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JPH08116285A - 受信機 - Google Patents

受信機

Info

Publication number
JPH08116285A
JPH08116285A JP25092494A JP25092494A JPH08116285A JP H08116285 A JPH08116285 A JP H08116285A JP 25092494 A JP25092494 A JP 25092494A JP 25092494 A JP25092494 A JP 25092494A JP H08116285 A JPH08116285 A JP H08116285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
circuit
vhf
tuning
oscillation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25092494A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Inoue
修 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP25092494A priority Critical patent/JPH08116285A/ja
Publication of JPH08116285A publication Critical patent/JPH08116285A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 調整箇所を減少させるとともに部品点数を削
減する。 【構成】 VHFテレビ放送ハイバンドの周波数帯域の
受信信号とFM発振回路10の出力信号とをVHF/F
M変換器8で混合することによりVHFテレビ放送ハイ
バンドの周波数帯域の受信信号の周波数をVHFテレビ
放送ハイバンドの周波数帯域の受信信号の周波数よりF
M発振同調回路9の同調周波数だけ低いFMラジオ放送
およびVHFテレビ放送ローバンドの周波数帯域の周波
数に変換する。FM受信同調回路4によりFMラジオ放
送およびVHFテレビ放送ローバンドの周波数帯域の受
信信号の周波数を選択するとともにVHF/FM変換器
8の出力信号の周波数を選択する。FM受信同調回路4
の出力信号とFM発振回路10の出力信号をFM混合回
路5で混合することによりFM受信同調回路4の出力信
号の周波数をFM受信同調回路4の出力信号の周波数よ
りFM発振同調回路9の同調周波数だけ低い中間周波数
の信号に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、FMラジオ放送の音
声とVHFテレビ放送(1CH〜3CHのローバンドお
よび4CH〜12CHのハイバンド)の音声を受信する
受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ラジオ受信機、特にFM放送を受
信可能なラジオ受信機には、VHFテレビ放送(1CH
〜3CHのローバンドおよび4CH〜12CHのハイバ
ンド)の音声を受信する機能が付加されていることが多
い。以下、この種の受信機の一例について、図面を参照
しながら説明する。
【0003】図2は従来のVHF回路の受信機の例を示
すものである。図2において、アンテナ1は、FMラジ
オ放送周波数帯域およびVHFテレビ放送帯域(ローバ
ンドおよびハイバンド)の放送信号を受信する。FMバ
ンドパスフィルタ2は、FMラジオ放送および1CH〜
3CHのVHFテレビ放送ローバンドの周波数帯域(7
6.0MHz〜107.75MHz)の信号のみ通過さ
せる。
【0004】FMアンプ回路3は、FMバンドパスフィ
ルタ2の出力信号を増幅する。FM受信同調回路4は、
コイルと可変容量ダイオード等で構成され、FMアンプ
回路3の出力負荷となり、PLLシンセサイザ方式で受
信同調周波数が76.0MHz〜107.75MHzの
範囲で0.05MHz刻みで段階的に切り換わる。した
がって、FMアンプ回路3およびFM受信同調回路4
は、FMバンドパスフィルタ2の出力信号の中で、FM
受信同調回路4の同調周波数を中心周波数とする一定帯
域幅の信号を選択的に増幅することになる。なお、受信
同調周波数決定のために可変容量ダイオードに受信同調
周波数に対応した選局電圧を加える必要があるが、この
回路の図示は省略し、PLL制御の回路のみ図示してい
る。
【0005】FM発振同調回路9は、コイルと可変容量
ダイオード等で構成され、PLLシンセサイザ方式で発
振同調周波数が65.3MHz〜97.05MHzの範
囲で0.05MHz刻みで段階的に切り換わる。上記の
FM受信同調回路4とFM発振同調回路9は、受信同調
周波数より発振同調周波数が所定の中間周波数、この例
では10.7MHzだけ低い状態を保ちながら受信同調
周波数および発振同調周波数が連動して段階的に切り換
わる。なお、発振同調周波数決定のために可変容量ダイ
オードに発振同調周波数に対応した選局電圧を加える必
要があるが、この回路の図示は省略し、PLL制御の回
路のみ図示している。
【0006】FM発振回路10は、FM発振同調回路9
の同調周波数で発振し、発振周波数は、65.3MHz
〜97.05MHzの範囲で0.05MHz刻みで段階
的に切り換わる。FM混合回路5は、FM受信同調回路
4の出力信号とFM発振回路10の出力信号とを混合す
ることにより、FM受信同調回路4の出力信号の周波数
をFM受信同調回路4の出力信号の周波数よりFM発振
回路10の発振周波数だけ低い周波数、つまり中間周波
数10.7MHzを中心とする一定帯域幅の信号に変換
する。この場合、FM受信周波数とFM発振周波数と中
間周波数との間には、次の関係ある。
【0007】(FM受信周波数)−(FM発振周波数)
=(中間周波数) VHFバンドパスフィルタ6は、4CH〜12CHのV
HFテレビ放送ハイバンドの周波数帯域(175.75
MHz〜221.75MHz)の信号のみ通過させる。
VHFアンプ回路31は、VHFバンドパスフィルタ6
の出力信号を増幅する。VHF受信同調回路32は、コ
イルと可変容量ダイオード等で構成され、VHFアンプ
回路31の出力負荷となり、PLLシンセサイザ方式で
受信同調周波数が175.75MHz〜221.75M
Hzの範囲で0.05MHz刻みで段階的に切り換わ
る。したがって、VHFアンプ回路31およびVHF受
信同調回路32は、VHFバンドパスフィルタ6の出力
信号の中で、VHF受信同調回路32の同調周波数を中
心周波数とする一定帯域幅の信号を選択的に増幅するこ
とになる。なお、受信同調周波数決定のために可変容量
ダイオードに受信同調周波数に対応した選局電圧を加え
る必要があるが、この回路の図示は省略し、PLL制御
の回路のみ図示している。
【0008】VHF発振同調回路35は、コイルと可変
容量ダイオード等で構成され、PLLシンセサイザ方式
で発振同調周波数が165.05MHz〜211.05
MHzの範囲で0.05MHz刻みで段階的に切り換わ
る。上記のVHF受信同調回路32とVHF発振同調回
路35は、受信同調周波数より発振同調周波数が所定の
中間周波数、この例では10.7MHzだけ低い状態を
保ちながら受信同調周波数および発振同調周波数が連動
して段階的に切り換わる。なお、発振同調周波数決定の
ために可変容量ダイオードに発振同調周波数に対応した
選局電圧を加える必要があるが、この回路の図示は省略
し、PLL制御の回路のみ図示している。また、PLL
制御のための制御信号は、FM受信同調回路4、FM発
振同調回路9、VHF受信同調回路32、VHF発振同
調回路35に共通に加えている。
【0009】VHF発振回路36は、VHF発振同調回
路35の同調周波数で発振し、発振周波数は、165.
05MHz〜211.05MHzの範囲で0.05MH
z刻みで段階的に切り換わる。VHF混合回路33は、
VHF受信同調回路32の出力信号とVHF発振回路3
6の出力信号とを混合することにより、VHF受信同調
回路32の出力信号の周波数をVHF受信同調回路32
の出力信号の周波数よりVHF発振回路36の発振周波
数だけ低い周波数、つまり中間周波数10.7MHzを
中心とする一定帯域幅の信号に変換する。この場合、V
HF受信周波数とVHF発振周波数と中間周波数との間
には、次の関係ある。
【0010】(VHF受信周波数)−(VHF発振周波
数)=(中間周波数) 切換スイッチ34は、FM混合回路5の出力信号を通す
状態とVHF混合回路の出力信号を通す状態とを切り換
え、結果として切換スイッチ34から10.7MHzの
中間周波数の信号が出力されることになり、この切換ス
イッチ34はバンド切換信号に連動して切り換わる。
【0011】プリスケーラ12は、FM発振回路10お
よびVHF発振回路36の出力信号を分周する。基準発
振器14は、一定周波数の矩形波を出力する。可変分周
器13は、プリスケーラ12の出力を分周比可変で分周
するもので、その分周比は選局電圧に対応して、つまり
FM発振回路10およびVHF発振回路36の発振周波
数に対応して設定され、出力周波数がFM発振回路10
およびVHF発振回路36の発振周波数にかかわらず基
準発振器14の発振周波数と略同じ周波数となるように
分周する。
【0012】位相比較器15は、可変分周器13の出力
信号と基準発振器14の出力信号とを位相比較し、両者
の位相差に応じた位相差パルス出力を発生する。ローパ
スフィルタ16は、位相比較器15の位相差パルス出力
を直流電圧に変換してFM受信同調回路4、FM発振同
調回路9、VHF受信同調回路32およびVHF発振同
調回路36にそれぞれ制御電圧として加え、FM発振同
調回路9およびVHF発振同調回路36の発振周波数が
それぞれ基準発振器14の発振周波数に可変分周器13
の分周比およびプリスケーラ12の分周比の逆数を乗じ
た周波数となるように制御するとともに、FM受信同調
回路4およびVHF受信同調回路32の同調周波数をそ
れぞれFM発振同調回路9およびVHF発振同調回路3
6の発振周波数より中間周波数10.7MHzだけ高い
周波数にする。
【0013】上記のFM発振同調回路9およびVHF発
振同調回路36、プリスケーラ12、可変分周器13、
基準発振器14、位相比較器15およびローパスフィル
タ16は、PLL回路を構成しており、FM発振同調回
路9およびVHF発振同調回路36の発振周波数を高精
度に制御する。なお、上記のように、FM受信同調回路
4、FM発振同調回路9、VHF受信同調回路32およ
びVHF発振同調回路36の同調周波数を高精度に制御
するには、予めFM受信同調回路4、FM発振同調回路
9、VHF受信同調回路32およびVHF発振同調回路
36の調整を行っておくことが必要である。
【0014】つぎに、図2の受信機の動作を全体的に説
明する。例えば、FMラジオ放送およびVHFテレビ放
送の1CH〜3CHのローバンドの何れかの音声を聴取
する場合、バンド切換つまみ等を操作して切換スイッチ
34を、FM混合回路5の出力信号を通過させる状態に
切り換える。このとき、アンテナ1より受信信号が入る
が、FMラジオ放送およびVHFテレビ放送の1CH〜
3CHのローバンドの周波数帯域(76.0MHz〜1
07.75MHz)の受信信号のみFMバンドパスフィ
ルタ2を通過し、FMアンプ回路3およびFM受信同調
回路4よりなるFM選局回路部に入力され、FM受信同
調回路4の同調周波数に対応する受信信号のみが増幅さ
れてFM混合回路5へ送られる。一方、FM発振同調回
路9およびFM発振回路10よりなるFM局部発振回路
部より、FM受信同調回路4の同調周波数より中間周波
数10.7MHzだけ低いFM発振信号(65.3MH
z〜97.05MHz)が出力され、FM混合回路5へ
送られる。この結果、FM混合回路5からは、FM受信
同調回路4の同調周波数に対応する受信信号を中間周波
数に変換した信号が出力され、切換スイッチ34を通し
て中間周波増幅回路部(図示せず)へ送られ、復調、電
力増幅等が行われた後、スピーカから音声として出力さ
れる。
【0015】また、VHFテレビ放送の4CH〜12C
Hのハイバンドの何れかの音声を聴取する場合、バンド
切換つまみ等を操作して切換スイッチ34を、VHF混
合回路33の出力信号を通過させる状態に切り換える。
このとき、アンテナ1より受信信号が入るが、VHFテ
レビ放送の4CH〜12CHのハイバンドの周波数帯域
(175.75MHz〜221.75MHz)の受信信
号のみVHFバンドパスフィルタ6を通過し、VHFア
ンプ回路31およびVHF受信同調回路32よりなるV
HF選局回路部に入力され、VHF受信同調回路32の
同調周波数に対応する受信信号のみが増幅されてVHF
混合回路33へ送られる。一方、VHF発振同調回路3
5およびVHF発振回路36よりなるVHF局部発振回
路部より、VHF受信同調回路32の同調周波数より中
間周波数10.7MHzだけ低いVHF発振信号(16
5.05MHz〜211.05MHz)が出力され、V
HF混合回路33へ送られる。この結果、VHF混合回
路33からは、VHF受信同調回路32の同調周波数に
対応する受信信号を中間周波数に変換した信号が出力さ
れ、切換スイッチ34を通して中間周波増幅回路部(図
示せず)へ送られ、復調、電力増幅等が行われた後、ス
ピーカから音声として出力される。
【0016】なお、選局は、選局つまみ等を操作するこ
とにより、FM受信同調回路4、FM発振同調回路9、
VHF受信同調回路32およびVHF発振同調回路35
に加える選局電圧を切り換えるとともに、可変分周器1
3の分周比を変更することで、受信周波数を0.05M
Hz刻みで変化させることになる。ここで、FMラジオ
放送およびVHFテレビ放送ローバンド、VHF放送ハ
イバンドにおける受信周波数、発振周波数、中間周波数
の関係を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来例
では、PLLシンセサイザ方式を採用しており、調整が
バリコンを用いた受信機に比較して簡単になってはいる
が、調整箇所がFMラジオ放送およびVHFテレビ放送
ローバンドではFM受信同調回路4およびFM発振同調
回路9の2か所、VHFテレビ放送ハイバンドではVH
F受信同調回路32およびVHF発振同調回路35の2
か所、合わせて4か所もあり、調整作業が困難で、また
部品点数が多くVHF回路の基板設計も非常に難しいの
が実情である。そのため、上記のような従来の受信機
は、工場の調整自動化が難しく工数もかかり、価格も上
昇するという問題があった。
【0019】したがって、この発明の目的は、調整箇所
を減少させるとともに部品点数を削減することができる
受信機を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明の受信機は、周
波数の正確なPLLシンセサイザ方式の特徴を活かした
もので、VHFテレビ放送ハイバンドの周波数帯域の受
信信号の周波数を第1の混合回路にてFM発振回路の出
力信号を用いてFMラジオ放送およびVHFテレビ放送
ローバンドの周波数帯域の周波数に変換し、FMラジオ
放送およびVHFテレビ放送ローバンドの周波数帯域の
受信信号の選択および第1の混合回路の出力信号の選
択、つまりVHFテレビ放送ハイバンドの周波数帯域の
受信信号の選択にFM受信同調回路、FM発振同調回路
およびFM発振回路を共用し、FM受信同調回路の出力
信号を第2の混合回路にてFM発振回路の出力信号を用
いて中間周波数に変換するようにしている。
【0021】つまり、請求項1記載の受信機は、PLL
シンセサイザ方式で受信同調周波数より発振同調周波数
が所定の中間周波数だけ低い状態を保ちながら受信同調
周波数および発振同調周波数を連動して段階的に切り換
え可能なもので、FM発振同調回路と、このFM発振同
調回路の同調周波数で発振するFM発振回路と、VHF
テレビ放送ハイバンドの周波数帯域の受信信号とFM発
振回路の出力信号とを混合することによりVHFテレビ
放送ハイバンドの周波数帯域の受信信号の周波数をVH
Fテレビ放送ハイバンドの周波数帯域の受信信号の周波
数よりFM発振回路の発振周波数だけ低いFMラジオ放
送およびVHFテレビ放送ローバンドの周波数帯域の周
波数に変換する第1の混合回路と、FMラジオ放送およ
びVHFテレビ放送ローバンドの周波数帯域の受信信号
の周波数を選択するとともに第1の混合回路の出力信号
の周波数を選択するFM受信同調回路と、FM受信同調
回路の出力信号とFM発振回路の出力信号を混合するこ
とによりFM受信同調回路の出力信号の周波数をFM受
信同調回路の出力信号の周波数よりFM発振回路の発振
周波数だけ低い中間周波数の信号に変換する第2の混合
回路とを備えている。
【0022】この際、VHFテレビ放送ハイバンドの周
波数帯域の都合で、FM発振同調回路およびFM受信同
調回路の帯域を、FMラジオ放送およびVHFテレビ放
送ローバンドの周波数帯域の周波数変換のみに用いる場
合よりも高い方に延ばすことが必要である。なお、上記
においては、VHFテレビ放送ハイバンドの周波数帯域
の受信信号については、同一のFM発振回路を用いて2
回周波数変換を行うダブルコンバート方式を採用してい
る。
【0023】請求項2記載の受信機は、請求項1の受信
機において、FM発振回路と第1の混合回路との間にバ
ッファ回路を設けている。請求項3記載の受信機は、請
求項1または請求項2記載の受信機において、第1の混
合回路におけるVHFテレビ放送ハイバンドの周波数帯
域の受信信号の入力部の前段にVHF広帯域非同調アン
プ回路を設けている。
【0024】
【作用】請求項1記載の構成によれば、VHFテレビ放
送ハイバンドの周波数帯域の受信信号については、第1
の混合回路にて、FM発振回路の出力信号を用いてFM
ラジオ放送およびVHFテレビ放送ローバンドの周波数
帯域に周波数変換してFM受信同調回路を第1の混合回
路の出力負荷に共用しているので、従来必要であったV
HF受信同調回路、VHF発振同調回路およびVHF発
振回路を省くことが可能となる。調整作業もFM受信同
調回路およびFM発振同調回路だけでよくなる。
【0025】請求項2記載の構成によれば、バッファ回
路でFM発振回路と第1の混合回路とを分離でき、VH
Fテレビ放送ハイバンドの周波数帯域の受信時に、VH
F信号が大レベルとなっても、FM発振回路の出力が振
られることがない。請求項3記載の構成によれば、VH
F広帯域非同調アンプ回路によりVHFテレビ放送ハイ
バンドの周波数帯域の受信信号を増幅することができ
る。
【0026】
【実施例】以下、この発明の一実施例の受信機につい
て、図1を参照しながら説明する。図1はこの発明の一
実施例の受信機のブロック図を示すものであり、図2と
同じ要素には同じ符号を付している。図1において、V
HF広帯域非同調アンプ回路7は、VHFバンドパスフ
ィルタ6の出力信号を増幅する。FMバッファ回路11
はFM発振回路10の出力信号をVHF/FM変換器8
まで伝送する。VHF/FM変換器8は、特許請求の範
囲における第1の混合回路に相当するもので、FM受信
同調回路4を出力負荷として共用しており、VHFテレ
ビ放送ハイバンドの周波数帯域(175.75MHz〜
221.75MHz)の受信信号とFM発振回路10の
出力信号とを混合することにより、直接的にはVHF広
帯域非同調アンプ回路7の出力信号とFMバッファ回路
11の出力信号を混合することにより、VHFテレビ放
送ハイバンドの周波数帯域の受信信号の周波数をVHF
テレビ放送ハイバンドの周波数帯域の受信信号の周波数
よりFM発振同調回路9の同調周波数だけ低いFMラジ
オ放送およびVHFテレビ放送ローバンドの周波数帯域
の周波数に変換する。選局はFM受信同調回路4および
FM発振同調回路9の同調周波数を切り換えることで行
うことができ、同調周波数の切り換えは従来例で説明し
た通りである。
【0027】FM混合回路5は、特許請求の範囲におけ
る第2の混合回路に相当し、従来例でも説明したよう
に、FM受信同調回路4で選択された信号とFM発振回
路10の出力信号とを混合して中間周波数の信号を出力
するが、この実施例の場合、FMラジオ放送およびVH
Fテレビ放送ローバンドの周波数帯域の受信信号を中間
周波数に変換したものとVHFテレビ放送ハイバンドの
周波数帯域の受信信号を中間周波数に変換したものとが
FM混合回路5より選択的に出力されることになる。上
記において、VHFテレビ放送ハイバンドの周波数帯域
の受信信号については、FM発振を利用して受信するた
めに、同一のFM発振回路10を用いて2回周波数変換
を行うダブルコンバート方式を採用している。この場
合、VHF受信周波数とFM発振周波数と中間周波数と
の間には、次の関係ある。
【0028】(VHF受信周波数)−(FM発振周波
数)×2=(中間周波数) 上記関係式から、TV4CH(175.75MHz)〜
TV12CH(221.75MHz)の範囲では、FM
発振回路の発振周波数は82.525MHz〜105.
525MHzとなり、FM発振同調回路9の同調周波数
は、65.3MHz〜105.525MHzでFMラジ
オ放送およびVHFテレビ放送ローバンドとVHFテレ
ビ放送ハイバンドをカバーすることになる。また、FM
受信同調回路4の同調周波数は、76.0MHz〜11
6.225MHzとなる。
【0029】つまり、VHFテレビ放送ハイバンドの周
波数帯域(175.75MHz〜221.75MHz)
の都合で、FM発振同調回路9およびFM受信同調回路
4の帯域を、FMラジオ放送およびVHFテレビ放送ロ
ーバンドの周波数帯域の周波数変換のみに用いる場合よ
りも高い方に延ばし、FM発振同調回路9は、65.3
MHz〜105.525MHzの範囲で0.05MHz
刻みで同調可能なように構成し、FM受信同調回路4
は、76.0MHz〜116.225MHzの範囲で
0.05MHz刻みで同調可能なように構成している。
【0030】ここで、FMラジオ放送およびVHFテレ
ビ放送ローバンド、VHF放送ハイバンドにおける受信
周波数、VHF/FM変換器の出力周波数、FM発振周
波数、中間周波数の関係を表2に示す。
【0031】
【表2】
【0032】この際、FMラジオ放送およびVHFテレ
ビ放送ローバンドの周波数帯域の受信とVHFテレビ放
送ハイバンドの周波数帯域の受信とのバンド切換を行う
ことが必要であるが、このバンド切換は、FMアンプ回
路3、VHF広帯域非同調アンプ回路7、VHF/FM
変換器8およびFMバッファ回路11の動作電源電圧の
印加を制御することで行える。つまり、FMアンプ回路
3に給電し、VHF広帯域非同調アンプ回路7、VHF
/FM変換器8およびFMバッファ回路11への給電を
停止すれば、FMラジオ放送およびVHFテレビ放送ロ
ーバンドの周波数帯域の受信が可能となり、逆に、FM
アンプ回路3への給電を停止し、VHF広帯域非同調ア
ンプ回路7、VHF/FM変換器8およびFMバッファ
回路11へ給電すれば、VHFテレビ放送ハイバンドの
周波数帯域の受信が可能となる。
【0033】上記したように、この受信機は、周波数の
正確なPLLシンセサイザ方式の特徴を活かしたもの
で、VHFテレビ放送ハイバンドの周波数帯域の受信信
号の周波数をVHF/FM変換器8にてFM発振回路1
0の出力信号を用いてFMラジオ放送およびVHFテレ
ビ放送ローバンドの周波数帯域の周波数に変換し、FM
ラジオ放送およびVHFテレビ放送ローバンドの周波数
帯域の受信信号の選択およびVHF/FM変換器8の出
力信号の選択、つまりVHFテレビ放送ハイバンドの周
波数帯域の受信信号の選択にFM受信同調回路4、FM
発振同調回路9およびFM発振回路10を共用し、FM
受信同調回路4の出力信号をFM混合回路5にてFM発
振回路10の出力信号を用いて中間周波数に変換するよ
うにしている。
【0034】ここで、全体的に動作を説明する。ここで
は、FMラジオ放送およびVHFテレビ放送ローバンド
の受信動作については、従来例と同じであるので説明を
省略し、VHFテレビ放送ハイバンドの受信動作につい
てのみ説明する。VHFテレビ放送ハイバンドの周波数
帯域の信号は、アンテナ1よりVHFバンドパスフィル
タ6を通過し、VHF広帯域非同調アンプ回路7で増幅
され、VHF/FM変換器8へ送られる。そして、FM
発振回路10よりFMバッファ回路11を通して伝送さ
れた発振信号との混合によりFM帯域信号(93.22
5〜116.225MHz)にダウンコンバートされ
る。VHF/FM変換器8は、FM受信同調回路(7
6.0MHz〜116.225MHz)4を出力負荷と
してを共用することで混合同調負荷の役割も果たせ、次
の信号はFM系回路の流れを共用できる。つまり、FM
混合回路5へそのまま送ることができる。
【0035】なお、VHFテレビ放送ハイバンドの周波
数帯域の信号は、FM受信同調回路4で増幅されるた
め、VHF広帯域非同調アンプ回路7は省略しても、必
要なVHF感度を得ることが可能である。また、FMバ
ッファ回路11はVHF時にVHF大信号によりFM発
振回路10の出力が振られない役目をもっているが、省
くこともできる。
【0036】その他は図2の受信機と同じであるので、
説明を省略する。この実施例の受信機によれば、VHF
テレビ放送ハイバンドの周波数帯域の受信信号について
は、VHF/FM変換器8にて、FM発振回路10の出
力信号を用いてFMラジオ放送およびVHFテレビ放送
ローバンドの周波数帯域に周波数変換してFM受信同調
回路4をVHF/FM変換器8の出力負荷に共用してい
るので、従来必要であったVHF受信同調回路、VHF
発振同調回路およびVHF発振回路、切換スイッチを省
くことができ、部品点数を削減することができるととも
に、調整作業もFM受信同調回路4およびFM発振同調
回路9だけでよくなり、VHFテレビ放送ハイバンドの
周波数帯域の受信のための調整作業を不要とすることが
でき、従来例に比べ製造工数の削減と部品削減との両面
からコストダウンを図ることができる。
【0037】また、FMバッファ回路11でFM発振回
路10とVHF/FM変換器8とを分離でき、VHFテ
レビ放送ハイバンドの周波数帯域の受信時に、VHF信
号が大レベルとなっても、FM発振回路10の出力が振
られることがなく、FM発振回路10の出力を安定させ
ることができ、周波数変換動作を安定させることができ
る。
【0038】さらに、VHF広帯域非同調アンプ回路7
によりVHFテレビ放送ハイバンドの周波数帯域の受信
信号を増幅することができ、ノイズの影響を少なくでき
る。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の受信機によれば、VHF
テレビ放送ハイバンドの周波数帯域の受信信号について
は、第1の混合回路にて、FM発振回路の出力信号を用
いてFMラジオ放送およびVHFテレビ放送ローバンド
の周波数帯域に周波数変換してFM受信同調回路を第1
の混合回路の出力負荷に共用しているので、従来必要で
あったVHF受信同調回路、VHF発振同調回路および
VHF発振回路を省くことができ、部品点数を削減する
ことができるとともに、調整作業もFM受信同調回路お
よびFM発振同調回路だけでよくなり、VHFテレビ放
送ハイバンドの周波数帯域の受信のための調整作業を不
要とすることができ、価格を安くできる。
【0040】請求項2記載の受信機によれば、バッファ
回路でFM発振回路と第1の混合回路とを分離でき、V
HFテレビ放送ハイバンドの周波数帯域の受信時に、V
HF信号が大レベルとなっても、FM発振回路の出力が
振られることがなく、FM発振回路の出力を安定させる
ことができ、周波数変換動作を安定させることができ
る。
【0041】請求項3記載の受信機によれば、VHF広
帯域非同調アンプ回路によりVHFテレビ放送ハイバン
ドの周波数帯域の受信信号を増幅することができ、ノイ
ズの影響を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例における受信機の受信機のブ
ロック図である。
【図2】従来の受信機のブロック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 FMバンドパスフィルタ 3 FMアンプ回路 4 FM受信同調回路 5 FM混合回路(第2の混合回路) 6 VHFバンドパスフィルタ 7 VHF広帯域非同調アンプ回路 8 VHF/FM変換器(第1の混合回路) 9 FM発振同調回路 10 FM発振回路 11 FMバッファ回路 12 プリスケーラ 13 可変分周器 14 基準発振器 15 位相比較器 16 ローパスフィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PLLシンセサイザ方式で受信同調周波
    数より発振同調周波数が所定の中間周波数だけ低い状態
    を保ちながら前記受信同調周波数および前記発振同調周
    波数を連動して段階的に切り換え可能な受信機であっ
    て、 FM発振同調回路と、このFM発振同調回路の同調周波
    数で発振するFM発振回路と、VHFテレビ放送ハイバ
    ンドの周波数帯域の受信信号と前記FM発振回路の出力
    信号とを混合することにより前記VHFテレビ放送ハイ
    バンドの周波数帯域の受信信号の周波数を前記VHFテ
    レビ放送ハイバンドの周波数帯域の受信信号の周波数よ
    り前記FM発振回路の発振周波数だけ低いFMラジオ放
    送およびVHFテレビ放送ローバンドの周波数帯域の周
    波数に変換する第1の混合回路と、FMラジオ放送およ
    びVHFテレビ放送ローバンドの周波数帯域の受信信号
    の周波数を選択するとともに前記第1の混合回路の出力
    信号の周波数を選択するFM受信同調回路と、前記FM
    受信同調回路の出力信号と前記FM発振回路の出力信号
    を混合することにより前記FM受信同調回路の出力信号
    の周波数を前記FM受信同調回路の出力信号の周波数よ
    り前記FM発振回路の発振周波数だけ低い前記中間周波
    数の信号に変換する第2の混合回路とを備えた受信機。
  2. 【請求項2】 FM発振回路と第1の混合回路との間に
    バッファ回路を設けた請求項1記載の受信機。
  3. 【請求項3】 第1の混合回路におけるVHFテレビ放
    送ハイバンドの周波数帯域の受信信号の入力部の前段に
    VHF広帯域非同調アンプ回路を設けた請求項1記載ま
    たは請求項2記載の受信機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6721017B2 (en) 2000-05-26 2004-04-13 Alps Electric Co., Ltd. Television tuner's intermediate frequency tuning circuit capable of receiving FM broadcast signals

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6721017B2 (en) 2000-05-26 2004-04-13 Alps Electric Co., Ltd. Television tuner's intermediate frequency tuning circuit capable of receiving FM broadcast signals

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