JPH081383A - 自動溶接裏当て装置 - Google Patents
自動溶接裏当て装置Info
- Publication number
- JPH081383A JPH081383A JP15276494A JP15276494A JPH081383A JP H081383 A JPH081383 A JP H081383A JP 15276494 A JP15276494 A JP 15276494A JP 15276494 A JP15276494 A JP 15276494A JP H081383 A JPH081383 A JP H081383A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- backing material
- welding
- welded
- moving mechanism
- automatic welding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 人手を要することなく自動的に裏当て材の設
定をすることができ、従って被溶接材裏面の狭い空間に
おける作業がなくなって溶接作業環境及び溶接能率が向
上する自動溶接裏当て装置を提供する。 【構成】 裏当て材105を溶接開先3裏面へ送給リー
ル102から繰り出し巻取りリール103へ巻取りなが
ら押し付ける裏当て材供給機構100と、裏当て材供給
機構100を載架して内側固定脚205,外側固定脚2
06により被溶接材1,2への固定・解放を繰り返しな
がら自動溶接速度に合わせて移動させる移動機構200
と、移動機構200をエアシリンダー303を介して載
架して搬送する搬送機構300とを具えている。
定をすることができ、従って被溶接材裏面の狭い空間に
おける作業がなくなって溶接作業環境及び溶接能率が向
上する自動溶接裏当て装置を提供する。 【構成】 裏当て材105を溶接開先3裏面へ送給リー
ル102から繰り出し巻取りリール103へ巻取りなが
ら押し付ける裏当て材供給機構100と、裏当て材供給
機構100を載架して内側固定脚205,外側固定脚2
06により被溶接材1,2への固定・解放を繰り返しな
がら自動溶接速度に合わせて移動させる移動機構200
と、移動機構200をエアシリンダー303を介して載
架して搬送する搬送機構300とを具えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動溶接裏当て装置に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】従来片面自動溶接においては、図7正面
図に示すように、被溶接材1,2が互いに突き合わされ
て形成される溶接開先3の裏面へ、耐熱性ありかつ溶接
部の特性を損わない材質であるガラステープ等の帯状積
層布からなる裏当て材4を当てがったうえ、この裏当て
材4の上面側端部と被溶接材1,2間を両面接着テープ
5により仮付けするとともに、裏当て材4の下面を熱伝
導率の高いアルミ板等の補助材6を介しマグネットクラ
ンプ7によって所定の押し付け圧で固定したのち、溶接
開先3の表側から自動溶接機8により片面自動溶接し、
溶接終了後マグネットクランプ7を外し裏当て材4及び
補助材6を取外しており、この裏当て材4の取付け,取
外し作業は人手で行っている。しかしながら、この裏当
て材4の取付け,取外し作業にあたっては、一般に被溶
接材1,2と床面9との距離は1m以下と狭く、しかも
両面接着テープ5の仮付け及びマグネットクランプ7の
固定作業は仰向け作業であるため、作業環境が非常に悪
い。また仮付け用の両面接着テープ5は溶接終了後カー
ボナイズし被溶接材1,2の表面に付着残留するので、
錆落としや塗装等の後行程に悪影響を及ぼすおそれがあ
る。
図に示すように、被溶接材1,2が互いに突き合わされ
て形成される溶接開先3の裏面へ、耐熱性ありかつ溶接
部の特性を損わない材質であるガラステープ等の帯状積
層布からなる裏当て材4を当てがったうえ、この裏当て
材4の上面側端部と被溶接材1,2間を両面接着テープ
5により仮付けするとともに、裏当て材4の下面を熱伝
導率の高いアルミ板等の補助材6を介しマグネットクラ
ンプ7によって所定の押し付け圧で固定したのち、溶接
開先3の表側から自動溶接機8により片面自動溶接し、
溶接終了後マグネットクランプ7を外し裏当て材4及び
補助材6を取外しており、この裏当て材4の取付け,取
外し作業は人手で行っている。しかしながら、この裏当
て材4の取付け,取外し作業にあたっては、一般に被溶
接材1,2と床面9との距離は1m以下と狭く、しかも
両面接着テープ5の仮付け及びマグネットクランプ7の
固定作業は仰向け作業であるため、作業環境が非常に悪
い。また仮付け用の両面接着テープ5は溶接終了後カー
ボナイズし被溶接材1,2の表面に付着残留するので、
錆落としや塗装等の後行程に悪影響を及ぼすおそれがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、人手を要することなく
自動的に裏当て材の設定をすることができ、従って被溶
接材裏面の狭い空間における作業がなくなって溶接作業
環境が向上するとともに溶接能率が向上し、またカーボ
ナイズによる被溶接材表面の劣化が防止できる自動溶接
裏当て装置を提供することを目的とする。
事情に鑑みて提案されたもので、人手を要することなく
自動的に裏当て材の設定をすることができ、従って被溶
接材裏面の狭い空間における作業がなくなって溶接作業
環境が向上するとともに溶接能率が向上し、またカーボ
ナイズによる被溶接材表面の劣化が防止できる自動溶接
裏当て装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、無
機質耐熱シートから成る裏当て材を溶接開先裏面へ送給
リールから繰り出し巻取りリールへ巻取りながら押し付
ける裏当て材供給機構と、上記裏当て材供給機構を載架
して固定脚対により被溶接材への固定・解放を繰り返し
ながら自動溶接速度に合わせて移動させる移動機構と、
上記移動機構をシリンダーを介し載架して搬送する搬送
機構とを具えたことを特徴とする。
機質耐熱シートから成る裏当て材を溶接開先裏面へ送給
リールから繰り出し巻取りリールへ巻取りながら押し付
ける裏当て材供給機構と、上記裏当て材供給機構を載架
して固定脚対により被溶接材への固定・解放を繰り返し
ながら自動溶接速度に合わせて移動させる移動機構と、
上記移動機構をシリンダーを介し載架して搬送する搬送
機構とを具えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明自動溶接裏当て装置においては、自動溶
接機に対向している溶接開先に対し、搬送機構を操作す
ることにより無機質耐熱シートの裏当て材の中心線が溶
接開先下部に位置するように設定し、移動機構を被溶接
材へ固定させ裏当て材の押し付け力を調整する。次いで
移動機構の固定脚対の固定・解放を繰り返して裏当て材
供給機構を自動溶接速度に合わせて移動させながら、裏
当て材を送給リールから繰り出し巻取りリールへ巻取り
溶接開先裏面の裏当てを行う。
接機に対向している溶接開先に対し、搬送機構を操作す
ることにより無機質耐熱シートの裏当て材の中心線が溶
接開先下部に位置するように設定し、移動機構を被溶接
材へ固定させ裏当て材の押し付け力を調整する。次いで
移動機構の固定脚対の固定・解放を繰り返して裏当て材
供給機構を自動溶接速度に合わせて移動させながら、裏
当て材を送給リールから繰り出し巻取りリールへ巻取り
溶接開先裏面の裏当てを行う。
【0006】
【実施例】本発明自動溶接裏当て装置の一実施例を図面
について説明すると、図1は本装置全体の斜視図、図2
は裏当て材供給機構の斜視図、図3は移動機構の正面
図、図4は同上における固定脚の断面図、図5は本装置
の初期位置設定状態の説明図、図6は移動機構の作動プ
ロセスの説明図である。
について説明すると、図1は本装置全体の斜視図、図2
は裏当て材供給機構の斜視図、図3は移動機構の正面
図、図4は同上における固定脚の断面図、図5は本装置
の初期位置設定状態の説明図、図6は移動機構の作動プ
ロセスの説明図である。
【0007】まず本装置全体を示す図1において、本装
置は、互いに突き合わされた被溶接材1,2の溶接開先
3の裏面に当てがわれる裏当て材供給機構100と、上
記裏当て材供給機構100を載架して被溶接材1,2へ
の固定・解放を繰り返しながら自動溶接速度に合わせて
移動させる移動機構200と、上記移動機構200を載
架して搬送する搬送機構300とから構成されている。
しかして裏当て材供給機構100は、図1,図2に示す
ように以下の構成となっている。すなわち長方形の支持
枠101の長手両端に送給リール102及び巻取りリー
ル103がベルト104により連動するように取付けら
れており、この送給リール102と巻取りリール103
との間に無機質耐熱シートから成る裏当て材105が掛
け渡され、送給リール102から被溶接材1,2の溶接
開先3の下面に繰り出し供給され溶接終了後巻取りリー
ル103に巻取り収納される。また送給リール102と
巻取りリール103との中間に1対のスプロケット10
6,107が設置されて両者に無限軌道ベルト108が
掛け廻され、この無限軌道ベルト108を形成する多数
の無限軌道パット109同士は互いに回転可能なピン・
ブッシュ110により連結されるとともに、裏面にはチ
ェイン111が取付けられており、更に無限軌道ベルト
108の上側裏面には負荷用ブロック112が対設され
ている。
置は、互いに突き合わされた被溶接材1,2の溶接開先
3の裏面に当てがわれる裏当て材供給機構100と、上
記裏当て材供給機構100を載架して被溶接材1,2へ
の固定・解放を繰り返しながら自動溶接速度に合わせて
移動させる移動機構200と、上記移動機構200を載
架して搬送する搬送機構300とから構成されている。
しかして裏当て材供給機構100は、図1,図2に示す
ように以下の構成となっている。すなわち長方形の支持
枠101の長手両端に送給リール102及び巻取りリー
ル103がベルト104により連動するように取付けら
れており、この送給リール102と巻取りリール103
との間に無機質耐熱シートから成る裏当て材105が掛
け渡され、送給リール102から被溶接材1,2の溶接
開先3の下面に繰り出し供給され溶接終了後巻取りリー
ル103に巻取り収納される。また送給リール102と
巻取りリール103との中間に1対のスプロケット10
6,107が設置されて両者に無限軌道ベルト108が
掛け廻され、この無限軌道ベルト108を形成する多数
の無限軌道パット109同士は互いに回転可能なピン・
ブッシュ110により連結されるとともに、裏面にはチ
ェイン111が取付けられており、更に無限軌道ベルト
108の上側裏面には負荷用ブロック112が対設され
ている。
【0008】次に移動機構200は図1,図3及び図4
に示すように次の構成となっている。すなわち上記裏当
て材供給機構100の支持枠101を載架する架台20
1は支持枠101の長手方向に及び横手方向にそれぞれ
倍程度に長く延在する枠体で形成され、支持枠101の
4隅をスプリング202を介して支持している。この架
台201には長手方向両側に沿いそれぞれ2本の内側ガ
イドレール203と外側ガイドレール204とが配設さ
れるとともに、各ガイドレール203,204にそれぞ
れ2個ずつの内側固定脚205,外側固定脚206が懸
架されている。しかしてこの移動機構200の詳細を図
3につき内側固定脚205を代表して説明すると、架台
201に取付けられた内側ガイドレール203にスライ
ダー207を介し懸架された内側固定脚205は、架台
201に固定された駆動モーター208によりボールね
じ209からの横移動量が伝えられる。また各固定脚2
05,206は、図4に示すように吸着部210と上下
移動部211から成り立ち、吸着部210は電磁マグネ
ットから成り、上下移動部211は駆動モーター21
2,ガイドレール213及びボールねじ214により構
成されている。なお搬送機構300は、図1に示すよう
に上記移動機構200の架台201の4隅をエアシリン
ダー303を介して載架する台車301から成り、同台
車301には4個の車輪302が設置されている。
に示すように次の構成となっている。すなわち上記裏当
て材供給機構100の支持枠101を載架する架台20
1は支持枠101の長手方向に及び横手方向にそれぞれ
倍程度に長く延在する枠体で形成され、支持枠101の
4隅をスプリング202を介して支持している。この架
台201には長手方向両側に沿いそれぞれ2本の内側ガ
イドレール203と外側ガイドレール204とが配設さ
れるとともに、各ガイドレール203,204にそれぞ
れ2個ずつの内側固定脚205,外側固定脚206が懸
架されている。しかしてこの移動機構200の詳細を図
3につき内側固定脚205を代表して説明すると、架台
201に取付けられた内側ガイドレール203にスライ
ダー207を介し懸架された内側固定脚205は、架台
201に固定された駆動モーター208によりボールね
じ209からの横移動量が伝えられる。また各固定脚2
05,206は、図4に示すように吸着部210と上下
移動部211から成り立ち、吸着部210は電磁マグネ
ットから成り、上下移動部211は駆動モーター21
2,ガイドレール213及びボールねじ214により構
成されている。なお搬送機構300は、図1に示すよう
に上記移動機構200の架台201の4隅をエアシリン
ダー303を介して載架する台車301から成り、同台
車301には4個の車輪302が設置されている。
【0009】このような自動溶接裏当て装置により自動
溶接機に同期し裏当て材105を溶接開先3の裏面へ当
てがい初期設定する要領を図5を参照して説明すると、
まず自動溶接機10が対向している被溶接材1,2の溶
接開先3に対し、搬送機構300を操作することにより
そのセンターすなわち裏当て材105の中心線が溶接開
先3下部に位置するように設定し、次にエアシリンダー
303を作動させて移動機構200を上昇させ、固定脚
205及び206を被溶接材1,2に接触させる。そこ
で4本の外側固定脚206を下降させ被溶接材1,2よ
り離脱させ、一方4本の内側固定脚205は吸着部21
0をオンとし被溶接材1,2に吸着させた状態で、上下
移動部211により脚を短縮させることによりスプリン
グ202を介し裏当て材105と被溶接材1,2間の押
し付け力が所定の値に成るように調整する。
溶接機に同期し裏当て材105を溶接開先3の裏面へ当
てがい初期設定する要領を図5を参照して説明すると、
まず自動溶接機10が対向している被溶接材1,2の溶
接開先3に対し、搬送機構300を操作することにより
そのセンターすなわち裏当て材105の中心線が溶接開
先3下部に位置するように設定し、次にエアシリンダー
303を作動させて移動機構200を上昇させ、固定脚
205及び206を被溶接材1,2に接触させる。そこ
で4本の外側固定脚206を下降させ被溶接材1,2よ
り離脱させ、一方4本の内側固定脚205は吸着部21
0をオンとし被溶接材1,2に吸着させた状態で、上下
移動部211により脚を短縮させることによりスプリン
グ202を介し裏当て材105と被溶接材1,2間の押
し付け力が所定の値に成るように調整する。
【0010】更にこの自動溶接裏当て装置の溶接線に沿
う移動プロセスを図6について説明すると、同図
(A),(B)はそれぞれ内側固定脚205,外側固定
脚206が被溶接材1,2に吸着した状態である。初期
設定が終了した状態で、自動溶接機10をスタートさせ
自動溶接を開始すると同時に移動機構200の駆動モー
ター208をオンにすると、溶接機駆動用モーターの回
転数を検知し、架台201が自動溶接機10の移動速度
に同期して前進するように駆動モーター208をコント
ロールする。それに応じて裏当て材供給機構100から
溶接箇所に裏当て材105が供給される。架台201が
ストローク lだけ前進した時点で外側固定脚206が架
台201の内側ガイドレール203の最後部に来るの
で、駆動モーター208をオフにし架台201を停止さ
せる。次のプロセスとして、4本の外側固定脚206を
上昇させ被溶接材1,2に吸着し、一方4本の内側固定
脚205を被溶接材1,2から離脱し下降させた状態
で、上述の裏当て材105の押し付け力の設定及び架台
201の移動等の同一プロセスを行わせる。なお架台2
01の移動中に、被溶接材1,2から離脱している方の
固定脚205又は206は、駆動モーター208により
架台201の最前方位置に予め移動しておく。また内外
の各固定脚205,206に関し、前後脚の間隔は架台
201の移動ストロークlの2倍の2 lである。
う移動プロセスを図6について説明すると、同図
(A),(B)はそれぞれ内側固定脚205,外側固定
脚206が被溶接材1,2に吸着した状態である。初期
設定が終了した状態で、自動溶接機10をスタートさせ
自動溶接を開始すると同時に移動機構200の駆動モー
ター208をオンにすると、溶接機駆動用モーターの回
転数を検知し、架台201が自動溶接機10の移動速度
に同期して前進するように駆動モーター208をコント
ロールする。それに応じて裏当て材供給機構100から
溶接箇所に裏当て材105が供給される。架台201が
ストローク lだけ前進した時点で外側固定脚206が架
台201の内側ガイドレール203の最後部に来るの
で、駆動モーター208をオフにし架台201を停止さ
せる。次のプロセスとして、4本の外側固定脚206を
上昇させ被溶接材1,2に吸着し、一方4本の内側固定
脚205を被溶接材1,2から離脱し下降させた状態
で、上述の裏当て材105の押し付け力の設定及び架台
201の移動等の同一プロセスを行わせる。なお架台2
01の移動中に、被溶接材1,2から離脱している方の
固定脚205又は206は、駆動モーター208により
架台201の最前方位置に予め移動しておく。また内外
の各固定脚205,206に関し、前後脚の間隔は架台
201の移動ストロークlの2倍の2 lである。
【0011】なお図1に示すように、移動機構200の
架台201の前方にはクラックセンサー等の検出器40
0が取付けられており、これにより被溶接材1,2の溶
接開先3の位置を検知し、そのずれ分に相当する長さを
送給リール102及び巻取りリール103に装備したモ
ノキャリアにより補正する。更にこの検出器400によ
り溶接終了端部の検出も可能になる。溶接終了に伴い移
動機構200の駆動モーター208をオフにし8本の内
外側両方の固定脚205,206を被溶接材1,2から
離脱下降させ、更に架台201の載架用エアシリンダー
303を下降させれば、裏当て材供給機構100も被溶
接材1,2から離れる。そこで搬送機構300により次
の溶接位置に移動し、円滑に仕事を続行することができ
る。
架台201の前方にはクラックセンサー等の検出器40
0が取付けられており、これにより被溶接材1,2の溶
接開先3の位置を検知し、そのずれ分に相当する長さを
送給リール102及び巻取りリール103に装備したモ
ノキャリアにより補正する。更にこの検出器400によ
り溶接終了端部の検出も可能になる。溶接終了に伴い移
動機構200の駆動モーター208をオフにし8本の内
外側両方の固定脚205,206を被溶接材1,2から
離脱下降させ、更に架台201の載架用エアシリンダー
303を下降させれば、裏当て材供給機構100も被溶
接材1,2から離れる。そこで搬送機構300により次
の溶接位置に移動し、円滑に仕事を続行することができ
る。
【0012】かくして、裏当て材供給機構100と移動
機構200を載架する搬送機構300を用いて被溶接材
1,2の溶接開先3の溶接線スタート点へ本装置を設定
し、作業開始指令を与えさえすれば、以後は人手を介す
ることなく全自動溶接が可能になる。従って従来問題と
なっていた被溶接材1,2と床面間での狭い空間におけ
る作業がなくなる。また本装置では裏当て材105を両
面テープを使用することなく直接被溶接材1,2へ当て
るので、従来問題となっていたカーボナイズによる炭化
物の被溶接材1,2表面への付着,劣化の危険性は取り
除かれる。
機構200を載架する搬送機構300を用いて被溶接材
1,2の溶接開先3の溶接線スタート点へ本装置を設定
し、作業開始指令を与えさえすれば、以後は人手を介す
ることなく全自動溶接が可能になる。従って従来問題と
なっていた被溶接材1,2と床面間での狭い空間におけ
る作業がなくなる。また本装置では裏当て材105を両
面テープを使用することなく直接被溶接材1,2へ当て
るので、従来問題となっていたカーボナイズによる炭化
物の被溶接材1,2表面への付着,劣化の危険性は取り
除かれる。
【0013】
【発明の効果】要するに本発明によれば、無機質耐熱シ
ートから成る裏当て材を溶接開先裏面へ送給リールから
繰り出し巻取りリールへ巻取りながら押し付ける裏当て
材供給機構と、上記裏当て材供給機構を載架して固定脚
対により被溶接材への固定・解放を繰り返しながら自動
溶接速度に合わせて移動させる移動機構と、上記移動機
構をシリンダーを介し載架して搬送する搬送機構とを具
えたことにより、人手を要することなく自動的に裏当て
材の設定をすることができ、従って被溶接材裏面の狭い
空間における作業がなくなって溶接作業環境が向上する
とともに溶接能率が向上し、またカーボナイズによる被
溶接材表面の劣化が防止できる自動溶接裏当て装置を得
るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
ートから成る裏当て材を溶接開先裏面へ送給リールから
繰り出し巻取りリールへ巻取りながら押し付ける裏当て
材供給機構と、上記裏当て材供給機構を載架して固定脚
対により被溶接材への固定・解放を繰り返しながら自動
溶接速度に合わせて移動させる移動機構と、上記移動機
構をシリンダーを介し載架して搬送する搬送機構とを具
えたことにより、人手を要することなく自動的に裏当て
材の設定をすることができ、従って被溶接材裏面の狭い
空間における作業がなくなって溶接作業環境が向上する
とともに溶接能率が向上し、またカーボナイズによる被
溶接材表面の劣化が防止できる自動溶接裏当て装置を得
るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
【図1】本発明自動溶接裏当て装置の一実施例における
装置全体の斜視図である。
装置全体の斜視図である。
【図2】裏当て材供給機構の斜視図である。
【図3】移動機構の正面図である。
【図4】同上における固定脚の断面図である。
【図5】本装置の初期位置設定状態の説明図である。
【図6】移動機構の作動プロセスの説明図である。
【図7】従来の裏当て装置の正面図である。
1,2 被溶接材 3 溶接開先 10 自動溶接機 100 裏当て材供給機構 101 支持枠 102 送給リール 103 巻取りリール 104 ベルト 105 裏当て材 108 無限軌道ベルト 112 負荷用ブロック 200 移動機構 201 架台 202 スプリング 203 内側ガイドレール 204 外側ガイドレール 205 内側固定脚 206 外側固定脚 207 スライダー 208 駆動モーター 209 ボールねじ 210 吸着部 300 搬送機構 301 台車 302 車輪 303 エアシリンダー
Claims (1)
- 【請求項1】 無機質耐熱シートから成る裏当て材を溶
接開先裏面へ送給リールから繰り出し巻取りリールへ巻
取りながら押し付ける裏当て材供給機構と、上記裏当て
材供給機構を載架して固定脚対により被溶接材への固定
・解放を繰り返しながら自動溶接速度に合わせて移動さ
せる移動機構と、上記移動機構をシリンダーを介し載架
して搬送する搬送機構とを具えたことを特徴とする自動
溶接裏当て装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15276494A JPH081383A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 自動溶接裏当て装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15276494A JPH081383A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 自動溶接裏当て装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH081383A true JPH081383A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15547642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15276494A Withdrawn JPH081383A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 自動溶接裏当て装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081383A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104668860A (zh) * | 2015-02-03 | 2015-06-03 | 江苏高科物流科技股份有限公司 | 一种川字型托盘托盘腿工装 |
CN105057968A (zh) * | 2015-09-18 | 2015-11-18 | 康舒电子(东莞)有限公司 | 全自动电容包胶纸机 |
CN109483112A (zh) * | 2019-01-25 | 2019-03-19 | 朱明德 | 一种铝合金门框自动焊接装置 |
CN110293355A (zh) * | 2019-06-25 | 2019-10-01 | 合肥创智汽车技术开发有限公司 | 一种提高车身外观焊点质量的新型焊装铜板结构 |
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1994
- 1994-06-10 JP JP15276494A patent/JPH081383A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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