JPH08104818A - インドレニンシアニンジスルホン酸誘導体の使用 - Google Patents
インドレニンシアニンジスルホン酸誘導体の使用Info
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- JPH08104818A JPH08104818A JP7192198A JP19219895A JPH08104818A JP H08104818 A JPH08104818 A JP H08104818A JP 7192198 A JP7192198 A JP 7192198A JP 19219895 A JP19219895 A JP 19219895A JP H08104818 A JPH08104818 A JP H08104818A
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- G03C1/825—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by antireflection means or visible-light filtering means, e.g. antihalation
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
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- C09B23/02—Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes the polymethine chain containing an odd number of >CH- or >C[alkyl]- groups
- C09B23/08—Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes the polymethine chain containing an odd number of >CH- or >C[alkyl]- groups more than three >CH- groups, e.g. polycarbocyanines
- C09B23/086—Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes the polymethine chain containing an odd number of >CH- or >C[alkyl]- groups more than three >CH- groups, e.g. polycarbocyanines more than five >CH- groups
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 親水性コロイド層中で使用でき、合成により
簡単に入手でき、適当な赤外線吸収を示し、かつ、写真
処理において十分な脱色性を示す赤外線吸収染料を提供
する。 【解決手段】 一般式I 【化1】 〔R1 、R2 およびR3 は互いに無関係に水素、(C1
〜C6 )−アルキル、フェニルなどであり、フェニルの
置換基はスルホまたはスルホナート基、カルボキシまた
はカルボキシラート基およびスルファト基であってはな
らず、そしてM+は一価カチオンまたは一当量の多価カ
チオンである。〕で表される染料を、親水性コロイド層
中で赤外線吸収剤として使用する。
簡単に入手でき、適当な赤外線吸収を示し、かつ、写真
処理において十分な脱色性を示す赤外線吸収染料を提供
する。 【解決手段】 一般式I 【化1】 〔R1 、R2 およびR3 は互いに無関係に水素、(C1
〜C6 )−アルキル、フェニルなどであり、フェニルの
置換基はスルホまたはスルホナート基、カルボキシまた
はカルボキシラート基およびスルファト基であってはな
らず、そしてM+は一価カチオンまたは一当量の多価カ
チオンである。〕で表される染料を、親水性コロイド層
中で赤外線吸収剤として使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インドレニンシア
ニン染料を親水性コロイド層中、特に記録材料、特に写
真記録材料中の親水性コロイド層中で赤外線吸収剤とし
て使用すること、ならびに、このようなインドレニンシ
アニン染料を含む親水性コロイド層を含むIR−検出方
法のための材料および新規インドレニンシアニン染料に
関する。
ニン染料を親水性コロイド層中、特に記録材料、特に写
真記録材料中の親水性コロイド層中で赤外線吸収剤とし
て使用すること、ならびに、このようなインドレニンシ
アニン染料を含む親水性コロイド層を含むIR−検出方
法のための材料および新規インドレニンシアニン染料に
関する。
【0002】
【従来の技術】写真記録材料、特に銀ハロゲン化物をベ
ースにしたものの中で、染料──赤外線吸収染料を含む
──を含むコロイド層を使用することが知られている。
写真記録材料は、一般に、多層構造である。染料含有層
は、多層材料の中で種々の位置で用いられ得る。染料は
直接、1つまたはそれ以上の光に敏感な、銀ハロゲン化
物含有コロイド層中に含まれ得る。その際、銀ハロゲン
化物をベースにした赤外線に敏感な材料には、増感剤と
して1種またはそれ以上の赤外線吸収染料を含む1つま
たはそれ以上のコロイド層が含まれる。しかし、染料、
特に赤外線吸収染料を含む層は、例えば補助層またはフ
ィルター層としても機能する。
ースにしたものの中で、染料──赤外線吸収染料を含む
──を含むコロイド層を使用することが知られている。
写真記録材料は、一般に、多層構造である。染料含有層
は、多層材料の中で種々の位置で用いられ得る。染料は
直接、1つまたはそれ以上の光に敏感な、銀ハロゲン化
物含有コロイド層中に含まれ得る。その際、銀ハロゲン
化物をベースにした赤外線に敏感な材料には、増感剤と
して1種またはそれ以上の赤外線吸収染料を含む1つま
たはそれ以上のコロイド層が含まれる。しかし、染料、
特に赤外線吸収染料を含む層は、例えば補助層またはフ
ィルター層としても機能する。
【0003】例えば、染料含有層は、特に記録材料の像
を鮮明にする。その際、散光の反射により不鮮明になる
ことを抑制するために、写真材料の裏面に染料含有層を
適用することも知られている(アンチハロ層)。さら
に、赤外線検出装置が、自動プロセス制御または管理、
特に、記録材料の製造および加工または処理の際の自動
プロセス制御または管理に、有利に用いられ得ることも
知られている。その際加工する材料、例えば記録材料
は、制御ユニットとの相互作用の可能性があるために、
適当な赤外線吸収を有していなければならない。典型的
には、850〜950nmの範囲で作動する制御検出器
が使用され、これは、この範囲の、例えば記録材料の、
対応する吸収を必要とする。検出系──それは例えば赤
外線レーザーを含み得る──が、一定の範囲で吸収を探
知するかしないかに応じて、所望の二次的な作用が引き
起こされる。同様に、類似の検出の連結が可能である。
さらに、IR−検出装置をIR−吸収材料の認識のため
に有利に使用できることが知られている。従って、例え
ば書類、有価証券、手紙などは、1つまたはそれ以上の
IR−吸収層を、材料全体にまたは選択した位置に、適
用することによって、識別されまたは暗号化される。
を鮮明にする。その際、散光の反射により不鮮明になる
ことを抑制するために、写真材料の裏面に染料含有層を
適用することも知られている(アンチハロ層)。さら
に、赤外線検出装置が、自動プロセス制御または管理、
特に、記録材料の製造および加工または処理の際の自動
プロセス制御または管理に、有利に用いられ得ることも
知られている。その際加工する材料、例えば記録材料
は、制御ユニットとの相互作用の可能性があるために、
適当な赤外線吸収を有していなければならない。典型的
には、850〜950nmの範囲で作動する制御検出器
が使用され、これは、この範囲の、例えば記録材料の、
対応する吸収を必要とする。検出系──それは例えば赤
外線レーザーを含み得る──が、一定の範囲で吸収を探
知するかしないかに応じて、所望の二次的な作用が引き
起こされる。同様に、類似の検出の連結が可能である。
さらに、IR−検出装置をIR−吸収材料の認識のため
に有利に使用できることが知られている。従って、例え
ば書類、有価証券、手紙などは、1つまたはそれ以上の
IR−吸収層を、材料全体にまたは選択した位置に、適
用することによって、識別されまたは暗号化される。
【0004】上記目的に適した染料は、特に、適当な吸
収特性を有しなければならない。写真記録材料中で使用
するために、染料は、写真湿式処理法の間に完全に脱色
されなければならず、および/または、染料は容易に写
真材料から洗い出されなければならず、その結果、開発
された材料は、処理後に残留色を全く示さない。さら
に、浴の汚れは生じるべきではない。
収特性を有しなければならない。写真記録材料中で使用
するために、染料は、写真湿式処理法の間に完全に脱色
されなければならず、および/または、染料は容易に写
真材料から洗い出されなければならず、その結果、開発
された材料は、処理後に残留色を全く示さない。さら
に、浴の汚れは生じるべきではない。
【0005】特に、赤外線に敏感な銀ハロゲン化物写真
材料のために、インドレニン末端基を持つヘプタメチン
シアニン型の赤外線吸収染料を使用することが知られて
いる(例えば、米国特許第4876181号明細書;ヨ
ーロッパ特許出願公開第445627号明細書;ケミカ
ル・アブストラクト112:169019e(199
0);ケミカル・アブストラクト112:108465
a(1990)を参照のこと)。ただしこれらの染料
は、課された要求を全くまたは部分的にしか満たさな
い。特に、これらのインドレニン−ヘプタメチンシアニ
ンは、全ての提案された置換型であまりにも短い波長だ
けを吸収する、すなわち、IR−検出目的に重要な85
0〜950nmの範囲の十分なIR吸収が提供され得な
いという欠点を有している。染料は、十分な吸収を達成
するために、しばしば不経済に大量に使用されなければ
ならない。さらに、染料は、しばしば合成により簡単に
入手できないおよび/または写真処理プロセスにおいて
十分に脱色されない。
材料のために、インドレニン末端基を持つヘプタメチン
シアニン型の赤外線吸収染料を使用することが知られて
いる(例えば、米国特許第4876181号明細書;ヨ
ーロッパ特許出願公開第445627号明細書;ケミカ
ル・アブストラクト112:169019e(199
0);ケミカル・アブストラクト112:108465
a(1990)を参照のこと)。ただしこれらの染料
は、課された要求を全くまたは部分的にしか満たさな
い。特に、これらのインドレニン−ヘプタメチンシアニ
ンは、全ての提案された置換型であまりにも短い波長だ
けを吸収する、すなわち、IR−検出目的に重要な85
0〜950nmの範囲の十分なIR吸収が提供され得な
いという欠点を有している。染料は、十分な吸収を達成
するために、しばしば不経済に大量に使用されなければ
ならない。さらに、染料は、しばしば合成により簡単に
入手できないおよび/または写真処理プロセスにおいて
十分に脱色されない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】親水性コロイド層、例
えば写真記録材料の親水性コロイド層中で使用でき、合
成により簡単に入手でき、適当な赤外線吸収を示し、か
つ、写真処理において十分な脱色性を示す赤外線吸収染
料の必要がある。
えば写真記録材料の親水性コロイド層中で使用でき、合
成により簡単に入手でき、適当な赤外線吸収を示し、か
つ、写真処理において十分な脱色性を示す赤外線吸収染
料の必要がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、あるイ
ンドレニンシアニンジスルホン酸誘導体がこれらの条件
を満たすことが見出された。これらの染料の個々の代表
例はそれ自体既に知られている(ケミカル・アブストラ
クト111:144195a(1989)、ケミカル・
アブストラクト115:146699z(1991)お
よびケミカル・アブストラクト110:222544j
(1989)を参照のこと)。ただし本発明による使用
は先行技術にまだ属していない。
ンドレニンシアニンジスルホン酸誘導体がこれらの条件
を満たすことが見出された。これらの染料の個々の代表
例はそれ自体既に知られている(ケミカル・アブストラ
クト111:144195a(1989)、ケミカル・
アブストラクト115:146699z(1991)お
よびケミカル・アブストラクト110:222544j
(1989)を参照のこと)。ただし本発明による使用
は先行技術にまだ属していない。
【0008】本発明は、一般式I
【0009】
【化4】 〔式中R1 、R2 およびR3 は互いに無関係に水素、置
換されていないかまたはハロゲンもしくはフェニルによ
って一置換されている(C1 〜C6 )−アルキルあるい
は置換されていないかまたは一置換もしくは二置換され
ているフェニルであり、そしてR3 はさらにハロゲンま
たは(C3 〜C7 )−シクロアルキルでもあり、しかし
その際フェニル基の置換基はスルホまたはスルホナート
基、カルボキシまたはカルボキシラート基およびスルフ
ァト基であってはならず、そしてM+ は一価カチオンま
たは一当量の多価カチオンである。〕で表される染料
を、親水性コロイド層中で赤外線吸収剤として使用する
ことに関する。
換されていないかまたはハロゲンもしくはフェニルによ
って一置換されている(C1 〜C6 )−アルキルあるい
は置換されていないかまたは一置換もしくは二置換され
ているフェニルであり、そしてR3 はさらにハロゲンま
たは(C3 〜C7 )−シクロアルキルでもあり、しかし
その際フェニル基の置換基はスルホまたはスルホナート
基、カルボキシまたはカルボキシラート基およびスルフ
ァト基であってはならず、そしてM+ は一価カチオンま
たは一当量の多価カチオンである。〕で表される染料
を、親水性コロイド層中で赤外線吸収剤として使用する
ことに関する。
【0010】(C1 〜C6 )−アルキル基および(C1
〜C4 )−アルキル基は、直鎖または分枝であり得、例
えばメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n
−ブチル、i−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−
ペンチル、3−メチルブチルまたはn−ヘキシルであ
る。同じことが、アルキル基が置換されているかまたは
置換基として生じる場合に当てはまる。好ましいもの
は、n−アルキル基、特に好ましいものは、(C1 〜C
3 )−n−アルキル基、例えばメアチル、エチルおよび
n−プロピルである。非常に特に好ましいアルキル基は
メチルである。
〜C4 )−アルキル基は、直鎖または分枝であり得、例
えばメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n
−ブチル、i−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−
ペンチル、3−メチルブチルまたはn−ヘキシルであ
る。同じことが、アルキル基が置換されているかまたは
置換基として生じる場合に当てはまる。好ましいもの
は、n−アルキル基、特に好ましいものは、(C1 〜C
3 )−n−アルキル基、例えばメアチル、エチルおよび
n−プロピルである。非常に特に好ましいアルキル基は
メチルである。
【0011】ハロゲンもしくはフェニルによって置換さ
れているアルキルは、例えば、ベンジル、1−フェニル
エチル、2−フェニルエチル、3−フェニルプロピル、
4−フェニルブチル、4−フルオロエチル、2−クロロ
エチル、2−ブロモエチル、3−クロロプロピル、2−
クロロ−2−メチルプロピル、4−クロロブチルまたは
6−クロロヘキシルである。
れているアルキルは、例えば、ベンジル、1−フェニル
エチル、2−フェニルエチル、3−フェニルプロピル、
4−フェニルブチル、4−フルオロエチル、2−クロロ
エチル、2−ブロモエチル、3−クロロプロピル、2−
クロロ−2−メチルプロピル、4−クロロブチルまたは
6−クロロヘキシルである。
【0012】アルキル基の置換基は、アルキル基の末端
のC原子に結合されているのが好ましい。置換されてい
るフェニルは、好ましくは(C1 〜C4 )−アルコキ
シ、(C1〜C4 )−アルキル、ハロゲンまたは(C1
〜C4 )−アルキルカルボニルによって一置換または二
置換されているフェニルである。一置換されているフェ
ニルは、2位、3位または4位で置換されていることが
でき、二置換されているフェニルは、例えば2,3位、
3,4位または3,5位で置換されていることができ
る。置換されているフェニルは、4位で置換されている
のが好ましい。
のC原子に結合されているのが好ましい。置換されてい
るフェニルは、好ましくは(C1 〜C4 )−アルコキ
シ、(C1〜C4 )−アルキル、ハロゲンまたは(C1
〜C4 )−アルキルカルボニルによって一置換または二
置換されているフェニルである。一置換されているフェ
ニルは、2位、3位または4位で置換されていることが
でき、二置換されているフェニルは、例えば2,3位、
3,4位または3,5位で置換されていることができ
る。置換されているフェニルは、4位で置換されている
のが好ましい。
【0013】ハロゲンは、特にフッ素、塩素、臭素およ
びヨウ素であり、その際塩素が好ましく、(C3 〜
C7 )−シクロアルキルは、特にシクロプロピル、シク
ロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシク
ロヘプチルである。一般式Iで表される染料のインドレ
ニン末端基中のスルホナート基は、5位または6位のイ
ンドール環中にあることができ、両方の末端基中で、異
なる位置にあることもできる。
びヨウ素であり、その際塩素が好ましく、(C3 〜
C7 )−シクロアルキルは、特にシクロプロピル、シク
ロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシク
ロヘプチルである。一般式Iで表される染料のインドレ
ニン末端基中のスルホナート基は、5位または6位のイ
ンドール環中にあることができ、両方の末端基中で、異
なる位置にあることもできる。
【0014】スルホナート基は、インドール環の5位に
あるのが好ましい。スルホナート基は両方の末端基中で
同じ位置にあるのも好ましい。R1 およびR2 は、水
素、(C1 〜C4 )−アルキル──それはフェニルによ
って置換されていることもできる──、またはフェニル
である。特に好ましくは、R1 およびR2 は、(C1 〜
C3 )−n−アルキル、さらにベンジルであり、非常に
特に好ましくは、メチルである。R1 およびR2 が同一
の意味を有するのも好ましい。
あるのが好ましい。スルホナート基は両方の末端基中で
同じ位置にあるのも好ましい。R1 およびR2 は、水
素、(C1 〜C4 )−アルキル──それはフェニルによ
って置換されていることもできる──、またはフェニル
である。特に好ましくは、R1 およびR2 は、(C1 〜
C3 )−n−アルキル、さらにベンジルであり、非常に
特に好ましくは、メチルである。R1 およびR2 が同一
の意味を有するのも好ましい。
【0015】R3 は、水素または(C1 〜C4 )−アル
キル、さらにフェニルによって置換されている(C1 〜
C4 )−アルキル、フェニル、ハロゲンまたは(C3 〜
C7)−シクロアルキルであるのが好ましい。特に好ま
しくは、R3 は水素、(C1C3 )−n−アルキル、ベ
ンジル、フェニルまたはハロゲンであり、非常に特に好
ましくは、水素またはメチルである。
キル、さらにフェニルによって置換されている(C1 〜
C4 )−アルキル、フェニル、ハロゲンまたは(C3 〜
C7)−シクロアルキルであるのが好ましい。特に好ま
しくは、R3 は水素、(C1C3 )−n−アルキル、ベ
ンジル、フェニルまたはハロゲンであり、非常に特に好
ましくは、水素またはメチルである。
【0016】M+ は例えば、主族または亜族元素、例え
ばアルカリ金属であるリチウム、ナトリウム、カリウ
ム、ルビジウムおよびセシウム、アルカリ土類金属であ
るマグネシウム、カルシウム、ストロンチウムおよびバ
リウム、または、例えば、遷移金属である亜鉛、ニッケ
ルなどのカチオンまたはカチオン当量であるか、さらに
水素イオンまたは、例えば、置換アンモニウムイオンも
しくはアンモニウムイオンそれ自体である。置換アンモ
ニウムイオンとしては、例えば、アルキル、ヒドロキシ
アルキル、フェニルアルキルおよびフェニルからなる群
からの1つ、2つ、3つまたは4つの同一のまたは異な
る基を含むアンモニウムイオンを挙げることができ、そ
の際アルキル基には上記のことが当てはまり、そして
(C1 〜C4)−アルキル基が好ましい。例えばジメチ
ル−、トリメチル−、トリエチル−、エチルジイソプロ
ピル−、テトラメチル−、テトラエチル−、2−ヒドロ
キシエチル−、トリス−(2−ヒドロキシエチル)−、
フェニルトリメチル−、ベンジルトリメチル−、ベンジ
ルトリエチル−、ジフェニルジメチル−またはテトエラ
フェニル−アンモニウムイオンが挙げられる。
ばアルカリ金属であるリチウム、ナトリウム、カリウ
ム、ルビジウムおよびセシウム、アルカリ土類金属であ
るマグネシウム、カルシウム、ストロンチウムおよびバ
リウム、または、例えば、遷移金属である亜鉛、ニッケ
ルなどのカチオンまたはカチオン当量であるか、さらに
水素イオンまたは、例えば、置換アンモニウムイオンも
しくはアンモニウムイオンそれ自体である。置換アンモ
ニウムイオンとしては、例えば、アルキル、ヒドロキシ
アルキル、フェニルアルキルおよびフェニルからなる群
からの1つ、2つ、3つまたは4つの同一のまたは異な
る基を含むアンモニウムイオンを挙げることができ、そ
の際アルキル基には上記のことが当てはまり、そして
(C1 〜C4)−アルキル基が好ましい。例えばジメチ
ル−、トリメチル−、トリエチル−、エチルジイソプロ
ピル−、テトラメチル−、テトラエチル−、2−ヒドロ
キシエチル−、トリス−(2−ヒドロキシエチル)−、
フェニルトリメチル−、ベンジルトリメチル−、ベンジ
ルトリエチル−、ジフェニルジメチル−またはテトエラ
フェニル−アンモニウムイオンが挙げられる。
【0017】M+ で表されるカチオンは、好ましくは一
価カチオンであり、その際、アルカリ金属カチオン、置
換アンモニウムイオンおよびアンモニウムイオンそれ自
体ならびに水素イオンが特に好ましい。M+ は、非常に
特に好ましくはナトリウムイオン、カリウムイオン、ア
ンモニウムイオン、トリエチルアンモニウムイオンおよ
び水素イオンである。
価カチオンであり、その際、アルカリ金属カチオン、置
換アンモニウムイオンおよびアンモニウムイオンそれ自
体ならびに水素イオンが特に好ましい。M+ は、非常に
特に好ましくはナトリウムイオン、カリウムイオン、ア
ンモニウムイオン、トリエチルアンモニウムイオンおよ
び水素イオンである。
【0018】両方のスルホナート基が、両方の末端のイ
ンドール系の5位にあり、R1 およびR2 がメチルであ
りそしてR3 が水素でありそしてM+ がナトリウム−、
カリウム−、アンモニウム−またはトリエチルアンモニ
ウム−イオン、好ましくはナトリウムイオンである一般
式Iで表される染料が、本発明により好ましく使用され
る。
ンドール系の5位にあり、R1 およびR2 がメチルであ
りそしてR3 が水素でありそしてM+ がナトリウム−、
カリウム−、アンモニウム−またはトリエチルアンモニ
ウム−イオン、好ましくはナトリウムイオンである一般
式Iで表される染料が、本発明により好ましく使用され
る。
【0019】一般式Iで表される本発明により使用され
得る染料は、簡単な、それ自体公知の方法で、例えば1
位に基R1 またはR2 を有する2,3,3−トリメチル
−3H−インドリウムスルホナートと、対応するグルタ
コンジアルデヒド──それは一般にそのジアニルヒドロ
クロリドの形で使用される──とを、シアニン染料の製
造の通常の、専門家によく知られている条件(例えばF.
M. Hamer, Cyanine Dyes and Related Compounds, John
Wiley & Sons, 1964 を参照)下で反応させることによ
って、得ることができる。製造例で製造方法を具体的に
説明する。
得る染料は、簡単な、それ自体公知の方法で、例えば1
位に基R1 またはR2 を有する2,3,3−トリメチル
−3H−インドリウムスルホナートと、対応するグルタ
コンジアルデヒド──それは一般にそのジアニルヒドロ
クロリドの形で使用される──とを、シアニン染料の製
造の通常の、専門家によく知られている条件(例えばF.
M. Hamer, Cyanine Dyes and Related Compounds, John
Wiley & Sons, 1964 を参照)下で反応させることによ
って、得ることができる。製造例で製造方法を具体的に
説明する。
【0020】本発明により使用される場合、一般式Iで
表される染料は、親水性コロイド層中で好ましくは5〜
500mg/m2 、特に好ましくは10〜200mg/
m2の量で使用される。一般式Iで表される染料は、簡
単な、それ自体公知の方法でコロイド層中に入れられ得
る。例えば、当該染料を、適当な溶剤、特に水または、
エタノールもしくはメタノールのようなアルコール中に
溶解し次いで場合により別の添加剤、例えば湿潤剤と共
に、コロイド結合剤中に入れる。親水性コロイド結合
剤、いわゆる親水性コロイド層のベースは、ゼラチン、
ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、
アルギン酸ナトリウム、カゼインまたはポリビニルピロ
リドンのような慣用の物質であり得る。好ましくはゼラ
チンが、単独でまたは1種もしくはそれ以上の他の結合
剤と混合して、使用される。
表される染料は、親水性コロイド層中で好ましくは5〜
500mg/m2 、特に好ましくは10〜200mg/
m2の量で使用される。一般式Iで表される染料は、簡
単な、それ自体公知の方法でコロイド層中に入れられ得
る。例えば、当該染料を、適当な溶剤、特に水または、
エタノールもしくはメタノールのようなアルコール中に
溶解し次いで場合により別の添加剤、例えば湿潤剤と共
に、コロイド結合剤中に入れる。親水性コロイド結合
剤、いわゆる親水性コロイド層のベースは、ゼラチン、
ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、
アルギン酸ナトリウム、カゼインまたはポリビニルピロ
リドンのような慣用の物質であり得る。好ましくはゼラ
チンが、単独でまたは1種もしくはそれ以上の他の結合
剤と混合して、使用される。
【0021】コロイド結合剤および1種もしくはそれ以
上の一般式Iで表される染料および所望であれば別の染
料に加えて、親水性コロイド組成物は慣用の種類の成
分、例えば流し剤(pouring agent) 、硬化剤、湿潤剤、
つや消し剤、増粘剤、可塑剤などを含むことができる
(Research Disclosure,第308巻(1989),第3
08119項目;および第176巻(1978),第1
7643項目を比較のこと)。さらに寸法安定性のため
に合成ポリマーが(水性分散体として)添加剤として使
用され得る(ラテックス)。ポリマーには、特に、例え
ばアルキル(メタ)アクリラート、アルコキシアルキル
(メタ)アクリラート、(メタ)アクリルアミド、ビニ
ルエステルまたはオレフィンからなるポリマーが単独で
または組み合わせて、例えばさらに(メタ)アクリル酸
のような有機酸と組み合わせて、含まれる。こうして得
られた流し溶液は、それ自体知られている方法により層
の形で適用され得(例えば「Science and Technology o
f Photography 」, KarlheinzKeller (編), VCH Verlag
spges.mbH, Weinheim, 1993に記載されている)、その
際親水性に被覆され得る全ての材料が担体として使用で
きる。使用できる通例の担体は例えば、ポリエチレング
リコールテレフタラートフィルムのようなポリマー、ガ
ラス、紙またはプレコートした紙などである。一般にそ
の際担体には通例の付着層が付けられている。
上の一般式Iで表される染料および所望であれば別の染
料に加えて、親水性コロイド組成物は慣用の種類の成
分、例えば流し剤(pouring agent) 、硬化剤、湿潤剤、
つや消し剤、増粘剤、可塑剤などを含むことができる
(Research Disclosure,第308巻(1989),第3
08119項目;および第176巻(1978),第1
7643項目を比較のこと)。さらに寸法安定性のため
に合成ポリマーが(水性分散体として)添加剤として使
用され得る(ラテックス)。ポリマーには、特に、例え
ばアルキル(メタ)アクリラート、アルコキシアルキル
(メタ)アクリラート、(メタ)アクリルアミド、ビニ
ルエステルまたはオレフィンからなるポリマーが単独で
または組み合わせて、例えばさらに(メタ)アクリル酸
のような有機酸と組み合わせて、含まれる。こうして得
られた流し溶液は、それ自体知られている方法により層
の形で適用され得(例えば「Science and Technology o
f Photography 」, KarlheinzKeller (編), VCH Verlag
spges.mbH, Weinheim, 1993に記載されている)、その
際親水性に被覆され得る全ての材料が担体として使用で
きる。使用できる通例の担体は例えば、ポリエチレング
リコールテレフタラートフィルムのようなポリマー、ガ
ラス、紙またはプレコートした紙などである。一般にそ
の際担体には通例の付着層が付けられている。
【0022】本発明により使用され得る一般式Iで表さ
れる染料は、コロイド層に容易に入れられ、それに適当
なIR吸収特性を与えそして写真記録材料中で使用され
る時に写真現像プロセスにおいて不可逆的に脱色される
ことが可能である。特に有利なことは、一般式Iで表さ
れる染料を赤外線吸収剤として親水性コロイド層中で、
例えば記録材料、特に写真および電子複写記録材料、特
にハロゲン化銀をベースにした記録材料中の親水性コロ
イド層中で使用される時、特に800〜1000nmの
範囲で、殊に850〜950nmの範囲で、少量の染料
でも高いIR吸収を達成することである。これらの驚く
ほど有利なかつ好ましく利用される吸収特性は、おそら
く、一般式Iで表される染料が親水性コロイド層中で長
波吸収J−凝集体(T.H. James, The Theory of the Ph
otographic Process, 第4版, Macmillan Publ. Co. In
c., London 1977 を比較のこと)の形で存在し得ること
に帰するであろう。凝集のために十分に高い染料濃度で
一度形成された、一般式Iで表される本発明により使用
される染料のJ−凝集体は、染料の最終濃度が対応する
量の染料を最終容積に溶解することによってこの濃度の
溶液を直接作る時にはJ−凝集体が全く形成されないほ
ど低い場合でも、高い安定性を示し、希釈しても存続す
ることは、さらに特に有利でありかつ決して予測され得
ない。いずれにせよ、最初に一般式Iで表される染料を
凝集体の形成のために十分に高い濃度で含むコロイド組
成物の希釈によって、希釈された組成物から入手可能な
コロイド層の強い長波のIR吸収が、コロイド層中の染
料の同じ最終濃度に必要な量の染料を直接溶解して希釈
溶液にする場合よりも、かなり少量の染料で達成され得
る。その際特に、より高い吸光係数を有する凝集体は好
ましい影響をもたらす。このような染料の節約は著しい
経済的な利点である。従って、本発明により使用される
一般式Iで表される染料を含むコロイド層の製造の際、
J−凝集体を高い染料濃度の流し溶液中で発生させそし
て凝集体の形成後、溶液を希釈工程で層の製造に所望さ
れる流し濃度に合わせる──その際J−凝集体は存続し
再び分解されない──手順が好ましい。
れる染料は、コロイド層に容易に入れられ、それに適当
なIR吸収特性を与えそして写真記録材料中で使用され
る時に写真現像プロセスにおいて不可逆的に脱色される
ことが可能である。特に有利なことは、一般式Iで表さ
れる染料を赤外線吸収剤として親水性コロイド層中で、
例えば記録材料、特に写真および電子複写記録材料、特
にハロゲン化銀をベースにした記録材料中の親水性コロ
イド層中で使用される時、特に800〜1000nmの
範囲で、殊に850〜950nmの範囲で、少量の染料
でも高いIR吸収を達成することである。これらの驚く
ほど有利なかつ好ましく利用される吸収特性は、おそら
く、一般式Iで表される染料が親水性コロイド層中で長
波吸収J−凝集体(T.H. James, The Theory of the Ph
otographic Process, 第4版, Macmillan Publ. Co. In
c., London 1977 を比較のこと)の形で存在し得ること
に帰するであろう。凝集のために十分に高い染料濃度で
一度形成された、一般式Iで表される本発明により使用
される染料のJ−凝集体は、染料の最終濃度が対応する
量の染料を最終容積に溶解することによってこの濃度の
溶液を直接作る時にはJ−凝集体が全く形成されないほ
ど低い場合でも、高い安定性を示し、希釈しても存続す
ることは、さらに特に有利でありかつ決して予測され得
ない。いずれにせよ、最初に一般式Iで表される染料を
凝集体の形成のために十分に高い濃度で含むコロイド組
成物の希釈によって、希釈された組成物から入手可能な
コロイド層の強い長波のIR吸収が、コロイド層中の染
料の同じ最終濃度に必要な量の染料を直接溶解して希釈
溶液にする場合よりも、かなり少量の染料で達成され得
る。その際特に、より高い吸光係数を有する凝集体は好
ましい影響をもたらす。このような染料の節約は著しい
経済的な利点である。従って、本発明により使用される
一般式Iで表される染料を含むコロイド層の製造の際、
J−凝集体を高い染料濃度の流し溶液中で発生させそし
て凝集体の形成後、溶液を希釈工程で層の製造に所望さ
れる流し濃度に合わせる──その際J−凝集体は存続し
再び分解されない──手順が好ましい。
【0023】一般式Iで表される染料を赤外線吸収剤と
して含む本発明による親水性のコロイド層は、例えば記
録材料中または、IR検出装置と組み合わせて使用され
る材料中で使用される。その際写真または電子複写記録
材料、特にハロゲン化銀をベースにしたものが好まし
い。その際一般式Iで表される染料が含まれる層は特に
補助層およびフィルター層の機能を有し、例えば、それ
は──既に上で説明したように──アンチハロ層として
機能し、その際、コロイド層中にはなお付加的な、特に
より短い波長を吸収する公知の染料が含まれ得る。しか
し、赤外線検出装置と関連して、この層は、同時に、自
動プロセス制御または管理のためにも使用され得る。一
般に、一般式Iで表される染料を赤外線吸収剤として含
み、かつ、既に述べたように、最も多様な担体材料に適
用され得る本発明による親水性コロイド層は、赤外線検
出装置のための検出層として、例えばIRレーザー検出
系において、使用され得る。
して含む本発明による親水性のコロイド層は、例えば記
録材料中または、IR検出装置と組み合わせて使用され
る材料中で使用される。その際写真または電子複写記録
材料、特にハロゲン化銀をベースにしたものが好まし
い。その際一般式Iで表される染料が含まれる層は特に
補助層およびフィルター層の機能を有し、例えば、それ
は──既に上で説明したように──アンチハロ層として
機能し、その際、コロイド層中にはなお付加的な、特に
より短い波長を吸収する公知の染料が含まれ得る。しか
し、赤外線検出装置と関連して、この層は、同時に、自
動プロセス制御または管理のためにも使用され得る。一
般に、一般式Iで表される染料を赤外線吸収剤として含
み、かつ、既に述べたように、最も多様な担体材料に適
用され得る本発明による親水性コロイド層は、赤外線検
出装置のための検出層として、例えばIRレーザー検出
系において、使用され得る。
【0024】本発明の対象はまた、材料、特に記録材
料、好ましくは写真および電子複写記録材料、特に好ま
しくはハロゲン化銀をベースにしたものであって、赤外
線吸収剤として1つまたはそれ以上の親水性コロイド層
中に、1種またはそれ以上の一般式I
料、好ましくは写真および電子複写記録材料、特に好ま
しくはハロゲン化銀をベースにしたものであって、赤外
線吸収剤として1つまたはそれ以上の親水性コロイド層
中に、1種またはそれ以上の一般式I
【0025】
【化5】 〔式中R1 、R2 およびR3 は互いに無関係に水素、非
置換のまたはハロゲンもしくはフェニルによって一置換
されている(C1 〜C6 )−アルキルあるいは非置換の
または一もしくは二置換されているフェニルであり、そ
してR3 はさらにハロゲンまたは(C3 〜C7 )−シク
ロアルキルでもあり、しかしその際フェニル基の置換基
はスルホまたはスルホナート基、カルボキシまたはカル
ボキシラート基およびスルファート基であってはなら
ず、そしてM+ は一価カチオンまたは一当量の多価カチ
オンである。〕で表される染料を含むことを特徴とする
材料である。
置換のまたはハロゲンもしくはフェニルによって一置換
されている(C1 〜C6 )−アルキルあるいは非置換の
または一もしくは二置換されているフェニルであり、そ
してR3 はさらにハロゲンまたは(C3 〜C7 )−シク
ロアルキルでもあり、しかしその際フェニル基の置換基
はスルホまたはスルホナート基、カルボキシまたはカル
ボキシラート基およびスルファート基であってはなら
ず、そしてM+ は一価カチオンまたは一当量の多価カチ
オンである。〕で表される染料を含むことを特徴とする
材料である。
【0026】本発明による記録材料に、染料、一般式I
中の置換基、コロイド層、担体などに関する上で既にな
された言及が当てはまる。記録材料は従って、例えば一
般に多層構造を有し、その際、一般式Iで表される染料
を有する層は、材料中のどの位置でも使用され得る。親
水性コロイドとして、例えばポリビニルアルコール、カ
ルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、カ
ゼイン、ポリビニルピロリドン、しかし好ましくはゼラ
チンが存在し得、これらの材料はさらに互いに任意に混
合して使用することもできる。一般に、コロイド層はな
おさらに他の成分、例えば流し剤、湿潤剤、硬化剤、つ
や消し剤、増粘剤、可塑剤などを含む。本発明による記
録材料のための担体は、この目的で通常使用される物
資、例えば、ポリエチレングリコールテレフタラートの
ようなポリマー、ガラス、紙、被覆紙などからなること
ができる。一般式Iで表される1種またはそれ以上の染
料は、本発明による記録材料の1つまたはそれ以上のコ
ロイド層中に好ましくは5〜500mg/m2 、特に好
ましくは10〜200mg/m2 の量で含まれる。本発
明による記録材料中に好ましくは、上で好ましいものと
して記載した一般式Iで表される染料が含まれる。
中の置換基、コロイド層、担体などに関する上で既にな
された言及が当てはまる。記録材料は従って、例えば一
般に多層構造を有し、その際、一般式Iで表される染料
を有する層は、材料中のどの位置でも使用され得る。親
水性コロイドとして、例えばポリビニルアルコール、カ
ルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、カ
ゼイン、ポリビニルピロリドン、しかし好ましくはゼラ
チンが存在し得、これらの材料はさらに互いに任意に混
合して使用することもできる。一般に、コロイド層はな
おさらに他の成分、例えば流し剤、湿潤剤、硬化剤、つ
や消し剤、増粘剤、可塑剤などを含む。本発明による記
録材料のための担体は、この目的で通常使用される物
資、例えば、ポリエチレングリコールテレフタラートの
ようなポリマー、ガラス、紙、被覆紙などからなること
ができる。一般式Iで表される1種またはそれ以上の染
料は、本発明による記録材料の1つまたはそれ以上のコ
ロイド層中に好ましくは5〜500mg/m2 、特に好
ましくは10〜200mg/m2 の量で含まれる。本発
明による記録材料中に好ましくは、上で好ましいものと
して記載した一般式Iで表される染料が含まれる。
【0027】具体的には次の一般式Iで表される染料が
知られている(ケミカル・アブストラクト111:14
4195a(1989)、ケミカル・アブストラクト1
15:146699z(1991)およびケミカル・ア
ブストラクト110:222544j(1989)を参
照のこと): a)スルホナート基が両方のインドール系の5位にあ
り、R1 およびR2 がメチルであり、R3 が水素であ
り、そしてM+ がNa+ または1/2 Ni2+である、
式Iで表される物質; b)スルホナート基が両方のインドール系の6位にあ
り、R1 およびR2 がメチルであり、R3 が水素であり
そしてM+ がK+ である、式Iで表される物質; c)スルホナート基が両方のインドール系の5位にあ
り、R1 およびR2 がエチルであり、R3 がメチルであ
りそしてM+ がK+ である、式Iで表される物質。
知られている(ケミカル・アブストラクト111:14
4195a(1989)、ケミカル・アブストラクト1
15:146699z(1991)およびケミカル・ア
ブストラクト110:222544j(1989)を参
照のこと): a)スルホナート基が両方のインドール系の5位にあ
り、R1 およびR2 がメチルであり、R3 が水素であ
り、そしてM+ がNa+ または1/2 Ni2+である、
式Iで表される物質; b)スルホナート基が両方のインドール系の6位にあ
り、R1 およびR2 がメチルであり、R3 が水素であり
そしてM+ がK+ である、式Iで表される物質; c)スルホナート基が両方のインドール系の5位にあ
り、R1 およびR2 がエチルであり、R3 がメチルであ
りそしてM+ がK+ である、式Iで表される物質。
【0028】本発明の対象はまた、従来知られていな
い、一般式I
い、一般式I
【0029】
【化6】 〔式中R1 、R2 およびR3 は互いに無関係に水素、置
換されていないかまたはハロゲンもしくはフェニルによ
って一置換されている(C1 〜C6 )−アルキルあるい
は置換されていないかまたは一置換もしくは二置換され
ているフェニルであり、そしてR3 はさらにハロゲンま
たは(C3 〜C7 )−シクロアルキルでもあり、しかし
その際フェニル基の置換基はスルホまたはスルホナート
基、カルボキシまたはカルボキシラート基およびスルフ
ァト基であってはならず、そしてM+ は一価カチオンま
たは一当量の多価カチオンである。〕で表されるシアニ
ン染料〔但し、同時に、スルホナート基が両方のインド
ール系の5位にあり、R1 およびR2がメチルであり、
R3 が水素でありそしてM+ がNa+ または1/2Ni
2+である一般式Iで表される化合物、同時に、スルホナ
ート基が両方のインドール系の6位にあり、R1 および
R2がメチルであり、R3 が水素でありそしてM+ がK
+ である一般式Iで表される化合物、および、同時に、
スルホナート基が両方のインドール系の5位にあり、R
1 およびR2がエチルであり、R3 がメチルでありそし
てM+ がK+ である一般式Iで表される化合物を除
く。〕。である。
換されていないかまたはハロゲンもしくはフェニルによ
って一置換されている(C1 〜C6 )−アルキルあるい
は置換されていないかまたは一置換もしくは二置換され
ているフェニルであり、そしてR3 はさらにハロゲンま
たは(C3 〜C7 )−シクロアルキルでもあり、しかし
その際フェニル基の置換基はスルホまたはスルホナート
基、カルボキシまたはカルボキシラート基およびスルフ
ァト基であってはならず、そしてM+ は一価カチオンま
たは一当量の多価カチオンである。〕で表されるシアニ
ン染料〔但し、同時に、スルホナート基が両方のインド
ール系の5位にあり、R1 およびR2がメチルであり、
R3 が水素でありそしてM+ がNa+ または1/2Ni
2+である一般式Iで表される化合物、同時に、スルホナ
ート基が両方のインドール系の6位にあり、R1 および
R2がメチルであり、R3 が水素でありそしてM+ がK
+ である一般式Iで表される化合物、および、同時に、
スルホナート基が両方のインドール系の5位にあり、R
1 およびR2がエチルであり、R3 がメチルでありそし
てM+ がK+ である一般式Iで表される化合物を除
く。〕。である。
【0030】上記説明は、一般式Iで表される本発明に
よるシアニン染料中の置換基についての関連する説明
に、明確に適用される。これは、置換基の好ましい意味
についても当てはまり、その際除外された化合物が顧慮
される。一般式Iで表される本発明による物質は、それ
自体知られている製造方法に従って慣例の条件下で、例
えば、上で既に説明したように、対応するトリメチル−
3H−インドリウムスルホナートからグルタコンジアル
デヒド誘導体を用いて得られ得る。一般式Iで表される
シアニン染料は、例えば、記録材料、例えば写真記録材
料中のコロイド層中で赤外線吸収剤として使用され、そ
の際当該染料は驚くほど長い波長のかつ驚くほど強い吸
収を示す。
よるシアニン染料中の置換基についての関連する説明
に、明確に適用される。これは、置換基の好ましい意味
についても当てはまり、その際除外された化合物が顧慮
される。一般式Iで表される本発明による物質は、それ
自体知られている製造方法に従って慣例の条件下で、例
えば、上で既に説明したように、対応するトリメチル−
3H−インドリウムスルホナートからグルタコンジアル
デヒド誘導体を用いて得られ得る。一般式Iで表される
シアニン染料は、例えば、記録材料、例えば写真記録材
料中のコロイド層中で赤外線吸収剤として使用され、そ
の際当該染料は驚くほど長い波長のかつ驚くほど強い吸
収を示す。
【0031】
【実施例】製造例1 式Ia:
【0032】
【化7】 で表される染料の製造 5.1gの1,2,3,3−テトラメチル−3H−イン
ドリウム−5−スルホナート(Alan S. Waggonerら, Bi
oconjugate Chemistry 4 (2), 105-111 (1993)), 30
mlの無水酢酸、2.8gのグルタコンジアルデヒド−
ジアニルヒドロクロリドおよび5mlのトリエチルアミ
ンからなる混合物を5分間還流しながら加熱する。次い
で20℃に冷却しそして沈澱した染料を分離しそして乾
燥する。染料は褐色の粉末として得られる。λmax =7
42nm(水)。
ドリウム−5−スルホナート(Alan S. Waggonerら, Bi
oconjugate Chemistry 4 (2), 105-111 (1993)), 30
mlの無水酢酸、2.8gのグルタコンジアルデヒド−
ジアニルヒドロクロリドおよび5mlのトリエチルアミ
ンからなる混合物を5分間還流しながら加熱する。次い
で20℃に冷却しそして沈澱した染料を分離しそして乾
燥する。染料は褐色の粉末として得られる。λmax =7
42nm(水)。
【0033】製造例2 式Ib:
【0034】
【化8】 で表される染料の製造 式Ibで表される染料は、製造例1と同様にして得ら
れ、その際、2.8gのグルタコンジアルデヒド−ジア
ニルヒドロクロリドの代わりに2.95gの3−メチル
グルタコンジアルデヒド−ジアニルヒドロクロリドが使
用される。この染料は褐色の粉末として得られる。λ
max =755nm(水)。
れ、その際、2.8gのグルタコンジアルデヒド−ジア
ニルヒドロクロリドの代わりに2.95gの3−メチル
グルタコンジアルデヒド−ジアニルヒドロクロリドが使
用される。この染料は褐色の粉末として得られる。λ
max =755nm(水)。
【0035】使用例1 次の組成の出発溶液(溶液1aおよび1b)を調製す
る: 水 188.0ml 染料IaまたはIb 0.5g 不活性ゼラチン 12.0g ナトリウムドデシルスルファート 10.0ml (1%濃度水溶液) ポリアクリラート−ラテックス 10.0ml (30%濃度水分散体 (粒子直径約2μm)) ホルムアルデヒド 10.0ml (5%濃度水溶液) こうして調製された溶液を、表1に示した量の水で希釈
し、通常の方法で、接着層を備えたポリエチレングリコ
ールテレフタラート担体上に流す。得られるゼラチン層
の吸収極大、m2 あたりの染料の量および吸収極大での
十進法の吸収力Aを以下の表1に載せる。
る: 水 188.0ml 染料IaまたはIb 0.5g 不活性ゼラチン 12.0g ナトリウムドデシルスルファート 10.0ml (1%濃度水溶液) ポリアクリラート−ラテックス 10.0ml (30%濃度水分散体 (粒子直径約2μm)) ホルムアルデヒド 10.0ml (5%濃度水溶液) こうして調製された溶液を、表1に示した量の水で希釈
し、通常の方法で、接着層を備えたポリエチレングリコ
ールテレフタラート担体上に流す。得られるゼラチン層
の吸収極大、m2 あたりの染料の量および吸収極大での
十進法の吸収力Aを以下の表1に載せる。
【0036】 表1 流し 染料 水の量 染料の量 λmax λmax No. [g] [mg/m2 ] [nm] でのA ────────────────────────────────── 1 Ia 220 98 920 3.0 2 Ia 330 72 920 2.1 3 Ia 440 40 920 1.2 4 Ib 220 101 926 2.9 5 Ib 330 74 926 1.9 6 Ib 440 39 926 1.2 比較のために、以下の組成の流し溶液(溶液2)を調製
した: 水 188.00ml 染料Ia 0.075g 不活性ゼラチン 12.00g ナトリウムドデシルスルファート 10.00ml (1%濃度水溶液) ポリアクリラート−ラテックス 10.00ml (30%濃度水分散体 (粒子直径約2μm)) ホルムアルデヒド 10.00ml (5%濃度水溶液) 溶液は同様に通常の方法で接着層を備えた担体上に流し
た。得られるゼラチン層の吸収極大、m2 あたりの染料
の量ならびに吸収極大および920nmでの十進法の吸
収力Aを以下の表2に載せる 表2 流し 染料 染料の量 λmax λmax 920nm No. [mg/m2 ] [nm] でのA でのA ─────────────────────────────────── 7 Ia 40 759 0.6 <0.1 結果は、出発溶液IaおよびIbを希釈してもJ−凝集
体は持続し、その結果添加した水の量と無関係に、吸収
極大での得られる層の十進法の吸収力は、m2あたりの
染料の量に比例関係にあることを示している。これに対
して、当初からより低い染料濃度しか含まない溶液2を
用いて得られる層は凝集体を全く示さない。流しNo.
3、6および7──これら全てはm2 あたり約40mg
の染料を含む──の比較は、濃厚な染料溶液から出発す
る希釈工程を含む手順の、850〜950nmでの強い
長波の吸収バンドの存在において存在する特別な利点を
示す。
した: 水 188.00ml 染料Ia 0.075g 不活性ゼラチン 12.00g ナトリウムドデシルスルファート 10.00ml (1%濃度水溶液) ポリアクリラート−ラテックス 10.00ml (30%濃度水分散体 (粒子直径約2μm)) ホルムアルデヒド 10.00ml (5%濃度水溶液) 溶液は同様に通常の方法で接着層を備えた担体上に流し
た。得られるゼラチン層の吸収極大、m2 あたりの染料
の量ならびに吸収極大および920nmでの十進法の吸
収力Aを以下の表2に載せる 表2 流し 染料 染料の量 λmax λmax 920nm No. [mg/m2 ] [nm] でのA でのA ─────────────────────────────────── 7 Ia 40 759 0.6 <0.1 結果は、出発溶液IaおよびIbを希釈してもJ−凝集
体は持続し、その結果添加した水の量と無関係に、吸収
極大での得られる層の十進法の吸収力は、m2あたりの
染料の量に比例関係にあることを示している。これに対
して、当初からより低い染料濃度しか含まない溶液2を
用いて得られる層は凝集体を全く示さない。流しNo.
3、6および7──これら全てはm2 あたり約40mg
の染料を含む──の比較は、濃厚な染料溶液から出発す
る希釈工程を含む手順の、850〜950nmでの強い
長波の吸収バンドの存在において存在する特別な利点を
示す。
【0037】使用例2 すぐに流すことができる溶液1〜7を、まず、ホルムア
ルデヒド溶液を添加しないで35℃で6時間貯蔵し、次
いでホルムアルデヒド溶液の添加後使用例1と同様に担
体に適用した。得られる層は、貯蔵していない流し溶液
で得られる結果と同じ結果を与え、400〜1100n
mの範囲の吸収曲線は実際上同一であった。
ルデヒド溶液を添加しないで35℃で6時間貯蔵し、次
いでホルムアルデヒド溶液の添加後使用例1と同様に担
体に適用した。得られる層は、貯蔵していない流し溶液
で得られる結果と同じ結果を与え、400〜1100n
mの範囲の吸収曲線は実際上同一であった。
【0038】使用例3 使用例1において得られた流しNo. 1〜6からの染料含
有親水性コロイド層を、写真処理溶液中で素早く完全に
脱色されるかについて、次の写真処理方法に付して調べ
た:慣用のMetol-ヒドロキノン現像液中で2分間現像
し、次いで慣用の固着浴(ナトリウムチオスルファート
およびナトリウムジスルフィットを含む)中で5分間処
理し次いで水で10分間すすぎ次いで乾燥する。
有親水性コロイド層を、写真処理溶液中で素早く完全に
脱色されるかについて、次の写真処理方法に付して調べ
た:慣用のMetol-ヒドロキノン現像液中で2分間現像
し、次いで慣用の固着浴(ナトリウムチオスルファート
およびナトリウムジスルフィットを含む)中で5分間処
理し次いで水で10分間すすぎ次いで乾燥する。
【0039】残留着色度を視覚的に評価し、表2に挙げ
た結果が得られた。 表3 流しNo. 残留着色 ─────────────────────────────────── 1 なし 2 なし 3 なし 4 なし 5 なし 6 なし 従って本発明により使用される染料IaおよびIbは全
く残余色をあとに残さない。
た結果が得られた。 表3 流しNo. 残留着色 ─────────────────────────────────── 1 なし 2 なし 3 なし 4 なし 5 なし 6 なし 従って本発明により使用される染料IaおよびIbは全
く残余色をあとに残さない。
Claims (11)
- 【請求項1】 一般式I 【化1】 〔式中R1 、R2 およびR3 は互いに無関係に水素、置
換されていないかまたはハロゲンもしくはフェニルによ
って一置換されている(C1 〜C6 )−アルキルあるい
は置換されていないかまたは一置換もしくは二置換され
ているフェニルであり、そしてR3 はさらにハロゲンま
たは(C3 〜C7 )−シクロアルキルでもあり、しかし
その際フェニル基の置換基はスルホまたはスルホナート
基、カルボキシまたはカルボキシラート基およびスルフ
ァト基であってはならず、そしてM+ は一価カチオンま
たは一当量の多価カチオンである。〕で表される染料
の、親水性コロイド層中で赤外線吸収剤としての使用。 - 【請求項2】 一般式I中で、互いに無関係に、スルホ
ナート基が末端インドール環の5位または6位、好まし
くは両者とも5位にあり;R1 およびR2 が(C1 〜C
3 )−n−アルキル、好ましくは両者ともメチルであ
り;R3 が水素または(C1 〜C4 )−アルキル、好ま
しくは水素またはメチルであり;そしてM+ がアルカリ
金属カチオン、好ましくはナトリウムまたはカリウムイ
オン、あるいは置換されていないアンモニウムイオンま
たは1〜4個の同一のもしくは異なる(C1 〜C4 )−
アルキル基によって置換されているアンモニウム、好ま
しくはトリエチルアンモニウム、あるいは水素イオンで
ある、請求項1記載の使用。 - 【請求項3】 一般式I中で、同時に、両方のスルホナ
ート基が、両方の末端インドール系の5位にあり、R1
およびR2 がメチルであり、R3 が水素でありそしてM
+ がナトリウム、カリウム、アンモニウムまたはトリエ
チルアンモニウムイオン、好ましくはナトリウムイオン
である、請求項1または2に記載の使用。 - 【請求項4】 記録材料中、好ましくは写真または電子
複写記録材料、特に銀ハロゲン化物をベースにしたもの
の中で行なわれる、請求項1〜3のいずれか1項に記載
の使用。 - 【請求項5】 検出の目的で行なわれる、請求項1〜4
のいずれか1項に記載の使用。 - 【請求項6】 一般式Iで表される染料が、J−凝集体
の形で親水性コロイド層中に存在する、請求項1〜5の
いずれか1項に記載の使用。 - 【請求項7】 1層またはそれ以上の親水性コロイド層
中の赤外線吸収剤として1種またはそれ以上の一般式I 【化2】 〔式中R1 、R2 およびR3 は互いに無関係に水素、置
換されていないかまたはハロゲンもしくはフェニルによ
って一置換されている(C1 〜C6 )−アルキルあるい
は置換されていないかまたは一置換もしくは二置換され
ているフェニルであり、そしてR3 はさらにハロゲンま
たは(C3 〜C7 )−シクロアルキルでもあり、しかし
その際フェニル基の置換基はスルホまたはスルホナート
基、カルボキシまたはカルボキシラート基およびスルフ
ァト基であってはならず、そしてM+ は一価カチオンま
たは一当量の多価カチオンである。〕で表される染料を
含むことを特徴とする、記録材料。 - 【請求項8】 一般式I中で、互いに無関係に、スルホ
ナート基が末端インドール環の5位または6位にあり、
好ましくは両者とも5位にあり;R1 およびR2 が(C
1 〜C3 )−n−アルキルであり、好ましくは両者とも
メチルであり;R3 が水素または(C1 〜C4 )−アル
キルであり、好ましくは水素またはメチルであり;そし
てM+ がアルカリ金属カチオン、好ましくはナトリウム
またはカリウムイオン、あるいは置換されていないアン
モニウムイオンまたは1〜4個の同一のもしくは異なる
(C1 〜C4 )−アルキル基によって置換されているア
ンモニウム、好ましくはトリエチルアンモニウム、ある
いは水素イオンである、そして特に好ましくは、一般式
I中で、同時に、両方のスルホナート基が、両方の末端
インドール系の5位にあり、R1 およびR2 がメチルで
あり、R3 が水素でありそしてM+がナトリウム、カリ
ウム、アンモニウムまたはトリエチルアンモニウムイオ
ン、好ましくはナトリウムイオンである、請求項7記載
の方法。 - 【請求項9】 写真または電子複写記録材料、特に銀ハ
ロゲン化物をベースにしたものである、請求項7または
8記載の記録材料。 - 【請求項10】 少なくとも1つの親水性コロイド層中
に少なくとも1種の一般式Iで表される染料を5〜50
0mg/m2 の量で含む、請求項7〜9のいずれか1項
に記載の記録材料。 - 【請求項11】 一般式I 【化3】 〔式中R1 、R2 およびR3 は互いに無関係に水素、置
換されていないかまたはハロゲンもしくはフェニルによ
って一置換されている(C1 〜C6 )−アルキルあるい
は置換されていないかまたは一置換もしくは二置換され
ているフェニルであり、そしてR3 はさらにハロゲンま
たは(C3 〜C7 )−シクロアルキルでもあり、しかし
その際フェニル基の置換基はスルホまたはスルホナート
基、カルボキシまたはカルボキシラート基およびスルフ
ァト基であってはならず、そしてM+ は一価カチオンま
たは一当量の多価カチオンである。〕で表されるシアニ
ン染料〔但し、 同時に、スルホナート基が両方のインドール系の5位に
あり、R1 およびR2がメチルであり、R3 が水素であ
りそしてM+ がNa+ または1/2Ni2+である一般式
Iで表される化合物、 同時に、スルホナート基が両方のインドール系の6位に
あり、R1 およびR2がメチルであり、R3 が水素であ
りそしてM+ がK+ である一般式Iで表される化合物、
および、 同時に、スルホナート基が両方のインドール環の5位に
あり、R1 およびR2がエチルであり、R3 がメチルで
ありそしてM+ がK+ である一般式Iで表される化合物
を除く。〕。
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JP7192198A Pending JPH08104818A (ja) | 1994-07-29 | 1995-07-27 | インドレニンシアニンジスルホン酸誘導体の使用 |
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---|---|
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EP (1) | EP0694586B1 (ja) |
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CA (1) | CA2154964A1 (ja) |
DE (2) | DE4426892A1 (ja) |
ES (1) | ES2147248T3 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001194368A (ja) * | 1999-12-17 | 2001-07-19 | Bayer Corp | 液体試料中の分析対象物の検定のための改良された試験片 |
JP2009185161A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-20 | Fujifilm Corp | 少なくとも2種のシアニン化合物を含む近赤外吸収組成物 |
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US6528237B1 (en) | 1997-12-09 | 2003-03-04 | Agfa-Gevaert | Heat sensitive non-ablatable wasteless imaging element for providing a lithographic printing plate with a difference in dye density between the image and non image areas |
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1995
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- 1995-06-21 ES ES95109595T patent/ES2147248T3/es not_active Expired - Lifetime
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- 1998-03-12 US US09/233,814 patent/US6441191B1/en not_active Expired - Fee Related
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