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JPH0680293A - シート積み重ね能力を増大させる周回ニップ制御 - Google Patents

シート積み重ね能力を増大させる周回ニップ制御

Info

Publication number
JPH0680293A
JPH0680293A JP5152513A JP15251393A JPH0680293A JP H0680293 A JPH0680293 A JP H0680293A JP 5152513 A JP5152513 A JP 5152513A JP 15251393 A JP15251393 A JP 15251393A JP H0680293 A JPH0680293 A JP H0680293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
nip
stacking
wall
positioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5152513A
Other languages
English (en)
Inventor
Denis J Stemmle
デニス・ジェイ・ステンムル
John F Derrick
ジョン・エフ・デリック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US07/903,298 external-priority patent/US5215298A/en
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
Publication of JPH0680293A publication Critical patent/JPH0680293A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H29/00Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
    • B65H29/20Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by contact with rotating friction members, e.g. rollers, brushes, or cylinders
    • B65H29/22Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by contact with rotating friction members, e.g. rollers, brushes, or cylinders and introducing into a pile
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H29/00Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
    • B65H29/12Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by means of the nip between two, or between two sets of, moving tapes or bands or rollers
    • B65H29/14Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by means of the nip between two, or between two sets of, moving tapes or bands or rollers and introducing into a pile
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2404/00Parts for transporting or guiding the handled material
    • B65H2404/10Rollers
    • B65H2404/14Roller pairs
    • B65H2404/142Roller pairs arranged on movable frame
    • B65H2404/1421Roller pairs arranged on movable frame rotating, pivoting or oscillating around an axis, e.g. parallel to the roller axis
    • B65H2404/14211Roller pairs arranged on movable frame rotating, pivoting or oscillating around an axis, e.g. parallel to the roller axis the axis being one the roller axis, i.e. orbiting roller
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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    • B65H2801/03Image reproduction devices
    • B65H2801/06Office-type machines, e.g. photocopiers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複写装置または印刷装置から出力された紙コ
ピーシート等の薄い多数のシートの、簡単で低コストの
固定式トレイまたはビンへの簡単且つ改良された位置揃
えした出力及び積み重ねを可能とすること。 【構成】 周回ニップシステムを用いたシートの積み上
げであって、トレイ内の所望の最大積み上げ高さに隣接
するまでニップ内のシートをニップと共に周回させ、初
期ニップ位置のシートを所定のニップ供給速度で壁に向
かって供給し、シート辺縁が位置決め積み重ね壁からお
よそ10ミリメートル以内になれば、ニップ供給速度よ
り遅い周回角速度で壁から離れる方向にまた下向きにニ
ップ内のシートと共にニップの周回を開始して、シート
の残余部分がニップを通って供給されるようにニップの
下側のシートの一部が下向きにたわみかつ壁に向かって
シート辺縁を押し付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本出願の方法はジョン・F・デリック(Jo
hn F. Derrick )による先行出願第07/903,29
8号に開示されており、従って本出願ではこれからの優
先権も主張する[本出願はまた迂回ゲートおよび各種の
その他の開示または請求された先行出願の特徴と合わせ
て任意に使用可能でありこれに制限されるものではな
い]。
【0002】特に、上述の先行出願第07/903,2
98号に出願人が記載している:「しかし、上述のよう
に、単一の固定位置のトレイまたはビンを本開示の周回
ニップ反転と合わせて使用したい場合、その代替案につ
いては、その固定式トレイの一方のみでの上向き積み上
げまたは積み重ねの位置決めの問題を克服するための上
記のジョン・F・デリックの示唆が存在する[固定式ト
レイの積み重ねでは、当然、入ってくるシートの前縁の
ニップから紙止めの当り位置までの距離が積み重ねの高
さによって変化する]。これは、トレイが空の場合でも
周回ニップと入ってくるシートの前縁がその固定式トレ
イで意図している最大積み重ねレベルで位置合わせ積み
重ね壁(紙止め)より高い位置に当たるように意図する
もので、シート前縁が紙止めから約10ミリの位置にあ
る場合にニップを逆方向に周回させ始め、シートの前向
き給紙移動速度のおよそ半分(0.4ないし0.6)の
周回速度でニップを逆方向に周回させることにより、ト
レイが一杯になった場合にシート前縁がニップに対して
増速され捩れるか、またはトレイが空の場合に初期レベ
ルから積み重ねコーナーに下降する(揺動する)ため位
置決め壁から離れる方向に引かれる傾向を補償するもの
である。よって、トレイがほとんど空の場合にシートの
前縁が積み重ねコーナーに当初入らなくとも、上記の逆
周回速度の減少により実質的な前進速度を有しているた
め前縁は位置決め位置まで駆動される。束が一杯になっ
た場合、前縁が紙止めに当たる以前にニップの逆周回の
開始のために上向きの積み上げが回避される。固定式ト
レイにこのような方法で750枚までのシートを積み重
ねられた。」
【0003】本開示のシステムは、複写装置または印刷
装置から出力された紙コピーシートなどの薄い多数のシ
ートの、簡単で低コストの固定式トレイまたはビンへの
簡単かつ改良された位置揃えした出力ならびに積み重ね
を提供するもので、ここに開示するような軸旋回式供給
ニップのタイミングと速度制御により提供される小型だ
が有効なニップシート制御および可変式シート方向転換
経路を用いている。
【0004】上記の先行出願でも開示したように、本開
示の周回ニップシート出力制御ならびに積み重ねシステ
ムはスタッカおよび/またはフィニッシャ・コンパイラ
のトレイ内へ複写装置または印刷装置からの出力シート
の反転または非反転または多モード積み重ねのための用
途または応用範囲を有しており、片面または両面コピー
の組のページ揃えした印刷および出力、および/または
正方向または逆方向のページの順序での出力が可能にな
る。上向きと下向きの積み重ねのために別個の出力トレ
イは必要とされない。さらに、同一の軸旋回ニップ機構
を制御して異なる目的のために異なるシート出力経路の
間の選択を提供し、所望なら何らかのソレノイドまたは
その他の別個に電気的または機械的に作動するゲートま
たは屈曲装置を必要としない。上向きと下向きの出力の
積み重ねの選択の理由および用途についてのさらなる背
景は上記の先行出願でさらに説明されている。
【0005】本発明と同一のジョン・F・デリックによ
る「周回ニップ制御装置」と題するゼロックス開示ジャ
ーナル第17巻第2号、1992年3月/4月号69−
70ページでは、積み重ねトレイの位置決め壁上のシー
ト前縁迫り上がり防止材として用いる一方向性ファイバ
ーについて本システムのさらなる選択的特徴を図示し解
説している。この選択的特徴はここでも図示してある。
【0006】周回式文書ハンドラの再積み重ねトレイ内
への可変軌道排出は、1992年10月6日にこれら各
々の発明の時点で一般に権利を保有するT・アカヴィヴ
ァ(T. Aquaviva )に1992年3月5日出願の、一般
に譲渡されたゼロックス社の米国特許出願第5,15
2,515号に開示されている。ここでは、排出シート
フィーダを積み重ねの高さに合わせて可変式に傾斜させ
ることでそれによるシートの当たり位置を変化させてい
る。そのため、このシステムではトレイ内の束が増加す
るにつれ変化する束の高さの検出または推定と、これに
合わせたシート排出角度の変更が必要とされる。また、
周回式文書ハンドラにおいて、積み重ねられる原本文書
シートの枚数はジョブが違うときだけ、作成しているコ
ピーの枚数に関係無く変化する。
【0007】コピーシートの方向を変更するために用い
られるその他の回転式ニップ角度システムは日本国出願
第60−136718号として1985年6月21日出
願の日本国で公開されたオオハシ(Ohashi)(キヤノ
ン)公開特許第61−295964号ならびにカネコ
(Kaneko)の米国特許第4,887,060号(日本国
優先権1986年)に開示されていることが、特許出願
に先立つ調査で示された。また、E・ヨネダら(E. Yon
eda et al. )への1992年6月16日発行の米国特
許5,031,893号も本特許出願の審査官から指摘
されている。
【0008】カネコの米国特許第4,887,060号
はなにより相互に圧接状態の二組のローラーすなわち第
1のローラー106と第2のローラー107よりなる可
動部材110を有するシート排出装置を開示しているこ
とが検索者により示された(第8段目53〜55行)。
第1のローラー106はシート搬送モーター116が駆
動し、第2のローラー107は自由に回転する(特に図
10を参照)。ローラー106および107の間にシー
ト前縁が挟まれると第1のローラー106の周囲をモー
ター124(例えば図9を参照)により複円状に駆動さ
れることでシートの移動方向を変更することが出来る
(特に図10、11、12、14を参照)。図13に図
示してある好適実施例において、ローラー106および
107は連続コピーモード中に(装置の側面の)第1の
紙排出トレイ208へまたは割り込みコピー操作中に
(装置上部の)第2の排出トレイ209のいずれかに選
択的にシートを排出するために使用される(第11欄第
1行〜70行および第12欄第1行〜16行)。
【0009】上記の日本国で公開されたオオハシの公開
特許第61−295964号(要約)は給紙ローラー4
6および給紙ローラー46の外周の上部にある2つの部
分の間をソレノイドにより移動可能な2個の二次ローラ
ー47aと47bを有するシステムを開示している。第
1の位置において、二次給紙ローラーはシートを排出経
路39へ進行させ、第2の位置において、二次ローラー
はシートを両面コピーのための戻り経路40へ方向を変
えさせる。図1および図3を参照されたい。
【0010】さらに背景として、従来技術において出力
されたシートはトレイ内にこれの一端から事実上投入ま
たは放出されることが多い。つまり通常の出力積み重ね
は排出されるシートが積み重なるべきシートの束の最上
部のシートの一端より高くシートを排出することによ
る。通常、それぞれの排出されたシートは一般に水平方
向かつ平坦に主として慣性で進行する。これは、開いた
積み重ねトレイ領域内にシートが放出されてしまえば事
実上シートは制御または案内されないのが普通で、束の
上部に重なるためには重力によりトレイ内に落下する必
要があり、これはその方向におけるシートの高い空気抵
抗により抵抗を受ける。さらに高速複写装置またはその
他の画像化装置において、シートの積み重ねは高速で行
なわれなくてはならない。よって、この形式の積み重ね
の明らかな欠点は、特に、軽量の紙シートが落ち着くま
でに比較的長い時間を有することである。一般に水平の
シートの下降または定着は、これに働く相対的に極めて
小さい重力のみによって束の上部に押し下げられる場合
これの大きな空気抵抗により抵抗を受ける。
【0011】さらに背景として、シートの積み重ねはシ
ートの厚み、材質、重量および状態(反りなど)の変化
が存在することでさらに難しくなる。帳票つきまたは表
紙または挿入紙など異なる寸法または形式のシートが場
合によっては同一のコピーの組に混在することも考えら
れる。
【0012】特に、シートの積み重ねのためにはシート
排出軌道は、トレイのエレベータ装置が用意されていな
い限り、すでにトレイ内に存在するシートの束の高さ
(シート寸法およびシートの厚みで変動する)に合わせ
て変化する必要がある。エレベータはさらに費用がかか
りトレイエレベータの機構とその制御における潜在的な
信頼性の問題がある。軌道は高速で移動して翼として機
能しシート前縁が排出された際に前縁の上昇または下降
に影響することのあるシートの空力特性の変化に追従す
べきである。この翼の効果は定着器またはその他のシー
トに起こる弯曲により強く影響されることがある。よっ
て、通常は、比較的高く積み上げなおす放出時上向き軌
道角度が提供される必要がある。さもなければ、到着す
る文書の前縁はすでに再積み重ねトレイ内にあるシート
束の上部に当たるかまたは衝突して反り返り、重大な紙
詰まり状態を引き起こすことになる[このようなRDH
でも発生する再積み重ねの問題およびその他についての
議論は、例えば文書トレイの紙詰まり検出システムに関
する1984年11月6日発行の米国特許第4,48
0,824号で提供されている]。しかし、十分に高く
文書軌道角度を設定してこれらの再積み重ねの問題に対
応することは、通常、前述のように全てのシートのシー
ト下降時間を大幅に増加させることになり、その他の潜
在的な問題を発生させる。
【0013】図1から図4は典型的な単純な固定式積み
重ねトレイを有する本発明の周回ニップシート出力制御
積み重ねシステムの1つの実施例を用いている典型的な
コピーシート出力システムの概略正面図における各々の
典型的な段階を示したものである。
【0014】図1から図4ではシート積み重ねシステム
10を示し、固定式駆動ローラー13および周回アイド
ラ・ローラー15を備えた周回ニップシステム12を上
述のように含む。図1から図3は第1のシート11を空
の単純な固定式シート積み重ねトレイ14へ供給する段
階を図示している。図4はトレイ14がそれまでのシー
ト11の実質的束によりほとんど満たされた後での次の
シート11の積み重ねを示したものである。
【0015】上述のシステムにおけるように、シートの
反転は対向する第1と第2のシート供給ローラー13お
よび15よりなる同時に回転しシートを供給するニップ
17により提供される。ニップ17はニップ17へ供給
されるシート11の前縁に嵌合する。ローラー13の固
定された中央の軸の周囲での軸回転で部分的にこのニッ
プ17を通過しているシートを供給する。ニップの周回
駆動は固定式ローラー13の軸周りでのローラー15の
周回動作を可能とし、これによってローラー15はロー
ラー13と接触を保ってニップ17を徐々に旋回させ、
これによってシートがニップ内へまたはこれを通って供
給される間にシートの移動の角度方向を変化させる。シ
ートのわずかの領域だけ(事実上は線接触)がどの特定
の瞬間にもローラー15によりローラー13に対してニ
ップ17内で圧接されており、そのためシート11の隣
接部分全てはローラー13より半径が大きいと仮定でき
る。ニップ17の初期の軸旋回角度位置はニップに供給
されている各々のシートの前縁が初期に嵌合するのと実
質的に同じ位置であるのが望ましい。この初期ニップ角
度は、例えば、図1に示すように実質的に水平とするこ
とができる。
【0016】トレイ14は図示したように、一般に水平
方向の積み上げ表面を提供し、下向きに緩やかに傾斜し
てこれに直交する位置決め積み重ね壁20に向かい、こ
れにより積み重ねのコーナーが規定される。
【0017】以下の説明は明確になすため段階に分けら
れているが、さまざまな動きが各々連続してまたは幾分
重複して継起することは理解されよう。
【0018】第1の段階において、周回ニップユニット
12はシート11の前縁がニップ17により捕捉される
とすぐにローラー15の反時計回りの周回動作を開始す
ることが出来る。この動作は、ニップが図1に図示した
およその角度に到達するまで駆動ローラー13の外径の
周囲で移動するニップ17内にシート前縁を案内し、図
1の角度でシート11の前縁は位置決め積み重ね壁20
上において所望の最大積み上げ高さの最上部近くを狙う
ことになる。この実施例において、この角度は基本的に
水平方向で右向きの方向をなす。これはトレイ14が図
1に示すように空であっても行なわれる[この初期の周
回ニップの移動はまたシートの反転および反転積み重ね
のためにシートの動きの方向にシートを事実上方向転換
しまた反転させるものである]ことに留意されたい。こ
の初期のニップ周回はローラー13の周速にほぼ等しい
一定速度をなす、すなわちほぼ同等の角速度またはそれ
以下であってよい。この初期の反時計回りのニップ周回
動作は図1で矢印の尖端で示した位置で、またローラー
15が最終的に破線の位置まで来ると停止する。
【0019】次の段階では、ローラー13はシートの前
縁が位置決め紙止めまたは端部壁20からおよそ10ミ
リメートルの位置までシート11をさらに駆動し続け
る。つまり、シート前縁と壁20の間の距離範囲または
間隔がおよそ5〜25ミリメートルをなす。これは図1
において壁20と平行と仮想した破線により図示してあ
る。
【0020】第3の段階では、図2に示したように、ニ
ップ17は給紙ローラー13の連続した正方向の給紙速
度のおよそ半分(0.4−0.6)で逆方向に周回(こ
こでは時計回りの周回)し始める。すなわち、シート前
縁が位置決め壁20に到達する以前にニップ周回の逆転
が早くもゆっくりと開始していることになる。図のよう
にシート11の前縁がキャッチトレイ14内に落とし込
まれるとしても、つまり当初は壁20からさらに離れて
いるとしてもそうなる。しかし、シートはローラー13
によりさらに前向きに供給され続けるので、シート前縁
はこれが位置決め壁20に到達するまで供給され続ける
ことになる。図3に図示したように、シート前縁は当初
空の(または積み重ね量の少ない)トレイ14と位置決
め壁20の間の位置決めコーナーに当たらないとして
も、ローラー13による壁20に向かうシートの前向き
の駆動が壁20から離れる方向のニップ17の逆方向の
移動より高速であるという事実からコーナーに向かって
駆動される。
【0021】シート11の前縁が位置決め壁20に到達
すれば、ローラー13による連続的な前向きの駆動によ
りニップ17の下側のシート11の一部がたわみ、仮想
線で図3に図示したように壁20に対して前縁を押し付
ける。シート11のたわみ量はトレイ14内の束の高さ
で変化する。
【0022】上記で示したように、先にニップの逆転周
回を開始することにより、シート前縁が紙止め壁20に
到達する以前に、ニップはすでに壁20から離れる方向
に壁20にシートが到達する以前にニップから位置決め
コーナーへの線を越える角度に下向きに軸旋回し、シー
トの下向きに延在する部分の屈曲を構成する下向きの
(絶対に上向きではない)一定の曲げまたはたわみをニ
ップ17から付与する。シートは壁20から離れるニッ
プの動きによって壁20から離れる方向へ引き戻されな
い。これは逆方向へ周回する移動が引き離せないほど十
分に遅いためである。つまり、前述のように、ニップの
供給速度に合わせて動作し得るまたは最適化したニップ
回転の範囲または比率が存在する。前述のように、これ
はおよそ0.4ないし0.6であることが解っている。
すでに多数のシートが図4に図示したようににトレイ1
4内に積み重ねられている場合、この制御されたたわみ
は単純に自動的に増加して位置決め壁20への前縁の衝
突位置の結果的な差に対応する。
【0023】シート11の前縁が空のトレイ14であっ
ても紙止めまたは位置決め辺縁20に接触し、たわむよ
うに十分な時間が与えられれば(ニップから位置決め壁
への距離とニップの給紙速度の簡単な関数である)、周
回ユニット12は同じ用に逆方向に周回し続けるか、ま
たはこちらが望ましいが、同一のシートの残りの後端部
分が高速でおよび/または連続的に変化するニップ角度
で駆動されうるように異なる周回速度プロフィルを用い
て(特定のトレイの形状によって変化する)、トレイ1
4の束状に図4で図示したように適切に伸展するかまた
は巻上がらないようにする。
【0024】ニップ17はさらに基本または本来のシー
ト取り込み位置まで逆転しつづけ、ここでこの逆方向の
周回移動が停止し、シート11の残り全てがニップ17
から基本的に水平方向で左向きの方向に排出されること
になる。シートの後縁がニップ17を通過する際、解放
されたシート端部が積み重ねトレイ14の外端部領域内
に束の外端を越えて反転する。この時点で、スタッカま
たはコンパイラ内へのシートの反転および積み重ねが完
了する。この周回システムは次のシートを受けるために
適切な位置へと戻る。この周回、逆転周回および周回停
止のシーケンスが積み重ねるべき組のシート各々につい
て反復される。
【0025】束上部へのシートの下向きの曲げおよび伸
展(落とし込みまたは摺動ではなく)は能動的なシート
積み上げ制御を提供し、シートの落ち着きに抵抗するよ
うなシート下面に捕らわれて束に対して到着するシート
の位置決めの狂いに関係する空気を排除することができ
る。また、前述のように、本システムはシートを位置決
め壁20から離れる方向に引くことも防止する。これは
従来の固定されており通常は上向きに放出される出力ニ
ップを用いる在来のシートスタッカとは対照的である。
従来技術ではシートは単純に落とし込まれ、浮遊して制
御されない方法で束上部に落下し、束の位置に滑り込む
のに重力に依存しているので、遅く不均一な位置決めと
束の乱れが発生し、反ったシートにより束の容量が減少
することになる。
【0026】両面または同一面またはハイライト・カラ
ー印刷のためまたはその他の何らかの非反転積み重ねシ
ステムにおいて、同じ基本システムを幾分異なる周回ニ
ップ動作により使用することが可能である。この場合、
ニップ17はシートがほとんどニップ17を通過し終え
るまでその基本または初期位置から実質的に回転せず、
シートの後端領域がニップ29に存在するようになす。
次に周回ニップユニットがわずかに時計回りに回転して
シートの後端を周回させ、図1のニップの向きのよう
に、シート後端が壁20でこれより高い位置に向かうよ
うになす。次に(または逆転周回が開始する直前に)駆
動ローラー13が逆転して上述のようにシートは壁20
に向かって戻される。残りの段階も上述のとおりとなす
ことが出来る、すなわち[これまで後端だった]シート
の辺縁が壁20からおよそ10ミリメートル以内に供給
されるとローラー13の供給速度の0.4ないし0.6
の比率で時計方向にニップが周回する。しかしこの場合
では、結果としてシートが反転されずに積み重ねられる
ことになる。この選択肢は1枚目からN枚目へまたはN
枚目から1枚目へ選択可能な上向きまたは下向きの積み
重ねを、ゲートのための別々に作動する機構または用紙
出力経路へのその他のこうした装置を追加することな
く、提供可能である。
【0027】トレイ14には、例えばバリー・P・マン
デルら(Barry P. Mandel et al.)の1992年3月2
4日発行の米国特許第5,098,074号に開示され
ているようにコンパイラとして機能するか、または単一
シートまたは束について実行可能なその他の仕上げまた
はその他の操作を行なうように、一体型のまたは連動型
のコピー束ステープラまたはその他のフィニッシャを提
供してもよい。
【0028】シート入口および積み重ね位置、ならびに
これらの相対的な方向は一例であり、前述のように所望
の特定の特徴および全体的なユニット設計により変化す
ることは理解されよう。しかし、図示したように、シー
トがニップ29から排出された後でシートの支持されな
いまたは片持ちとなる経路長が最小限となるように、ま
た短いシートにも対応し得るように、経路の入口とトレ
イの積み重ね位置決め位置はニップ17に比較的密接し
て配置されるのが望ましい。これは出力部10全体を一
層小型化するものである。しかし、ニップの下方向のシ
ート距離が十分に延在すれば上述の形成すべき可変のた
わみ量はたとえばおよそ最小2センチメートル与えられ
ることになる。
【0029】本発明のシステムはトレイが埋まるに従っ
て増加する束の高さに対応するシートの束の何らかのエ
レベータ機構または可動フロアを必要としない。よっ
て、積み重ねトレイ14またはその他の積み重ねトレイ
は単純な固定式のビンまたはトレイとなすことが出来
る。固定式トレイへの積み重ねにおいて、ニップから到
着するシートの前縁でのシート紙止め衝突位置までの距
離は当然束の高さにしたがって変化し、上向きの積み重
ねまたは積み上げの位置決めに関する問題を引き起こ
す。本システムはこうした固定式積み重ねトレイで予想
される問題を克服している。
【0030】本明細書で開示した好適実施例は好適なも
のではあるが、本発明の教示により添付の請求の範囲に
含まれることを意図している各種の代替方法、変化、変
更または改良が当業者により成され得ることは理解され
よう。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な単純な固定式積み重ねトレイを有する
本発明の周回ニップシート出力制御積み重ねシステムの
1つの実施例を用いている典型的なコピーシート出力シ
ステムの略正面図である。
【図2】図1のシステムにおいてシートの前縁が位置決
め壁に到達した後の状況を示す図である。
【図3】シートの前縁が位置決め壁に到達し後のシート
の撓み状況を示す図である。
【図4】トレイがそれまでのシートの束によって殆ど満
たされた後での次のシートの積み重ねを示す図である。
【符号の説明】
10 シート積み重ねシステム 11 シート 13 固定式駆動ローラー 14 固定式シート積み重ねトレイ 15 アイドラ・ローラー 17 ニップ 20 位置決め壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・エフ・デリック アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14589 ウイリアムソン ミラーストリート 4226

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する第1と第2のシート供給ローラ
    ーがシート搬送ニップを構成して上記ニップへ供給され
    るシートに係合し、ニップ内のシートをニップシート供
    給速度で積み重ねトレイ内へまた概ね上記積み重ねトレ
    イに直角に延在する位置決め積み重ね壁に向かって供給
    し、さらに上記ニップのシート供給角度を選択可能な周
    回角速度で軸回転させるため上記対向するローラーの相
    対的周回移動を提供する周回ニップシステムを用いるシ
    ート積み上げ方法において、 上記ニップを上記ニップ内のシートと共に初期シート入
    力位置へ回転させ、上記ニップシート供給角度を上記積
    み重ねトレイ上の位置決め積み重ね壁より十分に上向
    け、所望の最大積み上げ高さに近接するようになす段階
    と、 実質的に上記ニップを周回させることなく、上記初期の
    シート入力ニップ位置から上記ニップにより所定のニッ
    プ供給速度で上記位置決め積み重ね壁に向かってシート
    を供給する段階と、 さらに、シートは上記位置決め積み重ね壁に近接して供
    給されるが、これにまだ接触しない程度に供給された時
    点で、 上記ニップ内のシートと共にニップを下向きに上記位置
    決め積み重ね壁から離れる方向へ実質的に上記所定のニ
    ップ供給速度より遅い周回速度で周回させ、上記ニップ
    供給により上記位置決め積み重ね壁に向かう上記シート
    の動きが実質的に上記位置決め積み重ね壁から離れる上
    記ニップの上記周回動作より高速になるようにして、上
    記位置決め積み重ね壁に向かって上記シートを供給し、
    上記ニップの下側の上記シートの部分を下向きに屈曲さ
    せて、上記シートの残余部分が上記ニップを通って供給
    されるに従い上記位置決め積み重ね壁に向かって上記シ
    ートの辺縁を保持する段階よりなることを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】 上記位置決め積み重ね壁から離れる上記
    ニップの周回を上記シートの辺縁が上記位置決め積み重
    ね壁からおよそ10ミリメートル以内のときに開始する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート積み重ねの方
    法。
  3. 【請求項3】 上記位置決め積み重ね壁から離れる上記
    ニップ周回の速度が連続ニップシート供給速度のおよそ
    半分であることを特徴とする請求項1に記載のシート積
    み重ねの方法。
  4. 【請求項4】 上記位置決め積み重ね壁から離れる上記
    ニップ周回が上記位置決め積み重ね壁に向かう上記ニッ
    プ内の上記シートの連続供給速度のおよそ0.4から
    0.6の間であることを特徴とする請求項1に記載のシ
    ート積み重ねの方法。
  5. 【請求項5】 上記位置決め積み重ね壁から離れる上記
    ニップ周回角速度が上記積み重ねトレイ内の束の高さに
    関係なく、上記位置決め積み重ね壁に上記シート辺縁が
    到達する前に上記ニップがすでに十分な角度をなして上
    記シートの延在する部分の屈曲を構成する下向きのたわ
    みを与えるようになしてあることを特徴とする請求項1
    に記載のシート積み重ねの方法。
JP5152513A 1992-06-24 1993-06-23 シート積み重ね能力を増大させる周回ニップ制御 Pending JPH0680293A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/903,298 US5215298A (en) 1992-06-24 1992-06-24 Orbiting nip sheet output with faceup or facedown stacking and integral gate
US07/979,964 US5263703A (en) 1992-06-24 1992-11-23 Orbiting nip control for increasing sheet stacking capacity
US979964 1992-11-23
US903298 1997-07-30

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Publication Number Publication Date
JPH0680293A true JPH0680293A (ja) 1994-03-22

Family

ID=27129351

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5152513A Pending JPH0680293A (ja) 1992-06-24 1993-06-23 シート積み重ね能力を増大させる周回ニップ制御

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US5263703A (en) 1993-11-23

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