JPH0748093B2 - 面光源素子 - Google Patents
面光源素子Info
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- JPH0748093B2 JPH0748093B2 JP63203906A JP20390688A JPH0748093B2 JP H0748093 B2 JPH0748093 B2 JP H0748093B2 JP 63203906 A JP63203906 A JP 63203906A JP 20390688 A JP20390688 A JP 20390688A JP H0748093 B2 JPH0748093 B2 JP H0748093B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は面光源装置に用いる面光源素子に関する。本発
明は特に、液晶表示装置の背面照明手段として好適に使
用されるものである。
明は特に、液晶表示装置の背面照明手段として好適に使
用されるものである。
[従来の技術] 従来、液晶表示装置等の背面照明手段としては、光源に
線状ランプを用いランプを回転放物線型リフレクターの
焦点に置きランプ上部に乳半状の拡散板を置いた形状が
一般的であり、リフレクターの形状を最適化する工夫及
び拡散板の拡散率を調整する工夫等が行なわれている。
線状ランプを用いランプを回転放物線型リフレクターの
焦点に置きランプ上部に乳半状の拡散板を置いた形状が
一般的であり、リフレクターの形状を最適化する工夫及
び拡散板の拡散率を調整する工夫等が行なわれている。
また、特殊な形状として、線状ランプと導光体を組合わ
せ、導光体形状を点光源近似によってシュミレートし、
ある方向に出射光を集光するように近似曲線状に加工し
たものや、光の進行方向に沿って導光体の厚みを変えた
ものや、光源からの距離によってプリズム角を変えたレ
ンチキュラーを使ったもの、及びこれらの幾つかを組合
わせたものがある。点光源近似をすれば、殆んどの場
合、光路をシュミレート出来、且つそれに応じた導光層
の形状を光進行方向の距離に応じて変えていくことは可
能であり、この様な提案も多数なされている。
せ、導光体形状を点光源近似によってシュミレートし、
ある方向に出射光を集光するように近似曲線状に加工し
たものや、光の進行方向に沿って導光体の厚みを変えた
ものや、光源からの距離によってプリズム角を変えたレ
ンチキュラーを使ったもの、及びこれらの幾つかを組合
わせたものがある。点光源近似をすれば、殆んどの場
合、光路をシュミレート出来、且つそれに応じた導光層
の形状を光進行方向の距離に応じて変えていくことは可
能であり、この様な提案も多数なされている。
特に最近は表示装置を薄型化し、かつ軽量化する要求が
強く、このため面光源素子もできるだけ薄く、かつ重量
の小さいものが望まれている。また、表示面の大きさも
大型化される傾向にあり、同時に輝度の向上と明るさの
均一性も求められている。
強く、このため面光源素子もできるだけ薄く、かつ重量
の小さいものが望まれている。また、表示面の大きさも
大型化される傾向にあり、同時に輝度の向上と明るさの
均一性も求められている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、面光源素子としては、前記したように多
くの要求性能を満足する製品が求められているものの、
いまだ開発途上にあり、薄型、軽量、高輝度及び均一性
を満足するものは得られていないのが現状である。
くの要求性能を満足する製品が求められているものの、
いまだ開発途上にあり、薄型、軽量、高輝度及び均一性
を満足するものは得られていないのが現状である。
[問題点を解決するための手段] 本発明の目的は、前記従来技術の問題点に鑑み、液晶表
示装置に使用するような背面照明手段として、薄型(ラ
ンプの径と同程度)で、光源のワット数を増加すること
なく、光の輝度を向上でき、均一な明るさを有する面光
源素子を提供することにある。
示装置に使用するような背面照明手段として、薄型(ラ
ンプの径と同程度)で、光源のワット数を増加すること
なく、光の輝度を向上でき、均一な明るさを有する面光
源素子を提供することにある。
以上の様な目的は、 少なくとも一つの側面を入射面とし、これと直交する面
を光出射面とし、かつ該光出射面の反対面に反射層を備
えた導光体と、該導光体からの光を無指向に拡散させる
拡散板と、を含んでなる面光源素子において、 前記導光体の光出射面には所定方向に光を出射させる多
数のレンズ単位が配列されており、該レンズ単位はそれ
ぞれ上記入射面に沿って延在しており、かつ前記導光体
と前記拡散板との間には出射光調整部材が配されてお
り、該出射光調整部材は前記入射面から遠ざかるに従い
次第に面積割合が少なくなる光反射パターンを備えてい
ることを特徴とする面光源素子、 により達成される。
を光出射面とし、かつ該光出射面の反対面に反射層を備
えた導光体と、該導光体からの光を無指向に拡散させる
拡散板と、を含んでなる面光源素子において、 前記導光体の光出射面には所定方向に光を出射させる多
数のレンズ単位が配列されており、該レンズ単位はそれ
ぞれ上記入射面に沿って延在しており、かつ前記導光体
と前記拡散板との間には出射光調整部材が配されてお
り、該出射光調整部材は前記入射面から遠ざかるに従い
次第に面積割合が少なくなる光反射パターンを備えてい
ることを特徴とする面光源素子、 により達成される。
上記のような本発明に係る面光源素子では、前記導光体
の入射面から入射した光は、前記レンズ単位により方向
性を有した状態で導光体を出射し、前記反射層、出射光
調整部材及び拡散板の作用により面全体に輝度の均一性
を確保しつつ、面の輝度を高めることができる。
の入射面から入射した光は、前記レンズ単位により方向
性を有した状態で導光体を出射し、前記反射層、出射光
調整部材及び拡散板の作用により面全体に輝度の均一性
を確保しつつ、面の輝度を高めることができる。
以下、本発明に係る面光源素子について、図面に基づき
詳細に説明する。
詳細に説明する。
まず、最初に本発明に係る面光源素子の基本的な考え方
について、説明する。
について、説明する。
導光体の空気に対する光の屈折率nは概ねn=1.5〜1.6
近辺であり、第7図(a)に示すように、導光体10の入
射端面11と出射平面12が直交している様な形状(エッジ
ライティング)では臨界反射角が45°前後で原理的に出
射平面12には光が出射しない。なお、第7図(a)にお
いて、14は蛍光灯等の光源、15はそのリフレクター、13
は導光体10の出射平面12と反射側に形成された反射面で
ある。
近辺であり、第7図(a)に示すように、導光体10の入
射端面11と出射平面12が直交している様な形状(エッジ
ライティング)では臨界反射角が45°前後で原理的に出
射平面12には光が出射しない。なお、第7図(a)にお
いて、14は蛍光灯等の光源、15はそのリフレクター、13
は導光体10の出射平面12と反射側に形成された反射面で
ある。
そのため、一般には第7図(b)に示すように、一般的
には出射平面12を拡散加工した平面12aとしたり、出射
対向面の反射面13を散乱反射面13aとされる。
には出射平面12を拡散加工した平面12aとしたり、出射
対向面の反射面13を散乱反射面13aとされる。
ここで、出射平面に光の進行方向と直角の線状の同一形
状の線状の凸レンズ16の集合体を形成させ、その反対面
には反射面13を形成させ、その一端に蛍光灯のような線
状光源14を線状の凸レンズ集合体の線に平行に配設した
構成を考える。第8図(a)はその構成の斜視図、第8
図(b)はそのA−A′断面図である。
状の線状の凸レンズ16の集合体を形成させ、その反対面
には反射面13を形成させ、その一端に蛍光灯のような線
状光源14を線状の凸レンズ集合体の線に平行に配設した
構成を考える。第8図(a)はその構成の斜視図、第8
図(b)はそのA−A′断面図である。
この様な幾何学的位置関係では、光の出射方向は、レン
ズの線条の直角方向に法線に対して40°〜60°方向にな
り、法線方向には殆んど出射しない(第8図(b)参
照)。
ズの線条の直角方向に法線に対して40°〜60°方向にな
り、法線方向には殆んど出射しない(第8図(b)参
照)。
第9図(a),(b)は第8図(b)に示した出射光輝
度の角度分布を示した図である。すなわち、各角度の出
射光の内、最も大きい角度の出射光を100%としたとき
の各角度の出射光の割合いを示した図である。
度の角度分布を示した図である。すなわち、各角度の出
射光の内、最も大きい角度の出射光を100%としたとき
の各角度の出射光の割合いを示した図である。
第10図(a),(b)はそれぞれその測定方法を示す図
であり、第10図(a)は測定位置を示す面光源素子の正
面図であり、第10図(b)はそのA−A′断面図であ
る。第10図(b)において、40は輝度計である。
であり、第10図(a)は測定位置を示す面光源素子の正
面図であり、第10図(b)はそのA−A′断面図であ
る。第10図(b)において、40は輝度計である。
第9図(a)は第10図において、中心線における出射
光輝度の角度分布を示し、第9図(b)はランプより10
mmの位置での出射光輝度の角度分布を示している。こ
れらグラフからも法線方向の出射光は殆どないことがわ
かる。
光輝度の角度分布を示し、第9図(b)はランプより10
mmの位置での出射光輝度の角度分布を示している。こ
れらグラフからも法線方向の出射光は殆どないことがわ
かる。
本発明はこの様に特定方向に出射光が集中し、出射光分
布ができるだけ小さく且つ出射光量の多いレンズ集合体
16を巧みに利用し、法線の両側に出射した出射光20,21
(第8図(b)参照)を後述する出射光調整部材の反射
作用と拡散板による拡散作用とにより前記目的を達成す
るものである。
布ができるだけ小さく且つ出射光量の多いレンズ集合体
16を巧みに利用し、法線の両側に出射した出射光20,21
(第8図(b)参照)を後述する出射光調整部材の反射
作用と拡散板による拡散作用とにより前記目的を達成す
るものである。
なお、導光体のレンズ16の形状は特定方向に出射光が集
中し、出射光分布ができるだけ小さく且つ出射光量の多
いレンズ形状なら良く、特に限定されるものではない。
中し、出射光分布ができるだけ小さく且つ出射光量の多
いレンズ形状なら良く、特に限定されるものではない。
また、本発明の出射光調整部材としては、面積が光源か
らの距離に反比例する反射パターンを備えた透光性シー
トが好ましく、例えば、実願昭61−171001号に開示した
ものを用いることができる。
らの距離に反比例する反射パターンを備えた透光性シー
トが好ましく、例えば、実願昭61−171001号に開示した
ものを用いることができる。
[実施例] 以下、本発明に係る面光源素子について、その具体的な
構成について、図面に基づき詳細に説明する。
構成について、図面に基づき詳細に説明する。
第1図は本発明に係る面光源素子の一実施例を示す一部
切欠斜視図である。第2図はそのI−I線の部分的な断
面図であり、光源14付近の断面図を示した図である。
切欠斜視図である。第2図はそのI−I線の部分的な断
面図であり、光源14付近の断面図を示した図である。
第1図及び第2図において、14は蛍光灯等の光源、15は
そのリフレクター、13は導光体の出射面と反対側に形成
された反射面、16は前記したようなレンズ単位、50は該
レンズ単位16を有する導光体、51は出射光調整部材、52
は光拡散板である。なお、レンズ単位16は光源(ラン
プ)14に平行な方向に延びる凸条の線形状をなしてい
る。
そのリフレクター、13は導光体の出射面と反対側に形成
された反射面、16は前記したようなレンズ単位、50は該
レンズ単位16を有する導光体、51は出射光調整部材、52
は光拡散板である。なお、レンズ単位16は光源(ラン
プ)14に平行な方向に延びる凸条の線形状をなしてい
る。
光源14は導光体の少なくとも一つの側端11に設置され、
その側端11を光の入射面とし、これと直交する面に前記
レンズ単位16を配した面を光出射面とする。また、導光
体50は該出射面に反対面に反射層13を備えており、該出
射面に直接入射した光のみならず、反射層13によって反
射された光をも該出射面方向に出射させる。図において
示した光線60,61はその一例を示したものであり、それ
ぞれ拡散板の面とi1,i2の角度で出射している。
その側端11を光の入射面とし、これと直交する面に前記
レンズ単位16を配した面を光出射面とする。また、導光
体50は該出射面に反対面に反射層13を備えており、該出
射面に直接入射した光のみならず、反射層13によって反
射された光をも該出射面方向に出射させる。図において
示した光線60,61はその一例を示したものであり、それ
ぞれ拡散板の面とi1,i2の角度で出射している。
出射光調整部材51は、後述するような反射層のパターン
を有しており、光源に近い部分の光は多く反射され、中
央部は殆ど透過する。すなわち、各レンズ単位16から出
射した光は、その位置に応じて出射光調整部材51により
反射或は透過し、光源15の近くの光量と中央部の光量が
均一化される。この作用は前記レンズ単ににより光が方
向性を有した状態で出射することにより、出射光調整部
材に設けられた反射層パターンと前記導光体の反射層13
間或は導光体50の表面反射等が繰返され、その効果が高
まる。
を有しており、光源に近い部分の光は多く反射され、中
央部は殆ど透過する。すなわち、各レンズ単位16から出
射した光は、その位置に応じて出射光調整部材51により
反射或は透過し、光源15の近くの光量と中央部の光量が
均一化される。この作用は前記レンズ単ににより光が方
向性を有した状態で出射することにより、出射光調整部
材に設けられた反射層パターンと前記導光体の反射層13
間或は導光体50の表面反射等が繰返され、その効果が高
まる。
なお、拡散板52は通常光を拡散するために用いられる無
指向性のものが使用される。
指向性のものが使用される。
本実施例においては、導光体50の上に出射光調整部材5
1、拡散板52の順により構成されるが、この導光体50上
への出射光調整部材51及び拡散板52の配置は、単に載置
するのみで行なわれ、導光体50、出射光調整部材51、光
拡散板52のそれぞれの間には、極く薄い空気層が形成さ
れている。
1、拡散板52の順により構成されるが、この導光体50上
への出射光調整部材51及び拡散板52の配置は、単に載置
するのみで行なわれ、導光体50、出射光調整部材51、光
拡散板52のそれぞれの間には、極く薄い空気層が形成さ
れている。
第3図は出射光調整部材51の一構成例を示す平面図であ
る。
る。
出射光調整部材51はフイルムまたはシートの形態を有し
ており、光源からの距離に応じて反射程度が部分的に異
なる。該部材51は透明体51aに部分的に反射層51bを付す
ことにより形成することができる。即ち、光源配置側の
端縁から中央部へと次第に反射層51bの面積割合が小さ
くなるように透明体51a、例えば、ポリエチレンテレフ
タレートフイルム上に散点状に反射層、例えばアルミニ
ウム層を形成すればよい。第4図に第3図におけるX−
Xに沿っての平均反射率Rのグラフを示す。第3図に示
されるとうり光源配置側の端縁部においては、1つ1つ
の反射層の大きさが大きく透明部51aの面積が比較的小
さいので、第4図に示されるようにこの部分での平均反
射率rは比較的高い。これに対し、第3図に示されるよ
うに光源配置側の端縁部から中央部へと次第に反射層51
bの大きさが小さくなり透明部51aの面積が次第に大きく
なるので、第4図に示されるとうり、光源配置側の端縁
部から中央部へと次第に平均反射率が低くなり、光源側
端縁部からx以内の距離の領域を除く中央部の領域にお
いては、反射層51bが存在しないので、平均反射率は透
明体51a自体の有する反射率のみになる。
ており、光源からの距離に応じて反射程度が部分的に異
なる。該部材51は透明体51aに部分的に反射層51bを付す
ことにより形成することができる。即ち、光源配置側の
端縁から中央部へと次第に反射層51bの面積割合が小さ
くなるように透明体51a、例えば、ポリエチレンテレフ
タレートフイルム上に散点状に反射層、例えばアルミニ
ウム層を形成すればよい。第4図に第3図におけるX−
Xに沿っての平均反射率Rのグラフを示す。第3図に示
されるとうり光源配置側の端縁部においては、1つ1つ
の反射層の大きさが大きく透明部51aの面積が比較的小
さいので、第4図に示されるようにこの部分での平均反
射率rは比較的高い。これに対し、第3図に示されるよ
うに光源配置側の端縁部から中央部へと次第に反射層51
bの大きさが小さくなり透明部51aの面積が次第に大きく
なるので、第4図に示されるとうり、光源配置側の端縁
部から中央部へと次第に平均反射率が低くなり、光源側
端縁部からx以内の距離の領域を除く中央部の領域にお
いては、反射層51bが存在しないので、平均反射率は透
明体51a自体の有する反射率のみになる。
本発明の素子を構成する材料としては、小型軽量の目的
から光の導光体として可視光透過率の最も大きいアクリ
ル樹脂が好適であるが、これに限定する必要はない。
から光の導光体として可視光透過率の最も大きいアクリ
ル樹脂が好適であるが、これに限定する必要はない。
また、光源14としては、小型の蛍光灯を用いるが、連続
した形状の線状光源(例えば、フィラメントランプ)で
あってもかまわない。
した形状の線状光源(例えば、フィラメントランプ)で
あってもかまわない。
次に12インチ相当の大きさの液晶表示装置用の背面光源
を想定し、パネルサイズを横225mm×縦164mmとし、導光
体は厚さ5mmの透明アクリル樹脂を用いた具体的な実施
例を以下説明する。なお、下記実施例はその一例にすぎ
ず、本発明はサイズ、厚み、材質共にこれに限定される
ものではないことは明らかである。
を想定し、パネルサイズを横225mm×縦164mmとし、導光
体は厚さ5mmの透明アクリル樹脂を用いた具体的な実施
例を以下説明する。なお、下記実施例はその一例にすぎ
ず、本発明はサイズ、厚み、材質共にこれに限定される
ものではないことは明らかである。
[詳細な実施例1] (導光体の作製) ピッチ0.38mm,レンズ曲面の高さ0.051mm(第11図参照)
のスムース曲面のマルチ線状レンズの金型を用い、厚さ
5mmのアクリル樹脂板に熱プレスによりパターンを転写
し、導光体を作成した。
のスムース曲面のマルチ線状レンズの金型を用い、厚さ
5mmのアクリル樹脂板に熱プレスによりパターンを転写
し、導光体を作成した。
(出射光調整部材の作製) 厚さ100μのポリエチレンテレフタレートフィルム上に
アルミニウム薄膜、感光体層、接着材層及びカバーフイ
ルムを積層してなる金属画像形成ネガ−ポジ型感光材料
(きもと社製「K.D.P」)を用い、マスクパターンを用
いて「K.D.P」の処方に従い露光及び現像を行なって、
第3図に示される用なパターンのスポット状の反射層51
bを有する出射光調整部材51を得た。この出射光調整部
材51の反射層51bのパターンにおいてはスポット状反射
層部分は縦方向及び横方向にそれぞれ30個/インチのピ
ットで配列され、且つ第4図における反射率rが40%と
され、更にxが40mmとした。
アルミニウム薄膜、感光体層、接着材層及びカバーフイ
ルムを積層してなる金属画像形成ネガ−ポジ型感光材料
(きもと社製「K.D.P」)を用い、マスクパターンを用
いて「K.D.P」の処方に従い露光及び現像を行なって、
第3図に示される用なパターンのスポット状の反射層51
bを有する出射光調整部材51を得た。この出射光調整部
材51の反射層51bのパターンにおいてはスポット状反射
層部分は縦方向及び横方向にそれぞれ30個/インチのピ
ットで配列され、且つ第4図における反射率rが40%と
され、更にxが40mmとした。
(光拡散板の作製) 乳白色光拡散板(三菱レイヨン社製、アクリライト♯43
2、2mm厚)を横225mm×縦164mmの大きさに切断し、光拡
散板を得た。
2、2mm厚)を横225mm×縦164mmの大きさに切断し、光拡
散板を得た。
(面光源素子の作製) 次に、先に得られた導光体の横225mmの2辺を常法によ
り研磨し、縦164mmの2辺は粘着剤つきアルミニウム蒸
着膜付きポリエステルフィルムを貼りつけ、転写したレ
ンズ面の対面には銀蒸着膜付きポリエステルフィルムを
配設した。その導光体の表面上に、前記の出射光調整部
材を形状に対応させて載置し、更に該出射光調整部材上
に上記光拡散板を載置した。そして、それぞれ対応する
導光体、出射光調整部材、及び光拡散板の対向する2つ
の端面に両面粘着テープを付することにより3つの部材
で構成される接合体を作成した。
り研磨し、縦164mmの2辺は粘着剤つきアルミニウム蒸
着膜付きポリエステルフィルムを貼りつけ、転写したレ
ンズ面の対面には銀蒸着膜付きポリエステルフィルムを
配設した。その導光体の表面上に、前記の出射光調整部
材を形状に対応させて載置し、更に該出射光調整部材上
に上記光拡散板を載置した。そして、それぞれ対応する
導光体、出射光調整部材、及び光拡散板の対向する2つ
の端面に両面粘着テープを付することにより3つの部材
で構成される接合体を作成した。
このようにして得られた接合体の横225mmの2辺に沿っ
て、ランプ((株)エレバム製FL−8D、直径15.5mm)を
アルミニウム箔をリフレクターとして巻きつけたもの
(本実施構成例1)、と(スタンレー電気社製CB7−300
S、直径7.0mm)をアルミニウム箔をリフレクターとして
巻きつけたもの(本実施構成例2)を作製して、点灯で
きるようにし、本発明に係る面光源素子を得た。
て、ランプ((株)エレバム製FL−8D、直径15.5mm)を
アルミニウム箔をリフレクターとして巻きつけたもの
(本実施構成例1)、と(スタンレー電気社製CB7−300
S、直径7.0mm)をアルミニウム箔をリフレクターとして
巻きつけたもの(本実施構成例2)を作製して、点灯で
きるようにし、本発明に係る面光源素子を得た。
また、導光体の厚さによる比較を行なうために、光源、
出射光調整部材及び光拡散板の構成は実施構成例1と同
様のものを使用し、導光体の厚さ8mmと変更したものを
製造(本実施構成例3)した。
出射光調整部材及び光拡散板の構成は実施構成例1と同
様のものを使用し、導光体の厚さ8mmと変更したものを
製造(本実施構成例3)した。
(比較構成例1,2,3の作製) 比較のため、レンズ単位を作成していない導光体を使用
した他は同様の構成で従来の面光源素子を作成した。な
お、この比較例に用いた導光体は次のように製作した。
アクリル系樹脂ペレット(三菱レイヨン社製ハイペット
HBS[登録商標])にルチル型酸化チタンを重量で1.5%
ドライブレンドし、通常の押出機で75μ厚のフィルムを
形成した。該フィルムを無機ガラス平板上に空気泡の入
らぬように延展し、メチルメタクリレートで仮止めした
後、通常の方法でスペーサーを介してガラス板でセルを
形成し、このクリアランス中にメチルメタクリレート半
重合シラップを注入し、通常の方法の通り、重合固化し
て、拡散層を一体的に有する5mm及び8mm厚の樹脂を製作
した。この場合も前記実施例に対応させるため、光源と
して、(松下電器社製FL−8D)をアルミニウム箔をリフ
レクターとして巻きつけたもの(比較構成例1)、と
(スタンレー電気社製CB7−300S)をアルミニウム箔を
リフレクターとして巻きつけたもの(比較構成例2)を
作製した。また、前記実施構成例3に対応するものと
し、導光体の厚さ8mmの比較構成例3を作製した。
した他は同様の構成で従来の面光源素子を作成した。な
お、この比較例に用いた導光体は次のように製作した。
アクリル系樹脂ペレット(三菱レイヨン社製ハイペット
HBS[登録商標])にルチル型酸化チタンを重量で1.5%
ドライブレンドし、通常の押出機で75μ厚のフィルムを
形成した。該フィルムを無機ガラス平板上に空気泡の入
らぬように延展し、メチルメタクリレートで仮止めした
後、通常の方法でスペーサーを介してガラス板でセルを
形成し、このクリアランス中にメチルメタクリレート半
重合シラップを注入し、通常の方法の通り、重合固化し
て、拡散層を一体的に有する5mm及び8mm厚の樹脂を製作
した。この場合も前記実施例に対応させるため、光源と
して、(松下電器社製FL−8D)をアルミニウム箔をリフ
レクターとして巻きつけたもの(比較構成例1)、と
(スタンレー電気社製CB7−300S)をアルミニウム箔を
リフレクターとして巻きつけたもの(比較構成例2)を
作製した。また、前記実施構成例3に対応するものと
し、導光体の厚さ8mmの比較構成例3を作製した。
(出射光分布及び輝度の測定) 実施構成例1及び比較構成例1のパネル中央部(第10図
(a)の参照)について輝度計((株))ミノルタ製
輝度計nt−1)で法線に対して角度を変えて測定し、出
射光分布を求めた(第10図(b)参照)。その測定結果
を第5図に示す。また、比較構成例1の出射光分布を第
6図に示す。
(a)の参照)について輝度計((株))ミノルタ製
輝度計nt−1)で法線に対して角度を変えて測定し、出
射光分布を求めた(第10図(b)参照)。その測定結果
を第5図に示す。また、比較構成例1の出射光分布を第
6図に示す。
また、それぞれの実施例、比較例のピーク輝度値の測定
結果は以下の第1表のとうりであった。
結果は以下の第1表のとうりであった。
{5}比較評価 第5図と第6図を比較してみればわかるように、比較構
成例1が全方向に均一に光が出射する特性を有している
のに対し、本発明の面光源素子は−50°〜0°〜50°程
度の方向に比較的集中した光を得ることができ、また、
中心点のピーク輝度値が導光体の厚さ及びランプ径に関
係なく、従来の比較例に比べて約1.5倍であり高輝度の
面光源を得ることができる利点がある。
成例1が全方向に均一に光が出射する特性を有している
のに対し、本発明の面光源素子は−50°〜0°〜50°程
度の方向に比較的集中した光を得ることができ、また、
中心点のピーク輝度値が導光体の厚さ及びランプ径に関
係なく、従来の比較例に比べて約1.5倍であり高輝度の
面光源を得ることができる利点がある。
[詳細な実施例2] (導光体の作製) 前述したように、導光体のレンズ16の形状は特定方向に
出射光が集中し、出射光分布ができるだけ小さく且つ出
射光量の多いレンズ形状なら良く、特に限定されるもの
ではない。そのようなレンズ形状の例として、上記詳細
な実施例1の凸状シリンドリカルレンチキュラーレンズ
の導光体も含めて、以下のような導光体を作成した。
出射光が集中し、出射光分布ができるだけ小さく且つ出
射光量の多いレンズ形状なら良く、特に限定されるもの
ではない。そのようなレンズ形状の例として、上記詳細
な実施例1の凸状シリンドリカルレンチキュラーレンズ
の導光体も含めて、以下のような導光体を作成した。
(1)第11図に示す凸状シリンドリカルレンチキュラー
レンズと略同形のもの ピッチP=0.38mm、 高さH=0.05mm、 導光体の厚さt=6mm、で構成されるもの。
レンズと略同形のもの ピッチP=0.38mm、 高さH=0.05mm、 導光体の厚さt=6mm、で構成されるもの。
(2)三角柱状レンチキュラーレンズ 第12図に示すような形状であって、 ピッチP=0.5mm、 頭頂角θ=25°、 導光体の厚さt=6mm、で構成されるもの。
(3)凹状レンチキュラーレンズ 第13図に示すような形状であって、 シリンドリカル状の凹ピッチP=0.5mm、 深さD=0.06mm、 導光体の厚さt=6mm、で構成されるもの。
(4)多角錐状レンチキュラーレンズ 第14図に示すような形状であって、 ピッチP1=0.10mm,θ1=30°、 ピッチP2=0.15mm,θ2=10°、 ピッチP3=0.15mm,θ3=5°、 高さH=0.097mm、 全体のピッチ=0.8mm、 導光体の厚さt=6mm、で構成されるもの。
(5)異方性レンチキュラーレンズ 異方性レンチキュラーレンズA 第15図(a)に示すような形状であって、 ピッチP=0.41mm、 高さH1=0.051mm、 導光体の厚さt=6mm、で構成されるもの。
異方性レンチキュラーレンズB 第15図(b)に示すような形状であって、 ピッチP=0.41mm、 高さH2=0.102mm、 導光体の厚さt=6mm、で構成されるもの。
これらの導光体は、それぞれ所定の形状をした金型を用
い、厚さ6mmのアクリル樹脂板に熱プレスによりパター
ンを転写して作成した。
い、厚さ6mmのアクリル樹脂板に熱プレスによりパター
ンを転写して作成した。
(導光体の出射特性) 第10図(b)で述べた方法と同様の方法により、各導光
体の出射光輝度の角度分布を求めた。この場合の構成を
表面型と称する。なお、出射光輝度の角度分布を調べる
にあたっては、導光体50のレンズ16が反射面13側に向い
ており、レンズ16からの光を反射面13で反射したあと、
出射面30から出射させる構成(以下、裏面型と称する)
をも採用できるか確かめるために、上記導光体(1)〜
(5)のレンズ面を鏡に向け、その出射光輝度の角度分
布を測定した。その測定の様子を三角柱状レンチキュラ
ーレンズの場合を例に取り、第16図に示す。
体の出射光輝度の角度分布を求めた。この場合の構成を
表面型と称する。なお、出射光輝度の角度分布を調べる
にあたっては、導光体50のレンズ16が反射面13側に向い
ており、レンズ16からの光を反射面13で反射したあと、
出射面30から出射させる構成(以下、裏面型と称する)
をも採用できるか確かめるために、上記導光体(1)〜
(5)のレンズ面を鏡に向け、その出射光輝度の角度分
布を測定した。その測定の様子を三角柱状レンチキュラ
ーレンズの場合を例に取り、第16図に示す。
出射光輝度の角度分布測定結果 第11図に示すシリンドリカル凸状レンチキュラーレ
ンズと同形のものの裏面型の出射光輝度の角度分布を第
17図(b)に示す。対比例として表面型の輝度分布を第
17図(a)に示す。ピーク輝度は裏面型の場合が法線か
ら約70°方向、表面型の場合が法線から70〜80°方向で
あった。
ンズと同形のものの裏面型の出射光輝度の角度分布を第
17図(b)に示す。対比例として表面型の輝度分布を第
17図(a)に示す。ピーク輝度は裏面型の場合が法線か
ら約70°方向、表面型の場合が法線から70〜80°方向で
あった。
三角柱状レンチキュラーレンズの導光体の表面型の
出射光輝度の角度分布を第18図(a)に示す。又、裏面
型の輝度分布を第18図(b)に示す。ピーク輝度は表面
型の場合が法線から70〜80゜方向、裏面型の場合が法線
から30〜35°方向であった。
出射光輝度の角度分布を第18図(a)に示す。又、裏面
型の輝度分布を第18図(b)に示す。ピーク輝度は表面
型の場合が法線から70〜80゜方向、裏面型の場合が法線
から30〜35°方向であった。
シリンドリカル凹状レンチキュラーレンズの導光体
の表面型の出射光輝度の角度分布を第19図(a)に示
す。又、裏面型の輝度分布を第19図(b)に示す。ピー
ク輝度は表面型,裏面型共に法線から75〜80°方向であ
った。
の表面型の出射光輝度の角度分布を第19図(a)に示
す。又、裏面型の輝度分布を第19図(b)に示す。ピー
ク輝度は表面型,裏面型共に法線から75〜80°方向であ
った。
凸多角錐状レンチキュラーレンズの導光体の表面型
の出射光輝度の角度分布を第20図(a)に示す。又、裏
面型の輝度分布を第20図(b)に示す。ピーク輝度は表
面型,裏面型共に法線から75〜80°方向であった。
の出射光輝度の角度分布を第20図(a)に示す。又、裏
面型の輝度分布を第20図(b)に示す。ピーク輝度は表
面型,裏面型共に法線から75〜80°方向であった。
異方性レンチキュラーレンズAの導光体の表の出射
光輝度の角度分布を第21図(a)に示す。又、異方性レ
ンチキュラーレンズBの輝度分布を第21図(b)に示
す。ピーク輝度はAの場合が法線から約60°方向、Bの
場合が法線から約50°方向であった。
光輝度の角度分布を第21図(a)に示す。又、異方性レ
ンチキュラーレンズBの輝度分布を第21図(b)に示
す。ピーク輝度はAの場合が法線から約60°方向、Bの
場合が法線から約50°方向であった。
(面光源素子の作製) 上記のようにして得られた夫々の導光体の横225mmの2
辺を常法により研磨し、縦164mmの2辺は粘着剤つきア
ルミニウム蒸着膜付きポリエステルフィルムを貼りつ
け、転写したレンズ面の対面には銀蒸着膜付きポリエス
テルフィルムを配設した。その導光体の表面上に、前記
の出射光調整部材(詳細な実施例1で用いたものと同
じ)を形状に対応させて載置し、更に該出射光調整部材
上に前記光拡散板(詳細な実施例1で用いたものと同
じ)を載置し、出射面30側に導光体のレンズ面16がある
構成とした。そして、それぞれ対応する導光体、出射光
調整部材、及び光拡散板の対向する2つの端面に両面粘
着テープを付することにより3つの部材で構成される接
合体を作成した。このようにして得られた接合体の横22
5mmの2辺に沿って、ランプ((株)松下電器製FL−8
D、直径15.5mm)をアルミニウム箔をリフレクターとし
て巻きつけ、出射面30側に導光体のレンズ面16がある面
光源素子(表面型)を作製した。
辺を常法により研磨し、縦164mmの2辺は粘着剤つきア
ルミニウム蒸着膜付きポリエステルフィルムを貼りつ
け、転写したレンズ面の対面には銀蒸着膜付きポリエス
テルフィルムを配設した。その導光体の表面上に、前記
の出射光調整部材(詳細な実施例1で用いたものと同
じ)を形状に対応させて載置し、更に該出射光調整部材
上に前記光拡散板(詳細な実施例1で用いたものと同
じ)を載置し、出射面30側に導光体のレンズ面16がある
構成とした。そして、それぞれ対応する導光体、出射光
調整部材、及び光拡散板の対向する2つの端面に両面粘
着テープを付することにより3つの部材で構成される接
合体を作成した。このようにして得られた接合体の横22
5mmの2辺に沿って、ランプ((株)松下電器製FL−8
D、直径15.5mm)をアルミニウム箔をリフレクターとし
て巻きつけ、出射面30側に導光体のレンズ面16がある面
光源素子(表面型)を作製した。
これに対し、夫々の導光体についてレンズ面側に銀蒸着
膜付きポリエステルフィルムを配設し、レンズ面の対面
上に、前記の出射光調整部材(詳細な実施例1で用いた
ものと同じ)を形状に対応させて載置し、更に該出射光
調整部材上に前記光拡散板(詳細な実施例1で用いたも
のと同じ)を載置し、レンズ面16が出射面30とは反対側
にある構成の接合体を作成した。以下、上記と同様にし
てレンズ面16が出射面30とは反対側にある構成の面光源
素子(裏面型)を作製した。それら面光源素子の一例と
して三角柱状レンチを使用した表面型、裏面型の面光源
素子をそれぞれ第22図(a),(b)に示す。
膜付きポリエステルフィルムを配設し、レンズ面の対面
上に、前記の出射光調整部材(詳細な実施例1で用いた
ものと同じ)を形状に対応させて載置し、更に該出射光
調整部材上に前記光拡散板(詳細な実施例1で用いたも
のと同じ)を載置し、レンズ面16が出射面30とは反対側
にある構成の接合体を作成した。以下、上記と同様にし
てレンズ面16が出射面30とは反対側にある構成の面光源
素子(裏面型)を作製した。それら面光源素子の一例と
して三角柱状レンチを使用した表面型、裏面型の面光源
素子をそれぞれ第22図(a),(b)に示す。
(各面光源素子の輝度の測定) 各面光源素子のパネル(第1図に示すもの)を第23図に
示すように、縦7列(A〜G)×横11列(a〜k)に等
分格子状に分割しランプを点灯し、法線方向の輝度を
(株)ミノルタ輝度計nt−1を用い、格子の中央を約10
mm径の円に測定点がなる様に調節して各格子ごとに77
点、測定した。その結果を示したのが第2表である。な
お、第2表において中央1列平均とは、第23図のf列7
点の平均の輝度を、パネル前面平均とはパネル全体(77
点)の平均光輝度をいう。
示すように、縦7列(A〜G)×横11列(a〜k)に等
分格子状に分割しランプを点灯し、法線方向の輝度を
(株)ミノルタ輝度計nt−1を用い、格子の中央を約10
mm径の円に測定点がなる様に調節して各格子ごとに77
点、測定した。その結果を示したのが第2表である。な
お、第2表において中央1列平均とは、第23図のf列7
点の平均の輝度を、パネル前面平均とはパネル全体(77
点)の平均光輝度をいう。
第2表からわかるように、凸レンチ、三角柱、凹レン
チ、凸多角錐の夫々のレンズ単位を有した導光体を備え
た面光源素子においては、裏面型は表面型に比べて、若
干輝度が落ちるもののこの差は僅少であり、充分実用に
供することができるものである。
チ、凸多角錐の夫々のレンズ単位を有した導光体を備え
た面光源素子においては、裏面型は表面型に比べて、若
干輝度が落ちるもののこの差は僅少であり、充分実用に
供することができるものである。
(各面光源素子の出射光分布) 各面光源素子について、中央部(第23図f列D行の交
点)の出射光分布を前述の導光体の出射光分布の測定に
準じて測定した。測定結果は、最高輝度は各面光源素子
及び表面型,裏面型の区別により変化するが、出射光分
布自体は、詳細な実施例1での本発明の実施例の結果
(第5図)と殆ど変りなく、本発明の面光源素子は−50
°〜0°〜50°程度の方向に比較的集中した光を得るこ
とができた。
点)の出射光分布を前述の導光体の出射光分布の測定に
準じて測定した。測定結果は、最高輝度は各面光源素子
及び表面型,裏面型の区別により変化するが、出射光分
布自体は、詳細な実施例1での本発明の実施例の結果
(第5図)と殆ど変りなく、本発明の面光源素子は−50
°〜0°〜50°程度の方向に比較的集中した光を得るこ
とができた。
[発明の効果] 以上、説明したように、本発明に係る面光源素子によれ
ば、以下の効果を得ることができる。
ば、以下の効果を得ることができる。
各種液晶表示装置等の背面照明として、薄型(ラン
プの径と同程度)で、光源のワット数を増加することな
く輝度が向上され、面全体に良好な輝度均一性を有する
光源装置を提供できる。特に、携帯性、省電力化を重視
する液晶表示装置においては、大きな利点になる。
プの径と同程度)で、光源のワット数を増加することな
く輝度が向上され、面全体に良好な輝度均一性を有する
光源装置を提供できる。特に、携帯性、省電力化を重視
する液晶表示装置においては、大きな利点になる。
本質的に拡散光源である蛍光灯を用いた場合におい
ても、簡単に表面の輝度が高められる。
ても、簡単に表面の輝度が高められる。
第1図は、本発明に係る面光源素子の一実施例を示す一
部切欠斜視図である。 第2図は第1図におけるI−I線の部分的な断面図であ
る。 第3図は出射光調整部材の一構成例を示す平面図であ
る。 第4図は第3図の出射光調整部材の反射率分布を示す図
である。 第5図は本実施構成例1の出射光輝度の角度分布を示す
図である。 第6図は比較構成例1の出射光輝度の角度分布を示す図
である。 第7図(a),(b)はそれぞれ従来の導光体の構成を
示す断面図である。 第8図(a),(b)はそれぞれ本実施例に係る面光源
素子を組込み、拡散板と出射光調整部材を除いた状態を
示す斜視図、断面図である。 第9図(a),(b)それぞれ本実施例に係る導光体の
出射光輝度の角度分布を示す図である。 第10図(a)は本実施例を組込んだ装置の正面図(
は測定点)であり、(b)は(a)図のA−A′断面図
であり、測定方法の概念図である。 第11図は、本発明に係る導光体のレンズ単位の一例を示
す図である。 第12図は導光体のレンズ単位が三角柱状レンチキュラー
レンズである場合を示す図である。 第13図は導光体のレンズ単位がシリンドリカル凹状レン
チキュラーレンズである場合を示す図である。 第14図は導光体のレンズ単位が凸多角錐状レンチキュラ
ーレンズである場合を示す図である。 第15図(a),(b)はそれぞれ導光体のレンズ単位が
異方性レンチキュラーレンズである場合を示す図であ
る。 第16図はレンズ面を鏡に向け、その出射光輝度の角度分
布を測定する様子を示す図である。 第17図(a),(b)はそれぞれシリンドリカル凸状レ
ンチキュラーレンズの表面型、裏面型の出射光分布を示
す図である。 第18図(a),(b)はそれぞれ三角柱状レンチキュラ
ーレンズの表面型、裏面型の出射光分布を示す図であ
る。 第19図(a),(b)はそれぞれシリンドリカル凹状レ
ンチキュラーレンズの表面型、裏面型の出射光分布を示
す図である。 第20図(a),(b)はそれぞれ凸多角錐状レンチキュ
ラーレンズの表面型、裏面型の出射光分布を示す図であ
る。 第21図(a),(b)はそれぞれ異方性レンチキュラー
レンズA,Bの出射光分布を示す図である。 第22図(a),(b)はそれぞれ三角柱状レンチを使用
した表面型、裏面型の面光源素子を示す図である。 第23図は面光源素子の輝度の測定の仕方を示す図であ
る。 16:レンズ単位 13:反射面 14:光源 15:リフレクター 50:導光体 51:出射光調整部材 52:光拡散板 30:光出射面
部切欠斜視図である。 第2図は第1図におけるI−I線の部分的な断面図であ
る。 第3図は出射光調整部材の一構成例を示す平面図であ
る。 第4図は第3図の出射光調整部材の反射率分布を示す図
である。 第5図は本実施構成例1の出射光輝度の角度分布を示す
図である。 第6図は比較構成例1の出射光輝度の角度分布を示す図
である。 第7図(a),(b)はそれぞれ従来の導光体の構成を
示す断面図である。 第8図(a),(b)はそれぞれ本実施例に係る面光源
素子を組込み、拡散板と出射光調整部材を除いた状態を
示す斜視図、断面図である。 第9図(a),(b)それぞれ本実施例に係る導光体の
出射光輝度の角度分布を示す図である。 第10図(a)は本実施例を組込んだ装置の正面図(
は測定点)であり、(b)は(a)図のA−A′断面図
であり、測定方法の概念図である。 第11図は、本発明に係る導光体のレンズ単位の一例を示
す図である。 第12図は導光体のレンズ単位が三角柱状レンチキュラー
レンズである場合を示す図である。 第13図は導光体のレンズ単位がシリンドリカル凹状レン
チキュラーレンズである場合を示す図である。 第14図は導光体のレンズ単位が凸多角錐状レンチキュラ
ーレンズである場合を示す図である。 第15図(a),(b)はそれぞれ導光体のレンズ単位が
異方性レンチキュラーレンズである場合を示す図であ
る。 第16図はレンズ面を鏡に向け、その出射光輝度の角度分
布を測定する様子を示す図である。 第17図(a),(b)はそれぞれシリンドリカル凸状レ
ンチキュラーレンズの表面型、裏面型の出射光分布を示
す図である。 第18図(a),(b)はそれぞれ三角柱状レンチキュラ
ーレンズの表面型、裏面型の出射光分布を示す図であ
る。 第19図(a),(b)はそれぞれシリンドリカル凹状レ
ンチキュラーレンズの表面型、裏面型の出射光分布を示
す図である。 第20図(a),(b)はそれぞれ凸多角錐状レンチキュ
ラーレンズの表面型、裏面型の出射光分布を示す図であ
る。 第21図(a),(b)はそれぞれ異方性レンチキュラー
レンズA,Bの出射光分布を示す図である。 第22図(a),(b)はそれぞれ三角柱状レンチを使用
した表面型、裏面型の面光源素子を示す図である。 第23図は面光源素子の輝度の測定の仕方を示す図であ
る。 16:レンズ単位 13:反射面 14:光源 15:リフレクター 50:導光体 51:出射光調整部材 52:光拡散板 30:光出射面
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも一つの側面を入射面とし、これ
と直交する面を光出射面とし、かつ該光出射面の反対面
に反射層を備えた導光体と、該導光体からの光を無指向
に拡散させる拡散板と、を含んでなる面光源素子におい
て、 前記導光体の光出射面には所定方向に光を出射させる多
数のレンズ単位が配列されており、該レンズ単位はそれ
ぞれ上記入射面に沿って延在しており、かつ前記導光体
と前記拡散板との間には出射光調整部材が配されてお
り、該出射光調整部材は前記入射面から遠ざかるに従い
次第に面積割合が少なくなる光反射パターンを備えてい
ることを特徴とする面光源素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63203906A JPH0748093B2 (ja) | 1987-12-25 | 1988-08-18 | 面光源素子 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62-327353 | 1987-12-25 | ||
JP32735387 | 1987-12-25 | ||
JP63203906A JPH0748093B2 (ja) | 1987-12-25 | 1988-08-18 | 面光源素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01244490A JPH01244490A (ja) | 1989-09-28 |
JPH0748093B2 true JPH0748093B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=26514171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63203906A Expired - Lifetime JPH0748093B2 (ja) | 1987-12-25 | 1988-08-18 | 面光源素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748093B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2620981B2 (ja) * | 1989-09-30 | 1997-06-18 | 株式会社 明拓システム | 液晶バックライト用エッジライトパネル |
JP2710465B2 (ja) * | 1990-09-12 | 1998-02-10 | 三菱レイヨン株式会社 | 面光源素子 |
DE69115678T2 (de) * | 1990-09-12 | 1996-07-18 | Mitsubishi Rayon Co | Flächenartiges beleuchtungselement |
DE69207934T2 (de) * | 1991-03-29 | 1996-09-05 | Nissha Printing | Flächenartige Lichtquelle |
CA2071454A1 (en) * | 1991-06-21 | 1992-12-22 | Seiji Tone | Method for preparing graft copolymer |
JP2692025B2 (ja) * | 1992-01-24 | 1997-12-17 | スタンレー電気株式会社 | 面状発光体装置 |
US5863113A (en) * | 1993-06-22 | 1999-01-26 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Plane light source unit |
CA2099067C (en) * | 1993-06-23 | 2001-02-13 | Makoto Oe | Plane light source unit |
ID15863A (id) * | 1996-02-01 | 1997-08-14 | Mitsubishi Rayon Co | Perangkat sumber cahaya permukaan, dan perangkat tayangan kristal cair, peralatan tayangan tanda serta peralatan tayangan tanda lalu-lintas yang menggunakan perangkat sumber cahaya permukaan tersebut |
KR100867066B1 (ko) | 2000-09-25 | 2008-11-04 | 미츠비시 레이온 가부시키가이샤 | 면 광원 장치 |
WO2006098029A1 (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-21 | Fujitsu Limited | 照明装置及び液晶表示装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2449381A1 (fr) * | 1979-02-13 | 1980-09-12 | Thomson Csf | Dispositif de visualisation sur grand ecran |
JPS59109029A (ja) * | 1982-12-14 | 1984-06-23 | Sharp Corp | フルカラ−表示用液晶表示装置 |
JPS62136622A (ja) * | 1985-12-10 | 1987-06-19 | Nec Corp | 液晶表示器 |
-
1988
- 1988-08-18 JP JP63203906A patent/JPH0748093B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01244490A (ja) | 1989-09-28 |
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