JPH08238451A - 塗装仕上げ方法 - Google Patents
塗装仕上げ方法Info
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- JPH08238451A JPH08238451A JP4540695A JP4540695A JPH08238451A JP H08238451 A JPH08238451 A JP H08238451A JP 4540695 A JP4540695 A JP 4540695A JP 4540695 A JP4540695 A JP 4540695A JP H08238451 A JPH08238451 A JP H08238451A
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- 239000010445 mica Substances 0.000 claims abstract 14
- 229910052618 mica group Inorganic materials 0.000 claims abstract 14
- 239000003973 paint Substances 0.000 claims abstract 11
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- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 2
- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 2
- OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N titanium oxide Inorganic materials [Ti]=O OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N Tin Chemical compound [Sn] ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
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- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 abstract 1
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 りん片状コ−ティングマイカおよび金属フレ
−ク顔料の両者を含有させてなるマイカベ−スを用いた
2コ−トまたは3コ−ト塗装仕上げ方法に関し、塗膜の
光輝感がすぐれ、しかもフリップフロップ性が顕著で、
緻密な光輝感が得られ、塗面全体で光が反射するような
感じの塗膜が得られ、光輝感を低下させることなくシェ
イドでの色留まり(カラ−ドシルバ−調)が得られる塗
装法提供。 【構成】マイカベ−スおよびクリヤ塗料を塗装する2コ
−ト仕上げにおいて、該マイカベ−スがりん片状コ−テ
ィングマイカおよび金属フレ−ク顔料を含有させてなる
塗料である2コ−ト塗装仕上げ方法、およびカラ−ベ−
ス、マイカベ−スおよびクリヤ塗料を塗装する3コ−ト
仕上げにおいて、該マイカベ−スがりん片状コ−ティン
グマイカおよび金属フレ−ク顔料を含有させてなる塗料
である3コ−ト塗装仕上げ方法。
−ク顔料の両者を含有させてなるマイカベ−スを用いた
2コ−トまたは3コ−ト塗装仕上げ方法に関し、塗膜の
光輝感がすぐれ、しかもフリップフロップ性が顕著で、
緻密な光輝感が得られ、塗面全体で光が反射するような
感じの塗膜が得られ、光輝感を低下させることなくシェ
イドでの色留まり(カラ−ドシルバ−調)が得られる塗
装法提供。 【構成】マイカベ−スおよびクリヤ塗料を塗装する2コ
−ト仕上げにおいて、該マイカベ−スがりん片状コ−テ
ィングマイカおよび金属フレ−ク顔料を含有させてなる
塗料である2コ−ト塗装仕上げ方法、およびカラ−ベ−
ス、マイカベ−スおよびクリヤ塗料を塗装する3コ−ト
仕上げにおいて、該マイカベ−スがりん片状コ−ティン
グマイカおよび金属フレ−ク顔料を含有させてなる塗料
である3コ−ト塗装仕上げ方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、りん片状コ−ティング
マイカおよび金属フレ−ク顔料の両者を含有させてなる
マイカベ−スを用いた2コ−トまたは3コ−ト塗装仕上
げ方法に関する。
マイカおよび金属フレ−ク顔料の両者を含有させてなる
マイカベ−スを用いた2コ−トまたは3コ−ト塗装仕上
げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】アルミニウムフレ−クなどの
金属フレ−ク顔料を含むメタリック塗膜は光輝感がすぐ
れており広く使用されている。しかしながら、この光輝
感は個々の粒子の輝きであって、緻密性に欠けている。
また、この緻密性を向上する方法として金属フレ−ク顔
料と隠蔽性のすぐれた着色顔料とを併用することもある
が光輝感が低下するという課題が生ずる。また、マイカ
顔料を用いた3コ−ト塗装仕上げは真珠光沢感にすぐれ
た塗膜が得られるが、該マイカ顔料は光透過性であるた
めにフリップフロップ性が劣るという課題がある。
金属フレ−ク顔料を含むメタリック塗膜は光輝感がすぐ
れており広く使用されている。しかしながら、この光輝
感は個々の粒子の輝きであって、緻密性に欠けている。
また、この緻密性を向上する方法として金属フレ−ク顔
料と隠蔽性のすぐれた着色顔料とを併用することもある
が光輝感が低下するという課題が生ずる。また、マイカ
顔料を用いた3コ−ト塗装仕上げは真珠光沢感にすぐれ
た塗膜が得られるが、該マイカ顔料は光透過性であるた
めにフリップフロップ性が劣るという課題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
することが主たる目的であり、その特徴は、2コ−トま
たは3コ−ト仕上げ方法において、マイカベ−スとし
て、りん片状コ−ティングマイカおよび金属フレ−ク顔
料の両者を含有させてなる塗料を使用することにより上
記課題が解消されることを見い出し、本発明を完成し
た。
することが主たる目的であり、その特徴は、2コ−トま
たは3コ−ト仕上げ方法において、マイカベ−スとし
て、りん片状コ−ティングマイカおよび金属フレ−ク顔
料の両者を含有させてなる塗料を使用することにより上
記課題が解消されることを見い出し、本発明を完成し
た。
【0004】すなわち本発明は2コ−トまたは3コ−ト
仕上げ方法に関し、下記2つの発明からなっている。
仕上げ方法に関し、下記2つの発明からなっている。
【0005】第1発明:マイカベ−スおよびクリヤ塗料
を塗装する2コ−ト仕上げにおいて、該マイカベ−スが
りん片状コ−ティングマイカおよび金属フレ−ク顔料を
含有させてなる塗料であること特徴とする2コ−ト塗装
仕上げ方法。
を塗装する2コ−ト仕上げにおいて、該マイカベ−スが
りん片状コ−ティングマイカおよび金属フレ−ク顔料を
含有させてなる塗料であること特徴とする2コ−ト塗装
仕上げ方法。
【0006】第2発明:カラ−ベ−ス、マイカベ−スお
よびクリヤ塗料を塗装する3コ−ト仕上げにおいて、該
マイカベ−スがりん片状コ−ティングマイカおよび金属
フレ−ク顔料を含有させてなる塗料であること特徴とす
る3コ−ト塗装仕上げ方法。
よびクリヤ塗料を塗装する3コ−ト仕上げにおいて、該
マイカベ−スがりん片状コ−ティングマイカおよび金属
フレ−ク顔料を含有させてなる塗料であること特徴とす
る3コ−ト塗装仕上げ方法。
【0007】本発明についてさらに具体的に説明する。
【0008】第1発明:マイカベ−スおよびクリヤ塗料
を塗装する2コ−ト仕上げにおいて、該マイカベ−スが
りん片状コ−ティングマイカおよび金属フレ−ク顔料を
含有させてなる塗料であること特徴とする2コ−ト仕上
げ方法 マイカベ−スは、りん片状コ−ティングマイカおよび金
属フレ−ク顔料を含有し、これらを樹脂組成物の溶液ま
たは分散液に分散させてなる塗料組成物である。
を塗装する2コ−ト仕上げにおいて、該マイカベ−スが
りん片状コ−ティングマイカおよび金属フレ−ク顔料を
含有させてなる塗料であること特徴とする2コ−ト仕上
げ方法 マイカベ−スは、りん片状コ−ティングマイカおよび金
属フレ−ク顔料を含有し、これらを樹脂組成物の溶液ま
たは分散液に分散させてなる塗料組成物である。
【0009】該りん片状コ−ティングマイカとしてはそ
れ自体既知のものが使用できる。例えば、りん片状雲母
の表面を、酸化チタン(TiOn nは1〜2の少数を含
む実数である)またはFe2 O3 などの金属酸化物で被
覆したものがあげられる。このうち、酸化チタンで被覆
したりん片状雲母粒子が好ましい。りん片状雲母の大き
さ(粒度分布)は目的に応じて任意に選択できるが、長
手方向が1〜100μ、特に5〜40μ、平均粒径5〜
25μ、厚さは0.01〜1.5μ、特に0.05〜
0.5μの範囲内であることが好ましい。また、りん片
状雲母表面を上記の金属酸化物での被覆は既知の方法で
行うことができ、その被覆厚さによってその色相が異な
り、例えば、酸化チタン被覆層が薄いと銀色で、厚膜に
なるにしたがって黄、赤、紫、青、緑の順で変化する。
つまり、膜厚によって色相を調節できるのである。
れ自体既知のものが使用できる。例えば、りん片状雲母
の表面を、酸化チタン(TiOn nは1〜2の少数を含
む実数である)またはFe2 O3 などの金属酸化物で被
覆したものがあげられる。このうち、酸化チタンで被覆
したりん片状雲母粒子が好ましい。りん片状雲母の大き
さ(粒度分布)は目的に応じて任意に選択できるが、長
手方向が1〜100μ、特に5〜40μ、平均粒径5〜
25μ、厚さは0.01〜1.5μ、特に0.05〜
0.5μの範囲内であることが好ましい。また、りん片
状雲母表面を上記の金属酸化物での被覆は既知の方法で
行うことができ、その被覆厚さによってその色相が異な
り、例えば、酸化チタン被覆層が薄いと銀色で、厚膜に
なるにしたがって黄、赤、紫、青、緑の順で変化する。
つまり、膜厚によって色相を調節できるのである。
【0010】該金属フレ−ク顔料としては、塗料用メタ
リック顔料として既知のものが使用でき、例えば、アル
ミニウム、チタン、ステンレス、錫、ニッケル、銅など
のりん片状金属があげられる。金属フレ−ク顔料の大き
さ(粒度分布)は目的に応じて任意に選択できるが、長
手方向が1〜100μ、特に5〜40μ、平均粒径5〜
35μ、厚さは0.01〜1.5μ、特に0.05〜
0.5μの範囲内であることが好ましい。
リック顔料として既知のものが使用でき、例えば、アル
ミニウム、チタン、ステンレス、錫、ニッケル、銅など
のりん片状金属があげられる。金属フレ−ク顔料の大き
さ(粒度分布)は目的に応じて任意に選択できるが、長
手方向が1〜100μ、特に5〜40μ、平均粒径5〜
35μ、厚さは0.01〜1.5μ、特に0.05〜
0.5μの範囲内であることが好ましい。
【0011】そして、上記りん片状コ−ティングマイカ
と金属フレ−ク顔料との構成比率は目的に応じて任意に
選択できるが、例えば両者の合計重量を基準にして、り
ん片状コ−ティングマイカは50〜99.9重量%、特
に80〜99.5重量%、金属フレ−ク顔料は50〜
0.1重量%、特に20〜0.5重量%の範囲が好まし
い。
と金属フレ−ク顔料との構成比率は目的に応じて任意に
選択できるが、例えば両者の合計重量を基準にして、り
ん片状コ−ティングマイカは50〜99.9重量%、特
に80〜99.5重量%、金属フレ−ク顔料は50〜
0.1重量%、特に20〜0.5重量%の範囲が好まし
い。
【0012】樹脂組成物はりん片状コ−ティングマイカ
および金属フレ−ク顔料を均一に混合分散させる媒体で
あって、例えば塗料用の常温乾燥型および架橋硬化型の
樹脂組成物が使用できるが、架橋硬化型が好ましい。後
者として、水酸基、エポキシ基、アミノ基などの架橋性
官能基を有するアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アル
キド樹脂ポリウレタン樹脂にメラミン樹脂、尿素樹脂、
ポリイソシアネ−ト化合物(ブロック化物も含む)など
の架橋剤を配合してなる室温もしくは加熱架橋型樹脂組
成物が好ましい。これらの樹脂組成物を溶解もしくは分
散させるための溶剤は有機溶剤および(または)水が使
用できる。
および金属フレ−ク顔料を均一に混合分散させる媒体で
あって、例えば塗料用の常温乾燥型および架橋硬化型の
樹脂組成物が使用できるが、架橋硬化型が好ましい。後
者として、水酸基、エポキシ基、アミノ基などの架橋性
官能基を有するアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アル
キド樹脂ポリウレタン樹脂にメラミン樹脂、尿素樹脂、
ポリイソシアネ−ト化合物(ブロック化物も含む)など
の架橋剤を配合してなる室温もしくは加熱架橋型樹脂組
成物が好ましい。これらの樹脂組成物を溶解もしくは分
散させるための溶剤は有機溶剤および(または)水が使
用できる。
【0013】マイカベ−スにおいて、該りん片状コ−テ
ィングマイカおよび金属フレ−ク顔料の含有率は、樹脂
組成物の固形分100重量部あたり、1〜25重量部、
特に2〜15重量部が好ましい。さらに必要に応じて着
色顔料、上記以外の干渉色顔料、メタリック顔料および
各種塗料用添加剤などを適宜配合することができる。
ィングマイカおよび金属フレ−ク顔料の含有率は、樹脂
組成物の固形分100重量部あたり、1〜25重量部、
特に2〜15重量部が好ましい。さらに必要に応じて着
色顔料、上記以外の干渉色顔料、メタリック顔料および
各種塗料用添加剤などを適宜配合することができる。
【0014】第1発明で使用するクリヤ塗料は、樹脂組
成物および溶剤を含有する組成物で、必要に応じて着色
顔料および/またはメタリック顔料を配合してなる塗料
である。
成物および溶剤を含有する組成物で、必要に応じて着色
顔料および/またはメタリック顔料を配合してなる塗料
である。
【0015】該クリヤ塗料の樹脂組成物としては、通常
の塗料に使用されている常温乾燥型および架橋硬化型の
いずれでも使用できるが、架橋硬化型が好ましい。後者
として、水酸基、エポキシ基、アミノ基などの架橋性官
能基を有するアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキ
ド樹脂ポリウレタン樹脂に、メラミン樹脂、尿素樹脂、
ポリイソシアネ−ト化合物(ブロック化物も含む)など
の架橋剤を配合してなる室温もしくは加熱架橋型樹脂組
成物が好ましい。これらの樹脂組成物を溶解もしくは分
散させるための溶剤は有機溶剤および(または)水が使
用できる。クリヤ塗料にもこれらの着色顔料および/ま
たはメタリック顔料を配合することはマイカベ−ス塗膜
の意匠性を損なわない程度であれば差支えない。
の塗料に使用されている常温乾燥型および架橋硬化型の
いずれでも使用できるが、架橋硬化型が好ましい。後者
として、水酸基、エポキシ基、アミノ基などの架橋性官
能基を有するアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキ
ド樹脂ポリウレタン樹脂に、メラミン樹脂、尿素樹脂、
ポリイソシアネ−ト化合物(ブロック化物も含む)など
の架橋剤を配合してなる室温もしくは加熱架橋型樹脂組
成物が好ましい。これらの樹脂組成物を溶解もしくは分
散させるための溶剤は有機溶剤および(または)水が使
用できる。クリヤ塗料にもこれらの着色顔料および/ま
たはメタリック顔料を配合することはマイカベ−ス塗膜
の意匠性を損なわない程度であれば差支えない。
【0016】第1発明は、上記マイカベ−スおよびクリ
ヤ塗料を用いた2コ−ト仕上げに関する。すなわち、金
属、プラスチックなどの被塗物に必要に応じて下塗り塗
料および中塗り塗料などを塗装し、硬化させてから、マ
イカベ−スおよびクリヤ塗料を順次塗装することによっ
て形成できる。これらの塗装方法は、スプレ−方式や静
電方式などの噴霧塗装が好適であるがこれ以外の塗装法
も使用できる。塗装膜厚も目的に応じて任意に選択で
き、硬化塗膜に基いて、マイカベ−スは10〜30μ、
特に15〜25μ、クリヤ塗料は15〜100μ、特に
25〜60μの範囲が好ましい。これらの2塗料の塗装
方式は、2コ−ト1ベイクおよび2コ−ト2ベイクのい
ずれでもよい。そしてこれらの塗膜の硬化はその樹脂組
成物の成分によってきまり常温もしくは加熱により行
う。
ヤ塗料を用いた2コ−ト仕上げに関する。すなわち、金
属、プラスチックなどの被塗物に必要に応じて下塗り塗
料および中塗り塗料などを塗装し、硬化させてから、マ
イカベ−スおよびクリヤ塗料を順次塗装することによっ
て形成できる。これらの塗装方法は、スプレ−方式や静
電方式などの噴霧塗装が好適であるがこれ以外の塗装法
も使用できる。塗装膜厚も目的に応じて任意に選択で
き、硬化塗膜に基いて、マイカベ−スは10〜30μ、
特に15〜25μ、クリヤ塗料は15〜100μ、特に
25〜60μの範囲が好ましい。これらの2塗料の塗装
方式は、2コ−ト1ベイクおよび2コ−ト2ベイクのい
ずれでもよい。そしてこれらの塗膜の硬化はその樹脂組
成物の成分によってきまり常温もしくは加熱により行
う。
【0017】第2発明:カラ−ベ−ス、マイカベ−スお
よびクリヤ塗料を塗装する3コ−ト仕上げにおいて、該
マイカベ−スがりん片状コ−ティングマイカおよび金属
フレ−ク顔料を含有させてなる塗料であること特徴とす
る3コ−ト仕上げ方法。
よびクリヤ塗料を塗装する3コ−ト仕上げにおいて、該
マイカベ−スがりん片状コ−ティングマイカおよび金属
フレ−ク顔料を含有させてなる塗料であること特徴とす
る3コ−ト仕上げ方法。
【0018】ここで、マイカベ−スおよびクリヤ塗料と
しては、上記第1発明で説明したものが使用できる。
しては、上記第1発明で説明したものが使用できる。
【0019】また、該カラ−ベ−スは、上記第1発明の
クリヤ塗料で説明した樹脂組成物および溶剤を含有する
組成物に、さらに着色顔料および/またはメタリック顔
料を配合したものであり、その色彩は任意でよいが、マ
イカベ−スの明度に一致もしくは近似させることが好ま
しい。
クリヤ塗料で説明した樹脂組成物および溶剤を含有する
組成物に、さらに着色顔料および/またはメタリック顔
料を配合したものであり、その色彩は任意でよいが、マ
イカベ−スの明度に一致もしくは近似させることが好ま
しい。
【0020】第2発明の方法は、上記のカラ−ベ−ス、
マイカベ−スおよびクリヤ塗料を順次塗装することによ
って行われる。これらの塗装方法は、スプレ−方式や静
電方式などの噴霧塗装が好適であるが、これ以外の塗装
法も使用できる。塗装膜厚も目的に応じて任意に選択で
き、硬化塗膜に基いて、カラ−ベ−ス塗料は10〜70
μ、特に25〜45μ、マイカベ−スは10〜30μ、
特に15〜25μ、クリヤ塗料は15〜100μ、特に
25〜60μの範囲が好ましい。これらの3塗料の塗装
方式は、3コ−ト1ベイク、3コ−ト2ベイクおよび3
コ−ト3ベイクのいずれかが好ましい。そしてこれらの
塗膜の硬化はその樹脂組成物の成分によって決まり常温
もしくは加熱により行う。
マイカベ−スおよびクリヤ塗料を順次塗装することによ
って行われる。これらの塗装方法は、スプレ−方式や静
電方式などの噴霧塗装が好適であるが、これ以外の塗装
法も使用できる。塗装膜厚も目的に応じて任意に選択で
き、硬化塗膜に基いて、カラ−ベ−ス塗料は10〜70
μ、特に25〜45μ、マイカベ−スは10〜30μ、
特に15〜25μ、クリヤ塗料は15〜100μ、特に
25〜60μの範囲が好ましい。これらの3塗料の塗装
方式は、3コ−ト1ベイク、3コ−ト2ベイクおよび3
コ−ト3ベイクのいずれかが好ましい。そしてこれらの
塗膜の硬化はその樹脂組成物の成分によって決まり常温
もしくは加熱により行う。
【0021】
1.塗膜の光輝感がすぐれ、しかも見る角度によってメ
タリック感が異なり、フリップフロップ性が顕著であ
る。
タリック感が異なり、フリップフロップ性が顕著であ
る。
【0022】2.緻密な光輝感が得られ、パ−ル顔料個
々のキラキラが抑えられ、塗面全体で光が反射するよう
な感じの塗膜が得られた。
々のキラキラが抑えられ、塗面全体で光が反射するよう
な感じの塗膜が得られた。
【0023】3.コ−ティングマイカおよび金属フレ−
ク顔料を併用しているので、光輝感を低下させることな
くシェイドでの色留まり(カラ−ドシルバ−調)が得ら
れる。
ク顔料を併用しているので、光輝感を低下させることな
くシェイドでの色留まり(カラ−ドシルバ−調)が得ら
れる。
【0024】4.光輝感の強い、緻密なカラ−ドパ−ル
調が得られる。
調が得られる。
【0025】以下に、本発明に関する実施例及び比較例
について説明する。部および%は原則として重量に基
く。
について説明する。部および%は原則として重量に基
く。
【0026】1 マイカベ−スの調製(第1発明用) 表1に示した成分を混合してマイカベ−スを調製した。
【0027】
【表1】
【0028】表1において アクリル樹脂溶液は水酸基含有アクリル樹脂の50%溶
液。
液。
【0029】メラミン樹脂溶液はブチル化メラミン樹脂
の60%溶液。
の60%溶液。
【0030】アルミニウム粉末は「アルミペ−スト55
−516」(東洋アルミニウム社製、商品名) ホワイトマイカは「EXTERIOR MEALIN
FINE PEARL」(マ−ル社製、商品名) 着色マイカは「EXTERIOR MEALIN FI
NE COPPER」(マ−ル社製、商品名) チタン白顔料は「タイペ−クCR−97」(石原産業社
製、商品名) 酸化鉄顔料は「トダカラ−130R」(戸田工業社製、
商品名) 2 マイカベ−スの調製(第2発明用) 表2に示した成分を混合してマイカベ−スを調製した。
−516」(東洋アルミニウム社製、商品名) ホワイトマイカは「EXTERIOR MEALIN
FINE PEARL」(マ−ル社製、商品名) 着色マイカは「EXTERIOR MEALIN FI
NE COPPER」(マ−ル社製、商品名) チタン白顔料は「タイペ−クCR−97」(石原産業社
製、商品名) 酸化鉄顔料は「トダカラ−130R」(戸田工業社製、
商品名) 2 マイカベ−スの調製(第2発明用) 表2に示した成分を混合してマイカベ−スを調製した。
【0031】
【表2】
【0032】表2において アクリル樹脂溶液は水酸基含有アクリル樹脂の50%溶
液。
液。
【0033】メラミン樹脂溶液はブチル化メラミン樹脂
の60%溶液。
の60%溶液。
【0034】ホワイトマイカは「EXTERIOR B
RIGHT WHITE」(マ−ル社製、商品名) 着色マイカは「EXTERIOR BRIGHT GO
LD」(マ−ル社製、商品名) アルミニウム粉末は「アルミペ−スト55−516」
(東洋アルミニウム社製、商品名) 3 実施例および比較例 3−1 2コ−ト1ベイク方式(第1発明) 清浄な金属板に下塗り塗料(カチオン電着塗料)および
中塗り塗料を塗装し加熱硬化させてから、上記表1に記
載のマイカベ−スa〜eおよびクリヤ塗料(注1)をス
プレ−方式でウエットオンウエットで順次塗装した。塗
装膜厚は、硬化塗膜に基いて、マイカベ−スは35μ、
クリヤ塗料は40μである。その後、室温で10分放置
してから、140℃で30分加熱して両塗膜を同時に硬
化させた。
RIGHT WHITE」(マ−ル社製、商品名) 着色マイカは「EXTERIOR BRIGHT GO
LD」(マ−ル社製、商品名) アルミニウム粉末は「アルミペ−スト55−516」
(東洋アルミニウム社製、商品名) 3 実施例および比較例 3−1 2コ−ト1ベイク方式(第1発明) 清浄な金属板に下塗り塗料(カチオン電着塗料)および
中塗り塗料を塗装し加熱硬化させてから、上記表1に記
載のマイカベ−スa〜eおよびクリヤ塗料(注1)をス
プレ−方式でウエットオンウエットで順次塗装した。塗
装膜厚は、硬化塗膜に基いて、マイカベ−スは35μ、
クリヤ塗料は40μである。その後、室温で10分放置
してから、140℃で30分加熱して両塗膜を同時に硬
化させた。
【0035】(注1)アクリル樹脂/メラミン樹脂系熱
硬化性有機溶剤系塗料。 得られた塗膜の意匠効果は
表3のとおりである。
硬化性有機溶剤系塗料。 得られた塗膜の意匠効果は
表3のとおりである。
【0036】
【表3】
【0037】評価方法、基準 光輝感:目視評価 ○は優れる、△は劣る、×は非常に劣る 緻密感:目視評価 ○は優れる、△は劣る、×は非常に劣る シェイドの色留り:目視評価 ○は優れる、△は劣る、×は非常に劣る 3−1 3コ−ト2ベイク方式(第2発明) 清浄な金属板に下塗り塗料(カチオン電着塗料)および
中塗り塗料を塗装し加熱硬化させてから、カラ−ベ−ス
(注2)、マイカベ−スf〜jおよびクリヤ塗料(注
1)をスプレ−方式で順次塗装した。塗装膜厚は硬化塗
膜に基いて、カラ−ベ−ス塗料は35μ、マイカベ−ス
は35μ、クリヤ塗料は40μである。これらの3塗料
の塗装方式は、カラ−ベ−スを塗装し、140℃で30
分加熱して硬化させてから、マイカベ−スおよびクリヤ
塗料をウエットオンウエットで順次塗装し、室温で10
分放置してから、140℃で30分加熱して両塗膜を同
時に硬化させた。
中塗り塗料を塗装し加熱硬化させてから、カラ−ベ−ス
(注2)、マイカベ−スf〜jおよびクリヤ塗料(注
1)をスプレ−方式で順次塗装した。塗装膜厚は硬化塗
膜に基いて、カラ−ベ−ス塗料は35μ、マイカベ−ス
は35μ、クリヤ塗料は40μである。これらの3塗料
の塗装方式は、カラ−ベ−スを塗装し、140℃で30
分加熱して硬化させてから、マイカベ−スおよびクリヤ
塗料をウエットオンウエットで順次塗装し、室温で10
分放置してから、140℃で30分加熱して両塗膜を同
時に硬化させた。
【0038】得られた塗膜の意匠効果は表4のとおりで
ある。
ある。
【0039】
【表4】
【0040】評価方法、基準 光輝感の強さ:目視評価 ○は優れる、△は劣る、×は非常に劣る フリップフロップ性:目視評価 ○は優れる、△は劣る、×は非常に劣る
Claims (2)
- 【請求項1】 マイカベ−スおよびクリヤ塗料を塗装す
る2コ−ト仕上げにおいて、該マイカベ−スがりん片状
コ−ティングマイカおよび金属フレ−ク顔料を含有させ
てなる塗料であること特徴とする2コ−ト塗装仕上げ方
法。 - 【請求項2】 カラ−ベ−ス、マイカベ−スおよびクリ
ヤ塗料を塗装する3コ−ト仕上げにおいて、該マイカベ
−スがりん片状コ−ティングマイカおよび金属フレ−ク
顔料を含有させてなる塗料であること特徴とする3コ−
ト塗装仕上げ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4540695A JPH08238451A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 塗装仕上げ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4540695A JPH08238451A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 塗装仕上げ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08238451A true JPH08238451A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=12718380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4540695A Pending JPH08238451A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 塗装仕上げ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08238451A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000218223A (ja) * | 1999-01-29 | 2000-08-08 | Nof Corp | 複層塗膜形成方法 |
JP2002263567A (ja) * | 2001-03-13 | 2002-09-17 | Nissan Motor Co Ltd | 金属感外観積層塗膜及びその形成方法 |
-
1995
- 1995-03-06 JP JP4540695A patent/JPH08238451A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000218223A (ja) * | 1999-01-29 | 2000-08-08 | Nof Corp | 複層塗膜形成方法 |
JP2002263567A (ja) * | 2001-03-13 | 2002-09-17 | Nissan Motor Co Ltd | 金属感外観積層塗膜及びその形成方法 |
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