JPH0752317A - 積層板 - Google Patents
積層板Info
- Publication number
- JPH0752317A JPH0752317A JP5201515A JP20151593A JPH0752317A JP H0752317 A JPH0752317 A JP H0752317A JP 5201515 A JP5201515 A JP 5201515A JP 20151593 A JP20151593 A JP 20151593A JP H0752317 A JPH0752317 A JP H0752317A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- warp
- woven
- weft
- glass fiber
- wefts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/0313—Organic insulating material
- H05K1/0353—Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
- H05K1/0366—Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement reinforced, e.g. by fibres, fabrics
Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 1本のタテ糸に対して、2本以上のヨコ糸が
同時に浮沈する織組織であるガラス繊維織物を基材とし
て少なくとも1枚以上使用してなる積層板。 【効果】 本発明の積層板は使用するガラス繊維織物が
ヨコ糸が2本以上同時に浮沈する織り組織であるため、
織物自体の剛性が向上し、そのため本発明の積層板はそ
りねじれを小さくすることが可能となる。
同時に浮沈する織組織であるガラス繊維織物を基材とし
て少なくとも1枚以上使用してなる積層板。 【効果】 本発明の積層板は使用するガラス繊維織物が
ヨコ糸が2本以上同時に浮沈する織り組織であるため、
織物自体の剛性が向上し、そのため本発明の積層板はそ
りねじれを小さくすることが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子・電気分野で使用さ
れるプリント回路基板用積層板に関するものである。
れるプリント回路基板用積層板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント回路基板はその構成材の種類に
より様々なタイプの物が作られているが、その中でガラ
ス繊維織物を一部もしくは全部に使用した積層板が寸法
安定性、機械的特性、電気特性、耐熱性等の優れた特性
により広く使用されている。最近では民生用途にもガラ
ス繊維織物使いのプリント回路基板が使用されるように
なり、これまで以上に多様な構成の基板が作られるよう
になってきている。プリント配線基板に使用されるガラ
ス繊維織物は本来MIL規格、JIS規格等に仕様を定
められているが、プリント配線基板の多様化と同時にガ
ラス繊維織物についても様々な厚み、布重量でかつ安価
な織物が要求されるようになってきている。また、民生
用途への広がりにつれて、部品の実装方式が表面実装、
自動実装へと移行し、プリント回路基板用積層板に対す
るそりねじれの低減化要求も高まってきている。
より様々なタイプの物が作られているが、その中でガラ
ス繊維織物を一部もしくは全部に使用した積層板が寸法
安定性、機械的特性、電気特性、耐熱性等の優れた特性
により広く使用されている。最近では民生用途にもガラ
ス繊維織物使いのプリント回路基板が使用されるように
なり、これまで以上に多様な構成の基板が作られるよう
になってきている。プリント配線基板に使用されるガラ
ス繊維織物は本来MIL規格、JIS規格等に仕様を定
められているが、プリント配線基板の多様化と同時にガ
ラス繊維織物についても様々な厚み、布重量でかつ安価
な織物が要求されるようになってきている。また、民生
用途への広がりにつれて、部品の実装方式が表面実装、
自動実装へと移行し、プリント回路基板用積層板に対す
るそりねじれの低減化要求も高まってきている。
【0003】一般にガラス繊維織物基材を使用した積層
板のそりねじれを低減化する方法としては、糸の撚り方
向を適宜組み合わせた織物(実案告昭63−3606
0、特開昭63−159042、特開平3−4774
6)、糸の撚り数を少なくした織物(特開昭63−30
6030)、糸の撚り数と織物密度を適宜組み合わせた
織物(特開平4−274381)等が考案されている。
しかしながら、積層板のそりねじれを解消するには十分
ではなく、問題の解決には至っていない。
板のそりねじれを低減化する方法としては、糸の撚り方
向を適宜組み合わせた織物(実案告昭63−3606
0、特開昭63−159042、特開平3−4774
6)、糸の撚り数を少なくした織物(特開昭63−30
6030)、糸の撚り数と織物密度を適宜組み合わせた
織物(特開平4−274381)等が考案されている。
しかしながら、積層板のそりねじれを解消するには十分
ではなく、問題の解決には至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述したよう
に、プリント回路基板へのそりねじれ低減化要求に対応
して、基材であるガラス繊維織物を改良し、該ガラス繊
維織物を使用した積層板のそりねじれを低減することを
目的としている。
に、プリント回路基板へのそりねじれ低減化要求に対応
して、基材であるガラス繊維織物を改良し、該ガラス繊
維織物を使用した積層板のそりねじれを低減することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者らは鋭意研究した結果、基材であるガラス
繊維織物組織に特徴を与えることにより、同じ単糸径、
単糸本数でも構成する糸の断面形状が変化することを見
出し、該織物の剛性を向上させることが可能な織物構造
を見出した。さらに、これにより、該ガラス繊維織物基
材を使用した積層板のそりねじれを低減させることが可
能であることを見出した。すなわち、本発明は1本のタ
テ糸に対して、2本以上のヨコ糸が同時に浮沈する織組
織であるガラス繊維織物を基材として少なくとも1枚以
上使用してなる積層板である。
め、本発明者らは鋭意研究した結果、基材であるガラス
繊維織物組織に特徴を与えることにより、同じ単糸径、
単糸本数でも構成する糸の断面形状が変化することを見
出し、該織物の剛性を向上させることが可能な織物構造
を見出した。さらに、これにより、該ガラス繊維織物基
材を使用した積層板のそりねじれを低減させることが可
能であることを見出した。すなわち、本発明は1本のタ
テ糸に対して、2本以上のヨコ糸が同時に浮沈する織組
織であるガラス繊維織物を基材として少なくとも1枚以
上使用してなる積層板である。
【0006】本発明の特徴は図1に示すように、平織り
構造を基本とし、ヨコ糸を複数本同時に浮沈するような
織物構造を有するガラス繊維織物を基材として用いたこ
とである。同時に浮沈するヨコ糸の本数は2本以上であ
り、5本以下であることが望ましく、特に生産性を考え
た場合、2本であることが好ましい。又、6本以上の場
合には、織り組織を維持することが困難になる。また、
タテ糸に用いられる糸の番手とヨコ糸に用いられる糸の
番手は、タテ糸とヨコ糸の番手の比率(タテ糸の番手/
ヨコ糸の番手)が1以上、4以下であることが好まし
く、また(タテ糸の番手×タテ糸の織り密度)/(ヨコ
糸の番手×ヨコ糸の織り密度)が0.5以上、2以下で
あることがプリント配線基板の寸法安定性、機械的強度
の点から好ましい。ヨコ糸を打ち込む方法としてはヨコ
糸複数本を同時に打ち込む方法、タテ糸が開口した状態
で複数本を1本づつ打ち込む方法があるが、いずれの方
法でもよい。
構造を基本とし、ヨコ糸を複数本同時に浮沈するような
織物構造を有するガラス繊維織物を基材として用いたこ
とである。同時に浮沈するヨコ糸の本数は2本以上であ
り、5本以下であることが望ましく、特に生産性を考え
た場合、2本であることが好ましい。又、6本以上の場
合には、織り組織を維持することが困難になる。また、
タテ糸に用いられる糸の番手とヨコ糸に用いられる糸の
番手は、タテ糸とヨコ糸の番手の比率(タテ糸の番手/
ヨコ糸の番手)が1以上、4以下であることが好まし
く、また(タテ糸の番手×タテ糸の織り密度)/(ヨコ
糸の番手×ヨコ糸の織り密度)が0.5以上、2以下で
あることがプリント配線基板の寸法安定性、機械的強度
の点から好ましい。ヨコ糸を打ち込む方法としてはヨコ
糸複数本を同時に打ち込む方法、タテ糸が開口した状態
で複数本を1本づつ打ち込む方法があるが、いずれの方
法でもよい。
【0007】本発明に用いられるガラス繊維織物に使用
されている糸はガラス長繊維であれば特に制限はない。
例えば、番手範囲は5〜300Tex、好ましくは20
〜140Texであり、糸を構成する単糸の形状、太
さ、材質等については特別な限定を必要としない。糸の
撚り数は3回/25mm以下が好ましい。また、材質と
してはEガラス、Cガラス、Dガラス、Sガラス、クォ
ーツ、高誘電率ガラス等のガラスが用いられる。また、
本発明のガラス繊維織物の仕様についても特に制限はな
く、例えば、織物密度は10〜100本/25mm、布
重量は30〜400g/m2である。
されている糸はガラス長繊維であれば特に制限はない。
例えば、番手範囲は5〜300Tex、好ましくは20
〜140Texであり、糸を構成する単糸の形状、太
さ、材質等については特別な限定を必要としない。糸の
撚り数は3回/25mm以下が好ましい。また、材質と
してはEガラス、Cガラス、Dガラス、Sガラス、クォ
ーツ、高誘電率ガラス等のガラスが用いられる。また、
本発明のガラス繊維織物の仕様についても特に制限はな
く、例えば、織物密度は10〜100本/25mm、布
重量は30〜400g/m2である。
【0008】本発明に用いられるガラス繊維織物は高温
脱糊処理を施した後に、表面処理剤、例えばシランカッ
プリング剤で処理することは通常行われることであり、
これに限定されるものではない。また、本発明のガラス
繊維織物に開織処理を施すことも可能である。さらに高
温脱糊処理の前にガラス繊維織物を水洗または湯洗し、
または水等の流体の圧力波を織物に付与し、かつブレス
ロール等により圧縮することにより、ガラス繊維織物の
剛性はより向上する。本発明の積層板の基材は、上記特
定の織組織を有するガラス繊維を少なくとも含むもので
ある。積層板を構成する基材が全てガラス繊維織物であ
り、かつ上記の織組織のガラス繊維織物を含むもの、あ
るいは不織布の両側に上記織組織のガラス繊維織物を積
層した基材も、本発明の好ましい態様である。
脱糊処理を施した後に、表面処理剤、例えばシランカッ
プリング剤で処理することは通常行われることであり、
これに限定されるものではない。また、本発明のガラス
繊維織物に開織処理を施すことも可能である。さらに高
温脱糊処理の前にガラス繊維織物を水洗または湯洗し、
または水等の流体の圧力波を織物に付与し、かつブレス
ロール等により圧縮することにより、ガラス繊維織物の
剛性はより向上する。本発明の積層板の基材は、上記特
定の織組織を有するガラス繊維を少なくとも含むもので
ある。積層板を構成する基材が全てガラス繊維織物であ
り、かつ上記の織組織のガラス繊維織物を含むもの、あ
るいは不織布の両側に上記織組織のガラス繊維織物を積
層した基材も、本発明の好ましい態様である。
【0009】上述のガラス繊維織物を使用して本発明の
積層板を作成するには常法に従えばよく、例えばガラス
織繊維物にエポキシ樹脂のようなマトリックス樹脂を含
浸させて、樹脂含浸プリプレグを作り、これを複数枚積
層し、加熱加圧成形することにより得られる。また、基
材として、織物と不織布等を併用する場合には上述の織
物を表層に使用することにより、本発明の目的を達成す
ることができる。本発明で使用される樹脂としては、ガ
ラス繊維基材の積層体に使用される樹脂であれば特に制
限はないが、例えばエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、ポリイミド樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹
脂、シアネート樹脂等の熱硬化性樹脂や、ポリフェニレ
ンオキサイド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、フッ素樹
脂等の熱可塑性樹脂、またはそれらの混合樹脂のいずれ
もが使用できる。また、樹脂中に水酸化アルミニウム等
の無機充填剤を混在させた樹脂を使用してもかまわな
い。
積層板を作成するには常法に従えばよく、例えばガラス
織繊維物にエポキシ樹脂のようなマトリックス樹脂を含
浸させて、樹脂含浸プリプレグを作り、これを複数枚積
層し、加熱加圧成形することにより得られる。また、基
材として、織物と不織布等を併用する場合には上述の織
物を表層に使用することにより、本発明の目的を達成す
ることができる。本発明で使用される樹脂としては、ガ
ラス繊維基材の積層体に使用される樹脂であれば特に制
限はないが、例えばエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、ポリイミド樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹
脂、シアネート樹脂等の熱硬化性樹脂や、ポリフェニレ
ンオキサイド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、フッ素樹
脂等の熱可塑性樹脂、またはそれらの混合樹脂のいずれ
もが使用できる。また、樹脂中に水酸化アルミニウム等
の無機充填剤を混在させた樹脂を使用してもかまわな
い。
【0010】以下、実施例によって本発明の具体的構成
を説明する。実施例中のそりねじれ量は、図3に示す標
点間距離をlをもつ積層板について、図2に示すように
l1〜l4を測定し、下記式
を説明する。実施例中のそりねじれ量は、図3に示す標
点間距離をlをもつ積層板について、図2に示すように
l1〜l4を測定し、下記式
【0011】
【数1】
【0012】
実施例1 タテ糸にECG75 1/0(番手68.5Tex)を
使用し、ヨコ糸にECG75 1/0(番手68.5T
ex)を使用し、タテ糸44本/25mm、ヨコ糸44
本/25mmの織り密度で、ヨコ糸が2本同時に浮沈す
るような織物組織でエアージェットを用いて布重量24
2g/m2、平均厚み0.23mmのガラス繊維織物を
製織した。ガラス繊維織物の剛性は所定のサンプルサイ
ズ(タテ糸方向15cm、ヨコ糸方向5cm)のガラス
繊維織物を水平面上に置いた時に、三次元測定機によっ
て測定されたZ軸方向の高さ(持ち上がり高さ)によっ
て評価した。測定結果を表1に示す。このガラス繊維織
物にエポキシ樹脂を含浸し、乾燥してプリプレグを得
た。このプリプレグ8枚と上下面に厚み35μmの銅箔
を重ね、175℃、40kg/cm2で加熱加圧して3
40mm角の積層板を得た。この積層板をエッチング
し、銅箔を取り除き、130℃で15分間乾燥し、その
後170℃で30分間熱処理し、図2にあるようにそり
ねじれ量を測定した。測定結果を表1に示す。
使用し、ヨコ糸にECG75 1/0(番手68.5T
ex)を使用し、タテ糸44本/25mm、ヨコ糸44
本/25mmの織り密度で、ヨコ糸が2本同時に浮沈す
るような織物組織でエアージェットを用いて布重量24
2g/m2、平均厚み0.23mmのガラス繊維織物を
製織した。ガラス繊維織物の剛性は所定のサンプルサイ
ズ(タテ糸方向15cm、ヨコ糸方向5cm)のガラス
繊維織物を水平面上に置いた時に、三次元測定機によっ
て測定されたZ軸方向の高さ(持ち上がり高さ)によっ
て評価した。測定結果を表1に示す。このガラス繊維織
物にエポキシ樹脂を含浸し、乾燥してプリプレグを得
た。このプリプレグ8枚と上下面に厚み35μmの銅箔
を重ね、175℃、40kg/cm2で加熱加圧して3
40mm角の積層板を得た。この積層板をエッチング
し、銅箔を取り除き、130℃で15分間乾燥し、その
後170℃で30分間熱処理し、図2にあるようにそり
ねじれ量を測定した。測定結果を表1に示す。
【0013】実施例2 タテ糸にECG75 1/0(番手68.5Tex)を
使用し、ヨコ糸にECG75 1/0(番手68.5T
ex)を使用し、タテ糸44本/25mm、ヨコ糸34
本/25mmの織り密度で、ヨコ糸が2本同時に浮沈す
るような織物組織でエアージェットルームを用いて布重
量214g/m2、平均厚み0.21mmのガラス繊維
織物を製織した。以下、実施例1と同様に織物の剛性を
測定し、また積層板を作成し、そりねじれ量を測定し
た。測定結果を表1に示す。
使用し、ヨコ糸にECG75 1/0(番手68.5T
ex)を使用し、タテ糸44本/25mm、ヨコ糸34
本/25mmの織り密度で、ヨコ糸が2本同時に浮沈す
るような織物組織でエアージェットルームを用いて布重
量214g/m2、平均厚み0.21mmのガラス繊維
織物を製織した。以下、実施例1と同様に織物の剛性を
測定し、また積層板を作成し、そりねじれ量を測定し
た。測定結果を表1に示す。
【0014】実施例3 実施例2で作成したガラス繊維織物にエポキシ樹脂を含
浸し、乾燥してプリプレグAを得た。さらに重量50g
/m2のガラス繊維不織布に無機充填剤として水酸化ア
ルミニウムを50部添加したエポキシ樹脂を含浸し、乾
燥してプリプレグBを得た。このプリプレグB4枚と上
下面にプリプレグAを1枚づつ重ね、さらにその上下面
に35μm銅箔を重ね、175℃、40kg/cm2で
加熱加圧して340mm角の積層板を得た。この積層板
をエッチングし、銅箔を取り除き、130℃で15分間
乾燥し、その後170℃で30分間熱処理し、図2にあ
るようにそりねじれ量を測定した。測定結果を表1に示
す。
浸し、乾燥してプリプレグAを得た。さらに重量50g
/m2のガラス繊維不織布に無機充填剤として水酸化ア
ルミニウムを50部添加したエポキシ樹脂を含浸し、乾
燥してプリプレグBを得た。このプリプレグB4枚と上
下面にプリプレグAを1枚づつ重ね、さらにその上下面
に35μm銅箔を重ね、175℃、40kg/cm2で
加熱加圧して340mm角の積層板を得た。この積層板
をエッチングし、銅箔を取り除き、130℃で15分間
乾燥し、その後170℃で30分間熱処理し、図2にあ
るようにそりねじれ量を測定した。測定結果を表1に示
す。
【0015】比較例1 タテ糸にECG75 1/0(番手68.5Tex)を
使用し、ヨコ糸にECG75 1/0(番手68.5T
ex)を使用し、タテ糸44本/25mm、ヨコ糸34
本/25mmの織り密度で、平織りの織物組織でエアー
ジェットルームを用いて布重量214g/m2、平均厚
み0.21mmのガラス繊維織物を製織した。以下、実
施例1と同様に織物の剛性を測定し、また積層板を作成
し、そりねじれ量を測定した。測定結果を表1に示す。
使用し、ヨコ糸にECG75 1/0(番手68.5T
ex)を使用し、タテ糸44本/25mm、ヨコ糸34
本/25mmの織り密度で、平織りの織物組織でエアー
ジェットルームを用いて布重量214g/m2、平均厚
み0.21mmのガラス繊維織物を製織した。以下、実
施例1と同様に織物の剛性を測定し、また積層板を作成
し、そりねじれ量を測定した。測定結果を表1に示す。
【0016】比較例2 タテ糸にECG75 1/0(番手68.5Tex)を
使用し、ヨコ糸にECG75 1/0(番手68.5T
ex)を使用し、タテ糸44本/25mm、ヨコ糸34
本/25mmの織り密度で、平織りの織物組織でエアー
ジェットルームを用いて布重量214g/m2、平均厚
み0.21mmのガラス繊維織物を製織した。以下、実
施例3と同様に積層板を作成し、そりねじれ量を測定し
た。測定結果を表1に示す。
使用し、ヨコ糸にECG75 1/0(番手68.5T
ex)を使用し、タテ糸44本/25mm、ヨコ糸34
本/25mmの織り密度で、平織りの織物組織でエアー
ジェットルームを用いて布重量214g/m2、平均厚
み0.21mmのガラス繊維織物を製織した。以下、実
施例3と同様に積層板を作成し、そりねじれ量を測定し
た。測定結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】本発明の積層板は使用するガラス繊維織
物のヨコ糸が2本以上同時に浮沈するため、該織物の剛
性が高くなる。そのため該織物を使用した積層板のそり
ねじれが改善される。
物のヨコ糸が2本以上同時に浮沈するため、該織物の剛
性が高くなる。そのため該織物を使用した積層板のそり
ねじれが改善される。
【図1】本発明ガラス繊維織物の織り組織の1例を示す
組織図。
組織図。
【図2】積層板のそりねじれモデル図を示す。
【図3】そりねじれの測定点を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 1本のタテ糸に対して、2本以上のヨコ
糸が同時に浮沈する織組織であるガラス繊維織物を基材
として少なくとも1枚以上使用してなる積層板。 - 【請求項2】 積層板を構成する基材が全てガラス繊維
織物である請求項1記載の積層板。 - 【請求項3】 積層板を構成する基材として、不織布と
その両側に請求項1記載のガラス繊維織物を使用してな
る積層板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5201515A JPH0752317A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | 積層板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5201515A JPH0752317A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | 積層板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0752317A true JPH0752317A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16442328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5201515A Pending JPH0752317A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | 積層板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752317A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007518805A (ja) * | 2004-01-22 | 2007-07-12 | ユニバーシティー・オブ・マイアミ | 局所用コエンザイムq10製剤および使用方法 |
US20080233183A1 (en) * | 2007-03-22 | 2008-09-25 | Pathfinder Management, Inc. | Topical formulations having enhanced bioavailability |
-
1993
- 1993-08-13 JP JP5201515A patent/JPH0752317A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007518805A (ja) * | 2004-01-22 | 2007-07-12 | ユニバーシティー・オブ・マイアミ | 局所用コエンザイムq10製剤および使用方法 |
US20080233183A1 (en) * | 2007-03-22 | 2008-09-25 | Pathfinder Management, Inc. | Topical formulations having enhanced bioavailability |
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