JPH07250453A - モータ - Google Patents
モータInfo
- Publication number
- JPH07250453A JPH07250453A JP4070194A JP4070194A JPH07250453A JP H07250453 A JPH07250453 A JP H07250453A JP 4070194 A JP4070194 A JP 4070194A JP 4070194 A JP4070194 A JP 4070194A JP H07250453 A JPH07250453 A JP H07250453A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- ring
- magnetic
- bearing
- magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000011553 magnetic fluid Substances 0.000 claims abstract description 33
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 30
- 230000004323 axial length Effects 0.000 claims description 10
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract description 13
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 11
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 3
- 229910000976 Electrical steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 1
- 239000003595 mist Substances 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁性流体を備えたシール機構を設けるように
したものにおいて、回転軸の軸方向の長さ寸法を抑える
ことができ、また、組立てやすくする。 【構成】 軸受筒15の上端部とこれと軸方向に対向す
るロータ20におけるハブ21との間に、シール機構2
7を設ける。シール機構27は、ハブ21の内面に設け
たマグネットリング28と、軸受筒15の上端部に設け
た磁性体リング29と、これらの間に介在された磁性流
体30とにより構成する。回転軸22にはシール機構2
7を設けるための軸方向のスペースを特別に確保する必
要がないから、回転軸22の軸方向の長さを抑えること
ができる。磁性体リング29に磁性流体30を保持させ
ておくことができるので、組立てがしやすい。
したものにおいて、回転軸の軸方向の長さ寸法を抑える
ことができ、また、組立てやすくする。 【構成】 軸受筒15の上端部とこれと軸方向に対向す
るロータ20におけるハブ21との間に、シール機構2
7を設ける。シール機構27は、ハブ21の内面に設け
たマグネットリング28と、軸受筒15の上端部に設け
た磁性体リング29と、これらの間に介在された磁性流
体30とにより構成する。回転軸22にはシール機構2
7を設けるための軸方向のスペースを特別に確保する必
要がないから、回転軸22の軸方向の長さを抑えること
ができる。磁性体リング29に磁性流体30を保持させ
ておくことができるので、組立てがしやすい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸受筒とロータとの間
に磁性流体を備えたシール機構を設けた構成のモータに
関する。
に磁性流体を備えたシール機構を設けた構成のモータに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば磁気ディスク装置や光ディ
スク装置など、情報記憶装置に搭載される小形精密スピ
ンドルモータにおいては、ロータの回転軸を支承する軸
受手段としてボールベアリングが用いられていた。しか
し、ボールベアリングを用いたものでは、ロータの回転
時に振動が発生しやすいという事情がある。
スク装置など、情報記憶装置に搭載される小形精密スピ
ンドルモータにおいては、ロータの回転軸を支承する軸
受手段としてボールベアリングが用いられていた。しか
し、ボールベアリングを用いたものでは、ロータの回転
時に振動が発生しやすいという事情がある。
【0003】一方、近年では、ボールベアリングに代え
て、動圧流体軸受を用いたものが開発されている。動圧
流体軸受は、ロータの回転軸の外周面または回転軸が挿
通される軸受筒の内周面にヘリングボーン状の溝を形成
すると共に、回転軸と軸受筒との間の隙間に軸受油を注
入し、ロータの回転時に軸受油に発生する動圧によって
回転軸を安定して回転させることができるため、回転時
の振動を抑えることができる利点がある。
て、動圧流体軸受を用いたものが開発されている。動圧
流体軸受は、ロータの回転軸の外周面または回転軸が挿
通される軸受筒の内周面にヘリングボーン状の溝を形成
すると共に、回転軸と軸受筒との間の隙間に軸受油を注
入し、ロータの回転時に軸受油に発生する動圧によって
回転軸を安定して回転させることができるため、回転時
の振動を抑えることができる利点がある。
【0004】この種、動圧流体軸受を用いたモータの一
例を図6に示す(例えば実開平3−3171号参照)。
このものは、次のような構成となっている。モータ台1
には筒部1aが一体に設けられ、この筒部1aの外周部
には、ステータコア2a及びステータコイル2bを備え
たステータ2が固定状態に設けられ、また、筒部1aの
内周部には軸受用スリーブ3が配設されている。
例を図6に示す(例えば実開平3−3171号参照)。
このものは、次のような構成となっている。モータ台1
には筒部1aが一体に設けられ、この筒部1aの外周部
には、ステータコア2a及びステータコイル2bを備え
たステータ2が固定状態に設けられ、また、筒部1aの
内周部には軸受用スリーブ3が配設されている。
【0005】ロータ4は、軸受用スリーブ3に回転自在
に挿通された回転軸4aと、この回転軸4aを嵌着しス
テータ2を覆うように設けられたハブ4bと、このハブ
4bの内周面にステータコア2aと対向するように設け
られたロータマグネット4cとから構成されている。
に挿通された回転軸4aと、この回転軸4aを嵌着しス
テータ2を覆うように設けられたハブ4bと、このハブ
4bの内周面にステータコア2aと対向するように設け
られたロータマグネット4cとから構成されている。
【0006】回転軸4aの外周部にはヘリングボーン状
の溝5が上下2箇所に形成され、軸受用スリーブ3と回
転軸4aとの間には軸受油(図示せず)が注入されてい
て、これらにより動圧流体軸受6を構成している。ま
た、筒部1a内の底部には、スラスト受け7が設けられ
ている。
の溝5が上下2箇所に形成され、軸受用スリーブ3と回
転軸4aとの間には軸受油(図示せず)が注入されてい
て、これらにより動圧流体軸受6を構成している。ま
た、筒部1a内の底部には、スラスト受け7が設けられ
ている。
【0007】そして、筒部1a及び軸受用スリーブ3の
上端部と回転軸4aとの間には、磁性流体8aを用いた
シール機構9を設けている。このシール機構9は、筒部
1a及び軸受用スリーブ3の上端部に回転軸4aを囲繞
するように配置されたリング状をなすマグネット8b
と、このマグネット8bの上下両側に配置された磁性体
板8cと、これら磁性体板8cの先端部と磁性体製の回
転軸4aとの間に介在された上記磁性流体8aとから構
成されていて、霧状となった軸受油(オイルミスト)が
筒部1a内から外部へ飛散することを防止するようにし
ている。
上端部と回転軸4aとの間には、磁性流体8aを用いた
シール機構9を設けている。このシール機構9は、筒部
1a及び軸受用スリーブ3の上端部に回転軸4aを囲繞
するように配置されたリング状をなすマグネット8b
と、このマグネット8bの上下両側に配置された磁性体
板8cと、これら磁性体板8cの先端部と磁性体製の回
転軸4aとの間に介在された上記磁性流体8aとから構
成されていて、霧状となった軸受油(オイルミスト)が
筒部1a内から外部へ飛散することを防止するようにし
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来構成のものでは、シール機構9を、筒部1a及び軸受
用スリーブ3の上端部と回転軸4aとの間に設けるよう
にしているので、シール機構9としては動圧流体軸受6
よりも上方に設ける必要がある。このため、回転軸4a
にはシール機構9を設ける分の軸方向のスペースを確保
する必要があり、回転軸4aとしてはその分軸方向の長
さが大きくなり、軸方向の小形化に不利となる欠点があ
る。
来構成のものでは、シール機構9を、筒部1a及び軸受
用スリーブ3の上端部と回転軸4aとの間に設けるよう
にしているので、シール機構9としては動圧流体軸受6
よりも上方に設ける必要がある。このため、回転軸4a
にはシール機構9を設ける分の軸方向のスペースを確保
する必要があり、回転軸4aとしてはその分軸方向の長
さが大きくなり、軸方向の小形化に不利となる欠点があ
る。
【0009】また、組立て時において、磁性体板8cと
回転軸4aとの間に磁性流体8aを注入する際に、磁性
流体8aを受ける部分がないために注入し難く、組み立
て難いという欠点もある。
回転軸4aとの間に磁性流体8aを注入する際に、磁性
流体8aを受ける部分がないために注入し難く、組み立
て難いという欠点もある。
【0010】さらに、上記したような動圧流体軸受6を
用いたものの場合、ロータ4の軸方向の動きが規制され
ないため、ロータ4が軸方向に動くおそれがある。ロー
タ4の軸方向の動きが大きくなると、ディスクに読み書
きする磁気ヘッドを傷めてしまうおそれがある。
用いたものの場合、ロータ4の軸方向の動きが規制され
ないため、ロータ4が軸方向に動くおそれがある。ロー
タ4の軸方向の動きが大きくなると、ディスクに読み書
きする磁気ヘッドを傷めてしまうおそれがある。
【0011】そこで、本発明の目的は、磁性流体を備え
たシール機構を設けるようにしたものにおいて、回転軸
の軸方向の長さ寸法を抑えることができて、軸方向の小
形化に有利になし得、また、組立てが容易にでき、さら
にはロータの軸方向の動きを極力小さくできるモータを
提供するにある。
たシール機構を設けるようにしたものにおいて、回転軸
の軸方向の長さ寸法を抑えることができて、軸方向の小
形化に有利になし得、また、組立てが容易にでき、さら
にはロータの軸方向の動きを極力小さくできるモータを
提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸受筒を有す
るモータ台と、前記軸受筒の外周部に設けられたステー
タコアを備えたステータと、前記軸受筒に挿通され軸受
手段を介して回転自在に支承される回転軸、及び内周面
が前記ステータコアの外周面と対向するロータマグネッ
トを備え、前記軸受筒及びステータを覆うように配置さ
れたロータと、前記軸受筒の先端部及びこれと軸方向に
対向するロータの内面のうちの一方側に設けられ、前記
回転軸を囲繞する環状をなすマグネットリングと、前記
軸受筒の先端部及びこれと軸方向に対向するロータの内
面のうち前記マグネットリングが設けられた側とは反対
側に設けられ、マグネットリングの先端部と所定の隙間
を存して対向する本体壁及びマグネットリングの外側に
磁気回路形成用の外周壁を有する環状をなす磁性体製の
磁性体リングと、前記マグネットリングと磁性体リング
との間に介在された磁性流体と、を具備する構成とした
ところに特徴を有する(請求項1)。
るモータ台と、前記軸受筒の外周部に設けられたステー
タコアを備えたステータと、前記軸受筒に挿通され軸受
手段を介して回転自在に支承される回転軸、及び内周面
が前記ステータコアの外周面と対向するロータマグネッ
トを備え、前記軸受筒及びステータを覆うように配置さ
れたロータと、前記軸受筒の先端部及びこれと軸方向に
対向するロータの内面のうちの一方側に設けられ、前記
回転軸を囲繞する環状をなすマグネットリングと、前記
軸受筒の先端部及びこれと軸方向に対向するロータの内
面のうち前記マグネットリングが設けられた側とは反対
側に設けられ、マグネットリングの先端部と所定の隙間
を存して対向する本体壁及びマグネットリングの外側に
磁気回路形成用の外周壁を有する環状をなす磁性体製の
磁性体リングと、前記マグネットリングと磁性体リング
との間に介在された磁性流体と、を具備する構成とした
ところに特徴を有する(請求項1)。
【0013】この場合、マグネットリングは、N極とS
極とが回転軸の軸方向に並ぶように着磁することが好ま
しい(請求項2)。また、マグネットリングの先端部と
磁性体リングの本体壁との間の隙間寸法を、マグネット
リングと磁性体リングとの間の他の部分の隙間の寸法よ
り小さく設定することが好ましい(請求項3)。
極とが回転軸の軸方向に並ぶように着磁することが好ま
しい(請求項2)。また、マグネットリングの先端部と
磁性体リングの本体壁との間の隙間寸法を、マグネット
リングと磁性体リングとの間の他の部分の隙間の寸法よ
り小さく設定することが好ましい(請求項3)。
【0014】軸受手段は動圧流体軸受により構成するこ
とが好ましい(請求項4)。この場合には、ロータマグ
ネットの軸方向の長さ寸法と、ステータコアの軸方向の
厚さ寸法とを同一に設定すると良い(請求項5)。
とが好ましい(請求項4)。この場合には、ロータマグ
ネットの軸方向の長さ寸法と、ステータコアの軸方向の
厚さ寸法とを同一に設定すると良い(請求項5)。
【0015】磁性体リングは、マグネットリングの内側
に位置して外周壁と対向する内周壁を有した断面凹状を
なす構成とすることが好ましい(請求項6)。
に位置して外周壁と対向する内周壁を有した断面凹状を
なす構成とすることが好ましい(請求項6)。
【0016】
【作用】請求項1の手段によれば、マグネットリング
と、磁性体リングと、磁性流体とによりシール機構を構
成し、このシール機構を、軸受筒の先端部とこれと軸方
向に対向するロータの内面との間に設ける構成としてい
るから、ロータの回転軸にはシール機構を設けるための
軸方向のスペースを特別に確保する必要がない。このた
め、従来に比べて、回転軸の軸方向の長さを抑えること
ができる。また、組立て時において、磁性流体を磁性体
リングに保持させておくことができるから、磁性流体の
注入が容易にでき、ひいては組立てが容易にできる。
と、磁性体リングと、磁性流体とによりシール機構を構
成し、このシール機構を、軸受筒の先端部とこれと軸方
向に対向するロータの内面との間に設ける構成としてい
るから、ロータの回転軸にはシール機構を設けるための
軸方向のスペースを特別に確保する必要がない。このた
め、従来に比べて、回転軸の軸方向の長さを抑えること
ができる。また、組立て時において、磁性流体を磁性体
リングに保持させておくことができるから、磁性流体の
注入が容易にでき、ひいては組立てが容易にできる。
【0017】請求項3の手段によれば、マグネットリン
グの先端部と磁性体リングの本体壁との間の隙間寸法を
他の部分の隙間寸法よりも小さく設定することにより、
それらマグネットリングの先端部と磁性体リングの本体
壁との間に磁性流体が集中するようになり、シール性を
向上できる。
グの先端部と磁性体リングの本体壁との間の隙間寸法を
他の部分の隙間寸法よりも小さく設定することにより、
それらマグネットリングの先端部と磁性体リングの本体
壁との間に磁性流体が集中するようになり、シール性を
向上できる。
【0018】請求項5の手段によれば、回転軸の軸受手
段として動圧流体軸受を用いたものでありながら、ロー
タマグネットの軸方向の長さ寸法と、ステータコアの軸
方向の厚さ寸法とを同一に設定することにより、ロータ
の回転時に、ロータにこれがステータコアに対して軸方
向にずれる方向の力が作用したとしても、ロータマグネ
ットの磁気吸引力によりそのずれを矯正する方向の力が
作用し、結果的にロータが軸方向へ動くということを防
止できる。
段として動圧流体軸受を用いたものでありながら、ロー
タマグネットの軸方向の長さ寸法と、ステータコアの軸
方向の厚さ寸法とを同一に設定することにより、ロータ
の回転時に、ロータにこれがステータコアに対して軸方
向にずれる方向の力が作用したとしても、ロータマグネ
ットの磁気吸引力によりそのずれを矯正する方向の力が
作用し、結果的にロータが軸方向へ動くということを防
止できる。
【0019】請求項6の手段によれば、磁性体リングは
凹状をなしているから、磁性流体を一層確実に保持する
ことができ、組立ても一層容易にできる。
凹状をなしているから、磁性流体を一層確実に保持する
ことができ、組立ても一層容易にできる。
【0020】
【実施例】以下、本発明をハードディスクドライブ装置
のスピンドルモータに適用した第1実施例につき、図1
ないし図4を参照して説明する。まず、全体構成を示す
図1において、モータ台11には円形の凹部12が形成
され、この凹部12の中央部に上方へ延びる筒部13が
一体に設けられている。筒部13の内側には、軸受用ス
リーブ14が固定状態に挿入されている。これら筒部1
3と軸受用スリーブ14により、軸受筒15を構成して
いる。
のスピンドルモータに適用した第1実施例につき、図1
ないし図4を参照して説明する。まず、全体構成を示す
図1において、モータ台11には円形の凹部12が形成
され、この凹部12の中央部に上方へ延びる筒部13が
一体に設けられている。筒部13の内側には、軸受用ス
リーブ14が固定状態に挿入されている。これら筒部1
3と軸受用スリーブ14により、軸受筒15を構成して
いる。
【0021】モータ台11の底部には、軸受筒15の下
面開口部を下方から閉塞するように、スラスト受け16
がシール用のOリング16aを介して固定状態に設けら
れている。このスラスト受け16の上面には、図示はし
ないがスパイラル溝が形成されている。
面開口部を下方から閉塞するように、スラスト受け16
がシール用のOリング16aを介して固定状態に設けら
れている。このスラスト受け16の上面には、図示はし
ないがスパイラル溝が形成されている。
【0022】上記軸受筒15の外周部にはステータ17
が設けられている。このステータ17は、筒部13の外
周部に嵌着された環状をなすステータコア18と、この
ステターコア18に巻装されたステータコイル19とか
ら構成されている。ステータコア18は、けい素鋼板を
多数枚積層して構成されたものである。
が設けられている。このステータ17は、筒部13の外
周部に嵌着された環状をなすステータコア18と、この
ステターコア18に巻装されたステータコイル19とか
ら構成されている。ステータコア18は、けい素鋼板を
多数枚積層して構成されたものである。
【0023】ロータ20は、下面側が開放した容器状を
なし上記軸受筒15及びステータ17を覆うように配置
されたハブ21と、このハブ21の中心部に嵌着され、
軸受筒15に回転自在に挿通されると共に下端部がスラ
スト受け16にて受けられた回転軸22と、ハブ21の
内周面に例えば接着により設けられ、ステータコア18
の外周面と所定の間隔を存して対向するロータマグネッ
ト23とから構成されている。
なし上記軸受筒15及びステータ17を覆うように配置
されたハブ21と、このハブ21の中心部に嵌着され、
軸受筒15に回転自在に挿通されると共に下端部がスラ
スト受け16にて受けられた回転軸22と、ハブ21の
内周面に例えば接着により設けられ、ステータコア18
の外周面と所定の間隔を存して対向するロータマグネッ
ト23とから構成されている。
【0024】上記ハブ21は磁性を有する例えばステン
レスにより製作されていて、外周部には、磁気ディスク
(図示せず)が取り付けられるように、段部24が形成
されている。上記回転軸22の外周部には、ヘリングボ
ーン状の溝25が上下の2箇所に形成され、また、軸受
筒15と回転軸22との間には軸受油(図示せず)が注
入されており、これらヘリングボーン状の溝25と軸受
油とにより軸受手段としての動圧流体軸受26を構成し
ている。この場合、ロータマグネット23の軸方向の長
さ寸法Aと、ステータコア18の軸方向の厚さ寸法Bと
は、同一となるように設定している(A=B)。
レスにより製作されていて、外周部には、磁気ディスク
(図示せず)が取り付けられるように、段部24が形成
されている。上記回転軸22の外周部には、ヘリングボ
ーン状の溝25が上下の2箇所に形成され、また、軸受
筒15と回転軸22との間には軸受油(図示せず)が注
入されており、これらヘリングボーン状の溝25と軸受
油とにより軸受手段としての動圧流体軸受26を構成し
ている。この場合、ロータマグネット23の軸方向の長
さ寸法Aと、ステータコア18の軸方向の厚さ寸法Bと
は、同一となるように設定している(A=B)。
【0025】さて、軸受筒15の先端部である上端部
と、これと軸方向に対向するハブ21の内面との間に
は、図2に示すようなシール機構27を設けている。こ
のシール機構27は、回転軸22を囲繞するような環状
をなしハブ21の内面に接着固定されたマグネットリン
グ28と、このマグネットリング28と対応して軸受筒
15の上端部に取付固定された磁性体製の磁性体リング
29と、これらマグネットリング28と磁性体リング2
9との間に介在された磁性流体30とから構成されてい
る。
と、これと軸方向に対向するハブ21の内面との間に
は、図2に示すようなシール機構27を設けている。こ
のシール機構27は、回転軸22を囲繞するような環状
をなしハブ21の内面に接着固定されたマグネットリン
グ28と、このマグネットリング28と対応して軸受筒
15の上端部に取付固定された磁性体製の磁性体リング
29と、これらマグネットリング28と磁性体リング2
9との間に介在された磁性流体30とから構成されてい
る。
【0026】マグネットリング28は、N極とS極とが
軸方向(上下方向)に並ぶように着磁されている。磁性
体リング29は、マグネットリング28の先端部である
下端部と所定の隙間31を存して対向する本体壁29a
と、マグネットリング28の外側に位置された外周壁2
9bと、マグネットリング28の内側に位置された内周
壁29cとを有した、断面が凹状をなすように構成され
ている。したがって、磁性体リング29には凹状の溝3
2が形成された形態となっていて、ここに磁性流体30
が収容された状態となっている。
軸方向(上下方向)に並ぶように着磁されている。磁性
体リング29は、マグネットリング28の先端部である
下端部と所定の隙間31を存して対向する本体壁29a
と、マグネットリング28の外側に位置された外周壁2
9bと、マグネットリング28の内側に位置された内周
壁29cとを有した、断面が凹状をなすように構成され
ている。したがって、磁性体リング29には凹状の溝3
2が形成された形態となっていて、ここに磁性流体30
が収容された状態となっている。
【0027】この場合、外周壁29bの上端とハブ21
の下面との間の隙間寸法と、内周壁29cの上端とハブ
21の下面との間の隙間寸法とは同じ程度となるように
設定されている。
の下面との間の隙間寸法と、内周壁29cの上端とハブ
21の下面との間の隙間寸法とは同じ程度となるように
設定されている。
【0028】しかして、マグネットリング28の下端部
が磁性体リング29の溝32内に挿入配置されており、
マグネットリング28、磁性体リング29、並びにハブ
21により、図2に示すような磁気回路が形成されてい
る。
が磁性体リング29の溝32内に挿入配置されており、
マグネットリング28、磁性体リング29、並びにハブ
21により、図2に示すような磁気回路が形成されてい
る。
【0029】この場合、マグネットリング28の下端部
と本体壁29aとの間の隙間31の寸法Cは、マグネッ
トリング28と磁性体リング29との間の他の部分の隙
間の寸法、例えばマグネットリング28の外周面と磁性
体リング29における外周壁29bの内周面との間の隙
間の寸法Dよりも小さくなるように設定されている(C
<D)。これにより、マグネットリング28の下端部と
本体壁29aとの間に磁気集中が生じ、ここに磁性流体
30が集中して介在されている。
と本体壁29aとの間の隙間31の寸法Cは、マグネッ
トリング28と磁性体リング29との間の他の部分の隙
間の寸法、例えばマグネットリング28の外周面と磁性
体リング29における外周壁29bの内周面との間の隙
間の寸法Dよりも小さくなるように設定されている(C
<D)。これにより、マグネットリング28の下端部と
本体壁29aとの間に磁気集中が生じ、ここに磁性流体
30が集中して介在されている。
【0030】上記構成の作用を説明する。ステータコイ
ル19への通電に伴い、このステータコイル19に発生
する磁束とロータマグネット23による磁束とに基づい
てロータ20が回転される。この場合、ロータ20にお
けるハブ21に段部24を利用して磁気ディスク(図示
せず)が取り付けられ、この状態でロータ20が回転さ
れることになる。
ル19への通電に伴い、このステータコイル19に発生
する磁束とロータマグネット23による磁束とに基づい
てロータ20が回転される。この場合、ロータ20にお
けるハブ21に段部24を利用して磁気ディスク(図示
せず)が取り付けられ、この状態でロータ20が回転さ
れることになる。
【0031】このロータ20の回転時において、回転軸
22の外周部に形成された溝25とこれの回りの軸受油
とにより動圧が発生し、回転軸22が軸受筒15に対し
て非接触状態で回転されることになる。このため、ロー
タ20は振動を発生することなく、安定して回転され
る。
22の外周部に形成された溝25とこれの回りの軸受油
とにより動圧が発生し、回転軸22が軸受筒15に対し
て非接触状態で回転されることになる。このため、ロー
タ20は振動を発生することなく、安定して回転され
る。
【0032】ところで、上記したような動圧流体軸受2
6を用いたものの場合、ロータ20の軸方向の動きが規
制されないため、ロータ20が軸方向に動くおそれがあ
る。例えば、図4に示す従来構成のように、ロータマグ
ネット4cの軸方向の長さ寸法Eが、ステータコア2a
の軸方向の厚さ寸法Fよりも大きい場合(E>F)、ス
テータコイル2b(図6参照)に通電しない無通電状態
(a)では、ロータマグネット4cの吸引力でステータ
コア2aに対する位置が決まる。そして、ステータコイ
ル2bに通電した通電状態(b)では、ステータコイル
の起磁力の発生により磁束の平衡状態が変わり、ステー
タコア2aに対するロータマグネット4cひいてはロー
タ4の位置が軸方向に移動することになる。
6を用いたものの場合、ロータ20の軸方向の動きが規
制されないため、ロータ20が軸方向に動くおそれがあ
る。例えば、図4に示す従来構成のように、ロータマグ
ネット4cの軸方向の長さ寸法Eが、ステータコア2a
の軸方向の厚さ寸法Fよりも大きい場合(E>F)、ス
テータコイル2b(図6参照)に通電しない無通電状態
(a)では、ロータマグネット4cの吸引力でステータ
コア2aに対する位置が決まる。そして、ステータコイ
ル2bに通電した通電状態(b)では、ステータコイル
の起磁力の発生により磁束の平衡状態が変わり、ステー
タコア2aに対するロータマグネット4cひいてはロー
タ4の位置が軸方向に移動することになる。
【0033】これに対して、本実施例のように、ロータ
マグネット23の軸方向の長さ寸法Aと、ステータコア
18の軸方向の厚さ寸法Bとを同一となるように設定し
た場合(A=B)、図3に示すように、ステータコイル
19へ通電した通電状態で、ロータ20にこれがステー
タコア18に対して軸方向にずれる方向の力が作用した
としても、ロータマグネット23の磁気吸引力によりそ
のずれを強制する方向の力が作用し((c)参照)、結
果的にロータ20が軸方向へ動くということを防止でき
る。
マグネット23の軸方向の長さ寸法Aと、ステータコア
18の軸方向の厚さ寸法Bとを同一となるように設定し
た場合(A=B)、図3に示すように、ステータコイル
19へ通電した通電状態で、ロータ20にこれがステー
タコア18に対して軸方向にずれる方向の力が作用した
としても、ロータマグネット23の磁気吸引力によりそ
のずれを強制する方向の力が作用し((c)参照)、結
果的にロータ20が軸方向へ動くということを防止でき
る。
【0034】一方、軸受筒15内に軸受油が注入されて
いるため、その油が蒸発して外部へ漏れ出るおそれがあ
る。この点に対しては、シール機構27により防止でき
る。すなわち、ロータ20におけるハブ21の内面に設
けられたマグネットリング28と、軸受筒15の上端部
に設けられた磁性体リング29と、これらの間に介在さ
れた磁性流体30とによって、軸受筒15の内側から外
側への油の飛散を確実に防止できる。
いるため、その油が蒸発して外部へ漏れ出るおそれがあ
る。この点に対しては、シール機構27により防止でき
る。すなわち、ロータ20におけるハブ21の内面に設
けられたマグネットリング28と、軸受筒15の上端部
に設けられた磁性体リング29と、これらの間に介在さ
れた磁性流体30とによって、軸受筒15の内側から外
側への油の飛散を確実に防止できる。
【0035】上記した第1実施例によれば、次のような
効果を得ることができる。すなわち、シール機構27
を、マグネットリング28と、磁性体リング29と、磁
性流体30とにより構成し、このシール機構27を、軸
受筒15の上端部とこれと軸方向に対向するロータ20
におけるハブ21の内面との間に設ける構成としている
から、ロータ20の回転軸22にはシール機構27を設
けるための軸方向のスペースを特別に確保する必要がな
い。このため、従来に比べて、回転軸22の軸方向の長
さを抑えることができ、ひいては軸方向の小形化をする
場合に有利になし得る。
効果を得ることができる。すなわち、シール機構27
を、マグネットリング28と、磁性体リング29と、磁
性流体30とにより構成し、このシール機構27を、軸
受筒15の上端部とこれと軸方向に対向するロータ20
におけるハブ21の内面との間に設ける構成としている
から、ロータ20の回転軸22にはシール機構27を設
けるための軸方向のスペースを特別に確保する必要がな
い。このため、従来に比べて、回転軸22の軸方向の長
さを抑えることができ、ひいては軸方向の小形化をする
場合に有利になし得る。
【0036】また、組立て時において、磁性流体30を
断面が凹状をなす磁性体リング29の溝32に保持させ
ておくことができるから、磁性流体30の注入が容易に
でき、ひいては組立てが容易にできる利点がある。
断面が凹状をなす磁性体リング29の溝32に保持させ
ておくことができるから、磁性流体30の注入が容易に
でき、ひいては組立てが容易にできる利点がある。
【0037】さらに、マグネットリング28の下端部と
磁性体リング29の本体壁29aとの間の隙間寸法Cを
他の部分の隙間寸法よりも小さく設定することにより、
それらマグネットリング28の下端部と磁性体リング2
9の本体壁29aとの間に磁性流体30が集中するよう
になり、シール性を向上できる。
磁性体リング29の本体壁29aとの間の隙間寸法Cを
他の部分の隙間寸法よりも小さく設定することにより、
それらマグネットリング28の下端部と磁性体リング2
9の本体壁29aとの間に磁性流体30が集中するよう
になり、シール性を向上できる。
【0038】また、回転軸22の軸受手段として動圧流
体軸受26を用いたものであるから、ロータ20の回転
時における振動の発生を抑えて、安定して回転させるこ
とができる。そして、このような動圧流体軸受26を用
いたものでありながら、ロータマグネット23の軸方向
の長さ寸法Aと、ステータコア18の軸方向の厚さ寸法
Bとを同一に設定することにより、ロータ20の回転時
に、ロータ20にこれがステータコア18に対して軸方
向にずれる方向の力が作用したとしても、ロータマグネ
ット23の磁気吸引力によりそのずれを矯正する方向の
力が作用し、結果的にロータ20が軸方向へ動くという
ことを防止できる。
体軸受26を用いたものであるから、ロータ20の回転
時における振動の発生を抑えて、安定して回転させるこ
とができる。そして、このような動圧流体軸受26を用
いたものでありながら、ロータマグネット23の軸方向
の長さ寸法Aと、ステータコア18の軸方向の厚さ寸法
Bとを同一に設定することにより、ロータ20の回転時
に、ロータ20にこれがステータコア18に対して軸方
向にずれる方向の力が作用したとしても、ロータマグネ
ット23の磁気吸引力によりそのずれを矯正する方向の
力が作用し、結果的にロータ20が軸方向へ動くという
ことを防止できる。
【0039】図4は本発明の第2実施例を示したもので
あり、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、モータ台11において、これに一体に設けら
れた筒部により軸受筒33を構成し、この軸受筒33と
回転軸22との間に、軸受手段としてボールベアリング
34を上下2箇所に設けている。そして、シール機構2
7は、第1実施例と同様に、軸受筒33の上端部と、こ
れと軸方向に対向するロータ20のハブ21の内面との
間に設けている。
あり、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、モータ台11において、これに一体に設けら
れた筒部により軸受筒33を構成し、この軸受筒33と
回転軸22との間に、軸受手段としてボールベアリング
34を上下2箇所に設けている。そして、シール機構2
7は、第1実施例と同様に、軸受筒33の上端部と、こ
れと軸方向に対向するロータ20のハブ21の内面との
間に設けている。
【0040】本発明は、上記した各実施例にのみ限定さ
れるものではなく、次のように変形または拡張できる。
シール機構27において、マグネットリング28を軸受
筒15側に取り付け、磁性体リング29をロータ20の
ハブ21側に取り付ける構成としても良い。また、モー
タの用途としては、ハードディスクドライブ装置のスピ
ンドルモータに限られない。
れるものではなく、次のように変形または拡張できる。
シール機構27において、マグネットリング28を軸受
筒15側に取り付け、磁性体リング29をロータ20の
ハブ21側に取り付ける構成としても良い。また、モー
タの用途としては、ハードディスクドライブ装置のスピ
ンドルモータに限られない。
【0041】
【発明の効果】請求項1のモータによれば、マグネット
リングと、磁性体リングと、磁性流体とによりシール機
構を構成し、このシール機構を、軸受筒の先端部とこれ
と軸方向に対向するロータの内面との間に設ける構成と
しているから、ロータの回転軸にはシール機構を設ける
ための軸方向のスペースを特別に確保する必要がない。
このため、従来に比べて、回転軸の軸方向の長さを抑え
ることができ、ひいては軸方向の小形化に有利になし得
る。また、組立て時において、磁性流体を磁性体リング
に保持させておくことができるから、磁性流体の注入が
容易にでき、ひいては組立てが容易にできる。
リングと、磁性体リングと、磁性流体とによりシール機
構を構成し、このシール機構を、軸受筒の先端部とこれ
と軸方向に対向するロータの内面との間に設ける構成と
しているから、ロータの回転軸にはシール機構を設ける
ための軸方向のスペースを特別に確保する必要がない。
このため、従来に比べて、回転軸の軸方向の長さを抑え
ることができ、ひいては軸方向の小形化に有利になし得
る。また、組立て時において、磁性流体を磁性体リング
に保持させておくことができるから、磁性流体の注入が
容易にでき、ひいては組立てが容易にできる。
【0042】請求項3のモータによれば、マグネットリ
ングの先端部と磁性体リングの本体壁との間の隙間寸法
を他の部分の隙間寸法よりも小さく設定することによ
り、それらマグネットリングの先端部と磁性体リングの
本体壁との間に磁性流体が集中するようになり、シール
性を向上できる。
ングの先端部と磁性体リングの本体壁との間の隙間寸法
を他の部分の隙間寸法よりも小さく設定することによ
り、それらマグネットリングの先端部と磁性体リングの
本体壁との間に磁性流体が集中するようになり、シール
性を向上できる。
【0043】請求項5のモータによれば、回転軸の軸受
手段として動圧流体軸受を用いたものでありながら、ロ
ータマグネットの軸方向の長さ寸法と、ステータコアの
軸方向の厚さ寸法とを同一に設定することにより、ロー
タの回転時に、ロータにこれがステータコアに対して軸
方向にずれる方向の力が作用したとしても、ロータマグ
ネットの磁気吸引力によりそのずれを矯正する方向の力
が作用し、結果的にロータが軸方向へ動くということを
防止できる。
手段として動圧流体軸受を用いたものでありながら、ロ
ータマグネットの軸方向の長さ寸法と、ステータコアの
軸方向の厚さ寸法とを同一に設定することにより、ロー
タの回転時に、ロータにこれがステータコアに対して軸
方向にずれる方向の力が作用したとしても、ロータマグ
ネットの磁気吸引力によりそのずれを矯正する方向の力
が作用し、結果的にロータが軸方向へ動くということを
防止できる。
【0044】請求項6のモータによれば、磁性体リング
は凹状をなしているから、磁性流体を一層確実に保持す
ることができ、組立ても一層容易にできる利点がある。
は凹状をなしているから、磁性流体を一層確実に保持す
ることができ、組立ても一層容易にできる利点がある。
【図1】本発明の第1実施例を示す全体の縦断正面図
【図2】要部の拡大縦断正面図
【図3】第1実施例における作用説明図
【図4】従来例における作用説明図
【図5】本発明の第2実施例を示す、一部の縦断正面図
【図6】従来例を示す図1相当図
11はモータ台、15は軸受筒、17はステータ、18
はステータコア、20はロータ、21はハブ、22は回
転軸、23はロータマグネット、26は動圧流体軸受
(軸受手段)、27はシール機構、28はマグネットリ
ング、29は磁性体リング、29aは本体壁、29bは
外周壁、29cは内周壁、30は磁性流体、31は隙
間、33は軸受筒、34はボールベアリング(軸受手
段)である。
はステータコア、20はロータ、21はハブ、22は回
転軸、23はロータマグネット、26は動圧流体軸受
(軸受手段)、27はシール機構、28はマグネットリ
ング、29は磁性体リング、29aは本体壁、29bは
外周壁、29cは内周壁、30は磁性流体、31は隙
間、33は軸受筒、34はボールベアリング(軸受手
段)である。
Claims (6)
- 【請求項1】 軸受筒を有するモータ台と、 前記軸受筒の外周部に設けられたステータコアを備えた
ステータと、 前記軸受筒に挿通され軸受手段を介して回転自在に支承
される回転軸、及び内周面が前記ステータコアの外周面
と対向するロータマグネットを備え、前記軸受筒及びス
テータを覆うように配置されたロータと、 前記軸受筒の先端部及びこれと軸方向に対向するロータ
の内面のうちの一方側に設けられ、前記回転軸を囲繞す
る環状をなすマグネットリングと、 前記軸受筒の先端部及びこれと軸方向に対向するロータ
の内面のうち前記マグネットリングが設けられた側とは
反対側に設けられ、マグネットリングの先端部と所定の
隙間を存して対向する本体壁及びマグネットリングの外
側に磁気回路形成用の外周壁を有する環状をなす磁性体
製の磁性体リングと、 前記マグネットリングと磁性体リングとの間に介在され
た磁性流体と、を具備してなるモータ。 - 【請求項2】 マグネットリングは、N極とS極とが回
転軸の軸方向に並ぶように着磁されていることを特徴と
する請求項1記載のモータ。 - 【請求項3】 マグネットリングの先端部と磁性体リン
グの本体壁との間の隙間寸法は、マグネットリングと磁
性体リングとの間の他の部分の隙間の寸法より小さく設
定されていることを特徴とする請求項2記載のモータ。 - 【請求項4】 軸受手段は、動圧流体軸受により構成さ
れていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
に記載のモータ。 - 【請求項5】 ロータマグネットの軸方向の長さ寸法
と、ステータコアの軸方向の厚さ寸法とを同一に設定し
たことを特徴とする請求項4記載のモータ。 - 【請求項6】 磁性体リングは、マグネットリングの内
側に位置して外周壁と対向する内周壁を有した断面凹状
をなす構成であることを特徴とする請求項1ないし5の
いずれかに記載のモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4070194A JPH07250453A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4070194A JPH07250453A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07250453A true JPH07250453A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12587885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4070194A Pending JPH07250453A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07250453A (ja) |
-
1994
- 1994-03-11 JP JP4070194A patent/JPH07250453A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5160778B2 (ja) | 多機能構成要素を備えたモータ組立体 | |
JPH11285195A (ja) | モータ | |
JP2004245248A (ja) | 軸受機構、モータおよびディスク駆動装置 | |
JP2006118531A (ja) | 動圧軸受装置及びそれを用いたモータ並びにディスク駆動装置 | |
JPH11262214A (ja) | スピンドルモータ | |
US20190165644A1 (en) | Motor | |
JPH07250453A (ja) | モータ | |
JP2019216520A (ja) | モータおよびディスク駆動装置 | |
US7307364B2 (en) | Motor and recording medium drive device | |
US20060238057A1 (en) | Brushless motor and recording disk driving apparatus having the brushless motor | |
JP2963619B2 (ja) | 動圧軸受装置 | |
JPH07310746A (ja) | 動圧軸受装置 | |
KR100826338B1 (ko) | 스핀들모터 | |
JP2002281712A (ja) | ディスク駆動用モータ | |
JPH0360355A (ja) | モータ | |
JP2025008159A (ja) | スピンドルモータ及びハードディスク駆動装置 | |
JPH03285545A (ja) | スピンドルモータ | |
JPH07332354A (ja) | 動圧軸受装置 | |
JP2004248344A (ja) | モータおよびディスク駆動装置 | |
JPH08130851A (ja) | アキシャルギャップ形モータ | |
JP2016170850A (ja) | スピンドルモータおよびディスク駆動装置 | |
JPH06189491A (ja) | スピンドルモータ | |
JPH0771448A (ja) | 軸受装置 | |
JPH07111029A (ja) | モータの軸受流体シール構造 | |
JPH02311154A (ja) | 記録媒体駆動用モータ |