JPH08231954A - グランド用資材およびその使用法 - Google Patents
グランド用資材およびその使用法Info
- Publication number
- JPH08231954A JPH08231954A JP6002495A JP6002495A JPH08231954A JP H08231954 A JPH08231954 A JP H08231954A JP 6002495 A JP6002495 A JP 6002495A JP 6002495 A JP6002495 A JP 6002495A JP H08231954 A JPH08231954 A JP H08231954A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground
- tube
- sand
- soil
- gland
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims abstract description 74
- 239000002689 soil Substances 0.000 claims abstract description 42
- 239000004576 sand Substances 0.000 claims abstract description 22
- 244000025254 Cannabis sativa Species 0.000 claims abstract description 17
- 210000004907 gland Anatomy 0.000 claims abstract description 17
- 241000196324 Embryophyta Species 0.000 claims abstract description 16
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims abstract description 8
- 235000013311 vegetables Nutrition 0.000 claims abstract description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 8
- 238000003898 horticulture Methods 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 5
- 230000012010 growth Effects 0.000 abstract description 5
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 17
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 9
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 6
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 3
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 3
- 244000043261 Hevea brasiliensis Species 0.000 description 2
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 229920003052 natural elastomer Polymers 0.000 description 2
- 229920001194 natural rubber Polymers 0.000 description 2
- 239000002952 polymeric resin Substances 0.000 description 2
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 2
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 2
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 2
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 2
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 2
- 244000060011 Cocos nucifera Species 0.000 description 1
- 235000013162 Cocos nucifera Nutrition 0.000 description 1
- 238000005056 compaction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000002657 fibrous material Substances 0.000 description 1
- 239000004746 geotextile Substances 0.000 description 1
- 230000008635 plant growth Effects 0.000 description 1
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 1
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 1
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 グランドを造成するに際し,スポーツ選手へ
の負荷軽減,グランドの固化防止,芝等の生育の健全保
持の改善をはかる。 【構成】 弾性材料からなり,かつ両端面が開口した中
空のチューブで構成されるグランド用資材1を提供す
る。この資材1を土砂11と一緒に埋設して衝撃緩和作
用のある床土層12を形成し,該床土層12の上に芝1
6を備えるルートマット層17を形成し,グランドを造
成する。芝の代わりに野菜,園芸植物等の植物を植える
ルートマット層を形成することもできる。
の負荷軽減,グランドの固化防止,芝等の生育の健全保
持の改善をはかる。 【構成】 弾性材料からなり,かつ両端面が開口した中
空のチューブで構成されるグランド用資材1を提供す
る。この資材1を土砂11と一緒に埋設して衝撃緩和作
用のある床土層12を形成し,該床土層12の上に芝1
6を備えるルートマット層17を形成し,グランドを造
成する。芝の代わりに野菜,園芸植物等の植物を植える
ルートマット層を形成することもできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,グランドの地面中に土
や砂と一緒に埋設される資材に関する。この資材は,特
にスポーツを行うスポーツグランドの改善に供される。
や砂と一緒に埋設される資材に関する。この資材は,特
にスポーツを行うスポーツグランドの改善に供される。
【0002】
【従来の技術】例えば,サッカーやテニスを行うための
スポーツグランドには,選手への過度の負担を軽減させ
るべく,適度な柔軟性を持たせることが好ましい。ま
た,スポーツグランドは,選手から負荷を受けることに
よってもグランド表面の平滑さが失われず,メンテナン
スも容易であることが望ましい。特に芝グランド(ター
フ)にあっては,降雨による水たまりの発生が無く,か
つ芝の良好な育成を担保するために適度な通気性,透水
性,および保水性が要求される。
スポーツグランドには,選手への過度の負担を軽減させ
るべく,適度な柔軟性を持たせることが好ましい。ま
た,スポーツグランドは,選手から負荷を受けることに
よってもグランド表面の平滑さが失われず,メンテナン
スも容易であることが望ましい。特に芝グランド(ター
フ)にあっては,降雨による水たまりの発生が無く,か
つ芝の良好な育成を担保するために適度な通気性,透水
性,および保水性が要求される。
【0003】このため,従来は高分子合成硬質の繊維を
方形に接着した小片を土壌中に混合して,土壌きんぱく
度を強め,同時にグランド面に適度な柔軟性を持たせる
ことによってショックアブソーバー的作用をもたせてい
る。また,スポーツターフを造成するに際しては,ヤシ
繊維マットや合成樹脂材を不規則に絡み合わせたマット
状のものに,砂や土を充填し,芝を栽培し,そのマット
をグランド面全体に敷き詰める方法が採用されている。
これら従来のものは,土の固化を示す一軸圧縮強度,お
よび外圧に耐えるためのせん断強度の何れもが高く,ま
たショックアブソーバー的作用を有すると同時に芝の根
の生育も良く,一部のものは透水性や通気性を高める作
用も認められている。特に高分子繊維状の素材を用いた
場合は,砂質床土に対してジオテキスタイル工法的に作
用させることができ,グランド面のせん断力,圧縮強度
を高め,優れたショックアブソーバー的作用を発揮して
いる。
方形に接着した小片を土壌中に混合して,土壌きんぱく
度を強め,同時にグランド面に適度な柔軟性を持たせる
ことによってショックアブソーバー的作用をもたせてい
る。また,スポーツターフを造成するに際しては,ヤシ
繊維マットや合成樹脂材を不規則に絡み合わせたマット
状のものに,砂や土を充填し,芝を栽培し,そのマット
をグランド面全体に敷き詰める方法が採用されている。
これら従来のものは,土の固化を示す一軸圧縮強度,お
よび外圧に耐えるためのせん断強度の何れもが高く,ま
たショックアブソーバー的作用を有すると同時に芝の根
の生育も良く,一部のものは透水性や通気性を高める作
用も認められている。特に高分子繊維状の素材を用いた
場合は,砂質床土に対してジオテキスタイル工法的に作
用させることができ,グランド面のせん断力,圧縮強度
を高め,優れたショックアブソーバー的作用を発揮して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】合成繊維やヤシ繊維な
どは,素材そのものには通気性,透水性,および保水性
がない。そのため従来はそれらの素材を組み合わせて小
片やマットを形成する際に,その構造を工夫することに
よって小片やマット全体に通気性等をもたせるようにし
ている。このため従来の方法は小片やマット自体を製造
するのに手間がかかり,低コスト化をはかることが困難
である。
どは,素材そのものには通気性,透水性,および保水性
がない。そのため従来はそれらの素材を組み合わせて小
片やマットを形成する際に,その構造を工夫することに
よって小片やマット全体に通気性等をもたせるようにし
ている。このため従来の方法は小片やマット自体を製造
するのに手間がかかり,低コスト化をはかることが困難
である。
【0005】また,従来のように芝を栽培したマットを
グランドに敷きつめる方法は,マットの製造に手間がか
かるばかりか,それを敷きつめる作業も非常に大変であ
り,工期の短縮化,低コスト化がはかり難い。
グランドに敷きつめる方法は,マットの製造に手間がか
かるばかりか,それを敷きつめる作業も非常に大変であ
り,工期の短縮化,低コスト化がはかり難い。
【0006】従って本発明の目的は,特にスポーツ選手
への負荷軽減,グランドの固化防止,芝等の生育の健全
保持に関してグランドを改善するにあたり,好適に利用
できるグランド用資材を提供することにある。
への負荷軽減,グランドの固化防止,芝等の生育の健全
保持に関してグランドを改善するにあたり,好適に利用
できるグランド用資材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,グラン
ドの地面中に土及び/または砂と一緒に埋設される資材
であって,弾性材料からなり,かつ両端面が開口した中
空のチューブで構成されるグランド用資材が提供され
る。
ドの地面中に土及び/または砂と一緒に埋設される資材
であって,弾性材料からなり,かつ両端面が開口した中
空のチューブで構成されるグランド用資材が提供され
る。
【0008】
【作用】本発明のグランド用資材(以下「資材」と略
す)は,例えばシリコンゴムなどの弾力のある高分子樹
脂や,その他天然ゴム,合成ゴムなどの弾性材料で構成
され,かつ,その形状は両端面が開口した中空のチュー
ブ状になっている。この資材は弾性に富み,資材と土や
砂を混ぜ合わせることによって,スポーツ選手への負担
を軽減させることが可能な良好な柔軟性を備えた,衝撃
緩和作用のある床土層を形成することができる。そして
床土層を形成するに際しては,資材と土や砂を混ぜ合わ
せ,それをグランドの床土として用いて造成するだけで
よい。従って,従来のようにマットや小片を予め製造す
る手間や,それらをグランドに均等に敷きつめるような
作業も必要がないので,非常に簡単にグランドを造成で
きるようになる。
す)は,例えばシリコンゴムなどの弾力のある高分子樹
脂や,その他天然ゴム,合成ゴムなどの弾性材料で構成
され,かつ,その形状は両端面が開口した中空のチュー
ブ状になっている。この資材は弾性に富み,資材と土や
砂を混ぜ合わせることによって,スポーツ選手への負担
を軽減させることが可能な良好な柔軟性を備えた,衝撃
緩和作用のある床土層を形成することができる。そして
床土層を形成するに際しては,資材と土や砂を混ぜ合わ
せ,それをグランドの床土として用いて造成するだけで
よい。従って,従来のようにマットや小片を予め製造す
る手間や,それらをグランドに均等に敷きつめるような
作業も必要がないので,非常に簡単にグランドを造成で
きるようになる。
【0009】かような本発明の資材は,直線形状のチュ
ーブによって構成しても良いが,直線形状のチューブは
チューブ同士の絡み合いが少なく,グランド面に加えら
れる外圧によって離されやすく,せん断強度が劣るとい
った心配がある。そこで,資材に用いるチューブの形状
を直線でなく,例えばチューブを一または二以上の箇所
において折り曲げるか,またはねじった形状に構成する
ことが好ましい。また,チューブを螺旋形状に形成して
も良い。そうすることによってチューブ同士の絡み合い
を多く発生させ,高いせん断強度をもった衝撃緩和層を
形成できるようになる。なお,チューブ同士の絡み合い
性を向上させるため,チューブの周面に多数の突起を設
けることも有効である。
ーブによって構成しても良いが,直線形状のチューブは
チューブ同士の絡み合いが少なく,グランド面に加えら
れる外圧によって離されやすく,せん断強度が劣るとい
った心配がある。そこで,資材に用いるチューブの形状
を直線でなく,例えばチューブを一または二以上の箇所
において折り曲げるか,またはねじった形状に構成する
ことが好ましい。また,チューブを螺旋形状に形成して
も良い。そうすることによってチューブ同士の絡み合い
を多く発生させ,高いせん断強度をもった衝撃緩和層を
形成できるようになる。なお,チューブ同士の絡み合い
性を向上させるため,チューブの周面に多数の突起を設
けることも有効である。
【0010】また,本発明の資材はチューブ状であるこ
とによって良好な柔軟性を示すと同時に,中空であるた
めに,資材自体が高い通気性,透水性,および保水性を
有するといった特徴がある。従って,本発明の資材を用
いて造成したグランドは透水や通気性が良く,芝や,野
菜,園芸植物等の植物の根の生育に最適な条件を作り出
すことができるといった特徴がある。透水性や通気性を
向上させるために,例えばチューブの周面に多数の孔を
穿設するようなことも考えられる。
とによって良好な柔軟性を示すと同時に,中空であるた
めに,資材自体が高い通気性,透水性,および保水性を
有するといった特徴がある。従って,本発明の資材を用
いて造成したグランドは透水や通気性が良く,芝や,野
菜,園芸植物等の植物の根の生育に最適な条件を作り出
すことができるといった特徴がある。透水性や通気性を
向上させるために,例えばチューブの周面に多数の孔を
穿設するようなことも考えられる。
【0011】そして,本発明の資材と土や砂を混ぜ合わ
せ,それをグランドの床土として利用することによって
衝撃緩和作用をもった柔軟性のある床土層を形成し,そ
の床土層の上に芝を備えるルートマット層を形成する。
かくして,衝撃吸収性に優れながらも高いせん断強度を
供え,かつ芝の育成に最適なスポーツターフグランドを
提供できるようになる。この場合,床土層の上に野菜や
園芸植物等の植物を植えるルートマット層を形成すれ
ば,それら植物の生育に最適な,透水や通気性が良く保
水力も兼ね備えたグランドを提供することが可能とな
る。
せ,それをグランドの床土として利用することによって
衝撃緩和作用をもった柔軟性のある床土層を形成し,そ
の床土層の上に芝を備えるルートマット層を形成する。
かくして,衝撃吸収性に優れながらも高いせん断強度を
供え,かつ芝の育成に最適なスポーツターフグランドを
提供できるようになる。この場合,床土層の上に野菜や
園芸植物等の植物を植えるルートマット層を形成すれ
ば,それら植物の生育に最適な,透水や通気性が良く保
水力も兼ね備えたグランドを提供することが可能とな
る。
【0012】
【実施例】以下,本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1に,実施例にかかるグランド用資材1(以下
「資材1」と略す)の斜視図を示す。該資材1は,後述
するように,例えばスポーツグランドの地面中に土や砂
と一緒に埋設されて使用される。図示の資材1は,両端
面2,2が開口した中空円筒形状のチューブ3で構成さ
れているが,その他,角形形状のチューブ,円錐形状の
チューブ等に構成することもできる。また,チューブ3
の断面形状は一定でなくても良く,途中にくびれなどを
設けても良い。このチューブ3は例えばシリコンゴムな
どの弾力のある高分子樹脂や,その他天然ゴム,合成ゴ
ムなどの弾性材料からなる。また,チューブ3の大きさ
は,例えば外径5mm,内径3mm,長さ10cmとす
ることができるが,その他任意の大きさに自由に変更で
きる。例えば,外径を10mm,8mm,6mm,4m
m,長さを20cm,15cm,10cm,5cm等,
任意の大きさをもったチューブ3を構成することが可能
である。
る。図1に,実施例にかかるグランド用資材1(以下
「資材1」と略す)の斜視図を示す。該資材1は,後述
するように,例えばスポーツグランドの地面中に土や砂
と一緒に埋設されて使用される。図示の資材1は,両端
面2,2が開口した中空円筒形状のチューブ3で構成さ
れているが,その他,角形形状のチューブ,円錐形状の
チューブ等に構成することもできる。また,チューブ3
の断面形状は一定でなくても良く,途中にくびれなどを
設けても良い。このチューブ3は例えばシリコンゴムな
どの弾力のある高分子樹脂や,その他天然ゴム,合成ゴ
ムなどの弾性材料からなる。また,チューブ3の大きさ
は,例えば外径5mm,内径3mm,長さ10cmとす
ることができるが,その他任意の大きさに自由に変更で
きる。例えば,外径を10mm,8mm,6mm,4m
m,長さを20cm,15cm,10cm,5cm等,
任意の大きさをもったチューブ3を構成することが可能
である。
【0013】図2は,チューブ3に折り曲げ部4が設け
られた構成の資材1を示している。この図2および以下
に説明する図3〜6において,チューブ3が中空である
こと,およびその材質が弾性材料であることは図1で説
明したものと同様である。折り曲げ部4は,チューブ3
の製造過程において例えば加熱成形することによって形
成される。また,図示の例ではチューブ3に二カ所に折
り曲げ部4を設けているが,その設ける箇所や折り曲げ
部4同士の間隔,折り曲げ角度等は任意に変更できる。
られた構成の資材1を示している。この図2および以下
に説明する図3〜6において,チューブ3が中空である
こと,およびその材質が弾性材料であることは図1で説
明したものと同様である。折り曲げ部4は,チューブ3
の製造過程において例えば加熱成形することによって形
成される。また,図示の例ではチューブ3に二カ所に折
り曲げ部4を設けているが,その設ける箇所や折り曲げ
部4同士の間隔,折り曲げ角度等は任意に変更できる。
【0014】図3は,チューブ3にねじれ部5が設けら
れた構成の資材1を示している。このねじれ部5も先の
折り曲げ部4と同様に,チューブ3の製造過程において
例えば加熱成形によって形成される。図示の例ではチュ
ーブ3をねじりながら更に折り曲げ角度を付与するよう
にしている。なお,ねじれ部5の形成箇所,間隔,ねじ
れ部5において付与される折り曲げ角度等は任意に変更
できる。
れた構成の資材1を示している。このねじれ部5も先の
折り曲げ部4と同様に,チューブ3の製造過程において
例えば加熱成形によって形成される。図示の例ではチュ
ーブ3をねじりながら更に折り曲げ角度を付与するよう
にしている。なお,ねじれ部5の形成箇所,間隔,ねじ
れ部5において付与される折り曲げ角度等は任意に変更
できる。
【0015】図4は,チューブ3が螺旋形状に形成され
ている資材1を示している。この螺旋形状も,例えば加
熱成形によって付与することができる。図示の例ではチ
ューブ3の全体を螺旋形状に形成しているが,その一部
分のみを螺旋形状に形成するようにしても良い。また,
螺旋の大きさ,間隔等は任意に変更できる。
ている資材1を示している。この螺旋形状も,例えば加
熱成形によって付与することができる。図示の例ではチ
ューブ3の全体を螺旋形状に形成しているが,その一部
分のみを螺旋形状に形成するようにしても良い。また,
螺旋の大きさ,間隔等は任意に変更できる。
【0016】図5は,チューブ3の周面に多数の突起6
を設けた構成の資材1を示している。突起6は,例えば
チューブ3と一体的に成形しても良いが,チューブ3と
は別に作った突起6を後からチューブ3の周面に取り付
けることもできる。突起6を後から取り付ける場合は,
突起6の材質はチューブ3と同じでも,異なっても良い
が,その材質は弾性材料であることが好ましい。なお,
突起6の配置,個数,大きさ,形状等は任意に変更する
ことが可能である。
を設けた構成の資材1を示している。突起6は,例えば
チューブ3と一体的に成形しても良いが,チューブ3と
は別に作った突起6を後からチューブ3の周面に取り付
けることもできる。突起6を後から取り付ける場合は,
突起6の材質はチューブ3と同じでも,異なっても良い
が,その材質は弾性材料であることが好ましい。なお,
突起6の配置,個数,大きさ,形状等は任意に変更する
ことが可能である。
【0017】図6は,チューブ3の周面に多数の孔7が
穿設されている構成の資材1を示している。この孔7が
穿設されているされていることによって,チューブ3の
内部空間とチューブ3周面の外側の雰囲気とが孔7を介
して連通するようになっている。なお,孔7の配置,個
数,大きさ,形状等は任意に変更することが可能であ
る。
穿設されている構成の資材1を示している。この孔7が
穿設されているされていることによって,チューブ3の
内部空間とチューブ3周面の外側の雰囲気とが孔7を介
して連通するようになっている。なお,孔7の配置,個
数,大きさ,形状等は任意に変更することが可能であ
る。
【0018】さて,以上のように構成された資材1を用
いたグランドの造成は,次の図7に示すようにして行わ
れる。なお,グランド造成の一例としてスポーツグラン
ド(スポーツターフ)について説明する。
いたグランドの造成は,次の図7に示すようにして行わ
れる。なお,グランド造成の一例としてスポーツグラン
ド(スポーツターフ)について説明する。
【0019】先ず,資材1と土や砂11(以下「土砂1
1」という)を混ぜ合わせ,それを床土としてグランド
基面10の上に供給し,床土層12を形成する。グラン
ド基面10の上面には排水施設を構成するための溝13
が設けられている。溝13内には配水管14が配置さ
れ,その周りに砂礫15が透水性を保持した状態で充填
されている。
1」という)を混ぜ合わせ,それを床土としてグランド
基面10の上に供給し,床土層12を形成する。グラン
ド基面10の上面には排水施設を構成するための溝13
が設けられている。溝13内には配水管14が配置さ
れ,その周りに砂礫15が透水性を保持した状態で充填
されている。
【0020】資材1と土砂11の混合は,ミキサーなど
を利用すれば容易に行える。この場合,資材1は先に図
1〜6において説明したような種々の構成のものを用い
ることができる。種々の構成の資材1を混ぜ合わせて使
用する,種々の大きさ,形状の資材1を混ぜ合わせて使
用する,といったことは自由である。
を利用すれば容易に行える。この場合,資材1は先に図
1〜6において説明したような種々の構成のものを用い
ることができる。種々の構成の資材1を混ぜ合わせて使
用する,種々の大きさ,形状の資材1を混ぜ合わせて使
用する,といったことは自由である。
【0021】こうして形成された床土層12は,資材1
の弾力性を利用することによって,衝撃緩和作用のある
床土層12となる。ここで,資材1と土砂11の供給量
およびそれらの配合比は,資材1や土砂11の性質およ
び種類,スポーツグランドに要求されるグランド面の一
軸圧縮強度,せん断応力に応じて適宜決定される。例え
ば資材1の配合比を高くし,また床土層12の厚さを厚
くすればより柔らかなスポーツグランドを得ることがで
きる。逆に土砂11の配合比を高くし,また床土層12
の厚さを薄くすれば堅いスポーツグランドとなる。な
お,あらかじめ資材1と土砂11の配合比と,一軸圧縮
強度およびせん断応力との関係を定めておけば,スポー
ツターフグランドの造成の現場において便利である。
の弾力性を利用することによって,衝撃緩和作用のある
床土層12となる。ここで,資材1と土砂11の供給量
およびそれらの配合比は,資材1や土砂11の性質およ
び種類,スポーツグランドに要求されるグランド面の一
軸圧縮強度,せん断応力に応じて適宜決定される。例え
ば資材1の配合比を高くし,また床土層12の厚さを厚
くすればより柔らかなスポーツグランドを得ることがで
きる。逆に土砂11の配合比を高くし,また床土層12
の厚さを薄くすれば堅いスポーツグランドとなる。な
お,あらかじめ資材1と土砂11の配合比と,一軸圧縮
強度およびせん断応力との関係を定めておけば,スポー
ツターフグランドの造成の現場において便利である。
【0022】次に,こうして形成した床土層12の上
に,芝16を備えるルートマット層17を形成する。こ
のルートマット層17の形成は,床土層12上に土砂を
供給して芝16の種や苗を植え,芝16を生育させるこ
とによって行うことができる。また,予め他の場所で芝
16を生育させて作ったルートマット層17を,床土層
12の上に敷き詰めるようにしても良い。
に,芝16を備えるルートマット層17を形成する。こ
のルートマット層17の形成は,床土層12上に土砂を
供給して芝16の種や苗を植え,芝16を生育させるこ
とによって行うことができる。また,予め他の場所で芝
16を生育させて作ったルートマット層17を,床土層
12の上に敷き詰めるようにしても良い。
【0023】かくして,以上のようにして造成されたス
ポーツグランドは,床土層12内に資材1が埋設されて
いるので,衝撃緩和能力が高く,スポーツ選手の身体保
全能力に優れているといった特徴がある。また,資材1
が弾性材料で構成されているので,復元力に富み,土壌
の固結化(コンパクション)も防止できる。
ポーツグランドは,床土層12内に資材1が埋設されて
いるので,衝撃緩和能力が高く,スポーツ選手の身体保
全能力に優れているといった特徴がある。また,資材1
が弾性材料で構成されているので,復元力に富み,土壌
の固結化(コンパクション)も防止できる。
【0024】また,先に説明した折れ曲がり部4,ねじ
れ部5,突起6,螺旋形状などを利用することにより,
資材1と土砂11を混合させる過程で資材1同士の絡み
合いがより多く発生するので,せん断抵抗力の強い,且
つ芝の損傷が少ない丈夫なターフグランドを提供でき
る。こうして造成されたスポーツグランドは,資材1が
中空のチューブ形状であるために,通気性,排水性が高
く,またチューブ内にも土砂や水分,空気が入り易く適
度な保水力を合わせ持つこととなるので,芝の育成にも
適している。なお,通気性や排水性は,図6に示したよ
うにチューブ3の周面に孔7を穿設することによって更
に向上させることができる。
れ部5,突起6,螺旋形状などを利用することにより,
資材1と土砂11を混合させる過程で資材1同士の絡み
合いがより多く発生するので,せん断抵抗力の強い,且
つ芝の損傷が少ない丈夫なターフグランドを提供でき
る。こうして造成されたスポーツグランドは,資材1が
中空のチューブ形状であるために,通気性,排水性が高
く,またチューブ内にも土砂や水分,空気が入り易く適
度な保水力を合わせ持つこととなるので,芝の育成にも
適している。なお,通気性や排水性は,図6に示したよ
うにチューブ3の周面に孔7を穿設することによって更
に向上させることができる。
【0025】以上,資材1の使用方法をターフグランド
の造成について説明したが,本発明の資材は,芝以外の
野菜や園芸植物等の植物を生育させるためのグランドに
も活用することができる。この場合も先の図7で説明し
た場合と同様に,先ず土砂11と資材1が混在する床土
層12を形成するが,床土層12の上には,芝16用の
ルートマット層17の代わりに,野菜や園芸植物等の植
物を植えるためのルートマット層を設ける。かような構
成とすると,先と同様,床土層12内に埋設された資材
1によって,通気性,排水性が高く,かつ適度な保水力
を保持した,野菜や園芸植物等の植物の育成に好適なグ
ランドを提供できようになる。なお,図6の如く周面に
孔7が穿設されたチューブ3を利用するとグランドの通
気性や排水性を更に向上できることも,先と同様であ
る。
の造成について説明したが,本発明の資材は,芝以外の
野菜や園芸植物等の植物を生育させるためのグランドに
も活用することができる。この場合も先の図7で説明し
た場合と同様に,先ず土砂11と資材1が混在する床土
層12を形成するが,床土層12の上には,芝16用の
ルートマット層17の代わりに,野菜や園芸植物等の植
物を植えるためのルートマット層を設ける。かような構
成とすると,先と同様,床土層12内に埋設された資材
1によって,通気性,排水性が高く,かつ適度な保水力
を保持した,野菜や園芸植物等の植物の育成に好適なグ
ランドを提供できようになる。なお,図6の如く周面に
孔7が穿設されたチューブ3を利用するとグランドの通
気性や排水性を更に向上できることも,先と同様であ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば衝
撃吸収力,耐久力,回復力が大きいグランドを容易に造
成できるようになる。また,こうして造成されたグラン
ドは,保全が容易であり,低コスト化,メンテフリー化
をはかれるといった特徴がある。
撃吸収力,耐久力,回復力が大きいグランドを容易に造
成できるようになる。また,こうして造成されたグラン
ドは,保全が容易であり,低コスト化,メンテフリー化
をはかれるといった特徴がある。
【0027】また,本発明の資材を用いて造成されたグ
ランドは,資材が中空のチューブ形状であるために,通
気性,排水性が高く,また適度な保水力を合わせ持つの
で,芝や野菜,園芸植物等の育成にも適している。
ランドは,資材が中空のチューブ形状であるために,通
気性,排水性が高く,また適度な保水力を合わせ持つの
で,芝や野菜,園芸植物等の育成にも適している。
【図1】直線状のチューブで構成した資材の説明図
【図2】折り曲げ部が設けられた資材の説明図
【図3】ねじれ部が設けられた資材の説明図
【図4】螺旋形状に形成された資材の説明図
【図5】周面に多数の突起を設けた資材の説明図
【図6】周面に多数の孔が穿設された資材の説明図
【図7】本発明の資材を用いて造成されたスポーツグラ
ンド(ターフグランド)の断面図
ンド(ターフグランド)の断面図
1 グランド用資材 2 両端面 3 チューブ 4 折り曲げ部 5 ねじれ部 6 突起 7 孔 10 グランド基面 11 土砂 12 床土層 13 溝 14 排水管 15 砂礫 16 芝 17 ルートマット層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢田 裕樹 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】 グランドの地面中に土及び/または砂と
一緒に埋設される資材であって,弾性材料からなり,か
つ両端面が開口した中空のチューブで構成されるグラン
ド用資材。 - 【請求項2】 チューブが一または二以上の箇所におい
て折り曲げられている請求項1のグランド用資材。 - 【請求項3】 チューブが一または二以上の箇所におい
てねじられている請求項1または2のグランド用資材。 - 【請求項4】 チューブが螺旋形状に形成されている請
求項1〜3の何れかのグランド用資材。 - 【請求項5】 チューブの周面に多数の突起が設けられ
ている請求項1〜4の何れかのグランド用資材。 - 【請求項6】 チューブの周面に多数の孔が穿設されて
いる請求項1〜5の何れかのグランド用資材。 - 【請求項7】 請求項1〜6のグランド用資材の使用法
であって,土及び/または砂とグランド用資材が混在す
る床土層を形成し,該床土層の上に芝を備えるルートマ
ット層を形成する方法。 - 【請求項8】 請求項1〜6のグランド用資材の使用法
であって,土及び/または砂とグランド用資材が混在す
る床土層を形成し,該床土層の上に野菜,園芸植物等の
植物を植えるルートマット層を形成する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6002495A JPH08231954A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | グランド用資材およびその使用法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6002495A JPH08231954A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | グランド用資材およびその使用法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08231954A true JPH08231954A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=13130094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6002495A Withdrawn JPH08231954A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | グランド用資材およびその使用法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08231954A (ja) |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP6002495A patent/JPH08231954A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5612114B2 (ja) | 混合芝及びその生成方法 | |
US6145248A (en) | Sports playing surfaces with biodegradable backings | |
US6955841B2 (en) | Artificial grass lawn for sports fields | |
ES2559354T3 (es) | Césped mixto y proceso de producción | |
PT648292E (pt) | Superficie melhorada para desportos e outras utilizacoes | |
EP0403008A1 (en) | Sports field with natural grass and artificial grass and a method for laying same | |
JP6682490B2 (ja) | 芝生植栽構造 | |
CN204282375U (zh) | 一种边坡防护和绿化植草用天然植物纤维生态草垫 | |
CN101077056B (zh) | 植物栽培器具连接体及其形成件和形成方法 | |
US6691455B1 (en) | Sports playing surfaces with biodegradable backings | |
JPH08231954A (ja) | グランド用資材およびその使用法 | |
JP2980873B2 (ja) | 植物栽培マットを使用した芝の生育方法 | |
CN216254191U (zh) | 一种内置种或苗和沙土的塑料管嵌入式固沙治沙装置 | |
JPH0684815U (ja) | 芝生植え込み用人工芝 | |
JPH08228512A (ja) | 芝等の植物を育成するための植物育成シート構造体及び天然芝シート構造体並びに人工芝構造体 | |
KR20090026951A (ko) | 식생매트 및 식생매트의 제조방법 | |
JP3593109B2 (ja) | 植物栽培マット体及びその関連技術 | |
JPS6354084B2 (ja) | ||
JPS62296817A (ja) | 植生マツト | |
JPH07331640A (ja) | 排水機能を有するシートマット体構造 | |
CN116733012A (zh) | 一种用于生态修复的新型三维植被网 | |
JPH0559205B2 (ja) | ||
JPS63157920A (ja) | 芝生用下敷ブロツク | |
JP2886504B2 (ja) | 緑化ロープ | |
JP2507308Y2 (ja) | 緑化マット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |