JPH0822271B2 - 食器洗浄機 - Google Patents
食器洗浄機Info
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- JPH0822271B2 JPH0822271B2 JP62147755A JP14775587A JPH0822271B2 JP H0822271 B2 JPH0822271 B2 JP H0822271B2 JP 62147755 A JP62147755 A JP 62147755A JP 14775587 A JP14775587 A JP 14775587A JP H0822271 B2 JPH0822271 B2 JP H0822271B2
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- water
- temperature
- cleaning
- time
- water supply
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、給水,洗浄,すすぎ等の行程を制御する制
御装置を具備した食器洗浄機に関する。
御装置を具備した食器洗浄機に関する。
(従来の技術) この種の食器洗浄機においては、従来より、洗浄槽内
への給水終了後に行なわれる洗浄行程の実行時間は、食
器洗いコース(食器の汚れの程度に応じて例えば「標
準」,「強力」,「節約」の3コースを選択可能)毎に
所定の時間が設定されている。一般的に、洗浄槽内で食
器を洗浄する場合、洗浄槽内に収容された水の温度を高
くすると洗浄作用が強くなる傾向にあるため、上記洗浄
行程では、ヒータによって洗浄槽内の水を加熱しながら
洗浄を行なっている。
への給水終了後に行なわれる洗浄行程の実行時間は、食
器洗いコース(食器の汚れの程度に応じて例えば「標
準」,「強力」,「節約」の3コースを選択可能)毎に
所定の時間が設定されている。一般的に、洗浄槽内で食
器を洗浄する場合、洗浄槽内に収容された水の温度を高
くすると洗浄作用が強くなる傾向にあるため、上記洗浄
行程では、ヒータによって洗浄槽内の水を加熱しながら
洗浄を行なっている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、洗浄槽内に給水される水は冷水であった
り、或は温水であったりするので、ヒータの加熱により
洗浄槽内に収容された水が洗浄に適する設定温度に上昇
するまでに要する時間が給水水温に応じて変化する。こ
れに対して、洗浄行程の実行時間が水温とは無関係に固
定されているから、洗浄槽内の水が設定温度に達してか
らの残り実行時間つまり強力洗浄時間が変化するように
なる。このため、給水水温が低いと、強力洗浄時間が短
くなって洗浄が不完全になる。反対に、給水水温が高い
と、強力洗浄時間が必要以上に長くなって時間及び電力
の浪費となる欠点があった。このような欠点を解決する
ものとして、給水水温を検知することにより、給水水温
が高いとき洗浄実行時間を短くし、給水水温が低いとき
洗浄実行時間を長くするように制御することも考えられ
ている。しかしながら、このようなものの場合には、例
えば給水水温が高くても冬期においては室温ひいては洗
浄機本体の温度がかなり低くなっているので、洗浄槽内
の水の温度を上昇させるのに比較的長い時間を要する。
このため、給水水温が高いといって単純に洗浄実行時間
を短くすると、環境温度によっては必要な洗浄時間が得
られず洗浄が不完全になることがあり、上述の制御は十
分な解決手段となっていない。
り、或は温水であったりするので、ヒータの加熱により
洗浄槽内に収容された水が洗浄に適する設定温度に上昇
するまでに要する時間が給水水温に応じて変化する。こ
れに対して、洗浄行程の実行時間が水温とは無関係に固
定されているから、洗浄槽内の水が設定温度に達してか
らの残り実行時間つまり強力洗浄時間が変化するように
なる。このため、給水水温が低いと、強力洗浄時間が短
くなって洗浄が不完全になる。反対に、給水水温が高い
と、強力洗浄時間が必要以上に長くなって時間及び電力
の浪費となる欠点があった。このような欠点を解決する
ものとして、給水水温を検知することにより、給水水温
が高いとき洗浄実行時間を短くし、給水水温が低いとき
洗浄実行時間を長くするように制御することも考えられ
ている。しかしながら、このようなものの場合には、例
えば給水水温が高くても冬期においては室温ひいては洗
浄機本体の温度がかなり低くなっているので、洗浄槽内
の水の温度を上昇させるのに比較的長い時間を要する。
このため、給水水温が高いといって単純に洗浄実行時間
を短くすると、環境温度によっては必要な洗浄時間が得
られず洗浄が不完全になることがあり、上述の制御は十
分な解決手段となっていない。
そこで、本発明の目的は、給水水温或は環境温度等を
考慮して、洗浄行程或はすすぎ行程等の実行時間を適切
な時間に設定することができ、洗浄不足を防止できると
共に時間及び電力の浪費を防止できる食器洗浄機を提供
するにある。
考慮して、洗浄行程或はすすぎ行程等の実行時間を適切
な時間に設定することができ、洗浄不足を防止できると
共に時間及び電力の浪費を防止できる食器洗浄機を提供
するにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明の食器洗浄機は、給水,洗浄,すすぎ等の行程
を制御する制御装置を備えると共に、洗浄槽内に収容し
た水の温度を検知してその検知結果を前記制御装置に与
える温度検知手段を備え、そして、洗浄槽内に収容した
水を加熱するヒータを備え、更に、前記制御装置によっ
て、給水行程終了後引き続いて次行程を実行させると共
に、該給水行程終了から一定時間経過時点での前記温度
検知結果に基づいて以後の行程の実行時間を決定するよ
うにしたものである。
を制御する制御装置を備えると共に、洗浄槽内に収容し
た水の温度を検知してその検知結果を前記制御装置に与
える温度検知手段を備え、そして、洗浄槽内に収容した
水を加熱するヒータを備え、更に、前記制御装置によっ
て、給水行程終了後引き続いて次行程を実行させると共
に、該給水行程終了から一定時間経過時点での前記温度
検知結果に基づいて以後の行程の実行時間を決定するよ
うにしたものである。
(作用) 制御装置及び温度検知手段によって、給水行程終了か
ら一定時間経過した時点で洗浄槽内に収容された水の温
度が検知される。この場合、一定時間経過する間に洗浄
槽内に給水された直後の水の温度と環境温度とが均一化
するから、上記温度検知結果に基づいて以後の所定行程
の実行時間を決定すれば、所定行程例えば洗浄行程或は
すすぎ行程の実行時間が適切な時間に設定されるように
なる。
ら一定時間経過した時点で洗浄槽内に収容された水の温
度が検知される。この場合、一定時間経過する間に洗浄
槽内に給水された直後の水の温度と環境温度とが均一化
するから、上記温度検知結果に基づいて以後の所定行程
の実行時間を決定すれば、所定行程例えば洗浄行程或は
すすぎ行程の実行時間が適切な時間に設定されるように
なる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例につき図面を参照しながら説
明する。
明する。
まず第2図において、1は食器洗浄機本体2の内部に
配設された洗浄槽で、これの前面部は扉3によって開閉
可能に構成されている。上記洗浄槽1の底部には、洗浄
行程及びすすぎ行程を行なうための水を収容する水溜部
4が設けられている。5及び6は洗浄槽1内に着脱可能
に配置された食器かごで、これには洗浄に供される食器
(図示しない)が収納される。7は洗浄槽1の外側部に
設けられた給水管で、これは、その一端部が図示しない
水道に接続されていると共に、先端口部7aを洗浄槽1内
に臨ませている。そして、この給水管7の途中部位に給
水弁8が設けられており、この給水弁8は、その通電状
態で、開放されて水道からの水を給水管7を介して先端
口部7aから洗浄槽1内に供給するようになっている。9,
9は夫々洗浄槽1の下部に配設された噴射アームであ
る。10は水溜部4内に配設されたポンプで、これは、駆
動モータ11によりベルト伝達機構12を介して正逆回転駆
動されるものであり、正回転時には水溜部4内の水を吸
引してこれを圧力水として配管13,13を介して噴射アー
ム9,9に与え、逆回転時には水溜部4内の水を吸引して
これを図示しない排水管を介して外部へ排出するように
なっている。14は洗浄槽1の内底部に配設された加熱ヒ
ータたるシーズヒータで、これは、水溜部4内の水を加
熱して温水洗浄或は熱湯すすぎをおこなわせると共に、
洗浄,すすぎ終了後に前記食器を乾燥させるものであ
る。また、洗浄槽1の外底部には図示しない吸気管が配
設されており、この吸気管の先端部を水溜部4内に臨ま
せており、以て上記シーズヒータ14による乾燥運転中に
外気を洗浄槽1内に導くようになっている。さて、15は
例えばマイクロコンピュータよりなる制御装置で、これ
は食器洗浄機本体2内の下部前面側に配設されている。
16は温度検知手段たるサーミスタで、これは、洗浄槽1
の外底部に配設され、水溜部4内に収容された水の温度
を検知するようになっている。
配設された洗浄槽で、これの前面部は扉3によって開閉
可能に構成されている。上記洗浄槽1の底部には、洗浄
行程及びすすぎ行程を行なうための水を収容する水溜部
4が設けられている。5及び6は洗浄槽1内に着脱可能
に配置された食器かごで、これには洗浄に供される食器
(図示しない)が収納される。7は洗浄槽1の外側部に
設けられた給水管で、これは、その一端部が図示しない
水道に接続されていると共に、先端口部7aを洗浄槽1内
に臨ませている。そして、この給水管7の途中部位に給
水弁8が設けられており、この給水弁8は、その通電状
態で、開放されて水道からの水を給水管7を介して先端
口部7aから洗浄槽1内に供給するようになっている。9,
9は夫々洗浄槽1の下部に配設された噴射アームであ
る。10は水溜部4内に配設されたポンプで、これは、駆
動モータ11によりベルト伝達機構12を介して正逆回転駆
動されるものであり、正回転時には水溜部4内の水を吸
引してこれを圧力水として配管13,13を介して噴射アー
ム9,9に与え、逆回転時には水溜部4内の水を吸引して
これを図示しない排水管を介して外部へ排出するように
なっている。14は洗浄槽1の内底部に配設された加熱ヒ
ータたるシーズヒータで、これは、水溜部4内の水を加
熱して温水洗浄或は熱湯すすぎをおこなわせると共に、
洗浄,すすぎ終了後に前記食器を乾燥させるものであ
る。また、洗浄槽1の外底部には図示しない吸気管が配
設されており、この吸気管の先端部を水溜部4内に臨ま
せており、以て上記シーズヒータ14による乾燥運転中に
外気を洗浄槽1内に導くようになっている。さて、15は
例えばマイクロコンピュータよりなる制御装置で、これ
は食器洗浄機本体2内の下部前面側に配設されている。
16は温度検知手段たるサーミスタで、これは、洗浄槽1
の外底部に配設され、水溜部4内に収容された水の温度
を検知するようになっている。
而して、第3図に電気的構成の概略を示すように、上
記制御装置15は、所定の洗浄制御プログラムに従って、
給水弁8及びシーズヒータ14を通断電制御すると共に、
駆動回路17に制御信号を与えて駆動モータ11を適宜正逆
回転させる。また、制御装置15は、サーミスタ16から温
度検知信号Saを受けるようになっている。
記制御装置15は、所定の洗浄制御プログラムに従って、
給水弁8及びシーズヒータ14を通断電制御すると共に、
駆動回路17に制御信号を与えて駆動モータ11を適宜正逆
回転させる。また、制御装置15は、サーミスタ16から温
度検知信号Saを受けるようになっている。
次に、上記制御装置15の制御内容の概要を第1図,第
4図,第5図及び第6図も参照して説明する。この場
合、制御装置15は、洗浄運転を行なうについて、第1図
に示す給水,洗浄,排水,給水,すすぎ,・・・,熱湯
すすぎ,排水,乾燥といった各行程を連続的に実行す
る。ここで、第1図中(I),(II),(III)は洗浄
行程及び熱湯すすび行程の実行時間が異なる行程進行パ
ターンを示している。
4図,第5図及び第6図も参照して説明する。この場
合、制御装置15は、洗浄運転を行なうについて、第1図
に示す給水,洗浄,排水,給水,すすぎ,・・・,熱湯
すすぎ,排水,乾燥といった各行程を連続的に実行す
る。ここで、第1図中(I),(II),(III)は洗浄
行程及び熱湯すすび行程の実行時間が異なる行程進行パ
ターンを示している。
まず、食器を食器かご5,6内に収納した状態で、該食
器かご5,6を洗浄槽1内に配置し、1回分の洗浄に必要
な洗剤を洗浄槽1内に投入する。そして、図示しないス
タートスイッチを操作することにより、第1図に示すよ
うな食器洗浄コースが開始される。即ち、最初の給水行
程において、給水弁8が開放されて洗浄槽1の水溜部4
に所定量の水が供給される。この後、洗浄行程が実行さ
れるものであり、ここでは、駆動モータ11が通電されて
ポンプ10が正回転駆動され、水溜部4内の水が噴射アー
ム9,9から食器に向けて噴射され洗剤洗い運転が開始さ
れる。この洗浄行程では、シーズヒータ14によって水溜
部4内の水が洗いに適した温度まで加熱されるようにな
っており、温水にて洗剤洗い運転が行なわれ食器の汚れ
の洗い落としが効果的になされる。このような洗浄行程
の実行時間の設定制御については、後述する。
器かご5,6を洗浄槽1内に配置し、1回分の洗浄に必要
な洗剤を洗浄槽1内に投入する。そして、図示しないス
タートスイッチを操作することにより、第1図に示すよ
うな食器洗浄コースが開始される。即ち、最初の給水行
程において、給水弁8が開放されて洗浄槽1の水溜部4
に所定量の水が供給される。この後、洗浄行程が実行さ
れるものであり、ここでは、駆動モータ11が通電されて
ポンプ10が正回転駆動され、水溜部4内の水が噴射アー
ム9,9から食器に向けて噴射され洗剤洗い運転が開始さ
れる。この洗浄行程では、シーズヒータ14によって水溜
部4内の水が洗いに適した温度まで加熱されるようにな
っており、温水にて洗剤洗い運転が行なわれ食器の汚れ
の洗い落としが効果的になされる。このような洗浄行程
の実行時間の設定制御については、後述する。
以上のような洗浄洗い運転が終了すると、駆動モータ
11が逆回転するように通電されてポンプ10が逆回転駆動
され、水溜部4内の水即ち汚れた洗剤液が吸引されて排
水管を介して排出され(排水行程)、以後すすぎ洗い運
転に移行する。
11が逆回転するように通電されてポンプ10が逆回転駆動
され、水溜部4内の水即ち汚れた洗剤液が吸引されて排
水管を介して排出され(排水行程)、以後すすぎ洗い運
転に移行する。
そしてこのすすぎ洗い運転では、洗剤を使用せずに上
述の洗剤洗いと同様の動作を行なうものであり、まず給
水行程を実行して洗浄槽1内への給水が所定量行なわれ
る。この後、すすぎ行程が実行され、ここでは、ポンプ
10が駆動されて洗浄槽1内の水が噴射アーム9,9から噴
射されて清水によるすすぎ洗い運転が行なわれる。そし
て、排水行程が実行されてポンプ10により洗浄槽1内の
水が排出される。このようなすすぎ洗い運転が3回繰返
された後、熱湯すすぎ洗い運転が行なわれるものであ
り、この熱湯すすぎ洗い運転では、まず給水行程を実行
して洗浄槽1内への給水が所定量行なわれる。この後、
熱湯すすぎ行程が実行され、ここでは、ポンプ10が駆動
されて洗浄槽1内の水が噴射アーム9,9から噴射されて
すすぎ洗い運転が行なわれると共に、シーズヒータ14に
よって水溜部4内の水が熱湯状態になるまで加熱される
ようになっており、以てその熱湯により食器の消毒及び
次の乾燥運転を効率良く行なうための食器の加熱等が行
なわれる。この熱湯すすぎ行程の実行時間の設定制御に
ついては、後述する。
述の洗剤洗いと同様の動作を行なうものであり、まず給
水行程を実行して洗浄槽1内への給水が所定量行なわれ
る。この後、すすぎ行程が実行され、ここでは、ポンプ
10が駆動されて洗浄槽1内の水が噴射アーム9,9から噴
射されて清水によるすすぎ洗い運転が行なわれる。そし
て、排水行程が実行されてポンプ10により洗浄槽1内の
水が排出される。このようなすすぎ洗い運転が3回繰返
された後、熱湯すすぎ洗い運転が行なわれるものであ
り、この熱湯すすぎ洗い運転では、まず給水行程を実行
して洗浄槽1内への給水が所定量行なわれる。この後、
熱湯すすぎ行程が実行され、ここでは、ポンプ10が駆動
されて洗浄槽1内の水が噴射アーム9,9から噴射されて
すすぎ洗い運転が行なわれると共に、シーズヒータ14に
よって水溜部4内の水が熱湯状態になるまで加熱される
ようになっており、以てその熱湯により食器の消毒及び
次の乾燥運転を効率良く行なうための食器の加熱等が行
なわれる。この熱湯すすぎ行程の実行時間の設定制御に
ついては、後述する。
上記熱湯すすぎ洗い運転後、排水行程が実行されてポ
ンプ10により洗浄槽1内の水が排出される。そして引き
続いて、食器の乾燥行程が実行されるものであり、ここ
では、シーズヒータ14が通電されてその発熱により食器
の乾燥運転が行なわれる。
ンプ10により洗浄槽1内の水が排出される。そして引き
続いて、食器の乾燥行程が実行されるものであり、ここ
では、シーズヒータ14が通電されてその発熱により食器
の乾燥運転が行なわれる。
さて、前述の洗浄行程における実行時間の設定につい
て述べるに、制御装置15は、給水行程終了から一定時間
例えば5分間経過した時点で、洗浄槽1内に収容された
水の温度を検知したサーミスタ16からの検知結果たる温
度検知信号Saに基づいて、洗浄行程の実行時間を下記I
〜IIIのように決定する。
て述べるに、制御装置15は、給水行程終了から一定時間
例えば5分間経過した時点で、洗浄槽1内に収容された
水の温度を検知したサーミスタ16からの検知結果たる温
度検知信号Saに基づいて、洗浄行程の実行時間を下記I
〜IIIのように決定する。
I.5分間経過後の水の温度が35℃以下のとき実行時間を1
8分 II.5分間経過後の水の温度が35℃〜50℃のとき実行時間
を15分 III.5分間経過後の水の温度が50℃以上のとき実行時間
を12分 また、前記熱湯すすぎ行程における実行時間について
も、上述した給水行程終了から5分間経過した時点での
洗浄槽1内に収容された水の温度の検知結果たる温度検
知信号Saに基づいて、下記I〜IIIのように決定され
る。
8分 II.5分間経過後の水の温度が35℃〜50℃のとき実行時間
を15分 III.5分間経過後の水の温度が50℃以上のとき実行時間
を12分 また、前記熱湯すすぎ行程における実行時間について
も、上述した給水行程終了から5分間経過した時点での
洗浄槽1内に収容された水の温度の検知結果たる温度検
知信号Saに基づいて、下記I〜IIIのように決定され
る。
I.5分間経過後の水の温度が35℃以下のとき実行時間を1
1分 II.5分間経過後の水の温度が35℃〜50℃のとき実行時間
を9分 III.5分間経過後の水の温度が50℃以上のとき実行時間
を7分 而して、洗浄行程の実行時間の具体的な選択設定例つ
いて、第4図乃至第6図に従って説明する。
1分 II.5分間経過後の水の温度が35℃〜50℃のとき実行時間
を9分 III.5分間経過後の水の温度が50℃以上のとき実行時間
を7分 而して、洗浄行程の実行時間の具体的な選択設定例つ
いて、第4図乃至第6図に従って説明する。
第4図は、環境温度即ち食器洗浄機本体2の温度が低
く(室温が20℃)、且つ洗浄槽1内に供給される水の温
度が20℃である場合の洗浄槽1内に収容された水の温度
変化を示したものである。尚、一点鎖線はサーミスタ16
による検出温度を示している。この第4図において、
(イ)点で給水が開始され、(ロ)点で給水が終了する
と共に洗浄が開始される。即ち、(ロ)点からシーズヒ
ータ14による水の加熱が開始されると共にポンプ10によ
る洗剤洗いが開始される。そして、5分経過した時点で
ある(ハ)点において、洗浄槽1内の水の温度が35℃以
下であるから、洗浄行程の実行時間は18分と設定され
る。この後、水の温度が洗浄に最も適する温度例えば略
60℃程度(ニ)点になるまで上昇され、この温度を保持
した状態で洗剤洗い運転が(ホ)点まで実行される。
く(室温が20℃)、且つ洗浄槽1内に供給される水の温
度が20℃である場合の洗浄槽1内に収容された水の温度
変化を示したものである。尚、一点鎖線はサーミスタ16
による検出温度を示している。この第4図において、
(イ)点で給水が開始され、(ロ)点で給水が終了する
と共に洗浄が開始される。即ち、(ロ)点からシーズヒ
ータ14による水の加熱が開始されると共にポンプ10によ
る洗剤洗いが開始される。そして、5分経過した時点で
ある(ハ)点において、洗浄槽1内の水の温度が35℃以
下であるから、洗浄行程の実行時間は18分と設定され
る。この後、水の温度が洗浄に最も適する温度例えば略
60℃程度(ニ)点になるまで上昇され、この温度を保持
した状態で洗剤洗い運転が(ホ)点まで実行される。
第5図は、環境温度即ち食器洗浄機本体2の温度が高
く(1回目の食器洗いを行なって食器の乾燥運転を行な
った直後の状態で2回目の食器洗いを行なう場合であ
り、洗浄槽1の温度が約60℃)、且つ洗浄槽1内に供給
される水の温度が20℃である場合の洗浄槽1内に収容さ
れた水の温度変化を示したものである。尚、破線は給水
水温の変化を示している。この場合は、第5図に示すよ
うに、(イ)点で給水が開始されると、洗浄槽1の温度
が急激に下降するが、(ロ)点で給水が終了した後は、
食器洗浄機本体2自体に蓄積された熱とシーズヒータ14
による加熱によって洗浄槽1内の水の温度は急激に上昇
する。そして、洗浄槽1内の温度が均一化すると、その
後は前記第4図の場合と略同じ上昇率で水の温度が上昇
する。従って、5分経過した時点の(ハ)点では、該水
の温度が35℃〜50℃の範囲内であるから、洗浄行程の実
行時間は15分と設定される。
く(1回目の食器洗いを行なって食器の乾燥運転を行な
った直後の状態で2回目の食器洗いを行なう場合であ
り、洗浄槽1の温度が約60℃)、且つ洗浄槽1内に供給
される水の温度が20℃である場合の洗浄槽1内に収容さ
れた水の温度変化を示したものである。尚、破線は給水
水温の変化を示している。この場合は、第5図に示すよ
うに、(イ)点で給水が開始されると、洗浄槽1の温度
が急激に下降するが、(ロ)点で給水が終了した後は、
食器洗浄機本体2自体に蓄積された熱とシーズヒータ14
による加熱によって洗浄槽1内の水の温度は急激に上昇
する。そして、洗浄槽1内の温度が均一化すると、その
後は前記第4図の場合と略同じ上昇率で水の温度が上昇
する。従って、5分経過した時点の(ハ)点では、該水
の温度が35℃〜50℃の範囲内であるから、洗浄行程の実
行時間は15分と設定される。
上記第5図の場合、もし仮に給水終了時(ロ)点即ち
洗浄行程開始時のサーミスタ16による検知温度に基づい
て洗浄行程の実行時間を設定すると、該検知温度は約30
℃であるから35℃以下となって洗浄行程の実行時間は18
分と設定される。従って、前述したように実際に必要な
実行時間15分と比較すると洗浄時間が長くなると共に、
通電時間即ち電力が無駄になる。
洗浄行程開始時のサーミスタ16による検知温度に基づい
て洗浄行程の実行時間を設定すると、該検知温度は約30
℃であるから35℃以下となって洗浄行程の実行時間は18
分と設定される。従って、前述したように実際に必要な
実行時間15分と比較すると洗浄時間が長くなると共に、
通電時間即ち電力が無駄になる。
第6図は、環境温度即ち食器洗浄機本体2の温度が低
く(室温が20℃)、且つ洗浄槽1内に供給される水の温
度が60℃である場合の洗浄槽1内に収容された水の温度
変化を示したものである。この場合は、第6図に示すよ
うに、(イ)点で給水が開始されると、給水水温が高い
こととシーズヒータ14による加熱によって洗浄槽1内の
水の温度は急激に上昇する。そして、洗浄槽1内の温度
が均一化すると、その後は前記第4図の場合と略同じ上
昇率で水の温度が上昇する。従って、5分経過した時点
の(ハ)点では、該水の温度が50℃以上であるから、洗
浄行程の実行時間は12分と設定される。
く(室温が20℃)、且つ洗浄槽1内に供給される水の温
度が60℃である場合の洗浄槽1内に収容された水の温度
変化を示したものである。この場合は、第6図に示すよ
うに、(イ)点で給水が開始されると、給水水温が高い
こととシーズヒータ14による加熱によって洗浄槽1内の
水の温度は急激に上昇する。そして、洗浄槽1内の温度
が均一化すると、その後は前記第4図の場合と略同じ上
昇率で水の温度が上昇する。従って、5分経過した時点
の(ハ)点では、該水の温度が50℃以上であるから、洗
浄行程の実行時間は12分と設定される。
上記第6図の場合、もし仮に給水終了時(ロ)点即ち
洗浄行程開始時のサーミスタ16による検知温度に基づい
て洗浄行程の実行時間を設定すると、該検知温度は約28
℃であるから35℃以下となって洗浄行程の実行時間は18
分と設定される。従って、前述したように実際に必要な
実行時間12分と比較すると洗浄時間が長くなると共に、
通電時間即ち電力が無駄になる。
洗浄行程開始時のサーミスタ16による検知温度に基づい
て洗浄行程の実行時間を設定すると、該検知温度は約28
℃であるから35℃以下となって洗浄行程の実行時間は18
分と設定される。従って、前述したように実際に必要な
実行時間12分と比較すると洗浄時間が長くなると共に、
通電時間即ち電力が無駄になる。
このような構成の本実施例によれば、制御装置15によ
って、給水行程終了から5分間経過時点での洗浄槽1内
の水の温度検知結果に基づいて、洗浄行程或は熱湯すす
ぎ行程の実行時間を決定するようにしたので、洗浄槽1
内の温度が均一化した状態の水の温度が行程の実行時間
の判断の基準になるから、従来とは異なり給水水温に加
えて室温或は食器洗浄機本体2の温度等の環境温度が考
慮されるようになり、洗浄行程或は熱湯すすぎ行程の実
行時間を適切な時間に設定することができる。従って、
洗浄が不十分になったり或は洗浄時間が不必要に長くな
ったりすることを防止でき、ひいては電力を節約でき
る。
って、給水行程終了から5分間経過時点での洗浄槽1内
の水の温度検知結果に基づいて、洗浄行程或は熱湯すす
ぎ行程の実行時間を決定するようにしたので、洗浄槽1
内の温度が均一化した状態の水の温度が行程の実行時間
の判断の基準になるから、従来とは異なり給水水温に加
えて室温或は食器洗浄機本体2の温度等の環境温度が考
慮されるようになり、洗浄行程或は熱湯すすぎ行程の実
行時間を適切な時間に設定することができる。従って、
洗浄が不十分になったり或は洗浄時間が不必要に長くな
ったりすることを防止でき、ひいては電力を節約でき
る。
尚、上記実施例では、給水行程終了から5分後の洗浄
槽1内の水の検知温度結果に基づいて洗浄行程或は熱湯
すすぎ行程の実行時間を3段階に選択設定するようにし
たが、これに限られるものではなく、例えば上記実行時
間を4段階以上に設定したり、或は下記式に従って上記
実行時間を無段階設定するようにしても良い。
槽1内の水の検知温度結果に基づいて洗浄行程或は熱湯
すすぎ行程の実行時間を3段階に選択設定するようにし
たが、これに限られるものではなく、例えば上記実行時
間を4段階以上に設定したり、或は下記式に従って上記
実行時間を無段階設定するようにしても良い。
実行時間[分]=5+60/α+β 但し、α=(シーズヒータによる温度変化) [℃/分],β=(60℃での洗浄に必要な時間)[分] また、上記実施例では、最初の給水行程終了から5分
間経過時点での温度検知結果に基づいて、洗浄行程及び
熱湯すすぎ行程の各実行時間を決定するようにしたが、
これに代えて、洗浄行程及び熱湯すすぎ行程において各
々行程開始直前の給水行程終了から5分間経過時点での
温度検知結果に基づいて、洗浄行程及び熱湯すすぎ行程
の各実行時間を決定するようにしても良い。
間経過時点での温度検知結果に基づいて、洗浄行程及び
熱湯すすぎ行程の各実行時間を決定するようにしたが、
これに代えて、洗浄行程及び熱湯すすぎ行程において各
々行程開始直前の給水行程終了から5分間経過時点での
温度検知結果に基づいて、洗浄行程及び熱湯すすぎ行程
の各実行時間を決定するようにしても良い。
その他、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、給水行程終了からの一定時間を5分間に固定する必
要はなく、この一定時間を適宜設定するようにしても良
い。
く、給水行程終了からの一定時間を5分間に固定する必
要はなく、この一定時間を適宜設定するようにしても良
い。
[発明の効果] 本発明は以上の説明から明らかなように、制御装置に
よって、給水行程終了後引き続いて次行程を実行させる
と共に、該給水行程終了から一定時間経過時点での温度
検知手段による洗浄槽内に収容した水の温度の検知結果
に基づいて、以後の行程の実行時間を決定する構成とし
たので、給水水温或は環境温度等を考慮して、洗浄行程
或はすすぎ行程等の実行時間を適切な時間に設定するこ
とができ、洗浄不足を防止できると共に時間及び電力の
浪費を防止できるという優れた効果を奏する。
よって、給水行程終了後引き続いて次行程を実行させる
と共に、該給水行程終了から一定時間経過時点での温度
検知手段による洗浄槽内に収容した水の温度の検知結果
に基づいて、以後の行程の実行時間を決定する構成とし
たので、給水水温或は環境温度等を考慮して、洗浄行程
或はすすぎ行程等の実行時間を適切な時間に設定するこ
とができ、洗浄不足を防止できると共に時間及び電力の
浪費を防止できるという優れた効果を奏する。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は洗浄運
転を異なる行程進行パターンで示す図、第2図は全体の
縦断面図、第3図はブロック図、第4図乃至第6図は夫
々異なる状態における洗浄槽内に収容された水の温度変
化を示す特性図である。 図面中、1は洗浄槽、2は食器洗浄機本体、14はシーズ
ヒータ、15は制御装置、16サーミスタ(温度検知手段)
を示す。
転を異なる行程進行パターンで示す図、第2図は全体の
縦断面図、第3図はブロック図、第4図乃至第6図は夫
々異なる状態における洗浄槽内に収容された水の温度変
化を示す特性図である。 図面中、1は洗浄槽、2は食器洗浄機本体、14はシーズ
ヒータ、15は制御装置、16サーミスタ(温度検知手段)
を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】給水,洗浄,すすぎ等の行程を制御する制
御装置と、洗浄槽内に収容した水の温度を検知してその
検知結果を前記制御装置に与える温度検知手段と、前記
洗浄槽内に収容した水を加熱するヒータとを具備し、前
記制御装置は、給水行程終了後引き続いて次行程を実行
させるものであって、該給水行程終了から一定時間経過
時点での前記温度検知結果に基づいて以後の行程の実行
時間を決定する構成であることを特徴とする食器洗浄
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62147755A JPH0822271B2 (ja) | 1987-06-13 | 1987-06-13 | 食器洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62147755A JPH0822271B2 (ja) | 1987-06-13 | 1987-06-13 | 食器洗浄機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63311924A JPS63311924A (ja) | 1988-12-20 |
JPH0822271B2 true JPH0822271B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=15437419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62147755A Expired - Lifetime JPH0822271B2 (ja) | 1987-06-13 | 1987-06-13 | 食器洗浄機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0822271B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2986489B2 (ja) * | 1989-10-19 | 1999-12-06 | 松下電器産業株式会社 | 食器洗浄機 |
JP2517423B2 (ja) * | 1990-01-30 | 1996-07-24 | 三洋電機株式会社 | 食器洗浄機の運転方法 |
JPH04108065U (ja) * | 1991-02-25 | 1992-09-18 | 三洋電機株式会社 | 食器洗い乾燥機 |
JPH04336023A (ja) * | 1991-05-13 | 1992-11-24 | Sanyo Electric Co Ltd | 食器洗い器 |
JP2887220B2 (ja) * | 1992-06-10 | 1999-04-26 | 株式会社日立製作所 | 食器洗い機 |
JP3357768B2 (ja) * | 1995-09-28 | 2002-12-16 | 三洋電機株式会社 | 食器洗い機 |
WO2005018407A2 (en) * | 2003-08-26 | 2005-03-03 | Alpert Martin A | Dishwasher and method |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61280838A (ja) * | 1985-05-10 | 1986-12-11 | 三洋電機株式会社 | 食器洗い機 |
-
1987
- 1987-06-13 JP JP62147755A patent/JPH0822271B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63311924A (ja) | 1988-12-20 |
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