[go: up one dir, main page]

JP4314466B2 - 積層塗膜の形成方法、積層塗膜および塗装物 - Google Patents

積層塗膜の形成方法、積層塗膜および塗装物 Download PDF

Info

Publication number
JP4314466B2
JP4314466B2 JP2003374005A JP2003374005A JP4314466B2 JP 4314466 B2 JP4314466 B2 JP 4314466B2 JP 2003374005 A JP2003374005 A JP 2003374005A JP 2003374005 A JP2003374005 A JP 2003374005A JP 4314466 B2 JP4314466 B2 JP 4314466B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigment
color
coating film
color base
paint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003374005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005137952A (ja
Inventor
鋭也 北村
Original Assignee
Basfコーティングスジャパン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Basfコーティングスジャパン株式会社 filed Critical Basfコーティングスジャパン株式会社
Priority to JP2003374005A priority Critical patent/JP4314466B2/ja
Publication of JP2005137952A publication Critical patent/JP2005137952A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4314466B2 publication Critical patent/JP4314466B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

本発明は、たとえば自動車、オートバイ、家電製品およびその部品等を対象とする工業塗装用として好適な光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜を与える積層塗膜と意匠性塗膜形成方法およびこの方法により塗装された塗装物に関する。
高い意匠性が必要とされる自動車の塗装においては、光輝性材料を含有する光輝性塗料組成物を用いた高彩度の塗膜が必要とされている。特に、光輝性材料の特徴を生かした高光輝性、高粒子感を備えた高彩度の塗膜の要求が高く、この要求を達成すべく意匠性の開発が行われている。
例えば、着色アルミニウムフレーク顔料を含有するカラーベース塗膜層を形成した後、該カラーベース塗膜層上に光輝性クリヤー塗膜層を形成し、さらに、該光輝性クリヤー塗膜層上にトップクリヤー塗膜層を形成する光輝性塗膜形成方法が提案されている(特許文献1の請求項1参照)。この方法では、彩度が高く深みがあり、光輝感、粒子感が強い塗膜は得られるが、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜は得られない。
特開2001−179171号公報
また、着色性を有する光輝性顔料および着色顔料を含有する光輝性ベースを形成した後、着色顔料を含有するカラークリヤー塗膜を形成する光輝性塗膜形成方法において、(a)前記着色性を有する光輝性顔料の色相Hが、マンセル色相環100に対して光輝性ベース塗膜中の着色顔料色のマンセル表色系における色相Hを0とし、右廻り+50、左廻り−50で表示した際に、+25〜+50、または−25〜−50の色相範囲であること、および(b)前記カラークリヤー塗膜中の着色顔料色のマンセル表示系における色相Hが、H−10≦H≦H+10にあり、前記光輝性ベース塗膜のマンセル表色系における彩度Cが、3以上、かつ前記光輝性ベース塗膜と前記カラークリヤー塗膜色との複合塗膜のマンセル表示系における彩度Cと前記Cとの関係が、C/C≧1.2である光輝性塗膜形成方法が提案されている(特許文献2の特許請求の範囲参照)。しかし、この方法では、複合して形成された塗膜の彩度の向上、立体感のある光輝感を発現する塗膜は得られるが、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜は得られない。
特開2001−232283号公報
また、光輝性ベース塗膜、カラークリヤーベース塗膜、クリヤートップ塗膜を形成する工程において、マンセル色相環100に対して光輝性ベース塗膜の色相をマンセル表示系における色相0とし、左廻り+50、右廻り−50で表示した際に、カラークリヤーベース塗膜のマンセル表示における色相Hが、0〜+20、または、0〜−20の色相範囲にすることを特徴とする光輝性塗膜形成方法が提案されている(特許文献3の特許請求の範囲参照)。しかし、この方法では、高耐候性で着色性を有する輝度感が強く深み感のある光輝感を有する塗膜は得られるが、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜は得られない。
特開2002−273332号公報
また、(1)着色成分および/または光輝材を含有している第1塗料を塗布して第1塗膜を形成する工程、(2)第1塗膜を焼付硬化せずに、その上に、着色成分を含有している第2塗料を塗布して第2塗膜を形成する工程(3)さらに、第2塗膜を焼付硬化せずに、その上にクリア塗料を塗布してクリア塗膜を形成する工程を含む多層塗膜形成方法であって、第2塗料の着色成分の含有量が塗料中の樹脂固形分に対して0.01〜1質量部であることを特徴とする高意匠性多層塗膜形成方法が提案されている(特許文献4の請求項1参照)。しかし、この方法では、色に深みがあり、彩度の高い塗膜は得られるが、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜は得られない。
特開2001−314807号公報
また、下地層の上にカラーベース層を形成し、その上にカラークリヤー層を形成して成る塗膜構造であって、表面粗さが±2μ以下のカラーベース層と100分割マンセル色相環において、カラーベース層の着色材の色に対し±10の範囲内にある色相を有し、層内からの反射率が0.1%以下である染料入りカラークリヤー層をもつ塗膜構造が提案されている(特許文献5の請求項1参照)。しかし、この方法では、染料入りのカラークリヤーを用いるため経時でのカラークリヤーの色相の安定性が問題となる。また、低明度、高彩度で且つ純粋で、深み感、透明感が向上した塗膜構造は得られるが、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜は得られない。
特開平6−15229号公報
本発明の目的は、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜を与える意匠性塗膜形成方法およびこの方法により塗装された塗装物を提供することである。
本発明者らは、これらの問題点を解決するために鋭意研究を進めた結果、被塗物表面に、第1カラーベース塗料、第2カラーベース塗料、およびクリヤー塗料を塗装し硬化させる工程において、第1カラーベース塗膜と第2カラーベース塗膜からなる複合塗膜の明度、彩度、および第1カラーベース塗膜と第2カラーベース塗膜とクリヤー塗膜からなる複合塗膜の明度、彩度を調整することにより、また、第1カラーベース塗料、第2カラーベース塗料およびクリヤー塗料における顔料成分の比率を種々調整することにより、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜を与える意匠性塗膜形成方法および塗装物が得られることを見出し、これらの知見に基づいて本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、第1カラーベース塗料、第2カラーベース塗料、クリヤー塗料を順次塗装し硬化させて積層塗膜を得る方法であって、
第1カラーベース塗料において樹脂固形分100質量部に対して着色顔料および微小鱗片状顔料が合計量で2〜120質量部、着色顔料/微小鱗片状顔料比が0/0〜10/90であり、第2カラーベース塗料において樹脂固形分100質量部に対して着色顔料または着色顔料と微小鱗片状顔料とが0.01〜10質量部、着色顔料/微小鱗片状顔料比が100/0〜0/0であり、クリヤー塗料において樹脂固形分100質量部に対して着色顔料が0〜3質量部であり、前記微小鱗片状顔料が、アルミニウムフレーク顔料、蒸着アルミニウムフレーク顔料、金属酸化物被覆アルミニウムフレーク顔料、着色アルミニウムフレーク顔料、金属酸化物被覆マイカ顔料、金属酸化物被覆合成マイカ顔料を含み、
第1カラーベース塗料を塗装し硬化させてなる塗膜のマンセルバリューをVB、マンセルクロマをCB、第1カラーベース塗膜に前記第2カラーベース塗料を塗装し硬化させてなる2層塗膜のマンセルバリューをVB、マンセルクロマをCB、第1カラーベース塗膜に第2カラーベース塗料を塗装した後さらにクリヤー塗料を塗装し硬化させてなる3層塗膜のマンセルバリューをVT、マンセルクロマをCTとしたとき、以下の関係が満足されることを特徴とする。
VB=0〜6
CB=0〜10
VB≦0.8VB
CB≦0.8CB
0.1VB≦VT≦3VB
0.1CB≦CT≦3CB
また、本発明は、前記方法により形成されたことを特徴とする、積層塗膜に係るものである。また、本発明は、基材と、この基材上に形成された前記積層塗膜とを備えていることを特徴とする、塗装物に係るものである。
好適な実施形態においては、着色顔料が有機顔料または無機顔料である。また、微小鱗片状顔料がアルミニウムフレーク顔料、蒸着アルミニウムフレーク顔料、金属酸化物被覆アルミニウムフレーク顔料、着色アルミニウムフレーク顔料、金属酸化物被覆マイカ顔料、金属酸化物被覆合成マイカ顔料であり、これらから一種または二種以上を選択できる。
本発明の効果として、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜を得ることができる。
以下に、本発明の構成について詳述する。
本発明の第1カラーベース塗料は、着色顔料と微小鱗片状顔料を配合してなる塗料であって、微小鱗片状顔料の光輝感と粒子感を発現させる。
また、本発明の第2カラーベース塗料は、着色顔料または着色顔料と微小鱗片状顔料からなる塗料であって、第1カラーベース塗膜上に第2カラーベース塗膜を形成した場合、微小鱗片状顔料の光輝感と粒子感を抑える効果がある。また、上記第1カラーベース塗膜と上記第2カラーベース塗膜の複合塗膜にさらにクリヤー塗料を塗装し3層塗膜とすることにより、落ち着いた色調および陰影のある光輝性が発現する。
ここで述べるマンセルバリュー、マンセルクロマは、マンセルシステムによる色表示を行う場合に用いられる尺度であり、それぞれ、明度、彩度を意味する。例えば、「カラーコーディネーションの基礎」(2002年9月20日発行第2版、東京商工会議所)51〜54ページに詳しく述べられている。
なお、ここで使用するマンセルバリュー、マンセルクロマの値は、DATA PROCESSOR DP−300(商品名、ミノルタ株式会社製)を用いて測定した際に得られる値である。
第1カラーベース塗膜のマンセルバリューVBは0〜6、好ましくは0〜5、さらに好ましくは0〜3である。また、マンセルクロマCBは0〜10、好ましくは0〜8、さらに好ましくは0〜6である。
第1カラーベース塗料において、マンセルバリューVBが6を超えるか、またはマンセルクロマCBが10を超える場合、更にマンセルバリューVBが6を超えかつマンセルクロマCBが10を超える場合、第1ベースコートの明度および/または彩度が高くなり、第1ベースコートの光輝感および粒子感の発現が不十分となり、光輝材の光輝感と粒子感が低い塗膜となり好ましくない。
また、第1カラーベース塗膜に第2カラーベース塗料を塗装し硬化させた複合塗膜のマンセルバリューVBが0.8VB以下、好ましくは0.6VB以下、さらに好ましくは0.4VB以下である。また、第1カラーベース塗膜に第2カラーベース塗料を塗装し硬化させた塗膜のマンセルクロマCBが0.8CB以下、好ましくは0.6CB以下、さらに好ましくは0.4CB以下である。
VBが0.8VBを超え、および/またはCBが0.8CBを超える場合、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されず、落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜が得られない。
第1カラーベース塗料、第2カラーベース塗料に使用される着色顔料としては、従来から塗料用として使用される顔料が挙げられる。有機顔料としては、例えば、アゾレーキ系顔料、フタロシアニン系顔料、インジゴ系顔料、ペリレン系顔料、キノフタロン系顔料、ジオキサジン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属錯体顔料等が挙げられる。また、無機顔料としては、例えば、黄色酸化鉄、べんがら、二酸化チタン、カーボンブラック等が挙げられる。
また、微小鱗片状顔料であるアルミニウムフレーク顔料、着色アルミニウムフレーク顔料、金属酸化物被覆アルミニウムフレーク顔料、蒸着アルミニウムフレーク顔料は、粒子径は2〜30μm、好ましくは4〜30μm、さらに好ましくは5〜25μmであり、厚さは0.01〜2.5μm、好ましくは0.02〜1.5μmであり、1種または2種以上を使用することができる。
上記アルミニウムフレーク顔料は塗膜に隠蔽性および金属調のメタリック感を付与する顔料であり、アルミニウムフレークをステアリン酸のような脂肪酸とともにボールミルで粉砕処理する通常の方法によって調整されたリーフィングまたはノンリーフィング系のアルミニウムフレークであってよい。さらに基体のアルミニウムフレークに有機着色顔料または無機着色顔料を薄片状にコーティングした着色アルミニウムフレーク顔料を用いてもよい。
また、他の微小鱗片状顔料として、金属酸化物被覆マイカ顔料、金属酸化物被覆合成マイカ顔料が挙げられ、粒子径は2〜70μm、好ましくは4〜60μm、さらに好ましくは5〜50μmであり、厚さは0.1〜2.5μm、好ましくは0.2〜2.0μmである。
上記金属酸化物被覆マイカ顔料、金属酸化物被覆合成マイカ顔料は天然もしくは合成のマイカ粉末(雲母粉末)に、金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料は酸化アルミニウム粉末に、TiO、Fe、SnO、ZrO等の金属酸化物により被覆されたものである。
第1カラーベース塗料に含有される着色顔料および微小鱗片状顔料は、樹脂固形分100質量部に対して2〜120質量部、好ましくは2〜100質量部、さらに好ましくは2〜50質量部である。2質量部未満の場合は、第1カラーベース塗膜の下地の隠蔽が不十分となり、120質量部を越す場合は、塗膜外観の低下が生ずるため好ましくない。
また、着色顔料/微小鱗片状顔料比は50/50〜10/90である。着色顔料と微小鱗片状顔料の比率において、微小鱗片状顔料が少ない場合は、光輝材の光輝性および粒子感の発現が不十分となり好ましくない。また、微小鱗片状顔料が多い場合は、第1カラーベース塗膜が下地を隠蔽するのに塗装回数が増え、好ましくない。
第2カラーベース塗料に含有される着色顔料および微小鱗片状顔料(合計量)は、樹脂固形分100質量部に対して0.01〜10質量部、好ましくは0.01〜7質量部、さらに好ましくは0.01〜5質量部である。0.01質量部未満の場合は、第1カラーベース塗膜の光輝感および粒子感が抑制できず、10質量部をこえる場合は第1ベースコートの光輝性および粒子感が消失し好ましくない。
また、着色顔料/微小鱗片状顔料比は100/0〜70/30である。着色顔料と微小鱗片状顔料の比率において、微小鱗片状顔料が多い場合は、光輝材の光輝性および粒子感が抑制できないので好ましくない。
次に、第1カラーベース塗膜に第2カラーベース塗料を塗装しさらにクリヤー塗料を塗装して硬化させた複合塗膜のマンセルバリューVTが0.1VB〜3VB、好ましくは0.1VB〜2VB、さらに好ましくは0.1VB〜1.5VBである。また、第1カラーベース塗膜に第2カラーベース塗料を塗装しさらにクリヤー塗料を塗装して硬化させた複合塗膜のマンセルクロマCTが0.1CB〜3CB、好ましくは0.1CB〜2CB、さらに好ましくは0.1CB〜1.5CBである。
VTおよび/またはCTが0.1未満の場合は、光輝材の光輝性および粒子感の発現が不十分となり好ましくない。また、VTおよび/またはCTが3を超える場合は、彩度が高くなり過ぎ、落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜が得られなくなり、好ましくない。
上記複合塗膜を形成するクリヤー塗料に使用される着色顔料は、従来から塗料用として使用される顔料が挙げられる。有機顔料としては、例えば、アゾレーキ系顔料、フタロシアニン系顔料、インジゴ系顔料、ペリレン系顔料、キノフタロン系顔料、ジオキサジン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属錯体顔料等が挙げられる。また、無機顔料としては、例えば、黄色酸化鉄、べんがら、二酸化チタン、カーボンブラック等が挙げられる。さらに、耐候性に影響が出ない程度に、染料を使用することも可能である。
ここで、クリヤー塗料に含有される着色顔料は、樹脂固形分100質量部に対して0〜3質量部、好ましくは0〜2質量部、さらに好ましくは0〜1質量部である。着色顔料が3質量部を超える場合は、光輝材の光輝性および粒子感が得られないので好ましくない。
第1カラーベース塗料、第2カラーベース塗料に用いる熱硬化性樹脂成分としては、架橋性官能基を有し、アクリル系モノマーと他のエチレン系不飽和モノマーと共重合させてなるアクリル樹脂、多塩基酸と多価アルコールを加熱縮合して得られるポリエステル樹脂、多塩基酸と多価アルコールにさらに油脂・油脂脂肪酸(大豆油、アマニ油、ヤシ油、ステアリン酸等)、天然樹脂(ロジン、コハク等)等の変性剤を反応させて変性させて得られるアルキド樹脂、ポリウレタン樹脂等が挙げられ、特に、アクリル樹脂およびポリエステル樹脂が好ましく用いられる。これらは、2種以上を組み合わせて使用することもできる。架橋剤は、メラミン樹脂、尿素樹脂、イソシアネート樹脂、ブロックイソシアネート樹脂、アミン系樹脂、ポリアミン系樹脂、多価カルボン酸系樹脂等から選ばれ、これらは、2種以上を組み合わせて使用することもできる。これらの熱硬化性樹脂成分と架橋剤は混合して使用され、加熱または常温で硬化反応を進行させることができる。
第1カラーベース塗料、第2カラーベース塗料の塗膜形成用樹脂と架橋剤の割合としては、固形分換算で塗膜形成用樹脂が90〜50質量%、架橋剤が10〜50質量%であり、好ましくは塗膜形成用樹脂が85〜60質量%であり、架橋剤が15〜40質量%である。架橋剤が10質量%未満では(塗膜形成用樹脂が90質量%を超えると)、塗膜中の架橋が十分でない。一方、架橋剤が50質量%を超えると(塗膜形成用樹脂が50質量%未満では)、塗料組成物の貯蔵安定性が低下するとともに硬化速度が大きくなるため、塗膜外観が悪くなる。
本発明の第1カラーベース塗料、第2カラーベース塗料の塗料組成物の形態としては特に限定されず、溶剤型、水分散型、水溶型、粉体型のいずれであっても良いが、好ましくは溶剤型である。溶剤型の場合は、トルエン、キシレン等の炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸エチル、セロソルブアセテート、ブチルセロソルブ等のエステル類、アルコール類等の有機溶剤で溶解または分散した液状の状態で使用される。
本発明の積層塗膜の意匠性塗膜形成方法および塗装物に関しては、基材に第1カラーベース塗料を塗装し、塗膜を形成した後、第1カラーベース塗膜上に第2カラーベース塗料を塗装し塗膜を形成する。さらに、第2カラーベース塗膜上にクリヤー塗料を用いて意匠性塗膜を形成するものである。
上記基材としては、限定されるものでなく、鉄、アルミニウム、銅またはこれらの合金等の金属類、ガラス、セメント、コンクリート等の無機材料、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂類や各種のFRP等のプラスチック材料、木材、繊維材料(紙、布等)等の天然または合成材料等が挙げられる。
上記基材に第1ベースコート塗料を塗装するに先立ち、必要に応じて、化成処理、下塗り塗装、中塗り塗装等を施しておいてもよい。
本発明の意匠性塗膜形成方法および塗装物に関しては、まず、微小鱗片状顔料を光輝材とした光輝感および粒子感のある第1カラーベース塗膜を形成し、しかる後に、第1カラーベース塗膜の光輝性および粒子感を抑制できる隠蔽性の低い第2カラーベース塗膜層を形成する。さらにクリヤー塗膜を形成し、複合塗膜とすることにより、光輝材の光輝感および粒子感が抑制され、落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜となる。この時、第1カラーベース塗膜に第2カラーベース塗膜を形成した複合塗膜に、光輝材の光輝感および粒子感が抑制され、落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜が形成されていれば、着色顔料を含有しないクリヤー塗料を塗装しても良い。このクリヤー塗膜の塗装によりさらに塗膜外観を向上させることが可能である。
第1カラーベースの塗装膜厚は第1カラーベースの硬化塗膜として、特に制限はないが一般に5〜30μmの範囲で塗装される。また、第2カラーベースの塗装膜厚は第2カラーベースの硬化塗膜として、特に制限はないが一般に3〜30μmの範囲で塗装される。
クリヤー塗料の塗料組成物の形態としては特に限定されず、溶剤型、水分散型、水溶型、粉体型のいずれであっても良いが、好ましくは溶剤型である。溶剤型の場合は、トルエン、キシレン等の炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸エチル、セロソルブアセテート、ブチルセロソルブ等のエステル類、アルコール類等の有機溶剤で溶解または分散した、公知の熱硬化性樹脂組成物を配合した液状塗料である
クリヤー塗料に用いる熱硬化性樹脂成分としては、従来公知の材料が使用できる。例えば、架橋性官能基を有するアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂等から選ばれる基体樹脂と、メラミン樹脂、尿素樹脂、イソシアネート樹脂、ブロックイソシアネート樹脂等から選ばれる架橋剤から構成される樹脂成分が挙げられる。また、架橋反応がカルボキシル基(ブロックされたカルボキシル基を含む)とエポキシ基によるものおよびシラノール基の自己縮合やシラノール基とヒドロキシル基の架橋剤反応によるものなども挙げられる。
クリヤー塗料は、硬化した状態の第2カラーベース塗膜上に塗装しても良いし、未硬化状態の第2カラーベース塗膜上にウェットオンウェットで塗装しても良い。塗装方法はエアースプレー、エアレススプレー、静電塗装等の方法で行うことができる。特に限定しないがクリヤーの塗装膜厚は硬化塗膜として一般に15〜60μmの範囲が好ましい。
前記第1カラーベース塗料、第2カラーベース塗料、およびクリヤー塗料に使用される熱硬化性樹脂成分の架橋性官能基としては、架橋剤と架橋反応が可能な従来公知のものが使用される。例えば、エポキシ基、シラノール基、アルコキシシラン基、ヒドロキシル基、ブロック化カルボキシル基、アミノ基、イミノ基、イソシアネート基、ブロック化イソシアネート基、シクロカーボネート基、ビニルエーテル基、ビニルチオエーテル基、アミノメチロール基、アルキル化アミノメチロール基、アセタール基、ケタール基等が挙げられる。
第1カラーベース塗料、第2カラーベース塗料、およびクリヤー塗料には、上記成分の他に、塗料や塗膜の性能を改善することを目的として、沈降防止剤、硬化触媒、紫外線吸収剤、酸化防止剤、レベリング剤、表面調整剤、タレ止め剤、増粘剤、消泡剤、滑剤、架橋性重合体粒子(ミクロゲル)等を適宜添加することができる。
基材上に前記第1カラーベース塗料、第2カラーベース塗料、およびクリヤー塗料を塗装し、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜を形成する方法として、この順に3層をウェットオンウェットで塗装し、ついで3層を同時に硬化させる3コート1ベーク、第1カラーベース塗料を硬化させた後、第2カラーベース塗料を塗装し該塗膜上にウェットオンウェットでクリヤーコート塗料を塗装した後、同時硬化させる3コート2ベーク、第1カラーベース塗料、第2カラーベース塗料、およびカラークリヤー塗料を順次塗装し、塗装ごとに順次硬化させる3コート3ベークが挙げられる。常温から160℃の範囲で架橋硬化させることが可能である。常温から100℃では、2液ウレタン塗料の使用が好ましく、100℃から160℃では、たとえば、1液型のアクリルメラミン塗料の使用が好ましいが、特にこれらに限定されるものではない。
これらの塗料の塗装方法は、霧化式塗装機を用い、エアースプレー、エアレススプレー、静電塗装等の公知の塗装方法で行うことができる。
以下に本発明を製造例、実施例、比較例により更に具体的に説明する。特に明記しない限り「部」および「%」はそれぞれ「質量部」および「質量%」を意味する。また、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(製造例1(樹脂溶液の製造))
温度計、かきまぜ機、還流用コンデンサーおよびモノマー滴下装置を備えたガラス製の2リットルフラスコに300部のキシレンを仕込み、徐々に昇温して還流状態にする。還流状態に保ちながら、スチレン75部、メチルメタクリレート140部、ブチルメタクリレート149部、ブチルアクリレート50部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート75部、アクリル酸10部とパーブチルZ(日本油脂株式会社社製、t−ブチルペルオキシベンゾエート、重合開始剤)1部の混合溶液を、3時間を要して滴下装置から滴下した。滴下終了後3時間還流状態に保ち、ついでパーブチルZ 0.5部およびキシレン10部を混合し、滴下装置から滴下した。さらに、2時間還流温度に保ち反応を続けた後、酢酸ブチル189.5部を加え室温まで冷却して、水酸基価65mgKOH/g、不揮発分50%の水酸基含有アクリル樹脂溶液(a)を得た。
(第1カラーベース塗料(A−1)の作製)
表1中、A−1に示す着色顔料、ピグメントブラックFW200ビーズ 0.8%,イルガジンDPPレッド 0.5%,製造例1で得られたアクリル樹脂溶液(a)の一部である10%をアトライターに仕込み最大粒子径10μm以下になるまで分散し、ミルベースとした。次に、表1中、A−1に示す微小鱗片状顔料、シラリックT60−21WNTソラリスレツド 3%およびイリオジン504WNTレッド 3%を酢酸ブチル20%で顔料粒子が均一になるまで溶解した溶解ベースに、上記ミルベースを11.3%加え、さらに残りの成分を加え第1カラーベース塗料(A−1)を作製した。
(第1カラーベース塗料(A−2)〜(A−21)の作製)
カラーベース塗料(A−1)の作製と同様に、表1〜3に示す着色顔料とアクリル樹脂溶液(a)の一部である10%でミルベースを作製し、微小鱗片状顔料を溶剤で均一になるまで溶解した溶解ベースにミルベース、残りの成分を配合し、表1〜3に示す第1カラーベース塗料(A−2)〜(A−21)を作製した。
(第1カラーベース塗料(A−22)の作製)

表3中、A−22に示す着色顔料、ピグメントブラックFW200ビーズ 0.4%,イルガジンDPPレッド 1%,製造例1で得られたアクリル樹脂溶液(a)の一部である10%をアトライターに仕込み最大粒子径10μm以下になるまで分散し、ミルベースとした。次に、表1中、A−1に示す微小鱗片状顔料、シラリックT60−21WNTソラリスレツド 3%およびイリオジン504WNTレッド 3%を酢酸ブチル20%で顔料粒子が均一になるまで溶解した溶解ベースに、上記ミルベースを11.4%加え、さらにポリイソシアネート樹脂溶液であるスミジュールN75 6.57%を含む残りの成分を加え、第1カラーベース塗料(A−22)を作製した。
Figure 0004314466
Figure 0004314466
Figure 0004314466
(第2カラーベース塗料(B−1)の作製)

表4中、B−1に示す着色顔料、モナーク1300 0.12%,シアニンブルーG314 0.1%,製造例1で得られたアクリル樹脂溶液(a)の一部である10%をアトライターに仕込み最大粒子径10μm以下になるまで分散し、ミルベースとした。該ミルベースを10.22%に、残りの成分を加え、第2カラーベース塗料(B−1)を作製した。
(第2カラーベース塗料(B−2)〜(B−9)の作製)
カラーベース塗料(B−1)の作製と同様に、表4、表5に示す着色顔料とアクリル樹脂溶液(a)の一部である10%でミルベースを作製し、微小鱗片状顔料を溶剤で均一になるまで溶解した溶解ベースにミルベース、残りの成分を配合し、表4、表5に示す第2カラーベース塗料(B−2)〜(B−9)を作製した。
(第2カラーベース塗料(B−10)の作製)

表5中、B−10に示す着色顔料、モナーク1300 0.12%,シアニンブルーG314 0.1%,製造例1で得られたアクリル樹脂溶液(a)の一部である10%をアトライターに仕込み、最大粒子径10μm以下になるまで分散し、ミルベースとした。次に、表5中、B−10に示す微小鱗片状顔料、シラリックT60−21WNTソラリスレツド 0.1%を酢酸ブチル 5%で顔料粒子が均一になるまで溶解した溶解ベースに、上記ミルベースを10.22%加え、さらに残りの成分を加え、第2カラーベース塗料(B−10)を作製した。
(第2カラーベース塗料(B−11)〜(B−13)の作製)
カラーベース塗料(B−10)の作製と同様に、表5に示す着色顔料とアクリル樹脂溶液(a)の一部である10%でミルベースを作製し、微小鱗片状顔料を溶剤で均一になるまで溶解した溶解ベースにミルベース、残りの成分を配合し、表5に示す第2カラーベース塗料(B−11)〜(B−13)を作製した。
(第2カラーベース塗料(B−14)の作製)

表5中、B−14に示す着色顔料、モナーク1300 0.12%,シアニンブルーG314 0.1%,製造例1で得られたアクリル樹脂溶液(a)の一部である10%をこの比率になるようにアトライターに仕込み最大粒子径10μm以下になるまで分散し、ミルベースとした。該ミルベース10.22%にポリイソシアネート樹脂溶液であるスミジュールN75 8.79%を含む残りの成分を加え、第2カラーベース塗料(B−14)を作製した。
Figure 0004314466
Figure 0004314466
(クリヤー塗料(C−1)の作製)
製造例1で得た水酸基含有アクリル樹脂(a)およびメラミン樹脂を用いて、表6に示す比率で配合し、クリヤー塗料(C−1)を作製した。
(クリヤー塗料(C−2)の作製)

表6中、C−2に示す着色顔料、モナーク1300 0.06%,シアニンブルーG314 0.04%,製造例1で得られたアクリル樹脂溶液(a)の一部である10%をアトライターに仕込み最大粒子径10μm以下になるまで分散し、ミルベースとした。該ミルベースを10.1%に、残りの成分を加えクリヤー塗料(C−2)を作製した。
(クリヤー塗料(C−3)〜(C−7)の作製)
クリヤー塗料(C−2)の作製と同様に、表6に示す着色顔料とアクリル樹脂溶液(a)の一部である10%でミルベースを作製し、ミルベースに、残りの成分を配合し、表6に示す比率で配合しクリヤー塗料(C−3)〜(C−7)を作製した。
(クリヤー塗料(C−8)の作製)
製造例1で得た水酸基含有アクリル樹脂(a)およびポリイソシアネート樹脂溶液であるスミジュールN75、残りの成分を、表6に示す比率で配合し、クリヤー塗料(C−8)を作製した。
Figure 0004314466
上記表1〜6において、添字は以下のものを示す。
1):商品名、メルク株式会社製、金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料(平均粒子径=17.1μm、金属酸化物:TiO)、ゴールド色、不揮発分=100%
2):商品名、メルク株式会社製、金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料(平均粒子径=18.6μm、金属酸化物:TiO)、レッド色、不揮発分=100%
3):商品名、メルク株式会社製、金属酸化物被覆マイカ顔料(平均粒子径=18.7μm、金属酸化物:Fe)、レッド色、不揮発分=100%
4):商品名、東洋アルミニウム株式会社製、アルミニウム顔料(平均粒子径=16μm)、不揮発分=71%
5):商品名、三井サイテック株式会社製、混合アルキル化メラミン樹脂、不揮発分=100%
6):商品名、デグサ株式会社製、カーボンブラック、無機顔料
7):商品名、石原産業株式会社製、酸化チタン、無機顔料
8):商品名、チバスペシャリティケミカルズ株式会社製、レッド顔料、有機顔料
9):商品名、山陽色素株式会社製、ブルー顔料、有機顔料
10):商品名、BASF株式会社製、イエロー顔料、無機顔料
11):商品名、住友バイエルウレタン株式会社製、ポリイソシアネート樹脂、不揮発分=75%、イソシアネート含有量=16.5%
12):商品名、キャボット株式会社製、カーボンブラック、無機顔料
(外観評価板の作製)
ブリキ板上に、「ハイエピコNo.500シーラーホワイト」(日本油脂BASFコーティングス株式会社製、商品名)を硬化後膜厚が30μmになるようにエアースプレー塗装し、5分セット後140℃で20分間焼付け硬化させて中塗板を作製した。
(実施例1)
上記中塗り塗板上に、表1に示す第1カラーベースト塗料(A−1)100部に対してトルエン50部、酢酸ブチル50部からなる希釈シンナーで希釈したものを、エアースプレーにて塗装し、第1カラーベース塗膜とした。25℃で5分セット後、該第1ベースコート塗面上に表4に示す第2カラーベース塗料(B−1)100部に対してトルエン50部、酢酸ブチル50部からなる希釈シンナーで希釈したものを、エアースプレーにて塗装し第2カラーベース塗膜とした。25度で5分セット後、該第2カラーベース塗面上にクリヤー塗料(C−1)100部に対してトルエン50部、酢酸ブチル50部からなる希釈シンナーで希釈したものを、エアースプレーにて塗装した(表7)。
25℃で10分セット後、該複層塗膜を140℃で20分間焼付け硬化させて塗板を作製した。該複層塗膜の硬化後の膜厚は、第1カラーベース塗膜は10μm、第2カラーベース塗膜は8μm、クリヤー塗膜は30μmであった。
(実施例2〜7および実施例10〜20、参考例1〜9
実施例1と同様にして、表7〜10に示す実施例2〜7および実施例10〜20、本発明外の参考例の塗板を作製した。ただし、実施例2、6、7、10、11、20、参考例4,5,6においては、複層塗膜の硬化後の膜厚は、第1カラーベース塗膜は15μm、第2カラーベース塗膜は8μm、クリヤー塗膜は30μmであった。実施例3、4、5、参考例1においては、複層塗膜の硬化後の膜厚は、第1カラーベース塗膜は20μm、第2カラーベース塗膜は8μm、クリヤー塗膜は30μmであった。参考例2、3においては、複層塗膜の硬化後の膜厚は、第1カラーベース塗膜は10μm、第2カラーベース塗膜は8μm、クリヤー塗膜は30μmであった。実施例15においては、複層塗膜の硬化後の膜厚は、第1カラーベース塗膜は15μm、第2カラーベース塗膜は10μm、クリヤー塗膜は30μmであった。実施例16においては、複層塗膜の硬化後の膜厚は、第1カラーベース塗膜は15μm、第2カラーベース塗膜は12μm、クリヤー塗膜は30μmであった。実施例17、参考例7、8においては、複層塗膜の硬化後の膜厚は、第1カラーベース塗膜は15μm、第2カラーベース塗膜は6μm、クリヤー塗膜は30μmであった。実施例18、19においては、複層塗膜の硬化後の膜厚は、第1カラーベース塗膜は15μm、第2カラーベース塗膜は3μm、クリヤー塗膜は30μmであった。参考例9においては、複層塗膜の硬化後の膜厚は、第1カラーベース塗膜は15μm、第2カラーベース塗膜は6μm、クリヤー塗膜は27μmであった。
(実施例8)
予め準備した中塗り塗板上に、表3に示す第1カラーベース塗料(A−22)100部に対してトルエン50部、酢酸ブチル50部からなる希釈シンナーで希釈したものを、エアースプレーにて塗装し、第1カラーべース塗膜とした。該第1カラーベース塗料は、ウレタン硬化剤としてスミジュールN−75(商品名、住友バイエルウレタン株式会社、固形分=75%、イソシアネート含有量=16.5%)を使用した2液ウレタン塗料である。25℃(常温)で5分セット後、第1カラーベース塗面上に表5に示す第2カラーベース塗料(B−14)100部に対してトルエン50部、酢酸ブチル50部からなる希釈シンナーで希釈したものを、エアースプレーにて塗装し第2カラーベース塗膜とした。該第2カラーベース塗料は、ウレタン硬化剤としてスミジュールN−75(商品名、住友バイエルウレタン株式会社、固形分=75%、イソシアネート含有量=16.5%)を使用した2液ウレタン塗料である。25℃で10分セット後、該第2カラーベース塗面上に表6に示すクリヤー塗料(C−8)100部に対してトルエン50部、酢酸ブチル50部からなる希釈シンナーで希釈したものを、エアースプレーにて塗装した。該クリヤー塗料は、ウレタン硬化剤としてスミジュールN−75(商品名、住友バイエルウレタン株式会社、固形分=75%、イソシアネート含有量=16.5%)を使用した2液ウレタン塗料である。塗装後、25℃で3日間常温放置した。該複層塗膜の硬化後の膜厚は、第1カラーベース塗膜は15μm、第2カラーベース塗膜は8μm、クリヤー塗膜は30μmであった。
(実施例9)
予め準備した中塗り塗板上に、表1に示す第1カラーベース塗料(A−2)100部に対してトルエン50部、酢酸ブチル50部からなる希釈シンナーで希釈したものを、エアースプレーにて塗装し、第1ベースコート塗膜とした。25℃で5分セット後、該第1カラーベース塗面上に表4に示す第2カラーベース塗料(B−1)100部に対してトルエン50部、酢酸ブチル50部からなる希釈シンナーで希釈したものを、エアースプレーにて塗装し第2カラーベース塗膜とした。25度で5分セット後、該複層塗膜を140℃で20分間焼付け硬化させた。次いで、該第2カラーベース塗面上に表6に示すクリヤー塗料(C−8)100部に対してトルエン50部、酢酸ブチル50部からなる希釈シンナーで希釈したものを、エアースプレーにて塗装した。該クリヤー塗料は、ウレタン硬化剤としてスミジュールN−75(商品名、住友バイエルウレタン株式会社、固形分=75%、イソシアネート含有量=16.5%)を使用した2液ウレタン塗料である。塗装後、25℃で3日間常温放置した。該複層塗膜の硬化後の膜厚は、第1カラーベース塗膜は15μm、第2カラーベース塗膜は8μm、クリヤー塗膜は30μmであった。
(比較例1〜13)
実施例1と同様にして、表11及び表12に示す比較例1〜13の塗板を作製した。
実施例1〜20、参考例1〜9および比較例1〜13の塗板について次に示す基準で各項目を評価した。
(下地の隠蔽)
◎:下地を完全に隠蔽している。
○:下地を隠蔽し実用上問題ない。
△:下地がすけて見える。
×:下地が完全にすける。
(第1カラーベースの光輝感と粒子感)
◎:光輝感および粒子感が充分ある。
○:実用上問題のない光輝感と粒子感がある。
△:光輝感および粒子感が不十分である。
×:光輝感および粒子感がない。
(第1カラーベース/第2カラーベース複合塗膜(2層塗膜)の光輝感と粒子感の抑制)
◎:光輝感と粒子感が充分抑制されている。
○:光輝感と粒子感が実用上問題ない程度に抑制されている。
△:効果が不十分である。
×:効果がない。
(光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある複合塗膜(3層塗膜))
◎:光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影がある。
○:実用上問題ない程度に光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調
および陰影がある。
△:効果が不充分である。
×:効果がない。
(塗膜外観(3層塗膜))
◎:問題ない。
○:吸い込みあるいはチカチカがわずかにある。
△:吸い込みあるいはチカチカがわかる。
×:吸い込みあるいはチカチカが簡単にわかる。
以上の評価基準に従い、実施例1〜20、参考例および比較例1〜13の塗板を評価し、表7〜12にまとめた。
Figure 0004314466
Figure 0004314466
Figure 0004314466
Figure 0004314466
Figure 0004314466
Figure 0004314466
表7〜10の実施例1〜2に示すように、第1カラーベース塗膜のVBが0〜6、CBが0〜10、第1カラーベース塗膜に第2カラーベース塗料を塗装し硬化させてなる塗膜のVBが0.8VB以下、CBが0.8CB以下、第1カラーベース塗膜に第2カラーベース塗料を塗装しさらにカラークリヤー塗料を塗装し硬化させてなる塗膜のVTが0.1VB〜3VB、CTが0.1CB〜3CBにあり、また第1カラーベース塗料において樹脂固形分100質量部に対して着色顔料および微小鱗片状顔料が2〜120質量部、着色顔料/微小鱗片状顔料比が90/10〜10/90、第2カラーベース塗料において樹脂固形分100質量部に対して着色顔料または着色顔料および微小鱗片状顔料が0.01〜10質量部、着色顔料/微小鱗片状顔料比が100/0〜10/90、クリヤー塗料において樹脂固形分100質量部に対して着色顔料が0〜3質量部にあり、第1カラーベース塗料、第2カラーベース塗料、クリヤー塗料を順次塗装し、硬化させることにより、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜が得られる。
表7の実施例1および2は、第1カラーベース塗膜のVBが3以下、CBが6以下、第1カラーベース塗膜に第2カラーベース塗料を塗装し硬化させてなる塗膜のVBが0.4VB以下、CBが0.4CB以下、第1カラーベース塗膜に第2カラーベース塗料を塗装しさらにカラークリヤー塗料を塗装し硬化させてなる塗膜のVTがVBと同じ値、CTがCBと同じ値であり、また第1カラーベース塗料において樹脂固形分100質量部に対して着色顔料および微小鱗片状顔料が50質量部以下、着色顔料/微小鱗片状顔料比が50/50〜10/90、第2カラーベース塗料において樹脂固形分100質量部に対して着色顔料または着色顔料および微小鱗片状顔料が5質量部以下、着色顔料/微小鱗片状顔料比が100/0でありクリヤー塗料が着色顔料を含まない場合である。両者とも非常に良い光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜が得られた。
表7の実施例3〜5は、実施例1および2と比較し、第1カラーベースのマンセルクロマCBを実施例3と4では7.5、実施例5では8.9にした場合である。この場合も、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜が得られた。
表7の実施例6,7は、実施例1および2と比較し、第1カラーベースのマンセルバリューVBを実施例6では3.4、実施例7では5.5にした場合である。この場合も、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜が得られた。
表8の実施例8は、実施例2の場合において、第1カラーベース、第2カラーベース、クリヤー塗料全てをウレタン塗料にした場合である。また、実施例9は、第1カラーベース、第2カラーベースはアクリルメラミン塗料でクリヤー塗料をウレタン塗料にした場合である。樹脂系および硬化条件が変わっても、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜が得られた。
表8の実施例10、11は、第1カラーベース塗料において樹脂固形分100質量部に対して着色顔料および微小鱗片状顔料が、75質量部(実施例10)、110質量部(実施例11)に変えた場合である。さらに、実施例15(表9)では、第2カラーベースと第1カラーベースのマンセルバリューおよびマンセルクロマの比、VB、CBを、0.63VBおよび0.7CBとした場合である。いずれの場合も、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜が得られた。
表9の実施例16〜19は、第2カラーベース塗料において、樹脂固形分100質量部に対する着色顔料の比率をかえた場合である。この場合も、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜が得られた。
表10の参考例は、第1カラーベース塗料および第2カラーベース塗料は同一とし、クリヤー塗料中の樹脂固形分100質量部に対して着色顔料の比率を変えた場合である。これによりクリヤー/第2カラーベースのマンセルバリューおよびマンセルクロマの値が変化し、たとえば、参考に示すようにVTは2.33VB、CTは2.13CBとなる。
しかし、表11の比較例1〜3に示すように、第2カラーベース塗料とクリヤー塗料が同じであっても、第1カラーベースのマンセルバリューVB、マンセルクロマCBがマンセルバリューで6を超える場合および/またはマンセルクロマで10をこえる場合は、第1カラーベースの光輝感および粒子感が不十分となり、第2カラーベースが塗装されると光輝感および粒子感が抑えられ過ぎ、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜は得られない。
比較例4に示すように、第1カラーベース塗料の樹脂固形分100に対する顔料比が1の場合は、下地の隠蔽ができないこと、また、光輝材量が少なく、第1カラーベースの光輝感および粒子感が不十分となり、第2カラーベースが塗装されると光輝感および粒子感が抑えられ過ぎ、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜は得られない。
比較例5は、第1カラーベース塗料の樹脂固形分100に対する顔料比が130の場合である。この場合は、第1カラーベースの光輝感および粒子感は得られるものの、第2カラーベースでの第1カラーベースの光輝感および粒子感の抑制が困難となり、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜は得られない。また、顔料分が多く、塗膜外観としも不十分となる。
比較例6は、第1カラーベース中の着色顔料/微小鱗片状顔料=94/6の場合である。この場合、第1カラーヘース中の微小鱗片状顔料が少なく、充分な光輝感および粒子感が得られない。また、第2カラーベースが塗装されると光輝感および粒子感が抑えられ過ぎ、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜は得られない。
比較例7は、第1カラーベース中の着色顔料/微小鱗片状顔料=4/96の場合である。この場合は、第1カラーベースの光輝感および粒子感は得られるものの、第2カラーベースでの第1カラーベースの光輝感および粒子感の抑制が困難となり、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜は得られない。
表12の比較例8は、第2カラーベースと第1カラーベースのVBが0.86VB、CBが1.36CBの場合である。この場合は、第1カラーベースの光輝感および粒子感が第2カラーベースで強調され、さらに輝度感および粒子感が向上する。この場合は、本発明の効果となる、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜とはならない。
比較例9は、第2カラーベース塗料の樹脂固形分100に対する顔料比が0.005の場合である。この場合は、第2カラーベースで第1カラーベースの光輝感および粒子感の抑制が不十分となり、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜は得られない。
比較例10は、第2カラーベース塗料の樹脂固形分100に対する顔料比が12の場合である。第2カラーベースで第1カラーベースの光輝感および粒子感が抑えされ過ぎ、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜は得られない。
比較例11は、第2カラーベース塗料の着色顔料/微小鱗片状顔料が6.83/93.17の場合である。この場合は、第2カラーベースの光輝感および粒子感が強くなり、第2カラーベースでの第1カラーベースの光輝感および粒子感の抑制が不十分となり、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜は得られない。
比較例12は、クリヤー塗料中の樹脂固形分100に対する着色顔料比が、3.5質量部となり、クリヤー/第2ベースコートのVTが3.33VB、CTが3.13CBとなった場合である。第2カラーベースでの第1カラーベースの光輝感および粒子感の抑制が不十分となると共に、クリヤーの色調が強くなり、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜は得られない。
比較例13は、クリヤー塗料中の樹脂固形分100に対する着色顔料比が、5質量部となり、クリヤー/第2ベースコートのVTが0、CTが0となった場合である。この場合は、クリヤー塗膜の色調が強くなり過ぎ、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜は得られない。
以上述べたように、本発明によれば、光輝材の光輝感と粒子感が抑制されかつ落ち着いた色調および陰影のある光輝性塗膜を与える意匠性の高い塗膜を形成できる。

Claims (3)

  1. 第1カラーベース塗料、第2カラーベース塗料、クリヤー塗料を順次塗装し硬化させて積層塗膜を得る方法であって、
    前記第1カラーベース塗料において樹脂固形分100質量部に対して着色顔料および微小鱗片状顔料が合計量で2〜120質量部、着色顔料/微小鱗片状顔料比が0/0〜10/90であり、前記第2カラーベース塗料において樹脂固形分100質量部に対して着色顔料または着色顔料と微小鱗片状顔料とが0.01〜10質量部、着色顔料/微小鱗片状顔料比が100/0〜7030であり、前記クリヤー塗料において樹脂固形分100質量部に対して着色顔料が0〜3質量部であり、前記微小鱗片状顔料が、アルミニウムフレーク顔料、蒸着アルミニウムフレーク顔料、金属酸化物被覆アルミニウムフレーク顔料、着色アルミニウムフレーク顔料、金属酸化物被覆マイカ顔料または金属酸化物被覆合成マイカ顔料を含み、
    前記第1カラーベース塗料を塗装し硬化させてなる塗膜のマンセルバリューをVB、マンセルクロマをCB、前記第1カラーベース塗膜に前記第2カラーベース塗料を塗装し硬化させてなる2層塗膜のマンセルバリューをVB、マンセルクロマをCB、前記第1カラーベース塗膜に前記第2カラーベース塗料を塗装した後さらに前記クリヤー塗料を塗装し硬化させてなる3層塗膜のマンセルバリューをVT、マンセルクロマをCTとしたとき、以下の関係が満足されることを特徴とする、積層塗膜の形成方法。
    VB=0〜6
    CB=0〜10
    VB≦0.8VB
    CB≦0.8CB
    0.1VB≦VT≦3VB
    0.1CB≦CT≦3CB
  2. 請求項1記載の方法により形成されたことを特徴とする、積層塗膜。
  3. 基材と、この基材上に形成された請求項記載の積層塗膜とを備えていることを特徴とする、塗装物。
JP2003374005A 2003-11-04 2003-11-04 積層塗膜の形成方法、積層塗膜および塗装物 Expired - Fee Related JP4314466B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003374005A JP4314466B2 (ja) 2003-11-04 2003-11-04 積層塗膜の形成方法、積層塗膜および塗装物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003374005A JP4314466B2 (ja) 2003-11-04 2003-11-04 積層塗膜の形成方法、積層塗膜および塗装物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005137952A JP2005137952A (ja) 2005-06-02
JP4314466B2 true JP4314466B2 (ja) 2009-08-19

Family

ID=34685863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003374005A Expired - Fee Related JP4314466B2 (ja) 2003-11-04 2003-11-04 積層塗膜の形成方法、積層塗膜および塗装物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4314466B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7910211B2 (en) 2005-06-20 2011-03-22 E.I. Du Pont De Nemours And Company Process for the production of multi-layer coatings
JP4775460B2 (ja) * 2009-03-09 2011-09-21 Basfコーティングスジャパン株式会社 塗料組成物、それを用いた塗膜形成方法及び塗膜
JP5382933B2 (ja) * 2009-03-14 2014-01-08 ベック株式会社 積層体
JP5765741B2 (ja) 2012-08-28 2015-08-19 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 高意匠複層塗膜形成方法
CA3076175C (en) * 2017-09-18 2022-07-12 Kansai Paint Co., Ltd. Method for forming multilayer coating film
JP2022078781A (ja) * 2020-11-13 2022-05-25 マツダ株式会社 積層塗膜及び塗装物
JP7557364B2 (ja) 2020-12-28 2024-09-27 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 自動車の外板および内板の塗膜を形成するための共用塗料組成物セット、自動車の外板および内板の塗膜ならびに自動車の外板および内板の塗膜の形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005137952A (ja) 2005-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6132988B2 (ja) 複層塗膜形成方法
JP4756443B2 (ja) 金属調光輝性塗膜形成方法および塗装物品
CN101952377B (zh) 油漆组合物,用其形成漆膜的方法以及漆膜
JPH0811219B2 (ja) 塗装仕上げ方法
JP6468554B2 (ja) 複層塗膜形成方法
CN106000832A (zh) 形成多层涂膜的方法
JP4557182B2 (ja) 金属調光輝性塗膜形成方法および塗装物品
JP4314893B2 (ja) 金属調光輝性塗膜形成方法
JP4314469B2 (ja) 積層塗膜の形成方法、積層塗膜および塗装物
JP4314466B2 (ja) 積層塗膜の形成方法、積層塗膜および塗装物
JP3123697B2 (ja) 塗 膜
JP2011251253A (ja) 複層塗膜形成方法
JPH09323064A (ja) 光輝性塗膜形成方法及び塗装物
JP2829813B2 (ja) メタリック塗料組成物およびメタリック塗膜の形成法
JPS62210081A (ja) 真珠光沢顔料含有塗料のコ−テイング方法
JP3386222B2 (ja) 意匠塗膜形成方法
JP3685211B2 (ja) 塗料組成物と塗膜形成方法
JPH05132635A (ja) グアニンを含む微妙なつやの金属性塗料
JPH08196986A (ja) 光輝性塗膜形成方法
JP6369869B2 (ja) 光輝性塗料組成物
JPH04200778A (ja) 艶消し塗膜形成方法
JP2002201422A (ja) 3色性塗料組成物、塗膜形成方法および塗装物
JP2002201423A (ja) 3色性塗料組成物、塗膜形成方法および塗装物
JP2701888B2 (ja) 被覆用組成物及びそれを用いた複層塗膜形成方法
JP4265473B2 (ja) 複層塗膜形成方法および塗装物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090422

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090505

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140529

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees