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JPH0755642Y2 - 離脱機構付きコネクタ - Google Patents

離脱機構付きコネクタ

Info

Publication number
JPH0755642Y2
JPH0755642Y2 JP1413192U JP1413192U JPH0755642Y2 JP H0755642 Y2 JPH0755642 Y2 JP H0755642Y2 JP 1413192 U JP1413192 U JP 1413192U JP 1413192 U JP1413192 U JP 1413192U JP H0755642 Y2 JPH0755642 Y2 JP H0755642Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
mating connector
lever
contact
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1413192U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0575860U (ja
Inventor
徹 橋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP1413192U priority Critical patent/JPH0755642Y2/ja
Publication of JPH0575860U publication Critical patent/JPH0575860U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0755642Y2 publication Critical patent/JPH0755642Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ICカードやメモリー
カードのような相手側コネクタを嵌合させるコネクタに
関し、特に、相手側コネクタを離脱させるための機構を
備えた小型で操作性の良好なコネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の離脱機構付きコネクタの一例を図
10に示す。このコネクタ41は、多数の導電性のピン
コンタクト42が固定された絶縁性の枠体43と、枠体
43に支持された軸44を支点として回動するレバー4
5と、枠体43に進退自在に設けられたイジェクタ46
とを備えている。
【0003】枠体43は、ICカードやメモリーカード
のようなソケット型の相手側コネクタ70を矢印60方
向に嵌合、離脱可能に受け入れる中空部49を備えてい
る。相手側コネクタ70は、枠体43への嵌合時に、コ
ンタクト42に接触することができる対応コンタクト
(図示せず)を備えている。
【0004】イジェクタ46の一端は、ピン47によ
り、レバー45の一端に枢着されており、相手側コネク
タ70の嵌合方向へ進行する時に、レバー45を軸44
を中心にして回動させ、その他端側の押出し部48を中
空部49内へ突出させる。押出し部48が中空部49内
へ突出すると、枠体43に嵌合していた相手側コネクタ
70を押し、これを枠体43から離脱させる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の形式のコネ
クタ41において、相手側コネクタ70の離脱操作に要
する力を低減させるためには、レバー45の軸44と押
出し部48との距離Aと、軸44と枢ピン47との距離
Bとの関係を、A<Bとなるように設定する必要があ
る。そのためには、軸44をできるだけ枠体43の内方
に配置すると共に、押出し部48を軸44に近付けるよ
うに構成する必要がある。
【0006】ところが、軸44が、枠体43を厚さ方向
に貫通するピンで構成されているので、これを相手側コ
ネクタ70の進路上に配置することができない。従っ
て、軸44は、コネクタ70の進路を避けた外方位置に
配置されている。
【0007】また、相手側コネクタ70は、枠体43へ
の挿入の便や取扱の便を考慮して、隅部が円弧状に切り
落されている。この為、レバー45の押出し部48は、
相手側コネクタ70の先端の平面71に当接するのに十
分な内方の位置になければないから、押出し部48の位
置を軸44に接近させてAを小さくするにも限度があ
る。一方、Bを大きく設定するためには、コネクタ41
の大型化が避けられない。
【0008】以上の理由から、従来のコネクタ41にお
いては、AとBとの比率を大きく設定するのに限度があ
り、相手側コネクタ70の離脱操作に比較的大きな力を
必要としていた。
【0009】従って、本考案は、小さな操作力でコネク
タ70の離脱操作を行うことができ、しかも小型な離脱
機構付きコネクタを提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案においては、上記
課題を解決するため、相手側コネクタが有する対応コン
タクトに接続するためのコンタクトを備えると共に、前
記対応コンタクトを前記コンタクトに対して接触、離脱
させる方向に移動できるように、前記相手側コネクタを
嵌合させる枠体と、該枠体に支持された軸を支点として
回動することにより、一端側の押出し部で前記対応コン
タクトを前記コンタクトに対して離脱させる方向に前記
相手側コネクタを移動させるレバーと、前記枠体に進退
自在に設けられ、進行時に前記レバーを回動させて前記
相手側コネクタを移動させるように、前記レバーの他端
側に係合するイジェクタとを備えたコネクタにおいて、
前記軸が、前記レバーと一体に構成され、且つその軸線
方向の中央部に、前記枠体への嵌合状態にある前記相手
側コネクタとの接触を回避するための凹所を有すること
を特徴とする離脱機構付きコネクタを構成した。
【0011】
【作用】本考案の離脱機構付きコネクタにおいては、相
手側コネクタを嵌合させるときに、軸の中央部の凹所
に、相手側コネクタの側部を受け入れてこれを回避す
る。この為、押出し部の位置を変更することなく、凹所
の分だけ軸を枠体の内方に配置することができる。軸が
内方に配置されれば、相対的に軸とレバーの押出し部と
の距離Aが縮小され、逆に軸とレバーの一端との距離B
を拡大することができる。距離A<距離Bの比率が大き
くなるから、離脱操作時にレバーに生じる力のモーメン
トが大きくなり、操作力が低減される。軸はレバーと一
体であるから、部品点数が減少し、組立が容易である。
【0012】
【実施例】図面を参照して本考案の一実施例を説明す
る。図1は本考案の一実施例による離脱機構付きコネク
タの分解斜視図、図2は同斜視図、図3は同平面図、図
4は同正面図、図5は同背面図、図6は同右側面図、図
7は同左側面図、図8は図3におけるVIII-VIII 線での
断面図、図9はレバーの斜視図である。
【0013】図1乃至図3において、コネクタ1は、電
気絶縁性の枠体2と、枠体2に枢着されたレバー3と、
枠体2に進退自在に設けられたイジェクタ4とを備えて
いる。
【0014】枠体2の一端側には、多数の導電性のピン
コンタクト5が固定されている。枠体2は、ICカード
やメモリーカードのようなソケット型の相手側コネクタ
70を矢印60の方向に嵌合、離脱可能に受け入れる中
空部6を備え、他端側が相手側コネクタ70を受け入れ
るべく開放している。相手側コネクタ70は、枠体2へ
の嵌合時に、コンタクト5に接触することができる対応
コンタクト(図示せず)を備えている。枠体2は、図1
に示すように、ガイドフレーム7とコンタクトフレーム
8とから構成され、両者は係合凸部9と係合凹部10と
の相互嵌合により結合されている。
【0015】ガイドフレーム7は、相手側コネクタ70
の両側縁を摺動自在に受け入れて、これを案内する並行
一対のガイド部11,12を両側に備えている。一方の
ガイド部12の外側には、ガイド部12に沿ってイジェ
クタ4を進退自在に保持する角筒状のホルダ部13が設
けられている。
【0016】コンタクトフレーム8は、ほぼ箱型で、一
端側には、多数のピンコンタクト5が、コネクタの嵌合
方向と直交する方向に列設されている。コンタクトフレ
ーム8は、内側に、相手側コネクタ70の先端部を受け
入れることができる空間14を備えている。この空間1
4は、コンタクトフレーム8の他端側で開放している。
【0017】レバー3は、一端側に押出し部15を有す
ると共に、他端側に係合部16を有し、中間の軸17を
支点としてコンタクトフレーム8に対して回動する。軸
17は、コンタクトフレーム8の上下のプレート24,
24に形成された軸受孔18に嵌入されている。軸受孔
18は、そのほぼ半分が、空間14上に掛かっている。
軸17は、図1及び図9に示すように、レバー3と一体
に構成され、その軸線方向の中央部に凹所19を有す
る。凹所19は、枠体2へ嵌合された相手側コネクタ7
0の先端側の側部との接触を回避するためのものであ
り、軸17の一部が、空間14の内にあっても、空間1
4への相手側コネクタ70の進入を妨げないようになっ
ている。押出し部15は、レバー3が、図3に二点鎖線
で示す位置にある時、空間14から外れた位置にある
が、点線で示す回転位置にある時、空間14内に突出し
て、嵌合状態にある相手側コネクタ70を空間14から
押し出す。イジェクタ4は、ガイド部12に沿ってコン
タクトフレーム8の側部まで伸び、先端がレバー3の係
合部16に当接するように成っている。イジェクタ4
は、相手側コネクタ70の嵌合方向へ手で押し込まれる
時に、レバー3を図3において反時計方向へ回動させ、
押出し部15を空間14内へ突出させる。手を離せば、
イジェクタ4は、ばね20により復元する。イジェクタ
4の拡大した基部21には、突起22が設けられてい
る。ホルダ部13には、この突起22を摺動自在に受け
入れるガイド孔23が、コネクタの嵌合方向に長く伸び
るように形成されている。ばね20は、ホルダ部13内
に保持され、常時基部21をホルダ部13から押し出す
方向へイジェクタ4を付勢している。
【0018】次ぎに、本実施例の動作について説明す
る。先ず、相手側コネクタ70をコネクタ1の中空部6
に押し込むと、相手側コネクタ70は、ガイド部11,
12に案内されて進行し、その先端部の図示しない対応
コンタクトが、コネクタ1のコンタクト5に接触して電
気的導通が得られる。この状態で、イジェクタ4をコネ
クタ70の挿入方向へ押し込むと、先端がレバー3の係
合部16を押し、レバー3が回動して、押出し部15が
コネクタ70の先端部を離脱方向へ押し出す。この離脱
により、コンタクト5は、コネクタ70の対応コンタク
トから離れる。
【0019】尚、コネクタ70の先端部が、コンタクト
フレーム8の空間14内へ進入する時には、相手側コネ
クタ70の先端部が、レバー3の押出し部15に当接
し、レバー3を、図3において二点鎖線で示す位置に置
く。この時、レバー3の凹所19は、空間14側に向
き、その中に相手側コネクタ70の側部を受け入れる。
凹所19がコネクタ70を受け入れた長さだけ、軸17
をコネクタ70側に寄せて配置することができる。これ
により、相対的に軸17と押出し部15との距離Aが縮
小され、逆に軸17と係合部16との距離Bが拡大され
る。距離Aと距離Bとの比率を大きく設定することがで
きるから、離脱操作時にレバー3に生じる力のモーメン
トが大きくなり、操作力が低減される。軸17は、コン
タクトフレーム8の上下のプレート24,24間へ側方
から圧入し、軸受孔18に嵌入することによって装着さ
れる。軸17が、レバー3と一体であるから、部品点数
が減少し、組立が容易である。
【0020】
【考案の効果】以上のように、本考案においては、軸を
レバーと一体に構成したため、部品点数が減少し、組立
が容易になり製造コストが低減される。また、軸の軸線
方向の中央部に、枠体への嵌合状態にある相手側コネク
タとの接触を回避するための凹所を設けたため、レバー
の支点位置を最良の位置に選定して、コネクタの離脱時
の操作力を最小限にすることができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例による離脱機構付きコ
ネクタの分解斜視図である。
【図2】図2は図1に示す離脱機構付きコネクタの斜視
図である。
【図3】図3は図1に示す離脱機構付きコネクタの平面
図である。
【図4】図4は図1に示す離脱機構付きコネクタの正面
図である。
【図5】図5は図1に示す離脱機構付きコネクタの背面
図である。
【図6】図6は図1に示す離脱機構付きコネクタの右側
面図である。
【図7】図7は図1に示す離脱機構付きコネクタの左側
面図である。
【図8】図8は図3におけるVIII-VIII 線での断面図で
ある。
【図9】図9は図1に示す離脱機構付きコネクタのレバ
ーの斜視図である。
【図10】従来の離脱機構付きコネクタの一例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 枠体 3 レバー 4 イジェクタ 5 コンタクト 15 押出し部 16 係合部 17 軸 19 凹所 70 相手側コネクタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側コネクタが有する対応コンタクト
    に接続するためのコンタクトを備えると共に、前記対応
    コンタクトを前記コンタクトに対して接触、離脱させる
    方向に移動できるように、前記相手側コネクタを嵌合さ
    せる枠体と、該枠体に支持された軸を支点として回動す
    ることにより、一端側の押出し部で前記対応コンタクト
    を前記コンタクトに対して離脱させる方向に前記相手側
    コネクタを移動させるレバーと、前記枠体に進退自在に
    設けられ、進行時に前記レバーを回動させて前記相手側
    コネクタを移動させるように、前記レバーの他端側に係
    合するイジェクタとを備えたコネクタにおいて、前記軸
    が、前記レバーと一体に構成され、且つその軸線方向の
    中央部に、前記枠体への嵌合状態にある前記相手側コネ
    クタとの接触を回避するための凹所を有することを特徴
    とする離脱機構付きコネクタ。
JP1413192U 1992-03-17 1992-03-17 離脱機構付きコネクタ Expired - Lifetime JPH0755642Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1413192U JPH0755642Y2 (ja) 1992-03-17 1992-03-17 離脱機構付きコネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1413192U JPH0755642Y2 (ja) 1992-03-17 1992-03-17 離脱機構付きコネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0575860U JPH0575860U (ja) 1993-10-15
JPH0755642Y2 true JPH0755642Y2 (ja) 1995-12-20

Family

ID=11852586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1413192U Expired - Lifetime JPH0755642Y2 (ja) 1992-03-17 1992-03-17 離脱機構付きコネクタ

Country Status (1)

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JP (1) JPH0755642Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2896845B2 (ja) * 1994-04-18 1999-05-31 日本航空電子工業株式会社 ソケットコネクタ

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JPH0575860U (ja) 1993-10-15

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