JPH08339595A - テープローディング機構及び記録又は再生装置 - Google Patents
テープローディング機構及び記録又は再生装置Info
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- JPH08339595A JPH08339595A JP7146204A JP14620495A JPH08339595A JP H08339595 A JPH08339595 A JP H08339595A JP 7146204 A JP7146204 A JP 7146204A JP 14620495 A JP14620495 A JP 14620495A JP H08339595 A JPH08339595 A JP H08339595A
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- chassis
- tape
- cassette
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/60—Guiding record carrier
- G11B15/66—Threading; Loading; Automatic self-loading
- G11B15/665—Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container
- G11B15/6653—Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container to pull the record carrier against drum
- G11B15/6656—Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container to pull the record carrier against drum using two-sided extraction, i.e. "M-type"
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数のリンクの先端のテープガイド部材がリ
ンクのシャーシ側の回動中心に近づいている場合でも、
テープガイド部材の確実な移動を可能にする。 【構成】 カセット5が装着されたスライドシャーシ3
をメインシャーシ1に対し回転ドラム2の方向へスライ
ドさせる前、メインシャーシ1上のリンク回動軸26に
支持された第1のリンク25の回動停止状態で、カムギ
ア10の回転により駆動板20を移動させて、第1のリ
ンク25の先端のリンク軸ピン27に支持された第2の
リンク30を原動リンクとして回動させ、第2のリンク
30の先端に支持されたテープガイドベース35をカセ
ット5の開口部5a内から移動させてテープTを引き出
す。この後、カムギア10の回転によりスライドレバー
15を介してスライドシャーシ3を移動させると共に、
スライドシャーシ3のリンク溝7に係合されたリンク軸
ピン27を介して第1のリンク25を回動させる。
ンクのシャーシ側の回動中心に近づいている場合でも、
テープガイド部材の確実な移動を可能にする。 【構成】 カセット5が装着されたスライドシャーシ3
をメインシャーシ1に対し回転ドラム2の方向へスライ
ドさせる前、メインシャーシ1上のリンク回動軸26に
支持された第1のリンク25の回動停止状態で、カムギ
ア10の回転により駆動板20を移動させて、第1のリ
ンク25の先端のリンク軸ピン27に支持された第2の
リンク30を原動リンクとして回動させ、第2のリンク
30の先端に支持されたテープガイドベース35をカセ
ット5の開口部5a内から移動させてテープTを引き出
す。この後、カムギア10の回転によりスライドレバー
15を介してスライドシャーシ3を移動させると共に、
スライドシャーシ3のリンク溝7に係合されたリンク軸
ピン27を介して第1のリンク25を回動させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カセットからテープを
引き出して回転ドラムに巻装する例えばVTR等におけ
るテープローディング機構、及びこのテープローディン
グ機構を備えたVTR等の記録又は再生装置に関するも
のである。
引き出して回転ドラムに巻装する例えばVTR等におけ
るテープローディング機構、及びこのテープローディン
グ機構を備えたVTR等の記録又は再生装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばVTRにおいて、装着され
たテープカセットを回転ドラムに接近させることによ
り、回転ドラムの一部を相対的にカセットの開口部内へ
納め、装置全体の奥行きを小さくするようにした、いわ
ゆるカセットスライド方式のVTRがある。
たテープカセットを回転ドラムに接近させることによ
り、回転ドラムの一部を相対的にカセットの開口部内へ
納め、装置全体の奥行きを小さくするようにした、いわ
ゆるカセットスライド方式のVTRがある。
【0003】まず、この種のVTRとその特にテープロ
ーディング機構について、図10〜図12を参照して説
明する。図10はアンローディング状態の平面図、図1
1はローディング完了状態の平面図、図12はローディ
ング完了状態のテープパスを示す概略平面図である。
ーディング機構について、図10〜図12を参照して説
明する。図10はアンローディング状態の平面図、図1
1はローディング完了状態の平面図、図12はローディ
ング完了状態のテープパスを示す概略平面図である。
【0004】図10において、メインシャーシ101に
対して矢印a′方向へ移動されているスライドシャーシ
102上にテープカセット103が装着された後、スラ
イドシャーシ102がメインシャーシ101上の回転ド
ラム105に接近する矢印a方向へ移動される。この移
動に伴って、メインシャーシ101上のリンク軸106
に軸支された第1のリンク107が、その長孔108に
てスライドシャーシ102上の駆動ピン109により押
されて矢印b方向へ回動される。
対して矢印a′方向へ移動されているスライドシャーシ
102上にテープカセット103が装着された後、スラ
イドシャーシ102がメインシャーシ101上の回転ド
ラム105に接近する矢印a方向へ移動される。この移
動に伴って、メインシャーシ101上のリンク軸106
に軸支された第1のリンク107が、その長孔108に
てスライドシャーシ102上の駆動ピン109により押
されて矢印b方向へ回動される。
【0005】これにより、第1のリンク107の先端の
連結軸110により連結された第2のリンク111が押
されて矢印c方向へ移動され、この第2のリンク111
の先端の支軸112により支持されたテープガイドベー
ス113が、メインシャーシ101上のガイドレール1
14に沿って矢印d方向へ移動される。そのベース11
3上のガイドポスト群115によって、カセット103
の開口部103a内から磁気テープ104が引き出され
る。なお、他方のリンク等の構成及び動作もほぼ同様で
ある。
連結軸110により連結された第2のリンク111が押
されて矢印c方向へ移動され、この第2のリンク111
の先端の支軸112により支持されたテープガイドベー
ス113が、メインシャーシ101上のガイドレール1
14に沿って矢印d方向へ移動される。そのベース11
3上のガイドポスト群115によって、カセット103
の開口部103a内から磁気テープ104が引き出され
る。なお、他方のリンク等の構成及び動作もほぼ同様で
ある。
【0006】そして最終的に、図11及び図12に示す
ように、スライドシャーシ102の移動によって、回転
ドラム105のほぼ半分がカセット103の開口部10
3a内へ相対的に挿入されると共に、テープガイドベー
ス113の移動によって、テープ104が回転ドラム1
05の周面への巻付けを含む所定の経路にローディング
される。この状態で、不図示のピンチローラによりテー
プ104がキャプスタン116に圧着され、テープ10
4が走行されて回転ドラム105の磁気ヘッドにより所
望の記録又は再生が行われる。
ように、スライドシャーシ102の移動によって、回転
ドラム105のほぼ半分がカセット103の開口部10
3a内へ相対的に挿入されると共に、テープガイドベー
ス113の移動によって、テープ104が回転ドラム1
05の周面への巻付けを含む所定の経路にローディング
される。この状態で、不図示のピンチローラによりテー
プ104がキャプスタン116に圧着され、テープ10
4が走行されて回転ドラム105の磁気ヘッドにより所
望の記録又は再生が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カセット1
03の開口部103aが小さい例えばデジタルVTR用
カセット等において、開口部103a内に回転ドラム1
05を納めて奥行きを小さくしようとする場合、アンロ
ーディング時のテープガイドベースは、図10に破線の
113′で示すように、開口部103a内の中央近くに
位置することになる。
03の開口部103aが小さい例えばデジタルVTR用
カセット等において、開口部103a内に回転ドラム1
05を納めて奥行きを小さくしようとする場合、アンロ
ーディング時のテープガイドベースは、図10に破線の
113′で示すように、開口部103a内の中央近くに
位置することになる。
【0008】これは、前述のように第1のリンク107
及び第2のリンク111を用いたテープローディング機
構の場合、テープガイドベース113′が第1のリンク
107の回動中心であるリンク軸106に近づくことを
意味し、ローディング開始時に必要なベース113′の
移動方向がリンク軸106近くから外方へ向かう矢印e
方向になる。
及び第2のリンク111を用いたテープローディング機
構の場合、テープガイドベース113′が第1のリンク
107の回動中心であるリンク軸106に近づくことを
意味し、ローディング開始時に必要なベース113′の
移動方向がリンク軸106近くから外方へ向かう矢印e
方向になる。
【0009】このため、前述のように第1のリンク10
7を原動リンクとして矢印b方向へ回動させても、破線
で示す位置にある第2のリンク111′を従動リンクと
して移動させることはできず、ベース113′を移動さ
せる動作が不可能になってしまう。
7を原動リンクとして矢印b方向へ回動させても、破線
で示す位置にある第2のリンク111′を従動リンクと
して移動させることはできず、ベース113′を移動さ
せる動作が不可能になってしまう。
【0010】そこで本発明は、複数のリンクの先端のテ
ープガイド部材がリンクのシャーシ側の回動中心に近づ
いている場合でも、テープガイド部材を確実に移動させ
ることができるテープローディング機構、及びこのテー
プローディング機構を備えた記録又は再生装置を提供す
ることを目的とする。
ープガイド部材がリンクのシャーシ側の回動中心に近づ
いている場合でも、テープガイド部材を確実に移動させ
ることができるテープローディング機構、及びこのテー
プローディング機構を備えた記録又は再生装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、互いに回動可能に連結された複数のリン
クの一端をシャーシに回動自在に支持させると共に他端
にテープガイド部材を支持させ、前記複数のリンクを移
動させることによって、前記テープガイド部材によりカ
セットの開口部内からテープを引き出して回転ドラムの
周面に巻き付けるテープローディング機構において、前
記複数のリンクのうち、前記シャーシに支持された第1
のリンクの先端に連結されている第2のリンクを、少な
くとも前記第1のリンクの回動停止状態で回動可能に構
成したことを特徴とする。
に、本発明は、互いに回動可能に連結された複数のリン
クの一端をシャーシに回動自在に支持させると共に他端
にテープガイド部材を支持させ、前記複数のリンクを移
動させることによって、前記テープガイド部材によりカ
セットの開口部内からテープを引き出して回転ドラムの
周面に巻き付けるテープローディング機構において、前
記複数のリンクのうち、前記シャーシに支持された第1
のリンクの先端に連結されている第2のリンクを、少な
くとも前記第1のリンクの回動停止状態で回動可能に構
成したことを特徴とする。
【0012】なお、前記のテープローディング機構にお
いて、前記複数のリンクのうち、回動可能に連結されて
いる2つのリンクを、互いに逆方向へ回動させるとよ
い。
いて、前記複数のリンクのうち、回動可能に連結されて
いる2つのリンクを、互いに逆方向へ回動させるとよ
い。
【0013】また、本発明による記録又は再生装置は、
前記のテープローディング機構と、前記第1のリンクを
回動自在に支持すると共に記録又は再生用のヘッドを有
する回転ドラムが配置された第1のシャーシと、カセッ
トが装着可能で前記第1のシャーシに対して相対的にス
ライド自在に構成された第2のシャーシとを備え、前記
カセットが前記第2のシャーシ上に装着された後、前記
第1のリンクの回動停止状態で前記第2のリンクを回動
させることによって、前記テープガイド部材により前記
カセットの開口部内からテープを引き出し、この後、前
記第2のシャーシを前記第1のシャーシに対して相対的
に前記回転ドラムの方向へスライドさせると共に前記第
1のリンクを回動させることによって、前記回転ドラム
の少なくとも一部を前記カセットの開口部内へ相対的に
挿入させると共に前記テープをドラム周面を含む所定の
経路にローディングするように構成したことを特徴とす
る。
前記のテープローディング機構と、前記第1のリンクを
回動自在に支持すると共に記録又は再生用のヘッドを有
する回転ドラムが配置された第1のシャーシと、カセッ
トが装着可能で前記第1のシャーシに対して相対的にス
ライド自在に構成された第2のシャーシとを備え、前記
カセットが前記第2のシャーシ上に装着された後、前記
第1のリンクの回動停止状態で前記第2のリンクを回動
させることによって、前記テープガイド部材により前記
カセットの開口部内からテープを引き出し、この後、前
記第2のシャーシを前記第1のシャーシに対して相対的
に前記回転ドラムの方向へスライドさせると共に前記第
1のリンクを回動させることによって、前記回転ドラム
の少なくとも一部を前記カセットの開口部内へ相対的に
挿入させると共に前記テープをドラム周面を含む所定の
経路にローディングするように構成したことを特徴とす
る。
【0014】なお、前記の記録又は再生装置において、
前記第2のリンクを回動させる第2リンク駆動部を前記
第1のシャーシ側に設け、前記第1のリンクを回動させ
る第1リンク駆動部を前記第2のシャーシ側に設けると
よい。
前記第2のリンクを回動させる第2リンク駆動部を前記
第1のシャーシ側に設け、前記第1のリンクを回動させ
る第1リンク駆動部を前記第2のシャーシ側に設けると
よい。
【0015】さらに、前記の記録又は再生装置におい
て、前記テープローディング機構と前記第2のシャーシ
とを、単一の駆動手段によって駆動するように構成する
とよい。
て、前記テープローディング機構と前記第2のシャーシ
とを、単一の駆動手段によって駆動するように構成する
とよい。
【0016】
【作用】上記のように構成された本発明のテープローデ
ィング機構においては、複数のリンクの移動によりテー
プガイド部材を移動させる際に、シャーシに回動自在に
支持された第1のリンクの少なくとも回動停止状態で、
この第1のリンクの先端に回動可能に連結されている第
2のリンクが原動リンクとして回動される。即ち、従来
は、第1のリンクを原動リンクとして回動させることに
よって、第2のリンクを従動リンクとして移動させてい
たが、本発明においては、第1のリンクと共に第2のリ
ンクも原動リンクとすることによって、テープガイド部
材が第1のリンクの回動中心に近づいていても、テープ
ガイド部材を移動させる動作が可能となる。
ィング機構においては、複数のリンクの移動によりテー
プガイド部材を移動させる際に、シャーシに回動自在に
支持された第1のリンクの少なくとも回動停止状態で、
この第1のリンクの先端に回動可能に連結されている第
2のリンクが原動リンクとして回動される。即ち、従来
は、第1のリンクを原動リンクとして回動させることに
よって、第2のリンクを従動リンクとして移動させてい
たが、本発明においては、第1のリンクと共に第2のリ
ンクも原動リンクとすることによって、テープガイド部
材が第1のリンクの回動中心に近づいていても、テープ
ガイド部材を移動させる動作が可能となる。
【0017】また、本発明の記録又は再生装置において
は、カセットが装着された第2のシャーシのスライド動
作が開始される前に、第1のリンクの回動停止状態で第
2のリンクが原動リンクとして回動され、テープガイド
部材がカセットの開口部内から外方へ移動される。その
後、第1のリンクが第2のシャーシのスライド動作に連
動して回動されて、テープガイド部材が移動される。こ
れにより、回転ドラムが相対的に挿入されるカセットの
開口部のスペースが小さく、その開口部内でテープガイ
ド部材が第1のリンクの回動中心に近づいていても、テ
ープガイド部材によりテープを開口部内から確実に引き
出すことが可能となる。
は、カセットが装着された第2のシャーシのスライド動
作が開始される前に、第1のリンクの回動停止状態で第
2のリンクが原動リンクとして回動され、テープガイド
部材がカセットの開口部内から外方へ移動される。その
後、第1のリンクが第2のシャーシのスライド動作に連
動して回動されて、テープガイド部材が移動される。こ
れにより、回転ドラムが相対的に挿入されるカセットの
開口部のスペースが小さく、その開口部内でテープガイ
ド部材が第1のリンクの回動中心に近づいていても、テ
ープガイド部材によりテープを開口部内から確実に引き
出すことが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明をVTRに適用した実施例につ
いて図1〜図9を参照して説明する。図1〜図5は第1
実施例を示し、図1はアンローディング状態の平面図、
図2は第2のリンクの回動状態の平面図、図3はローデ
ィング完了状態の平面図、図4は各部材の配置関係を示
す分解斜視図、図5はローディング完了状態のテープパ
スを示す概略平面図である。
いて図1〜図9を参照して説明する。図1〜図5は第1
実施例を示し、図1はアンローディング状態の平面図、
図2は第2のリンクの回動状態の平面図、図3はローデ
ィング完了状態の平面図、図4は各部材の配置関係を示
す分解斜視図、図5はローディング完了状態のテープパ
スを示す概略平面図である。
【0019】図1〜図4において、1は第1のシャーシ
としてのメインシャーシで、記録又は再生用の磁気ヘッ
ドを搭載した回転ドラム2が不図示の取付部材を介して
傾斜配置されている。3は第2のシャーシとしてのスラ
イドシャーシで、リール台4(図4参照)が設置され、
磁気テープTをリールに巻回して収納したテープカセッ
ト5が不図示のカセットホルダと位置決め部材とにより
装着される。スライドシャーシ3はメインシャーシ1に
対して矢印f及びf′方向へ移動可能に構成されてい
る。そして、スライドシャーシ3には、このシャーシ3
が移動される際の被押圧部であるスライド溝6と、後述
の第1のリンクを回動させる際の第1リンク駆動部とし
てのリンク溝7とが設けられている。なお、8はメイン
シャーシ1上に突出するキャプスタンである。
としてのメインシャーシで、記録又は再生用の磁気ヘッ
ドを搭載した回転ドラム2が不図示の取付部材を介して
傾斜配置されている。3は第2のシャーシとしてのスラ
イドシャーシで、リール台4(図4参照)が設置され、
磁気テープTをリールに巻回して収納したテープカセッ
ト5が不図示のカセットホルダと位置決め部材とにより
装着される。スライドシャーシ3はメインシャーシ1に
対して矢印f及びf′方向へ移動可能に構成されてい
る。そして、スライドシャーシ3には、このシャーシ3
が移動される際の被押圧部であるスライド溝6と、後述
の第1のリンクを回動させる際の第1リンク駆動部とし
てのリンク溝7とが設けられている。なお、8はメイン
シャーシ1上に突出するキャプスタンである。
【0020】10はカムギアで、メインシャーシ1に設
けたギア軸9により回転可能に軸支されて、不図示のロ
ーディングモータにより回転駆動され、テープローディ
ング機構とスライドシャーシ3とを駆動する単一の駆動
手段を構成している。カムギア10には第1のカム溝1
1と第2のカム溝12とが設けられ、第1のカム溝11
はカム部11a〜11cを有し、第2のカム溝12はカ
ム部12a〜12cを有している。なお、カムギア10
は必ずしもギア駆動に限らず、要するにカム回転部材で
あればよい。
けたギア軸9により回転可能に軸支されて、不図示のロ
ーディングモータにより回転駆動され、テープローディ
ング機構とスライドシャーシ3とを駆動する単一の駆動
手段を構成している。カムギア10には第1のカム溝1
1と第2のカム溝12とが設けられ、第1のカム溝11
はカム部11a〜11cを有し、第2のカム溝12はカ
ム部12a〜12cを有している。なお、カムギア10
は必ずしもギア駆動に限らず、要するにカム回転部材で
あればよい。
【0021】15はスライドレバーで、メインシャーシ
1に設けたレバー軸16により回動可能に軸支されてい
る。スライドレバー15にはガイドピン17とシャーシ
押圧部である駆動ピン18とが設けられ、ガイドピン1
7はカムギア10の第1のカム溝11に摺動可能に係合
され、駆動ピン18はスライドシャーシ3のスライド溝
6に摺動可能に係合されている。
1に設けたレバー軸16により回動可能に軸支されてい
る。スライドレバー15にはガイドピン17とシャーシ
押圧部である駆動ピン18とが設けられ、ガイドピン1
7はカムギア10の第1のカム溝11に摺動可能に係合
され、駆動ピン18はスライドシャーシ3のスライド溝
6に摺動可能に係合されている。
【0022】20は駆動板で、メインシャーシ1に対し
て矢印g及びg′方向(スライドシャーシ3と平行)へ
移動可能に構成されている。駆動板20には駆動ピン2
1とリンクガイド溝22とが設けられ、駆動ピン21は
カムギア10の第2のカム溝12に摺動可能に係合さ
れ、リンクガイド溝22は略直角状に屈曲する溝部22
a及び22bを有している。なお、溝部22aの方向は
駆動板20の移動方向と略直交し、溝部22bの方向は
駆動板20の移動方向と略一致している。このようなリ
ンクガイド溝22を有する駆動板20によって、後述す
る第2のリンクを回動させる際の第2リンク駆動部が構
成されている。
て矢印g及びg′方向(スライドシャーシ3と平行)へ
移動可能に構成されている。駆動板20には駆動ピン2
1とリンクガイド溝22とが設けられ、駆動ピン21は
カムギア10の第2のカム溝12に摺動可能に係合さ
れ、リンクガイド溝22は略直角状に屈曲する溝部22
a及び22bを有している。なお、溝部22aの方向は
駆動板20の移動方向と略直交し、溝部22bの方向は
駆動板20の移動方向と略一致している。このようなリ
ンクガイド溝22を有する駆動板20によって、後述す
る第2のリンクを回動させる際の第2リンク駆動部が構
成されている。
【0023】25は第1のリンクで、メインシャーシ1
に設けたリンク回動軸26により回動可能に軸支されて
いる。第1のリンク25の先端にはリンク軸ピン27が
設けられ、リンク軸ピン27はスライドシャーシ3のリ
ンク溝7に摺動可能に係合されている。
に設けたリンク回動軸26により回動可能に軸支されて
いる。第1のリンク25の先端にはリンク軸ピン27が
設けられ、リンク軸ピン27はスライドシャーシ3のリ
ンク溝7に摺動可能に係合されている。
【0024】30は第2のリンクで、第1のリンク25
のリンク軸ピン27により回動可能に軸支されている。
第2のリンク30にはガイドピン31と長孔32とが設
けられ、ガイドピン31は駆動板20のリンクガイド溝
22に摺動可能に係合されている。
のリンク軸ピン27により回動可能に軸支されている。
第2のリンク30にはガイドピン31と長孔32とが設
けられ、ガイドピン31は駆動板20のリンクガイド溝
22に摺動可能に係合されている。
【0025】35はテープガイドベースで、カセット5
からテープTを引き出すと共にローディング後はテープ
Tの走行をガイドするガイドポスト群36が搭載されて
いる。なお、これらベース35及びポスト群36により
テープガイド部材が構成される。ベース35の下面には
連結ピン37とガイドピン38とが設けられ、連結ピン
37は第2のリンク30の長孔32に摺動可能に係合さ
れている。
からテープTを引き出すと共にローディング後はテープ
Tの走行をガイドするガイドポスト群36が搭載されて
いる。なお、これらベース35及びポスト群36により
テープガイド部材が構成される。ベース35の下面には
連結ピン37とガイドピン38とが設けられ、連結ピン
37は第2のリンク30の長孔32に摺動可能に係合さ
れている。
【0026】40はメインシャーシ1上に設けられたガ
イドレールで、テープガイドベース35の連結ピン37
とガイドピン38とが摺動可能に係合され、ローディン
グ及びアンローディング時にベース35の移動を案内す
る。
イドレールで、テープガイドベース35の連結ピン37
とガイドピン38とが摺動可能に係合され、ローディン
グ及びアンローディング時にベース35の移動を案内す
る。
【0027】上記の構成において、図1に示すように、
アンローディング状態では、スライドレバー15のガイ
ドピン17がカムギア10の第1のカム溝11でカム部
11aに位置し、スライドレバー15の駆動ピン18と
スライドシャーシ3のスライド溝6との係合により、ス
ライドシャーシ3が矢印f′方向へ移動されている。こ
のスライドシャーシ3のリンク溝7に第1のリンク25
のリンク軸ピン27が係合されているので、第1のリン
ク25の位置が規定されている。
アンローディング状態では、スライドレバー15のガイ
ドピン17がカムギア10の第1のカム溝11でカム部
11aに位置し、スライドレバー15の駆動ピン18と
スライドシャーシ3のスライド溝6との係合により、ス
ライドシャーシ3が矢印f′方向へ移動されている。こ
のスライドシャーシ3のリンク溝7に第1のリンク25
のリンク軸ピン27が係合されているので、第1のリン
ク25の位置が規定されている。
【0028】また、駆動板20の駆動ピン21がカムギ
ア10の第2のカム溝12でカム部12aに位置し、駆
動板20が矢印g方向へ移動されているので、リンク軸
ピン27に支持された第2のリンク30のガイドピン3
1は、駆動板20のリンクガイド溝22で溝部22aの
左端に位置している。これにより、第2のリンク30は
第1のリンク25上にほぼ重なるように回動されてお
り、先端のテープガイドベース35がリンク回動軸26
のほぼ上方に位置している。
ア10の第2のカム溝12でカム部12aに位置し、駆
動板20が矢印g方向へ移動されているので、リンク軸
ピン27に支持された第2のリンク30のガイドピン3
1は、駆動板20のリンクガイド溝22で溝部22aの
左端に位置している。これにより、第2のリンク30は
第1のリンク25上にほぼ重なるように回動されてお
り、先端のテープガイドベース35がリンク回動軸26
のほぼ上方に位置している。
【0029】この状態で、スライドシャーシ3上にカセ
ット5が装着される。テープガイドベース35はカセッ
ト5の開口部5a内の中央近くに位置している。カセッ
ト5の装着後のローディング動作は、まず、ローディン
グモータによりカムギア10が矢印h方向へ回転され
る。カムギア10の第2のカム溝12の回転移動によ
り、駆動板20の駆動ピン21がカム部12aからカム
部12bへ移行するので、駆動板20が矢印g′方向へ
移動される。この駆動板20の移動に伴い、リンクガイ
ド溝22の位置も矢印g′方向へ移動される。
ット5が装着される。テープガイドベース35はカセッ
ト5の開口部5a内の中央近くに位置している。カセッ
ト5の装着後のローディング動作は、まず、ローディン
グモータによりカムギア10が矢印h方向へ回転され
る。カムギア10の第2のカム溝12の回転移動によ
り、駆動板20の駆動ピン21がカム部12aからカム
部12bへ移行するので、駆動板20が矢印g′方向へ
移動される。この駆動板20の移動に伴い、リンクガイ
ド溝22の位置も矢印g′方向へ移動される。
【0030】このとき、スライドレバー15のガイドピ
ン17はカムギア10の第1のカム溝11で同心円上の
カム部11aを摺動するので、スライドレバー15は作
動されず、駆動ピン18にスライド溝6で係合するスラ
イドシャーシ3は移動されない。
ン17はカムギア10の第1のカム溝11で同心円上の
カム部11aを摺動するので、スライドレバー15は作
動されず、駆動ピン18にスライド溝6で係合するスラ
イドシャーシ3は移動されない。
【0031】このスライドシャーシ3の停止によって、
スライドシャーシ3のリンク溝7にリンク軸ピン27で
係合する第1のリンク25も停止状態が保たれている。
このため、前述した駆動板20の移動により第2のリン
ク30のガイドピン31がリンクガイド溝22の溝部2
2aに沿って右方へガイドされ、第2のリンク30のみ
がリンク軸ピン27を中心として矢印i方向へ回動され
る。この第2のリンク30の回動によって、テープガイ
ドベース35がガイドレール40に沿って矢印j方向へ
移動され、ガイドポスト群36がカセット5の開口部5
a内からテープTを引き出しながら、図2の位置まで移
動される。
スライドシャーシ3のリンク溝7にリンク軸ピン27で
係合する第1のリンク25も停止状態が保たれている。
このため、前述した駆動板20の移動により第2のリン
ク30のガイドピン31がリンクガイド溝22の溝部2
2aに沿って右方へガイドされ、第2のリンク30のみ
がリンク軸ピン27を中心として矢印i方向へ回動され
る。この第2のリンク30の回動によって、テープガイ
ドベース35がガイドレール40に沿って矢印j方向へ
移動され、ガイドポスト群36がカセット5の開口部5
a内からテープTを引き出しながら、図2の位置まで移
動される。
【0032】図2の状態になった後もカムギア10は更
に矢印h方向への回転を続けるため、スライドレバー1
5のガイドピン17が第1のカム溝11のカム部11a
からカム部11bへ移行する。このため、スライドレバ
ー15は矢印k方向への回動が開始される。これによ
り、スライドレバー15の駆動ピン18がスライドシャ
ーシ3のスライド溝6を押すため、スライドシャーシ3
が回転ドラム2へ接近する矢印f方向へ移動されてい
く。
に矢印h方向への回転を続けるため、スライドレバー1
5のガイドピン17が第1のカム溝11のカム部11a
からカム部11bへ移行する。このため、スライドレバ
ー15は矢印k方向への回動が開始される。これによ
り、スライドレバー15の駆動ピン18がスライドシャ
ーシ3のスライド溝6を押すため、スライドシャーシ3
が回転ドラム2へ接近する矢印f方向へ移動されてい
く。
【0033】このスライドシャーシ3の移動に伴って、
リンク溝7が第1のリンク25のリンク軸27ピンを押
すので、第1のリンク25がリンク回動軸26を中心と
して矢印m方向へ回動される。また、スライドシャーシ
3が移動を始めると、駆動板20の駆動ピン21はカム
ギア10の第2のカム溝12で同心円上のカム部12c
を摺動するので、その駆動板20はメインシャーシ1に
対して停止状態が保たれる。このため、第2のリンク3
0のガイドピン31がリンクガイド溝22の溝部22b
内で略フリーな状態になり、スライドシャーシ3のスラ
イド動作中は第2のリンク30が第1のリンク25とテ
ープガイドベース35とを連結する従動リンクの役割を
持つだけとなる。このため、スライドシャーシ3の矢印
f方向へのスライド動作に連動して矢印m方向へ回動さ
れる第1のリンク25により、テープガイドベース35
がガイドレール40に沿って矢印n方向へ移動される。
リンク溝7が第1のリンク25のリンク軸27ピンを押
すので、第1のリンク25がリンク回動軸26を中心と
して矢印m方向へ回動される。また、スライドシャーシ
3が移動を始めると、駆動板20の駆動ピン21はカム
ギア10の第2のカム溝12で同心円上のカム部12c
を摺動するので、その駆動板20はメインシャーシ1に
対して停止状態が保たれる。このため、第2のリンク3
0のガイドピン31がリンクガイド溝22の溝部22b
内で略フリーな状態になり、スライドシャーシ3のスラ
イド動作中は第2のリンク30が第1のリンク25とテ
ープガイドベース35とを連結する従動リンクの役割を
持つだけとなる。このため、スライドシャーシ3の矢印
f方向へのスライド動作に連動して矢印m方向へ回動さ
れる第1のリンク25により、テープガイドベース35
がガイドレール40に沿って矢印n方向へ移動される。
【0034】そして最終的に、図3及び図5に示すよう
に、スライドシャーシ3の移動によって、回転ドラム2
のほぼ半分がカセット5の開口部5a内へ相対的に挿入
されると共に、テープガイドベース35の移動によっ
て、テープTが回転ドラム2の周面への螺旋状の巻付け
を含む所定の経路にローディングされる。このローディ
ング完了状態で、不図示のピンチローラによりテープT
がキャプスタン8に圧着され、テープTが走行されて回
転ドラム2のヘッドにより所望の記録又は再生が行われ
る。
に、スライドシャーシ3の移動によって、回転ドラム2
のほぼ半分がカセット5の開口部5a内へ相対的に挿入
されると共に、テープガイドベース35の移動によっ
て、テープTが回転ドラム2の周面への螺旋状の巻付け
を含む所定の経路にローディングされる。このローディ
ング完了状態で、不図示のピンチローラによりテープT
がキャプスタン8に圧着され、テープTが走行されて回
転ドラム2のヘッドにより所望の記録又は再生が行われ
る。
【0035】このように、本実施例においては、カセッ
ト5を装着したスライドシャーシ3のスライド動作が開
始される前に、第1のリンク25の回動停止状態で第2
のリンク30が原動リンクとして回動されるので、テー
プガイドベース35が第1のリンク25のリンク回動軸
26に近づいていても、そのベース35をカセット5の
開口部5a内から外方へ確実に移動させることができ
る。そして、その後、第1のリンク25がスライドシャ
ーシ3のスライド動作に連動して原動リンクとして回動
されて、テープガイドベース35が移動されるので、回
転ドラム2が相対的に挿入されるカセット5の開口部5
aが小さなスペースでも、その開口部5a内からテープ
Tを確実に引き出すことができる。
ト5を装着したスライドシャーシ3のスライド動作が開
始される前に、第1のリンク25の回動停止状態で第2
のリンク30が原動リンクとして回動されるので、テー
プガイドベース35が第1のリンク25のリンク回動軸
26に近づいていても、そのベース35をカセット5の
開口部5a内から外方へ確実に移動させることができ
る。そして、その後、第1のリンク25がスライドシャ
ーシ3のスライド動作に連動して原動リンクとして回動
されて、テープガイドベース35が移動されるので、回
転ドラム2が相対的に挿入されるカセット5の開口部5
aが小さなスペースでも、その開口部5a内からテープ
Tを確実に引き出すことができる。
【0036】また、本実施例においては、ローディング
開始時の第2のリンク30の回動方向が矢印i方向で、
引き続く第1のリンク25の回動方向が矢印m方向であ
り、これらを互いに逆方向へ回動させているので、リン
ク全体の移動動作に必要なスペースを小さく収めること
ができる。
開始時の第2のリンク30の回動方向が矢印i方向で、
引き続く第1のリンク25の回動方向が矢印m方向であ
り、これらを互いに逆方向へ回動させているので、リン
ク全体の移動動作に必要なスペースを小さく収めること
ができる。
【0037】さらに、本実施例においては、第2のリン
ク30を回動させる第2リンク駆動部として、リンクガ
イド溝22を有する駆動板20をメインシャーシ1の側
に設け、第1のリンク25を回動させる第1リンク駆動
部として、リンク溝7をスライドシャーシ3の側に設け
ている。これによって、スライドシャーシ3の停止状態
すなわち第1のリンク25の回動停止状態における第2
のリンク30の回動と、駆動板20の停止状態すなわち
第2のリンク30の従動状態においてスライドシャーシ
3の移動に連動する第1のリンク25の回動とを、互い
に独立させて確実に且つ簡単な構成で行うことができ
る。
ク30を回動させる第2リンク駆動部として、リンクガ
イド溝22を有する駆動板20をメインシャーシ1の側
に設け、第1のリンク25を回動させる第1リンク駆動
部として、リンク溝7をスライドシャーシ3の側に設け
ている。これによって、スライドシャーシ3の停止状態
すなわち第1のリンク25の回動停止状態における第2
のリンク30の回動と、駆動板20の停止状態すなわち
第2のリンク30の従動状態においてスライドシャーシ
3の移動に連動する第1のリンク25の回動とを、互い
に独立させて確実に且つ簡単な構成で行うことができ
る。
【0038】しかも、本実施例においては、テープロー
ディング機構とスライドシャーシ3とを、単一の駆動手
段としてカムギア10によって駆動しているので、第2
のリンク30の回動からスライドシャーシ3の移動に伴
う第1のリンク25の回動までを、簡単な構成により連
続的に行うことができる。
ディング機構とスライドシャーシ3とを、単一の駆動手
段としてカムギア10によって駆動しているので、第2
のリンク30の回動からスライドシャーシ3の移動に伴
う第1のリンク25の回動までを、簡単な構成により連
続的に行うことができる。
【0039】なお、本実施例におけるアンローディング
動作は、上述のローディング動作の逆動作により行われ
る。また、本実施例においては、他方のテープガイドベ
ース35′の移動について説明を省略したが、このベー
ス35′は、図1のアンローディング状態においてカセ
ット5の開口部5a内でリンク回動軸26から離間され
ており、その移動経路もほぼ直線的なので、従来のロー
ディング機構が適用可能である。
動作は、上述のローディング動作の逆動作により行われ
る。また、本実施例においては、他方のテープガイドベ
ース35′の移動について説明を省略したが、このベー
ス35′は、図1のアンローディング状態においてカセ
ット5の開口部5a内でリンク回動軸26から離間され
ており、その移動経路もほぼ直線的なので、従来のロー
ディング機構が適用可能である。
【0040】次に、図6〜図9は第2実施例を示し、図
6はアンローディング状態の平面図、図7は第2のリン
クの回動状態の平面図、図8はローディング完了状態の
平面図、図9は各部材の配置関係を示す分解斜視図であ
る。なお、第1実施例と実質的に同等の構成部分には同
一の符号を付してその説明を省略する。また、ローディ
ング完了状態のテープパスは図5と同様である。
6はアンローディング状態の平面図、図7は第2のリン
クの回動状態の平面図、図8はローディング完了状態の
平面図、図9は各部材の配置関係を示す分解斜視図であ
る。なお、第1実施例と実質的に同等の構成部分には同
一の符号を付してその説明を省略する。また、ローディ
ング完了状態のテープパスは図5と同様である。
【0041】この第2実施例においては、第1のリンク
25及び第2のリンク30については第1実施例とほぼ
同様だが、第2のリンク30の先端に連結軸33により
第3のリンク34が回動可能に軸支され、この第3のリ
ンク34の先端にテープガイドベース35の連結ピン3
7が回動自在に支持されている。また、駆動板20のリ
ンクガイド溝22は、特にその溝部22b′が先端に向
かって次第に第1のリンク25のリンク回動軸26側へ
曲げられた形状となっている。
25及び第2のリンク30については第1実施例とほぼ
同様だが、第2のリンク30の先端に連結軸33により
第3のリンク34が回動可能に軸支され、この第3のリ
ンク34の先端にテープガイドベース35の連結ピン3
7が回動自在に支持されている。また、駆動板20のリ
ンクガイド溝22は、特にその溝部22b′が先端に向
かって次第に第1のリンク25のリンク回動軸26側へ
曲げられた形状となっている。
【0042】この実施例におけるローディング動作は、
第1実施例と基本的にほぼ同様だが、図6から図7に示
すように、第2のリンク30の矢印i方向への回動によ
り、第3のリンク34を介してテープガイドベース35
がガイドレール40に沿って矢印j方向へ移動される。
第1実施例と基本的にほぼ同様だが、図6から図7に示
すように、第2のリンク30の矢印i方向への回動によ
り、第3のリンク34を介してテープガイドベース35
がガイドレール40に沿って矢印j方向へ移動される。
【0043】また、図7から図8に示すように、スライ
ドシャーシ3の矢印f方向へのスライド動作に伴う第1
のリンク25の矢印m方向への回動時には、第1のリン
ク25のリンク軸ピン27に軸支されている第2のリン
ク30が、停止している駆動板20のリンクガイド溝2
2の溝部22b′によりガイドピン31部分で回転規制
を受けながら、リンク軸ピン27を中心として矢印p方
向へ自転すると共にリンク回動軸26の回りに公転して
移動される。この第2のリンク30の自転及び公転運動
により、第3のリンク34を介してテープガイドベース
35がガイドレール40に沿って矢印n方向へ移動され
る。即ち、第2のリンク30は矢印p方向へ回動され、
第3のリンク34は連結軸33を中心として矢印q方向
へ回動されることになり、図8の位置でローディング動
作が完了する。
ドシャーシ3の矢印f方向へのスライド動作に伴う第1
のリンク25の矢印m方向への回動時には、第1のリン
ク25のリンク軸ピン27に軸支されている第2のリン
ク30が、停止している駆動板20のリンクガイド溝2
2の溝部22b′によりガイドピン31部分で回転規制
を受けながら、リンク軸ピン27を中心として矢印p方
向へ自転すると共にリンク回動軸26の回りに公転して
移動される。この第2のリンク30の自転及び公転運動
により、第3のリンク34を介してテープガイドベース
35がガイドレール40に沿って矢印n方向へ移動され
る。即ち、第2のリンク30は矢印p方向へ回動され、
第3のリンク34は連結軸33を中心として矢印q方向
へ回動されることになり、図8の位置でローディング動
作が完了する。
【0044】この第2実施例のように、3つのリンクを
用いた場合でも、前述と同様に確実なローディング動作
を行うことができる。また、この場合も、第2のリンク
30の矢印p方向への自転に対して、第3のリンク34
を逆に矢印q方向へ回動させているので、リンク全体の
移動動作に必要なスペースが小さく収められる。
用いた場合でも、前述と同様に確実なローディング動作
を行うことができる。また、この場合も、第2のリンク
30の矢印p方向への自転に対して、第3のリンク34
を逆に矢印q方向へ回動させているので、リンク全体の
移動動作に必要なスペースが小さく収められる。
【0045】なお、この例においても、アンローディン
グ動作は上述のローディング動作の逆動作により行われ
る。
グ動作は上述のローディング動作の逆動作により行われ
る。
【0046】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されることなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の有効な変更並びに応用が
可能である。例えば、実施例においては、第1のリンク
の回動停止状態で第2のリンクを回動させたが、各リン
クの移動が円滑に行えるのであれば、第2のリンクの回
動が停止する前に第1のリンクの回動すなわちスライド
シャーシの移動を開始させることも可能である。
が、本発明は上記実施例に限定されることなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の有効な変更並びに応用が
可能である。例えば、実施例においては、第1のリンク
の回動停止状態で第2のリンクを回動させたが、各リン
クの移動が円滑に行えるのであれば、第2のリンクの回
動が停止する前に第1のリンクの回動すなわちスライド
シャーシの移動を開始させることも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテープロ
ーディング機構によれば、複数のリンクによりテープガ
イド部材を移動させる構成において、シャーシに支持さ
れた第1のリンクの先端に連結されている第2のリンク
を、少なくとも第1のリンクの回動停止状態で回動可能
な原動リンクとすることによって、テープガイド部材が
第1のリンクの回動中心に近づいていても、従来不可能
であったテープガイド部材の移動を可能にすることがで
きる。
ーディング機構によれば、複数のリンクによりテープガ
イド部材を移動させる構成において、シャーシに支持さ
れた第1のリンクの先端に連結されている第2のリンク
を、少なくとも第1のリンクの回動停止状態で回動可能
な原動リンクとすることによって、テープガイド部材が
第1のリンクの回動中心に近づいていても、従来不可能
であったテープガイド部材の移動を可能にすることがで
きる。
【0048】また、本発明の記録又は再生装置によれ
ば、カセットが装着された第2のシャーシのスライド動
作の前に、第1のリンクの回動停止状態で第2のリンク
を原動リンクとして回動させて、予めテープガイド部材
をカセットの開口部内から外方へ移動させ、この後、第
2のシャーシのスライド動作に連動して第1のリンクを
回動させることによって、回転ドラムが相対的に挿入さ
れるカセットの開口部のスペースが小さく、その開口部
内でテープガイド部材が第1のリンクの回動中心に近づ
いていても、テープガイド部材と第2のシャーシとの移
動タイミングを変えて確実なローディングを行うことが
でき、また、リンク全体の移動動作に必要なスペースを
小さくすることができる。
ば、カセットが装着された第2のシャーシのスライド動
作の前に、第1のリンクの回動停止状態で第2のリンク
を原動リンクとして回動させて、予めテープガイド部材
をカセットの開口部内から外方へ移動させ、この後、第
2のシャーシのスライド動作に連動して第1のリンクを
回動させることによって、回転ドラムが相対的に挿入さ
れるカセットの開口部のスペースが小さく、その開口部
内でテープガイド部材が第1のリンクの回動中心に近づ
いていても、テープガイド部材と第2のシャーシとの移
動タイミングを変えて確実なローディングを行うことが
でき、また、リンク全体の移動動作に必要なスペースを
小さくすることができる。
【図1】本発明をVTRに適用した第1実施例における
アンローディング状態を示す平面図である。
アンローディング状態を示す平面図である。
【図2】上記実施例における第2のリンクの回動状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図3】上記実施例におけるローディング完了状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図4】上記実施例における各部材の配置関係を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図5】上記実施例におけるローディング完了状態のテ
ープパスを示す概略平面図である。
ープパスを示す概略平面図である。
【図6】本発明の第2実施例におけるアンローディング
状態を示す平面図である。
状態を示す平面図である。
【図7】上記実施例における第2のリンクの回動状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図8】上記実施例におけるローディング完了状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図9】上記実施例における各部材の配置関係を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図10】従来のVTRにおけるアンローディング状態
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図11】上記従来例におけるローディング完了状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図12】上記従来例におけるローディング完了状態の
テープパスを示す概略平面図である。
テープパスを示す概略平面図である。
1 メインシャーシ(第1のシャーシ) 2 回転ドラム 3 スライドシャーシ(第2のシャーシ) 4 リール台 5 テープカセット 5a 開口部 T 磁気テープ 6 スライド溝 7 リンク溝(第1リンク駆動部) 10 カムギア(駆動手段) 11 第1のカム溝 11a〜11c カム部 12 第2のカム溝 12a〜12c カム部 15 スライドレバー 17 ガイドピン 18 駆動ピン 20 駆動板(第2リンク駆動部) 21 駆動ピン 22 リンクガイド溝(第2リンク駆動部) 22a、22b、22b′ 溝部 25 第1のリンク 26 リンク回動軸 27 リンク軸ピン 30 第2のリンク 31 ガイドピン 33 連結軸 34 第3のリンク 35 テープガイドベース(テープガイド部材) 36 ガイドポスト群(テープガイド部材) 40 ガイドレール
Claims (5)
- 【請求項1】 互いに回動可能に連結された複数のリン
クの一端をシャーシに回動自在に支持させると共に他端
にテープガイド部材を支持させ、前記複数のリンクを移
動させることによって、前記テープガイド部材によりカ
セットの開口部内からテープを引き出して回転ドラムの
周面に巻き付けるテープローディング機構において、 前記複数のリンクのうち、前記シャーシに支持された第
1のリンクの先端に連結されている第2のリンクを、少
なくとも前記第1のリンクの回動停止状態で回動可能に
構成したことを特徴とするテープローディング機構。 - 【請求項2】 請求項1記載のテープローディング機構
において、前記複数のリンクのうち、回動可能に連結さ
れている2つのリンクを、互いに逆方向へ回動させるこ
とを特徴とするテープローディング機構。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のテープローディ
ング機構と、前記第1のリンクを回動自在に支持すると
共に記録又は再生用のヘッドを有する回転ドラムが配置
された第1のシャーシと、カセットが装着可能で前記第
1のシャーシに対して相対的にスライド自在に構成され
た第2のシャーシとを備え、 前記カセットが前記第2のシャーシ上に装着された後、
前記第1のリンクの回動停止状態で前記第2のリンクを
回動させることによって、前記テープガイド部材により
前記カセットの開口部内からテープを引き出し、この
後、前記第2のシャーシを前記第1のシャーシに対して
相対的に前記回転ドラムの方向へスライドさせると共に
前記第1のリンクを回動させることによって、前記回転
ドラムの少なくとも一部を前記カセットの開口部内へ相
対的に挿入させると共に前記テープをドラム周面を含む
所定の経路にローディングするように構成したことを特
徴とする記録又は再生装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の記録又は再生装置におい
て、前記第2のリンクを回動させる第2リンク駆動部を
前記第1のシャーシ側に設け、前記第1のリンクを回動
させる第1リンク駆動部を前記第2のシャーシ側に設け
たことを特徴とする記録又は再生装置。 - 【請求項5】 請求項3または4記載の記録又は再生装
置において、前記テープローディング機構と前記第2の
シャーシとを、単一の駆動手段によって駆動するように
構成したことを特徴とする記録又は再生装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14620495A JP3524215B2 (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 記録又は再生装置 |
US08/661,586 US6122136A (en) | 1995-06-13 | 1996-06-07 | Recording and/or reproducing apparatus having a tape loading mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14620495A JP3524215B2 (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 記録又は再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08339595A true JPH08339595A (ja) | 1996-12-24 |
JP3524215B2 JP3524215B2 (ja) | 2004-05-10 |
Family
ID=15402484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14620495A Expired - Fee Related JP3524215B2 (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 記録又は再生装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6122136A (ja) |
JP (1) | JP3524215B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6466395B1 (en) * | 1999-11-08 | 2002-10-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Magnetic recording and reproducing apparatus |
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