JPH0779583A - 炭坑用巻揚機の駆動装置 - Google Patents
炭坑用巻揚機の駆動装置Info
- Publication number
- JPH0779583A JPH0779583A JP24627393A JP24627393A JPH0779583A JP H0779583 A JPH0779583 A JP H0779583A JP 24627393 A JP24627393 A JP 24627393A JP 24627393 A JP24627393 A JP 24627393A JP H0779583 A JPH0779583 A JP H0779583A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coal mine
- hoisting machine
- inverter
- synchronous motor
- hoist
- Prior art date
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- Pending
Links
- 239000003245 coal Substances 0.000 title claims abstract description 18
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims abstract description 20
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 9
- 238000005065 mining Methods 0.000 abstract description 10
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 abstract description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 2
Landscapes
- Stopping Of Electric Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】機械的ブレーキを必要とせず、小型で故障の発
生しない炭坑用巻揚機の駆動装置を得る。 【構成】インバータ6からの電源により速度制御される
同期電動機7を用いて炭坑用巻揚機2を駆動するととも
に、斜坑内で鉱車を停止するため巻揚機2を停止すると
きは、インバータ6から電機子巻線に供給される直流電
流により、同期電動機7に保持力を発生させ、同期電動
機7の回転子を拘束して巻揚機2を停止させるので、機
械的ブレーキを必要とせず、保守が不要な炭坑用巻揚機
の駆動装置を得ることができる。
生しない炭坑用巻揚機の駆動装置を得る。 【構成】インバータ6からの電源により速度制御される
同期電動機7を用いて炭坑用巻揚機2を駆動するととも
に、斜坑内で鉱車を停止するため巻揚機2を停止すると
きは、インバータ6から電機子巻線に供給される直流電
流により、同期電動機7に保持力を発生させ、同期電動
機7の回転子を拘束して巻揚機2を停止させるので、機
械的ブレーキを必要とせず、保守が不要な炭坑用巻揚機
の駆動装置を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、炭坑用巻揚機の駆動
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】炭坑では、斜坑内から石炭を積載した鉱
車をドラムに巻いたロープで巻揚げまたは空の鉱車を坑
道内に巻降ろしするために、巻揚機が用いられる。従
来、炭坑用巻揚機の駆動装置には制御が容易な直流電動
機が用いられていた。図2は従来の駆動装置を備えた炭
坑用巻揚機の概要図である。図2において、鉱車1を巻
揚機2で巻揚げまたは巻降ろししている。巻揚機2はコ
ンバータ3から電力を供給される直流電動機4により駆
動されている。斜坑内から鉱車を引っ張った状態で停止
させるには、巻揚機2を一定のトルクで保持しなければ
らなないが、直流電動機4に必要にして充分なトルクを
保持させることは困難なので、図2のごとく巻揚機の側
にブレーキ5を取り付けるかまたは鉱車1にブレーキを
取り付けるか、機械的ブレーキにより巻揚機2を拘束し
ていた。
車をドラムに巻いたロープで巻揚げまたは空の鉱車を坑
道内に巻降ろしするために、巻揚機が用いられる。従
来、炭坑用巻揚機の駆動装置には制御が容易な直流電動
機が用いられていた。図2は従来の駆動装置を備えた炭
坑用巻揚機の概要図である。図2において、鉱車1を巻
揚機2で巻揚げまたは巻降ろししている。巻揚機2はコ
ンバータ3から電力を供給される直流電動機4により駆
動されている。斜坑内から鉱車を引っ張った状態で停止
させるには、巻揚機2を一定のトルクで保持しなければ
らなないが、直流電動機4に必要にして充分なトルクを
保持させることは困難なので、図2のごとく巻揚機の側
にブレーキ5を取り付けるかまたは鉱車1にブレーキを
取り付けるか、機械的ブレーキにより巻揚機2を拘束し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、炭坑用
巻揚機の駆動装置に直流電動機を用いる場合には、鉱車
を斜坑内の途中で停車させるために機械的ブレーキが必
要であり、そのため装置が大型で複雑となり保守に手間
がかかり、かつ故障発生の原因ともなっていた。
巻揚機の駆動装置に直流電動機を用いる場合には、鉱車
を斜坑内の途中で停車させるために機械的ブレーキが必
要であり、そのため装置が大型で複雑となり保守に手間
がかかり、かつ故障発生の原因ともなっていた。
【0004】この発明は、機械的ブレーキを必要とせ
ず、小型で故障の発生しない炭坑用巻揚機の駆動装置を
提供することを目的とする。
ず、小型で故障の発生しない炭坑用巻揚機の駆動装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】インバータからの電源に
より速度制御される同期電動機を用いて炭坑用巻揚機を
駆動するとともに、前記巻揚機を停止するときは、前記
インバータから電機子巻線に供給される直流電流により
前記同期電動機に保持力を発生させ、前記同期電動機の
回転子を拘束して前記巻揚機を停止させることによっ
て、上記目的を達成する。
より速度制御される同期電動機を用いて炭坑用巻揚機を
駆動するとともに、前記巻揚機を停止するときは、前記
インバータから電機子巻線に供給される直流電流により
前記同期電動機に保持力を発生させ、前記同期電動機の
回転子を拘束して前記巻揚機を停止させることによっ
て、上記目的を達成する。
【0006】
【作用】この発明においては、巻揚機による巻揚げまた
は巻降ろしのときは、インバータからの電源により同期
電動機を速度制御し、巻揚機を停止するときには、同期
電動機の電機子巻線にインバータから直流電流を供給し
て保持力を発生させ、回転子を拘束することにより巻揚
機を停止させることができる。
は巻降ろしのときは、インバータからの電源により同期
電動機を速度制御し、巻揚機を停止するときには、同期
電動機の電機子巻線にインバータから直流電流を供給し
て保持力を発生させ、回転子を拘束することにより巻揚
機を停止させることができる。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の実施例による駆動装置を備
えた炭坑用巻揚機の概要図である。図1において図2と
同じ部位には同じ符号を付してある。この発明において
は、炭坑用巻揚機を同期電動機により駆動している。同
期電動機の電源としてインバータであるサイリスタイン
バータ6を用い、電源周波数を変化させて同期電動機7
を速度制御している。斜坑内で鉱車を停止するために巻
揚機2を停止するときは、インバータ6から同期電動機
7の電機子巻線に直流電流を供給し、同期電動機7に保
持力を発生させて、同期電動機7の回転子を停止させ
る。このとき同期電動機7には速度起電力は全く発生せ
ず、また直流のため電機子巻線のリアクタンスの作用が
全くなく、電機子巻線の抵抗成分のみに電力を供給すれ
ばよい。そのため、インバータ6の出力電圧は微小です
み、消費電力は少ない。 また、機械的ブレーキのよう
な可動部や、ブレーキシューなどの接触部がないため、
機械の疲労や消耗がなくなり、保守が不要となり、かつ
故障が発生する恐れもない。
えた炭坑用巻揚機の概要図である。図1において図2と
同じ部位には同じ符号を付してある。この発明において
は、炭坑用巻揚機を同期電動機により駆動している。同
期電動機の電源としてインバータであるサイリスタイン
バータ6を用い、電源周波数を変化させて同期電動機7
を速度制御している。斜坑内で鉱車を停止するために巻
揚機2を停止するときは、インバータ6から同期電動機
7の電機子巻線に直流電流を供給し、同期電動機7に保
持力を発生させて、同期電動機7の回転子を停止させ
る。このとき同期電動機7には速度起電力は全く発生せ
ず、また直流のため電機子巻線のリアクタンスの作用が
全くなく、電機子巻線の抵抗成分のみに電力を供給すれ
ばよい。そのため、インバータ6の出力電圧は微小です
み、消費電力は少ない。 また、機械的ブレーキのよう
な可動部や、ブレーキシューなどの接触部がないため、
機械の疲労や消耗がなくなり、保守が不要となり、かつ
故障が発生する恐れもない。
【0008】
【発明の効果】この発明においては、インバータからの
電源により速度制御される同期電動機で炭坑用巻揚機を
駆動して、斜坑内で鉱車の巻揚げまたは巻降ろしを行
い、巻揚機を停止するときには、電機子巻線にインバー
タから直流電流を供給して同期電動機に保持力を発生さ
せ、回転子を拘束して巻揚機を停止させるようにした。
停止時には、電機子巻線の抵抗成分のみに電力を供給す
るので、インバータの出力電圧は微小で済む。また機械
的ブレーキのような可動部や接触部がなく、機械的疲労
や部品の消耗がなく、保守が不要となる。
電源により速度制御される同期電動機で炭坑用巻揚機を
駆動して、斜坑内で鉱車の巻揚げまたは巻降ろしを行
い、巻揚機を停止するときには、電機子巻線にインバー
タから直流電流を供給して同期電動機に保持力を発生さ
せ、回転子を拘束して巻揚機を停止させるようにした。
停止時には、電機子巻線の抵抗成分のみに電力を供給す
るので、インバータの出力電圧は微小で済む。また機械
的ブレーキのような可動部や接触部がなく、機械的疲労
や部品の消耗がなく、保守が不要となる。
【図1】この発明の実施例による駆動装置を備えた炭坑
用巻揚機の概要図である。
用巻揚機の概要図である。
【図2】従来の駆動装置を備えた炭坑用巻揚機の概要図
である。
である。
1 鉱車 2 巻揚機 3 コンバータ 4 直流電動機 5 ブレーキ 6 インバータ 7 同期電動機
Claims (1)
- 【請求項1】インバータからの電源により速度制御され
る同期電動機を用いて炭坑用巻揚機を駆動するととも
に、前記巻揚機を停止するときは、前記インバータから
電機子巻線に供給される直流電流により前記同期電動機
に保持力を発生させ、前記同期電動機の回転子を拘束し
て前記巻揚機を停止させることを特徴とする炭坑用巻揚
機の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24627393A JPH0779583A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 炭坑用巻揚機の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24627393A JPH0779583A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 炭坑用巻揚機の駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0779583A true JPH0779583A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=17146087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24627393A Pending JPH0779583A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 炭坑用巻揚機の駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0779583A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10146896A1 (de) * | 2001-09-24 | 2003-05-22 | Siemens Ag | Antriebssystem |
JP2007195305A (ja) * | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 移動体用モータ、および移動体装置 |
JP2014110704A (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Okuma Corp | ダイナミックブレーキ検査機能を備えたインバータ装置 |
-
1993
- 1993-09-07 JP JP24627393A patent/JPH0779583A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10146896A1 (de) * | 2001-09-24 | 2003-05-22 | Siemens Ag | Antriebssystem |
US6919705B2 (en) | 2001-09-24 | 2005-07-19 | Siemens Aktiengesellschaft | Drive system |
JP2007195305A (ja) * | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 移動体用モータ、および移動体装置 |
JP2014110704A (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Okuma Corp | ダイナミックブレーキ検査機能を備えたインバータ装置 |
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