JPH0786023B2 - ヒンジ式カバーを有する閉鎖組立体 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は広く、頂部開放型、または取りはず可能なスナ
ップオン式蓋を有するタイプのプラスチック容器用のヒ
ンジ式カバーの提供に関する。

〔従来技術および発明が解決しようとする課題〕

完全分離可能な部品である在来のスナップオン式蓋は容
器に対してずれて位置されたり、適切に整合されなかっ
たり、封止されなかったり等いくつかの潜在問題を引起
す。

プラスチック容器用のヒンジ式蓋は公知であるが、この
ようは蓋はその係止解除および開放位置への外方回動で
自由に揺動するが、容器の内容物を取出すが、あるいは
開放容器を他の方法で取扱おうとする場合、かかる蓋を
手で保持しなければならない。

また、在来のヒンジ式蓋の構成では、特定の製品の場合
に望まれるような単一の操作工程としての蓋の制御され
た完全取りはずし、あるいは洗浄目的等のための対策が
なされていない。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は在来の取りはずし可能なスナップオン式蓋の代
わりに在来の頂部開放型キャニスタすなわち容器に取付
けられる閉鎖組立体を提案するものである。この閉鎖組
立体はカバーを完全に分離せずにキャニスタの内部に対
する選択的接近を可能にするヒンジ式すなわち回動可能
に取付けられたカバーを組入れている。

このカバーはヒンジ組立体により取付けられており、こ
のヒンジ組立体は開放位置と閉鎖位置との間のカバーの
回動を行なえるほかに、カバーをその最大開放位置から
移動させずにキャニスタから内容物を取出すためなどの
ようなキャニスタの内部への自由な接近およびキャニス
タの取扱いのためにカバーを最大開放位置に解放可能に
係止することができる。

閉鎖組立体の実用性はヒンジ式カバーの完全取りはずし
を簡単な操作により行うことができるための手段をヒン
ジ組立体に組入れることにより高められ、かくしてヒン
ジ式カバーを在来のヒンジ式蓋のように使用することが
でき、また特定の事情のもとで指令されるかも知れない
ようなカバーの完全取りはずしを行うこともできる。

本発明の目的を達成するには、閉鎖組立体はキャニスタ
のその頂部のまわりのリムと相互に係止するように構成
されたリングの形態のアダプタを有している。このアダ
プタはヒンジ組立体を利用して開放頂部用のカバーを回
動可能に取付け、ヒンジ組立体はアダプタ上の協働対の
ピン受入れ座部内に回動可能に係合されたカバーに一対
の反対方向に向けられたヒンジピンを組入れており、そ
れによりアダプタをキャニスタに取付けると、自動的に
キャニスタは回動可能な閉鎖カバーを備えることにな
る。

ヒンジ組立体はカバーとアダプタ、従って容器との間の
３つの別個の位置関係、すなわち、カバーがその閉鎖位
置に解放可能に固定される第１位置と、カバーが容器の
開放頂部からほぼ105度のその最大開放位置に解放可能
に固定される第２位置と、カバー取付けヒンジピンがカ
バーの完全取りはずしのために座部から解放される固定
開放位置を越えた第３位置とをもたらすことができる。

これらの３つの位置は各ヒンジピン／座部組合せにおい
て、座部に設けられた一対の概ね対向した戻り止めによ
り定められ、これらの戻り止めはヒンジピンおよびこれ
に形成された一体のカム突出部と協働する。カバーの閉
鎖位置では、ヒンジピンは第１戻り止め内に回動可能に
保持される。カバーをその最大開放位置まで移動させる
と、カム突出部はヒンジピンが第１戻り止め内に保持さ
れている間、第２戻り止め内にスナップ係合し、かくし
てカバーをその開放位置に係止する。カバーを最大開放
位置を越えて移動させると、ヒンジピンは第２戻り止め
すなわちカム突出部戻り止めを中心に回転し、第１戻り
止めすなわちピン戻り止めからはずれてヒンジピンを座
部から後退させることができ、かつカム突出部を第２戻
り止めから摺動させることができる。

〔実施例〕

図面をより詳細に参照すると、本発明の閉鎖組立体20は
アダプタすなわちアダプタリング22およびカバー24を備
えており、アダプタリング22とカバー24との間に、戻り
止め解放可能な双ヒンジ組立体26が設けられている。

閉鎖組立体20は常時設置式スナップオン蓋の代わりに閉
鎖手段としての在来のキャニスタすなわち容器28の開放
上端部に取付けられる。もちろん、閉鎖組立体はこれと
関連した蓋を通常有していない種類の容器に適応される
ようになっていることも考えられる。各場合、アダプタ
リング22は、容器のリムに係合するその部分に関して
は、リムにほぼ取付けられて封止されるように構成され
る。図示の容器28は代表的にはスナップオン式蓋を有す
る種類のものであり、その側壁部の周囲に横方向外方に
突出するフランジ30を有しており、このフランジ30のす
ぐ上には、わずかに外方にフレア状のリム部分32が設け
られている。

アダプタリング22は周囲が容器のリム32と係合するため
にこのリム32と同一広がりになっている。アダプタリン
グ22は横頂壁部38により相互に連結されて下向きのリム
受入れ凹部すなわち溝40を構成している一体形成された
内壁部34および外壁部36を有している。これらの壁部3
4、36、詳細には、それらの内面は平行であって、容器
の傾斜と一致するように傾斜されており、それにより溝
40内のリム32の密着係合が達成される。外壁部36の下縁
部はアダプタ22を取付け易くするためにわずかにフレア
状である。この下縁部はアダプタ22がリム32に完全に着
座するときにリム32の上縁部と頂縁部38の下面とが係合
するのと同時にフランジ20に着座する。アダプタ22の内
壁面34は頂壁部38の上で垂直に延びており、この頂壁部
38とともに外方かつ上方に向けられたカバー受け座部42
を構成しており、カバー24はその閉鎖位置ではこの座部
42内に周方向に着座する。

ヒンジ組立体26は閉鎖組立体20の１つの直線区域に沿っ
て構成されており、一対の長さ方向に間隔をへだてられ
たヒンジユニットよりなり、各ユニットはアダプタ22上
にヒンジ座部44、およびカバー24上にヒンジピン46を備
えている。各ヒンジ座部44は頂パネル48を有しており、
この頂パネル48はアダプタ22の頂壁部38の一体の同一平
面状の外方延長部である。外方パネル50は頂パネル48の
外縁部と一体であり、アダプタ外縁部36の対応する内方
に整合した長さ部分と概ね平行な関係で頂壁部48の外縁
部から垂下している。第５図を詳細に参照すると、アダ
プタ壁部36のうち、ヒンジ座部の構成要素よりなる部分
はアダプタ内壁部34の対応部分のリム受入れ傾斜に従う
のではなく頂壁部38と直角であることがわかる。これは
後述のようにカバーの回動操作中、この壁部分の固有の
可撓性を高めるためにヒンジ座部内で溝受入れキャニス
タリム32と外壁部36との間にわずかな間隔すなわち隙間
52を設けるのに有意である。

近位パネル54、すなわち、ヒンジ座部のうちの他方に向
けて内方に向いたパネルがアダプタ22の外壁部36とヒン
ジ座部44の外パネル50との間に延びており、このパネル
54は頂パネル48および外パネル50の近縁部に沿って壁部
36、パネル50および頂部48と一体に成形されている。同
様な一体成形の遠位パネル56が近位パネル54と間隔をへ
だてられて実質的に平行な関係で設けられており、それ
により下方に開放したヒンジハウジングが構成されてい
る。

近位パネル54は垂直方向のスロット58を有しており、こ
のスロット58は外パネル50に隣接してパネル54の自由下
縁部から上方に延びている。このスロット58は頂パネル
48のすぐ下で概ね丸い上端部で終っている。頂パネル48
と近位パネルの下縁部との間の中間箇所には、内方に延
び張出部60が形成されており、この張出部は近位パネル
のスロットの幅を絞り、その上に実質的に円形の戻り止
め凹部62を構成している。この張出部60は、上端および
下端からテーパになっていて、後述のようにヒンジピン
46と協働係合するための内面すなわちスロット構成表面
を有している。

近位パネル54と遠位パネル56との間には、第２戻り止め
66が近位パネル54を越えて構成されている。この戻り止
め66はアダプタの外壁部36の対応部分に形成された一体
突出部68により形成されており、張出部60に対して頂パ
ネル48により近い高さで張出部60に対して反対方向に向
けられた張出部70を有している。この張出部70は弧状の
戻り止め構成凹部72を構成している。また、突出部68
は、ピボットピン46との適切な協働係合のために、弧状
凹部72のすぐ下でその下縁部から張出部70まで延びる傾
斜内面74を有している。

ヒンジ座部44が一対の相補的に反対向きのピボットピン
46を受け入れるために反対方向に向けられた互いの鏡像
体であることはわかるであろう。

カバー24は頂部76を有しており、この頂部はわずかに外
方に片寄った下端部分80で終っている垂下周スカート78
を有している。下端部分80は、頂壁部38により構成さ
れ、アダプタ22の内壁部32の上方突出部分に隣接してい
る周方向の上方かつ外方に向けられたアダプタ座部42内
に周囲が受け入れられる。

カバー24はヒンジ座部44間に後方に延びる頂パネル82を
有しており、この頂パネル82はスカート78の下縁部と一
体であり、垂下外パネル84で終っており、これらの頂パ
ネル82および外パネル84はカバー24の閉鎖位置では、間
隔をへだてられたヒンジ座部44の頂パネル48および外パ
ネル50と概ね同一平面状である。

頂パネル82および外パネル48の対向端部は、カバーの取
付け状態で２つのヒンジ座部44の近位パネル54と間隔の
密な平行関係で位置決められる一体端パネル86によって
閉鎖される。

ヒンジピンすなわちピボットピン46は好ましくは各端パ
ネル86と一体に固定され、対応ヒンジ座部44内に係合す
るためにこの端パネル86から長さ方向に突出している。
このヒンジピンすなわちピボットピン46は円筒形であ
り、対応端パネル86から概ね中央で延びている。ピボッ
トピン46は端パネル86と外方に間隔をへだてられた関係
で一体の横向きのテーパカムすなわちカム突出部88を有
しており、このカム突出部88は半径の減小した弧状自由
縁部90で終っている。端パネル86からのカム88の外方間
隔により、対応ヒンジ座部44の近位パネル54の厚さより
わずかに大きい長さの円筒形ピン軸部分92を構成してい
る。更に、この軸部分の直径は対応座部スロット58に導
入するためのおよび弧状の戻り止め凹部62にスナット係
止するためのその最大幅で対応座部スロット58内に回転
可能かつ摺動可能にぴったり受け入れられるほどの直径
である。スロット54内のヒンジピン46の軸部分92の上方
移動により、軸部分92を戻り止め張出部60のカム作用表
面と係合させて、主としてヒンジ座部44の外パネル50に
おいて、軸部分92が戻り止め凹部62内に係合するために
十分な程度の曲げを引起す。

より詳細には、カバー24をアダプタリング22に取付けよ
うとするとき、ヒンジピン46が対応ヒンジ座部44の下に
垂直方向に整合している状態でカバーをアダプタ22に対
して逆さにする。第７図を詳細に参照すると、軸部分92
がスロット58の開放下端部と整合された状態で各ヒンジ
ピン46を他のヒンジピンと同時に、対応ヒンジ座部44の
開放下端部の中へ上方に移動させる。カム88は近位パネ
ル54を越えてわずかに間隔をへだてられた関係で座部44
内に受け入れられてカム88の弧状減径自由端部90が初め
にアダプタの外壁部36の対応部分の突出部68の上端部に
構成された戻り止め凹部72内に着座する。次いで、カバ
ーを戻り止め受入れカム自由端部分90を中心に第７図で
反時計方向に上方に回動させる。この方向における回動
を続けることによってヒンジピン46の軸部分92を張出部
60のカム作用面に係合させてヒンジ組立体の部品、例え
ば、外パネル50の十分な曲げにより軸部分92を張出部60
により定められた肩部の上の戻り止め凹部62内にスナッ
プ係合させる。そのように係合させると、カバーは第６
図に示すようにアダプタすなわちアダプタリング22によ
り構成されるように容器の開放頂部に対してほぼ105度
のその最大開放位置では完全に取付けられる。この位置
では、カバーは容器の内容物に完全に接近可能に容器の
開放端部から十分に離れている。同時に、カバーはピン
軸部分92およびカム88が夫々、対向戻り止め凹部62、72
内に係合することにより適所に固定されて、例えば、容
器に対して内容物に出入れするときにカバーが誤って閉
じる心配なしに容器を妨げなく取扱うことができる。

カバー24を閉鎖位置まで移動させる際、カバーは戻り止
め62内のピン軸部分92を中心に第６図および第５図で見
て反時計方向に揺動される。この回動によると、適正な
手の力によりカム縁部90は対応凹部72から下方に離脱さ
れ、突出部68の弧状表面によりこの離脱が容易になる。
カム88のこの離脱全体にわたって、軸部分92は戻り止め
形成張出部60の上方の対応戻り止め62内にしっかり回転
可能に保持される。カム縁部分92が戻り止め凹部72から
離脱されると、カバーはその閉鎖位置まで自由に回動し
て、フランジスカートがアダプタの内壁部43の上方に突
出した周部分と密着係合されたアダプタに着座しかつア
ダプタの頂壁部38の隣接部分に着座する。同時に、ヒン
ジピンはカム88をピンジ座部44の外パネル50の内面に接
してあるいはすぐ隣接して垂直方向に位置決めするのに
十分な程度まで回動したことになる。

容器のその後の開放、すなわち、第５図の閉鎖位置から
第６図の開放位置へのカバー24の移動はカバーを手で上
方かつ外方に回動させてピン軸部92が戻り止め62内を回
動しかつカム88が突出部68のカム作用表面に係合して戻
り止め凹部72内にスナップ着座するまでカム作用表面に
沿って上方に移動することにより行なわれる。カム88の
戻り止め係合および回動解除はアダプタの外壁部36と容
器の受入れられた上方リム部分との間のわずかな隙間52
を去るようにアダプタの外壁部36の対応部分にもたらさ
れる追加程度の可撓性により容器になる。

清浄、積重ねまたは種々の他の目的のいずれかのための
カバーの全体的な取りはずしは容易に行なわれるが、偶
発的または故意でないカバーの取りはずしを除く積極的
手動操作を必要とする。より詳細には、第６図および第
７図を参照すると、カバー24を戻り止め係合カム縁部90
を中心として第６図のその全開位置を越えて時計方向に
積極法で回動してピン軸部分92がスロット58の下部分の
中へ移動可能に対応戻り止め凹部62から抜け出、この時
点でカムの縁部分90はスロット58からの軸部分92の取出
しおよびヒンジ座部44からその開放底部を通してのピン
全体46の対応した取出しのために関連戻り止め凹部72か
ら移動することができる。

第４図、詳細にはその左側を参照すると、カバー24はま
た、ヒンジ組立体と直径方向に対向したカバー24の下縁
部と一体で、この下縁部に対して外方に片寄っていて、
この下縁部から垂下している延長部の形態の適切なラッ
チ94を有している。このチッチ94の下端部は内向きのリ
ップ96を有しており、このリップ96は容器の周フランジ
またはアダプタ22の外壁部36の突出下縁部の下方の解放
可能にスナップ係合する。ラッチの解放は手によるその
わずかな外方の曲げによって容易に行なわれる。

以上から、本発明が容器自身の変更を必要とせずにヒン
ジ式のカバーを頂部開放容器に設けるための装置、およ
びこれとともに、閉鎖位置とスナップ係止開放位置との
間のカバーの移動を行なえる独特なヒンジ構造とよりな
ることはわかるである。更に、この装置は手による積極
的な操作によりカバーを完全に取りはずすことができ
る。

【図面の簡単な説明】 第１図はキャニスタに取付けられた本発明の閉鎖組立体
の頂部傾斜図；第２図はヒンジ組立体のところの第１図
の構成の拡大部分頂部平面図；第３図はキャニスタを取
りはずし、アダプタリングおよびカバーのみを示す第２
図の構造の底部平面図；第４図は実質的に第１図の線４
−４に沿って通る平面における拡大横断面図；第５図は
カバーの閉鎖位置でヒンジ部品を示す、第２図の線５−
５に沿って通る平面における拡大断面詳細図；第６図は
カバーをその最大開放位置に示す第５図と同様な断面詳
細図；第７図は開放位置に向けて移動されたカバーを示
す第６図と同様な断面詳細図；第８図はピボットピンの
うちの１つの詳細斜視図；第９図はピン受け入れ座部の
うちの１つの詳細斜視図；第10図は第９図の座部の断面
斜視図である。 20……閉鎖組立体、22……アダプタリング、24……カバ
ー、26……ヒンジ組立体、28……キャニスタすなわち容
器、30……フランジ、32……容器のリム、40……リム受
け入れ凹部、44……ヒンジ座部、46……ヒンジピン、48
……頂部パネル、50……外パネル、54……近位パネル、
58……スロット、60、70……張出部、62……戻り止め凹
部、66……第２戻り止め、68……突出部、88……カム突
出部、92……ピン軸部分。

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】周リムによって構成された開放頂部を有す
   る容器28用の閉鎖組立体であって、容器のリムと同延ア
   ダプタリング22と、該アダプタリングに設けられた、前
   記アダプタリングを前記容器のリム32に取付け、密封す
   るための手段と、前記アダプタリング22に取付けられ、
   容器28の開放頂部の上に位置し、この頂部を閉鎖する閉
   鎖位置と、前記開放頂部から遠く離れた開放位置との間
   を移動できるカバー24と、前記カバーを閉鎖位置に解放
   可能に保持するための手段と、解放位置と閉鎖位置との
   間を回動できるように前記カバー24を前記アダプタリン
   グに接合するヒンジ組立体26とを有する閉鎖組立体にお
   いて、 前記ヒンジ組立体26が、前記カバー24に設けられたピボ
   ットピン手段46と、前記アダプタリング22に設けられた
   ヒンジ座部手段44とを有し、前記ピボットピン手段46が
   円筒状のピン軸手段92を有し、前記ヒンジ座部手段が、
   本質的に丸みの付いた端部及び該端部で終わる開放スロ
   ット58を有する凹部手段62と、張出部60とを有し、ピン
   軸手段92が前記凹部手段62に横方向に挿入可能であり、
   挿入されたピン軸手段92が前記凹部手段62で回転可能で
   あり、前記カバー24を開放位置に解放可能に保持するた
   めの前記手段が、前記ピボットピン手段46及び前記ヒン
   ジ座部手段44に設けられた協働部分70、72、88、90を有
   し、前記協働部分が、カバー24の開放位置で整合でき、
   解放可能に相互係止できることを特徴とする、閉鎖組立
   体。
2. 【請求項２】前記協働部分70、72、88、90が、前記ピボ
   ットピン手段46に設けられ、前記軸手段92の横方向に突
   出し、前記軸手段92と共に回転可能なカム手段88、90
   と、前記ピン軸手段92が回転したときのカム手段88、90
   の径路に、前記凹部手段62の横方向に前記ヒンジ座部44
   に設けられた戻り止め手段66とを有する、請求項１記載
   の閉鎖組立体。
3. 【請求項３】前記凹部手段62から選択的に手で解放で
   き、前記ヒンジ座部手段44から外すことができるよう
   に、前記ピン軸手段92を前記凹部手段62に解放可能に保
   持する保持手段60を有する、請求項２記載の閉鎖組立
   体。
4. 【請求項４】前記ヒンジ組立体26が、前記カバー24に設
   けられ、前記カバー24から延びる少なくとも１つのピボ
   ットピン46と、前記アダプタリング22に設けられた協働
   ピン受入れ用ヒンジ座部きを有する、請求項１記載の閉
   鎖組立体。
5. 【請求項５】前記ピボットピンが円筒系ピン軸部92を有
   し、前記ヒンジ座部44が前記ピン軸部92を回転可能に受
   入れ凹部62を有し、前記カバーを開放位置に解放可能に
   保持するための前記手段が、前記ピボットピン46に設け
   られ、前記ピン軸部92と共に回転できるように前記ピン
   軸部から横方向に延びるカム突出部88と、前記カム突出
   部88の回転の径路で前記ヒンジ座部44に設けられた、前
   記カム突出部88を前記カバー24の開放位置に受入れ、且
   つ、解放自在に保持するための戻り止め66とを有する、
   請求項４記載の閉鎖組立体。
6. 【請求項６】前記カム突出部88及び前記戻り止め66は、
   前記ピン軸部92及び前記カバー24の回動のため、前記カ
   ム突出部88が前記戻り止め66内で回転できるように協働
   的に形作られ、戻り止めに係合されたカム突出部88を中
   心に回動運動するときに前記ピン軸部92を前記凹部62か
   ら回動させて外すための手段を有する、請求項５記載の
   閉鎖組立体。
7. 【請求項７】前記ヒンジ部座が、 自由下縁部を備えた垂直パネル54と、 前記下縁部に前記パネルに構成された垂直スロット58と
   を有し、前記凹部62が、前記パネル54の自由下縁部に対
   して上方に間隔を隔てた関係で前記スロット58に構成さ
   れ、前記ピン軸部92が、前記スロット58に沿って前記凹
   部62に垂直方向に受入れられ、 前記凹部62のすぐ下に設けられた、前記ピン軸部92の前
   記凹部62への自由な出入りを制限するための肩部手段を
   有し、前記ヒンジ座部44が、少なくとも、前記ピン軸部
   92を前記肩部手段60と通って前記凹部62の外に手で移動
   させることができるのに十分な弾性の可撓壁50を有し、
   前記スロット58及び前記肩部手段60が、前記ピン軸部92
   の前記凹部62からの取り外しを可能にするための手段を
   構成する、請求項６記載の閉鎖組立体。
8. 【請求項８】前記凹部62及び前記戻り止め66が、垂直パ
   ネル54に対してほぼ水平に整合している、請求項７記載
   の閉鎖組立体。
9. 【請求項９】前記カバー24は、前記ピン軸部92及びカム
   突出部88が夫々凹部62及び戻り止め66で係合したとき
   に、容器28の開放頂部に対してほぼ105゜で外方に位置
   決めされる、請求項８記載の閉鎖組立体。