JPH07315015A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH07315015A JPH07315015A JP6112965A JP11296594A JPH07315015A JP H07315015 A JPH07315015 A JP H07315015A JP 6112965 A JP6112965 A JP 6112965A JP 11296594 A JP11296594 A JP 11296594A JP H07315015 A JPH07315015 A JP H07315015A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- weight
- parts
- bead
- polyamide
- Prior art date
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/86—Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction
Landscapes
- Tires In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガムチェーファーに好適なゴム組成物を用い
ることにより、操縦性、低転がり抵抗性(低燃費性)に
優れ、かつ、リムずれもなくビード部の耐久性に優れた
空気入りタイヤを提供する。 【構成】 ビード部に位置するビードワイヤと、多数の
コードが平行に配置されたゴム引きコード層からなり、
両端部がビード部で折り返してビードワイヤに係止され
たカーカスプライとビードワイヤの放射方向に配置され
たビードフィラー及びガムチェーファーとを有する空気
入りタイヤにおいて、天然ゴム及びジエン系合成ゴムか
らなる群から選ばれた少なくとも1種のゴム成分100
重量部に対して、アミド基を有する熱可塑性エラストマ
ーからなる繊維5〜70重量部と、オレフィン系樹脂5
〜70重量部で、前記アミド基を有する熱可塑性エラス
トマーからなる繊維とオレフィン系樹脂との配合比が3
/7〜7/3であることからなるゴム組成物をガムチェ
ーファーに用いた空気入りタイヤ。
ることにより、操縦性、低転がり抵抗性(低燃費性)に
優れ、かつ、リムずれもなくビード部の耐久性に優れた
空気入りタイヤを提供する。 【構成】 ビード部に位置するビードワイヤと、多数の
コードが平行に配置されたゴム引きコード層からなり、
両端部がビード部で折り返してビードワイヤに係止され
たカーカスプライとビードワイヤの放射方向に配置され
たビードフィラー及びガムチェーファーとを有する空気
入りタイヤにおいて、天然ゴム及びジエン系合成ゴムか
らなる群から選ばれた少なくとも1種のゴム成分100
重量部に対して、アミド基を有する熱可塑性エラストマ
ーからなる繊維5〜70重量部と、オレフィン系樹脂5
〜70重量部で、前記アミド基を有する熱可塑性エラス
トマーからなる繊維とオレフィン系樹脂との配合比が3
/7〜7/3であることからなるゴム組成物をガムチェ
ーファーに用いた空気入りタイヤ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガムチェーファーに好
適なゴム組成物を用いた空気入りタイヤに係り、より詳
しくは、操縦性、低転がり抵抗性(低燃費性)に優れ、
かつ、リムずれもなくビード部の耐久性に優れた空気入
りタイヤに関する。
適なゴム組成物を用いた空気入りタイヤに係り、より詳
しくは、操縦性、低転がり抵抗性(低燃費性)に優れ、
かつ、リムずれもなくビード部の耐久性に優れた空気入
りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】空気入りタイヤのビード部構造は、タイ
ヤとして要求される運動性能と耐久性能を満足するため
に、種々の検討がなされている。また、近年の二酸化炭
素排出量の増加に伴う地球の温暖化現象が懸念され、自
動車及び自動車部品に対して燃費性向上を目的とした対
策が要求され、タイヤに対しても、転がり抵抗の低減に
よる燃費性能の向上が要請されている。
ヤとして要求される運動性能と耐久性能を満足するため
に、種々の検討がなされている。また、近年の二酸化炭
素排出量の増加に伴う地球の温暖化現象が懸念され、自
動車及び自動車部品に対して燃費性向上を目的とした対
策が要求され、タイヤに対しても、転がり抵抗の低減に
よる燃費性能の向上が要請されている。
【0003】その対策として、ガムチェーファー層をビ
ード部に配置することによって、タイヤの運動性能、耐
久性能を改善させる試みがなされているが、このような
ものは製造工程が多くなり、生産性が著しく劣るといっ
た欠点を有していた。
ード部に配置することによって、タイヤの運動性能、耐
久性能を改善させる試みがなされているが、このような
ものは製造工程が多くなり、生産性が著しく劣るといっ
た欠点を有していた。
【0004】他の試みとして、超硬質ゴムをビード部に
配置することにより運動性能を改善することは、実公昭
47−16084号公報、仏国特許第1,260,13
8号公報、米国特許第4,067,373号等公報に記
載されている。しかし、これらの公報は、タイヤ走行中
の複雑な入力下にあるガムチェーファーゴムとしての機
能を十分に発揮させて、その上でタイヤとして必要な耐
久性等を持たせることについて殆ど考慮されていない。
配置することにより運動性能を改善することは、実公昭
47−16084号公報、仏国特許第1,260,13
8号公報、米国特許第4,067,373号等公報に記
載されている。しかし、これらの公報は、タイヤ走行中
の複雑な入力下にあるガムチェーファーゴムとしての機
能を十分に発揮させて、その上でタイヤとして必要な耐
久性等を持たせることについて殆ど考慮されていない。
【0005】一方、高速道路の発達や車両の高速化に伴
い、タイヤの高速性能も要求されるようになってきてお
り、リムとビードの間に配置されるガムチェーファーに
はますます大きい力が負荷されるため、操縦性、低転が
り抵抗性、耐久性を備えたガムチェーファーの必要性が
高まっている。
い、タイヤの高速性能も要求されるようになってきてお
り、リムとビードの間に配置されるガムチェーファーに
はますます大きい力が負荷されるため、操縦性、低転が
り抵抗性、耐久性を備えたガムチェーファーの必要性が
高まっている。
【0006】他方、高弾性率化された強化ゴム組成物を
得るために、加硫可能なゴムに短繊維を配合すること
は、従来より行われている。例えば、特公平1−174
94号公報には、ゴムとそれに埋封したナイロン繊維
が、レゾール型アルキルフェノールホルムアルデヒド系
樹脂の初期縮合物を介してグラフト結合している強化ゴ
ムの記載がある。しかし、この方法では、熱に対して反
応性が高いレゾール型アルキルフェノール樹脂を使用し
ているため、ナイロン繊維とゴムとのグラフト結合の調
節が難しく、使用できるゴムも限定され、そのうえ、ナ
イロン含量の少ない強化ゴム組成物しか得ることができ
なかった。
得るために、加硫可能なゴムに短繊維を配合すること
は、従来より行われている。例えば、特公平1−174
94号公報には、ゴムとそれに埋封したナイロン繊維
が、レゾール型アルキルフェノールホルムアルデヒド系
樹脂の初期縮合物を介してグラフト結合している強化ゴ
ムの記載がある。しかし、この方法では、熱に対して反
応性が高いレゾール型アルキルフェノール樹脂を使用し
ているため、ナイロン繊維とゴムとのグラフト結合の調
節が難しく、使用できるゴムも限定され、そのうえ、ナ
イロン含量の少ない強化ゴム組成物しか得ることができ
なかった。
【0007】これを解決するために、特公平3−215
72号公報には、粘着付与剤を配合した合成ゴムに熱可
塑性ポリアミドの微細な繊維状物を分散させ、この界面
において、該ポリアミドと合成ゴムとをノボラック型フ
ェノール樹脂を介してグラフト結合させる方法が記載さ
れているが、この方法ではゴム、ポリアミド及び樹脂の
混練物に樹脂硬化剤を配合し、ゴムの中で硬化させるた
め、前記のような種々の問題があった。また、特公平3
−49932号公報には、芳香族ポリアミドパルプとフ
ェノール系樹脂をゴムに混練することにより短繊維補強
と樹脂補強を行い、これらによって高弾性率化できるで
きることが記載されている。しかし、この技術ではゴム
分子とポリアミドパルプ短繊維とが直接結合していない
ので、補強効率が低く、更に短繊維自体がゴム中での破
壊核として作用し、ゴムの疲労耐久性とクリープ性を著
しく低下させる欠点を、また、パルプ状の繊維をバンバ
リーミキサー等の混練機を用いてゴム中に分散させるた
め、分散レベルが極めて低く、ある量を越えると短繊維
の配合量に対する補強効果が低下し、更に増量される
と、混練、押出しが極めて困難になる欠点を、有してい
る。
72号公報には、粘着付与剤を配合した合成ゴムに熱可
塑性ポリアミドの微細な繊維状物を分散させ、この界面
において、該ポリアミドと合成ゴムとをノボラック型フ
ェノール樹脂を介してグラフト結合させる方法が記載さ
れているが、この方法ではゴム、ポリアミド及び樹脂の
混練物に樹脂硬化剤を配合し、ゴムの中で硬化させるた
め、前記のような種々の問題があった。また、特公平3
−49932号公報には、芳香族ポリアミドパルプとフ
ェノール系樹脂をゴムに混練することにより短繊維補強
と樹脂補強を行い、これらによって高弾性率化できるで
きることが記載されている。しかし、この技術ではゴム
分子とポリアミドパルプ短繊維とが直接結合していない
ので、補強効率が低く、更に短繊維自体がゴム中での破
壊核として作用し、ゴムの疲労耐久性とクリープ性を著
しく低下させる欠点を、また、パルプ状の繊維をバンバ
リーミキサー等の混練機を用いてゴム中に分散させるた
め、分散レベルが極めて低く、ある量を越えると短繊維
の配合量に対する補強効果が低下し、更に増量される
と、混練、押出しが極めて困難になる欠点を、有してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ガムチ
ェーファーに従来のゴム組成物を用いた空気入りタイヤ
は、未だ上述の問題を解決できないまま現在に至ってい
る。従って、本発明は、ガムチェーファーに好適なゴム
組成物を使用することにより操縦性、低転がり抵抗性
(低燃費性)に優れ、リムずれもなくビード部の耐久性
に優れた空気入りタイヤの提供することを目的とする。
ェーファーに従来のゴム組成物を用いた空気入りタイヤ
は、未だ上述の問題を解決できないまま現在に至ってい
る。従って、本発明は、ガムチェーファーに好適なゴム
組成物を使用することにより操縦性、低転がり抵抗性
(低燃費性)に優れ、リムずれもなくビード部の耐久性
に優れた空気入りタイヤの提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決するため、鋭意検討を行った結果、ガムチェーファ
ーに特定のゴム組成物を用いることにより目的の空気入
りタイヤが得られることを見い出し、本発明を完成する
に至ったのである。すなわち、本発明は、ビード部に位
置するビードワイヤと、多数のコードが平行に配置され
たゴム引きコード層からなり、両端部がビード部で折り
返してビードワイヤに係止されたカーカスプライとビー
ドワイヤの放射方向に配置されたビードフィラー及びガ
ムチェーファーとを有する空気入りタイヤにおいて、天
然ゴム及びジエン系合成ゴムからなる群から選ばれた少
なくとも1種のゴム成分100重量部に対して、アミド
基を有する熱可塑性エラストマーからなる繊維3〜70
重量部と、オレフィン系樹脂3〜70重量部で、前記ア
ミド基を有する熱可塑性エラストマーからなる繊維とオ
レフィン系樹脂との配合比が3/7〜7/3であること
からなるゴム組成物をガムチェーファーに用いた空気入
りタイヤである。前記ガムチェーファーに用いたゴム組
成物の熱可塑性エラストマーからなる繊維は、平均径D
が0.1〜1.0μmであり、平均長さLと平均径Dの
比(L/D)が8以上であることが好ましい。
解決するため、鋭意検討を行った結果、ガムチェーファ
ーに特定のゴム組成物を用いることにより目的の空気入
りタイヤが得られることを見い出し、本発明を完成する
に至ったのである。すなわち、本発明は、ビード部に位
置するビードワイヤと、多数のコードが平行に配置され
たゴム引きコード層からなり、両端部がビード部で折り
返してビードワイヤに係止されたカーカスプライとビー
ドワイヤの放射方向に配置されたビードフィラー及びガ
ムチェーファーとを有する空気入りタイヤにおいて、天
然ゴム及びジエン系合成ゴムからなる群から選ばれた少
なくとも1種のゴム成分100重量部に対して、アミド
基を有する熱可塑性エラストマーからなる繊維3〜70
重量部と、オレフィン系樹脂3〜70重量部で、前記ア
ミド基を有する熱可塑性エラストマーからなる繊維とオ
レフィン系樹脂との配合比が3/7〜7/3であること
からなるゴム組成物をガムチェーファーに用いた空気入
りタイヤである。前記ガムチェーファーに用いたゴム組
成物の熱可塑性エラストマーからなる繊維は、平均径D
が0.1〜1.0μmであり、平均長さLと平均径Dの
比(L/D)が8以上であることが好ましい。
【0010】
【作用】本発明の空気入りタイヤは、ビード部に位置す
るビードワイヤと、多数のコードが平行に配置されたゴ
ム引きコード層からなり、両端部がビード部で折り返し
てビードワイヤに係止されたカーカスプライとビードワ
イヤの放射方向に配置されたビードフィラー及びガムチ
ェーファーとを有するものであり、該ガムチェーファー
中には、ジエン系ゴムとアミド基を有する熱可塑性エラ
ストマーからなる繊維とが化学的に結合されると共に、
該ポリアミドにはオレフィン系樹脂が融着された状態で
埋設されており、該ポリアミド繊維の特性である耐破断
性、疲労性の向上及びオレフィン系樹脂の特性である異
方性の向上が複合化されゴムとなっているので、操縦
性、低転がり抵抗性(低燃費性)に優れ、かつ、リムず
れもなくビード部の耐久性に優れたものとなる。
るビードワイヤと、多数のコードが平行に配置されたゴ
ム引きコード層からなり、両端部がビード部で折り返し
てビードワイヤに係止されたカーカスプライとビードワ
イヤの放射方向に配置されたビードフィラー及びガムチ
ェーファーとを有するものであり、該ガムチェーファー
中には、ジエン系ゴムとアミド基を有する熱可塑性エラ
ストマーからなる繊維とが化学的に結合されると共に、
該ポリアミドにはオレフィン系樹脂が融着された状態で
埋設されており、該ポリアミド繊維の特性である耐破断
性、疲労性の向上及びオレフィン系樹脂の特性である異
方性の向上が複合化されゴムとなっているので、操縦
性、低転がり抵抗性(低燃費性)に優れ、かつ、リムず
れもなくビード部の耐久性に優れたものとなる。
【0011】以下、本発明の内容を説明する。本発明に
好適に使用できるゴム成分としては、例えば、天然ゴム
(NR)、合成ポリイソプレンゴム(IR)、スチレン
−ブタジエン共重合ゴム(SBR)、ポリブタジエンゴ
ム(BR)、ブチルゴム(IIR)、クロロプレンゴム
(CR)、塩素化ブチルゴム(Cl−IIR)、臭素化
ブチルゴム(Br−IIR)、エチレン−プロピレンゴ
ム(EPDM)などが挙げられ、これらのゴムを単独若
しくは2種以上併用することができる。
好適に使用できるゴム成分としては、例えば、天然ゴム
(NR)、合成ポリイソプレンゴム(IR)、スチレン
−ブタジエン共重合ゴム(SBR)、ポリブタジエンゴ
ム(BR)、ブチルゴム(IIR)、クロロプレンゴム
(CR)、塩素化ブチルゴム(Cl−IIR)、臭素化
ブチルゴム(Br−IIR)、エチレン−プロピレンゴ
ム(EPDM)などが挙げられ、これらのゴムを単独若
しくは2種以上併用することができる。
【0012】本発明において用いるアミド基を有する熱
可塑性エラストマー(以下、「ポリアミド」という)と
しては、例えば、ナイロン6、ナイロン11、ナイロン
12、ナイロン610、ナイロン611、ナイロン61
2、ナイロン6/66の共重合を含むポリアミド、及び
これらの2種以上の混合ポリアミド等を挙げることがで
きる。使用するポリアミドの分子量は8000以上が好
ましく、マスターバッチを作るときの混練りの温度との
兼ね合いから、その融点は170〜240℃の範囲にあ
るものが好ましい。このポリアミドの配合量は、例え
ば、マスターバッチであるポリアミド及び後述するオレ
フィン系樹脂との補強ゴムにジエン系ゴムを更に混練す
ることにより、適宜調整することができる。また、本発
明のゴム組成物の中で、ポリアミドは短繊維の形で含ま
れ、物性面及び加工面より、短繊維としてのポリアミド
の量という見方が必要で、その配合量は、上記ジエン系
ゴム成分100重量部に対して3〜70重量部、好まし
くは、5〜50重量部、さらに好ましくは5〜30重量
部である。ポリアミドの配合量が3重量部未満では、本
発明の効果を発揮することができず、また、70重量部
超過では、作業性が著しく低下し、加工性が困難となり
好ましくない。
可塑性エラストマー(以下、「ポリアミド」という)と
しては、例えば、ナイロン6、ナイロン11、ナイロン
12、ナイロン610、ナイロン611、ナイロン61
2、ナイロン6/66の共重合を含むポリアミド、及び
これらの2種以上の混合ポリアミド等を挙げることがで
きる。使用するポリアミドの分子量は8000以上が好
ましく、マスターバッチを作るときの混練りの温度との
兼ね合いから、その融点は170〜240℃の範囲にあ
るものが好ましい。このポリアミドの配合量は、例え
ば、マスターバッチであるポリアミド及び後述するオレ
フィン系樹脂との補強ゴムにジエン系ゴムを更に混練す
ることにより、適宜調整することができる。また、本発
明のゴム組成物の中で、ポリアミドは短繊維の形で含ま
れ、物性面及び加工面より、短繊維としてのポリアミド
の量という見方が必要で、その配合量は、上記ジエン系
ゴム成分100重量部に対して3〜70重量部、好まし
くは、5〜50重量部、さらに好ましくは5〜30重量
部である。ポリアミドの配合量が3重量部未満では、本
発明の効果を発揮することができず、また、70重量部
超過では、作業性が著しく低下し、加工性が困難となり
好ましくない。
【0013】本発明において、ガムチェーファーに用い
るゴム組成物中におけるポリアミドは、ゴム分子と何ら
かの結合状態であればよいが、例えば、グラフト結合
等、化学的に結合していることが好ましい。このポリア
ミドは、その断面が円形又はそれに類する形であり、平
均径Dは、0.1〜1.0μm、好ましくは、0.1〜
0.8μmであり、さらに好ましくは、その90重量%
以上が1.0μm以下であり、その平均繊維長Lは10
μm以上で、かつ、その90重量%以上が1000μm
以下のものが好ましい。平均径Dが1.0μmを越える
と、繊維端部にて発生する応力集中により、疲労耐久性
の低下を招来する。また、ポリアミドの平均長さLと平
均径Dの比(L/D)が大きいほど、配向しやすくなり
異方性を高める効果がある。よって、ポリアミドの理想
的な特性としては、径を小さく、L/Dを大きくするこ
とが好ましいといえる。そこで、L/Dは8以上である
ことが必要で、好ましくは50〜5000である。L/
Dが8未満であると、異方性を高めることができず、好
ましくない。なお、本発明で用いるポリアミドは、ゴム
中にて溶融延伸するため、きわめて、ミクロな繊維であ
り、大幅な疲労耐久性の向上が実現できるものである。
るゴム組成物中におけるポリアミドは、ゴム分子と何ら
かの結合状態であればよいが、例えば、グラフト結合
等、化学的に結合していることが好ましい。このポリア
ミドは、その断面が円形又はそれに類する形であり、平
均径Dは、0.1〜1.0μm、好ましくは、0.1〜
0.8μmであり、さらに好ましくは、その90重量%
以上が1.0μm以下であり、その平均繊維長Lは10
μm以上で、かつ、その90重量%以上が1000μm
以下のものが好ましい。平均径Dが1.0μmを越える
と、繊維端部にて発生する応力集中により、疲労耐久性
の低下を招来する。また、ポリアミドの平均長さLと平
均径Dの比(L/D)が大きいほど、配向しやすくなり
異方性を高める効果がある。よって、ポリアミドの理想
的な特性としては、径を小さく、L/Dを大きくするこ
とが好ましいといえる。そこで、L/Dは8以上である
ことが必要で、好ましくは50〜5000である。L/
Dが8未満であると、異方性を高めることができず、好
ましくない。なお、本発明で用いるポリアミドは、ゴム
中にて溶融延伸するため、きわめて、ミクロな繊維であ
り、大幅な疲労耐久性の向上が実現できるものである。
【0014】本発明において用いるオレフィン系樹脂と
しては、例えば、低密度ポリエチレン(L−PE)、高
密度ポリエチレン(H−PE)、ポリプロピレン(P
P)等が挙げられる。オレフィン系樹脂の融点は、13
0〜200℃、好ましくは150〜170℃である。融
点が130℃未満であると、加硫後のゴム物性である発
熱性を低下させることができず、また、融点が200℃
をこえると、加工性が悪化し、ゴム練り時に溶解せず、
好ましくない。
しては、例えば、低密度ポリエチレン(L−PE)、高
密度ポリエチレン(H−PE)、ポリプロピレン(P
P)等が挙げられる。オレフィン系樹脂の融点は、13
0〜200℃、好ましくは150〜170℃である。融
点が130℃未満であると、加硫後のゴム物性である発
熱性を低下させることができず、また、融点が200℃
をこえると、加工性が悪化し、ゴム練り時に溶解せず、
好ましくない。
【0015】オレフィン系樹脂の配合量は、マスターバ
ッチであるオレフィン系樹脂及び上記ポリアミドとの補
強ゴムにジエン系ゴムを更に混練することにより、適宜
調整することができ、上記ジエン系ゴム成分100重量
部に対して3〜70重量部、好ましくは、5〜50重量
部、さらに好ましくは5〜30重量部である。オレフィ
ン系樹脂の配合量が3重量部未満では、本発明の効果を
発揮することができず、また、70重量部超過では、作
業性が著しく低下し、加工性が困難となり好ましくな
い。さらに、前記ポリアミドとオレフィン系樹脂との配
合比は、3/7〜7/3であり、好ましく、4/6〜6
/4であり、その配合比が3/7未満であると、異方
性、疲労性が低下し好ましくなく、また、配合比が7/
3超過では、発熱性が高くなり好ましくない。
ッチであるオレフィン系樹脂及び上記ポリアミドとの補
強ゴムにジエン系ゴムを更に混練することにより、適宜
調整することができ、上記ジエン系ゴム成分100重量
部に対して3〜70重量部、好ましくは、5〜50重量
部、さらに好ましくは5〜30重量部である。オレフィ
ン系樹脂の配合量が3重量部未満では、本発明の効果を
発揮することができず、また、70重量部超過では、作
業性が著しく低下し、加工性が困難となり好ましくな
い。さらに、前記ポリアミドとオレフィン系樹脂との配
合比は、3/7〜7/3であり、好ましく、4/6〜6
/4であり、その配合比が3/7未満であると、異方
性、疲労性が低下し好ましくなく、また、配合比が7/
3超過では、発熱性が高くなり好ましくない。
【0016】また、本発明のガムチェーファーに用いる
ゴム組成物には、分子内に炭素間二重結合を2個以上有
する不飽和脂肪酸であって、該不飽和脂肪酸が、分子内
に共役二重結合を1組以上有する共役ジエン系酸を10
重量%以上含んでなるものを添加してもよい。ここで、
「共役ジエン系酸」とは、その分子内に共役関係にある
2個の炭素間二重結合を少なくとも1組(例えば、−C
H=CH−CH=CH−)含む不飽和モノカルボン酸を
いう。前記共役ジエン系酸を10重量%以上含有する分
子内に炭素間二重結合を2個以上含む不飽和脂肪酸(以
下、単に「有機不飽和脂肪酸」という)は、勿論前記共
役ジエン系酸を含むが、それ以外の有機不飽和脂肪酸は
炭素間二重結合を2個以上含むものの、それらが互いに
非共役の関係にある点が異なる。不飽和脂肪酸は、共役
ジエン系酸も含めて炭素数で10〜22の従来使用され
る加硫促進助剤である脂肪酸の範囲程度が好ましい。
ゴム組成物には、分子内に炭素間二重結合を2個以上有
する不飽和脂肪酸であって、該不飽和脂肪酸が、分子内
に共役二重結合を1組以上有する共役ジエン系酸を10
重量%以上含んでなるものを添加してもよい。ここで、
「共役ジエン系酸」とは、その分子内に共役関係にある
2個の炭素間二重結合を少なくとも1組(例えば、−C
H=CH−CH=CH−)含む不飽和モノカルボン酸を
いう。前記共役ジエン系酸を10重量%以上含有する分
子内に炭素間二重結合を2個以上含む不飽和脂肪酸(以
下、単に「有機不飽和脂肪酸」という)は、勿論前記共
役ジエン系酸を含むが、それ以外の有機不飽和脂肪酸は
炭素間二重結合を2個以上含むものの、それらが互いに
非共役の関係にある点が異なる。不飽和脂肪酸は、共役
ジエン系酸も含めて炭素数で10〜22の従来使用され
る加硫促進助剤である脂肪酸の範囲程度が好ましい。
【0017】共役ジエン系酸の前記不飽和脂肪酸中の含
量は、10重量%以上が必要であり、25重量%以上が
好ましく、100重量%、即ち、不飽和脂肪酸がすべて
共役ジエン系酸であってもよい。共役ジエン系酸の含量
が、10重量%未満では、添加効果が得られない。共役
ジエン系酸としては、例えば、2,4−ペンタジエン
酸、2,4−ヘキサジエン酸、2,4−デカジエン酸、
2,4−ドデカジエン酸、9,11−オクタデカジエン
酸、エリオステアリン酸、9,11,13,15−オク
タデカテトラエン酸,9,11,13−オクタデカトリ
エン酸等が挙げられ、これらは単独、混合物、又は前記
不飽和脂肪酸に含有される形で使用される。
量は、10重量%以上が必要であり、25重量%以上が
好ましく、100重量%、即ち、不飽和脂肪酸がすべて
共役ジエン系酸であってもよい。共役ジエン系酸の含量
が、10重量%未満では、添加効果が得られない。共役
ジエン系酸としては、例えば、2,4−ペンタジエン
酸、2,4−ヘキサジエン酸、2,4−デカジエン酸、
2,4−ドデカジエン酸、9,11−オクタデカジエン
酸、エリオステアリン酸、9,11,13,15−オク
タデカテトラエン酸,9,11,13−オクタデカトリ
エン酸等が挙げられ、これらは単独、混合物、又は前記
不飽和脂肪酸に含有される形で使用される。
【0018】この有機不飽和脂肪酸の好ましい例として
は、脱水ひまし油脂肪酸が挙げられる。この脱水ひまし
油脂肪酸は、ひまし油を脱水反応して得られる。脱水の
仕方により共役ジエン酸の含量を変えることができ、例
えば、35重量%、50重量%のものが得られる。この
脱水ひまし油脂肪酸の場合、共役ジエン系酸としては、
9,11−オクタデカジエン酸が主であり、その他の有
機不飽和脂肪酸には非共役のオクタデカジエン酸が主と
して含まれる。前記非共役の不飽和脂肪酸としては、リ
ノール酸、リノレイン酸なども挙げられる。この有機不
飽和脂肪酸の配合量は、ゴム成分100重量部に対して
1〜10重量部、好ましく、3〜6重量部である。該有
機不飽和脂肪酸は、ゴム成分100重量部に対して1〜
10重量部の配合で、加工性及び異方性を大幅に向上さ
せることができる。有機不飽和脂肪酸の配合量が10重
量部を越えた場合も、また、1重量部未満の場合も、添
加効果であるゴムの充分な弾性率が得られず、しかも、
1重量部未満の場合は、破断強力改良効果も得られな
い。更に、本発明のゴム組成物には、前記有機不飽和脂
肪酸に加えてステアリン酸に代表される従来より使用さ
れている脂肪酸類を併用すると一層好ましい。
は、脱水ひまし油脂肪酸が挙げられる。この脱水ひまし
油脂肪酸は、ひまし油を脱水反応して得られる。脱水の
仕方により共役ジエン酸の含量を変えることができ、例
えば、35重量%、50重量%のものが得られる。この
脱水ひまし油脂肪酸の場合、共役ジエン系酸としては、
9,11−オクタデカジエン酸が主であり、その他の有
機不飽和脂肪酸には非共役のオクタデカジエン酸が主と
して含まれる。前記非共役の不飽和脂肪酸としては、リ
ノール酸、リノレイン酸なども挙げられる。この有機不
飽和脂肪酸の配合量は、ゴム成分100重量部に対して
1〜10重量部、好ましく、3〜6重量部である。該有
機不飽和脂肪酸は、ゴム成分100重量部に対して1〜
10重量部の配合で、加工性及び異方性を大幅に向上さ
せることができる。有機不飽和脂肪酸の配合量が10重
量部を越えた場合も、また、1重量部未満の場合も、添
加効果であるゴムの充分な弾性率が得られず、しかも、
1重量部未満の場合は、破断強力改良効果も得られな
い。更に、本発明のゴム組成物には、前記有機不飽和脂
肪酸に加えてステアリン酸に代表される従来より使用さ
れている脂肪酸類を併用すると一層好ましい。
【0019】次に、本発明におけるゴム組成物の製造方
法の一例を挙げる。ここで用いる材料及びその量は上述
したとおりである。まず、ジエン系ゴム及びアミン系老
化防止剤を1〜3分間程度混練りし、次いで、ポリアミ
ド、オレフィン系樹脂を投入して混練りしポリアミド及
びオレフィン系樹脂の融点以上の温度まで上昇させ溶融
させる。次いで、必要に応じてフェノール樹脂オリゴマ
ー等のカップリング剤を添加し、さらに混練りしてマス
ターバッチを得る。次いで、押し出し機にて、このマス
ターバッチを押し出し、延伸してポリアミド繊維・オレ
フィン系樹脂で強化されたゴム組成物を得る。
法の一例を挙げる。ここで用いる材料及びその量は上述
したとおりである。まず、ジエン系ゴム及びアミン系老
化防止剤を1〜3分間程度混練りし、次いで、ポリアミ
ド、オレフィン系樹脂を投入して混練りしポリアミド及
びオレフィン系樹脂の融点以上の温度まで上昇させ溶融
させる。次いで、必要に応じてフェノール樹脂オリゴマ
ー等のカップリング剤を添加し、さらに混練りしてマス
ターバッチを得る。次いで、押し出し機にて、このマス
ターバッチを押し出し、延伸してポリアミド繊維・オレ
フィン系樹脂で強化されたゴム組成物を得る。
【0020】更に得られたマスターバッチ(グラフト結
合により、ジエン系ゴムをポリアミド及びオレフィン系
樹脂で補強したもの)に対し、配合物中のポリアミド及
びオレフィン系樹脂を目的量に調節するため、ジエン系
ゴムを適宜添加し、上記有機不飽和脂肪酸、並びに、ゴ
ム工業で通常使用されるカーボンブラック、硫黄、加硫
剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、老化防止剤、カーボン
ブラック以外の例えば、シリカ等の充填剤、プロセスオ
イル等を適宜添加し、バンバリーミキサー、ニーダー等
により混練りし、ガムチェーファー用のゴム組成物を得
ることができる。この混練りは、加硫促進剤あるいは加
硫剤を含まない練りステージにおいて最終練り温度がオ
レフィン系樹脂の融点より3℃以上高い温度となるよう
に30秒〜10分で混練りする。上記練り後の最終練り
温度がオレフィン系樹脂の融点より3℃以上高い温度と
するのは、オレフィン系樹脂を完全に溶融させてオレフ
ィン系樹脂の良好な分散とポリアミドへの融着を促進さ
せるためである。なお、加硫温度はオレフィン系樹脂の
融点より3℃以上高く設定することが好ましい。3℃以
上高くすると、オレフィン系樹脂の分散及びポリアミド
への融着しやすくなるからである。
合により、ジエン系ゴムをポリアミド及びオレフィン系
樹脂で補強したもの)に対し、配合物中のポリアミド及
びオレフィン系樹脂を目的量に調節するため、ジエン系
ゴムを適宜添加し、上記有機不飽和脂肪酸、並びに、ゴ
ム工業で通常使用されるカーボンブラック、硫黄、加硫
剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、老化防止剤、カーボン
ブラック以外の例えば、シリカ等の充填剤、プロセスオ
イル等を適宜添加し、バンバリーミキサー、ニーダー等
により混練りし、ガムチェーファー用のゴム組成物を得
ることができる。この混練りは、加硫促進剤あるいは加
硫剤を含まない練りステージにおいて最終練り温度がオ
レフィン系樹脂の融点より3℃以上高い温度となるよう
に30秒〜10分で混練りする。上記練り後の最終練り
温度がオレフィン系樹脂の融点より3℃以上高い温度と
するのは、オレフィン系樹脂を完全に溶融させてオレフ
ィン系樹脂の良好な分散とポリアミドへの融着を促進さ
せるためである。なお、加硫温度はオレフィン系樹脂の
融点より3℃以上高く設定することが好ましい。3℃以
上高くすると、オレフィン系樹脂の分散及びポリアミド
への融着しやすくなるからである。
【0021】本発明において用いるゴム組成物は、ジエ
ン系ゴムとアミド基を有する熱可塑性エラストマーから
なる繊維とが化学的に結合されると共に、該ポリアミド
にはオレフィン系樹脂が融着された状態でゴム中に埋設
されており、該ポリアミド繊維の特性である耐破断性、
疲労性の向上及びオレフィン系樹脂の特性である異方性
の向上が複合化されゴムとなっている。従って、このゴ
ム組成物をガムチェーファーゴムとして用いると、操縦
性、低転がり抵抗性(低燃費性)に優れ、かつ、リムず
れもなくビード部の耐久性に優れた空気入りタイヤが達
成されることとなる。
ン系ゴムとアミド基を有する熱可塑性エラストマーから
なる繊維とが化学的に結合されると共に、該ポリアミド
にはオレフィン系樹脂が融着された状態でゴム中に埋設
されており、該ポリアミド繊維の特性である耐破断性、
疲労性の向上及びオレフィン系樹脂の特性である異方性
の向上が複合化されゴムとなっている。従って、このゴ
ム組成物をガムチェーファーゴムとして用いると、操縦
性、低転がり抵抗性(低燃費性)に優れ、かつ、リムず
れもなくビード部の耐久性に優れた空気入りタイヤが達
成されることとなる。
【0022】
【実施例】以下に、実施例及び比較例等により、本発明
を更に具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例
によって、何等限定されるものではない。
を更に具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例
によって、何等限定されるものではない。
【0023】本実施例等において、使用したポリアミド
繊維〔ナイロン6(Ny−6)〕は、下記表1に示され
る各種である。
繊維〔ナイロン6(Ny−6)〕は、下記表1に示され
る各種である。
【0024】
【表1】
【0025】また、オレフィン系樹脂はポリプロピレン
(PP)を使用した。なお、融点の測定は、下記方法に
より測定した。 (融点の測定)セイコー電子(株)の示唆熱分析計DS
C200を用いて、昇温速度10℃/分で30℃から2
50℃までの温度範囲で昇温し、得られた吸熱ピークか
ら融点温度を測定した。
(PP)を使用した。なお、融点の測定は、下記方法に
より測定した。 (融点の測定)セイコー電子(株)の示唆熱分析計DS
C200を用いて、昇温速度10℃/分で30℃から2
50℃までの温度範囲で昇温し、得られた吸熱ピークか
ら融点温度を測定した。
【0026】(実施例1〜4、比較例1〜9)天然ゴム
100重量部及びN−(3−メタクリロイルオキシ−2
−ヒドロキシプロピル)−N´−フェニル−P−フェニ
レンジアミン〔商品名「ノクラックG−1」,大内新興
化学工業(株)製〕1.0重量部を混練り後、分子量3
00000及び融点220℃の6−ナイロン樹脂50重
量部及び融点160℃のポリプロピレン樹脂50重量部
を加え7分間混練りし、練り温度が232℃となり、6
−ナイロンは溶融し、次いで、ノボラック型フェノール
ホルムアルデヒド初期縮合物2重量部を投入し、さらに
へキサメチレンテトラミン0.2重量部を加えマスター
バッチを得た。次いで、押し出し機にてマスターバッチ
を延伸し、短繊維ポリアミド・オレフィン系樹脂補強ゴ
ムマスターバッチを得た。なお、本マスターバッチは、
バンバリーミキサーにて更にジエン系ゴムと混練りする
ことにより、ポリアミド(6−ナイロン)、オレフィン
系樹脂(ポリプロピレン)の配合量を適宜調節すること
ができる。また、使用するポリアミドの粉末の平均粒径
を変えることで、表3に示すようにマスターバッチ中の
ポリアミド(6−ナイロン)の平均径(D)、長さ
(L)を得た。また、表3に示す融点のオレフィン系樹
脂を使用した。
100重量部及びN−(3−メタクリロイルオキシ−2
−ヒドロキシプロピル)−N´−フェニル−P−フェニ
レンジアミン〔商品名「ノクラックG−1」,大内新興
化学工業(株)製〕1.0重量部を混練り後、分子量3
00000及び融点220℃の6−ナイロン樹脂50重
量部及び融点160℃のポリプロピレン樹脂50重量部
を加え7分間混練りし、練り温度が232℃となり、6
−ナイロンは溶融し、次いで、ノボラック型フェノール
ホルムアルデヒド初期縮合物2重量部を投入し、さらに
へキサメチレンテトラミン0.2重量部を加えマスター
バッチを得た。次いで、押し出し機にてマスターバッチ
を延伸し、短繊維ポリアミド・オレフィン系樹脂補強ゴ
ムマスターバッチを得た。なお、本マスターバッチは、
バンバリーミキサーにて更にジエン系ゴムと混練りする
ことにより、ポリアミド(6−ナイロン)、オレフィン
系樹脂(ポリプロピレン)の配合量を適宜調節すること
ができる。また、使用するポリアミドの粉末の平均粒径
を変えることで、表3に示すようにマスターバッチ中の
ポリアミド(6−ナイロン)の平均径(D)、長さ
(L)を得た。また、表3に示す融点のオレフィン系樹
脂を使用した。
【0027】次いで、この補強ゴムマスターバッチに下
記表3に示される配合剤をバンバリーミキサーにて配合
して各種ゴム組成物を作製し、加硫して動的弾性率
E′、動的損失係数tanδ、異方性を評価した。これ
らの結果を下記表3に示す。
記表3に示される配合剤をバンバリーミキサーにて配合
して各種ゴム組成物を作製し、加硫して動的弾性率
E′、動的損失係数tanδ、異方性を評価した。これ
らの結果を下記表3に示す。
【0028】次に、タイヤへの効果を検討するため、図
1に示すタイヤ、即ちベルト層として2プライのスチー
ルコード層と、カーカス層として1500d/2のPE
T繊維からなる層の1プライを備え、カーカスプライの
折り返しをリムフランジの近傍の低い位置に留めた供試
空気入りタイヤにおいて、ガムチェーファーのゴム組成
物として、表3に示す実施例1〜4、比較例1〜9の配
合ゴムを使用すると共に、下記表2に示すビードフィラ
ーゴムを組み合わせてサイズ205/60R15のタイ
ヤを作製し、RRC index(転がり抵抗性)、操縦性
(リニアリティー)dry、リムずれ摩耗量について評価
した。これらの結果を表3に示す。
1に示すタイヤ、即ちベルト層として2プライのスチー
ルコード層と、カーカス層として1500d/2のPE
T繊維からなる層の1プライを備え、カーカスプライの
折り返しをリムフランジの近傍の低い位置に留めた供試
空気入りタイヤにおいて、ガムチェーファーのゴム組成
物として、表3に示す実施例1〜4、比較例1〜9の配
合ゴムを使用すると共に、下記表2に示すビードフィラ
ーゴムを組み合わせてサイズ205/60R15のタイ
ヤを作製し、RRC index(転がり抵抗性)、操縦性
(リニアリティー)dry、リムずれ摩耗量について評価
した。これらの結果を表3に示す。
【0029】
【表2】
【0030】なお、各種の評価方法は以下の通りであ
る。 (1)動的弾性率E′、動的損失係数tanδ 岩本製作所の粘弾性スペクトロメーター(VES・Fタ
イプ)を用いて、試料片厚さ2mm、幅4.7mm、長さ2
0mm、静的に5%伸長させた状態での動的歪み2%、周
波数50Hzの条件により室温にて測定した。なお、繊
維配向方向をp、繊維配向方向と垂直の方向をvとして
表示する。
る。 (1)動的弾性率E′、動的損失係数tanδ 岩本製作所の粘弾性スペクトロメーター(VES・Fタ
イプ)を用いて、試料片厚さ2mm、幅4.7mm、長さ2
0mm、静的に5%伸長させた状態での動的歪み2%、周
波数50Hzの条件により室温にて測定した。なお、繊
維配向方向をp、繊維配向方向と垂直の方向をvとして
表示する。
【0031】(2)転がり抵抗指数(RRC指数) 外径1708mmのドラム上に内圧2.0kg/cm3
にじゅうてんした供試タイヤを配置し、荷重300kg
fを負荷させた後、80km/hの速度で30分間予備
走行させ、空気圧を再調整し、200km/hの速度ま
でドラム回転速度を上昇させた後、ドラムを惰行させ、
185km/hから20km/hまでドラム回転速度が
低下するまでの慣性モーメントから算出した。 (タイヤの転がり抵抗) =〔−ds/dt(Id/Rd2+It/Rt2−(ドラ
ム単体の抵抗)〕 上記式中、Idはドラムの慣性モーメント、Itはタイ
ヤの慣性モーメント、Rdはドラム半径、Rtはタイヤ
半径である。上記式にて求めた50km/h時の転がり抵抗
値を代表値として求めた。なお、測定は24±2℃にコ
ントロールされた室内で実施した。指数化は下記式の値
の小数点以下を四捨五入して表した。
にじゅうてんした供試タイヤを配置し、荷重300kg
fを負荷させた後、80km/hの速度で30分間予備
走行させ、空気圧を再調整し、200km/hの速度ま
でドラム回転速度を上昇させた後、ドラムを惰行させ、
185km/hから20km/hまでドラム回転速度が
低下するまでの慣性モーメントから算出した。 (タイヤの転がり抵抗) =〔−ds/dt(Id/Rd2+It/Rt2−(ドラ
ム単体の抵抗)〕 上記式中、Idはドラムの慣性モーメント、Itはタイ
ヤの慣性モーメント、Rdはドラム半径、Rtはタイヤ
半径である。上記式にて求めた50km/h時の転がり抵抗
値を代表値として求めた。なお、測定は24±2℃にコ
ントロールされた室内で実施した。指数化は下記式の値
の小数点以下を四捨五入して表した。
【0032】(転がり抵抗指数) =〔(テストタイヤ代表値)/(コントロールタイヤ代
表値)〕×100 この結果、転がり抵抗指数が小さい方が良好な燃費性で
あることを示すことになる。比較例2をコントロールタ
イヤとした。転がり抵抗指数の測定時の荷重は300kg
fであり、転がり抵抗指数の測定法は一軸惰行式であ
る。
表値)〕×100 この結果、転がり抵抗指数が小さい方が良好な燃費性で
あることを示すことになる。比較例2をコントロールタ
イヤとした。転がり抵抗指数の測定時の荷重は300kg
fであり、転がり抵抗指数の測定法は一軸惰行式であ
る。
【0033】(3)操縦性(リニアリティー)dry 実車テストにより、dryアスファルト路面におけるドラ
イバーの操舵感(車の反応が敏感な程良い)をリニアリ
ティーとし、フィーリング評点にて評価した。
イバーの操舵感(車の反応が敏感な程良い)をリニアリ
ティーとし、フィーリング評点にて評価した。
【0034】(4)リムずれ摩耗量 ドラム上でタイヤ内圧1.0kg/cm2、荷重450
kgf、速度60km/hで1万km走行させた後、ゴ
ムチェーファー表面のリムずれ深さ(リムずれ摩耗量)
を測定し、指数表示した。
kgf、速度60km/hで1万km走行させた後、ゴ
ムチェーファー表面のリムずれ深さ(リムずれ摩耗量)
を測定し、指数表示した。
【0035】
【表3】
【0036】〔上記表3の考察〕表3の結果から明らか
なように、本発明の範囲である実施例1〜4は、本発明
の範囲外となる比較例1〜9に較べ、このゴム組成物は
異方性が高く、低ロス性であり、このゴム組成物をガム
チェーファーとして用いた空気入りタイヤは、操縦性、
低転がり抵抗性(低燃費性)に優れ、リムずれもなく全
てに優れていることが判明した。これに対して比較例1
〜4は、それぞれ実施例1〜4と対比されるものであ
り、比較例1〜3はオレフィン系樹脂のみを配合しない
場合、比較例4はポリアミドのみを配合しない場合であ
り、これらの場合は、異方性が低く、操縦性、低転がり
抵抗性(低燃費性)及びリムずれの全てを満足できるも
のではないことが判明した。比較例5は、実施例2と対
比されるものであり、オレフィン系樹脂が多く、配合比
が範囲外(1/3)となるため、異方性が低下し、操縦
性及びリムずれも悪化することが判明した。比較例6
は、実施例3と対比されるものであり、ポリアミドが多
く、配合比が範囲外(3/1)となるため、異方性が低
下し、低転がり抵抗性(低燃費性)が悪化することが判
明した。比較例7は、実施例2と対比されるものであ
り、ポリアミドの平均径(D)が範囲外となるため、リ
ムずれが悪化することが判明した。比較例8は、実施例
2と対比されるものであり、ポリアミドのL/Dが範囲
外となるため、異方性が小さく、操縦性も悪化すること
が判明した。比較例9はポリアミド及びオレフィン系樹
脂を全く配合しない場合であり、操縦性、低転がり抵抗
性(低燃費性)が悪化することが判明した。
なように、本発明の範囲である実施例1〜4は、本発明
の範囲外となる比較例1〜9に較べ、このゴム組成物は
異方性が高く、低ロス性であり、このゴム組成物をガム
チェーファーとして用いた空気入りタイヤは、操縦性、
低転がり抵抗性(低燃費性)に優れ、リムずれもなく全
てに優れていることが判明した。これに対して比較例1
〜4は、それぞれ実施例1〜4と対比されるものであ
り、比較例1〜3はオレフィン系樹脂のみを配合しない
場合、比較例4はポリアミドのみを配合しない場合であ
り、これらの場合は、異方性が低く、操縦性、低転がり
抵抗性(低燃費性)及びリムずれの全てを満足できるも
のではないことが判明した。比較例5は、実施例2と対
比されるものであり、オレフィン系樹脂が多く、配合比
が範囲外(1/3)となるため、異方性が低下し、操縦
性及びリムずれも悪化することが判明した。比較例6
は、実施例3と対比されるものであり、ポリアミドが多
く、配合比が範囲外(3/1)となるため、異方性が低
下し、低転がり抵抗性(低燃費性)が悪化することが判
明した。比較例7は、実施例2と対比されるものであ
り、ポリアミドの平均径(D)が範囲外となるため、リ
ムずれが悪化することが判明した。比較例8は、実施例
2と対比されるものであり、ポリアミドのL/Dが範囲
外となるため、異方性が小さく、操縦性も悪化すること
が判明した。比較例9はポリアミド及びオレフィン系樹
脂を全く配合しない場合であり、操縦性、低転がり抵抗
性(低燃費性)が悪化することが判明した。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、ガムチェーファーに好
適なゴム組成物を用いることにより、操縦性、低転がり
抵抗性(低燃費性)に優れ、かつ、リムずれもなくビー
ド部の耐久性に優れた空気入りタイヤが提供される。
適なゴム組成物を用いることにより、操縦性、低転がり
抵抗性(低燃費性)に優れ、かつ、リムずれもなくビー
ド部の耐久性に優れた空気入りタイヤが提供される。
Claims (2)
- 【請求項1】 ビード部に位置するビードワイヤと、多
数のコードが平行に配置されたゴム引きコード層からな
り、両端部がビード部で折り返してビードワイヤに係止
されたカーカスプライとビードワイヤの放射方向に配置
されたビードフィラー及びガムチェーファーとを有する
空気入りタイヤにおいて、天然ゴム及びジエン系合成ゴ
ムからなる群から選ばれた少なくとも1種のゴム成分1
00重量部に対して、アミド基を有する熱可塑性エラス
トマーからなる繊維3〜70重量部と、オレフィン系樹
脂3〜70重量部で、前記アミド基を有する熱可塑性エ
ラストマーからなる繊維とオレフィン系樹脂との配合比
が3/7〜7/3であることからなるゴム組成物をガム
チェーファーに用いた空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 前記ガムチェーファーに用いたゴム組成
物の熱可塑性エラストマーからなる繊維は、平均径Dが
0.1〜1.0μmであり、平均長さLと平均径Dの比
(L/D)が8以上である請求項1記載の空気入りタイ
ヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6112965A JPH07315015A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6112965A JPH07315015A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07315015A true JPH07315015A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=14599980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6112965A Pending JPH07315015A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07315015A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7025103B2 (en) | 2000-02-21 | 2006-04-11 | Pirelli Pneumatici S.P.A. | Tire for a vehicle wheel having an antiabrasive band |
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-
1994
- 1994-05-26 JP JP6112965A patent/JPH07315015A/ja active Pending
Cited By (10)
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