JPH08168804A - 熱延鋼材の巻取温度制御装置 - Google Patents
熱延鋼材の巻取温度制御装置Info
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- JPH08168804A JPH08168804A JP6314782A JP31478294A JPH08168804A JP H08168804 A JPH08168804 A JP H08168804A JP 6314782 A JP6314782 A JP 6314782A JP 31478294 A JP31478294 A JP 31478294A JP H08168804 A JPH08168804 A JP H08168804A
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Abstract
測速度パターンを用いることで、冷却設備における鋼材
の速度変動を予測し、最適の注水パターンを得る。 【構成】 速度制御情報、圧延長および鋼材Sの仕上速
度に基づいて作成された予測速度パターンに基づいて冷
却設備Rにおける鋼材部分S(i)の速度を予測する速
度予測装置8と、予測速度および仕上出側温度、仕上出
側板厚の実績データから鋼材部分S(i)の冷却水量を
計算する冷却水量計算装置9とを設け、上記冷却水量に
基づいて注水パターン計算装置10が決定した各注水バ
ンクにおける注水パターンに応じて各注水バンクを開閉
制御する。
Description
材を冷却設備において冷却することにより、その熱延鋼
材を所定の巻取温度に制御する熱延鋼材の巻取温度制御
装置に関するものである。
は、冷却設備の上流にある仕上圧延機において主に圧延
速度(仕上速度)を調整することにより、仕上圧延機出
側における鋼材の温度(仕上出側温度)を所望の温度に
制御している。
た冷却設備において、圧延材を冷却する冷却水量を調整
することにより、冷却設備下流に設置された巻取機入側
における鋼材の温度(巻取温度)を所望の温度に制御し
ている。
温度を所望の温度に制御することにより、鋼材の均一な
機械的性質が確保される。すなわち、鋼材の機械的性質
を均等にするために、仕上出側温度制御と巻取温度制御
は同時に精度よく行われる必要がある。
行われるため、仕上出温度制御による仕上出側速度の変
動が、巻取り温度制御における外乱となる。
を示し、図において、1は圧延材としての鋼材Sの仕上
圧延機、3は鋼材Sの巻取機、4は仕上圧延機1を出て
冷却設備に搬送される鋼材Sの温度を測定する仕上出側
温度計である。
定する仕上出側板厚計、6は仕上圧延機1から冷却設備
Rへの鋼材Sの搬送速度を測定する仕上速度検出器、7
は冷却設備Rによる冷却後の温度を測定する巻取温度計
である。
ド制御を行う冷却ゾーン2aとフィードバック制御を行
う冷却ゾーン2bとから構成される。
いて鋼材Sの速度予測を行う速度予測装置、9はこの予
測結果および上記仕上出側温度計4、仕上出側板厚計5
の各検出出力に従って冷却水量を計算する冷却水量計算
装置である。
づいて注水パターンを決定する注水パターン計算装置、
11はその注水パターンに応じてバンクを開閉制御する
バンク開閉装置である。
上出側温度計4の直下にある鋼材Sの一部である鋼材部
分S(i)について考える。いま、鋼材部分S(i)が
仕上出側温度計4の直下にある時の速度は、その時の仕
上圧延機1における仕上速度Vfと同じであり、従っ
て、速度予測装置8では仕上速度Vfの速度実績から、
鋼材部分S(i)が冷却設備Rの冷却ゾーン2aに達し
冷却される時の、平均的な予測速度V’を計算する。
Rにおける鋼材Sの予測速度V’、仕上出側温度計4に
よる仕上出側温度および仕上出側板厚計5による仕上出
側板厚等の実績データから、鋼材部分S(i)を目標巻
取温度に冷却するために必要な冷却水量を計算する。
材部分S(i)の前後の部分についても同様に冷却水量
が計算され、注水パターン計算装置10において冷却設
備Rの冷却ゾーン2aの冷却水の注水パターン、すなわ
ち、冷却設備Rを構成する各注水バンクの注水量のパタ
ーンが決定される。
て、早めに注水を開始するように注水パターンが計算さ
れる。
温度制御装置は以上のように構成されているので、鋼材
部分S(i)が仕上出側温度計直下に存在する時の仕上
速度の実績値を用いて、この鋼材部分S(i)の冷却設
備Rにおける速度を予測するため、鋼材部分S(i)の
速度が仕上出側温度計4の直下から冷却設備Rに到達す
るまでの間で急激に変化する場合には対応できないとい
う問題点があった。
S(i)が仕上出側温度計4の直下にある仕上速度Vf
(i)と、鋼材部分S(i)より前に仕上出側温度計4
の下を通過した鋼材部分S(i−1)の仕上出側温度計
4の直下における仕上速度Vf(i−1)とから仕上速
度Vfの加速度を求め、これにゲインGを乗じることに
より、この加速率が、鋼材部分S(i)が冷却設備に到
達するまで維持されるものと仮定して、この鋼材部分S
(i)の冷却設備Rにおける速度V’を、V’=G・
(Vf(i−1)−Vf(i))+Vf(i)の演算結
果により予測している。
(1)からS(n)の仕上出側温度計4の直下における
仕上速度Vf、冷却設備Rの直下における速度V、冷却
設備Rにおける予測速度V’の関係を図6に示す。
は範囲aでは加速度が徐々に大きくなっているため、予
測速度V’は速度Vよりも小さくなり冷却不足が発生
し、範囲bでは範囲aから範囲bへの切り替わり部分に
おいて、予測速度V’が大きくなるため過冷却が発生す
るほか、範囲cでは予測速度V’が速度Vよりも大きく
なるため過冷却が発生するという問題点があった。
却設備R内の固定された点における速度であり、上記演
算においては、ゲインGによりその値が固定される。
部分S(i)の冷却設備R内における予測速度V’は、
鋼材部分S(i)が仕上出側温度計4から7単位長進ん
だ冷却設備R内の点における速度を予測することにな
る。
却設備R内の任意の範囲で行われるため、予測速度V’
と冷却時の速度Vが異なり過冷却や冷却不足が発生する
という問題点があった。
な応答遅れを距離に換算した固定値のテーブルデータを
用意し、これを用いて注水パターンを計算するため、仕
上速度Vfが大きく変動すると、応答遅れ相当の距離が
合わないため、過冷却や冷却不足が発生するという問題
点があった。
ためになされたものであり、仕上圧延機の各種の速度情
報に基づいて作成した予測速度パターンを用いること
で、冷却設備における鋼材の速度変動を予測し、これに
対応した最適の注水パターン(必要な冷却注水量)を得
ることができる熱延鋼材の巻取温度制御装置を得ること
を目的とする。
に仕上入側温度および仕上入側における鋼材先端からの
長さから、予め用意された速度パターンを用いて、冷却
設備における鋼材の速度を予測することで、これに対応
した最適の注水パターンを得ることができる熱延鋼材の
巻取温度制御装置を得ることを目的とする。
範囲を限定した上で、この注水範囲における鋼材の速度
を予測して、これに対応した最適の注水パターンを得る
ことができる熱延鋼材の巻取温度制御装置を得ることを
目的とする。
計算した鋼材部分に対し、上記予測速度に応じた注水タ
イミングの補正を行って、注水タイミングがずれること
のない注水を行えるとともに、必要な箇所に必要な量の
冷却水を注水して、巻取温度制御を高精度に実現できる
熱延鋼材の巻取温度制御装置を得ることを目的とする。
延鋼材の巻取温度制御装置は、速度制御情報、圧延長お
よび鋼材の仕上速度に基づいて作成された予測速度パタ
ーンに基づいて冷却設備における鋼材部分の速度を予測
する速度予測装置と、予測速度および仕上出側温度、仕
上出側板厚の実績データから鋼材部分の冷却水量を計算
する冷却水量計算装置とを設け、上記冷却水量に基づい
て注水パターン計算装置が決定した各注水バンクにおけ
る注水パターンに応じて、バンク開閉装置に、各注水バ
ンクを開閉制御させるようにしたものである。
制御装置は、仕上圧延機で熱間圧延される鋼材の仕上入
側温度を測定する仕上入側温度計と、該仕上入側温度計
の直下における鋼材の先端からの長さを測定する測長器
と、仕上圧延機の仕上出側において、上記鋼材の先端か
らの距離から圧延長を測定する圧延長測定器とを設け、
速度予測装置に、上記仕上入側温度、上記測長器による
鋼材の長さ、上記圧延長および仕上出側の鋼材の仕上速
度に基づいて予め作成された速度パターンテーブルを用
いて、上記鋼材の冷却設備における鋼材部分の速度を予
測させるようにしたものである。
制御装置は、仕上速度検出器が出力する仕上速度から鋼
材部分が冷却設備に達して冷却されるときの速度を予測
する速度予測装置と、この予測した予測速度および仕上
圧延機の仕上出側温度,仕上出側板厚の実績データに基
づいて冷却水量を計算し、この冷却水量から上記速度予
測装置に上記冷却設備での注水範囲を予測させて、冷却
水量を再計算する冷却水量計算装置とを設けて、この再
計算した冷却水量に基づいて注水パターンの計算を行わ
せるようにしたものである。
制御装置は、速度予測装置で予測した予測速度と冷却設
備の応答遅れ時間に基づく注水パターンを計算する注水
パターン計算装置を設け、上記注水パターンに応じて、
各注水バンクをバンク開閉装置によって開閉制御させる
ようにしたものである。
御装置は、冷却設備の上流側に配置された圧延機の速度
制御装置にて、鋼材の加速率や最大速度などの速度制御
情報を計算させ、この計算結果に基づいて、速度予測装
置により冷却設備における速度パターンを作成して、該
冷却設備内における鋼材の速度を予測させ、この予測結
果を利用して冷却水量および注水パターンを決定し、こ
の注水パターンに従ってバンクを開閉制御し、最適な巻
取温度コントロールを実現する。
度制御装置は、仕上圧延機の入側温度と出側温度との相
関および鋼材長などに基づいて、予め速度パターンテー
ブルに格納してある速度パターンに従って鋼材の速度を
予測させ、この予測結果を利用して冷却水量および注水
パターンを決定し、この注水パターンに従ってバンクを
開閉制御し、最適な巻取温度コントロールを実現する。
度制御装置は、冷却設備における注水範囲を限定した上
で、この注水範囲における鋼材の速度を予測し、この予
測結果を利用して冷却水量および注水パターンを決定
し、この注水パターンに従ってバンクを開閉制御し、最
適な巻取温度コントロールを実現する。
度制御装置は、冷却設備において冷却水が注水されてか
ら熱延された鋼材に当たるまでの時間遅れを予測して、
刻々と注水パターンを選択し、これらの各注水パターン
に従ってバンクを開閉制御し、最適な巻取温度コントロ
ールを実現する。
する。図1において、1は圧延材としての鋼材Sの仕上
圧延機、3は鋼材Sの巻取機、4は仕上圧延機1を出て
冷却設備に搬送される鋼材Sの温度を測定する仕上出側
温度計である。
定する仕上出側板厚計、6は仕上圧延機1から冷却設備
Rへの鋼材Sの搬送速度を測定する仕上速度検出器、7
は冷却設備Rによる冷却後の温度を測定する巻取温度計
である。
ド制御を行う冷却ゾーン2aとフィードバック制御を行
う冷却ゾーン2bとから構成される。
か、後述の仕上圧延速度制御装置および圧延長測定器の
各出力に基づいて鋼材Sの速度予測を行う速度予測装
置、9はこの予測結果および上記仕上出側温度計4、仕
上出側板厚計5の各検出出力に従って冷却水量を計算す
る冷却水量計算装置である。
づいて注水パターンを決定する注水パターン計算装置、
11はその注水パターンに応じてバンクを開閉制御する
バンク開閉装置である。
速率,減速率,最大速度,鋼材Sの尾端における最終速
度を実測値から演算によって求め、これを速度制御情報
として速度予測装置8に入力する仕上圧延速度制御装置
である。
る鋼材Sの先端からの距離から圧延長を測定する圧延長
測定器であり、この測定出力も上記速度予測装置8に入
力される。
延速度制御装置12において、速度情報として鋼材Sの
先端における速度,加速率,減速率,最大速度および鋼
材Sの尾端における最終速度を計算する。そして、この
仕上圧延速度制御装置12において計算した速度情報と
鋼材Sの長さを予め速度予測装置8に伝送しておく。
り予測速度パターンを作成しておき、仕上圧延機1の出
側における鋼材Sの先端からの距離を圧延長測定機13
により測長しながら、上記予測速度パターンを用いて、
仕上出側温度計4の直下にある鋼材部分S(i)の冷却
設備Rにおける速度V’を予測する。
Rにおける鋼材Sの予測速度V’、仕上出側温度計4に
よる仕上出側温度および仕上出側板厚計5による仕上出
側板厚等の実績データから、鋼材部分S(i)を目標巻
取温度に冷却するために必要な冷却水量を計算する。
材部分S(i)の前後の部分についても同様に冷却水量
が計算され、注水パターン計算装置10において冷却設
備Rの冷却ゾーン2aの冷却水の注水パターン、すなわ
ち、冷却設備Rを構成する各注水バンクの注水量のパタ
ーンが決定される。
情報を仕上圧延速度制御装置12によって予め自動的に
求めておくことにより、この速度制御情報と鋼材Sの圧
延長情報とからさらに精度よく鋼材Sの巻取側の速度変
動を予測でき、従って、かかる予測値を用いて、より高
い精度にて巻取温度を制御できる。
示し、図において、14は鋼材Sの仕上入側温度を測定
する仕上入側温度計、15は仕上入側温度計14の直下
における鋼材Sの先端からの長さを測定する測長器で、
これらの各測定出力は速度予測装置8に入力される。
出側板厚、鋼種などの目標値および仕上入側温度、仕上
出側温度の実績値に基づき、予め決定された速度パター
ンテーブルである。なお、このほかの図1に示したもの
と同一の構成部分には同一符号を付して、その重複する
説明を省略する。
の仕上入側温度計14の直下における鋼材Sの先端から
の距離を、測長器15により測長しながら、鋼材Sの仕
上入側温度を仕上入側温度計14により測定する。
らの距離、鋼材Sの仕上出側温度、仕上出側板厚、鋼種
等の目標値と仕上入側温度の実績値に基づき、予め用意
された速度パターンテーブル16を用いて、仕上圧延機
1の出側における鋼材Sの先端からの距離を圧延長測定
器13により測長しながら、仕上出側温度計4直下にあ
る鋼材部分S(i)の冷却設備Rの冷却ゾーン2aにお
ける速度V’を予測する。
Rにおける鋼材Sの予測速度V’、仕上出側温度計4に
よる仕上出側温度および仕上出側板厚計5による仕上出
側板厚等の実績データから、鋼材部分S(i)を目標巻
取温度に冷却するために必要な冷却水量を計算する。
S(i)の前後の部分についても同様に冷却水量が計算
され、注水パターン計算装置10において冷却設備Rの
冷却ゾーン2aの冷却水の注水パターン、すなわち、冷
却設備Rを構成する各注水バンクの注水量のパターンが
決定される。
仕上圧延機1の速度制御を行う場合、仕上入側温度およ
び仕上出側温度の実績値、鋼材Sの長さおよび仕上速度
に応じた速度パターンを予測することで、オペレータ介
入時の速度についても精度よく巻取温度制御を実施する
ことができる。
巻取温度制御装置による巻取温度制御手順を示すフロー
チャートである。図について説明すると、図5の巻取温
度制御装置において、冷却設備Rの、例えば中央におけ
る予測速度V’を用いて予測する冷却設備R内の注入が
行われる範囲における速度をV”とする。
られ(ステップST1)、この予測速度V’を用いて冷
却水量計算装置9により冷却設備Rの冷却水量が計算さ
れる(ステップST2)。次に、この冷却水量から冷却
設備Rにおける注水範囲を計算する(ステップST
3)。
部分S(i)の速度V”を速度予測装置8により再予測
し(ステップST4)、冷却水量計算装置9により鋼材
部分S(i)に対する冷却設備Rにおける冷却量を再計
算する(ステップST2)。
ついても同様の計算を行い、注水パターン計算装置10
により冷却設備Rの注水パターンを計算し(ステップS
T5)、巻取温度を制御する。
予測速度を用いて、ステップST1→ステップST2→
ステップST5の順に冷却量を計算しているが、この実
施例では、鋼材Sが実際に注水される場所を限定した上
で、鋼材Sの速度を予測することにより、より適切な注
水量を計算できる。
示し、図において、17は速度予測装置8と注水パター
ン計算装置10とを接続するラインであり、このライン
17は速度予測装置8で計算した予測速度を注水パター
ン計算装置10に伝える。
の構成部分には同一符号を付して、その重複する説明を
省略する。
側温度4の直下の鋼材部分S(i)について、仕上出側
温度計4の直下における速度Vfを計測し、冷却設備R
における予測速度V’を計算する。
算装置10に取り込むことにより、ここで予測速度V’
と冷却設備Rの応答遅れ時間から注水開始補正距離ΔL
Tを算出し、鋼材部分S(i)よりΔLTだけ前にある
鋼材部分S(i−ΔLT)が冷却設備Rの冷却ゾーン2
aの注水範囲の先端に達した時に、注水を開始する。
長の鋼材部分S(1)〜S(n)について行い、注水パ
ターンを決定する。これらの処理は注水パターン計算装
置10により実行される。また、冷却設備Rの応答遅れ
時間、つまり冷却水が注水されてから熱延された鋼材S
に当たるまでの遅れ時間はテーブルデータとして記憶さ
れたものを読み出して使用する。
水量を計算した鋼材部分S(i)に対し、その予測速度
に応じた注水タイミングの補正を行うことにより、注水
タイミングがずれることなく確実に注水を行うことがで
き、精度よく熱延鋼材の巻取温度を制御できる。
ば、速度制御情報、圧延長および鋼材の仕上速度に基づ
いて作成された予測速度パターンに基づいて冷却設備に
おける鋼材部分の速度を予測する速度予測装置と、予測
速度および仕上出側温度、仕上出側板厚の実績データか
ら鋼材部分の冷却水量を計算する冷却水量計算装置とを
設け、上記冷却水量に基づいて注水パターン計算装置が
決定した各注水バンクにおける注水パターンに応じて、
各注水バンクを開閉制御させるように構成したので、仕
上圧延機の各種の速度情報に基づいて作成した予測速度
パターンにより冷却設備における鋼材の速度変動を予測
し、これに対応した最適の注水パターン(必要な冷却注
水量)が得られる効果がある。
間圧延される鋼材の仕上入側温度を測定する仕上入側温
度計と、該仕上入側温度計の直下における鋼材の先端か
らの長さを測定する測長器と、仕上圧延機の仕上出側に
おいて、上記鋼材の先端からの距離から圧延長を測定す
る圧延長測定器とを設け、速度予測装置に、上記仕上入
側温度、上記測長器による鋼材の長さ、上記圧延長およ
び仕上出側の鋼材の仕上速度に基づき予め作成された速
度パターンテーブルを用いて、上記鋼材の冷却設備にお
ける鋼材部分の速度を予測させるように構成したので、
圧延長および仕上速度のほかに仕上入側温度および仕上
入側における鋼材先端からの長さから、予め用意された
速度パターンを用いて、冷却設備における鋼材の速度を
予測して、これに対応した最適の注水パターン(必要な
冷却注水量)が得られる効果がある。
が出力する仕上速度から鋼材部分が冷却設備に達して冷
却されるときの速度を予測する速度予測装置と、この予
測した予測速度および仕上圧延機の仕上出側温度、仕上
出側板厚の実績データに基づいて冷却水量を計算し、こ
の冷却水量から上記速度予測装置に上記冷却設備での注
水範囲を予測させて、冷却水量を再計算する冷却水量計
算装置とを設けて、この再計算した冷却水量に基づいて
注水パターンの計算を行わせるように構成したので、鋼
材が実際に注水される注水範囲を限定した上で、この注
水範囲における鋼材の速度を予測して、これに対応した
最適の注水パターンが得られる効果がある。
予測した予測速度と冷却設備の応答遅れ時間に基づく注
水パターンを計算する注水パターン計算装置を設け、上
記注水パターンに応じて各注水バンクをバンク開閉装置
によって開閉制御させるように構成したので、予測速度
をもとに必要水量を計算した鋼材部分に対し、上記予測
速度に応じた注水タイミングの補正を行って、注水タイ
ミングがずれることのない注水を行えるとともに、必要
な箇所に必要な量の冷却水を注水して巻取温度制御を高
精度に実現できる最適の注水パターンが得られる効果が
ある。
度制御装置を示すブロック図である。
温度制御装置を示すブロック図である。
温度制御装置の動作を示す注水量計算処理手順のフロー
チャートである。
温度制御装置を示すブロック図である。
である。
冷却時の予測速度と実績速度の関係を示す説明図であ
る。
厚計、6 仕上速度検出器、8 速度予測装置、9 冷
却水量計算装置、10 注水パターン計算装置、11
バンク開閉装置、12 仕上圧延速度制御装置、13
圧延長測定器、14 仕上入側温度計、15 測長器、
16 速度パターンテーブル、R 冷却設備。
Claims (4)
- 【請求項1】 仕上圧延機で熱間圧延される鋼材の速度
制御情報を出力する仕上圧延速度制御装置と、仕上圧延
機の仕上出側において上記鋼材の先端からの距離から圧
延長を測定する圧延長測定器と、上記速度制御情報、上
記圧延長および上記鋼材の仕上速度に基づいて作成され
た予測速度パターンに基づいて冷却設備における鋼材部
分の速度を予測する速度予測装置と、この予測した予測
速度および仕上出側温度、仕上出側板厚の実績データか
ら上記鋼材部分およびこれの前後の部分を目標巻取温度
に冷却するのに必要となる冷却水量を計算する冷却水量
計算装置と、上記冷却水量に基づいて上記冷却設備の各
注水バンクにおける注水パターンを決定する注水パター
ン計算装置と、上記注水パターンに応じて各注水バンク
を開閉制御するバンク開閉装置とを備えた熱延鋼材の巻
取温度制御装置。 - 【請求項2】 仕上圧延機で熱間圧延される鋼材の仕上
入側温度を測定する仕上入側温度計と、該仕上入側温度
計の直下における鋼材の先端からの長さを測定する測長
器と、仕上圧延機の仕上出側において、上記鋼材の先端
からの距離から圧延長を測定する圧延長測定器と、上記
仕上入側温度、上記測長器による鋼材の長さ、上記圧延
長および仕上出側の鋼材の仕上速度に基づき予め作成さ
れた速度パターンテーブルを用いて、上記鋼材の冷却設
備における鋼材部分の速度を予測する速度予測装置と、
この予測した予測速度および仕上出側温度、仕上出側板
厚の実績データから上記鋼材部分およびこれの前後の部
分を目標巻取温度に冷却するのに必要となる冷却水量を
計算する冷却水量計算装置と、上記冷却水量に基づいて
上記冷却設備の各注水バンクにおける注水パターンを決
定する注水パターン計算装置と、上記注水パターンに応
じて各注水バンクを開閉制御するバンク開閉装置とを備
えた熱延鋼材の巻取温度制御装置。 - 【請求項3】 仕上速度検出器が出力する仕上速度から
鋼材部分が冷却設備に達して冷却されるときの速度を予
測する速度予測装置と、この予測した予測速度および仕
上圧延機の仕上出側温度、仕上出側板厚の実績データに
基づいて、冷却水量を計算し、この冷却水量から上記速
度予測装置に上記冷却設備での注水範囲の決定およびこ
の注水範囲中央における速度を再予測させて、上記冷却
水量を再計算する冷却水量計算装置と、この再計算した
冷却水量に基づいて上記冷却設備の各注水バンクにおけ
る注水パターンを決定する注水パターン計算装置と、上
記注水パターンに応じて各注水バンクを開閉制御するバ
ンク開閉装置とを備えた熱延鋼材の巻取温度制御装置。 - 【請求項4】 仕上速度検出器が出力する仕上速度から
鋼材部分が冷却設備に達して冷却されるときの速度を予
測する速度予測装置と、この予測した予測速度および仕
上圧延機の仕上出側温度、仕上出側板厚の実績データに
基づいて、上記鋼材部分およびこれの前後の部分を目標
巻取温度に冷却するのに必要となる冷却水量を計算する
冷却水量計算装置と、上記速度予測装置で予測した速度
と上記冷却設備の応答遅れ時間に基づく注水パターンを
計算する注水パターン計算装置と、上記注水パターンに
応じて各注水バンクを開閉制御するバンク開閉装置とを
備えた熱延鋼材の巻取温度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6314782A JP2744415B2 (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 熱延鋼材の巻取温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6314782A JP2744415B2 (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 熱延鋼材の巻取温度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08168804A true JPH08168804A (ja) | 1996-07-02 |
JP2744415B2 JP2744415B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=18057534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6314782A Expired - Lifetime JP2744415B2 (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 熱延鋼材の巻取温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2744415B2 (ja) |
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- 1994-12-19 JP JP6314782A patent/JP2744415B2/ja not_active Expired - Lifetime
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