JP4479124B2 - ゴム組成物 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、新規なゴムであって、産業用自動車タイヤなどの部材に好適な高硬度、高弾性率ゴム組成物に関する。
【0002】
【従来技術】
近年、自動車業界においては、省資源、省エネルギーの観点から、ゴムの硬度、弾性、耐摩耗性、機械的性質、及び動的特性(発熱特性やtanδ)を改良することが検討されてきた。このようなゴムとして、高シス−1,4−ポリブタジエン(以下「高シスポリブタジエン」)のマトリックス中にシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン(SPBD)を分散させた改良ポリブタジエンゴムが提案された(特公昭49−17666号)。このポリブタジエンゴムは、SPBDが高シスポリブタジエンのマトリックス中に繊維状に分散した構造を有しているため、従来のゴム、例えば高シスポリブタジエン単味のゴム等と比較して硬度及び弾性が高く耐屈曲亀裂成長性に優れているという特徴を有している。
【0003】
このため、この改良ポリブタジエンを用いたタイヤ部材も各種提案されている。このようなものとして、例えばトレッドに使用した例(特公昭63−1355号)やサイドウォールに使用した例(特公昭55−17059号)等がある。
【0004】
特許2763480号公報には、シンジオ結晶を含有するジエン系ゴム成分と充填剤、イオウを配合してなる高硬質ゴム組成物をベース部に用いた産業用トラクッシュタイヤが開示されている。
特開平6−192479号公報には、熱可塑性ポリアミド短繊維とジエン系ゴムとを化学結合してなるマスターバッチゴム、ジエン系ゴム、カーボンブラック、ノボラック型変性フェノール系樹脂を含有するゴム組成物が開示されている。
【0005】
しかし、フォークリフト用タイヤ、ソリッドタイヤ、あるいは、ビードフィラ−やチェーファーなどビードゴムなどには、走行安定性、形状維持、低ロス化の観点から、低伸長時での弾性率、硬度などがさらに高いゴム組成物が望まれていた。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】
本発明は、従来の改良ポリブタジエンゴムの長所をそのまま保持しつつ、硬度及び弾性(特に低伸長化での弾性)などの特性に優れたポリブタジエンゴムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題解決のための手段】
本発明は、(A)天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴム成分10〜80重量%、(B)補強ポリブタジエンゴム成分5〜60重量%、並びに(C)繊維強化ゴム成分5〜70重量%からなるゴム組成物であって、該(B)成分及び(C)成分が下記の特徴を有するゴム組成物に関する。
(B)成分:還元比粘度(135℃における濃度0.2g/dl・o−ジクロロベンゼン)が0.5〜4であるシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを主成分とする沸騰n−ヘキサン不溶分1〜30重量%と、高シス−1,4−ポリブタジエンを主成分とする沸騰n−ヘキサン可溶分70〜99重量%からなる補強ポリブタジエンゴム。
(C)成分:(c−1)加硫可能なエラストマ−からなるマトリックス中に、主鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマーが微細繊維状に分散しており、該熱可塑性ポリマーがマトリックスと結合している繊維強化ゴム。
【0008】
本発明は、該(C)成分が、(c−1)加硫可能なエラストマ−からなるマトリックス中に、主鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマーが微細繊維状に分散しており、該熱可塑性ポリマーがマトリックスと結合している繊維強化ゴム並びに(c−2)天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴムからなることを特徴とする上記のゴム組成物に関する。
【0009】
本発明は、該(C)成分が、(c−1)加硫可能なエラストマ−からなるマトリックス中に、主鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマーが微細繊維状に分散しており、該熱可塑性ポリマーがマトリックスと結合している繊維強化ゴム、(c−2)天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴム、並びに(c−3)カーボンブラックからなることを特徴とする上記のゴム組成物に関する。
【0010】
本発明は、該(c−1)マトリックスが、加硫可能なエラストマ−及びポリオレフィンからなることを特徴とする上記のゴム組成物に関する。
【0011】
本発明は、該(c−1)マトリックスが、ポリオレフィンの連続相に加硫可能なエラストマ−が分散している構造からなることを特徴とする上記のゴム組成物に関する。
【0012】
本発明は、(A)天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴム成分10〜80重量%、(B)補強ポリブタジエンゴム成分5〜60重量%、並びに(C)繊維強化ゴム成分5〜70重量%からなるゴム組成物であって、加硫物のM10が30kg/cm2以上、硬度が85以上、圧縮永久歪(CS)が70%以下であることを特徴とするゴム組成物に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明のゴム組成物の(A)成分としては、天然ゴム、ジエン系合成ゴムが挙げられる。具体的には、天然ゴム、高シスポリブタジエンゴム、低シスポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、アクリロニトリルーブタジエンゴムなどのジエン系ゴム等があげられる。これらの中でも、天然ゴムが好ましい。又、これらのゴムをエポキシ変性、シラン変性、マレイン変性などをしたものも用いられる。
【0014】
本発明のゴム組成物の(B)成分は、還元比粘度(135℃における濃度0.2g/dl・o−ジクロロベンゼン)が0.5〜4であるシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを主成分とする沸騰n−ヘキサン不溶分1〜30重量%と、高シス−1,4−ポリブタジエンを主成分とする沸騰n−ヘキサン可溶分70〜99重量%からなるポリブタジエンゴムである。
成分沸騰n−ヘキサン不溶分の割合は、1〜30重量%、好ましくは3〜15重量%である。沸騰n−ヘキサン不溶分の割合が上記範囲より少ないと、本ゴム組成物の硬度、弾性率、及び破壊強度が低下するという問題が生じる。一方、上記範囲より多い場合は配合物MLが高くなりすぎ、加工性に難が生じる。ここで「配合物」とは、(A)、(B)、及び(C)成分を配合したゴム組成物にカーボンブラックやプロセスオイル、加硫剤等を配合したものをいう。
【0015】
沸騰n−ヘキサン不溶分は、o−ジクロロベンゼン中130℃で測定した粘度の値から計算した還元粘度の値が、0.5〜4の範囲にあることが必要である。還元粘度が0.5よりも小さいと、沸騰n−ヘキサン不溶分が沸騰n−ヘキサン可溶分中に繊維状に分散しないので、得られる本ゴム組成物の硬度や弾性、耐屈曲性が低下するという問題が起こる。一方、還元粘度が4を超えると、沸騰n−ヘキサン不溶分は沸騰n−ヘキサン可溶分中で凝集塊を形成するようになり、分散不良を起こし易くなるので、本ゴム組成物の破壊強度、加工性、耐久性などが低下するという問題が生じる。
【0016】
本発明の沸騰n−ヘキサン不溶分はシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを主成分とするものである。シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの融点は、130〜200℃、好ましくは150〜200℃、特に好ましくは190〜1200℃である。
【0017】
沸騰n−ヘキサン可溶分の割合は、99〜70重量%、好ましくは97〜85重量%である。沸騰n−ヘキサン可溶分は、ムーニー粘度(ML1+4 、100℃、以下「ML」と略す)が10〜130であることが好ましく、特に15〜80であることが好ましい。MLが上記範囲の未満の場合は、得られるポリブタジエンゴムの耐久性が悪化するという問題が生じる。一方、MLが上記の範囲を超える場合は、配合物のムーニー粘度が高くなり過ぎ、加工が困難になるという問題が起こる。又、配合ゴムの流動性も悪化する。
【0018】
沸騰n−ヘキサン可溶分の主成分である高シス−1,4−ポリブタジエンのシス構造は、90%以上が好ましく、特に95%以上が好ましい。シス構造が上記以下であると耐摩耗性の低下などの問題がある。
【0019】
以下、本発明の(B)成分のポリブタジエンゴムは、例えば、以下の二段重合法で製造できる。
【0020】
二段重合法とは、1,3−ブタジエンを最初にシス−1,4−重合して高シス−1,4−ポリブタジエンとし、次いで重合系にシンジオタクチック−1,2重合触媒を投入して残余の1,3−ブタジエンを1,2重合させるというものである。1,4−重合触媒、及びシンジオタクチック−1,2−重合触媒には、公知のものを使用することができる。
【0021】
1,4−重合触媒としては、ジアルキルアルミニウムクロライド−コバルト系触媒やトリアルキルアルミニウム−三弗化硼素−ニッケル系触媒、ジエチルアルミニウムクロライド−ニッケル系触媒、トリエチルアルミニウム−四沃化チタニウム系触媒、等のチーグラー・ナッタ型触媒、及びトリエチルアルミニウム−有機酸ネオジウム−ルイス酸系触媒等のランタン系列希土類元素系触媒等を挙げることができる。
【0022】
シンジオタクチック−1,2−重合触媒としては、公知のものを使用することができる。例えば、可溶性コバルト−有機アルミニウム化合物−二硫化炭素系触媒(特公昭47−19892号)や、この触媒系に更にアクリロニトリルなどの電子供与体を加えるもの(特公昭47−19893号)を挙げることができる。
【0023】
このほかブレンド法によっても製造できる。ブレンド法とは、予め高シス1,4−ポリブタジエンとシンジオタクチック1,2−ポリブタジエンを別々に重合しておき、各々の重合溶液をブレンドするというものである。このほか、高シス1,4−ポリブタジエンの重合溶液に固体状のシンジオタクチック1,2−ポリブタジエンをブレンドする等の方法も可能である。
【0024】
本発明のゴム組成物の(C)成分は、(c−1)加硫可能なエラストマ−からなるマトリックス中に、熱可塑性ポリアミドが微細繊維状に分散しており、該熱可塑性ポリアミドがマトリックスと結合している繊維強化ゴム、(c−2)天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴム及び(c−3)カーボンブラックを配合してなる繊維強化ゴム組成物である。
(c−1)成分のマトリックスを形成する加硫可能なエラストマーとしては、天然ゴム、ポリイソプレン、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム等を挙げることができる。これらの中でも天然ゴムが好ましい。又、これらのゴムをエポキシ変性したものや、シラン変性、或いはマレイン化したものも用いられる。
【0025】
上記のマトリックスには、ポリオレフィンを含有してもよい。ポリオレフィンは、80〜250℃の融点を有することがこのましく、又、50℃以上のビカット軟化点、特に50〜200℃のビカット軟化点をもつものも好ましい。
【0026】
このようなポリオレフィンとしては、炭素数2〜8のオレフィンの単独重合体や共重合体、及び、炭素数2〜8のオレフィンと、スチレン、クロロスチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物との共重合体、炭素数2〜8のオレフィンと、酢酸ビニル、アクリル酸或いはそのエステル、メタアクリル酸或いはそのエステルとの共重合体、炭素数2〜8のオレフィンと、ビニルシラン化合物などとの共重合体が挙げられる。
【0027】
具体的には、例えば、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレンのブロックまたはランダム共重合体、線状低密度ポリエチレン、ポリ4−メチルペンテン−1、ポリブテン−1、ポリヘキセン−1などのポリオレフィン、エチレンと酢酸ビニル共重合体、アクリル酸、アクリル酸メチルなどとの共重合体、エチレンとビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシランなどとの共重合体、エチレンあるいはプロピレンとスチレン共重合体等がある。又、塩素化ポリエチレンなどのハロゲン化ポリオレフィンも好ましく用いられる。これらのポリオレフィンは1種のみ用いてもよく、2種以上を組合せてもよい。
【0028】
上記のマトリックス中に微細繊維状に分散しマトリックスと結合している該熱可塑性ポリアミドとしては、主鎖中にアミド基を有する熱可塑性ポリマーである。シランカップリング剤で変性されたものが好ましい。
【0029】
主鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマーとしては、熱可塑性ポリアミド及び尿素樹脂が挙げられる。融点が135℃〜350℃のものが好ましく、150℃〜300℃が特に好ましい。
【0030】
熱可塑性ポリアミドとしては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6−ナイロン66共重合体、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン46、ナイロン11、ナイロン12、ナイロンMXD6、キシリレンジアミンとアジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸などとの重縮合体、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミンなどとテレフタル酸の重縮合体、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミンなどとイソフタル酸の重縮合体等が挙げられる。
【0031】
これらの熱可塑性ポリアミドの内、最も好ましいものとしては融点160〜265℃の熱可塑性ポリアミドが挙げられ、具体的にはナイロン6、ナイロン66、ナイロン6−ナイロン66共重合体、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン46、ナイロン11、及びナイロン12等が挙げられる。
【0032】
(c−1)のマトリックスが加硫可能なエラストマ−とポリオレフィンから形成する場合は、加硫可能なエラストマ−中にポリオレフィンが島状に分散した構造を採っていてもよく、又、その逆にポリオレフィン中に加硫可能なエラストマ−が島状に分散した構造を採っていてもよい。各成分はその界面で互いに結合していることが好ましい。
【0033】
主鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマーは、その殆どが微細な繊維として上記マトリックス中に分散している。具体的には、その70重量%、好ましくは80重量%、特に好ましくは90重量%以上が微細な繊維として分散している。該繊維は、平均繊維径が1μm以下であることが好ましい。
【0034】
上記の(c−1)繊維強化ゴムは、例えば、特開平8−3368号公報に記載の工程により製造できる。即ち、工程1:マトリックスを調製する工程、工程2:主鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマーを結合剤と反応させる工程、工程3:上記マトリックスと、結合剤と反応させた熱可塑性ポリマーとを溶融、混練する工程、工程4:得られた混練物を、熱可塑性ポリマーの融点以上の温度で押出し、次いで熱可塑性ポリマーの融点より低い温度で延伸及び/又は圧延する工程により製造できる。溶融、混練は、樹脂やゴムの混練に通常用いられている装置で行うことができる。例えば、バンバリー型ミキサー、ニーダー、ニーダーエキストルーダー、オープンロール、一軸混練機、二軸混練機等が挙げられる。
【0035】
結合剤としては、シランカップリング剤、チタネートカップリング剤、ノボラック型アルキルフェノールホルムアルデヒド初期縮合物、レゾール型アルキルフェノールホルムアルデヒド初期縮合物、ノボラック型フェノールホルムアルデヒド初期縮合物、レゾール型フェノールホルムアルデヒド初期縮合物、不飽和カルボン酸及びその誘導体、有機過酸化物等、高分子のカップリング剤として通常用いられているものを用いることができる。これら中で、(シランカップリング剤が好ましい。シランカップリング剤としては、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン等のビニルアルコキシシラン、ビニルトリアセチルシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−〔N−(β−メタクリロキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウム(クロライド)〕プロピルメトキシシラン、並びにスチリルジアミノシラン等、ビニル基、アルキロキシ基等他から水素原子を奪って脱離し易い基及び/又は極性基を有するシランカップリング剤が好ましく用いられる。結合剤としてシランカップリング剤を用いる際は、有機過酸化物を併用することができる。
【0036】
熱可塑性ポリマー成分は、予め結合剤と溶融混練して反応させてから上記マトリックスと溶融混練してもよいし、結合剤の存在下で上記マトリックスと溶融混練してもよい。
【0037】
熱可塑性ポリマー成分に対する結合剤の場合は、熱可塑性ポリマー成分と結合剤の合計量を100重量%としたとき、0.1〜5.5重量%の範囲が好ましい。
【0038】
この工程において、マトリックスと熱可塑性ポリマー成分とを溶融、混練する温度は、熱可塑性ポリマー成分の融点以上が好ましい。融点よりも低い温度で溶融、混練を行っても、混練物は、マトリックス中に熱可塑性ポリマー成分の微細な粒子が分散した構造にはならない。又、混練温度は、ポリオレフィンの融点又はビカット軟化点以上の温度であることが好ましい。
【0039】
上記工程で得られた混練物を、紡糸口金或いはインフレーションダイ又はTダイから押出し、次いでこれを延伸又は圧延する。この工程においては、紡糸又は押出によって、混練物中の熱可塑性ポリマー成分の微粒子が繊維に変形する。この繊維は、それに引続く延伸又は圧延によって延伸処理され、より強固な繊維となる。従って、紡糸及び押出は、熱可塑性ポリマー成分の融点以上の温度で実施し、延伸及び圧延は熱可塑性ポリマー成分の融点よりも低い温度で実施することが好ましい。
【0040】
紡糸又は押出、及びこれに引続く延伸或いは圧延は、例えば、混練物を紡糸口金から押出して紐状乃至糸状に紡糸し、ドラフトを掛けつつボビン等に巻取る等の方法で実施できる。ここでドラフトを掛けるとは、紡糸速度よりも巻取速度を高くとることをいう。巻取速度/紡糸速度の比(ドラフト比)は1.5〜100の範囲とすることが好ましい。
【0041】
この工程は、この他、紡糸した混練物を圧延ロール等で連続的に圧延することによっても実施できる。更に、混練物をインフレーション用ダイやTダイから押出し、ドラフトを掛けつつロール等に巻取ることによっても実施できる。又、ドラフトを掛けつつロールに巻取る代わりに圧延ロール等で圧延してもよい。
【0042】
延伸或いは圧延後の上記(c−1)繊維強化ゴムは、ペレットとすることが好ましい。ペレットとすることによって、下記の(c−2)天然ゴム、ジエン系ゴム、及び(c−3)カーボンブラック等と、均一に混練しやすくなる。
【0043】
本発明の(C)成分の繊維強化ゴム組成物には、上記の(c−1)繊維強化ゴムと共に、(c−2)天然ゴム及び/又はジエン系ゴム、並びに(c−3)カーボンブラックを配合してなるものが好ましい。
【0044】
前記の(c−2)ジエン系ゴムとしては、高シス−1,4−ポリブタジエン、低シス−1,4−ポリブタジエン、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、イソプレン−イソブチレン共重合体等が挙げられる。(c−3)カーボンブラックとしては、粒子径90mμ以下、ジブチルフタレート(DBP)吸油量70ml/100g以上のものが好適に使用される。例えばHAF、FF、FEF、GPF、SAF、ISAF、SRF等の各種カーボンブラックが使用される。
【0045】
前記熱可塑性ポリマーの量が前記下限より少ないと、MLが小さく加硫物の弾性率及び屈曲回数の大きいゴム組成物が得られず、熱可塑性ポリマーの量が前記上限より多いと、組成物のMLが大きくなり、加工が難しくなる。天然ゴム又はポリイソプレンの配合割合が前記範囲外であると加硫物の屈曲回数が小さくなる傾向にある。カーボンブラックの量が前記下限より少ないと加硫物のピコ摩耗指数が小さくなり、カーボンブラックの量が前記上限より多いと組成物のMLが大きくなる。
【0046】
本発明の上記の(C)繊維強化ゴム組成物は、前記各成分をバンバリーミキサー、ニーダー、オープンロール、二軸混練機等の混練機を用い、混合することで得られる。混練温度は、当該繊維強化熱可塑性組成物中の微細な短繊維を構成する熱可塑性ポリマーの融点よりは低いことが好ましい。熱可塑性ポリマーの融点より高い温度で混練すると、繊維強化熱可塑性組成物中の微細な短繊維が溶けて球状の粒子等に変形する場合がある。
【0047】
(C)繊維強化ゴム組成物はペレット状のものが好ましい。ペレット状の繊維強化ゴム組成物は(A)成分及び(B)の成分と均一に混練でき、微細な繊維が均一に分散した組成物が得られやすい。
【0048】
本発明の各成分の配合割合は、(A)天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴム成分10〜80重量%、好ましくは、10〜60重量%、特に好ましくは10〜30重量%(B)補強ポリブタジエンゴム成分5〜60重量%、好ましくは、5〜50重量%、特に好ましくは10〜50重量%、並びに(C)繊維強化ゴム成分5〜70重量%、好ましくは20〜70重量%である。
【0049】
本発明のゴム組成物は、以下の工程で製造することが好ましい。すなわち、加硫可能なエラストマ−、ポリオレフィン及び主鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマーを混練し、ポリオレフィンの連続相に加硫可能なエラストマ−が分散しているマトリックスに主鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマーが微細繊維状に分散しているペレットを調整する第1工程、さらに、加硫可能なエラストマ−を添加して混練し、加硫可能なエラストマ−の連続相にポリオレフィンが分散しているマトリックスの相構造が転移したマスターバッチを調整する第2工程、さらに、補強ポリブタジエンゴム成分を添加して混練する第3工程ことからなる工程で製造することが好ましい。。
【0050】
本発明のゴム用組成物には加硫剤等の添加剤が配合される。加硫剤としては公知の加硫剤、例えばイオウ、有機過酸化剤、含イオウ化合物等を使用することができる。加硫剤をゴム組成物に配合する方法については特に制限はなく、それ自体公知の配合方法を採用することができる。加硫剤とともに、ホワイトカーボン、活性化炭酸カルシウム、超微粉けい酸マグネシウム、ハイスチレン樹脂、クマロンインデン樹脂、フェノール樹脂、リグニン、変性メラミン樹脂、石油樹脂等の補強剤、各種グレードの炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、クレー、亜鉛華、けいそう土、再生ゴム、粉末ゴム、エボナイト粉末等の充填剤、アルデヒド、アンモニア類、アルデヒド・アミン類、グアニジン類、チオウレア類、チアゾール類、チウラム類、ジチオカーバメート類、キサンテート類等の加硫促進剤、金属酸化物、脂肪酸等の加硫促進助剤、アミン・アルデヒド類、アミン・ケトン類、アミン類、フェノール類、イミダゾール類、含イオウ系或いは含リン系老化防止剤、ナフテン系、アロマティック系、パラフィン系のプロセス油等を、この発明の効果を損なわない範囲で配合して組成物を調製することができる。特に、この発明の組成物には、ゴム100重量部に対して1〜30重量部のプロセス油を配合するのが好ましい。
【0051】
本発明のゴム組成物の加硫温度は100〜190℃程度が好ましい。但し加硫温度は、ゴム組成物中の微細な繊維を構成する熱可塑性ポリマーの融点よりも低い温度である必要がある。この熱可塑性樹脂の融点以上の温度で加硫を行うと、繊維強化熱可塑性ゴム組成物の調製時に形成された繊維が溶けてしまい、加工性に優れ、加硫物の引張弾性率の大きいゴム組成物が得られない場合がある。
【0052】
この発明の組成物は、加硫物のM10が30kg/cm2以上、好ましくは100〜30kg/cm2、あるいは、3Mpa以上、好ましくは10〜3Mpa、硬度が85以上、好ましくは150〜85、圧縮永久歪(CS)が70%以下など、低伸長時での弾性率が大きく、タイヤなどが優れている特性を有している。
【0053】
産業用タイヤ、乗用車、バス、トラック、飛行機等のタイヤ部材、特にビードフィラーやチェーファーゴム、電線保護カバー、側溝ゴムジョイント、ゴムシート、防振ゴム、コンベアーベルトなどに用いることができる。
【0054】
【実施例】
以下の実施例および比較例において、ポリブタジエンゴム及びその組成物について以下の各項目の測定は、次のようにして行った。
【0055】
n−ヘキサン不溶分の還元粘度:ポリブタジエンゴム25gを沸騰n−ヘキサン1000ml中で還流し、沸騰n−ヘキサン不溶分と可溶分とに分離した。得られた沸騰n−ヘキサン不溶分0.2gをo−ジクロロベンゼン100ccに溶解し、135℃の温度でウベローデ粘度計にて測定した。
【0056】
n−ヘキサン不溶分の融点は、示差走査熱量計(DSC)の吸熱曲線のピークポイントにより決定した。
【0057】
n−ヘキサン可溶分のミクロ構造は、上記の方法で得られた沸騰n−ヘキサン可溶分について、赤外線吸収スペクトル法(モレロ法)によってシス−1,4構造の割合を定量した。
【0058】
n−ヘキサン可溶分及び配合物のムーニー粘度は、JIS−K−6300に規定されている測定方法に従って測定した。
【0059】
加硫物の引張試験は、JIS−K−6251に規定されている測定法に従って、ダンベル3号で500mm/min又は100mm/minで測定した。
加硫物の硬度は、JIS−K−6253に規定されている測定法に従ってデュロメーター式で測定した。
加硫物の圧縮永久歪は、JIS−K−6262に規定されている測定法に従って、ギャーオープン式 125℃×24Hr 25%圧縮で測定した。
比重は、水中置換法で測定した。
【0060】
【実施例】
(参考例1)
(B成分)補強ポリブタジエンゴム成分の調製
内部を窒素ガスで置換した容量2リットルのオートクレーブに、1,3−ブタジエン192gを脱水ベンゼン608gに溶解した溶液を仕込み、更に水1.3mmolを加えて30分間攪拌した。次いで、この溶液を50℃に昇温し、ジエチルアルミニウムクロライド3.1mmol、コバルトオクトエート0.01mmol、及び1,5−シクロオクタジエン11.0mmolを加えて攪拌を行い、1,3−ブタジエンをシス−1,4重合した。30分経過後、重合溶液に、シンジオタクチック1,2重合触媒としてトリエチルアルミニウム3.6mmol、二硫化炭素0.2mmol、及びコバルトオクトエート0.12mmolを加えて、温度を50℃に調節して30分間攪拌を行い、残余の1,3−ブタジエンをシンジオタクチック1,2重合した。重合終了後、重合溶液に、2,4−tert−ブチル−p−クレゾール0.5gをメタノール−ベンゼン混合溶媒(50:50)に溶かした溶液を加えて、重合反応を停止した。重合反応を停止した後、重合溶液を常法に従って処理し、ポリブタジエンゴムを回収した。得られた
ポリブタジエンゴムは、ムーニー粘度が49(ML1+4、100℃)、沸騰n−ヘキサン不溶分の含有率が12.4重量%、沸騰n−ヘキサン可溶分の含有率は87.6重量%であった。沸騰n−ヘキサン不溶分は還元比粘度が2.2、融点は200℃であった。沸騰n−ヘキサン可溶分はムーニー粘度が33(ML1+4、100℃)、シス−1,4構造の割合は96.9%であった。
【0061】
(C成分)繊維強化ゴム成分の調製
ポリエチレン(宇部興産株式会社製、F522)、天然ゴム(NR、SMR−L)、ナイロン6(宇部興産株式会社製、宇部ナイロン1030B、融点215〜220℃、分子量30,000)を用いた。ポリエチレンは、100重量部に対し、0.5重量部のγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、及び0.1重量部の4,4−ジ−t−ブチルパーオキシバレリン酸n−ブチルエーテルと溶融混練して変性した。ナイロン6は、100重量部に対し、1.0重量部のN−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシランと溶融混練して変性した。
【0062】
先ず、上記のようにして変性したポリエチレン100重量部を、天然ゴム100重量部とバンバリー型ミキサーで混練しマトリックスを調製した。これを170℃でダンプ後ペレット化した。次いで、このマトリックスとナイロン6の100重量部を、240℃に加温した二軸混練機で混練し、混練物をペレット化した。得られた混練物を245℃にセットした一軸押出機で紐状に押出し、ドラフト比10で引取りつつペレタイザーでペレット化した。得られたペレットをo−ジクロルベンゼンとキシレンの混合溶媒中で還流して、ポリオレフィン及びNRを除去し、残った繊維の形状や直径を電子顕微鏡で観察したところ、平均繊維径0.2μの繊維で有ることが確認できた。
得られたペレット50重量部、油展S−SBR(日本ゼオン製)150重量部、ISAF カーボン 50重量部の割合で配合して(C)成分を調製した。
【0063】
(実施例1〜2)
上記の各成分、加硫剤などを表1に示した割合でバンバリーミキサーにより配合し、加硫条件として155℃7分で加硫した。
結果を表2にまとめた。
【0064】
比較例1
(B)成分を加えなかった以外は、表1の配合割合で実施例1と同様にして行った。結果を表2に示した。
【0065】
比較例2
(C)成分を加えなかった以外は、表1の配合割合で実施例1と同様にして行った。結果を表2に示した。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【発明の効果】
本発明により、高硬度、高弾性率、低ロス性、低圧縮歪に優れているゴム組成物を提供できる。
Claims (3)
- (A)天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴム成分10〜80重量%、(B)補強ポリブタジエンゴム成分5〜60重量%、並びに(C)繊維強化ゴム成分5〜70重量%からなるゴム組成物であって、該(B)成分及び(C)成分が下記の特徴を有するゴム組成物。
(B)成分:ウベローデ粘度計で測定される還元粘度(135℃における濃度0.2g/dl・o−ジクロロベンゼン)が0.5〜4であるシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを主成分とする沸騰n−ヘキサン不溶分1〜30重量%と、高シス−1,4−ポリブタジエンを主成分とする沸騰n−ヘキサン可溶分70〜99重量%からなる補強ポリブタジエンゴム。
(C)成分:(c−1)加硫可能なエラストマ−、並びにポリエチレンとγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン及び4,4−ジ−t−ブチルパーオキシバレリン酸n−ブチルエーテルとを溶融混錬して変性したポリエチレンからなるマトリックス中に、主鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマーが微細繊維状に分散しており、該熱可塑性ポリマーがマトリックスと結合している繊維強化ゴム。 - 該(C)成分が、(c−1)加硫可能なエラストマ−、並びにポリエチレンとγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン及び4,4−ジ−t−ブチルパーオキシバレリン酸n−ブチルエーテルとを溶融混錬して変性したポリエチレンからなるマトリックス中に、主鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマーが微細繊維状に分散しており、該熱可塑性ポリマーがマトリックスと結合している繊維強化ゴム並びに(c−2)天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴムからなることを特徴とする請求項1記載のゴム組成物。
- 該(C)成分が、(c−1)加硫可能なエラストマ−、並びにポリエチレンとγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン及び4,4−ジ−t−ブチルパーオキシバレリン酸n−ブチルエーテルとを溶融混錬して変性したポリエチレンからなるマトリックス中に、主鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマーが微細繊維状に分散しており、該熱可塑性ポリマーがマトリックスと結合している繊維強化ゴム、(c−2)天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴム、並びに(c−3)カーボンブラックからなることを特徴とする請求項1記載のゴム組成物。
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