JPH0752273A - スイッチ操作盤およびその成形方法 - Google Patents
スイッチ操作盤およびその成形方法Info
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- JPH0752273A JPH0752273A JP5198407A JP19840793A JPH0752273A JP H0752273 A JPH0752273 A JP H0752273A JP 5198407 A JP5198407 A JP 5198407A JP 19840793 A JP19840793 A JP 19840793A JP H0752273 A JPH0752273 A JP H0752273A
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- Japan
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- operation panel
- molding
- resin
- panel body
- switch
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/0017—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor moulding interconnected elements which are movable with respect to one another, e.g. chains or hinges
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/0017—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor moulding interconnected elements which are movable with respect to one another, e.g. chains or hinges
- B29C2045/002—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor moulding interconnected elements which are movable with respect to one another, e.g. chains or hinges using shrinkage
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Input From Keyboards Or The Like (AREA)
- Manufacture Of Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 操作盤本体と操作キーとを積層多色射出成形
により一体成形して、大幅なコストダウンを図る。 【構成】 二色射出成形機を用い、一次成形にてキーボ
ード本体2を比較的成形収縮率の小さな樹脂により形成
し、その後、二次成形にて操作キー3をキーボード本体
2を構成する樹脂よりも成形収縮率の大きな樹脂により
そのキーボード本体2に積層形成する。
により一体成形して、大幅なコストダウンを図る。 【構成】 二色射出成形機を用い、一次成形にてキーボ
ード本体2を比較的成形収縮率の小さな樹脂により形成
し、その後、二次成形にて操作キー3をキーボード本体
2を構成する樹脂よりも成形収縮率の大きな樹脂により
そのキーボード本体2に積層形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンピュータの
入力装置として用いられるキーボード等のスイッチ操作
盤に関し、より詳しくは積層多色射出成形により一体成
形できるようにしたスイッチ操作盤およびその成形方法
に関するものである。
入力装置として用いられるキーボード等のスイッチ操作
盤に関し、より詳しくは積層多色射出成形により一体成
形できるようにしたスイッチ操作盤およびその成形方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばコンピュータの入力装置として用
いられるキーボード等のスイッチ操作盤として、樹脂製
の操作盤本体と、この操作盤本体に設けられる通孔に挿
通されてその操作盤本体に対して可動に支持されるやは
り樹脂製の複数個の操作キーと、各操作キーを常時上方
へ向けて付勢する圧縮スプリングとを備えてなる構造の
ものが一般に知られている。このようなスイッチ操作盤
においては、操作キーを押圧操作することでその操作キ
ーの下方に配置されるスイッチが作動され、操作キーの
押圧力を解除することで圧縮スプリングの付勢力でその
操作キーが元の位置に復帰されてスイッチの作動が解除
される。
いられるキーボード等のスイッチ操作盤として、樹脂製
の操作盤本体と、この操作盤本体に設けられる通孔に挿
通されてその操作盤本体に対して可動に支持されるやは
り樹脂製の複数個の操作キーと、各操作キーを常時上方
へ向けて付勢する圧縮スプリングとを備えてなる構造の
ものが一般に知られている。このようなスイッチ操作盤
においては、操作キーを押圧操作することでその操作キ
ーの下方に配置されるスイッチが作動され、操作キーの
押圧力を解除することで圧縮スプリングの付勢力でその
操作キーが元の位置に復帰されてスイッチの作動が解除
される。
【0003】ところで、従来、前述のようなスイッチ操
作盤の製造に際しては、操作盤本体と各操作キーとを別
々に射出成形により成形し、各操作キーの操作面等に所
要の文字等の印刷を施した後、これら操作キーを操作盤
本体に組付けるようにしている。
作盤の製造に際しては、操作盤本体と各操作キーとを別
々に射出成形により成形し、各操作キーの操作面等に所
要の文字等の印刷を施した後、これら操作キーを操作盤
本体に組付けるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述さ
れているような従来のスイッチ操作盤の製造方法では、
操作盤本体の成形と操作キーの成形とを別個に行う必要
があるのみならず、操作キー表面への文字等の印刷も各
操作キー毎に個別に行う必要があるため、非常に多くの
工程や手数を必要とし、製作費がかさんでしまうという
問題点がある。
れているような従来のスイッチ操作盤の製造方法では、
操作盤本体の成形と操作キーの成形とを別個に行う必要
があるのみならず、操作キー表面への文字等の印刷も各
操作キー毎に個別に行う必要があるため、非常に多くの
工程や手数を必要とし、製作費がかさんでしまうという
問題点がある。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、操作盤本体と操作キーとを積層多色射出成
形により一体成形できるようにし、それによって大幅な
コストダウンを図ることのできるスイッチ操作盤および
その成形方法を提供することを目的とする。
れたもので、操作盤本体と操作キーとを積層多色射出成
形により一体成形できるようにし、それによって大幅な
コストダウンを図ることのできるスイッチ操作盤および
その成形方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るスイッチ操作盤は、操作盤本体と、こ
の操作盤本体に設けられる通孔に挿通されてその操作盤
本体に対して可動に支持される操作キーとを備えるスイ
ッチ操作盤であって、前記操作キーが前記操作盤本体よ
りも成形収縮率の大きな樹脂を用いてその操作盤本体に
積層形成されていることを特徴とするものである。
に、本発明に係るスイッチ操作盤は、操作盤本体と、こ
の操作盤本体に設けられる通孔に挿通されてその操作盤
本体に対して可動に支持される操作キーとを備えるスイ
ッチ操作盤であって、前記操作キーが前記操作盤本体よ
りも成形収縮率の大きな樹脂を用いてその操作盤本体に
積層形成されていることを特徴とするものである。
【0007】また、本発明に係るスイッチ操作盤の成形
方法は、操作盤本体と、この操作盤本体に設けられる通
孔に挿通されてその操作盤本体に対して可動に支持され
る操作キーとを備えるスイッチ操作盤の成形方法であっ
て、二色射出成形機を用い、一次成形にて前記操作盤本
体を比較的成形収縮率の小さな樹脂により形成し、その
後、二次成形にて前記操作キーを前記操作盤本体を構成
する樹脂よりも成形収縮率の大きな樹脂によりその操作
盤本体に積層形成することを特徴とするものである。
方法は、操作盤本体と、この操作盤本体に設けられる通
孔に挿通されてその操作盤本体に対して可動に支持され
る操作キーとを備えるスイッチ操作盤の成形方法であっ
て、二色射出成形機を用い、一次成形にて前記操作盤本
体を比較的成形収縮率の小さな樹脂により形成し、その
後、二次成形にて前記操作キーを前記操作盤本体を構成
する樹脂よりも成形収縮率の大きな樹脂によりその操作
盤本体に積層形成することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明においては、二色射出成形機が用いら
れ、一次成形において比較的成形収縮率の小さな樹脂に
よって操作盤本体が形成され、次いで、二次成形におい
て前記操作盤本体を構成する樹脂よりも成形収縮率の大
きい樹脂によって操作キーが前記操作盤本体に積層形成
される。
れ、一次成形において比較的成形収縮率の小さな樹脂に
よって操作盤本体が形成され、次いで、二次成形におい
て前記操作盤本体を構成する樹脂よりも成形収縮率の大
きい樹脂によって操作キーが前記操作盤本体に積層形成
される。
【0009】こうして得られるスイッチ操作盤では、操
作キーが操作盤本体よりも成形収縮率の大きな樹脂で構
成されているので、この操作キーが操作盤本体に積層形
成されたときに操作キーの方の収縮度合いが大きい。こ
のため、これら操作キーと操作盤本体との間に適正なク
リアランスが形成され、操作キーが操作盤本体に対して
可動に支持されることとなる。
作キーが操作盤本体よりも成形収縮率の大きな樹脂で構
成されているので、この操作キーが操作盤本体に積層形
成されたときに操作キーの方の収縮度合いが大きい。こ
のため、これら操作キーと操作盤本体との間に適正なク
リアランスが形成され、操作キーが操作盤本体に対して
可動に支持されることとなる。
【0010】
【実施例】次に、本発明によるスイッチ操作盤およびそ
の成形方法の具体的実施例について、図面を参照しつつ
説明する。
の成形方法の具体的実施例について、図面を参照しつつ
説明する。
【0011】図1には、本発明の一実施例によるスイッ
チ操作盤の部分斜視図が示されており、図2には、図1
のA−A線断面図が示されている。この実施例はコンピ
ュータ等の入力装置としてのキーボード1の成形に適用
されたものであって、このキーボード1は、板状のキー
ボード本体2と複数個の操作キー3とを備えたものとさ
れている。
チ操作盤の部分斜視図が示されており、図2には、図1
のA−A線断面図が示されている。この実施例はコンピ
ュータ等の入力装置としてのキーボード1の成形に適用
されたものであって、このキーボード1は、板状のキー
ボード本体2と複数個の操作キー3とを備えたものとさ
れている。
【0012】キーボード本体2は、操作キー3の組付け
部において上方へ突出形成され、この突出形成された突
形状部2aの中央部と縁部とにそれぞれ通孔2b,2c
が設けられている。また、操作キー3は、矩形の天面部
3aと、この天面部3aの周囲に連設される傾斜面状の
外筒部3bと、前記天面部3aの下面中央部に連設され
る内筒部3cと、この内筒部3cの外側に位置して前記
天面部3aの下面に連設される係止突部3dとを備えた
形状とされている。そして、キーボード本体2の中央部
の通孔2bには操作キー3の内筒部3cが嵌合されると
ともに、縁部の通孔2cには操作キー3の係止突部3d
が嵌合されるように、前記キーボード本体2上に前記操
作キー3が組付けられている。
部において上方へ突出形成され、この突出形成された突
形状部2aの中央部と縁部とにそれぞれ通孔2b,2c
が設けられている。また、操作キー3は、矩形の天面部
3aと、この天面部3aの周囲に連設される傾斜面状の
外筒部3bと、前記天面部3aの下面中央部に連設され
る内筒部3cと、この内筒部3cの外側に位置して前記
天面部3aの下面に連設される係止突部3dとを備えた
形状とされている。そして、キーボード本体2の中央部
の通孔2bには操作キー3の内筒部3cが嵌合されると
ともに、縁部の通孔2cには操作キー3の係止突部3d
が嵌合されるように、前記キーボード本体2上に前記操
作キー3が組付けられている。
【0013】前記操作キー3の内筒部3cは図示されな
い圧縮スプリングによって常時上方へ向けて付勢され、
また、この圧縮スプリングの付勢力に抗して操作キー3
を下方へ押圧することで、内筒部3cの下端によって下
方に配置されている図示されないスイッチが作動される
ようになっている。
い圧縮スプリングによって常時上方へ向けて付勢され、
また、この圧縮スプリングの付勢力に抗して操作キー3
を下方へ押圧することで、内筒部3cの下端によって下
方に配置されている図示されないスイッチが作動される
ようになっている。
【0014】前述のキーボード本体2と操作キー3とか
らなる組合わせ構造体は、それ自体公知の二色射出成形
機を用いて成形される。図3および図4には、この組合
わせ構造体を成形する二色射出成形機の射出成形金型
4,12の具体例およびこの組合わせ構造体の成形手順
がそれぞれ示されている。
らなる組合わせ構造体は、それ自体公知の二色射出成形
機を用いて成形される。図3および図4には、この組合
わせ構造体を成形する二色射出成形機の射出成形金型
4,12の具体例およびこの組合わせ構造体の成形手順
がそれぞれ示されている。
【0015】キーボード本体2を成形するための射出成
形金型4は、図3に示されているように、コアプレート
5と一次側キャビティプレート6とが組み合わされて構
成されている。そして、コアプレート5には、キーボー
ド本体2の突形状部2aが形成される部分に対応して中
芯7を有するスリーブピン8が嵌合されるとともに、そ
の側方に突出ピン9が嵌合され、一方、一次側キャビテ
ィプレート6には、前記スリーブピン8に対向して溶融
樹脂のピンゲート10を形成するブッシングコア11が
嵌合されている。
形金型4は、図3に示されているように、コアプレート
5と一次側キャビティプレート6とが組み合わされて構
成されている。そして、コアプレート5には、キーボー
ド本体2の突形状部2aが形成される部分に対応して中
芯7を有するスリーブピン8が嵌合されるとともに、そ
の側方に突出ピン9が嵌合され、一方、一次側キャビテ
ィプレート6には、前記スリーブピン8に対向して溶融
樹脂のピンゲート10を形成するブッシングコア11が
嵌合されている。
【0016】また、操作キー3を形成するための射出成
形金型12は、図4に示されているように、前記コアプ
レート5が共通使用され、このコアプレート5と二次側
キャビティプレート13とが組み合わされて構成されて
いる。そして、この二次側キャビティプレート13に
は、溶融樹脂のピンゲート14を形成するブッシングコ
ア15が嵌合されている。
形金型12は、図4に示されているように、前記コアプ
レート5が共通使用され、このコアプレート5と二次側
キャビティプレート13とが組み合わされて構成されて
いる。そして、この二次側キャビティプレート13に
は、溶融樹脂のピンゲート14を形成するブッシングコ
ア15が嵌合されている。
【0017】成形に際しては、使用樹脂としてABS樹
脂が用いられ、一次成形において、コアプレート5に一
次側キャビティプレート6を対向させた状態(図3)
で、成形機のノズル先端から比較的成形収縮率の小さな
ABS樹脂がピンゲート10を介して射出成形金型4内
に射出されて、これらコアプレート5と一次側キャビテ
ィプレート6とで形成されるキャビティ内に充填され、
それによってキーボード本体2が成形される。
脂が用いられ、一次成形において、コアプレート5に一
次側キャビティプレート6を対向させた状態(図3)
で、成形機のノズル先端から比較的成形収縮率の小さな
ABS樹脂がピンゲート10を介して射出成形金型4内
に射出されて、これらコアプレート5と一次側キャビテ
ィプレート6とで形成されるキャビティ内に充填され、
それによってキーボード本体2が成形される。
【0018】次いで、二次成形において、コアプレート
5に二次側キャビティプレート13を対向させた状態
(図4)で、キーボード本体2を構成するABS樹脂に
対して成形収縮率の大きなABS樹脂がピンゲート14
を介して射出成形金型12内に射出され、それによって
操作キー3がキーボード本体2に積層形成される。した
がって、キーボード本体2の突形状部2aは一次成形時
に所要の形状で成形され、この突形状部2aを有するキ
ーボード本体2に対して二次成形において操作キー3を
構成する樹脂が注型されて仕上げられることになる。
5に二次側キャビティプレート13を対向させた状態
(図4)で、キーボード本体2を構成するABS樹脂に
対して成形収縮率の大きなABS樹脂がピンゲート14
を介して射出成形金型12内に射出され、それによって
操作キー3がキーボード本体2に積層形成される。した
がって、キーボード本体2の突形状部2aは一次成形時
に所要の形状で成形され、この突形状部2aを有するキ
ーボード本体2に対して二次成形において操作キー3を
構成する樹脂が注型されて仕上げられることになる。
【0019】このようにしてキーボード本体2と操作キ
ー3とからなる組合わせ構造体が成形されると、図5
(a)に示されているように型開きがなされた後、図5
(b)に示されているようにスリーブピン8と突出ピン
9とが上方に突出されて成形品がコアプレート5から取
り出され、次いで、図5(c)に示されているようにス
リーブピン8の上動が停止された状態で突出ピン9が突
出されることにより、成形品がスリーブピン8から分離
される。
ー3とからなる組合わせ構造体が成形されると、図5
(a)に示されているように型開きがなされた後、図5
(b)に示されているようにスリーブピン8と突出ピン
9とが上方に突出されて成形品がコアプレート5から取
り出され、次いで、図5(c)に示されているようにス
リーブピン8の上動が停止された状態で突出ピン9が突
出されることにより、成形品がスリーブピン8から分離
される。
【0020】こうしてキーボード本体2と操作キー3と
からなる組合わせ構造体が成形されると、操作キー3を
構成する樹脂の方がキーボード本体2を構成する樹脂よ
りも成形収縮率が大きいため、樹脂の収縮時にこれら操
作キー3とキーボード本体2との間に適正なクリアラン
スが形成され、操作キー3がキーボード本体2に対して
可動に支持される。
からなる組合わせ構造体が成形されると、操作キー3を
構成する樹脂の方がキーボード本体2を構成する樹脂よ
りも成形収縮率が大きいため、樹脂の収縮時にこれら操
作キー3とキーボード本体2との間に適正なクリアラン
スが形成され、操作キー3がキーボード本体2に対して
可動に支持される。
【0021】このように構成されている本実施例の成形
方法によれば、キーボード本体2と多数個の操作キー3
とを積層二色射出成形により一体成形することができる
ので、従来のようにキーボード本体2の成形と操作キー
3の成形とを別個に行う必要がなく、また、操作キー3
表面への文字等の印刷も成形後に一度に行うことがで
き、製造工程を簡素化することができ、大幅なコストダ
ウンを図ることができる。また、従来のように操作キー
を1個ずつ組付ける必要がないので、キーボードの全体
形状を小型化することができる。
方法によれば、キーボード本体2と多数個の操作キー3
とを積層二色射出成形により一体成形することができる
ので、従来のようにキーボード本体2の成形と操作キー
3の成形とを別個に行う必要がなく、また、操作キー3
表面への文字等の印刷も成形後に一度に行うことがで
き、製造工程を簡素化することができ、大幅なコストダ
ウンを図ることができる。また、従来のように操作キー
を1個ずつ組付ける必要がないので、キーボードの全体
形状を小型化することができる。
【0022】また、このような成形方法により得られる
キーボード1においては、キーボード本体2と操作キー
3との間に形成されるクリアランスを極めて小さくする
ことができるとともに、キーボード本体2の通孔を覆う
ようにして操作キー3が取り付けられているので、この
通孔からゴミ等が侵入するのを防ぐことができ、操作キ
ー3の操作等に支障を来すのを確実に防止することがで
きる。
キーボード1においては、キーボード本体2と操作キー
3との間に形成されるクリアランスを極めて小さくする
ことができるとともに、キーボード本体2の通孔を覆う
ようにして操作キー3が取り付けられているので、この
通孔からゴミ等が侵入するのを防ぐことができ、操作キ
ー3の操作等に支障を来すのを確実に防止することがで
きる。
【0023】本実施例のキーボード1は、多色成形機に
よって成形して得られるものであるから、成形可能な形
状であれば、金型形状を適宜選定することで全体形状や
操作キーの形状について種々の形状を採用することがで
きる。
よって成形して得られるものであるから、成形可能な形
状であれば、金型形状を適宜選定することで全体形状や
操作キーの形状について種々の形状を採用することがで
きる。
【0024】本実施例ではキーボード1の成形に適用し
たものについて説明したが、本発明は、各種電気製品等
の他のスイッチ操作盤や、その他、スイッチ操作盤に限
らず固定部に対して可動する部分を有する樹脂成形部品
に対して広く適用することができる。
たものについて説明したが、本発明は、各種電気製品等
の他のスイッチ操作盤や、その他、スイッチ操作盤に限
らず固定部に対して可動する部分を有する樹脂成形部品
に対して広く適用することができる。
【0025】また、本実施例では、成形品を構成する樹
脂として成形収縮率の異なる2種類のABS樹脂を用い
たものを説明したが、使用する樹脂としては、このAB
S樹脂に限定されることはなく、互いに成形収縮率が異
なる樹脂であればいろいろの樹脂の組み合わせが可能で
ある。また、同一の樹脂を用いても、射出圧力,射出温
度,射出速度等の成形条件を変えることにより互いの成
形収縮率を変えるようにしてもよい。
脂として成形収縮率の異なる2種類のABS樹脂を用い
たものを説明したが、使用する樹脂としては、このAB
S樹脂に限定されることはなく、互いに成形収縮率が異
なる樹脂であればいろいろの樹脂の組み合わせが可能で
ある。また、同一の樹脂を用いても、射出圧力,射出温
度,射出速度等の成形条件を変えることにより互いの成
形収縮率を変えるようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明のスイッチ操作盤によれば、操作
盤本体と操作キーとの間に形成されるクリアランスを極
めて小さくすることができるので、操作盤本体内にゴミ
等が入って操作キーの操作やスイッチの作動に支障を来
したりする不具合の発生を防ぐことができる。
盤本体と操作キーとの間に形成されるクリアランスを極
めて小さくすることができるので、操作盤本体内にゴミ
等が入って操作キーの操作やスイッチの作動に支障を来
したりする不具合の発生を防ぐことができる。
【0027】また、本発明のスイッチ操作盤の成形方法
によれば、操作盤本体と操作キーとを積層多色射出成形
により一体成形するように構成されているので、操作盤
本体の成形と操作キーの成形とを別個に行う必要がなく
一挙に製品化することができるとともに、操作キー表面
への文字等の印刷も一度に行うことができ、製作費を著
しく低減させて、製品を安価に提供することができる。
また、従来のように操作盤本体に対して操作キーを組付
ける作業が不要であるので、スイッチ操作盤全体の大き
さをコンパクトに形成することが可能となり、特に携帯
用パソコン等のようにコンパクト化が要求される製品に
適用して好適である。
によれば、操作盤本体と操作キーとを積層多色射出成形
により一体成形するように構成されているので、操作盤
本体の成形と操作キーの成形とを別個に行う必要がなく
一挙に製品化することができるとともに、操作キー表面
への文字等の印刷も一度に行うことができ、製作費を著
しく低減させて、製品を安価に提供することができる。
また、従来のように操作盤本体に対して操作キーを組付
ける作業が不要であるので、スイッチ操作盤全体の大き
さをコンパクトに形成することが可能となり、特に携帯
用パソコン等のようにコンパクト化が要求される製品に
適用して好適である。
【図1】本発明の一実施例によるスイッチ操作盤の部分
斜視図
斜視図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】本発明の一実施例における一次成形の射出成形
金型の縦断面図
金型の縦断面図
【図4】本発明の一実施例における二次成形の射出成形
金型の縦断面図
金型の縦断面図
【図5】本発明の一実施例における成形品取り出し手順
説明図
説明図
1 キーボード(スイッチ操作盤) 2 キーボード本体(操作盤本体) 3 操作キー 4,12 射出成形金型 5 コアプレート 6 一次側キャビティプレート 13 二次側キャビティプレート
Claims (2)
- 【請求項1】 操作盤本体と、この操作盤本体に設けら
れる通孔に挿通されてその操作盤本体に対して可動に支
持される操作キーとを備えるスイッチ操作盤であって、
前記操作キーが前記操作盤本体よりも成形収縮率の大き
な樹脂を用いてその操作盤本体に積層形成されているこ
とを特徴とするスイッチ操作盤。 - 【請求項2】 操作盤本体と、この操作盤本体に設けら
れる通孔に挿通されてその操作盤本体に対して可動に支
持される操作キーとを備えるスイッチ操作盤の成形方法
であって、二色射出成形機を用い、一次成形にて前記操
作盤本体を比較的成形収縮率の小さな樹脂により形成
し、その後、二次成形にて前記操作キーを前記操作盤本
体を構成する樹脂よりも成形収縮率の大きな樹脂により
その操作盤本体に積層形成することを特徴とするスイッ
チ操作盤の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5198407A JPH0752273A (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | スイッチ操作盤およびその成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5198407A JPH0752273A (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | スイッチ操作盤およびその成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0752273A true JPH0752273A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16390617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5198407A Withdrawn JPH0752273A (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | スイッチ操作盤およびその成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752273A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2750359A1 (fr) * | 1996-06-28 | 1998-01-02 | Plastiques C E P Comp D Et | Procede pour la realisation de pieces du type boites, coffrets, couvercles et analogues en matiere plastique |
JP2013120745A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-17 | Alps Electric Co Ltd | 多方向入力装置 |
CN113192784A (zh) * | 2021-05-20 | 2021-07-30 | 曾艳 | 一种多色彩键帽及键帽制作方法 |
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1993
- 1993-08-10 JP JP5198407A patent/JPH0752273A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR2750359A1 (fr) * | 1996-06-28 | 1998-01-02 | Plastiques C E P Comp D Et | Procede pour la realisation de pieces du type boites, coffrets, couvercles et analogues en matiere plastique |
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