JPH08129630A - 携帯型情報記憶装置及びそのリーダ・ライタ - Google Patents
携帯型情報記憶装置及びそのリーダ・ライタInfo
- Publication number
- JPH08129630A JPH08129630A JP7229370A JP22937095A JPH08129630A JP H08129630 A JPH08129630 A JP H08129630A JP 7229370 A JP7229370 A JP 7229370A JP 22937095 A JP22937095 A JP 22937095A JP H08129630 A JPH08129630 A JP H08129630A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information storage
- reader
- writer
- storage device
- carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000003860 storage Methods 0.000 title claims abstract description 394
- 239000000969 carrier Substances 0.000 claims abstract description 93
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 45
- 230000006870 function Effects 0.000 claims abstract description 8
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 claims description 68
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 37
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 30
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 7
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 7
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 claims description 4
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 abstract 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 9
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 6
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 5
- 238000013461 design Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 5
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 2
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 2
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000009351 contact transmission Effects 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 230000036541 health Effects 0.000 description 1
- 238000007733 ion plating Methods 0.000 description 1
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
- 239000003960 organic solvent Substances 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 互換性及び保存容易性に優れた携帯型情報記
憶装置、並びにかかる携帯型情報記憶装置に適合するリ
ーダ・ライタを提供することを目的とする。 【構成】 非接触信号伝送手段8とIC化されたメモリ
及び送受信回路並びに制御回路7が搭載された所定枚数
のカード状情報記憶担体を重ね合わせて下ケース2内に
密に収納し、さらにこの下ケース2の外面に上ケース3
を密に被装して、携帯型情報記憶装置を構成する。手持
ちのカード状情報記憶担体の枚数が所定枚数に満たない
場合には、カード状情報記憶担体と当該カード状情報記
憶担体と同形同大に形成されたダミーカードとを予め定
められた所定枚数に重ね合わせて、ケース内に密に収納
する。リーダ・ライタには、前記携帯型情報記憶装置を
装着可能な媒体装着部を備えると共に、多重アクセス処
理機能を有する信号処理回路を備える。
憶装置、並びにかかる携帯型情報記憶装置に適合するリ
ーダ・ライタを提供することを目的とする。 【構成】 非接触信号伝送手段8とIC化されたメモリ
及び送受信回路並びに制御回路7が搭載された所定枚数
のカード状情報記憶担体を重ね合わせて下ケース2内に
密に収納し、さらにこの下ケース2の外面に上ケース3
を密に被装して、携帯型情報記憶装置を構成する。手持
ちのカード状情報記憶担体の枚数が所定枚数に満たない
場合には、カード状情報記憶担体と当該カード状情報記
憶担体と同形同大に形成されたダミーカードとを予め定
められた所定枚数に重ね合わせて、ケース内に密に収納
する。リーダ・ライタには、前記携帯型情報記憶装置を
装着可能な媒体装着部を備えると共に、多重アクセス処
理機能を有する信号処理回路を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非接触の信号伝送手段
を備えた携帯型情報記憶装置と、当該携帯型情報記憶装
置との間で信号の授受を行うリーダ・ライタとに関す
る。
を備えた携帯型情報記憶装置と、当該携帯型情報記憶装
置との間で信号の授受を行うリーダ・ライタとに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば非接触型ICカードの
ように、信号伝送部にアンテナやコイル等を備え、リー
ダ・ライタに備えられたアンテナやコイルとの間で非接
触にて信号の授受を行う携帯型の情報記憶担体が種々提
案されている。これらの情報記憶担体には、IC化され
たメモリ及び送受信回路並びに制御回路が搭載されてお
り、例えば預貯金情報、保険情報、商品やサービスの取
引情報、鉄道の定期券情報、運転免許証情報、健康管理
情報、身分証明情報等の個人情報の記憶や、工場におけ
る製品管理情報の記憶、それに商品流通業界における商
品の管理情報あるいは取引情報の記憶等に使用される
か、あるいは使用が検討されている。
ように、信号伝送部にアンテナやコイル等を備え、リー
ダ・ライタに備えられたアンテナやコイルとの間で非接
触にて信号の授受を行う携帯型の情報記憶担体が種々提
案されている。これらの情報記憶担体には、IC化され
たメモリ及び送受信回路並びに制御回路が搭載されてお
り、例えば預貯金情報、保険情報、商品やサービスの取
引情報、鉄道の定期券情報、運転免許証情報、健康管理
情報、身分証明情報等の個人情報の記憶や、工場におけ
る製品管理情報の記憶、それに商品流通業界における商
品の管理情報あるいは取引情報の記憶等に使用される
か、あるいは使用が検討されている。
【0003】ところで、この種の情報記憶担体は、その
物理的形状が標準化されている程度で、その他の部分、
例えばアンテナやコイル等の配設位置、それに取り扱う
信号の周波数、変・復調方式、フォーマット、レベル、
伝送プロトコル、伝送方式及びアプリケーションプログ
ラム等については何ら標準化がなされておらず、各発行
者ごとに互換性のない独自形式の情報記憶担体が発行さ
れている。
物理的形状が標準化されている程度で、その他の部分、
例えばアンテナやコイル等の配設位置、それに取り扱う
信号の周波数、変・復調方式、フォーマット、レベル、
伝送プロトコル、伝送方式及びアプリケーションプログ
ラム等については何ら標準化がなされておらず、各発行
者ごとに互換性のない独自形式の情報記憶担体が発行さ
れている。
【0004】また、従来のこの種の情報記憶担体は、い
ずれも比較的厚形かつ高剛性に形成されており、当該情
報記憶担体を単独で携帯したり使用しても、搭載された
ICチップが破壊しないようになっている。
ずれも比較的厚形かつ高剛性に形成されており、当該情
報記憶担体を単独で携帯したり使用しても、搭載された
ICチップが破壊しないようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】非接触型ICカード等
の情報記憶担体を用いた情報処理システムは、今後多く
の分野の多くの企業等に普及するものと予想されるの
で、そのような状況に至ったとき、利用者は、多数の情
報記憶担体を所有することになる。然るに、前記したよ
うに従来より提案されているこの種の情報記憶担体は互
換性がないため、利用者は、自己が所有する多くの情報
記憶担体の中から利用しようとするリーダ・ライタに適
合する情報記憶担体を選択して使用しなくてはならず、
所要の情報処理を迅速に行えるというメリットを十分に
得ることができない。かかる不都合は、情報記憶担体の
形式を形状のみならず、アンテナやコイル等の配置、そ
れに取り扱う信号の周波数等を詳細に標準化すれば解消
できるが、情報記憶担体を利用した情報処理システムの
多様化及び技術進歩の状況等を考えあわせると、今後と
も異なるシステム間において情報記憶担体に互換性を持
たせることは期待することができない。
の情報記憶担体を用いた情報処理システムは、今後多く
の分野の多くの企業等に普及するものと予想されるの
で、そのような状況に至ったとき、利用者は、多数の情
報記憶担体を所有することになる。然るに、前記したよ
うに従来より提案されているこの種の情報記憶担体は互
換性がないため、利用者は、自己が所有する多くの情報
記憶担体の中から利用しようとするリーダ・ライタに適
合する情報記憶担体を選択して使用しなくてはならず、
所要の情報処理を迅速に行えるというメリットを十分に
得ることができない。かかる不都合は、情報記憶担体の
形式を形状のみならず、アンテナやコイル等の配置、そ
れに取り扱う信号の周波数等を詳細に標準化すれば解消
できるが、情報記憶担体を利用した情報処理システムの
多様化及び技術進歩の状況等を考えあわせると、今後と
も異なるシステム間において情報記憶担体に互換性を持
たせることは期待することができない。
【0006】また、従来の情報記録媒体は、前記したよ
うにいずれも比較的厚形かつ高剛性に形成されているの
で、保存に多くのスペースを必要とし、携帯に不便であ
る。本願出願人は、かかる不都合を解消するため、厚さ
が0.1mm以下という薄形のカード状及びコイン状の
情報記憶担体を開発した。この情報記憶担体は、薄形で
あることから複数枚の情報記憶担体を携帯する場合にも
嵩張らず、その意味で携帯を便利なものにすることがで
きる。しかし、その反面、この情報記憶担体は、薄形で
あることから本体部分の剛性を十分に高めることが難し
く、単独で携帯したり使用すると本体部分が大きく湾曲
してICチップの破壊や断線等を生じやすい。また、薄
形の情報記憶担体がコイン状である場合には、上記の不
都合のほかに、本体部分が薄形かつ小型であるために保
存や管理が難しく、紛失しやすいという問題もある。し
たがって、この薄形の情報記憶担体を実用化するために
は、ICチップの保存及び保護手段の開発が不可欠であ
る。
うにいずれも比較的厚形かつ高剛性に形成されているの
で、保存に多くのスペースを必要とし、携帯に不便であ
る。本願出願人は、かかる不都合を解消するため、厚さ
が0.1mm以下という薄形のカード状及びコイン状の
情報記憶担体を開発した。この情報記憶担体は、薄形で
あることから複数枚の情報記憶担体を携帯する場合にも
嵩張らず、その意味で携帯を便利なものにすることがで
きる。しかし、その反面、この情報記憶担体は、薄形で
あることから本体部分の剛性を十分に高めることが難し
く、単独で携帯したり使用すると本体部分が大きく湾曲
してICチップの破壊や断線等を生じやすい。また、薄
形の情報記憶担体がコイン状である場合には、上記の不
都合のほかに、本体部分が薄形かつ小型であるために保
存や管理が難しく、紛失しやすいという問題もある。し
たがって、この薄形の情報記憶担体を実用化するために
は、ICチップの保存及び保護手段の開発が不可欠であ
る。
【0007】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたものであって、その目的は、互換性及び保存容易
性に優れた携帯型情報記憶装置を提供すること、並びに
かかる情報記憶装置に適合するリーダ・ライタを提供す
ることにある。
されたものであって、その目的は、互換性及び保存容易
性に優れた携帯型情報記憶装置を提供すること、並びに
かかる情報記憶装置に適合するリーダ・ライタを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記第1の課
題を解決するため、リーダ・ライタからの電源の受給と
リーダ・ライタとの間の信号の授受とを非接触で行う非
接触信号伝送手段と、メモリ、送受信回路、信号処理回
路及び制御回路を含んで構成される半導体チップとが搭
載された互いに信号の伝送条件が異なる複数枚の情報記
憶担体を、保持部材を用いて一体化するという構成にし
た。
題を解決するため、リーダ・ライタからの電源の受給と
リーダ・ライタとの間の信号の授受とを非接触で行う非
接触信号伝送手段と、メモリ、送受信回路、信号処理回
路及び制御回路を含んで構成される半導体チップとが搭
載された互いに信号の伝送条件が異なる複数枚の情報記
憶担体を、保持部材を用いて一体化するという構成にし
た。
【0009】また、この第1の目的を達成するための他
の手段として、リーダ・ライタからの電源の受給とリー
ダ・ライタとの間の信号の授受とを非接触で行う非接触
信号伝送手段と、メモリ、送受信回路、信号処理回路及
び制御回路を含んで構成される半導体チップとが搭載さ
れた1枚の情報記憶担体又は互いに信号の伝送条件が異
なる複数枚の情報記憶担体と、当該情報記憶担体と同形
同大に形成された1又は複数枚のダミー担体とを、保持
部材を用いて一体化するという構成にした。
の手段として、リーダ・ライタからの電源の受給とリー
ダ・ライタとの間の信号の授受とを非接触で行う非接触
信号伝送手段と、メモリ、送受信回路、信号処理回路及
び制御回路を含んで構成される半導体チップとが搭載さ
れた1枚の情報記憶担体又は互いに信号の伝送条件が異
なる複数枚の情報記憶担体と、当該情報記憶担体と同形
同大に形成された1又は複数枚のダミー担体とを、保持
部材を用いて一体化するという構成にした。
【0010】一方、前記第2の課題を解決するため、情
報記憶担体のリーダ・ライタに、互いに信号の伝送条件
が異なる複数枚の情報記憶担体を一体化してなる携帯型
情報記憶装置若しくは情報記憶担体とダミー担体とを所
定枚数になるように組み合わせてなる携帯型情報記憶装
置が装着可能に構成された媒体装着部と、情報記憶担体
への電源の供給と情報記憶担体との間の信号の授受とを
非接触で行う非接触信号伝送手段と、クロック発生源
と、信号の変調器及び復調器と、前記携帯型情報記憶装
置中に含まれる情報記録担体の中から当該リーダ・ライ
タの信号伝送条件に合致する特定の1枚の情報記録担体
を自動的に選択する多重アクセス処理機能を有し、前記
非接触信号伝送手段を介して当該選択された情報記録担
体への電源の供給及び当該選択された情報記録担体との
間での信号の授受を行う信号処理回路と、ホストコンピ
ュータとの間の信号の入出力を行うインタフェース回路
とを備えるという構成にした。
報記憶担体のリーダ・ライタに、互いに信号の伝送条件
が異なる複数枚の情報記憶担体を一体化してなる携帯型
情報記憶装置若しくは情報記憶担体とダミー担体とを所
定枚数になるように組み合わせてなる携帯型情報記憶装
置が装着可能に構成された媒体装着部と、情報記憶担体
への電源の供給と情報記憶担体との間の信号の授受とを
非接触で行う非接触信号伝送手段と、クロック発生源
と、信号の変調器及び復調器と、前記携帯型情報記憶装
置中に含まれる情報記録担体の中から当該リーダ・ライ
タの信号伝送条件に合致する特定の1枚の情報記録担体
を自動的に選択する多重アクセス処理機能を有し、前記
非接触信号伝送手段を介して当該選択された情報記録担
体への電源の供給及び当該選択された情報記録担体との
間での信号の授受を行う信号処理回路と、ホストコンピ
ュータとの間の信号の入出力を行うインタフェース回路
とを備えるという構成にした。
【0011】
【作用】互いに信号の伝送条件が異なる複数枚の情報記
憶担体を保持部材を用いて一体化し、1つの携帯型情報
記憶装置として構成すると、当該携帯型情報記憶装置中
に含まれるいずれの情報記憶担体を用いて情報処理を行
う場合にも、1つの携帯型情報記憶装置をリーダ・ライ
タに装着することによって適宜所望の情報処理を行うこ
とができるので、見掛け上情報記憶担体に互換性を持た
せることができ、使用を便利にすることができる。即
ち、複数枚の情報記憶担体を1つの保持部材に収納して
携帯し、保持部材から情報記憶担体を取り出すことなく
情報処理を行うことができるので、情報記憶担体の携
帯、保存、管理、使用が容易になり、情報記憶担体の紛
失も防止される。
憶担体を保持部材を用いて一体化し、1つの携帯型情報
記憶装置として構成すると、当該携帯型情報記憶装置中
に含まれるいずれの情報記憶担体を用いて情報処理を行
う場合にも、1つの携帯型情報記憶装置をリーダ・ライ
タに装着することによって適宜所望の情報処理を行うこ
とができるので、見掛け上情報記憶担体に互換性を持た
せることができ、使用を便利にすることができる。即
ち、複数枚の情報記憶担体を1つの保持部材に収納して
携帯し、保持部材から情報記憶担体を取り出すことなく
情報処理を行うことができるので、情報記憶担体の携
帯、保存、管理、使用が容易になり、情報記憶担体の紛
失も防止される。
【0012】情報記憶担体とリーダ・ライタとの間で信
号の授受を行うためには、信号の伝送条件、例えば非接
触信号伝送手段の設定位置、取り扱う信号の周波数、変
・復調方式、フォーマット、レベル、伝送プロトコル、
伝送方式及びアプリケーションプログラム等が合致しな
くてはならず、これらの信号伝送条件が合致しない情報
記憶担体とリーダ・ライタとの間では、信号の授受が行
われない。
号の授受を行うためには、信号の伝送条件、例えば非接
触信号伝送手段の設定位置、取り扱う信号の周波数、変
・復調方式、フォーマット、レベル、伝送プロトコル、
伝送方式及びアプリケーションプログラム等が合致しな
くてはならず、これらの信号伝送条件が合致しない情報
記憶担体とリーダ・ライタとの間では、信号の授受が行
われない。
【0013】従って、非接触信号伝送手段の設定位置が
同一の複数枚の情報記憶担体を厚さ方向に積み重ねてな
る携帯型情報記憶装置を装着して信号処理を行うリーダ
・ライタにおいては、媒体装着時に情報記憶担体に備え
られた非接触信号伝送手段と対向する部分に非接触信号
伝送手段を設け、当該非接触信号伝送手段を通じて、携
帯型情報記憶装置中に含まれる特定の情報記憶担体が取
り扱う信号を選択的に授受できるようにすれば、当該特
定の情報記憶担体との間でのみ信号のやり取りを行うこ
とができ、他の情報記憶担体との間の混信を防止するこ
とができる。情報記憶担体とダミー担体とを保持部材を
用いて一体化してなる携帯型情報記憶装置についても、
これと同様にして、1枚の情報記録担体との間で選択的
に信号の授受を行うことができる。また、複数枚の情報
記憶担体を面方向に並べてなる携帯型情報記憶装置を装
着して信号処理を行うリーダ・ライタにおいては、媒体
装着時にいずれか1つの情報記憶担体に備えられた非接
触信号伝送手段と対向する部分に非接触信号伝送手段を
設け、当該非接触信号伝送手段を通じて、携帯型情報記
憶装置中に含まれる特定の情報記憶担体が取り扱う信号
を選択的に授受できるようにすれば、当該特定の情報記
憶担体との間でのみ信号のやり取りを行うことができ、
他の情報記憶担体との間の混信を防止することができ
る。
同一の複数枚の情報記憶担体を厚さ方向に積み重ねてな
る携帯型情報記憶装置を装着して信号処理を行うリーダ
・ライタにおいては、媒体装着時に情報記憶担体に備え
られた非接触信号伝送手段と対向する部分に非接触信号
伝送手段を設け、当該非接触信号伝送手段を通じて、携
帯型情報記憶装置中に含まれる特定の情報記憶担体が取
り扱う信号を選択的に授受できるようにすれば、当該特
定の情報記憶担体との間でのみ信号のやり取りを行うこ
とができ、他の情報記憶担体との間の混信を防止するこ
とができる。情報記憶担体とダミー担体とを保持部材を
用いて一体化してなる携帯型情報記憶装置についても、
これと同様にして、1枚の情報記録担体との間で選択的
に信号の授受を行うことができる。また、複数枚の情報
記憶担体を面方向に並べてなる携帯型情報記憶装置を装
着して信号処理を行うリーダ・ライタにおいては、媒体
装着時にいずれか1つの情報記憶担体に備えられた非接
触信号伝送手段と対向する部分に非接触信号伝送手段を
設け、当該非接触信号伝送手段を通じて、携帯型情報記
憶装置中に含まれる特定の情報記憶担体が取り扱う信号
を選択的に授受できるようにすれば、当該特定の情報記
憶担体との間でのみ信号のやり取りを行うことができ、
他の情報記憶担体との間の混信を防止することができ
る。
【0014】なお、情報記録担体を薄形にして低剛性の
カード状に形成した場合には、上記と同様の作用効果を
発揮できるほか、複数枚重ねあわせ、かつケース内に収
納すれば、全体としてその剛性を十分に高めることがで
きので、携帯中及び使用中における本体部分の湾曲が緩
和され、ICチップの破壊が防止される。また、1つの
ケース内に収納するカード状情報記憶担体の数量が予め
定められた所定枚数に達しない場合、当該カード状情報
記憶担体と同形同大のダミーカードを重ね合わせてそれ
らの合計枚数を所定枚数とし、常時ケース内に所定枚数
のカードを収納すると、ケース内でのカード状情報記憶
担体の遊動が防止される。よって、ケース収納体の剛性
が保持され、ICチップの破壊が防止される。
カード状に形成した場合には、上記と同様の作用効果を
発揮できるほか、複数枚重ねあわせ、かつケース内に収
納すれば、全体としてその剛性を十分に高めることがで
きので、携帯中及び使用中における本体部分の湾曲が緩
和され、ICチップの破壊が防止される。また、1つの
ケース内に収納するカード状情報記憶担体の数量が予め
定められた所定枚数に達しない場合、当該カード状情報
記憶担体と同形同大のダミーカードを重ね合わせてそれ
らの合計枚数を所定枚数とし、常時ケース内に所定枚数
のカードを収納すると、ケース内でのカード状情報記憶
担体の遊動が防止される。よって、ケース収納体の剛性
が保持され、ICチップの破壊が防止される。
【0015】一方、前記情報記憶担体がコイン状である
場合において、高剛性の媒体ホルダに形成された凹部内
にコイン状情報記憶担体を収納し、さらにこの媒体ホル
ダをケース内に収納すると、ケースに不正な外力が作用
しても、コイン状情報記憶担体にはほとんど外力が作用
しないので、携帯中及び使用中におけるベアチップの破
壊が防止される。その他、信号の混信防止作用や情報記
憶担体の紛失防止作用については、カード状情報記憶担
体の場合と同じである。
場合において、高剛性の媒体ホルダに形成された凹部内
にコイン状情報記憶担体を収納し、さらにこの媒体ホル
ダをケース内に収納すると、ケースに不正な外力が作用
しても、コイン状情報記憶担体にはほとんど外力が作用
しないので、携帯中及び使用中におけるベアチップの破
壊が防止される。その他、信号の混信防止作用や情報記
憶担体の紛失防止作用については、カード状情報記憶担
体の場合と同じである。
【0016】
【実施例】まず、本発明に係る携帯型情報記憶装置につ
いて説明する。
いて説明する。
【0017】〈第1実施例〉図1に第1実施例に係る携
帯型情報記憶装置の分解斜視図、図2に本実施例に係る
携帯型情報記憶装置の断面図を示す。これらの図から明
らかなように、本例の携帯型情報記憶装置は、10枚の
カード状情報記憶担体1を重ね合わせて下ケース2内に
収納し、下ケース2の開口側より当該下ケース2の外面
に上ケース3を被装したことを特徴とする。
帯型情報記憶装置の分解斜視図、図2に本実施例に係る
携帯型情報記憶装置の断面図を示す。これらの図から明
らかなように、本例の携帯型情報記憶装置は、10枚の
カード状情報記憶担体1を重ね合わせて下ケース2内に
収納し、下ケース2の開口側より当該下ケース2の外面
に上ケース3を被装したことを特徴とする。
【0018】カード状情報記憶担体1は、図3に示すよ
うに、縦長が54mm、横幅が86mm、厚さが0.1
mmに形成される。また、下ケース2は、図4に示すよ
うに、肉厚が0.1mmのプラスチックシートをもっ
て、縦長が54.2mm、横幅が86.2mm、厚さが
1.2mmの箱状に形成される。この下ケース2は、長
手方向の一端2aが開放されており、該開放端からカー
ド状情報記憶担体1の重合体が挿入できるようになって
いる。一方、上ケース3は、図5に示すように、肉厚が
0.1mmのプラスチックシートをもって、縦長が5
4.4mm、横幅が86.4mm、厚さが1.6mmの
箱状に形成される。この上ケース3は、長手方向の一端
が開放されており、該開放端から下ケース2が挿入でき
るようになっている。
うに、縦長が54mm、横幅が86mm、厚さが0.1
mmに形成される。また、下ケース2は、図4に示すよ
うに、肉厚が0.1mmのプラスチックシートをもっ
て、縦長が54.2mm、横幅が86.2mm、厚さが
1.2mmの箱状に形成される。この下ケース2は、長
手方向の一端2aが開放されており、該開放端からカー
ド状情報記憶担体1の重合体が挿入できるようになって
いる。一方、上ケース3は、図5に示すように、肉厚が
0.1mmのプラスチックシートをもって、縦長が5
4.4mm、横幅が86.4mm、厚さが1.6mmの
箱状に形成される。この上ケース3は、長手方向の一端
が開放されており、該開放端から下ケース2が挿入でき
るようになっている。
【0019】図6〜図8に、本発明に適用されるカード
状情報記憶担体1の実施例を示す。図6は実施例に係る
カード状情報記憶担体の分解斜視図、図7はその平面
図、図8は図7のA−A部断面図である。
状情報記憶担体1の実施例を示す。図6は実施例に係る
カード状情報記憶担体の分解斜視図、図7はその平面
図、図8は図7のA−A部断面図である。
【0020】図6及び図8に示すように、本例のカード
状情報記憶担体1は、下印刷層4及び上印刷層5と、こ
れら上下印刷層4,5で保護されるベアチップ実装基板
6とからなる。前記下印刷層4及び上印刷層5は、有機
溶剤に溶け100℃以上で硬化するポリイミドインクに
よって図3に示した所定の形状及び寸法に形成され、か
つ所定の文字情報等が表される。例えば、上印刷層5に
は、当該カード状情報記憶担体1の商品名やメーカー名
その他のロゴなどがデザイン印刷され、下印刷層4に
は、当該カード状情報記憶担体1の取扱上の注意事項や
発行元との取決め事項等がデザイン印刷される。一方、
ベアチップ実装基板6は、同じくポリイミドインクによ
って印刷形成され、その上にメモリ及び送受信回路並び
に制御回路が1チップ化されたベアチップ7が実装され
ると共に、ループアンテナ等の非接触信号伝送手段8と
必要な回路パターン(図示省略)とが形成されている。
状情報記憶担体1は、下印刷層4及び上印刷層5と、こ
れら上下印刷層4,5で保護されるベアチップ実装基板
6とからなる。前記下印刷層4及び上印刷層5は、有機
溶剤に溶け100℃以上で硬化するポリイミドインクに
よって図3に示した所定の形状及び寸法に形成され、か
つ所定の文字情報等が表される。例えば、上印刷層5に
は、当該カード状情報記憶担体1の商品名やメーカー名
その他のロゴなどがデザイン印刷され、下印刷層4に
は、当該カード状情報記憶担体1の取扱上の注意事項や
発行元との取決め事項等がデザイン印刷される。一方、
ベアチップ実装基板6は、同じくポリイミドインクによ
って印刷形成され、その上にメモリ及び送受信回路並び
に制御回路が1チップ化されたベアチップ7が実装され
ると共に、ループアンテナ等の非接触信号伝送手段8と
必要な回路パターン(図示省略)とが形成されている。
【0021】本例のカード状情報記憶担体1は、以下の
手順によって作製される。まず、ベアチップ7のパッド
部を下向きにしてその上にポリイミドインクを塗布し、
これを150℃に加熱して硬化させる。次いで、ベアチ
ップ7のパッド部のカバーシートを除去し、イオンプレ
ーティングによって回路パターンの作成並びに当該回路
パターンとベアチップ7のパッド部との接続を同時に行
う。これによって、前記のベアチップ実装基板6が作製
される。一方、これと平行して、ポリイミドインクによ
り、必要なデザイン印刷が施された所定寸法の下印刷層
4を作製する。次いで、この下印刷層4の所定位置(図
7参照)に前記のベアチップ実装基板6を位置決めした
後、該ベアチップ実装基板6を覆うように下印刷層4の
全面に必要なデザイン印刷が施された上印刷層5用のポ
リイミドインクを塗布し、これを150℃に加熱して硬
化させる。これによって、目的とするカード状情報記憶
担体1が得られる。
手順によって作製される。まず、ベアチップ7のパッド
部を下向きにしてその上にポリイミドインクを塗布し、
これを150℃に加熱して硬化させる。次いで、ベアチ
ップ7のパッド部のカバーシートを除去し、イオンプレ
ーティングによって回路パターンの作成並びに当該回路
パターンとベアチップ7のパッド部との接続を同時に行
う。これによって、前記のベアチップ実装基板6が作製
される。一方、これと平行して、ポリイミドインクによ
り、必要なデザイン印刷が施された所定寸法の下印刷層
4を作製する。次いで、この下印刷層4の所定位置(図
7参照)に前記のベアチップ実装基板6を位置決めした
後、該ベアチップ実装基板6を覆うように下印刷層4の
全面に必要なデザイン印刷が施された上印刷層5用のポ
リイミドインクを塗布し、これを150℃に加熱して硬
化させる。これによって、目的とするカード状情報記憶
担体1が得られる。
【0022】なお、前記実施例においては、下印刷層4
とベアチップ実装基板6とを別体に形成し、ベアチップ
実装基板6を下印刷層4と上印刷層5とでサンドイッチ
したが、図9に示すように、下印刷層4をベアチップ実
装基板6と一体化し、下印刷層4の内面にベアチップ7
を搭載して必要な回路パターンを形成することもでき
る。本例の場合、カード状情報記憶担体1の全厚を約3
0μm程度に形成することができる。
とベアチップ実装基板6とを別体に形成し、ベアチップ
実装基板6を下印刷層4と上印刷層5とでサンドイッチ
したが、図9に示すように、下印刷層4をベアチップ実
装基板6と一体化し、下印刷層4の内面にベアチップ7
を搭載して必要な回路パターンを形成することもでき
る。本例の場合、カード状情報記憶担体1の全厚を約3
0μm程度に形成することができる。
【0023】このカード状情報記憶担体1は、コイルや
ループアンテナ等の非接触信号伝送手段8を通じて、リ
ーダ・ライタとの間で非接触にて信号の授受を行う。1
組の携帯型情報記憶装置を構成する10枚のカード状情
報記憶担体1は、夫々リーダ・ライタとの間で伝送され
る信号の伝送条件が異なるように作製されており、リー
ダ・ライタとの間で10枚のカード状情報記憶担体1の
うちのいずれか1枚のカード状情報記憶担体のみが、選
択的に信号の授受を行えるようになっている。本明細書
において、信号の伝送条件とは、例えば非接触信号伝送
手段8の配設位置、取り扱う信号の周波数、変・復調方
式、フォーマット、レベル、伝送プロトコル、伝送方式
又はアプリケーションプログラムなどを意味し、これら
諸条件の少なくとも1つを異ならせることによって、リ
ーダ・ライタと1枚のカード状情報記憶担体との間の選
択的な信号授受が可能になる。
ループアンテナ等の非接触信号伝送手段8を通じて、リ
ーダ・ライタとの間で非接触にて信号の授受を行う。1
組の携帯型情報記憶装置を構成する10枚のカード状情
報記憶担体1は、夫々リーダ・ライタとの間で伝送され
る信号の伝送条件が異なるように作製されており、リー
ダ・ライタとの間で10枚のカード状情報記憶担体1の
うちのいずれか1枚のカード状情報記憶担体のみが、選
択的に信号の授受を行えるようになっている。本明細書
において、信号の伝送条件とは、例えば非接触信号伝送
手段8の配設位置、取り扱う信号の周波数、変・復調方
式、フォーマット、レベル、伝送プロトコル、伝送方式
又はアプリケーションプログラムなどを意味し、これら
諸条件の少なくとも1つを異ならせることによって、リ
ーダ・ライタと1枚のカード状情報記憶担体との間の選
択的な信号授受が可能になる。
【0024】なお、信号の伝送方式としては、電磁誘導
を利用する方式、静電誘導を利用する方式、マイクロ波
やラジオ波を利用する方式、それにレーザや赤外線を利
用する方式等があるが、受信信号の共振周波数をそれぞ
れ変更することによってリーダ・ライタと複数のカード
状情報記憶担体1との間の混信を防止でき、かつリーダ
・ライタとカード状情報記憶担体1との間のアクセス距
離が大きく使用が便利であることから、無線周波を用い
た電磁誘導を利用する方式が最も有望である。
を利用する方式、静電誘導を利用する方式、マイクロ波
やラジオ波を利用する方式、それにレーザや赤外線を利
用する方式等があるが、受信信号の共振周波数をそれぞ
れ変更することによってリーダ・ライタと複数のカード
状情報記憶担体1との間の混信を防止でき、かつリーダ
・ライタとカード状情報記憶担体1との間のアクセス距
離が大きく使用が便利であることから、無線周波を用い
た電磁誘導を利用する方式が最も有望である。
【0025】図2及び前記の寸法表示から明らかなよう
に、10枚のカード状情報記憶担体1は、下ケース2内
に隙間なく収納される。また、下ケース2は、上ケース
3内に隙間なく収納される。よって、カード状情報記憶
担体1は下ケース2内で遊動することがなく、下ケース
2は上ケース3内で遊動することがないので、本例の携
帯型情報記憶装置は、厚さが1.6mmの1枚のカード
とほぼ同じ剛性を有する。このため、本例の携帯型情報
記憶装置は、携帯中に不正な外力を受けてもケースがほ
とんど変形せず、ケースの変形に伴うカード状情報記憶
担体1、特にベアチップ7の破壊が防止される。
に、10枚のカード状情報記憶担体1は、下ケース2内
に隙間なく収納される。また、下ケース2は、上ケース
3内に隙間なく収納される。よって、カード状情報記憶
担体1は下ケース2内で遊動することがなく、下ケース
2は上ケース3内で遊動することがないので、本例の携
帯型情報記憶装置は、厚さが1.6mmの1枚のカード
とほぼ同じ剛性を有する。このため、本例の携帯型情報
記憶装置は、携帯中に不正な外力を受けてもケースがほ
とんど変形せず、ケースの変形に伴うカード状情報記憶
担体1、特にベアチップ7の破壊が防止される。
【0026】また、前記実施例の携帯型情報記憶装置
は、1組の携帯型情報記憶装置を構成する各カード状情
報記憶担体1の信号伝送条件を夫々異ならせたので、1
0枚の情報記録媒体を1つのケース内に収納しても、リ
ーダ・ライタと各カード状情報記憶担体1との間で混信
を生じることがない。よって、ケース内に収納したま
ま、リーダ・ライタと各カード状情報記憶担体1との間
で選択的に信号の授受を行うことができる。また、複数
枚のカード状情報記憶担体1を1つのケースに収納して
携帯し、ケースからカード状情報記憶担体1を取り出す
ことなく使用できることから、カード状情報記憶担体1
の携帯、保存、管理、使用が容易になり、カード状情報
記憶担体1の破損や紛失も防止できる。
は、1組の携帯型情報記憶装置を構成する各カード状情
報記憶担体1の信号伝送条件を夫々異ならせたので、1
0枚の情報記録媒体を1つのケース内に収納しても、リ
ーダ・ライタと各カード状情報記憶担体1との間で混信
を生じることがない。よって、ケース内に収納したま
ま、リーダ・ライタと各カード状情報記憶担体1との間
で選択的に信号の授受を行うことができる。また、複数
枚のカード状情報記憶担体1を1つのケースに収納して
携帯し、ケースからカード状情報記憶担体1を取り出す
ことなく使用できることから、カード状情報記憶担体1
の携帯、保存、管理、使用が容易になり、カード状情報
記憶担体1の破損や紛失も防止できる。
【0027】以下に、前記第1実施例に係る携帯型情報
記憶装置の変形例を列挙する。
記憶装置の変形例を列挙する。
【0028】前記実施例においては、カード状情報記
憶担体1のみを10枚重ね合わせて下ケース2内に収納
したが、ユーザが所有するカード状情報記憶担体1の枚
数が10枚に満たない場合には、不足枚数と同数の当該
カード状情報記憶担体1と同形同大に形成されたダミー
カードを手持ちのカード状情報記憶担体1と重ね合わせ
てその合計枚数を10枚とし、これを下ケース2内に隙
間なく収納する。これによって下ケース2内におけるカ
ード状情報記憶担体1の遊動が防止され、携帯型情報記
憶装置の剛性低下が防止される。勿論、下ケース2内に
収納するカード状情報記憶担体1の枚数は、10枚に限
定されるものではなく、必要に応じて任意の枚数にする
ことができる。
憶担体1のみを10枚重ね合わせて下ケース2内に収納
したが、ユーザが所有するカード状情報記憶担体1の枚
数が10枚に満たない場合には、不足枚数と同数の当該
カード状情報記憶担体1と同形同大に形成されたダミー
カードを手持ちのカード状情報記憶担体1と重ね合わせ
てその合計枚数を10枚とし、これを下ケース2内に隙
間なく収納する。これによって下ケース2内におけるカ
ード状情報記憶担体1の遊動が防止され、携帯型情報記
憶装置の剛性低下が防止される。勿論、下ケース2内に
収納するカード状情報記憶担体1の枚数は、10枚に限
定されるものではなく、必要に応じて任意の枚数にする
ことができる。
【0029】前記実施例においては、下ケース2と上
ケース3とからカード状情報記憶担体1の保持部材を構
成したが、前記下ケース2に対応する1つのケースのみ
からカード状情報記憶担体1の保持部材を構成すること
もできる。この場合、図10に示すように、ケース2A
を構成する4つの同一幅の側面のうちのいずれか1つの
みを開放することもできるし、また図11に示すよう
に、ケース2Aを構成する4つの同一幅の側面のうちの
相対向する2つの側面を開放し、いずれの開放端からも
カード状情報記憶担体1を出し入れできるようにするこ
ともできる。なおカード状情報記憶担体1の保持部材と
しては、ケース形のほか、クリップ形あるいは有端又は
無端のバンド形など、適宜の形式のものを用いることが
できる。
ケース3とからカード状情報記憶担体1の保持部材を構
成したが、前記下ケース2に対応する1つのケースのみ
からカード状情報記憶担体1の保持部材を構成すること
もできる。この場合、図10に示すように、ケース2A
を構成する4つの同一幅の側面のうちのいずれか1つの
みを開放することもできるし、また図11に示すよう
に、ケース2Aを構成する4つの同一幅の側面のうちの
相対向する2つの側面を開放し、いずれの開放端からも
カード状情報記憶担体1を出し入れできるようにするこ
ともできる。なおカード状情報記憶担体1の保持部材と
しては、ケース形のほか、クリップ形あるいは有端又は
無端のバンド形など、適宜の形式のものを用いることが
できる。
【0030】前記実施例においては、無線周波を用い
た電磁誘導方式のカード状情報記憶担体1を複数枚重ね
合わせて使用したが、信号の伝送方式が異なる各種のカ
ード状情報記憶担体1を複数枚重ね合わせて使用するこ
ともできる。なお、マイクロ波やラジオ波を利用するカ
ード状情報記憶担体1あるいはレーザや赤外線を利用す
るカード状情報記憶担体1を混在して用いる場合には、
これらのカード状情報記憶担体1をカード重合体の表面
に配置し、かつ下ケース2及び上ケース3が透明体にて
形成される。また、静電誘導を利用するカード状情報記
憶担体1を複数枚重ね合わせて使用する場合には、混信
を防止するため、各カードごとに信号伝送用コイルの設
定位置が変更される。
た電磁誘導方式のカード状情報記憶担体1を複数枚重ね
合わせて使用したが、信号の伝送方式が異なる各種のカ
ード状情報記憶担体1を複数枚重ね合わせて使用するこ
ともできる。なお、マイクロ波やラジオ波を利用するカ
ード状情報記憶担体1あるいはレーザや赤外線を利用す
るカード状情報記憶担体1を混在して用いる場合には、
これらのカード状情報記憶担体1をカード重合体の表面
に配置し、かつ下ケース2及び上ケース3が透明体にて
形成される。また、静電誘導を利用するカード状情報記
憶担体1を複数枚重ね合わせて使用する場合には、混信
を防止するため、各カードごとに信号伝送用コイルの設
定位置が変更される。
【0031】前記実施例においては、カード状情報記
憶担体1の保持部材を単なるカード状情報記憶担体1の
収納体としたが、当該保持部材に必要に応じて電磁波増
幅用の中継コイルや周波数変換用の中継コイルを付設す
ることもできる。
憶担体1の保持部材を単なるカード状情報記憶担体1の
収納体としたが、当該保持部材に必要に応じて電磁波増
幅用の中継コイルや周波数変換用の中継コイルを付設す
ることもできる。
【0032】前記実施例においては、メモリ、送受信
回路、信号処置回路及び制御回路を含んで構成される半
導体チップとしてベアチップを用いたが、カード状情報
記憶担体1が厚形化可能である場合には、樹脂封止され
た通常の半導体チップを用いることもできる。
回路、信号処置回路及び制御回路を含んで構成される半
導体チップとしてベアチップを用いたが、カード状情報
記憶担体1が厚形化可能である場合には、樹脂封止され
た通常の半導体チップを用いることもできる。
【0033】図3〜図5に示した寸法は、実施の一例
を示すものであって、本発明の要旨がこれに限定される
ものではない。カード状情報記憶担体1、下ケース2、
上ケース3、それにケース4の寸法及び形状について
は、必要に応じて任意に設定できる。
を示すものであって、本発明の要旨がこれに限定される
ものではない。カード状情報記憶担体1、下ケース2、
上ケース3、それにケース4の寸法及び形状について
は、必要に応じて任意に設定できる。
【0034】カード状情報記憶担体1の構造及び製造
方法に関しても、本発明の要旨は、図6、図8、図9に
例示したものに限定されるものではない。カード状情報
記憶担体1が厚形化可能である場合には、公知に属する
あらゆる構造の非接触ICカードを、本発明のカード状
情報記憶担体1として利用することができる。例えば、
図12に示すように、非接触信号伝送手段としてのコイ
ル8がカード本体よりもやや小さい程度の大型に形成さ
れたカード状情報記憶担体1を用いることもできる。か
かるカード状情報記憶担体1によると、高レベルの信号
の授受が可能になり、信号の伝送エラーレートを低減で
きるので、携帯型情報記憶装置の信頼性をより高めるこ
とができる。
方法に関しても、本発明の要旨は、図6、図8、図9に
例示したものに限定されるものではない。カード状情報
記憶担体1が厚形化可能である場合には、公知に属する
あらゆる構造の非接触ICカードを、本発明のカード状
情報記憶担体1として利用することができる。例えば、
図12に示すように、非接触信号伝送手段としてのコイ
ル8がカード本体よりもやや小さい程度の大型に形成さ
れたカード状情報記憶担体1を用いることもできる。か
かるカード状情報記憶担体1によると、高レベルの信号
の授受が可能になり、信号の伝送エラーレートを低減で
きるので、携帯型情報記憶装置の信頼性をより高めるこ
とができる。
【0035】〈第2実施例〉図13に第2実施例に係る
携帯型情報記憶装置の分解斜視図、図14に本実施例に
係る携帯型情報記憶装置の断面図を示す。これらの図か
ら明らかなように、本例の携帯型情報記憶装置は、コイ
ン状に形成された5個の情報記憶担体11を媒体ホルダ
12に納め、このコイン状情報記憶担体11が納められ
た媒体ホルダ12を下ケース2内に収納し、さらにこの
下ケース2の外面に上ケース3を被装したことを特徴と
する。
携帯型情報記憶装置の分解斜視図、図14に本実施例に
係る携帯型情報記憶装置の断面図を示す。これらの図か
ら明らかなように、本例の携帯型情報記憶装置は、コイ
ン状に形成された5個の情報記憶担体11を媒体ホルダ
12に納め、このコイン状情報記憶担体11が納められ
た媒体ホルダ12を下ケース2内に収納し、さらにこの
下ケース2の外面に上ケース3を被装したことを特徴と
する。
【0036】コイン状情報記憶担体11は、図13に示
すように、直径が20mmで厚さが0.1mmの円盤形
に形成される。このコイン状情報記憶担体11の製造方
法については、形状が異なるだけで実質的に第1実施例
及びその変形例に係るカード状情報記憶担体1と同じで
あるので、重複を避けるために説明を省略する。また、
媒体ホルダ12は、この図に示すように、厚さが1.0
mmのプラスチック板をもって、縦長が54mm、横幅
が86mmの矩形に形成され、片面にコイン状情報記憶
担体11を収納するための凹部13が5個等分に形成さ
れている。下ケース2及び上ケース3は、第1実施例で
説明したと同じものを使用できる。
すように、直径が20mmで厚さが0.1mmの円盤形
に形成される。このコイン状情報記憶担体11の製造方
法については、形状が異なるだけで実質的に第1実施例
及びその変形例に係るカード状情報記憶担体1と同じで
あるので、重複を避けるために説明を省略する。また、
媒体ホルダ12は、この図に示すように、厚さが1.0
mmのプラスチック板をもって、縦長が54mm、横幅
が86mmの矩形に形成され、片面にコイン状情報記憶
担体11を収納するための凹部13が5個等分に形成さ
れている。下ケース2及び上ケース3は、第1実施例で
説明したと同じものを使用できる。
【0037】図14から明らかなように、コイン状情報
記憶担体11は、媒体ホルダ12に形成された円形の凹
部13内に収納され、該媒体ホルダ12は、下ケース2
の開放端2aから下ケース2内に隙間なく挿入される。
さらに、下ケース2の外面には、上ケース3が隙間なく
被装される。これによって、コイン状情報記憶担体11
は、ケース内で遊動することがなく保持され、破壊や紛
失が防止される。また、本例の携帯型情報記憶装置は、
厚さが1.6mmの1枚のカードとほぼ同じ剛性を有す
るので、携帯中に不正な外力を受けてもケースがほとん
ど変形せず、ケースの変形に伴うコイン状情報記憶担体
11の破壊が防止される。
記憶担体11は、媒体ホルダ12に形成された円形の凹
部13内に収納され、該媒体ホルダ12は、下ケース2
の開放端2aから下ケース2内に隙間なく挿入される。
さらに、下ケース2の外面には、上ケース3が隙間なく
被装される。これによって、コイン状情報記憶担体11
は、ケース内で遊動することがなく保持され、破壊や紛
失が防止される。また、本例の携帯型情報記憶装置は、
厚さが1.6mmの1枚のカードとほぼ同じ剛性を有す
るので、携帯中に不正な外力を受けてもケースがほとん
ど変形せず、ケースの変形に伴うコイン状情報記憶担体
11の破壊が防止される。
【0038】以下に、前記第2実施例に係る携帯型情報
記憶装置の変形例を列挙する。
記憶装置の変形例を列挙する。
【0039】前記第2実施例においては、媒体ホルダ
12に5個の凹部13を形成し、各凹部ごとに1つずつ
合計5個のコイン状情報記憶担体11を収納したが、媒
体ホルダ12内に収納するコイン状情報記憶担体11の
数量はこれに限定されるものではなく、必要に応じて任
意の数量に設定できる。また、ユーザが所有するコイン
状情報記憶担体11の個数が5個に満たない場合には、
任意の凹部13にコイン状情報記憶担体11を1つずつ
収納し、残りの凹部13については何も収納せず、空に
しておくことができる。このようにしても、第2実施例
の携帯型情報記憶装置と同様の効果が得られる。
12に5個の凹部13を形成し、各凹部ごとに1つずつ
合計5個のコイン状情報記憶担体11を収納したが、媒
体ホルダ12内に収納するコイン状情報記憶担体11の
数量はこれに限定されるものではなく、必要に応じて任
意の数量に設定できる。また、ユーザが所有するコイン
状情報記憶担体11の個数が5個に満たない場合には、
任意の凹部13にコイン状情報記憶担体11を1つずつ
収納し、残りの凹部13については何も収納せず、空に
しておくことができる。このようにしても、第2実施例
の携帯型情報記憶装置と同様の効果が得られる。
【0040】前記実施例においては、媒体ホルダ12
と下ケース2と上ケース3とからコイン状情報記憶担体
11の保持部材を構成したが、媒体ホルダ12と前記下
ケース2に対応する1つのケースとからコイン状情報記
憶担体1の保持部材を構成することもできる(図10及
び図11参照)。
と下ケース2と上ケース3とからコイン状情報記憶担体
11の保持部材を構成したが、媒体ホルダ12と前記下
ケース2に対応する1つのケースとからコイン状情報記
憶担体1の保持部材を構成することもできる(図10及
び図11参照)。
【0041】さらに、図13に示した寸法は、実施の
一例を示すものであって、本発明の要旨がこれに限定さ
れるものではない。コイン状情報記憶担体11、下ケー
ス2、上ケース3、それに媒体ホルダ12の寸法及び形
状については、必要に応じて任意に設定できる。特に、
コイン状情報記憶担体11の平面形状については、円盤
状のほかに、四角形や六角形など、任意の形状に形成で
きる。また、前記実施例においては、媒体ホルダ12の
片面にのみ凹部13を形成したが、媒体ホルダ12の表
裏両面に凹部13を形成し、これらの各凹部13内にコ
イン状情報記憶担体11を収納することもできる。
一例を示すものであって、本発明の要旨がこれに限定さ
れるものではない。コイン状情報記憶担体11、下ケー
ス2、上ケース3、それに媒体ホルダ12の寸法及び形
状については、必要に応じて任意に設定できる。特に、
コイン状情報記憶担体11の平面形状については、円盤
状のほかに、四角形や六角形など、任意の形状に形成で
きる。また、前記実施例においては、媒体ホルダ12の
片面にのみ凹部13を形成したが、媒体ホルダ12の表
裏両面に凹部13を形成し、これらの各凹部13内にコ
イン状情報記憶担体11を収納することもできる。
【0042】コイン状情報記憶担体11としては、第
1実施例に係るカード状情報記憶担体1と同様に形成さ
れたもののほか、厚形化可能である場合には、公知に属
するあらゆる構造のコイン状情報記憶担体を、本発明の
コイン状情報記憶担体11として利用することができ
る。例えば、図15に示すように、非接触信号伝送手段
としてのコイル8がコイン本体よりもやや小さい程度の
大型に形成されたコイン状情報記憶担体11を用いるこ
ともできる。かかるコイン状情報記憶担体11による
と、高レベルの信号の授受が可能になり、信号の伝送エ
ラーレートを低減できるので、携帯型情報記憶装置の信
頼性をより高めることができる。
1実施例に係るカード状情報記憶担体1と同様に形成さ
れたもののほか、厚形化可能である場合には、公知に属
するあらゆる構造のコイン状情報記憶担体を、本発明の
コイン状情報記憶担体11として利用することができ
る。例えば、図15に示すように、非接触信号伝送手段
としてのコイル8がコイン本体よりもやや小さい程度の
大型に形成されたコイン状情報記憶担体11を用いるこ
ともできる。かかるコイン状情報記憶担体11による
と、高レベルの信号の授受が可能になり、信号の伝送エ
ラーレートを低減できるので、携帯型情報記憶装置の信
頼性をより高めることができる。
【0043】以下、前記のように構成された携帯型情報
記憶装置への電源の供給と、携帯型情報記憶装置中に含
まれる各情報記憶担体との間の信号の授受とを行うリー
ダ・ライタの構成について説明する。
記憶装置への電源の供給と、携帯型情報記憶装置中に含
まれる各情報記憶担体との間の信号の授受とを行うリー
ダ・ライタの構成について説明する。
【0044】〈リーダ・ライタの第1実施例〉図16
は、第1実施例に係る携帯型情報記憶装置のように、カ
ード本体上の同一位置に、同一寸法かつ同一形状の非接
触信号伝送手段(コイル)8が設定された複数枚のカー
ド状情報記憶担体1を同一の姿勢で積み重ねてなる携帯
型情報記憶装置31に適用されるリーダ・ライタを示し
ている。
は、第1実施例に係る携帯型情報記憶装置のように、カ
ード本体上の同一位置に、同一寸法かつ同一形状の非接
触信号伝送手段(コイル)8が設定された複数枚のカー
ド状情報記憶担体1を同一の姿勢で積み重ねてなる携帯
型情報記憶装置31に適用されるリーダ・ライタを示し
ている。
【0045】この図から明らかなように、本例のリーダ
・ライタは、かかる携帯型情報記憶装置31が装着可能
に構成された媒体装着部32と、該媒体装着部32に備
えられた非接触信号伝送手段としてのコイル33と、送
受信回路34と、クロック発生源35と、信号変調器3
6と、信号復調器37と、信号処理回路38と、図示し
ないホストコンピュータとの間の信号の入出力を行うイ
ンタフェース回路39とから主に構成されている。
・ライタは、かかる携帯型情報記憶装置31が装着可能
に構成された媒体装着部32と、該媒体装着部32に備
えられた非接触信号伝送手段としてのコイル33と、送
受信回路34と、クロック発生源35と、信号変調器3
6と、信号復調器37と、信号処理回路38と、図示し
ないホストコンピュータとの間の信号の入出力を行うイ
ンタフェース回路39とから主に構成されている。
【0046】コイル33は、携帯型情報記憶装置31を
構成する各カード状情報記憶担体1に備えられたコイル
8と同一寸法かつ同一形状に形成されており、媒体装着
部32に携帯型情報記憶装置31が所定の位置関係をも
って取り付けられたとき、前記カード状情報記憶担体1
に備えられたコイル8と正対する位置に設けられる。
構成する各カード状情報記憶担体1に備えられたコイル
8と同一寸法かつ同一形状に形成されており、媒体装着
部32に携帯型情報記憶装置31が所定の位置関係をも
って取り付けられたとき、前記カード状情報記憶担体1
に備えられたコイル8と正対する位置に設けられる。
【0047】信号処理回路38は、携帯型情報記憶装置
31中に含まれるカード状情報記憶担体1の中から当該
リーダ・ライタの信号伝送条件に合致する1又は複数枚
のカード状情報記憶担体1を自動的に選択する多重アク
セス処理機能を有しており、コイル33及びコイル8を
介して当該選択されたカード状情報記憶担体1への電源
の供給と、当該選択されたカード状情報記憶担体1との
間の信号の授受を行うようになっている。
31中に含まれるカード状情報記憶担体1の中から当該
リーダ・ライタの信号伝送条件に合致する1又は複数枚
のカード状情報記憶担体1を自動的に選択する多重アク
セス処理機能を有しており、コイル33及びコイル8を
介して当該選択されたカード状情報記憶担体1への電源
の供給と、当該選択されたカード状情報記憶担体1との
間の信号の授受を行うようになっている。
【0048】リーダ・ライタには、携帯型情報記憶装置
31に含まれる複数枚のカード状情報記憶担体1の中か
ら、予め定められた1枚のカード状情報記憶担体を探索
し、当該カード状情報記憶担体との間でのみ信号の授受
を行う単機能型のリーダ・ライタと、携帯型情報記憶装
置31に含まれる複数枚のカード状情報記憶担体1の中
から、予め定められた複数枚のカード状情報記憶担体を
探索し、探索されたカード状情報記憶担体のうちの1枚
のカード状情報記憶担体との間で信号の授受を行う汎用
型のリーダ・ライタと、携帯型情報記憶装置31に含ま
れる複数枚のカード状情報記憶担体1の中から、予め定
められた複数枚のカード状情報記憶担体を探索し、探索
された複数枚のカード状情報記憶担体との間で同時に信
号の授受を行う高機能型のリーダ・ライタとが考えられ
る。
31に含まれる複数枚のカード状情報記憶担体1の中か
ら、予め定められた1枚のカード状情報記憶担体を探索
し、当該カード状情報記憶担体との間でのみ信号の授受
を行う単機能型のリーダ・ライタと、携帯型情報記憶装
置31に含まれる複数枚のカード状情報記憶担体1の中
から、予め定められた複数枚のカード状情報記憶担体を
探索し、探索されたカード状情報記憶担体のうちの1枚
のカード状情報記憶担体との間で信号の授受を行う汎用
型のリーダ・ライタと、携帯型情報記憶装置31に含ま
れる複数枚のカード状情報記憶担体1の中から、予め定
められた複数枚のカード状情報記憶担体を探索し、探索
された複数枚のカード状情報記憶担体との間で同時に信
号の授受を行う高機能型のリーダ・ライタとが考えられ
る。
【0049】単機能型のリーダ・ライタにおいては、当
該特定のカード状情報記憶担体が取り扱う信号と、信号
の伝送条件、例えば周波数、変・復調方式、フォーマッ
ト、レベル、伝送プロトコル、伝送方式及びアプリケー
ションプログラム等の組合せが合致する信号のみを取り
扱うように信号処理回路38が構成されており、これに
よって多重アクセス処理が可能になる。
該特定のカード状情報記憶担体が取り扱う信号と、信号
の伝送条件、例えば周波数、変・復調方式、フォーマッ
ト、レベル、伝送プロトコル、伝送方式及びアプリケー
ションプログラム等の組合せが合致する信号のみを取り
扱うように信号処理回路38が構成されており、これに
よって多重アクセス処理が可能になる。
【0050】即ち、情報記憶担体とリーダ・ライタとの
間で信号の授受を行うためには、信号の伝送条件が互い
に合致しなくてはならず、これらの信号伝送条件が合致
しない情報記憶担体とリーダ・ライタとの間では、信号
の授受は行われない。従って、前記したように、信号処
理回路38を、特定のカード状情報記憶担体1が取り扱
う信号と、周波数、変・復調方式、フォーマット、レベ
ル、伝送プロトコル、伝送方式及びアプリケーションプ
ログラム等の信号伝送条件が合致する信号のみを取り扱
うように構成すれば、これらの信号伝送条件が合致する
特定のカード状情報記憶担体1との間でのみ選択的に信
号の授受を行うことができ、他のカード状情報記憶担体
1との間で混信を生じることがない。
間で信号の授受を行うためには、信号の伝送条件が互い
に合致しなくてはならず、これらの信号伝送条件が合致
しない情報記憶担体とリーダ・ライタとの間では、信号
の授受は行われない。従って、前記したように、信号処
理回路38を、特定のカード状情報記憶担体1が取り扱
う信号と、周波数、変・復調方式、フォーマット、レベ
ル、伝送プロトコル、伝送方式及びアプリケーションプ
ログラム等の信号伝送条件が合致する信号のみを取り扱
うように構成すれば、これらの信号伝送条件が合致する
特定のカード状情報記憶担体1との間でのみ選択的に信
号の授受を行うことができ、他のカード状情報記憶担体
1との間で混信を生じることがない。
【0051】また、汎用型のリーダ・ライタにおいて
は、同時に探索される各カード状情報記憶担体の信号伝
送条件に合わせて、周波数、変・復調方式、フォーマッ
ト、レベル、伝送プロトコル、伝送方式及びアプリケー
ションプログラム等の信号伝条件が適宜切り替えできる
ように信号処理回路38が構成されており、これによっ
て多重アクセス処理が可能になる。その原理について
は、基本的に前記単機能型のリーダ・ライタと同じであ
るので、説明を省略する。
は、同時に探索される各カード状情報記憶担体の信号伝
送条件に合わせて、周波数、変・復調方式、フォーマッ
ト、レベル、伝送プロトコル、伝送方式及びアプリケー
ションプログラム等の信号伝条件が適宜切り替えできる
ように信号処理回路38が構成されており、これによっ
て多重アクセス処理が可能になる。その原理について
は、基本的に前記単機能型のリーダ・ライタと同じであ
るので、説明を省略する。
【0052】さらに、高機能型のリーダ・ライタにおい
ては、例えば移動通信の分野等で実用化されている符号
分割化された特殊な信号を取り扱うように各カード状情
報記憶担体及び信号処理回路38が構成されており、こ
れによって多重アクセス処理が可能になる。その原理に
ついては、後記する「符号化分割による多重アクセス処
理方法」の項で、より詳細に説明する。
ては、例えば移動通信の分野等で実用化されている符号
分割化された特殊な信号を取り扱うように各カード状情
報記憶担体及び信号処理回路38が構成されており、こ
れによって多重アクセス処理が可能になる。その原理に
ついては、後記する「符号化分割による多重アクセス処
理方法」の項で、より詳細に説明する。
【0053】なお、カード状情報記憶担体の多重アクセ
ス処理方法には種々の方法があるが、周波数分割によ
る方法と、時間(応答手順)分割による方法と、符
号化分割による方法とが実用上特に好適である。
ス処理方法には種々の方法があるが、周波数分割によ
る方法と、時間(応答手順)分割による方法と、符
号化分割による方法とが実用上特に好適である。
【0054】の周波数分割による多重アクセス処理方
法は、携帯型情報記憶装置31に含まれる各カード状情
報記憶担体1が取り扱う信号の周波数が相互干渉を生じ
ない程度に相違している場合に適用される方法であっ
て、リーダ・ライタが取り扱う信号の周波数を、携帯型
情報記憶装置31に含まれる特定のカード状情報記憶担
体が取り扱う信号の周波数と合致させておくことによっ
て、当該特定のカード状情報記憶担体のみを選択的に活
性化することができる。周波数が切換不能である場合に
は、前記単機能型のリーダ・ライタに適用して、多重ア
クセス処理を行わせることができる。また、周波数を切
換可能とすれば、前記汎用型のリーダ・ライタに適用し
て、多重アクセス処理を行わせることができる。
法は、携帯型情報記憶装置31に含まれる各カード状情
報記憶担体1が取り扱う信号の周波数が相互干渉を生じ
ない程度に相違している場合に適用される方法であっ
て、リーダ・ライタが取り扱う信号の周波数を、携帯型
情報記憶装置31に含まれる特定のカード状情報記憶担
体が取り扱う信号の周波数と合致させておくことによっ
て、当該特定のカード状情報記憶担体のみを選択的に活
性化することができる。周波数が切換不能である場合に
は、前記単機能型のリーダ・ライタに適用して、多重ア
クセス処理を行わせることができる。また、周波数を切
換可能とすれば、前記汎用型のリーダ・ライタに適用し
て、多重アクセス処理を行わせることができる。
【0055】の時間(応答手順)分割による多重アク
セス処理方法は、携帯型情報記憶装置31に含まれる各
カード状情報記憶担体間で起動信号の受信から通信開始
までの時間を異なるようにし、リーダ・ライタと複数の
カード状情報記憶担体との間で同時に通信が実行されな
いようにする方法である。
セス処理方法は、携帯型情報記憶装置31に含まれる各
カード状情報記憶担体間で起動信号の受信から通信開始
までの時間を異なるようにし、リーダ・ライタと複数の
カード状情報記憶担体との間で同時に通信が実行されな
いようにする方法である。
【0056】図17は、当該多重アクセス処理方法の一
例を示す図であって、携帯型情報記憶装置31が第1の
カード状情報記憶担体1Aと第2のカード状情報記憶担
体1Bとから構成されている場合が示されている。この
携帯型情報記憶装置31をリーダ・ライタの媒体装着部
に装着すると、第1のカード状情報記憶担体1A及び第
2のカード状情報記憶担体1Bとも、リーダ・ライタか
らの電力を受けてカード電圧が立上り、所定の値に達す
ると、パワーオン信号P−ONを発生してカード内回路
を初期状態に設定する。次いで、リーダ・ライタから
は、第1のカード状情報記憶担体1Aの識別信号が、例
えば高周波電力と共に所定の変調方式により送られてく
る。第1のカード状情報記憶担体1Aは、この送信され
た識別信号を認識し、リーダ・ライタに応答信号を返
す。これによって、第1のカード状情報記憶担体1Aが
活性化される。一方、第2のカード状情報記憶担体1B
は、送信された識別信号が異なるので応答信号を発生せ
ず、リーダ・ライタからその後の動作が実行されないの
で、活性化しない。したがって、リーダ・ライタと第1
のカード状情報記憶担体1Aとの間でのみ、選択的に電
源の供給と信号の授受が行われる。
例を示す図であって、携帯型情報記憶装置31が第1の
カード状情報記憶担体1Aと第2のカード状情報記憶担
体1Bとから構成されている場合が示されている。この
携帯型情報記憶装置31をリーダ・ライタの媒体装着部
に装着すると、第1のカード状情報記憶担体1A及び第
2のカード状情報記憶担体1Bとも、リーダ・ライタか
らの電力を受けてカード電圧が立上り、所定の値に達す
ると、パワーオン信号P−ONを発生してカード内回路
を初期状態に設定する。次いで、リーダ・ライタから
は、第1のカード状情報記憶担体1Aの識別信号が、例
えば高周波電力と共に所定の変調方式により送られてく
る。第1のカード状情報記憶担体1Aは、この送信され
た識別信号を認識し、リーダ・ライタに応答信号を返
す。これによって、第1のカード状情報記憶担体1Aが
活性化される。一方、第2のカード状情報記憶担体1B
は、送信された識別信号が異なるので応答信号を発生せ
ず、リーダ・ライタからその後の動作が実行されないの
で、活性化しない。したがって、リーダ・ライタと第1
のカード状情報記憶担体1Aとの間でのみ、選択的に電
源の供給と信号の授受が行われる。
【0057】なお、図18に示すように、コイル8にス
イッチ手段8aを設け、適合する識別信号が送信された
場合には、当該スイッチ手段8aを接合して電力の受給
及び信号の授受を可能にし、適合しない識別信号が送信
された場合には、当該スイッチ手段8aを切離して電力
の受給及び信号の授受を不能にするように構成すること
もできる。
イッチ手段8aを設け、適合する識別信号が送信された
場合には、当該スイッチ手段8aを接合して電力の受給
及び信号の授受を可能にし、適合しない識別信号が送信
された場合には、当該スイッチ手段8aを切離して電力
の受給及び信号の授受を不能にするように構成すること
もできる。
【0058】リーダ・ライタから出力される識別信号が
1種類である場合には、前記単機能型のリーダ・ライタ
に適用して、多重アクセス処理を行わせることができ
る。また、リーダ・ライタから複数種類の識別信号を出
力するようにすれば、前記汎用型のリーダ・ライタに適
用して、多重アクセス処理を行わせることができる。
1種類である場合には、前記単機能型のリーダ・ライタ
に適用して、多重アクセス処理を行わせることができ
る。また、リーダ・ライタから複数種類の識別信号を出
力するようにすれば、前記汎用型のリーダ・ライタに適
用して、多重アクセス処理を行わせることができる。
【0059】の符号化分割による多重アクセス処理方
法は、従来より例えば移動通信の分野で実施されている
方法であって、複数枚のカード状情報記憶担体を同時に
活性化し、リーダ・ライタと複数枚のカード状情報記憶
担体との間で同時に通信を行う方法である。リーダ・ラ
イタと各カード状情報記憶担体との間で送受信される信
号としては、例えばスペクトラム拡散と呼ばれる信号形
態など、符号分割化され、多重アクセスが可能な信号形
態が採用される。
法は、従来より例えば移動通信の分野で実施されている
方法であって、複数枚のカード状情報記憶担体を同時に
活性化し、リーダ・ライタと複数枚のカード状情報記憶
担体との間で同時に通信を行う方法である。リーダ・ラ
イタと各カード状情報記憶担体との間で送受信される信
号としては、例えばスペクトラム拡散と呼ばれる信号形
態など、符号分割化され、多重アクセスが可能な信号形
態が採用される。
【0060】本例の多重アクセス処理方法にあっては、
携帯型情報記憶装置31がリーダ・ライタの媒体装着部
に装着されたとき、当該携帯型情報記憶装置31に含ま
れる複数枚のカード状情報記憶担体が同時に活性化され
る。しかし、符号分割化された信号を採用しているの
で、特定の1枚のカード状情報記憶担体との間でのみ通
信を行う機能を有する信号処理回路38が備えられたリ
ーダ・ライタにあっては、当該特定のカード状情報記憶
担体との間でのみ通信が正常に行われ、他のカード状情
報記憶担体との間で混信を生じることはない。したがっ
て、本例の多重アクセス処理方法を用いれば、同時に処
理できる信号の種類を調整することによって、単機能型
及び汎用型のリーダ・ライタのみならず、高機能型のリ
ーダ・ライタを構成することができる。
携帯型情報記憶装置31がリーダ・ライタの媒体装着部
に装着されたとき、当該携帯型情報記憶装置31に含ま
れる複数枚のカード状情報記憶担体が同時に活性化され
る。しかし、符号分割化された信号を採用しているの
で、特定の1枚のカード状情報記憶担体との間でのみ通
信を行う機能を有する信号処理回路38が備えられたリ
ーダ・ライタにあっては、当該特定のカード状情報記憶
担体との間でのみ通信が正常に行われ、他のカード状情
報記憶担体との間で混信を生じることはない。したがっ
て、本例の多重アクセス処理方法を用いれば、同時に処
理できる信号の種類を調整することによって、単機能型
及び汎用型のリーダ・ライタのみならず、高機能型のリ
ーダ・ライタを構成することができる。
【0061】かように、本実施例のリーダ・ライタは、
複数枚のカード状情報記憶担体1を上下に積み重ねてな
る携帯型情報記憶装置31から予め定められた特定の1
乃至複数枚のカード状情報記憶担体1を選択して自動的
に電源の供給と信号の授受とを行うので、ユーザは、リ
ーダ・ライタに応じて個々のカード状情報記憶担体1を
使いわける必要がなく、1枚のICカードを使う感覚で
広範な用途に適用することができるので、情報記憶担体
の保存、管理、使用を非常に便利なものにすることがで
きる。また、情報記憶担体1の発行者にとっても、信号
の伝送条件等を他の発行者と規格化する必要がないの
で、設計の自由度を確保できるという効果がある。
複数枚のカード状情報記憶担体1を上下に積み重ねてな
る携帯型情報記憶装置31から予め定められた特定の1
乃至複数枚のカード状情報記憶担体1を選択して自動的
に電源の供給と信号の授受とを行うので、ユーザは、リ
ーダ・ライタに応じて個々のカード状情報記憶担体1を
使いわける必要がなく、1枚のICカードを使う感覚で
広範な用途に適用することができるので、情報記憶担体
の保存、管理、使用を非常に便利なものにすることがで
きる。また、情報記憶担体1の発行者にとっても、信号
の伝送条件等を他の発行者と規格化する必要がないの
で、設計の自由度を確保できるという効果がある。
【0062】〈リーダ・ライタの第2実施例〉図19
は、第2実施例に係る携帯型情報記憶装置のように、保
持部材(媒体ホルダ)12上の異なる位置に、同一寸法
かつ同一形状の非接触信号伝送手段(コイル)8を有す
る複数個のコイン状情報記憶担体11を並列してなる携
帯型情報記憶装置41に適用されるリーダ・ライタを示
している。
は、第2実施例に係る携帯型情報記憶装置のように、保
持部材(媒体ホルダ)12上の異なる位置に、同一寸法
かつ同一形状の非接触信号伝送手段(コイル)8を有す
る複数個のコイン状情報記憶担体11を並列してなる携
帯型情報記憶装置41に適用されるリーダ・ライタを示
している。
【0063】この図において、符号42は当該リーダ・
ライタに備えられた非接触信号伝送手段としてのコイル
を示し、その他前出の図16と対応する部分には、それ
と同一の符号が表示されている。コイル42は、携帯型
情報記憶装置41を構成する各コイン状情報記憶担体1
1に備えられたコイル8と同一寸法かつ同一形状に形成
されており、媒体装着部32に携帯型情報記憶装置41
が所定の位置関係をもって取り付けられたとき、予め定
められた1つのコイン状情報記憶担体11に備えられた
コイル8と正対する位置に設けられる。その他の部分に
ついては、第1実施例に係るリーダ・ライタと同一であ
るので、重複を避けるため説明を省略する。
ライタに備えられた非接触信号伝送手段としてのコイル
を示し、その他前出の図16と対応する部分には、それ
と同一の符号が表示されている。コイル42は、携帯型
情報記憶装置41を構成する各コイン状情報記憶担体1
1に備えられたコイル8と同一寸法かつ同一形状に形成
されており、媒体装着部32に携帯型情報記憶装置41
が所定の位置関係をもって取り付けられたとき、予め定
められた1つのコイン状情報記憶担体11に備えられた
コイル8と正対する位置に設けられる。その他の部分に
ついては、第1実施例に係るリーダ・ライタと同一であ
るので、重複を避けるため説明を省略する。
【0064】本例のリーダ・ライタは、携帯型情報記憶
装置41に備えられた1つのコイン状情報記憶担体11
のコイル設定位置に正対させて非接触信号伝送手段であ
るコイル42を設けたので、コイル42の配設位置が同
一の携帯型情報記憶装置41に備えられた複数個のコイ
ン状情報記憶担体11に対する多重アクセス処理機能を
発揮し、リーダ・ライタの媒体装着部32に携帯型情報
記憶装置41を装着するだけで、所要の1つのコイン状
情報記憶担体11を自動的に選択することができる。
装置41に備えられた1つのコイン状情報記憶担体11
のコイル設定位置に正対させて非接触信号伝送手段であ
るコイル42を設けたので、コイル42の配設位置が同
一の携帯型情報記憶装置41に備えられた複数個のコイ
ン状情報記憶担体11に対する多重アクセス処理機能を
発揮し、リーダ・ライタの媒体装着部32に携帯型情報
記憶装置41を装着するだけで、所要の1つのコイン状
情報記憶担体11を自動的に選択することができる。
【0065】コイル42の設定位置は、対象となるコイ
ン状情報記憶担体が異なるリーダ・ライタごとに夫々異
なる。図20の例においては、第1のリーダ・ライタ4
3Aには、携帯型情報記憶装置41中に備えられた第1
のコイン状情報記憶担体11Aと対応する位置にコイル
42Aが設定されており、第2のリーダ・ライタ43B
には、携帯型情報記憶装置41中に備えられた第2のコ
イン状情報記憶担体11Bと対応する位置にコイル42
Bが設定されている。したがってユーザは、第1のリー
ダ・ライタ43Aに携帯型情報記憶装置41を装着する
ことによって、当該携帯型情報記憶装置41中に備えら
れた第1のコイン状情報記憶担体11Aを用いた信号処
理を行うことができる。また、第2のリーダ・ライタ4
3Bにこの携帯型情報記憶装置41を装着することによ
って、当該携帯型情報記憶装置41中に備えられた第2
のコイン状情報記憶担体11Bを用いた信号処理を行う
ことができる。
ン状情報記憶担体が異なるリーダ・ライタごとに夫々異
なる。図20の例においては、第1のリーダ・ライタ4
3Aには、携帯型情報記憶装置41中に備えられた第1
のコイン状情報記憶担体11Aと対応する位置にコイル
42Aが設定されており、第2のリーダ・ライタ43B
には、携帯型情報記憶装置41中に備えられた第2のコ
イン状情報記憶担体11Bと対応する位置にコイル42
Bが設定されている。したがってユーザは、第1のリー
ダ・ライタ43Aに携帯型情報記憶装置41を装着する
ことによって、当該携帯型情報記憶装置41中に備えら
れた第1のコイン状情報記憶担体11Aを用いた信号処
理を行うことができる。また、第2のリーダ・ライタ4
3Bにこの携帯型情報記憶装置41を装着することによ
って、当該携帯型情報記憶装置41中に備えられた第2
のコイン状情報記憶担体11Bを用いた信号処理を行う
ことができる。
【0066】かように、本実施例のリーダ・ライタによ
ると、コイル42の配設位置が異なるいずれのリーダ・
ライタを用いる場合にも、ユーザは、リーダ・ライタに
応じて個々のコイン状情報記憶担体11を使いわける必
要がなく、1枚のICカードを使う感覚で広範な用途に
適用することができるので、情報記憶担体の保存、管
理、使用を非常に便利なものにすることができる。ま
た、情報記憶担体11の発行者にとっても、信号の伝送
条件等を他の発行者と規格化する必要がないので、設計
の自由度を確保できるという効果がある。
ると、コイル42の配設位置が異なるいずれのリーダ・
ライタを用いる場合にも、ユーザは、リーダ・ライタに
応じて個々のコイン状情報記憶担体11を使いわける必
要がなく、1枚のICカードを使う感覚で広範な用途に
適用することができるので、情報記憶担体の保存、管
理、使用を非常に便利なものにすることができる。ま
た、情報記憶担体11の発行者にとっても、信号の伝送
条件等を他の発行者と規格化する必要がないので、設計
の自由度を確保できるという効果がある。
【0067】なお、本例のリーダ・ライタに関しても、
単機能型のリーダ・ライタとするほか、前述した周波数
分割による多重アクセス処理方法、時間(応答手順)分
割による多重アクセス処理方法、又は符号化分割による
多重アクセス処理方法等と組み合わせることによって、
汎用型のリーダ・ライタあるいは高機能型のリーダ・ラ
イタを構成することができる。
単機能型のリーダ・ライタとするほか、前述した周波数
分割による多重アクセス処理方法、時間(応答手順)分
割による多重アクセス処理方法、又は符号化分割による
多重アクセス処理方法等と組み合わせることによって、
汎用型のリーダ・ライタあるいは高機能型のリーダ・ラ
イタを構成することができる。
【0068】図21は、第2実施例に係るリーダ・ライ
タの変形例であって、媒体装着部32に複数個のコイル
42a,42b,42c,・・・・・を備え、使用する
1つのコイルをコイル切換手段45にて選択することに
よって、携帯型情報記憶装置41に備えられた複数個の
コイン状情報記憶担体11に対する多重アクセス処理機
能を発揮できるようにしたことを特徴とする。
タの変形例であって、媒体装着部32に複数個のコイル
42a,42b,42c,・・・・・を備え、使用する
1つのコイルをコイル切換手段45にて選択することに
よって、携帯型情報記憶装置41に備えられた複数個の
コイン状情報記憶担体11に対する多重アクセス処理機
能を発揮できるようにしたことを特徴とする。
【0069】コイル42a,42b,42c,・・・・
・は、携帯型情報記憶装置41を構成する各コイン状情
報記憶担体11に備えられたコイル8と同一寸法かつ同
一形状に形成されており、媒体装着部32に携帯型情報
記憶装置41が所定の位置関係をもって取り付けられた
とき、予め定められた1つのコイン状情報記憶担体11
に備えられたコイル8と正対する位置に夫々設けられ
る。その他の部分については、第2実施例に係るリーダ
・ライタと同一であるので、重複を避けるため説明を省
略する。
・は、携帯型情報記憶装置41を構成する各コイン状情
報記憶担体11に備えられたコイル8と同一寸法かつ同
一形状に形成されており、媒体装着部32に携帯型情報
記憶装置41が所定の位置関係をもって取り付けられた
とき、予め定められた1つのコイン状情報記憶担体11
に備えられたコイル8と正対する位置に夫々設けられ
る。その他の部分については、第2実施例に係るリーダ
・ライタと同一であるので、重複を避けるため説明を省
略する。
【0070】本例のリーダ・ライタは、第2実施例に係
るリーダ・ライタと同一の効果を有するほか、携帯型情
報記憶装置41に備えられた複数個のコイン状情報記憶
担体11に対応させて複数個のコイルを設定したので、
リーダ・ライタの汎用性をより高めることができる。
るリーダ・ライタと同一の効果を有するほか、携帯型情
報記憶装置41に備えられた複数個のコイン状情報記憶
担体11に対応させて複数個のコイルを設定したので、
リーダ・ライタの汎用性をより高めることができる。
【0071】勿論、本例のリーダ・ライタに関しても、
前述した周波数分割による多重アクセス処理方法、時間
(応答手順)分割による多重アクセス処理方法、又は符
号化分割による多重アクセス処理方法等と組み合わせる
ことによって、汎用型のリーダ・ライタあるいは高機能
型のリーダ・ライタを構成することができる。
前述した周波数分割による多重アクセス処理方法、時間
(応答手順)分割による多重アクセス処理方法、又は符
号化分割による多重アクセス処理方法等と組み合わせる
ことによって、汎用型のリーダ・ライタあるいは高機能
型のリーダ・ライタを構成することができる。
【0072】なお、前記各実施例においては、カード状
情報記憶担体1のみを組み合わせた携帯型情報記憶装置
31及びコイン状情報記憶担体11のみを組み合わせた
携帯型情報記憶装置41、それにカード状情報記憶担体
1のみを組み合わせた携帯型情報記憶装置31を装着し
て信号処理を行うリーダ・ライタ及びコイン状情報記憶
担体11のみを組み合わせた携帯型情報記憶装置41を
装着して信号処理を行うリーダ・ライタを例にとって説
明したが、カード状情報記憶担体1及びコイン状情報記
憶担体11を一体憎みあわせてなる携帯型情報記憶装
置、及びこの種の携帯型情報記憶装置を装着して信号処
理を行うリーダ・ライタについても、前記と同様にして
作製することができる。
情報記憶担体1のみを組み合わせた携帯型情報記憶装置
31及びコイン状情報記憶担体11のみを組み合わせた
携帯型情報記憶装置41、それにカード状情報記憶担体
1のみを組み合わせた携帯型情報記憶装置31を装着し
て信号処理を行うリーダ・ライタ及びコイン状情報記憶
担体11のみを組み合わせた携帯型情報記憶装置41を
装着して信号処理を行うリーダ・ライタを例にとって説
明したが、カード状情報記憶担体1及びコイン状情報記
憶担体11を一体憎みあわせてなる携帯型情報記憶装
置、及びこの種の携帯型情報記憶装置を装着して信号処
理を行うリーダ・ライタについても、前記と同様にして
作製することができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯型情
報記憶装置は、互いに信号の伝送条件が異なる複数枚の
情報記憶担体を保持部材を用いて一体化し、この状態で
携帯、保存、管理、使用するようにしたので、多数の情
報記憶担体の携帯、保存、管理、使用が容易になる。特
に、情報記憶担体を薄形に構成した場合には、かかる効
果をより高いものにすることができる。
報記憶装置は、互いに信号の伝送条件が異なる複数枚の
情報記憶担体を保持部材を用いて一体化し、この状態で
携帯、保存、管理、使用するようにしたので、多数の情
報記憶担体の携帯、保存、管理、使用が容易になる。特
に、情報記憶担体を薄形に構成した場合には、かかる効
果をより高いものにすることができる。
【0074】一方、本発明のリーダ・ライタは、多重ア
クセス処理機能を備え、多数の一体化された情報記憶担
体の組の中から所望の情報記憶担体を自動的に選択して
所望の信号処理を行うので、適合する情報記憶担体の種
類が異なるいずれのリーダ・ライタを用いる場合にも、
ユーザは、リーダ・ライタに応じて個々の情報記憶担体
を使いわける必要がなく、1枚のICカードを使う感覚
で広範な用途に適用することができるので、情報記憶担
体の保存、管理、使用を非常に便利なものにすることが
できる。また、情報記憶担体の発行者にとっても、信号
の伝送条件等を他の発行者と規格化する必要がないの
で、設計の自由度を確保できるという効果がある。
クセス処理機能を備え、多数の一体化された情報記憶担
体の組の中から所望の情報記憶担体を自動的に選択して
所望の信号処理を行うので、適合する情報記憶担体の種
類が異なるいずれのリーダ・ライタを用いる場合にも、
ユーザは、リーダ・ライタに応じて個々の情報記憶担体
を使いわける必要がなく、1枚のICカードを使う感覚
で広範な用途に適用することができるので、情報記憶担
体の保存、管理、使用を非常に便利なものにすることが
できる。また、情報記憶担体の発行者にとっても、信号
の伝送条件等を他の発行者と規格化する必要がないの
で、設計の自由度を確保できるという効果がある。
【図1】第1実施例に係る携帯型情報記憶装置の分解斜
視図である。
視図である。
【図2】第1実施例に係る携帯型情報記憶装置の断面図
である。
である。
【図3】カード状情報記憶担体の寸法表示図である。
【図4】下ケースの寸法表示図である。
【図5】上ケースの寸法表示図である。
【図6】カード状情報記憶担体の分解斜視図である。
【図7】カード状情報記憶担体の平面図である。
【図8】図7のA−A部断面図である。
【図9】カード状情報記憶担体の他の例を示す断面図で
ある。
ある。
【図10】ケースの他の例を示す断面図である。
【図11】ケースのさらに他の例を示す断面図である。
【図12】カード状情報記憶担体のさらに他の例を示す
平面図である。
平面図である。
【図13】第2実施例に係る携帯型情報記憶装置の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図14】第2実施例に係る携帯型情報記憶装置の断面
図である。
図である。
【図15】コイン状情報記憶担体の他の例を示す平面図
である。
である。
【図16】第1実施例に係るリーダ・ライタの構成図で
ある。
ある。
【図17】時間分割方式の多重アクセス処理方法を示す
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図18】情報記憶担体の他の例を示す構成図である。
【図19】第2実施例に係るリーダ・ライタの構成図で
ある。
ある。
【図20】第2実施例に係るリーダ・ライタの使用方法
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図21】リーダ・ライタの他の例を示す構成図であ
る。
る。
1 カード状情報記憶担体 2 下ケース 3 上ケース 4 下印刷層 5 上印刷層 6 ベアチップ実装基板 7 ベアチップ 8 非接触信号伝送手段 11 コイン状情報記憶担体 12 媒体ホルダ 13 凹部 31,41 携帯型情報記憶装置 32 媒体装着部 33,42 コイル(非接触信号伝送手段) 34 送受信回路 35 クロック源 36 信号変調器 37 信号復調器 38 信号処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 19/00 G07B 15/00 501
Claims (26)
- 【請求項1】 リーダ・ライタからの電源の受給とリー
ダ・ライタとの間の信号の授受とを非接触で行う非接触
信号伝送手段と、メモリ、送受信回路、信号処理回路及
び制御回路を含んで構成される半導体チップとが搭載さ
れた互いに信号の伝送条件が異なる複数枚の情報記憶担
体を、保持部材を用いて一体化したことを特徴とする携
帯型情報記憶装置。 - 【請求項2】 リーダ・ライタからの電源の受給とリー
ダ・ライタとの間の信号の授受とを非接触で行う非接触
信号伝送手段と、メモリ、送受信回路、信号処理回路及
び制御回路を含んで構成される半導体チップとが搭載さ
れた1枚の情報記憶担体又は互いに信号の伝送条件が異
なる複数枚の情報記憶担体と、当該情報記憶担体と同形
同大に形成された1又は複数枚のダミー担体とを、保持
部材を用いて一体化したことを特徴とする携帯型情報記
憶装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の携帯型情報記憶
装置において、前記複数枚の情報記憶担体が、非接触信
号伝送手段の配設位置、取り扱う信号の周波数、変・復
調方式、フォーマット、レベル、伝送プロトコル、伝送
方式又はアプリケーションプログラムのうちの少なくと
も1つが異なる情報記憶担体の組合せからなることを特
徴とする携帯型情報記憶装置。 - 【請求項4】 請求項1又は2に記載の携帯型情報記憶
装置において、前記情報記憶担体が、カード状情報記憶
担体であることを特徴とする携帯型情報記憶装置。 - 【請求項5】 請求項1又は2に記載の携帯型情報記憶
装置において、前記情報記憶担体が、コイン状情報記憶
担体であることを特徴とする携帯型情報記憶装置。 - 【請求項6】 請求項1又は2に記載の携帯型情報記憶
装置において、前記複数枚の情報記憶担体が、カード状
情報記憶担体とコイン状情報記憶担体との組合せからな
ることを特徴とする携帯型情報記憶装置。 - 【請求項7】 請求項1又は2に記載の携帯型情報記憶
装置において、前記保持部材が、前記情報記憶担体を収
納可能なケースであることを特徴とする携帯型情報記憶
装置。 - 【請求項8】 請求項1又は2に記載の携帯型情報記憶
装置において、前記半導体チップとして、ベアチップが
搭載されていることを特徴とする携帯型情報記憶装置。 - 【請求項9】 リーダ・ライタからの電源の受給並びに
リーダ・ライタとの間の信号の授受とを非接触で行う非
接触信号伝送手段と、メモリ、送受信回路、信号処理回
路及び制御回路を含んで構成されるベアチップとが搭載
されたカード状情報記憶担体を予め定められた所定枚数
重ね合わせたもの、あるいは1又は複数枚の前記カード
状情報記憶担体と当該カード状情報記憶担体と同形同大
に形成されたダミーカードとを予め定められた所定枚数
になるように重ね合わせたものを、前記所定枚数のカー
ド状情報記憶担体を収納可能な大きさに形成されたケー
ス内に収納し、該ケース内に収納したまま、前記リーダ
・ライタと前記1又は複数枚のカード状情報記憶担体の
いずれかとの間で選択的に電源の供給及び信号の授受を
行うようにしたことを特徴とする携帯型情報記憶装置。 - 【請求項10】 リーダ・ライタからの電源の受給並び
にリーダ・ライタとの間の信号の授受とを非接触で行う
非接触信号伝送手段と、メモリ、送受信回路、信号処理
回路及び制御回路を含んで構成されるベアチップとが搭
載された1又は複数個のコイン状情報記憶担体を、該コ
イン状情報記憶担体を収納可能な凹部が形成された媒体
ホルダ内に収納し、該媒体ホルダに収納したまま、前記
リーダ・ライタと前記1又は複数個のコイン状情報記憶
担体のいずれかとの間で選択的に信号の授受を行うよう
にしたことを特徴とする携帯型情報記憶装置。 - 【請求項11】 請求項9に記載の携帯型情報記憶装置
において、前記ケースが、4つの同一幅の側面のうちの
いずれか1つ又は2つが開放された箱状体をもって構成
されていることを特徴とする携帯型情報記憶装置。 - 【請求項12】 請求項9に記載の携帯型情報記憶装置
において、前記ケースが、4つの同一幅の側面のうちの
いずれか1つが開放された箱状体をもって構成された下
ケースと、4つの同一幅の側面のうちのいずれか1つが
開放された箱状体をもって構成され、前記下ケースの外
面に被装される上ケースとからなることを特徴とする携
帯型情報記憶装置。 - 【請求項13】 請求項1又は2に記載の携帯型情報記
憶装置において、前記非接触信号伝送手段が、電波信号
を送受信するループアンテナであることを特徴とする携
帯型情報記憶装置。 - 【請求項14】 請求項1又は2に記載の携帯型情報記
憶装置において、前記非接触信号伝送手段が、電磁誘導
信号又は静電誘導信号を送受信するコイルであることを
特徴とする携帯型情報記憶装置。 - 【請求項15】 請求項1又は2に記載の携帯型情報記
憶装置において、前記非接触信号伝送手段が、光信号を
送受信する発光・受光器であることを特徴とする携帯型
情報記憶装置。 - 【請求項16】 互いに信号の伝送条件が異なる複数枚
の情報記憶担体を一体化してなる携帯型情報記憶装置若
しくは情報記憶担体とダミー担体とを所定枚数になるよ
うに組合わせてなる携帯型情報記憶装置が装着可能に構
成された媒体装着部と、情報記憶担体への電源の供給と
情報記憶担体との間の信号の授受とを非接触で行う非接
触信号伝送手段と、クロック発生源と、信号の変調器及
び復調器と、前記携帯型情報記憶装置中に含まれる情報
記録担体の中から当該リーダ・ライタの信号伝送条件に
合致する特定の1枚の情報記録担体を自動的に選択する
多重アクセス処理機能を有し、前記非接触信号伝送手段
を介して当該選択された情報記録担体への電源の供給及
び当該選択された情報記録担体との間での信号の授受を
行う信号処理回路と、ホストコンピュータとの間の信号
の入出力を行うインタフェース回路とを備えたことを特
徴とする情報記憶担体のリーダ・ライタ。 - 【請求項17】 請求項16に記載のリーダ・ライタに
おいて、前記媒体装着部に、前記携帯型情報記憶装置の
非接触信号伝送手段配設部と対向させて1つの非接触信
号伝送手段を配設したことを特徴とする情報記憶担体の
リーダ・ライタ。 - 【請求項18】 請求項16に記載のリーダ・ライタに
おいて、前記媒体装着部に、前記携帯型情報記憶装置中
に含まれる各情報記憶担体の非接触信号伝送手段配設部
のいずれかと対向させて1つの非接触信号伝送手段を配
設したことを特徴とする情報記憶担体のリーダ・ライ
タ。 - 【請求項19】 請求項16に記載のリーダ・ライタに
おいて、前記媒体装着部に、前記携帯型情報記憶装置中
に含まれる各情報記憶担体の非接触信号伝送手段配設部
のいずれかと対向させて複数個の非接触信号伝送手段を
配設したことを特徴とする情報記憶担体のリーダ・ライ
タ。 - 【請求項20】 請求項16に記載のリーダ・ライタに
おいて、前記媒体装着部に配設された非接触信号伝送手
段より出力される信号の伝送条件を、前記携帯型情報記
憶装置中に含まれるいずれか1枚の情報記憶担体が取り
扱う信号の伝送条件と合致させたことを特徴とする情報
記憶担体のリーダ・ライタ。 - 【請求項21】 請求項16に記載のリーダ・ライタに
おいて、前記媒体装着部に配設された非接触信号伝送手
段より出力される信号の切換手段を設け、前記携帯型情
報記憶装置中に含まれる複数枚の情報記憶担体との間で
選択的に信号の授受を行えるようにしたことを特徴とす
る情報記憶担体のリーダ・ライタ。 - 【請求項22】 請求項16に記載のリーダ・ライタに
おいて、前記信号の伝送条件が、周波数、変・復調方
式、フォーマット、レベル、伝送プロトコル、伝送方式
及びアプリケーションプログラムの任意の組合せからな
ることを特徴とする情報記憶担体のリーダ・ライタ。 - 【請求項23】 請求項16に記載のリーダ・ライタに
おいて、前記多重アクセス処理が、前記信号伝送手段の
配設位置で実行されることを特徴とする情報記憶担体の
リーダ・ライタ。 - 【請求項24】 請求項16に記載のリーダ・ライタに
おいて、前記多重アクセス処理が、前記信号伝送手段よ
り出力される信号の周波数分割で実行されることを特徴
とする情報記憶担体のリーダ・ライタ。 - 【請求項25】 請求項16に記載のリーダ・ライタに
おいて、前記多重アクセス処理が、前記信号伝送手段よ
り出力される信号の時間分割又は応答手順分割で実行さ
れることを特徴とする情報記憶担体のリーダ・ライタ。 - 【請求項26】 請求項16に記載のリーダ・ライタに
おいて、前記多重アクセス処理が、前記信号伝送手段よ
り出力される信号の符号化分割で実行されることを特徴
とする情報記憶担体のリーダ・ライタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7229370A JPH08129630A (ja) | 1994-09-09 | 1995-09-06 | 携帯型情報記憶装置及びそのリーダ・ライタ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21609094 | 1994-09-09 | ||
JP6-216090 | 1994-09-09 | ||
JP7229370A JPH08129630A (ja) | 1994-09-09 | 1995-09-06 | 携帯型情報記憶装置及びそのリーダ・ライタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08129630A true JPH08129630A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=26521230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7229370A Withdrawn JPH08129630A (ja) | 1994-09-09 | 1995-09-06 | 携帯型情報記憶装置及びそのリーダ・ライタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08129630A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001037213A1 (fr) * | 1999-11-12 | 2001-05-25 | Hitachi Maxell, Ltd. | Unite d'entree/sortie d'information |
US7051933B1 (en) | 1998-08-31 | 2006-05-30 | C.Media Co., Ltd. | Noncontact IC medium and system using the same |
JP2008102958A (ja) * | 2007-12-11 | 2008-05-01 | Hitachi Chem Co Ltd | Icカード |
JP2008135043A (ja) * | 2007-12-11 | 2008-06-12 | Hitachi Chem Co Ltd | Icカード |
EP2942739A1 (de) * | 2014-05-07 | 2015-11-11 | Siemens Aktiengesellschaft | Halterung für RFID-Transponder, RFID-Transponder und Betätigungswerkzeug |
WO2016018585A1 (en) * | 2014-07-31 | 2016-02-04 | 3M Innovative Properties Company | Rfid tag on stretchable substrate |
EP3425570A1 (de) * | 2017-07-07 | 2019-01-09 | SES RFID Solutions GmbH | Rfid-transponder für eine kontaktlose kommunikation mit plastikgehäuse |
US10496915B2 (en) | 2014-07-31 | 2019-12-03 | 3M Innovative Properties Company | RFID tag on flexible substrate |
-
1995
- 1995-09-06 JP JP7229370A patent/JPH08129630A/ja not_active Withdrawn
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7051933B1 (en) | 1998-08-31 | 2006-05-30 | C.Media Co., Ltd. | Noncontact IC medium and system using the same |
WO2001037213A1 (fr) * | 1999-11-12 | 2001-05-25 | Hitachi Maxell, Ltd. | Unite d'entree/sortie d'information |
EP1231562A1 (en) * | 1999-11-12 | 2002-08-14 | Hitachi Maxell, Ltd. | Information input/output unit |
EP1231562A4 (en) * | 1999-11-12 | 2004-04-14 | Hitachi Maxell | INPUT / OUTPUT INFORMATION UNIT |
US6910634B1 (en) | 1999-11-12 | 2005-06-28 | Hitachi Maxell, Ltd. | Information input/ output unit |
JP2008135043A (ja) * | 2007-12-11 | 2008-06-12 | Hitachi Chem Co Ltd | Icカード |
JP2008102958A (ja) * | 2007-12-11 | 2008-05-01 | Hitachi Chem Co Ltd | Icカード |
EP2942739A1 (de) * | 2014-05-07 | 2015-11-11 | Siemens Aktiengesellschaft | Halterung für RFID-Transponder, RFID-Transponder und Betätigungswerkzeug |
WO2016018585A1 (en) * | 2014-07-31 | 2016-02-04 | 3M Innovative Properties Company | Rfid tag on stretchable substrate |
US10229353B2 (en) | 2014-07-31 | 2019-03-12 | 3M Innovative Properties Company | RFID tag on stretchable substrate |
US10496915B2 (en) | 2014-07-31 | 2019-12-03 | 3M Innovative Properties Company | RFID tag on flexible substrate |
US10628727B2 (en) | 2014-07-31 | 2020-04-21 | 3M Innovative Properties Company | RFID tag on stretchable substrate |
US10740669B2 (en) | 2014-07-31 | 2020-08-11 | 3M Innovative Properties Company | Film assembly and multilayer stack including antenna |
US11164063B2 (en) | 2014-07-31 | 2021-11-02 | 3M Innovative Properties Company | Multilayer stack including RFID tag |
EP3425570A1 (de) * | 2017-07-07 | 2019-01-09 | SES RFID Solutions GmbH | Rfid-transponder für eine kontaktlose kommunikation mit plastikgehäuse |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6978940B2 (en) | Contactless SIM card carrier with detachable antenna and carrier therefor | |
ES2395266T3 (es) | Etiqueta RFID en la que se puede formar una imagen por láser | |
EP1231562B1 (en) | Information input/output unit | |
US8670242B2 (en) | Data storage devices | |
US6837438B1 (en) | Non-contact information medium and communication system utilizing the same | |
US20110215155A1 (en) | Variable thickness data card body | |
JP2001331976A (ja) | 光記録型記録媒体 | |
JPH08129630A (ja) | 携帯型情報記憶装置及びそのリーダ・ライタ | |
JP2001034725A (ja) | 非接触icモジュール及びその製造方法、並びに、非接触情報媒体 | |
JP2000113152A (ja) | 非接触メモリ素子を内蔵した磁気ストライプテープ及びそれを利用して製造されたicカード及びicタグ | |
US7760100B2 (en) | Systems and methods for storing and transferring personal data | |
JPH08123926A (ja) | 情報記憶担体及びその製造方法 | |
JP4610718B2 (ja) | 情報入出力装置 | |
JP3776310B2 (ja) | Icカード | |
JP3148331U (ja) | 冊子 | |
JP3730277B2 (ja) | 携帯可能な情報記憶媒体 | |
JPH0262295A (ja) | 情報媒体およびその搬送体ならびにその読み取り装置 | |
JP3615542B2 (ja) | 情報入出力装置 | |
JP2003016413A (ja) | 非接触icタグ及び包装体 | |
JP2007048304A (ja) | 接触式および非接触式兼用のデータキャリアモジュール | |
WO2001063611A1 (fr) | Support d'enregistrement de donnees | |
JP2005242872A (ja) | 認証ラベル付き非接触ic構成体及び読取認証装置 | |
JP2006167011A (ja) | 携帯用カード収納具 | |
JP2001005926A (ja) | 非接触情報媒体及びこれを用いた通信システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |