JPH06104788A - スーパーヘテロダイン方式の受信機 - Google Patents
スーパーヘテロダイン方式の受信機Info
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- JPH06104788A JPH06104788A JP27816092A JP27816092A JPH06104788A JP H06104788 A JPH06104788 A JP H06104788A JP 27816092 A JP27816092 A JP 27816092A JP 27816092 A JP27816092 A JP 27816092A JP H06104788 A JPH06104788 A JP H06104788A
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- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims abstract description 40
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 abstract description 6
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 11
- 108091006146 Channels Proteins 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Superheterodyne Receivers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 中間周波妨害波の発生位置を受信周波数帯域
から遠ざけ、シングルコンバージョンタイプでも受信帯
域を広くすることができるようにする。 【構成】 局部発振回路としてPLL回路18を用い、
シンセサイザー方式により選局を行うスーパーヘテロダ
イン方式の受信機であって、CPU22は、受信周波数
帯域を上側周波数帯と下側周波数帯に分割し、上側周波
数帯を受信(選局)するときは受信周波数よりも低い方
の局部発振周波数を選択し、一方下側周波数帯を受信す
るときは受信周波数よりも高い方の局部発振周波数を切
換え選択するように、周波数指示をPLL回路(局部発
振回路)18に与える。これにより、中間周波妨害波を
受信周波数帯域から遠ざけることができる。
から遠ざけ、シングルコンバージョンタイプでも受信帯
域を広くすることができるようにする。 【構成】 局部発振回路としてPLL回路18を用い、
シンセサイザー方式により選局を行うスーパーヘテロダ
イン方式の受信機であって、CPU22は、受信周波数
帯域を上側周波数帯と下側周波数帯に分割し、上側周波
数帯を受信(選局)するときは受信周波数よりも低い方
の局部発振周波数を選択し、一方下側周波数帯を受信す
るときは受信周波数よりも高い方の局部発振周波数を切
換え選択するように、周波数指示をPLL回路(局部発
振回路)18に与える。これにより、中間周波妨害波を
受信周波数帯域から遠ざけることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスーパーヘテロダイン方
式の受信機、特に選局をシンセサイザー方式により行う
受信機の局部発振信号の制御に関する。
式の受信機、特に選局をシンセサイザー方式により行う
受信機の局部発振信号の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ラジオ、テレビジョンでの放
送波の受信にスーパーヘテロダイン方式の受信機が用い
られており、このスーパーヘテロダイン方式は、受信入
力信号に対して局部発振信号を加えて、上記入力信号を
中間周波信号に変換し、この中間周波信号を増幅するこ
とにより、感度等の特性を向上させるものである。そし
て、このスーパーヘテロダイン方式では、選局のために
シンセサイザー方式が用いられている。このシンセサイ
ザー方式は、局部発振回路にPLL(Phase Locked Loo
p)回路を利用しており、このフェーズロックドループ
により正確で安定した所定の局部発振周波数を発振さ
せ、これを放送波に混合するものである。これによれ
ば、受信周波数に対応した正確な中間周波数信号によ
り、良好な選局が可能となる。
送波の受信にスーパーヘテロダイン方式の受信機が用い
られており、このスーパーヘテロダイン方式は、受信入
力信号に対して局部発振信号を加えて、上記入力信号を
中間周波信号に変換し、この中間周波信号を増幅するこ
とにより、感度等の特性を向上させるものである。そし
て、このスーパーヘテロダイン方式では、選局のために
シンセサイザー方式が用いられている。このシンセサイ
ザー方式は、局部発振回路にPLL(Phase Locked Loo
p)回路を利用しており、このフェーズロックドループ
により正確で安定した所定の局部発振周波数を発振さ
せ、これを放送波に混合するものである。これによれ
ば、受信周波数に対応した正確な中間周波数信号によ
り、良好な選局が可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
ーパーヘテロダイン方式の受信機では、上述の局部発振
周波数として、受信周波数の上側又は下側の何れか一方
の周波数が用いられるため、受信周波数を中心にして局
部発振周波数と対称に発生する妨害波(以下局発イメー
ジ波という)が受信周波数帯域内又はその近傍に存在す
る場合、受信の妨害特性が悪化するという問題があっ
た。例えば、図4に示されるように、シングルコンバー
ジョンタイプの受信機で周波数f1 〜f2 の受信周波数
帯域Aを受信する場合は、受信機内の高周波選択用バン
ドパスフィルタ(RF・BPF)から得られる信号の減
衰量は図示の特性1のようになる。ここで、局部発振周
波数として受信周波数の下側の周波数を用いて周波数f
1 の受信信号を選局するときは、局部発振周波数fK1
(中間周波数IF=f1 −fK1)の信号が放送受信波に
混合されることになるが、この場合には同時に、受信周
波数よりも上側で周波数fB1(fB1=f1 +IF)の局
発イメージ波でも受信周波数との間で混合され、互に干
渉が生じる。
ーパーヘテロダイン方式の受信機では、上述の局部発振
周波数として、受信周波数の上側又は下側の何れか一方
の周波数が用いられるため、受信周波数を中心にして局
部発振周波数と対称に発生する妨害波(以下局発イメー
ジ波という)が受信周波数帯域内又はその近傍に存在す
る場合、受信の妨害特性が悪化するという問題があっ
た。例えば、図4に示されるように、シングルコンバー
ジョンタイプの受信機で周波数f1 〜f2 の受信周波数
帯域Aを受信する場合は、受信機内の高周波選択用バン
ドパスフィルタ(RF・BPF)から得られる信号の減
衰量は図示の特性1のようになる。ここで、局部発振周
波数として受信周波数の下側の周波数を用いて周波数f
1 の受信信号を選局するときは、局部発振周波数fK1
(中間周波数IF=f1 −fK1)の信号が放送受信波に
混合されることになるが、この場合には同時に、受信周
波数よりも上側で周波数fB1(fB1=f1 +IF)の局
発イメージ波でも受信周波数との間で混合され、互に干
渉が生じる。
【0004】即ち、受信周波数が周波数f1 からf2 へ
向けて順次選択されると、これに対応する周波数fK1か
らfK2の局部発振信号が放送受信信号に混合されるの
で、この際に周波数fB1からfB2までの局発イメージ波
(この局発イメージ波領域を100とする)が順次発生
することになる。この局発イメージ波100は、図示の
ように受信周波数帯域Aの内側又は近傍に存在している
ため、局発イメージ波と同じ周波数をもつ妨害波が存在
した場合、ビート現象を起こし、この結果受信特性が劣
化することになる。従って、従来のシングルコンバージ
ョンタイプの受信機では、良好に受信できる周波数帯域
が限定され、広帯域の受信ができなかった。
向けて順次選択されると、これに対応する周波数fK1か
らfK2の局部発振信号が放送受信信号に混合されるの
で、この際に周波数fB1からfB2までの局発イメージ波
(この局発イメージ波領域を100とする)が順次発生
することになる。この局発イメージ波100は、図示の
ように受信周波数帯域Aの内側又は近傍に存在している
ため、局発イメージ波と同じ周波数をもつ妨害波が存在
した場合、ビート現象を起こし、この結果受信特性が劣
化することになる。従って、従来のシングルコンバージ
ョンタイプの受信機では、良好に受信できる周波数帯域
が限定され、広帯域の受信ができなかった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、妨害波の位置を受信周波数帯域か
ら遠ざけ、シングルコンバージョンタイプでも受信帯域
を広くすることができるスーパーヘテロダイン方式の受
信機を提供することにある。
であり、その目的は、妨害波の位置を受信周波数帯域か
ら遠ざけ、シングルコンバージョンタイプでも受信帯域
を広くすることができるスーパーヘテロダイン方式の受
信機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、シンセサイザー方式により選局を行うス
ーパーヘテロダイン方式の受信機において、受信周波数
帯域を上側周波数帯と下側周波数帯に分割し、上側周波
数帯を受信するときは受信周波数よりも低い方の局部発
振周波数を選択し、一方下側周波数帯を受信するときは
受信周波数よりも高い方の局部発振周波数を選択するよ
うに、切換え制御することを特徴とする。
に、本発明は、シンセサイザー方式により選局を行うス
ーパーヘテロダイン方式の受信機において、受信周波数
帯域を上側周波数帯と下側周波数帯に分割し、上側周波
数帯を受信するときは受信周波数よりも低い方の局部発
振周波数を選択し、一方下側周波数帯を受信するときは
受信周波数よりも高い方の局部発振周波数を選択するよ
うに、切換え制御することを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、所定の受信周波数帯域の
上側周波数帯を受信する場合は、周波数設定をダウンコ
ンバータ方式とし、下側周波数帯を受信する場合は、周
波数設定をアップコンバータ方式とするように、CPU
等でプログラムされることになる。従って、上側周波数
帯の受信では妨害波が受信周波数帯域の上側へ、下側周
波数帯の受信では妨害波が下側へ発生することになり、
妨害波の発生位置を従来よりも受信周波数帯域から遠い
周波数位置に移動させることができる。この結果、広帯
域の受信が可能となる。
上側周波数帯を受信する場合は、周波数設定をダウンコ
ンバータ方式とし、下側周波数帯を受信する場合は、周
波数設定をアップコンバータ方式とするように、CPU
等でプログラムされることになる。従って、上側周波数
帯の受信では妨害波が受信周波数帯域の上側へ、下側周
波数帯の受信では妨害波が下側へ発生することになり、
妨害波の発生位置を従来よりも受信周波数帯域から遠い
周波数位置に移動させることができる。この結果、広帯
域の受信が可能となる。
【0008】
【実施例】図1には、実施例に係るスーパーヘテロダイ
ン方式の受信機の一部の構成が示されており、このスー
パーヘテロダイン方式の受信機は、アンテナ10に接続
して、受信周波数帯域の放送波を抽出する高周波選択用
フィルタ(パンドパスフィルタ)12が設けられる。こ
の高周波選択用フィルタ12には、受信波に局部発振信
号をミックスする混合回路14が接続され、この混合回
路14の後段に中間周波増幅回路を構成する中間周波フ
ィルタ(パンドパスフィルタ)16が接続される。そし
て、上記混合回路14には局部発振回路を構成するPL
L(Phase Locked Loop)回路18が接続され、このP
LL回路18では、電圧制御発振器(VCO)20や図
示されていないが、低域フィルタ(LPF)、位相比較
器、選択周波数を決定するプログラマブルカウンタ等か
ら制御ループが形成され、この位相比較器に基準発振周
波数をプリスケーラ等で分周した周波数が供給される。
ン方式の受信機の一部の構成が示されており、このスー
パーヘテロダイン方式の受信機は、アンテナ10に接続
して、受信周波数帯域の放送波を抽出する高周波選択用
フィルタ(パンドパスフィルタ)12が設けられる。こ
の高周波選択用フィルタ12には、受信波に局部発振信
号をミックスする混合回路14が接続され、この混合回
路14の後段に中間周波増幅回路を構成する中間周波フ
ィルタ(パンドパスフィルタ)16が接続される。そし
て、上記混合回路14には局部発振回路を構成するPL
L(Phase Locked Loop)回路18が接続され、このP
LL回路18では、電圧制御発振器(VCO)20や図
示されていないが、低域フィルタ(LPF)、位相比較
器、選択周波数を決定するプログラマブルカウンタ等か
ら制御ループが形成され、この位相比較器に基準発振周
波数をプリスケーラ等で分周した周波数が供給される。
【0009】上記PLL回路18には、局部発振周波数
の設定制御を行うCPU22が設けられ、このCPU2
2は選局に応じて局部発振周波数の指示信号をPLL回
路18へ供給する。上記PLL回路18では、上記指示
信号が例えばプログラマブルカウンタに入力され、この
プログラマブルカウンタの値が変換制御されることによ
って、所定の局部発振周波数を電圧制御発振器20の出
力として得ることができる。
の設定制御を行うCPU22が設けられ、このCPU2
2は選局に応じて局部発振周波数の指示信号をPLL回
路18へ供給する。上記PLL回路18では、上記指示
信号が例えばプログラマブルカウンタに入力され、この
プログラマブルカウンタの値が変換制御されることによ
って、所定の局部発振周波数を電圧制御発振器20の出
力として得ることができる。
【0010】そして、実施例では上記CPU22にて受
信周波数帯域の上側周波数帯と下側周波数帯で局部発振
周波数を切換え制御することになる。即ち、図2に下側
周波数帯を選局する場合の局部発振信号と妨害波の関係
が示され、図3に上側周波数帯を選局する場合の上記関
係が示されており、実施例は受信周波数帯域を上側周波
数帯と下側周波数帯に2分割し、上側周波数帯の受信の
場合は下側の局部発振周波数を用い、逆に下側周波数帯
の受信の場合は上側の局部発振周波数を用いることにな
る。
信周波数帯域の上側周波数帯と下側周波数帯で局部発振
周波数を切換え制御することになる。即ち、図2に下側
周波数帯を選局する場合の局部発振信号と妨害波の関係
が示され、図3に上側周波数帯を選局する場合の上記関
係が示されており、実施例は受信周波数帯域を上側周波
数帯と下側周波数帯に2分割し、上側周波数帯の受信の
場合は下側の局部発振周波数を用い、逆に下側周波数帯
の受信の場合は上側の局部発振周波数を用いることにな
る。
【0011】図2において、例えばFM放送帯の受信周
波数f3 〜f4 の周波数帯域A(高周波選択用フィルタ
12は図4と同様の特性1となる)に適用する場合であ
って、この周波数帯域Aをほぼ均等に2分割した受信周
波数f3 〜f5 の下側周波数帯Bの受信では、当該受信
周波数よりも上側の局部発振周波数fK3〜fK5を形成す
るように上記CPU22が周波数指示を出力する。即
ち、受信周波数f3 を選局するときは、この周波数f3
に中間周波数(IF)を加算した局部発振周波数fK3
(fK3=f3 +IF)が形成され、同様にして周波数f
5 までは選局する周波数に中間周波数を加算した値の局
部発振周波数が形成される。そして、この局部発振周波
数は、図1の電圧制御発振器20から混合器14へ供給
され、これによって中間周波信号が得られることにな
り、この中間周波信号は中間周波フィルタ16を介して
後段の増幅回路にて増幅されて後の処理に委ねられる。
波数f3 〜f4 の周波数帯域A(高周波選択用フィルタ
12は図4と同様の特性1となる)に適用する場合であ
って、この周波数帯域Aをほぼ均等に2分割した受信周
波数f3 〜f5 の下側周波数帯Bの受信では、当該受信
周波数よりも上側の局部発振周波数fK3〜fK5を形成す
るように上記CPU22が周波数指示を出力する。即
ち、受信周波数f3 を選局するときは、この周波数f3
に中間周波数(IF)を加算した局部発振周波数fK3
(fK3=f3 +IF)が形成され、同様にして周波数f
5 までは選局する周波数に中間周波数を加算した値の局
部発振周波数が形成される。そして、この局部発振周波
数は、図1の電圧制御発振器20から混合器14へ供給
され、これによって中間周波信号が得られることにな
り、この中間周波信号は中間周波フィルタ16を介して
後段の増幅回路にて増幅されて後の処理に委ねられる。
【0012】このとき、受信周波数f3 〜f5 について
は各周波数に対応して周波数fB3(fB3=f3 −IF)
〜fB5(fB5=f5 −IF)の局発イメージ波120が
存在することとなるが、図示のように、従来受信周波数
帯域内に存在した局発イメージ波はその外に出すことが
できる。また、受信周波数帯域外での局発イメージ波に
ついても、図示のように高周波選択用フィルタ12を通
過する局発イメージ波と同周波数の局発イメージ波12
0のレベルは従来よりも小さくなる。
は各周波数に対応して周波数fB3(fB3=f3 −IF)
〜fB5(fB5=f5 −IF)の局発イメージ波120が
存在することとなるが、図示のように、従来受信周波数
帯域内に存在した局発イメージ波はその外に出すことが
できる。また、受信周波数帯域外での局発イメージ波に
ついても、図示のように高周波選択用フィルタ12を通
過する局発イメージ波と同周波数の局発イメージ波12
0のレベルは従来よりも小さくなる。
【0013】一方、図3において、周波数帯域Aを2分
割した受信周波数f6 (f5 の近傍)〜f4 の上側周波
数帯Cの受信の場合は、当該受信周波数よりも下側の局
部発振周波数fK6〜fK4を形成するように上記CPU2
2が周波数指示を出力する。即ち、受信周波数f6 を選
局するときは、この周波数f6 から中間周波数(IF)
を減算した局部発振周波数fK6(fK6=f6 −IF)が
形成され、同様にして周波数f4 まで選局する周波数に
中間周波数を減算した値の局部発振周波数が形成され
る。従って、このときには、受信周波数f6 〜f4 の各
周波数に対応した周波数fB6(fB6=f6 +IF)〜f
B4(fB4=f4 +IF)の局発イメージ波140が発生
することとなり、この場合も、図4の従来の場合の局発
イメージ波100よりも小さくなる。
割した受信周波数f6 (f5 の近傍)〜f4 の上側周波
数帯Cの受信の場合は、当該受信周波数よりも下側の局
部発振周波数fK6〜fK4を形成するように上記CPU2
2が周波数指示を出力する。即ち、受信周波数f6 を選
局するときは、この周波数f6 から中間周波数(IF)
を減算した局部発振周波数fK6(fK6=f6 −IF)が
形成され、同様にして周波数f4 まで選局する周波数に
中間周波数を減算した値の局部発振周波数が形成され
る。従って、このときには、受信周波数f6 〜f4 の各
周波数に対応した周波数fB6(fB6=f6 +IF)〜f
B4(fB4=f4 +IF)の局発イメージ波140が発生
することとなり、この場合も、図4の従来の場合の局発
イメージ波100よりも小さくなる。
【0014】また、図4の従来例では、中間周波数(I
F)を1/2<IF<受信周波数帯域の条件で設定する
場合、妨害波が受信周波数帯域A内に存在することにな
るが、本発明によれば、上記条件であっても、妨害波を
受信周波数帯域外に排除することが可能となる。
F)を1/2<IF<受信周波数帯域の条件で設定する
場合、妨害波が受信周波数帯域A内に存在することにな
るが、本発明によれば、上記条件であっても、妨害波を
受信周波数帯域外に排除することが可能となる。
【0015】上記実施例では、高周波選択用フィルタ1
2が図2乃至図4に示された特性1を持つ場合について
説明したが、他の特性のフィルタであっても同様に適用
でき、また受信周波数帯域をほぼ均等に2分割した場合
を説明したが、上側周波数帯と下側周波数帯の幅を異な
るように設定することもできる。例えば、高周波選択用
フィルタ12の受信周波数帯域端部での減衰特性が上側
と下側で異なる場合では、分割点となる受信周波数の位
置を決定する局部発振周波数の位置を、受信波と中間周
波数だけ離れた妨害波の通過が少なくなるように設定す
ればよいことになる。
2が図2乃至図4に示された特性1を持つ場合について
説明したが、他の特性のフィルタであっても同様に適用
でき、また受信周波数帯域をほぼ均等に2分割した場合
を説明したが、上側周波数帯と下側周波数帯の幅を異な
るように設定することもできる。例えば、高周波選択用
フィルタ12の受信周波数帯域端部での減衰特性が上側
と下側で異なる場合では、分割点となる受信周波数の位
置を決定する局部発振周波数の位置を、受信波と中間周
波数だけ離れた妨害波の通過が少なくなるように設定す
ればよいことになる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信周波数帯域を上側周波数帯と下側周波数帯に分割
し、上側周波数帯を受信するときは受信周波数よりも低
い方の局部発振周波数を選択し、一方下側周波数帯を受
信するときは受信周波数よりも高い方の局部発振周波数
を選択するように切換え制御したので、シングルコンバ
ージョンタイプの受信機において、従来よりも妨害特性
を良くすることができると共に、広帯域の受信を実現す
ることが可能となる。
受信周波数帯域を上側周波数帯と下側周波数帯に分割
し、上側周波数帯を受信するときは受信周波数よりも低
い方の局部発振周波数を選択し、一方下側周波数帯を受
信するときは受信周波数よりも高い方の局部発振周波数
を選択するように切換え制御したので、シングルコンバ
ージョンタイプの受信機において、従来よりも妨害特性
を良くすることができると共に、広帯域の受信を実現す
ることが可能となる。
【0017】しかも、本発明は従来回路をそのまま用
い、シンセサイザー方式における局部発振周波数の設定
のみを切換え制御するだけでよく、経済性のあるスーパ
ーヘテロダイン方式の受信機を得ることができるという
利点がある。
い、シンセサイザー方式における局部発振周波数の設定
のみを切換え制御するだけでよく、経済性のあるスーパ
ーヘテロダイン方式の受信機を得ることができるという
利点がある。
【図1】本発明の実施例に係るスーパーヘテロダイン方
式の受信機の構成を示す回路ブロック図である。
式の受信機の構成を示す回路ブロック図である。
【図2】実施例の高周波選択用フィルタの特性との関連
で、下側周波数帯を受信する場合の局部発振信号と妨害
波の関係を示す図である。
で、下側周波数帯を受信する場合の局部発振信号と妨害
波の関係を示す図である。
【図3】実施例の高周波選択用フィルタの特性との関連
で、上側周波数帯を受信する場合の局部発振信号と妨害
波の関係を示す図である。
で、上側周波数帯を受信する場合の局部発振信号と妨害
波の関係を示す図である。
【図4】従来における妨害波の発生状態を、高周波選択
用フィルタの特性との関連で示す図である。
用フィルタの特性との関連で示す図である。
12 … 高周波選択用フィルタ(バンドパスフィル
タ)、 14 … 混合器、 18 … PLL回路、 20 … 電圧制御発振器、 22 … CPU、 f1 〜f6 … 受信周波数、 fK1〜fK6 … 局部発振周波数、 fB1〜fB6 … 妨害波周波数。
タ)、 14 … 混合器、 18 … PLL回路、 20 … 電圧制御発振器、 22 … CPU、 f1 〜f6 … 受信周波数、 fK1〜fK6 … 局部発振周波数、 fB1〜fB6 … 妨害波周波数。
Claims (1)
- 【請求項1】 シンセサイザー方式により選局を行うス
ーパーヘテロダイン方式の受信機において、受信周波数
帯域を上側周波数帯と下側周波数帯に分割し、上側周波
数帯を受信するときは受信周波数よりも低い方の局部発
振周波数を選択し、一方下側周波数帯を受信するときは
受信周波数よりも高い方の局部発振周波数を選択するよ
うに、切換え制御することを特徴とするスーパーヘテロ
ダイン方式の受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27816092A JPH06104788A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | スーパーヘテロダイン方式の受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27816092A JPH06104788A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | スーパーヘテロダイン方式の受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06104788A true JPH06104788A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17593426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27816092A Pending JPH06104788A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | スーパーヘテロダイン方式の受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06104788A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7920653B2 (en) | 2004-10-04 | 2011-04-05 | Trident Microsystems (Far East) Ltd. | Method and circuit arrangement for suppressing an orthogonal perturbation |
US8098769B2 (en) | 2004-09-28 | 2012-01-17 | Trident Microsystems (Far East) Ltd. | Circuit and method for recovering a carrier |
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JPS5731235A (en) * | 1980-08-01 | 1982-02-19 | Hitachi Denshi Ltd | Receiving system |
JPH0697850A (ja) * | 1992-09-14 | 1994-04-08 | Fujitsu Ltd | 無線装置の広帯域受信システムおよび受信方法 |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP27816092A patent/JPH06104788A/ja active Pending
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