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JPH08337589A - パクリタキセル誘導体のプロドラッグ - Google Patents

パクリタキセル誘導体のプロドラッグ

Info

Publication number
JPH08337589A
JPH08337589A JP8139795A JP13979596A JPH08337589A JP H08337589 A JPH08337589 A JP H08337589A JP 8139795 A JP8139795 A JP 8139795A JP 13979596 A JP13979596 A JP 13979596A JP H08337589 A JPH08337589 A JP H08337589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen
hydroxy
alkyl
aryl
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8139795A
Other languages
English (en)
Inventor
Paul M Scola
エム スコラ ポール
John F Kadow
エフ カドウ ジョン
Dolatrai M Vyas
エム バイアス ドラトライ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bristol Myers Squibb Co
Original Assignee
Bristol Myers Squibb Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bristol Myers Squibb Co filed Critical Bristol Myers Squibb Co
Publication of JPH08337589A publication Critical patent/JPH08337589A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/547Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom
    • C07F9/6558Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom containing at least two different or differently substituted hetero rings neither condensed among themselves nor condensed with a common carbocyclic ring or ring system
    • C07F9/65586Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom containing at least two different or differently substituted hetero rings neither condensed among themselves nor condensed with a common carbocyclic ring or ring system at least one of the hetero rings does not contain nitrogen as ring hetero atom
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/547Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom
    • C07F9/655Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having oxygen atoms, with or without sulfur, selenium, or tellurium atoms, as the only ring hetero atoms
    • C07F9/6551Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having oxygen atoms, with or without sulfur, selenium, or tellurium atoms, as the only ring hetero atoms the oxygen atom being part of a four-membered ring
    • C07F9/65512Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having oxygen atoms, with or without sulfur, selenium, or tellurium atoms, as the only ring hetero atoms the oxygen atom being part of a four-membered ring condensed with carbocyclic rings or carbocyclic ring systems

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 新規なパクリタキセル誘導体とその抗腫瘍剤
としての使用を提供する。 【解決手段】 本発明の化合物は一般式(19)で代表
される新規なパクリタキセル誘導体である。 〔式中、Rはイソプロピル、イソブチル、シクロプロ
ピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、(置換)フェニル、フリル、チエニル等であり、A
cはアセチル、Bzはベンゾイル、Phはフェニルを示
す〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抗腫瘍化合物に関す
る。更に詳しくは、本発明は新規なパクリタキセル誘導
体、およびその抗腫瘍剤としての使用に関する。
【0002】
【従来の技術】タキソール(パクリタキセル)は太平洋
イチイ樹木タキサスブレビホリアの樹皮から抽出された
天然生成物である。それは生体内動物モデルで優れた抗
腫瘍活性をもつことが示された。そして最近の研究は、
チューブリンの異常な重合およびミトシスの崩壊を含む
その独特の作用態様を説明した。それは難治の進んだ卵
巣ガン及び乳ガンの治療用に最近承認され、他のガンを
含む研究は見込みのある結果を示した。パクリタキセル
の臨床研究結果は多くの著者によって回顧された。たと
えばロビンスキイおよびドーンハウアーの「The C
linicalPharmacology and U
se of Antimicrotuble Agen
ts in Cancer Chemotherapu
tics」Pharmac.Ther.52:35−8
4,1991;スペンサーおよびフォルズの「Pacl
itaxel,A Review of its Ph
armacodynamic and Pharmac
okinetic Properties and T
herapentic Potential inth
e Treatment of Cancer,」Dr
ugs,48(5)794−847,1994;および
ケー・シー・ニコラウらの「Chemistry an
d Biology of Taxol」Angew.
Chem.,Int.Ed.Engl.33:15−4
4,1994である。
【0003】タキソテール(ドセタキセル)と呼ぶパク
リタキセルの半合成類縁体は動物モデルで良好な抗腫瘍
活性をもつことも見出された。タキソテールはまた欧州
で及び米国で現在臨床試験が続けられている。パクリタ
キセルおよびタキソテールの構造はこのクラスに属する
分子の通常のナンバリング系と共に下記のように示され
る。このようなナンバリング系はこの明細書にも使用さ
れる。
【0004】
【化4】
【0005】 タキソール : R=フェニル;R’=アセチル タキソテール : R=t−ブトキシ;R’=水素
【0006】パクリタキセルの1つの欠点は非水性医薬
担体中で配合するに必須な水溶解度が非常に限られてい
ることである。1つのふつうに使用される担体はクレモ
ホールELであるが、これはそれ自体ヒトに望ましくな
い副作用をもつ。従って、多数の研究チームはパクリタ
キセルの水溶性誘導体を準備した。それらのうちの若干
は次の文献に記載されている。 (a)ハウグビッツらの米国特許第4,942,184
号; (b)キングストンらの米国特許第5,059,699
号; (c)ステラらの米国特許第4,960,790号; (d)1993年9月8日刊行の欧州特許出願0,55
8,959A1; (e)バイアスらのBioorganic & Med
icinal Chemistry Letters,
1993,3:1357−1360; (f)ニコラウらのNature,1993,364:
464−466; (g)1994年 7月6日刊行の欧州特許出願0,6
04,916A1。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の化合物はパク
リタキセルの水溶性ホスホノオキシメチルカーボネート
誘導体およびその製薬上許容しうる塩である。この塩の
水溶性は医薬処方物の製造を促進する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は式Iの新規な抗
腫瘍化合物または製薬上許容しうるその塩に関する。
【0009】
【化5】
【0010】ただしR1 はヒドロキシ、−OC(O)R
x または−OC(O)ORx であり;R2 は水素、ヒド
ロキシ、−OC(O)Rx または−OC(O)ORx
あり;R2'は水素、ヒドロキシまたはフルオロであり;
6'は水素またはヒドロキシであり;R6 は水素である
か又はR2 とR6 は一緒になってオキシラン環または結
合を形成することができ;R3 は水素、ヒドロキシ、C
1-6 アルキルオキシ、−OCONR1112、−OC
(O)Rx または−OC(O)ORx であり;R8 はメ
チルまたはヒドロキシメチルであるか、あるいはR8
2 は一緒になってシクロプロパン環を形成することが
でき、R9 はヒドロキシまたは−OC(O)R x であ
る、ただしR8 とR2 がシクロプロパン環を形成すると
きはR2'は水素であり;R2 とR6 がオキシラン環また
は二重結合を形成するときはR2'およびR 6'は水素であ
り;R2 がヒドロキシ、−OC(O)Rx または−OC
(O)OR x であるときはR2'は水素であり;R2'がフ
ルオロであるときはR2 は水素であり;R7 またはR7'
の一方が水素であって他方はヒドロキシ、−OC(O)
xまたは−OC(O)ORx であるか、あるいはR7
とR7'は一緒になってオキソ基を形成することができ;
11とR12は独立にC1-6 アルキル、水素、アリールま
たは置換アリールであり;R4 とR5 は独立にC1-6
ルキル、C2-6 アルケニル、C2-6 アルキニル、または
−Z−R10であり;Zは直接結合、C1-6 アルキルまた
はC2-6 アルケニルであり;R10はアリール、置換アリ
ール、C3-6 シクロアルキルまたはヘテロアリールであ
り;pは0または1であり;Rd とReは独立に水素、
1-6 アルキル、アリール、置換アリールまたはホスホ
ノ保護基であり;Rf は水素またはヒドロキシであり;
x はC3-6 シクロアルキル、C 2-6 アルケニルまたは
1-6 アルキルであってすべては1個から6個の同一の
又は異なったハロゲン原子で任意に置換されていてもよ
い;あるいはRx は次式
【0011】
【化6】
【0012】の基である、ただしDは結合またはC1-6
アルキルであり;Ra 、Rb およびR c は独立に水素、
ニトロ、アミノ、C1-6 アルキルアミノ、ジ−C1-6
ルキルアミノ、ハロゲン、C1-6 アルキル、ヒドロキシ
またはC1-6 アルコキシである。
【0013】本発明の別の面は、式Iの化合物の抗腫瘍
有効量を哺乳動物宿主に投与することからなる哺乳動物
宿主の腫瘍生長を阻止する方法を提供する。本発明の更
に別の面は、式Iの化合物の抗腫瘍有効量を1種以上の
製薬上許容しうる担体、賦形剤、希釈剤または補助薬と
の組合せで含む医薬処方物を提供する。
【0014】この明細書において、はっきりと又は文脈
上他に特別の記載のない限り、次の定義が用いられる。
シンボル「C」の後に小文字で示す数は特定の基が含み
うる炭素原子の数を表す。たとえば「C1-6 アルキル」
は1〜6個の炭素原子をもつ直鎖または枝分かれの飽和
炭素鎖を意味し、例としてメチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソ
ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、sec−ペンチ
ル、イソペンチル、およびn−ヘキシルがあげられる。
文脈に応じて、「C1-6 アルキル」は2つの基を架橋す
るC1-6 アルキレンを指すこともある。例としてプロパ
ン−1,3−ジイル、ブタン−1,4−ジイル、2−メ
チル−ブタン−1,4−ジイルなどがあげられる。「C
2-6 アルケニル」は少なくとも1個の炭素−炭素二重結
合をもつ、且つ2〜6個の炭素原子をもつ直鎖または枝
分かれ炭素鎖を意味し、例としてエテニル、プロペニ
ル、イソプロペニル、ブテニル、イソブチニル、ペンテ
ニル、およびヘキセニルがあげられる。文脈に応じて、
「C2-6 アルケニル」は2つの基を架橋するC2-6 アル
ケンジイルを指すこともある。例として、エチレン−
1,2−ジイル(ビニリデン)、2−メチル−2−ブテ
ン−1,4−ジイル、2−ヘキセン−1,6−ジイルな
どがあげられる。「C2-6 アルキニル」は少なくとも1
つの炭素−炭素三重結合をもち且つ2〜6個の炭素原子
をもつ直鎖または枝分かれ炭素鎖を意味し、例としてエ
チニル、プロペニル、ブチニル、およびヘキシニルがあ
げられる。
【0015】「アリール」は6〜10個の炭素原子をも
つ芳香族炭化水素を意味し、例としてフェニルおよびナ
フチルがあげられる。「置換アリール」はC1-6 アルカ
ノイルオキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、C1-6 アルキ
ル、トリフルオロメチル、C1- 6 アルコキシ、アリー
ル、C2-6 アルケニル、C1-6 アルカノイル、C1-6
ルカノイル、ニトロ、アミノ、C1-6 アルキルアミノ、
ジ−C1-6 アルキルアミノ、およびアミドからえらばれ
た1〜5個の(然し好ましくは1〜3個の)基で独立に
置換されたアリールを意味する。「ハロゲン」はフッ
素、塩素、臭素、および沃素を意味する。
【0016】「ヘテロアリール」は酸素、イオウおよび
窒素からえらばれた非窒素原子を少なくとも1個から4
個まで含む5員または6員の芳香環を意味する。ヘテロ
アリールの例として、チエニル、フリル、ピロリル、イ
ミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリ
ル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チ
アジアゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チア
トリアゾリル、オキサトリアゾリル、ピリジル、ピリミ
ジル、ピラジニル、ピリダジニル、チアジニル、テトラ
ジニル、および同様の環があげられる。
【0017】「ヒドロキシ保護基」として次のものがあ
げられるが、これらに限定されない。エーテル類たとえ
ばメチル、t−ブチル、ベンジル、p−メトキシベンジ
ル、p−ニトロベンジル、アリル、トリチル、メトキシ
メチル、メトキシエトキシメチル、エトキシエチル テ
トラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ジア
ルキルシリルエーテルたとえばジメチルシリルエーテ
ル、およびトリアルキルシリルエーテルたとえばトリメ
チルシリルエーテル、トリエチルシリルエーテル、およ
びt−ブチルジメチルシリルエーテル;エステルたとえ
ばベンゾイル、アセチル、フェニルアセチル、ホルミ
ル、モノ−ジ−およびトリハロアセチルたとえばクロロ
アセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、ト
リフルオロアセチル;およびカーボネート類たとえばメ
チル、エチル、2,2,2−トリクロロエチル、アリ
ル、ベンジル、およびp−ニトロフェニル。
【0018】「ホスホノ」は基−P(O)(OH)2
意味し、「(ホスホノオキシメチル)オキシ」は−OC
2 OP(O)(OH)2 を意味する。「ホスホノ保護
基」はホスホノ官能基をブロックまたは保護するために
使用しうる部分を意味し、好ましくは分子の残余に目立
った影響を与えない方法によって除去しうる保護基であ
る。好適なホスホノオキシ保護基は当業者にとって周知
であり、たとえばベンジルおよびアリル基があげられ
る。
【0019】ヒドロキシおよびホスホノ保護基の追加の
例は標準の引用報文たとえばグリーンおよびワッツの
「Protective Groups in Org
anic Synthesis」第2版,1991年,
ジョン ワイリイ アンド サンズおよびマッオミーの
「Protective Groups in Org
anic Chemistry」1975,プレナムプ
レスに見出される。保護基を導入および除去する方法も
これらのテキストブック中に見出される。
【0020】「製薬上許容しうる塩」はカチオンが活性
化合物の毒性または生物学的活性に著しく寄与しない酸
性ホスホノ基の金属塩またはアミン塩を意味する。好適
な金属塩としてリチウム、ナトリウム、カリウム、カル
シウム、バリウム、マグネシウム、亜鉛、およびアルミ
ニウムの塩があげられる。好ましい金属塩はナトリウム
およびカリウム塩である。好適なアミン類はたとえばア
ンモニア、トロメタミン(TRIS)、トリエチルアミ
ン、プロカイン、ベンザシン、ジベンジルアミン、クロ
ロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン、エチレンジアミン、グルカミン、N−メ
チルグルカミン、リジン、アルジニン、エタノールアミ
ンである。
【0021】用語「タキサン」または「タキサンコア」
は次の構造の枠組をもつ部分をいう。
【0022】
【化7】
【0023】式IのR8 とR2 から構成されうるシクロ
プロパン基はTetrahedron Letter
s,Vol35,No43,pp7893−7896
(1994)のように「7β,8β−メタノ」とも呼ぶ
ことができ、あるいは米国特許第5,254,580号
(1993年10月19日発行)のように「シクロプロ
パ」基と呼ぶこともできる。R2 とR6 が結合を形成す
るときはC7とC6との間には当然二重結合が存在す
る。
【0024】式Iの化合物において、Rx の例としてメ
チル、ヒドロキシメチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、イソブチル、クロロメチル、
2,2,2−トリクロロエチル、シクロプロピル、シク
ロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、エテニ
ル、2−プロペニル、フェニル、ベンジル、ブロモフェ
ニル、4−アミノフェニル、4−メチルアミノフェニ
ル、4−メチルフェニル、4−メトキシフェニルなどが
あげられる。R4 およびR5 の例として2−プロペニ
ル、イソブテニル、3−フラニル(3−フリル)、3−
チェニル、フェニル、ナフチル、4−ヒドロキシフェニ
ル、4−メトキシフェニル、4−フルオロフェニル、4
−トリフルオロメチルフェニル、メチル、エチル、n−
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t
−ブチル、エテニル、2−プロペニル、2−プロピニ
ル、ベンジル、フェネチル、フェニルエテニル、3,4
−ジメトキシフェニル、2−フラニル(2−フリル)、
2−チェニル、2−(2−フラニル)エテニル、2−メ
チルプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロ
ペンチル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、シ
クロヘキシルエチルなどがあげられる。
【0025】一般式Iをもつ新規生成物は異常な細胞増
殖に対して著しい阻止効果を演じ、異常な細胞増殖に伴
う病原状態をもつ患者を治療することを可能にする治療
性質をもつ。病原状態として種々の組織および/または
器官中の悪性の又は非悪性の細胞の異常細胞増殖があげ
られる。これらの組織または器官の非限定的な例として
筋肉、骨、および/または結合組織;皮膚、脳、肺およ
び生殖器官;リンパ系および/または腎臓系;哺乳動物
細胞、および/または血液細胞;肝臓、消化系および膵
臓;およびチロイドおよび/またはアドレナリン腺があ
げられる。これらの病原症状として乾癬;固体腫瘍;乳
ガン、肺ガン、脳腫瘍、前立腺ガン、結腸ガン、胃ガ
ン、肝臓ガン、および/または組織ガン、カルポシ肉
腫;チョランギオ癌;チョリオ癌、ニューロブラスト
マ、ウイルムス腫瘍、ホジキン疾患、メラノーマ、多節
ミエロマ、クロニック・リンホサイティック・リューケ
マイアス、および急性または慢性のグラニュロサイティ
ック・リンホマスも包含される。本発明による新規生成
物は非ホジキンス・リンホマ、多節ミエローマ、並びに
乳ガン、尿管ガン、オエソファジアル・ガン、肺ガンお
よび胸腺ガンの治療に特に有用である。本発明による生
成物はこれらの病原症状の発生または再発生を阻止また
は遅延させるために、またはこれらの症状を治療するた
めに、使用することができる。
【0026】本発明の化合物は通常の有機化学レパート
リイからの技術によって製造することができる。下記の
反応式Iは式Iの領域に入る化合物を製造しうる方法を
示すものであるが、これは説明のためのものであって、
いずれかの他の方法によって本発明の化合物を製造する
方法を制限するものと解すべきではない。
【0027】式IIの化合物中の「酸」はC’3−アミ
ノ基をプロトン化しうる任意の酸である。酸性の塩の例
として鉱酸たとえばHCl、H2 SO4 、またはHNO
3 を用いて、又は有機酸たとえばトリフルオロ酢酸、酢
酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸などを
用いて作られる塩があげられる。工程(a)はC3’−
アミノ基を塩基で遊離させ、次いで遊離アミノ基を式I
IIの化合物と反応させることを含む。ただしR13とR
14は独立にC1-6 アルキル、アリール、置換アリールま
たはホスホノ保護基である。塩基はアミノをプロトン化
する酸を中和する任意の塩基であることができ、式II
Iのアミンとクロロホーメートとの反応中、発生したプ
ロトンのアクセプターとして働く。好ましい塩基の例と
して無機塩基または有機塩基たとえばジイソプロピルエ
チルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ジメチルア
ミノピリジンなどがあげられる。R13および/またはR
14がホスホノ保護基であるとき、それは工程(b)で除
かれて式Iの追加の化合物を与える。
【0028】
【化8】
【0029】式IIの化合物の合成は1994年7月7
日刊行のPCT出願WO94/14787によく記載さ
れている。簡単にいってそれらは次の諸工程によって製
造される。 (a)式Vのオキサゾリン
【0030】
【化9】
【0031】を式VIのC−13・ヒドロキシ・タキサ
【0032】
【化10】
【0033】と結合させて式VII
【0034】
【化11】
【0035】の化合物を生成させ、そして(b)式VI
Iの化合物を式VIIの化合物のオキサゾリン環を開環
しうる酸と接触させて式IIの化合物またはその塩を生
成させる。
【0036】式Vのオキサゾリンは1994年7月7日
刊行のPCT出願WO94/14787に記載されてお
り周知である。上記の式II,III,V,VIおよび
VIIにおいて、p,Rf ,R1 ,R 2 ,R2 ’,
3 ,R4 ,R5 ,R6 ,R6 ’,R7 ,R7 ’,R8
およびR9は前記定義のとおりである。
【0037】パクリタキセルのクキサン・コア置換基を
他の基に転化することを教示する多くの刊行物が今まで
に存在する。これらの確立された方法またはその自明の
変形を使用して、式VIのタキサンを容易に製造するこ
とができる。たとえば、C4−アセトキシを他の官能基
に変化させることについてはエス・エッチ・チェンらの
J.Organic Chemistry,59,pp
6156−6158(1994)および1994年7月
7日刊行のPCT出願WO94/14787を参照;C
2−ベンゾイルオキシを他の基に転化することについて
はエス・エッチ・チェンらのBioorganic a
nd Medicinal Chemistry Le
tters,Vol.4,No.3,pp479−48
2(1994)および1994年9月28日刊行の欧州
特許出願617,034A1参照;C10−アセチルオ
キシの変性についてはジェイ・カントらのTetrah
edron Letters,Vol.35,No.3
1.pp5543−5546(1994)および199
4年3月15日発行の米国特許第5,294,637号
参照;C10および/またはC7非置換(デオキシ)誘
導体の製造については1994年4月6日刊行の欧州特
許出願第590,267A2および1993年4月1日
刊行のPCT出願WO93/06093を参照;7β,
−8βメタノ、6α,7α−ジヒドロキシおよび6,7
−オレフィン基の製造についてはアール・エイ・ジョン
ソンのTetrahedron Letters,Vo
l.35,1993年、1994年6月8日刊行の欧州
特許出願第600,517A1を参照;C7/C6オキ
シランの製造についてはエックス・ライアングおよびジ
−・アイ・キングストンのTetrahedron L
etters,Vol.36,No.17,pp290
1−2904(1995)参照;C7−エピン−フルオ
ロの製造についてはジ−・ロスらのTetrahedr
on Letters,Vol.36,pp1609−
1612(1993)を参照;C7エステルおよびカー
ボネートの製造については1993年12月21日発行
の米国特許第5,272,171号およびエス・エッチ
・シェンらのTetrahedron,49,No.1
4,pp2805−2828(1993)を参照;9α
−および9β−ヒドロキシタキサンについてはエル・エ
ル・クラインのTetrahedron Letter
s,Vol.34,No.13,pp2047−205
0(1993)、1994年4月28日刊行のPCT出
願WO94/08984、1994年10月4日発行の
米国特許第5,352,806号および1994年9月
15日刊行のPCT出願WO94/20485参照。
【0038】
【特定の具体例の記述】次の特定の具体例は本発明の化
合物の合成を説明するものであり、本発明の範囲を限定
するものと解すべきではない。この方法は本発明に含ま
れるが具体的に開示していない化合物を製造するための
変化に適している。更に、この方法を変化して同じ化合
物をやや異なった方法で製造することも当業者にとって
明らかであろう。次の実験方法において、すべての温度
は特に記載のない限り摂氏(℃)であることを理解すべ
きである。核酸磁気共鳴(NMR)スペクトル特性は基
準としてのテトラメチルシラン(TMS)に対して百万
部当りの部数(ppm)で表わした化学シフト(δ)の
ことをいう。プロトンNMRスペクトルデータの種々の
シフトについて報告した相対面積は、分子中の特定の官
能型の水素原子の数に相当する。多重性に関するシフト
の性質はブロード単一子(bsまたはbrs)、ブロー
ド二重子(bdまたはbrd)、ブロード三重子(bt
またはbrt)、ブロード四重子(bqまたはbr
q)、単一子(s)、多重子(m)、二重子(d)、四
重子(q)、三重子(t)、二重子の二重子(dd)、
三重子の二重子(dt)、および四重子の二重子(d
q)として報告する。NMRスペクトルをとるために使
用した溶媒はアセトン−d6 (二重水素化アセトン)で
ある。DMSO3 −d6 (パー二重水素ジメチルスルホ
キシド)、D2 O(二重水素)、CDCl3 (二重水素
クロロホルム)および他の通常の二重水素溶媒も使用し
た。赤外(IR)スペクトルの記述は官能基確認値をも
つ吸収波数(cm-1)のみを含む。セライトはケイソウ
土のジョンス・マンビル・プロダクツ・コーポレーショ
ンの登録商標である。
【0039】ここに使用する略号は当業技術に広く使用
されている通常の略号である。それらのうちの若干は次
のとおりである。DAB(デアセチルバカチンII
I);MS(質量分析計);HRMS(高解像質量分析
計);AC(アセチル);Ph(フェニル);v/v
(容積/容積);FAB(高速原子衝撃);NOBA
(m−ニトロベンジルアルコール);min(分):h
(時間);BOC(t−ブトキシカーボニル);CBZ
またはCbz(ベンジルオキシカーボニル);Bn(ベ
ンジル);Bz(ベンゾイル);Troc(2,2,2
−トリクロロエチルオキシカーボニル)、DMS(ジメ
チルシリル)、TBAF(テトラブチルアンモニウムフ
ルオライド)、DMAP(4−ジメチルアミノピリジ
ン);TES(トリエチルシリル);DMSO(ジメチ
ルスルホキシド);THF(テトラヒドロフラン);H
MDS(ヘキサメチルジシラザン);MeOTf(メチ
ルトリフレート)。
【0040】1. O−クロロメチル−S−ブチルカー
ボノチオエート
【0041】
【化12】
【0042】O−クロロメチル−S−ブチルカーボノチ
オエートの製造はホルクマン・エムおよびランド・エフ
によってSynthesis,1990,1159に記
載された方法に従って行なった。0℃に冷却したメタノ
ール(43ml、200ミリモル、25重量%、アルド
リッチ)中のナトリウム・メトキシドの溶液にブタンチ
オール(16.0ml、200ミリモル)を滴下状に加
え、生成混合物を2h攪拌した。次いで反応混合物を真
空濃縮し、残存する固体を無水エチルエーテル(300
ml)中に懸濁させた。この不均一溶液を次いで−78
℃に冷却し、エーテル(70ml)中のクロロメチルク
ロロホーメート(17ml、200ミリモル)を40分
間にわたり滴下状に加えた。生成溶液を−78℃で更に
2時間攪拌し、次いで反応混合物を室温に加温し、13
h攪拌した。反応混合物を次いでセライトのパッドを使
用して吸引濾過し、収集した塩をエーテルで洗浄し、濾
液を真空濃縮した。生成残油を分留により精製し(bp
103−107℃、ハウス真空約25−30ミリバー
ル、lit.bp99−101℃、24ミリバール);
中心カットは所望のクロロメチル−S−ブチルカーボノ
チオエート(18g、52%)を与えた。 1H NMR
(300MHz,CDCl3 )δ5.72(2H,
s),2.90(2H,dd,J=8.7,8.7H
z),1.63−1.51(2H,m),1.45−
1.31(2H,m),0.91−0.82(3H,
m).
【0043】2. O−ヨードメチル−S−ブチルカー
ボノチオエート
【0044】
【化13】
【0045】アセトン(10ml)中のO−クロロメチ
ル−S−カーボノチオエート(10.0g、0.054
モル)の溶液を、室温のアセトン(200ml)中の沃
化ナトリウム(16.4g、0.108モル、2当量)
および重炭酸ナトリウム(0.461g、0.0054
モル、0.1当量)の溶液に加えた。反応混合物を次い
で45℃に加温し2h攪拌した。この時点で反応混合物
の一部を真空濃縮し、残油を 1H NMRで検査したと
ころ、出発物質の消費と単一生成物の生成を示した。残
りの反応混合物を次いでセライトパッドを使用して濾過
し、濾液を真空濃縮した。残油を次いで水とペンタンの
間で分配し、有機層を更に5%重炭酸ナトリウム水溶
液、1%チオ硫酸ナトリウム水溶液および塩水で洗浄し
た。水性層をペンタンで逆抽出し、集めた有機物を硫酸
ナトリウム上で乾燥し、真空濃縮した。えられた残油を
1H NMR分析によって明らかにし所望のO−ヨード
メチル−S−ブチルカーボノチオエートを更なる精製な
しに使用した。 1H NMR(300MHz,CDCl
3 )δ5.93(2H,s,対応するクロロ化合物から
のダウンフィールドシフト),2.83(2H,dd,
J=8.7,8.7Hz),1.62−1.51(2
H,m),1.48−1.36(2H,m),0.92
−0.84(3H,m).
【0046】3. テトラブチルアンモニウムジベンジ
ルホスフェート塩の製造
【0047】
【化14】
【0048】水中、室温のテトラブチルアンモニウムハ
イドロオキサイド(水中40重量%、アルドリッチ、3
5.0g、0.054モル)の溶液にジベンジルホスフ
ェート(15.0g、0.054モル)を加え、生成す
る均一溶液をドライアイス・アセトン浴中で、固化が完
了するまで、冷却した。凍結乾燥による水の除去は所望
の塩を粘稠油として与えた。これを更なる精製なしに使
用した。
【0049】4. O−ジベンジルホスホノオキシメチ
ル−S−ブチルカーボノチオエートの製造
【0050】
【化15】
【0051】THF(20ml)中のO−ヨードメチル
−S−ブチルカーボノチオエート(粗、0.054モ
ル)の溶液を室温のTHF(150ml)中のテトラブ
チルアンモニウム・ジベンジルホスフェート(28.5
g、0.054モル)の溶液に室温で加え、生成する混
合物を24h攪拌した。反応混合物を次いでセライトパ
ッドを使用して濾過し、濾液を真空濃縮した。残油をフ
ラッシュクロマトグラフ/ヘキサン/エチルアセテート
で溶離)により精製し、そこから中心カットして所望の
O−ジベンジルホスホノオキシメチル−S−ブチルカー
ボノチオエート(10.0g、42.5%)を軽黄色油
としてえた。 1H NMR(300MHz,CDC
3 )δ7.34(10H,brs),5.62(2
H,d,J=14.0Hz),5.05(4H,d,J
=7.8Hz),2.82(2H,dd,J=7.3H
z),1.62−1.51(2H,m),1.41−
1.30(2H,m),0.89(3H,dd,J=
9.4Hz).
【0052】5. O−ジベンジルホスホノオキシメチ
ルクロロホーメートの製造
【0053】
【化16】
【0054】蒸留したスルフリルクロライド(1.29
ml、0.0160モル、1.2当量)を、−40℃に
冷却したジクロロメタン中のO−ジベンジルホスホノオ
キシメチル−S−ブチルカーボノチオエート(5.7
g、0.0134モル、1.0当量)の溶液に少しづつ
加えた。反応混合物をこの温度で20分攪拌し、この時
点で冷却浴を除いて反応混合物を室温に加温し、3h攪
拌した。次いで反応混合物を真空濃縮し、残油を高真空
にかけて反応副生物および残存スルフリルクロライドを
除いた。粗クロロホーメートの 1H NMR分析は、出
発物質O−ベンジルホスホノオキシメチル−S−ブチル
カーボノチオエートから対応するクロロホーメートへの
約60%の転化率を示した。これを更なる精製なしに次
の変性に使用した。 1H NMR、クロロホーメートの
えらばれた共鳴(300MHz,CDCl3 )δ5.5
9(2H,d,J=14.0Hz,対応するチオカーボ
ネートに対するアップフィールドシフト),5.10
(4H,d,J=7.8Hz,対応するチオカーボネー
トに対するダウンフィールドシフト).
【0055】6. N−デベンゾイル−N−〔〔(ジベ
ンジルホスホノオキシ)メチル〕オキシ〕カーボニル−
2−O−ベンゾイルパクリタキセル(Ia)
【0056】
【化17】
【0057】0℃に冷却したジクロロメタン中のクロロ
ホーメート(約0.0080モル、1.7当量、60%
転化率)の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(4.
7ml、0.0208モル、5当量)を、次いでN−デ
ベンゾイルパクリタキセル塩酸塩(IIa)(4.0
g、0.00449ミリモル)を加えた。次いで追加の
ジイソプロピルエチルアミン(4.7ml、0.020
8モル)を加え、冷却浴を除き、反応混合物を室温に加
温し、更に1.5h攪拌した。反応混合物を次いでエチ
ルアセテートで希釈し、追加の飽和水性重炭酸ナトリウ
ムの添加によって急冷した。次いで有機層を除いて飽和
水性塩化ナトリウム溶液で次に塩水で洗浄した。次いで
水性層をエチルアセテートで逆抽出し、合計の有機物を
硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空濃縮し淡黄色油状固体
をえた。この粗固体のフラッシュクロマトグラフ(ヘキ
サン/エチルアセテート溶離)による精製は2.9g
(55%)のジベンジルホスフェートを白色固体として
与えた。 1H NMR(300MHz,CDCl3 )δ
8.19−8.11(2H,m),7.98−7.89
(2H,m),7.61−7.18(21H,m),
7.10−7.07(1H,m),6.43(1H,d
d,J=8.6,8.6Hz),6.12(1H,d,
J=9.9Hz),5.78−5.61(4H,m),
5.18(1H,dd,J=5.2Hz,14.2H
z),5.01−4.92(2H,m),4.75−
4.55(2H,m),4.51−4.42(1H,
m),4.31−4.27(2H,m),3.86(1
H,d,J=7.2Hz),3.62(1H,br
s),2.67−1.65(16H,m,includ
ing singlets at 2.51,2.2
3,2.01,and 1.22,3H each),
1.21(3H,s),1.15(3H,s);Mas
s Spec.(M+Na+ )1210.
【0058】7. N−デベンゾイル−N−〔(ホスホ
ノオキシメチル〕オキシ〕カーボニル−2−O−ベンゾ
イルパクリタキセル(Ib)
【0059】
【化18】
【0060】エチルアセテート(200ml)をパール
水素化容器中のカーボン(3.0g)上の10%パラジ
ウムに加えた。エチルアセテート(50ml)中のN−
デベンゾイル−N−〔〔(ジベンジルホスホノオキシ)
メチル〕オキシ〕カーボニル−2−O−ベンゾイルパク
リタキセル(Ia)(2.8g、0.0024モル)の
溶液を次に加え、反応容器をパール水素化装置に固定し
た。次いで反応混合物をハウス真空を使用して約1分間
真空にし、次いで水素ガスで50psiに加圧した。こ
の方法を3回くりかえし、その後に反応容器を50ps
iに保ち12h振とうした。次いで反応混合物を焼結ガ
ラスロート(微細孔)を使用して濾過し、この方法の期
間中メタノール(約50ml)を加えて遊離酸を含まな
いホスフェートを完全に溶解させ、濾過を促進させた。
この前記薬を含む濾液の一部を真空濃縮してHPLC
(85%純度が観察された)上で分析した。残存溶液
に、エチルアセテート中のトリエタノールアミンの溶液
(0.1M、23ml、0.0023モル、0.95当
量)を加え、生成溶液を真空濃縮した。粗前記薬塩を中
圧C18クロマトグラフにより生成した。この方法で粗ホ
スフェートアミン塩を水中5%アセトニトリル中の懸濁
液としてとりあげ、C18カラム(水中5%アセトニトリ
ルで平衡化)に加えた。勾配溶離技術を使用し(5%ア
セトニトリル:95%水、10%:90%、15%:8
5%、20%:80%、25%:75%、30%:70
%)、化合物Ibを留むフラクション(HPLCにより
>95%純度)を集め、真空濃縮してアセトニトリルを
除いた。化合物Ibの残りの水溶液を凍結し、水を凍結
乾燥して1.34g(51%)の化合物Ibを淡白色固
体としてえた。 1H NMR(300MHz,CD3
D:CDCl3 appox.2:1,v/v)δ8.1
1−8.02(4H,m),7.66−7.35(11
H,m),7.24(1H,dd,J=7.2,7.2
Hz),6.24(1H,d,J=8.7,8.7H
z),5.65−5.43(5H,m),4.97(1
H,d,J=8.4Hz),4.37(1H,dd,J
=6.5,10.7Hz),4.25−4.19(2
H,m),3.85−3.79(7H,m),3.33
−3.29(6H,m),2.54−1.66(16
H,m,including singlets at
2.49,2.16,1.97,and 1.66,
3H each),1.18(3H,s),1.13
(3H,s);Mass Spec.(M−1)100
6(一致).
【0061】上記の方法に実質的に従って、本発明の範
囲内の次の化合物を合成することができる。
【0062】
【化19】
【0063】
【化20】
【0064】
【化21】
【0065】
【化22】
【0066】
【化23】
【0067】
【化24】
【0068】
【化25】
【0069】
【化26】
【0070】
【化27】
【0071】
【化28】
【0072】本発明の式Iの化合物は有効な腫瘍阻止剤
であり、ヒトおよび/または脊椎動物の治療に有用であ
る。たとえばそれらは1994年7月6日刊行のEP特
許出願第604,910A1に記載されているような生
体内分析で腫瘍を治療するのに有効である。1つの試験
において、Balb/c×DBA2 1 (CDF1 )ヒ
ブリド・マウスにM109肺ガンの2%(w/v)ブラ
イ0.1mlを皮下移植した(ダブリュー・ローズの
「Evaluation of Madison109
Lung Carcinoma as a Mode
l for Screening Antitumos
Drugs」,Cancer Treatment
Reports,65,No.3−4,pp299−3
12(1981)参照。試験化合物および基準薬剤パク
リタキセルをマウス群に静脈投与し;それぞれの群が異
なった投薬量で化合物を受取り、そして化合物当り3〜
4の異なった投薬量が試験された。また、試験化合物を
同様に経口試験した。
【0073】マウスを、その死まで又は腫瘍移植後約9
0日まで、どちらが起っても、生存のために飼育する。
実験当り1群のマウスを処理しないでおき、対象照準と
して役立てた。腫瘍はまた1週間に1回または2回測定
し、mm単位の寸法を使用して腫瘍重量を刊行された方
法(上記)により推定する。化合物で処理した(T)マ
ウスの中央生存時間を平行の対照照準(C)マウスの中
央生存時間と比較する。それぞれの化合物処理群のマウ
スの2つの値の比を100倍にして百分率として表わす
(すなわち%T/C)。また、処理群の中央時間と対照
標準群の中央時間との間の差を1gの腫瘍の生長をT−
C値として表現したものも測定する。T−C値が大きい
ほど一次腫瘍成長の遅延は大きい。%T/C125%
および/またはT−C4.日を示す化合物はこのM1
09SCモデルにおいて活性であると考えられる。化合
物Ib(トリエタノールアミン塩として)を上記のプロ
トコールにより試験する。1つの試験において、腫瘍移
植後4日に始まる5日間毎日20〜45mg/kg/i
njの範囲で静脈注射投与が与えられるとき、それは1
32〜145%のT/C値および8.8〜14.0のT
−C値をもっていた。この化合物を腫瘍移植後4日に始
まる5日間毎日200〜400mg/kg/1回経口投
与したとき、それは132〜179%のT/C値および
10.5〜24.3日のT−C値をもっていた。
【0074】従って、本発明の別の面は、式Iの化合物
の抗腫瘍有効量を腫瘍をもつ宿主に投与することからな
る、ヒトおよび/または他の哺乳動物の腫瘍を阻止する
方法に関する。種々の腫瘍を治療するために、本発明の
式Iの化合物はパクリタキセルと同様に使用することが
できる。たとえばPhysician’s Desk
Reference,49th Edition,Me
dical Economics,p682,1995
参照。本発明の化合物の投与の薬量、形体およびスケジ
ュールは特に限定されない。ガン治療に習熟している腫
瘍学者は、不当な実験なしに、本発明の化合物を投与す
るための適切な治療プロトコールを確かめることができ
るであろう。従って式Iの化合物は適当な投与ルートを
介して非経口的に又は経口的に投与することができる。
非経口投与として、静脈内、腹膜内、筋肉内、および皮
下の投与があげられる。
【0075】本発明による方法を実施するために使用す
る薬量は、投与者に予防治療を可能にするまたは最大の
治療応答を呼び起すことを可能にする薬量である。その
薬量は投与の形体、えらばれた特定の製品、および治療
を受ける者の個人的特性に応じて変わる。一般にその薬
量は異常な細胞増殖によって生ずる疾患の処置に治療上
有効な量である。本発明による生成物は、所望の治療効
果をうるために多くの場合必要とされる量で投与するこ
とができる。若干の患者は比較的高い、又は低い薬量に
迅速に応答するが、次には温和な維持を必要とするか、
または維持薬量を全く必要としない。静脈内投与のルー
トにより、薬量はたとえば1〜100時間にわたって約
20〜約500mg/m2 の範囲にありうる。経口ルー
トによるときは、薬量は5〜1000mg/kg体重/
日の範囲にありうる。使用する実際の薬量は、処方する
特定の組成物、投与ルート、および治療を受ける腫瘍の
特定の場所、宿主および種類に応じて変化するであろ
う。患者の年令、体重、性別、食飼および物理的状態を
含めて薬剤の作用を変性する多くの因子を薬剤を決定す
る上で考察に入れるべきである。
【0076】本発明はまた式Iの化合物の抗腫瘍有効量
を1種以上の製薬上許容しうる担体、賦形薬、希釈剤ま
たは補薬と組合せて含む医薬処方物(組成物)を提供す
る。この組成物は通常の方法に従って製造することがで
きる。パクリタキセルまたはその誘導体を配合する例は
たとえば米国特許第4,960,790号および第4,
814,470号に見出すことができ、これらの例を本
発明の化合物を配合するために使用することができる。
たとえば式Iの化合物は錠剤、丸薬、粉末混合物、カプ
セル、注射薬、溶液、座薬、乳液、分散液、食品プレミ
ックスの形体に、又は他の好適な形体に処方することが
できる。それはまた無菌固体組成物たとえば凍結乾燥の
形体に製造することができ、そして所望ならば他の製薬
上許容しうる賦形剤と組合せることもできる。このよう
な固体組成物は殺菌水、生理的塩水、または水と有機溶
媒たとえばプロピレングリコール、エタノールとの混合
物または他の無菌注射用媒質により非経口投与の使用直
前に再構成することができる。
【0077】製薬上許容しうる担体の代表例は、たとえ
ばマニトール、尿素、デキストラン、ラクトース、ポテ
トでんぷん、トウモロコシでんぷん、ステアリン酸マグ
ネシウム、タルク、植物油、ポリアルキレングリコー
ル、エチルセルロース、ポリ(ビニルピロリドン)、炭
酸カルシウム、エチルオレート、イソプロピルミリステ
ート、ベンジルベンゾエート、炭酸ナトリウム、ゼラチ
ン、炭酸カリウム、ケイ酸である。医薬処方物はまた非
毒性補助物質たとえば乳化剤、保存剤、湿潤剤たとえば
ソルビタンモノラウレート、トリエタノールアミンオレ
ート、ポリオキシエチレンモノステアレート、グリセリ
ルトリパルミテート、ジオクチルナトリウムスルホスク
シネートなどを含むこともできる。
フロントページの続き (72)発明者 ジョン エフ カドウ アメリカ合衆国コネチカット州 06492 ウォーリングフォード クォーリー ラン 9 (72)発明者 ドラトライ エム バイアス アメリカ合衆国コネチカット州 06443 マジソン ザメス ウエイ 19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式Iの化合物または製薬上許容しうるそ
    の塩。 【化1】 ただしR1 はヒドロキシ、−OC(O)Rx または−O
    C(O)ORx であり;R2 は水素、ヒドロキシ、−O
    C(O)Rx または−OC(O)ORx であり;R2'
    水素、ヒドロキシまたはフルオロであり;R6'は水素ま
    たはヒドロキシであり;R6 は水素であるか又はR2
    6 は一緒になってオキシラン環または結合を形成する
    ことができ;R3 は水素、ヒドロキシ、C1-6 アルキル
    オキシ、−OCONR1112、−OC(O)Rx または
    −OC(O)ORx であり;R8 はメチルまたはヒドロ
    キシメチルであるか、あるいはR8 とR2 は一緒になっ
    てシクロプロパン環を形成することができ、R9 はヒド
    ロキシまたは−OC(O)R x である、ただしR8 とR
    2 がシクロプロパン環を形成するときはR2'は水素であ
    り;R2 とR6 がオキシラン環または二重結合を形成す
    るときはR2'およびR 6'は水素であり;R2 がヒドロキ
    シ、−OC(O)Rx または−OC(O)OR x である
    ときはR2'は水素であり;R2'がフルオロであるときは
    2 は水素であり;R7 またはR7'の一方が水素であっ
    て他方はヒドロキシ、−OC(O)Rxまたは−OC
    (O)ORx であるか、あるいはR7 とR7'は一緒にな
    ってオキソ基を形成することができ;R11とR12は独立
    にC1-6 アルキル、水素、アリールまたは置換アリール
    であり;R4 とR5 は独立にC1-6 アルキル、C2-6
    ルケニル、C2-6 アルキニル、または−Z−R10であ
    り;Zは直接結合、C1-6 アルキルまたはC2-6 アルケ
    ニルであり;R10はアリール、置換アリール、C3-6
    クロアルキルまたはヘテロアリールであり;pは0また
    は1であり;Rd とReは独立に水素、C1-6 アルキ
    ル、アリール、置換アリールまたはホスホノ保護基であ
    り;Rf は水素またはヒドロキシであり;Rx はC3-6
    シクロアルキル、C 2-6 アルケニルまたはC1-6 アルキ
    ルであってすべては1個から6個の同一の又は異なった
    ハロゲン原子で任意に置換されていてもよい;あるいは
    x は次式 【化2】 の基である、ただしDは結合またはC1-6 アルキルであ
    り;Ra 、Rb およびR c は独立に水素、ニトロ、アミ
    ノ、C1-6 アルキルアミノ、ジ−C1-6 アルキルアミ
    ノ、ハロゲン、C1-6 アルキル、ヒドロキシまたはC
    1-6 アルコキシである。
  2. 【請求項2】 R1 が−OC(O)Rx であり、R2
    ヒドロキシであり;R2'が水素であり;R3 がヒドロキ
    シまたは−OC(O)Rx であり;R8 がメチルであ
    り;R6 とR6'が水素であり;R9 が−OC(O)Rx
    であり;R7 とR7'が一緒になってオキソ基を形成し;
    4 とR5 が独立にC1-6 アルキル、C 2-6 アルケニル
    または−Z−R10であり;Zが直接結合またはC1-6
    ルキルであり;R10がアリール、置換アリール、C3-6
    シクロアルキルまたはヘテロアリールであり;pが0で
    あり;Rd とRe が水素であり;Rf が水素であり;R
    xがC3-6 シクロアルキル、C2-6 アルケニル、または
    1-6 アルキルであってすべては1〜6個の同一又は異
    なったハロゲン原子で任意に置換されていてもよく、あ
    るいはRx は式 【化3】 の基である、ただしDは結合またはC1-6 アルキルであ
    り;そしてRa 、Rb およびRc は独立に水素、ニト
    ロ、アミノ、C1-6 アルキルアミノ、ジ−C1-6 アルキ
    ルアミノ、ハロゲン、C1-6 アルキルまたはC1-6 アル
    コキシである;請求項1の化合物。
  3. 【請求項3】 N−デベンゾイル−N−〔(ホスホノオ
    キシメチル)オキシ〕カーボニル−2−−ベンゾイル
    パクリタキセルである請求項2の化合物。
  4. 【請求項4】 請求項3の化合物のトリエタノールアミ
    ン塩。
  5. 【請求項5】 請求項1の化合物を有効成分とする抗腫
    瘍阻止剤。
  6. 【請求項6】 経口投与形態である請求項5記載の抗腫
    瘍剤。
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