JPH0727828Y2 - 車両用制動装置 - Google Patents
車両用制動装置Info
- Publication number
- JPH0727828Y2 JPH0727828Y2 JP1987054615U JP5461587U JPH0727828Y2 JP H0727828 Y2 JPH0727828 Y2 JP H0727828Y2 JP 1987054615 U JP1987054615 U JP 1987054615U JP 5461587 U JP5461587 U JP 5461587U JP H0727828 Y2 JPH0727828 Y2 JP H0727828Y2
- Authority
- JP
- Japan
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- braking force
- generator
- transmission
- engine
- retarder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 26
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 3
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用制動装置に係り、とくにトランスミッシ
ョンとエンジンとの間に発電機を設けるとともに、エン
ジンの排気系にエキゾーストブレーキを取付けるように
し、発電機とエキゾーストブレーキとを併用して車両を
制動するようにした車両用制動装置に関する。
ョンとエンジンとの間に発電機を設けるとともに、エン
ジンの排気系にエキゾーストブレーキを取付けるように
し、発電機とエキゾーストブレーキとを併用して車両を
制動するようにした車両用制動装置に関する。
本考案は、トランスミッションのギヤ位置およびエキゾ
ーストブレーキの使用の有無に応じてトランスミッショ
ンとエンジンとの間に設けられている発電機の制動力を
調整するようにしたものであって、これによって運転者
による繁雑なブレーキ力の調整操作を不要にしたもので
ある。
ーストブレーキの使用の有無に応じてトランスミッショ
ンとエンジンとの間に設けられている発電機の制動力を
調整するようにしたものであって、これによって運転者
による繁雑なブレーキ力の調整操作を不要にしたもので
ある。
車両に制動力を与えるための装置として、リターダが提
案されている。リターダはトルクを吸収するとともに、
これを熱に変換して放出するようになっており、上記ト
ルクの吸収によって制動力を発生するようにしている。
またトラック等の大型車両においては、エンジンの排気
系にエキゾーストブレーキが取付けられており、このエ
キゾーストブレーキを作動させることによって排気系を
閉塞し、制動力を発生するようにしている。
案されている。リターダはトルクを吸収するとともに、
これを熱に変換して放出するようになっており、上記ト
ルクの吸収によって制動力を発生するようにしている。
またトラック等の大型車両においては、エンジンの排気
系にエキゾーストブレーキが取付けられており、このエ
キゾーストブレーキを作動させることによって排気系を
閉塞し、制動力を発生するようにしている。
発電機から成るリターダをエンジンとトランスミッショ
ンとの間に設けると、エンジンの出力をこのリターダに
よって直接吸収することが可能になる。ところがトラン
スミッションよりもエンジン側にリターダを取付ける
と、トランスミッションが低速段でブレーキがきき過ぎ
てしまうことになる。そこで従来はブレーキ力調整レバ
ーを調整することによって、人間が制動力を調整するよ
うにしていた。またリターダと併用してエキゾーストブ
レーキを用いる場合には、さらに制動力が大きくなるた
めに、リターダの制動力を弱める必要があり、この場合
にもブレーキ力調整レバーを運転者が調整するようにし
ていた。従って従来はブレーキ力の調整に繁雑な操作が
必要であった。とくに市街地の走行時は、信号機等によ
る停止やのろのろ運転で、トランスミッションのギヤ位
置が煩雑に変更されるために、これに応じてブレーキ力
の調整を煩雑に行なわなければならなかった。
ンとの間に設けると、エンジンの出力をこのリターダに
よって直接吸収することが可能になる。ところがトラン
スミッションよりもエンジン側にリターダを取付ける
と、トランスミッションが低速段でブレーキがきき過ぎ
てしまうことになる。そこで従来はブレーキ力調整レバ
ーを調整することによって、人間が制動力を調整するよ
うにしていた。またリターダと併用してエキゾーストブ
レーキを用いる場合には、さらに制動力が大きくなるた
めに、リターダの制動力を弱める必要があり、この場合
にもブレーキ力調整レバーを運転者が調整するようにし
ていた。従って従来はブレーキ力の調整に繁雑な操作が
必要であった。とくに市街地の走行時は、信号機等によ
る停止やのろのろ運転で、トランスミッションのギヤ位
置が煩雑に変更されるために、これに応じてブレーキ力
の調整を煩雑に行なわなければならなかった。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであっ
て、運転者による繁雑なブレーキ力の調整操作を不要に
した車両用制動装置を提供することを目的とするもので
ある。
て、運転者による繁雑なブレーキ力の調整操作を不要に
した車両用制動装置を提供することを目的とするもので
ある。
本考案は、エンジンとトランスミッションとの間に配さ
れ、しかも回転子がパワーラインと連動されている発電
機と、 エンジンの排気系に取付けられているエキゾーストブレ
ーキと、 前記発電機の制動力を制御する制御手段とを具備し、 前記制御手段は、前記トランスミッションのギヤ位置お
よび前記エキゾーストブレーキの使用の有無に応じて前
記発電機の界磁電流を制御し、前記発電機の制動力と前
記エキゾーストブレーキの制動力の和が前記トランスミ
ッションのギヤ位置にかかわらずほぼ一定になるように
制御することを特徴とする車両用制動装置に関するもの
である。
れ、しかも回転子がパワーラインと連動されている発電
機と、 エンジンの排気系に取付けられているエキゾーストブレ
ーキと、 前記発電機の制動力を制御する制御手段とを具備し、 前記制御手段は、前記トランスミッションのギヤ位置お
よび前記エキゾーストブレーキの使用の有無に応じて前
記発電機の界磁電流を制御し、前記発電機の制動力と前
記エキゾーストブレーキの制動力の和が前記トランスミ
ッションのギヤ位置にかかわらずほぼ一定になるように
制御することを特徴とする車両用制動装置に関するもの
である。
発電機の界磁電流がトランスミッションのギヤ位置およ
びエキゾーストブレーキの使用の有無に応じて制御手段
で制御され、発電機の制動力とエキゾーストブレーキの
制動力の和がトランスミッションのギヤ位置にかかわら
ずほぼ一定になる。
びエキゾーストブレーキの使用の有無に応じて制御手段
で制御され、発電機の制動力とエキゾーストブレーキの
制動力の和がトランスミッションのギヤ位置にかかわら
ずほぼ一定になる。
第1図は本考案の一実施例に係る発電機から成るリター
ダを備えたエンジン1を示すものであって、このエンジ
ン1は例えばトラック用のディーゼルエンジから構成さ
れている。このエンジン1の背面側にはフライホイール
ハウジング2が設けられている。このハウジング2の上
下には後述する誘導子型発電機の固定子のケース8が取
付けられている。さらにフライホイールハウジング2の
背面側にはトランスミッション5が配されており、エン
ジン1の回転数を適当な値に変速し、プロペラシャフト
6を介して駆動輪へ伝達するようになっている。
ダを備えたエンジン1を示すものであって、このエンジ
ン1は例えばトラック用のディーゼルエンジから構成さ
れている。このエンジン1の背面側にはフライホイール
ハウジング2が設けられている。このハウジング2の上
下には後述する誘導子型発電機の固定子のケース8が取
付けられている。さらにフライホイールハウジング2の
背面側にはトランスミッション5が配されており、エン
ジン1の回転数を適当な値に変速し、プロペラシャフト
6を介して駆動輪へ伝達するようになっている。
つぎにこのエンジン1に設けられており、発電機から成
るリターダの構造について述べると、第2図に示すよう
にハウジング2内に収納され、クランクシャフト3の端
部に固着されたフライホイール4の外周面には円周方向
に沿って所定のピッチで誘導子磁極7が設けられてい
る。そしてこの磁極7を備えるフライホイール4が誘導
子型発電機の回転子を構成しており、この発電機が自動
車のリターダを構成するようになっている。ハウジング
2の上下にはそれぞれケース8が設けられており、これ
らのケース8には誘導子型発電機の固定子が収納されて
いる。
るリターダの構造について述べると、第2図に示すよう
にハウジング2内に収納され、クランクシャフト3の端
部に固着されたフライホイール4の外周面には円周方向
に沿って所定のピッチで誘導子磁極7が設けられてい
る。そしてこの磁極7を備えるフライホイール4が誘導
子型発電機の回転子を構成しており、この発電機が自動
車のリターダを構成するようになっている。ハウジング
2の上下にはそれぞれケース8が設けられており、これ
らのケース8には誘導子型発電機の固定子が収納されて
いる。
この固定子は第3図に示すように、フライホイール4の
円周方向に配列された複数のポールコア9を備えてい
る。ポールコア9の下端部は上記誘導子磁極7に微小な
エアギャップを介して対向するとともに、その上端部は
固定子ヨーク10を介してケース8の蓋板に固着されてい
る。そしてポールコア9には誘導子コイル11と界磁コイ
ル12とがそれぞれ巻装されている。なお電機子コイル11
が2つのポールコア9に跨って巻装されているのに対し
て、界磁コイル12はそれぞれのポールコア9に1つずつ
巻装されている。
円周方向に配列された複数のポールコア9を備えてい
る。ポールコア9の下端部は上記誘導子磁極7に微小な
エアギャップを介して対向するとともに、その上端部は
固定子ヨーク10を介してケース8の蓋板に固着されてい
る。そしてポールコア9には誘導子コイル11と界磁コイ
ル12とがそれぞれ巻装されている。なお電機子コイル11
が2つのポールコア9に跨って巻装されているのに対し
て、界磁コイル12はそれぞれのポールコア9に1つずつ
巻装されている。
このような構成になる固定子側の界磁コイル12は第1図
および第2図に示すコントローラ13を介してバッテリ14
と接続されている。そしてコントローラ13は第1図に示
すようにトランジスタ16を備えており、このトランジス
タ16によって界磁電流の制御を行なうようにしている。
そしてトランジスタ16のベースはコントローラ17と接続
されるようになっており、さらにこのコントローラ17が
運転席に設けられているリターダスイッチ18と接続され
るようになっている。これに対して電機子コイル11は第
2図に示す負荷抵抗15と接続されている。
および第2図に示すコントローラ13を介してバッテリ14
と接続されている。そしてコントローラ13は第1図に示
すようにトランジスタ16を備えており、このトランジス
タ16によって界磁電流の制御を行なうようにしている。
そしてトランジスタ16のベースはコントローラ17と接続
されるようになっており、さらにこのコントローラ17が
運転席に設けられているリターダスイッチ18と接続され
るようになっている。これに対して電機子コイル11は第
2図に示す負荷抵抗15と接続されている。
上記コントローラ17は第1図に示すようにマイクロコン
ピュータ21と接続されている。マイクロコンピュータ21
はリターダの制動力を調整するためのものであって、ブ
レーキ力調整装置22と接続されている。そしてこの装置
22には調整レバー23が設けられており、運転者がモード
の選択を行ない得るようにしている。またマイクロコン
ピュータ21へは、トランスミッション5のギヤ位置や、
エキゾーストブレーキの動作の有無に関する信号、ある
いはブレーキ調整信号が入力れるようになっている。ま
たマイクロコンピュータ21はコントローラ24と接続され
ており、このコントローラ24によってエキゾーストブレ
ーキ25の作動の制御を行なうようになっている。
ピュータ21と接続されている。マイクロコンピュータ21
はリターダの制動力を調整するためのものであって、ブ
レーキ力調整装置22と接続されている。そしてこの装置
22には調整レバー23が設けられており、運転者がモード
の選択を行ない得るようにしている。またマイクロコン
ピュータ21へは、トランスミッション5のギヤ位置や、
エキゾーストブレーキの動作の有無に関する信号、ある
いはブレーキ調整信号が入力れるようになっている。ま
たマイクロコンピュータ21はコントローラ24と接続され
ており、このコントローラ24によってエキゾーストブレ
ーキ25の作動の制御を行なうようになっている。
つぎに以上のような構成になるこの自動車のリターダの
動作について説明する。例えばこのリターダを備えた自
動車が長い坂を下る場合には、運転席に設けられている
リターダスイッチ18を投入する。すると第1図および第
2図に示すコントローラ13のトランジスタ16が制御回路
17によって導通状態に切換えられる。従ってバッテリ14
からこのトランジスタ16を介して誘導子型発電機の固定
子の界磁コイル12に界磁電流が流れ、この界磁コイル12
が励磁されることになる。
動作について説明する。例えばこのリターダを備えた自
動車が長い坂を下る場合には、運転席に設けられている
リターダスイッチ18を投入する。すると第1図および第
2図に示すコントローラ13のトランジスタ16が制御回路
17によって導通状態に切換えられる。従ってバッテリ14
からこのトランジスタ16を介して誘導子型発電機の固定
子の界磁コイル12に界磁電流が流れ、この界磁コイル12
が励磁されることになる。
このように界磁コイル12が励磁されると、界磁コイル12
は第3図に示すように、ポールコア9を2つずつ互に逆
向きに磁化するとともに、共通の電機子コイル11が巻装
された一対のポールコア9が互に異極となるように磁化
する。従ってある瞬間においては、第3図において点線
で示すような磁気回路35が形成され、これに対してフラ
イホイール4が回転して誘導子磁極7がポールコア9の
ピッチに相当する角度だけ移動すると、第3図において
鎖線で示すような磁気回路36が形成される。
は第3図に示すように、ポールコア9を2つずつ互に逆
向きに磁化するとともに、共通の電機子コイル11が巻装
された一対のポールコア9が互に異極となるように磁化
する。従ってある瞬間においては、第3図において点線
で示すような磁気回路35が形成され、これに対してフラ
イホイール4が回転して誘導子磁極7がポールコア9の
ピッチに相当する角度だけ移動すると、第3図において
鎖線で示すような磁気回路36が形成される。
これらの磁気回路35、36を通過する磁束はともに電機子
コイル11と鎖交するとともに、2つの磁気回路35、36を
通過する磁束の向きは互に反転することになる。従って
この磁束の変化によって、電機子コイル11に起電力が誘
起されて、この誘導子型発電機が発電を行なうことにな
る。このことはエンジン1あるいは車両がフライホイー
ル4を駆動することになり、このときに外部からなされ
る仕事が制動力として吸収されることになる。従ってこ
の誘導子型発電機の発電によって車両が制動力を受け、
減速されることになる。そしてこのときの発電出力は第
2図に示す負荷抵抗15によって消費されるようになって
いる。
コイル11と鎖交するとともに、2つの磁気回路35、36を
通過する磁束の向きは互に反転することになる。従って
この磁束の変化によって、電機子コイル11に起電力が誘
起されて、この誘導子型発電機が発電を行なうことにな
る。このことはエンジン1あるいは車両がフライホイー
ル4を駆動することになり、このときに外部からなされ
る仕事が制動力として吸収されることになる。従ってこ
の誘導子型発電機の発電によって車両が制動力を受け、
減速されることになる。そしてこのときの発電出力は第
2図に示す負荷抵抗15によって消費されるようになって
いる。
このようにして車両を制動する発電機から成るリターダ
は第1図に示すエキゾーストブレーキ25と併用して用い
られるようになっており、このためにエキゾーストブレ
ーキ25の使用の有無に応じてリターダの制動力を調整す
るようにしている。さらにリターダがフライホイールハ
ウジング2に組込まれるようになっており、エンジン1
とトランスミッション5との間に配されているために、
トランスミッション5のギヤ位置に応じてマイクロコン
ピュータ21によって制動力を自動的に調整するようにし
ている。この自動調整の動作は、運転者がブレーキ力調
整装置22の調整レバー23をAUTO、LOW、HIGHの何れかの
位置に切換えたときに行なわれるようになっている。
は第1図に示すエキゾーストブレーキ25と併用して用い
られるようになっており、このためにエキゾーストブレ
ーキ25の使用の有無に応じてリターダの制動力を調整す
るようにしている。さらにリターダがフライホイールハ
ウジング2に組込まれるようになっており、エンジン1
とトランスミッション5との間に配されているために、
トランスミッション5のギヤ位置に応じてマイクロコン
ピュータ21によって制動力を自動的に調整するようにし
ている。この自動調整の動作は、運転者がブレーキ力調
整装置22の調整レバー23をAUTO、LOW、HIGHの何れかの
位置に切換えたときに行なわれるようになっている。
この動作をより詳細に説明すれば、マイクロコンピュー
タ21はブレーキ力調整装置22のレバー23によって選択さ
れるモードを読込むとともに、トランスミッション5の
ギヤ位置、エキゾーストブレーキ25の作動の有無、ブレ
ーキ調整信号に関する情報をそれぞれ読込むことにな
る。そしてとくにマイクロコンピュータ21は、トランス
ミッション5のギヤ位置およびエキゾーストブレーキ25
の作動の有無に応じてリターダの制動力を調整するよう
にしており、第4図に示すように、トランスミッション
5のギヤ位置にかかわらず、またエキゾーストブレーキ
25の作動の有無にかかわらず一定のブレーキ力が得られ
るようにしている。
タ21はブレーキ力調整装置22のレバー23によって選択さ
れるモードを読込むとともに、トランスミッション5の
ギヤ位置、エキゾーストブレーキ25の作動の有無、ブレ
ーキ調整信号に関する情報をそれぞれ読込むことにな
る。そしてとくにマイクロコンピュータ21は、トランス
ミッション5のギヤ位置およびエキゾーストブレーキ25
の作動の有無に応じてリターダの制動力を調整するよう
にしており、第4図に示すように、トランスミッション
5のギヤ位置にかかわらず、またエキゾーストブレーキ
25の作動の有無にかかわらず一定のブレーキ力が得られ
るようにしている。
いまエキゾーストブレーキおよびリターダの制動トルク
をそれぞれTe、Trとするとともに、トランスミッション
5の3速〜6速までのギヤ比をそれぞれi3、i4、i5、i6
とすると、マイクロコンピュータ21は演算によって、 Te・i3=(Te+Tr)・i4 Te・i3=(Te+Tr)・i5 Te・i3=(Te+Tr)・i6 となるようにコントローラ17を介してリターダの界磁コ
イル12に流れる界磁電流の制御を行なうようにしてい
る。なおブレーキ力調整装置22のレバー23をAUTOに切換
えた場合には第4図において実線で示すブレーキ力が得
られる。これに対してレバー23がLOWの位置に切換えら
れた場合には、鎖線で示すブレーキ力となる。またレバ
ー23がHIGHの位置に切換えられた場合には、点線で示す
ブレーキ力となる。
をそれぞれTe、Trとするとともに、トランスミッション
5の3速〜6速までのギヤ比をそれぞれi3、i4、i5、i6
とすると、マイクロコンピュータ21は演算によって、 Te・i3=(Te+Tr)・i4 Te・i3=(Te+Tr)・i5 Te・i3=(Te+Tr)・i6 となるようにコントローラ17を介してリターダの界磁コ
イル12に流れる界磁電流の制御を行なうようにしてい
る。なおブレーキ力調整装置22のレバー23をAUTOに切換
えた場合には第4図において実線で示すブレーキ力が得
られる。これに対してレバー23がLOWの位置に切換えら
れた場合には、鎖線で示すブレーキ力となる。またレバ
ー23がHIGHの位置に切換えられた場合には、点線で示す
ブレーキ力となる。
このように本実施例に係る制動装置によれば、調整装置
22のレバー23の位置をAUTO、LOW、HIGHの何れかの位置
に切換えておけば、トランスミッション5のギヤ位置の
変更にかかわらず、あるいはまたエキゾーストブレーキ
25の使用の有無にかかわらず、トータルとして一定の制
動力を得られることになる。従ってブレーキ力調整レバ
ー23による調整を運転者が行なう必要がなくなり、運転
者が繁雑な調整動作から解放されることになる。従って
とくに市街地走行のような、信号機による停止やのろの
ろ運転の多い場合においても、トランスミッション5の
ギヤ位置に応じたブレーキポジションの選択のための繁
雑な操作を省略することが可能になり、車両に対して一
定の加速度の制動力を与えることが可能になる。
22のレバー23の位置をAUTO、LOW、HIGHの何れかの位置
に切換えておけば、トランスミッション5のギヤ位置の
変更にかかわらず、あるいはまたエキゾーストブレーキ
25の使用の有無にかかわらず、トータルとして一定の制
動力を得られることになる。従ってブレーキ力調整レバ
ー23による調整を運転者が行なう必要がなくなり、運転
者が繁雑な調整動作から解放されることになる。従って
とくに市街地走行のような、信号機による停止やのろの
ろ運転の多い場合においても、トランスミッション5の
ギヤ位置に応じたブレーキポジションの選択のための繁
雑な操作を省略することが可能になり、車両に対して一
定の加速度の制動力を与えることが可能になる。
以上のように本考案は、制御手段によってトランスミッ
ションのギヤ位置およびエキゾーストブレーキの使用の
有無に応じて発電機の界磁電流を制御し、発電機の制動
力とエキゾーストブレーキの制動力の和がトランスミッ
ションのギヤ位置にかかわらずほぼ一定になるように制
御するようにしたものである。
ションのギヤ位置およびエキゾーストブレーキの使用の
有無に応じて発電機の界磁電流を制御し、発電機の制動
力とエキゾーストブレーキの制動力の和がトランスミッ
ションのギヤ位置にかかわらずほぼ一定になるように制
御するようにしたものである。
従って発電機とエキゾーストブレーキの双方を利用して
車両を制動する場合における両者の制動力の和をトラン
スミッションのギヤ位置にかかわらず自動的に一定にす
ることが可能になり、トランスミッションのギヤ位置に
応じて運転者がブレーキ力の調整を行なう必要がなくな
り、これによって煩雑な操作から解放されることにな
る。
車両を制動する場合における両者の制動力の和をトラン
スミッションのギヤ位置にかかわらず自動的に一定にす
ることが可能になり、トランスミッションのギヤ位置に
応じて運転者がブレーキ力の調整を行なう必要がなくな
り、これによって煩雑な操作から解放されることにな
る。
第1図は本考案の一実施例に係る車両用制動装置を示す
ブロック図、第2図はこの車両に設けられているリター
ダの外観斜視図、第3図は同要部拡大展開正面図、第4
図は制動力の変化を示すグラフである。 なお図面に用いた符号において、 1……エンジン 2……フライホイールハウジング 5……トランスミッション 7……誘導子磁極 11……電機子コイル 12……界磁コイル 21……マイクロコンピュータ 22……ブレーキ力調整装置 23……調整レバー 25……エキゾーストブレーキ である。
ブロック図、第2図はこの車両に設けられているリター
ダの外観斜視図、第3図は同要部拡大展開正面図、第4
図は制動力の変化を示すグラフである。 なお図面に用いた符号において、 1……エンジン 2……フライホイールハウジング 5……トランスミッション 7……誘導子磁極 11……電機子コイル 12……界磁コイル 21……マイクロコンピュータ 22……ブレーキ力調整装置 23……調整レバー 25……エキゾーストブレーキ である。
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンとトランスミッションとの間に配
され、しかも回転子がパワーラインと連動されている発
電機と、 エンジンの排気系に取付けられているエキゾーストブレ
ーキと、 前記発電機の制動力を制御する制御手段とを具備し、 前記制御手段は、前記トランスミッションのギヤ位置お
よび前記エキゾーストブレーキの使用の有無に応じて前
記発電機の界磁電流を制御し、前記発電機の制動力と前
記エキゾーストブレーキの制動力の和が前記トランスミ
ッションのギヤ位置にかかわらずほぼ一定になるように
制御することを特徴とする車両用制動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987054615U JPH0727828Y2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 車両用制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987054615U JPH0727828Y2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 車両用制動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63164376U JPS63164376U (ja) | 1988-10-26 |
JPH0727828Y2 true JPH0727828Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=30881770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987054615U Expired - Lifetime JPH0727828Y2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 車両用制動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727828Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0732919Y2 (ja) * | 1989-08-28 | 1995-07-31 | いすゞ自動車株式会社 | 制動装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55112037U (ja) * | 1979-01-31 | 1980-08-06 |
-
1987
- 1987-04-10 JP JP1987054615U patent/JPH0727828Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63164376U (ja) | 1988-10-26 |
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JPH0367886B2 (ja) | ||
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