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JPH10151998A - 係止部を有する樹脂成形品 - Google Patents

係止部を有する樹脂成形品

Info

Publication number
JPH10151998A
JPH10151998A JP32482096A JP32482096A JPH10151998A JP H10151998 A JPH10151998 A JP H10151998A JP 32482096 A JP32482096 A JP 32482096A JP 32482096 A JP32482096 A JP 32482096A JP H10151998 A JPH10151998 A JP H10151998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
wall
molded product
mounting seat
locking portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32482096A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutaka Shida
充隆 志田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
Priority to JP32482096A priority Critical patent/JPH10151998A/ja
Publication of JPH10151998A publication Critical patent/JPH10151998A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄製クリップを使用して樹脂成形品を車体等
に取付けているため、部品点数や組立て工数が多くなる
不具合があった。 【解決手段】 成形品本体1の裏面に、一対の壁部4a
とこれら壁部4a間を連結する連結壁4bよりなるほぼ
箱形の取付け座4を突設し、かつこの取付け座4の連結
壁4b上面に、一対の係止部5を取付け座4と一体に突
設すると共に、上記壁部4aの先端を車体3の内面に当
接させた状態で上記係止部5を車体3の取付け孔3aに
係止させることにより、車体3に対し成形品本体1を取
付けるようにしたことから、鉄製クリップを使用せずに
成形品本体1を取付けることができ、これによって部品
点数及び組立て工数の低減が図れるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車の内装部品
等に使用される樹脂成形品に関し、特に鉄クリップを使
用せずに車体等の他部材に取付けが可能な係止部を有す
る樹脂成形品に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来自動車の内装部品には、多くの樹脂
成形品が使用されており、これら樹脂成形品を車体へ取
付けるための手段も種々提案されている。
【0003】例えば特開平7−257290号公報で
は、断面U字状の鉄クリップの脚片に内方に向け切り起
こし形成された係止爪により挟持されるプレート状の支
柱と、鉄クリップの脚片の先端を支持する台座と、上記
支柱の両側に形成され、鉄クリップの横方向の動きを規
制する側面壁とからなり、合成樹脂の射出成形体からな
る内装部品の裏面所定個所に一体成形される内装部品の
クリップ座において、前記クリップ座の支柱の一面側に
は、鉄クリップの一方側の係止爪と係着する係着用リブ
が一体に形成されていると共に、支柱の他面側には、鉄
クリップの他方側の脚片先端を押える縦壁、あるいは縦
リブが台座と一体に形成されていることを特徴とする内
装部品のクリップ座が提案されている。
【0004】そして上記公報の内装部品のクリップ座で
は、クリップ取付け座の支柱の一面側には、鉄クリップ
の一方側の係止爪と係着する係着用リブが設けられてい
ると共に、支柱の他面側には、鉄クリップの他方側の脚
片先端を押える縦壁あるいは縦リブが台座と一体に形成
されているため、鉄クリップの転び方向の一方側の外力
に対しては、鉄クリップの係止爪が支柱の係着用リブに
食い込み、抜け落ちることがないと共に、他方側の外力
に対しては、鉄クリップの他方側の脚片先端が縦壁ある
いは縦リブに突き当たり、縦壁あるいは縦リブがストッ
パーとして機能するため、鉄クリップが脱落することが
なく、いずれの転び方向の外力に対しても、鉄クリップ
の強固な取付けが期待できるなどの作用効果を有してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記公報の内装
部品のクリップ座では、内装部品を車体へ固定する際鉄
クリップを使用しているため、樹脂成形品と別に鉄クリ
ップを必要として、部品点数が多くなる上、部品費も嵩
むなどの不具合がある。
【0006】また内装部品を車体に取付ける場合、その
都度係止爪に鉄クリップを取付けて車体に装着する作業
を必要とするため、組立て作業に多くの工数を必要とす
るなどの不具合もあった。
【0007】この発明はかかる従来の不具合を改善する
ためになされたもので、鉄クリップを使用せずに樹脂成
形品を車体に取り付けることができる係止部を有する樹
脂成形品を提供して、部品点数や組立て工数の低減を図
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、成形品本体の裏面に、一対の壁
部とこれら壁部間を連結する連結壁よりなる略箱形の取
付け座を突設し、かつこの取付け座の連結壁上面に、こ
の成形品を他部材に係止するための係止部を上記取付け
座と一体に突設すると共に、上記壁部の先端を上記他部
材表面に当接させた状態で上記係止部を上記他部材の取
付け孔に係止させることにより、成形品を他部材に取付
けるようにしたものである。
【0009】上記構成により、係止爪の係止部を他部材
の取付け孔に圧入するだけで、他部材に対し成形品本体
が取付けられるため、従来使用していた鉄クリップが不
要となると共に、その都度鉄クリップを取付ける作業が
不要となるため、組立て作業時間の短縮が図れる。
【0010】また係止爪の基部がほぼ箱形の取付け座に
より形成されているため、基部の剛性が向上し、これに
よって成形品から他部材表面までの距離が長い場合で
も、成形品を確実に車体に取付けることができる。
【0011】さらに取付け座の壁部先端が他部材表面に
当接された状態で成形品が他部材に取付けられるため、
取付け後成形品がガタつくこともない。
【0012】上記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、取付け座の壁部外側面と成形品本体の裏面間に補
強リブを突設したものである。
【0013】上記構成により、係止爪の基部の剛性及び
強度がさらに向上するため、取付け後成形品本体の位置
がずれたり、係止爪が折損して、成形品本体が脱落する
などの心配もない。
【0014】上記目的を達成するため請求項3記載の発
明は、係止部を、壁部にほぼ平行する板状のステム部
と、これらステム部の先端に突設された爪部とより形成
したものである。
【0015】上記構成により、他部材の取付け孔に壁部
の先端が他部材表面に当接するまで成形品本体を押圧す
るだけで、他部材に対し成形品本体が取付けられるた
め、樹脂成形品の組立て作業時間を大幅に短縮すること
ができる。
【0016】上記目的を達成するため、請求項4記載の
発明は、係止部に相対抗する一対の逆向き係止爪を設け
てなるものである。上記構成により、取付け座の壁部先
端が他部材表面に当接された状態で成形品が他部材に取
付けられるため、取付け後成形品がガタつくことがな
い。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して詳述する。図1は係止爪を有する樹脂成形品の斜
視図、図2は係止爪部分の斜視図、図3は図1のA−A
線に沿う断面図、図4は作用説明図である。
【0018】図1において1は自動車の内装部品である
トリム等の樹脂成形品の本体(以下成形品本体という)
で、長方形状をなしており、表面は化粧面となっている
と共に係止部である複数の係止爪2が成形品本体1と一
体に成形されており、そのうち、図1には中央爪のみが
図示されている。
【0019】上記係止爪2は、成形品本体1を車体3に
取付けるためのもので、図2及び図3に示すように、ほ
ぼ箱形に形成された取付け座4と、この取付け座4の上
面に形成された一対の係止部5よりなる。
【0020】上記取付け座4は、成形品本体1の幅方向
に離間し、かつ互いに平行するように立設された一対の
壁部4aと、これら壁部4a間を、中間部よりやや上方
で互いに連結する連結壁4bよりなり、各壁部4aの上
端は連結壁4bより上方へ突出されていて、成形品本体
1を車体3へ取付ける際、先端が車体1の内面に当接さ
れるようになっている。
【0021】また各壁部4bの外側面と、成形品本体1
の裏面の間には、ほぼ3角形状の補強リブ4cが突設さ
れていて、これら補強リブ4cにより取付け座4が補強
されている。
【0022】一方上記係止部5は、上記取付け座4の連
結壁4b上面に突設されていて、壁部4aとほぼ平行
し、かつ壁部4a方向へ離間する板状のステム部5aを
有している。
【0023】上記各ステム部5aの幅は壁部4aの幅よ
りやや小さくなっていて、高さは壁部4aの上端とほぼ
同じとなっており、これらステム部5a上端に車体3に
形成された取付け孔3aの内側に係止される爪部5bが
一体に突設されている。
【0024】上記爪部5bは、各ステム部5aの壁部4
a側面にほぼ3角形状に突出されていて、先端側の傾斜
面5cは、係止部5を車体3の取付け孔3aに挿入しや
すいようなだらかな角度に傾斜されており、基部側の傾
斜面5dは、車体3の取付け孔3aに確実に係止される
よう、急な角度に傾斜されている。
【0025】また各ステム部5aと壁部4a及び連結壁
4bの間には、ステム部5aの高さより低いリブ6が形
成されていて、係止部5を補強している。
【0026】次に上記構成された係止爪を有する樹脂成
形品の作用を説明する。
【0027】成形品本体1を車体3の内面に取付けるに
当っては、予め車体3側に係止部5を挿入するための取
付け孔3aを開口しておいて、この取付け孔3aに係止
爪2の係止部5を挿入し、成形品本体1を押圧する。
【0028】これによって係止部5のステム部5aが図
4に示すように互いに近接する方向へ弾性変形するた
め、ステム部5a先端の爪部5bを容易に取付け孔3a
へ嵌挿することができる。
【0029】また取付け座4の壁部4a先端が図3に示
すように車体3の内面に当接すると、係止部5の爪部5
bが取付け孔3aを通過して、ステム部5aが弾性によ
り元の位置に復帰するため、爪部5bの急な角度の傾斜
面5dが取付け孔3aに内側から係止され、これによっ
て車体3に成形品本体1を確実に取付けることができる
ようになる。
【0030】また、一対の係止爪の背面同士が連結され
て一体化された単一の係止爪としてもよい。更に、この
一対の係止爪のそれぞれを別々の取付け座4に逆向き
に、または同向きに形成してもよい。この場合、多数の
係止爪の中に少なくとも一対の逆向き係止爪が含まれて
いれば、実施の形態1と同様のガタ無し係止が、その一
対の係止爪間でも達成される。
【0031】また成形品本体の1個所に係止爪2を設け
た場合を説明したが、成形品本体1の大きさや形状に応
じて複数個所設けても勿論よい。
【0032】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、成形品
本体の裏面に係止部を一体に成形して、この係止部によ
り成形品を他部材の取付け孔に取付けるようにしたこと
から、鉄クリップを使用せずに樹脂成形品の取付けが可
能になる。
【0033】これによって従来の鉄クリップを使用して
取付けていた場合に比べて部品点数を少なくできるた
め、部品費の節約が図れると共に、その都度鉄クリップ
を取付けるなどの作業が不要となるため、組立て工数の
低減も図れるようになる。
【0034】また係止爪の基部を壁部と連結壁でほぼ箱
形構造としたため、係止爪の基部の剛性が高くなり、こ
れによって成形品本体から車体内面までの距離が長い場
合でも、係止爪の強度が損なわれることがないため、大
型の樹脂成形品であっても確実に車体へ取付けることが
できると共に、取付け後樹脂成形品の位置がずれたり、
係止爪が折損して樹脂成形品が脱落するなどの心配もな
い。
【0035】また取付け座の壁部先端が他部材表面に当
接された状態で成形品本体が他部材に取付けられるた
め、取付け後成形品本体がガタつくなどの心配もない。
【0036】さらに取付け座の壁部が補強リブで補強さ
れているため、取付け座の強度や剛性がさらに向上する
と共に、係止部をステム部と突出部より形成したことに
より、他部材の取付け孔に係止部を押し込むだけで簡単
に取付けられるため、組立て作業時間の大幅な短縮も図
れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になる係止爪を有する樹
脂成形品の斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態になる係止爪を有する樹
脂成形品の係止爪部分の斜視図である。
【図3】図1のA−A線に沿う段面図である。
【図4】この発明の実施の形態になる係止爪を有する樹
脂成形品の作用説明図である。
【符号の説明】
1 成形品本体 2 係止爪 3 車体 3a 取付け孔 4 取付け座 4a 壁部 4b 連結壁 4c 補強リブ 5 係止部 5a ステム部 5b 爪部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品本体の裏面に、一対の壁部とこれ
    ら壁部間を連結する連結壁よりなる略箱形の取付け座を
    突設し、かつこの取付け座の連結壁上面に、この成形品
    を他部材に係止するための係止部を上記取付け座と一体
    に突設すると共に、上記壁部の先端を上記他部材表面に
    当接させた状態で上記係止部を上記他部材の取付け孔に
    係止させることにより、成形品を他部材に取付けるよう
    にしたことを特徴とする係止部を有する樹脂成形品。
  2. 【請求項2】 取付け座の壁部外側面と成形品本体の裏
    面間に補強リブを突設してなる請求項1記載の係止部を
    有する樹脂成形品。
  3. 【請求項3】 係止部を、壁部にほぼ平行する板状のス
    テム部と、これらステム部の先端に突設された爪部とよ
    り形成してなる請求項1記載の係止部を有する樹脂成形
    品。
  4. 【請求項4】 係止部に相対向する一対の逆向き係止爪
    を設けてなる請求項1記載の係止部を有する樹脂成形
    品。
JP32482096A 1996-11-21 1996-11-21 係止部を有する樹脂成形品 Pending JPH10151998A (ja)

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JP32482096A JPH10151998A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 係止部を有する樹脂成形品

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JP32482096A JPH10151998A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 係止部を有する樹脂成形品

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JP32482096A Pending JPH10151998A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 係止部を有する樹脂成形品

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JP (1) JPH10151998A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100545029B1 (ko) * 2002-09-13 2006-01-24 헨켈코리아 주식회사 차량 프레임의 소음방지판
CN112012994A (zh) * 2020-09-07 2020-12-01 东风汽车集团有限公司 具有吸能结构的卡扣组件

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100545029B1 (ko) * 2002-09-13 2006-01-24 헨켈코리아 주식회사 차량 프레임의 소음방지판
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