JPH07336243A - 送信出力制御装置 - Google Patents
送信出力制御装置Info
- Publication number
- JPH07336243A JPH07336243A JP6129357A JP12935794A JPH07336243A JP H07336243 A JPH07336243 A JP H07336243A JP 6129357 A JP6129357 A JP 6129357A JP 12935794 A JP12935794 A JP 12935794A JP H07336243 A JPH07336243 A JP H07336243A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- amplifier
- low
- output
- control device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Transmitters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 CDMA方式特有の連続送信中のパワー制御
を広いダイナミックレンジで行ない、また消費電流の低
減を図る。 【構成】 ローパスフィルタ20、22によりディジタ
ル直交変調の振幅成分の変動を除去するとともに、バー
スト波の高速立ち上がり立ち下がり制御を、このローパ
スフィルタを通さないようにスイッチ23で切り換えて
行なうので、連続送信中のパワー制御を広いダイナミッ
クレンジで行なうことができる。また電力増幅器17
は、電源電圧の変動、周波数の変動、動作バイアス条件
の変更等があっても一定利得として働くので、消費電流
を低減することができる。
を広いダイナミックレンジで行ない、また消費電流の低
減を図る。 【構成】 ローパスフィルタ20、22によりディジタ
ル直交変調の振幅成分の変動を除去するとともに、バー
スト波の高速立ち上がり立ち下がり制御を、このローパ
スフィルタを通さないようにスイッチ23で切り換えて
行なうので、連続送信中のパワー制御を広いダイナミッ
クレンジで行なうことができる。また電力増幅器17
は、電源電圧の変動、周波数の変動、動作バイアス条件
の変更等があっても一定利得として働くので、消費電流
を低減することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CDMA(Code Div
ision Multiple Access )方式による無線通信機にお
いて、その送信出力を制御する装置に関するものであ
る。
ision Multiple Access )方式による無線通信機にお
いて、その送信出力を制御する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、無線通信機における送信出力制御
は、アナログ変調によるFDMA方式のものが最も一般
的であり、これは連続モードにおいてピーク電力レベル
を一定に保つ機能があればよい。また、近年実用化され
たディジタル変調によるTDMA方式のものでは、上記
機能にさらにバーストのランピング(立ち上がり、立ち
下がり制御)と、従来より広いダイナミックレンジにわ
たる出力レベル制御が要求されている。さらに、CDM
A方式のものでは、上記バーストランピング制御に加
え、連続送信モード中にパワーレベルを切り換える機能
が必要である。
は、アナログ変調によるFDMA方式のものが最も一般
的であり、これは連続モードにおいてピーク電力レベル
を一定に保つ機能があればよい。また、近年実用化され
たディジタル変調によるTDMA方式のものでは、上記
機能にさらにバーストのランピング(立ち上がり、立ち
下がり制御)と、従来より広いダイナミックレンジにわ
たる出力レベル制御が要求されている。さらに、CDM
A方式のものでは、上記バーストランピング制御に加
え、連続送信モード中にパワーレベルを切り換える機能
が必要である。
【0003】図4は従来のCDMA方式における送信出
力制御装置の構成を示している。この送信出力制御装置
では、発信器1、変調器2およびレベル可変増幅器3か
らなる送信変調波発生部4からの変調波が、可変減衰器
5を通って電力増幅器6により増幅されて出力され、そ
の出力の一部が方向性結合器7によって取り出され、ダ
イオード検波器8で検波した後、比較誤差アンプ9によ
り基準ランプ信号の波形と比較し、その誤差出力により
可変減衰器5を制御して、電力増幅器6の入力を制御す
るように構成されている。
力制御装置の構成を示している。この送信出力制御装置
では、発信器1、変調器2およびレベル可変増幅器3か
らなる送信変調波発生部4からの変調波が、可変減衰器
5を通って電力増幅器6により増幅されて出力され、そ
の出力の一部が方向性結合器7によって取り出され、ダ
イオード検波器8で検波した後、比較誤差アンプ9によ
り基準ランプ信号の波形と比較し、その誤差出力により
可変減衰器5を制御して、電力増幅器6の入力を制御す
るように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記C
DMA方式の送信出力制御装置では、連続送信中のパワ
ーレベルを切り換えるに際して、最小ステップ0.5d
Bで80dB以上のダイナミックレンジにわたって切り
換えなければならず、上記構成ではこれを実現すること
が困難であった。また上記構成では、CDMA方式にお
けるパワー制御では平均出力電力がアナログ方式に比べ
て10数dB以上低いという特性を消費電力の低減に結
びつけることが難しかった。
DMA方式の送信出力制御装置では、連続送信中のパワ
ーレベルを切り換えるに際して、最小ステップ0.5d
Bで80dB以上のダイナミックレンジにわたって切り
換えなければならず、上記構成ではこれを実現すること
が困難であった。また上記構成では、CDMA方式にお
けるパワー制御では平均出力電力がアナログ方式に比べ
て10数dB以上低いという特性を消費電力の低減に結
びつけることが難しかった。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解決す
るもので、CDMA方式特有の連続送信中のパワー制御
を広いダイナミックレンジで行なうことができ、また消
費電流の低減を図ることのできる優れた送信出力制御装
置を提供することを目的とする。
るもので、CDMA方式特有の連続送信中のパワー制御
を広いダイナミックレンジで行なうことができ、また消
費電流の低減を図ることのできる優れた送信出力制御装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、送信変調波発生部と、送信変調波発生部
からの出力を2分配する分配器と、分配器の一方の出力
をレベル可変素子を通して入力する電力増幅器と、電力
増幅器の出力に接続された方向性結合器と、方向性結合
器の出力に直列に接続された第1ダイオード検波器およ
び第1ローパスフィルタと、分配器の他方の出力に直列
に接続された第2ダイオード検波器および第2ローパス
フィルタと、第1ダイオード検波器および第1ローパス
フィルタの接続点と第1ローパスフィルタの出力とを切
り換えるとともに、第2ローパスフィルタの出力と基準
信号とを切り換えるスイッチと、このスイッチの出力を
入力されてレベル可変素子を制御する比較誤差アンプと
を備えたものである。
成するために、送信変調波発生部と、送信変調波発生部
からの出力を2分配する分配器と、分配器の一方の出力
をレベル可変素子を通して入力する電力増幅器と、電力
増幅器の出力に接続された方向性結合器と、方向性結合
器の出力に直列に接続された第1ダイオード検波器およ
び第1ローパスフィルタと、分配器の他方の出力に直列
に接続された第2ダイオード検波器および第2ローパス
フィルタと、第1ダイオード検波器および第1ローパス
フィルタの接続点と第1ローパスフィルタの出力とを切
り換えるとともに、第2ローパスフィルタの出力と基準
信号とを切り換えるスイッチと、このスイッチの出力を
入力されてレベル可変素子を制御する比較誤差アンプと
を備えたものである。
【0007】
【作用】したがって本発明によれば、ローパスフィルタ
によりディジタル直交変調の振幅成分の変動を除去する
とともに、バースト波の高速立ち上がり立ち下がり制御
を、このローパスフィルタを通さずに高速で行なえるよ
うにスイッチで切り換えることにより、連続送信中のパ
ワー制御を広いダイナミックレンジで行なうことがで
き、また電力増幅器は、電源電圧の変動、周波数の変
動、動作バイアス条件の変更があっても一定利得として
働くので、消費電流を低減することができる。
によりディジタル直交変調の振幅成分の変動を除去する
とともに、バースト波の高速立ち上がり立ち下がり制御
を、このローパスフィルタを通さずに高速で行なえるよ
うにスイッチで切り換えることにより、連続送信中のパ
ワー制御を広いダイナミックレンジで行なうことがで
き、また電力増幅器は、電源電圧の変動、周波数の変
動、動作バイアス条件の変更があっても一定利得として
働くので、消費電流を低減することができる。
【0008】
(実施例1)図1は本発明の第1の実施例における送信
出力制御装置の構成を示すものである。図1において、
11は発信器、12は変調器、13はレベル可変増幅器
であり、これらにより定電圧電源により駆動される送信
変調波発生部14が構成されている。15は送信変調波
発生部14の出力を2分配する分配器、16は分配器1
5の一方の出力を入力するレベル可変素子としての可変
減衰器、17は可変減衰器16の出力を増幅する電力増
幅器、18は電力増幅器17の出力に接続された方向性
結合器、19は方向性結合器18の出力に接続された検
波電圧を得るための第1のダイオード検波器、20は第
1のダイオード検波器19に接続された第1のローパス
フィルタ、21は分配器15の他方の出力に接続された
検波電圧を得るための第2のダイオード検波器、22は
第2のダイオード検波器21に接続された第2のローパ
スフィルタ、23は切り換えスイッチ23Aおよび23
Bからなる2連のスイッチ、24はスイッチ23の出力
を入力されて可変減衰器16を制御する比較誤差アン
プ、25は基準ランプ信号、26はランプタイミング信
号である。
出力制御装置の構成を示すものである。図1において、
11は発信器、12は変調器、13はレベル可変増幅器
であり、これらにより定電圧電源により駆動される送信
変調波発生部14が構成されている。15は送信変調波
発生部14の出力を2分配する分配器、16は分配器1
5の一方の出力を入力するレベル可変素子としての可変
減衰器、17は可変減衰器16の出力を増幅する電力増
幅器、18は電力増幅器17の出力に接続された方向性
結合器、19は方向性結合器18の出力に接続された検
波電圧を得るための第1のダイオード検波器、20は第
1のダイオード検波器19に接続された第1のローパス
フィルタ、21は分配器15の他方の出力に接続された
検波電圧を得るための第2のダイオード検波器、22は
第2のダイオード検波器21に接続された第2のローパ
スフィルタ、23は切り換えスイッチ23Aおよび23
Bからなる2連のスイッチ、24はスイッチ23の出力
を入力されて可変減衰器16を制御する比較誤差アン
プ、25は基準ランプ信号、26はランプタイミング信
号である。
【0009】2連の切り換えスイッチ23の一方のスイ
ッチ23Aの可動側端子aは第1のローパスフィルタ2
0に接続され、可動側端子bは第1のダイオード検波器
19と第1のローパスフィルタ20との接続点に接続さ
れ、固定側端子cは比較誤差アンプ24のマイナス側端
子に接続されている。他方のスイッチ23Bの可動側端
子dは第2のローパスフィルタ22に接続され、可動側
端子eは基準ランプ信号25に接続され、固定側端子f
は比較誤差アンプ24のプラス側端子に接続されてい
る。
ッチ23Aの可動側端子aは第1のローパスフィルタ2
0に接続され、可動側端子bは第1のダイオード検波器
19と第1のローパスフィルタ20との接続点に接続さ
れ、固定側端子cは比較誤差アンプ24のマイナス側端
子に接続されている。他方のスイッチ23Bの可動側端
子dは第2のローパスフィルタ22に接続され、可動側
端子eは基準ランプ信号25に接続され、固定側端子f
は比較誤差アンプ24のプラス側端子に接続されてい
る。
【0010】送信変調波発生部14は、環境条件の変化
に影響を受けないように温度補償されたものが使用され
る。また、連続可変減衰器16の代わりに利得可変増幅
器を使用することができる。また、2つのローパスフィ
ルタ20、22は、ディジタル直交変調の振幅成分変動
を除去するためのもので、カットオフ周波数の等しい特
性の揃ったものが使用される。さらに、電力増幅器17
には、駆動電源である電池電源が接続されるとともに、
電力変換効率の改善のために電流制御端子が接続されて
いる。
に影響を受けないように温度補償されたものが使用され
る。また、連続可変減衰器16の代わりに利得可変増幅
器を使用することができる。また、2つのローパスフィ
ルタ20、22は、ディジタル直交変調の振幅成分変動
を除去するためのもので、カットオフ周波数の等しい特
性の揃ったものが使用される。さらに、電力増幅器17
には、駆動電源である電池電源が接続されるとともに、
電力変換効率の改善のために電流制御端子が接続されて
いる。
【0011】次に上記実施例の動作について説明する。
定電圧電源により駆動される送信変調波発生部14から
出力された変調波は、分配器15により2分配され、一
方は可変減衰器16を通って電力増幅器17により電力
増幅されて出力される。その出力の一部は、方向性結合
器18により取り出され、ダイオード検波器19および
ローパスフィルタ20を通る信号系統と、ダイオード検
波器19だけを通ってローパスフィルタ20を通らない
信号系統とに分けられて、それぞれスイッチ23Aによ
り選択されて比較誤差アンプ24のマイナス側に入力さ
れる。一方、分配器15によって分配された他方の出力
は、ダイオード検波器21およびローパスフィルタ22
を通り、この信号と基準ランプ信号とがスイッチ23B
により選択され、比較誤差アンプ24のプラス側に入力
される。スイッチ23の切り換えは、ランプタイミング
信号26によって行なわれ、バースト波の立ち上がり、
立ち下がりの時だけ可動側端子bおよびe側に切り換え
られ、比較誤差アンプ24のマイナス側には、ダイオー
ド検波器19だけを通った時定数の短い検波電圧が入力
され、プラス側には基準ランプ信号25が入力され、そ
の誤差出力により可変減衰器16を制御し、負帰還でラ
ンピング波形制御を行なう。本実施例では、パワーレベ
ルに応じて基準ランプ信号25の波形を異ならせてい
る。ランプ期間を過ぎると、スイッチ23はそれぞれ可
動側端子aおよびd側に切り換えられ、比較誤差アンプ
24のマイナス側およびプラス側には、それぞれローパ
スフィルタ20、22を通った時定数の長い検波電圧が
入力されて、可変減衰器16を負帰還制御するので、電
力増幅器17が一定利得の増幅器として働き、定電圧電
源で駆動される送信変調波発生部14のレベルに応じて
送信出力を安定的に増減する。
定電圧電源により駆動される送信変調波発生部14から
出力された変調波は、分配器15により2分配され、一
方は可変減衰器16を通って電力増幅器17により電力
増幅されて出力される。その出力の一部は、方向性結合
器18により取り出され、ダイオード検波器19および
ローパスフィルタ20を通る信号系統と、ダイオード検
波器19だけを通ってローパスフィルタ20を通らない
信号系統とに分けられて、それぞれスイッチ23Aによ
り選択されて比較誤差アンプ24のマイナス側に入力さ
れる。一方、分配器15によって分配された他方の出力
は、ダイオード検波器21およびローパスフィルタ22
を通り、この信号と基準ランプ信号とがスイッチ23B
により選択され、比較誤差アンプ24のプラス側に入力
される。スイッチ23の切り換えは、ランプタイミング
信号26によって行なわれ、バースト波の立ち上がり、
立ち下がりの時だけ可動側端子bおよびe側に切り換え
られ、比較誤差アンプ24のマイナス側には、ダイオー
ド検波器19だけを通った時定数の短い検波電圧が入力
され、プラス側には基準ランプ信号25が入力され、そ
の誤差出力により可変減衰器16を制御し、負帰還でラ
ンピング波形制御を行なう。本実施例では、パワーレベ
ルに応じて基準ランプ信号25の波形を異ならせてい
る。ランプ期間を過ぎると、スイッチ23はそれぞれ可
動側端子aおよびd側に切り換えられ、比較誤差アンプ
24のマイナス側およびプラス側には、それぞれローパ
スフィルタ20、22を通った時定数の長い検波電圧が
入力されて、可変減衰器16を負帰還制御するので、電
力増幅器17が一定利得の増幅器として働き、定電圧電
源で駆動される送信変調波発生部14のレベルに応じて
送信出力を安定的に増減する。
【0012】出力が立ち上がってからは高速制御は要求
されず、要求されるのは、出力レベルの増減であり、こ
れは電力増幅器17の前のレベル可変増幅器13で行な
われるので、電力増幅器17は一定利得の増幅器として
働けばよい。したがって本実施例では、電源電圧の変
動、周波数の変動、動作バイアス条件の変更等があって
も、一定利得として働くように負帰還ループを動作させ
ているので、例えば電力増幅器17の消費電流を減らす
ために、出力レベルに応じた電流制御を行なった時に、
電力増幅器17の利得が変化しても、系全体として一定
利得が保持されるので、積極的な消費電流の節減が図ら
れる。
されず、要求されるのは、出力レベルの増減であり、こ
れは電力増幅器17の前のレベル可変増幅器13で行な
われるので、電力増幅器17は一定利得の増幅器として
働けばよい。したがって本実施例では、電源電圧の変
動、周波数の変動、動作バイアス条件の変更等があって
も、一定利得として働くように負帰還ループを動作させ
ているので、例えば電力増幅器17の消費電流を減らす
ために、出力レベルに応じた電流制御を行なった時に、
電力増幅器17の利得が変化しても、系全体として一定
利得が保持されるので、積極的な消費電流の節減が図ら
れる。
【0013】(実施例2)図2は本発明の第2の実施例
の構成を示し、図1に示した第1の実施例とは、可変減
衰器16が利得可変増幅器27に変更されている点だけ
が異なる。このように、電力増幅器17に前置するレベ
ル可変素子として、可変増幅器の代わりに利得可変増幅
器を用いることにより、電力増幅器17の利得の負担を
軽減できる利点がある。
の構成を示し、図1に示した第1の実施例とは、可変減
衰器16が利得可変増幅器27に変更されている点だけ
が異なる。このように、電力増幅器17に前置するレベ
ル可変素子として、可変増幅器の代わりに利得可変増幅
器を用いることにより、電力増幅器17の利得の負担を
軽減できる利点がある。
【0014】(実施例3)図3は本発明の第3の実施例
の構成を示し、図1に示した第1の実施例に対し、送信
変調派発生部14におけるレベル可変増幅器13を増幅
器13Aと可変減衰器13Bとで構成し、第1のダイオ
ード検波器19および第2のダイオード検波器21の前
段に、それぞれ可変減衰器28、30および増幅器2
9、31を縦続接続した回路を挿入し、各可変減衰器1
3B、28、30のレベル調整を制御部32で行なうよ
うにしたものである。
の構成を示し、図1に示した第1の実施例に対し、送信
変調派発生部14におけるレベル可変増幅器13を増幅
器13Aと可変減衰器13Bとで構成し、第1のダイオ
ード検波器19および第2のダイオード検波器21の前
段に、それぞれ可変減衰器28、30および増幅器2
9、31を縦続接続した回路を挿入し、各可変減衰器1
3B、28、30のレベル調整を制御部32で行なうよ
うにしたものである。
【0015】上記第1および第2の実施例では、ダイオ
ード検波器19、21の検波レンジは20数dBである
ため、厳密に負帰還ループで送信出力が制御されるの
は、最大出力からマイナス20数dBの範囲である。そ
こで、この範囲を拡大するために、減衰器28、30お
よび線形増幅器29、31をダイオード検波器19、2
1の前に挿入する。この場合の減衰量の制御は、送信変
調波発生部14の可変減衰器13Bと正確に逆特性とな
るようにする必要がある。例えば、出力を0.5dB増
加する場合、可変減衰器13Bの減衰量を0.5dB減
少させ、分配器15に入力する量を0.5dB増加させ
る。一方、ダイオード検波器19、21に接続されてい
る可変減衰器28、30は、減衰量が逆に0.5dB増
すように制御することにより、結局ダイオード検波器1
9、21には、ほぼ一定のレベルが入力されることにな
る。
ード検波器19、21の検波レンジは20数dBである
ため、厳密に負帰還ループで送信出力が制御されるの
は、最大出力からマイナス20数dBの範囲である。そ
こで、この範囲を拡大するために、減衰器28、30お
よび線形増幅器29、31をダイオード検波器19、2
1の前に挿入する。この場合の減衰量の制御は、送信変
調波発生部14の可変減衰器13Bと正確に逆特性とな
るようにする必要がある。例えば、出力を0.5dB増
加する場合、可変減衰器13Bの減衰量を0.5dB減
少させ、分配器15に入力する量を0.5dB増加させ
る。一方、ダイオード検波器19、21に接続されてい
る可変減衰器28、30は、減衰量が逆に0.5dB増
すように制御することにより、結局ダイオード検波器1
9、21には、ほぼ一定のレベルが入力されることにな
る。
【0016】このように、本実施例では、送信出力の非
常に広い範囲にわたって、電力増幅器17を含む系が一
定利得に保たれ、安定な出力制御が可能となる。ただ
し、本実施例では、送信ランピングの基準波形は、出力
に依存せずに一定となる。
常に広い範囲にわたって、電力増幅器17を含む系が一
定利得に保たれ、安定な出力制御が可能となる。ただ
し、本実施例では、送信ランピングの基準波形は、出力
に依存せずに一定となる。
【0017】このように上記各実施例によれば、CDM
A方式特有の連続送信中の送信出力制御を広いダイナミ
ックレンジで行なうことができるとともに、電池電源を
使用した場合等の電源電圧の変動や、環境変化による温
度変動等を補償でき、消費電流の節減を図ることができ
る。
A方式特有の連続送信中の送信出力制御を広いダイナミ
ックレンジで行なうことができるとともに、電池電源を
使用した場合等の電源電圧の変動や、環境変化による温
度変動等を補償でき、消費電流の節減を図ることができ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記各実施例から明らかなよ
うに、CDMA方式特有の連続送信出力時におけるパワ
ー制御を広いダイナミックレンジにわたって行なうこと
ができるとともに、バースト出力波形の制御も可能であ
る。また、電力増幅器の利得を、電源電圧の変動、周波
数の変動、バイアス条件の変更等があっても一定に保つ
ことができるので、出力の安定化および消費電流の低減
を図ることができるという効果を有する。
うに、CDMA方式特有の連続送信出力時におけるパワ
ー制御を広いダイナミックレンジにわたって行なうこと
ができるとともに、バースト出力波形の制御も可能であ
る。また、電力増幅器の利得を、電源電圧の変動、周波
数の変動、バイアス条件の変更等があっても一定に保つ
ことができるので、出力の安定化および消費電流の低減
を図ることができるという効果を有する。
【図1】本発明の第1の実施例における送信出力制御装
置の構成を示すブロック図
置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における送信出力制御装
置の構成を示すブロック図
置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施例における送信出力制御装
置の構成を示すブロック図
置の構成を示すブロック図
【図4】従来例における送信出力制御装置の構成を示す
ブロック図
ブロック図
11 発信器 12 変調器 13 レベル可変増幅器 13A、29、31 増幅器 13B、28、30 可変減衰器 14 送信変調波発生部 15 分配器 16 可変減衰器 17 電力増幅器 18 方向性結合器 19 第1のダイオード検波器 20 第1のローパスフィルタ 21 第2のダイオード検波器 22 第2のローパスフィルタ 23 スイッチ 24 比較誤差アンプ 25 基準ランプ信号 26 ランプタイミング信号 27 利得可変増幅器 32 制御部
Claims (9)
- 【請求項1】 送信変調波発生部と、前記送信変調波発
生部に出力側に接続された分配器と、前記分配器の一方
の出力側にレベル可変素子を介して接続された電力増幅
器と、前記電力増幅器の出力側に接続された方向性結合
器と、前記方向性結合器の出力側に直列に接続された第
1ダイオード検波器および第1ローパスフィルタと、前
記分配器の他方の出力側に直列に接続された第2ダイオ
ード検波器および第2ローパスフィルタと、前記第1ダ
イオード検波器および第1ローパスフィルタの接続点と
前記第1ローパスフィルタの出力とを切り換えるととも
に、前記第2ローパスフィルタの出力と基準信号とを切
り換えるスイッチと、前記スイッチの出力を入力されて
前記レベル可変素子を制御する比較誤差アンプとを備え
た送信出力制御装置。 - 【請求項2】 第1および第2ローパスフィルタは、カ
ットオフ周波数の等しい特性の揃ったものである請求項
1記載の送信出力制御装置。 - 【請求項3】 スイッチは、ランプタイミング信号によ
って第1および第2ローパスフィルタを通った信号2系
統か、または第1および第2ローパスフィルタを通らな
い信号2系統のどちらかを選択する請求項1記載の送信
出力制御装置。 - 【請求項4】 送信変調波発生部は、定電圧電源により
駆動される請求項1記載の送信出力制御装置。 - 【請求項5】 電力増幅器は、電力変換効率の改善のた
めに電流制御端子が接続されている請求項1記載の送信
出力制御装置。 - 【請求項6】 レベル可変素子は、可変減衰器または利
得可変増幅器である請求項1記載の送信出力制御装置。 - 【請求項7】 送信変調波発生部は、温度補償されてい
る請求項1記載の送信出力制御装置。 - 【請求項8】 第1および第2ダイオード検波器の前
に、可変減衰器と増幅器を縦続接続した回路を挿入し、
分配器の前のレベル可変増幅器を増幅器と可変減衰器で
構成した請求項1記載の送信出力制御装置。 - 【請求項9】 各ダイオード検波器に前置される可変減
衰器と、分配器に前置される可変減衰器のそれぞれの減
衰量制御特性を互いに逆特性とした請求項8記載の送信
出力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6129357A JPH07336243A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 送信出力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6129357A JPH07336243A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 送信出力制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07336243A true JPH07336243A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15007601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6129357A Pending JPH07336243A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 送信出力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07336243A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000052837A1 (fr) * | 1999-03-01 | 2000-09-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif et procede de controle de puissance d'emission |
WO2000055968A1 (en) * | 1999-03-12 | 2000-09-21 | Nokia Networks Oy | Power amplifier unit |
US6169449B1 (en) | 1998-07-03 | 2001-01-02 | Nec Corporation | Transmission power control circuit capable of varying electric power over a wide range |
US6389303B1 (en) | 1998-01-30 | 2002-05-14 | Nec Corporation | Booster for amplifying the transmission output of a handy phone |
US6795694B2 (en) | 2000-03-24 | 2004-09-21 | Nec Corporation | Automatic gain control system |
JP2007243684A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Nec Corp | 無線通信端末、該無線通信端末に用いられる送信回路及び電源供給方法 |
JP2014207570A (ja) * | 2013-04-12 | 2014-10-30 | Necネットワーク・センサ株式会社 | 電力制御回路および温度補償方法 |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP6129357A patent/JPH07336243A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6389303B1 (en) | 1998-01-30 | 2002-05-14 | Nec Corporation | Booster for amplifying the transmission output of a handy phone |
US6577850B2 (en) | 1998-01-30 | 2003-06-10 | Nec Corporation | Booster for amplifying the transmission output of a handy phone |
US6169449B1 (en) | 1998-07-03 | 2001-01-02 | Nec Corporation | Transmission power control circuit capable of varying electric power over a wide range |
EP1076420A1 (en) * | 1999-03-01 | 2001-02-14 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Transmission power control device and transmissiom power control method |
WO2000052837A1 (fr) * | 1999-03-01 | 2000-09-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif et procede de controle de puissance d'emission |
US6396879B1 (en) | 1999-03-01 | 2002-05-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Transmission power controller and transmission power control method |
EP1076420A4 (en) * | 1999-03-01 | 2003-08-06 | Mitsubishi Electric Corp | TRANSMISSION POWER MONITORING DEVICE AND METHOD |
WO2000055968A1 (en) * | 1999-03-12 | 2000-09-21 | Nokia Networks Oy | Power amplifier unit |
US6677819B1 (en) | 1999-03-12 | 2004-01-13 | Nokia Corporation | Power amplifier unit |
US6795694B2 (en) | 2000-03-24 | 2004-09-21 | Nec Corporation | Automatic gain control system |
JP2007243684A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Nec Corp | 無線通信端末、該無線通信端末に用いられる送信回路及び電源供給方法 |
JP4715566B2 (ja) * | 2006-03-09 | 2011-07-06 | 日本電気株式会社 | 無線通信端末、該無線通信端末に用いられる送信回路及び電源供給方法 |
JP2014207570A (ja) * | 2013-04-12 | 2014-10-30 | Necネットワーク・センサ株式会社 | 電力制御回路および温度補償方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6097252A (en) | Method and apparatus for high efficiency power amplification | |
JP2703667B2 (ja) | 電力増幅装置 | |
US5126688A (en) | Power amplifying apparatus for wireless transmitter | |
US5182527A (en) | Power amplifying apparatus for wireless transmitter | |
US5530923A (en) | Dual mode transmission system with switched linear amplifier | |
US5789984A (en) | RF power amplifiers | |
KR100191101B1 (ko) | 고 효율을 가진 광역 가변 출력 증폭기 장치 | |
EP0405445B1 (en) | Output waveform control circuit | |
KR19990050145A (ko) | 무선 통신 단말기의 전원 절약 장치 | |
JPH03131129A (ja) | 無線電話用の送信装置 | |
US5977833A (en) | Power supply circuit for a power amplifier of a mobile radio communication terminal | |
JP3323174B2 (ja) | Tdma方式デジタル無線送信装置 | |
JPH07336243A (ja) | 送信出力制御装置 | |
JPH0637551A (ja) | 歪み補償回路 | |
KR20030048453A (ko) | 전송기 이득에 기초한 전송기 바이어스 전류의 조정 | |
JPH077457A (ja) | ホットスタンバイ切替装置 | |
EP1364464B1 (en) | Adjustment of bias current in a first integrated circuit based on a signal gain of a second integrated circuit | |
JP3289197B2 (ja) | 送信電力増幅装置 | |
JPH1023089A (ja) | 送信出力制御回路 | |
JPH06152288A (ja) | 電力制御装置 | |
EP1280270A2 (en) | Base-station amplifier device | |
KR100377083B1 (ko) | 파워컨트롤회로 | |
KR100713215B1 (ko) | 이동통신 단말기의 전력증폭기 구동전압 가변장치 및 방법 | |
JPH05300029A (ja) | 自動送信電力制御回路の電力増幅器バイアス回路 | |
JP3041149B2 (ja) | パワー制御装置 |