JPH067494A - スキー板の滑走面に対して加わる圧力の自然な配分を変更するための装置ならびに該装置を装備したスキー板 - Google Patents
スキー板の滑走面に対して加わる圧力の自然な配分を変更するための装置ならびに該装置を装備したスキー板Info
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- JPH067494A JPH067494A JP5025125A JP2512593A JPH067494A JP H067494 A JPH067494 A JP H067494A JP 5025125 A JP5025125 A JP 5025125A JP 2512593 A JP2512593 A JP 2512593A JP H067494 A JPH067494 A JP H067494A
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- A63C—SKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
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- A63C5/06—Skis or snowboards with special devices thereon, e.g. steering devices
- A63C5/075—Vibration dampers
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- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63C—SKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
- A63C7/00—Devices preventing skis from slipping back; Ski-stoppers or ski-brakes
- A63C7/10—Hinged stoppage blades attachable to the skis in such manner that these blades can be moved out of the operative position
- A63C7/1006—Ski-stoppers
- A63C7/1013—Ski-stoppers actuated by the boot
- A63C7/1033—Ski-stoppers actuated by the boot articulated about at least two transverse axes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63C—SKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
- A63C9/00—Ski bindings
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Friction Gearing (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Floor Finish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スキー板、特にアルペンスキー板が滑走面に
及ぼす圧力の配分を変更する装置、およびスキー用制動
装置を提供する。 【要約】 本発明の圧力配分変更装置は靴からの垂直方向外力を感
知できる感知部材(60)と、この感知部材によって感
知された下方へ向かう靴の垂直押圧力の少なくとも一部
分を曲げモーメントの形でスキー板の両端の少なくとも
一方へ伝達するための連結手段(43、44)とを含
む。該連結手段は予応力を誘発するための調節手段(4
3、44、55)を含む。更に、この連結手段は靴の有
無によって該調節手段を自動的に制御する作動手段を有
する。また、本発明によるスキー板制動装置は連結手段
および調節手段を構成するレバー(43、44)の内の
一方に担持されるブレーキ・アームを備える。
及ぼす圧力の配分を変更する装置、およびスキー用制動
装置を提供する。 【要約】 本発明の圧力配分変更装置は靴からの垂直方向外力を感
知できる感知部材(60)と、この感知部材によって感
知された下方へ向かう靴の垂直押圧力の少なくとも一部
分を曲げモーメントの形でスキー板の両端の少なくとも
一方へ伝達するための連結手段(43、44)とを含
む。該連結手段は予応力を誘発するための調節手段(4
3、44、55)を含む。更に、この連結手段は靴の有
無によって該調節手段を自動的に制御する作動手段を有
する。また、本発明によるスキー板制動装置は連結手段
および調節手段を構成するレバー(43、44)の内の
一方に担持されるブレーキ・アームを備える。
Description
【0001】本発明は、スキー板の(とりわけ、アルペ
ンスキー用のスキー板)の滑走面における圧力の自然な
配分を変更するための装置に関する。
ンスキー用のスキー板)の滑走面における圧力の自然な
配分を変更するための装置に関する。
【0002】本発明は、また、スキー板上に保持されて
いる靴を外す時に、スキー板(とりわけ、アルペンスキ
ー用スキー板)の運動を制止するためのスキー用ブレー
キに関する。また、本発明は上記の装置またはブレーキ
を具備したスキー板に関するものである。
いる靴を外す時に、スキー板(とりわけ、アルペンスキ
ー用スキー板)の運動を制止するためのスキー用ブレー
キに関する。また、本発明は上記の装置またはブレーキ
を具備したスキー板に関するものである。
【0003】アルペンスキーを行なうために使用される
スキー板は、比較的長い板で構成され、これらの板上
に、スキーヤーの靴が前部および後部締め具要素によっ
て保持される。靴および締め具はスキー板のほぼ中央区
域にあり、この中央区域は通常「シュー(滑走区域)」
と呼ばれる。スキー板は、休止時にそれ自体が自然の反
りを有し、この反りによって、「シュー」は、スキー板
の前端(すなわち、トップベンド)ならびにスキー板の
後端(すなわち、テール)に対して自然に持ち上がって
いる。更に、スキー板はその内部構造による可撓性を有
する。スキー実施時に、スキー板は、スキーヤーから受
けるさまざまな外力にだけではなくスキー板が滑走する
雪面から受けるさまざまな外力に応答して弾性的に変形
する。
スキー板は、比較的長い板で構成され、これらの板上
に、スキーヤーの靴が前部および後部締め具要素によっ
て保持される。靴および締め具はスキー板のほぼ中央区
域にあり、この中央区域は通常「シュー(滑走区域)」
と呼ばれる。スキー板は、休止時にそれ自体が自然の反
りを有し、この反りによって、「シュー」は、スキー板
の前端(すなわち、トップベンド)ならびにスキー板の
後端(すなわち、テール)に対して自然に持ち上がって
いる。更に、スキー板はその内部構造による可撓性を有
する。スキー実施時に、スキー板は、スキーヤーから受
けるさまざまな外力にだけではなくスキー板が滑走する
雪面から受けるさまざまな外力に応答して弾性的に変形
する。
【0004】スキー板が受ける主な外力は、スキーヤー
の体重と滑走面がスキー板に及ぼす反力とから成る。
の体重と滑走面がスキー板に及ぼす反力とから成る。
【0005】スキー板は、また、締め具要素による外力
をも受ける。実際、締め具要素が長手方向に沿って靴を
挟むことが知られている。この挟持作用に対する反力が
締め具要素を介してスキー板に伝達される。しかしなが
ら、この反力は、スキー板に後部締め具要素を取り付け
る方法によって、異なった性質を有する。実際、或る種
の後部締め具要素はスキー板に直接取り付けられるのに
対して、他の種類の後部締め具要素は、靴の下部に延在
する金属板のような伸長不能な結合部材によって前部締
め具部材に取り付けられる。
をも受ける。実際、締め具要素が長手方向に沿って靴を
挟むことが知られている。この挟持作用に対する反力が
締め具要素を介してスキー板に伝達される。しかしなが
ら、この反力は、スキー板に後部締め具要素を取り付け
る方法によって、異なった性質を有する。実際、或る種
の後部締め具要素はスキー板に直接取り付けられるのに
対して、他の種類の後部締め具要素は、靴の下部に延在
する金属板のような伸長不能な結合部材によって前部締
め具部材に取り付けられる。
【0006】また、スキー板は、スキーヤーがその体重
を前方に掛けるか後方に掛けるかによって、靴上でのス
キーヤーの位置による影響も受ける。
を前方に掛けるか後方に掛けるかによって、靴上でのス
キーヤーの位置による影響も受ける。
【0007】スキー板の反りに作用することによって、
あるいは、雪上でスキー板の圧力の長手方向の配分に作
用することによって、雪上でのスキー板の挙動(とりわ
け、カーブにおけるスキー板の解除の容易さ、およびカ
ーブまたは直線における操作性)を変更できることが知
られている。この圧力の配分に作用することによって、ス
キー板を多少なりとも枢動させたり、あるいは多少なり
とも誘導させたりできること(すなわち、スキー板が容
易に方向転換し、かつ良好な操縦安定性を有するという
傾向を促進できること)が知られている。現在商品化さ
れているスキー板について、雪上へのスキー板の圧力の
配分は、主として、スキー板の内部構造ならびにスキー
板への締め具要素の取付け方法(すなわち、前部締め具
要素と後部締め具要素間に連結板が有るか無いかによっ
て決まる。圧力の配分は後退ばねに与える押圧力の強さ
によっても影響を受ける。
あるいは、雪上でスキー板の圧力の長手方向の配分に作
用することによって、雪上でのスキー板の挙動(とりわ
け、カーブにおけるスキー板の解除の容易さ、およびカ
ーブまたは直線における操作性)を変更できることが知
られている。この圧力の配分に作用することによって、ス
キー板を多少なりとも枢動させたり、あるいは多少なり
とも誘導させたりできること(すなわち、スキー板が容
易に方向転換し、かつ良好な操縦安定性を有するという
傾向を促進できること)が知られている。現在商品化さ
れているスキー板について、雪上へのスキー板の圧力の
配分は、主として、スキー板の内部構造ならびにスキー
板への締め具要素の取付け方法(すなわち、前部締め具
要素と後部締め具要素間に連結板が有るか無いかによっ
て決まる。圧力の配分は後退ばねに与える押圧力の強さ
によっても影響を受ける。
【0008】雪上へのスキー板の圧力の配分を変更でき
るようにする取付け部品付きの装置が存在する。例え
ば、欧州特許出願第183586号明細書には、スキー
板上の締め具要素とスキー板との間に取り付けた板ばね
型の弾性材料でできた薄板についての記載がある。この
薄板は、その前端および後端に、カーソルを有し、これ
らのカーソルを介してスキー板が受ける応力の一部が垂
直方向に通過する。しかしながら、この装置は、寸法が
大きい割には性能が芳しくないという欠点を有する。こ
の装置は、スキーヤーの両足をこのようなスキー板に支
承して、スキーヤーの全体重がシュー(滑走区域)に集
中するのを避ける場合には適している。しかしながら、
従来の一対のスキー板の場合には適さない。
るようにする取付け部品付きの装置が存在する。例え
ば、欧州特許出願第183586号明細書には、スキー
板上の締め具要素とスキー板との間に取り付けた板ばね
型の弾性材料でできた薄板についての記載がある。この
薄板は、その前端および後端に、カーソルを有し、これ
らのカーソルを介してスキー板が受ける応力の一部が垂
直方向に通過する。しかしながら、この装置は、寸法が
大きい割には性能が芳しくないという欠点を有する。こ
の装置は、スキーヤーの両足をこのようなスキー板に支
承して、スキーヤーの全体重がシュー(滑走区域)に集
中するのを避ける場合には適している。しかしながら、
従来の一対のスキー板の場合には適さない。
【0009】また、欧州特許出願第409749号明細
書によれば、2の長手方向ストッパー間に保持され、ス
キー板の上面よりも一段高くした板からなる装置も知ら
れている。この板とストッパーの間には弾性緩衝手段が
挿入され、この弾性手段に及ぶ予応力は調節可能であ
る。締め具の方はと言うと、この板上に取り付けられ
る。該装置は良好な結果を結果をもたらす反面、締め具
要素が、スキー板そのものにではなく、この取り付けた
板部材と一体になっているという欠点を有する。
書によれば、2の長手方向ストッパー間に保持され、ス
キー板の上面よりも一段高くした板からなる装置も知ら
れている。この板とストッパーの間には弾性緩衝手段が
挿入され、この弾性手段に及ぶ予応力は調節可能であ
る。締め具の方はと言うと、この板上に取り付けられ
る。該装置は良好な結果を結果をもたらす反面、締め具
要素が、スキー板そのものにではなく、この取り付けた
板部材と一体になっているという欠点を有する。
【0010】同じ種類の他の装置が、例えば、米国特許
第2,560,693号明細書ならびにドイツ特許第2
259375号明細書に記載されている。これらの装置
については、スキー板の屈曲に及ぼす影響が静的なもの
であること(すなわち、これらの装置が滑走中のスキー
ヤーのスキー板上での位置を考慮していないこと)を指
摘しなければならない。
第2,560,693号明細書ならびにドイツ特許第2
259375号明細書に記載されている。これらの装置
については、スキー板の屈曲に及ぼす影響が静的なもの
であること(すなわち、これらの装置が滑走中のスキー
ヤーのスキー板上での位置を考慮していないこと)を指
摘しなければならない。
【0011】更に、これらの装置については、取付け部
材がスキー板自体に与える予応力を除去することができ
ないことを指摘しておかなければならない。この予応力
は、靴がない場合にさえも、またスキー板を保管する時
にさえも、スキー板に作用を及ぼす。従って、スキー板
は休止中にもその屈曲に作用する応力を連続的に受け
る。従って、スキー板はこの予応力により不可逆的変形
を被る場合がある。
材がスキー板自体に与える予応力を除去することができ
ないことを指摘しておかなければならない。この予応力
は、靴がない場合にさえも、またスキー板を保管する時
にさえも、スキー板に作用を及ぼす。従って、スキー板
は休止中にもその屈曲に作用する応力を連続的に受け
る。従って、スキー板はこの予応力により不可逆的変形
を被る場合がある。
【0012】更に、これらの装置は標準の締め具要素と
制動部材を装備するために設けられる。特に、スキー板
に取り付けられた部材の存在を考慮して、ブレーキ用の
特殊な装備を考慮していない。
制動部材を装備するために設けられる。特に、スキー板
に取り付けられた部材の存在を考慮して、ブレーキ用の
特殊な装備を考慮していない。
【0013】本発明の目的の1つは、スキー板の滑走面
に対する圧力の配分を動的に変更可能にする装置(すな
わち、スキーヤーのスキー板上における位置ならびにス
キーヤーがそのスキー板上に及ぼす垂直方向の押圧力を
考慮した装置)を提案することにある。
に対する圧力の配分を動的に変更可能にする装置(すな
わち、スキーヤーのスキー板上における位置ならびにス
キーヤーがそのスキー板上に及ぼす垂直方向の押圧力を
考慮した装置)を提案することにある。
【0014】本発明の他の1つの目的は、更に、滑走中
にスキーヤーに懸架効果を与える装置を提案することに
ある。
にスキーヤーに懸架効果を与える装置を提案することに
ある。
【0015】本発明の他の1つの目的は、スキー板内に
予応力を誘発する装置(とりわけ、スキーの保管時、靴
が乗っていない場合に、この予応力を除去できるような
装置)を提案することにある。
予応力を誘発する装置(とりわけ、スキーの保管時、靴
が乗っていない場合に、この予応力を除去できるような
装置)を提案することにある。
【0016】本発明の他の1つの目的は、諸部材を圧力
分配装置に組み込んだスキー用ブレーキを提案すること
にある。
分配装置に組み込んだスキー用ブレーキを提案すること
にある。
【0017】本発明の他の目的および利点は以下の説明
から明かとなろう。
から明かとなろう。
【0018】本発明による装置は、特にアルペンスキー
板のようなスキー板に装備されるためのものであり、こ
のスキー板は、そのシュー(滑走区域)の中央部におい
て靴を保持するための少なくとも1の締め具要素と、靴
底が乗る少なくとも1の支承板とを備えている。
板のようなスキー板に装備されるためのものであり、こ
のスキー板は、そのシュー(滑走区域)の中央部におい
て靴を保持するための少なくとも1の締め具要素と、靴
底が乗る少なくとも1の支承板とを備えている。
【0019】本装置は、以下の事項を特徴とする: − この装置は、靴からの垂直方向外力を感知すること
のできる感知部材(探触子)と、この感知部材によって
感知された下方へ向かう靴の垂直押圧力の少なくとも一
部を曲げモーメントの形で底板の両端の少なくとも一方
へ伝達するため該感知部材と底板との間に設けた連結手
段とを含むこと; − この連結手段は、滑走を行なうために定められたゼ
ロでない1つの値と、滑走を行なう時以外のゼロの値と
の2つの値の間で変化する予応力をこの連結手段内に誘
発するための調節手段を含むこと; − 該連結手段が靴の有無を感知して、靴が締め具要素
内に嵌入されるとき、自動的に調節手段に予応力を掛け
るように制御するための作動手段を有すること。
のできる感知部材(探触子)と、この感知部材によって
感知された下方へ向かう靴の垂直押圧力の少なくとも一
部を曲げモーメントの形で底板の両端の少なくとも一方
へ伝達するため該感知部材と底板との間に設けた連結手
段とを含むこと; − この連結手段は、滑走を行なうために定められたゼ
ロでない1つの値と、滑走を行なう時以外のゼロの値と
の2つの値の間で変化する予応力をこの連結手段内に誘
発するための調節手段を含むこと; − 該連結手段が靴の有無を感知して、靴が締め具要素
内に嵌入されるとき、自動的に調節手段に予応力を掛け
るように制御するための作動手段を有すること。
【0020】本発明によるスキー用ブレーキは、アーム
がスキー板の下面下に突出する作動位置と、このアーム
がスキー板の側縁に沿って上昇する休止位置との間で移
動する少なくとも1のブレーキ・アームを含み、また、
保持用締め具内に靴が嵌入されたとき、これらのアーム
をその作動位置から休止位置まで戻すための作動手段
と、靴の解放時に、これらのアームをその作動位置に弾
性的に戻すための付勢手段とを含む。
がスキー板の下面下に突出する作動位置と、このアーム
がスキー板の側縁に沿って上昇する休止位置との間で移
動する少なくとも1のブレーキ・アームを含み、また、
保持用締め具内に靴が嵌入されたとき、これらのアーム
をその作動位置から休止位置まで戻すための作動手段
と、靴の解放時に、これらのアームをその作動位置に弾
性的に戻すための付勢手段とを含む。
【0021】このブレーキは、作動手段が、スキー板の
上方で該スキー板の長手方向に向けられた2のレバーの
組立体を含み、これらのレバーが、開いた位置とスキー
板の上面に対して平坦になる位置との間を移動する不安
定なナックル継手のように、水平横断方向軸を中心とし
て互いにヒンジ連結されること;また、これらのレバー
の1がブレーキ・アームを担持すること;更に、これら
2のレバーが連結手段によってスキー板の底板に連結さ
れ、靴が締め具要素内に嵌入されて平坦位置でナックル
継手を作動させるとき、これらのレバーがこの連結手段
内に調節用の予応力を発生することを特徴とする。
上方で該スキー板の長手方向に向けられた2のレバーの
組立体を含み、これらのレバーが、開いた位置とスキー
板の上面に対して平坦になる位置との間を移動する不安
定なナックル継手のように、水平横断方向軸を中心とし
て互いにヒンジ連結されること;また、これらのレバー
の1がブレーキ・アームを担持すること;更に、これら
2のレバーが連結手段によってスキー板の底板に連結さ
れ、靴が締め具要素内に嵌入されて平坦位置でナックル
継手を作動させるとき、これらのレバーがこの連結手段
内に調節用の予応力を発生することを特徴とする。
【0022】以下の説明ならびにこの説明の一部となる
添付図を参照することにより、本発明をより良く理解す
ることができよう。
添付図を参照することにより、本発明をより良く理解す
ることができよう。
【0023】図1は、シュー(滑走区域)2に前部締め
具要素3と後部締め具要素4とを備えた底板1を含むア
ルペンスキー板を示す。底板1は、上方に曲がった前端
(すなわち、トップベンド)5と、後端(すなわち、テ
ール)6とを備えた細長い形をしている。
具要素3と後部締め具要素4とを備えた底板1を含むア
ルペンスキー板を示す。底板1は、上方に曲がった前端
(すなわち、トップベンド)5と、後端(すなわち、テ
ール)6とを備えた細長い形をしている。
【0024】前部および後部締め具要素は、適宜な型式
のもので、これらについては詳細に説明しない。これら
の締め具要素は、靴の前端および後端を保持し、また、
靴がこれらの締め具要素の一方に過度な外力を及ぼす場
合に靴を解放するためのものである。
のもので、これらについては詳細に説明しない。これら
の締め具要素は、靴の前端および後端を保持し、また、
靴がこれらの締め具要素の一方に過度な外力を及ぼす場
合に靴を解放するためのものである。
【0025】図1に示すスキー板の場合、靴底は公知の
要領で前部支承板7と後部支承板8を介して底板1上に
乗り、これら支承板はそれぞれ前部締め具要素3と後部
締め具要素4に組み付けられる。
要領で前部支承板7と後部支承板8を介して底板1上に
乗り、これら支承板はそれぞれ前部締め具要素3と後部
締め具要素4に組み付けられる。
【0026】図1に示す装置は、更に、締め具要素3、
4間にブレーキ9を含み、このブレーキは2の制動用側
方アーム10、11(より一般的には、少なくとも1の
制動用アーム)を有する。
4間にブレーキ9を含み、このブレーキは2の制動用側
方アーム10、11(より一般的には、少なくとも1の
制動用アーム)を有する。
【0027】図3を参照すると、前部締め具要素3は、
その下部に、スキー板に一体連結された台板13を有す
る。この台板13は、基板14上に取り付けられ、この
基板によって台板がスキー板の底板の上面よりも若干高
い位置にあるのが好ましい。台板13と基板14からな
る組立体は、適宜な手段(例えば、図3には示されてい
ないねじ)によって固定される。該基板の後部分には水
平横断方向軸を収容するための孔15がある。この孔は
底板1の上面よりも一段高い位置にある。この孔の役割
については後ほど述べる。
その下部に、スキー板に一体連結された台板13を有す
る。この台板13は、基板14上に取り付けられ、この
基板によって台板がスキー板の底板の上面よりも若干高
い位置にあるのが好ましい。台板13と基板14からな
る組立体は、適宜な手段(例えば、図3には示されてい
ないねじ)によって固定される。該基板の後部分には水
平横断方向軸を収容するための孔15がある。この孔は
底板1の上面よりも一段高い位置にある。この孔の役割
については後ほど述べる。
【0028】後部締め具要素4は、公知の要領で、スラ
イドガイド(滑り溝)17に沿って長手方向に移動可能
な本体16を有する。このスライドガイド17は、スキ
ー板に一体連結された基板18を介して底板1に連結さ
れる。
イドガイド(滑り溝)17に沿って長手方向に移動可能
な本体16を有する。このスライドガイド17は、スキ
ー板に一体連結された基板18を介して底板1に連結さ
れる。
【0029】基板18は、主として、2の長手方向垂直
翼部21、22を有し、これら翼部の間隔は、スライド
ガイド17が該2の翼部間に嵌入できるよう、このスラ
イドガイド17の幅よりも若干広い。図3では翼部21
のみを示す。
翼部21、22を有し、これら翼部の間隔は、スライド
ガイド17が該2の翼部間に嵌入できるよう、このスラ
イドガイド17の幅よりも若干広い。図3では翼部21
のみを示す。
【0030】スライドガイド17と基板18間のヒンジ
連結は、水平横断方向に平行な軸を中心とする枢動によ
って行なわれる。図3において、この軸はスライドガイ
ド17と基板18とを貫通するヒンジ連結軸20となっ
ている。このヒンジ連結軸20は底板1の上面よりも一
段高い位置にある。言うまでもなく、これは限定的なも
のではなく、他のどのようなヒンジ連結手段をも使用す
ることができる。
連結は、水平横断方向に平行な軸を中心とする枢動によ
って行なわれる。図3において、この軸はスライドガイ
ド17と基板18とを貫通するヒンジ連結軸20となっ
ている。このヒンジ連結軸20は底板1の上面よりも一
段高い位置にある。言うまでもなく、これは限定的なも
のではなく、他のどのようなヒンジ連結手段をも使用す
ることができる。
【0031】従って、スライドガイド17は、スキー板
の長手方向によって画定される長手方向垂直面内で枢動
することができる。
の長手方向によって画定される長手方向垂直面内で枢動
することができる。
【0032】これに対し、スライドガイド17と基板1
8間の連結は、スキー板の中央長手方向垂直面内におけ
るこの運動以外のスライドガイド17の運動を許容しな
いことがわかる。
8間の連結は、スキー板の中央長手方向垂直面内におけ
るこの運動以外のスライドガイド17の運動を許容しな
いことがわかる。
【0033】この枢動運動は少なくとも上方へ向けて制
限されるのが好ましい。この制限手段は、図中、スライ
ドガイド17の前部分と一体で、かつその両端が長孔2
8、29の箇所で基板18の翼部21、22を貫通する
水平横断方向ピン25の形で示される。これらの長孔は
ピン25よりも大きな寸法を有し、この結果、ピンは垂
直方向だけでなく長手方向にも移動することができる。
該長孔28、29の上部分は、ピン25に対して、スラ
イドガイド17の上方への運動を制限するストッパーと
なる。スライドガイドの下方への運動はスキー板自体あ
るいは長孔28、29の下部分によって制限することが
できる。
限されるのが好ましい。この制限手段は、図中、スライ
ドガイド17の前部分と一体で、かつその両端が長孔2
8、29の箇所で基板18の翼部21、22を貫通する
水平横断方向ピン25の形で示される。これらの長孔は
ピン25よりも大きな寸法を有し、この結果、ピンは垂
直方向だけでなく長手方向にも移動することができる。
該長孔28、29の上部分は、ピン25に対して、スラ
イドガイド17の上方への運動を制限するストッパーと
なる。スライドガイドの下方への運動はスキー板自体あ
るいは長孔28、29の下部分によって制限することが
できる。
【0034】スライドガイド17は、その長さ方向に沿
った圧縮力に耐え得る適宜な材料で製作される。
った圧縮力に耐え得る適宜な材料で製作される。
【0035】更に、本発明による装置は、靴底の端部を
介して加えられる垂直方向の外力を感知できる感知部材
を含む。また更に、この装置は該感知部材とスキー板の
底板1との間に連結手段を含み、この感知部材に加えら
れる下方への垂直外力を、スキー板の端部を雪に入り込
ませようとする少なくとも1の曲げモーメントに変換す
る。
介して加えられる垂直方向の外力を感知できる感知部材
を含む。また更に、この装置は該感知部材とスキー板の
底板1との間に連結手段を含み、この感知部材に加えら
れる下方への垂直外力を、スキー板の端部を雪に入り込
ませようとする少なくとも1の曲げモーメントに変換す
る。
【0036】図示の実施態様において、該連結手段は、
主として、揺動部材35と、その支承用シム38と、主
として前部基板14に接続された連結部材41からなる
前部連結手段と、主として基板18に連結されるスライ
ドガイド17からなる後部連結手段とを含む。
主として、揺動部材35と、その支承用シム38と、主
として前部基板14に接続された連結部材41からなる
前部連結手段と、主として基板18に連結されるスライ
ドガイド17からなる後部連結手段とを含む。
【0037】この連結手段は、靴の下方へ向かう垂直押
圧力を、それぞれスキー板の前方および後方へ向けられ
る2の長手方向押圧力に変換する。前方への長手方向押
圧力は、既に述べた孔15の箇所で前部基板14に加え
られる。この箇所に加わる前方への長手方向の力が、ト
ップベンドを雪に入り込ませようとする曲げモーメント
の形で底板に伝達されることは理解できる。後方への長
手方向押圧力は、スライドガイド17とのヒンジ連結軸
20の箇所において、後部基板18に加えられる。この
箇所に加わる後方への長手方向押圧力は、底板のテール
部を雪に入り込ませようとする曲げモーメントの形で該
底板に伝達される。
圧力を、それぞれスキー板の前方および後方へ向けられ
る2の長手方向押圧力に変換する。前方への長手方向押
圧力は、既に述べた孔15の箇所で前部基板14に加え
られる。この箇所に加わる前方への長手方向の力が、ト
ップベンドを雪に入り込ませようとする曲げモーメント
の形で底板に伝達されることは理解できる。後方への長
手方向押圧力は、スライドガイド17とのヒンジ連結軸
20の箇所において、後部基板18に加えられる。この
箇所に加わる後方への長手方向押圧力は、底板のテール
部を雪に入り込ませようとする曲げモーメントの形で該
底板に伝達される。
【0038】この底板の前部および後部に誘発される曲
げモーメントの強さは、長手方向押圧力の強さによって
変わるが、該底板の上面に対する孔15または軸20の
高さによっても変わる。
げモーメントの強さは、長手方向押圧力の強さによって
変わるが、該底板の上面に対する孔15または軸20の
高さによっても変わる。
【0039】前部または後部連結手段は、それ自体が、
前部基板14と後部基板18との間で、揺動部材35に
も伝達される予備押圧力を連結手段内に誘発させるため
の調節手段を含むのが好ましい。この調整手段は、それ
自体、靴が存在するか否かにより、靴が存在しない場合
のゼロまたはほぼゼロの値と、靴が存在する場合の一定
の値との間で、自動的に調節される。
前部基板14と後部基板18との間で、揺動部材35に
も伝達される予備押圧力を連結手段内に誘発させるため
の調節手段を含むのが好ましい。この調整手段は、それ
自体、靴が存在するか否かにより、靴が存在しない場合
のゼロまたはほぼゼロの値と、靴が存在する場合の一定
の値との間で、自動的に調節される。
【0040】図示の実施態様において、連結手段は、ま
ず最初に、2の分岐部(すなわち、垂直分岐部35aと
後方へ向けられた水平分岐部35b)を有する揺動部材
35を含む。この揺動部材35は既に述べたピン25を
中心としてスライドガイド17の前部分により保持され
る。このピンは、分岐部35a、35bの連結箇所で、該
揺動部材の中央部を貫通する。
ず最初に、2の分岐部(すなわち、垂直分岐部35aと
後方へ向けられた水平分岐部35b)を有する揺動部材
35を含む。この揺動部材35は既に述べたピン25を
中心としてスライドガイド17の前部分により保持され
る。このピンは、分岐部35a、35bの連結箇所で、該
揺動部材の中央部を貫通する。
【0041】従って、後部連結手段を構成するスライド
ガイド17は揺動部材35を後部基板18に連結する。
ガイド17は揺動部材35を後部基板18に連結する。
【0042】揺動部材の水平分岐部35bはピン25の
後方に延在し、底板と一体のシム38に対して垂直方向
に支承される。図示の例において、シム38は基板18
の一部分を成す。しかしながら、このシムは基板と別個
のもので、かつ底板1と一体であってもよい。
後方に延在し、底板と一体のシム38に対して垂直方向
に支承される。図示の例において、シム38は基板18
の一部分を成す。しかしながら、このシムは基板と別個
のもので、かつ底板1と一体であってもよい。
【0043】揺動部材35の上部分で、ピン25用の孔
のほぼ上方には、更に、水平横断方向軸40用の孔があ
り、この軸上に前部連結部材41が接続される。この部
材41は、その前部において、基板14の孔15に挿入
した横断方向軸42を介して該基板に連結される。
のほぼ上方には、更に、水平横断方向軸40用の孔があ
り、この軸上に前部連結部材41が接続される。この部
材41は、その前部において、基板14の孔15に挿入
した横断方向軸42を介して該基板に連結される。
【0044】前部連結部材41は底板1の長手方向に沿
って方向付けられた2の部材からなり、これら両部材は
ナックル継手状にヒンジ連結される。例えば、該連結部
材41は前部レバー43と後部レバー44を含み、これ
ら両レバーは水平横断方向軸45を中心として互いにヒ
ンジ連結される。レバー43の前方自由端は軸42を中
心として基板14にヒンジ連結され、レバー44の後端
はヒンジ連結軸40を介して揺動部材35に連結され
る。このようにして、部材43、44によって形成され
たナックル継手は図3に示す開位置と図4に示す閉位置
との間を移動することができる。
って方向付けられた2の部材からなり、これら両部材は
ナックル継手状にヒンジ連結される。例えば、該連結部
材41は前部レバー43と後部レバー44を含み、これ
ら両レバーは水平横断方向軸45を中心として互いにヒ
ンジ連結される。レバー43の前方自由端は軸42を中
心として基板14にヒンジ連結され、レバー44の後端
はヒンジ連結軸40を介して揺動部材35に連結され
る。このようにして、部材43、44によって形成され
たナックル継手は図3に示す開位置と図4に示す閉位置
との間を移動することができる。
【0045】このナックル継手をその開位置からその平
坦になる位置まで移行させるのは略示した靴47であ
る。更に、平坦になる位置は不安定な均衡位置である。
すなわち、中央軸45は弾性力によって常に上方へ戻さ
れ、靴が解放されるや否やナックル継手は自然に開くよ
うになる。
坦になる位置まで移行させるのは略示した靴47であ
る。更に、平坦になる位置は不安定な均衡位置である。
すなわち、中央軸45は弾性力によって常に上方へ戻さ
れ、靴が解放されるや否やナックル継手は自然に開くよ
うになる。
【0046】図3ないし図7に示す実施態様において、
2のレバー43、44に共通のヒンジ連結軸45はレバ
ー44によって担持され、かつ該ヒンジ連結軸はもう一
方のレバー43のスロット50内を移動することができ
る。このスロットは側方翼部48、49によって担持さ
れた2の対称部分を含むとともに、このレバー43によ
って定められる長手方向に沿って方向付けられる。該ナ
ックル継手がその開位置から平坦になる位置まで移動す
ると、軸45はレバー44の前部分と共に移動し、前方
に向かってレバー43のスロット50内を走行する。
2のレバー43、44に共通のヒンジ連結軸45はレバ
ー44によって担持され、かつ該ヒンジ連結軸はもう一
方のレバー43のスロット50内を移動することができ
る。このスロットは側方翼部48、49によって担持さ
れた2の対称部分を含むとともに、このレバー43によ
って定められる長手方向に沿って方向付けられる。該ナ
ックル継手がその開位置から平坦になる位置まで移動す
ると、軸45はレバー44の前部分と共に移動し、前方
に向かってレバー43のスロット50内を走行する。
【0047】ナックル継手が平坦になる位置(すなわ
ち、図4の位置)において、軸45はスロット50の前
部で衝止されるのが好ましい。更に、この位置におい
て、後部レバー44と前部レバー43が明らかに長手方
向に沿って互いに支承し合い、これら部材のうちの一方
に他方からの圧縮応力が伝わるようにするのが好まし
い。図示の場合に、該レバー43の後部はスロット50
のすぐ前に垂直の支承面51を有し、ナックル継手が平
坦になるとき、この支承面に対してレバー44の前端5
2が押しつけられる。
ち、図4の位置)において、軸45はスロット50の前
部で衝止されるのが好ましい。更に、この位置におい
て、後部レバー44と前部レバー43が明らかに長手方
向に沿って互いに支承し合い、これら部材のうちの一方
に他方からの圧縮応力が伝わるようにするのが好まし
い。図示の場合に、該レバー43の後部はスロット50
のすぐ前に垂直の支承面51を有し、ナックル継手が平
坦になるとき、この支承面に対してレバー44の前端5
2が押しつけられる。
【0048】また、ナックル継手を弾性力によって開位
置に戻すための弾性戻し手段が設けられる。図3ないし
図7の場合、この弾性戻し手段は前部レバー43の長手
方向の孔57内にある2のばね55、56を含む組立体
からなり、これらの孔は支承面51の箇所でその後部分
に連通し、これらのばねがレバー44の前端を後方に押
すようになっている。
置に戻すための弾性戻し手段が設けられる。図3ないし
図7の場合、この弾性戻し手段は前部レバー43の長手
方向の孔57内にある2のばね55、56を含む組立体
からなり、これらの孔は支承面51の箇所でその後部分
に連通し、これらのばねがレバー44の前端を後方に押
すようになっている。
【0049】更に、2のレバー43、44のヒンジ連結
軸45は、常に、軸42、40の一線整列位置よりも上
にあり、この結果ナックル継手は決して完全に閉じられ
ない。場合によっては、レバー43または底板1と一体
のシムが軸40、42の一線整列位置よりも上方で軸4
5を保持する。
軸45は、常に、軸42、40の一線整列位置よりも上
にあり、この結果ナックル継手は決して完全に閉じられ
ない。場合によっては、レバー43または底板1と一体
のシムが軸40、42の一線整列位置よりも上方で軸4
5を保持する。
【0050】しかしながら、これは限定的なものではな
く、他の弾性戻し手段を適用することもできる。
く、他の弾性戻し手段を適用することもできる。
【0051】この調節手段によって連結手段内に誘発さ
れる予応力は、部分的に、前部レバー43の面51に対
するレバー44の前端52の押圧、およびナックル継手
が閉じることにより誘発される応力から生じ、また部分
的に、ばね55、56から生じる。
れる予応力は、部分的に、前部レバー43の面51に対
するレバー44の前端52の押圧、およびナックル継手
が閉じることにより誘発される応力から生じ、また部分
的に、ばね55、56から生じる。
【0052】好ましい一実施態様によれば、前部レバー
43は、その後部分において、受け板60を介してスロ
ット50を越えて伸び出ている。ナックル継手が平坦に
なる位置において、該受け板60は靴底と接触し、かつ
ヒンジ連結軸40までレバー44を揺動部材35と共に
覆う。靴が締め具内に在る場合には、靴底の後部分が受
け板60と接触しているということを指摘しておく必要
がある。靴によって受け板60に掛かる下方への垂直付
勢力は、軸40の箇所で揺動部材35に伝達される。軸
40はシム38上における揺動部材の水平分岐部35b
の支点に対して長手方向にずれており、この結果、下方
へ向けられた強い付勢力によって、揺動部材がシム38
上のその支点を中心として回動しようとする。該受け板
60は、靴底とその後端箇所で接触し、かつ靴の垂直付
勢力、特に下方へ向けられた付勢力を感知することがで
きる感知部材を構成する。
43は、その後部分において、受け板60を介してスロ
ット50を越えて伸び出ている。ナックル継手が平坦に
なる位置において、該受け板60は靴底と接触し、かつ
ヒンジ連結軸40までレバー44を揺動部材35と共に
覆う。靴が締め具内に在る場合には、靴底の後部分が受
け板60と接触しているということを指摘しておく必要
がある。靴によって受け板60に掛かる下方への垂直付
勢力は、軸40の箇所で揺動部材35に伝達される。軸
40はシム38上における揺動部材の水平分岐部35b
の支点に対して長手方向にずれており、この結果、下方
へ向けられた強い付勢力によって、揺動部材がシム38
上のその支点を中心として回動しようとする。該受け板
60は、靴底とその後端箇所で接触し、かつ靴の垂直付
勢力、特に下方へ向けられた付勢力を感知することがで
きる感知部材を構成する。
【0053】上記の装置の動作を以下に述べる。
【0054】靴がスキー板上に無い場合(すなわち、図
3に示す位置の場合)には、ばね55、56が弾性力に
よってレバー43、44からなるナックル継手をその開
位置に戻す。
3に示す位置の場合)には、ばね55、56が弾性力に
よってレバー43、44からなるナックル継手をその開
位置に戻す。
【0055】図4に示すように靴が締め具に嵌入される
と、靴底の後部が受け板60を押圧し、これにより、こ
れら2のレバー間の連結軸45が一線整列状態にある軸
40、42を越えることなしに、ナックル継手を平坦な
位置にする。この結果、ナックル継手は不安定な均衡状
態となり、かつ靴の存在のみによってこの位置に保たれ
る。この位置において、連結手段ならびにばね55、5
6によって誘発される予応力は揺動部材を高位置(すな
わち、スキー板上で靴が通常の平衡状態のとき、長孔2
8、29内の上部分で軸25の両端が衝止される位置)
に保つのに十分なものである。
と、靴底の後部が受け板60を押圧し、これにより、こ
れら2のレバー間の連結軸45が一線整列状態にある軸
40、42を越えることなしに、ナックル継手を平坦な
位置にする。この結果、ナックル継手は不安定な均衡状
態となり、かつ靴の存在のみによってこの位置に保たれ
る。この位置において、連結手段ならびにばね55、5
6によって誘発される予応力は揺動部材を高位置(すな
わち、スキー板上で靴が通常の平衡状態のとき、長孔2
8、29内の上部分で軸25の両端が衝止される位置)
に保つのに十分なものである。
【0056】図7は、靴の後端が、スキー板に対して、
予応力を克服する下方向追加押圧力Pを掛ける場合を示
す。この状態は、とりわけ、スキーヤーが自分の体重を
スキー板の後部に掛けるときに生じる。この場合、該押
圧力Pは揺動部材35に伝達され、この押圧力により、
該揺動部材の水平分岐部35bがシム38上に有する支
点を中心として揺動部材を枢動させる。この枢動は、前
部連結部材41のヒンジ連結軸40を前方へ、また、ス
ライドガイド17の後部ヒンジ連結軸25を後方へ移動
させようとする。これにより、前部連結部材41と後部
連結部材17内に、底板1の両端の各々へ向けられる押
圧力が誘発される。図7において、この押圧力を矢印F
1およびF2で示す。前方への押圧力F1は軸42の箇
所で前部基板14に伝達されて、スキー板の底板の前部
分に、トップベンドを雪に入り込ませようとする曲げモ
ーメントを誘発する。同様に、後方への押圧力F2はヒ
ンジ連結軸20の箇所で後部基板18に伝達されて、底
板1の後部分に、該底板1のテール部を雪に入り込ませ
ようとする曲げモーメントを誘発する。
予応力を克服する下方向追加押圧力Pを掛ける場合を示
す。この状態は、とりわけ、スキーヤーが自分の体重を
スキー板の後部に掛けるときに生じる。この場合、該押
圧力Pは揺動部材35に伝達され、この押圧力により、
該揺動部材の水平分岐部35bがシム38上に有する支
点を中心として揺動部材を枢動させる。この枢動は、前
部連結部材41のヒンジ連結軸40を前方へ、また、ス
ライドガイド17の後部ヒンジ連結軸25を後方へ移動
させようとする。これにより、前部連結部材41と後部
連結部材17内に、底板1の両端の各々へ向けられる押
圧力が誘発される。図7において、この押圧力を矢印F
1およびF2で示す。前方への押圧力F1は軸42の箇
所で前部基板14に伝達されて、スキー板の底板の前部
分に、トップベンドを雪に入り込ませようとする曲げモ
ーメントを誘発する。同様に、後方への押圧力F2はヒ
ンジ連結軸20の箇所で後部基板18に伝達されて、底
板1の後部分に、該底板1のテール部を雪に入り込ませ
ようとする曲げモーメントを誘発する。
【0057】押圧力F1およびF2は、実際には、作用
と反作用とによって発生する。その各々の強さは必ずし
も同じではない。この強さはシム38上における分岐部
35bの支点に対する軸40、25の位置によって決ま
る。
と反作用とによって発生する。その各々の強さは必ずし
も同じではない。この強さはシム38上における分岐部
35bの支点に対する軸40、25の位置によって決ま
る。
【0058】底板の前部分および後部分に生じるモーメ
ントは、押圧力F1およびF2の強さならびに底板の上
面に対する軸42、20の高さによって決まる。
ントは、押圧力F1およびF2の強さならびに底板の上
面に対する軸42、20の高さによって決まる。
【0059】追加押圧力Pが停止すると、スキー板の前
端および後端に誘発した曲げモーメントが減少し、揺動
部材はその通常の休止位置(すなわち、図6に示す位
置)へ戻され、この結果、受け板60は、軸25の両端
がスロット28、29内で衝止するようになるまでその
上方位置に戻される。
端および後端に誘発した曲げモーメントが減少し、揺動
部材はその通常の休止位置(すなわち、図6に示す位
置)へ戻され、この結果、受け板60は、軸25の両端
がスロット28、29内で衝止するようになるまでその
上方位置に戻される。
【0060】従って、この追加押圧力Pは、スキー板の
前部および後部に曲げモーメントを発生する。更に、該
追加押圧力は、靴の後端が乗る受け板60の下方向垂直
運動を生じる。この運動は弾性力により阻止される。従
って、靴底の後端の垂直方向の緩衝または懸架効果が得
られる。
前部および後部に曲げモーメントを発生する。更に、該
追加押圧力は、靴の後端が乗る受け板60の下方向垂直
運動を生じる。この運動は弾性力により阻止される。従
って、靴底の後端の垂直方向の緩衝または懸架効果が得
られる。
【0061】靴をスキー板に保持している締め具要素か
ら靴が離れる場合、あるいは、締め具要素の一方の偶発
的な解放または意図的な解放動作が行われたのち、ばね
55、56が、弾性力によって、前部連結部材41を構
成するナックル継手をその開位置に移行させる。この装
置がスキー板1上に誘発させた予応力は消失する。
ら靴が離れる場合、あるいは、締め具要素の一方の偶発
的な解放または意図的な解放動作が行われたのち、ばね
55、56が、弾性力によって、前部連結部材41を構
成するナックル継手をその開位置に移行させる。この装
置がスキー板1上に誘発させた予応力は消失する。
【0062】このようにして、この連結手段が底板内に
誘発させる予応力は、靴そのものが締め具内に在るとき
にしか存在せず、かつ、靴が締め具要素を離れるとすぐ
に自動的に消失する。従って、スキー板には、スキー実
施中にしか予応力は掛からず、永続的に加わる予応力に
よって不可逆的にスキー板が変形する恐れはない。
誘発させる予応力は、靴そのものが締め具内に在るとき
にしか存在せず、かつ、靴が締め具要素を離れるとすぐ
に自動的に消失する。従って、スキー板には、スキー実
施中にしか予応力は掛からず、永続的に加わる予応力に
よって不可逆的にスキー板が変形する恐れはない。
【0063】本発明の他の一つの特徴によれば、スキー
板の制動装置が上述の前部連結部材41に組み合わされ
る。このような制動装置は、公知の要領で、休止位置と
動作位置との間で移動可能な少なくとも1のブレーキ・
アーム(好ましくは2のアーム10、11)を含む。休
止位置において、ブレーキ・アーム10、11は底板1
の上面よりも上方に持ち上げられ、また、動作位置にお
いて、これらブレーキ・アームは底板1の上面の下部に
突出して雪中に突き刺さるようになる。
板の制動装置が上述の前部連結部材41に組み合わされ
る。このような制動装置は、公知の要領で、休止位置と
動作位置との間で移動可能な少なくとも1のブレーキ・
アーム(好ましくは2のアーム10、11)を含む。休
止位置において、ブレーキ・アーム10、11は底板1
の上面よりも上方に持ち上げられ、また、動作位置にお
いて、これらブレーキ・アームは底板1の上面の下部に
突出して雪中に突き刺さるようになる。
【0064】一つの位置から他の位置への移行は、締め
具要素内に靴があるかないかに応じて反応する作動手段
により行われる。本発明によれば、この作動手段はレバ
ー43、44の一方、あるいはこれら2のレバーの組み
合わせ動作によって構成される。また、ブレーキ・アー
ム10、11はこれらレバーの一方により一体的に担持
され、従って、これらアームは、このレバーの運動に伴
って、ナックル継手41の平坦になった位置から開位置
まで移動できるのが有利である。前部連結部材41を構
成するナックル継手をその開位置へ弾性力によって戻す
ばね55、56は、更に、制動装置をその動作位置に戻
すばねにもなる。
具要素内に靴があるかないかに応じて反応する作動手段
により行われる。本発明によれば、この作動手段はレバ
ー43、44の一方、あるいはこれら2のレバーの組み
合わせ動作によって構成される。また、ブレーキ・アー
ム10、11はこれらレバーの一方により一体的に担持
され、従って、これらアームは、このレバーの運動に伴
って、ナックル継手41の平坦になった位置から開位置
まで移動できるのが有利である。前部連結部材41を構
成するナックル継手をその開位置へ弾性力によって戻す
ばね55、56は、更に、制動装置をその動作位置に戻
すばねにもなる。
【0065】図示の実施態様において、ブレーキ・アー
ム10、11は、レバー44と一体的に連結されて、軸
40を中心として回転運動をする。レバー44は、ブレ
ーキ・アーム10、11の上部分を内部で保持するブレ
ーキ用ケースを構成する。図6には、水平横断方向のセ
グメント10a、11aによってこのケース内に入るブ
レーキ・アーム10、11を示す。これら2のセグメン
トは互いにほぼ同一線上にあり、軸40と45の間に位
置する。次に、これらブレーキ・アームはほぼ隣接する
2のセグメント10b、11bを介して伸び出ており、
次に、互いにほぼ同一線上にあって水平横断方向に沿っ
て外方へ向けられた2の末端セグメント10c、11c
を介して伸び出ている。これら末端セグメント10c、
11cはケース44の前部分に位置し、かつその両端は
ケースから外方へ向かって出ている。セグメント10
c、11cは、図示の例において、前述の2のレバー4
3、44を連結するヒンジ連結軸45となる。
ム10、11は、レバー44と一体的に連結されて、軸
40を中心として回転運動をする。レバー44は、ブレ
ーキ・アーム10、11の上部分を内部で保持するブレ
ーキ用ケースを構成する。図6には、水平横断方向のセ
グメント10a、11aによってこのケース内に入るブ
レーキ・アーム10、11を示す。これら2のセグメン
トは互いにほぼ同一線上にあり、軸40と45の間に位
置する。次に、これらブレーキ・アームはほぼ隣接する
2のセグメント10b、11bを介して伸び出ており、
次に、互いにほぼ同一線上にあって水平横断方向に沿っ
て外方へ向けられた2の末端セグメント10c、11c
を介して伸び出ている。これら末端セグメント10c、
11cはケース44の前部分に位置し、かつその両端は
ケースから外方へ向かって出ている。セグメント10
c、11cは、図示の例において、前述の2のレバー4
3、44を連結するヒンジ連結軸45となる。
【0066】従って、ブレーキ・アーム10、11は、
レバー44と共に、制動装置の休止位置に相当するナッ
クル継手が平坦になる位置と、ブレーキ・アーム10、
11の動作位置に相当するナックル継手の開位置との間
で枢動する。ナックル継手をその開位置で弾性力によっ
て戻すばね55、56は、また、ブレーキ・アームをそ
の動作位置に戻すための力ともなる。しかしながら、ば
ね55、56は限定的なものではないこと、およびナッ
クル継手の開位置(すなわち、図3に示す位置)にレバ
ー44を弾性力で戻す他のあらゆる手段を使用して、同
時に、ナックル継手をその開位置に、また、ブレーキを
その動作位置に戻すことができることを指摘しておく必
要がある。
レバー44と共に、制動装置の休止位置に相当するナッ
クル継手が平坦になる位置と、ブレーキ・アーム10、
11の動作位置に相当するナックル継手の開位置との間
で枢動する。ナックル継手をその開位置で弾性力によっ
て戻すばね55、56は、また、ブレーキ・アームをそ
の動作位置に戻すための力ともなる。しかしながら、ば
ね55、56は限定的なものではないこと、およびナッ
クル継手の開位置(すなわち、図3に示す位置)にレバ
ー44を弾性力で戻す他のあらゆる手段を使用して、同
時に、ナックル継手をその開位置に、また、ブレーキを
その動作位置に戻すことができることを指摘しておく必
要がある。
【0067】特に、ブレーキの鋤状部の後部に生じる衝
撃に対抗して装置を保護するよう、ブレーキの動作位置
への運動をストッパーによって制限するのが好ましい。
図5および図6に、このようなストッパーを示す。すな
わち、レバー44と一体で、かつ軸40の後部でこの軸
に近接する位置にある爪状部材46である。この爪状部
材は、ナックル継手41がその最大開位置に達すると
き、揺動部材35の分岐部35bを上から押さえる。
撃に対抗して装置を保護するよう、ブレーキの動作位置
への運動をストッパーによって制限するのが好ましい。
図5および図6に、このようなストッパーを示す。すな
わち、レバー44と一体で、かつ軸40の後部でこの軸
に近接する位置にある爪状部材46である。この爪状部
材は、ナックル継手41がその最大開位置に達すると
き、揺動部材35の分岐部35bを上から押さえる。
【0068】他の好ましい一実施態様によれば、制動装
置は、更に、ブレーキ・アームを休止位置に引っ込める
ための手段(すなわち、スキー板の長手方向軸に向かっ
てブレーキ・アームをこの休止位置に戻すための手段)
を有する。図13および図14を見ると、ブレーキ・ア
ーム10、11は、ケース44によって画定される面に
おいて、セグメント10c、11cが貫通する開口部7
0のまわりで揺動することができる。また、ケース44
の前部分は2の開口部72、73を有し、ばね55、5
6がこれら開口部を貫通して、開口部70に対し内側へ
セグメント10c、11cを支承させる。従って、図1
3に略示するように、ばね55、56はレバー44に対
する作用と、スキー板の長手方向軸に対してブレーキ・
アーム10、11を遠ざけようとするブレーキ・アーム
に対する作用とを、同時に、有する。この遠ざけられた
位置は、とりわけ、ナックル継手の開位置に相当する。
この位置において、セグメント10c、11cの両端は
スロット50の後端に対して支承される。これにより、
ブレーキ・アーム10、11が更に遠ざけられる。この
離間動作はケースの内側に位置するピン75、76によ
って制限するのが好ましい。
置は、更に、ブレーキ・アームを休止位置に引っ込める
ための手段(すなわち、スキー板の長手方向軸に向かっ
てブレーキ・アームをこの休止位置に戻すための手段)
を有する。図13および図14を見ると、ブレーキ・ア
ーム10、11は、ケース44によって画定される面に
おいて、セグメント10c、11cが貫通する開口部7
0のまわりで揺動することができる。また、ケース44
の前部分は2の開口部72、73を有し、ばね55、5
6がこれら開口部を貫通して、開口部70に対し内側へ
セグメント10c、11cを支承させる。従って、図1
3に略示するように、ばね55、56はレバー44に対
する作用と、スキー板の長手方向軸に対してブレーキ・
アーム10、11を遠ざけようとするブレーキ・アーム
に対する作用とを、同時に、有する。この遠ざけられた
位置は、とりわけ、ナックル継手の開位置に相当する。
この位置において、セグメント10c、11cの両端は
スロット50の後端に対して支承される。これにより、
ブレーキ・アーム10、11が更に遠ざけられる。この
離間動作はケースの内側に位置するピン75、76によ
って制限するのが好ましい。
【0069】ナックル継手が平坦になる位置において、
ブレーキ・アームのセグメント10c、11cの両端は
スロット50の前端に対して支承され、これにより、ブ
レーキ・アームはレバー44によって画定される面にお
いて開口部70のまわりで枢動する。この位置におい
て、ブレーキ・アームはスキー板の長手方向軸に近づ
く。
ブレーキ・アームのセグメント10c、11cの両端は
スロット50の前端に対して支承され、これにより、ブ
レーキ・アームはレバー44によって画定される面にお
いて開口部70のまわりで枢動する。この位置におい
て、ブレーキ・アームはスキー板の長手方向軸に近づ
く。
【0070】セグメント10c、11cがスロット50
の前端を押すのは、ナックル継手を平坦にする動作の最
後においてのみである。すなわち、ブレーキの引っ込み
が生ずるのは、ブレーキ・アームがスキー板の上面より
も上方へ該腕を戻すための回転運動を行った後である。
ナックル継手41が平坦になる位置とその開位置との間
の中間位置にあるとき、セグメント10c、11cに弾
性作用を及ぼすのはばね55、56である。この作用に
よって、ブレーキ・アーム10、11はスキー板の長手
方向軸から離れようとする。
の前端を押すのは、ナックル継手を平坦にする動作の最
後においてのみである。すなわち、ブレーキの引っ込み
が生ずるのは、ブレーキ・アームがスキー板の上面より
も上方へ該腕を戻すための回転運動を行った後である。
ナックル継手41が平坦になる位置とその開位置との間
の中間位置にあるとき、セグメント10c、11cに弾
性作用を及ぼすのはばね55、56である。この作用に
よって、ブレーキ・アーム10、11はスキー板の長手
方向軸から離れようとする。
【0071】当然のことながら、既に説明した引込み手
段は限定的なものではなく、他の手段(とりわけ、ブレ
ーキのセグメント10a、11aの箇所に作用する手
段)を使用してもよい。
段は限定的なものではなく、他の手段(とりわけ、ブレ
ーキのセグメント10a、11aの箇所に作用する手
段)を使用してもよい。
【0072】図10は、連結手段の箇所における本装置
の構造の他の一変形態様を示す。この態様によれば、揺
動部材35を支承するシム38は、後方へ向けて、長手
方向のストッパー76を有する。靴が及ぼす押圧力Pに
よって揺動部材35が回転付勢を受けると、この長手方
向ストッパー76は揺動部材35の回転によって誘発さ
れる後方への長手方向押圧力を吸収する。前述の場合と
逆に、この押圧力は、後部ヒンジ連結軸20にではな
く、シム38の箇所でスキー板に伝達される。従って、
揺動部材35によって誘発されるスキー板の後部上の曲
げモーメントが減少し、前部連結部材41によってスキ
ー板の前端に誘発される曲げモーメントが増加する。
の構造の他の一変形態様を示す。この態様によれば、揺
動部材35を支承するシム38は、後方へ向けて、長手
方向のストッパー76を有する。靴が及ぼす押圧力Pに
よって揺動部材35が回転付勢を受けると、この長手方
向ストッパー76は揺動部材35の回転によって誘発さ
れる後方への長手方向押圧力を吸収する。前述の場合と
逆に、この押圧力は、後部ヒンジ連結軸20にではな
く、シム38の箇所でスキー板に伝達される。従って、
揺動部材35によって誘発されるスキー板の後部上の曲
げモーメントが減少し、前部連結部材41によってスキ
ー板の前端に誘発される曲げモーメントが増加する。
【0073】必要に応じて、長手方向のシム76が揺動
部材35の後端に対して長手方向の可変位置をとること
ができ、その結果、所定の回転後にのみ該揺動部材がシ
ム76を押すようになる。
部材35の後端に対して長手方向の可変位置をとること
ができ、その結果、所定の回転後にのみ該揺動部材がシ
ム76を押すようになる。
【0074】図11は、他の一変形実施態様を示す。こ
の態様によれば、シム38上にある揺動部材35の支点
は長手方向に移動できる。これにより、揺動部材が支承
されるレバー・アームを変えて、軸25、40の運動を
生じさせることができる。支点を後方へ移動すると、前
部連結部材と後部連結部材に対して揺動部材35が及ぼ
す押圧力の作用が増大する。逆に、シム38上にある揺
動部材の支点を前方へ移動させると、該揺動部材の作用
が減少する。
の態様によれば、シム38上にある揺動部材35の支点
は長手方向に移動できる。これにより、揺動部材が支承
されるレバー・アームを変えて、軸25、40の運動を
生じさせることができる。支点を後方へ移動すると、前
部連結部材と後部連結部材に対して揺動部材35が及ぼ
す押圧力の作用が増大する。逆に、シム38上にある揺
動部材の支点を前方へ移動させると、該揺動部材の作用
が減少する。
【0075】図11に示す調節手段は、後部締め具要素
の基板18に長手方向の溝77を含む。シム38はこの
溝に沿って移動するとともに、ねじ78によって固定す
ることができる。
の基板18に長手方向の溝77を含む。シム38はこの
溝に沿って移動するとともに、ねじ78によって固定す
ることができる。
【0076】当然のことながら、他のあらゆる手段を使
用することができる。
用することができる。
【0077】図12も他の一変形実施態様を示す。この
態様によれば、連結手段は、締め具要素あるいはその底
板に作用を与えることなしに、スキー板の底板に直接連
結される。この図は、上述の前部連結部材41に類似し
た連結部材81を示す。該連結部材81は、その前部分
において、補剛用帯板82にヒンジ連結される。この補
剛用帯板は前部締め具要素3の基板84の下を自在に通
過し、かつ前方へ伸び出ており、この箇所において、そ
の端部85が底板1の上面に一体連結される。連結部材
81と前部帯板82間のヒンジ連結は適宜な手段(例え
ば、水平横断方向ヒンジ連結軸86)によって行われ
る。
態様によれば、連結手段は、締め具要素あるいはその底
板に作用を与えることなしに、スキー板の底板に直接連
結される。この図は、上述の前部連結部材41に類似し
た連結部材81を示す。該連結部材81は、その前部分
において、補剛用帯板82にヒンジ連結される。この補
剛用帯板は前部締め具要素3の基板84の下を自在に通
過し、かつ前方へ伸び出ており、この箇所において、そ
の端部85が底板1の上面に一体連結される。連結部材
81と前部帯板82間のヒンジ連結は適宜な手段(例え
ば、水平横断方向ヒンジ連結軸86)によって行われ
る。
【0078】図14を参照すると、連結部材81の後部
分は上記の揺動部材35と同種の揺動部材87に連結さ
れている。この揺動部材の水平分岐部87bはスキー板
の底板1と一体のシム88を押圧する。該連結部材81
は揺動部材87の垂直分岐部87aの上部分に位置する
水平横断方向軸89を介して揺動部材87に連結され
る。軸89のほぼ下方にある軸90は、更に、揺動部材
87を、スライドガイド17にではなく、補剛用帯板9
1に連結する。この補剛用帯板はスキー板の後方に延在
し、この箇所において該帯板の端部92が底板1に一体
連結される。図示の例において、揺動部材35と後部帯
板91間の連結は該帯板91の前端に一体連結された先
端部材91aを介して確実に行われる。この後部補剛用
帯板91は後部締め具要素4を担持する基板93aを長
手方向に自在に貫通する。この場合、基板と締め具のス
ライドガイドは一体である。すなわち、締め具本体は、
もはや、スキー板の中央長手方向垂直面において揺動し
ない。
分は上記の揺動部材35と同種の揺動部材87に連結さ
れている。この揺動部材の水平分岐部87bはスキー板
の底板1と一体のシム88を押圧する。該連結部材81
は揺動部材87の垂直分岐部87aの上部分に位置する
水平横断方向軸89を介して揺動部材87に連結され
る。軸89のほぼ下方にある軸90は、更に、揺動部材
87を、スライドガイド17にではなく、補剛用帯板9
1に連結する。この補剛用帯板はスキー板の後方に延在
し、この箇所において該帯板の端部92が底板1に一体
連結される。図示の例において、揺動部材35と後部帯
板91間の連結は該帯板91の前端に一体連結された先
端部材91aを介して確実に行われる。この後部補剛用
帯板91は後部締め具要素4を担持する基板93aを長
手方向に自在に貫通する。この場合、基板と締め具のス
ライドガイドは一体である。すなわち、締め具本体は、
もはや、スキー板の中央長手方向垂直面において揺動し
ない。
【0079】後部および前部補剛用帯板82、91は、
これらが定める長手方向に沿った圧縮付勢に耐えること
ができるなんらかの適宜な材料で製作される。前端およ
び後端85、92はなんらかの適宜な手段(例えば、接
着、溶着、またはねじ留め、あるいは底板と一体の取付
け先端部材)によって底板の上面に一体連結される。場
合により、これら帯板の両端部と底板の上面との間に緩
衝材の層を挿入する。前部および後部帯板の両端部8
5、92は、それぞれ、前部締め具要素とトップベンド
との間、ならびに、後部締め具とテールとの間に位置す
る。例えば、これら両端部は底板1の前方四半分の部分
と後方四半分の部分に位置する。
これらが定める長手方向に沿った圧縮付勢に耐えること
ができるなんらかの適宜な材料で製作される。前端およ
び後端85、92はなんらかの適宜な手段(例えば、接
着、溶着、またはねじ留め、あるいは底板と一体の取付
け先端部材)によって底板の上面に一体連結される。場
合により、これら帯板の両端部と底板の上面との間に緩
衝材の層を挿入する。前部および後部帯板の両端部8
5、92は、それぞれ、前部締め具要素とトップベンド
との間、ならびに、後部締め具とテールとの間に位置す
る。例えば、これら両端部は底板1の前方四半分の部分
と後方四半分の部分に位置する。
【0080】この異なる構造態様は、前方および後方へ
の長手方向押圧力が、締め具要素の基板にではなく、前
端85および後端92の箇所において底板1自体に伝達
される点を除き、既に説明したものと同様に機能する。
これらの押圧力は、該箇所において、スキー板の底板の
トップベンドまたはテールを雪に入り込ませようとする
曲げモーメントを発生する。
の長手方向押圧力が、締め具要素の基板にではなく、前
端85および後端92の箇所において底板1自体に伝達
される点を除き、既に説明したものと同様に機能する。
これらの押圧力は、該箇所において、スキー板の底板の
トップベンドまたはテールを雪に入り込ませようとする
曲げモーメントを発生する。
【0081】前部および後部帯板82、91は、スキー
板の前方から後方へ、あるいは、その逆の方向に、底板
1の端部が受ける外力を伝達する役割も果たす。
板の前方から後方へ、あるいは、その逆の方向に、底板
1の端部が受ける外力を伝達する役割も果たす。
【0082】例えば、底板の前端が受ける上方への屈曲
外力は、前部帯板82に後方へ向けられた長手方向押圧
力を発生させ、この押圧力は連結部材81と揺動部材8
7に伝達される。この揺動部材が枢動しない場合には、
この外力全部を後部帯板91に伝達する。この箇所にお
いて、該押圧力は底板の後端を雪に入り込ませようとす
る曲げモーメントを発生する。逆に、底板の後端の屈曲
外力は、前方へ伝達される。こり構造により、雪面にお
ける底板の圧力の局所的増大を均衡させることができ
る。
外力は、前部帯板82に後方へ向けられた長手方向押圧
力を発生させ、この押圧力は連結部材81と揺動部材8
7に伝達される。この揺動部材が枢動しない場合には、
この外力全部を後部帯板91に伝達する。この箇所にお
いて、該押圧力は底板の後端を雪に入り込ませようとす
る曲げモーメントを発生する。逆に、底板の後端の屈曲
外力は、前方へ伝達される。こり構造により、雪面にお
ける底板の圧力の局所的増大を均衡させることができ
る。
【0083】前部および後部帯板81、91は、底板の
前端および後端が受ける垂直振動を緩衝する役割をも果
たす。実際、これらの帯板は垂直方向の弾性屈曲特性を
有するのが好ましい。
前端および後端が受ける垂直振動を緩衝する役割をも果
たす。実際、これらの帯板は垂直方向の弾性屈曲特性を
有するのが好ましい。
【0084】同様に、前部および後部締め具要素の基板
84、93が、補剛用帯板82、91に部分的に重なり
合うことを付言しておく。これら基板はこれら帯板を案
内する機能を有し、とりわけ、これら帯板は圧縮外力の
作用による座屈を防止する。しかしながら、該基板8
4、93は底板と一体であり、この結果、靴と底板との
間で応力が良好に伝達される。
84、93が、補剛用帯板82、91に部分的に重なり
合うことを付言しておく。これら基板はこれら帯板を案
内する機能を有し、とりわけ、これら帯板は圧縮外力の
作用による座屈を防止する。しかしながら、該基板8
4、93は底板と一体であり、この結果、靴と底板との
間で応力が良好に伝達される。
【0085】上記の場合のような変形態様において、長
手方向のストッパーは揺動部材87の後方への運動を制
限し、この箇所において、該揺動部材87によって誘発
される後方への長手方向押圧力をスキー板に戻すように
することもできる。
手方向のストッパーは揺動部材87の後方への運動を制
限し、この箇所において、該揺動部材87によって誘発
される後方への長手方向押圧力をスキー板に戻すように
することもできる。
【0086】図15も他の一変形実施態様を示し、これ
によれば、ナックル継手41の開位置への弾性復帰は捻
ればねによって行われる。このばねは既に述べた押圧ば
ね55、56の代わりとなる。
によれば、ナックル継手41の開位置への弾性復帰は捻
ればねによって行われる。このばねは既に述べた押圧ば
ね55、56の代わりとなる。
【0087】同図は、また、ナックル継手41を構成す
る2のレバー93、94を示す。これらのレバーは、レ
バー94の主要部分によって画定される面に対して下方
へずれた軸95を中心としてヒンジ連結される。この軸
95はレバー94によって担持され、かつ、その端部は
レバー93の後部にある側方スロット内で移動する。
る2のレバー93、94を示す。これらのレバーは、レ
バー94の主要部分によって画定される面に対して下方
へずれた軸95を中心としてヒンジ連結される。この軸
95はレバー94によって担持され、かつ、その端部は
レバー93の後部にある側方スロット内で移動する。
【0088】ナックル継手が平坦になる場合(すなわ
ち、図15に示す位置を取る場合)、ナックル継手の前
端97はレバー93の垂直支承面98に押しつけられ
て、これら2のレバーを長手方向に沿って結合する。す
なわち、一方のレバーから他方のレバーまで長手方向の
押圧力を伝達する。
ち、図15に示す位置を取る場合)、ナックル継手の前
端97はレバー93の垂直支承面98に押しつけられ
て、これら2のレバーを長手方向に沿って結合する。す
なわち、一方のレバーから他方のレバーまで長手方向の
押圧力を伝達する。
【0089】図16に示す捻ればね96は、軸95に巻
き付けられる。このばねは、2の対称な巻線103、1
04と、中央ループ99と、2の自由端100、101
を有する。自由端100、101は、垂直支承面98の
区域において、レバー93に支承されるのに対し、中央
ループ99はレバー94の前端97で支承される。
き付けられる。このばねは、2の対称な巻線103、1
04と、中央ループ99と、2の自由端100、101
を有する。自由端100、101は、垂直支承面98の
区域において、レバー93に支承されるのに対し、中央
ループ99はレバー94の前端97で支承される。
【0090】ナックル継手の位置がどこにあろうとも、
ばね96はレバー93、94にナックル継手をその開位
置へ弾性的に戻すモーメントを及ぼす。
ばね96はレバー93、94にナックル継手をその開位
置へ弾性的に戻すモーメントを及ぼす。
【0091】前記の場合におけるように、レバー93は
受け板102を介して後方へ伸び出ており、かつ、この
受け板はナックル継手が平坦になる位置においてレバー
94の上方に延在する。
受け板102を介して後方へ伸び出ており、かつ、この
受け板はナックル継手が平坦になる位置においてレバー
94の上方に延在する。
【0092】同様に、レバー94は、既に説明したセグ
メント10a、10b、10c、11a、11b、11
cに類似するセグメント110a、110b、110
c、111a、111b、111cからなるブレーキ・
アーム110、111を担持する。
メント10a、10b、10c、11a、11b、11
cに類似するセグメント110a、110b、110
c、111a、111b、111cからなるブレーキ・
アーム110、111を担持する。
【0093】上部セグメント110c、111cは既に
説明したセグメント10c、11cよりも短い。実際、
これら上部セグメントはレバー93とレバー94間のヒ
ンジ連結軸の機能を有しない。
説明したセグメント10c、11cよりも短い。実際、
これら上部セグメントはレバー93とレバー94間のヒ
ンジ連結軸の機能を有しない。
【0094】図17において明らかなように、ブレーキ
のケースを構成するレバー94はその端部97に開口部
112を有し、この開口部を介してばね96のループ9
9が、スキー板によって画定される中央長手方向垂直面
の付近で、セグメント110c、111cに押しつけら
れるのが好ましい。
のケースを構成するレバー94はその端部97に開口部
112を有し、この開口部を介してばね96のループ9
9が、スキー板によって画定される中央長手方向垂直面
の付近で、セグメント110c、111cに押しつけら
れるのが好ましい。
【0095】このようにして、ブレーキ・アームに掛か
る押圧力はこれらブレーキ・アームを弾性力によって離
間した状態に保とうとする。
る押圧力はこれらブレーキ・アームを弾性力によって離
間した状態に保とうとする。
【0096】ブレーキを休止用の復帰位置に移すと、受
け板102の下部でレバー93の側方翼部に担持された
側方傾斜面115が、アーム110、111のセグメン
ト110a、110bの外側で、これらのセグメントを
押圧する。図17において矢印116、117で略示さ
れるこの動作は、ばね96の弾性戻し力に抗して、スキ
ー板の長手方向軸にブレーキ・アームを近づけようとす
る。
け板102の下部でレバー93の側方翼部に担持された
側方傾斜面115が、アーム110、111のセグメン
ト110a、110bの外側で、これらのセグメントを
押圧する。図17において矢印116、117で略示さ
れるこの動作は、ばね96の弾性戻し力に抗して、スキ
ー板の長手方向軸にブレーキ・アームを近づけようとす
る。
【0097】図18および図19は、他の一変形実施態
様に関するものである。この態様によれば、連結手段は
前部連結部材120のみを含む。この連結部材120は
既に説明したレバー43、44と同種の2のレバー12
3、124を含み、これら2のレバーは軸125を中心
として互いにヒンジ連結される。前端は図3および図4
を参照して説明したのと同じ要領で前部締め具要素に連
結される。すなわち、横断方向軸42を介して基板14
に連結される。
様に関するものである。この態様によれば、連結手段は
前部連結部材120のみを含む。この連結部材120は
既に説明したレバー43、44と同種の2のレバー12
3、124を含み、これら2のレバーは軸125を中心
として互いにヒンジ連結される。前端は図3および図4
を参照して説明したのと同じ要領で前部締め具要素に連
結される。すなわち、横断方向軸42を介して基板14
に連結される。
【0098】前述の場合と同様に、軸125はレバー1
24によって担持され、かつレバー123のスロット1
26内を移動する。ばね127は弾性力によって軸12
5を該スロット126の後端へ向けて押す。しかしなが
ら、これらのばねの代わりに、ばね96のようなばねを
用いたり、あるいはナックル継手を開位置に戻すための
他のなんらかの弾性戻し装置を用いてもよい。
24によって担持され、かつレバー123のスロット1
26内を移動する。ばね127は弾性力によって軸12
5を該スロット126の後端へ向けて押す。しかしなが
ら、これらのばねの代わりに、ばね96のようなばねを
用いたり、あるいはナックル継手を開位置に戻すための
他のなんらかの弾性戻し装置を用いてもよい。
【0099】ナックル継手が平坦になる位置において、
レバー124の前端128はレバー123の垂直支承面
129に接触する。
レバー124の前端128はレバー123の垂直支承面
129に接触する。
【0100】レバー124の自由後端は、揺動部材13
5の中央部分に位置する軸136を中心として、2の分
岐部を有するこの揺動部材135に接続される。
5の中央部分に位置する軸136を中心として、2の分
岐部を有するこの揺動部材135に接続される。
【0101】揺動部材135それ自体は、その上部に位
置するとともに後部基板14の側方翼部によって担持さ
れる軸137を中心としてヒンジ連結される。
置するとともに後部基板14の側方翼部によって担持さ
れる軸137を中心としてヒンジ連結される。
【0102】この揺動部材135は、後方へ向かう分岐
部135bを有し、この分岐部上には、後部スライドガ
イド127の前部が垂直方向に沿って乗る。後部締め具
要素4の本体が滑動するこのスライドガイドは、基板1
8に対して、その後部分に位置する軸20を中心として
ヒンジ連結される。
部135bを有し、この分岐部上には、後部スライドガ
イド127の前部が垂直方向に沿って乗る。後部締め具
要素4の本体が滑動するこのスライドガイドは、基板1
8に対して、その後部分に位置する軸20を中心として
ヒンジ連結される。
【0103】レバー123は、レバー124の上方で、
受け板138を介して後へ伸び出ている。
受け板138を介して後へ伸び出ている。
【0104】ナックル継手が平坦になる位置において、
靴は受け板138上で支承され、この受け板自体はスラ
イドガイド127の前部分上に支承される。
靴は受け板138上で支承され、この受け板自体はスラ
イドガイド127の前部分上に支承される。
【0105】靴による下方への垂直外力は感知手段13
8によって感知され、スライドガイド127を介して揺
動部材35に伝達される。この垂直外力は軸137を中
心として揺動部材135を枢動させようとし、これによ
り前部レバー123のヒンジ連結軸136を前方へ駆動
する。
8によって感知され、スライドガイド127を介して揺
動部材35に伝達される。この垂直外力は軸137を中
心として揺動部材135を枢動させようとし、これによ
り前部レバー123のヒンジ連結軸136を前方へ駆動
する。
【0106】これらの外力は前部基板の箇所において曲
げモーメントを誘発し、この曲げモーメントがスキー板
に伝達される。反力が軸137の箇所においてスキー板
に伝達される。
げモーメントを誘発し、この曲げモーメントがスキー板
に伝達される。反力が軸137の箇所においてスキー板
に伝達される。
【0107】前部連結部材内に誘発される予応力はレバ
ー124が支承面129に接触することによって、ま
た、ばね127の戻し力によって発生する。
ー124が支承面129に接触することによって、ま
た、ばね127の戻し力によって発生する。
【0108】当然のことながら、本説明は参考としての
み示したものであり、本発明の範囲を逸脱しない限り、
本発明の他の変形実施態様を採用することもできる。
み示したものであり、本発明の範囲を逸脱しない限り、
本発明の他の変形実施態様を採用することもできる。
【0109】とりわけ、長さ調節装置と共に説明した各
種の実施態様に設けて、このような連結手段を異なる長
さの靴に適応できるようにしてもよい。
種の実施態様に設けて、このような連結手段を異なる長
さの靴に適応できるようにしてもよい。
【図1】本発明の非限定的な第一実施態様による装置を
備えたスキー板の全体側面図である。
備えたスキー板の全体側面図である。
【図2】図1に示した装置の上面図である。
【図3】図1に示した装置のシュー(滑走区域)におけ
る一部断面側面図である。
る一部断面側面図である。
【図4】本発明による装置の別の動作位置を示す、図3
に類似した図である。
に類似した図である。
【図5】後部締め具要素の区域における、図1の装置の
一部断面側面図である。
一部断面側面図である。
【図6】本発明の装置に装備する連結手段の要部分解斜
視図である。
視図である。
【図7】本発明による装置の別の動作位置を示す、図5
に類似した側面図である。
に類似した側面図である。
【図8】本発明の好ましい実施態様によるブレーキの作
動方式を示す要部概略図である。
動方式を示す要部概略図である。
【図9】本発明の好ましい実施態様によるブレーキの作
動方式を示す要部概略図である。
動方式を示す要部概略図である。
【図10】他の一実施態様を示す要部断面側面図であ
る。
る。
【図11】他の一実施態様を示す要部断面側面図であ
る。
る。
【図12】本発明の第二実施態様による装置を備えたス
キー板の側面図である。
キー板の側面図である。
【図13】図9に示した装置の上面図である。
【図14】後部締め具要素の箇所における図1の装置の
一部断面側面図である。
一部断面側面図である。
【図15】連結手段の他の実施態様を示す要部断面側面
図である。
図である。
【図16】図15の連結手段に用いるばねの正面図であ
る。
る。
【図17】図15に示す実施態様のブレーキの作動方式
を示す要部概略図である。
を示す要部概略図である。
【図18】他の一実施態様を示す要部断面側面図であ
る。
る。
【図19】他の一実施態様を示す要部断面側面図であ
る。
る。
1 底板 2 シュー
(滑走区域) 3,4 締め具要
素 7,8 支承板 10,11,110,111 ブレーキ
・アーム(制動腕部) 10c,11c 末端セグ
メント(延長部) 14,18,93a 基板 17 スライド
ガイド(滑り溝) 20,25,40,42,45,89,95,125,
136,137 ヒンジ連結軸 28,29 細長孔 35,87,135 揺動部材 35a,35b,87a,87b,135a,135b
(揺動部材の)分岐部 38 支承用シ
ム 41,81,120 連結部材
(ナックル継手) 43,44,93,94,123,124 レバー 50 スロット 51,98,129 垂直支承
面(ストッパー) 52,97,128 (レバー
の)前端 55,56,96,127 ばね 60,102,138 受け板 75,76 ピン(ス
トッパー) 82,91 補剛用帯
板
(滑走区域) 3,4 締め具要
素 7,8 支承板 10,11,110,111 ブレーキ
・アーム(制動腕部) 10c,11c 末端セグ
メント(延長部) 14,18,93a 基板 17 スライド
ガイド(滑り溝) 20,25,40,42,45,89,95,125,
136,137 ヒンジ連結軸 28,29 細長孔 35,87,135 揺動部材 35a,35b,87a,87b,135a,135b
(揺動部材の)分岐部 38 支承用シ
ム 41,81,120 連結部材
(ナックル継手) 43,44,93,94,123,124 レバー 50 スロット 51,98,129 垂直支承
面(ストッパー) 52,97,128 (レバー
の)前端 55,56,96,127 ばね 60,102,138 受け板 75,76 ピン(ス
トッパー) 82,91 補剛用帯
板
Claims (14)
- 【請求項1】 滑走区域(2)の中央部に靴を保持する
ための少なくとも1の締め具要素(3、4)と、靴底が
乗る少なくとも1の支承板(7、8)とを備えた細長い
形状の底板(1)を有するスキー板、特にアルペンスキ
ー板の滑走面に対して加わる圧力の配分を変更するため
の装置において、 前記装置は以下のことを特徴とする: a) 靴からの垂直方向外力を感知できる感知部材(6
0、102、138)と、前記感知部材と前記スキー板
の底板(1)との間に設けた連結手段(17、35、4
1、81、82、87、91、120、127、13
5)とを含み、前記感知部材によって感知された下方へ
向かう靴の垂直押圧力の少なくとも一部分を曲げモーメ
ントの形で前記底板の両端の少なくとも一方へ伝達する
こと; b) 前記連結手段は、滑走を行なうためのゼロではな
い1つの所定値と滑走を行なうとき以外のゼロ値との間
で変化する予応力を、前記連結手段内に誘発するための
調節手段(43、44、55、56、93、94、9
6、123、124、127)を含むこと;および c) 前記連結手段が靴の有無を感知する作動手段を有
し、靴が締め具要素内に嵌入されるとき、自動的に前記
調節手段に予応力を掛けるように制御すること。 - 【請求項2】 前記連結手段が、水平横断方向軸(4
5、95、125)を中心として、開位置と平坦になる
位置との間を動く不安定ナックル継手のように、互いに
ヒンジ連結された2のレバー(43、44、93、9
4;123、124)を含むこと;前記各々のレバーの
自由端が水平横断方向軸(40、42)を中心として前
記連結手段の残余部分にヒンジ連結されること;前記レ
バーの一方が靴の有無を感知する感知手段(60、10
2、138)を担持し、靴が有る場合、前記感知手段上
に靴底の一端が乗ること;弾性戻し手段(55、56、
96、127)がナックル継手を開位置へ弾性的に復帰
させ、それにより靴が無い場合、前記ナックル継手自体
が開くこと;および 靴を締め具に嵌入することによ
り、前記ナックル継手を平坦にすることを特徴とする請
求項1による装置。 - 【請求項3】 前記ナックル継手が平坦になる位置にお
いて、一方のレバー(44、94、102)の端部(5
2、97、128)が、他方のレバー(43、93、12
3)の支承用ストッパー(51、98、129)に対し
て、長手方向に沿って支承されることを特徴とする請求
項2による装置。 - 【請求項4】 前記連結手段が、更に、調節手段に予応
力を掛けるための少なくとも1のばね(55、56、9
6、127)を含み、前記ナックル継手が平坦になると
き靴の存在によって決まる1の値と、前記ナックル継手
が開位置にあるとき靴の不在によるほぼゼロの値との間
で変化する予応力を掛けることを特徴とする請求項2に
よる装置。 - 【請求項5】 前記2のレバー(43、44;93、9
4;123、124)のヒンジ連結軸(45、95、1
25)が、該レバー(43、93、123)の内の1の
長手方向に沿って動くこと;および、前記ばね(55、
56、96、127)が、前記ナックル継手(41、1
20)をその開位置に弾性的に戻すよう、前記ヒンジ連
結軸(45、95、125)を該レバー(43、93、
123)の端部へ向けて押圧することを特徴とする請求
項4による装置。 - 【請求項6】 靴がスキー板にある場合、ナックル継手
(41、81、120)のレバー(43、44;93、
94;123、124)は、スキー板上にある靴によっ
て加えられる下方への垂直外力を感知することができ
る、垂直方向に沿って動く感知手段を構成し、かつ前記
連結手段(17、35、41、81、82、87、9
1、120、127、135)に前記外力を伝達するこ
とを特徴とする請求項2による装置。 - 【請求項7】 前記レバー(43、93、123)の内
の1が、受け板(60、102、138)を介して他の
レバー(44、94、124)までそのヒンジ連結部を
越えて伸び出ており、前記受け板はナックル継手が平坦
となる位置において前記他のレバーを覆い、それにより
靴底の後端が乗る支承板を構成することを特徴とする請
求項2による装置。 - 【請求項8】 前記レバー(44、94、124)の内
の1が少なくとも1のブレーキ・アーム(10、11、
110、111)を担持し、該アームと共に、前記揺動
部材(35、87、135)に対するヒンジ連結軸(4
0、136)を中心とする回転において、前記ブレーキ
・アーム(10、11、110、111)が前記ナックル
継手の平坦になる位置に対応して持ち上げられる休止位
置と、前記ブレーキ・アームが前記ナックル継手の開位
置に対応してスキー板の下面下に突出する作動位置との
間で、該ブレーキ・アームを駆動することを特徴とする
請求項2による装置。 - 【請求項9】 予応力を掛けるためのばね(55、5
6、96、127)が、更に、前記ブレーキ・アーム(1
0、11)の作動位置へ向けて、該アームに戻し用エネ
ルギーを供給することを特徴とする請求項4または8に
よる装置。 - 【請求項10】 少なくとも1の締め具要素によってス
キー板に保持された靴がスキー板から外れる場合、スキ
ー板の動きを止めるためのスキー用制動装置において、 前記制動装置は、スキー板の底板の下面下に突出する作
動位置と前記スキー板の底板の側縁に沿って上昇する休
止位置との間で動く少なくとも1のブレーキ・アーム
(10、11、110、111)と;靴が締め具要素に
嵌入されるとき、前記ブレーキ・アームをその作動位置
から休止位置まで移動させるための作動手段、および、
靴が外れるとき、該ブレーキ・アームを作動位置へ弾性
的に戻すためのエネルギー付与手段とを含み、 更に、前記作動装置は、水平横断方向軸(45、95、1
25)を中心として、開位置とスキー板の底板の上面に
対して平坦になる位置との間で、靴の作用により動く不
安定ナックル継手のように、互いにヒンジ連結された2
のレバー(43、44;93、94;123、124)
からなる組立体を含むこと;前記レバー(43、12
3、124)の1が前記ブレーキ・アーム(10、1
1、110、111)を担持すること;および前記2の
レバーが、更に、連結部材(17、35、41、81、
82、87、91、120、127、135)を介して
スキー板の底板(1)に接続され、靴が締め具要素
(3、4)に嵌入されるとき、前記レバーには調節用の
予応力が発生して、前記ナックル継手を平坦になる位置
へ作動させることを特徴とするスキー用制動装置。 - 【請求項11】 前記ナックル継手の平坦になる位置に
おいて、前記2のレバー(43、44)が、靴によって
スキー板の底板に加えられる垂直方向の外力に応答し
て、垂直方向に沿って動くこと;および連結手段が手段
(35、41、17、87、82、91)を含み、前記
2のレバーが受ける垂直方向の外力をスキー板の一端へ
向けられた少なくとも1の押圧力に変換することを特徴
とする請求項10によるスキー用制動装置。 - 【請求項12】 前記連結手段が、更に、ブレーキ・ア
ーム(10、11)のための引込み手段を有し、前記引
込み手段は、制動装置が休止のための持ち上がり位置に
移るとき、スキー板の長手方向軸へ向けて前記ブレーキ
・アームを近付けることを特徴とする請求項10による
スキー用制動装置。 - 【請求項13】 請求項1ないし9のいずれか1によ
る、スキー板の底板(1)が雪に及ぼす圧力を配分する
ための装置を有することを特徴とする、靴を保持する少
なくとも1の締め具要素(3、4)が取り付けられる底
板(1)を含むスキー板、特にアルペンスキーを行なう
ためのスキー板。 - 【請求項14】 請求項10、11、または12のいず
れか1による、締め具要素(3、4)によって保持され
る靴がスキー板から外れる場合、スキー板の動きを制止
するためのスキー用制動装置を有することを特徴とす
る、靴を保持する少なくとも1の締め具要素(3、4)
が取り付けられる底板(1)を含むスキー板、特にアル
ペンスキーを行なうためのスキー板。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9201958 | 1992-02-18 | ||
FR9201958A FR2687325B1 (fr) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | Dispositif visant a modifier la repartition naturelle d'un ski sur sa surface de glisse, et ski equipe d'un tel dispositif. |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH067494A true JPH067494A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=9426853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5025125A Withdrawn JPH067494A (ja) | 1992-02-18 | 1993-02-15 | スキー板の滑走面に対して加わる圧力の自然な配分を変更するための装置ならびに該装置を装備したスキー板 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5397149A (ja) |
EP (1) | EP0556610B1 (ja) |
JP (1) | JPH067494A (ja) |
AT (1) | ATE161201T1 (ja) |
DE (1) | DE69315719T2 (ja) |
FR (1) | FR2687325B1 (ja) |
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US5566966A (en) * | 1991-08-27 | 1996-10-22 | Salomon S.A. | Device for modifying the pressure distribution of a ski along its sliding surface |
FR2686798B1 (fr) * | 1992-01-31 | 1994-03-25 | Salomon Sa | Dispositif visant a modifier la repartition d'un ski sur sa surface de glisse et ski equipe d'un tel dispositif. |
FR2686799B1 (fr) * | 1992-01-31 | 1994-03-25 | Salomon Sa | Dispositif visant a modifier la repartition d'un ski sur sa surface de glisse et ski equipe d'un tel dispositif. |
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1993
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