JPH07293521A - 部品組付用クリップ - Google Patents
部品組付用クリップInfo
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- JPH07293521A JPH07293521A JP11203794A JP11203794A JPH07293521A JP H07293521 A JPH07293521 A JP H07293521A JP 11203794 A JP11203794 A JP 11203794A JP 11203794 A JP11203794 A JP 11203794A JP H07293521 A JPH07293521 A JP H07293521A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 互いに絡み難い部品組付用クリップを提供す
る. 【構成】 部品組付用クリップ1は、バネ性を有する板
材がU字状に曲折され、この両曲折片に屈曲または切り
起こしにより形成されて外方に膨出された一対の弾性係
止部13と、前記両曲折片の少なくとも片方に屈曲また
は切り起こしにより形成されて内方または外方に向けて
延出される係止爪12とから成り、前記係止爪12の先
端とこの先端と対向する曲折片または曲折片からの突出
片との間隙sが前記クリップの板厚tまたは前記板材の
対向する端辺に形成される膨出部の厚さと等しいか、ま
たは小さくされていることを特徴とする部品組付用クリ
ップ.
る. 【構成】 部品組付用クリップ1は、バネ性を有する板
材がU字状に曲折され、この両曲折片に屈曲または切り
起こしにより形成されて外方に膨出された一対の弾性係
止部13と、前記両曲折片の少なくとも片方に屈曲また
は切り起こしにより形成されて内方または外方に向けて
延出される係止爪12とから成り、前記係止爪12の先
端とこの先端と対向する曲折片または曲折片からの突出
片との間隙sが前記クリップの板厚tまたは前記板材の
対向する端辺に形成される膨出部の厚さと等しいか、ま
たは小さくされていることを特徴とする部品組付用クリ
ップ.
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両のイン
ナパネル等の車両側固定部材にル−フサイドインナガ−
ニッシュ等の部品を取付ける際に介在される部品組付用
クリップに関する.
ナパネル等の車両側固定部材にル−フサイドインナガ−
ニッシュ等の部品を取付ける際に介在される部品組付用
クリップに関する.
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車等の車両のインナパ
ネル等の車両側固定部材にル−フサイドインナガ−ニッ
シュ等の内装部品を取付ける際には、樹脂成形体からな
る内装部品の裏側にリブ等の突片を突設しておき、この
リブに部品組付用クリップを固定した後、このクリップ
をインナパネル側に形成された装着孔に弾性的に嵌合さ
せることにより、内装部品をインナパネル側に取付ける
ようにしている.
ネル等の車両側固定部材にル−フサイドインナガ−ニッ
シュ等の内装部品を取付ける際には、樹脂成形体からな
る内装部品の裏側にリブ等の突片を突設しておき、この
リブに部品組付用クリップを固定した後、このクリップ
をインナパネル側に形成された装着孔に弾性的に嵌合さ
せることにより、内装部品をインナパネル側に取付ける
ようにしている.
【0003】この部品組付用クリップは、図13
(a),(b)に示されるように、U字状に曲げられた
両曲折片の先端にフランジ101,中央部に切り起こさ
れて内向きに伸ばされる係止爪102,基部側から切り
起こされて外側に膨出・屈曲される弾性係合部103と
がそれぞれ一対形成されるものが実開平1−13351
0号公報やこの公報の中の従来技術例に示されている.
(a),(b)に示されるように、U字状に曲げられた
両曲折片の先端にフランジ101,中央部に切り起こさ
れて内向きに伸ばされる係止爪102,基部側から切り
起こされて外側に膨出・屈曲される弾性係合部103と
がそれぞれ一対形成されるものが実開平1−13351
0号公報やこの公報の中の従来技術例に示されている.
【0004】また、図14(a),(b),(c)に示
されるように、U字状に曲げられた両曲折片に外側に膨
出・屈曲される弾性係合部113,203、基部側から
切り起こされ内向きまたは外向きにに伸ばされる係止爪
112,202を有す係止片がそれぞれ一対形成される
ものが実開平2−88009号公報、実開平2−762
11号公報、実開昭61−117908号公報に示され
ている.
されるように、U字状に曲げられた両曲折片に外側に膨
出・屈曲される弾性係合部113,203、基部側から
切り起こされ内向きまたは外向きにに伸ばされる係止爪
112,202を有す係止片がそれぞれ一対形成される
ものが実開平2−88009号公報、実開平2−762
11号公報、実開昭61−117908号公報に示され
ている.
【0005】さらにまた、図15に示されるように、U
字状に曲げられた両曲折片の基端部に外側に膨出・屈曲
される弾性係合部123,この弾性係合部の先端に内側
に曲げられて伸ばされる係止爪122がそれぞれ一対形
成されるものが実開昭62−77306号公報等に示さ
れている.
字状に曲げられた両曲折片の基端部に外側に膨出・屈曲
される弾性係合部123,この弾性係合部の先端に内側
に曲げられて伸ばされる係止爪122がそれぞれ一対形
成されるものが実開昭62−77306号公報等に示さ
れている.
【0006】これらの部品組付用クリップによれば、例
えば自動車等の車両のインナパネル等の車両側固定部材
にル−フサイドインナガ−ニッシュ等の内装部品を取付
ける際には、図16(a),(b)に示すように、樹脂
成形体からなる内装部品15の裏側にリブ16等の突片
を突設しておき、このリブ16をU字状に曲げられた部
品組付用クリップ10または20の基部に挿入して係止
爪102をこのリブ16の側面に食い込ませて係止させ
るか、またはリブ16の側面に貫通された係止孔16a
に係止爪202を係合させて係止させ、部品組付用クリ
ップ10または20をリブ16に固定した後、このクリ
ップ10または20の弾性係合部103または203を
インナパネル等の車両側固定部材17に形成された装着
孔18に弾性的に嵌合させることにより、内装部品15
をインナパネル等の車両側固定部材17に取付けるよう
にしている.これにより、車両のインナパネル等の車両
側固定部材にル−フサイドインナガ−ニッシュ等の内装
部品を強固に且つ着脱可能に取付けることができるので
広く利用されている.
えば自動車等の車両のインナパネル等の車両側固定部材
にル−フサイドインナガ−ニッシュ等の内装部品を取付
ける際には、図16(a),(b)に示すように、樹脂
成形体からなる内装部品15の裏側にリブ16等の突片
を突設しておき、このリブ16をU字状に曲げられた部
品組付用クリップ10または20の基部に挿入して係止
爪102をこのリブ16の側面に食い込ませて係止させ
るか、またはリブ16の側面に貫通された係止孔16a
に係止爪202を係合させて係止させ、部品組付用クリ
ップ10または20をリブ16に固定した後、このクリ
ップ10または20の弾性係合部103または203を
インナパネル等の車両側固定部材17に形成された装着
孔18に弾性的に嵌合させることにより、内装部品15
をインナパネル等の車両側固定部材17に取付けるよう
にしている.これにより、車両のインナパネル等の車両
側固定部材にル−フサイドインナガ−ニッシュ等の内装
部品を強固に且つ着脱可能に取付けることができるので
広く利用されている.
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
部品組付用クリップは、その生産工程やル−フサイドイ
ンナガ−ニッシュ等の内装部品への組付け工程等におい
て数百個乃至数千個の単位でひとつの容器内にランダム
に投入されて収容されるため、例えば図13(b)のク
リップは図17のように、フランジの長さCが両曲折片
の間に形成される間隙Bより大きくされてクリップ側端
側からフランジ101が侵入できないようにされている
が、図17でわかるように中央部は弾性係合部103が
切り起こされて外側に膨出されているのでその内寸Gが
フランジ長さCより大きくなっている.このためクリッ
プの板厚tより一対の係止爪102の先端に存する間隔
Sのほうが大きくされたクリップ10は図中の2点鎖線
で示すようにクリップ中央部のフランジ101が他のク
リップの係止爪102の先端と係止爪102の先端との
間隙Sから侵入し、さらに矢印方向に円弧を描くように
して侵入して図中の実線の状態になってしまう.クリッ
プ10の種々開口部に侵入しにくいようにと形成された
フランジ101が鉤状に内側に延出された係止爪102
を一旦通過すると逆に出にくくなってしまう.このよう
な状態になることを「絡む」と称している.
部品組付用クリップは、その生産工程やル−フサイドイ
ンナガ−ニッシュ等の内装部品への組付け工程等におい
て数百個乃至数千個の単位でひとつの容器内にランダム
に投入されて収容されるため、例えば図13(b)のク
リップは図17のように、フランジの長さCが両曲折片
の間に形成される間隙Bより大きくされてクリップ側端
側からフランジ101が侵入できないようにされている
が、図17でわかるように中央部は弾性係合部103が
切り起こされて外側に膨出されているのでその内寸Gが
フランジ長さCより大きくなっている.このためクリッ
プの板厚tより一対の係止爪102の先端に存する間隔
Sのほうが大きくされたクリップ10は図中の2点鎖線
で示すようにクリップ中央部のフランジ101が他のク
リップの係止爪102の先端と係止爪102の先端との
間隙Sから侵入し、さらに矢印方向に円弧を描くように
して侵入して図中の実線の状態になってしまう.クリッ
プ10の種々開口部に侵入しにくいようにと形成された
フランジ101が鉤状に内側に延出された係止爪102
を一旦通過すると逆に出にくくなってしまう.このよう
な状態になることを「絡む」と称している.
【0008】また、図14に示される他の従来のクリッ
プも同様に係止爪先端に存する間隙から他のクリップの
曲折片(弾性係合片である場合やフランジである場合も
ある)が侵入して絡み状態になる場合が多い.例えば、
図14(b)のタイプのクリップは図18のように他の
クリップの片側の曲折片の側端が係止爪先端に存する間
隙から基部側に侵入して係止爪が他のクリップの曲折片
の側端に引っ掛かったりしてクリップ同士がよく絡む.
プも同様に係止爪先端に存する間隙から他のクリップの
曲折片(弾性係合片である場合やフランジである場合も
ある)が侵入して絡み状態になる場合が多い.例えば、
図14(b)のタイプのクリップは図18のように他の
クリップの片側の曲折片の側端が係止爪先端に存する間
隙から基部側に侵入して係止爪が他のクリップの曲折片
の側端に引っ掛かったりしてクリップ同士がよく絡む.
【0009】このように絡むと、部品組付用クリップを
内装部品に組付ける前に絡み合った前記クリップを解す
作業が必要となり、この作業が極めて煩雑であり長い時
間を費やすという問題があった.また、部品組付用クリ
ップ等を整列させる装置に「パ−ツフィ−ダ」というも
のがある.これは、すり鉢状の容器の中に沢山のクリッ
プを入れて容器を加振させ、容器内面に取付られたガイ
ド板に添って自動的にクリップを一定の向きに整列させ
て供給できるものであるが、この際に容器内で加振され
る部品組付用クリップが互いに絡み合って前記ガイド板
の途中に引っ掛かるなどして詰まる等の問題もあった.
内装部品に組付ける前に絡み合った前記クリップを解す
作業が必要となり、この作業が極めて煩雑であり長い時
間を費やすという問題があった.また、部品組付用クリ
ップ等を整列させる装置に「パ−ツフィ−ダ」というも
のがある.これは、すり鉢状の容器の中に沢山のクリッ
プを入れて容器を加振させ、容器内面に取付られたガイ
ド板に添って自動的にクリップを一定の向きに整列させ
て供給できるものであるが、この際に容器内で加振され
る部品組付用クリップが互いに絡み合って前記ガイド板
の途中に引っ掛かるなどして詰まる等の問題もあった.
【0010】本発明は、前述問題点を解決するために成
されたもので、互いに絡み難い部品組付用クリップを提
供することを目的とする.
されたもので、互いに絡み難い部品組付用クリップを提
供することを目的とする.
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の部品組付用クリ
ップは、バネ性を有する板材がU字状に曲折され、この
両曲折片に屈曲または切り起こしにより形成されて車両
側固定部材に開口する装着孔に対し弾性的に係合可能に
外方に膨出された一対の弾性係止部と、前記両曲折片の
うち少なくとも片側の曲折片から内方または外方に向け
て延出され内装部品の裏面から突出形成されるクリップ
装着用の突片に対し係止可能に形成された係止爪とから
成るクリップにおいて、前記係止爪の先端とこの先端と
対向する曲折片または曲折片からの突出片との間隙が前
記クリップの板厚と等しいか、または板厚より小さくさ
れていることを特徴とする部品組付用クリップ.
ップは、バネ性を有する板材がU字状に曲折され、この
両曲折片に屈曲または切り起こしにより形成されて車両
側固定部材に開口する装着孔に対し弾性的に係合可能に
外方に膨出された一対の弾性係止部と、前記両曲折片の
うち少なくとも片側の曲折片から内方または外方に向け
て延出され内装部品の裏面から突出形成されるクリップ
装着用の突片に対し係止可能に形成された係止爪とから
成るクリップにおいて、前記係止爪の先端とこの先端と
対向する曲折片または曲折片からの突出片との間隙が前
記クリップの板厚と等しいか、または板厚より小さくさ
れていることを特徴とする部品組付用クリップ.
【0012】また、バネ性を有し対向する端辺に膨出部
が形成される板材がU字状に曲折され、この両曲折片に
屈曲または切り起こしにより形成されて前記固定部材に
開口する装着孔に対し弾性的に係合可能に外方に膨出さ
れた一対の弾性係止部と、前記両曲折片のうち少なくと
も片側の曲折片から内方または外方に向けて延出され前
記装着すべき部材から突出形成されるクリップ装着用の
突片に対し係止可能に形成された係止爪とから成るクリ
ップにおいて、前記係止爪の先端とこの先端と対向する
曲折片または曲折片からの突出片との間隙が前記膨出部
の厚さと等しいか、または小さくされていることを特徴
とする部品組付用クリップ.
が形成される板材がU字状に曲折され、この両曲折片に
屈曲または切り起こしにより形成されて前記固定部材に
開口する装着孔に対し弾性的に係合可能に外方に膨出さ
れた一対の弾性係止部と、前記両曲折片のうち少なくと
も片側の曲折片から内方または外方に向けて延出され前
記装着すべき部材から突出形成されるクリップ装着用の
突片に対し係止可能に形成された係止爪とから成るクリ
ップにおいて、前記係止爪の先端とこの先端と対向する
曲折片または曲折片からの突出片との間隙が前記膨出部
の厚さと等しいか、または小さくされていることを特徴
とする部品組付用クリップ.
【0013】
【作用】本発明の部品組付用クリップでは、部品組付用
クリップの基部に部品の取付用突片を挿入すると、この
突片に係止爪が係止され、部品の取付用突片に部品組付
用クリップが取付く.この状態で、部品組付用クリップ
と部品の取付用突片とを車両側部品の装着孔に挿入する
と、弾性係合片が車両側部品の装着孔の縁部に係合する
ため、部品組付用クリップを介して部品を車両側部品に
取付けることができる.
クリップの基部に部品の取付用突片を挿入すると、この
突片に係止爪が係止され、部品の取付用突片に部品組付
用クリップが取付く.この状態で、部品組付用クリップ
と部品の取付用突片とを車両側部品の装着孔に挿入する
と、弾性係合片が車両側部品の装着孔の縁部に係合する
ため、部品組付用クリップを介して部品を車両側部品に
取付けることができる.
【0014】ここで、本発明の部品組付用クリップで
は、係止爪の先端とこの先端と対向する曲折片または曲
折片からの突出片との間隙がクリップの板厚と等しい
か、または板厚より小さくした.あるいはまた、両端部
に膨出部が形成される板材をU字状に曲折し、この両曲
折片上に弾性係合片と係止爪を形成させて係止爪の先端
とこの先端と対向する曲折片または曲折片からの突出片
との間隙が前記膨出部の厚さと等しいか、または小さく
した.
は、係止爪の先端とこの先端と対向する曲折片または曲
折片からの突出片との間隙がクリップの板厚と等しい
か、または板厚より小さくした.あるいはまた、両端部
に膨出部が形成される板材をU字状に曲折し、この両曲
折片上に弾性係合片と係止爪を形成させて係止爪の先端
とこの先端と対向する曲折片または曲折片からの突出片
との間隙が前記膨出部の厚さと等しいか、または小さく
した.
【0015】このようにしたので、係止爪の先端とこの
先端と対向する曲折片または曲折片からの突出片との間
隙に曲折片のどの部分も侵入できない.このため、部品
組付用クリップ同士が互いに絡み合うことがなくなり、
組付工程で絡み合ったクリップを解す作業がなくなる.
あるいはまた、パ−ツフィ−ダ内のガイド板の途中に引
っ掛かるなどして詰まる等の問題が激減し生産能率が著
しく向上する.
先端と対向する曲折片または曲折片からの突出片との間
隙に曲折片のどの部分も侵入できない.このため、部品
組付用クリップ同士が互いに絡み合うことがなくなり、
組付工程で絡み合ったクリップを解す作業がなくなる.
あるいはまた、パ−ツフィ−ダ内のガイド板の途中に引
っ掛かるなどして詰まる等の問題が激減し生産能率が著
しく向上する.
【0016】
【実施例】以下に本発明に係わる部品組付用クリップの
実施例を図1〜図12に従って説明する.
実施例を図1〜図12に従って説明する.
【0017】
【実施例1】図1〜図4は本発明に係わる部品組付用ク
リップの第1実施例を示したものである.本第1実施例
の特徴とするところは、係止爪先端と対向する係止爪の
先端との最小間隙Sを部品組付用クリップの板厚tより
も小さくした点にある.すなわち、図1において、部品
組付用クリップ1は厚さt=0.5ミリメ−トル,幅A
=8ミリメ−トルのバネ鋼等の板材を略U字状に曲げ、
この両曲折片の両端縁にはそれぞれ外方に張り出すフラ
ンジ11,11を形成させると共に幅方向中央部には切
り起こされて外方に突出されて略「く」字状とされ自由
先端を有す一対の弾性係合部13,13を形成させると
共に、さらに前記フランジ11側の幅方向外側には切り
起こされて基部側に向けて内方に突出される先端がM字
状の二対の係止爪12,12,12,12を形成させ、
係止爪12先端と対向する係止爪12の先端との最小間
隙S=0.4ミリメ−トル,基部内面から係止爪先端迄
の距離D=10ミリメ−トル,弾性係合部13の自由先
端とフランジ11との間隙E=0.4ミリメ−トルとし
た.なお、従来同様両曲折片の間に存する間隙Bよりフ
ランジ11の長さCの方が大きくされている.
リップの第1実施例を示したものである.本第1実施例
の特徴とするところは、係止爪先端と対向する係止爪の
先端との最小間隙Sを部品組付用クリップの板厚tより
も小さくした点にある.すなわち、図1において、部品
組付用クリップ1は厚さt=0.5ミリメ−トル,幅A
=8ミリメ−トルのバネ鋼等の板材を略U字状に曲げ、
この両曲折片の両端縁にはそれぞれ外方に張り出すフラ
ンジ11,11を形成させると共に幅方向中央部には切
り起こされて外方に突出されて略「く」字状とされ自由
先端を有す一対の弾性係合部13,13を形成させると
共に、さらに前記フランジ11側の幅方向外側には切り
起こされて基部側に向けて内方に突出される先端がM字
状の二対の係止爪12,12,12,12を形成させ、
係止爪12先端と対向する係止爪12の先端との最小間
隙S=0.4ミリメ−トル,基部内面から係止爪先端迄
の距離D=10ミリメ−トル,弾性係合部13の自由先
端とフランジ11との間隙E=0.4ミリメ−トルとし
た.なお、従来同様両曲折片の間に存する間隙Bよりフ
ランジ11の長さCの方が大きくされている.
【0018】以上の構成において、その用途や作用を図
1乃至図2に基ずいて説明する.本部品組付用クリップ
1によれば、従来同様に自動車等の車両のインナパネル
等の車両側固定部材17にル−フサイドインナガ−ニッ
シュ等の内装部品15を取付ける際には、図2に示すよ
うに、樹脂成形体からなる内装部品15の裏側にリブ1
6等の取付用突片を突設しておき、このリブ16を部品
組付用クリップ1の基部に挿入して係止爪12をこのリ
ブ16に係止させて(この際、係止爪はリブに食い込ま
せても良いしあるいはまた、リブ16に横穴等を設けて
この穴に係止させてもよい)部品組付用クリップ1を固
定した後、このクリップ1の弾性係合部13をインナパ
ネル等の車両側固定部材17に形成された装着孔18に
弾性的に嵌合させることにより、内装部品15をインナ
パネル等の車両側固定部材17に取付けることができ
る.
1乃至図2に基ずいて説明する.本部品組付用クリップ
1によれば、従来同様に自動車等の車両のインナパネル
等の車両側固定部材17にル−フサイドインナガ−ニッ
シュ等の内装部品15を取付ける際には、図2に示すよ
うに、樹脂成形体からなる内装部品15の裏側にリブ1
6等の取付用突片を突設しておき、このリブ16を部品
組付用クリップ1の基部に挿入して係止爪12をこのリ
ブ16に係止させて(この際、係止爪はリブに食い込ま
せても良いしあるいはまた、リブ16に横穴等を設けて
この穴に係止させてもよい)部品組付用クリップ1を固
定した後、このクリップ1の弾性係合部13をインナパ
ネル等の車両側固定部材17に形成された装着孔18に
弾性的に嵌合させることにより、内装部品15をインナ
パネル等の車両側固定部材17に取付けることができ
る.
【0019】また、係止爪12の先端と対向する係止爪
12の先端との最小間隙Sを部品組付用クリップ1の板
厚tよりも小さくしたので、この間隙Sに曲折片のどの
部分も侵入できない.このため、部品組付用クリップ1
同士が互いに絡み合うことがなくなる.さらにまた、弾
性係合部13の自由先端とフランジ11との間隙Eも部
品組付用クリップの板厚tよりも小さくしたので、この
部位にフランジ11が侵入できなくなりこの部位でも絡
むことがなくなる.なお、A≦DとされているがB≦C
とされているので両曲折片の間に存する間隙B部に両曲
折片の自由先端は侵入できないので、この方向からの絡
みは従来同様に無い.
12の先端との最小間隙Sを部品組付用クリップ1の板
厚tよりも小さくしたので、この間隙Sに曲折片のどの
部分も侵入できない.このため、部品組付用クリップ1
同士が互いに絡み合うことがなくなる.さらにまた、弾
性係合部13の自由先端とフランジ11との間隙Eも部
品組付用クリップの板厚tよりも小さくしたので、この
部位にフランジ11が侵入できなくなりこの部位でも絡
むことがなくなる.なお、A≦DとされているがB≦C
とされているので両曲折片の間に存する間隙B部に両曲
折片の自由先端は侵入できないので、この方向からの絡
みは従来同様に無い.
【0020】なお、ここで言う係止爪とは部品組付用ク
リップを部品の取付用突片に係止させるために略U字状
に曲げられた曲折片から取付用突片挿入方向軸線に対し
交差する方向に延出されて取付用突片に食い込むものや
取付用突片に設けられた係止孔(または溝)に係止され
るものを指す.従って、係止爪先端に存する間隙Sがこ
の部品組付用クリップの板厚tと等しいか、または小さ
くされておれば、どのようなクリップ形状にも適用でき
ることは言うまでもない.すなわち、図3(a),
(b)、図4(a),(b)のような形状の部品組付用
クリップにおいてもS≦tとされれば上記同様の作用と
効果を果たすものである.
リップを部品の取付用突片に係止させるために略U字状
に曲げられた曲折片から取付用突片挿入方向軸線に対し
交差する方向に延出されて取付用突片に食い込むものや
取付用突片に設けられた係止孔(または溝)に係止され
るものを指す.従って、係止爪先端に存する間隙Sがこ
の部品組付用クリップの板厚tと等しいか、または小さ
くされておれば、どのようなクリップ形状にも適用でき
ることは言うまでもない.すなわち、図3(a),
(b)、図4(a),(b)のような形状の部品組付用
クリップにおいてもS≦tとされれば上記同様の作用と
効果を果たすものである.
【0021】
【実施例2】図5〜図6は本発明に係わる部品組付用ク
リップの第2実施例を示したものである.なお、上記第
1実施例の説明で用いた図1または図2に示した部分と
同一部分には同一符号を付し、ここでは重複する説明を
省略する.本第2実施例の特徴とするところは、前記第
1実施例の部品組付用クリップのフランジ11の先端に
膨出部6を形成させてこの膨出部の厚さHを係止爪12
の先端に存する最小間隙Sよりも大きくした点にある.
すなわち、図5において、バネ鋼等の長方形とされる板
材の一対の短辺の端をそれぞれ折り重ねて膨出部6を形
成し、この板材をU字状に折り曲げてフランジ11の自
由先端部に膨出部6を形成させてこの厚さをH=1.0
ミリメ−トルとし、係止爪12の先端に存する間隙はS
=0.8ミリメ−トル(従来品並)にした.
リップの第2実施例を示したものである.なお、上記第
1実施例の説明で用いた図1または図2に示した部分と
同一部分には同一符号を付し、ここでは重複する説明を
省略する.本第2実施例の特徴とするところは、前記第
1実施例の部品組付用クリップのフランジ11の先端に
膨出部6を形成させてこの膨出部の厚さHを係止爪12
の先端に存する最小間隙Sよりも大きくした点にある.
すなわち、図5において、バネ鋼等の長方形とされる板
材の一対の短辺の端をそれぞれ折り重ねて膨出部6を形
成し、この板材をU字状に折り曲げてフランジ11の自
由先端部に膨出部6を形成させてこの厚さをH=1.0
ミリメ−トルとし、係止爪12の先端に存する間隙はS
=0.8ミリメ−トル(従来品並)にした.
【0022】以上の構成において、その用途や作用は第
1実施例と同様である.すなわち、間隙Sにフランジ1
1の膨出部6は侵入できない.このため、部品組付用ク
リップ2同士が互いに絡み合うことがなくなる.さらに
また、第1実施例同様に弾性係合部の自由先端とフラン
ジ11との間隙Eも膨出部6の厚さHよりも小さくした
ので、この部位にフランジ11の膨出部6が侵入できな
くなりこの部位でも絡むことがなくなる.
1実施例と同様である.すなわち、間隙Sにフランジ1
1の膨出部6は侵入できない.このため、部品組付用ク
リップ2同士が互いに絡み合うことがなくなる.さらに
また、第1実施例同様に弾性係合部の自由先端とフラン
ジ11との間隙Eも膨出部6の厚さHよりも小さくした
ので、この部位にフランジ11の膨出部6が侵入できな
くなりこの部位でも絡むことがなくなる.
【0023】なお、膨出部6は上記実施例のように自由
先端を折り重ねて膨出させる以外に、図6(a),
(c),(d)のように自由先端を曲げてル−プ状等の
中空の閉じ断面形状にしてもよい.また、図6(b)の
ように自由先端をU字状に曲げて開口幅をクリップの板
厚tより小さくしてもよい.またさらにまた、クリップ
の板厚より厚いものを一体化させてもよい.
先端を折り重ねて膨出させる以外に、図6(a),
(c),(d)のように自由先端を曲げてル−プ状等の
中空の閉じ断面形状にしてもよい.また、図6(b)の
ように自由先端をU字状に曲げて開口幅をクリップの板
厚tより小さくしてもよい.またさらにまた、クリップ
の板厚より厚いものを一体化させてもよい.
【0024】なお、曲折片の途中に係止爪が配設される
(曲折片から切り起こしまたは後付けにより係止爪が形
成されるもの)部品組付け用クリップであれば係止爪先
端に存する間隙Sがこの部品組付用クリップの膨出部の
厚さHと等しいか、または小さくされておれば、どのよ
うなクリップ形状にも適用できることは言うまでもな
い.すなわち、図6(a),(b),(c),(d)の
ような形状の部品組付用クリップにおいてもS≦Hとさ
れれば上記同様の作用と効果を果たすものである.
(曲折片から切り起こしまたは後付けにより係止爪が形
成されるもの)部品組付け用クリップであれば係止爪先
端に存する間隙Sがこの部品組付用クリップの膨出部の
厚さHと等しいか、または小さくされておれば、どのよ
うなクリップ形状にも適用できることは言うまでもな
い.すなわち、図6(a),(b),(c),(d)の
ような形状の部品組付用クリップにおいてもS≦Hとさ
れれば上記同様の作用と効果を果たすものである.
【0025】なお、第1実施例同様、クリップの幅A,
両曲折片の間に存する間隙B,基部内面から係止爪先端
迄の距離D,とすると、A≦Dの場合はS≦Hとし、且
つ、B≦Hとするとクリップ同士が絡めなくなる.この
ような膨出部を形成することにより第1乃至第2実施例
に示したフランジ11を省略できる(図6(d)に示す
形状にできる)効果がある.
両曲折片の間に存する間隙B,基部内面から係止爪先端
迄の距離D,とすると、A≦Dの場合はS≦Hとし、且
つ、B≦Hとするとクリップ同士が絡めなくなる.この
ような膨出部を形成することにより第1乃至第2実施例
に示したフランジ11を省略できる(図6(d)に示す
形状にできる)効果がある.
【0026】
【実施例3】図7〜図8は本発明に係わる部品組付用ク
リップの第3実施例を示したものである.本第3実施例
の特徴とするところは、厚さt=0.4ミリメ−トル,
幅=10ミリメ−トルのバネ鋼等の長方形とされる板材
の一対の長辺の端をそれぞれ折り重ねて膨出部7を形成
した後、略U字状に曲げ、この両曲折片の基部側を外方
に略「く」字状に膨出・屈曲される一対の弾性係合部3
3,33を形成させると共に、この弾性係合部33の幅
方向中央部基部側から切り起こされて弾性係合部33よ
り内側に延出される一対の挾持片34,34を形成させ
ると共に、さらにこの両挾持片34,34の先端を基部
側内方に向けて曲折される一対の係止爪32,32を形
成させて、この最小間隙Sを部品組付用クリップ3の膨
出部7の厚さHよりも小さくした点にある.すなわち、
図7において、クリップ3の幅A=8ミリメ−トル,係
止爪32の先端に存する最小間隙S=0.7ミリメ−ト
ルとし、前記膨出部7の厚さH=0.8ミリメ−トルと
されている.
リップの第3実施例を示したものである.本第3実施例
の特徴とするところは、厚さt=0.4ミリメ−トル,
幅=10ミリメ−トルのバネ鋼等の長方形とされる板材
の一対の長辺の端をそれぞれ折り重ねて膨出部7を形成
した後、略U字状に曲げ、この両曲折片の基部側を外方
に略「く」字状に膨出・屈曲される一対の弾性係合部3
3,33を形成させると共に、この弾性係合部33の幅
方向中央部基部側から切り起こされて弾性係合部33よ
り内側に延出される一対の挾持片34,34を形成させ
ると共に、さらにこの両挾持片34,34の先端を基部
側内方に向けて曲折される一対の係止爪32,32を形
成させて、この最小間隙Sを部品組付用クリップ3の膨
出部7の厚さHよりも小さくした点にある.すなわち、
図7において、クリップ3の幅A=8ミリメ−トル,係
止爪32の先端に存する最小間隙S=0.7ミリメ−ト
ルとし、前記膨出部7の厚さH=0.8ミリメ−トルと
されている.
【0027】以上の構成において、その用途や作用は第
1実施例と同様である.すなわち、自動車等の車両のイ
ンナパネル等の車両側固定部材にル−フサイドインナガ
−ニッシュ等の内装部品を取付ける際には、従来同様
に、樹脂成形体からなる内装部品の裏側にリブ等の取付
用突片を突設しておき、このリブを部品組付用クリップ
3の基部に挿入して係止爪32をこのリブの側面に貫通
された係止孔に係止させて部品組付用クリップ3を固定
した後、このクリップ3の弾性係合部33をインナパネ
ルに形成された装着孔に弾性的に嵌合させることによ
り、ル−フサイドインナガ−ニッシュ等の内装部品をイ
ンナパネルに取付けることができる.
1実施例と同様である.すなわち、自動車等の車両のイ
ンナパネル等の車両側固定部材にル−フサイドインナガ
−ニッシュ等の内装部品を取付ける際には、従来同様
に、樹脂成形体からなる内装部品の裏側にリブ等の取付
用突片を突設しておき、このリブを部品組付用クリップ
3の基部に挿入して係止爪32をこのリブの側面に貫通
された係止孔に係止させて部品組付用クリップ3を固定
した後、このクリップ3の弾性係合部33をインナパネ
ルに形成された装着孔に弾性的に嵌合させることによ
り、ル−フサイドインナガ−ニッシュ等の内装部品をイ
ンナパネルに取付けることができる.
【0028】また、係止爪32の先端に存する最小間隙
Sに膨出部7が侵入できない.このため、部品組付用ク
リップ3同士が互いに絡み合うことがなくなる.
Sに膨出部7が侵入できない.このため、部品組付用ク
リップ3同士が互いに絡み合うことがなくなる.
【0029】なお、膨出部は上記第2実施例と同様に形
成すればよい.
成すればよい.
【0030】また、上記第3実施例のように係止爪先端
に存する間隙Sがこの部品組付用クリップの曲折片の側
端に形成される膨出部7の厚さHと等しいか、または小
さくされておれば、どのようなクリップ形状にも適用で
きることは言うまでもない.すなわち、図9(a),
(b),(c),(d)のような形状の部品組付用クリ
ップにおいてもS≦Hとされれば上記同様の作用と効果
を果たすものである.
に存する間隙Sがこの部品組付用クリップの曲折片の側
端に形成される膨出部7の厚さHと等しいか、または小
さくされておれば、どのようなクリップ形状にも適用で
きることは言うまでもない.すなわち、図9(a),
(b),(c),(d)のような形状の部品組付用クリ
ップにおいてもS≦Hとされれば上記同様の作用と効果
を果たすものである.
【0031】なお、膨出部は板材の長辺側や短辺側だけ
でなく、長辺側と短辺側に併設しても良いし、曲折片か
ら切り起こしにより形成される弾性係合部の自由先端に
形成させても同様の作用があることは言うまでもない.
でなく、長辺側と短辺側に併設しても良いし、曲折片か
ら切り起こしにより形成される弾性係合部の自由先端に
形成させても同様の作用があることは言うまでもない.
【0032】
【実施例4】図10〜図12は本発明に係わる部品組付
用クリップの第4実施例を示したものである.本第4実
施例の特徴とするところは、厚さt=0.5ミリメ−ト
ル,幅=8ミリメ−トルの板材がU字状に曲折され、こ
の両曲折片の先端側を「く」字状に折り曲げ外方に膨出
された一対の弾性係止部43,43と、この弾性係止部
43の一部が切り起こされて延出される一対の係止片4
4,44と、一側の係止片44の先端が基部側に折り曲
げられて形成される係止爪42と、他側の係止片44の
先端が弾性係止部43側に曲げられた案内片40とから
成り、係止爪42の先端とこの先端と対向する係止片4
4または案内片40との最小間隙S、係止爪の幅K、間
隙Sを通過し得る曲折片の投影長L、クリップの板厚
t、係止爪端縁に対して曲折片の侵入し得る最小角度
θ、とすると、S≦L・tanθ+t/cosθ とし
た点にある.
用クリップの第4実施例を示したものである.本第4実
施例の特徴とするところは、厚さt=0.5ミリメ−ト
ル,幅=8ミリメ−トルの板材がU字状に曲折され、こ
の両曲折片の先端側を「く」字状に折り曲げ外方に膨出
された一対の弾性係止部43,43と、この弾性係止部
43の一部が切り起こされて延出される一対の係止片4
4,44と、一側の係止片44の先端が基部側に折り曲
げられて形成される係止爪42と、他側の係止片44の
先端が弾性係止部43側に曲げられた案内片40とから
成り、係止爪42の先端とこの先端と対向する係止片4
4または案内片40との最小間隙S、係止爪の幅K、間
隙Sを通過し得る曲折片の投影長L、クリップの板厚
t、係止爪端縁に対して曲折片の侵入し得る最小角度
θ、とすると、S≦L・tanθ+t/cosθ とし
た点にある.
【0033】なお、図11は係止爪の側端から弾性係合
部が侵入しようとする説明図であるが図12のように係
止片44の先端側から曲折片基部側に向かって間隙Sを
通過しようとする場合がある.この際は、上述計算式に
第一係合片431の投影長L1,この係合片431の侵
入し得る最小角度θ1または第二係合片432の投影長
L2,この係合片432の侵入し得る最小角度θ2を代
入して得られる小さいほうの値より間隙Sを小さくすれ
ば良い
部が侵入しようとする説明図であるが図12のように係
止片44の先端側から曲折片基部側に向かって間隙Sを
通過しようとする場合がある.この際は、上述計算式に
第一係合片431の投影長L1,この係合片431の侵
入し得る最小角度θ1または第二係合片432の投影長
L2,この係合片432の侵入し得る最小角度θ2を代
入して得られる小さいほうの値より間隙Sを小さくすれ
ば良い
【0034】以上の構成において、その用途や作用は第
1実施例と同様である.すなわち、間隙Sに係合部が侵
入できないし、間隙Sを入口として曲折片基部側に係合
部が侵入できない.このため、部品組付用クリップ4同
士が互いに絡み合うことがなくなる.
1実施例と同様である.すなわち、間隙Sに係合部が侵
入できないし、間隙Sを入口として曲折片基部側に係合
部が侵入できない.このため、部品組付用クリップ4同
士が互いに絡み合うことがなくなる.
【0035】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係わる部品
組付用クリップによれば、他の部品組付用クリップの曲
折片(係合部またはフランジまたはこれら称呼部以外の
曲折片の場合もある)が係止爪の先端とこの先端と対向
する曲折片または曲折片からの突出片との間に存する間
隙Sに侵入できないように間隙Sを小さくしたので、互
いに絡み合わないという優れた効果を奏する.この結
果、従来のように絡み合ったクリップを解す作業が不要
となるばかりでなく、部品組付用クリップ等を整列させ
る装置の「パ−ツフィ−ダ」内で互いに絡み合うことが
なくなり途中で引っ掛かるなどして部品組付用クリップ
が詰まる等の問題もなくなる等の優れた実用的な効果が
ある.
組付用クリップによれば、他の部品組付用クリップの曲
折片(係合部またはフランジまたはこれら称呼部以外の
曲折片の場合もある)が係止爪の先端とこの先端と対向
する曲折片または曲折片からの突出片との間に存する間
隙Sに侵入できないように間隙Sを小さくしたので、互
いに絡み合わないという優れた効果を奏する.この結
果、従来のように絡み合ったクリップを解す作業が不要
となるばかりでなく、部品組付用クリップ等を整列させ
る装置の「パ−ツフィ−ダ」内で互いに絡み合うことが
なくなり途中で引っ掛かるなどして部品組付用クリップ
が詰まる等の問題もなくなる等の優れた実用的な効果が
ある.
【0036】
【図 1】 本発明の第1実施例の部品組付用クリップ
を示すす斜視図である.
を示すす斜視図である.
【図 2】 本発明の第1実施例の部品組付用クリップ
の取付け状態を示す要部断面図である.
の取付け状態を示す要部断面図である.
【図 3】 本発明の第1実施例を形状の異なるクリッ
プへ適用した実施例を示す斜視図である.
プへ適用した実施例を示す斜視図である.
【図 4】 本発明の第1実施例を形状の異なるクリッ
プへ適用した実施例を示す斜視図である.
プへ適用した実施例を示す斜視図である.
【図 5】 本発明の第2実施例を示す斜視図である.
【図 6】 本発明の第2実施例を形状の異なるクリッ
プへ適用した実施例を示す斜視図である.
プへ適用した実施例を示す斜視図である.
【図 7】 本発明の第3実施例を示す斜視図である.
【図 8】 図7のY−Y断面視図である.
【図 9】 本発明の第3実施例を形状の異なるクリッ
プへ適用した実施例を示す斜視図である.
プへ適用した実施例を示す斜視図である.
【図10】 本発明の第4実施例を示す斜視図である.
【図11】 本発明の第4実施例のクリップの弾性係合
部が間隙Sに侵入する説明図である.
部が間隙Sに侵入する説明図である.
【図12】 本発明の第4実施例のクリップの弾性係合
部が間隙Sに侵入する説明図である.
部が間隙Sに侵入する説明図である.
【図13】 従来例の部品組付用クリップを示す要部外
形図である.
形図である.
【図14】 従来例の他の部品組付用クリップを示す要
部外形図である.
部外形図である.
【図15】 従来例のさらに他の部品組付用クリップを
示す要部外形図である.
示す要部外形図である.
【図16】 従来例の部品組付用クリップの取付け状態
を示す要部断面図である.
を示す要部断面図である.
【図17】 従来例の部品組付用クリップが互いに絡み
合う状態を示す説明図である.
合う状態を示す説明図である.
【図18】 従来例の他の部品組付用クリップが互いに
絡み合った状態を示す斜視図である.
絡み合った状態を示す斜視図である.
【符号の説明】 1,2 ,3,4,10,20 部品組付用クリップ 6,7 膨出部 11,101 フランジ 12,32,42,102,112,122,202
係止爪 13,23,33,43,103,113,123,2
03 弾性係合部 34,44 係止片 15 内装部品 16 リブ 16a 係止孔 17 車両側固定部材 18 装着孔 40 案内片
係止爪 13,23,33,43,103,113,123,2
03 弾性係合部 34,44 係止片 15 内装部品 16 リブ 16a 係止孔 17 車両側固定部材 18 装着孔 40 案内片
Claims (2)
- 【請求項1】 車両側固定部材に対して装着すべき部品
を組付ける際に両間に介在される形式のクリップであっ
て、バネ性を有する板材がU字状に曲折され、この両曲
折片に屈曲または切り起こしにより形成されて前記固定
部材に開口する装着孔に対し弾性的に係合可能に外方に
膨出された一対の弾性係止部と、前記両曲折片のうち少
なくとも片側の曲折片から内方または外方に向けて延出
され前記装着すべき部材から突出形成されるクリップ装
着用の突片に対し係止可能に形成された係止爪とから成
るクリップにおいて、前記係止爪の先端とこの先端と対
向する曲折片または曲折片からの突出片との間隙が前記
クリップの板厚と等しいか、または板厚より小さくされ
ていることを特徴とする部品組付用クリップ. - 【請求項2】 バネ性を有し対向する端辺に膨出部が形
成される板材がU字状に曲折され、この両曲折片に屈曲
または切り起こしにより形成されて前記固定部材に開口
する装着孔に対し弾性的に係合可能に外方に膨出された
一対の弾性係止部と、前記両曲折片のうち少なくとも片
側の曲折片から内方または外方に向けて延出され前記装
着すべき部材から突出形成されるクリップ装着用の突片
に対し係止可能に形成された係止爪とから成るクリップ
において、前記係止爪の先端とこの先端と対向する曲折
片または曲折片からの突出片との間隙が前記膨出部の厚
さと等しいか、または小さくされていることを特徴とす
る部品組付用クリップ.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11203794A JPH07293521A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 部品組付用クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11203794A JPH07293521A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 部品組付用クリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07293521A true JPH07293521A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14576435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11203794A Pending JPH07293521A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 部品組付用クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07293521A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5966782A (en) * | 1996-06-03 | 1999-10-19 | Daiwa Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Fastener |
WO2002070905A2 (en) * | 2001-03-02 | 2002-09-12 | Newfrey Llc | Low insertion effort u-base retainer |
US6449814B1 (en) | 2001-09-13 | 2002-09-17 | Summit Polymers, Inc. | Trim fastener clip employing multiple lines-of-contact stabilization |
KR20030035849A (ko) * | 2001-10-29 | 2003-05-09 | 가부시키가이샤 니프코 | 클립 |
US7287945B2 (en) | 2002-05-28 | 2007-10-30 | Newfrey Llc | Low insertion effort fastener with offset for wing |
JP2010539420A (ja) * | 2007-09-21 | 2010-12-16 | アー ライモント エ カンパニュイ | 2つの取付け部材を1つの支持部材に取り付けるための装置 |
WO2011101207A1 (de) * | 2010-02-18 | 2011-08-25 | A. Raymond Et Cie | Befestigungsvorrichtung |
CN108001373A (zh) * | 2017-12-25 | 2018-05-08 | 芜湖宏景电子股份有限公司 | 具有大拔力的汽车用dvd卡扣结构 |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP11203794A patent/JPH07293521A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6317937B1 (en) | 1996-06-03 | 2001-11-20 | Daiwa Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Fastener structure assembly |
US5966782A (en) * | 1996-06-03 | 1999-10-19 | Daiwa Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Fastener |
US7096638B2 (en) | 2001-03-02 | 2006-08-29 | Newfrey Llc | Low insertion effort U-base retainer |
WO2002070905A2 (en) * | 2001-03-02 | 2002-09-12 | Newfrey Llc | Low insertion effort u-base retainer |
WO2002070905A3 (en) * | 2001-03-02 | 2003-02-27 | Emhart Llc | Low insertion effort u-base retainer |
US7120971B2 (en) | 2001-03-02 | 2006-10-17 | Newfrey Llc | Low insertion effort u-base retainer |
US6928705B2 (en) | 2001-03-02 | 2005-08-16 | Newfrey Llc | Low insertion effort U-base retainer |
US6449814B1 (en) | 2001-09-13 | 2002-09-17 | Summit Polymers, Inc. | Trim fastener clip employing multiple lines-of-contact stabilization |
KR20030035849A (ko) * | 2001-10-29 | 2003-05-09 | 가부시키가이샤 니프코 | 클립 |
US7287945B2 (en) | 2002-05-28 | 2007-10-30 | Newfrey Llc | Low insertion effort fastener with offset for wing |
US7399151B2 (en) | 2002-05-28 | 2008-07-15 | Newfrey Llc | Low insertion effort fastener with offset for wing |
JP2010539420A (ja) * | 2007-09-21 | 2010-12-16 | アー ライモント エ カンパニュイ | 2つの取付け部材を1つの支持部材に取り付けるための装置 |
WO2011101207A1 (de) * | 2010-02-18 | 2011-08-25 | A. Raymond Et Cie | Befestigungsvorrichtung |
US8832907B2 (en) | 2010-02-18 | 2014-09-16 | A. Raymond Et Cie | Fastening device |
CN108001373A (zh) * | 2017-12-25 | 2018-05-08 | 芜湖宏景电子股份有限公司 | 具有大拔力的汽车用dvd卡扣结构 |
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