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JPH08133021A - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

車両用ワイパ装置

Info

Publication number
JPH08133021A
JPH08133021A JP6300218A JP30021894A JPH08133021A JP H08133021 A JPH08133021 A JP H08133021A JP 6300218 A JP6300218 A JP 6300218A JP 30021894 A JP30021894 A JP 30021894A JP H08133021 A JPH08133021 A JP H08133021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pivot
vehicle
bracket
fixed
pivot shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6300218A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideshi Sawara
英志 佐原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP6300218A priority Critical patent/JPH08133021A/ja
Publication of JPH08133021A publication Critical patent/JPH08133021A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両に取り付けられるワイパモータとピボッ
トシャフトとの各取り付け精度の誤差が互いに影響し合
うことなく、良好な取り付け精度が得られる車両用ワイ
パ装置を提供することを目的とする。 【構成】 第1ピボットシャフト12を回動支持する第
1ピボットホルダ13が車両ボディに直接固定される一
方、第2ピボットシャフト14を回動支持する第2ピボ
ットホルダ15とワイパモータ10とが、ブラケット3
0に固定されて車両ボディに支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ワイパ装置に係
り、詳しくは、ワイパモータを車両側に支持するための
ブラケットを具備した車両用ワイパ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、車両に搭載されるワイパ装置は、
例えば、図8に示すように、ワイパモータ110が、車
両ボディ100にボルト111によって固定され、この
ワイパモータ110の回転駆動力を、出力軸110Aに
固定されたクランクアーム110Bを介して第1リンク
ロッド112に伝達して往復運動に変換し、第1ピボッ
トセグメント116に固定された第1ピボットシャフト
120を往復回動運動させている。また、第1リンクロ
ッド112に連動して第2リンクロッド114が往復運
動し、第2ピボットセグメント118に固定された第2
ピボットシャフト122が往復回動運動する。そして、
第1ピボットシャフト120および第2ピボットシャフ
ト122は、第1ピボットホルダ124および第2ピボ
ットホルダ126によって、それぞれ車両ボディ100
に対して回動自在に支持されており、第1ピボットシャ
フト120および第2ピボットシャフト122のそれぞ
れに固定されたワイパアーム130,132がウインド
ガラス面140上で回動する。
【0003】しかし、上記構成の車両用ワイパ装置によ
れば、ワイパモータ110、第1ピボットホルダ124
および第2ピボットホルダ126が、それぞれ車両ボデ
ィ100に対して直接かつ別個に取り付けられているた
め、各取り付け位置における取り付け精度の誤差が、第
1リンクロッド112、第2リンクロッド114を通じ
て互いに影響し合い、その結果、各車両毎のワイパアー
ム130,132の回動角(ウインドガラス面140に
対する払拭角)にバラツキが生じてしまうという欠点が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、車両
に取り付けられるワイパモータとピボットシャフトとの
各取り付け精度の誤差が互いに影響し合うことなく、良
好な取り付け精度が得られる車両用ワイパ装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
車両用ワイパ装置は、車両側に固定されると共に、ワイ
パモータを前記車両側に支持するブラケットと、前記ワ
イパモータにクランクアーム、リンクロッドおよびピボ
ットセグメントを介して連結され、前記ワイパモータに
連動して回動するピボットシャフトと、前記ブラケット
に固定されて前記ピボットシャフトを回動支持するピボ
ットホルダと、を有することを特徴としている。
【0006】また、本発明の請求項2記載の車両用ワイ
パ装置は、請求項1において、前記車両に長尺状の支持
部材を固定し、前記ブラケットおよび前記ピボットシャ
フトを前記支持部材を介して前記車両側に支持したこと
を特徴としている。
【0007】本発明の請求項3記載の車両用ワイパ装置
は、車両側に固定されると共に、ワイパモータを前記車
両側に支持するブラケットと、前記ワイパモータにクラ
ンクアーム、第1リンクロッドおよび第1ピボットセグ
メントを介して連結され、前記ワイパモータに連動して
回動する第1ピボットシャフトと、前記第1ピボットセ
グメントに第2リンクロッドおよび第2ピボットセグメ
ントを介して連結され、前記ワイパモータに連動して回
動する第2ピボットシャフトと、前記車両に固定され前
記第1ピボットシャフトを回動支持する第1ピボットホ
ルダと、前記ブラケットに固定されて前記第2ピボット
シャフトを回動支持する第2ピボットホルダと、を有す
ることを特徴としている。
【0008】また、本発明の請求項4記載の車両用ワイ
パ装置は、請求項3において、前記車両に長尺状の支持
部材を固定し、前記ブラケットおよび前記第1ピボット
シャフトを前記支持部材を介して前記車両側に支持した
ことを特徴としている。
【0009】さらに、本発明の請求項5記載の車両用ワ
イパ装置は、請求項1から請求項4において、前記ワイ
パモータは、回転駆動力を発生するモータ部、該モータ
部の回転を減速する減速ギヤ、および該減速ギヤを収納
するハウジングを有し、前記ハウジングを前記ブラケッ
トに一体的に設けたことを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の請求項1の車両用ワイパ装置によれ
ば、ワイパモータを車両側に支持するブラケットには、
ピボットホルダが固定されている。そして、ワイパモー
タには、クランクアーム、リンクロッドおよびピボット
セグメントを介してピボットシャフトが連結されている
ため、ワイパモータとピボットシャフトとの各取り付け
位置における取り付け精度の誤差が、リンクロッドを通
じて互いに影響し合うことがなくなり、車両に対するワ
イパモータとピボットホルダとの取り付け精度が向上す
る。
【0011】請求項2の車両用ワイパ装置によれば、車
両に支持部材を固定し、ブラケットが、この支持部材を
介して車両側に支持されているため、ブラケットと共に
リンクロッドを支持部材に予め支持させることでき、車
両への組み付け作業が容易となる。
【0012】請求項3の車両用ワイパ装置によれば、第
1ピボットシャフトを回動支持する第1ピポットホルダ
が車両に固定される一方、ワイパモータと第2ピボット
シャフトを回動支持する第2ピポットホルダとが、ブラ
ケットに固定されて車両側に支持されているため、車両
に対してワイパモータおよび第2ピボットホルダの各取
り付け位置における取り付け精度の誤差が、第1リンク
ロッド、第2リンクロッド等のリンク機構を通じて互い
に影響し合うことがなくなり、車両に対するワイパモー
タと第2ピボットホルダとの取り付け精度が向上する。
また、第1ピボットホルダとブラケットに固定された第
2ピボットホルダとが、車両に対して別々に固定されて
いるため、各車種に応じて第1リンクロッド、第2リン
クロッド等、リンク機構の各部材の長さを変更するのみ
で対応でき汎用性も高くなる。
【0013】請求項4の車両用ワイパ装置によれば、車
両に支持部材を固定し、ブラケットおよび第1ピボット
シャフトが、この支持部材を介して車両側に支持されて
いるため、ブラケットおよび第1ピボットシャフトと共
に第1リンクロッド、第2リンクロッド等のリンク機構
を支持部材に予め支持させることでき、車両への組み付
け作業が容易となる。
【0014】請求項5記載の車両用ワイパ装置によれ
ば、ワイパモータを構成するハウジングがブラケットに
一体的に設けられている。ここで、ブラケットに対する
ワイパモータの取り付け位置が決定されるため、ワイパ
モータとピボットホルダ(第2ピボットホルダ)との位
置精度が向上する。また、部品点数が低減され、組み付
けの作業性も向上する。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1の
車両用ワイパ装置は、ワイパモータとピボットシャフト
との各取り付け精度が向上する。
【0016】請求項2の車両用ワイパ装置は、ワイパモ
ータとピボットシャフトとの各取り付け精度が向上する
と共に、車両への組み付け作業が容易となる。
【0017】本発明の請求項3の車両用ワイパ装置は、
ワイパモータと第2ピボットシャフトとの各取り付け精
度が向上する。
【0018】また、請求項4の車両用ワイパ装置は、ワ
イパモータと第2ピボットホルダとの取り付け精度が向
上すると共に、車両への組み付け作業が容易となる。ま
た、各車種に対する汎用性が高くなるという効果を有す
る。
【0019】さらに、請求項5の車両用ワイパ装置は上
記効果に加えて、ワイパモータとピボットホルダ(第2
ピボットホルダ)との位置精度が良好となると共に、部
品点数が減り組み付け工数が低減されるという効果を有
する。
【0020】
【実施例】以下に本発明の車両用ワイパ装置に関する第
1実施例を図面に基づいて説明する。
【0021】図1は、本発明の車両用ワイパ装置に係る
第1実施例を示す斜視図であり、図2は図1の分解図で
ある。
【0022】第1実施例に係る車両用ワイパ装置1は、
主にワイパモータ10、第1ピボットシャフト12、第
2ピボットシャフト14、リンク機構20およびブラケ
ット30から構成されている。第1ピボットシャフト1
2の一端には、図示しないワイパアームが固定され、他
端には、第1ピボットセグメント22が固定されてい
る。また、同様に、第2ピボットシャフト14の一端に
は、図示しないワイパアームが固定され、他端には、第
2ピボットセグメント24が固定されている。そして、
第1ピボットシャフト12および第2ピボットシャフト
14は、それぞれ第1ピボットホルダ13および第2ピ
ボットホルダ15によって回動支持されている。
【0023】なお、リンク機構20は、クランクアーム
21、第1リンクロッド23、第2リンクロッド25お
よび上記第1ピボットセグメント22、第2ピボットセ
グメント24から構成されている。
【0024】上記構成の車両用ワイパ装置1において、
ブラケット30には、ボルト挿通孔30aが形成されて
おり、このボルト挿通孔30aにボルトが挿通されてブ
ラケット30が車両ボディに対して固定される。また、
ブラケット30は、ワイパモータ10の出力軸が挿通さ
れる出力軸挿通孔30bと、ワイパモータ10を固定す
るためのボルトが挿通されるボルト挿通孔30cとを有
し、出力軸挿通孔30bにワイパモータ10の出力軸が
挿通され、ボルトによってワイパモータ10がブラケッ
ト30に固定されるようになっている(図2)。
【0025】さらに、ブラケット30には、後述する第
2ピボットホルダ15の一部が挿通されるピボットホル
ダ挿通孔30d、および第2ピボットホルダ15をブラ
ケット30に固定するボルトが挿通されるボルト挿通孔
30eが形成されている(図2)。
【0026】一方、ワイパモータ10の出力軸には、ク
ランクアーム21の一端が固定されており、クランクア
ーム21の他端には、第1リンクロッド23の一端が回
動自在に取り付けられている。また、第1リンクロッド
23の他端は、第1ピボットシャフト12が固定された
第1ピボットセグメント22に回動自在に取り付けられ
ている。さらに、第1ピボットセグメント22には、第
2リンクロッド25の一端が回動自在に取り付けられ、
第2リンクロッド25の他端は、第2ピボットシャフト
14が固定された第2ピボットセグメント24に回動自
在に取り付けられている。
【0027】ここで、第1ピボットシャフト12および
第2ピボットシャフト14は、それぞれ第1ピボットホ
ルダ13および第2ピボットホルダ15に回動支持され
ており、第1ピボットホルダ13は、図示しない車両ボ
ディにボルトによって直接固定され、第2ピボットホル
ダ15は、上記ブラケット30に対してピボットホルダ
挿通孔30dに挿通された状態でボルトによって固定さ
れている。
【0028】次に、上記第1実施例における作用を説明
する。ワイパモータ10を車両ボディ側に支持するブラ
ケット30には、第2ピボットホルダ15が固定されて
いる。そして、ワイパモータ10には、クランクアーム
21、第1リンクロッド23および第1ピボットセグメ
ント22を介して第1ピボットシャフト12が連結さ
れ、さらに、前記第1ピボットセグメント12、第2リ
ンクロッド25および第2ピボットセグメント24を介
して第2ピボットシャフト14が連結されている。
【0029】そして、第1ピボットシャフト12を回動
支持する第1ピポットホルダ13が車両ボディに直接固
定される一方、ワイパモータ10と第2ピボットシャフ
ト14を回動支持する第2ピポットホルダ15とが、ブ
ラケット30に固定されて車両ボディ側に支持されるた
め、車両ボディに対してワイパモータ10および第2ピ
ボットホルダ15の各取り付け位置における取り付け精
度の誤差が、第1リンクロッド23、第2リンクロッド
25等から構成されるリンク機構20を通じて互いに影
響し合うことがなく、車両ボディに対するワイパモータ
10と第2ピボットホルダ15との取り付け精度が良好
となる。また、第1ピボットホルダ13とブラケット3
0に固定された第2ピボットホルダ15とが、車両ボデ
ィに対して別々に固定されるため、各車種に応じて第1
リンクロッド23、第2リンクロッド25等の各部材の
長さを変更するのみで対応でき汎用性も高くなる。
【0030】次に、本発明の車両用ワイパ装置に係る第
2実施例を図面に基づいて説明する。なお、上記第1実
施例と同一の部材には、同一の符号を付し、その説明を
省略する。
【0031】第2実施例に係る車両用ワイパ装置2は、
図3および図4(図3の分解図)に示すように、本発明
の支持部材を構成する長尺状の支持パイプ40にブラケ
ット32を突起溶接にて固定されている。詳しくは、ブ
ラケット32の一端部は断面C字状に延設された支持部
32aを有し、この支持部32aと支持パイプ40とが
複数箇所で突起溶接されている。
【0032】また、ブラケット32は、ワイパモータ1
0の出力軸が挿通される出力軸挿通孔32bと、ワイパ
モータ10を固定するためのボルトが挿通されるボルト
挿通孔32cとを有し、出力軸挿通孔32bにワイパモ
ータ10の出力軸が挿通され、ボルトによってワイパモ
ータ10がブラケット32に固定されるようになってい
る(図4)。
【0033】さらに、ブラケット32には、第1ピボッ
トホルダ15の一部が挿通されるピボットホルダ挿通孔
32d、および第1ピボットホルダ15をブラケット3
2に固定するためのボルトが挿通されるボルト挿通孔3
2eが形成されている。また、ブラケット32の支持部
32aと反対側には、ボルトを挿通して車両ボディに固
定するためのボルトを挿通孔32fが形成されている
(図4)。
【0034】一方、第1ピボットシャフト12は支持パ
イプ40に対して、第1ピボットホルダ53によって回
動支持されている。ここで、第1ピボットホルダ53は
2つのホルダ部材53a,53bによって構成されてお
り、支持パイプ40の一部をホルダ部材53a,53b
にて挟み込むようにして保持されている。ここでは、ホ
ルダ部材53a側に第1ピボットシャフト12が挿通さ
れ、これらホルダ部材53a,53bをボルト54によ
って連結して支持パイプ40を挟持している。
【0035】また、支持パイプ40の両端部40aは略
Y字状に形成されており、それぞれ弾性ゴムを介してボ
ルト42によって車両ボディに固定されるようになって
いる。即ち、車両用ワイパ装置2全体は、支持パイプ4
0を介して車両ボディに固定されるようになっている。
【0036】次に、上記第2実施例における作用を説明
する。第1ピボットシャフト12を回動支持する第1ピ
ポットホルダ13が長尺状の支持パイプ40を介して車
両ボディに固定される一方、ワイパモータ10と第2ピ
ボットシャフト14を回動支持する第2ピポットホルダ
15とが、ブラケット32に固定されて支持パイプ40
に支持されるため、車両ボディに対してワイパモータ1
0および第2ピボットホルダ15の各取り付け位置にお
ける取り付け精度の誤差が、第1リンクロッド23、第
2リンクロッド25等から構成されるリンク機構20を
通じて互いに影響し合うことがなく、ワイパモータ10
と第2ピボットホルダ15との取り付け精度が向上す
る。また、第1ピボットホルダ13とブラケット32に
固定された第2ピボットホルダ15とが、支持パイプ4
0に対して別々に固定されるため、各車種に応じて第1
リンクロッド23、第2リンクロッド25等の各部材の
長さを変更するのみで対応でき汎用性も高くなる。
【0037】さらに、図示しない車両ボディに支持パイ
プ40を固定し、ブラケット32および第1ピボットシ
ャフト12が、この支持パイプ40を介して車両ボディ
に支持されるため、ブラケット32および第1ピボット
シャフト12と共に第1リンクロッド23、第2リンク
ロッド25等のリンク機構20を支持パイプ40に予め
支持させることができ、車両ボディへの組み付け作業が
容易となる。
【0038】また、第1ピボットホルダ53を成す2つ
のホルダ部材53a,53bによって支持パイプ40を
挟み込んで固定されているため、ボルト54を緩めるこ
とによって、第1ピボットホルダ53は支持パイプ40
の長手方向にスライド可能となり、リンク機構20の各
部品の寸法を変更だけで、第1ピボットシャフト12と
第2ピボットシャフト14との間隔を容易に変更するこ
とができる。即ち、ピボットシャフト間隔が異なる各車
種に対して取り付けが容易となる。
【0039】次に、本発明の車両用ワイパ装置に係る第
3実施例を図面に基づいて説明する。なお、第3実施例
は、上記第1および第2実施例のブラケット部分を変更
したものであるため、その要部についてのみ説明し、そ
の他、第1および第2実施例と同一の部材には同一の符
号を付し、その説明を省略する。
【0040】第3実施例の車両用ワイパ装置3は、図5
および図6(図5の分解図)に示すように、ブラケット
60にワイパモータ10のハウジング部60aと第2ピ
ボットホルダ部60cとを一体的に設たものである。
【0041】詳しくは、ワイパモータ10は、回転駆動
力を発生するモータ部10aと、ウォームギヤ10eに
歯合してモータ部10aの回転を減速する減速ギヤ10
bが収納されたハウジング部60aとを有し、モータ部
10aはブラケット60にネジ61によって固定されて
いる。ここで、ハウジング部60aはブラケット60の
上面60bに円形の溝状に形成されており、このハウジ
ング部60a内に出力軸10cを有する減速ギヤ10b
が回転可能に支持される。そして、ハウジング部60a
を覆うようにして、プレートカバー10dがネジ62に
よって取り付け固定されている。
【0042】また、ブラケット60には、第2ピボット
シャフト14が挿入され、回動支持する第2ピボットホ
ルダ部60cが鍛造加工によって一体的に形成されてい
る。さらに、ブラケット60には、取り付け部60dが
3か所に形成され、この取り付け部60dにて図示しな
い車両ボディに弾性ゴムを介してボルトにて固定される
ようになっている。
【0043】ここで、上記第3実施例における作用を説
明する。ワイパモータ10のハウジングがブラケット6
0に溝状に形成されたハウジング部60aとして一体的
に設けられており、且つ第2ピボットホルダ部60cも
ブラケット60に一体的に形成されているため、ブラケ
ット60に対するワイパモータ10の取り付け位置およ
び第2ピボットホルダ部60cの取り付け位置が決定さ
れ、ブラケット60に対するワイパモータ10と第2ピ
ボットホルダ部60cとの位置精度が良好となり、ま
た、部品点数がさらに低減され、組み付けの作業性も向
上する。
【0044】ここで、本発明のワイパ装置は、車両ボデ
ィ側に固定されるブラケットにワイパモータと第2ピボ
ットを取り付けたことを特徴としており、上記第1実施
例から第3実施例で説明した部材の形状に限定されるも
のではない。
【0045】例えば、図7に示すように、車両側に固定
されるブラケット34にワイパモータ10と第1ピボッ
トホルダ13を固定し、ワイパモータ10の回転運動を
クランクアーム21、第1リンクロッド27、第1ピボ
ットセグメント22を介して第1ピボットシャフト12
の回動運動に変換し、さらに第1ピボットセグメント2
2に連結された第2リンクロッド29および第2ピボッ
トセグメント24を介して、第2ピボットホルダ15に
支持された第2ピボットシャフト14を連動させる構成
としてもよい。
【0046】以上述べたように、本発明における第1実
施例のワイパ装置1は、車両ボディへの取り付け精度が
向上し、各車種に対する汎用性が高くなるといった優れ
た効果を有する。
【0047】また、本発明における第2実施例のワイパ
装置2は、車両ボディへの取り付け精度が向上し、各車
種に対する汎用性が高くなると共に、車両ボディへの組
み付け作業が容易となるという効果を有する。
【0048】さらに、本発明における第3実施例のワイ
パ装置3は、ワイパモータ10と第2ピボットホルダ6
0cとの位置精度が向上すると共に、部品点数がさらに
低減され、組み付けの作業性も向上するという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る車両用ワイパ装置を
示す斜視図である。
【図2】図1の分解図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る車両用ワイパ装置を
示す斜視図である。
【図4】図3の分解図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る車両用ワイパ装置を
示す斜視図である。
【図6】図5の分解図である。
【図7】車両用ワイパ装置の他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図8】従来のワイパ装置を説明する斜視図である。
【符号の説明】 1,2,3 車両用ワイパ装置 10 ワイパモータ 10a モータ部 10b 減速ギヤ 12 第1ピボットシャフト 13,53 第1ピボットホルダ 14 第2ピボットシャフト 15 第2ピボットホルダ 21 クランクアーム 22 第1ピボットセグメント 24 第2ピボットセグメント 23,27 第1リンクロッド 25,29 第2リンクロッド 30,32,34 ブラケット 40 支持パイプ(支持部材) 60a ハウジング部(ハウジング) 60c 第2ピボットホルダ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両側に固定されると共に、ワイパモー
    タを前記車両側に支持するブラケットと、 前記ワイパモータにクランクアーム、リンクロッドおよ
    びピボットセグメントを介して連結され、前記ワイパモ
    ータに連動して回動するピボットシャフトと、 前記ブラケットに固定されて前記ピボットシャフトを回
    動支持するピボットホルダと、を有することを特徴とす
    る車両用ワイパ装置。
  2. 【請求項2】 前記車両に長尺状の支持部材を固定し、
    前記ブラケットおよび前記ピボットシャフトを前記支持
    部材を介して前記車両側に支持したことを特徴とする請
    求項1記載の車両用ワイパ装置。
  3. 【請求項3】 車両側に固定されると共に、ワイパモー
    タを前記車両側に支持するブラケットと、 前記ワイパモータにクランクアーム、第1リンクロッド
    および第1ピボットセグメントを介して連結され、前記
    ワイパモータに連動して回動する第1ピボットシャフト
    と、 前記第1ピボットセグメントに第2リンクロッドおよび
    第2ピボットセグメントを介して連結され、前記ワイパ
    モータに連動して回動する第2ピボットシャフトと、 前記車両に固定され前記第1ピボットシャフトを回動支
    持する第1ピボットホルダと、 前記ブラケットに固定されて前記第2ピボットシャフト
    を回動支持する第2ピボットホルダと、を有することを
    特徴とする車両用ワイパ装置。
  4. 【請求項4】 前記車両に長尺状の支持部材を固定し、
    前記ブラケットおよび前記第1ピボットシャフトを前記
    支持部材を介して前記車両側に支持したことを特徴とす
    る請求項3記載の車両用ワイパ装置。
  5. 【請求項5】 前記ワイパモータは、回転駆動力を発生
    するモータ部、該モータ部の回転を減速する減速ギヤ、
    および該減速ギヤを収納するハウジングを有し、 前記ハウジングを前記ブラケットに一体的に設けたこと
    を特徴とする請求項1から請求項4記載の車両用ワイパ
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011121565A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Mitsuba Corp ワイパ装置

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JP2011121565A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Mitsuba Corp ワイパ装置

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