JPH07123257B2 - ディジタルデータ復調装置 - Google Patents
ディジタルデータ復調装置Info
- Publication number
- JPH07123257B2 JPH07123257B2 JP4347221A JP34722192A JPH07123257B2 JP H07123257 B2 JPH07123257 B2 JP H07123257B2 JP 4347221 A JP4347221 A JP 4347221A JP 34722192 A JP34722192 A JP 34722192A JP H07123257 B2 JPH07123257 B2 JP H07123257B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- received signal
- impulse response
- circuit
- output
- signal sequence
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 108010076504 Protein Sorting Signals Proteins 0.000 claims description 127
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims description 44
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 27
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 claims description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 14
- 238000007476 Maximum Likelihood Methods 0.000 description 11
- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 description 6
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 238000005311 autocorrelation function Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
- JCCNYMKQOSZNPW-UHFFFAOYSA-N loratadine Chemical compound C1CN(C(=O)OCC)CCC1=C1C2=NC=CC=C2CCC2=CC(Cl)=CC=C21 JCCNYMKQOSZNPW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010615 ring circuit Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/0202—Channel estimation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
- Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルデータ復調
装置に関し、特に符号間干渉によって歪んだ受信信号か
ら正しいサンプルタイミングを得るディジタルデータ復
調装置に関する。
装置に関し、特に符号間干渉によって歪んだ受信信号か
ら正しいサンプルタイミングを得るディジタルデータ復
調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のディジタルデータ復調装
置は、シンボル速度の2倍の速度でサンプルされた受信
信号系列から通信路インパルスレスポンスを推定し、通
信路インパルスレスポンス推定値の電力の最大値を与え
るサンプリング位相を正しいサンプリング位相として復
調する構成が知られている(例えば、Giovanna
D’aria,Roberto Piermarini
Valerio Zingarelli,“Fast
Adaptive Equalizer for N
orrow−Band TDMA Mobile Ra
dio”,IEEE,Transaction on
Vehicular Technology,Vol.
40,No.2,May,1991)。
置は、シンボル速度の2倍の速度でサンプルされた受信
信号系列から通信路インパルスレスポンスを推定し、通
信路インパルスレスポンス推定値の電力の最大値を与え
るサンプリング位相を正しいサンプリング位相として復
調する構成が知られている(例えば、Giovanna
D’aria,Roberto Piermarini
Valerio Zingarelli,“Fast
Adaptive Equalizer for N
orrow−Band TDMA Mobile Ra
dio”,IEEE,Transaction on
Vehicular Technology,Vol.
40,No.2,May,1991)。
【0003】従来のディジタルデータ復調装置について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0004】図7は従来のディジタルデータ復調装置の
一例を示すブロック図である。
一例を示すブロック図である。
【0005】図7において、この従来のディジタルデー
タ復調装置は、入力端子700と、シンボル速度の2倍
の速度のサンプリング回路701と、インパルスレスポ
ンス推定回路702,703と、電力演算回路704,
705と、比較回路706と、スイッチ(SW)70
7,708と、等化回路709と、出力端子710とを
有して構成している。
タ復調装置は、入力端子700と、シンボル速度の2倍
の速度のサンプリング回路701と、インパルスレスポ
ンス推定回路702,703と、電力演算回路704,
705と、比較回路706と、スイッチ(SW)70
7,708と、等化回路709と、出力端子710とを
有して構成している。
【0006】サンプリング回路701でシンボル速度の
2倍の速度でサンプルされた受信信号を2系列のシンボ
ル速度と同じ速度でサンプルされた系列と見なし、それ
ぞれの系列に対する通信路インパルスレスポンスをイン
パルスレスポンス推定回路703,704で推定され
る。さらに、電力演算回路705,706では、推定さ
れた通信路インパルスレスポンスの電力が求められる。
比較回路706では、電力演算回路705,706から
の信号を入力して、通信路インパルスレスポンスの電力
が大きくなる系列を復調するようにスイッチ(SW)7
07,708を制御する。等化回路709では、スイッ
チ(SW)708から得られる通信路インパルスレスポ
ンスに基づいて、スイッチ(SW)707から得られる
シンボル速度でサンプルされた系列を復調する。
2倍の速度でサンプルされた受信信号を2系列のシンボ
ル速度と同じ速度でサンプルされた系列と見なし、それ
ぞれの系列に対する通信路インパルスレスポンスをイン
パルスレスポンス推定回路703,704で推定され
る。さらに、電力演算回路705,706では、推定さ
れた通信路インパルスレスポンスの電力が求められる。
比較回路706では、電力演算回路705,706から
の信号を入力して、通信路インパルスレスポンスの電力
が大きくなる系列を復調するようにスイッチ(SW)7
07,708を制御する。等化回路709では、スイッ
チ(SW)708から得られる通信路インパルスレスポ
ンスに基づいて、スイッチ(SW)707から得られる
シンボル速度でサンプルされた系列を復調する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来のディジタル
データ復調装置は、実際の通信路インパルスレスポンス
の長さが予め定められた長さよりも短い場合には受信特
性の劣化を生じないが、インパルスレスポンス長が長い
場合には、予め定められた長さ以上の残留符号間干渉成
分を考慮できないため受信特性の劣化を生じるという問
題点がある。
データ復調装置は、実際の通信路インパルスレスポンス
の長さが予め定められた長さよりも短い場合には受信特
性の劣化を生じないが、インパルスレスポンス長が長い
場合には、予め定められた長さ以上の残留符号間干渉成
分を考慮できないため受信特性の劣化を生じるという問
題点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本第1の発明のディジタ
ルデータ復調装置は、受信信号をシンボルレートのN×
K(N>1,K>1;整数)倍の速度でサンプルしK個
の異なるサンプルタイミングでサンプルされたシンボル
間隔の系列の組をN組に分類してN×K個のシンボル速
度と同じ速度でサンプルされた受信信号系列を出力する
サンプリング回路と、前記サンプリング回路から出力さ
れる複数の受信信号系列のうち前記K個の異なるタイミ
ングでサンプルされた受信信号系列を入力してそれぞれ
の前記受信信号系列から通信路インパルスレスポンスを
推定し、それぞれの通信路インパルスレスポンス推定値
に基づいて通信路状態情報を求めて出力するとともに前
記それぞれの通信路インパルスレスポンス推定値に基づ
いて前記K個の異なるタイミングでサンプルされた受信
信号系列から復調受信信号系列候補の選択を制御する制
御パルスと前記復調受信信号系列候補から推定された通
信路インパルスレスポンス推定値とを出力するN個の受
信信号系列選択回路と、前記N個の受信信号系列選択回
路のそれぞれから出力される前記通信路状態情報を入力
して前記通信路状態情報に基づいて復調すべき受信信号
系列を選択するためのスイッチ制御パルスを出力する受
信信号系列選択制御回路と、前記K個の異なるタイミン
グでサンプルされた複数の受信信号系列と前記制御パル
スとを入力し前記制御パルスに基づいて前記K個の異な
るタイミングでサンプルされた複数の受信信号系列から
前記復調受信信号系列候補を選択して出力するN個のセ
レクタと、前記N個のセレクタの出力と前記スイッチ制
御パルスを入力し、前記スイッチ制御パルスに基づいて
前記N個のセレクタの出力から前記復調すべき受信信号
系列を選択して出力する第1のスイッチと、前記N個の
受信信号系列選択回路のそれぞれから出力される前記復
調受信信号系列候補から推定された通信路インパルスレ
スポンス推定値と前記スイッチ制御パルスを入力して前
記スイッチ制御パルスに基づいて前記復調受信信号系列
候補から推定された通信路インパルスレスポンス推定値
から前記復調すべき受信信号系列から推定された通信路
インパルスレスポンス推定値を選択して出力する第2の
スイッチと、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチ
の出力を入力して復調を行なう復調回路とを有してい
る。
ルデータ復調装置は、受信信号をシンボルレートのN×
K(N>1,K>1;整数)倍の速度でサンプルしK個
の異なるサンプルタイミングでサンプルされたシンボル
間隔の系列の組をN組に分類してN×K個のシンボル速
度と同じ速度でサンプルされた受信信号系列を出力する
サンプリング回路と、前記サンプリング回路から出力さ
れる複数の受信信号系列のうち前記K個の異なるタイミ
ングでサンプルされた受信信号系列を入力してそれぞれ
の前記受信信号系列から通信路インパルスレスポンスを
推定し、それぞれの通信路インパルスレスポンス推定値
に基づいて通信路状態情報を求めて出力するとともに前
記それぞれの通信路インパルスレスポンス推定値に基づ
いて前記K個の異なるタイミングでサンプルされた受信
信号系列から復調受信信号系列候補の選択を制御する制
御パルスと前記復調受信信号系列候補から推定された通
信路インパルスレスポンス推定値とを出力するN個の受
信信号系列選択回路と、前記N個の受信信号系列選択回
路のそれぞれから出力される前記通信路状態情報を入力
して前記通信路状態情報に基づいて復調すべき受信信号
系列を選択するためのスイッチ制御パルスを出力する受
信信号系列選択制御回路と、前記K個の異なるタイミン
グでサンプルされた複数の受信信号系列と前記制御パル
スとを入力し前記制御パルスに基づいて前記K個の異な
るタイミングでサンプルされた複数の受信信号系列から
前記復調受信信号系列候補を選択して出力するN個のセ
レクタと、前記N個のセレクタの出力と前記スイッチ制
御パルスを入力し、前記スイッチ制御パルスに基づいて
前記N個のセレクタの出力から前記復調すべき受信信号
系列を選択して出力する第1のスイッチと、前記N個の
受信信号系列選択回路のそれぞれから出力される前記復
調受信信号系列候補から推定された通信路インパルスレ
スポンス推定値と前記スイッチ制御パルスを入力して前
記スイッチ制御パルスに基づいて前記復調受信信号系列
候補から推定された通信路インパルスレスポンス推定値
から前記復調すべき受信信号系列から推定された通信路
インパルスレスポンス推定値を選択して出力する第2の
スイッチと、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチ
の出力を入力して復調を行なう復調回路とを有してい
る。
【0009】本第2の発明のディジタルデータ復調装置
は、受信信号をシンボルレートのN×K(N>1,K>
1;整数)倍の速度でサンプルしK個の異なるサンプル
タイミングでサンプルされたシンボル間隔の系列の組を
N組に分類してN×K個のシンボル速度と同じ速度でサ
ンプルされた受信信号系列を出力するサンプリング回路
と、前記サンプリング回路から出力される複数の受信信
号系列のうち前記K個の異なるタイミングでサンプルさ
れた複数の受信信号系列を入力してそれぞれの前記受信
信号系列から通信路インパルスレスポンスを推定して通
信路インパルスレスポンス推定値を出力するとともにそ
れぞれのK個の前記通信路インパルスレスポンス推定値
に基づいて通信路状態情報を出力するN個の通信路状態
情報出力回路と、前記N個の通信路状態情報出力回路の
それぞれから出力される前記通信路状態情報を入力して
前記通信路状態情報に基づいてスイッチ制御信号を出力
する受信信号系列選択制御回路と、前記サンプリング回
路から出力される前記N×K個のシンボル速度と同じ速
度でサンプルされた受信信号系列とを前記スイッチ制御
信号を入力して前記スイッチ制御信号に基づいて前記N
×K個のシンボル速度と同じ速度でサンプルされた受信
信号系列からK個の復調すべき受信信号系列を選択して
出力する第1のスイッチと、前記N個の通信路状態情報
出力回路のそれぞれから出力される前記K個の通信路イ
ンパルスレスポンス推定値と前記スイッチ制御信号を入
力して前記スイッチ制御信号に基づいて前記N個の通信
路状態情報出力回路のそれぞれから出力される前記K個
の通信路インパルスレスポンス推定値から前記復調すべ
きK個の受信信号系列から推定された通信路インパルス
レスポンス推定値を選択して出力する第2のスイッチ
と、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチからの信
号を入力して復調する復調回路とを有している。
は、受信信号をシンボルレートのN×K(N>1,K>
1;整数)倍の速度でサンプルしK個の異なるサンプル
タイミングでサンプルされたシンボル間隔の系列の組を
N組に分類してN×K個のシンボル速度と同じ速度でサ
ンプルされた受信信号系列を出力するサンプリング回路
と、前記サンプリング回路から出力される複数の受信信
号系列のうち前記K個の異なるタイミングでサンプルさ
れた複数の受信信号系列を入力してそれぞれの前記受信
信号系列から通信路インパルスレスポンスを推定して通
信路インパルスレスポンス推定値を出力するとともにそ
れぞれのK個の前記通信路インパルスレスポンス推定値
に基づいて通信路状態情報を出力するN個の通信路状態
情報出力回路と、前記N個の通信路状態情報出力回路の
それぞれから出力される前記通信路状態情報を入力して
前記通信路状態情報に基づいてスイッチ制御信号を出力
する受信信号系列選択制御回路と、前記サンプリング回
路から出力される前記N×K個のシンボル速度と同じ速
度でサンプルされた受信信号系列とを前記スイッチ制御
信号を入力して前記スイッチ制御信号に基づいて前記N
×K個のシンボル速度と同じ速度でサンプルされた受信
信号系列からK個の復調すべき受信信号系列を選択して
出力する第1のスイッチと、前記N個の通信路状態情報
出力回路のそれぞれから出力される前記K個の通信路イ
ンパルスレスポンス推定値と前記スイッチ制御信号を入
力して前記スイッチ制御信号に基づいて前記N個の通信
路状態情報出力回路のそれぞれから出力される前記K個
の通信路インパルスレスポンス推定値から前記復調すべ
きK個の受信信号系列から推定された通信路インパルス
レスポンス推定値を選択して出力する第2のスイッチ
と、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチからの信
号を入力して復調する復調回路とを有している。
【0010】本第1の発明または第2の発明のディジタ
ルデータ復調装置におけるサンプリング回路は、シンボ
ルレートと同じ速度のクロックパルスを発生するパルス
発生回路と、前記クロックパルスを入力し、前記クロッ
クパルスの位相を変化させてそれぞれ異なるN個の位相
の第1のサンプルパルスを出力するN個の第1の移相回
路群と、前記N個の位相回路群のそれぞれの出力の位相
をπだけ移相してN個の第2のサンプルパルスを出力す
るN個の第2の移相回路群と、前記第1のサンプルパル
スを入力して、受信信号をそれぞれのタイミングでサン
プルするN個の第1のサンプル回路と、前記第2のサン
プルパルスを入力して、受信信号をそれぞれのタイミン
グでサンプルするN個の第2のサンプル回路とを有して
いる。
ルデータ復調装置におけるサンプリング回路は、シンボ
ルレートと同じ速度のクロックパルスを発生するパルス
発生回路と、前記クロックパルスを入力し、前記クロッ
クパルスの位相を変化させてそれぞれ異なるN個の位相
の第1のサンプルパルスを出力するN個の第1の移相回
路群と、前記N個の位相回路群のそれぞれの出力の位相
をπだけ移相してN個の第2のサンプルパルスを出力す
るN個の第2の移相回路群と、前記第1のサンプルパル
スを入力して、受信信号をそれぞれのタイミングでサン
プルするN個の第1のサンプル回路と、前記第2のサン
プルパルスを入力して、受信信号をそれぞれのタイミン
グでサンプルするN個の第2のサンプル回路とを有して
いる。
【0011】本第1の発明のディジタルデータ復調装置
における受信信号系列選択回路は、位相φのシンボルレ
ート間隔に等しいサンプルパルスに基づいてサンプリン
グされた受信信号系列と位相φ+πのシンボルレート間
隔に等しいサンプルパルスに基づいてサンプリングされ
た受信信号系列のそれぞれから通信路インパルスレスポ
ンスを推定してそれぞれの通信路インパルスレスポンス
推定値を出力する2個の通信路インパルスレスポンス推
定回路と、前記2個の通信路インパルスレスポンス推定
値を入力し前記通信路インパルスレスポンスの電力を演
算する2個の電力演算回路と、前記2個の電力演算回路
の出力を入力し入力値が最大となるものを選択して請求
項1記載の制御パルスを出力する比較回路と、前記2個
の電力演算回路の出力を入力して、入力信号の比を求め
て通信路状態情報として出力する除算回路と、前記2個
の通信路インパルスレスポンス推定値を入力して前記制
御パルスに基づいて入力信号を選択して出力するスイッ
チとを有している。
における受信信号系列選択回路は、位相φのシンボルレ
ート間隔に等しいサンプルパルスに基づいてサンプリン
グされた受信信号系列と位相φ+πのシンボルレート間
隔に等しいサンプルパルスに基づいてサンプリングされ
た受信信号系列のそれぞれから通信路インパルスレスポ
ンスを推定してそれぞれの通信路インパルスレスポンス
推定値を出力する2個の通信路インパルスレスポンス推
定回路と、前記2個の通信路インパルスレスポンス推定
値を入力し前記通信路インパルスレスポンスの電力を演
算する2個の電力演算回路と、前記2個の電力演算回路
の出力を入力し入力値が最大となるものを選択して請求
項1記載の制御パルスを出力する比較回路と、前記2個
の電力演算回路の出力を入力して、入力信号の比を求め
て通信路状態情報として出力する除算回路と、前記2個
の通信路インパルスレスポンス推定値を入力して前記制
御パルスに基づいて入力信号を選択して出力するスイッ
チとを有している。
【0012】本第2の発明のディジタルデータ復調装置
における通信路状態情報出力回路は、位相φのシンボル
レート間隔に等しいサンプルパルスに基づいてサンプリ
ングされた受信信号系列と位相φ+πのシンボルレート
間隔に等しいサンプルパルスに基づいてサンプリングさ
れた受信信号系列のそれぞれから通信路インパルスレス
ポンスを推定してそれぞれの通信路インパルスレスポン
ス推定値を出力する2個の通信路インパルスレスポンス
推定回路と、前記2個の通信路インパルスレスポンス推
定値を入力し前記通信路インパルスレスポンスの電力を
演算する2個の電力演算回路と、前記2個の電力演算回
路の出力を入力して入力信号の比を求めて通信路状態情
報として出力する除算回路とを有している。
における通信路状態情報出力回路は、位相φのシンボル
レート間隔に等しいサンプルパルスに基づいてサンプリ
ングされた受信信号系列と位相φ+πのシンボルレート
間隔に等しいサンプルパルスに基づいてサンプリングさ
れた受信信号系列のそれぞれから通信路インパルスレス
ポンスを推定してそれぞれの通信路インパルスレスポン
ス推定値を出力する2個の通信路インパルスレスポンス
推定回路と、前記2個の通信路インパルスレスポンス推
定値を入力し前記通信路インパルスレスポンスの電力を
演算する2個の電力演算回路と、前記2個の電力演算回
路の出力を入力して入力信号の比を求めて通信路状態情
報として出力する除算回路とを有している。
【0013】
【作用】本発明のディジタルデータ復調装置では、異な
るサンプルタイミングの受信系列から推定される通信路
インパルスレスポンス推定値の電力ばかりではなく、そ
れぞれの受信系列から得られた通信路インパルスレスポ
ンス推定値の電力比も考慮している。このため、通信路
インパルスレスポンス推定値の電力ばかりではなく、残
留符号間干渉も考慮することができるので、残留符号間
干渉が小さくなるサンプルタイミングでサンプルされた
受信信号系列を選択することが可能になる。
るサンプルタイミングの受信系列から推定される通信路
インパルスレスポンス推定値の電力ばかりではなく、そ
れぞれの受信系列から得られた通信路インパルスレスポ
ンス推定値の電力比も考慮している。このため、通信路
インパルスレスポンス推定値の電力ばかりではなく、残
留符号間干渉も考慮することができるので、残留符号間
干渉が小さくなるサンプルタイミングでサンプルされた
受信信号系列を選択することが可能になる。
【0014】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0015】図1は本発明の第1の実施例を示すブロッ
ク図、図2は本第1の実施例におけるサンプリング回路
の一例を示すブロック図、図3は本第1の実施例におけ
る受信信号系列選択回路の一例を示すブロック図であ
る。
ク図、図2は本第1の実施例におけるサンプリング回路
の一例を示すブロック図、図3は本第1の実施例におけ
る受信信号系列選択回路の一例を示すブロック図であ
る。
【0016】図1において、本第1の実施例のディジタ
ルデータ復調装置は、受信信号をシンボルレートのN×
K(N=2,K=2)倍の速度でサンプルしK(=2)
個の異なるサンプルタイミングでサンプルされたシンボ
ル間隔の系列の組をN(=2)組に分類して2×2個の
シンボル速度と同じ速度でサンプルされた受信信号系列
を出力するサンプリング回路101と、サンプリング回
路101から出力される複数の受信信号系列のうちK
(=2)個の異なるタイミングでサンプルされた受信信
号系列を入力してそれぞれの受信信号系列から通信路イ
ンパルスレスポンスを推定し、それぞれの通信路インパ
ルスレスポンス推定値に基づいて通信路状態情報を求め
て出力するとともに、それぞれの通信路インパルスレス
ポンス推定値に基づいて2個の異なるタイミングでサン
プルされた受信信号系列から復調受信信号系列候補の選
択を制御する制御パルスと、復調受信信号系列候補から
推定された通信路インパルスレスポンス推定値とを出力
するN(=2)個の受信信号系列選択回路102,10
3と、受信信号系列選択回路102,103のそれぞれ
から出力される通信路状態情報を入力して通信路状態情
報に基づいて復調すべき受信信号系列を選択するための
スイッチ制御信号を出力する受信信号系列選択制御回路
106と、2個の異なるタイミングでサンプルされた複
数の受信信号系列と制御パルスとを入力し制御パルスに
基づいてK(=2)個の異なるタイミングでサンプルさ
れた複数の受信信号系列から復調受信信号系列候補を選
択して出力するセレクタ109,110と、セレクタ1
09,110の出力とスイッチ制御パルスを入力しスイ
ッチ制御パルスに基づいてセレクタ109,110の出
力から復調すべき受信信号系列を選択して出力する第1
のスイッチ104と、受信信号系列選択回路102,1
03のそれぞれから出力される復調受信信号系列候補か
ら推定された通信路インパルスレスポンス推定値とスイ
ッチ制御パルスを入力してスイッチ制御パルスに基づい
て、復調受信信号系列候補から推定された通信路インパ
ルスレスポンス推定値から復調すべき受信信号系列から
推定された通信路インパルスレスポンス推定値を選択し
て出力する第2のスイッチ105と、第1のスイッチ1
04と第2のスイッチ105の出力を入力して復調を行
なう復調回路107とを有して構成している。
ルデータ復調装置は、受信信号をシンボルレートのN×
K(N=2,K=2)倍の速度でサンプルしK(=2)
個の異なるサンプルタイミングでサンプルされたシンボ
ル間隔の系列の組をN(=2)組に分類して2×2個の
シンボル速度と同じ速度でサンプルされた受信信号系列
を出力するサンプリング回路101と、サンプリング回
路101から出力される複数の受信信号系列のうちK
(=2)個の異なるタイミングでサンプルされた受信信
号系列を入力してそれぞれの受信信号系列から通信路イ
ンパルスレスポンスを推定し、それぞれの通信路インパ
ルスレスポンス推定値に基づいて通信路状態情報を求め
て出力するとともに、それぞれの通信路インパルスレス
ポンス推定値に基づいて2個の異なるタイミングでサン
プルされた受信信号系列から復調受信信号系列候補の選
択を制御する制御パルスと、復調受信信号系列候補から
推定された通信路インパルスレスポンス推定値とを出力
するN(=2)個の受信信号系列選択回路102,10
3と、受信信号系列選択回路102,103のそれぞれ
から出力される通信路状態情報を入力して通信路状態情
報に基づいて復調すべき受信信号系列を選択するための
スイッチ制御信号を出力する受信信号系列選択制御回路
106と、2個の異なるタイミングでサンプルされた複
数の受信信号系列と制御パルスとを入力し制御パルスに
基づいてK(=2)個の異なるタイミングでサンプルさ
れた複数の受信信号系列から復調受信信号系列候補を選
択して出力するセレクタ109,110と、セレクタ1
09,110の出力とスイッチ制御パルスを入力しスイ
ッチ制御パルスに基づいてセレクタ109,110の出
力から復調すべき受信信号系列を選択して出力する第1
のスイッチ104と、受信信号系列選択回路102,1
03のそれぞれから出力される復調受信信号系列候補か
ら推定された通信路インパルスレスポンス推定値とスイ
ッチ制御パルスを入力してスイッチ制御パルスに基づい
て、復調受信信号系列候補から推定された通信路インパ
ルスレスポンス推定値から復調すべき受信信号系列から
推定された通信路インパルスレスポンス推定値を選択し
て出力する第2のスイッチ105と、第1のスイッチ1
04と第2のスイッチ105の出力を入力して復調を行
なう復調回路107とを有して構成している。
【0017】図2において、本第1の実施例におけるサ
ンプリング回路101は、シンボルレートと同じ速度の
クロックパルスを発生する発振器201と、クロックパ
ルスを入力し、クロックパルスの位相を変化させてそれ
ぞれ異なるN(=2)個の位相のサンプルパルス1を出
力する移相回路202,203と、移相回路202,2
03のそれぞれの出力の位相をπだけ移相してN(=
2)個のサンプルパルス2を出力する移相回路204,
205と、サンプルパルス1を入力して受信信号をそれ
ぞれのタイミングでサンプルするサンプラ206,20
7と、サンプルパルス2を入力して受信信号をそれぞれ
のタイミングでサンプルするサンプラ208,209と
を有して構成している。
ンプリング回路101は、シンボルレートと同じ速度の
クロックパルスを発生する発振器201と、クロックパ
ルスを入力し、クロックパルスの位相を変化させてそれ
ぞれ異なるN(=2)個の位相のサンプルパルス1を出
力する移相回路202,203と、移相回路202,2
03のそれぞれの出力の位相をπだけ移相してN(=
2)個のサンプルパルス2を出力する移相回路204,
205と、サンプルパルス1を入力して受信信号をそれ
ぞれのタイミングでサンプルするサンプラ206,20
7と、サンプルパルス2を入力して受信信号をそれぞれ
のタイミングでサンプルするサンプラ208,209と
を有して構成している。
【0018】図3において、本第1の実施例における受
信信号系列選択回路102,103は、位相φでシンボ
ルレート間隔でサンプリングされた受信信号系列と位相
φ+πでシンボルレート間隔でサンプリングされた受信
信号系列のそれぞれから通信路インパルスレスポンスを
推定してそれぞれの通信路インパルスレスポンス推定値
を出力する通信路インパルスレスポンス推定回路30
2,303と、通信路インパルスレスポンス推定値を入
力し通信路インパルスレスポンスの電力を演算する電力
演算回路304,306と、電力演算回路304,30
6の出力を入力し入力値が最大となるものを選択して制
御パルスを出力する比較回路305と、電力演算回路3
04,306の出力を入力して入力信号の比を求めて通
信路状態情報として出力する除算回路307と、通信路
インパルスレスポンス推定値を入力して制御パルスに基
づいて入力信号を選択して出力するスイッチ309とを
有して構成している。
信信号系列選択回路102,103は、位相φでシンボ
ルレート間隔でサンプリングされた受信信号系列と位相
φ+πでシンボルレート間隔でサンプリングされた受信
信号系列のそれぞれから通信路インパルスレスポンスを
推定してそれぞれの通信路インパルスレスポンス推定値
を出力する通信路インパルスレスポンス推定回路30
2,303と、通信路インパルスレスポンス推定値を入
力し通信路インパルスレスポンスの電力を演算する電力
演算回路304,306と、電力演算回路304,30
6の出力を入力し入力値が最大となるものを選択して制
御パルスを出力する比較回路305と、電力演算回路3
04,306の出力を入力して入力信号の比を求めて通
信路状態情報として出力する除算回路307と、通信路
インパルスレスポンス推定値を入力して制御パルスに基
づいて入力信号を選択して出力するスイッチ309とを
有して構成している。
【0019】次に、本第1の実施例の動作について図
1,図2および図3を用いて説明する。
1,図2および図3を用いて説明する。
【0020】入力端子100から入力された受信信号
は、サンプリング回路101に入力され4通りの異なる
サンプル位相でサンプルされる。
は、サンプリング回路101に入力され4通りの異なる
サンプル位相でサンプルされる。
【0021】図2に示すサンプリング回路101におい
て、発振器201はシンボルレートと同じ周波数でクロ
ックパルスを発生し、移相回路202及び203に入力
される。移相回路202,203は、それぞれクロック
パルス位相を、例えば、0[rad],π/2[ra
d]だけずらし、サンプラ206,207及び移相回路
204,205に出力する。移相回路204,205で
は、入力されたクロックパルス位相をさらにπだけ移相
してサンプラ208及び209に出力する。
て、発振器201はシンボルレートと同じ周波数でクロ
ックパルスを発生し、移相回路202及び203に入力
される。移相回路202,203は、それぞれクロック
パルス位相を、例えば、0[rad],π/2[ra
d]だけずらし、サンプラ206,207及び移相回路
204,205に出力する。移相回路204,205で
は、入力されたクロックパルス位相をさらにπだけ移相
してサンプラ208及び209に出力する。
【0022】サンプラ206〜209では移相回路20
2〜205から供給されるパルスに基づいて受信信号を
サンプリングして出力端子210〜213にそれぞれ出
力する。出力端子210及び211は受信信号系列選択
回路102に、出力端子212及び213は受信信号系
列選択回路103に接続される。
2〜205から供給されるパルスに基づいて受信信号を
サンプリングして出力端子210〜213にそれぞれ出
力する。出力端子210及び211は受信信号系列選択
回路102に、出力端子212及び213は受信信号系
列選択回路103に接続される。
【0023】このようにして得られた異なるサンプル位
相でサンプリングされた受信信号系列は、受信信号系列
選択回路102及び103に入力される。図2に示した
サンプリング回路101を用いた場合、受信信号選択回
路102には、初期位相をφとすれば、φ[rad]及
びφ+π[rad]だけ位相がずれてサンプルされた受
信信号系列、受信信号選択回路103には、φ+π/2
[rad]及びφ+π/2+π[rad]だけ位相がず
れてサンプルされた受信信号系列が入力される。
相でサンプリングされた受信信号系列は、受信信号系列
選択回路102及び103に入力される。図2に示した
サンプリング回路101を用いた場合、受信信号選択回
路102には、初期位相をφとすれば、φ[rad]及
びφ+π[rad]だけ位相がずれてサンプルされた受
信信号系列、受信信号選択回路103には、φ+π/2
[rad]及びφ+π/2+π[rad]だけ位相がず
れてサンプルされた受信信号系列が入力される。
【0024】図3に示す受信信号系列選択回路102,
103において、入力端子300,301から入力され
た信号は、それぞれ通信路インパルスレスポンス推定回
路302,303に供給される。通信路インパルスレス
ポンス推定回路302,303のそれぞれの回路は、例
えば、ヨーロッパ公開特許番号A2−0396101
(1990年11月7日公開)に示されるような自己相
関関数がインパルス状となるプリアンブル系列を用いる
と、例えば、ヨーロッパ公開特許番号A2−03961
01(1990年11月7日公開)に示されるような受
信信号とプリアンブル系列との相関をとる回路で構成す
ることができる。
103において、入力端子300,301から入力され
た信号は、それぞれ通信路インパルスレスポンス推定回
路302,303に供給される。通信路インパルスレス
ポンス推定回路302,303のそれぞれの回路は、例
えば、ヨーロッパ公開特許番号A2−0396101
(1990年11月7日公開)に示されるような自己相
関関数がインパルス状となるプリアンブル系列を用いる
と、例えば、ヨーロッパ公開特許番号A2−03961
01(1990年11月7日公開)に示されるような受
信信号とプリアンブル系列との相関をとる回路で構成す
ることができる。
【0025】通信路インパルスレスポンス推定回路30
2,303で推定されたそれぞれの通信路インパルスレ
スポンス推定値は電力演算回路304,306及びスイ
ッチ309に供給される。電力演算回路304,306
は、通信路インパルスレスポンス推定値の電力を求め、
比較回路305と除算回路307とに出力する。比較回
路305は入力された通信路インパルスレスポンス推定
値の電力を比較し、1)電力演算回路304から入力さ
れた値が電力演算回路306から入力された値よりも大
きい場合には、入力端子300からの信号と通信路イン
パルスレスポンス推定回路302からの信号を選択す
る。
2,303で推定されたそれぞれの通信路インパルスレ
スポンス推定値は電力演算回路304,306及びスイ
ッチ309に供給される。電力演算回路304,306
は、通信路インパルスレスポンス推定値の電力を求め、
比較回路305と除算回路307とに出力する。比較回
路305は入力された通信路インパルスレスポンス推定
値の電力を比較し、1)電力演算回路304から入力さ
れた値が電力演算回路306から入力された値よりも大
きい場合には、入力端子300からの信号と通信路イン
パルスレスポンス推定回路302からの信号を選択す
る。
【0026】2)電力演算回路306から入力された値
が電力演算回路304から入力された値よりも大きい場
合には、入力端子301からの信号と通信路インパルス
レスポンス推定回路303からの信号を選択するように
制御パルスをスイッチ309及び出力端子310に出力
し、スイッチ309で選択された通信路インパルスレス
ポンス推定値は出力端子311に出力される。
が電力演算回路304から入力された値よりも大きい場
合には、入力端子301からの信号と通信路インパルス
レスポンス推定回路303からの信号を選択するように
制御パルスをスイッチ309及び出力端子310に出力
し、スイッチ309で選択された通信路インパルスレス
ポンス推定値は出力端子311に出力される。
【0027】また、除算回路307は、電力演算回路3
04,305から入力された値のうち大きい値をA、小
さい値をBとすればA/Bを求め、その値を通信路状態
情報として出力端子312に出力する。このとき、Bは
Aに対する残留符号間干渉成分となるから、通路路状態
情報の値が大きいほど残留符号間干渉成分が小さいこと
になる。また、スイッチ309から出力される通信路イ
ンパルスレスポンス推定値は電力が大きいものになって
いる。
04,305から入力された値のうち大きい値をA、小
さい値をBとすればA/Bを求め、その値を通信路状態
情報として出力端子312に出力する。このとき、Bは
Aに対する残留符号間干渉成分となるから、通路路状態
情報の値が大きいほど残留符号間干渉成分が小さいこと
になる。また、スイッチ309から出力される通信路イ
ンパルスレスポンス推定値は電力が大きいものになって
いる。
【0028】一方、受信信号系列選択回路102,10
3のそれぞれの出力端子310に出力される制御パルス
はセレクタ109,110に入力される。セレクタ10
9,110は、制御パルスにしたがって通信路インパル
スレスポンス推定値の電力が大きくなる受信系列を選択
して出力する。また、受信信号選択回路102,103
で得られた通信路状態情報は、受信信号系列選択制御回
路106に入力される。
3のそれぞれの出力端子310に出力される制御パルス
はセレクタ109,110に入力される。セレクタ10
9,110は、制御パルスにしたがって通信路インパル
スレスポンス推定値の電力が大きくなる受信系列を選択
して出力する。また、受信信号選択回路102,103
で得られた通信路状態情報は、受信信号系列選択制御回
路106に入力される。
【0029】本第1の実施例における通信路状態情報
は、値が大きいほど残留符号間干渉が小さくなることを
示しているので、受信信号系列選択制御回路106は、
受信信号選択回路102,103から得られる通信路状
態情報の値が大きい方を選び、選ばれた受信信号選択回
路と接続されているセレクタからの信号と選ばれた受信
信号選択回路から得られる通信路インパルスレスポンス
推定値を復調回路107に出力するようにスイッチ10
4,105を制御する。
は、値が大きいほど残留符号間干渉が小さくなることを
示しているので、受信信号系列選択制御回路106は、
受信信号選択回路102,103から得られる通信路状
態情報の値が大きい方を選び、選ばれた受信信号選択回
路と接続されているセレクタからの信号と選ばれた受信
信号選択回路から得られる通信路インパルスレスポンス
推定値を復調回路107に出力するようにスイッチ10
4,105を制御する。
【0030】復調回路107は、スイッチ104,10
5からそれぞれ入力される受信信号系列及び通信路イン
パルスレスポンス推定値を用いて信号を復調し、復調結
果を出力端子108に出力する。復調回路107は、例
えば、ジェイ ジー プロアキス,“ディジタル コミ
ュニケーションズ”,1983,マグロウヒルに示され
る最尤系列推定回路を用いて実現することができる。
5からそれぞれ入力される受信信号系列及び通信路イン
パルスレスポンス推定値を用いて信号を復調し、復調結
果を出力端子108に出力する。復調回路107は、例
えば、ジェイ ジー プロアキス,“ディジタル コミ
ュニケーションズ”,1983,マグロウヒルに示され
る最尤系列推定回路を用いて実現することができる。
【0031】図4は本発明の第2の実施例を示すブロッ
ク図、図5は本第2の実施例における通信路状態情報出
力回路の一例を示すブロック図、図6は本第2の実施例
における復調回路の一例を示すブロック図である。
ク図、図5は本第2の実施例における通信路状態情報出
力回路の一例を示すブロック図、図6は本第2の実施例
における復調回路の一例を示すブロック図である。
【0032】図4において、本第2の実施例のディジタ
ルデータ復調回路は、受信信号をシンボルレートのN×
K(N=2,K=2)倍の速度でサンプルしてK(=
2)個の異なるサンプルタイミングでサンプルされたシ
ンボル間隔の系列の組をN(=2)組に分類して2×2
個のシンボル速度と同じ速度でサンプルされた受信信号
系列を出力するサンプリング回路401と、サンプリン
グ回路401から出力される複数の受信信号系列のう
ち、K(=2)個の異なるタイミングでサンプルされた
複数の受信信号系列を入力して、それぞれの受信信号系
列から通信路インパルスレスポンスを推定して通信路イ
ンパルスレスポンス推定値を出力するとともに、それぞ
れのK(=2)個の通信路インパルスレスポンス推定値
に基づいて通信路状態情報を出力するN(=2)個の通
信路状態情報出力回路402,403と、通信路状態情
報出力回路402,403のそれぞれから出力される通
信路状態情報を入力して、前記通信路状態情報に基づい
てスイッチ制御信号を出力する受信信号系列選択制御回
路402と、サンプリング回路401から出力される2
×2個のシンボル速度と同じ速度でサンプルされた受信
信号系列をとスイッチ制御信号を入力して、スイッチ制
御信号に基づいて2×2個のシンボル速度と同じ速度で
サンプルされた受信信号系列からK(=2)個の復調す
べき受信信号系列を選択して出力する第1のスイッチ4
04と、通信路状態情報出力回路402,403のそれ
ぞれから出力される2個の通信路インパルスレスポンス
推定値とスイッチ制御信号を入力して、スイッチ制御信
号に基づいて、N(=2)個の通信路状態情報出力回路
402,403のそれぞれから出力される2個の通信路
インパルスレスポンス推定値から復調すべき2個の受信
信号系列から推定された通信路インパルスレスポンス推
定値を選択して出力する第2のスイッチ405と、第1
のスイッチ404と第2のスイッチ405とからの信号
を入力して復調する復調回路407とを有して構成して
いる。
ルデータ復調回路は、受信信号をシンボルレートのN×
K(N=2,K=2)倍の速度でサンプルしてK(=
2)個の異なるサンプルタイミングでサンプルされたシ
ンボル間隔の系列の組をN(=2)組に分類して2×2
個のシンボル速度と同じ速度でサンプルされた受信信号
系列を出力するサンプリング回路401と、サンプリン
グ回路401から出力される複数の受信信号系列のう
ち、K(=2)個の異なるタイミングでサンプルされた
複数の受信信号系列を入力して、それぞれの受信信号系
列から通信路インパルスレスポンスを推定して通信路イ
ンパルスレスポンス推定値を出力するとともに、それぞ
れのK(=2)個の通信路インパルスレスポンス推定値
に基づいて通信路状態情報を出力するN(=2)個の通
信路状態情報出力回路402,403と、通信路状態情
報出力回路402,403のそれぞれから出力される通
信路状態情報を入力して、前記通信路状態情報に基づい
てスイッチ制御信号を出力する受信信号系列選択制御回
路402と、サンプリング回路401から出力される2
×2個のシンボル速度と同じ速度でサンプルされた受信
信号系列をとスイッチ制御信号を入力して、スイッチ制
御信号に基づいて2×2個のシンボル速度と同じ速度で
サンプルされた受信信号系列からK(=2)個の復調す
べき受信信号系列を選択して出力する第1のスイッチ4
04と、通信路状態情報出力回路402,403のそれ
ぞれから出力される2個の通信路インパルスレスポンス
推定値とスイッチ制御信号を入力して、スイッチ制御信
号に基づいて、N(=2)個の通信路状態情報出力回路
402,403のそれぞれから出力される2個の通信路
インパルスレスポンス推定値から復調すべき2個の受信
信号系列から推定された通信路インパルスレスポンス推
定値を選択して出力する第2のスイッチ405と、第1
のスイッチ404と第2のスイッチ405とからの信号
を入力して復調する復調回路407とを有して構成して
いる。
【0033】図5において、本第2の実施例における通
信路状態情報出力回路402,403は、位相φでシン
ボルレート間隔でサンプリングされた受信信号系列と位
相φ+πでシンボルレート間隔でサンプリングされた受
信信号系列のそれぞれから通信路インパルスレスポンス
を推定して、それぞれの通信路インパルスレスポンス推
定値を出力する2個の通信路インパルスレスポンス推定
回路502,503と、2個の通信路インパルスレスポ
ンス推定値を入力し通信路インパルスレスポンスの電力
を演算する2個の電力演算回路504,505と、2個
の電力演算回路504,505の出力を入力して入力信
号の比を求めて通信路状態情報として出力する除算回路
506とを有して構成している。
信路状態情報出力回路402,403は、位相φでシン
ボルレート間隔でサンプリングされた受信信号系列と位
相φ+πでシンボルレート間隔でサンプリングされた受
信信号系列のそれぞれから通信路インパルスレスポンス
を推定して、それぞれの通信路インパルスレスポンス推
定値を出力する2個の通信路インパルスレスポンス推定
回路502,503と、2個の通信路インパルスレスポ
ンス推定値を入力し通信路インパルスレスポンスの電力
を演算する2個の電力演算回路504,505と、2個
の電力演算回路504,505の出力を入力して入力信
号の比を求めて通信路状態情報として出力する除算回路
506とを有して構成している。
【0034】図6において、本第2の実施例における復
調回路407は、適応型最尤系列推定回路604,60
5と、逐次通信路インパルスレスポンス推定回路60
6,607と、最尤系列推定回路608,609と、サ
ンプルタイミング選択回路610と、スイッチ611と
を有して構成している。適応型最尤系列推定回路60
4,605は、例えば、ジェイ ジー プロアキス,
“ディジタル コミュニケーションズ”,1983,マ
グロウヒル、に示される適応型最尤系列推定回路であ
り、逐次通信路インパルスレスポンス推定回路と最尤系
列推定回路とから構成される。
調回路407は、適応型最尤系列推定回路604,60
5と、逐次通信路インパルスレスポンス推定回路60
6,607と、最尤系列推定回路608,609と、サ
ンプルタイミング選択回路610と、スイッチ611と
を有して構成している。適応型最尤系列推定回路60
4,605は、例えば、ジェイ ジー プロアキス,
“ディジタル コミュニケーションズ”,1983,マ
グロウヒル、に示される適応型最尤系列推定回路であ
り、逐次通信路インパルスレスポンス推定回路と最尤系
列推定回路とから構成される。
【0035】次に、本第2の実施例の動作について、図
4,図5および図6を用いて説明する。
4,図5および図6を用いて説明する。
【0036】入力端子400から入力された受信信号
は、サンプリング回路401に入力され、4通りの異な
るサンプル位相でサンプルされる。サンプリング回路4
01は、例えば図2のように構成することができる。サ
ンプリング回路401から得られる異なるサンプル位相
でサンプリングされた受信信号系列は、通信路状態情報
出力回路402,403及び第1のスイッチ404に入
力される。
は、サンプリング回路401に入力され、4通りの異な
るサンプル位相でサンプルされる。サンプリング回路4
01は、例えば図2のように構成することができる。サ
ンプリング回路401から得られる異なるサンプル位相
でサンプリングされた受信信号系列は、通信路状態情報
出力回路402,403及び第1のスイッチ404に入
力される。
【0037】図5に示す通信路状態情報出力回路40
2,403において、入力端子500,501から入力
された信号は、それぞれ通信路インパルスレスポンス推
定回路502,503に入力される。通信路インパルス
レスポンス推定回路502,503のそれぞれの回路
は、例えば、ヨーロッパ公開特許番号A2−03961
01(1990年11月7日公開)に示されるような自
己相関関数がインパルス状となるプリアンブル系列を用
いると、例えば、ヨーロッパ公開特許番号A2−039
6101(1990年11月7日公開)に示されるよう
な受信信号とプリアンブル系列との相関をとる回路で構
成することができる。
2,403において、入力端子500,501から入力
された信号は、それぞれ通信路インパルスレスポンス推
定回路502,503に入力される。通信路インパルス
レスポンス推定回路502,503のそれぞれの回路
は、例えば、ヨーロッパ公開特許番号A2−03961
01(1990年11月7日公開)に示されるような自
己相関関数がインパルス状となるプリアンブル系列を用
いると、例えば、ヨーロッパ公開特許番号A2−039
6101(1990年11月7日公開)に示されるよう
な受信信号とプリアンブル系列との相関をとる回路で構
成することができる。
【0038】通信路インパルスレスポンス推定回路50
2,503で推定されたそれぞれの通信路インパルスレ
スポンス推定値は、電力演算回路504,505及び出
力端子507,508に供給される。電力演算回路50
4,505は、通信路インパルスレスポンス推定値の電
力を求め除算回路506に出力する。除算回路506
は、電力演算回路504,505から入力された値のう
ち大きい値をA,小さい値をBとすれば、A/Bを求
め、その値を通信路状態情報として出力端子509に出
力する。このとき、BはAに対する残留符号間干渉成分
となるから、通信路状態情報の値が大きいほど残留符号
間干渉成分が小さいことになる。
2,503で推定されたそれぞれの通信路インパルスレ
スポンス推定値は、電力演算回路504,505及び出
力端子507,508に供給される。電力演算回路50
4,505は、通信路インパルスレスポンス推定値の電
力を求め除算回路506に出力する。除算回路506
は、電力演算回路504,505から入力された値のう
ち大きい値をA,小さい値をBとすれば、A/Bを求
め、その値を通信路状態情報として出力端子509に出
力する。このとき、BはAに対する残留符号間干渉成分
となるから、通信路状態情報の値が大きいほど残留符号
間干渉成分が小さいことになる。
【0039】通信路状態情報出力回路402,403で
得られた通信路状態情報は、受信信号系列選択制御回路
406に入力される。また、通信路情報出力回路40
2,403からの通信路インパルスレスポンス推定値の
対は、それぞれ第2のスイッチ405に出力される。
得られた通信路状態情報は、受信信号系列選択制御回路
406に入力される。また、通信路情報出力回路40
2,403からの通信路インパルスレスポンス推定値の
対は、それぞれ第2のスイッチ405に出力される。
【0040】本第2の実施例における通信路状態情報
は、値が大きいほど残留符号間干渉が小さくなることを
示しているので、受信信号系列選択制御回路406は第
1のスイッチ404,第2のスイッチ405に対して、
通信路状態情報出力回路402,403から得られる通
信路状態情報のうち値が大きいものを与える受信信号系
列の対及び通信路インパルスレスポンス推定値の対を出
力させるように、スイッチ制御信号を出力する。
は、値が大きいほど残留符号間干渉が小さくなることを
示しているので、受信信号系列選択制御回路406は第
1のスイッチ404,第2のスイッチ405に対して、
通信路状態情報出力回路402,403から得られる通
信路状態情報のうち値が大きいものを与える受信信号系
列の対及び通信路インパルスレスポンス推定値の対を出
力させるように、スイッチ制御信号を出力する。
【0041】復調回路407は、第1のスイッチ40
4,第2のスイッチ405から入力される受信信号系列
の対及び通信路インパルスレスポンス推定値の対を用い
て信号を復調し、復調結果を出力端子408に出力す
る。
4,第2のスイッチ405から入力される受信信号系列
の対及び通信路インパルスレスポンス推定値の対を用い
て信号を復調し、復調結果を出力端子408に出力す
る。
【0042】図6に示す復調回路407において、入力
端子600,601には、それぞれ受信信号系列とその
受信信号系列から推定された通信路インパルスレスポン
ス推定値が、また、入力端子602,603には、それ
ぞれ入力端子600に入力された受信信号系列とは異な
るサンプルタイミングでサンプルされた受信信号系列と
その受信信号系列から推定された通信路インパルスレス
ポンス推定値が入力される。
端子600,601には、それぞれ受信信号系列とその
受信信号系列から推定された通信路インパルスレスポン
ス推定値が、また、入力端子602,603には、それ
ぞれ入力端子600に入力された受信信号系列とは異な
るサンプルタイミングでサンプルされた受信信号系列と
その受信信号系列から推定された通信路インパルスレス
ポンス推定値が入力される。
【0043】入力端子600,602に入力された受信
信号系列は、それぞれ最尤系列推定回路608,609
に入力されて復調され、復調結果はそれぞれ逐次通信路
インパルスレスポンス推定回路606,607,スイッ
チ611に出力される。
信号系列は、それぞれ最尤系列推定回路608,609
に入力されて復調され、復調結果はそれぞれ逐次通信路
インパルスレスポンス推定回路606,607,スイッ
チ611に出力される。
【0044】また、入力端子601,603から入力さ
れた通信路インパルスレスポンス推定値は、それぞれ逐
次通信路インパルスレスポンス推定回路606,607
の初期値として入力される。逐次通信路インパルスレス
ポンス推定回路606,607のそれぞれの回路は、例
えば、ジェイ ジー プロアキス,“ディジタル コミ
ュニケーションズ”,1983,マグロウヒルに示され
るように、復調結果と受信信号系列を入力し、復調結果
をトランスバーサル型フィルタで再変調して受信信号レ
プリカを求め、実際の受信信号系列と受信信号レプリカ
との誤差信号が小さくなるようにトランスバーサル型フ
ィルタのタップ係数を逐次的に更新していくものであ
る。
れた通信路インパルスレスポンス推定値は、それぞれ逐
次通信路インパルスレスポンス推定回路606,607
の初期値として入力される。逐次通信路インパルスレス
ポンス推定回路606,607のそれぞれの回路は、例
えば、ジェイ ジー プロアキス,“ディジタル コミ
ュニケーションズ”,1983,マグロウヒルに示され
るように、復調結果と受信信号系列を入力し、復調結果
をトランスバーサル型フィルタで再変調して受信信号レ
プリカを求め、実際の受信信号系列と受信信号レプリカ
との誤差信号が小さくなるようにトランスバーサル型フ
ィルタのタップ係数を逐次的に更新していくものであ
る。
【0045】このとき、トランスバーサル型フィルタの
タップ係数を通信路インパルスレスポンス推定値として
それぞれ最尤系列推定回路608,609に出力する。
逐次通信路インパルスレスポンス推定回路606,60
7は、実際の受信信号系列と受信信号レプリカとの誤差
信号をサンプルタイミング選択回路610に出力する。
サンプルタイミング選択回路610は、逐次通信路イン
パルスレスポンス推定回路606,607からの誤差信
号電力を検出し、誤差信号電力が小さい方の適応型最尤
系列推定回路の復調結果を出力端子612に出力するよ
うに、スイッチ611を制御する。
タップ係数を通信路インパルスレスポンス推定値として
それぞれ最尤系列推定回路608,609に出力する。
逐次通信路インパルスレスポンス推定回路606,60
7は、実際の受信信号系列と受信信号レプリカとの誤差
信号をサンプルタイミング選択回路610に出力する。
サンプルタイミング選択回路610は、逐次通信路イン
パルスレスポンス推定回路606,607からの誤差信
号電力を検出し、誤差信号電力が小さい方の適応型最尤
系列推定回路の復調結果を出力端子612に出力するよ
うに、スイッチ611を制御する。
【0046】本第2の実施例では,復調回路407とし
て図6に示す構成を用いたが,例えば、岡ノ上,後川,
古谷,“サンプリング位相ずれに強い分数間隔サンプル
型MLSE受信器”,電子情報通信学会,無線通信シス
テム研究会技術報告書,RCS92−33,1992年
6月26日に示されるような、1シンボル当たり複数の
サンプルを入力とする構成の復調回路を用いることもで
きる。
て図6に示す構成を用いたが,例えば、岡ノ上,後川,
古谷,“サンプリング位相ずれに強い分数間隔サンプル
型MLSE受信器”,電子情報通信学会,無線通信シス
テム研究会技術報告書,RCS92−33,1992年
6月26日に示されるような、1シンボル当たり複数の
サンプルを入力とする構成の復調回路を用いることもで
きる。
【0047】尚,サンプリング位相の異なる受信信号系
列は,ある位相でサンプリングされた受信信号系列を内
挿やローパスフィルタでフィルタリングすることによっ
ても得ることができる。
列は,ある位相でサンプリングされた受信信号系列を内
挿やローパスフィルタでフィルタリングすることによっ
ても得ることができる。
【0048】さらに,本発明は,汎用のプロセッサを用
いて実現することも可能である。
いて実現することも可能である。
【0049】また,本第1,第2の実施例では,N=
2,K=2の場合について説明したが,N,Kが他の値
をとる場合にも、本発明が有効であることは明らかであ
る。
2,K=2の場合について説明したが,N,Kが他の値
をとる場合にも、本発明が有効であることは明らかであ
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本第1の発明では、
受信信号をシンボル速度のN×K倍の速度でサンプリン
グし、K個のそれぞれ異なるタイミングでサンプルされ
たシンボル速度間隔の系列から成るN組に分類し、N個
のそれぞれの組に属するK個の異なるタイミングでサン
プルされたシンボル速度間隔の系列から、その組におけ
る符号間干渉量を推定して符号間干渉量が最小になる組
を選択し、さらに、選択された組に属するK個の系列か
ら、信号電力が最大となる系列を選択して復調すること
により、符号間干渉が最小で、かつ受信信号電力が最大
となるサンプルタイミングでサンプルされた受信信号系
列を復調できるので、サンプルタイミングずれによる受
信特性の劣化を抑制することができる。
受信信号をシンボル速度のN×K倍の速度でサンプリン
グし、K個のそれぞれ異なるタイミングでサンプルされ
たシンボル速度間隔の系列から成るN組に分類し、N個
のそれぞれの組に属するK個の異なるタイミングでサン
プルされたシンボル速度間隔の系列から、その組におけ
る符号間干渉量を推定して符号間干渉量が最小になる組
を選択し、さらに、選択された組に属するK個の系列か
ら、信号電力が最大となる系列を選択して復調すること
により、符号間干渉が最小で、かつ受信信号電力が最大
となるサンプルタイミングでサンプルされた受信信号系
列を復調できるので、サンプルタイミングずれによる受
信特性の劣化を抑制することができる。
【0051】また、本第2の発明では、受信信号をシン
ボル速度のN×K倍の速度でサンプリングし、K個のそ
れぞれ異なるタイミングでサンプルされたシンボル速度
間隔の系列から成るN組に分類し、N個のそれぞれの組
に属するK個の異なるタイミングでサンプルされたシン
ボル速度間隔の系列から、その組における符号間干渉量
を推定して、符号間干渉量が最小になる組を選択し、復
調回路では、選択された組に属するK個の系列に基づい
て復調することにより、符号間干渉が最小になるサンプ
ルタイミングでサンプルされたK個の系列に基づいて復
調できるので、サンプルタイミングずれによる受信特性
の劣化を抑制することができる。
ボル速度のN×K倍の速度でサンプリングし、K個のそ
れぞれ異なるタイミングでサンプルされたシンボル速度
間隔の系列から成るN組に分類し、N個のそれぞれの組
に属するK個の異なるタイミングでサンプルされたシン
ボル速度間隔の系列から、その組における符号間干渉量
を推定して、符号間干渉量が最小になる組を選択し、復
調回路では、選択された組に属するK個の系列に基づい
て復調することにより、符号間干渉が最小になるサンプ
ルタイミングでサンプルされたK個の系列に基づいて復
調できるので、サンプルタイミングずれによる受信特性
の劣化を抑制することができる。
【0052】さらに、本第1の発明及び本第2の発明で
は、サンプリング回路を1つのシンボル間隔の発振器を
用いて構成することができる。さらにまた本第1の発明
では、K=2とした場合に通信路情報として高精度の符
号間干渉量推定値と2個の系列に対する受信信号電力の
大きい方の値を出力することができ、また、本第2の発
明では、K=2とした場合に通信路情報として符号間干
渉量を精度良く推定して出力することができる。
は、サンプリング回路を1つのシンボル間隔の発振器を
用いて構成することができる。さらにまた本第1の発明
では、K=2とした場合に通信路情報として高精度の符
号間干渉量推定値と2個の系列に対する受信信号電力の
大きい方の値を出力することができ、また、本第2の発
明では、K=2とした場合に通信路情報として符号間干
渉量を精度良く推定して出力することができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本第1の実施例におけるサンプリング回路の一
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図3】本第1の実施例における受信信号系列選択回路
の一例を示すブロック図である。
の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図5】本第2の実施例における通信路状態情報出力回
路の一例を示すブロック図である。
路の一例を示すブロック図である。
【図6】本第2の実施例における復調回路の一例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図7】従来のディジタルデータ復調装置の一例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
100 入力端子 101 サンプリング回路 102,103 受信信号系列選択回路 104 第1のスイッチ 105 第2のスイッチ 106 受信信号系列選択制御回路 107 復調回路 108 出力端子 100 入力端子 201 発信器 202〜205 移相回路 206〜209 サンプラ 210〜213 出力端子 300,301 入力端子 302,303 通信路インパルスレスポンス推定回
路 304,306 電力演算回路 305 比較回路 307 除算回路 309 スイッチ 310〜312 出力端子 400 入力端子 401 サンプリング回路 402,403 通信路状態情報出力回路 404 第1のスイッチ 405 第2のスイッチ 406 受信信号系列選択制御回路 407 復調回路 408 出力端子 500,501 入力端子 502,503 通信路インパルスレスポンス推定回
路 504,505 電力演算回路 506 除算回路 506〜509 出力端子 600〜603 入力端子 604,605 適応型最尤系列推定回路 606,607 逐次通信路インパルスレスポンス推
定回路 608,609 最尤系列推定回路 610 サンプルタイミング選択回路 611 スイッチ 612 出力端子 700 入力端子 701 シンボル速度の2倍の速度のサンプリング回
路 702,703 インパルスレスポンス推定回路 704,705 電力演算回路 706 比較回路 707,708 スイッチ(SW) 709 等化回路 710 出力端子
路 304,306 電力演算回路 305 比較回路 307 除算回路 309 スイッチ 310〜312 出力端子 400 入力端子 401 サンプリング回路 402,403 通信路状態情報出力回路 404 第1のスイッチ 405 第2のスイッチ 406 受信信号系列選択制御回路 407 復調回路 408 出力端子 500,501 入力端子 502,503 通信路インパルスレスポンス推定回
路 504,505 電力演算回路 506 除算回路 506〜509 出力端子 600〜603 入力端子 604,605 適応型最尤系列推定回路 606,607 逐次通信路インパルスレスポンス推
定回路 608,609 最尤系列推定回路 610 サンプルタイミング選択回路 611 スイッチ 612 出力端子 700 入力端子 701 シンボル速度の2倍の速度のサンプリング回
路 702,703 インパルスレスポンス推定回路 704,705 電力演算回路 706 比較回路 707,708 スイッチ(SW) 709 等化回路 710 出力端子
Claims (5)
- 【請求項1】受信信号をシンボルレートのN×K(N>
1,K>1;整数)倍の速度でサンプルしK個の異なる
サンプルタイミングでサンプルされたシンボル間隔の系
列の組をN組に分類してN×K個のシンボル速度と同じ
速度でサンプルされた受信信号系列を出力するサンプリ
ング回路と、 前記サンプリング回路から出力される複数の受信信号系
列のうち前記K個の異なるタイミングでサンプルされた
受信信号系列を入力してそれぞれの前記受信信号系列か
ら通信路インパルスレスポンスを推定し、それぞれの通
信路インパルスレスポンス推定値に基づいて通信路状態
情報を求めて出力するとともに前記それぞれの通信路イ
ンパルスレスポンス推定値に基づいて前記K個の異なる
タイミングでサンプルされた受信信号系列から復調受信
信号系列候補の選択を制御する制御パルスと前記復調受
信信号系列候補から推定された通信路インパルスレスポ
ンス推定値とを出力するN個の受信信号系列選択回路
と、 前記N個の受信信号系列選択回路のそれぞれから出力さ
れる前記通信路状態情報を入力して前記通信路状態情報
に基づいて復調すべき受信信号系列を選択するためのス
イッチ制御パルスを出力する受信信号系列選択制御回路
と、 前記K個の異なるタイミングでサンプルされた複数の受
信信号系列と前記制御パルスとを入力し前記制御パルス
に基づいて前記K個の異なるタイミングでサンプルされ
た複数の受信信号系列から前記復調受信信号系列候補を
選択して出力するN個のセレクタと、 前記N個のセレクタの出力と前記スイッチ制御パルスを
入力し、前記スイッチ制御パルスに基づいて前記N個の
セレクタの出力から前記復調すべき受信信号系列を選択
して出力する第1のスイッチと、 前記N個の受信信号系列選択回路のそれぞれから出力さ
れる前記復調受信信号系列候補から推定された通信路イ
ンパルスレスポンス推定値と前記スイッチ制御パルスを
入力して前記スイッチ制御パルスに基づいて前記復調受
信信号系列候補から推定された通信路インパルスレスポ
ンス推定値から前記復調すべき受信信号系列から推定さ
れた通信路インパルスレスポンス推定値を選択して出力
する第2のスイッチと、 前記第1のスイッチと前記第2のスイッチの出力を入力
して復調を行なう復調回路とを有することを特徴とする
ディジタルデータ復調装置。 - 【請求項2】受信信号をシンボルレートのN×K(N>
1,K>1;整数)倍の速度でサンプルしK個の異なる
サンプリングタイミングでサンプルされたシンボル間隔
の系列の組をN組に分類してN×K個のシンボル速度と
同じ速度でサンプルされた受信信号系列を出力するサン
プリング回路と、 前記サンプリング回路から出力される複数の受信信号系
列のうち前記K個の異なるタイミングでサンプルされた
複数の受信信号系列を入力してそれぞれの前記受信信号
系列から通信路インパルスレスポンスを推定して通信路
インパルスレスポンス推定値を出力するとともにそれぞ
れのK個の前記通信路インパルスレスポンス推定値に基
づいて通信路状態情報を出力するN個の通信路状態情報
出力回路と、 前記N個の通信路状態情報出力回路のそれぞれから出力
される前記通信路状態情報を入力して前記通信路状態情
報に基づいてスイッチ制御信号を出力する受信信号系列
選択制御回路と、 前記サンプリング回路から出力される前記N×K個のシ
ンボル速度と同じ速度でサンプルされた受信信号系列と
を前記スイッチ制御信号を入力して前記スイッチ制御信
号に基づいて前記N×K個のシンボル速度と同じ速度で
サンプルされた受信信号系列からK個の復調すべき受信
信号系列を選択して出力する第1のスイッチと、 前記N個の通信路状態情報出力回路のそれぞれから出力
される前記K個の通信路インパルスレスポンス推定値と
前記スイッチ制御信号を入力して前記スイッチ制御信号
に基づいて前記N個の通信路状態情報出力回路のそれぞ
れから出力される前記K個の通信路インパルスレスポン
ス推定値から前記復調すべきK個の受信信号系列から推
定された通信路インパルスレスポンス推定値を選択して
出力する第2のスイッチと、 前記第1のスイッチと前記第2のスイッチからの信号を
入力して復調する復調回路とを有することを特徴とする
ディジタルデータ復調装置。 - 【請求項3】請求項1または2に記載のサンプリング回
路は、 シンボルレートと同じ速度のクロックパルスを発生する
パルス発生回路と、 前記クロックパルスを入力し、前記クロックパルスの位
相を変化させてそれぞれ異なるN個の位相の第1のサン
プルパルスを出力するN個の第1の移相回路群と、 前記N個の位相回路群のそれぞれの出力の位相をπだけ
移相してN個の第2のサンプルパルスを出力するN個の
第2の移相回路群と、 前記第1のサンプルパルスを入力して、受信信号をそれ
ぞれのタイミングでサンプルするN個の第1のサンプル
回路と、 前記第2のサンプルパルスを入力して、受信信号をそれ
ぞれのタイミングでサンプルするN個の第2のサンプル
回路とを有することを特徴とする請求項1または2に記
載のディジタルデータ復調装置。 - 【請求項4】請求項1に記載の受信信号系列選択回路
は、 位相φのシンボルレート間隔に等しいサンプルパルスに
基づいてサンプリングされた受信信号系列と位相φ+π
のシンボルレート間隔に等しいサンプルパルスに基づい
てサンプリングされた受信信号系列のそれぞれから通信
路インパルスレスポンスを推定してそれぞれの通信路イ
ンパルスレスポンス推定値を出力する2個の通信路イン
パルスレスポンス推定回路と、 前記2個の通信路インパルスレスポンス推定値を入力し
前記通信路インパルスレスポンスの電力を演算する2個
の電力演算回路と、 前記2個の電力演算回路の出力を入力し入力値が最大と
なるものを選択して前記制御パルスを出力する比較回路
と、 前記2個の電力演算回路の出力を入力して、入力信号の
比を求めて前記通信路状態情報として出力する除算回路
と、 前記2個の通信路インパルスレスポンス推定値を入力し
て前記制御パルスに基づいて入力信号を選択して出力す
るスイッチとを有することを特徴とする請求項1に記載
のディジタルデータ復調装置。 - 【請求項5】請求項2に記載の通信路状態情報出力回路
は、 位相φのシンボルレート間隔に等しいサンプルパルスに
基づいてサンプリングされた受信信号系列と位相φ+π
のシンボルレート間隔に等しいサンプルパルスに基づい
てサンプリングされた受信信号系列のそれぞれから通信
路インパルスレスポンスを推定してそれぞれの通信路イ
ンパルスレスポンス推定値を出力する2個の通信路イン
パルスレスポンス推定回路と、 前記2個の通信路インパルスレスポンス推定値を入力し
前記通信路インパルスレスポンスの電力を演算する2個
の電力演算回路と、 前記2個の電力演算回路の出力を入力して入力信号の比
を求めて前記通信路状態情報として出力する除算回路と
を有することを特徴とする請求項2に記載のディジタル
データ復調装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4347221A JPH07123257B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ディジタルデータ復調装置 |
CA002112151A CA2112151C (en) | 1992-12-25 | 1993-12-22 | Digital data demodulating apparatus |
EP93310409A EP0604209B1 (en) | 1992-12-25 | 1993-12-22 | Maximum likelihood data detector |
DE69309022T DE69309022T2 (de) | 1992-12-25 | 1993-12-22 | Maximalwahrscheinlichtkeits-Datendetektor |
US08/172,256 US5479450A (en) | 1992-12-25 | 1993-12-23 | Digital data demodulating apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4347221A JPH07123257B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ディジタルデータ復調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06197083A JPH06197083A (ja) | 1994-07-15 |
JPH07123257B2 true JPH07123257B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=18388747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4347221A Expired - Lifetime JPH07123257B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ディジタルデータ復調装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5479450A (ja) |
EP (1) | EP0604209B1 (ja) |
JP (1) | JPH07123257B2 (ja) |
CA (1) | CA2112151C (ja) |
DE (1) | DE69309022T2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2083304C (en) * | 1991-12-31 | 1999-01-26 | Stephen R. Huszar | Equalization and decoding for digital communication channel |
JP2571008B2 (ja) * | 1993-12-24 | 1997-01-16 | 日本電気株式会社 | 適応型最尤系列推定器 |
US5640415A (en) * | 1994-06-10 | 1997-06-17 | Vlsi Technology, Inc. | Bit error performance of a frequency hopping, radio communication system |
JP2689926B2 (ja) * | 1994-12-05 | 1997-12-10 | 日本電気株式会社 | ダイバーシティ受信機 |
FR2730110A1 (fr) * | 1995-01-27 | 1996-08-02 | Thomson Csf | Procede de transmission d'informations |
US5838739A (en) * | 1996-03-29 | 1998-11-17 | Ericsson Inc. | Channel estimator circuitry, and associated method, for a digital communication system |
US5909465A (en) * | 1996-12-05 | 1999-06-01 | Ericsson Inc. | Method and apparatus for bidirectional demodulation of digitally modulated signals |
JP3986209B2 (ja) | 1998-06-18 | 2007-10-03 | 三菱電機株式会社 | ビットタイミング同期装置およびその方法 |
US6263030B1 (en) * | 1998-07-01 | 2001-07-17 | Ericsson Inc. | Equalizer with channel tracker switching |
MY133723A (en) * | 1999-09-17 | 2007-11-30 | Ericsson Telefon Ab L M | "apparatus and method for substantially eliminating a near-channel interfering amplitude modulated signal" |
US6717985B1 (en) * | 2000-03-08 | 2004-04-06 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Technique for efficiently equalizing a transmission channel in a data transmission system |
US6798849B2 (en) | 2001-12-10 | 2004-09-28 | Ibiquity Digital Corporation | AM digital audio broadcasting with analog signal pre-compensation |
JP2008294730A (ja) | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Sony Corp | 信号処理装置および方法、並びにプログラム |
JP4623216B2 (ja) * | 2009-02-09 | 2011-02-02 | ソニー株式会社 | 信号処理装置、及び信号処理方法 |
JP5825158B2 (ja) | 2012-03-13 | 2015-12-02 | 富士通株式会社 | 補間回路および受信回路 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69024525T2 (de) * | 1989-05-02 | 1996-05-15 | Nippon Electric Co | TDMA-Raumdiversity-Empfänger |
CA2037824C (en) * | 1990-03-20 | 1999-11-09 | Hiroshi Kubo | Diversity circuit and frame phase (or sampling timing) estimation circuit using the diversity circuit |
US5263033A (en) * | 1990-06-22 | 1993-11-16 | At&T Bell Laboratories | Joint data and channel estimation using fast blind trellis search |
JP2621685B2 (ja) * | 1991-05-29 | 1997-06-18 | 日本電気株式会社 | 適応型最尤系列推定装置 |
JP2683665B2 (ja) * | 1991-11-27 | 1997-12-03 | 日本電気株式会社 | 最尤系列推定装置 |
CA2083304C (en) * | 1991-12-31 | 1999-01-26 | Stephen R. Huszar | Equalization and decoding for digital communication channel |
EP0582346A1 (en) * | 1992-08-03 | 1994-02-09 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Transmission system with increased sampling rate detection |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4347221A patent/JPH07123257B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-12-22 CA CA002112151A patent/CA2112151C/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-22 DE DE69309022T patent/DE69309022T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-22 EP EP93310409A patent/EP0604209B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-12-23 US US08/172,256 patent/US5479450A/en not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
電子情報通信学会技術研究報告、RCS92−33、[無線通信システム、"サンプリング位相ずれに強い分数間隔サンプル型MLSE受信機"、岡ノ上、後川、古谷、1992年6月26日 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0604209A2 (en) | 1994-06-29 |
DE69309022D1 (de) | 1997-04-24 |
US5479450A (en) | 1995-12-26 |
DE69309022T2 (de) | 1997-10-16 |
CA2112151C (en) | 1998-09-15 |
EP0604209B1 (en) | 1997-03-19 |
CA2112151A1 (en) | 1994-06-26 |
JPH06197083A (ja) | 1994-07-15 |
EP0604209A3 (en) | 1995-01-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5533067A (en) | Method and device for estimating transmitted signals in a receiver in digital signal transmission operations | |
US5818876A (en) | Method and apparatus of adaptive maximum likelihood sequence estimation using a variable convergence step size | |
KR970007617B1 (ko) | 필터된 상관 동기화를 이용한 적응형 최대 우도 순차 추정 방법 및 장치 | |
US5005188A (en) | Channel estimation and detection for digital communication systems | |
US5164961A (en) | Method and apparatus for adapting a viterbi algorithm to a channel having varying transmission properties | |
CA2036423C (en) | Method of reducing the influence of fading of a viterbi receiver having at least two antennas | |
CA2114625C (en) | A method and an arrangement of estimating transmitted symbols at a receiver in digital signal transmission | |
KR970007362B1 (ko) | 수신기에서의 손상된 신호 등화 장치 및 방법 | |
US5459762A (en) | Variable multi-threshold detection for 0.3-GMSK | |
JP3036750B2 (ja) | 時分割多重アクセス(tdma)無線システム受信機及び該時分割多重アクセス(tdma)無線システム受信機用復調器及び該時分割多重アクセス(tdma)無線システム受信機における多相復調方法 | |
JP2689926B2 (ja) | ダイバーシティ受信機 | |
JPH07123257B2 (ja) | ディジタルデータ復調装置 | |
EP0798870B1 (en) | Receiving apparatus for spectrum spread system | |
JP2003520495A (ja) | ボー・レート・タイミング復元 | |
WO2000035140A1 (en) | Synchronization tracking method | |
JPH02226917A (ja) | 差分コヒーレント復調装置のための自己適応等化器回路 | |
EP0789958B1 (en) | Method of, and apparatus for, symbol timing recovery | |
EP1780931A2 (en) | Reception apparatus and method | |
US7333579B2 (en) | Robust symbol timing recovery circuit for telephone line modem | |
EP1117219B1 (en) | Frequency offset correction in the presence of intersymbol interference | |
JP3306736B2 (ja) | 周波数オフセット補償回路 | |
Hafeez et al. | Co-channel interference cancellation for D-AMPS hand set | |
EP1128617B1 (en) | Method and receiver for obtaining channel estimated values for equalising digital signals | |
JP3244722B2 (ja) | 最尤系列推定器 | |
JP3957110B2 (ja) | 周波数誤差推定回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960618 |