JPH0685183U - リヤスポイラー - Google Patents
リヤスポイラーInfo
- Publication number
- JPH0685183U JPH0685183U JP2727293U JP2727293U JPH0685183U JP H0685183 U JPH0685183 U JP H0685183U JP 2727293 U JP2727293 U JP 2727293U JP 2727293 U JP2727293 U JP 2727293U JP H0685183 U JPH0685183 U JP H0685183U
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- spoiler
- harness
- bead
- cover member
- concave groove
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハーネスをスポイラー本体に対して動かない
ように固定するとともにスポイラー本体の剛性をも高め
る。 【構成】 スポイラー本体1のランプ取付部5aにビー
ド27を形成する。ビード27の凹状溝27aにハイマ
ウントストップランプ9用のハーネス19を配置する。
ように固定するとともにスポイラー本体の剛性をも高め
る。 【構成】 スポイラー本体1のランプ取付部5aにビー
ド27を形成する。ビード27の凹状溝27aにハイマ
ウントストップランプ9用のハーネス19を配置する。
Description
【0001】
本考案は、自動車のリヤスポイラーの改良に関し、特に内部に配置されたハー ネスの固定対策に関するものである。
【0002】
最近、自動車のリヤスポイラーは、車体の軽量化等を図る観点からブロー成形 されているものが多く、ブロー成形品としてのリヤスポイラーの内部には中空部 が形成されている。一般に、この中空部にはハイマウントストップランプのハー ネスが配置されており、例えば実開平4−16093号公報に開示されているよ うに、ガイドリブをスポイラー本体の中空部内に突設することにより、該中空部 内に配置されたハーネスを上記ガイドリブでガイドするようにしたスポイラーが 提案されている。
【0003】
ところが、上記の提案例のスポイラーでは、ハーネスはガイドリブによってガ イドされているとはいっても、該ガイドリブに固定されてはおらずブラブラして いることから、車体の振動等によって上記ハーネスがガイドリブやスポイラー本 体内壁にぶつかって異音が発生するという問題がある。
【0004】 本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは 、ハーネスをスポイラー本体に対して動かないように固定するとともにスポイラ ー本体の剛性をも高めんとすることにある。
【0005】
上記の目的を達成するため、本考案は、ブロー成形され内部に中空部を有する スポイラー本体と、該スポイラー本体に取り付けられたハイマウントストップラ ンプと、上記スポイラー本体のランプ取付部をカバーするカバー部材とを備えた リヤスポイラーを対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0006】 すなわち、本考案の第1の解決手段は、上記ハイマウントストップランプ用の ハーネスが配置される凹状溝を有するビードを上記スポイラー本体のランプ取付 部に形成したことを特徴とする。
【0007】 本考案の第2の解決手段は、第1の解決手段において、ハーネスを係止して動 かないように固定する係止突起をビードの凹状溝内に設けたことを特徴とする。
【0008】 本考案の第3の解決手段は、第1の解決手段において、カバー部材取付状態で ハーネスを押圧して動かないように固定する押圧突起をカバー部材の裏面にビー ドの凹状溝に対応して設けたことを特徴とする。
【0009】
上記の構成により、本考案の第1の解決手段では、ハイマウントストップランプ 用のハーネスは、スポイラー本体のランプ取付部に形成されたビードの凹状溝内 に配置されることから、その動きが凹状溝の側壁によって規制されてふらつかず 、よって車体の振動等によってハーネスがスポイラー本体にぶつからず、異音が 発生しない。また、上記ビードが補強リブの役目をなし、スポイラー本体の剛性 が高まる。
【0010】 本考案の第2の解決手段では、ハーネスは、ビードの凹状溝内の係止突起によ って係止されて動かないように固定されることから、ハーネスのスポイラー本体 やカバー部材へのぶつかりが確実に防止されて異音防止効果が高まる。
【0011】 本考案の第3の解決手段では、ハーネスは、カバー部材取付状態で、カバー部 材の裏面にビードの凹状溝に対応して設けられた押圧突起によって押圧されて動 かないように固定されることから、第2の解決手段と同様に、ハーネスのスポイ ラー本体やカバー部材へのぶつかりが確実に防止されて異音防止効果が高まる。
【0012】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
【0013】 (第1実施例) 図1は本考案の第1実施例に係るリヤスポイラーAが適用された自動車の車体 B後部を示し、上記リヤスポイラーAは車体Bのトランクリッドb1 上面の後端 部に取り付けられている。
【0014】 図2〜図5に示すように、上記リヤスポイラーAは、ブロー成形され車幅方向 に延びる樹脂製のスポイラー本体1を備えてなり、該スポイラー本体1の内部に は中空部3が形成されている。このスポイラー本体1は、中央部に空気の流れを 変化させる上下幅の小さいウイング部5と、該ウイング部5の両端に該ウイング 部5よりも厚肉に形成され、上記トランクリッドb1 に取り付けられる一対の脚 部7,7とで構成されている。
【0015】 上記スポイラー本体1のウイング部5裏面の後端にはハイマウントストップラ ンプ9が4本のビス11,11,…によって取り付けられている。該ハイマウン トストップランプ9は、ランプ部材13が内蔵された樹脂製の表示部15を備え 、該表示部15の裏面には接続部17が突設され、該接続部17からは上記ラン プ部材13に接続されたハーネス19が延びており、図示しないブレーキの作動 に連動して上記ランプ部材13が点滅するように構成されている。
【0016】 また、上記スポイラー本体3のウイング部5裏面のランプ取付部5aには、樹 脂製のカバー部材21が4本のビス23,23,…によって取り付けられ、該カ バー部材21によって上記ランプ取付部5aをカバーするようになされている。 そして、この取付け状態で、上記ハイマウントストップランプ9の表示部15と カバー部材21とは、ウイング部5の気流変化機能を損なわないようにウイング 部5における他部の外面と面一に配設されている。なお、上記スポイラー本体1 のビス11,23螺合箇所にはインサート材25がインサートされ、ハイマウン トストップランプ9およびカバー部材21の取付剛性を確保するようになされて いる。
【0017】 さらに、本考案の特徴として、上記スポイラー本体3(ウイング部5)裏面に のランプ取付部5aには、車幅方向に延びる凹状溝27aを有するビード27が 形成され、該ビード27の凹状溝27aには上記ハイマウントストップランプ9 用のハーネス19が配置されている。また、上記ビード27の凹状溝27a内に は、複数の係止突起27b,27b,…が両側壁から2つずつ車幅方向に所定間 隔をあけて対向して突設され、上記ハーネス19を凹状溝27a内に押し込んだ 状態で、該ハーネス19をこれらの係止突起27b,27b,…で係止して動か ないように固定するようになされている。
【0018】 なお、上記ハーネス19は、ビード27の凹状溝27aを経てランプ取付部5 aに形成された挿通孔29から脚部7内に入り、該脚部7底面に形成された取出 孔31から再度外部に引き出され、車体B内部に導入されている。図2中、33 は上記取出孔31を塞ぐカプラーである。図5中、35はリヤスポイラーA(脚 部7)を図示しないビスで車体Bに取り付けるための取付ブラケット、37は該 取付ブラケット35をリヤスポイラーAの脚部7に取り付けるためのビス、39 はプロテクター、41はパッキンである。
【0019】 このように、本実施例では、スポイラー本体1のランプ取付部5aに形成され たビード27の凹状溝27a内にハーネス19を配置していることから、該ハー ネス19の動きを上記凹状溝27aの側壁によって規制してふらつかなくするこ とができ、これにより車体Bが振動等によって動いても、ハーネス19のスポイ ラー本体1やカバー部材21へのぶつかりをなくして異音の発生を防止すること ができる。また、上記ビード29が補強リブの役目をすることから、スポイラー 本体1の剛性を高めることができる。
【0020】 さらに、上記実施例では、ハーネス19をビード27の凹状溝27a内の係止 突起27bによって係止して動かないように固定していることから、ハーネス1 9のスポイラー本体1やカバー部材21へのぶつかりを確実に防止し得て異音防 止効果を高めることができる。
【0021】 (第2実施例) 図6および図7は本考案の第2実施例を示し、この第2実施例では、第1実施 例の係止突起27bの代わりに、複数の押圧突起21a,21a,…をカバー部 材21の裏面にビード27の凹状溝27aに対応して形成し、カバー部材21取 付状態でハーネス19を下方から押圧して動かないように固定するようにしたほ かは、第1実施例と同一に構成されているので、同一の構成部分については同一 の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0022】 したがって、この第2実施例では、第1実施例と同様の作用効果を奏すること ができるものである。
【0023】
以上説明したように、請求項1に係る本考案によれば、スポイラー本体のラン プ取付部に形成されたビードの凹状溝内にハイマウントストップランプ用のハー ネスを配置したので、その動きを凹状溝の側壁で規制してハーネスのスポイラー 本体へのぶつかりをなくし、異音の発生を防止することができる。また、上記ビ ードの補強リブの役目によりスポイラー本体の剛性を高めることができる。
【0024】 請求項2に係る本考案によれば、ハーネスをビードの凹状溝内の係止突起によ って係止して動かないように固定したので、ハーネスのスポイラー本体やカバー 部材へのぶつかりを確実に防止して異音防止効果を高めることができる。
【0025】 請求項3に係る本考案によれば、カバー部材取付状態で、カバー部材の裏面に ビードの凹状溝に対応して設けられた押圧突起によってハーネスを押圧して動か ないように固定したので、請求項2に係る本考案と同様に、ハーネスのスポイラ ー本体やカバー部材へのぶつかりを確実に防止し得て異音防止効果を高めること ができる。
【図1】第1実施例に係るリヤスポイラーが適用された
自動車の車体後部を示す斜視図である。
自動車の車体後部を示す斜視図である。
【図2】カバー部材を取り外した状態の第1実施例に係
るリヤスポイラーの裏面図である。
るリヤスポイラーの裏面図である。
【図3】カバー部材を取り付けた状態の図2のIII −II
I 線における断面図である。
I 線における断面図である。
【図4】カバー部材を取り付けた状態の図2のIV−IV線
における断面図である。
における断面図である。
【図5】リヤスポイラーの分解斜視図である。
【図6】第2実施例に係るリヤスポイラーの図4相当図
である。
である。
【図7】第2実施例に係るリヤスポイラーのカバー部材
の斜視図である。
の斜視図である。
1 スポイラー本体 3 中空部 5a ランプ取付部 9 ハイマウントストップランプ 19 ハーネス 21 カバー部材 21a 押圧突起 27 ビード 27a 凹状溝 27b 係止突起 A リヤスポイラー
Claims (3)
- 【請求項1】 ブロー成形され内部に中空部を有するス
ポイラー本体と、該スポイラー本体に取り付けられたハ
イマウントストップランプと、上記スポイラー本体のラ
ンプ取付部をカバーするカバー部材とを備えたリヤスポ
イラーであって、上記スポイラー本体のランプ取付部に
は、上記ハイマウントストップランプ用のハーネスが配
置される凹状溝を有するビードが形成されていることを
特徴とするリヤスポイラー。 - 【請求項2】 ビードの凹状溝内には、ハーネスを係止
して動かないように固定する係止突起が設けられている
ことを特徴とする請求項1記載のリヤスポイラー。 - 【請求項3】 カバー部材の裏面には、カバー部材取付
状態でハーネスを押圧して動かないように固定する押圧
突起がビードの凹状溝に対応して設けられていることを
特徴とする請求項1記載のリヤスポイラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2727293U JPH0685183U (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | リヤスポイラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2727293U JPH0685183U (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | リヤスポイラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0685183U true JPH0685183U (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=12216451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2727293U Withdrawn JPH0685183U (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | リヤスポイラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0685183U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021109455A (ja) * | 2020-01-06 | 2021-08-02 | マツダ株式会社 | 車両の前部構造 |
-
1993
- 1993-05-25 JP JP2727293U patent/JPH0685183U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021109455A (ja) * | 2020-01-06 | 2021-08-02 | マツダ株式会社 | 車両の前部構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19971106 |