端位置によって定ま
り、かつ角度αは、ミラー旋回装置がミラーハウジングとミラー基部3の組合体
に組み込まれる正確な旋回位置によって定まり、旋回角度γは、変形例の必要な
しに変えることができる。
この装置の操作は図2で次のように示される。
手動操作
ミラーハウジング205で、外的偶力によって、自動車に対してミラーハウジ
ングを旋回する、第1支板203に対して第2支板204を回転する。しかし、
このような回転は、第1摩擦カプリング113、第2摩擦カプリング114及び
クランプカプリング215の組合体によって妨げられる。
クランプカプリング215は、外的力と第1摩擦カプリング113、第2摩擦
カプリング114のスリップ値との間の差が、クランプカプリング215のしき
い値より少ない限り、第1支板203と第2支板204を互いに結合している。
そのスリップ値としきい値の和は、例えば、通行人のように同時発生的または
故意でない負荷によって越えないように選ばれる。
適当な構成では、第1摩擦カプリング113は、4Nmのスリップ値を有し、
第2摩擦カプリング114は、2Nmのスリップ値を有し、クランプカプリング
215のしきい値は、3Nmであろう。
外的偶力が、クランプカプリング215がそのロック力を失うほど大きい時は
、ミラーハウジング205、第2支板204、第2作動部212及び第1作動部
211の組合体は、第1支板203に対して回転することができる。
しかしそのため、摩擦カプリング213の摩擦、また図2に示す形では、摩擦
カプリング214の摩擦を克服する必要がある。
摩擦カプリング213のしきい値を4Nmと選ぶ時、摩擦カプリング214の
しきい値は、2Nmに選ばれ、クランプカプリング215のしきい値は、3Nm
に選ばれる。従って、9Nmの外的偶力がかかることによってのみ、ミラーハウ
ジング205を外的力で回転させることができる。
旋回運動が始まると、クランプカプリング215は、摩擦力がおおむね働かな
い。さらにミラーハウジングを回転させることを必要とする外的偶力は、摩擦力
プリング213と214のしきい値の和、すなわち6Nmと等しい。
従って、作動装置が被る最大負荷は、摩擦カプリング213のスリップ値で、
この実施例では4Nmである。
また、第1支板203に対する第2支板204、すなわち自動車に対するミラ
ーハウジング205のロックは、おおむね自由に働く。
端位置停止手段220が互いにぶつかると、後方旋回運動は止まる。ミラーハ
ウジングが後方折りたたみ位置から使用位置へ戻る時は、上記の比較方法で、所
要偶力が、6Nmに等しく維持され、作動装置は最大4Nmに負荷される。
使用位置に来ると、突然クランプカプリング215は、再び活動的になり、さ
らに旋回運動をするのに必要な偶力は急増し、それははっきり感知できる。
電動操作
モーターは駆動され、第1作動部211と第2作動部212は互いに対して回
転する。一方向に作動するクランプカプリング215が作動しない方向でこれが
生じると、第1支板203と第2支板204は互いに対して回転することができ
る。
第1支板203に対して第2支板204の回転を妨げる唯一の要素は、摩擦カ
プリング214のしきい値が摩擦カプリング213のそれより少ない場合の摩擦
カプリング214である。
第1作動部211は、摩擦カプリング213を介して、第1支板203と固着
されているとみなすことができるので、ミラーハウジングは、自動車に対して旋
回する。
後方旋回運動は、端位置停止手段220が、互いにぶつかると停止する。第1
支板203に対する第2支板204の回転は、もはやできない。しかし、モータ
ーはさらに回転し、第1作動部211は第2作動部212と第1支板203に対
して回転させられ、摩擦カプリング213はスリップする。
これは、第1支板203に取り付けられたスイッチ手段217が、モーターを
スイッチオフするスイッチ操作手段216を介して、第1作動部211によって
操作されるまで続く。
この位置で、スイッチ手段217は、モーターの回転を逆方向にすることがで
きる。従って、もしミラーハウジングに、再び使用位置に戻れと指令があれば、
モーターは反対方向に回転する。使用位置にくると、突然クランプカプリング2
15は再び活動的になり、さらに旋回運動を必要とする外的偶力は、極限まで増
加する。
クランプカプリング215のその方向におけるしきい値が、2Nm以上である
ように選ばれると、さらに旋回運動を必要とする外的偶力は、4Nm以上であり
、摩擦カプリング213のスリップ値が4Nmしかないので、モーターによって
伝えることはできない。
しかし、モーターはさらに回転し、第1作動部211は第2作動部212に対
して、また第1支板203に対して回転させられ、摩擦カプリング213はスリ
ップする。
これは、第1支板203に取り付けられたスイッチ手段217が、モーターを
スイツチオフするスイッチ操作手段216を介して、第1作動部211によって
操作されるまで続く。
前記の本発明による構成で達成されるものは、手動操作で得られる位置(使用
位置、後方折りたたみ位置)は、電動操作で得られる位置と同じであるというこ
とである。
第1作動部211が第1支板203と固着され、摩擦カプリング213は第1
作動部211と第2支板204との間に設けられる時、前記と比較できる操作が
得られる。
次に、本発明によるミラー旋回装置の実施例を、図3〜図5に基づき述べる。
図5は、本発明によるミラー旋回装置の一部の詳細断面図である。
第1支板10は、自動車(図示せず)のミラー基部3に、例えばネジ孔11を
介して、固着されるようになっている。
また第2支板20は、ミラーハウジング(図示せず)に、例えば孔21を介し
て固着されるようになっている。
支板10、20は、旋回軸8まわりに互いに対して回転することができる。
第1支板10は、通常旋回軸8と同軸の中空管の形をしている。第1支板10
は、旋回軸8と直交する仕切り14と中央の孔15を備えている。仕切り14の
上の管部は、円筒状の外面16を有している。
第2支板20は同様に、その上端に設けられた端壁24を有する管部を備え、
第1支板10の円筒状の外面16の場所に対応する円筒状の内面がある。
端壁24から下方へ同軸に中央杆22が伸びており、それはその下端に外ネジ
23を有し、この実施例では、それは中空で、その中にモーター30用の接続線
31が通っており、モーター30は第2支板20内に設けられ、それに接続され
ており、接続線31は自動車内に設けられたスイッチと接続されるようになって
いる。
またミラー旋回装置は、作動器40を備え、この実施例では、それは2つの出
力歯41,42を有する遊星歯車適合装置を備えている。第1出力歯41は、第
1摩擦カプリング44を介して、第1支板10と結合されている円盤43と結合
されるか、その一部をなしている。
第1摩擦カプリング44は、円盤43の円錐形の外面45と第1支板10のマ
ッチする円錐形の内面12によって設けられ、この実施例では4Nmのしきい値
を有する。第1摩擦カプリング44の操作は、前記第1摩擦カプリング213の
それと類似している。
第2出力歯42は、第2支板20に取り付けられる緩い部分とすることができ
るか、図に示すように、第2支板20の一体部分とするのがよい。
遊星歯車適合装置はまた複数の遊星ギア46,47を備え、上部ギア47と同
軸に接続されている下部ギア46からなる。下部ギア46は、第1出力歯41と
かみあい、下部ギア46の歯数と異なる歯数の上部ギア47は、第2出力歯42
とかみあっており、入力ギア51によって駆動される。
遊星歯車適合装置の入力ギア51は、トランスミッションギア52,53,5
4,55を介してモーター30と連結されており、トランスミッションギア55
は、モーター30の出力軸32に取り付けられている。
詳しく云うと、入力ギア51は、トランスミッションギア53とかみあってい
るトランスミッション52と同軸に接続されている。トランスミッションギア5
3は、トランスミッションギア55とかみあっているトランスミッション54と
同軸に接続されている。
第1支板10と第2支板20は、ねじ山23にねじ込まれているナット61、
段付きリング62及び第1弾性部63の組合体により結合されている。
一方で、第1弾性部63は、第1支板10の仕切り14を押圧している上端を
有し、上方に向かう力が働き、他方で、段付きリング62を押圧している下端を
有し、従って、段付きリング62とナット61を介して、第2支板20の杆22
に下方への力が働く。杆22にかかる力は、ナット61を回して強弱に調節でき
る。
第1支板10と第2支板20は、円盤43と、円盤43と第2支板20との間
に挿入されている環状摩擦リング64を介して、軸方向に互いに押圧しており、
この摩擦リング64は、第2摩擦カプリングを備えており、そのしきい値は約2
Nm相当がよく、その操作は前記摩擦カプリング214のそれと類似している。
第1摩擦カプリング44のしきい値と第2摩擦カプリングのしきい値は、前記
圧力を調節することにより調節できる。第1支板10と第2支板20との間に、
ロック部70がある。ロック部70は、リング71を備えており、それは仕切り
14の下の第1支板10内に設けられており、第1支板10の外壁の窓13を介
して伸びている少なくとも径方向外側に伸びている突出部72を備えている。
突出部72の端に、上方を向いている突出部73がある。
リング71は、第2弾性部74の上端を押圧している下側部を有しており、第
2弾性部74は、前記段付きリング62を押圧している下端を有しており、上方
に向かう力は、リング71に働くことができる。
それにより、突出部73は、第2支板20の円筒状壁の下端に設けられた突出
路75に押圧するように力が加えられている。
ミラー旋回装置は、2つの方法で操作できる。
I)手動操作
図4は、使用位置に対応する位置のミラー旋回装置を示す。手動操作でミラー
ハウジングに外的力を加えて、使用位置から後方折りたたみ位置へもたらすこと
ができ、外的偶力が第2支板20にかかる。
モーター30が回転しないと、減速カプリング40は止まったままである。
第2支板20は、突出部73を有する第1支板10に対して遊星歯車適合装置
と円盤43と組合体をなす。
外的偶力が大きく働く時、第2支板20は、第1支板10に対して回転し、摩
擦カプリング44はスリップする。
突出部73は、突出路75に沿って、すなわち第1突出路76に沿って動く。
この実施例では、この第1突出路76は、リング71が第1支板10の仕切り
14を押圧している限り引っ込み、突出部73は、第1突出路76に触らない。
その結果、突出部73は、その装置が使用位置と後方折りたたみ位置との間、
またはその逆を旋回する時摩損しない。
前記のように、後方折りたたみ位置は、第1支板10と第2支板20に、及び
/またはミラーハウジングとミラー基部3に設けることができる端位置停止手段
220によって定められる。端位置停止手段220は、何か適当な形を有しても
よいが、ここではこれ以上述べない。
端位置停止手段220がミラーハウジングとミラー基部3に設けられる時は、
ミラー基部3に対するミラーハウジングの後方折りたたみ位置は、ミラー旋回装
置を変形することなく、定められる。しかし、端位置停止手段220を、第1支
板10、第2支板20に設けるのが望ましい。
それはもし端位置停止手段220がミラーハウジングに設けられていてミラー
基部3が故障して正常に働かない場合、ミラーハウジングとミラー基部3が端位
置停止手段220を備えていない自動車でミラー旋回装置が用いられていない場
合、ミラーハウジングが自動車にぶつかる可能性を防ぐものとしてのみ役立つ。
端位置停止手段220が互いにぶつかる時か、勿論外的偶力がなくなった時、
ミラー基部3に対するミラーハウジングの旋回運動は終わる。
手動操作または前記方向と反対方向へミラーハウジングに外的偶力を加えるこ
とにより、後方折りたたみ位置から使用位置へミラーハウジングを戻すことがで
きる。ここでは後方折りたたみ位置へ達するのが、手動操作か電動操作かは問題
ではない。これは本発明による構成の重要な効果である。
突出部73は、反対方向へ第1突出路76に沿って動く。
突出部73が、突出路75の突出路停止部77と接触すると、ミラー基部3に
対するミラーハウジングの旋回運動が終わる。ミラー基部3に対するミラーハウ
ジングのそれ以上の旋回運動は妨げられ、突出部73が、弾性部73の力で押圧
される時のみ可能である。
そのような押圧に必要とする外的偶力は、1つには弾性部74による力の大き
さにより、他は、突出部73及び突出路停止部77の正確な形による。
突出部73が突出路停止部77にぶつかるのがユーザーにはっきり感じられ、
また使用位置に、いくら繰り返しても、確実に達することができる。これは、本
発明の重要な効果である。
従って、この実施例では、ユーザーは、ミラーハウジングを後方に折りたたむ
のに、4Nmの外的偶力をかけるべきである。
しかし、第2摩擦カプリング64が、第1摩擦カプリング44と直列に並んで
おり、遊星歯車適合装置と平行であるので、この過程で、遊星歯車適合装置は、
約2Nmを越える負荷は受けない。
この実施例では、第1摩擦カプリング44のスリップ値は、4Nmであり、第
2摩擦カプリング64のしきい値は、この実施例では、2Nmである。外的偶力
は遊星歯車適合装置に転ずる。
このようになっている使用位置は、あそびはごく僅かである。使用位置では、
第1支板10は、摩擦カプリング44と64を介して、第2支板20と結合され
ており、遊星歯車適合装置の干渉がない。
第2摩擦カプリング64のしきい値より少ない外的偶力が、(故意か偶然か)
ミラーハウジングにかかると、この外的偶力は、摩擦カプリング44と64によ
って完全に吸収される。
その場合、遊星歯車適合装置は全く負荷されず、遊星歯車適合装置のいかなる
あそびも感じられない。
さらに、自動車の運転または移動中、風から生じる外的力の場合、そのような
あそびがあっても、ミラーハウジングの振動を生じない。これは本発明の重要な
効果である。
この実施例では、クランプカプリング70は、使用位置から後方折りたたみ位
置の方向で動く時、押しつけない。なぜなら、第1突出路76は、突出部73が
そこから取り除かれるかぎり引っ込むので。
もし望むなら、第1突出路76は、突出部73が少し第1突出路76に入るよ
うに押圧される形にすることができ、その場合に、クランプカプリング70が少
ししかクランプ締めをしないようにする。
その結果、旋回運動を手で始めるのは、より力を要し、手動操作で継続して旋
回運動しなければ、より力を要し、遊星歯車適合装置がなければより負荷される
。
しかしその場合、旋回運動が電動操作の場合、遊星歯車適合装置はより多くの
力を要す。
この実施例では、ミラーハウジングを前方へ折りたたむ、すなわちミラーハウ
ジングを、使用位置から後方折りたたみ位置の方向と反対方向へ旋回することも
できる。そのため、ミラーハウジングを後方へ折りたたむのに要する力よりも大
きな力を必要とする。
突出部73を内側へ押すことにより、突出路停止部77に対する突出部73の
ロック作用を取り除くのに十分な外力が必要とされる。これが生じると突出部
73は、第2突出路78に沿って動き、突出部73は第2突出路78と接触する
。
これによって生じるスリップ偶力の寄与は僅かであるが、突出部73に摩擦負
荷が生じ、摩損に至る。しかし実際には、前方折りたたみ運動は殆ど全く行われ
ないので、反対はない。
事実この選択は、例えば通行人がミラーハウジングの中に入り込むか、逆行駐
車中にミラーハウジングが障害物にぶつかって破損するよりは、むしろミラーハ
ウジングを問題の方向へ力を働かせることができるかということである。
遊星歯車適合装置の最大負荷は、2Nmのみであるということも、この前方折
りたたみ運動を抑止している。前方折りたたみ運動は、端位置停止手段220が
互いに接触すると、後方折りたたみ位置につき前述したのと同様に終了する。
第2突出路78が僅かに突出路停止部77から遠のくので、突出部73は、外
力が益々かかるように、益々押圧されねばならないことがこの実施例を抑えてい
る。突出部73が突出路停止部77に達すると、突出部73は、急に第1突出路
76にジャンプし、バネ74に蓄えられた潜在エネルギーは、それによって解除
される。
突出部73と突出路停止部77の釣り合った斜面のため、突出部73は第1突
出路76の方向へ押され、ユーザーにより与えられる力はジャンプで減少する。
突出部73が第1突出路76に達すると、突出路停止部77は、もはや突出部
73に協同の力を働かせず、ユーザーにより与えられる力は、再びジャンプで増
加する。
ユーザーは、カチッと音がすると、使用位置に達したことが分る。
II)作動器の操作
図4に示した使用位置から電動で前方折りたたみ位置へ行くことはできる。
スイッチ(図示せず)を押すと、モーター30は始動し、トランスミッション
ギア52,53,54,55と遊星歯車適合装置を介して、互いに対して歯41
,42を回転する。
このために必要な外的偶力は、歯41,42の間にある第2摩擦カプリング6
4の、この実施例では2Nmである、スリップ値と等しい。
前述のごとく、歯42は、第2支板20に固着されており、歯41は、第1摩
擦カプリング44を介して、第1支板10と結合されている円盤43に固着され
ている。第1摩擦カプリング44はスリップせず、歯41、円盤43、及び第1
支板10は、1つの固体とみなしうる。
従って、モーター30の回転を介して、ミラーハウジングを取り付けた第2支
板20は、ミラー基部3を取り付けた第1支板10に対して後方折りたたみ位置
へ旋回され、突出部73は第1突出路76に沿って移動する。
前記スイッチを手で点けると、モーター30は始動する。その場合、後方折り
たたみ位置に達する前に、スイッチを切ることにより、使用位置と後方折りたた
み位置との間の位置がモーター30の利用で得られる。
しかし、通常の人に分るようなリレーか、それに相当するようなスイッチでモ
ーターを、励起状態にさせておくようにスイッチ回路を設けるのがよく、モータ
ー30はスイッチが作動した後でも一時回転し続ける。
ミラー基部3に対してミラーハウジングの旋回運動は、手動操作に対する前記
方法と同様の方法で端位置停止手段220が互いにぶつかると終了する。
しかしモーター30は、さらに回転し、歯41,42は互いに対して回転し、
第1支板10と第2支板20は、互いに対して回転できない。歯41,42間の
あそびは、それによって移動する。ちなみに、歯42、第2支板20、及び第1
支板10は、歯42と円盤43の回転に対し、固体とみなしうる。
その過程で、第1摩擦カプリング44と第2摩擦カプリング64の両方はスリ
ップし、この実施例の所要偶力は6Nmと等しくなる。
図5に示すように、円盤43の隣にある第1支板10は、電気絶縁板81を有
し、円盤43に取り付けられたスライド接点83、すなわちスライドプラシ用の
スライドトラック82を備えている。
モーター30への電源は、スライドトラック82とスライド接点83を介して
生じ、接続線31、スライドトラック82、スライド接点83及びモーター30
間の正確な電気カプリングは、当業者なら分る適当なカプリングでよいので、簡
略化のため詳述しない。
簡略化のため図5は、1つのスライドトラヅク82と対応するスライド接点8
3のみしか示していない。スライドトラック82の実施例は、図6に示す。
第1支板10に固着されている電気絶縁板81に、それそれ接続接点841,
842,843,844を備えている。
4つの互いに同心の環状スライドトラック821,822,823,824が
設けられている。スライドトラック821,822は、Bで示す位置まで、それ
それ接続接点841,842から時計方向へ伸び、またスライドトラック823
,824は、B’で示す位置まで、それそれ接続接点843,844から時計の
針と反対方向へ伸びている。
この実施例では、円盤43に接続されているスライド接点831,832は、
互いに対して径方向に位置しており、またそれそれスライドトラック821,8
22,及び823,824と接続している。
図6のスライドトラック821,822に対してスライド接点831の時計方
向の回転と対応する方向にモーター30を回転させる励起回路に、スライドトラ
ック821,822接続接点841,842及びスライド接点831を備えるよ
うになっている。
以後、この回転方向は、使用位置から後方折りたたみ位置へミラー旋回装置の
旋回運動と対応するものとみなすことにする。スライドトラック823,824
、接続接点843,844、及びスライド接点832は、モーター30を反対方
向に回転させる励起回路に備えられるようになっている。
ミラー旋回装置が使用位置にあり、スライド接点831,832は、BとB’
による範囲内のAによる任意の点に設けられていると仮定する。このA位置で、
スライド接点831,832は、それそれのスライドトラック821,822及
び823,824と接触し、ミラー旋回装置の使用位置で、モーター30は、両
方向に回転できる。
前記のごとく、使用位置から後方折りたたみ位置へ旋回運動中、円盤43は第
1支板10に対して固着され、スライド接点831,832は、A位置にあり続
ける。端位置停止手段220によって定まる後方折りたたみ位置に達した後、モ
ーター30は、さらに回転し、円盤43は第1支板10に対し回転し、スライド
接点831,832は、それそれのスライドトラック821,822及び823
,824に対し、A位置から時計方向に移動する。
スライド接点831,832が、B位置に達すると、スライド接点831は、
スライドトラック821,822と接触を失い、モーター30の励起は止まる。
電動操作の後方折りたたみは、その時終了する。
前方折りたたみ式自動車用スイッチが再び作動すると、モーター30用の励起
回路は、その方向で干渉されるので、これは因果関係を有する。
他方、その方向では、モーター30用励起回路は干渉されないので、後方折り
たたみ位置から使用位置へ電動操作でミラー旋回装置を旋回できる。
B位置では、スライド接点832はまだ、スライドトラック823,824と
接触している。後方折りたたみ位置から使用位置へ電動操作で逆旋回運動中、使
用位置から後方折りたたみ位置への電動操作の旋回運動に対して前記のそれと同
じ方法で、スライド接点831,832は、それそれのスライドトラック821
,822,823,824に対し固着されており、スライド接点831,832
は、B位置にあり続ける。
突出部73は、第1突出路76に沿って使用位置に達し、突出部73が突出路
停止部77とぶつかるまで移動する。
前記のごとく、第1支板10に対する第2支板20の旋回運動は、突出部73
を押圧するのに十分な外的偶力を必要とする。
この外的偶力は、すでにより小さな外的偶力で円盤43が、再び固体とみなさ
れる第1支板10と第2支板20に対して回転し、第1摩擦カプリング44、第
2摩擦カプリング64はスリップする。
モーター30は、さらに回転し、それによりスライド接点831,832は、
B位置からB’位置の、それそれのスライドトラック821,822,823,
824に対して、B位置から時計の針と反対方向へ移動する。
スライド接点831,832がB’位置に達すると、スライド接点832は、
スライドトラック823,824と接触を失い、モーター30の励起回路は止ま
る。その時、電動操作の逆行折りたたみ操作は終わる。
逆行折りたたみ操作用自動車用スイッチが再び操作されると、モーター30用
励起回路は、その方向に干渉されるので、因果関係をもたない。
ミラー旋回装置が手動操作で後方折りたたみ位置へもたらされ、後方折りたた
み操作のための自動車用スイッチが再び操作されると、スライド接点831,8
32は、B位置へ移動する因果関係を有し、それでモーター30は前記の方法で
再びスイッチオフされる。
ミラー旋回装置が手動操作で使用位置にもたらされ、逆行折りたたみ操作用自
動車用スイッチが再び操作されると、スライド接点831,832は、B’位置
へ移動し、そこでモーター30は、前記の方法で再びスイッチオフされる因果関
係を有する。
スライド接点831,832がB’位置にあり、ミラー旋回装置が手動操作で
後方折りたたみ位置へもたらされる時、後方折りたたみ位置から使用位置へ、電
動操作でミラー旋回装置を旋回して戻すこともできる。
スライド接点831,832がB位置へ移動する因果関係として有する後方折
りたたみ位置用自動車用スイッチがまづ操作される。それから逆行折りたたみ操
作用自動車用スイッチが操作され、そこで前記のように、逆行旋回操作が達成さ
れる。
ミラー旋回装置が手動操作で使用位置へもたらされ、まづ逆行折りたたみ操作
用自動車用スイッチの作動により、それから後方折りたたみ位置用自動車用スイ
ッチの作動により、スライド接点831,832がB位置にある時、同様に使用
位置から後方折りたたみ位置への電動操作を介して、ミラー旋回装置を旋回する
こともできる。故意か偶然か、ミラー旋回装置が手動操作で前方折りたたみ位置
にもたらされると、電動操作で2〜3の手順で簡単に使用位置へ戻すことができ
る。
所要手順数は、スライド接点831,832の位置による。B位置では、最も
不都合な状態に置かれる。その場合、第1手順で逆行折りたたみ操作用自動車用
スイッチが作動されると、ミラー旋回装置の旋回位置に変化はないが、円盤43
は、スライド接点831,832がB’位置へ行くように回転する。
最初からスライド接点831,832がすでにB’位置にある時は、この第1
手順は当然省略される。第2手順では、後方折りたたみ位置用自動車用スイッチ
は作動され、それによりミラー旋回装置は、使用位置から後方折りたたみ位置
へ旋回し、スライド接点831,832は、B位置へ行く。
第3手順では、逆行折りたたみ操作用自動車用スイッチは作動され、それによ
りミラー旋回装置は使用位置へ旋回され、スライド接点831,832は、B’
位置へ行く。上記操作は、運転手がスイッチを2〜3回操作すればよい。
高級な構成では、一方でスイッチと、他方で接続接点841,842,843
,844、及びモーター30と結合されている制御装置があり、この制御装置は
、当業者なら分るように、スイッチ1つを1回操作すると、前記手順を行うよう
になっている。
この実施例では、特に電気的故障について信頼性がある。仮令ミラーハウジン
グが使用位置から後方折りたたみ位置へ電動操作で旋回した後、または旋回中に
、電気的故障が生じたとしても、旋回運動の不十分なミラーハウジングは手動操
作で戻せる。
図6に示したBとB’間の位置の距離角度は、誇張されている。それは例えば
5度程度の小さな角度で十分である。
図5に示した実施例の変形例を図8A,図8Bで示す。この図では、簡略化の
ため、同じ部品に同符号を用いてある。この実施例はよく制御されているので、
この変形例では、第1摩擦カプリングは、歯41と第1支板10との間の摩擦板
308,309を有する摩擦板束310として構成されている。
この実施例では、摩擦板束310は、装置の下端に設けられており、T形中空
管301を挿入し、歯41に結合されている。また第2摩擦カプリング306は
、第1支板10と第2支板20との間に直接設けられており、そのスリップ値は
、電気的調整中に乗り越えられる必要がない利点がある。
歯41と第2支板20との間にベアリングリング307が設けられている。
組立中、スイッチ手段82,83を上手に移動するため、それらは装置の下端
に移動される。
中央の杆313は、別個体として構成されているので、ミラーハウジングは、
より簡単に安く作ることができる。
圧力板62は、取り付けダイヤフラムリング311によってT形中空管301
を押圧し、下端で装置は、取り付けリング312によって閉じられる。従って、
より簡単に安く作ることができる。さらなる固着手段は不要であるが、振動によ
って弛むのを防げるようにナットで閉める構造がよい。
埃やゴミの侵入を防ぐ密閉を良くするため、突出部73と突出路を装置の内側
へ移動する。また突出路は、第2支板20に代わり、第1支板10に組み込まれ
ている。簡単な製作、組立のため、第2支板20は枠部302と、カチッと音が
する接続によって、第2支板20と枠部302にそれそれ取り付けられているカ
バーハウジング部303を備えている。
カバーハウジング部303は、合成材で作られており、その垂直側壁は、一体
成形された旋回軸を介して、上部に旋回しうるように接続されている。
また遊星ギア46,47の位置を互いに対して固定するように、支持部304
と遊星支持部305が設けられている。
当業者であれば、本発明の概念、すなわちその範囲から離れることなく、本発
明による装置の前述の実施例をさらに変形できるであろう。従って例えば前述の
スライドトラックや、スライド接点を介して行う代わりに、モーターへの電源は
、第1支板10に対して固定位置に取り付けられるマイクロスイッチを介して生
じることができ、それは円盤43に設けられた1つ以上の引き金で作動される。
支板を一緒に留めるため、異なる構造を用いることができる。また摩擦偶力の
ため他の適当なしきい値やスリップ値を選ぶことができる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ブラウェル、ステファン フリッツ
オランダ国 2517 ヘーゼット デン ハ
ーフ 2エー スウェーリンクストラート
90
(72)発明者 ブローム、アドリアヌス ヨハネス マリ
ア
オランダ国 3708 ゼットエル ゼイスト
プリンセス マルグリエットラーン
157
(72)発明者 フェルノオーイュー、マルチヌス アドリ
アヌス ボニファシウス
オランダ国 3995 ヘーアー ホウテン
ランドフォーフェ 249
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.自動車に対して固着されるようになっている第1支板(203)(10) 、旋回しうるミラーハウジング(205)に接続されるようになっており、第1 支板(203)(10)と旋回しうるように結合されている第2支板(204) (20)、電動モーター(30)とそれと連係しているトランスミッション装置 (40)を備え、作動器が第1支板(203)(10)と結合されている第1作 動部(211)(41)、及び第2支板(204)(20)と結合されている第 2作動部(212)(42)を有し、第2支板(204)(20)を第1支板( 203)(10)に対し、旋回運動できるようになっている作動器、及び第1、 第2作動部(211)(41)の1つと、第1、第2支板(203)(10)の 各1つとの間に設けられている第1クランプカプリング(213)(44)を備 えている自動車(1)に対して、バックミラーのミラーハウジング(205)に 旋回しうるように接続されているミラー旋回装置において、第1と第2支板(2 04)(20)に対して、第1、第2作動部(211)(41)の1つか、第1 、第2支板(203)(10)の各1つを締めるように、装置の使用位置で活動 的であるようになっている第2カプリング(214)(64)が設けられ、かつ 第1と第2支板(203)(204)(10)(20)に対して固着されている 端位置停止手段(220)が、少なくとも後方折りたたみ位置を定めるために設 けられており、かつ第1と第2支板(203)(204)(10)(20)の間 に第3クランプカプリング(215)(70)が使用位置を定めるために設けら れ、使用位置から後方折りたたみ位置への旋回方向で、前記第3クランプカプリ ング(215)(70)のしきい値が、反対の旋回方向におけるよりも小さく、 かつモーター(30)用励起回路に含まれているスイッチ手段(217)(82 )が、第1、第2支板(203)(10)の各1つに対して固着されており、第 1、第2作動部(211)(41)の前記1つと結合されているスイッチ操作手 段(216)は、スイッチ手段(217)(82)を作動するために設けられて いることを特徴とするミラー旋回装置。 2.第2作動部(212)(42)が第2支板(204)(20)に対して固 着されており、かつ第1クランプカプリング(213)(44)は、第1作動部 (211)(41)と第1支板(203)(10)との間に設けられており、か つ第2クランプカプリング(214)(64)は、第1作動部(211)(41 )と第2支板(204)(20)、またはそれに固着されている第2作動部(2 12)(42)との間に設けられていることを特徴とする請求項1記載のミラー 旋回装置。 3.第1と第2支板(203)(204)(10)(20)に対して固着され ている端位置停止手段(220)が、前方折りたたみ位置を定めるようになって いることを特徴とする請求項1又は2記載のミラー旋回装置。 4.装置が使用位置にあり、前方折りたたみ位置の旋回方向にある時、第3ク ランプカプリング(215)(70)がおおむね専ら締めつけ力を働かせること を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のミラー旋回装置。 5.第3クランプカプリング(215)(70)は、第1と第2支板(20) の1つに設けられた突出路(75)、及びそれと協動し、第1と第2支板(10 )の他と結合されている突出部(73)によって設けられていることを特徴とす る請求項1〜4のいずれかに記載のミラー旋回装置。 6.突出路(75)は、突出部(73)が第1突出路(76)に触れずに、使 用位置と後方折りたたみ位置との間をそれに沿って移動する第1突出路(76) 、使用位置を定めるため突出部(73)の停止手段となる突出路停止部(77) 、及び突出部(73)が使用位置と前方折りたたみ位置との間をそれに沿って移 動する第2突出路(78)を備えており、かつ突出部(73)は、弾性部(74 )によって突出路(75)の方向に加圧されており、前記弾性部(74)のバネ の力に抗して、突出路停止部(77)から第2突出路(78)へ行くため移動し なければならないことを特徴とする請求項5記載のミラー旋回装置。 7.スイッチ手段(217)(82)は、第1、第2支板(203)(10) の各1つに対して固着されているスライドトラック(821)(822)(82 3)(824)を備え、かつスイッチ操作手段(216)(83)は、第1、第 2作動部(211)(41)の前記1つに対し固着されているスライド接点(8 31)(832)を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載 のミラー旋回装置。 8.スライドトラック(821)(822)(823)(824)とスライド 接点(831)(832)は、第1組のスライドトラック(821)(822) と、それと連係する第1、第2作動部(211)(41)の前記1つが、第1、 第2支板(203)(10)に対して使用位置から後方折りたたみ位置へ旋回方 向と対応する方向に回転する時、接触から離脱するようになっているスライド接 点(831)、及び第2組のスライドトラック(823)(824)とそれと連 係する第1、第2作動部(211)(41)が反対方向に回転する時、接触から 離脱するようになっているスライド接点(832)を備えていることを特徴とす る請求項7記載のミラー旋回装置。 9.第1クランプカプリング(44)が、第1、第2作動部(41)の円錐形 部(43)(12)と第1と第2支板(10)の各1とをかみあわせることによ って形成されることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のミラー旋回装 置。 10.第1クランプカプリング(213)(44)が、第2クランプカプリン グ(214)(64)のそれより大きいしきい値を有することを特徴とする請求 項1〜9のいずれかに記載のミラー旋回装置。 11.第1クランプカプリング(213)(44)が、約4Nmのしきい値を 有し、かつ第2クランプカプリング(214)(64)が、約2Nmのしきい値 を有していることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のミラー旋回装 置。 12.ミラー旋回装置が、ミラー基部(3)とミラーハウジング(205)に 取り付けられており、回転方向で調節できるようになっていることを特徴とする 請求項1〜11のいずれかに記載のミラー旋回装置。 13.請求項1〜12のいずれかに記載のミラー旋回装置(202)により、 自動車に取り付けられているミラーハウジング(205)に取り付けられた少な くとも一つのバックミラーを備えている自動車(1)。 14.端位置停止手段(220)が、ミラーハウジング(205)とミラー基 部(3)に形成されていることを特徴とする請求項13記載の自動車。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL9202266A NL9202266A (nl) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | Spiegelinklapmechanisme, en voertuig voorzien van een dergelijk spiegelinklapmechanisme. |
NL9202266 | 1992-12-24 | ||
PCT/NL1993/000276 WO1994014633A1 (en) | 1992-12-24 | 1993-12-23 | Mirror pivoting mechanism, and vehicle comprising such mirror pivoting mechanism |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08507268A true JPH08507268A (ja) | 1996-08-06 |
JP3554982B2 JP3554982B2 (ja) | 2004-08-18 |
Family
ID=19861693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51503994A Expired - Fee Related JP3554982B2 (ja) | 1992-12-24 | 1993-12-23 | ミラー旋回装置とミラー旋回装置を備えている自動車 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5625502A (ja) |
EP (1) | EP0675817B1 (ja) |
JP (1) | JP3554982B2 (ja) |
KR (1) | KR100198068B1 (ja) |
AT (1) | ATE142571T1 (ja) |
BR (1) | BR9307776A (ja) |
CA (1) | CA2152591A1 (ja) |
DE (1) | DE69304717T2 (ja) |
ES (1) | ES2094639T3 (ja) |
NL (1) | NL9202266A (ja) |
TW (1) | TW245695B (ja) |
WO (1) | WO1994014633A1 (ja) |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL9401791A (nl) * | 1994-10-27 | 1996-06-03 | Iku Holding Montfoort Bv | Verplaatsingsinstelinrichting. |
DE19615002A1 (de) | 1996-04-16 | 1997-10-23 | Mekra Lang Gmbh & Co Kg | Getriebe-Einheit |
DE19615007A1 (de) * | 1996-04-16 | 1997-10-23 | Mekra Lang Gmbh & Co Kg | Getriebe-Einheit |
ES2136494B1 (es) * | 1996-05-09 | 2000-05-01 | Sanchez Garcia Alberto | Dispositivo de plegado para retrovisores. |
AT405501B (de) | 1997-01-17 | 1999-09-27 | Magna Reflex Holding Gmbh | Verstellbarer rückspiegel, insbesondere aussenspiegel, für ein kraftfahrzeug |
DE19734169B4 (de) | 1997-08-07 | 2007-02-15 | Mekra Lang Gmbh & Co. Kg | Nutzfahrzeug mit einem Spiegel im Frontbereich |
DE19904778C2 (de) | 1999-02-05 | 2001-04-12 | Mekra Lang Gmbh & Co Kg | System zur automatischen Aussenspiegelverstellung bei Kurvenfahrten von Fahrzeugen |
DE19913072B4 (de) | 1999-03-23 | 2005-10-13 | Mekra Lang Gmbh & Co. Kg | Außenspiegel für Kraftfahrzeuge |
US6286968B1 (en) | 1999-09-07 | 2001-09-11 | Lang-Mekra North America, Llc | Mirror mounting assembly with stop feature |
EP1103419A1 (de) | 1999-11-23 | 2001-05-30 | MEKRA Lang GmbH & Co. KG | Aussenspiegel für Kraftfahrzeuge |
JP3714837B2 (ja) * | 2000-01-11 | 2005-11-09 | 株式会社東海理化電機製作所 | 車両用ドアミラー装置の組付方法 |
DE10009579B4 (de) * | 2000-02-29 | 2006-02-23 | Bühler Motor GmbH | Außenrückblickspiegel für ein Kraftfahrzeug |
DE10154000A1 (de) * | 2000-11-07 | 2002-05-16 | Luk Lamellen & Kupplungsbau | Getriebe |
JP3887543B2 (ja) * | 2001-03-19 | 2007-02-28 | 株式会社東海理化電機製作所 | 車両用ミラー装置 |
DE20105791U1 (de) * | 2001-04-03 | 2002-08-14 | MEKRA Lang GmbH & Co. KG, 90765 Fürth | Spiegelanordnung für Kraftfahrzeuge |
EP1393974A1 (de) * | 2002-08-29 | 2004-03-03 | MEKRA Lang GmbH & Co. KG | Aussenrückspiegelaufbau für Nutzfahrzeuge |
JP2005008141A (ja) * | 2003-05-27 | 2005-01-13 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用ミラー装置 |
WO2005068257A1 (en) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Truck-Lite Co., Inc. | Clutch assembly for breakaway mirror |
NL1025524C2 (nl) | 2004-02-19 | 2005-08-22 | Iku Holding Montfoort Bv | Spiegelverstelmechanisme, buitenspiegeleenheid en werkwijze. |
US7787062B2 (en) | 2006-05-19 | 2010-08-31 | Chunghwa Picture Tubes, Ltd. | Rear projection display and circuit and method for adjusting image thereof |
DE102008010754A1 (de) | 2008-02-23 | 2009-09-03 | Bartels Mikrotechnik Gmbh | Vorrichtung und Verfahren zum Verkippen eines Bauteils |
EP2439107A1 (de) | 2010-10-11 | 2012-04-11 | SMR Patents S.à.r.l. | Hybrid-Außenrückblickspiegelanordnung |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE8701766U1 (de) * | 1987-02-06 | 1987-07-16 | Hohe Kg, 6981 Collenberg | Außenspiegel für ein Fahrzeug mit mechanisch verstellbarem Spiegel |
JP2718928B2 (ja) * | 1987-07-28 | 1998-02-25 | 株式会社ホンダロック | 可倒式車両用ミラー |
US4988068A (en) * | 1988-06-09 | 1991-01-29 | Murakami Kameido Co., Ltd. | Remote control mechanism |
US4981349A (en) * | 1989-09-01 | 1991-01-01 | Kabushiki Kaisha Matsuyama Seisakusho | Rearview mirror assembly for automobiles including positioning means with a recess surface extending uniformly horizontally |
NL8902300A (nl) * | 1989-09-14 | 1991-04-02 | Iku Holding Montfoort Bv | Omklapmechanisme voor een spiegelhuis van een achteruitkijkspiegel voor een voertuig. |
DE8914759U1 (de) * | 1989-12-15 | 1991-04-11 | Hohe Kg, 6981 Collenberg | Außenspiegel für ein Kraftfahrzeug mit aufsteckbarer Kappe |
DE4023375A1 (de) * | 1990-07-23 | 1992-01-30 | Hohe Kg | Aussenspiegel fuer ein fahrzeug |
JPH04136949U (ja) * | 1991-06-17 | 1992-12-21 | 株式会社村上開明堂 | 可倒式ドアミラー |
-
1992
- 1992-12-24 NL NL9202266A patent/NL9202266A/nl not_active Application Discontinuation
-
1993
- 1993-12-21 TW TW082110832A patent/TW245695B/zh active
- 1993-12-23 US US08/481,296 patent/US5625502A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-23 KR KR1019950702636A patent/KR100198068B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1993-12-23 EP EP94904341A patent/EP0675817B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-12-23 JP JP51503994A patent/JP3554982B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-23 DE DE69304717T patent/DE69304717T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-23 BR BR9307776A patent/BR9307776A/pt not_active IP Right Cessation
- 1993-12-23 WO PCT/NL1993/000276 patent/WO1994014633A1/en active IP Right Grant
- 1993-12-23 ES ES94904341T patent/ES2094639T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1993-12-23 AT AT94904341T patent/ATE142571T1/de not_active IP Right Cessation
- 1993-12-23 CA CA002152591A patent/CA2152591A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ATE142571T1 (de) | 1996-09-15 |
AU5843494A (en) | 1994-07-19 |
EP0675817A1 (en) | 1995-10-11 |
KR100198068B1 (ko) | 1999-06-15 |
DE69304717T2 (de) | 1997-04-30 |
KR960700161A (ko) | 1996-01-19 |
AU674200B2 (en) | 1996-12-12 |
ES2094639T3 (es) | 1997-01-16 |
WO1994014633A1 (en) | 1994-07-07 |
NL9202266A (nl) | 1994-07-18 |
CA2152591A1 (en) | 1994-07-07 |
JP3554982B2 (ja) | 2004-08-18 |
DE69304717D1 (de) | 1996-10-17 |
BR9307776A (pt) | 1995-10-31 |
US5625502A (en) | 1997-04-29 |
EP0675817B1 (en) | 1996-09-11 |
TW245695B (ja) | 1995-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08507268A (ja) | ミラー旋回装置とミラー旋回装置を備えている自動車 | |
JP3151529B2 (ja) | 電動ピボットアクチュエータ、及び電動ピポット機構を有するバックミラー | |
JP2772288B2 (ja) | ベルトリトラクタ | |
US6598821B2 (en) | Seat belt retractor | |
US20040264015A1 (en) | Electrically operable pivoting actuator for door mirror of motor vehicle | |
JP2001199318A (ja) | ペダル式駐車ブレーキの駐車解除装置 | |
JP2005042923A (ja) | 第1要素を第2要素に対して制動するための制動システム、およびそのような制動システムを含む車両座席 | |
JPH02136347A (ja) | 自動車用後視鏡の支持アーム操作装置 | |
JP2579426Y2 (ja) | 安全ベルト用リトラクタ | |
JP2006025924A (ja) | オットマン装置 | |
JPS5920118Y2 (ja) | 座椅子用ラチエット金具 | |
JPS6323407B2 (ja) | ||
JPH0223375B2 (ja) | ||
KR101219988B1 (ko) | 브레이크 페달 밀림방지장치 | |
AU674200C (en) | Mirror pivoting mechanism, and vehicle comprising such mirror pivoting mechanism | |
JPH0810056Y2 (ja) | パーキングブレーキの操作装置 | |
JP2025009236A (ja) | 乗り物用シートのアームレスト構造 | |
KR100526968B1 (ko) | 차량의 리어 시트 폴딩구조 | |
JPH0517969Y2 (ja) | ||
JPH0130122Y2 (ja) | ||
JP4062462B2 (ja) | ミラーアーム格納装置 | |
JPS602218B2 (ja) | 安全ベルト巻取装置 | |
KR19980049859A (ko) | 차량용 시이트의 리클라이닝 장치 | |
JP2603388Y2 (ja) | リクライニングシートのチェーンガイド装置 | |
JPS5989236A (ja) | シ−トの上下調整装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040406 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040427 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |