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JPH0716829A - 生コンクリートの品質制御装置 - Google Patents

生コンクリートの品質制御装置

Info

Publication number
JPH0716829A
JPH0716829A JP16177593A JP16177593A JPH0716829A JP H0716829 A JPH0716829 A JP H0716829A JP 16177593 A JP16177593 A JP 16177593A JP 16177593 A JP16177593 A JP 16177593A JP H0716829 A JPH0716829 A JP H0716829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
admixture
signal
amount
replenishment
ready
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16177593A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Ozawa
一雅 小沢
Takanobu Kori
隆信 郡
Koki Miyazaki
弘毅 宮崎
Makoto Tamura
真 田村
Hiroaki Masuda
浩明 増田
Atsuhiko Fujisawa
淳彦 藤沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JAPAN SMALL CORP
Original Assignee
JAPAN SMALL CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JAPAN SMALL CORP filed Critical JAPAN SMALL CORP
Priority to JP16177593A priority Critical patent/JPH0716829A/ja
Publication of JPH0716829A publication Critical patent/JPH0716829A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 生コンクリートを混錬する際に、ミキサ1の
軸トルク値を検出する軸トルク演算器30から出力され
る軸トルク信号31が安定した状態になると、安定状態
判定器32から演算開始信号33が出力され、補充混和
剤量演算器46が軸トルク値信号31と混和剤補充量デ
ータ記憶器44にメモリされた混和剤補充量データ45
とに基づき生コンクリートに補充すべき二次混和剤量を
求める。補充混和剤供給制御器48は補充混和剤量演算
器46からの混和剤補充信号47に基づき流量調整弁2
2を作動させて生コンクリートに二次混和剤43を供給
し、生コンクリートのワーカビリティを適切な状態にす
る。 【効果】 生コンクリートに所定のワーカビリティを具
備させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生コンクリートの品質制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建設工事等に使用される生コンク
リートは、バッチャプラント等の生コンクリート製造設
備において、セメント、水、砂並びに砂利(骨材)等の
生コンクリート構成材料を混錬することにより製造され
ている。
【0003】生コンクリートのワーカビリティ(流れ易
さ、打込み易さ)は、スランプ値、スランプフロー値、
ロートタイム値等により表わすことができるが、上記の
生コンクリート構成材料を所定の配合で混錬しても、骨
材の表面水量並びに粒度分布に起因してワーカビリティ
を表わす各値が設計値とは異なることがあり、これは、
生コンクリート構成材料の計量管理が行き届いた生コン
クリート製造設備においても発生する。
【0004】このため従来は、生コンクリート製造設備
を操作する作業者が生コンクリートの混錬時に供給する
水の量を経験に基づいて適宜調整することにより、生コ
ンクリートに所定のワーカビリティを具備させるように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
研究開発が行われている締固め不要コンクリートのよう
な流動性に優れた高級コンクリートでは、水の量が適切
でないと生コンクリートの流動が損われてしまう。
【0006】一方、水分計等の手段によって砂利の表面
水量を検知するようにしても測定誤差があり、生コンク
リートのワーカビリティを常時適切な値にすることは難
しい。
【0007】
【調査結果に基づく知見】上記の課題を解決するために
発明者らは鋭意調査を行った結果、下記のような知見を
得るに至った。
【0008】(1)図6に示すように、水とセメントと
砂とをミキサにより混錬して生成したモルタルに対し、
更に砂利と水と混和剤とを投入して生コンクリートを製
造する際に、ミキサの回転速度を中速にし、生コンクリ
ートの練り上がり時におけるミキサの軸トルク(ミキサ
がモータ駆動の場合は電流値/回転数あるいは電力値/
回転数、ミキサが油圧駆動の場合は油圧力/回転数)の
経時変化を計測すると、軸トルクは混錬開始後一旦増大
し、生コンクリートが練り上がり状態に近付くのにつれ
減少して生コンクリートが練り上がると略安定した状態
となる傾向を呈し、このときの軸トルクが低いほど、生
コンクリートの水分率が高くなる傾向がある。
【0009】(2)また、図4に示すように、生コンク
リートのワーカビリティを表わすスランプフロー値と生
コンクリートの練り上がり時におけるミキサの軸トルク
との関係は、軸トルクが高くなるほどスランプフロー値
が低くなる傾向を呈し、一方、図5に示すように、生コ
ンクリートのワーカビリティを表わすロートタイム値と
生コンクリートの練り上がり時におけるミキサの軸トル
クとの関係は、軸トルクが高くなるほどロートタイム値
も高くなる傾向を呈する。
【0010】(3)そこで、予め水分率を実測により把
握したモルタルと表面水量を実測により把握した砂利と
を用いて、所定量のモルタルと砂利と所定量よりやや少
なめの混和剤(一次混和剤)に対し種々の量の水を混錬
するモデル混錬を行い、該モデル混錬により生成される
生コンクリートの練り上がり時におけるミキサの軸トル
クと生コンクリートのスランプフロー値あるいはロート
タイム値との関係を求めておけば、生コンクリートの練
り上がり時の軸トルクから練り上がった生コンクリート
のワーカビリティを把握することができる。
【0011】(4)更に、上記の各モデル混錬により生
成される生コンクリートに所定のワーカビリティを具備
させるのに必要な混和剤の補充量を求めておけば、図2
に示すように、各モデル混錬における生コンクリートの
練り上がり時の軸トルクとこの練り上がった生コンクリ
ートに対して補充すべき混和剤(二次混和剤)の量を把
握することができる。
【0012】(5)このように、練り上がった生コンク
リートに対し補充すべき二次混和剤の補充量が把握でき
れば、所定量のモルタルと表面水量が未知の砂利と砂利
の表面水量の変動に対応し得るように所定量よりも少な
めの一次混和剤とを混錬することにより生成される生コ
ンクリートの練り上がり時の軸トルクを計測することに
より、所定のワーカビリティを具備させるために、更に
生コンクリートに補充すべき混和剤(二次混和剤)の量
を算出することができる。
【0013】
【発明の目的】本発明は生コンクリートに所定のワーカ
ビリティを具備させることができるようにすることを目
的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の生コンクリートの品質制御装置において
は、水分率を実測した所定量のモルタルと表面水量を実
測した所定量の砂利と所定量よりやや少なめの一次混和
剤並びに水とをミキサにより混錬して生成される生コン
クリートの練り上がり時のミキサの軸トルクと生コンク
リートに補充すべき二次混和剤量との関係を混和剤補充
量データとしてメモリした混和剤補充量データ記憶器
と、ミキサへの混和剤の供給系路に設けた流量調整弁
と、該流量調整弁を通過する混和剤の流量を検出する流
量計と、生コンクリートの混錬を行うミキサの軸トルク
を求める軸トルク演算器と、該軸トルク演算器より出力
される軸トルク値信号が安定した状態となったか否かを
判定するか、あるいは前記の軸トルク信号が出力されは
じめてから所定時間が経過したか否かを判定する安定状
態判定器と、該安定状態判定器より演算開始信号が出力
された際に前記の混和剤補充量データと軸トルク値信号
とに基づき生コンクリートに補充すべき二次混和剤の量
を求めて混和剤補充信号を出力する補充混和剤量演算器
と、補充混和剤量演算器より混和剤補充信号が出力され
た際に該混和剤補充信号と前記の流量計より出力される
流量検出信号とに基づき前記の流量調整弁に対し流量調
整信号を出力して流量調整弁の開度を調整する補充混和
剤供給制御器とを備えている。
【0015】
【作用】本発明の生コンクリートの品質制御装置では、
軸トルク演算器から出力される軸トルク信号が安定した
状態になったことを安定状態判定器により判定させ、補
充混和剤量演算器により混和剤補充量データ記憶器にメ
モリされた混和剤補充量データと前記の軸トルク信号と
に基づき生コンクリートに補充すべき二次混和剤量を求
めさせ、補充混和剤供給制御器によって流量調整弁を作
動させることにより二次混和剤を生コンクリートに供給
させるので、生コンクリートのワーカビリティが適切な
状態になる。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0017】図1は本発明の生コンクリートの品質制御
装置の一実施例を適用した生コンクリート製造設備の一
例を示すもので、1はミキサであり、該ミキサ1はモー
タ2により駆動され、生コンクリートの混錬を行うよう
になっている。
【0018】3は砂利貯蔵ホッパ、4は砂利計量ホッパ
であり、該砂利計量ホッパ4は砂利貯蔵ホッパ3から投
入される砂利5の計量を行い、計量した砂利5を前記の
ミキサ1へ供給するようになっている。
【0019】6は砂貯蔵ホッパ、7は砂計量ホッパであ
り、該砂計量ホッパ7は貯蔵ホッパ6から投入される砂
8の計量を行い、計量した砂8を前記のミキサ1へ供給
するようになっている。
【0020】9はセメント貯蔵ホッパ、10はセメント
計量ホッパであり、該セメント計量ホッパ10はセメン
ト貯蔵ホッパ9から投入されるセメント11の計量を行
い、計量したセメント11を前記のミキサ1へ供給する
ようになっている。
【0021】12は水貯蔵タンク、13は水計量ホッパ
であり、該水計量ホッパ13は水貯蔵タンク12より開
閉弁14を介して流入する水15の計量を行い、計量し
た水15を前記のミキサ1へ供給するようになってい
る。
【0022】20は混和剤貯蔵タンクであり、該混和剤
貯蔵タンク20に貯蔵される混和剤21は流量調整弁2
2を介して一次混和剤42あるいは二次混和剤43とし
て前記のミキサ1へ供給されるようになっており、ミキ
サ1へ供給される混和剤21の流量は流量計23によっ
て計測されるようになっている。
【0023】24はインバータ装置であり、該インバー
タ装置24は前記のモータ2へ駆動電流25を供給する
ようになっている。
【0024】26は回転数検出器であり、該回転数検出
器26はミキサ1の回転数を検出して回転数検出信号2
7を出力するようになっている。
【0025】28は電力計であり、該電力計28は前記
インバータ装置24からモータ2へ供給される電力を計
測して電力値計測信号29を出力するようになってい
る。
【0026】30は軸トルク演算器であり、該軸トルク
演算器30は、前記の回転数検出信号27と電力値計測
信号29とに基づきミキサ1の軸トルクを求めて軸トル
ク信号31を出力するようになっている。
【0027】32は安定状態判定器であり、該安定状態
判定器32は、前記の軸トルク演算器30より出力され
る軸トルク信号31の信号値が一定時間以上安定した状
態になったか否かを判定し、軸トルク信号31が安定し
た状態となった際に演算開始信号33を出力するように
なっている。
【0028】44は混和剤補充量データ記憶器であり、
該混和剤補充量データ記憶器44には、生コンクリート
が練り上がった際のミキサ1の軸トルクと生コンクリー
トに補充すべき二次混和剤43の補充量の関係(図2参
照)が混和剤補充量データ45としてメモリされてい
る。
【0029】46は補充混和剤量演算器であり、該補充
混和剤量演算器46は、前記の安定状態判定器32より
演算開始信号33が出力された際に、混和剤補充量デー
タ記憶器44にメモリされた混和剤補充量データ45を
読み込み該混和剤補充量データ45と前記の軸トルク演
算器30より出力される軸トルク信号31とに基づき補
充すべき二次混和剤43の量を求め、混和剤補充信号4
7を出力するようになっている。
【0030】48は補充混和剤供給制御器であり、該補
充混和剤供給制御器48は前記の補充混和剤量演算器4
6より混和剤補充信号47が出力された際に、前記の流
量調整弁22に対して流量調整弁22が開くような流量
調整信号49を出力し、前記の流量計23より出力され
る流量検出信号50と混和剤補充信号47とに基づいて
該混和剤補充信号47に相当する流量が計測された後、
流量調整弁22に対して流量調整弁22が閉じるような
流量調整信号49を出力するようになっている。
【0031】51はワーカビリティデータ記憶器であ
り、該ワーカビリティデータ記憶器51には、生コンク
リートが練り上がった際のミキサ1の軸トルクと生コン
クリートのスランプフロー値との関係(図4参照)並び
に生コンクリートが練り上がった際のミキサ1の軸トル
クと生コンクリートのロートタイム値との関係(図5参
照)が、ワーカビリティデータ52としてメモリされて
いる。
【0032】53はワーカビリティ演算器であり、該ワ
ーカビリティ演算器53は、ワーカビリティデータ記憶
器51にメモリされたワーカビリティデータ52と前記
の軸トルク演算器30より出力される軸トルク信号31
とに基づきミキサ1により混錬される生コンクリートの
スランプフロー値並びにロートタイム値を求め、ワーカ
ビリティ計測信号54を出力するようになっている。
【0033】55はワーカビリティ表示装置であり、該
ワーカビリティ表示装置55は、ワーカビリティ演算器
53より出力されるワーカビリティ計測信号54に基づ
いてミキサ1により混錬されている生コンクリートのス
ランプフロー値並びにロートタイム値を表示するように
なっている。
【0034】以下、本実施例の作動を説明する。
【0035】図1に示す生コンクリートの製造設備にお
いて、生コンクリートの製造を行う際には、セメント貯
蔵ホッパ9に貯蔵されているセメント11をセメント計
量ホッパ10により所定量計量し、砂貯蔵ホッパ6に貯
蔵されている砂8を砂計量ホッパ7により所定量計量す
る。
【0036】また、水貯蔵タンク12に貯蔵されている
水15を水計量ホッパ13により所定量計量し、水15
とセメント11と砂8とをミキサ1に投入したうえ、イ
ンバータ装置24によりモータ2を作動させ、ミキサ1
を高速回転させてモルタルの混錬を行う。
【0037】ミキサ1によりモルタルが練り上がったな
らば、砂利貯蔵ホッパ3に貯蔵されている砂利5を砂利
計量ホッパ4により所定量計量し、水貯蔵タンク12に
貯蔵されている水15を水計量ホッパ13により所定量
計量し、水15と砂利5とをミキサ1に投入するととも
に、混和剤貯蔵タンク20に貯蔵されている混和剤21
を流量計23により流量を計測しながら、この混和剤2
1を一次混和剤42としてその積算流量がモルタルに対
する所定量よりもやや少なくなるようにミキサ1へ供給
したうえ、インバータ装置24によりモータ2を作動さ
せ、ミキサ1を中速回転させる。
【0038】モータ2を作動させると、ミキサ1の回転
数が回転数検出器26により検出され該回転数検出器2
6から回転数検出信号27が出力されるとともに、イン
バータ装置24よりモータ2へ供給される電力が電力計
28により計測され、該電力計28から電力値計測信号
29が出力される。
【0039】軸トルク演算器30は前記の回転数検出信
号27と電力値計測信号29とに基づいてミキサ1の軸
トルクを求め、軸トルク信号31を出力する。
【0040】このとき、ミキサ1の軸トルクの経時変化
は、図3に示すように、生コンクリート混錬開始後一旦
増大し、モルタルが練り上がり状態に近付くのにつれ減
少してモルタルが練り上がると略安定した状態となる傾
向を呈する。
【0041】このようにして、モルタルに対し水15と
砂利5と一次混和剤42とを混錬することにより生成さ
れる生コンクリートが練り上がり状態となり、前記の軸
トルク信号31の信号値が一定時間以上安定した状態に
なると、安定状態判定器32から演算開始信号33が出
力される。
【0042】演算開始信号33が出力されると、補充混
和剤量演算器46は、混和剤補充量データ記憶器44に
メモリされた混和剤補充量データ45(図2参照)と前
記の軸トルク信号31とに基づいて、現在、ミキサ1に
より混錬されている生コンクリートに対して補充すべき
二次混和剤43の量を求めて混和剤補充信号47を出力
する。
【0043】混和剤補充信号47が出力されると、補充
混和剤供給制御器48は、流量調整信号49を流量調整
弁22に対し出力して該流量調整弁22を開かせ、混和
剤貯蔵タンク20に貯蔵されている混和剤21を流量計
23を介し二次混和剤43として前記のミキサ1へ供給
する。
【0044】このとき、流量計23は該流量計23を通
過する二次混和剤43の流量を計測して流量検出信号5
0を出力する。
【0045】更に、補充混和剤供給制御器48は、流量
検出信号50と混和剤補充信号47とに基づいて該混和
剤補充信号47に相当する流量が計測された後、流量調
整信号49を流量調整弁22に対し出力して該流量調整
弁22を閉じさせる。
【0046】このようにして生コンクリートに更に二次
混和剤43が混錬されると、生コンクリートのワーカビ
リティが所定の値に調整される。
【0047】このように、本実施例においては、所定量
のモルタル並びに水15と表面水量が未知の所定量の砂
利5と所定量以下の一次混和剤42とをミキサ1により
混錬することにより生成される生コンクリートの練り上
がり時におけるミキサ1の軸トルクを把握したうえ、所
定のワーカビリティを具備させるための二次混和剤43
を更に生コンクリートに補充するので、砂利5の表面水
率に左右されることなく生コンクリートに所定のワーカ
ビリティを具備させることができる。
【0048】また、ミキサ1が運転されているとき、ワ
ーカビリティ演算器53は、ワーカビリティデータ記憶
器51にメモリされたワーカビリティデータ52と前記
の軸トルク信号31とに基づきミキサ1により混錬され
る生コンクリートのスランプフロー値並びにロートタイ
ム値を求め、ワーカビリティ計測信号54を出力する。
【0049】更に、ワーカビリティ表示装置55には前
記のワーカビリティ計測信号54に基づいてミキサ1に
より混錬されている生コンクリートのスランプフロー値
並びにロートタイム値が表示される。
【0050】なお、本発明の生コンクリートの品質制御
装置は、上述した実施例のみに限定されるものではな
く、安定状態判定器を軸トルク信号が出力されはじめて
から所定時間が経過したか否かを判定させるような構造
として時間経過により軸トルクが安定したか否かをミキ
サの軸トルクを把握する値として電力値に変えて電流値
あるいは油圧力をパラメータとして用いるようにするこ
と、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の生コンクリ
ートの品質制御装置によれば、ミキサの軸トルクと混和
剤補充量データとに基づき生コンクリートの補充すべき
二次混和剤量を求め、生コンクリートに対し自動的に二
次混和剤を供給するので、生コンクリートのワーカビリ
ティを適切な値にすることができるとともに、生コンク
リートの製造工程における省力化を図ることができる、
という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生コンクリートの品質制御装置の一実
施例を適用した生コンクリート製造設備の一例を示す概
念図である。
【図2】生コンクリート練り上がり時のミキサの軸トル
クと生コンクリートに補充すべき二次混和剤量との関係
を示すグラフである。
【図3】図1に示す生コンクリートの製造設備により生
コンクリートを製造する際のミキサの軸トルクの経時変
化の一例を示すグラフである。
【図4】生コンクリートが練り上がった際のミキサの軸
トルクと生コンクリートのスランプフロー値との関係を
示すグラフである。
【図5】生コンクリートが練り上がった際のミキサの軸
トルクと生コンクリートのロートタイム値との関係を示
すグラフである。
【図6】生コンクリート混錬時におけるミキサの軸トル
クの経時変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ミキサ 5 砂利 15 水 22 流量調整弁 23 流量計 30 軸トルク演算器 31 軸トルク信号 32 安定状態判定器 33 演算開始信号 42 一次混和剤 43 二次混和剤 44 混和剤補充量データ記憶器 45 混和剤補充量データ 46 補充混和剤量演算器 47 混和剤補充信号 48 補充混和剤供給制御装置 49 流量調整信号 50 流量検出信号
フロントページの続き (72)発明者 田村 真 神奈川県横浜市金沢区昭和町3174番地 石 川島建機株式会社本社内 (72)発明者 増田 浩明 神奈川県横浜市金沢区昭和町3174番地 石 川島建機株式会社本社内 (72)発明者 藤沢 淳彦 神奈川県横浜市金沢区昭和町3174番地 石 川島建機株式会社本社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水分率を実測した所定量のモルタルと表
    面水量を実測した所定量の砂利と所定量よりやや少なめ
    の一次混和剤並びに水とをミキサにより混錬して生成さ
    れる生コンクリートの練り上がり時のミキサの軸トルク
    と生コンクリートに補充すべき二次混和剤量との関係を
    混和剤補充量データとしてメモリした混和剤補充量デー
    タ記憶器と、ミキサへの混和剤の供給系路に設けた流量
    調整弁と、該流量調整弁を通過する混和剤の流量を検出
    する流量計と、生コンクリートの混錬を行うミキサの軸
    トルクを求める軸トルク演算器と、該軸トルク演算器よ
    り出力される軸トルク値信号が安定した状態となったか
    否かを判定するか、あるいは前記の軸トルク信号が出力
    されはじめてから所定時間が経過したか否かを判定する
    安定状態判定器と、該安定状態判定器より演算開始信号
    が出力された際に前記の混和剤補充量データと軸トルク
    値信号とに基づき生コンクリートに補充すべき二次混和
    剤の量を求めて混和剤補充信号を出力する補充混和剤量
    演算器と、補充混和剤量演算器より混和剤補充信号が出
    力された際に該混和剤補充信号と前記の流量計より出力
    される流量検出信号とに基づき前記の流量調整弁に対し
    流量調整信号を出力して流量調整弁の開度を調整する補
    充混和剤供給制御器とを備えてなることを特徴とする生
    コンクリートの品質制御装置。
JP16177593A 1993-06-30 1993-06-30 生コンクリートの品質制御装置 Pending JPH0716829A (ja)

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ID=15741675

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JP (1) JPH0716829A (ja)

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