JPH0710063U - 建設機械用ドアの開閉装置 - Google Patents
建設機械用ドアの開閉装置Info
- Publication number
- JPH0710063U JPH0710063U JP4460693U JP4460693U JPH0710063U JP H0710063 U JPH0710063 U JP H0710063U JP 4460693 U JP4460693 U JP 4460693U JP 4460693 U JP4460693 U JP 4460693U JP H0710063 U JPH0710063 U JP H0710063U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- cab
- link
- closing device
- opened
- Prior art date
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- Pending
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- 238000010276 construction Methods 0.000 title claims abstract description 7
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- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 従来技術のいわゆる4節リンク式のドアの開
閉装置では、ドアの開き操作を行うときには、ドアがキ
ャブの外側面より外側に突出するので、ドアの重量又は
ドアにかかる衝撃などによりドアが下り気味にリンクが
変形し、ドアの開閉がスムーズに行われないことがあっ
た。この問題点を解決できるドアの開閉装置を提供す
る。 [構成] 本考案のドアの開閉装置では、キャブの乗降
口の上部及び下部に前後方向かつ水平方向のガイドレー
ルを設け、また乗降口の後方のキャブ外側面部にリンク
を前後の水平方向に回動自在に枢着し、そのリンクの先
端部を、ドアの後部の内面部に枢着し、一方、ドアの前
側の上部と下部にローラを設け、そのローラをガイドレ
ールに沿って摺動移動かつリンクを前後方向に回動せし
めることによりドアが開閉するようにした。
閉装置では、ドアの開き操作を行うときには、ドアがキ
ャブの外側面より外側に突出するので、ドアの重量又は
ドアにかかる衝撃などによりドアが下り気味にリンクが
変形し、ドアの開閉がスムーズに行われないことがあっ
た。この問題点を解決できるドアの開閉装置を提供す
る。 [構成] 本考案のドアの開閉装置では、キャブの乗降
口の上部及び下部に前後方向かつ水平方向のガイドレー
ルを設け、また乗降口の後方のキャブ外側面部にリンク
を前後の水平方向に回動自在に枢着し、そのリンクの先
端部を、ドアの後部の内面部に枢着し、一方、ドアの前
側の上部と下部にローラを設け、そのローラをガイドレ
ールに沿って摺動移動かつリンクを前後方向に回動せし
めることによりドアが開閉するようにした。
Description
【0001】
本考案は、主として油圧ショベルなど建設機械,作業車両に装備している運転 室用キャブのドアの開閉装置に関する。
【0002】
図5は、従来技術のキャブを装備した油圧ショベルの要部斜視図である。図に おいて、1は油圧ショベルの上部旋回体、2は上部旋回体1に装備している運転 室用のキャブ、3はキャブ2のドア、4は下部走行体である。図6は、図5にお けるドア3を開閉する状態を示す要部平面図である。図において、5はキャブ2 の外側面部の上部と下部に形成したガイドレール、6はローラ、7,8はそれぞ れリンク、0は上部旋回体1の旋回中心、2Rは下部走行体4(仮想線で示す) の車幅寸法、イ(仮想線で示す)は旋回中心Oより半径Rなる車幅円である。
【0003】 図5及び図6に示す油圧ショベルは車幅内旋回式油圧ショベルと呼ばれ、上部 旋回体1が車幅円(イ)内で旋回するので、狭隘な現場で作業を行うことができ る。そしてドア3をキャブ2の外側面側に沿って移動させることにより、ドア3 の開閉を行うようにしている。なおドア開放時のドア3の最外側の、車幅円イか らの突出量Sは最小限に抑えるように設定されている。
【0004】
従来技術の建設機械用ドアの開閉装置には、ドアの前側と後側のそれぞれ上部 及び下部に各リンクの一端を枢着し、またその各リンクの他端をキャブ側に支え るようにしたいわゆる4節リンク式のものがある。この4節リンク式のドアの開 き操作を行うときには、ドアがキャブの外側面より外側に突出するので、ドアの 重量又はドアにかかる衝撃などによりドアが下り気味にリンクが変形し、ドアの 開閉がスムーズに行われないことがあった。本考案は、上記の問題点を解決でき るドアの開閉装置を提供することを目的とする。
【0005】
本考案のドアの開閉装置では、上部旋回体の前部の左右の片側にキャブを装備 し、そのキャブのドアを、キャブの外側面側の前後方向に沿って開閉するように している建設機械において、キャブの乗降口の上部及び下部に前後方向かつ水平 方向のガイドレールを設け、また乗降口の後方のキャブ外側面部にリンクを前後 の水平方向に回動自在に枢着し、そのリンクの先端部を、ドアの後部の内面部に 枢着し、一方、ドアの前側の上部と下部にローラを設け、そのローラをガイドレ ールに沿って摺動移動かつリンクを前後方向に回動せしめることによりドアの開 閉動作を可能にした。
【0006】
以下、本考案の実施例を図面に基いて詳細に説明する。図1は、本考案のドア (9)の開閉装置をそなえたキャブ10の側面図である。図において、11,1 1はキャブ10の乗降口の上部と下部にそれぞれ設けたガイドレール、12はリ ンク、13はキャブ10の外側面部に設けたリンク(12)用のストッパである 。図2は、図1のA−Aより見た要部平面図である。図3は、図2におけるB部 詳細図である。図において、14はドア9の前側内面部の上部(図示していない )と下部に設けたブラケット、15は上部と下部のブラケット14にそれぞれ取 付けたローラ、16はドア9の後部の内面部に固設したブラケット、17はキャ ブ10の外側面部に固設したブラケット、18はリンク12の基端部をブラケッ ト17に枢支しているピン、19はリンク12の先端部をブラケット16に枢着 しているピンである。図4は、図3におけるドア9を開放操作した状態を示す要 部平面図である。図において、20はキャブ10の乗降口である。
【0007】 次に、本考案のドア9の開閉装置の構成を図1〜図4について述べる。本考案 の開閉装置では、キャブ10の乗降口(図4に示す符号20の乗降口)の上部及 び下部に前後方向かつ水平方向のガイドレール11を設け、また乗降口(20) 後方のキャブ(10)外側面部のブラケット17にリンク12を前後の水平方向 に回動自在にピン18にて枢着し、そのリンク12の先端部を、ドア(9)後部 の内面部のブラケット16に枢着し、一方、ドア9の前側の上部と下部にローラ 15を設け、そのローラ15をガイドレール11に沿って摺動移動かつリンク1 2を前後方向に回動せしめることによりドア9の開閉動作を可能にした。
【0008】 次に、本考案のドア9の開閉装置の作用について述べる。キャブ10のドア9 を閉じている状態は、図3に示している。この閉じているドア9を開くときには 、ドア9のローラ15をガイドレール11に沿って後方移動させるとともに、リ ンク12をピン18を中心として後方へ回動させる。リンク12の先端部と、ド ア(9)後部のブラケット16とを連結しているピン19は、半径r(半径rは ピン18と19のピン間距離である)の軌跡で後方へ移動する。そしてリンク1 2の一端部がキャブ(10)後部のストッパ13に当接した位置がドア9の開放 後方端位置で、乗降口20が全開放される。ドア9が閉止位置ロ(図4において 仮想線で示す)から開放後方端位置へ移動するときには、リンク12はほぼ18 0°回動するので、ピン19は約2rの距離だけ後方に移動する。ドア9を全開 放したとき乗降口20は幅寸法Lだけ開放されるがこの幅寸法Lは、ピン19の 移動距離2rとほぼ同じ寸法になる。またドア9の前側の上部と下部に設けてい るローラ15は常にキャブ10のガイドレール11に嵌合されているので、ドア 9の開閉動作を円滑かつ容易に行うことができる。しかもローラ15をドア9に 固設したブラケット14に保持するようにしているので、ドア9の摺動移動時に おける耐用強度を十分に確保することができる。
【0009】
従来技術のいわゆる4節リンク式のドアの開閉装置では、ドアの開き操作を行 うときには、ドアがキャブの外側面より外側に突出するので、ドアの重量又はド アにかかる衝撃などによりドアが下り気味にリンクが変形し、ドアの開閉がスム ーズに行われないことがあった。しかし本考案の開閉装置では、キャブの乗降口 の上部及び下部に前後方向かつ水平方向のガイドレールを設け、また乗降口の後 方のキャブ外側面部にリンクを前後の水平方向に回動自在に枢着し、そのリンク の先端部を、ドアの後部の内面部に枢着し、一方、ドアの前側の上部と下部にロ ーラを設け、そのローラをガイドレールに沿って摺動移動かつリンクを前後方向 に回動せしめることによりドアの開閉動作をするようにした。すなわちドアの前 側の上部と下部に設けているローラは常にキャブのガイドレールに嵌合されてい るので、ドアの開閉動作を円滑かつ容易に行うことができるし、またドアの摺動 移動時における耐用強度を十分に確保することができる。したがって本考案のド アの開閉装置では、ドアの開閉操作性とメンテナンス性を向上させることができ る。
【図1】本考案のドアの開閉装置をそなえたキャブの側
面図である。
面図である。
【図2】図1のA−Aより見た要部平面図である。
【図3】図2におけるB部詳細図である。
【図4】図3におけるドアを開放操作した状態を示す要
部平面図である。
部平面図である。
【図5】従来技術のキャブを装備した油圧ショベルの要
部斜視図である。
部斜視図である。
【図6】図5におけるドアを開閉する状態を示す要部平
面図である。
面図である。
1 上部旋回体 2,10 キャブ 3,9 ドア 5,11 ガイドレール 6,15 ローラ 7,8,12 リンク 13 ストッパ 14,16,17 ブラケット 18,19 ピン 20 乗降口
Claims (1)
- 【請求項1】 上部旋回体の前部の左右の片側にキャブ
を装備し、そのキャブのドアを、キャブの外側面側の前
後方向に沿って開閉するようにしている建設機械におい
て、キャブの乗降口の上部及び下部に前後方向かつ水平
方向のガイドレールを設け、また乗降口の後方のキャブ
外側面部にリンクを前後の水平方向に回動自在に枢着
し、そのリンクの先端部を、ドアの後部の内面部に枢着
し、一方、ドアの前側の上部と下部にローラを設け、そ
のローラをガイドレールに沿って摺動移動かつリンクを
前後方向に回動せしめることによりドアの開閉動作を可
能にしたことを特徴とする建設機械用ドアの開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4460693U JPH0710063U (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 建設機械用ドアの開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4460693U JPH0710063U (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 建設機械用ドアの開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710063U true JPH0710063U (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=12696114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4460693U Pending JPH0710063U (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 建設機械用ドアの開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710063U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005515329A (ja) * | 2002-01-17 | 2005-05-26 | アドヴァンスド トランスポート システムズ リミテッド | スイング/スライドドア |
JP5591994B2 (ja) * | 2011-02-24 | 2014-09-17 | 日立建機株式会社 | 建設機械 |
WO2019077847A1 (ja) * | 2017-10-20 | 2019-04-25 | 株式会社小松製作所 | 作業車両のキャブ、作業車両およびホイールローダ |
-
1993
- 1993-07-22 JP JP4460693U patent/JPH0710063U/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005515329A (ja) * | 2002-01-17 | 2005-05-26 | アドヴァンスド トランスポート システムズ リミテッド | スイング/スライドドア |
JP5591994B2 (ja) * | 2011-02-24 | 2014-09-17 | 日立建機株式会社 | 建設機械 |
US8905173B2 (en) | 2011-02-24 | 2014-12-09 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Construction machine |
WO2019077847A1 (ja) * | 2017-10-20 | 2019-04-25 | 株式会社小松製作所 | 作業車両のキャブ、作業車両およびホイールローダ |
JP2019077999A (ja) * | 2017-10-20 | 2019-05-23 | 株式会社小松製作所 | 作業車両のキャブ、作業車両およびホイールローダ |
US11155981B2 (en) | 2017-10-20 | 2021-10-26 | Komatsu Ltd. | Cab of work vehicle, work vehicle, and wheel loader |
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