[go: up one dir, main page]

JPH06222207A - 光学用シート、面光源及び表示装置 - Google Patents

光学用シート、面光源及び表示装置

Info

Publication number
JPH06222207A
JPH06222207A JP5031289A JP3128993A JPH06222207A JP H06222207 A JPH06222207 A JP H06222207A JP 5031289 A JP5031289 A JP 5031289A JP 3128993 A JP3128993 A JP 3128993A JP H06222207 A JPH06222207 A JP H06222207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
lens
optical sheet
prism
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5031289A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiko Takeuchi
道子 竹内
Noboru Masubuchi
暢 増淵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP5031289A priority Critical patent/JPH06222207A/ja
Publication of JPH06222207A publication Critical patent/JPH06222207A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費電力や発熱量を増大させることなく、明
るい面発光が可能であり、拡散光を法線近傍の所定の角
度範囲に集光でき、しかも、全反射や再帰反射が起こら
ず高輝度化を可能とする。 【構成】 透光性基材11の一方の面に三角柱からなる
プリズム形状の単位レンズ部12−iを長軸方向が互い
に平行になるように多数形成したレンズ面12を有し、
透光性基材11の他方の面に平坦面13を有する第1及
び第2のレンチキュラーレンズ(10A)からなり、第
1及び第2のレンチキュラーレンズは、単位レンズ部の
プリズム長軸が互いに平行であり、かつ、レンズ面が同
一側(10A,10B)又は逆側(10A,10C)に
なるように積層する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三角プリズム型のレン
チキュラーレンズを組み合わせた光学用シート、その光
学用シートを用いた面光源及びその面光源をバックライ
トとして用いた透過型の表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置として、直下型又はエッジ
ライト型の拡散面光源を用いたものが知られている(特
開平2−284102号、米国特許第4729067
号、特開昭63−318003号、実開平3−9260
1号等)。
【0003】図25は、エッジライト型の面光源の従来
例を示す図である。面光源100Aは、米国特許第47
29067号などに開示される仕様のものであり、透光
性基板101の一方の面に、光等方拡散性層102が形
成され、他方の面に反射層103が形成されており、側
面に点状又は線状の光源104が配置されたものであ
る。また、面光源100Bは、特開昭63−31800
3号などに開示される仕様のものであり、面光源100
Aの光等方拡散性層102の上に、さらに、頂角αが9
0度の三角柱プリズム型のレンチキュラーレンズ105
が積層されたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の面光源100A
は、光等方拡散性層102により均一かつ等方的な発光
が得られる。しかし、実用上不要な斜方向ないしは発光
(光放出)面の接線方向にまで光エネルギーが放出され
るので、真に必要な法線方向近傍(概ね、法線に対して
0度以上30度〜90度以下)に放出される光エネルギ
ーの損失が多くなり、エネルギー効率が悪いという問題
があった。
【0005】一方、後者の面光源100Bは、等方光拡
散性層102により等方拡散された光がレンチキュラー
レンズ105のプリズム作用によって偏向されるので、
法線方向近傍に光エネルギーが集中し、エネルギーの利
用効率が高く、低消費電力で高輝度化が可能である。し
かし、法線方向近傍の所定の角度範囲から一部の光が逸
脱する現象(透過光強度の角度分布におけるサイドロー
ブ)が発生し、斜方向に放出された光が近辺の作業者に
対して不要光(迷光,ノイズ光)となる、という問題が
あった。
【0006】また、この面光源100Bは、三角柱プリ
ズム型のレンチキュラーレンズ105がある範囲の入射
角の光線を全反射するので、透過光を面光源として用い
る場合には、輝度の向上に限度がある。特に、入射角の
範囲によっては、全反射かつ再帰反射するので、その分
の光線は、もと来た方向に戻され、導光板やランプハウ
ス内を伝播して行かないために、光エネルギーの損失と
なる。
【0007】本発明の目的は、前述の課題を解決し、透
過光を用いた表示を行う場合に、消費電力や発熱量を増
大させることなく、明るい面発光が可能であり、拡散光
を法線近傍の所定の角度範囲に集光でき、しかも、全反
射や再帰反射が起こらず高輝度化が可能な光学用シー
ト、面光源及び表示装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段による前記課題を解決する。なお、理解を容易
にするために、実施例に対応する符号を付して説明する
が、これに限定されるものではない。本発明による光学
用シートの第1の解決手段は、透光性基材(11)の一
方の面に三角柱からなるプリズム形状の単位レンズ部
(12−i)を長軸方向が互いに平行になるように多数
形成したレンズ面(12)を有し、前記透光性基材の他
方の面に平坦面(13)を有する第1及び第2のレンチ
キュラーレンズ(10A)からなり、前記第1及び第2
のレンチキュラーレンズは、単位レンズ部のプリズム長
軸が互いに平行であり、かつ、前記レンズ面が同一側
(10A,10B)又は逆側(10A,10C)になる
ように積層したことを特徴とする。
【0009】本発明による光学用シートの第2の解決手
段は、両面が平坦面に形成された透光性基材(14)の
一方の面に、三角柱からなるプリズム形状の単位レンズ
部(12−i)を長軸方向が互いに平行になるように多
数形成した透光性材料からなるレンズ層(15)を積層
した第1及び第2のレンチキュラーレンズ(10A’)
からなり、前記第1及び第2のレンチキュラーレンズ
は、単位レンズ部のプリズム長軸が互いに平行であり、
かつ、前記レンズ層が同一側(10A,10B)又は逆
側(10A,10C)になるように積層したことを特徴
とする。
【0010】また、本発明による光学用シートの第3の
解決手段では、前記各レンチキュラーレンズは、前記単
位レンズ部のプリズム頂角をα、その単位レンズ部の材
料の臨界角θcとの間に、α<2θcの関係が成り立つ
ことを特徴とする。
【0011】さらに、本発明による光学用シートの第3
の解決手段では、前記第1〜第3の解決手段において、
前記透光性基材又は前記レンズ層の双方又は一方の光入
射側に光等方拡散性を有するか、又は、前記透光性基材
又は前記レンズ層の一方側の光入射側に光等方拡散性層
(20,20’)を形成することを特徴とする。
【0012】一方、本発明による面光源の第1の解決手
段は、透光性平板又は直方体状の空洞からなる導光体
(41)と、前記導光体の側端面の双方又は一方に隣接
して設けられた点状又は線状の光源(43)と、前記導
光体の表面に積層した光等方拡散性層(20)と、前記
第1〜第4の解決手段のいずれか1つの光学用シート
(10,10’)とを含み、前記光学用シートの表面が
拡散光放出面となることを特徴とする。また、本発明に
よる面光源の第2の解決手段は、1以上の点状又は線状
の光源(32)と、前記光源を包囲し、1面を開口部と
したランプハウス(31)と、前記開口部を被覆する光
等方拡散性層(20)と、前記光等方拡散性層を被覆す
る前記第1〜第4の解決手段のいずれか1つの光学用シ
ート(10,10’)とを含み、前記光学用シートの表
面が拡散光放出面となることを特徴とする。
【0013】本発明による表示装置の解決手段は、透過
型の表示素子と、前記表示素子の背面に設けられた前記
第1及び第2の解決手段の面光源(51,52,53,
54)とを含むことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明のレンチキュラーレンズは、2枚のレン
チキュラーレンズをレンズ面が同一方向又は逆方向にな
るように積層することにより、拡散光放出面から放出さ
れる拡散光強度の角度分布が所望の角度範囲内のみにほ
ぼ均一等方的な分布となり、かつ、サイドローブが発生
しなくなるとともに、全反射や再帰反射が起こらずエッ
ジライト型又は直下型の面光源などに好適に使用するこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、図面等を参照して、実施例につき、本
発明を詳細に説明する。 (光学用シートの実施例)図1は、本発明による光学用
シートの第1の実施例を示す斜視図である。図2は、本
発明による光学用シートの第2の実施例を示す斜視図で
ある。図3は、実施例に係る光学用シートに用いる一体
型のレンチキュラーレンズを示す斜視図である。図4
は、実施例に係る光学用シートに用いる積層型のレンチ
キュラーレンズを示す斜視図である。
【0016】(光学用シートの第1の実施例、一体型レ
ンチキュラーレンズシートの例)第1の実施例の光学用
シート10は、2枚のレンチキュラーレンズ10A,1
0Bから構成されている。各レンチキュラーレンズ10
A,10Bは、図3に示すように、透光性基板11の一
方の面に三角柱からなるプリズム形状の単位レンズ部1
2−i(i=1〜N)を長軸(稜)方向が互いに平行に
なるように多数形成したレンズ面12とし、透光性基板
11の他方の面を平坦面13としたものである。この単
位レンズ部12−iは、その主切断面の頂角をαとする
と、屈折率が1.5程度の材料の場合には、α<90°
が好ましく、この実施例では、α≒60°となるように
設定してある。
【0017】また、レンチキュラーレンズ10A,10
Bは、図1に示すように、単位レンズ部12−iのプリ
ズム長軸が互いに平行であり、かつ、レンズ面12が同
一側(それぞれ上側)になるように積層してある。第1
の実施例の光学用シート10のように、レンチキュラー
レンズ10A,10Bを同じ向きになるように重ねて、
後述する図14に示すような面光源52に使ったときに
(図19,図20に対応する)、法線方向から少し傾斜
した方向に輝度のピークが来るので、機械類,車両又は
航空機等の計器表示盤、道路標識等のような斜め方向か
ら観察する用途に適している。
【0018】透光性基材11は、ポリメタアクリル酸メ
チル,ポリアクリル酸メチル等のアクリル酸エステル又
はメタアクリル酸エステルの単独若しくは共重合体,ポ
リエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレー
ト等のポリエステル,ポリカーボネート,ポリスチレン
等の透明な樹脂など(熱可塑性樹脂又は熱,紫外線,電
子線などにより架橋硬化したもの),透明な硝子等、透
明なセラミックス等の透光性材料からなる平面若しくは
湾曲面形状をしたシート状又は板状の部材である。透光
性基材11に要求される透光性は、各用途の使用に支障
のない程度に、拡散光を最低限透過するように選定する
必要があり、無色透明の他に、着色透明又は艶消透明で
あってもよい。ここで、艶消透明とは、透過光を半立体
角内のあらゆる方向にほぼ均一等方的に拡散透過させる
性質をいい、光等方拡散性と同義語に用いられる。
【0019】また、透光性基材11は、背面光源用とし
て用いる場合には、厚みが20〜1000μm程度であ
って、平面形状のものを用いることが好ましい。ただ
し、直下型又は導光体が空洞であり、かつ、光等方拡散
性層が可撓性の薄いシートの場合であって、光放出面の
形状を保持するために、もっと厚い樹脂を使用するとき
には、厚みが1〜10mm程度であってもよい。
【0020】レンズ面12のプリズム形状を形成する方
法としては、例えば、公知の熱プレス法(特開昭56−
157310号公報記載)、紫外線硬化性の熱可塑性樹
脂フィルムにロールエンボス版によってエンボス加工し
たのちに、紫外線を照射してそのフィルムを硬化させる
方法(特開昭61−156273号公報記載)等を用い
る。
【0021】(積層型のレンチキュラーレンズの例)図
3に示すレンチキュラーレンズ10Aは、透光性基材1
1の単体で形成したものであるが、図4に示すレンチキ
ュラーレンズ10A’は、平坦な透光性基板14上に、
三角柱からなるプリズム形状の単位レンズ部12−iを
有する透光性材料からなるレンズ層15を積層した構造
である。このようなレンチキュラーレンズ10A’を、
図1のように配置しても、同様に使用することができ
る。製法は、ロール(円筒)状の型に電子線又は紫外線
硬化樹脂液を塗工し、塗工面上に更に透明基材シートを
密着させた状態で樹脂液を硬化させた後に、基材シート
をこれに接着し、かつ、型の凹凸形状を賦型された硬化
樹脂とを、離型する方法(米国特許第4576850
号,米国特許第3689346号、特開平3−2238
83号等)によって製造する。
【0022】(光学用シートの第2の実施例)第1の実
施例の光学用シート10では、レンチキュラーレンズ1
0A,10Bは、単位レンズ部12−iのプリズム長軸
が互いに平行であり、かつ、レンズ面12が同一側にな
るように積層してあるが、第2の実施例の光学用シート
10’においては、図2に示すように、レンチキュラー
レンズ10A,10Cは、単位レンズ部12−iのプリ
ズム長軸が互いに平行であり、かつ、レンズ面12が逆
側(上側及び下側)になるように積層してある。この第
2の実施例の光学用シート10’は、後述する図14に
示すような面光源52に使ったときに(図21,図22
に相当する)、サイドローブ光が発生せず、面光源とし
て利用価値がないうえ周囲にとって迷惑となる迷光(ノ
イズ光)を抑制できて好ましい。その効果は、プリズム
材料の屈折率が1.5程度の場合には、プリズム頂角α
<90°(特に、α≒60°)としたときに顕著に現れ
る。図25(B)に示すα=90°の三角柱プリズム型
のレンチキュラーレンズ105を1枚用いた場合と比較
して、サイドローブ比の点において格段に優れている。
なお、第2の実施例の光学用シートの場合にも、図4に
示した積層型のレンチキュラーレンズ10A’を用いて
もよい。また、図2のように、レンズ面12(又はレン
ズ層)が逆側に配置される場合には、同一の透光性基材
の両側にレンズ面が形成されていてもよい。
【0023】(頂角αの説明)図5〜図11は、本発明
による光学用シートの実施例のレンズ形状を説明するた
めの図である。三角プリズム型の単位レンズ部12−i
は、その形状が底面又は基材面の法線Nに対して、左右
対称な透過光強度I(θ)を得るためには、二等辺三角
形(法線Nに対して左右対称となる)にするか(図5参
照)又は左右いずれかに透過光分布I(θ)を多く偏ら
せるときには、不等辺三角形となる(図6参照)。
【0024】単位レンズ部12−iが三角柱プリズム型
の場合(単位レンズ部12−iをプリズムと略称するこ
とがある)に、その頂角αは、レンチキュラーレンズ1
0A内における全反射を防止して透過効率をよくし、面
光源として高輝度化を図るために、次の関係にする必要
がある。 α<2θc=2arcsin(n2 /n1 ) …(1) ただし、θc:プリズム材の臨界角 n1 :プリズム材の屈折率 n2 :雰囲気の屈折率
【0025】空気又は真空雰囲気とすれば、n2 =1.
0であり、頂角αの上限値2θcは、次表のようにな
る。 〔表1〕 n1 2θc〔°〕 1.4 91.2 1.5 83.6 1.6 77.7
【0026】単位レンズ部12−iは、通常、ガラス,
アクリル樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリスチレン樹
脂など材料(プリズム材という)の屈折率が1.4〜
1.6の範囲の物質によって成形された場合に、表1の
中でも、特に、再帰反射性の全反射が起こらず、光の透
過放出及び導光体やランプハウス内での光源光の均一な
伝播を妨げることのない角度として、特に、α=60°
が最も好ましい。
【0027】その理由として、例えば、プリズム材の屈
折率n1 =1.5(雰囲気の屈折率n2 =1.0)とし
た場合に、図7のようなα=90°>2θcのプリズム
を用いると(公知技術)、図7のような光路で入射した
光線は、プリズム面F1 及びF2 のいずれに対しても、
臨界角θc=39°よりも大きな角度で入射する。この
ため、プリズム面F1 及びF2 によって全反射する結果
となり、全ての入射光は、そのまま入射光の来た側に戻
ってしまい、プリズム面からの光出力は零になってしま
う。これでは、全く面光源として機能しない、しかも、
その全反射は、再帰反射(反射光線と入射光線が平行か
つ逆向き)のために、入射側に戻った光は、導光体やラ
ンプハウス内を伝播して、三角柱プリズムの他の場所に
おいても再利用されることなく減衰してしまう。
【0028】なお、この明細書において、「レンチキュ
ラーレンズの全反射」というのは、図7に示すように、
外部よりレンチキュラーレンズ10A内にいったん入射
した光線の全量が構成各面の全反射により、入射して来
た側の外部に出て行くことをいう。したがって、図8に
示すように、プリズム面F2 では全反射しても、レンチ
キュラーレンズ10Aから一部透過して、光線I01,I
02のように入射側の反対側に出ていく場合には、「レン
チキュラーレンズの全反射」とは呼ばないこととする。
なお、図8のような場合にも、入射側に戻った光線I03
は、再帰反射性のために、やはり再利用されず減衰され
てしまう。
【0029】一方、図9〜図11に示すように、α<2
θc、例えば、α=60°<2θcの場合には、「レン
チキュラーレンズの全反射」は起こらない。その理由
は、図11に示すように、丁度α=90°のときに、プ
リズム面F1 に臨界角以上で入射した光線は、プリズム
面F2 への臨界角以上で入射した結果、「レンチキュラ
ーレンズの全反射」は起こる。これに対して、α<2θ
cとなる図9の場合には、プリズム面F1 の臨界角以上
で入射した光線は、プリズム面F2 では必ず臨界角未満
の入射角となり、少なくとも一部は透過光I0 が出てい
く。なお、図示はしないが、プリズム面F1 又はF2
丁度臨界角θcで入射すると、プリズム面F1 又はF2
に沿って光線は進行し、結局は、レンチキュラーレンズ
10Aから透過していく。よって、α<2θcのとき
は、「レンチキュラーレンズの全反射」は起こらない。
また、図10に示すように、一部入射側に光線I02が戻
るときでも、Ii とI02は、平行でないので、光線I02
は、導光体やランプハウス内を伝播していき、別の場所
において再利用される。
【0030】(レンチキュラーレンズを2枚積層する理
由)頂角αがα<2θcの関係にある三角柱プリズム形
状のレンチキュラーレンズ10Aを2枚重ねる理由は、
もし、1枚のみであると、図23のように、光等方拡散
性層(マット層)からの等方拡散光を入射させると、法
線Nに対して、対称な2方向(図23では+60°近辺
と−60°近辺)に光が分割され、法線方向近辺に集中
した輝度をもつ面光源が得られないためである。ところ
が、意外なことに、図1のレンチキュラーレンズ10
A,10B又は図2のレンチキュラーレンズ10A,1
0Cのように2枚重ねると、図19,図20又は図2
1,図22のように、法線N近傍に輝度の集中した面光
源を得ることができる。
【0031】三角柱プリズム型のレンチキュラーレンズ
10Aのプリズムの周期P,プリズムの高さHは、用途
に応じて決定するが、プリズムの凹凸が目立たない程度
の大きさであって、かつ、回折格子の作用が出ず、製造
の容易な大きさがよく、概ね10〜1000μm程度が
好ましい。
【0032】レンチキュラーレンズ10Aを2枚重ねた
ときに、モアレ縞の発生を防止するために、好ましく
は、1枚目と2枚目のレンチキュラーレンズ10A,1
0B(又は10C)のプリズム周期Pを以下のように設
定するとよい。1枚目のプリズム周期をP1 ,2枚目の
プリズム周期をP2 とした場合に、 P2 /P1 =r 又は P2 /P1 =1/r ここで、rは正の非整数である。この場合に、rは次の
関係があることが好ましい。 n+0.35≦r≦n+0.43 ここで、n=1〜12迄の正の整数(特に、n=1.5
は除く)
【0033】1枚目と2枚目のレンチキュラーレンズ1
0A,10B(又は10C)は、単に重ねただけでもよ
いが、位置が相互にずれたりしないように、透明接着剤
などにより接着してもよい。特に、図1に示すように、
レンズ面12を同一方向に重ねた場合には、単位レンズ
部12−iの凹凸に接着剤が充填されることになるため
に、屈折、反射等の特性を狂わせることのないように、
プリズム材よりも低い屈折率の接着剤を選ぶことが好ま
しい。
【0034】(光等方拡散性層)図12,図13は、レ
ンチキュラーレンズと光等方拡散性層との層構成を示す
図である。光学用シート10,10’と光等方拡散性層
20とを積層して使用する場合には、光等方拡散性層2
0によって一旦拡散した光を収束させるために、光学用
シート10,10’が観察側、光等方拡散性層20が光
源側(図12,図13)にすることが必要である。この
とき、光学用シート10のように、レンチキュラーレン
ズ10A,10Bのレンズ面12が同一側に配置されて
いてもよいし〔図12(A),図13(A)〕、光学用
シート10’のようにレンズ面12が逆側に配置されて
いてもよい〔図12(B),図13(B)〕。また、光
等方拡散性層20は、シート(又は板)状のもの(図1
2)でもよいし、光等方拡散性層20’のように、レン
チキュラーレンズ10B,10Cに直接塗工した膜状の
もの(図13)でもよい。
【0035】光等方拡散性層20は、前記透光性材料に
光拡散剤(艶消剤)として、炭酸カルシウム、シリカ、
アルミナ、硫酸バリウム等の無機質微粒子、又は、アク
リル樹脂等の樹脂ビーズ粒子を分散させたものが用いら
れ、その粒子の径は、略1〜20μm位のものが使用さ
れる。光等方拡散性層20は、前記透光性材料に前記光
拡散剤を練り込んだ樹脂材料を押出成形、カレンダ成形
等でシート化した、単一層として形成ものが使用でき
る。また、前記透光性材料のシート(又は板)上に、前
記透光性材料を結合剤(バインダ)として、これに前記
光拡散剤を分散させた塗料を塗工形成して使った2層構
成物でもよい。さらに、前記透光性材料のシート(又は
板)の表面を、サンドブラスト,エンボス賦形加工等に
よって、中心線平均粗さ1〜20μmの微小凹凸(砂目
等)を形成したものでもよい。
【0036】(エッジライト型の面光源の実施例)図1
4は、本発明による面光源の第1の実施例(エッジライ
ト型)を示す斜視図、図15は、導光板の特性を説明す
るための図である。面光源52は、エッジライト型のバ
ックライト40の導光板41の上面に、光等方拡散性層
20及び光学用シート10’が配置されている。このバ
ックライト40は、導光板41の下面に、反射層42が
形成されており、導光板41の側端面の両側には、それ
ぞれ光源43,反射膜44,照明カバー45が設けられ
ている。エッジライト型の面光源は、薄型で光放出面が
発熱しにくい利点がある。
【0037】導光板41の入射角iが臨界角icよりも
大きい場合には、図15(A)に示すように、光線は、
導光板41内を全反射しながら伝播するのみであって、
放出面41aからの透過光はない。一方、入射角iが臨
界角icよりも小さい場合には、図15(B)に示すよ
うに、導光板41の放出面41aの側界面において、光
線の一部は、反射(導光板41内を伝播)し、残りは透
過して放出される。また、実際の導光板41では、図1
5(C)に示すように、他方の端面に光源43’を置く
か、または光反射層42’を設けることにより、導光板
41の内部を光線が双方向に伝播し、又は、定在波を形
成するように設計するために、放出面41aからは、法
線に対して左右対称な±θ方向に光が放出される。この
角度は、θ=60°及びθ=−60°方向に鋭いピーク
を持つことが知られている。よって、これを観察者のい
る法線方向近傍に偏向させるために、光等方拡散性層2
0及び光学用シート10’を用いて光線を屈折させ、例
えば、頂角α=60°のときには、図22に示すよう
に、最適な方向に分散させる。
【0038】(光反射層の実施例)図16は、エッジラ
イト型の面光源に用いられる光反射層の実施例を示す図
である。光反射層42は、光を拡散反射させる性能を持
つ層であって、以下のように構成することができる。図
16(A)のように、導光板41の片面に、高隠蔽性か
つ白色度の高い顔料、例えば、二酸化チタン,アルミニ
ウム等の粉末を分散させた白色層42Aを塗装などによ
って形成する。図16(B)のように、導光板41の片
面に、サンドブライト加工,エンボス加工等によって艶
消微細凹凸41aを形成し、さらに、アルミニウム,ク
ロム,銀等のような金属をメッキ又は蒸着等して、金属
薄膜層42Bを形成する。図16(C)のように、図1
6(A)と同様な白色層42A’(ただし、隠蔽性は低
くてもよい)に、金属薄膜層42Bを形成する。図16
(D1),(D2)のように、網点状の白色層42A”
に形成し、光源43から遠ざかるに従って面積率を増や
して、光源43の光量が減衰するのを補正するようにし
てもよい。
【0039】(直下型の面光源の実施例)図17は、本
発明による面光源の第2の実施例(直下型)を示した断
面図である。面光源53は、ケース31内に、蛍光灯な
どの線光源32が設けられた直下型のバックライト30
の開口側に、光等方拡散性層20及び光学用シート10
を配置したものである。
【0040】(面光源のまとめ)図18は、本発明によ
る面光源の実施例をまとめて示す模式図である。面光源
は、光学用シート10,10’及びバックライト40,
30の組み合わせによって、以下のようなタイプに分け
られる。面光源51は、図18(A)に示すように、レ
ンズ面12が同一方向になるように配置したレンチキュ
ラーレンズ10A,10Bからなる光学用シート10
と、光等方拡散性シート20と、エッジライト型のバッ
クライト40とから構成されている。面光源52は、図
18(B)(図14に相当する)に示すように、レンズ
面12が逆方向になるように配置したレンチキュラーレ
ンズ10A,10Cからなる光学用シート10’と、光
等方拡散性シート20と、エッジライト型のバックライ
ト40から構成されている。面光源53は、図18
(C)(図17に相当する)に示すように、レンズ面1
2が同一方向になるように配置したレンチキュラーレン
ズ10A,10Bからなる光学用シート10と、光等方
拡散性シート20と、直下型のバックライト30とから
構成されている。面光源54は、図18(D)に示すよ
うに、レンズ面12が逆方向になるように配置したレン
チキュラーレンズ10A,10Cからなる光学用シート
10’と、光等方拡散性シート20と、直下型のバック
ライト30などとから構成されている。
【0041】(液晶表示装置の実施例)図14,図17
に示した面光源40,30は、公知の透過型の液晶表示
素子の背面に配置することによって、液晶表示装置とし
て使用することができる。また、透過型の液晶表示素子
の他に、エレクトロクロミック表示素子などの背面光源
を必要とする素子に適用することができる。
【0042】(製造例,比較例)本件発明者等は、次の
ような面光源を用いて、光の動向をシミュレーションす
るとともに、相対輝度I(θ),サイドローブ比を求め
た。製造例1 製造例1は、頂角α=60度のレンチキュラーレンズ1
0A,10Bを2枚同じ向きに配置した光学用シート1
0を、光等方拡散性シート20上に載置して、エッジラ
イト型のバックライト40によって照明光を照射した
〔図18(A)及び図1参照〕。このときの光の動向を
図19に示し、相対輝度特性を図20に示した。製造例
1においては、レンチキュラーレンズ10Bに入射した
バックライト40からの入射光線は、一部バックライト
40側にフィードバックされるほかには、殆ど図23の
ように法線に対して左右にほぼ60°方向に偏光された
のちに、レンチキュラーレンズ10Aに入る。レンチキ
ュラーレンズ10Aによってさらに屈折された結果、左
右25°(±25°)を中心とした第1サイドローブに
大部分の光線が集中する。但し、一部の光線は大きく屈
折して第2サイドローブを形成する。製造例2 製造例2は、頂角α=60度のレンチキュラーレンズ1
0A,10Cを2枚逆じ向きに配置した光学用シート1
0’を、光等方拡散性シート20上に載置して、エッジ
ライト型のバックライト40によって照明光を照射した
〔図18(B)及び図2参照〕。このときの光の動向を
図21に示し、相対輝度特性を図22に示した。製造例
2においては、レンチキュラーレンズ10Cに入射した
バックライト40からの入射光線は、ほぼ法線方向に対
して±40°の方向に拡散した後に、レンチキュラーレ
ンズ10Aに入る。レンチキュラーレンズ10Aによっ
て再度屈折した後に、法線方向を中心とした左右対称な
半値角72°の輝度分布をなし、サイドローブは発生し
ない。
【0043】比較例1 比較例1は、頂角α=60度のレンチキュラーレンズ1
0Aを1枚用い、光等方拡散シート20上に載置して、
エッジライト型のバックライト40によって照明光を照
射した〔図3参照〕。このときの光の動向を図23に示
し、相対輝度特性を図24に示した。比較例1において
は、レンチキュラーレンズ10Aによって屈折した光線
は、殆ど±60°の近傍に集中する。すなわち、光は大
きく左右に2分割される。比較例2 比較例2は、頂角α=90度のレンチキュラーレンズ1
00Bを1枚用い、等方光拡散性シート20上に載置し
て、エッジライト型のバックライト40によって照明光
を照射した〔図25(A)参照〕。このときの 相対輝
度特性を図26に示した。比較例2においては、等方光
拡散性シート20を透過した光線は、レンチキュラーレ
ンズ100Bによって屈折されて、法線方向を中心とし
た半値角63°の左右対称な輝度分布となるが、法線に
対して±70°の方向にサイドローブが発生する。比較例3 比較例3は、等方光拡散性シート20のみを用いて、エ
ッジライト型のバックライト40によって照明光を照射
した〔図25(B)参照〕。このときの相対輝度特性を
図26に示した。比較例3においては、等方光拡散性層
20を出た光線は、左右対称で法線方向を中心とする輝
度分布となるが、半値角は110°と広く±90°(光
放出面)の接線方向にまで輝度分布をもつ。
【0044】製造例1,2及び比較例1,2,3の測定
結果を、それぞれ図20の曲線A,図22の曲線B,図
23の曲線C,図25の曲線D,Eに示してある。な
お、サイドローブ比とは、サイドローブによる影響を評
価する値であり、サイドローブ対主ローブ比Rであっ
て、次式で与えられる。 R=(Isp/Imp)×100 〔%〕 …(2) ただし、Isp:サイドローブのピーク方向強度 Imp:主ローブのピーク方向強度 また、半値角θH は、水平方向の輝度特性がピーク値に
対して半分以上になる角度範囲を示すものである(ピー
ク方向をθ=0°とすると、±θH /2のところで、輝
度はImp/2となる。)
【0045】製造例1では、図20に示すように、半値
角θH は80度、第1サイドローブ比は225%、第2
サイドローブ比は71%である。製造例2では、図22
に示すように、半値角θH は72度、サイドローブ比は
0%である。比較例1では、図24に示すように、半値
角θH は146度、サイドローブ比は500%である。
比較例2では、図26に示すように、半値角θH は68
度、サイドローブ比は26%である。
【0046】製造例1においては、光放出面の法線方向
の輝度は低く(ピーク方向の43%)、法線から±25
°の方向にピーク(第1サイドローブ)を有する。第1
サイドローブ自体の半値幅は、20°であり、法線から
±25°方向を照明する用途に向く。この場合に、第2
サイドローブは迷光となる。
【0047】製造例2においては、法線方向をピークと
した左右対称な輝度分布を有し、テレビジョン画面など
の法線方向を照明する用途に向く。その半値幅は、従来
技術の比較例1,3に比べて狭く、ほぼ比較例2なみで
あり、実用上最適範囲である。また、サイドローブは全
くなく、その点は比較例2よりも優秀であり、迷光や損
失は少ない。
【0048】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、光エネルギーを法線方向などの近傍の所望の角度
内に集光させるので、光エネルギーの利用効率が高く、
面光源やそれを用いた液晶表示素子等の透過型表示装置
の小型化、低消費電力化、高輝度化ができるとともに、
迷光の発生を防止できる。
【0049】また、三角柱レンチキュラーレンズにおけ
る全反射、回帰性反射が起こらないので、高透過率で光
が透過放出されるので、高輝度となる。さらに、反射さ
れた光線も、導光体やランプハウス内を伝播していき、
別の場所でレンチキュラーレンズから放出されるので、
光エネルギーの利用効率が高くなり、また、輝度の面光
源内(平面内)の分布もより均一となる。
【0050】一方、サイドローブ光の発生が抑制される
ので、迷光の発生が低減され、光エネルギーの利用効率
も高くなり、かつ、高輝度化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学用シートの第1の実施例を示
す斜視図である。
【図2】本発明による光学用シートの第2の実施例を示
す斜視図である。
【図3】実施例に係る光学用シートに用いる一体型のレ
ンチキュラーレンズを示す斜視図である。
【図4】実施例に係る光学用シートに用いる積層型のレ
ンチキュラーレンズを示す斜視図である。
【図5】本発明による光学用シートの実施例のレンズ形
状を説明する図である。
【図6】本発明による光学用シートの実施例のレンズ形
状を説明する図である。
【図7】本発明による光学用シートの実施例のレンズ形
状を説明する図である。
【図8】本発明による光学用シートの実施例のレンズ形
状を説明する図である。
【図9】本発明による光学用シートの実施例のレンズ形
状を説明する図である。
【図10】本発明による光学用シートの実施例のレンズ
形状を説明する図である。
【図11】本発明による光学用シートの実施例のレンズ
形状を説明する図である。
【図12】レンチキュラーレンズと光等方拡散性層との
層構成を示す図である。
【図13】レンチキュラーレンズと光等方拡散性層との
層構成を示す図である。
【図14】本発明による面光源の第1の実施例(エッジ
ライト型)を示した斜視図である。
【図15】導光板の特性を説明するための図である。
【図16】エッジライト型の面光源に用いられる光反射
層の実施例を示す図である。
【図17】本発明による面光源の第2の実施例(直下
型)を示した断面図である。
【図18】本発明による面光源の実施例をまとめて示す
模式図である。
【図19】図18(A)の面光源の光の動向を示す線図
である。
【図20】図18(A)の面光源の相対輝度特性を示す
線図である。
【図21】図18(B)の面光源の光の動向を示す線図
である。
【図22】図18(B)の面光源の相対輝度特性を示す
線図である。
【図23】頂角60度のレンチキュラーレンズを1枚用
いた面光源の光の動向を示す線図である。
【図24】頂角60度のレンチキュラーレンズを1枚用
いた面光源の相対輝度特性を示す線図である。
【図25】エッジライト型の面光源の従来例を示す図で
ある。
【図26】図25の面光源の相対輝度特性を示す線図で
ある。
【符号の説明】
10 光学用シート 10A,10B,10C レンチキュラーレンズ 11 透光性基材 12 レンズ面 13 平坦面 20 光等方拡散性層(光等方拡散性シート) 30,40 バックライト 51,52,53,54 面光源

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性基材の一方の面に三角柱からなる
    プリズム形状の単位レンズ部を長軸方向が互いに平行に
    なるように多数形成したレンズ面を有し、前記透光性基
    材の他方の面に平坦面を有する第1及び第2のレンチキ
    ュラーレンズからなり、 前記第1及び第2のレンチキュラーレンズは、単位レン
    ズ部のプリズム長軸が互いに平行であり、かつ、前記レ
    ンズ面が同一側又は逆側になるように積層したことを特
    徴とする光学用シート。
  2. 【請求項2】 両面が平坦面に形成された透光性基材の
    一方の面に、三角柱からなるプリズム形状の単位レンズ
    部を長軸方向が互いに平行になるように多数形成した透
    光性材料からなるレンズ層を積層した第1及び第2のレ
    ンチキュラーレンズからなり、 前記第1及び第2のレンチキュラーレンズは、単位レン
    ズ部のプリズム長軸が互いに平行であり、かつ、前記レ
    ンズ層が同一側又は逆側になるように積層したことを特
    徴とする光学用シート。
  3. 【請求項3】 前記各レンチキュラーレンズは、前記単
    位レンズ部のプリズム頂角をα、その単位レンズ部の材
    料の臨界角θcとの間に、α<2θcの関係が成り立つ
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学用
    シート。
  4. 【請求項4】 前記透光性基材又は前記レンズ層の双方
    又は一方の光入射側に光等方拡散性を有するか、又は、
    前記透光性基材又は前記レンズ層の一方側の光入射側に
    光等方拡散性層を形成することを特徴とする請求項1〜
    請求項3のいずれか1項に記載の光学用シート。
  5. 【請求項5】 透光性平板又は直方体状の空洞からなる
    導光体と、 前記導光体の側端面の双方又は一方に隣接して設けられ
    た点状又は線状の光源と、 前記導光体の表面に積層した光等方拡散性層と、 前記請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の光学用
    シートとを含み、 前記光学用シートの表面が拡散光放出面となることを特
    徴とする面光源。
  6. 【請求項6】 1以上の点状又は線状の光源と、 前記光源を包囲し、1面を開口部としたランプハウス
    と、 前記開口部を被覆する光等方拡散性層と、 前記光等方拡散性層を被覆する前記請求項1〜請求項4
    のいずれか1項に記載の光学用シートとを含み、 前記光学用シートの表面が拡散光放出面となることを特
    徴とする面光源。
  7. 【請求項7】 透過型の表示素子と、 前記表示素子の背面に設けられた前記請求項5又は請求
    項6に記載の面光源とを含むことを特徴とする表示装
    置。
JP5031289A 1993-01-26 1993-01-26 光学用シート、面光源及び表示装置 Pending JPH06222207A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5031289A JPH06222207A (ja) 1993-01-26 1993-01-26 光学用シート、面光源及び表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5031289A JPH06222207A (ja) 1993-01-26 1993-01-26 光学用シート、面光源及び表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06222207A true JPH06222207A (ja) 1994-08-12

Family

ID=12327154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5031289A Pending JPH06222207A (ja) 1993-01-26 1993-01-26 光学用シート、面光源及び表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06222207A (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997005522A1 (fr) * 1995-08-01 1997-02-13 Nitto Jushi Kogyo Kabushiki Kaisha Source lumineuse de surface et ecran d'affichage a cristaux liquides
WO1997045673A1 (fr) * 1996-05-24 1997-12-04 Citizen Watch Co., Ltd. Dispositif d'eclairage
EP0807832A3 (en) * 1996-05-14 1999-06-16 Omron Corporation Optical path converting optical element, optical path converter, and optical projector and image display apparatus using said optical element
US6091547A (en) * 1994-09-27 2000-07-18 3M Innovative Properties Company Luminance control film
JP2002062528A (ja) * 2000-08-21 2002-02-28 Keiwa Inc バックライトユニット
WO2005031446A1 (ja) * 2003-09-29 2005-04-07 Sony Corporation バックライトおよび導光板、拡散板および導光板の製造方法、並びに、液晶表示装置
JP2006065277A (ja) * 2004-04-16 2006-03-09 Dainippon Printing Co Ltd 拡散シート、面光源装置、透過型表示装置
JP2006066074A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Nippon Zeon Co Ltd 直下型バックライト装置
US7038745B2 (en) 1993-12-21 2006-05-02 3M Innovative Properties Company Brightness enhancing reflective polarizer
JP2006189600A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Dainippon Printing Co Ltd レンチキュラーレンズシート、面光源装置、透過型表示装置
KR100702664B1 (ko) * 2005-04-19 2007-04-02 제일모직주식회사 면광원 장치
JP2007188031A (ja) * 2006-01-12 2007-07-26 Entire Technology Co Ltd 光拡散の増加及び輝度を高める光拡散プレート
JP2007233283A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Shimadzu Corp 反射型回折格子
KR100790421B1 (ko) * 2005-09-16 2008-01-02 제일모직주식회사 백라이트 유닛 및 액정표시장치
US7321464B2 (en) 1993-12-21 2008-01-22 3M Innovative Properties Company Electroluminescent light source and display incorporating same
JP2009015090A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置
CN100460956C (zh) * 2003-09-29 2009-02-11 索尼株式会社 背光、漫射器的制备方法和液晶显示设备
US7726826B2 (en) 2004-08-24 2010-06-01 Zeon Corporation Direct-type backlight device
JP2012103495A (ja) * 2010-11-10 2012-05-31 Asahi Kasei Corp 光線制御ユニット、直下型バックライト装置及び液晶表示装置
US8308337B2 (en) 2008-09-22 2012-11-13 Au Optronics Corp. Light guide plate, backlight module and liquid crystal display
JP2013015833A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Glotec Co Ltd 光学シート及びその製造方法、光学シートを用いた液晶表示装置
CN115220140A (zh) * 2022-08-11 2022-10-21 芜湖科莱特光电科技有限公司 一种柔性光学棱镜膜及其使用方法

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7423708B2 (en) 1993-12-21 2008-09-09 3M Innovative Properties Company Display having a reflective polarizer
US7321464B2 (en) 1993-12-21 2008-01-22 3M Innovative Properties Company Electroluminescent light source and display incorporating same
US7038745B2 (en) 1993-12-21 2006-05-02 3M Innovative Properties Company Brightness enhancing reflective polarizer
US6091547A (en) * 1994-09-27 2000-07-18 3M Innovative Properties Company Luminance control film
WO1997005522A1 (fr) * 1995-08-01 1997-02-13 Nitto Jushi Kogyo Kabushiki Kaisha Source lumineuse de surface et ecran d'affichage a cristaux liquides
US5887964A (en) * 1995-08-01 1999-03-30 Nitto Jushi Kogyo Kabushiki Kaisha Surface light source device and liquid crystal display
EP1398651A1 (en) * 1996-05-14 2004-03-17 Omron Corporation Optical path converting optical element ,optical path converter, and optical projector, and image display apparatus using said optical element
EP0807832A3 (en) * 1996-05-14 1999-06-16 Omron Corporation Optical path converting optical element, optical path converter, and optical projector and image display apparatus using said optical element
WO1997045673A1 (fr) * 1996-05-24 1997-12-04 Citizen Watch Co., Ltd. Dispositif d'eclairage
JP2002062528A (ja) * 2000-08-21 2002-02-28 Keiwa Inc バックライトユニット
WO2005031446A1 (ja) * 2003-09-29 2005-04-07 Sony Corporation バックライトおよび導光板、拡散板および導光板の製造方法、並びに、液晶表示装置
CN100460956C (zh) * 2003-09-29 2009-02-11 索尼株式会社 背光、漫射器的制备方法和液晶显示设备
JP2006065277A (ja) * 2004-04-16 2006-03-09 Dainippon Printing Co Ltd 拡散シート、面光源装置、透過型表示装置
JP2006066074A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Nippon Zeon Co Ltd 直下型バックライト装置
US7726826B2 (en) 2004-08-24 2010-06-01 Zeon Corporation Direct-type backlight device
JP2006189600A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Dainippon Printing Co Ltd レンチキュラーレンズシート、面光源装置、透過型表示装置
KR100702664B1 (ko) * 2005-04-19 2007-04-02 제일모직주식회사 면광원 장치
KR100790421B1 (ko) * 2005-09-16 2008-01-02 제일모직주식회사 백라이트 유닛 및 액정표시장치
JP2007188031A (ja) * 2006-01-12 2007-07-26 Entire Technology Co Ltd 光拡散の増加及び輝度を高める光拡散プレート
JP2007233283A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Shimadzu Corp 反射型回折格子
JP2009015090A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置
US8308337B2 (en) 2008-09-22 2012-11-13 Au Optronics Corp. Light guide plate, backlight module and liquid crystal display
JP2012103495A (ja) * 2010-11-10 2012-05-31 Asahi Kasei Corp 光線制御ユニット、直下型バックライト装置及び液晶表示装置
JP2013015833A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Glotec Co Ltd 光学シート及びその製造方法、光学シートを用いた液晶表示装置
CN115220140A (zh) * 2022-08-11 2022-10-21 芜湖科莱特光电科技有限公司 一种柔性光学棱镜膜及其使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06222207A (ja) 光学用シート、面光源及び表示装置
KR0168879B1 (ko) 렌티큘러 렌즈, 면광원 및 액정 표시 장치
JP3123006B2 (ja) 面光源及び液晶表示装置
US6151169A (en) Sheet type optical device and backlighting unit using the same
US4642736A (en) Light diffuser
KR100215127B1 (ko) 광학산 시트를 이용한 면광원
JP2692025B2 (ja) 面状発光体装置
JP3309173B2 (ja) フィルムレンズ、面光源及び透過型表示体
KR20070003873A (ko) 휘도 개선 막, 조명 장치, 표시 장치, 광 안내 플레이트 및발광 개선 방법
JPH11142622A (ja) レンズフィルム、面光源装置、液晶表示装置
JP2005527864A (ja) 多機能光学アセンブリ
JPH11133214A (ja) 光学シート、光学シート積層体、面光源装置、及び、透過型表示装置
JP3582544B2 (ja) レンズシート、面光源及び表示装置
KR100438524B1 (ko) 백라이트 유닛
JP3860298B2 (ja) 光学シート、面光源装置及び透過型表示装置
JP2855510B2 (ja) レンズシート、エッジライト型面光源及び透過型表示体
JPH06324205A (ja) レンズシート及び該レンズシートを用いた面光源
JPH06301035A (ja) 面光源、それを用いた表示装置、及びそれらに用いるレンズシート
JP2010266611A (ja) 光均一素子、光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置
JP2010251053A (ja) 光均一素子及びそれを用いたバックライトユニット及びディスプレイ装置
JPH06201904A (ja) レンチキュラーレンズ、面光源及び液晶表示装置
WO2018166177A1 (zh) 透明显示装置
JPH01244490A (ja) 面光源素子
JPH08304607A (ja) バックライト
JPH0862428A (ja) エッジライト型面光源